JP3873393B2 - 板材の折り曲げ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材、特に金属板を種々の角度に折り曲げ加工するようにした折り曲げ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の板材の折り曲げ機として、本出願人は図14ないし図19に示す構造のものをすでに提案した。
【0003】
これらの図において符号1で示す折り曲げ機は、基台2と、この基台2上に取り付けられた下方の折り曲げ刃(以下、下刃と称す)3と、前記基台2上に組み上げられた支持枠4と、この支持枠4に昇降可能に取り付けられた昇降板5と、この昇降板5の昇降をなす駆動機構6と、前記昇降板の下端部に、前記下刃3と対向させられた状態で取り付けられた上方の折り曲げ刃(以下、上刃と称す)7と、前記昇降板5の移動ストロークを調整することにより、前記上刃7の下刃3に対する位置関係を調整し、これによって、両刃3・7間に挿入される板材Wの曲げ角を設定する曲げ角設定手段8とを備えた構成となっている。
【0004】
詳述すれば、図15に示すように、前記下刃3は、その上部に、上方に開口した断面V字状の溝3aが形成され、また、前記上刃7の下部が、前記下刃3の溝3a内に挿入されるようテーパ面7aとなされている。
【0005】
前記駆動機構6は、図14に示すように、前記支持枠4に回転自在に支持されたクランクシャフト9と、このクランクシャフト9にその長さ方向に所定間隔をおいて設けられた4つのクランク部9aのそれぞれに回転自在に取り付けられ、このクランクシャフト9と前記昇降板5との連結をなすクランクアーム10と、前記支持枠4に装着され前記クランクシャフト9の回転をなす電動モータあるいは油圧モータ等のモータ(図示略)とによって構成されている。
【0006】
また、前記曲げ角設定手段8は、前記支持枠4に取り付けられ、前記駆動機構6に停止信号を送出する光センサ11と、前記昇降板5に装着されて、この昇降板5の下降に伴って前記光センサ11に重畳させられて、この光センサ11の検出光を遮光する位置設定機12とによって構成されており、この位置設定機12は、図15に示すように、前記昇降板5に回転自在に装着された調整軸13と、この調整軸13の一端部に固定された位置設定円盤14と、この位置設定円盤14の回転位置を微調整するサーボモータ15と、このサーボモータ15と前記位置設定円盤14との間に設けられた動力伝達機構16とによって構成されている。
【0007】
そして、前記曲げ角設定手段8は、前記光センサ11の検出光が前記位置設定円盤14によって遮光されることによって、前記昇降板5の下降位置を検出してその下降を停止させることにより、前記下刃3に対する上刃7の下降位置を制御して、両刃3・7間に挟み込まれる板材Wの曲げ角を制御するようになっている。
【0008】
さらに、前記位置設定円盤14は、図16に示すように、その外周縁が、周方向に行くにしたがい漸次半径が減少するように形成されており、この位置設定円盤14の回転位置を調整することにより、その周縁と前記光センサ11の検出部との距離を調整して、前記板材Wの曲げ角を調整するようになっている。
【0009】
一方、前記両刃3・7の側部で、前記板材Wが挿入される側と反対側には、図14および図15に示すように、この板材Wが当接させられることにより、この板材Wに対する前記両刃3・7の位置決めを行なって、板材Wの曲げ位置を設定するバック定規17が設けられている。
【0010】
このバック定規17は、前記折り曲げ刃3(7)と平行に配設された断面矩形状の支持ロッド18と、この支持ロッド18の下方に、その長さ方向に間隔をおいて3箇所に設けられ、かつ、前記上刃7の昇降面と直交する方向に移動可能に設けられたスライダ19と、前記支持枠4に取り付けられるとともに、前記スライダ19が摺動自在に装着されて、これらのスライダ19の移動を案内するガイドロッド20と、前記各スライダ19を同期して移動させる折り曲げ位置設定機構21とによって構成されている。
【0011】
前記ガイドロッド20は、図15に示すように、各スライダ19毎に上下方向に間隔をおいて一対設けられており、これらのガイドロッド20に前記スライダ19が摺動自在に嵌合させられることによって、鉛直方向の姿勢を維持した状態で、前記折り曲げ刃3・7に対して接近離間する方向に平行移動させられるようになっている。
【0012】
また、これらのガイドロッド20の間には前記折り曲げ位置設定機構21を構成する送りボルト22が、その軸線を回転中心として回転自在に、かつ、前記各ガイドロッド20と平行となるように設けられ、この送りボルト22に、前記スライダ19に固定されているナット23が螺合されることにより、この送りボルト22と前記スライダ19との連結がなされている。
【0013】
そして、前記スライダ19の、前記送りボルト22周りの回転が、前記一対のガイドロッド20によって拘束されていることから、前記送りボルト22の正逆回転によって、前記スライダ19が前記ガイドロッド20に沿って往復移動させられるようになっている。
【0014】
さらに、前記各送りボルト22の端部には、図14に示すように傘歯車24が取り付けられ、また、前記支持枠4には、前記各傘歯車24に噛合させられる傘歯車25が固定された駆動ロッド26が回転自在に装着されており、この駆動ロッド26に、サーボモータ等の駆動装置(図示略)が連結されている。
【0015】
ここで、本実施形態においては、前記送りボルト22、ナット23、傘歯車24・25、駆動ロッド26、および、駆動装置によって折り曲げ位置設定機構21が構成されており、前記駆動装置によって前記各送りボルト22を同期回転させることにより、前記各スライダ19を一体的に移動させて、これらのスライダ19に固定されている前記支持ロッド18を、前記折り曲げ刃3・7に対して平行移動させるようになっている。
【0016】
また、前記支持ロッド18の上面は、水平方向に沿うような平滑面となされており、この上面に、断面がL字状の位置設定部材27が、支持ロッド18の長さ方向に間隔をおいて複数(図示例では6個)設けられている。
【0017】
これらの各位置設定部材27は、直交する一方の面が、前記支持ロッド18の、前記折り曲げ刃3・7側の端部から突出して位置させられて、前記板材Wが当接させられる位置規制面27aとなされ、また、他方の面が前記支持ロッド18の上面に面接触するように配設されることにより、前記位置規制面27aが、前記上刃7の昇降面と平行に保持されるようになされている。
【0018】
さらに、前記各位置設定部材27は、他方の面の端部において、前記支持ロッド18の上面に、この支持ロッド18の長さ方向と平行な回転軸を有する蝶番28を介して回動自在に連結されており、通常時においては、図15に実線で示すように、その自重によって、前記支持ロッド18に接触した状態に保持され、前記位置規制面27aに沿った上方へ向かう外力が作用した場合には、図15に破線で示すように、直ちに、前記支持ロッド18から浮き上がるように回動させられるようになっている。
【0019】
ついで、このように構成された従来の折り曲げ機1の作用について説明すれば、まず、駆動機構6によって前記昇降板5を最上昇位置まで移動させて、図15に示すように、両刃3・7間を大きく開放するとともに、各送りボルト22の回動によって前記支持ロッド18を移動させて、この支持ロッド18に装着されている各位置設定部材27の位置規制面27aと折り曲げ刃3・7との水平方向の間隔を、板材Wの端部から折り曲げ位置までの距離に応じて調整しておく。
【0020】
これより、前記折り曲げ刃3・7間に板材Wを挿入して、図15に示すように、その先端をバック定規16の位置規制面27aへ当接させ、ついで、駆動機構6を構成するクランクシャフト9を回転させることにより、前記クランクシャフト9に連結されている昇降板5が下降させられるとともに、この昇降板5に取り付けられている上刃7が、基台2に取り付けられている下刃3へ向けて下降させられ、このような下降動作の継続により、上刃7が、下刃3によって支持されている板材Wの、下刃3による2点支持部のほぼ中間部を押圧しつつ、この下刃3の溝3a内へ押し込む。
【0021】
これによって、前記板材Wが、図17に示すように、折り曲げられるが、この折り曲げ角は、前記折り曲げ各設定手段8の位置設定円盤14の回動量調整によって決定されるところの、前記位置設定円盤14の周縁と光センサ11との間隔によって設定される。
【0022】
一方、前記板材Wは、図15に示すように、位置設定部材27に当接させられることによって折り曲げ位置が設定され、この位置設定部材27との当接状態が維持されたまま折り曲げられることから、前記板材Wの先端が上方へ押し上げられる際に、前記位置設定部材27の位置規制面27aを擦るような現象が生じる。
【0023】
特に、前記板材Wの先端部が直角に折り曲げられて、その折り曲げられた部分が前記位置設定部材27に面接触させられている場合、前述した折り曲げ操作に際して、前記板材Wの折り曲げ部が前記位置設定部材27へ押し付けられるような動きとなることから、前述した現象が発生し易いが、前記位置設定部材27が、前記支持ロッド18に対して上方への回動が自由であることから、前記位置設定部材27が、図17に示すように、前述したような板材Wの動きに追従して上方へ回動させられる。
【0024】
この結果、前記板材Wと位置設定部材27との擦れが防止されて、前記板材Wの損傷が防止されるようになっている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような折り曲げ機1においても、なお、つぎのような改善すべき問題点が残されている。
【0026】
すなわち、前述した折り曲げ機1においては、板材Wの位置決め精度を高めるためには、前記複数ある位置設定部材27の位置規制面27aを同一面に保持する必要があるが、これらの位置設定部材27が、支持ロッド18に対して蝶番28を介して回動可能に取り付けられていることから、これらの蝶番28の加工精度のばらつきによって、前記位置規制面の位置にばらつきが生じ易いといった問題点である。
【0027】
そして、このような問題点を解消するためには、前記蝶番28の加工精度を高める必要があるが、製造コストの高騰を招いてしまい、有効な解決手段となり得ていない。
【0028】
また、前記バック定規17の位置設定部材27は、その位置規制面27aが、前記下刃3の上端近傍に対向させられるように形成されていることから、図15に示すような平坦な板材Wを折り曲げる場合には、その先端を前記位置規制面27aへ当接させて、折り曲げ位置の位置出しを行なうことが可能であるが、たとえば、図18に示すように、前記板材Wの、前記折り曲げ位置設定機構21側へ位置させられる部分が、下方へ向けてクランク状に折曲されている場合、この板材Wの先端部分が前記位置設定部材27を避けてその下方へ回り込んでしまい、その先端が、折り曲げ位置の基準面として設定されていない前記支持ロッド18へ当接させられてしまうといった問題点である。
【0029】
このような状態が発生すると、板材Wの折り曲げ位置を正確に設定することができなくなって折り曲げ加工が不可能になり、あるいは、折り曲げ手順が制限されてしまう。
【0030】
また、バック定規17を使用せずに、前記折り曲げ刃3・7と支持枠4との間の空間部を最大限に利用して板材Wの折り曲げを行なおうとした場合、前記バック定規17の移動範囲が、前記バック定規17と支持枠4との間に限られていること、また、前述したように、前記バック定規17の位置設定部材27の上端部が、前記下刃3よりも上方に位置させられていることから、図19に示すように、前記支持枠4の近傍まで板材Wを挿入して、この板材Wを下刃3上に載置しようとすると、前記板材Wの一部が前記位置設定部材27の上端に当接して、この板材Wが前記下刃3から浮いて前記下刃3へ正確に載置できず、この結果、折り曲げ時において、前記板材Wと位置設定部材27の当接部において滑りが生じて、前記板材Wや位置設定部材27に損傷を与えてしまうことが想定され、また、折り曲げ時において、板材Wにずれが生じやすく、目的とする位置における折り曲げ操作、あるいは、加工位置をマークするけがき操作等の精度が低下してしまう。
【0031】
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡便な構成で精度の高い折り曲げ位置の位置設定が可能な折り曲げ機を提供することを第1の目的とし、また、板材の先端部の折り曲げ形状に左右されることなく位置合わせが行なえ、かつ、折り曲げ刃の後方空間部を有効に利用可能な板材の折り曲げ機を提供することを第2の目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる板材の折り曲げ機は、前述した第1の目的を達成するために、対向して配設され、板材を挟み込むことによりこの板材を折り曲げる一対の折り曲げ刃と、これらの両折り曲げ刃を相互に接近離間させる駆動機構と、この駆動機構を制御することにより、前記両折り曲げ刃の相対移動ストロークを調整して前記板材の折り曲げ角を設定する折り曲げ角設定手段と、前記折り曲げ刃と所定間隔をおいて配設され、前記両折り曲げ刃間に挿入される前記板材が当接させられることにより、この板材の折り曲げ位置を設定するバック定規とを備え、前記バック定規が、前記折り曲げ刃と略平行に配設されかつ回転可能に設けられた主軸と、この主軸の外面に設けられ、前記板材が当接させられる位置規制面を備えた位置設定部材と、前記主軸に設けられ、この主軸を、前記位置設定部材の位置規制面が前記折り曲げ刃へ対向させられる位置に係止するとともに、前記板材の折り曲げ時において、この板材の逃げ方向へ自由回動させる係止機構とによって構成されているとともに、さらに前記位置設定部材が、前記主軸の周方向に間隔をおいて複数設けられているとともに、一方の位置設定部材の位置規制面が、前記下刃の上端部近傍から上方へかけて対向させられるように形成され、他方の位置設定部材の位置規制面が、前記下刃の上端部近傍から下方へかけて対向させられるように形成され、かつ、前記主軸には、この主軸を、前記複数の位置規制面の一つを前記折り曲げ刃へ対向させる位置に選択的に係止する位置設定部材切替機構が設けられていることを特徴としている。
【0034】
本発明の請求項2に記載の板材の折り曲げ機は、請求項1において、前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、前記係止機構によって係止される補助リングと、この補助リングと前記主軸との間に設けられ、これらを軸回りの複数の所定箇所において、前記補助リングと主軸とを弾性的にかつ係脱可能に係合させるクラッチを備えていることを特徴としている。
【0035】
本発明の請求項3に記載の板材の折り曲げ機は、請求項2において、前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に係脱可能に連結され、かつこの主軸を前記係止機構の係止力および前記クラッチの係合力に抗して所定方向に回転させるモータを備えていることを特徴としている。
【0036】
本発明の請求項4に記載の板材の折り曲げ機は、請求項1において、前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、この主軸に対して前記係止機構によって係止されるドリブンプーリと、このドリブンプーリを回動させるとともに、所定の複数の回動位置の一つに選択的に固定するモータとを備えていることを特徴としている。
【0037】
また、本発明の請求項5に記載の板材の折り曲げ機は、請求項1ないし請求項4において、前記主軸を前記係止位置へ向けて弾発する弾発部材が設けられていることを特徴としている。
【0038】
さらに、本発明の請求項6に記載の板材の折り曲げ機は、請求項1ないし請求項5において、前記バック定規には、前記主軸を前記折り曲げ刃に対して接近離間させる折り曲げ位置設定機構が設けられていることを特徴としている。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図1ないし図3に基づき説明する。なお、以下の説明中、図14ないし図19と共通する部分については同一符号を用いて説明を簡略化する。
【0040】
本実施形態に係わる折り曲げ機は、前記図14ないし図19において示したバック定規17に改良を加えたもので、図1ないし図3に符号40で示す本実施形態に係わるバック定規は、折り曲げ刃3・7と略平行に配設されかつ回転可能に設けられた主軸41と、この主軸41の外面に設けられ、板材Wが当接させられる位置規制面42aを備えた位置設定部材42と、前記主軸41に設けられ、この主軸41を、前記位置設定部材42の位置規制面42aが前記折り曲げ刃3・7へ対向させられる位置に係止するとともに、前記板材Wの折り曲げ時において、前記板材Wの逃げ方向へ自由回動させる係止機構43とによって概略構成されている。
【0041】
ついで、これらの詳細について説明すれば、前記主軸41は、略円柱状に若しくは略円筒状に形成されているとともに、前記位置設定部材42が取り付けられる部分が、図2に示すように切り欠かれて平面部41aとなされている。
【0042】
そして、前記主軸41の略中間部および両端部近傍には、軸受け44が設けられており、これらの軸受け44を介して、前記支持枠4に装着されたスライダ19へ取り付けられ、かつ、これらの軸受け44は、その上端部が、前記下刃3の上端よりも下方に位置するようになされている。
【0043】
前記位置設定部材42は、図1ないし図3に示すように、断面形状がL字状に形成されて、前記主軸41の長さ方向に間隔をおいて6箇所に設けられており、それぞれの位置設定部材42は、その一辺が、前記平面部41aに面接触状態で当接させられるとともに、この平面部41aに螺子45によって固定され、このように、主軸41に各位置設定部材42が固定された状態において、前記位置規制面42aを形成する他方の辺が、前記主軸41の側部から前記折り曲げ刃3・7側へ突出させられた状態で、前記折り曲げ刃3・7へ対向させられるようになっている。
【0044】
したがって、これらの位置設定部材42は、その相対的な位置関係が、前記主軸41を介して一義的に設定され、相互の位置ずれが抑制される。
【0045】
前記係止機構43は、本実施形態においては、前記主軸41に径方向に突出して一体に設けられた係合突起46と、前記軸受け44あるいはスライダ19に突設されて、前記係合突起46が、前記主軸41の軸線周りの一方向(図2における反時計回り方向)から係合させられる係止突起47とによって構成されており、これらの係合突起46と係止突起47との係合により、前記主軸41の一方向への回動が拘束されて、前記位置設定部材42が主軸41の上方に位置し、また、その位置規制面42aが前記折り曲げ刃3・7へ向けて突出し、かつ、この位置規制面42aが鉛直面に沿うように保持されるようになっている。
【0046】
そして、前記主軸41は、前記係合突起46と係止突起47とが係合させられる回動位置以外の回動位置においては、その回動が自由になされており、したがって、前述したように、前記係合突起46と係止突起47とが係合させられた状態において、前記位置設定部材42に、この位置設定部材42を上方へ向けて押し上げるような荷重が作用した際に、前記主軸41が回動させられて、前記位置設定部材42が上方へ移動させられ、かつ、前述した荷重が解除された場合においては、前記位置設定部材42の重量によって、前記係合突起46が係止突起47へ係合するまで逆方向へ回動させられるようになっている。
【0047】
ついで、このように構成された本実施形態に係わる板材Wの折り曲げ機の作用について説明すれば、前記主軸41は、折り曲げ操作開始前において、この主軸41に取り付けられている位置設定部材42が、この主軸41の半径方向外方へ突出して取り付けられていることにより、前記主軸41が、この位置設定部材42の自重によって生じる回転モーメントによって、図2における反時計方向に回動させられるとともに、前記係合突起46と係止突起47との係合によって前記主軸41の回動が拘束されて、前記位置設定部材42の位置規制面42aが前記下刃3へ対向させられた位置に保持される。
【0048】
これより、折り曲げ位置設定機構21を駆動して、前記主軸41と折り曲げ刃3・7との間隔、すなわち、これらの折り曲げ刃3・7と前記位置規制面42aとの間隔を設定して、前記板材Wの折り曲げ位置を設定した後に、上刃7と下刃3との間に板材Wを挿入して、その先端を前記位置設定部材42の位置規制面42aへ当接させる。
【0049】
図示例では、前記板材Wの先端部が90゜に折曲されていることから、その折曲部を前記位置設定部材の位置規制面42aへ面接触させる。
【0050】
ついで、駆動機構6を駆動して、上刃7を下刃3へ向けて、折り曲げ角設定手段8によって設定された位置まで下降させることにより、前記板材Wが所定角度に折り曲げられる。
【0051】
そして、このような折り曲げ操作に際して、前記板材Wの、前記位置設定部材42との当接部すなわち先端部が、図2における上方へ向けて押し上げられることにより、前記位置設定部材42に上方へ押し上げるような荷重が作用するが、前記主軸41の、前述した方向への回動が自由となされていることから、前述した加重によって前記主軸41が、図3の時計方向に回動させられるとともに、この主軸41に取り付けられている前記位置設定部材42が、前記板材Wの先端部の移動に追従して上方へ移動させられる。
【0052】
この結果、前記板材Wの折り曲げ時における板材Wと位置設定部材42との擦れがなくなり、前記板材Wの損傷が防止される。
【0053】
このとき、前記各位置設定部材42が単一の主軸41に直接固定されていて、各位置設定部材42と主軸41との間にがたがなく、相対的な位置関係が一定に保持されており、また、前記主軸41が軸受け44によって高精度に位置決めされていることから、前記位置設定部材42に当接させられる板材Wの停止位置、すなわち、折り曲げ位置が高精度に設定される。
【0054】
また、各位置設定部材42が主軸41に直接固定される構成であるから、構成が簡素であり、その組立作業が大幅に簡素化され、したがって、簡素でかつ低価格を維持しつつ、折り曲げ位置の高精度の位置決めが確保され、かつ、折り曲げ時の板材Wの損傷が確実に防止される。
【0055】
ついで、本発明の第2の実施形態について、図4ないし図11に基づき説明する。
【0056】
本実施形態においても、前記第1の実施形態と同様に、図14ないし図19に示す折り曲げ機1のバック定規17に改良を加えたもので、これらの図において符号50は、本実施形態に係わるバック定規を示す。
【0057】
このバック定規50の主軸51には、前記主軸51の周方向に間隔をおいて2組の位置設定部材52・53が設けられており、第1の位置設定部材52の位置規制面52aが、前記下刃3に対向させられた状態において、この下刃3の上端部近傍から上方へかけて対向させられるように形成され、また、第2の位置設定手段53の位置規制面53aが、前記下刃3に対向させられた状態において、この下刃3の上端部近傍から下方へかけて対向させられるように形成され、さらに、前記板材Wの折り曲げ時において、前記主軸51を、所定の係止位置から、前記板材Wの逃げ方向へ自由回動させる係止機構54が設けられた概略構成となっている。
【0058】
ついで、これらの詳細について説明すれば、前記主軸51の側面には、相互に平行となるように一対の平面部51a・51bが形成されており、これらの平面部51a・51bのそれぞれに、前記各位置設定部材52・53が取り付けられているとともに、この主軸51は、その長さ方向の中間部および両端部近傍において、前記実施形態と同様に軸受け44を介して前記各スライダ19へ連結されている。
【0059】
前記第1および第2の位置設定部材52・53は、図4に示すように、前記主軸51の長さ方向に間隔をおいて6箇所に設けられているとともに、その断面形状が、図5に示すように、何れもL字状に形成され、その一辺が前記主軸51の平面部51a・51bに螺子55によって固定され、また、他の辺が、前記位置規制面52a・52bとなされている。
【0060】
そして、前記第1の位置設定部材52の位置規制面52aは、前記主軸51の側部から突出して位置させられているとともに、前記下刃3に対向させられた状態において、この下刃3の上端部からその上方にかけて対向させられるように形成され、また、前記第2の位置設定部材53の位置規制面53aは、前記主軸51の側部から、前記第1の位置設定部材52の位置規制面52aと反対側へ突出して位置させられているとともに、前記下刃3に対向させられた状態において、この下刃3の上端部からその下方にかけて対向させられるように形成されることにより、前記主軸51の側部を覆うように位置させられており、かつ、第1の位置設定部材52の位置規制面52aと第2の位置設定部材53の位置規制面53aとが平行となされている。
【0061】
前記係止機構54は、本実施形態においては、図4に示すように、前記主軸51の中間部を支持する軸受け44の近傍に設けられている。
【0062】
詳述すれば、図6に示すように、前記主軸51には、前記軸受け44に回転自在に支持された補助リング56が相対回動自在に被嵌されており、この補補助リング56には、外方へ向けて突設された係合突起58が設けられ、また、前記軸受け44には、前記係合突起58が、前記主軸51の軸回り方向の一方向(図示例では反時計方向)から係合させられることにより、前記補助リング56の前記軸回り方向における回動位置を規制する係止突起59が設けられており、これらの係合突起58と係止突起59とによって本実施形態に係わる前記係止機構54が構成されている。
【0063】
一方、前記主軸51と補助リング56との間には、これらを軸回りの所定の2位置で係止するとともに、これらを相対回動させるように作用する荷重が所定値を越えた場合に、両者の相対回動を許容するようにしたクラッチ57が設けられ、さらに、前記係合突起58と軸受け44との間には、前記補助リング56を、前記係合突起58と係止突起59とを係合させる方向に弾発する弾発部材60が設けられている。
【0064】
また、前記クラッチ57は、前記主軸51の側面から半径方向の内側へ向けて所定深さに穿設されたガイド孔61と、このガイド孔61内に、その長さ方向に沿って移動自在に装着された係合球62と、前記ガイド孔61内に装着されて、前記係合球62を前記ガイド孔61の外部へ向けて弾発する圧縮スプリング63と、前記補助リング56の内壁面に形成され、この補助リング56と前記主軸51とが所定位置に相対回動させられた際に、前記係合球62の一部が嵌合させられる略円錐状の凹部64とによって構成されている。
【0065】
そして、このクラッチ57は、前記補助リング56と主軸51とが所定位置に相対回動させられた時点で、前記ガイド孔61と凹部64とが合致させられるとともに、前記ガイド孔61内に装着されている係合球62が前記圧縮スプリング63によって弾発されて、前記係合球62の一部がガイド孔61の開口端部から突出させられて前記凹部64と係合させられることにより、前記補助リング56と主軸51との軸回りの相対回動を規制して両者を一体回動させ、また、補助リング56と主軸51との間に、大きな相対回転力が作用した場合、前記係合球62が、前記凹部64の傾斜面に沿ってガイド孔61内へ押し込まれて、前記凹部64との係合が解除されることにより、前記主軸51と補助リング56との係合状態が解除されて両者の相対回動を許容するようになっている。
【0066】
さらに、前記ガイド孔61、係合球62、および、圧縮スプリング63は、前記主軸51に、その軸線回りに180゜の間隔で2箇所に設けられており、一方の係合球62が選択的に前記凹部64へ嵌合させられることにより、前記主軸51と補助リング56とが、2箇所の所定の相対回動位置において相互に係止されるようになっている。
【0067】
そして、前記クラッチ57によって主軸51と補助リング56との係合がなされてその相対回動が拘束され、かつ、前記係合突起58と係止突起59とが係合させられた状態において、前記主軸51に装着されている位置設定部材52・53の一つの位置規制面52a(53a)が前記折り曲げ刃3・7へ対向させられるようになっている。
【0068】
一方、前記主軸51と前記スライダ19にはサーボモータ66が取り付けられ、このサーボモータ66には、このサーボモータ66の回転を前記主軸51へ伝達する回転伝達手段67が連設されており、本実施形態においては、これらのサーボモータ66、回転伝達手段67、前記補助リング56、および、クラッチ57とによって、前記折り曲げ刃3・7へ対向させる位置設定部材52・53を切り替える位置設定部材切替機構65が構成されている。
【0069】
そして、この位置設定部材切替機構65は、前記クラッチ57によって主軸51と補助リング56との相対回動が拘束され、かつ、前記係合突起58と係止突起59とが係合させられた状態において、前記主軸51に所定の回動力を負荷して、前記主軸51を前記係合突起58と係止突起59とを係合させる方向、すなわち、図6の反時計方向に回動させて前記係合球62と凹部64との係合を解除し、さらに、前記主軸51を回動させて前記一対の係合球62の一つを前記凹部64に選択的に係合させることにより、前記主軸51に取り付けられている2組の位置設定部材52・53の一つの位置規制面52a・53aを選択的に前記折り曲げ刃3・7へ対向させるようになっているとともに、前記サーボモータ66には、必要に応じて前記主軸51の回動を自由な状態にするためのクラッチ機構を内蔵している。
【0070】
さらに、本実施形態においては、前述したように、前記補助リング56を、前記係合突起58と係止突起59とを係合させる方向に弾発する弾発部材60が設けられているが、この弾発部材60の弾発力は、回転が自由な状態に保持されている主軸51を一方向へ回動させて、前記係合突起58を係止突起59へ係合させるだけの小さな弾発力となされており、前記クラッチ57を構成する係合球62と凹部64との係合力よりも小さく設定されている。
【0071】
したがって、この係合球62と前記凹部64との係合がなされた状態において、前記補助リング56に、前記係合突起58が係止突起59から離間する方向へ回動させる荷重が作用した場合、図7に示すように、前記弾発部材60の弾発力に抗して、前記主軸51と補助リング56とが一体的に容易に回動するようになされている。
【0072】
ついで、本実施形態に係わる板材の折り曲げ機の作用について説明する。
【0073】
まず、直線状の板材Wを先端から所定の位置で折り曲げる場合について説明すれば、前記係合突起58を係止突起59へ係合させて、前記補助リング56を所定位置に係止しておくとともに、前記クラッチ57を連結状態として、図5および図6に示すように、第1の位置設定部材52を下刃3へ対向させ、かつ、位置設定部材切替機構65のサーボモータ66による前記主軸51の回転拘束を解除しておく。
【0074】
これによって、前記第1の位置設定部材52が、その位置規制面52aが前記下刃3へ対向させられた状態で保持される。
【0075】
ついで、折り曲げ位置設定機構21によって前記スライダ19すなわち主軸51を移動させて、前記第1の位置設定部材52と下刃3との間隔を、目的とする折り曲げ位置に対応して調整する。
【0076】
これより、図5に示すように、開かれた状態にある両折り曲げ刃3・7の間に板材Wを挿入してその先端を前記第1の位置設定部材52に当接させて位置決めした後に、駆動機構6により前記上刃7を下降させて、この上刃7と下刃3とを咬み合わせることにより、図8に示すように、前記板材Wが所定角度に折り曲げられ、この折り曲げ角度は、前記折り曲げ角設定手段8によって設定されるところの、前記下刃3に対する上刃7の相対的な下降位置によって決定される。
【0077】
このような折り曲げ操作に際して、前記板材Wの先端部が上方へ押し上げられるように移動させられ、このとき、前記板材Wによってこの板材Wが当接させられている第1の位置設定部材52に、同様に上方へ押し上げるような荷重が作用するが、前記主軸51の回動が、弾発部材60による弱い弾発力によってのみ拘束されていることから、前記主軸51が、図7および図8に示すように、前述した荷重によって回動させられるとともに、前記第1の実施形態と同様に、前記第1の位置設定部材52が上方へと移動させられる。
【0078】
これによって、前記板材Wの折り曲げ時において、この板材Wと第1の位置設定部材52との擦れによる板材Wの損傷が防止される。
【0079】
そして、本実施形態においても、前記複数の第1の位置設定部材52が、それぞれ主軸51に直接固定されていることにより、これら複数の第1の位置設定部材52間の位置ずれが大幅に抑制され、かつ、前記主軸51が軸受け44によって高精度に位置決めされていることにより、これらの第1の位置設定部材52に当接させられて位置決めされる板材Wの折り曲げ位置が精度よく設定される。
【0080】
このような折り曲げ操作によって、前記板材Wの先端が前記第1の位置設定部材52から離間させられると、前記補助リング56が、前記弾発部材60の弾発力により、前記係合突起58と係止突起59との係合がなされるまで、前述した方向と逆方向、すなわち、図8における反時計方向に回動させられ、これに伴って、この補助リング56にクラッチ57を介して連結されている前記主軸51も同様に回動させられて、前記第1の位置設定部材52とともに、図5に示す初期位置に戻される。
【0081】
ついで、図11に示すように、先端部が下方へ向けてクランク状に折曲された板材Wを折り曲げる場合について説明すれば、まず、位置設定部材切替機構65の内部クラッチを作動させて、サーボモータ66と主軸51とを回転伝達手段67を介して連結した後に、前記サーボモータ66を起動して、前記主軸51を、図9に矢印で示すように、反時計方向に回転させる。
【0082】
このとき、前記補助リング56が、前記係合突起58と係止突起59との係合によって、前述した位置設定部材切替機構65による回動方向への回動が拘束されていることから、前記位置設定部材切替機構65によって前記主軸51に、前記クラッチ57の係止力よりも大きな回動力を与えることにより、前記クラッチ57の接続が解除されて、前記主軸51が、停止状態にある補助リング56に対して相対回動させられる。
【0083】
このような主軸51の回動を、前記クラッチ57の他方の係合球62が、前記停止状態にある補助リング56の凹部64へ嵌合するまで回動させてこのクラッチ57を接続した後に、前記位置設定部材切替機構65の作動を停止するとともに、この位置設定部材切替機構65の内部クラッチの接続を解除する。
【0084】
このような操作によって、前記主軸51が停止状態にある前記補助リング56に対して180゜相対回転させられた後に、クラッチ57を介して補助リング56に係止されるとともに、図10および図11に示すように、前記主軸51に設けられている第2の位置設定部材53の位置規制面53aが鉛直方向に沿いかつ前記下刃3に対向させられて保持される。
【0085】
そして、前記下刃3に対向させられた前記第2の位置設定部材53の位置規制面53aは、前記主軸51の側面を覆うようにして下方へ位置させられていることから、先端部が下方へ向けてクランク状に折り曲げられた板材Wを両折り曲げ刃3・7間に挿入すると、その先端部が、図11に示すように、前記位置規制面53aへ当接させられる。
【0086】
したがって、前記板材Wの先端が、折り曲げ位置を設定するための基準面に当接させられて、板材Wに対する正確な折り曲げ位置の設定がなされるから、先行して実施される折り曲げ形態によって、次工程の折り曲げが制限されてしまうことが抑制される。
【0087】
そして、前記上刃7を下降させて前記板材Wを折り曲げると、前記第2の位置設定部材53の位置規制面53aが、前記主軸51の側面を覆うようにして位置させられていることから、前記第2の位置設定部材53が板材Wの先端部とともに上方へ移動させられる際に、前記板材Wの先端が第2の位置設定部材53に近付くような移動軌跡となる。
【0088】
ここで、前記板材Wの先端と前記第2の位置設定部材53との当接位置によっては、前述した各折り曲げ操作と同様に、前記板材Wの先端が上方へ向けて移動させられるとともに、前記主軸51の回転が弾発部材60の弱い弾発力によってのみ拘束されていることから、前記板材Wの先端の移動に伴って、前記主軸51が回動させられて、前記第2の位置設定部材53も同様に上方へ移動させられ、この結果、前記板材Wと第2の位置設定部材53との擦れが防止されて、前記板材Wの損傷が防止される。
【0089】
また、前記板材Wの先端と第2の位置設定部材53との当接位置が、前述した位置よりも下方へある程度ずれると、板材Wの先端が前記第2の位置設定部材53へ押し付けられて、前記主軸51における前述した逃げのための回動がしづらくなる場合がある。
【0090】
この場合、前記板材Wに位置ずれが生じて折り曲げ位置がずれてしまったり、前記板材Wに無理な力が作用して、この板材Wや、前記第2の位置設定部材53に損傷を与えてしまうことが想定されることから、前記板材Wに対する折り曲げの開始と同時に、前記折り曲げ位置設定機構21を駆動して、前記主軸51すなわち第2の位置設定部材53を、前記下刃3から若干離間させる方向に移動させるような処置が必要となる。
【0091】
また、前述したように前記第2の位置設定部材53を前記下刃3へ対向させた状態においては、この第2の位置設定部材53が前記主軸51および軸受け44よりも下方に位置させられており、かつ、前記主軸51および軸受け44の上端が前記下刃3の上端部よりも下方に位置させられていることから、図12に示すように、前記板材Wを前記バック定規50の上方を通過させて設置した場合においても、前記板材Wが、バック定規50に接触することなく前記下刃3上に正確に載置される。
【0092】
したがって、両折り曲げ刃3・7とその後方に位置する支持枠4との空間部全体を利用した折り曲げ操作が可能となり、その利用範囲が大幅に拡大される。
【0093】
一方、本実施形態においては、前記位置設定部材切替手段65に、サーボモータ66を用いたことにより、位置設定部材52・53の切替を電気的に行なうことにより、折り曲げ作業の自動化が可能となる。
【0094】
さらに、本発明の第3の実施形態について図13を参照して説明する。
【0095】
本実施形態は、前記位置設定部材切替機構に変更を加えたもので、図13に符号70で示す位置設定部材切替機構は、前記主軸51に回動可能に装着されたドリブンプーリ71と、このドリブンプーリ71と所定間隔をおいて配設されるドライブプーリ72を備えたサーボモータ73と、前記ドライブプーリ72とドリブンプーリ71との間に巻回されたタイミングベルト74とによって構成されている。
【0096】
また、前記ドリブンプーリ71には回転軸線方向に沿って突設された係止突起75が設けられ、前記主軸51には、半径方向に沿って突設された係合突起76が設けられており、これらの係止突起75と係合突起76とによって、前記主軸51とドリブンプーリ71との所定方向(図示例では反時計回り)の相対回動を拘束する係止機構78となされ、前記係合突起76と前記ドリブンプーリ71との間には、前記係合突起76と係止突起75とを係合方向に弾発する弾発部材77が介装されている。
【0097】
さらに、前記位置設定部材切替手段70を構成するサーボモータ73には、その回転を拘束する電磁ブレーキが内蔵されている。
【0098】
このように構成された本実施形態に係わる位置設定部材切替機構70においては、前記サーボモータ73によってドリブンプーリ71を回動させることにより、前記主軸51を回動させて、この主軸51に取り付けられている位置設定部材52・53の一つを下刃3へ対向させ(図示例では第1の位置設定部材53を対向させてある)、この状態において前記サーボモータ73の回動を、内蔵されている電磁ブレーキによって拘束することにより、前記第1の位置設定部材53を下刃3へ対向した位置に係止し、また、前記サーボモータ73の再起動によって主軸51を180゜回動させることにより、第2の位置設定部材52を下刃3に対向させた状態に係止するようになっている。
【0099】
このような位置設定部材52・53の切替操作に際し、前記係止機構78が弾発部材77によって係止状態に保持されて、前記主軸51とドリブンプーリ71との相対回動が拘束されていることから、前記ドリブンプーリ71の回動に伴って、前記主軸51が一体的に回動させられる。
【0100】
しかしながら、前記弾発部材77の弾発力は弱く設定されているから、前記ドリブンプーリ71を、前記係止機構78の当接を解除する方向(図13中において反時計方向)に回動させると、初動時の慣性力によって前記係止機構78の係合突起76と係止突起75とが離間させられ、回動の途中において前記弾発部材77によって前記係合突起76と係止突起75とが再接触させられる、いわゆるチャタリング現象が発生することが想定される。
【0101】
そして、このようなチャタリング現象が発生すると、前記係合突起76と係止突起75との再接触時における衝撃によって騒音が発生することから、好ましくは、前記係合突起76と係止突起75とを係合させる方向(図13中の時計方向)に前記ドリブンプーリ71を回動させることが望ましい。
【0102】
そして、各位置設定部材52・53を下刃3へ対向させた状態においては、前述したように、前記ドリブンプーリ71の回動が拘束され、かつ、このドリブンプーリ71の回動を拘束している弾発部材77の弾発力が弱く設定されていることから、板材Wの折り曲げ時において、その逃げ方向に前記主軸51が円滑に追従するように回動させられる。
【0103】
この結果、本実施形態においても、前記第2の実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0104】
なお、前記各実施形態において示した各構成部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0105】
たとえば、図2に示す実施形態においては、前記主軸41に取り付けられた位置設定部材42の自重によって前記主軸41に回転モーメントを作用させ、この回転モーメントによって前記主軸41を初期位置に戻すようにしたが、この戻し作用を確実にするために、図6に示すような弾発部材60を用いて前記主軸41に復帰力を付与することも可能である。
【0106】
また、前述した各実施形態において、第2の実施形態において示した位置設定部材切替機構65を用いて、前記主軸41・51の回動位置や、折り曲げ操作時における位置設定部材42・52・53の逃げ方向への移動を電気的に行なわせるようにすることも可能である。
【0107】
また、曲げ角設定手段8を非接触型の位置検出器を用いて構成した例について示したが、リミットスイッチ等の接触型の位置検出器を用いて構成することも可能である。
【0108】
さらに、前記第2の実施形態において示した位置設定部材切替機構65を省略して、前記位置設定部材52・53の切替をマニュアルによって行なうようにしてもよい。
【0109】
一方、前記各実施形態において、前記主軸41・51の軸方向における支持を、その長さ方向の中間部においてピロー軸受け等によって行なうことにより、この主軸41・51に熱伸縮が生じた場合に、その歪みが主軸41・51の両端部へ逃がされて、この主軸41・51の曲がり等の変形が防止される。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わる板材の折り曲げ機によれば、バック定規を構成し、板材の先端部が当接されてその位置決めをなす位置設定部材を、回転可能に設けられた主軸に直接固定するようにしたから、前記位置設定部材を複数設ける場合において、各位置設定部材の取り付け後における相互の位置ずれを防止して、折り曲げ位置の正確な位置設定を行なうことができ、かつ、前記主軸の回転によって、板材の折り曲げ時における前記位置設定部材の逃げ動作を確実に行なって、前記板材や位置設定部材の損傷を防止することができる。
【0111】
しかも、位置設定部材を主軸に直接固定する構成としたから、その構成が簡素であるとともに、組立作業も簡便であり、この結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0112】
さらに、位置設定部材を、主軸の周方向に間隔をおいて複数設け、一方の位置設定部材の位置規制面を、前記下刃に対向させた状態において、この下刃の上端部近傍から上方へかけて対向させられるように形成し、また、他方の位置設定手段の位置規制面を、前記下刃に対向させた状態において、この下刃の上端部近傍から下方へかけて対向させられるように形成し、かつ、前記主軸に、この主軸を、前記複数の位置規制面の一つを前記折り曲げ刃へ対向させる位置に選択的に係止する位置設定部材切替機構を設けたことにより、前記板材が当接させられる位置規制面を折り曲げ刃の上下方向に拡大し、これによって、前記板材の先端部に折り曲げ加工が施されている場合にあっても、この板材の先端部と位置規制面との当接を可能とし、これによって、先行して施された折り曲げ加工に左右されることなく次工程の折り曲げ加工が可能となって、折り曲げ加工可能な範囲を大幅に拡大することができる。
【0113】
本発明の請求項2に係わる板材の折り曲げ機によれば、請求項1において、前記位置設定部材切替機構を、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、前記係止機構によって係止される補助リングと、この補助リングと前記主軸との間に設けられ、これらを軸回りの複数の所定箇所において、前記補助リングと主軸とを弾性的にかつ係脱可能に係合させるクラッチとによって構成したことにより、複数の位置設定部材の切替を円滑に行なうことができるとともに、その切替位置を確実に保持することができ、これによって、板材の連続した折り曲げ加工を円滑に行なうことができる。
【0114】
本発明の請求項3に係わる板材の折り曲げ機によれば、請求項2において、前記位置設定部材切替機構に、前記主軸に係脱可能に連結され、かつこの主軸を前記係止機構の係止力および前記クラッチの係合力に抗して所定方向に回転させるモータを設けたことにより、前記位置設定部材の切替を自動的に行なうことができ、自動運転への適用が容易となる。
【0115】
本発明の請求項4に係わる板材の折り曲げ機によれば、請求項1において、前記位置設定部材切替機構を、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、この主軸に対して前記係止機構によって係止されるドリブンプーリと、このドリブンプーリを回動させるとともに、所定の複数の回動位置の一つに選択的に固定するモータとによって構成したことにより請求項3において得られる作用効果に加えて、クラッチを省略することにより、全体構成の簡素化を図ることができる。
【0116】
また、本発明の請求項5に係わる板材の折り曲げ機によれば、請求項1ないし請求項4において、前記主軸に、この主軸を、位置設定部材の位置規制面を折り曲げ刃へ対向させる係止位置へ向けて弾発する弾発部材を設けることにより、折り曲げ操作時において前記係止位置から所定方向へ回動させられた主軸を、前記弾発部材によって確実に前記係止位置へ戻すことができ、次工程の折り曲げ操作への移行を円滑なものとすることができる。
【0117】
さらに、本発明の請求項6に係わる板材の折り曲げ機によれば、請求項1ないし請求項5において、前記バック定規と折り曲げ刃との間隔を折り曲げ位置設定機構によって調整することにより、前記板材における折り曲げ位置の調整を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す要部の背面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す要部の背面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すもので、係止機構の詳細図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すもので、係止機構の詳細図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示すもので、係止機構の詳細図である。
【図10】本発明の第2の実施形態を示すもので、係止機構の詳細図である。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示すもので、係止機構の詳細図である。
【図14】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機を示す背面図である。
【図15】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機の要部の縦断面図である。
【図16】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機の折り曲げ角設定手段を示す背面図である。
【図17】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機の要部の縦断面図である。
【図18】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機の要部の縦断面図である。
【図19】本出願人の先の提案に係わる板材の折り曲げ機の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
3 下刃
3a 溝
4 支持枠
5 昇降機構
6 駆動機構
7 上刃
8 曲げ角設定手段
9 クランクシャフト
10 クランクアーム
11 光センサ
12 位置設定機
13 調整軸
14 位置設定円盤
15 サーボモータ
16 駆動機構
19 スライダ
20 ガイドロッド
21 折り曲げ位置設定機構
22 送りボルト
23 ナット
24・25 傘歯車
26 駆動ロッド
40・50 バック定規
41・51 主軸
42 位置設定部材
42a 位置規制面
43 係止機構
52 第1の位置設定部材
53 第2の位置設定部材
52a・53a 位置規制面
54・78 係止機構
56 補助リング
57 クラッチ
58・76 係合突起
59・75 係止突起
60・77 弾発部材
62 係合球
63 圧縮スプリング
64 凹部
65・70 位置設定部材切替機構
66 サーボモータ
67 回転伝達手段
71 ドリブンプーリ(位置設定部材切替機構)
72 ドライブプーリ(位置設定部材切替機構)
73 サーボモータ(位置設定部材切替機構)
Claims (6)
- 対向して配設され、板材を挟み込むことによりこの板材を折り曲げる一対の折り曲げ刃と、これらの両折り曲げ刃を相互に接近離間させる駆動機構と、この駆動機構を制御することにより、前記両折り曲げ刃の相対移動ストロークを調整して前記板材の折り曲げ角を設定する折り曲げ角設定手段と、前記折り曲げ刃と所定間隔をおいて配設され、前記両折り曲げ刃間に挿入される前記板材が当接させられることにより、この板材の折り曲げ位置を設定するバック定規とを備え、前記バック定規が、前記折り曲げ刃と略平行に配設されかつ回転可能に設けられた主軸と、この主軸の外面に設けられ、前記板材が当接させられる位置規制面を備えた位置設定部材と、前記主軸に設けられ、この主軸を、前記位置設定部材の位置規制面が前記折り曲げ刃へ対向させられる位置に係止するとともに、前記板材の折り曲げ時において、この板材の逃げ方向へ自由回動させる係止機構とによって構成されているとともに、さらに前記位置設定部材が、前記主軸の周方向に間隔をおいて複数設けられているとともに、一方の位置設定部材の位置規制面が、前記下刃の上端部近傍から上方へかけて対向させられるように形成され、他方の位置設定部材の位置規制面が、前記下刃の上端部近傍から下方へかけて対向させられるように形成され、かつ、前記主軸には、この主軸を、前記複数の位置規制面の一つを前記折り曲げ刃へ対向させる位置に選択的に係止する位置設定部材切替機構が設けられていることを特徴とする板材の折り曲げ機。
- 前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、前記係止機構によって係止される補助リングと、この補助リングと前記主軸との間に設けられ、これらを軸回りの複数の所定箇所において、前記補助リングと主軸とを弾性的にかつ係脱可能に係合させるクラッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の板材の折り曲げ機。
- 前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に係脱可能に連結され、かつこの主軸を前記係止機構の係止力および前記クラッチの係合力に抗して所定方向に回転させるモータを備えていることを特徴とする請求項2に記載の板材の折り曲げ機。
- 前記位置設定部材切替機構が、前記主軸に回動可能に装着され、かつ、この主軸に対して前記係止機構によって係止されるドリブンプーリと、このドリブンプーリを回動させるとともに、所定の複数の回動位置の一つに選択的に固定するモータとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の板材の折り曲げ機。
- 前記主軸を前記係止位置へ向けて弾発する弾発部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の板材の折り曲げ機。
- 前記バック定規には、前記主軸を前記折り曲げ刃に対して接近離間させる折り曲げ位置設定機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の板材の折り曲げ機。
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