JP3878754B2

JP3878754B2 - Pneumatic radial tire

Info

Publication number: JP3878754B2
Application number: JP28268698A
Authority: JP
Inventors: 俊之池田; 紳也張替
Original assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Current assignee: Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date: 1998-10-05
Filing date: 1998-10-05
Publication date: 2007-02-07
Anticipated expiration: 2018-10-05
Also published as: JP2000108611A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、補強コードにゴム被覆した帯状体をタイヤ周方向にジグザグ状に折り返してベルト層を構成した空気入りラジアルタイヤに関し、更に詳しくは、折り返しベルト構造が本来有している良好な高速耐久性を維持しながら、ユニフォミティーを向上することを可能にした空気入りラジアルタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、空気入りラジアルタイヤのベルト層は、複数本の引き揃えられたスチールコードに未加硫ゴムを含浸するようにカレンダー処理した帯状体をバイアスカットし、このバイアスカットされた帯片を幅方向で接合して長尺のベルト材として巻き取り、これを使用時に巻き出してベルト層の長さに切断し、台タイヤの外周に端部同士が一部オーバーラップするようにスプライスさせて巻き付け、少なくとも２層をスチールコードが層間で互いに交差するように積層した構造になっている。
【０００３】
しかし、このような構成のベルト層は、そのタイヤ幅方向両端部にスチールコードの切断端が形成され、その切断端への応力集中によりゴムとスチールコードのエッジ部との間にセパレーションを招き易い。しかも、このエッジセパレーションは、速度が上がる程顕著に現れるため高速耐久性が劣るという欠点があった。
【０００４】
そこで、上記対策として、１本又は複数本の引き揃えられたスチールコードを埋設した帯状体をベルト幅方向の両端部間で折り返しながらタイヤ周方向に巻き付けることによりベルト層を形成し、該ベルト層の端部にスチールコードの切断端を位置させないようにして耐エッジセパレーション性を向上する技術が提案されている。
【０００５】
しかしながら、上記折り返しベルト構造では、図１２に示すように、帯状体Ｓをタイヤ１周で所定の間隔だけタイヤ周方向Ｔにずれるように配置しながら、タイヤ１周当たりの折り返し周期を実質的に整数にすることによりベルト層１１を連続的に形成している。そのため、ベルト層１１においては、帯状体Ｓの傾斜方向が互いに異なり、ベルト幅を高さとする２等辺三角形の領域からなるＬ貼り層１２とＲ貼り層１３とが交互に繰り返されるため、ベルト層１１が貼り模様に起因する剛性変動を有し、タイヤのユニフォミティーが悪くなるという問題があった。
【０００６】
上記貼り模様に起因する剛性変動を緩和するために、ベルト層を２セット使用し、それらの貼り模様を互いに半周期ずらして配置することが可能である。しかし、この場合、プライ数の増加によるベルト層の厚肉化によりタイヤの重量が増大し、それにより高速耐久性も低下してしまう。
【０００７】
また、ベルト層を構成する帯状体のタイヤ１周における折り返し周期を多くすることで貼り模様を細分化することが可能である。しかし、この場合は、ベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度が大きくなり過ぎてしまい、ベルト層に要求されるタガ効果を得ることが得ることができない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、折り返しベルト構造が本来有している良好な高速耐久性を維持しながら、ユニフォミティーを向上することを可能にした空気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッド部におけるカーカス層の外周側に、１本又は複数本の補強コードにゴム被覆した帯状体からなるベルト層を設け、該帯状体をベルト幅方向端部での折り返しを伴いながらベルト幅方向へ周期的に振幅させつつタイヤ周方向に巻き付けた空気入りラジアルタイヤにおいて、前記帯状体をタイヤ１周にわたって巻き付けた時の折り返し周期を分数形式にし、前記ベルト層のベルト周長Ｌに対して、前記帯状体がベルト幅方向の一端から他端を経由して再び一端へ至るまでのタイヤ周方向の折り返し長さＬ0 と、隣り合う帯状体のタイヤ周方向の間隔σとを、前記分数形式の折り返し周期が任意の自然数Ｍ，ＮからなるＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）の場合には下記(1) 式を満足し、Ｍ＋１／（Ｎ＋１）の場合には下記(2) 式を満足するようにしたことを特徴とするものである。
【００１０】
（Ｎ＋１）×Ｌ＋σ＝Ｌ0 ｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋Ｎ｝…(1)
（Ｎ＋１）×Ｌ−σ＝Ｌ0 ｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋１｝…(2)
但し、Ｎ＝３又はＮ＝５とする。
このように帯状体をタイヤ１周にわたって巻き付けた時の折り返し周期を分数形式にし、ベルト層の折り返し長さＬ0 と、隣り合う帯状体のタイヤ周方向の間隔σとを、上記(1) 式又は(2) 式に基づいて特定することにより、ベルト層に現れる貼り模様を細分化してユニフォミティーを向上することでき、しかもベルト層のコード角度を適正範囲に留めて折り返しベルト構造が本来有している良好な高速耐久性を維持することが可能になる。
【００１１】
本発明において、前記ベルト層のベルト幅Ｗを、前記分数形式の折り返し周期がＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）の場合には下記(3) 式を満足し、Ｍ＋１／（Ｎ＋１）の場合には下記(4) 式を満足するように設定することが好ましい。
【００１２】
0.47≦２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋Ｎ｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ＋σ｝≦1.00…(3)
0.47≦２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋１｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ−σ｝≦1.00…(4)
但し、Ｎ＝３又はＮ＝５とする。
一般にコードを層間で互いに交差するようにしたバイアス積層板は、面方向の引っ張り張力を受けると捩じれ変形を生じ、この捩じれ変形が引っ張り方向に対するコード角度を１５°付近としたときに最も大きくなる。これに対して、特異角５４．７°（補角３５．３°）では引っ張り張力による捩じれ変形が生じないことが知られている。従って、ベルト層のコード角度を上記特異角又はその補角に近付けることにより、折り返しベルト構造における面外への凹凸の発生を抑制し、ユニフォミティーの向上に寄与する。
【００１３】
しかしながら、ベルト層の剛性はそのコード角度に大きく依存し、タイヤ周方向に対するコード角度を５４．７°付近にするとベルト本来の機能であるタガ効果を確保できない。そのため、ベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度は上記補角付近を選択し、２５〜４５°（３５±１０°）の範囲にすることが好ましい。なお、このコード角度は従来のベルト構造で使用している角度に比べて大きくベルト剛性を適度に低下させるため、上述のような折り返しベルト構造を形成しても乗心地の悪化や転がり抵抗の増大を起こさないという利点がある。
【００１４】
ここで、ベルト層のタイヤ周方向に対するコード角度をθとすると、ベルト幅ＷはＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）の場合には下記(5) 式を満足し、Ｍ＋１／（Ｎ＋１）の場合には下記(6) 式を満足する。
【００１５】
ｔａｎθ＝２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋Ｎ｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ＋σ｝…(5)
ｔａｎθ＝２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋１｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ−σ｝…(6)
但し、Ｎ＝３又はＮ＝５とする。
そして、上記(5) 式及び(6) 式におけるコード角度θを２５〜４５°の範囲にすると、ｔａｎ（２５°）＝０．４７，ｔａｎ（４５°）＝１．００であるから、ベルト幅Ｗは上記(3) 式及び(4) 式となる。
【００１６】
従って、本発明では上記(1) 式及び(2) 式を満足することに加えて、上記(3) 式及び(4) 式を満足することにより、高速耐久性を損なうことなくタイヤのユニフォミティーを更に向上することができ、しかも良好な乗心地性と転がり抵抗を発揮することが可能になる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図１は本発明の空気入りラジアルタイヤの一例をタイヤセンターラインＣＬから片側だけを半断面にして示すものであり、１はトレッド部、２はビード部、３はサイドウォール部である。左右一対のビード部２，２間には複数本のカーカスコードをタイヤ径方向に配向してなるカーカス層４が装架されており、そのカーカス層４のタイヤ幅方向両端部４ａが、左右のビード部２に埋設したビードコア５の周りにビードフィラー６を挟み込むようにしてタイヤ内側から外側に折り返されている。
【００１８】
トレッド部１におけるカーカス層４の外周側には、ベルト層７がタイヤ１周にわたって埋設されている。このベルト層７は、図２に示すように、１本又は複数本の引き揃えられた補強コードｆを埋設した帯状体Ｓをベルト幅方向端部で折り返しながらベルト幅方向へ周期的に振幅させつつタイヤ周方向Ｔに巻き付けた構成になっている。ベルト層７の補強コードｆとしては、スチールコードのほか、芳香族ポリアミド繊維等の有機繊維コードを使用することができる。また、帯状体Ｓの幅は１〜３０ｍｍにするとよい。この帯状体Ｓの幅が３０ｍｍを超えるとベルトエッジ部の耐久性能が低下するので好ましくない。
【００１９】
本発明では、上記構成の空気入りラジアルタイヤにおいて、帯状体Ｓをタイヤ１周にわたって巻き付けた時の折り返し周期を分数形式にし、図３に示すように、ベルト層７のベルト周長Ｌに対して、帯状体Ｓがベルト幅方向の一端から他端を経由して再び一端へ至るまでのタイヤ周方向の折り返し長さＬ0 と、隣り合う帯状体のタイヤ周方向の間隔σとを、以下のように設定する。
【００２０】
帯状体Ｓはタイヤ１回転でＭ回（図３ではＭ＝２）と端数だけの折り返し往復を行う。この端数は帯状体Ｓがタイヤ１回転したときに、折り返し長さＬ0 をＮ＋１分割（図３ではＮ＝３）するようにずらして配置することによって生じるものである。即ち、この端数は折り返し長さＬ0 に対して概略的にＮ／（Ｎ＋１）で表現できるので、タイヤ１回転での折り返し周期はＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）と分数形式で表現できる。
【００２１】
ここで、ベルト層７を連続的に形成するために折り返し長さＬ0 は、帯状体Ｓが折り返し長さＬ0 をＮ＋１の区域に分割するように１周目（Ｓ１）から４周目（Ｓ４）まで回転した後、Ｎ＋１回転前に配置された帯状体Ｓに対して間隔σだけずれるように設定されている。即ち、１周目（Ｓ１）の巻き付け開始位置Ｓａと４周目（Ｓ４）の巻き付け終了位置Ｓｂとがタイヤ周方向に間隔σだけずれている。このように帯状体Ｓを配置していくことによって、図４に示すように、タイヤ周方向にもタイヤ幅方向にも貼り模様に違いで領域が分割されたベルト層７を形成することができる。
【００２２】
上述のように分数形式の折り返し周期が任意の自然数Ｍ，ＮからなるＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）の場合には、ベルト層７のベルト周長Ｌに対して、折り返し長さＬ0 と、隣り合う帯状体のタイヤ周方向の間隔σとは、下記(1) 式を満足するように設定する。
【００２３】
（Ｎ＋１）×Ｌ＋σ＝Ｌ0 ｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋Ｎ｝…(1)
上記巻き付け形態では、特定の帯状体ＳとそのＮ＋１回転前に配置された帯状体Ｓとの間隔σを帯状体Ｓの巻き付け方向の下流側に採っているが、この間隔σを図５のように帯状体Ｓの巻き付け方向とは反対側に採ることも可能である。この場合、タイヤ１回転での折り返し周期を分数形式で概略的に表現するとＭ＋１／（Ｎ＋１）となり、連続してベルト層７が形成される条件は下記(2) 式となる。
【００２４】
（Ｎ＋１）×Ｌ−σ＝Ｌ0 ｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋１｝…(2)
この場合も、Ｍ，Ｎを自然数とすることでタイヤ周方向にもタイヤ幅方向にも貼り模様の違いで領域が分割されたベルト層７を形成することができる。
【００２５】
また、図４に示すベルト層７は折り返し周期を２＋３／４としたものであるが、本発明では自然数Ｍ，Ｎを種々異ならせることにより、任意の折り返し周期を設定することが可能である。
【００２６】
図６（参考例）のベルト層７は、Ｍ＝３、Ｎ＝１とし、帯状体Ｓを略３＋１／２の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その２周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置を超えてタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００２７】
図７（参考例）のベルト層７は、Ｍ＝３、Ｎ＝２とし、帯状体Ｓを略３＋２／３の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その３周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置を超えてタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００２８】
図８のベルト層７は、Ｍ＝３、Ｎ＝３とし、帯状体Ｓを略３＋３／４の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その４周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置を超えてタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００２９】
図９のベルト層７は、Ｍ＝３、Ｎ＝３とし、帯状体Ｓを略３＋１／４の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その４周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置の手前側でタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００３０】
図１０のベルト層７は、Ｍ＝２、Ｎ＝５とし、帯状体Ｓを略２＋５／６の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その６周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置を超えてタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００３１】
図１１（参考例）のベルト層７は、Ｍ＝２、Ｎ＝２とし、帯状体Ｓを略２＋２／３の折り返し周期でタイヤ周方向に巻き付け、その３周（Ｎ＋１周）毎の巻き付け終了位置が巻き付け開始位置を超えてタイヤ周方向Ｔに間隔σだけずれるようになっている。
【００３２】
本発明において、ベルト層７のタイヤ周方向に対するコード角度θは２５〜４５°にすることが好ましい。このコード角度θを２５〜４５°の範囲にすることにより、ユニフォミティーを更に向上し、かつ乗心地性の向上と転がり抵抗の低減が可能になる。
【００３３】
上記コード角度θを２５〜４５°にするには、図２におけるベルト層７のベルト幅Ｗを、分数形式の折り返し周期がＭ＋Ｎ／（Ｎ＋１）の場合には下記(3) 式を満足し、Ｍ＋１／（Ｎ＋１）の場合には下記(4) 式を満足するように設定すればよい。
【００３４】
0.47≦２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋Ｎ｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ＋σ｝≦1.00…(3)
0.47≦２Ｗ×｛（Ｎ＋１）×Ｍ＋１｝／｛（Ｎ＋１）×Ｌ−σ｝≦1.00…(4)
【００３５】
【実施例】
タイヤサイズを１８５／６５Ｒ１４で共通にし、図１のタイヤ構造を有する乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいて、補強コードにゴム被覆した帯状体をベルト幅方向端部で折り返しながらベルト幅方向へ周期的に振幅させつつタイヤ周方向に巻き付けてベルト層を形成し、そのベルト層のコード角度θ、間隔σ、折り返し周期を表１のように種々異ならせた本発明タイヤ１〜３（図８〜図１０）と参考タイヤ１〜３（図６、図７、図１１）と従来タイヤ（図１２）を８本ずつ製作した。ベルト層は周長を１６９０ｍｍとし、ベルト幅を１４０ｍｍとし、エンド数が２８本／５０ｍｍとなるようにした。
【００３６】
【表１】

【００３７】
ユニフォミティー：
各試験タイヤをリムサイズ１４×５・1/2 ＪＪのホイールに組付け、空気圧を２００ｋＰａとして、直径１７０７mmの回転ドラムを備えたドラム試験機に装着し、ＪＡＳＯＣ６０７−８７の規格に準拠して試験を行い、ＲＦＶのＰＰ値（ピークからピークまでの値）を測定した。評価結果は従来タイヤの平均値を１００とする指数で評価した。この指数値が小さいほどユニフォミティーが優れている。
【００３８】
図１３から判るように、本発明タイヤ１〜６はいずれも従来タイヤに比べてユニフォミティーが優れていた。特に、本発明タイヤ１〜５はコード角度θが２５〜４５°の範囲にあるため本発明タイヤ６に比べて顕著な効果が得られた。
【００３９】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、トレッド部におけるカーカス層の外周側に、１本又は複数本の補強コードにゴム被覆した帯状体からなるベルト層を設け、該帯状体をベルト幅方向端部での折り返しを伴いながらベルト幅方向へ周期的に振幅させつつタイヤ周方向に巻き付けた空気入りラジアルタイヤにおいて、前記帯状体をタイヤ１周にわたって巻き付けた時の折り返し周期を分数形式にし、前記ベルト層のベルト周長Ｌに対して、前記帯状体がベルト幅方向の一端から他端を経由して再び一端へ至るまでのタイヤ周方向の折り返し長さＬ0 と、隣り合う帯状体のタイヤ周方向の間隔σとを特定することにより、ベルト層に現れる貼り模様を細分化してユニフォミティーを向上することでき、しかもベルト層のコード角度を適正範囲に留めて折り返しベルト構造が本来有している良好な高速耐久性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態からなる空気入りラジアルタイヤを示すタイヤ子午線半断面図である。
【図２】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいてベルト層を構成する帯状体を示すものであり、（ａ）は平面図、（ｂ）はＸ−Ｘ矢視断面図である。
【図３】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいてベルト層を構成する帯状体の巻き付け方法を展開して示す平面図である。
【図４】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を２＋３／４にしたベルト層を展開して示す平面図である。
【図５】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいてベルト層を構成する帯状体の他の巻き付け方法を部分的に展開して示す平面図である。
【図６】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を３＋１／２にしたベルト層（参考例）を展開して示す平面図である。
【図７】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を３＋２／３にしたベルト層（参考例）を展開して示す平面図である。
【図８】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を３＋３／４にしたベルト層を展開して示す平面図である。
【図９】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を３＋１／４にしたベルト層を展開して示す平面図である。
【図１０】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を２＋５／６にしたベルト層を展開して示す平面図である。
【図１１】本発明の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を２＋２／３にしたベルト層（参考例）を展開して示す平面図である。
【図１２】従来の空気入りラジアルタイヤにおいて帯状体の折り返し周期を３にしたベルト層を展開して示す平面図である。
【図１３】実施例におけるユニフォミティーの評価結果を示す図である。
【符号の説明】
１トレッド部
２ビード部
３サイドウォール部
４カーカス層
５ビードコア
６ビードフィラー
７ベルト層
Ｓ帯状体
ｆ補強コード
Ｔタイヤ周方向[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic radial tire in which a belt layer is formed by folding a belt-like body covered with rubber on a reinforcing cord in a zigzag shape in the circumferential direction of the tire, and more specifically, good high-speed durability that the folded belt structure originally has. The present invention relates to a pneumatic radial tire that is capable of improving uniformity while maintaining the performance.
[0002]
[Prior art]
In general, the belt layer of a pneumatic radial tire is obtained by bias-cutting a strip of calendered strips so that a plurality of aligned steel cords are impregnated with unvulcanized rubber. Joined with and wound up as a long belt material, unwound during use and cut into the length of the belt layer, spliced so that the ends overlap partly around the outer circumference of the base tire, and wound At least two layers are laminated so that steel cords cross each other between the layers.
[0003]
However, the belt layer having such a structure has steel cord cut ends formed at both ends in the tire width direction, and stress concentration on the cut ends tends to cause separation between the rubber and the edge portion of the steel cord. . Moreover, this edge separation has a drawback that high-speed durability is inferior because it appears more prominently as the speed increases.
[0004]
Therefore, as a countermeasure, a belt layer is formed by winding a belt-like body in which one or a plurality of aligned steel cords are embedded in the tire circumferential direction while turning back between both end portions in the belt width direction. There has been proposed a technique for improving edge separation resistance by preventing the cut end of the steel cord from being positioned at the end of the steel cord.
[0005]
However, in the above folding belt structure, as shown in FIG. 12, the belt-like body S is arranged so as to be displaced in the tire circumferential direction T by a predetermined interval around the tire, and the folding cycle per tire circumference is substantially reduced. By making it an integer, the belt layer 11 is formed continuously. For this reason, in the belt layer 11, since the inclination directions of the belt-like bodies S are different from each other and the L adhesive layer 12 and the R adhesive layer 13 made of an isosceles triangle region having a belt width as a height are alternately repeated, the belt layer 11 has a variation in rigidity caused by the pasting pattern, and there is a problem that the uniformity of the tire is deteriorated.
[0006]
In order to relieve the rigidity fluctuation caused by the above-mentioned pasted pattern, it is possible to use two sets of belt layers and arrange the pasted patterns so as to be shifted from each other by a half cycle. However, in this case, the weight of the tire increases due to the increase in the thickness of the belt layer due to the increase in the number of plies, thereby reducing the high-speed durability.
[0007]
Moreover, it is possible to subdivide the pasting pattern by increasing the turn-up cycle of the belt-shaped body constituting the belt layer around the circumference of the tire. However, in this case, the cord angle of the belt layer with respect to the tire circumferential direction becomes too large, and the tagging effect required for the belt layer cannot be obtained.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a pneumatic radial tire that can improve uniformity while maintaining good high-speed durability inherent in a folded belt structure.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The pneumatic radial tire of the present invention that achieves the above object is provided with a belt layer made of a belt-like body covered with rubber on one or a plurality of reinforcing cords on the outer peripheral side of the carcass layer in the tread portion, and the belt-like body is attached to the belt. In a pneumatic radial tire wound in the tire circumferential direction while periodically amplifying in the belt width direction with folding at the end in the width direction, the folding cycle when the belt-like body is wound around the entire circumference of the tire is set to a fractional format. The belt circumferential length L of the belt layer is such that the belt-like body has a turn-back length L0 in the tire circumferential direction from one end in the belt width direction to the other end through the other end, and the adjacent belt-like body. When the tire circumferential direction interval σ is M + N / (N + 1) in which the folding period in the fraction format is an arbitrary natural number M, N, the following equation (1) is satisfied, and M + 1 / ( If +1) is characterized in that so as to satisfy the following expression (2).
[0010]
(N + 1) × L + σ = L0 {(N + 1) × M + N} (1)
(N + 1) × L−σ = L0 {(N + 1) × M + 1} (2)
However, N = 3 or N = 5.
In this way, the folding cycle when the belt-like body is wound around the circumference of the tire is made into a fractional format, and the folding length L0 of the belt layer and the interval σ in the tire circumferential direction between the adjacent belt-like bodies are expressed by the above formula (1) or (2) By specifying based on the formula, it is possible to improve the uniformity by subdividing the paste pattern appearing in the belt layer, and the folded belt structure originally has the cord angle of the belt layer kept within an appropriate range. It will be possible to maintain good high speed durability.
[0011]
In the present invention, the belt width W of the belt layer satisfies the following expression (3) when the folding period of the fractional format is M + N / (N + 1), and the following (4) when M + 1 / (N + 1): It is preferable to set so as to satisfy the formula.
[0012]
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + N} / {(N + 1) × L + σ} ≦ 1.00 (3)
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + 1} / {(N + 1) × L−σ} ≦ 1.00 (4)
However, N = 3 or N = 5.
In general, a bias laminated plate in which cords cross each other between layers causes torsional deformation when subjected to a tensile tension in the surface direction, and the torsional deformation becomes the largest when the cord angle with respect to the tensile direction is set to around 15 °. On the other hand, it is known that torsional deformation due to tensile tension does not occur at a singular angle of 54.7 ° (complement angle of 35.3 °). Therefore, by causing the cord angle of the belt layer to approach the singular angle or its complementary angle, the occurrence of irregularities outside the surface in the folded belt structure is suppressed, contributing to improvement in uniformity.
[0013]
However, the rigidity of the belt layer greatly depends on the cord angle, and if the cord angle with respect to the tire circumferential direction is around 54.7 °, the tag effect that is the original function of the belt cannot be secured. Therefore, it is preferable that the cord angle of the belt layer with respect to the tire circumferential direction is in the range of 25 to 45 ° (35 ± 10 °) by selecting the vicinity of the complementary angle. This cord angle is larger than the angle used in the conventional belt structure, and the belt rigidity is moderately lowered. Therefore, even if the folded belt structure as described above is formed, the riding comfort is deteriorated and the rolling resistance is increased. There is an advantage that does not cause.
[0014]
Here, when the cord angle of the belt layer with respect to the tire circumferential direction is θ, the belt width W satisfies the following expression (5) when M + N / (N + 1), and the following (when M + 1 / (N + 1): 6) Equation is satisfied.
[0015]
tan θ = 2W × {(N + 1) × M + N} / {(N + 1) × L + σ} (5)
tan θ = 2W × {(N + 1) × M + 1} / {(N + 1) × L−σ} (6)
However, N = 3 or N = 5.
When the cord angle θ in the above equations (5) and (6) is in the range of 25 to 45 °, tan (25 °) = 0.47 and tan (45 °) = 1.00. The width W is expressed by the above equations (3) and (4).
[0016]
Therefore, in the present invention, in addition to satisfying the above expressions (1) and (2), satisfying the above expressions (3) and (4), the tire uniformity without impairing the high-speed durability. Can be further improved, and good riding comfort and rolling resistance can be exhibited.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the configuration of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows an example of a pneumatic radial tire according to the present invention in which only one side from the tire center line CL is shown as a half section, where 1 is a tread portion, 2 is a bead portion, and 3 is a sidewall portion. A carcass layer 4 in which a plurality of carcass cords are oriented in the tire radial direction is mounted between the pair of left and right bead portions 2 and 2, and both end portions 4 a in the tire width direction of the carcass layer 4 A bead filler 6 is sandwiched around a bead core 5 embedded in the bead portion 2 so as to be folded back from the tire inner side to the outer side.
[0018]
On the outer peripheral side of the carcass layer 4 in the tread portion 1, a belt layer 7 is embedded over the circumference of the tire. As shown in FIG. 2, the belt layer 7 periodically oscillates in the belt width direction while folding the belt-like body S in which one or more aligned reinforcing cords f are embedded at the end in the belt width direction. The structure is wound around the tire circumferential direction T. As the reinforcing cord f of the belt layer 7, an organic fiber cord such as an aromatic polyamide fiber can be used in addition to a steel cord. The width of the band S is preferably 1 to 30 mm. If the width of the belt-shaped body S exceeds 30 mm, the durability performance of the belt edge portion is deteriorated, which is not preferable.
[0019]
In the present invention, in the pneumatic radial tire having the above-described configuration, the folding cycle when the belt-like body S is wound around the entire circumference of the tire is set to a fractional format, and as shown in FIG. The turn-back length L0 in the tire circumferential direction from one end of the belt-like body S to the other end through the other end in the belt width direction and the interval σ in the tire circumferential direction between adjacent belt-like bodies are as follows: Set to.
[0020]
The belt-like body S makes a round trip back and forth as many as M times (M = 2 in FIG. 3) in one rotation of the tire. This fraction is generated by shifting the folding length L0 so as to be divided into N + 1 divisions (N = 3 in FIG. 3) when the belt-like body S makes one rotation of the tire. In other words, since this fraction can be represented approximately by N / (N + 1) with respect to the turnback length L0, the turnback cycle in one rotation of the tire can be expressed in a fractional form as M + N / (N + 1).
[0021]
Here, in order to form the belt layer 7 continuously, the turn-back length L0 is set so that the belt S divides the turn-up length L0 into N + 1 zones from the first turn (S1) to the fourth turn (S4). Is set so as to be shifted by an interval σ with respect to the strip S arranged before N + 1 rotation. That is, the winding start position Sa of the first round (S1) and the winding end position Sb of the fourth round (S4) are shifted by the interval σ in the tire circumferential direction. By arranging the strips S in this manner, as shown in FIG. 4, it is possible to form the belt layer 7 in which the region is divided depending on the pasting pattern both in the tire circumferential direction and in the tire width direction. .
[0022]
As described above, when the folding period in the fractional format is M + N / (N + 1) consisting of arbitrary natural numbers M and N, the folding length L0 and the adjacent belt-like body with respect to the belt circumferential length L of the belt layer 7 The tire circumferential interval σ is set so as to satisfy the following expression (1).
[0023]
(N + 1) × L + σ = L0 {(N + 1) × M + N} (1)
In the above winding form, the interval σ between the specific strip S and the strip S arranged before N + 1 rotation is taken downstream in the winding direction of the strip S, and this interval σ is as shown in FIG. It is also possible to adopt the direction opposite to the winding direction of the band S. In this case, when the turn-back cycle in one rotation of the tire is schematically expressed in a fractional form, it becomes M + 1 / (N + 1), and the condition for continuously forming the belt layer 7 is the following equation (2).
[0024]
(N + 1) × L−σ = L0 {(N + 1) × M + 1} (2)
Also in this case, by making M and N natural numbers, it is possible to form the belt layer 7 in which the region is divided by the difference in the pasting pattern both in the tire circumferential direction and in the tire width direction.
[0025]
Further, the belt layer 7 shown in FIG. 4 but in which the wrapping cycle and 2 + 3/4, in the present invention by differentiating various natural number M, N, it is possible to set any wrapping cycle.
[0026]
In the belt layer 7 of FIG. 6 (reference example) , M = 3 and N = 1, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction with a turn-around cycle of approximately 3 + 1/2, and the winding is finished every two rounds (N + 1 round). The position is shifted from the winding start position by an interval σ in the tire circumferential direction T.
[0027]
In the belt layer 7 of FIG. 7 (reference example) , M = 3 and N = 2, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction with a turn-around cycle of approximately 3 + 2/3, and the winding is finished every three (N + 1) turns. The position is shifted from the winding start position by an interval σ in the tire circumferential direction T.
[0028]
The belt layer 7 in FIG. 8 has M = 3 and N = 3, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction at a folding cycle of approximately 3 + 3/4, and the winding end position for every four laps (N + 1 lap) starts to wind. The position is shifted in the tire circumferential direction T by the interval σ beyond the position.
[0029]
The belt layer 7 in FIG. 9 has M = 3 and N = 3, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction at a folding cycle of approximately 3 + 1/4, and the winding end position for every four laps (N + 1 lap) starts to wind. The front side of the position is shifted by the interval σ in the tire circumferential direction T.
[0030]
In the belt layer 7 of FIG. 10, M = 2 and N = 5, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction with a folding cycle of approximately 2 + 5/6, and the winding end position for every 6 laps (N + 1 lap) starts to wind. The position is shifted in the tire circumferential direction T by the interval σ beyond the position.
[0031]
The belt layer 7 in FIG. 11 (reference example) has M = 2 and N = 2, and the belt-like body S is wound in the tire circumferential direction at a folding cycle of approximately 2 + 2/3, and the winding is finished every three (N + 1) turns. The position is shifted from the winding start position by an interval σ in the tire circumferential direction T.
[0032]
In the present invention, the cord angle θ of the belt layer 7 with respect to the tire circumferential direction is preferably 25 to 45 °. By making the cord angle θ in the range of 25 to 45 °, it is possible to further improve the uniformity, improve the riding comfort and reduce the rolling resistance.
[0033]
In order to set the cord angle θ to 25 to 45 °, the belt width W of the belt layer 7 in FIG. 2 is satisfied, and when the folding period in the fractional format is M + N / (N + 1), the following expression (3) is satisfied: In the case of M + 1 / (N + 1), it may be set so as to satisfy the following equation (4).
[0034]
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + N} / {(N + 1) × L + σ} ≦ 1.00 (3)
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + 1} / {(N + 1) × L−σ} ≦ 1.00 (4)
[0035]
【Example】
In the pneumatic radial tire for passenger cars having the tire structure shown in FIG. 1 and having the tire size common to 185 / 65R14, the band-like body covered with rubber on the reinforcing cord is folded back at the end in the belt width direction, and the amplitude is periodically increased in the belt width direction. The tires of the present invention 1 to 3 are formed by winding them in the circumferential direction of the tire while forming the belt layer, and varying the cord angle θ, the interval σ, and the turning cycle of the belt layer as shown in Table 1 (FIGS. 8 to 10). And 8 reference tires (FIGS. 6, 7, and 11) and 8 conventional tires (FIG. 12). The belt layer had a circumference of 1690 mm, a belt width of 140 mm, and the number of ends was 28/50 mm.
[0036]
[Table 1]

[0037]
Uniformity:
Each test tire is mounted on a wheel with a rim size of 14 × 5 · 1/2 JJ, mounted on a drum testing machine equipped with a rotating drum with a diameter of 1707 mm at an air pressure of 200 kPa, and tested in accordance with JASO C607-87 standards. The PP value (value from peak to peak) of RFV was measured. The evaluation results were evaluated by an index with the average value of conventional tires set to 100. The smaller the index value, the better the uniformity.
[0038]
As can be seen from FIG. 13, the tires 1 to 6 of the present invention were superior in uniformity as compared with the conventional tire. In particular, the tires 1 to 5 of the present invention have a remarkable effect compared to the tire 6 of the present invention because the cord angle θ is in the range of 25 to 45 °.
[0039]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a belt layer made of a belt-like body covered with rubber on one or a plurality of reinforcing cords is provided on the outer peripheral side of the carcass layer in the tread portion, and the belt-like body is provided at the end in the belt width direction. In the pneumatic radial tire wound in the tire circumferential direction while periodically amplifying in the belt width direction while being folded back in the belt, the folding cycle when the belt-like body is wound over the entire circumference of the tire is set to a fractional format, and the belt layer The belt circumferential length L0 of the belt in the tire circumferential direction from one end of the belt in the belt width direction to the other end of the belt in the circumferential direction of the belt, By specifying the interval σ, the pattern that appears on the belt layer can be subdivided to improve uniformity, and the cord angle of the belt layer can be kept within an appropriate range. Good high-speed durability inherent in the folded belt structure can be maintained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a half sectional view of a tire meridian showing a pneumatic radial tire according to an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A and 2B show a belt-like body constituting a belt layer in a pneumatic radial tire of the present invention, wherein FIG. 2A is a plan view and FIG. 2B is a cross-sectional view taken along line XX.
FIG. 3 is a plan view showing an unfolded method of winding a belt-shaped body constituting a belt layer in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 4 is a plan view showing an unfolded belt layer with a belt-like body folding cycle of 2 + 3/4 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 5 is a plan view partially developing another winding method for a belt-shaped body constituting a belt layer in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing a belt layer (reference example) in which a belt-like body folding cycle is 3 + 1/2 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 7 is a plan view showing a belt layer (reference example) in which the folding period of the belt-like body is 3 + 2/3 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a belt layer in which a belt-like body folding cycle of 3 + 3/4 is developed in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 9 is a plan view showing a belt layer in which the belt-like body folding cycle is 3 + 1/4 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 10 is a plan view showing a developed belt layer in which the folding period of the belt-like body is 2 + 5/6 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 11 is a plan view showing an unfolded belt layer (reference example) in which the folding period of the belt-like body is 2 + 2/3 in the pneumatic radial tire of the present invention.
FIG. 12 is a plan view showing a belt layer in which a belt-like body folding cycle is set to 3 in a conventional pneumatic radial tire.
FIG. 13 is a diagram showing evaluation results of uniformity in the examples.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Tread part 2 Bead part 3 Side wall part 4 Carcass layer 5 Bead core 6 Bead filler 7 Belt layer S Band-shaped body f Reinforcement cord T Tire circumferential direction

Claims

A belt layer made of a belt-like body in which one or a plurality of reinforcing cords are covered with rubber is provided on the outer peripheral side of the carcass layer in the tread portion, and the belt-like body is turned in the belt width direction with folding at the belt width direction end. In a pneumatic radial tire wound in the tire circumferential direction with periodic amplitude, the folding cycle when the belt-like body is wound around the circumference of the tire is set to a fractional format, and the belt circumferential length L of the belt layer is The folding length L0 in the tire circumferential direction from one end of the belt in the belt width direction to the other end through the other end, and the interval σ in the tire circumferential direction between adjacent belts are folded in the fractional form. When the cycle is M + N / (N + 1) consisting of arbitrary natural numbers M and N, the following equation (1) is satisfied, and when M + 1 / (N + 1), the air pressure is set to satisfy the following equation (2). Radial tire.
(N + 1) × L + σ = L0 {(N + 1) × M + N} (1)
(N + 1) × L−σ = L0 {(N + 1) × M + 1} (2)
However, N = 3 or N = 5.

The belt width W of the belt layer satisfies the following equation (3) when the folding period of the fractional format is M + N / (N + 1), and satisfies the following equation (4) when M + 1 / (N + 1): The pneumatic radial tire according to claim 1, wherein the pneumatic radial tire is made.
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + N} / {(N + 1) × L + σ} ≦ 1.00 (3)
0.47 ≦ 2W × {(N + 1) × M + 1} / {(N + 1) × L−σ} ≦ 1.00 (4)
However, N = 3 or N = 5.