JP3876081B2 - Aerosol composition for foam formation - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォーム形成用エアゾール組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、人体に適用されるエアゾール組成物としては、有効成分などを含有する原液と、噴射剤とにより構成され、フォーム、ミストなどの形態の吐出物を形成するものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えばアルコールを４０重量％以上もの高い割合で含有してなる原液によりフォーム形成用のエアゾール組成物を製造する場合には、当該原液に、脂肪酸、金属石鹸、高級脂肪族アルコールなどを多量に添加することが必要であるため、当該エアゾール組成物は、吐出物の皮膚刺激が強く、ベタツキ感が残る使用感のものとなる、という問題がある。
【０００４】
本発明は、以上のような事情に基いてなされたものであって、その目的は、原液における低級脂肪族アルコールの含有割合が高いにもかかわらず、良好なフォームを形成することができると共に、良好な使用感が得られるフォーム形成用エアゾール組成物を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、形状保持性の高いフォームを形成することができるフォーム形成用エアゾール組成物を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明のフォーム形成用エアゾール組成物は、低級脂肪族アルコール４５．０〜７５．０重量％、レシチン０．０１〜３．０重量％およびノニオン系界面活性剤０．１〜３．０重量％を含有してなる原液と、噴射剤とからなることを特徴とする。
【０００６】
また、本発明のフォーム形成用エアゾール組成物においては、原液が増粘剤０．０１〜３．０重量％を含むことが好ましく、特に当該増粘剤が、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガムおよびセルロース誘導体の少なくとも一種であることが好ましい。
【０００７】
更に、本発明のフォーム形成用エアゾール組成物においては、噴射剤が液化石油ガスよりなり、原液１００重量部に対して当該噴射剤が２〜１０重量部であることが好ましい。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明のフォーム形成用エアゾール組成物は、低級脂肪族アルコールおよび界面活性剤が必須成分として含有されてなる原液と、噴射剤とにより構成され、当該界面活性剤はレシチンとノニオン系界面活性剤とよりなるものである。
また、原液には、必要に応じて、増粘剤、水、その他の添加成分が含有されていてもよい。
以下において、本発明のフォーム形成用エアゾール組成物を構成する成分について説明する。
【０００９】
＜原液＞
（１）低級脂肪族アルコール
原液の必須成分とされる低級脂肪族アルコールとしては、炭素数が１〜５の脂肪族アルコールを用いることができ、その具体例としては、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコールなどがあり、特にエチルアルコールであることが好ましい。
【００１０】
原液において、低級脂肪族アルコールの割合は４５．０〜７５．０重量％とされるが、特に５０．０〜７０．０重量％であることが好ましい。このように、低級脂肪族アルコールの含有割合が高いことにより、例えば油性の有効成分を十分な量で原液に溶解させることが可能となると共に、良好な使用感が確実に得られる。
【００１１】
（２）界面活性剤
（ｉ）レシチン
原液には、レシチンが必須成分として含有される。このレシチンを用いることが本発明の特徴の一つである。
レシチンが含有されることにより、エアゾール組成物は、原液における低級脂肪族アルコールの含有割合が高いにもかかわらず、良好なフォームを形成することができるものとなる。
レシチンは、下記構造式（１）に示されるような構造を有する両性界面活性剤であり、本発明においては、構造式（１）におけるＲ1 およびＲ2 の各々が、炭素数１１〜２９、好ましくは１５〜１７の炭化水素基であるものが好適に用いられる。
【００１２】
【化１】
原液におけるレシチンの含有割合は０．０１〜３．０重量％とされ、好ましくは０．３〜１．０重量％とされる。
この割合が０．０１重量％未満の場合には、得られるエアゾール組成物によりフォームを形成することが困難とされる。一方、レシチンの含有割合が３．０重量％を超える場合には、エアゾール組成物は、適用されたときに噴出物がベタツキ感を有するものとなり、良好な使用感を得ることが困難となる。
【００１４】
（ii）ノニオン系界面活性剤
原液には、上記のレシチンと共に、ノニオン系界面活性剤が必須成分として含有される。ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などを用いることができ、特にヤシ油脂肪酸ポリオキシエチレングリセリル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレートを用いることが好ましい。
【００１５】
ノニオン系界面活性剤の原液における割合は、０．１〜３．０重量％、好ましくは０．６〜１．２重量％とされる。この割合が０．１重量％未満の場合には、原液、或いは当該原液を構成する成分と噴射剤とを均一な乳化状態とすることが困難となり、結果として、エアゾール組成物は、良好なフォームが形成されにくいものとなる。一方、ノニオン系界面活性剤の割合が３．０重量％を超える場合には、エアゾール組成物は、適用されたときに噴出物がベタツキ感を有するものとなり、良好な使用感を得ることが困難となる。
【００１６】
（３）増粘剤
原液には、増粘剤が含有されることが好ましい。増粘剤としては、例えば、ヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロースなどのセルロース誘導体、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドンなどを用いることができ、特に、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどを用いることが好ましい。
ここで、カルボキシビニルポリマーとしては、「カーボポール９３４」、「カーボポール９４０」、「カーボポール９４１」（以上、ＢＦグッドリッチケミカル社製）、「ハイビスワコー１０３」、「ハイビスワコー１０４」、「ハイビスワコー１０５」（以上、和光純薬工業（株）製）などとして市販されているものを好適に用いることができる。
【００１７】
原液における増粘剤の含有割合は０．０１〜３．０重量％とされ、好ましくは０．０１〜１．０重量％とされる。
増粘剤の含有割合が０．０１重量％未満である場合には、原液が適度に高い粘性を有するものとならないので、エアゾール組成物は、良好なフォームを形成することができないものとなる。一方、この割合が３．０重量％を超える場合には、得られる原液の粘度が高くなりすぎて、良好な噴射状態を達成することができない。
【００１８】
原液の粘度としては、２０℃において５〜１０，０００ｃｐの範囲であることが好ましく、更に好ましくは１０〜５００ｃｐの範囲とされる。
【００１９】
また、増粘剤としてカルボキシビニルポリマーが用いられる場合には、原液の酸性状態を中和するために、中和剤を原液に添加することが好ましく、中和剤として、アミン類および塩基類が好ましい。好適なアミン類としては、トリエチルアミン、トリエタノールアミンなどを挙げることができる。また、好適な塩基類としては、アンモニア水、水酸化ナトリウムなどを挙げることができる。
【００２０】
（４）水
原液における水としては、通常、イオン交換水あるいは精製水が使用される。原液における水の割合は１５．０〜５５．０重量％とされ、好ましくは２５．０〜４０．０重量％とされる。
【００２１】
（５）その他の添加成分
本発明のフォーム形成用エアゾール組成物を構成する原液には、当該組成物の使用目的や用途に応じて、種々の添加成分が含有されていてもよい。その具体例としては、例えば、薬剤などの各種の有効成分、含有成分のための安定剤、香料、被膜形成助剤、その他を挙げることができる。
【００２２】
以上の原液を構成する各成分は、適宜の条件下において混合されて原液が調製され、この原液が後述する噴射剤と共に噴射バルブを有する耐圧容器内に充填されることにより、エアゾール製品とされる。
【００２３】
＜噴射剤＞
本発明のフォーム形成用エアゾール組成物の噴射剤は、常温においてガス状のものであればよく、通常この用途に使用されるものをそのまま用いることができるが、特に液化石油ガス（ＬＰＧ）を用いることが好ましい。
噴射剤の割合は、上記の原液１００重量部に対して、通常２〜１０重量部とされ、好ましくは４〜８重量部とされる。
噴射剤の割合が過大の場合には、噴射総量に対して噴出される原液の量が相対的に少なくなるために適用個所に対する付着量が少なくなる。一方、噴射剤の割合が過小の場合には、フォーム状に噴射させることができないおそれがある。
【００２４】
本発明のフォーム形成用エアゾール組成物によれば、原液にレシチンが含有されることにより、低級脂肪族アルコールが高い割合で含有されるにもかかわらず、良好なフォームを形成することができる。
また、当該フォーム形成用エアゾール組成物によれば、原液にレシチンが含有されることにより、脂肪酸あるいは金属石鹸が多量に含有されることがないので、強い皮膚刺激やベタツキ感のない良好な使用感が得られる。
さらに、原液を構成する成分として、増粘剤を特定の割合で含有させることにより、形成されるフォームの形状が長時間安定に保持される、形状保持性の高いものとなる。
【００２５】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
＜実施例１〜６および比較例１〜２＞
表１に示す配合処方に従って、各成分を混合させて原液を調製し、この原液を、液化石油ガスよりなる噴射剤と共に耐圧容器内に充填することにより、フォーム形成用エアゾール製品を作製した。
ここに、比較例１はレシチンを含有しない原液を用いた例であり、比較例２はノニオン系界面活性剤を含有しない原液を用いた例である。
【００２６】
増粘剤であるカルボキシビニルポリマーとしては、「ハイビスワコー１０４」を用い、セルロース誘導体としては、ヒドロキシエチルセルロースを用いた。
また、被膜形成助剤としては、セチルアルコールまたはグリセリルモノステアレートを用いた。
なお、表１において、「ＰＯＥ（２）ラウリルエーテル」、「ＰＯＥ（２）セチルエーテル」などの「ＰＯＥ」はポリオキシエチレンを示し、括弧内の数値は付加モル数を表す。
【００２７】
＜フォーム形成用エアゾール組成物の評価試験＞
上記の実施例１〜６および比較例１〜２により調製された組成物の各々について、「フォームのベタツキ感」、「皮膚刺激」および「フォーム状態」について評価し、結果を表２に示す。なお、評価方法は次のとおりである。
【００２８】
（１）フォームのベタツキ感
実施例および比較例の各々により作製されたフォーム形成用エアゾール製品を１０名のパネラーが使用し、ベタツキ感を感じた者の割合で評価した。
すなわち、パネラー１０名中ベタツキ感を感じた者が８名以上の場合を「×」、パネラー１０名中ベタツキ感を感じた者が３〜７名の場合を「△」、パネラー１０名中ベタツキ感を感じた者が２名以下の場合を「○」とした。
【００２９】
（２）皮膚刺激
実施例および比較例の各々により作製されたフォーム形成用エアゾール製品を１０名のパネラーが使用し、皮膚刺激を感じた者の割合で評価した。
すなわち、パネラー１０名中皮膚刺激を感じた者が８名以上の場合を「×」、パネラー１０名中皮膚刺激を感じた者が３〜７名の場合を「△」、パネラー１０名中皮膚刺激を感じた者が２名以下の場合を「○」とした。
【００３０】
（３）フォーム状態
実施例および比較例の各々により作製されたフォーム形成用エアゾール製品を２５℃、４０℃の恒温槽にそれぞれ３０分間入れておき、３０分間後にフォームを１０ｇだけ吐出させ、吐出後フォームが完全に消失するまでの時間を測定した。
そして、消失するまでの時間が吐出後８〜１０秒間である場合を「○」、３〜７秒間の場合を「△」、２秒間以下の場合を「×」とした。
【００３１】
【表１】
【表２】
表１、２から明らかなように、実施例１〜６のものは、良好な使用感が得られると共に、フォーム形状を長時間保持できるものであった。
これに対し、比較例１および比較例２のフォーム形成用エアゾール製品では、フォームを形成することができなかった。
【００３４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のフォーム形成用エアゾール組成物によれば、原液における低級脂肪族アルコールの含有割合が高いにもかかわらず、良好なフォームを形成することができると共に、良好な使用感を得ることができる。
また、当該エアゾール組成物によれば、形状保持性の高いフォームを形成することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aerosol composition for foam formation.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as an aerosol composition applied to the human body, a composition composed of a stock solution containing an active ingredient and the like and a propellant to form a discharge in the form of foam, mist or the like is known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, for example, when producing an aerosol composition for foam formation with a stock solution containing alcohol at a high rate of 40% by weight or more, the stock solution contains a large amount of fatty acid, metal soap, higher aliphatic alcohol, and the like. Since it is necessary to add, there is a problem that the aerosol composition has a feeling of use in which the skin irritation of the discharged substance is strong and a sticky feeling remains.
[0004]
The present invention has been made based on the circumstances as described above, and its purpose is to form a good foam despite the high content of the lower aliphatic alcohol in the stock solution, An object of the present invention is to provide an aerosol composition for foam formation that can provide a good feeling of use.
Another object of the present invention is to provide a foam-forming aerosol composition capable of forming a foam having high shape retention.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The foam forming aerosol composition of the present invention comprises a lower aliphatic alcohol 45.0-75.0% by weight, lecithin 0.01-3.0% by weight and a nonionic surfactant 0.1-3.0% by weight. It consists of the undiluted | stock solution containing this and a propellant.
[0006]
In the foam-forming aerosol composition of the present invention, the stock solution preferably contains 0.01 to 3.0% by weight of a thickener, and in particular, the thickener contains carboxyvinyl polymer, xanthan gum and cellulose derivative. At least one kind is preferred.
[0007]
Furthermore, in the foam forming aerosol composition of the present invention, the propellant is preferably made of liquefied petroleum gas, and the propellant is preferably 2 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the stock solution.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The foam-forming aerosol composition of the present invention comprises a stock solution containing a lower aliphatic alcohol and a surfactant as essential components, and a propellant. The surfactant is composed of lecithin and a nonionic surfactant. It is made up of.
The stock solution may contain a thickener, water, and other additive components as necessary.
Below, the component which comprises the aerosol composition for foam formation of this invention is demonstrated.
[0009]
<Undiluted solution>
(1) As a lower aliphatic alcohol which is an essential component of a lower aliphatic alcohol stock solution, an aliphatic alcohol having 1 to 5 carbon atoms can be used. Specific examples thereof include ethyl alcohol, normal propyl alcohol, Examples include isopropyl alcohol and butyl alcohol, and ethyl alcohol is particularly preferable.
[0010]
In the stock solution, the proportion of the lower aliphatic alcohol is 45.0 to 75.0% by weight, and it is particularly preferably 50.0 to 70.0% by weight. As described above, when the content of the lower aliphatic alcohol is high, for example, an oily active ingredient can be dissolved in a sufficient amount in the stock solution, and a good usability can be surely obtained.
[0011]
(2) Surfactant (i) The lecithin stock solution contains lecithin as an essential component. Use of this lecithin is one of the features of the present invention.
By including lecithin, the aerosol composition can form a good foam despite the high content of the lower aliphatic alcohol in the stock solution.
Lecithin is an amphoteric surfactant having a structure represented by the following structural formula (1). In the present invention, each of R 1 and R 2 in the structural formula (1) has 11 to 29 carbon atoms, Those having 15 to 17 hydrocarbon groups are preferably used.
[0012]
[Chemical 1]
The content ratio of lecithin in the stock solution is 0.01 to 3.0% by weight, preferably 0.3 to 1.0% by weight.
When this ratio is less than 0.01% by weight, it is difficult to form a foam with the resulting aerosol composition. On the other hand, when the content ratio of lecithin exceeds 3.0% by weight, the aerosol composition has a sticky feeling when applied, and it is difficult to obtain a good feeling of use.
[0014]
(Ii) The nonionic surfactant stock solution contains a nonionic surfactant as an essential component together with the above lecithin. Nonionic surfactants include, for example, coconut oil fatty acid polyoxyethylene glyceryl, polyoxyethylene lauryl ether, polyoxyethylene cetyl ether, polyoxyethylene behenyl ether, polyoxyethylene monostearate, sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene Sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxypropylene alkyl ether, polyoxyethylene castor oil, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, etc. can be used, especially palm oil fatty acid polyoxyethylene glyceryl, polyoxyethylene lauryl ether, It is preferable to use polyoxyethylene cetyl ether, polyoxyethylene behenyl ether, or polyoxyethylene monostearate.
[0015]
The ratio of the nonionic surfactant in the stock solution is 0.1 to 3.0% by weight, preferably 0.6 to 1.2% by weight. When this ratio is less than 0.1% by weight, it becomes difficult to make the stock solution or the components constituting the stock solution and the propellant into a uniform emulsified state. As a result, the aerosol composition is a good foam. Is difficult to form. On the other hand, when the ratio of the nonionic surfactant exceeds 3.0% by weight, the aerosol composition has a sticky feeling when applied, and it is difficult to obtain a good feeling of use. It becomes.
[0016]
(3) The thickener stock solution preferably contains a thickener. As the thickener, for example, hydroxyalkylcellulose, carboxymethylcellulose, hydroxyethylcellulose, hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, methylcellulose, ethylcellulose and other cellulose derivatives, carboxyvinyl polymer, xanthan gum, polyacrylic acid, polyvinylpyrrolidone and the like are used. In particular, it is preferable to use carboxyvinyl polymer, xanthan gum, hydroxyethyl cellulose, hydroxyalkyl cellulose, carboxymethyl cellulose and the like.
Here, as the carboxyvinyl polymer, “Carbopol 934”, “Carbopol 940”, “Carbopol 941” (manufactured by BF Goodrich Chemical Co., Ltd.), “Hibiswaco 103”, “Hibiswaco 104”, “ A commercially available product such as “Hibiswako 105” (manufactured by Wako Pure Chemical Industries, Ltd.) can be suitably used.
[0017]
The content of the thickener in the stock solution is 0.01 to 3.0% by weight, preferably 0.01 to 1.0% by weight.
When the content of the thickener is less than 0.01% by weight, since the stock solution does not have a reasonably high viscosity, the aerosol composition cannot form a good foam. On the other hand, when this ratio exceeds 3.0 weight%, the viscosity of the obtained undiluted | stock solution becomes high too much and a favorable injection state cannot be achieved.
[0018]
The viscosity of the stock solution is preferably in the range of 5 to 10,000 cp at 20 ° C., more preferably in the range of 10 to 500 cp.
[0019]
When a carboxyvinyl polymer is used as a thickener, it is preferable to add a neutralizer to the stock solution in order to neutralize the acidic state of the stock solution. As neutralizers, amines and bases are used. preferable. Suitable amines include triethylamine, triethanolamine and the like. Suitable bases include aqueous ammonia and sodium hydroxide.
[0020]
(4) As the water in the water stock solution, ion-exchanged water or purified water is usually used. The ratio of water in the stock solution is 15.0 to 55.0% by weight, preferably 25.0 to 40.0% by weight.
[0021]
(5) Other additive components In the stock solution constituting the foam forming aerosol composition of the present invention, various additive components may be contained depending on the purpose and application of the composition. Specific examples thereof include various active ingredients such as drugs, stabilizers for ingredients, fragrances, film forming aids, and the like.
[0022]
The components constituting the above stock solution are mixed under appropriate conditions to prepare a stock solution, and this stock solution is filled into a pressure-resistant container having an injection valve together with a propellant described later, thereby obtaining an aerosol product. .
[0023]
<Propellant>
The propellant of the foam forming aerosol composition of the present invention may be in the form of a gas at normal temperature, and those usually used for this purpose can be used as they are, but in particular, liquefied petroleum gas (LPG) is used. It is preferable.
The proportion of the propellant is usually 2 to 10 parts by weight, preferably 4 to 8 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the stock solution.
When the proportion of the propellant is excessive, the amount of the undiluted solution that is ejected relative to the total amount of ejection is relatively small, and therefore the amount of adhesion to the application site is small. On the other hand, when the ratio of the propellant is too small, there is a possibility that it cannot be injected into a foam shape.
[0024]
According to the foam-forming aerosol composition of the present invention, a good foam can be formed by containing lecithin in the stock solution, even though the lower aliphatic alcohol is contained in a high proportion.
In addition, according to the foam forming aerosol composition, since the stock solution contains lecithin, it does not contain a large amount of fatty acid or metal soap, so it has a good feeling of use without strong skin irritation or stickiness. Is obtained.
Furthermore, by containing a thickener at a specific ratio as a component constituting the stock solution, the shape of the foam to be formed is stably maintained for a long time, and the shape retainability is high.
[0025]
【Example】
Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited thereto.
<Examples 1-6 and Comparative Examples 1-2>
According to the formulation shown in Table 1, each component was mixed to prepare a stock solution, and this stock solution was filled in a pressure resistant container together with a propellant made of liquefied petroleum gas, thereby producing a foam forming aerosol product.
Here, Comparative Example 1 is an example using a stock solution not containing lecithin, and Comparative Example 2 is an example using a stock solution containing no nonionic surfactant.
[0026]
“Hibiswako 104” was used as the carboxyvinyl polymer that is a thickener, and hydroxyethyl cellulose was used as the cellulose derivative.
Further, cetyl alcohol or glyceryl monostearate was used as a film forming aid.
In Table 1, “POE” such as “POE (2) lauryl ether” and “POE (2) cetyl ether” represents polyoxyethylene, and the numerical value in parentheses represents the number of added moles.
[0027]
<Evaluation test of aerosol composition for foam formation>
Each of the compositions prepared according to Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 and 2 was evaluated for “stickiness of foam”, “skin irritation”, and “foam state”, and the results are shown in Table 2. The evaluation method is as follows.
[0028]
(1) Foaming feeling of foam Ten panelists used the foam-forming aerosol products produced in each of the examples and comparative examples, and evaluated the percentage of those who felt stickiness.
That is, “X” indicates that there are 8 or more persons who feel sticky among 10 panelists, “△” indicates that 3 or 7 persons feel sticky among 10 panelists, and stickiness among 10 panelists. The case where there were 2 or less people who felt a feeling was indicated as “◯”.
[0029]
(2) Skin irritation Ten panelists used the foam-forming aerosol products produced in each of the examples and comparative examples, and evaluated the percentage of those who felt skin irritation.
That is, “X” indicates that the skin irritation among 8 panelists is 8 or more, “△” indicates that 3 to 7 persons feel skin irritation among 10 panelists, The case where there were 2 or less persons who felt stimulation was indicated as “◯”.
[0030]
(3) Foam state The foam forming aerosol product produced in each of the examples and comparative examples was placed in a thermostatic bath at 25 ° C. and 40 ° C. for 30 minutes, and after 30 minutes, only 10 g of foam was discharged. The time until the foam completely disappeared was measured.
Then, the case where the time until disappearance is 8 to 10 seconds after the discharge is “◯”, the case where it is 3 to 7 seconds is “Δ”, and the case where it is 2 seconds or less is “X”.
[0031]
[Table 1]
[Table 2]
As apparent from Tables 1 and 2, Examples 1 to 6 were able to obtain a good feeling of use and to maintain the foam shape for a long time.
On the other hand, in the foam forming aerosol products of Comparative Example 1 and Comparative Example 2, no foam could be formed.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the foam-forming aerosol composition of the present invention, it is possible to form a good foam and a good usability even though the content ratio of the lower aliphatic alcohol in the stock solution is high. Can be obtained.
Moreover, according to the said aerosol composition, a foam with high shape retention property can be formed.
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