JP3872330B2 - System ceiling suspension structure and system ceiling - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、システム天井の吊り構造およびシステム天井に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、Tバーをグリッド状に組んでグリッド状下地を構成して、スラブなどの躯体から吊り下げ、そのグリッド状下地に上方から、岩綿防音板などからなる天井板や天井用の設備機器が配設された設備プレートなどを落とし込んで係止するシステム天井が知られている。
【0003】
図10は、従来のシステム天井の吊り構造の概略を示す斜視部分断面図である。図11はその断面方向の概略構成を示す説明図である。
躯体1から吊り下げられる天井下地は、Tバー2が、例えば2フィート(609.6mm)間隔で交差されてグリッド状に組まれて構成されている。Tバー2のウェブ2aは上方を向けられ、フランジ2bは水平方向に延ばされて、天井板などを係止する受け面となっている。
【0004】
天井下地の吊り下げ方式には、吊りボルト方式とワイヤー吊り方式があるが、より安価な材料で施工できる後者が欧米では一般的であって、図10、11に図示したのはワイヤー吊り方式である。
【0005】
この場合、Tバー2は、それぞれが交差する交差点近傍で、垂直方向にはポスト固定用ワイヤー24、斜め方向には4本のワイヤーブレース22によって躯体1から吊り下げられている。いずれのワイヤーも、躯体側では、鋲6によって躯体1のスラブ面1bに鋲止めされた係止金物23の係止孔に、Tバー側では、交差点近傍に設けられたワイヤー係止孔2cに、それぞれ、ワイヤーが通されてからねじられて係止されている。このため、天井下地は、通常状態では、鉛直下方および水平方向に係止されて、天井板や設備プレートの重量を上方から支えている。しかし、例えば地震時などの外力が作用して天井下地が上方にゆすられると、上方への変位や変形が生じることになる。
【0006】
そこで、ポスト固定用ワイヤー24を囲繞するようにして、鉛直上方への変形を規制するコンプレッションポスト21が設けられている。コンプレッションポスト21は電線管を利用して伸長方向には伸びるが、圧縮方向には圧縮が規制されるストッパ機構を備えた既製品が用いられている。
【0007】
一方、躯体1の壁面1aとの間には、Tバー2の端部を収めるために、L型断面を備える回り縁20が、壁面1aに側方からビス10でビス止めされて固定されている。グリッド状に組まれたTバー2は、回り縁20によって壁面1aから水平に延ばされた受け面に上方から落とし込まれるように係止されるが、固定はされないので、ワイヤーブレース22だけで水平方向の位置が規制されている。また鉛直方向には、天井板や設備プレートなどの重量によって下方に押し付けられ、受け面と当接している。
【0008】
なお、壁面1aは床面から延ばされた壁体の表面とは限らず、例えば梁出し天井の場合、スラブ面1bから下方に突出した梁の側面になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようなワイヤー吊り方式によるシステム天井の吊り構造では、まず、耐震性を考慮した実物大の加振実験を反復して行うと、次第にワイヤーブレース22が伸びてブレースが効きにくくなるという問題があった。このため、地震の回数が多くなるとワイヤーが伸び、耐震性が低下する恐れがあった。また、ワイヤーブレース22の施工時にその張り強さを適正値に設定し、しかも天井板などの荷重による伸びのばらつきを抑える必要があるので、ワイヤーの張り手間と確認手間が膨大となり、施工コストが上昇するという問題があった。
【0010】
また、欧米に比べて耐震性が必要な日本などでの設計では、比較的強力なコンプレッションポスト21を数多く配置する必要があり、しかもそれらは高価なストッパ機構を備えるため、調達コストの上昇を招くという問題があった。
【0011】
また、上記のシステム天井の吊り構造に用いられる回り縁においては、Tバー2が回り縁20に載せられるだけなので、強度が低く、耐震性に欠けるという問題があった。
【0012】
また、例えばビルのリニューアル工事において全体的な施工性のすぐれたシステム天井の需要が大きいが、回り縁20を壁面1aに側方からビス止めするために、まず壁面1aに下穴を空けてホールインアンカーを打ち込んでビスのねじ込み部を設ける必要があるが、かえってその施工コストが大きくなり全体的には、高価につくという問題があった。
【0013】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、天井下地の強度と耐震性を向上させながら、施工の効率を大幅に改善し、製造と施工のためのコストを抑えることができるとともに、既設建築物のリニューアルにおいても施工コストを抑えることができるシステム天井の吊り構造およびシステム天井を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、Tバーが、グリッド状に組まれ、該Tバーが交差された位置で、ワイヤーによって躯体から吊り下げられて、システム天井を配設するためのグリッド状下地が構成され、前記Tバーの上方への変形を規制するための圧縮柱部材が、前記ワイヤーを囲繞するように配設され、前記Tバーの水平方向の位置を躯体に係止されたブレース部材によって規制されてなるシステム天井の吊り構造において、前記ブレース部材を形鋼によって構成し、該ブレース部材の一方の端部を躯体に係止された係止金物に固定し、他方の端部を前記Tバーに固定する。
そのため、ブレース部材の張り調整が不要であり、しかも両端が緩むことなく固定されるので、加振を繰り返しても安定した耐震性能を得ることができる。
【0015】
請求項2に記載の発明では、Tバーが、グリッド状に組まれ、該Tバーが交差された位置で、ワイヤーによって躯体から吊り下げられて、システム天井を配設するためのグリッド状下地が構成され、前記Tバーの上方への変形を規制するための圧縮柱部材が、前記ワイヤーを囲繞するように配設され、前記Tバーの水平方向の位置を躯体に係止されたブレース部材によって規制されてなるシステム天井の吊り構造において、前記圧縮柱部材を、管材で構成し、その端部に、前記交差されたTバーの上端部をまたいで上方および水平方向への位置を規制して係止する位置規制部を設ける。
そのため、管材の剛性でTバーの上方への変形を規制するので、高価なストッパ機構を設けなくても、安価な材料で圧縮柱部材を構成できる。
【0016】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載のシステム天井の吊り構造において、前記圧縮柱部材を、両端が切り落とされた管材と、該管材の端部に係止される凸部を上部に備えるとともに、前記交差されたTバーの上端部をまたいで上方および水平方向への位置を規制して係止する挟持部を設けた連結部材と、から構成する。
そのため、より大きな剛性が必要なTバーの上方への変形を規制する管材を単純な形状で製作し、より複雑な形状が必要な挟持部を別部材にするので、全体として製作が容易となる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載のシステム天井の吊り構造において、前記圧縮柱部材を角型鋼製下地材によって、前記ブレース部材を形鋼によって構成し、該ブレース部材の一方の端部を躯体に係止された係止金物に溶接し、他方の端部を前記角型鋼製下地材の側面に係止することによって固定する。
そのため、Tバーの高さが、圧縮柱部材によって規制されて決まった状態で、ブレース部材を取り付けることができ、その取り付けの際に高さ調整をする必要がなく、また取付部が平面になっている角型鋼製下地材に係止するので、ブレース部材の係止が容易となる。
【0018】
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載のシステム天井の吊り構造において、前記グリッド状下地の周縁部前記Tバーの端部を収めて係止される回り縁を備え、該回り縁が、前記Tバーの端部の下面を受けるための水平方向の配された下受け面部と、該下受け面部の端部から鉛直方向に延ばされて前記躯体の壁面に対向する側面部と、該側面部の上端部から水平方向に延ばされて前記下受け面部に対向し、前記Tバーの端部の上面を受けるように位置させられた上受け面部と、前記Tバーの端部の前記壁面に沿う方向の水平位置を規制するために、前記上受け面部の端面から鉛直下方に延ばされた遮蔽部と、該遮蔽部の端部によって前記Tバーの上端部をその幅方向に挟持して位置決めするようなスリットを形成してなる位置決め部と、を備える部材が方形に組まれてなり、前記回り縁の前記側面部と前記壁面の間に、その間の隙間をふさぐ圧縮変形可能な緩衝部材を設けるように構成する。
そのため、位置決め部にTバーの上端部を差し込むことで容易にTバーを位置決めして、上受け面部と下受け面部の間でTバーを係止することができる回り縁を備えるので、取り付け施工が容易なシステム天井の吊り構造となる。
また、回り縁を壁面に固定しないので、壁面への取り付けのためのアンカーボルト打ち込み作業などが不要となる。さらに、壁面と回り縁の側面部の間に圧縮変形可能な緩衝部材を設けるので、回り縁の壁面方向への移動を規制しながら、目隠しを設けることができる。
【0019】
請求項に記載の発明では、請求項5に記載のシステム天井の吊り構造において、前記回り縁の前記位置決め部を、形鋼に切り欠きを設けて形成する。
そのため、回り縁の製作がきわめて容易となる。
【0022】
請求項に記載の発明では、請求項1〜6のいずれかに記載のシステム天井の吊り構造を備え、前記グリッド状下地に天井を形成するための天井部材を係止してなるシステム天井を構成する。
そのため、上記のようなシステム天井の吊り構造を備えるので、上記と同様の作用を備えたシステム天井となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下では、本発明に係るの実施の形態を、添付図面を参照して説明する。なおすべての図面を通して、同一または相当する部材は、同一の符号を付している。
【0024】
本発明に係るシステム天井の吊り構造は、Tバーをグリッド状に組んでグリッド状下地を構成して、スラブなどの躯体から吊り下げ、そのグリッド状下地に上方から、岩綿防音板などからなる天井板や天井用の設備機器が配設された設備プレートなどを落とし込んで係止するシステム天井の吊り構造であって、大きくはTバーを躯体から吊り下げて係止する構成と、グリッド状下地の端面を収めて係止する回り縁の構成とからなる。
【0025】
まず、Tバーを躯体から吊り下げて係止する構成について説明する。図1に示したのは、本発明の実施の形態を示すTバーの交差点近傍における断面図である。
Tバー2は、従来と同様にグリッド状に組まれており、上方にウェブ2aを向け、フランジ2bが水平に延ばされている。フランジ2bはグリッドの内側でロの字状の開口を形成し、天井板や設備プレートを係止する受け面となっている。Tバー2の交差点の近傍には、ウェブ2aに空けられたワイヤー係止孔2cが設けられている。
【0026】
躯体1の下面をなすスラブ面1bには、Tバー2の交差点の直上位置に係止金物23が、また下方にあるTバー2が延びる方向にほぼ沿って所定の距離をおいた位置に、係止金物5が例えば鋲6などによって係止されている。係止金物23は、例えばL型金具の平面にそれぞれポスト固定用ワイヤー24を通すための孔とスラブ1bに鋲止めするための孔が設けられた部材であり、係止金物5は、例えばL型金具の一面にスラブ1bに鋲止めするための孔が設けられた部材である。
【0027】
Tバー2の交差点とその直上にあって係止金物23が固定されたスラブ面1bの間には、図2に示したように、ポスト3(圧縮柱部材)が配設されている。ポスト3は、従来スタッドとして用いられている例えば40×40mmあるいは40×25mmなどの角型断面を備えた角型鋼製下地材である。長手方向を鉛直向きに立てたとき、上端部は水平方向に平坦に切り落とされ、下端部は、交差点において4本のTバー2のウェブ2aにそれぞれまたいで嵌合可能なスリット3a(位置規制部)が設けられている。スリット3aの位置は、ウェブ2aに嵌合させたとき、角型鋼製下地材の角形状をなす側面がTバー2の延在方向とほぼ平行に整列するような位置に設けられている。したがってスリット3aをTバー2にそれぞれ嵌合させ、上端部をスラブ面1bに当接した状態では、Tバー2のスラブ面1bからの高さがポスト3によって規制されているものである。
【0028】
ポスト3の内部には、スラブ面1bに係止金物23があり、その孔にポスト固定用ワイヤー24が通されて係止され、ポスト固定用ワイヤー24はポスト3の内部を通されて下方に延ばされ、ワイヤー係止孔2cを通してから、Tバー2がスリット3aに上下方向に嵌合するように張力を与えられ、ポスト3に例えば巻きつけられて係止されている。
【0029】
また図1、3に示したように、ポスト3の側面と係止金物5の間に、例えば溝形鋼などの形鋼を切断して製作されたブレース部材4が鉛直斜め方向に延ばされて配され、例えばスポット溶接などでその両端をポスト3(図3)と係止金物5(図4(a))に固定されている。ポスト3はスリット3aによって、Tバー2に係止されているので、結果としてTバー2がブレース部材4によって水平方向に係止されているものである。なお、ブレース部材4は、ポスト3の固定側の端部で、先端が水平に切り落とされている。このため、下方への突出が抑えられ、天井板落とし込みなどのときに、邪魔にならないようになっている。
【0030】
次に本発明に係る回り縁の構成について説明する。
図5は、本発明に係る回り縁を示す斜視図である。図6は、Tバー2および躯体1との係止の様子を示す断面図である。
図5(a)および図6(a)に示したように、本発明に係るシステム天井の吊り構造に用いる回り縁8は、その大部分が、直線を同方向に3回直角曲げして形成されるような断面を備えるチャンネル状の部材4本からなり、グリッド状に組まれたTバー2の端部を側面から差し込んで係止する位置決めスリット8e(位置決め部)を備え、Tバー2を方形に取り囲んで天井回り縁を構成するものである。
【0031】
回り縁8のチャンネル状の形状は、詳しくは、水平方向に延びる下受け面部8aと、その端部から鉛直方向に延びて躯体1の壁面1aに対向させられる側面部8bと、その側面部8bから水平方向に延ばされて下受け面部8aと対向する上受け面部8cと、その上受け面部8cの端部から下方に延ばされた遮蔽部8dからなる。下受け面部8aと上受け面部8cの対向間隔は、Tバー2のウェブ2aの上端面からフランジ2bの下端面までの高さ分だけ空けられている。
【0032】
上記と異なる形状となるのは、まず方形に組まれた場合の入り隅部8g(図5(b))であり、そこでは、下受け面部8aと側面部8bからなるL型断面をなしている。また、Tバー2を差し込む位置決めスリット8eでは、遮蔽部8dが切り欠かれて、ウェブ2aが嵌合する幅のスリット形状が設けられている。さらに、上受け面部8cには、位置決めスリット8eの幅内の位置にTバー2をねじ締結するための貫通孔8fが設けられている。
【0033】
また図6(a)に示したように、下受け面部8aと上受け面部8cの断面方向の幅は、Tバー2が回り縁8に差し込まれたとき、Tバー2の長さaの製作誤差を飲み込むための遊び長さが余裕として組み込まれた幅になっている。
【0034】
また側面部8bと壁面1aは、組み付け上必要な隙間が設けられており、その隙間には、目隠しとして隙間を覆うとともに、回り縁8の水平方向の移動を規制する圧縮変形可能な緩衝材11(緩衝部材)が側面部8bに例えばテープ止めなどによって配設されている。緩衝材11の材質としては、クッション材、緩衝材、シール材として使用される材質はどれも採用できるが、例えばポリウレタンやポリエチレンなどの発泡体、ゴムやエラストマーおよびそれらの発泡体などが採用できる。
【0035】
次に、以上に説明した本発明を用いたシステム天井の吊り下げの施工を説明する。
まず、躯体1のスラブ面1bに吊り下げ位置とブレース部材4の配置位置に合わせて、係止金物23を鋲6で下方から固定する。
【0036】
次に、Tバー2をグリッド状に組んで、グリッド状下地を組み立てる。そして、Tバー2の端部を回り縁8により固定する。このとき、回り縁8にあらかじめ位置決めスリット8eが設けられているので、施工の手間がかかる墨出しをしなくても容易にTバー2を係止することができる。
【0037】
また回り縁8は、位置決めスリット8eによって水平方向が、下受け面部8aと上受け面部8cによって鉛直方向に係止されるので、単に、上方からTバーが載せられるのと異なり、堅固に係止されている。
【0038】
しかし、耐震上、施工作業効率上などの理由で、さらに剛性を高める必要があれば、上受け面部8cに設けられた貫通孔8fを介して、例えばタッピングビスなどのビス10でウェブ2aと回り縁8をねじ締結する。
【0039】
このように、回り縁8は壁面1aに固定されないので、壁面1aに固定するためのアンカーボルトなどを打ち込む必要はなく、躯体1への施工はスラブ面1bのみである。したがって、施工の手間が省ける。さらに、例えばビルをリニューアルする場合にも、壁面1aの既設の回り縁を除去した跡をさらに傷めるような施工の必要もない。その結果、リニューアル施工においてもシステム天井を安価に施工できるという利点がある。
【0040】
次に、Tバー2のワイヤー係止孔2cにポスト固定用ワイヤー24を係止する。続いて、ポスト固定用ワイヤー24をポスト3の内部に通してから、スリット3aを交差点のウェブ2aをまたぐように上方から嵌合させる。
【0041】
そして、Tバー2を吊り上げ、ポスト固定用ワイヤー24をそれぞれが係止される係止金物23に係止し、引張り上げて、高さが決まったら、ワイヤーをねじるなどして、位置を固定する。このとき、ポスト3はスラブ面1bとTバー2の間でスパン材となるので、ポスト固定用ワイヤー24を引っ張ってポスト3とガタなくTバー2を吊り上げれば、全体の水平が出されるものである。したがって、調整の手間や確認の手間はかからずきわめて好都合である。
【0042】
次に、ブレース部材4を配設していく。まず、ブレース部材4が溶接もしくはビスで固定される平面がほぼポスト3の側面に整列させられるような位置を選んで、係止金物5をスラブ面1bに鋲6で鋲打ちする。このとき、図4(b)に示したように打鋲後、係止金物5は水平方向に回転できるから、固定面の位置合わせが容易である。
【0043】
また、この作業時Tバー2はすでに高さが決まっており、その高さを保ってブレース部材4を配設すればよいので、ブレース部材4の位置は現物合わせで行ってよい。つまり、鋲打ちされた係止金物5とポスト3の側面にブレース部材4を仮置きして、スポット溶接することが可能である。
【0044】
ブレース部材4はいったん溶接もしくはビスで固定されれば、ワイヤーのように繰り返し加振を受けても緩むことがないから、きわめて安定したブレースとなり、システム天井の耐震性が向上するものである。
【0045】
以上で、天井下地の取り付けが完了するので、次に、天井板や設備プレートを上方から落とし込んで、システム天井を構成し、天井裏で配線作業などを行う。
【0046】
このとき、本発明では、図5(b)に示したように、回り縁8の入り隅部8gは、L字状の断面とされていて、2辺から例えば上受け面部8cなどがグリッドの内側に突出していないから、天井板9を上方から難なく落とし込むことができて好都合である。
【0047】
ところで、回り縁8の側面部8bに設けられた緩衝材11は、回り縁8と壁面1aの隙間を埋める目隠しであるが、その材質を圧縮変形可能な緩衝材としているので、回り縁8の壁面1aへの取り付けの寸法余裕ができて好都合である。
【0048】
また、Tバー2を回り縁8に係止する構造としているので、回り縁8もTバー2の横揺れとともに移動する。緩衝材11はそのような横揺れに対する緩衝材としての効果も発揮するから、横揺れしたとしても損傷が発生することがない。このため、壁面1aをTバー2の水平方向の係止部材とすることも可能で、この場合、小面積であればブレース部材4を削除あるいは削減することができ、ブレースの部品コストが削減できる。
【0049】
さて、以上では、ポスト3を角型鋼製下地材として説明したが、角型にすれば、ブレース部材4の固定が容易だというだけで、特に角型に限るものではない。例えば円管などの管材の端部を角型に絞り加工してもよいし、本体を円管などで製作し、ブレース部材4を固定する部分だけに角型鋼製下地材を通して本体に固定してもよい。
【0050】
以下では、本発明の変形例の構成と作用を説明する。
図7に示したのは、ブレース部材4の固定に関する変形例である。本例では、ブレース部材4がポスト3ではなく、Tバー2に例えば溶接やねじ締結などによって固定されている。
【0051】
このように構成すれば、Tバー2の水平方向の規制はブレース部材4によってなされるので、スリット3aの幅方向は、ウェブ2aと大きな遊びを持つ幅寸法にできる。したがって、スリット3aの加工精度を緩くすることができるので、ポスト3の製作コストを下げることができる。
また、ポスト3にブレース部材4を固定しないので、ポスト3として角型鋼製下地材以外の例えば円管など追加工しないでも採用できる利点がある。
【0052】
次に、図8の分解斜視図に示したのは、圧縮柱部材の変形例である。本例では、例えば両端部が水平に切り落とされた角型鋼製下地材からなるポスト本体12に、Tバー2との係止部とポスト本体12との係止部を備えたポスト支持金物7(連結部材)を連結して圧縮柱部材を構成する。なお、図示の都合上ポスト固定用ワイヤー24などの上記と同様の部材は省略している。
【0053】
図9(a)に示したように、ポスト支持金物7は、交差したTバー2のウェブ2a上面の幅と配置に合わされた十字状の上面受け部7bを備え、その上に、ポスト本体12の管内面または外面と嵌合可能な凸部7aが設けられている。上面受け部7bの十字の放射状に延びる端部からはそれぞれ下方に延ばされてウェブ2aの幅を挟持可能な側面受け部7c(挟持部)が設けられている。側面受け部7cには、ウェブ2aを挟持したときに、例えばウェブ2aに設けられた段差などに係止されて抜け止めを構成する凸形状を備える係止爪7dが設けられている。
【0054】
図9(b)に示したのは、ポスト支持金物7の側面受け部7cでウェブ2aを挟持し、ポスト本体12を上方から凸部7aに嵌合させて、それぞれを連結した様子である。なお、ポスト支持金物7とポスト12は圧縮側の規制部材なので、それぞれを溶接やねじ締結で固定する必要はない。
【0055】
ポスト支持金物7は、金属や合成樹脂などの種々の材質を用いて種々の形状で製作することができるが、例えば図9(a)に図示した形状は、一枚の鋼板を打ち抜いて適宜折り曲げる板金型加工によって容易に製作することができる。また、ポスト支持金物7は比較的小さいので、合成樹脂の型物で製作することも容易であり、大量生産が可能となって安価に製作できる。
【0056】
またポスト本体は、ポスト3に設けられたスリット3aのように、管材に機械加工を施さなくともよいので、ポスト本体12を安価に製作することができる。
【0057】
したがって、このように構成すれば、圧縮柱部材の大部分を占めるポスト本体12を単純な形状の汎用部材で製作し、より小さな部分を占めるポスト支持金物7を別部材で製作し、例えば大量生産が容易な型物などで製作することにより、全体として安価に圧縮柱部材を構成できる利点がある。
【0058】
なお、本変形例は、ポスト12を角型鋼製下地材として説明したが、凸部7aの嵌合形状を合わせておけば、角型に限らず任意形状の管材が採用できることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上に述べたように、請求項1に記載の発明では、ブレース部材に形鋼を用いることにより、張り調整が不要となり、両端が緩むことなく固定され、加振を繰り返しても安定したブレースを設けることができるので、耐震性を向上するとともに、施工が容易となるという効果を奏する。
【0060】
請求項2に記載の発明では、管材の剛性でTバーの上方への変形を規制するので、高価なストッパ機構を設けなくても、安価な材料で圧縮柱部材を構成できるため、システム天井の製作コストを抑えることができるという効果を奏する。
【0061】
請求項3に記載の発明では、より大きな剛性が必要なTバーの上方への変形を規制する管材を単純な形状で製作し、より複雑な形状が必要な挟持部を別部材にするので、圧縮柱部材の製作が全体として容易となり、安価に製作できるという効果を奏する。
【0062】
請求項4に記載の発明では、Tバーの高さが圧縮柱部材によって規制されて決まった状態でブレース部材を取り付けることができ、その取り付けの際に高さ調整をする必要がなく、また取付部が平面になっている角型鋼製下地材に係止するので、ブレース部材の係止が容易となり、施工の効率を改善することができ、施工コストを抑えることができるという効果を奏する。
【0063】
請求項5に記載の発明では、位置決め部にTバーの上端部を差し込むことで容易にTバーを位置決めして、上受け面部と下受け面部の間でTバーを係止することができる回り縁を備えるので、取り付け施工が容易となり、施工の効率を改善して施工のコストを抑えることができるという効果を奏する。
さらに、壁面と回り縁の側面部の間に圧縮変形可能な緩衝部材を設け、回り縁の壁面方向への移動の規制と目隠しを兼用することができるから、耐震性が向上し、製作コストを抑えることができるという効果を奏する。
【0064】
請求項6に記載の発明では、安価な形鋼の一部に切り欠きを設けて回り縁を構成するので、安価な回り縁とすることができるという効果を奏する。
【0067】
請求項に記載の発明では、上記のようなシステム天井の吊り構造を備えるシステム天井となるので、上記と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシステム天井の吊り構造の実施の形態を示す概略断面図である。
【図2】 Tバーと圧縮柱部材の係止関係を示す分解斜視図である。
【図3】 ブレース部材の係止の様子を説明するための斜視図である。
【図4】 ブレース部材と係止金物の取り付けの様子を示す概略斜視図である。
【図5】 本発明に係るシステム天井の吊り構造に用いられる回り縁の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係るシステム天井の吊り構造に用いられる回り縁の実施の形態を示す部分断面図である。
【図7】 本発明に係るブレース部材の係止の変形例を説明するための斜視図である。
【図8】 本発明に係る圧縮柱部材の変形例を説明するための分解斜視図である。
【図9】 本発明に係る連結部材の実施の形態を示す斜視図である。
【図10】 従来のシステム天井の吊り構造の構成を説明するための斜視部分断面図である。
【図11】 従来のシステム天井の吊り構造の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 躯体
1a 壁面
1b スラブ面
2 Tバー
2a ウェブ
3 ポスト(圧縮柱部材)
3a スリット(位置規制部)
4 ブレース部材
5 係止金物
7 ポスト支持金物(連結部材)
7a 凸部
7b 上面受け部
7c 側面受け部(挟持部)
8 回り縁
8a 下受け面部
8b 側面部
8c 上受け面部
8d 遮蔽部
8e 位置決めスリット(位置決め部)
8f 貫通孔
8g 入り隅部
9 天井板
11 緩衝材(緩衝部材)
12 ポスト本体
24 ポスト固定用ワイヤー(ワイヤー)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a system ceiling suspension structure and a system ceiling.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a T-bar is assembled in a grid shape to form a grid-like base, and it is suspended from a slab or other housing. There is known a system ceiling that drops and locks installed equipment plates and the like.
[0003]
FIG. 10 is a perspective partial sectional view showing an outline of a conventional system ceiling suspension structure. FIG. 11 is an explanatory diagram showing a schematic configuration in the cross-sectional direction.
The ceiling base suspended from the housing 1 is configured by a T-bar 2 crossed at, for example, an interval of 2 feet (609.6 mm) and assembled in a grid shape. The web 2a of the T-bar 2 is directed upward, and the flange 2b is extended in the horizontal direction to serve as a receiving surface for locking a ceiling board or the like.
[0004]
There are two types of suspension methods for ceiling foundations: the suspension bolt method and the wire suspension method. The latter, which can be constructed with cheaper materials, is common in Europe and the United States. The wire suspension method is shown in FIGS. is there.
[0005]
In this case, the T bar 2 is suspended from the housing 1 by post fixing wires 24 in the vertical direction and four wire braces 22 in the oblique direction in the vicinity of the intersections where they intersect. Both wires are connected to the locking holes of the locking hardware 23 clamped to the slab surface 1b of the casing 1 by the flanges 6 on the casing side, and to the wire locking holes 2c provided near the intersection on the T bar side. , Respectively, after the wire is passed, it is twisted and locked. For this reason, the ceiling base is locked vertically and horizontally in a normal state, and supports the weight of the ceiling plate and the equipment plate from above. However, when an external force such as an earthquake is applied and the ceiling base is moved upward, an upward displacement or deformation occurs.
[0006]
Therefore, a compression post 21 that restricts deformation in the vertical direction is provided so as to surround the post fixing wire 24. Although the compression post 21 extends in the extension direction using a conduit, an off-the-shelf product having a stopper mechanism that restricts compression in the compression direction is used.
[0007]
On the other hand, a peripheral edge 20 having an L-shaped cross section is fixed to the wall surface 1a with screws 10 from the side so as to accommodate the end portion of the T bar 2 between the wall surface 1a of the housing 1 and the wall 1a. . The T-bar 2 assembled in a grid shape is locked so as to be dropped from above onto a receiving surface extending horizontally from the wall surface 1 a by the peripheral edge 20, but is not fixed, so only the wire brace 22 is horizontal. The position of the direction is regulated. In the vertical direction, it is pressed downward by the weight of the ceiling plate, equipment plate, etc., and is in contact with the receiving surface.
[0008]
The wall surface 1a is not limited to the surface of the wall extending from the floor surface. For example, in the case of a beamed ceiling, the wall surface 1a is a side surface of a beam protruding downward from the slab surface 1b.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the system ceiling suspension structure using the wire suspension system as described above, first, when a full-scale vibration experiment considering earthquake resistance is repeated, the wire brace 22 gradually extends and the brace becomes less effective. There was a problem. For this reason, if the number of earthquakes increases, the wire may be stretched and the earthquake resistance may be reduced. Moreover, since it is necessary to set the tension strength to an appropriate value when constructing the wire brace 22 and to suppress the variation in elongation due to the load on the ceiling plate, the labor for wire tension and the labor for confirmation become enormous, and the construction cost is reduced. There was a problem of rising.
[0010]
Moreover, in the design in Japan and the like that requires earthquake resistance compared to Europe and the United States, it is necessary to arrange a lot of relatively strong compression posts 21, and since these are equipped with expensive stopper mechanisms, the procurement cost increases. There was a problem.
[0011]
Moreover, in the surrounding edge used for said system ceiling suspension structure, since T-bar 2 was only mounted on the surrounding edge 20, there existed a problem that intensity | strength was low and it lacked earthquake resistance.
[0012]
In addition, for example, there is a great demand for a system ceiling with excellent overall workability in renovation of a building. In order to screw the peripheral edge 20 to the wall surface 1a from the side, a hole is first made in the wall surface 1a. Although it is necessary to drive the anchor to provide a screwed portion of the screw, there is a problem that the construction cost is increased and the overall cost is high.
[0013]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and while improving the strength and earthquake resistance of the ceiling foundation, it can greatly improve the efficiency of construction and can suppress the costs for manufacturing and construction. At the same time, the system ceiling suspension structure can reduce the construction cost even when the existing building is renewed. And system ceiling The purpose is to provide.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, in the invention according to claim 1, the T bar is assembled in a grid shape, and is suspended from the housing by a wire at a position where the T bar intersects to A grid-like substrate for disposing is formed, and a compression column member for restricting upward deformation of the T bar is disposed so as to surround the wire, and the horizontal position of the T bar is determined. In the system ceiling suspension structure restricted by the brace member locked to the housing, the brace member is made of steel and the one end of the brace member is fixed to the locking hardware locked to the housing. Then, the other end is fixed to the T bar.
Therefore, it is not necessary to adjust the tension of the brace member, and both ends are fixed without loosening, so that stable vibration resistance performance can be obtained even if excitation is repeated.
[0015]
In the invention described in claim 2, the T-bar is assembled in a grid shape, and the grid-shaped base for suspending the system ceiling by being suspended from the housing by a wire at a position where the T-bar intersects. A compression column member configured to restrict upward deformation of the T-bar is disposed so as to surround the wire, and a horizontal position of the T-bar is held by a brace member that is locked to the housing In the suspended system ceiling structure, the compression column member is made of a pipe material, and the upper and horizontal positions of the compressed column member are restricted across the upper end of the crossed T-bar. A position restricting portion to be locked is provided.
Therefore, since the deformation of the T-bar is restricted by the rigidity of the tube material, the compression column member can be made of an inexpensive material without providing an expensive stopper mechanism.
[0016]
According to a third aspect of the present invention, in the system ceiling suspending structure according to the second aspect, the compression column member includes a pipe member whose both ends are cut off and a convex portion which is locked to an end portion of the pipe member. And a connecting member provided with a clamping portion that restricts and locks the position in the upward and horizontal directions across the upper end of the intersecting T-bars.
For this reason, the tube material that restricts the upward deformation of the T-bar that requires higher rigidity is manufactured in a simple shape, and the clamping portion that requires a more complicated shape is formed as a separate member, which makes it easy to manufacture as a whole. .
[0017]
According to a fourth aspect of the present invention, in the system ceiling suspension structure according to the second or third aspect, the compression column member is formed of a square steel base material, and the brace member is formed of a shape steel, and the brace member One end portion of the steel plate is welded to a locking metal object locked to the housing, and the other end portion is fixed to the side surface of the square steel base material.
Therefore, the brace member can be attached in a state where the height of the T-bar is regulated by the compression column member, and it is not necessary to adjust the height at the time of attachment, and the attachment portion becomes flat. Since it is locked to the square steel base material, the bracing member can be easily locked.
[0018]
In the invention according to claim 5, The system ceiling suspension structure according to any one of claims 1 to 4, Under grid Ground Peripheral part so Provided with a peripheral edge that holds and holds the end of the T-bar The A lower receiving surface portion arranged in the horizontal direction for receiving a lower surface of the end portion of the T bar, and a side portion extending vertically from the end portion of the lower receiving surface portion and facing the wall surface of the housing And an upper receiving surface portion that extends horizontally from the upper end portion of the side surface portion and faces the lower receiving surface portion and is positioned to receive the upper surface of the end portion of the T bar, and an end of the T bar In order to regulate the horizontal position of the portion along the wall surface, the width of the upper end portion of the T-bar by the shielding portion extending vertically downward from the end surface of the upper receiving surface portion and the end portion of the shielding portion And a positioning part formed by forming a slit that is sandwiched and positioned in a direction, and a member comprising a square, Above Between the said side part of a periphery edge, and the said wall surface, it comprises so that the buffer member which can compressly deform | transform the gap between them is provided.
Therefore, it is possible to easily position the T-bar by inserting the upper end portion of the T-bar into the positioning portion, and to provide a peripheral edge that can lock the T-bar between the upper receiving surface portion and the lower receiving surface portion. Because we prepare Easy installation System ceiling suspension structure It becomes.
Further, since the peripheral edge is not fixed to the wall surface, an anchor bolt driving operation for attachment to the wall surface is not necessary. Furthermore, since the buffer member which can be compressed and deformed is provided between the wall surface and the side surface portion of the peripheral edge, the blindfold can be provided while restricting the movement of the peripheral edge in the wall surface direction.
[0019]
Claim 6 In the invention according to claim 5, in the system ceiling suspension structure according to claim 5, the positioning portion of the peripheral edge is formed by providing a notch in the shape steel.
As a result, the production of the peripheral edge is very easy.
[0022]
Claim 7 In the invention described in claim Any one of 1-6 The system ceiling comprising the system ceiling suspension structure described in 1 above, and a ceiling member for forming the ceiling on the grid base is formed.
Therefore, since the system ceiling suspension structure as described above is provided, the system ceiling has the same operation as described above.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member which is the same or it corresponds through all the drawings.
[0024]
The system ceiling suspension structure according to the present invention comprises a T-bar arranged in a grid shape to form a grid-like base, and is suspended from a slab or other housing, and the grid-like base is composed of a rock wool soundproof board or the like from above. System ceiling suspension structure that drops and locks the ceiling plate and the equipment plate on which the ceiling equipment is installed, and is structured so that the T-bar is suspended from the housing and locked, and the grid base It consists of the structure of the surrounding edge which accommodates and latches the end surface of this.
[0025]
First, a configuration in which the T bar is suspended from the housing and locked will be described. FIG. 1 is a cross-sectional view in the vicinity of an intersection of T bars showing an embodiment of the present invention.
The T-bar 2 is assembled in a grid shape as in the prior art, with the web 2a facing upward and the flange 2b extending horizontally. The flange 2b forms a square-shaped opening inside the grid, and serves as a receiving surface for locking the ceiling plate and the equipment plate. In the vicinity of the intersection of the T-bar 2, a wire locking hole 2c formed in the web 2a is provided.
[0026]
On the slab surface 1b that forms the lower surface of the housing 1, a locking metal 23 is positioned immediately above the intersection of the T-bar 2, and at a position that is a predetermined distance along the direction in which the T-bar 2 below extends. The locking metal 5 is locked by, for example, a hook 6 or the like. The locking metal 23 is a member provided with a hole for passing the post fixing wire 24 and a hole for fastening to the slab 1b on the plane of the L-shaped metal fitting, for example. It is a member provided with a hole for fastening the slab 1b on one surface of the mold.
[0027]
As shown in FIG. 2, a post 3 (compression column member) is disposed between the intersection of the T-bars 2 and the slab surface 1b immediately above the intersection of the T-bar 2 and to which the locking hardware 23 is fixed. The post 3 is a square steel base material having a square cross section such as 40 × 40 mm or 40 × 25 mm, which is conventionally used as a stud. When the longitudinal direction is set to the vertical direction, the upper end portion is cut flat in the horizontal direction, and the lower end portion is a slit 3a (position restricting portion) that can be fitted over the webs 2a of the four T-bars 2 at the intersection. ) Is provided. The positions of the slits 3a are provided such that the side surfaces forming the square shape of the square steel base material are aligned substantially parallel to the extending direction of the T-bar 2 when fitted to the web 2a. Therefore, in the state where the slits 3a are respectively fitted to the T bar 2 and the upper end is in contact with the slab surface 1b, the height of the T bar 2 from the slab surface 1b is regulated by the post 3.
[0028]
Inside the post 3, there is a locking metal 23 on the slab surface 1 b, and a post fixing wire 24 is passed through the hole to be locked, and the post fixing wire 24 is passed through the inside of the post 3 and downwards. After being extended and passing through the wire locking hole 2c, a tension is applied so that the T-bar 2 fits in the slit 3a in the vertical direction, and the post 3 is wound and locked, for example.
[0029]
As shown in FIGS. 1 and 3, a brace member 4 manufactured by cutting a shape steel such as a grooved steel is extended between the side surface of the post 3 and the locking metal 5 in a vertically oblique direction. For example, both ends thereof are fixed to the post 3 (FIG. 3) and the locking hardware 5 (FIG. 4A) by spot welding or the like. Since the post 3 is locked to the T bar 2 by the slit 3a, the T bar 2 is locked to the horizontal direction by the brace member 4 as a result. The brace member 4 is cut off horizontally at the end of the post 3 on the fixed side. For this reason, the downward protrusion is suppressed, so that it does not get in the way when the ceiling board is dropped.
[0030]
Next, the configuration of the peripheral edge according to the present invention will be described.
FIG. 5 is a perspective view showing a peripheral edge according to the present invention. FIG. 6 is a cross-sectional view showing how the T bar 2 and the housing 1 are locked.
As shown in FIGS. 5 (a) and 6 (a), most of the peripheral edge 8 used in the system ceiling suspension structure according to the present invention is formed by bending a straight line three times at right angles in the same direction. And a positioning slit 8e (positioning portion) for inserting and locking the end portion of the T-bar 2 assembled in a grid shape from the side surface, and the T-bar 2 is rectangular. The ceiling edge is surrounded by
[0031]
More specifically, the channel shape of the peripheral edge 8 includes: a lower receiving surface portion 8a extending in the horizontal direction; a side surface portion 8b extending vertically from the end portion thereof and facing the wall surface 1a of the housing 1; and the side surface portion 8b. The upper receiving surface portion 8c extends in the horizontal direction and faces the lower receiving surface portion 8a, and the shielding portion 8d extends downward from the end of the upper receiving surface portion 8c. The interval between the lower receiving surface portion 8a and the upper receiving surface portion 8c is spaced by the height from the upper end surface of the web 2a of the T-bar 2 to the lower end surface of the flange 2b.
[0032]
The shape different from the above is the entering corner portion 8g (FIG. 5B) when it is assembled into a square shape, where an L-shaped cross section composed of a lower receiving surface portion 8a and a side surface portion 8b is formed. Yes. Further, in the positioning slit 8e into which the T-bar 2 is inserted, the shielding portion 8d is cut out, and a slit shape having a width to fit the web 2a is provided. Further, the upper receiving surface portion 8c is provided with a through hole 8f for screwing the T-bar 2 at a position within the width of the positioning slit 8e.
[0033]
Further, as shown in FIG. 6A, the width in the cross-sectional direction of the lower receiving surface portion 8a and the upper receiving surface portion 8c is the manufacturing error of the length a of the T bar 2 when the T bar 2 is inserted into the peripheral edge 8. The play length for swallowing is a width that is incorporated as a margin.
[0034]
Further, the side surface portion 8b and the wall surface 1a are provided with a gap necessary for assembly. The gap covers the gap as a blindfold, and also compresses and deforms the shock absorbing material 11 (which restricts the horizontal movement of the peripheral edge 8) ( The buffer member is disposed on the side surface portion 8b by, for example, tape fastening. As the material of the cushioning material 11, any material used as a cushioning material, a cushioning material, and a sealing material can be adopted. For example, foams such as polyurethane and polyethylene, rubbers and elastomers, and foams thereof can be employed.
[0035]
Next, the system ceiling hanging construction using the present invention described above will be described.
First, the locking hardware 23 is fixed from below by the hook 6 in accordance with the hanging position and the arrangement position of the brace member 4 on the slab surface 1 b of the casing 1.
[0036]
Next, the T-bar 2 is assembled in a grid shape, and a grid-shaped substrate is assembled. Then, the end of the T bar 2 is fixed by the peripheral edge 8. At this time, since the positioning slits 8e are provided in advance on the peripheral edge 8, the T-bar 2 can be easily locked without the need for inking.
[0037]
Further, the peripheral edge 8 is locked in the horizontal direction by the positioning slit 8e in the vertical direction by the lower receiving surface portion 8a and the upper receiving surface portion 8c. ing.
[0038]
However, if it is necessary to further increase the rigidity for reasons such as earthquake resistance and construction work efficiency, the web 2a and the peripheral edge are formed with a screw 10 such as a tapping screw through the through hole 8f provided in the upper receiving surface portion 8c. 8 is screwed.
[0039]
Thus, since the peripheral edge 8 is not fixed to the wall surface 1a, it is not necessary to drive an anchor bolt or the like for fixing to the wall surface 1a, and the construction to the housing 1 is only the slab surface 1b. Therefore, the construction labor can be saved. Further, for example, even when a building is renewed, there is no need for construction that further damages the trace of the existing peripheral edge of the wall surface 1a being removed. As a result, there is an advantage that the system ceiling can be constructed at low cost even in the renewal construction.
[0040]
Next, the post fixing wire 24 is locked in the wire locking hole 2 c of the T-bar 2. Subsequently, after the post fixing wire 24 is passed through the inside of the post 3, the slit 3a is fitted from above so as to straddle the web 2a at the intersection.
[0041]
Then, the T-bar 2 is lifted, the post fixing wires 24 are locked to the locking hardware 23 to be locked, and pulled up. When the height is determined, the position is fixed by twisting the wire or the like. . At this time, since the post 3 becomes a span material between the slab surface 1b and the T-bar 2, if the post fixing wire 24 is pulled to lift the T-bar 2 without looseness from the post 3, the entire horizontal can be obtained. It is. Therefore, there is no need for adjustment and confirmation, which is very convenient.
[0042]
Next, the brace member 4 is disposed. First, a position is selected so that the plane on which the brace member 4 is fixed by welding or screws is substantially aligned with the side surface of the post 3, and the locking metal 5 is beaten on the slab surface 1 b with the scissors 6. At this time, as shown in FIG. 4B, after the hammering, the locking metal 5 can be rotated in the horizontal direction, so that the positioning of the fixed surface is easy.
[0043]
Further, since the height of the T-bar 2 has already been determined at the time of this work and the brace member 4 has only to be disposed while maintaining the height, the position of the brace member 4 may be adjusted in-situ. That is, it is possible to place the brace member 4 temporarily on the side surfaces of the hooked locking metal 5 and the post 3 and perform spot welding.
[0044]
Once the brace member 4 is fixed by welding or screws, the brace member 4 does not loosen even if it is repeatedly subjected to vibration like a wire, so that it becomes a very stable brace and improves the earthquake resistance of the system ceiling.
[0045]
Now that the installation of the ceiling base is completed, the ceiling plate and the equipment plate are dropped from above, the system ceiling is configured, and wiring work is performed behind the ceiling.
[0046]
At this time, in the present invention, as shown in FIG. 5B, the corner 8g of the peripheral edge 8 has an L-shaped cross section, and the upper receiving surface 8c and the like from the two sides is the inner side of the grid. The ceiling plate 9 can be dropped without difficulty from above, which is convenient.
[0047]
By the way, the cushioning material 11 provided on the side surface portion 8b of the peripheral edge 8 is a blindfold that fills the gap between the peripheral edge 8 and the wall surface 1a. It is convenient that there is a dimensional margin for mounting.
[0048]
Further, since the T-bar 2 is structured to be locked to the peripheral edge 8, the peripheral edge 8 also moves with the roll of the T-bar 2. Since the cushioning material 11 also exhibits the effect as a cushioning material against such rolling, damage does not occur even if it rolls. For this reason, it is also possible to use the wall surface 1a as a horizontal locking member of the T-bar 2. In this case, the brace member 4 can be deleted or reduced if the area is small, and the brace component cost can be reduced. .
[0049]
In the above description, the post 3 is described as a square steel base material. However, if the post 3 is formed into a square, the brace member 4 can be easily fixed, and the post 3 is not limited to a square. For example, the end of a pipe material such as a circular pipe may be drawn into a square shape, or the main body is manufactured with a circular pipe, and the brace member 4 is fixed to the main body only through the square steel base material. May be.
[0050]
Below, the structure and effect | action of the modification of this invention are demonstrated.
FIG. 7 shows a modification regarding the fixing of the brace member 4. In this example, the brace member 4 is fixed not to the post 3 but to the T-bar 2 by, for example, welding or screw fastening.
[0051]
If comprised in this way, since the restriction | limiting of the horizontal direction of T-bar 2 is made | formed by the brace member 4, the width direction of the slit 3a can be made into the width dimension which has a big play with the web 2a. Therefore, since the processing accuracy of the slit 3a can be relaxed, the manufacturing cost of the post 3 can be reduced.
Further, since the brace member 4 is not fixed to the post 3, there is an advantage that the post 3 can be employed without additional work such as a circular pipe other than the square steel base material.
[0052]
Next, what is shown in the exploded perspective view of FIG. 8 is a modification of the compression column member. In this example, for example, a post support metal 7 including a post body 12 made of a square steel base material having both ends cut off horizontally, and a locking portion between the T bar 2 and a locking portion between the post body 12. A compression column member is configured by connecting (connecting members). For convenience of illustration, members similar to those described above such as the post fixing wire 24 are omitted.
[0053]
As shown in FIG. 9A, the post support metal 7 includes a cross-shaped upper surface receiving portion 7b matched to the width and arrangement of the upper surface of the web 2a of the crossed T-bar 2, on which the post main body 12 is provided. A convex portion 7a that can be fitted to the inner or outer surface of the tube is provided. Side end receiving portions 7c (clamping portions) are provided that extend downward from the radially extending end portions of the upper surface receiving portion 7b and can sandwich the width of the web 2a. The side receiving portion 7c is provided with a locking claw 7d having a convex shape that is locked to, for example, a step provided on the web 2a when the web 2a is sandwiched to constitute a retaining shape.
[0054]
FIG. 9B shows a state in which the web 2a is sandwiched between the side surface receiving portions 7c of the post support metal 7 and the post main body 12 is fitted to the convex portions 7a from above and connected to each other. Since the post support metal 7 and the post 12 are compression-side regulating members, it is not necessary to fix them by welding or screw fastening.
[0055]
The post support metal 7 can be manufactured in various shapes using various materials such as metal and synthetic resin. For example, the shape illustrated in FIG. 9A is formed by punching a single steel plate and bending it appropriately. It can be easily manufactured by sheet metal working. Further, since the post support metal 7 is relatively small, it is easy to manufacture with a synthetic resin mold, and mass production is possible and it can be manufactured at low cost.
[0056]
Further, since the post main body does not need to be machined like the slit 3a provided in the post 3, the post main body 12 can be manufactured at low cost.
[0057]
Therefore, if comprised in this way, the post main body 12 which occupies most compression column members will be manufactured with a general-purpose member of a simple shape, and the post support hardware 7 which occupies a smaller part will be manufactured with another member, for example, mass production. By using a mold that can be easily manufactured, there is an advantage that the compression column member can be configured at low cost as a whole.
[0058]
In this modification, the post 12 has been described as a square steel base material. However, it is needless to say that an arbitrarily shaped tube material can be employed as long as the fitting shape of the convex portion 7a is matched.
[0059]
【The invention's effect】
As described above, in the invention described in claim 1, by using a shape steel for the brace member, tension adjustment is not necessary, both ends are fixed without loosening, and a brace that is stable even when repeated excitation is obtained. Since it can be provided, it has the effect of improving the earthquake resistance and facilitating the construction.
[0060]
In the invention according to the second aspect, since the deformation of the T-bar is restricted by the rigidity of the pipe material, the compression column member can be formed of an inexpensive material without providing an expensive stopper mechanism. The production cost can be reduced.
[0061]
In the invention according to claim 3, since the pipe material that regulates the upward deformation of the T bar that requires greater rigidity is manufactured in a simple shape, and the sandwiching portion that requires a more complicated shape is a separate member, The compression column member can be easily manufactured as a whole, and the manufacturing cost can be reduced.
[0062]
In the invention according to claim 4, the brace member can be attached in a state where the height of the T bar is regulated by the compression column member, and it is not necessary to adjust the height when attaching the brace member. Since the portion is locked to the square steel base material having a flat surface, the bracing member can be easily locked, so that the construction efficiency can be improved and the construction cost can be suppressed.
[0063]
According to the fifth aspect of the present invention, the peripheral edge that can easily position the T-bar by inserting the upper end of the T-bar into the positioning portion and can lock the T-bar between the upper receiving surface portion and the lower receiving surface portion. With So Easy installation The There is an effect that construction efficiency can be improved and construction cost can be reduced.
In addition, a cushioning member that can be compressed and deformed is provided between the wall surface and the side surface portion of the peripheral edge so that the movement of the peripheral edge in the direction of the wall surface can also be used as a blindfold, improving seismic resistance and reducing manufacturing costs. There is an effect that can be.
[0064]
In invention of Claim 6, since a surrounding edge is comprised by providing a notch in a part of cheap shape steel, there exists an effect that it can be set as an inexpensive surrounding edge.
[0067]
Claim 7 In the invention described in (4), since the system ceiling includes the system ceiling suspension structure as described above, the same effects as described above can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an embodiment of a system ceiling suspension structure according to the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a locking relationship between a T bar and a compression column member.
FIG. 3 is a perspective view for explaining how the brace member is locked.
FIG. 4 is a schematic perspective view showing a state of attachment of a brace member and a locking hardware.
FIG. 5 is a perspective view showing an embodiment of a peripheral edge used in a system ceiling suspension structure according to the present invention.
FIG. 6 is a partial sectional view showing an embodiment of a peripheral edge used in a system ceiling suspension structure according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view for explaining a modified example of the locking of the brace member according to the present invention.
FIG. 8 is an exploded perspective view for explaining a modified example of the compression column member according to the present invention.
FIG. 9 is a perspective view showing an embodiment of a connecting member according to the present invention.
FIG. 10 is a perspective partial sectional view for explaining a configuration of a conventional system ceiling suspension structure.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a schematic configuration of a conventional system ceiling suspension structure.
[Explanation of symbols]
1 body
1a Wall surface
1b Slab surface
2 T-bar
2a Web
3 Post (compression column member)
3a Slit (Position restriction part)
4 Brace members
5 Locking hardware
7 Post support hardware (connecting member)
7a Convex
7b Upper surface receiving part
7c Side receiving part (clamping part)
8 Around edge
8a Underside surface
8b Side part
8c Upper receiving surface
8d shielding part
8e Positioning slit (positioning part)
8f Through hole
8g corner
9 Ceiling board
11 Buffer material (buffer member)
12 Post body
24 Post fixing wire (wire)

Claims (7)

Tバーが、グリッド状に組まれ、該Tバーが交差された位置で、ワイヤーによって躯体から吊り下げられて、システム天井を配設するためのグリッド状下地が構成され、前記Tバーの上方への変形を規制するための圧縮柱部材が、前記ワイヤーを囲繞するように配設され、前記Tバーの水平方向の位置を躯体に係止されたブレース部材によって規制されてなるシステム天井の吊り構造において、
前記ブレース部材を形鋼によって構成し、
該ブレース部材の一方の端部を躯体に係止された係止金物に固定し、
他方の端部を前記Tバーに固定したことを特徴とするシステム天井の吊り構造。
T-bars are assembled in a grid shape, and at the position where the T-bars are crossed, they are suspended from the housing by wires to form a grid-like base for arranging the system ceiling, and above the T-bars A system ceiling suspension structure in which a compression column member for restricting deformation of the system is disposed so as to surround the wire, and a horizontal position of the T bar is restricted by a brace member locked to the housing In
The brace member is made of steel,
Fixing one end of the brace member to a locking hardware locked to the housing;
A system ceiling suspension structure, wherein the other end is fixed to the T-bar.
Tバーが、グリッド状に組まれ、該Tバーが交差された位置で、ワイヤーによって躯体から吊り下げられて、システム天井を配設するためのグリッド状下地が構成され、前記Tバーの上方への変形を規制するための圧縮柱部材が、前記ワイヤーを囲繞するように配設され、前記Tバーの水平方向の位置を躯体に係止されたブレース部材によって規制されてなるシステム天井の吊り構造において、
前記圧縮柱部材を、管材で構成し、
その端部に、前記交差されたTバーの上端部をまたいで上方および水平方向への位置を規制して係止する位置規制部を設けたことを特徴とするシステム天井の吊り構造。
T-bars are assembled in a grid shape, and at the position where the T-bars are crossed, they are suspended from the housing by wires to form a grid-like base for arranging the system ceiling, and above the T-bars A system ceiling suspension structure in which a compression column member for restricting deformation of the system is disposed so as to surround the wire, and a horizontal position of the T bar is restricted by a brace member locked to the housing In
The compression column member is composed of a pipe material,
A system ceiling suspension structure characterized in that a position restricting portion for restricting and locking the upper and horizontal positions across the upper end portions of the intersecting T bars is provided at the end portion.
請求項2に記載のシステム天井の吊り構造において、
前記圧縮柱部材を、
両端が切り落とされた管材と、
該管材の端部に係止される凸部を上部に備えるとともに、前記交差されたTバーの上端部をまたいで上方および水平方向への位置を規制して係止する挟持部を設けた連結部材と、
から構成したことを特徴とするシステム天井の吊り構造。
The system ceiling suspension structure according to claim 2,
The compression column member,
Pipes with both ends cut off;
A connecting portion provided with a convex portion that is locked to an end portion of the pipe material at the top, and provided with a clamping portion that restricts and locks the position in the upper and horizontal directions across the upper end portion of the intersecting T-bar. A member,
System ceiling suspension structure characterized by comprising
請求項2または3に記載のシステム天井の吊り構造において、
前記圧縮柱部材を角型鋼製下地材(LGS)によって、
前記ブレース部材を形鋼によって構成し、
該ブレース部材の一方の端部を躯体に係止された係止金物に溶接し、
他方の端部を前記角型鋼製下地材の側面に係止することによって固定することを特徴とするシステム天井の吊り構造。
The system ceiling suspension structure according to claim 2 or 3,
The compression column member is made of a square steel base material (LGS),
The brace member is made of steel,
Welding one end of the brace member to a locking hardware locked to the housing;
A system ceiling suspension structure, wherein the other end is fixed by being locked to a side surface of the square steel base material.
請求項1〜4のいずれかに記載のシステム天井の吊り構造において、
前記グリッド状下地の周縁部前記Tバーの端部を収めて係止される回り縁を備え
回り縁が、
前記Tバーの端部の下面を受けるための水平方向の配された下受け面部と、
該下受け面部の端部から鉛直方向に延ばされて前記躯体の壁面に対向する側面部と、
該側面部の上端部から水平方向に延ばされて前記下受け面部に対向し、前記Tバーの端部の上面を受けるように位置させられた上受け面部と、
前記Tバーの端部の前記壁面に沿う方向の水平位置を規制するために、前記上受け面部の端面から鉛直下方に延ばされた遮蔽部と、
該遮蔽部の端部によって前記Tバーの上端部をその幅方向に挟持して位置決めするようなスリットを形成してなる位置決め部と、
を備える部材が方形に組まれてなり、
前記回り縁の前記側面部と前記壁面の間に、その間の隙間をふさぐ圧縮変形可能な緩衝部材を設けたことを特徴とするシステム天井の吊り構造。
In the suspension structure of the system ceiling in any one of Claims 1-4,
Comprising a Mawarien to be engaged met with an end of the T-bar at the edge of the grid-like bottom land,
The peripheral edge is
A horizontally arranged lower receiving surface for receiving the lower surface of the end of the T-bar;
A side surface portion that extends in a vertical direction from an end portion of the lower receiving surface portion and faces the wall surface of the housing;
An upper receiving surface portion that extends in the horizontal direction from the upper end portion of the side surface portion, faces the lower receiving surface portion, and is positioned to receive the upper surface of the end portion of the T-bar;
In order to regulate the horizontal position of the end portion of the T bar in the direction along the wall surface, a shielding portion extending vertically downward from the end surface of the upper receiving surface portion;
A positioning part formed with a slit that positions the upper end of the T-bar in the width direction by the end of the shielding part; and
The member with is assembled into a square,
The side portions and between said walls, hanging ceiling system, characterized in that a compression deformable cushioning member to close therebetween gap structure of the Mawarien.
請求項5に記載のシステム天井の吊り構造において、
前記回り縁の前記遮蔽部を、形鋼に切り欠きを設けて形成したことを特徴とするシステム天井の吊り構造。
The system ceiling suspension structure according to claim 5,
The system ceiling suspension structure, wherein the shielding portion of the peripheral edge is formed by providing a cutout in a shape steel.
請求項1〜6のいずれかに記載のシステム天井の吊り構造を備え、前記グリッド状下地に天井を形成するための天井部材を係止してなることを特徴とするシステム天井。A system ceiling comprising the system ceiling suspension structure according to any one of claims 1 to 6 , wherein a ceiling member for forming the ceiling is formed on the grid base.
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