JP3877084B2

JP3877084B2 - Laminate sheet for continuous thermoforming

Info

Publication number: JP3877084B2
Application number: JP23255796A
Authority: JP
Inventors: 章田中
Original assignee: JSP Corp
Current assignee: JSP Corp
Priority date: 1996-08-14
Filing date: 1996-08-14
Publication date: 2007-02-07
Anticipated expiration: 2016-08-14
Also published as: JPH1058616A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は低発泡スチレン系樹脂シートの片面に耐衝撃性ポリスチレン系樹脂フィルムを積層した連続熱成形用積層シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
発泡樹脂製の惣菜用容器等の熱成形品の積み重ね高さを小さくするために、薄くしても保形性が高い見掛け密度が０．１３〜０．５ｇ／ｃｍ³程度の低発泡ポリスチレン樹脂シートが、当該熱成形品の原反として多用されている。そのような発泡シートには、多くの場合、意匠性を高めるために印刷が施された厚み５〜５０μｍ程度の非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムが片面に接着されている。そして、そのような積層シートを連続熱成形する際には、積層シートの両端部を、表面に多数の爪を備えたシート送りチェーンの爪に突き刺し、シート送りチェーンを回転させることにより、加熱室から成形室に移送される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記積層シートの場合、連続熱成形に際してシート送りチェーンの爪が突き刺さると、突き刺し部において樹脂屑の欠落が生じ易く、その樹脂屑が熱成形品の物品収容部に紛れ込むという不具合があった。
【０００４】
上記のような不具合は、発泡シート及びフィルムの基材樹脂にゴム成分をブレンドまたは共重合することにより解消できる。しかしながら、発泡シートについては、２重量％以上のゴム成分による変性が必要となるが、耐熱性を悪化させるので好ましい手段ではない。一方、フィルムについてはゴム成分量を増加させていくとフィルムの透明性が悪くなって印刷部の認識性を悪化させるのでこれも好ましい手段ではない。
【０００５】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、上記積層シートおいて、フィルム側に関しては透明性を悪化させることのない手段を採用し、また発泡シート側に関しては耐熱性を低下させない手段を採用して、その結果として上記樹脂屑の発生を効果的に防止することのできる連続熱成形用積層シートを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、環状ダイスから押出発泡されて製造され且つ実質的にゴム成分を含有しないポリスチレン系樹脂発泡シートの片面に、印刷層を有する非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを、印刷層側が発泡シート側に向いて熱接着してなり、ポリスチレン系樹脂発泡シート部の見掛け密度が０．１３〜０．５ｇ／ｃｍ³ であり、且つ該発泡シート部の厚みが０．３〜２．０ｍｍである連続熱成形用積層シートであって、前記発泡シート部のフィルム積層面とは反対側表面の気泡数が１００〜３００個／４ｍｍ² であり、且つ前記非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムを構成する基材樹脂がスチレン−ブタジエンブロック共重合体、または該共重合体とスチレンホモポリマーとの混合物であって基材樹脂全体中におけるブタジエン成分含有量が５〜２５重量％であると共にスチレン−ブタジエンブロック共重合体のスチレン成分含有量が６０〜９５重量％であり、更に非発泡ポリスチレン系樹脂フィルムの厚みが５〜５０μｍであることを特徴とする連続熱成形用積層シートを要旨とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図１は本発明の連続熱成形用積層シートの一例を示す厚み方向断面図であり、図中、１は連続熱成形用積層シート、２は非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム、３はポリスチレン系樹脂発泡シート部、４は印刷層を表す。
【０００８】
連続熱成形用積層シート（以下、単に積層シートという）１は、片面２ａ側に印刷層４を有する非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム（以下、単にフィルムという）２とスチレン系樹脂発泡シート部（以下、単に発泡シート部という）３とが、フィルム２の印刷層４側が発泡シート部３側に向くようにして熱接着されてなるものである。
【０００９】
フィルム２は、基材樹脂がスチレン−ブタジエンブロック共重合体または該共重合体とスチレンホモポリマーとの混合物であり、且つスチレン−ブタジエンブロック共重合体のスチレン成分含有量が６０〜９５重量％であると共にフィルム２の基材樹脂全体中におけるブタジエン成分含有量が５〜２５重量％である。
【００１０】
フィルム２は透明性を有しており、白濁もないので、熱成形後の製品の表面側にフィルム２が位置するような場合は印刷層４の視認性が良好で美麗な外観が得られる。また、フィルム２自体が着色される場合もあるが、その場合は色が明瞭に識別できて美麗な外観が得られる。基材樹脂のうち、スチレン−ブタジエンブロック共重合体のスチレン成分含有量が６０重量％未満であると色が青みがかってきて透明性が低下するので、フィルム２の下層の印刷層４の視認性を損なう。また、フィルム２自体が着色されている場合はその色が明瞭に識別できない。スチレン成分含有量が９５重量％を超えるとシート送りチェーンの爪が突き刺さると、突き刺し部において樹脂屑の欠落が生じ易くなる。
【００１１】
スチレン−ブタジエンブロック共重合体の好ましいスチレン成分含有量は７０〜９０重量％であり、例えば、商品名「アサフレックス」として市販されている。尚、本発明において用いるスチレン−ブタジエンブロック共重合体は、ポリブタジエンドメインの粒径が０．１μｍ以下、特に０．０５μｍ以下のものが好ましい。
【００１２】
上記したように、スチレン−ブタジエンブロック共重合体としてはスチレン成分含有量が６０〜９５重量％（ブタジエン成分含有量としては４０〜５重量％）のものが使用されるが、本発明においてはフィルム２の基材樹脂全体中におけるブタジエン含有量が５〜２５重量％であることが必要であり、特に１０〜２０重量％であることが好ましい。従って、スチレン−ブタジエンブロック共重合体として、スチレン成分含有量が６０重量％（ブタジエン成分含有量が４０重量％）のものを用いる場合、スチレン−ブタジエンブロック共重合体をスチレンホモポリマーと混合することが必要である（この場合の両者の混合割合は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体１２．５〜６２．５重量％、スチレンホモポリマー８７．５〜３７．５重量％である）。また基材樹脂としてスチレン−ブタジエンブロック共重合体を単独で用いる場合には、このスチレン−ブタジエンブロック共重合体は、スチレン成分含有量が９５〜７５重量％（ブタジエン成分含有量５〜２５重量％）のものを用いることが必要である。
【００１３】
フィルム２の基材樹脂全体中におけるブタジエン成分含有量が５重量％未満であると、シート送りチェーンの爪が突き刺さると突き刺し部において樹脂屑の欠落が生じ易くなる。また、ブタジエン成分含有量が２５重量％を超えるとフィルムの耐熱性が悪化してしまい、フィルム側を内側とする惣菜容器等の熱成形品の場合、電子レンジ等の加熱でフィルムが収縮または変色し易くなるという不具合がある。
【００１４】
フィルム２の基材樹脂全体中におけるブタジエン成分含有量の好ましい範囲は１０〜２０重量％である。
【００１５】
フィルム２の厚みは５〜５０μｍである。厚みが５μｍ未満であると印刷層４を設けるための印刷の際に破れ易く、安定した印刷が困難である。厚みが５０μｍを超えると発泡シート部３へのダイレクト熱接着（発泡シート部３とフィルム２を重ね、フィルム２側から加熱ロールで圧着する方法）が困難となる。
【００１６】
発泡シート部３は、見掛け密度が０．１３〜０．５ｇ／ｃｍ³である。見掛け密度が０．１３ｇ／ｃｍ³未満であると保形性に優れた薄物熱成形品の製造が困難である。０．５ｇ／ｃｍ³を超えると断熱性及び軽量性に優れた熱成形品の製造が困難である。本発明においては、特に好ましくは見掛け密度が０．１５〜０．３ｇ／ｃｍ³である。
【００１７】
発泡シート部３の基材樹脂としては、スチレンホモポリマーの他、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−塩化ビニル共重合体等を用いることができるが、特にスチレンホモポリマーが好ましい。
【００１８】
発泡シート部３には、ゴム成分が実質的に含有されていない。実質的に含有されていないとは、含有量が１重量％未満であることをいう。ゴム成分含有量が１重量％以上であると耐熱性が低下すると共に表面のキメが粗くなって外観が低下する。本発明においては、更に望ましくはゴム成分含有量が０．５重量％未満である。
【００１９】
発泡シート部３の厚みは０．３〜２．０ｍｍである。厚みが０．３ｍｍ未満であると保形性に優れた熱成形品の製造が困難である。また２．０ｍｍを超えると積み重ね高さの小さい熱成形品の製造が困難である。また、シート送りチェーンの爪が突き刺さると、突き刺し部において樹脂屑の欠落が生じ易くなる。本発明において発泡シート部３の厚みは更に好ましくは０．５〜１．８ｍｍである。
【００２０】
本発明においては、積層シート１の発泡シート部３側表面、即ち、発泡シート部３の、フィルム２とは反対側の表面の気泡数が１００〜３００個／４ｍｍ²である。上記気泡数が１００個／４ｍｍ²未満であると、シート送りチェーンの爪が突き刺さると、突き刺し部において樹脂屑の欠落が生じ易くなる。また上記気泡数が３００個／４ｍｍ²を超えると、摩擦で樹脂屑が発生し易くなる。
【００２１】
本発明において、上記気泡数は望ましくは１１０〜２５０個／４ｍｍ²である。
【００２２】
上記気泡数は、発泡シート部３を構成する発泡シートを製造する際に用いる気泡調整剤の量と、上記発泡シートを製造する際の冷却の条件を調節することにより所望の値に調整することができる。
【００２３】
上記気泡数の計測は、被計測試料である積層シート板１の発泡シート部３側表面３ａ、即ち発泡シート部３のフィルム２との積層面とは反対側の面を反射式投影機（投影機の反射式機能）を用いて拡大投影させた画面上において、試料の、実寸において例えば２ｍｍ平方の正方形のような、面積が４ｍｍ²となる方形に相当する範囲内の気泡の数を実測する。計測範囲の境界線上に気泡が存在している場合は、投影機画面上での計測範囲の縦横方向各一辺を跨いで観察される気泡についてはその数を計測せず、上記以外の縦横各一辺を跨いで観察される気泡についてはその数を計測して合計気泡数に含めるという操作を行なう。
【００２４】
気泡数の計測は具体的には例えば、反射式投影機の投影画面の１０ｃｍ平方の範囲の内側を残すようにしてその周囲をマスキングテープ等を貼って目隠しを行なって計測範囲を特定しておき、投影機の試料台に被計測用試料である適当サイズに裁断した積層シート板１を発泡シート部３側の面が投影画面に写し出されるように水平に載置し、拡大倍率５０倍（面積の拡大倍率で２５００倍に相当する）に拡大して投影画面上の計測範囲内の全域を満たして写し出された発泡シート部３の表面の気泡数を計測する等のようにして行なうと簡便である。
【００２５】
印刷層４は例えば印刷インキ等によって描かれた絵柄や文字等からなり、任意の模様を構成し得る。
【００２６】
本発明の積層シートは、フィルム２の裏面２ａ側、即ち発泡シート部３との積層面側に印刷層４を設けておき、その後、フィルム２と、発泡シート部３を構成する発泡シートとを、前記した如く加熱ロールで圧着して積層する方法等により製造することができる。
【００２７】
本発明の積層シートはそのまま熱成形等に供する等して用いてもよいが、例えば、図１に示した積層シート１の発泡シート部３側に、フィルム２と同じか又はフィルム２とは別のスチレン系樹脂フィルムを積層して用いることができる。
【００２８】
本発明の積層シートは、例えば即席食品用容器やその蓋等として用いられる、特に使い捨てタイプの、深絞り容器やその蓋等を得るための熱成形用の積層シートとして有効に利用できる。
【００２９】
【実施例】
実施例、比較例
ポリスチレン樹脂１００重量部に対し、気泡調整剤としてのタルクを表１に示す割合で押出機に投入して加熱溶融混練した後、発泡剤としてのブタン（イソブタン６５％とノルマルブタン３５％との混合物）を表１に示す割合で押出機中に圧入し、更に溶融混練した。次いで、上記溶融混練物を１６０℃まで冷却した後、同温度で環状ダイスから押出発泡させてチューブ状に発泡させる一方、発泡途上の発泡体の表面に空気を吹き付け、発泡完了後にチューブ状の発泡体を切り開いて密度０．２１ｇ／ｃｍ³、厚み１．０ｍｍ、片側表面の気泡数が表１に示す通りの発泡シートを製造した（尚、本実施例及び比較例では、積層シートとした状態の発泡シート部側表面の気泡数は、フィルム積層前の発泡シートの片側表面の気泡数と変化なかった。従って、上記発泡シートの片側表面の気泡数は、表１中の積層シートにおける発泡シート部側表面の気泡数と同じである）。次いで、発泡シートのもう一方の表面に、表１に示す樹脂組成からなる印刷層が施された厚み３５μｍのインフレーションフィルムを、印刷層が発泡シート側を向くように、加熱ロールを使用して熱ラミネートして積層シートを得た。積層シートにおける発泡シート部の密度は０．１９ｇ／ｃｍ³、発泡シート部の厚みは１．１ｍｍであった。得られた積層シートに対し、連続熱成形を行ない惣菜用容器を製造して観察した。結果を表１に併せて示す。
【００３０】
【表１】

【００３１】
【発明の効果】
本発明の連続熱成形用積層シートは以上のように構成されているので、連続熱成形の際にシート送りチェーンの爪を突き刺しても樹脂屑の欠落を生じるようなことがなく、樹脂屑の熱成形品への混入を防止し、衛生上並びに安全上問題のない熱成形品を効率良く得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の連続熱成形用積層シートの例を示す厚み方向断面図である。
【符号の説明】
１連続熱成形用積層シート
２非発泡ポリスチレン系樹脂フィルム
３ポリスチレン系樹脂発泡シート部
４印刷層[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a laminated sheet for continuous thermoforming in which an impact-resistant polystyrene resin film is laminated on one side of a low foam styrene resin sheet.
[0002]
[Prior art]
Low foam polystyrene resin with a high apparent density of 0.13 to 0.5 g / cm ^3, which has high shape retention even if it is thinned, in order to reduce the stacking height of thermoformed products such as beef containers made of foam resin Sheets are frequently used as raw materials for the thermoformed products. In such a foam sheet, in many cases, a non-foamed polystyrene resin film having a thickness of about 5 to 50 μm, which has been printed in order to enhance design properties, is adhered to one side. And when continuously laminating such a laminated sheet, the both ends of the laminated sheet are stabbed into the claws of a sheet feed chain having a number of claws on the surface, and the sheet feed chain is rotated, thereby heating the chamber. To the molding chamber.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above laminated sheet, when the nail of the sheet feed chain is pierced during continuous thermoforming, there is a problem that the resin waste is easily lost in the pierced portion, and the resin waste is mixed into the article housing portion of the thermoformed product. .
[0004]
The above problems can be solved by blending or copolymerizing a rubber component with the base resin of the foam sheet and film. However, the foamed sheet needs to be modified with 2% by weight or more of a rubber component, but is not a preferable means because it deteriorates heat resistance. On the other hand, as the amount of the rubber component is increased for the film, the transparency of the film is deteriorated and the recognizability of the printing portion is deteriorated.
[0005]
The present invention has been made in view of the above points, and in the laminated sheet, means that does not deteriorate transparency on the film side and means that does not decrease heat resistance on the foamed sheet side are provided. As a result, an object of the present invention is to provide a laminated sheet for continuous thermoforming that can effectively prevent the generation of the resin waste.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a non-foamed polystyrene resin film having a print layer on one side of a polystyrene resin foam sheet produced by extrusion foaming from an annular die and containing substantially no rubber component, and the print layer side on the foam sheet side. Continuous heat bonding, wherein the apparent density of the polystyrene resin foam sheet portion is 0.13 to 0.5 g / cm ³ and the thickness of the foam sheet portion is 0.3 to 2.0 mm. A base resin for forming a non-foamed polystyrene-based resin film, wherein the foam sheet has a number of bubbles on the surface opposite to the film-laminated surface of the foamed sheet portion of 100 to 300/4 mm ^2. Styrene-butadiene block copolymer, or a mixture of the copolymer and styrene homopolymer, wherein the content of butadiene component in the whole base resin is 5 to 25 For continuous thermoforming, characterized in that the styrene component content of the styrene-butadiene block copolymer is 60 to 95% by weight and the thickness of the non-expanded polystyrene resin film is 5 to 50 μm. The gist is a laminated sheet.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a cross-sectional view in the thickness direction showing an example of a laminated sheet for continuous thermoforming according to the present invention. In the figure, 1 is a laminated sheet for continuous thermoforming, 2 is a non-foamed polystyrene resin film, and 3 is a foamed polystyrene resin. Sheet portion 4 represents a printing layer.
[0008]
A laminated sheet for continuous thermoforming (hereinafter simply referred to as a laminated sheet) 1 includes a non-expanded polystyrene resin film (hereinafter simply referred to as a film) 2 having a printing layer 4 on one side 2a side and a styrene resin foamed sheet portion (hereinafter referred to as a film). 3 is simply heat-bonded so that the printed layer 4 side of the film 2 faces the foamed sheet portion 3 side.
[0009]
In the film 2, the base resin is a styrene-butadiene block copolymer or a mixture of the copolymer and a styrene homopolymer, and the styrene-butadiene block copolymer has a styrene component content of 60 to 95% by weight. In addition, the butadiene component content in the entire base resin of the film 2 is 5 to 25% by weight.
[0010]
Since the film 2 has transparency and is not cloudy, when the film 2 is positioned on the surface side of the product after thermoforming, the printed layer 4 has good visibility and a beautiful appearance. Moreover, although the film 2 itself may be colored, in that case, the color can be clearly identified and a beautiful appearance can be obtained. Among the base resins, when the styrene component content of the styrene-butadiene block copolymer is less than 60% by weight, the color becomes bluish and the transparency is lowered. To lose. Further, when the film 2 itself is colored, the color cannot be clearly identified. When the styrene component content exceeds 95% by weight, if the nail of the sheet feed chain is pierced, the resin waste is likely to be lost at the pierced portion.
[0011]
The preferable styrene component content of the styrene-butadiene block copolymer is 70 to 90% by weight, and is commercially available, for example, under the trade name “Asaflex”. The styrene-butadiene block copolymer used in the present invention preferably has a polybutadiene domain particle size of 0.1 μm or less, particularly 0.05 μm or less.
[0012]
As described above, a styrene-butadiene block copolymer having a styrene component content of 60 to 95% by weight (butadiene component content of 40 to 5% by weight) is used. The butadiene content in the whole base resin 2 is required to be 5 to 25% by weight, particularly preferably 10 to 20% by weight. Therefore, when a styrene-butadiene block copolymer having a styrene component content of 60% by weight (butadiene component content of 40% by weight) is used, the styrene-butadiene block copolymer is mixed with a styrene homopolymer. (In this case, the mixing ratio of both is 12.5 to 62.5% by weight of the styrene-butadiene block copolymer and 87.5 to 37.5% by weight of the styrene homopolymer). When a styrene-butadiene block copolymer is used alone as the base resin, the styrene-butadiene block copolymer has a styrene component content of 95 to 75% by weight (butadiene component content of 5 to 25% by weight). ) Must be used.
[0013]
When the content of the butadiene component in the entire base resin of the film 2 is less than 5% by weight, the chip of the sheet feed chain is pierced, and resin chips are easily lost at the pierced portion. Also, if the butadiene component content exceeds 25% by weight, the heat resistance of the film deteriorates, and in the case of thermoformed products such as sugar beet containers with the film side inside, the film shrinks or discolors by heating in a microwave oven or the like. There is a problem that it is easy to do.
[0014]
A preferable range of the butadiene component content in the entire base resin of the film 2 is 10 to 20% by weight.
[0015]
The thickness of the film 2 is 5-50 micrometers. If the thickness is less than 5 μm, the printing layer 4 is easily broken during printing, and stable printing is difficult. When the thickness exceeds 50 μm, direct thermal bonding to the foamed sheet portion 3 (a method in which the foamed sheet portion 3 and the film 2 are stacked and pressure-bonded with a heating roll from the film 2 side) becomes difficult.
[0016]
The foamed sheet portion 3 has an apparent density of 0.13 to 0.5 g / cm ³ . When the apparent density is less than 0.13 g / cm ^3, it is difficult to produce a thin thermoformed product excellent in shape retention. If it exceeds 0.5 g / cm ³ , it is difficult to produce a thermoformed product excellent in heat insulation and light weight. In the present invention, the apparent density is particularly preferably 0.15 to 0.3 g / cm ³ .
[0017]
As the base resin of the foamed sheet portion 3, in addition to styrene homopolymer, styrene-maleic anhydride copolymer, styrene-acrylic acid copolymer, styrene-methacrylic acid copolymer, styrene-vinyl chloride copolymer, etc. Styrene homopolymer is particularly preferable.
[0018]
The foamed sheet portion 3 contains substantially no rubber component. “Substantially not contained” means that the content is less than 1% by weight. When the rubber component content is 1% by weight or more, the heat resistance is lowered and the texture of the surface becomes rough and the appearance is lowered. In the present invention, the rubber component content is more preferably less than 0.5% by weight.
[0019]
The thickness of the foam sheet portion 3 is 0.3 to 2.0 mm. If the thickness is less than 0.3 mm, it is difficult to produce a thermoformed product having excellent shape retention. On the other hand, if it exceeds 2.0 mm, it is difficult to produce a thermoformed product having a small stacking height. Moreover, when the nail | claw of a sheet | seat feed chain stabs, it will become easy to produce missing of resin waste in a stab part. In the present invention, the thickness of the foam sheet portion 3 is more preferably 0.5 to 1.8 mm.
[0020]
In the present invention, the number of bubbles on the surface of the laminated sheet 1 on the foam sheet portion 3 side, that is, the surface of the foam sheet portion 3 on the side opposite to the film 2 is 100 to 300/4 mm ² . When the number of bubbles is less than 100/4 mm ² , the chip of the sheet feed chain is pierced, and the resin waste is easily lost at the pierced portion. Further, when the number of bubbles exceeds 300/4 mm ² , resin scraps are easily generated due to friction.
[0021]
In the present invention, the number of bubbles is preferably 110 to 250/4 mm ² .
[0022]
The number of bubbles is adjusted to a desired value by adjusting the amount of the bubble adjusting agent used when manufacturing the foamed sheet constituting the foamed sheet portion 3 and the cooling condition when manufacturing the foamed sheet. Can do.
[0023]
The measurement of the number of bubbles is performed by reflecting the surface 3a of the laminated sheet plate 1 that is the sample to be measured, that is, the surface opposite to the laminated surface of the foamed sheet portion 3 with the film 2 by a reflective projector (projection). The number of bubbles in a range corresponding to a square having an area of 4 mm ² , such as a square of 2 mm square in actual size, is measured on a screen that is enlarged and projected using a reflection function of the machine) . When bubbles are present on the boundary of the measurement range, the number of bubbles observed across the sides of the measurement range on the projector screen is not measured, and each side other than the above is measured. The number of bubbles observed across the cell is counted and included in the total number of bubbles.
[0024]
Specifically, the number of bubbles is measured, for example, by leaving masking tape or the like around the 10 cm square area of the projection screen of the reflective projector, and specifying the measurement range. The laminated sheet plate 1 cut to an appropriate size as a sample to be measured is placed horizontally on the sample stage of the projector so that the surface on the foam sheet portion 3 side is projected on the projection screen, and the magnification is 50 times (area) It is convenient to measure the number of bubbles on the surface of the foamed sheet portion 3 that is projected to fill the whole area within the measurement range on the projection screen. is there.
[0025]
The printing layer 4 is made of, for example, a pattern or characters drawn with printing ink or the like, and can constitute an arbitrary pattern.
[0026]
In the laminated sheet of the present invention, the printed layer 4 is provided on the back surface 2 a side of the film 2, that is, the laminated surface side with the foamed sheet portion 3, and then the film 2 and the foamed sheet constituting the foamed sheet portion 3 are provided. As described above, it can be manufactured by a method of laminating by pressing with a heating roll.
[0027]
The laminated sheet of the present invention may be used as it is for thermoforming or the like. For example, it is the same as the film 2 on the foamed sheet portion 3 side of the laminated sheet 1 shown in FIG. These styrene resin films can be laminated and used.
[0028]
The laminated sheet of the present invention can be effectively used as a laminated sheet for thermoforming for obtaining a deep-drawn container, its lid, etc., particularly a disposable type used as an instant food container, its lid, etc.
[0029]
【Example】
Examples and Comparative Examples Based on 100 parts by weight of polystyrene resin, talc as a foam regulator is introduced into an extruder at a ratio shown in Table 1 and heated and melt-kneaded, and then butane (65% isobutane and normal butane as a foaming agent). 35% of the mixture) was injected into the extruder at the ratio shown in Table 1, and melt kneaded. Next, after the melt-kneaded product is cooled to 160 ° C., it is extruded and foamed from an annular die at the same temperature to be foamed into a tube shape, while air is blown onto the surface of the foam during foaming, and after the foaming is completed, the tubular foaming is performed. The body was cut open to produce a foam sheet having a density of 0.21 g / cm ³ , a thickness of 1.0 mm, and the number of bubbles on one surface as shown in Table 1 (in this example and comparative example, a laminated sheet was used) The number of bubbles on the one side surface of the foam sheet before film lamination was not different from the number of cells on the one side surface of the foam sheet before film lamination. It is the same as the number of bubbles on the part side surface). Next, on the other surface of the foam sheet, an inflation film having a thickness of 35 μm on which a printing layer having the resin composition shown in Table 1 is applied is heated using a heating roll so that the printing layer faces the foam sheet side. Lamination was performed to obtain a laminated sheet. The density of the foamed sheet part in the laminated sheet was 0.19 g / cm ³ , and the thickness of the foamed sheet part was 1.1 mm. The obtained laminated sheet was subjected to continuous thermoforming to produce a sugar beet container and observed. The results are also shown in Table 1.
[0030]
[Table 1]

[0031]
【The invention's effect】
Since the laminated sheet for continuous thermoforming of the present invention is configured as described above, there is no loss of resin waste even if the nail of the sheet feed chain is pierced during continuous thermoforming. There is an effect that mixing into the thermoformed product is prevented, and a thermoformed product having no sanitary and safety problems can be obtained efficiently.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view in the thickness direction showing an example of a laminated sheet for continuous thermoforming according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Laminated sheet for

continuous

thermoforming 2 Non-foamed polystyrene resin film 3 Polystyrene resin foam sheet 4 Printing layer

Claims

A non-foamed polystyrene resin film having a printing layer is heat bonded to one side of a polystyrene resin foam sheet that is manufactured by extrusion foaming from a circular die and does not substantially contain a rubber component, with the printing layer side facing the foam sheet side A laminated sheet for continuous thermoforming, in which the apparent density of the polystyrene-based resin foam sheet portion is 0.13 to 0.5 g / cm ³ and the thickness of the foam sheet portion is 0.3 to 2.0 mm. And the base resin constituting the non-foamed polystyrene resin film is a styrene-butadiene block, wherein the number of bubbles on the surface opposite to the film lamination surface of the foamed sheet portion is 100 to 300/4 mm ^2. A copolymer or a mixture of the copolymer and a styrene homopolymer, wherein the butadiene component content in the whole base resin is 5 to 25% by weight Rutotomoni styrene - butadiene styrene component content of the block copolymer is 60 to 95 wt%, the laminated sheet for continuous thermoforming, wherein a further thickness of the non-expanded polystyrene-based resin film is 5 to 50 [mu] m.