JP3871626B2 - Hose winder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動力噴霧機等に用いられるホース巻き取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力噴霧機のホース巻き取り装置としては、例えば、エンジンからの動力をプーリとベルトとによる動力伝達機構を介して、ホースリールに伝達するとともに、動力伝達機構に電磁クラッチ等のクラッチを介在させ、ラジコン送信機からの信号によりこの電磁クラッチの入り切りの操作をして、ホースリールへの動力伝達の断接を行うものが知られている。このようなホース巻き取り装置においては、電磁クラッチを入りにすると、ホースリールにエンジンからの動力が伝達されてホースリールが回転駆動されて、ホースリールにホースが巻き取られる。
【0003】
この動力噴霧機のホース巻き取り機において、ホース巻き取りの終わり間際まで電磁クラッチを入りにしてしまうと、ホースまたはホースの先端部に取り付けたノズルを持っている作業者が巻き取り機に巻き込まれたりする虞や、あるいは巻き取り機に損傷を与える虞があるため、そのようになる前に電磁スイッチを切り、ホースリールの回転駆動を停止させる自動停止装置(安全装置)が設けられているものが知られている。
【0004】
このような動力噴霧機のホース巻き取り機としては、例えば、実公平6−15943号公報に記載のものが挙げられる。これは、ホースに膨出部材(膨出部)を固定するとともに、このホースが通過する通過部を有する第1の被連行部材と第2の被連行部材とを、回転軸に回転方向に角度をあけてかつ一体回転可能に設けたものである。
そして、電磁クラッチ(クラッチ)を入りにしてホースリールを回転駆動させると、ホースがホースリールに巻き取られて行き、ホースの膨出部材が第1の被連行部材に当接し、この第1の被連行部材を連行し、これにより回転軸を回転させ、この回転軸に固着されたカムを回転させて、リミットスイッチを操作し、電磁クラッチを切りの状態にして、ホースリールの回転駆動を停止させる。
また、ホースリールの回転が自動停止したこの状態から、ホースを引き出すと、ホースの膨出部材が第2の被連行部材に当接し、この第2の被連行部材を第1の被連行部材の場合とは逆回転する方向に連行し、これにより回転軸を逆回転させ、この回転軸に固着されたカムを逆回転させて、リミットスイッチを操作し、電磁クラッチを入りの状態に復帰し、ホールリールがエンジンからの回転駆動により回転駆動可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような動力噴霧機のホース巻き取り装置にあっては、ホースリールの回転駆動を停止させる自動停止装置の構造が複雑であり、構造簡単な自動停止装置を備えた動力噴霧機のホース巻き取り装置が望まれている。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、簡単な構造により、ホース巻き取りが終わる近くでホースリールの回転駆動を自動停止させることができるとともに、ホースを引き出すことにより自動停止した状態から初期の状態に復帰させることができるホース巻き取り機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のホース巻き取り装置は、回転駆動手段(15)からクラッチ(78)を介して回転駆動されてホース(22)を巻き取るホースリール(20)と、
前記ホース(22)に設けられた膨出部(161)と、
前記ホース(22)に対し移動可能に設けられた押圧ローラ軸(166)と、
この押圧ローラ軸(166)を前記ホース(22)に接近する側へ付勢する付勢手段(28)と、
前記押圧ローラ軸(166)に回転自在に支持され、前記ホース(22)を押圧可能な押圧ローラ(27)と、
前記ホース(22)の通過部の側部に設けられ、前記押圧ローラ軸(166)を案内する案内部(165)と、
前記押圧ローラ軸(166)が前記案内部(165)の前記ホース(22)に接近する側でかつ前記ホース(22)の移動方向における前記ホースリール(20)側の位置に移動したときに、該押圧ローラ軸(166)により操作されて前記クラッチ(78)を切りの状態にするスイッチ(168)と、
を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項1の発明においては、ホースリールが回転駆動されて、ホースがホースリールに巻き取られているときには、ホースが押圧ローラに押圧されつつ通過してゆく。このとき、押圧ローラ軸は案内部のホースに接近する側でかつホースの移動方向におけるホース先端側の位置にある。
その後、ホースの巻き取りが終わりに近づくと、ホースの膨出部が押圧ローラを付勢手段の付勢力に抗してホースリール側に押しのける。押しのけられた押圧ローラは、膨出部の移動とともに案内部をホースリール側に移動する。押圧ローラとともにこの押圧ローラを支持する押圧ローラ軸も移動し、そして押圧ローラ軸が案内部のホースリール側の端縁に当接し、それ以上の移動を阻止される。
その後、膨出部は、押圧ローラを付勢手段の付勢力に抗してホースから離れる方向に押しつつさらに移動する。膨出部が押圧ローラを通過してしまうと、付勢手段の付勢力により押圧ローラがホース側に引っ張られ、押圧ローラ軸が案内部のホースに接近する側でかつホースの移動方向におけるホースリール側の位置に移動する。そうすると、押圧ローラ軸によりスイッチが操作されてクラッチを切りの状態にし、これによりホースリールが回転駆動されなくなる。このようにして、ホース巻き取りが自動停止される。
【0009】
ホースリールの回転が自動停止したこの状態から、初期状態に復帰させるには、手動によりホースを引き出す。そうすると、ホースの膨出部がホースリール側から押圧ローラを付勢手段の付勢力に抗してホースの移動方向におけるホース先端側(ホースリールと反対側)に押しのける。押しのけられた押圧ローラは、膨出部の移動とともに案内部をホース先端側に移動する。押圧ローラとともにこの押圧ローラを支持する押圧ローラ軸も移動し、そして押圧ローラ軸が案内部のホース先端側の端縁に当接し、それ以上の移動を阻止される。
その後、膨出部は、押圧ローラを付勢手段の付勢力に抗してホースから離れる方向に押しつつさらに移動する。膨出部が押圧ローラを通過してしまうと、付勢手段の付勢力により押圧ローラがホース側に引っ張られ、押圧ローラ軸が初期状態の案内部のホースに接近する側でかつホースの移動方向におけるホース先端側の位置に移動する。押圧ローラ軸が案内部のホースに接近する側でかつホースの移動方向におけるホースリール側の位置から移動すると、スイッチは押圧ローラ軸により押圧されなくなり、初期状態に復帰する。
【0010】
請求項2に記載のホース巻き取り装置は、請求項1記載の発明において、前記案内部(165)のホース(22)側の面は、略「く」字状に形成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明においては、案内部のホース側の面が略「く」字状に形成されているので、押圧ローラがホースの膨出部に押しのけられたときに、ホースから離れる斜め方向に押圧ローラが移動するので、膨出部が押圧ローラに引っかからずに円滑に通過することができる。
【0012】
請求項3に記載のホース巻き取り装置は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記膨出部(161)は、略紡錘形に形成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明においては、ホースの膨出部が略紡錘形に形成されているので、膨出部が押圧ローラを押しのけるときに、膨出部が押圧ローラに楔のように押し付けられてゆくので、膨出部が押圧部に引っかからずに円滑に通過することができる。
【0014】
請求項4に記載のホース巻き取り装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記押圧ローラ軸(166)には、該押圧ローラ軸(166)を手動で移動するための握りが設けられていることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明においては、押圧ローラ軸に該押圧ローラ軸を手動で移動するための握りが設けられているので、押圧ローラ軸の移動に支障が生じた場合には、この握りを用いて押圧ローラ軸を所望の位置に容易に移動させることができる。
【0016】
請求項5に記載のホース巻き取り装置は、請求項1乃至請求項4に記載の発明において、回転駆動手段(15)により回転駆動されて前記ホースリール(20)の前記ホース(22)を送り出し可能とされた送り出しローラ(26)が設けられ、前記ホース(22)は、この送り出しローラ(26)と前記押圧ローラ(27)との間を通過するようになっていることを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明においては、動力によるホースの送り出しが可能になり、作業をより効率的に行うことができるようになる。
【0018】
なお、上記における括弧内の符号は、図面において対応する要素を便宜的に表記したものであり、したがって本発明は図面上の記載に限定されるものではない。これは、「特許請求の範囲」の欄の記載についても同様である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1および図2はそれぞれ、本発明の実施の形態に係るホース巻き取り・送り出し装置(ホース巻き取り装置)を備えた動力噴霧機を示す側面図および正面図である。
この動力噴霧機10においては、機体フレーム11に、前輪として駆動輪12、後輪としてキャスタ13が取り付けられ、駆動輪12の駆動回転により自立走行可能となっている。機体フレーム11の後端側上部にはハンドル14が形成されており、作業者がハンドル14を把持してキャスタ13の操舵角を変えることにより動力噴霧機10の操舵を行うことができるようになっている。機体フレーム11の前後方向前半部には、エンジン(回転駆動手段)15とポンプ16が設置されている。
【0020】
機体フレーム11の前後方向後半部には、ホースリール20がこのホースリール20の両端部に固定された円筒状の回転軸21を中心に回転自在に設置されており、このホースリール20には、ホース22が巻回されている。機体フレーム11の前後方向ほぼ中央部下部には、分配器23が設置されている。また、機体フレーム11の前方下部には、変速機24が設置され、駆動輪12に直結されている。
【0021】
図1および図3に示すように、機体フレーム12の上部には、ホースリール20の前後方向前側の位置に、ホースガイド25が設置されており、このホースガイド25は、ホース22がホースリール20に整列巻されるように、後述する螺旋軸によって機体フレーム11の左右方向に往復動するようになっている。ここで、図3は、図1の反対側(機体フレーム11の左右方向の反対側)から見たように図示されている。
図3に示すように、ホースガイド25には、このホースガイド25とともに往復横移動する送り出しローラ26と、この送り出しローラ26に接近および離間可能な押圧ローラ27が設けられており、送り出しローラ26を回転駆動するとともに、押圧ローラ27を引っ張りコイルばね28によって送り出しローラ26側に付勢することにより、送り出しローラ26と押圧ローラ27との間にホース22を挟持し、ホース22をホースガイド25の通孔29から送り出すようになっている。
【0022】
ホースガイド25の上部には、ガイドアーム部30がホースガイド25の通孔29の鉛直軸回りに回転自在に設けられており、ホースリール20に巻回されているホース22をホースガイド25から機体フレーム11の外側へ導く。ガイドアーム部30の下部には、大径のガイドローラ31が設けられ、ホースガイド25の通孔29から上方に送り出されてきたホース22を斜め上方に向けて案内する。また、ガイドアーム部30の上部には、小径のガイドローラ32が設けられ、斜め上方に送り出されてきたホース22をガイドアーム部30の外部に向けて案内する。ガイドローラ31とガイドローラ32との間には、これらのガイドローラ31,32からホース22が外れないようにするためのホース止め33が適宜間隔をおいて複数個設置されている。
【0023】
また、ホース22の先端部には、図示しないノズルを取り付けための取付金具151が装着されており、このホースの先端部から所要距離離れた位置に略紡錘形の膨出部材(膨出部)161が固定されている。この膨出部材161は、後述するホース巻き取りが終わる近くでホースリールの回転駆動を自動停止させる自動停止装置を構成するものである。
【0024】
図1および図4(動力伝達系統図)に示すように、エンジン15の出力軸35に装着された2段プーリのプーリ36Aとポンプ16の駆動軸37に装着されたプーリ38との間にはベルト39が巻回され、エンジン15の出力軸35からポンプ16の駆動軸37に回転動力を伝達する。ベルト39には、このベルト39の緊張状態及び弛緩状態を切替えるテンションクラッチ(図示せず)が設けられており、エンジン15からポンプ16への回転動力の伝達の入りおよび切りを行う。
エンジン15の2段プーリのプーリ36Bと分配器23の入力軸41に装着されたプーリ42との間にはベルト43が巻回され、エンジン15の出力軸35から分配器23の入力軸41に回転動力を伝達する。
分配器23は、分配器であるとともに、クラッチおよび減速機(変速機)としても機能するものであり、入力軸41に入力された回転動力を適当な回転数に変換して一方の出力軸(第2の出力軸)44に伝達するとともに、他方の出力軸(第1の出力軸)45にそのままの回転数で動力伝達し、かつこれらの出力軸44および出力軸45への動力伝達の入りおよび切りが行われるようになっている。
【0025】
出力軸44に装着されたプーリ46とホースリール20の回転軸21に装着されたプーリ47との間にはベルト48が巻回されており、分配器23の出力軸44の回転動力はホースリール20の回転軸21に伝達される。回転軸21に装着されたスプロケット50とナピア螺旋軸(螺旋軸)52の端部に装着されたスプロケット53にはチェーン54が掛け廻されており、ホースリール20の回転軸21の回転と連動してナピア螺旋軸52が回転し、このナピア螺旋軸52に係合されたホースガイド25が機体フレーム11の左右方向に延びるナピア螺旋軸52に沿って往復動するようになっており、これによりホース22がホースリール20に整列に巻き取られるようになっている。
【0026】
出力軸45の端部に装着されたスプロケット55と送り出し軸56の端部に装着されたスプロケット57との間にはチェーン58が掛け廻されており、出力軸45の回転と連動して送り出し軸56が回転するようになっている。図3および図4に示すように、送り出し軸56の外側には、送り出しローラ26が一方向クラッチ60を介在されて嵌挿されている。この一方向クラッチ60は、送り出し軸56から送り出しローラ26への一方向の回転伝達のみを許容するものであり、これにより送り出しローラ26は、送り出し軸56によりホースを送り出す方向へ回転駆動されるときにのみ、一方向クラッチ60を介して回転駆動され、それと逆方向(ホースを巻き取る方向)へ回転駆動されるとき(但し、本実施の形態ではこの方向へ回転駆動されることはない。)や、あるいは送り出し軸56により回転駆動されないときには、自由回転するようにされている。
【0027】
送り出しローラ26および一方向クラッチ60は、送り出し軸56の軸線方向に移動可能とされており、ホースガイド25の往復横移動に伴って、送り出し軸56に沿って往復横移動するようになっている。送り出し軸56およびナピア螺旋軸(横送り軸)52は、図8に示すように、両端部をフレーム11に固定された支持部材11A,11Aに回転自在にかつ互いに平行に支持されている。
【0028】
図1および図3に示すように、分配器23の入力軸(中間軸)41には、プーリ61が装着されており、このプーリ61と変速機24の入力軸62に装着されたプーリ63の間にはベルト64が巻回されており、エンジン15の出力軸35から分配器23の入力軸41を介して変速機24の入力軸62に回転動力を伝達する。ベルト64には、このベルト64の緊張状態及び弛緩状態を切替えるテンションクラッチ(図示せず)が設けられており、分配器23から変速機24への回転動力の伝達の入りおよび切りを行う。
変速機24の出力軸65には駆動輪12,12が直結されている。
【0029】
分配器23は、次のように構成されている。
すなわち、図5に示すように、ケース70内に入力軸41の一端部分が軸受131を介在されて挿入されている。この入力軸41の挿入された端部は、出力軸45のケース70内に軸受132を介在されて挿入されている部分の端部に、これらの入力軸41および出力軸45が一直線状になるようにして、軸受133を介在されて挿入されている。したがって、入力軸41および出力軸45は、軸受131,132,133によりケース70内に回転自在に支持されて挿入されているとともに、軸受133により入力軸41と出力軸45とは互いに相対回転できるようになっている。この出力軸45のケース70から外部に突出した端部にスプロケット55が固定されている。
【0030】
出力軸45と入力軸41との間には、爪クラッチ(クラッチ)71が設けられている。すなわち、出力軸45の入力軸41と対向する側の端部には、爪クラッチ片(第1の爪クラッチ片)71Aがスプライン結合により出力軸45の軸線に沿って移動可能に取り付けられており、一方、入力軸41の出力軸45と対向する側の端部には、爪クラッチ片(第3の爪クラッチ片)71Bがスプライン結合により入力軸41の軸線に沿って移動可能に取り付けられている。そして、爪クラッチ片71Aが、該爪クラッチ片71Aの溝内を回動するフォークレバー(レバー)72により、爪クラッチ片71B側に移動されて、これらの爪クラッチ片71A,71Bが噛み合ったときに爪クラッチ71は入りの状態となり、入力軸41から出力軸45に回転動力が伝達され、一方、爪クラッチ片71Aがフォークレバー72により爪クラッチ片71Bから遠ざかるように移動されて、これらの爪クラッチ片71A,71Bが噛み合わなくなったときに爪クラッチ71は切りの状態となり、入力軸41から出力軸45に回転動力が伝達されなくなるようになっている。入力軸41から出力軸45には、減速も増速もされることなく、そのままの回転数で動力伝達される。
【0031】
また、入力軸41には、歯車73が軸受134を介して嵌装されており、したがって歯車73と入力軸41とは互いに相対回転できるようになっている。この歯車73には、ケース70に回転自在に設けられたカウンタ軸74に固定された歯車75が歯合されている。カウンタ軸74には小歯車76も形成されており、この小歯車76に出力軸44に固定された歯車77が歯合されている。出力軸44のケース70から外部に突出した端部にプーリ46が固定されている。
【0032】
前記歯車73と入力軸41との間には、爪クラッチ(クラッチ)78が設けられている。すなわち、入力軸41には、前記爪クラッチ片(第2の爪クラッチ片)71Bと一体に爪クラッチ片(第4の爪クラッチ片)78Aがスプライン結合により入力軸41の軸線に沿って移動可能に取り付けられており、一方、歯車73の爪クラッチ片78Aと対向する側の側面には、爪クラッチ片78Bが形成されている。そして、爪クラッチ片78Aがフォークレバー(レバー)79により爪クラッチ片78B側に移動されて、これらの爪クラッチ片78A,78Bが噛み合ったときに爪クラッチ78は入りの状態となり、入力軸41から歯車73に回転動力が伝達され、さらに歯車75、小歯車76、歯車77を介して出力軸44に回転動力が減速(変速)されて伝達され、一方、爪クラッチ片78Aがフォークレバー79により爪クラッチ片79Bから遠ざかるように移動されて、これらの爪クラッチ片78A,78Bが噛み合わなくなったときに爪クラッチ78は切りの状態となり、入力軸41から出力軸44に回転動力が伝達されなくなるようになっている。
【0033】
爪クラッチ片71Bと爪クラッチ片78Aとが一体に形成された爪クラッチ片結合部材80は、上述のように、該爪クラッチ片結合部材80の溝内を回動するフォークレバー79によって、入力軸41の軸線に沿って往復移動するようになっている。そして、この爪クラッチ片結合部材80が爪クラッチ片78B側に移動されて、爪クラッチ片78Aと爪クラッチ片78Bとが噛み合って、爪クラッチ78が入りの状態になっているときには、フォークレバー72により爪クラッチ片71Aが爪クラッチ片71B側に移動されても、爪クラッチ片71Aと爪クラッチ片71Bとが噛み合うことがないように、爪クラッチ片78B、爪クラッチ片結合部材80および爪クラッチ片71Aの間の位置関係が設定されている。したがって、爪クラッチ78が入りの状態になって、入力軸41から出力軸44に回転動力が伝達されているときには、入力軸41から出力軸45に回転動力が伝達されることはない。
【0034】
また、フォークレバー79によって爪クラッチ片結合部材80が爪クラッチ片71A側に移動されるとともに、フォークレバー72により爪クラッチ片71Aが爪クラッチ片71B側に移動されて、爪クラッチ片71Aと爪クラッチ片71Bとが噛み合って、爪クラッチ71が入りの状態になっているときには、爪クラッチ片78Bから爪クラッチ片78Aが離れてこれらが噛み合うことがないように、爪クラッチ片78B、爪クラッチ片結合部材80および爪クラッチ片71Aの間の位置関係が設定されている。したがって、爪クラッチ71が入りの状態になって、入力軸41から出力軸45に回転動力が伝達されているときには、入力軸41から出力軸44に回転動力が伝達されることはない。
フォークレバー79は、駆動手段としてのモータ81を正回転または逆回転させて、ロッド82を図5において左右に移動させることにより、操作されるようになっている。一方、フォークレバー72は、後述するクラッチレバー127により操作され、このクラッチレバー127は、モータ等の駆動手段を用いずに人力を駆動源として操作されるようになっている。したがって、この分配器23のクラッチ操作のためのモータ(駆動手段)が1個であり、製造コストが低減される。
【0035】
図3に示すように、前記ガイドアーム部30は、ホースガイド25の上部に、軸85を中心に傾動自在に設けられており、圧縮コイルばね(付勢手段)87により起立状態になるように付勢されている。ガイドアーム部30とホースガイド25との間には、昇降部材86が昇降自在に設けられており、この昇降部材86は、この昇降部材86とホースガイド25との間に設けられた圧縮コイルばね87により上方に向けて付勢されている。この昇降部材86は、ガイドアーム部30が傾動する(倒れる)と、ガイドアーム部39の下部に設けられたローラ88より、圧縮コイルばね87の付勢力に抗して下方に押されて、下降するようになっている。
【0036】
図6および図7に示すように、ホースガイド25には、バー90が軸部91を中心に回動自在に取り付けられており、このバー90の先端部は昇降部材86の溝に挿入されている。また、バー90の基端部には、レバー92の一端部が固定されており、このレバー92の他端部には、L字状板93が回動可能に連結され、このL字状板93にロッド(ブレーキ操作部材)94の一端部がネジ結合されている。このロッド94の他端部には、連結板95が固定されており、この連結板95に形成されたロッド94方向に長い長穴96に、分配器23に屈曲部を回動可能に固定された「へ」字状のブレーキアーム97の一端部に設けられたピン98が挿入されて、連結板95とブレーキアーム97とが連結されている。ブレーキアーム97の屈曲部は分配器23に回動可能に固定されている。また、ブレーキアーム97の他端部には、ブレーキ材99が固定されており、このブレーキ材99がホースリール20の側板の外周縁に接離自在とされている。このブレーキ材99は、ピン98と分配器23との間に張設された引っ張りコイルばね(付勢手段)100により、ホースリール20の側板の外周縁に押圧されている。
【0037】
図6、図7および図8に示すように、ナピア螺旋軸52の端部には、歯車(伝導要素)110が一方向クラッチ111を介して設けられている。この一方向クラッチ111は、ナピア螺旋軸52から歯車110への一方向の回転伝達のみを許容するものであり、これにより歯車110は、ナピア螺旋軸52によりホースリール20がホースを送り出す方向へ回転駆動されるときにのみ、一方向クラッチ111を介して回転駆動され、それと逆方向(ホースリール20がホースを巻き取る方向)へ回転駆動されるときや、あるいはナピア螺旋軸52により回転駆動されないときには、自由回転するようにされている。
この歯車110には、フレーム11の上部に固定された支持部材11Aに回転自在に固定された歯車112が歯合されている。歯車110と歯車112との歯数の比は、1:2に設定されており、これにより歯車100が2回転する間(したがって、ナピア螺旋軸52が2回転する間)に、歯車112が1回転するようになっている。歯車112には、カム113が固定されている。このカム113は、円筒状部材114の周面に円弧状のカム溝115が形成されてなるものである。
【0038】
また、フレーム11に固定された軸120には、「へ」字状のレバー121がその屈曲部を回転可能に固定されている。レバー121の長辺部の中間部にはローラ122が回転可能に設けられており、このローラ122をカム113側に押し付けるように、引っ張りコイルばね(付勢手段)123がレバー121の長辺部の先端部と支持部材11Aとの間に設けられている。レバー121の短辺部の先端部には、L字状板124が回動可能に連結され、このL字状板124にロッド125の一端部がネジ結合されている。このロッド125の他端部には、連結板126が固定されており、この連結板126には、L字状のクラッチレバー127の一端部が回動可能に連結されている。クラッチレバー127の屈曲部は分配器23に回動可能に固定されており、またクラッチレバー127の他端部は、分配器23のフォークレバー72に連結されている。
【0039】
次に、ホース巻き取りが終わる近くでホースリール20の回転駆動を自動停止させる自動停止装置(安全装置)について、説明する。
図3および図9に示すように、膨出部材161は、合成樹脂製の2つ割りの半体161A,161Aがホース22を挟むように配置され、これらが各半体161Aに形成されたねじ孔162に挿通されたねじ(固定具)163により互いに接合されることにより、ホース22に固定されている。ねじ163は膨出部材161の表面から突出しないようにされている。膨出部材161は、中央部が円筒状に形成されているとともに、両端部が筒形の切頭円錐状に形成されており、全体として略紡錘形の筒状に形成されている。この自動停止装置によりホースリール20の回転駆動が停止されるまでに、ノズルまたはホース22の先端部を保持している作業者がガイドアーム部30(動力噴霧機10)に巻き込まれないで、かつホース22ができる限りホースリール20に巻き取られるように、この自動停止装置が作動するような位置に、膨出部材161は取り付けられる。すなわち、通常、膨出部材161は、ホース22の先端部からおよそ3m程度離れた位置に取り付けられる。しかし、この膨出部材161の取付位置は作業者の必要に応じて適宜設定することができる。
【0040】
一方、図10及び図11に示すように、ホースガイド25には、2つの板状のブラケット部164が、互いに間隔をおいて対向するように垂直に設けられており、各ブラケット部164にはそれぞれ、略「コ」字状の案内孔(案内部)165が形成されている。この案内孔165の形状をより詳しく説明すると、案内孔165は、ホース22から離れるにつれて次第に上方に位置するように少し斜めに直線的に延びている上側の上部案内部165aと、この上部案内部165aの下側に該上部案内部165aと平行に延びている下部案内部165bと、これらの上部案内部165aと下部案内部165bのホース22側の端部を連結ずる中間案内部165cとを備えている。上部案内部165aおよび下部案内部165bはそれぞれ、長孔状に形成されており、各端部は円弧状になっている。中間案内部165cのホース22側の面は、略「く」字状に形成されている。
【0041】
各案内孔165には、押圧ローラ27を回転自在に支持する丸棒からなる押圧ローラ軸166の両端部がそれぞれ、これらの案内孔165内を移動できるように挿入されている。また、押圧ローラ軸166の各ブラケット部164から外側に突出している各端部と、各ブラケットとの間にはそれぞれ、押圧ローラ軸166を送り出しローラ26側(ホース22に接近する側)に付勢する引っ張りコイルばね(付勢手段)28が設けられており、これにより押圧ローラ27がホース22に押し付けられるようになっている。また、押圧ローラ軸166の両端部はそれぞれ、握り部として機能し、作業者は両端部を持って、押圧ローラ軸を手動で案内孔165内を移動できるようになっている。なお、作業者が握り易くするために、押圧ローラ軸166の両端部にそれぞれ、握りの部材を設けるようにしてもよいし、あるいは両端部にゴムや合成樹脂等を被覆するようにしてもよい。また、ブラケット部164には、押圧ローラ27の下側に、ガイドローラ167が回転自在に設けられている。
【0042】
また、図11に示すように、一方のブラケット部164の外側面には、リミットスイッチ(スイッチ)168が取り付けられており、このリミットスイッチ168は、押圧ローラ軸166がホース22側の下の位置(ホース22に接近する側でかつホース22の移動方向におけるホースリール20側の位置)に移動したときに押されるようになっている。リミットスイッチ168が押されると、前記モータ81を作動させて、分配器23内の爪クラッチ(クラッチ)78を切りの状態となるようになっており、これにより入力軸41から出力軸44に回転動力が伝達されなくなり、ホースリール20が回転駆動されなくなる。リミットスイッチ168は、押圧ローラ軸166に押圧されなくなると、初期状態に復帰するようになっている。リミットスイッチ168のハーネス169は、ブラケット部164に固定されており、ホースガイド部30には固定されていない。これにより、ホースガイド部30が360度回転しても、ハーネス169が捩れてしまう等の支障がないようになっている。
なお、図10および図11は、図3の反対側(機体フレーム11の左右方向の反対側)から見たように図示されている。
【0043】
このように構成された自動停止装置では、図10(a)に示すように、ホースリール20が回転駆動されて、ホース22がホースリール20に巻き取られているときには、ホース22が送り出しローラ26と押圧ローラ27との間をこれらの送り出しローラ26および押圧ローラ27を回転させつつ通過してゆく。このとき、図12に示すように、押圧ローラ軸166は、案内孔165のA地点(略「コ」字状の案内孔165のホース22側の上の位置)にある。すなわち、押圧ローラ軸166は、案内孔165のホース22に接近する側でかつホース22の移動方向におけるホース22先端側の位置にある。
【0044】
その後、ホース22の巻き取りが終わりに近づくと、ホース22に固定された膨出部材161が送り出しローラ26と押圧ローラ27との間に楔のように進入し、そしてテーパ面により押圧ローラ27を引っ張りコイルばね28の付勢力に抗して下方に押しのける。図10(b)に示すように、下方に押しのけられた押圧ローラ27は、膨出部材161の移動とともに案内孔165を下方に移動する。そして押圧ローラ軸166が案内孔165の下端縁に当接し、それ以上の下方への移動を阻止される。そして、膨出部材161がさらに下方に移動するに伴って、外径が大きい円筒部の外周面により押圧ローラ27が引っ張りコイルばね28の付勢力に抗してホース22から離れる方向に押され、図12に示すように、押圧ローラ軸166が案内孔165のB地点(案内孔165のホース22と反対側の下の位置)に移動する。すなわち、押圧ローラ軸166は、案内孔165のホース22から離れる側でかつホース22の移動方向におけるホースリール20側の位置に移動する。
【0045】
その後、膨出部材161がさらに下に移動すると、図10(c)に示すように、引っ張りコイルばね28の付勢力により押圧ローラ軸166がホース22側に引っ張られ、図12に示すように、押圧ローラ軸166が案内孔165のC地点(案内孔165のホース22側の下の位置)に移動する。すなわち、押圧ローラ軸166は、案内孔165のホース22に接近する側でかつホース22の移動方向におけるホースリール20側の位置に移動する。そうすると、押圧ローラ軸166によりリミットスイッチ168が押され、これによりモータ81が作動され、分配器23内の爪クラッチ78が切りの状態にされて、入力軸41から出力軸44に回転動力が伝達されなくなり、ホースリール20が回転駆動されなくなる。このようにして、ホース巻き取りが自動停止される。
【0046】
ホースリール22の回転が自動停止したこの状態から、この自動停止装置を初期状態に復帰させるには、手動によりホースを引き出す。そうすると、ホース22に固定された膨出部材161が送り出しローラ26と押圧ローラ27との間に下側から楔のように進入し、そしてテーパ面により押圧ローラ27を引っ張りコイルばね28の付勢力に抗して上方に押しのける。図12に示すように、上方に押しのけられた押圧ローラ27は、膨出部材161の移動とともに案内孔165を上方に移動する。そして押圧ローラ軸166が案内孔165の上端縁に当接し、それ以上の上方への移動を阻止される。そして、膨出部材161がさらに上方に移動するに伴って、外径が大きい円筒部の外周面により押圧ローラ27が引っ張りコイルばね28の付勢力に抗してホース22から離れる方向に押され、押圧ローラ軸166が案内孔165のD地点(案内孔165のホース22と反対側の上の位置)に移動する。すなわち、押圧ローラ軸166は、案内孔165のホース22から離れる側でかつホース22の移動方向におけるホース22先端側の位置に移動する。
【0047】
その後、膨出部材161がさらに上に移動すると、引っ張りコイルばね28の付勢力により押圧ローラ軸166がホース22側に引っ張られ、初期状態のA地点に移動する。押圧ローラ軸166がC地点から移動すると、リミットスイッチ168は、押圧ローラ軸166に押圧されなくなり、初期状態に復帰する。
【0048】
このように構成された動力噴霧機において、ホースリール20からホース22を引き出すには、次のように行う。
まず、図5において、モータ81によりフォークレバー79を操作して、爪クラッチ片結合部材80を爪クラッチ片71A側に移動させて、爪クラッチ78が切れている状態にする。このようにすると、ホースリール20に回転動力が伝達されることがない。
【0049】
この状態で、作業者がホース22の先端部を持ってホース22を引くと、図3、図6および図7において、圧縮コイルばね87の付勢力に抗してガイドアーム部30が軸85を中心に傾動する(倒れる)。そうすると、ガイドアーム部39の下部に設けられたローラ88より、昇降部材86が下方に押されて下降する。昇降部材86が下降すると、図6および図7に示すように、昇降部材86の溝に挿入されているバー90が、これらの図において、軸部91を中心に反時計方向に回動する。そうすると、レバー92、L字状板93、ロッド94および連結板95を介して、ブレーキアーム97が引っ張りコイルばね100の付勢力に抗して回動し、ブレーキ材99がホースリール20の側板の外周縁から離間し、これによりホースリール22のブレーキが解除される。
【0050】
さらに、作業者がホース22を引き出すと、図6および図7において、ホースリール20が時計方向(ホース22が引き出される方向)に回転する。そうすると、スプロケット50、チェーン54およびスプロケット53を介してナピア螺旋軸52がこのホースリール20の回転方向と同じ方向に回転する。このナピア螺旋軸52の回転は一方向クラッチ111により歯車110に伝達され、この歯車110が2回転する間に歯車112が1回転する。この歯車112の回転に伴って、カム113が同様に、これらの図において反時計方向に回転する。そうすると、カム溝115内に入っていたローラ122がカム溝115から外れ、ローラ122が回転する円筒状部材114の周面に当接される。このローラ122がカム113の円筒状部材114の周面に当接されると、このローラ122が固定されているレバー121が、引っ張りコイルばね123の付勢力に抗して軸120を中心に反時計方向に回動する。そうすると、L字状板124、ロッド125および連結板126を介してクラッチレバー127が時計方向に回動して、図5において、フォークレバー72を動かして、爪クラッチ片71Aを爪クラッチ片71B側に移動させ、これにより爪クラッチ71を入りの状態になる。爪クラッチ71が入りの状態になると、エンジン15の回転動力が入力軸41から出力軸45に同じ回転数のままで伝達され、図4に示すように、スプロケット55、チェーン58およびスプロケット57を介して送り出し軸56が回転する。送り出し軸56が回転駆動されると、一方向クラッチ60により送り出しローラ26がホース22の送り出し方向に回転駆動される。ホース22は送り出しローラ26と押圧ローラ27との間に挟持されつつ、送り出しローラ26により送り出される。
【0051】
その後、図6および図7において、ホース22が一定の長さ引き出されて、ホースリール20が一定量回転し、歯車110が2回転すると、歯車112が1回転し、この歯車112の1回転に伴って、カム113の円筒状部材114が1回転し、ローラ122がカム溝115内に入ると、レバー121が引っ張りコイルばね123の付勢力により軸120を中心に時計方向に回動する。そうすると、L字状板124、ロッド125および連結板126を介してクラッチレバー127が反時計方向に回動して、図5において、フォークレバー72を動かして、爪クラッチ片71Aを爪クラッチ片71Bから離間させ、これにより爪クラッチ71を切りの状態になる。爪クラッチ71が切りの状態になると、エンジン15の回転動力が入力軸41から出力軸45に伝達されなくなり、送り出し軸56が回転駆動されなくなる。送り出し軸56が回転しないと、送り出しローラ26が回転駆動されなくなり、送り出しローラ26によるホース22の送り出しが停止する。
【0052】
その後、作業者がホース22を引き出すと、上述したように、送り出しローラ26によるホース22の送り出しが開始され、ホース22が一定の長さ引き出されると、送り出しローラ26によるホース22の送り出しが停止する。
【0053】
図6および図7において、送り出しローラ26によるホース22の送り出しが行われている間、引き出されたホース22の張力が小さくなると、ホース22による引張り力がガイドアーム部30に働かないので、ガイドアーム部30が圧縮コイルばね87の付勢力により起立状態にされ、このためローラ88により昇降部材86が下方に押されなくなり、ブレーキアーム97が引っ張りコイルばね100の付勢力により、ブレーキ材99がホースリール20の側板の外周縁に圧接されるように回動しようとする。しかし、この動力噴霧機においては、図示しないが、クラッチレバー127に、このクラッチレバー127が爪クラッチ71を入りの状態にする方向に回動するときに、ブレーキアーム97をブレーキが解除される方向(図6において時計方向)に押す解除部材が設けられているので、送り出しローラ26によるホース22の送り出しが行われているときには、ブレーキも同時に解除されている。したがって、引き出されたホース22の張力が小さくなっても、ホース22の送り出しが妨げられることはない。
【0054】
ここで、クラッチレバー127の上記解除部材により、ブレーキアーム97が図6において時計方向に回動される一方、ブレーキアーム97に連結板95を介して連結されたロッド94が、ブレーキアーム97に接近する方向に移動しているが、連結板95にロッド94方向に長い長穴96が形成されているので、ブレーキアーム97に設けられたピン98がこの長穴96内をロッド94側に向かって移動することができるため、クラッチレバー127の上記解除部材がブレーキアーム97をブレーキが解除する方向に回動させるのをロッド94が妨げることはない。
【0055】
なお、作業者がホース22を引くのをやめると、ホース22による引張り力がガイドアーム部30に働かないので、ガイドアーム部30が圧縮コイルばね87の付勢力により起立状態にされ、このためローラ88により昇降部材86が下方に押されなくなり、ブレーキアーム97が引っ張りコイルばね100の付勢力により回動され、ブレーキ材99がホースリール20の側板の外周縁に圧接され、これによりブレーキが入りの状態になる。
【0056】
また、送り出し軸56が回転しなくなったなどのトラブルがあった場合でも、送り出し軸56と送り出しローラ26との間に、一方向クラッチ60が介在されているので、一方向クラッチ60が断状態になり、送り出しローラ26は自由に回転するため、ホース22を人力により引き出すことができる。
また、作業者によるホース22の引っ張り力に基づくホースリール20の回転速度が、送り出し軸56の回転速度よりも速くなったときには、一方向クラッチ60が断状態になり、送り出しローラ26が自由に回転するため、ホースリール20は作業者によるホース22の引っ張り力により送り出し方向に回転する。
【0057】
一方、ホース22をホースリール20に巻き取るには、次のように行う。
図5において、モータ81によりフォークレバー79を操作して、爪クラッチ片結合部材80を爪クラッチ片78B側に移動させて、爪クラッチ78を入りの状態にする。爪クラッチ78が入りの状態になると、エンジン15の回転動力が入力軸41から出力軸44に伝達され、図4に示すように、プーリ46、ベルト48およびプーリ47を介して、ホースリール20が回転する。出力軸44は出力軸45とは回転方向が逆であるので、ホースリール20は送り出し軸56とは逆方向に回転し、ホース22がホースリール20に巻き取られる。
【0058】
このとき、ホースリール20の回転に伴ってナピア螺旋軸52もホースリール20と同方向に回転するが、このナピア螺旋軸52の回転方向は、ホース送り出し時の回転方向とは逆であるため、一方向クラッチ111により、ナピア螺旋軸52の回転は歯車110に伝達されず、このため爪クラッチ71が入りの状態にならず、送り出し軸56および送り出しローラ26は回転駆動されない。
この場合、送り出し軸56が回転しなくても、送り出し軸56と送り出しローラ26との間に、一方向クラッチ60が介在されているので、送り出しローラ26は自由に回転するため、ホース22の巻き取りに支障はない。
【0059】
なお、ホース巻き取り時には、ホース22による引張り力がガイドアーム部30に作用するので、ガイドアーム部30が軸85を中心に傾動し、これによりブレーキアーム97が引っ張りコイルばね100の付勢力に抗して回動し、ブレーキ材99がホースリール20の側板の外周縁から離間して、ホースリール22のブレーキが解除される。
【0060】
上記実施の形態では、案内部として案内孔165を用いたが、これに代えて、案内溝、あるいは部材により略「コ」字状に囲って案内部を形成するなどのようにしてもよい。
さらに、案内孔(案内部)165は、「コ」字状でなくてもよく、例えば、ホース22の移動方向に直線状に延びるように形成してもよい。案内部は、要は、押圧ローラ軸166が、ホース22の移動方向に移動することができるとともに、ホース22に接近およびホース22から離れることができるように、ホース22の通過部の側部にホース22の移動方向に沿って延びるように設けられていればよい。このような案内部においても、ホース側の面を略「く」字状に形成するようにすると、押圧ローラがホースの膨出部に押しのけられたときに、ホースから離れる斜め方向に押圧ローラが移動するので、膨出部が押圧ローラに引っかからずに円滑に通過することができる。この案内部は、通常は、ホースリール20の近傍のホース22の通過部の側部に設けられる。
また、上記実施の形態では、ホース22の膨出部材161に略紡錘形のものを用いたが、これに代えて略球形その他の形状のものを用いることもできる。膨出部材(膨出部)は、要は押圧ローラ27を押しのけて通過することができるように形成されていればよい。
【0061】
また、上記実施の形態では、ホース巻き取り・送り出し装置について説明したが、動力によるホース送り出し機構を備えず、ホース巻き取りだけを動力で行う場合にも、本発明を適用することができる。
さらに、本発明に係るホース巻き取り装置を動力噴霧機に用いた場合について説明したが、これに限らず、本発明は、カーペットスプレーヤ等のホース巻き取り装置や、さらには給油装置等可撓性管材や線材を巻き取る他の機器にも適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のホース巻き取りによれば、簡単な構造により、ホース巻き取りが終わる近くでホースリールの回転駆動を自動停止させることができるとともに、ホースを引き出すことにより自動停止した状態から初期の状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るホース巻き取り・送り出し装置を備えた動力噴霧機を示す側面図である。
【図2】同、正面図である。
【図3】ホース巻き取り・送り出し装置の部分を説明するための図であって、一部を省略して示す側面図である。
【図4】動力伝達系統図である。
【図5】分配器を説明するために図である。
【図6】ホース巻き取り・送り出し装置の部分を説明するための図であって、一部を省略して示す側面図である。
【図7】図6の一部拡大図である。
【図8】送り出し軸およびナピア螺旋軸の部分を説明するための図であって、一部を省略して示す平面図である。
【図9】ホースの膨出部材の取り付け状態を示す図であって、(a)は正面図、(b)はねじを省略して示す縦断面図である。
【図10】自動停止装置を説明するための図であって、ホースガイド部の断面図である。
【図11】自動停止装置を説明するための図であって、ホースガイドの側面側から見た図である。
【図12】押圧ローラ軸の移動軌跡を示す図である。
【符号の説明】
10 動力噴霧機
15 エンジン(回転駆動手段)
20 ホースリール
22 ホース
26 送り出しローラ
27 押圧ローラ
28 引っ張りコイルばね(付勢手段)
78 爪クラッチ(クラッチ)
161 膨出部材(膨出部)
165 案内孔(案内部)
166 押圧ローラ軸
168 リミットスイッチ(スイッチ)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hose winding device used in a power sprayer or the like.
[0002]
[Prior art]
As a hose winding device of a power sprayer, for example, power from an engine is transmitted to a hose reel via a power transmission mechanism by a pulley and a belt, and a clutch such as an electromagnetic clutch is interposed in the power transmission mechanism, It is known that the electromagnetic clutch is turned on and off by a signal from a radio control transmitter to connect and disconnect the power transmission to the hose reel. In such a hose winding device, when the electromagnetic clutch is turned on, the power from the engine is transmitted to the hose reel, the hose reel is rotated, and the hose is wound on the hose reel.
[0003]
In the hose winder of this power sprayer, if the electromagnetic clutch is engaged until the end of the hose winder, the operator who has the nozzle attached to the hose or the tip of the hose is caught in the winder. There is a risk of damage or damage to the winder, so there is an automatic stop device (safety device) that turns off the electromagnetic switch and stops the rotation of the hose reel before that happens. It has been known.
[0004]
Examples of such a hose winder of a power sprayer include those described in Japanese Utility Model Publication No. 6-15943. This is because the bulging member (bulging portion) is fixed to the hose, and the first entrained member and the second entrained member having a passing portion through which the hose passes are angled in the rotation direction about the rotation axis. It is provided so as to be able to rotate integrally.
When the hose reel is driven to rotate with the electromagnetic clutch (clutch) engaged, the hose is wound around the hose reel, and the bulging member of the hose contacts the first entrained member. The entrained member is entrained, thereby rotating the rotating shaft, rotating the cam fixed to the rotating shaft, operating the limit switch, turning off the electromagnetic clutch, and stopping the hose reel rotation drive Let
Further, when the hose is pulled out from the state in which the rotation of the hose reel is automatically stopped, the bulging member of the hose comes into contact with the second entrained member, and the second entrained member is connected to the first entrained member. Entrained in the reverse direction of rotation, thereby rotating the rotating shaft in reverse, rotating the cam fixed to the rotating shaft in reverse, operating the limit switch, returning the electromagnetic clutch to the on state, The hall reel can be rotated by rotation from the engine.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a power sprayer hose winding device, the structure of the automatic stop device for stopping the rotation drive of the hose reel is complicated, and the hose of the power sprayer provided with the automatic stop device with a simple structure A take-up device is desired.
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and with a simple structure, it is possible to automatically stop the rotation of the hose reel near the end of the hose winding, and to automatically stop by pulling out the hose. An object of the present invention is to provide a hose winder that can be restored from the initial state to the initial state.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the hose winding device according to claim 1 is a hose reel (20) which is driven to rotate from the rotation driving means (15) via the clutch (78) to wind up the hose (22). When,
A bulging portion (161) provided in the hose (22);
A pressure roller shaft (166) movably provided with respect to the hose (22);
A biasing means (28) for biasing the pressing roller shaft (166) toward the side approaching the hose (22);
A pressure roller (27) rotatably supported by the pressure roller shaft (166) and capable of pressing the hose (22);
A guide portion (165) provided on a side portion of the passage portion of the hose (22) and guiding the pressing roller shaft (166);
When the pressing roller shaft (166) is moved to a position on the hose reel (20) side in the moving direction of the hose (22) on the side closer to the hose (22) of the guide portion (165), A switch (168) operated by the pressing roller shaft (166) to disengage the clutch (78);
It is characterized by having.
[0008]
In the invention of claim 1, when the hose reel is driven to rotate and the hose is wound around the hose reel, the hose passes while being pressed by the pressing roller. At this time, the pressing roller shaft is located on the side of the guide portion that is closer to the hose and on the hose tip side in the hose moving direction.
Thereafter, when the winding of the hose approaches the end, the bulging portion of the hose pushes the pressing roller toward the hose reel against the urging force of the urging means. The pushed pressing roller moves the guide part to the hose reel side with the movement of the bulging part. The pressure roller shaft that supports the pressure roller also moves together with the pressure roller, and the pressure roller shaft contacts the edge of the guide portion on the hose reel side to prevent further movement.
Thereafter, the bulging portion further moves while pushing the pressing roller away from the hose against the urging force of the urging means. When the bulging part passes through the pressing roller, the pressing roller is pulled to the hose side by the urging force of the urging means, and the hose reel on the side where the pressing roller shaft approaches the hose of the guide part and in the hose moving direction Move to the side position. Then, the switch is operated by the pressing roller shaft to disengage the clutch, and the hose reel is not driven to rotate. In this way, the hose winding is automatically stopped.
[0009]
To restore the initial state from this state where the hose reel rotation is automatically stopped, the hose is pulled out manually. Then, the bulging part of the hose displaces the pressing roller from the hose reel side against the urging force of the urging means to the hose tip side (the side opposite to the hose reel) in the hose moving direction. The pushed pressing roller moves the guide part to the hose tip side with the movement of the bulging part. The pressure roller shaft that supports the pressure roller also moves together with the pressure roller, and the pressure roller shaft contacts the edge of the guide portion on the front end side of the hose, thereby preventing further movement.
Thereafter, the bulging portion further moves while pushing the pressing roller away from the hose against the urging force of the urging means. When the bulging part passes through the pressing roller, the pressing roller is pulled to the hose side by the urging force of the urging means, and the pressing roller shaft is closer to the hose of the guide part in the initial state and the moving direction of the hose Move to the position on the hose tip side. When the pressing roller shaft moves from a position on the hose reel side in the moving direction of the hose on the side closer to the hose of the guide portion, the switch is not pressed by the pressing roller shaft and returns to the initial state.
[0010]
The hose winding device according to claim 2 is characterized in that, in the invention according to claim 1, the hose (22) side surface of the guide portion (165) is formed in a substantially "<" shape. And
[0011]
In the invention of claim 2, since the hose side surface of the guide portion is formed in a substantially "<" shape, when the pressing roller is pushed away by the bulging portion of the hose, it is in an oblique direction away from the hose. Since the pressing roller moves, the bulging portion can pass smoothly without being caught by the pressing roller.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, in the hose winding device according to the first or second aspect, the bulging portion (161) is formed in a substantially spindle shape.
[0013]
In the invention of claim 3, since the bulging portion of the hose is formed in a substantially spindle shape, when the bulging portion pushes the pressing roller, the bulging portion is pressed against the pressing roller like a wedge. The bulging part can pass smoothly without being caught by the pressing part.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, in the hose winding device according to any one of the first to third aspects, the pressure roller shaft (166) is manually moved to the pressure roller shaft (166). A grip is provided for the purpose.
[0015]
In the invention of claim 4, since the grip for manually moving the pressure roller shaft is provided on the pressure roller shaft, when the movement of the pressure roller shaft is hindered, this grip is used. The pressing roller shaft can be easily moved to a desired position.
[0016]
According to a fifth aspect of the present invention, the hose winding device according to the first to fourth aspects of the present invention is driven by the rotation driving means (15) to feed out the hose (22) of the hose reel (20). An enabled delivery roller (26) is provided, and the hose (22) passes between the delivery roller (26) and the pressing roller (27).
[0017]
In the invention of claim 5, the hose can be sent out by power, and the work can be performed more efficiently.
[0018]
In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis in the above expresses the corresponding element in drawing for convenience, Therefore, this invention is not limited to description on drawing. The same applies to the description in the column “Claims”.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 and FIG. 2 are a side view and a front view, respectively, showing a power sprayer provided with a hose winding / feeding device (hose winding device) according to an embodiment of the present invention.
In this
[0020]
A
[0021]
As shown in FIG. 1 and FIG. 3, a
As shown in FIG. 3, the
[0022]
A
[0023]
Further, a fitting 151 for attaching a nozzle (not shown) is attached to the tip of the
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 4 (power transmission system diagram), there is a gap between a
A
The
[0025]
A
[0026]
A
[0027]
The
[0028]
As shown in FIGS. 1 and 3, a
Drive
[0029]
The
That is, as shown in FIG. 5, one end portion of the
[0030]
A pawl clutch (clutch) 71 is provided between the
[0031]
Further, a
[0032]
A pawl clutch (clutch) 78 is provided between the
[0033]
As described above, the claw clutch
[0034]
Further, the
The
[0035]
As shown in FIG. 3, the
[0036]
As shown in FIGS. 6 and 7, a
[0037]
As shown in FIGS. 6, 7, and 8, a gear (conduction element) 110 is provided at one end of the
The
[0038]
In addition, a “U” -shaped
[0039]
Next, an automatic stop device (safety device) that automatically stops the rotation drive of the
As shown in FIGS. 3 and 9, the bulging
[0040]
On the other hand, as shown in FIGS. 10 and 11, the
[0041]
In each
[0042]
Further, as shown in FIG. 11, a limit switch (switch) 168 is attached to the outer surface of one
10 and 11 are shown as viewed from the opposite side of FIG. 3 (opposite side of the
[0043]
In the automatic stop device configured in this way, as shown in FIG. 10A, when the
[0044]
Thereafter, when the winding of the
[0045]
Thereafter, when the bulging
[0046]
In order to return the automatic stop device to the initial state from this state in which the rotation of the
[0047]
Thereafter, when the bulging
[0048]
In the power sprayer configured as described above, the
First, in FIG. 5, the
[0049]
In this state, when the operator holds the tip of the
[0050]
Furthermore, when the operator pulls out the
[0051]
Thereafter, in FIGS. 6 and 7, when the
[0052]
Thereafter, when the operator pulls out the
[0053]
6 and 7, when the tension of the drawn
[0054]
Here, the release member of the
[0055]
When the operator stops pulling the
[0056]
Even when there is a trouble such as the
Further, when the rotational speed of the
[0057]
On the other hand, winding the
In FIG. 5, the
[0058]
At this time, as the
In this case, since the one-way clutch 60 is interposed between the
[0059]
Note that, when the hose is wound, the pulling force by the
[0060]
In the above-described embodiment, the
Further, the guide hole (guide portion) 165 may not be “U” -shaped, and may be formed to extend linearly in the moving direction of the
Moreover, in the said embodiment, although the substantially spindle-shaped thing was used for the bulging
[0061]
In the above embodiment, the hose take-up / feed-out device has been described. However, the present invention can also be applied to a case where a hose feed-out mechanism by power is not provided and only hose take-up is performed by power.
Furthermore, the case where the hose winding device according to the present invention is used in a power sprayer has been described. The present invention can also be applied to other devices that wind up pipes and wires.
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the hose winding of the present invention, with a simple structure, the rotation drive of the hose reel can be automatically stopped near the end of the hose winding, and automatically stopped by pulling out the hose. It is possible to return from the state to the initial state.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a power sprayer including a hose winding / feeding-out device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the same.
FIG. 3 is a side view illustrating a portion of the hose winding / feeding-out device, a part of which is omitted.
FIG. 4 is a power transmission system diagram.
FIG. 5 is a diagram for explaining a distributor;
FIG. 6 is a side view for explaining a portion of the hose winding / feeding-out device, with a part thereof omitted.
7 is a partially enlarged view of FIG. 6;
FIG. 8 is a diagram for explaining portions of a delivery shaft and a Napier spiral shaft, and is a plan view showing a part thereof omitted.
FIGS. 9A and 9B are views showing a mounting state of a bulging member of a hose, where FIG. 9A is a front view, and FIG.
FIG. 10 is a view for explaining the automatic stop device, and is a cross-sectional view of a hose guide portion;
FIG. 11 is a view for explaining the automatic stop device, as viewed from the side of the hose guide.
FIG. 12 is a diagram illustrating a movement locus of a pressing roller shaft.
[Explanation of symbols]
10 Power sprayer
15 Engine (Rotation drive means)
20 hose reel
22 hose
26 Feeding roller
27 Pressing roller
28 Tension coil spring (biasing means)
78 Claw clutch (clutch)
161 bulge member (bulge part)
165 Guide hole (Guide part)
166 Pressing roller shaft
168 Limit switch (switch)
Claims (5)
前記ホース(22)に設けられた膨出部(161)と、
前記ホース(22)に対し移動可能に設けられた押圧ローラ軸(166)と、
この押圧ローラ軸(166)を前記ホース(22)に接近する側へ付勢する付勢手段(28)と、
前記押圧ローラ軸(166)に回転自在に支持され、前記ホース(22)を押圧可能な押圧ローラ(27)と、
前記ホース(22)の通過部の側部に設けられ、前記押圧ローラ軸(166)を案内する案内部(165)と、
前記押圧ローラ軸(166)が前記案内部(165)の前記ホース(22)に接近する側でかつ前記ホース(22)の移動方向における前記ホースリール(20)側の位置に移動したときに、該押圧ローラ軸(166)により操作されて前記クラッチ(78)を切りの状態にするスイッチ(168)と、
を備えていることを特徴とするホース巻き取り装置。A hose reel (20) that is rotationally driven from the rotational drive means (15) via the clutch (78) and winds up the hose (22);
A bulging portion (161) provided in the hose (22);
A pressure roller shaft (166) movably provided with respect to the hose (22);
A biasing means (28) for biasing the pressing roller shaft (166) toward the side approaching the hose (22);
A pressure roller (27) rotatably supported by the pressure roller shaft (166) and capable of pressing the hose (22);
A guide portion (165) provided on a side portion of the passage portion of the hose (22) and guiding the pressing roller shaft (166);
When the pressing roller shaft (166) is moved to a position on the hose reel (20) side in the moving direction of the hose (22) on the side closer to the hose (22) of the guide portion (165), A switch (168) operated by the pressing roller shaft (166) to disengage the clutch (78);
A hose winding device comprising:
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