JP3870388B2 - Hydraulic transfer printing simulation software - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水圧転写印刷の模擬試行についてのプログラム、より詳しくは、その模擬試行における転写印刷の良否を被転写物の各表面部位について判定し、これをディスプレイ上に表示するプログラムを記録したところの新規なコンピュ−タ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
水圧転写印刷、即ち図51に示すように、所望の模様が印刷された転写フィルム12を転写槽11内の水14の表面に浮かべて送り出す一方、その上方で被転写物Aをコンベア13移送により転写フィルム12の上から水14中に押し入れることにより、転写フィルム12上の印刷インク模様を被転写物Aの表面に転写させるところの印刷技術は、三次元曲面への印刷を正確にかつ容易に為しうることから、最近では、様々な用途において各種の立体製品の表面印刷に利用されている。
なお、水圧転写印刷に関しては、従来、例えば特開昭57-45090号公報、特開昭58-31754号公報、特開平4-119850号公報、特開平4-122647号公報および特開平6-278269号公報などに開示されているように、いくつかの改良提案が既になされている。
【0003】
ここで、販売が予定されている特定の製品に対する水圧転写印刷プロセスを確立するために、従来においては、まず、その製品の試作品を作成し、次に、水圧転写印刷の試験プラント等において、該試作品を用いて、水圧転写印刷プロセスを、印刷条件を変更しながら、特に様々な入槽角(つまり、被転写物が転写槽内に浸漬する際の被転写物の進行方向と水(転写フィルム)表面との角度)のもとで、いろいろと試行し、そして、転写印刷された試作品の表面について転写印刷の具合、つまり転写不良が生じているかどうかを調べることによって、好都合な転写印刷条件、特に最適な入槽角を探し出すことにより、その後の対象製品の量産体制において適用されるべき水圧転写印刷の条件を決定するという手順が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の手法においては、試作品の作成にあたって相当な手間、時間および費用が必要とされ、とりわけ製品が複雑な立体形状であれば、より多くの手間および時間が試作品の作成に要することになるという問題があった。
その上、従来の手法においては、試作品を用いた水圧転写印刷プロセスを一つ一つの印刷条件についてそれぞれ実際に試行するものであるので、最適なもしくはより良好な水圧転写印刷条件を決定するまでに、大変多くの手間および時間さらには費用がそれぞれ必要とされるという問題もあった。
言い換えると、従来の手法にあっては、水圧転写印刷すべき対象製品の外形を設計してから水圧転写印刷によるその製品の量産に移行するまでの期間が、一般に半年から1年程度かかり、その期間が非常に長いという問題があった。
したがって、水圧転写印刷製品の設計から量産までの期間を短縮し、その間における手間および費用を減少させることが、従来、重要な課題とされていた。
【0005】
一方、実際の水圧転写印刷プロセスにおいては、転写フィルム上の模様が被転写物の表面にまったく転写印刷されないまたは正確には転写印刷されない等の転写不良が発生することがある。その代表的な転写不良としては、i)図49に示すように、被転写物Aを転写槽11に浸漬する際、被転写物Aの表面付近における空気の一部が残留し、空気溜りが被転写物Aの凹部位などに発生し、結果として空気溜りが生じた表面部位には、転写フィルム12が付着されないという転写不良(所謂エアポケット16)、またii) 図50に示すように、被転写物Aを転写槽11に浸漬する際、槽内に浮かぶ転写フィルム12が被転写物Aの特に凹部位などにまわり込むよりも先に、槽内の水14が該凹部位の中へ流れ込み、その部位について転写フィルム12の付着が抑えられ、結果として、水14が先んじて流れ込んだ表面部位には、転写フィルム12が付着されないという転写不良(所謂水の流込み)、さらに、iii)被転写物Aを転写槽11に浸漬する際、被転写物Aの表面と槽内の転写フィルム12表面との角度がより大きいと、転写フィルム12が被転写物Aの表面に沿って伸び、被転写物Aに転写印刷される膜の厚さが薄いものとなり、結果として、転写製品の表面における印刷模様が歪み、不正確な意匠になるという転写不良(膜厚不足)などが挙げられる。
従って、実際の水圧転写印刷プロセスにおける最適なもしくはより良好な条件を決定するにあたっては、上記の様々な転写不良がいずれも起きない条件を選定することが不可欠とされる。
【0006】
本発明は、上述の背景に基づいて為されたものであって、その課題とするところは、試作品を用いた水圧転写印刷プロセスを実際に試行せずとも、コンピュータによるプログラムの動作により、水圧転写印刷すべき製品について、その模擬プロセスにおける転写印刷の結果の具合(転写不良の有無)をディスプレイ上に表示することができるところのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンピュータによるプログラムの動作により、被転写物の各々の表面部位について、水圧転写印刷の模擬プロセスにおける転写印刷の良否が判定され、つまりエアポケット、水の流込みおよび膜厚不足などの転写不良が発生する可能性があるかどうかが判定され、そしてその結果がディスプレイ上に表示されうるようにしたものである。本発明は、より明確には、水圧転写印刷の模擬プロセスにおける転写印刷の良否を被転写物の各々の表面部位について判定しそしてこの結果をコンピュータのディスプレイ上に表示する水圧転写印刷模擬プログラムを記録した記録媒体であって、該水圧転写印刷模擬プログラムは、被転写物の入力された頂点座標データに基づいて被転写物の各表面を任意数の三角ポリゴンに分割する有限要素プログラムと、被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際エアポケットとなって転写印刷されない可能性がある表面部位であるかどうかの判定を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行するプログラムであって、該プログラムは、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より上側の視線方向で眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、好ましくは、死角になる部位であっても、エアポケットとならない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラムをさらに有してなるエアポケット判定プログラムと、被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際水の流込みが生じて転写印刷されない可能性がある表面部位であるかどうかの判定を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行するプログラムであって、該プログラムは、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より下側の視線方向で眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、好ましくは、死角になる部位であっても、水の流込みが生じない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラムをさらに有してなる流込み判定プログラムと、被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際転写印刷される膜の厚さを、被転写物のある表面部位と転写槽内の転写フィルム表面との面角度の値と該転写印刷膜の厚さとの関数に基づいて算定する処理を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行する転写膜厚判定プログラムと、そして、各三角ポリゴンについての上記の判定の結果を各々個別にもしくは合成して上記ディスプレイ上に表示する表示プログラムとを有してなることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0008】
本発明のより好ましい態様は、
上記の記録媒体において、エアポケット判定プログラムが、
入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して上方よりそしていくつかの水平方向よりそれぞれ眺めたとき死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定する第一のエアポケット判定プログラムと、
前記のエアポケットとならない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして下方に位置する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、続いてこの新たに判定されたエアポケットとならない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして下方に位置する三角ポリゴンもまたエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、さらに以降、この処理を繰り返す第二のエアポケット判定プログラムとを有してなるところの記録媒体に関する。
また、本発明の他のより好ましい態様は、
上記の記録媒体において、流込み判定プログラムが、
入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して下方より眺めたとき死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定する第一の流込み判定プログラムと、
前記の水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして上方に位置する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、続いてこの新たに判定された水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして上方に位置する三角ポリゴンもまた水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、さらに以降、この処理を繰り返す第二の流込み判定プログラムとを有してなるところの記録媒体に関する。
さらに、本発明の別のより好ましい態様は、
上記の記録媒体において、転写膜厚判定プログラムが、
分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、転写槽内の転写フィルム表面に対する面角度を算出する処理を実行する面角度算出プログラムと、
算出された面角度値の代入により、転写印刷膜の厚さを面角度と該膜厚との関数に基づいて算定する処理を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行する膜厚算定プログラムとを有してなり、
そして所望により、上記表示プログラムは、各三角ポリゴンについての算定された膜厚値を上記ディスプレイ上に段階表示もしくは勾配表示するプログラムを組み込んでなるところの記録媒体に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の記録媒体は、水圧転写印刷模擬プログラムを電磁気的にもしくは光学的に記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、例えば磁気ディスク、光ディスクおよび光磁気ディスク、具体的にはフロッピーディスク(スーパーディスク(120MB) 、ZIP等を含む)、CD−ROM(650MB) 、MO(128MB、230MB、540MB、640MB等) ディスク、DVD−ROM、PD 650MB(松下電器株式会社製)などよりなる。水圧転写印刷模擬プログラムは、コンピュータにインストールされたOSソフト(windows 、UNISYS等)の上で各種の処理が可能なプログラムであると、処理実行の都合上より好都合である。
なお、コンピュータとしては、CPU(高性能である程より好ましい)、インターフェイス等を備えた通常構成のコンピュータが利用される。また、これに接続されるディスプレイとしては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイなどが使用される。
水圧転写印刷模擬プログラムは、対象物の水圧転写印刷をある設定条件で模擬試行した場合(水圧転写印刷の模擬プロセス)において、得られる対象物についての転写印刷の良否、つまりエアポケット、水の流込みおよび膜厚不足などの転写不良が発生する可能性があるかどうかをその各々の表面部位について判定するプログラムであって、少なくとも、有限要素プログラム、エアポケット判定プログラム、流込み判定プログラム、転写膜厚判定プログラムおよび表示プログラムを有するものであるが、これら以外のプログラム、例えば被転写物の水圧転写印刷を模擬試行するときの様子をコンピュータのディスプレイ上に動画表現するプログラムなどをさらに含むものであってもよいことは言うまでもない。
【0010】
有限要素プログラムは、被転写物の表面のうち、どの部位に転写不良が生じるおそれがあるか否かを判定するために、その前段階として被転写物の各表面を任意数の、例えば数千ないし数十万の三角ポリゴンに分割するプログラムである。本プログラムは、公知の有限要素プログラムと同様の機能、即ち図37(a) (b) に示すように被転写物の各表面をその頂点座標データに基づいて所定数の三角ポリゴンに分割しうる機能を有するものでよい。被転写物の頂点座標データは、キーボードまたはマウスより直接入力してもよいが、三次元CAD(3dCAD)で作成された被転写物の立体図形についての頂点座標データをそのまま本プログラムにおける頂点座標データとして流用することも可能である。なお、本発明で三角ポリゴンを選択したのは、頂点が4個以上の多角ポリゴン例えば四角ポリゴンを選定すると、ポリゴンが歪む可能性があり、模擬の精度低下につながるからである。
エアポケット判定プログラム、流込み判定プログラムおよび転写膜厚判定プログラムは、被転写物をある入槽角で転写槽に模擬浸漬した際を基準として転写不良の発生の有無もしくは程度を判定するプログラムである。従って、これらプログラムは、被転写物の頂点座標データ並びに分割された各三角ポリゴンの頂点座標データを、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある状態に変換するプログラムを共通して利用するものとし、そして、入力された入槽角の姿勢に座標変換された三角ポリゴンの頂点座標データを使用して、それぞれの判定をなすプログラム構成とするのがより好都合である。ちなみに、本実施例においては、被転写物の頂点座標データ並びに分割された各々の三角ポリゴンの頂点座標データを基本の姿勢より入力された入槽角の姿勢に極座標変換する座標変換プログラムが組み込まれ、座標変換された三角ポリゴンの頂点座標データはエアポケット判定プログラム、流込み判定プログラムおよび転写膜厚判定プログラムのそれぞれに共通利用されている。なお、入槽角の入力は、コンピュータのキーボードまたはマウスを用いてなされる。
【0011】
エアポケット判定プログラムは、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下、その姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、エアポケットとなって転写印刷されない可能性がある表面部位であるか否かの判定を実行するものであって、第一のエアポケット判定プログラムと、第二のエアポケット判定プログラムとの二段階プログラムよりなる。
第一のエアポケット判定プログラムは、図38に示すように、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より上側の視線方向で眺めたとき、見えず死角になる部位は、被転写物の転写槽への浸漬の際、エアポケットになる可能性があるという論理の下、組み立てられたプログラムであり、詳細には、図39に示すように、入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して、上方より並びに、いくつかの水平方向より、通常前方、後方、左方および右方の4方向よりそれぞれ眺めたとき、死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定するものである。
より具体的には、第一のエアポケット判定プログラムは、入槽角の姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、その姿勢の被転写物を上方、前方、後方、左方および右方より眺めるそれぞれの場合において、重なり合う三角ポリゴンが存在するか否かを判断し、存在するときには、その中で最も手前に位置する三角ポリゴンは死角にならない部位の三角ポリゴンであり、よってエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、また、存在しないときには、その三角ポリゴンは死角にならない部位、即ちエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラム構成よりなる。
第二のエアポケット判定プログラムは、入槽角姿勢の被転写物を水平より上側の視線方向で眺めたとき、死角になる部位であっても、図40に示すように、被転写物がその入槽角の姿勢にあるときで、エアポケットとならない部位より下方へのみ連続する表面を経由して接続される表面部位は、被転写物の転写槽への浸漬の際、水面上の転写フィルムと接触することができ、エアポケットにはならないという論理の下、組み立てられたプログラムであって、詳細には、図41に示すように、第一のエアポケット判定プログラムに従いもしくは本プログラムに従いエアポケットとならない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして、下方に位置する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると追加判定するプログラム構成よりなる。
より具体的には、第二のエアポケット判定プログラムは、エアポケットとならない部位と未だ判定されていない三角ポリゴンの中より、その三角ポリゴンの頂点座標が既に判定された「エアポケットとならない部位の三角ポリゴン」の頂点座標と共通するか否かの判断をなすことにより、エアポケットとならない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、該隣接する三角ポリゴンについて、前記エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を例えば重心の対比により実行し、そして、下方に位置するとき、その隣接する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、さらに、この新たに判定された三角ポリゴンを既判定の「エアポケットとならない部位の三角ポリゴン」に加えて、この一連の判定手順を、エアポケットとならない部位の三角ポリゴンである旨の新たな判定が発生しなくなるまで、繰り返すというプログラム構成よりなる。
【0012】
流込み判定プログラムは、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件のもと、その姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、水の流込みが生じて転写印刷されない可能性がある表面部位であるか否かの判定を実行するものであって、第一の流込み判定プログラムと、第二の流込み判定プログラムとの二段階プログラムよりなる。
第一の流込み判定プログラムは、図42に示すように、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より下側の視線方向で、特に真下より眺めたとき、見えず死角になる部位は、被転写物の転写槽への浸漬の際、水の流込みが生じる可能性があるという論理の下、組み立てられたプログラムであり、詳細には、図43に示すように、入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して下方より(真下より)眺めたとき、死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定するものである。
より具体的には、第一の流込み判定プログラムは、入槽角の姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、その姿勢の被転写物を下方より(真下より)眺める場合において、重なり合う三角ポリゴンが存在するか否かを判断し、存在するときには、その中で最も手前に位置する三角ポリゴンは死角にならない部位の三角ポリゴンであり、よって水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、また存在しないときには、その三角ポリゴンは死角にならない部位、即ち水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラム構成よりなる。
第二の流込み判定プログラムは、入槽角姿勢の被転写物を下方(真下)からの視線方向で眺めたとき、死角になる部位であっても、図44に示すように、被転写物がその入槽角の姿勢にあるときで、水の流込みが生じない部位より上方へのみ連続する表面を経由して接続される表面部位は、被転写物の転写槽への浸漬の際、水面上の転写フィルムと水に先んじて接触することができ、水の流込みが生じないという論理の下組み立てられたプログラムであって、詳細には、図45に示すように、第一の流込み判定プログラムに従いもしくは本プログラムに従い水の流込みが生じない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして、上方に位置する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると追加判定するプログラム構成よりなる。
より具体的には、第二の流込み判定プログラムは、水の流込みが生じない部位と未だ判定されていない三角ポリゴンの中より、その三角ポリゴンの頂点座標が既に判定された「水の流込みが生じない部位の三角ポリゴン」の頂点座標と共通するか否かの判断をなすことにより、水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、該隣接する三角ポリゴンについて、前記水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を例えば重心の対比により実行し、そして、上方に位置するとき、その隣接する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、さらに、この新たに判定された三角ポリゴンを既判定の「水の流込みが生じない部位の三角ポリゴン」に加えて、この一連の判定手順を、水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンである旨の新たな判定が発生しなくなるまで、繰り返すというプログラム構成よりなる。
【0013】
転写膜厚判定プログラムは、被転写物が入力された入槽角の姿勢にあるとき、その姿勢に座標変換された各三角ポリゴンについて、被転写物と転写槽内の転写フィルムとの接触により、どれ程の厚さの転写印刷膜が形成されるかの判定を実行するプログラムである。
これは、図46(a) 、(b) 、(c) に示すように、被転写物のある表面部位と転写槽内の転写フィルム表面との面角度が0°であるとき、その部位には、転写フィルム厚の100%の厚さで転写印刷され、一方、該面角度が180°であるとき、その部位には、まったく転写印刷されず、そして該面角度が0°と180°の間であるとき、その部位には、100%と0%との中間の厚さで転写印刷されるという事実に鑑みて、すなわち、転写印刷膜の厚さは上記面角度の関数で表わされ、面角度の値の代入により、転写印刷膜の厚さは算定することができるという論理の下、組み立てられたプログラムである。
転写膜厚判定プログラムは、詳細には、被転写物が入力された入槽角の姿勢にあるとき、その姿勢に座標変換された各三角ポリゴンについて、転写槽内の転写フィルム表面に対する面角度の算出処理を実行する面角度算出プログラムと、図47に示すように、得られた面角度の算出値の代入により、転写印刷膜の厚さを上記面角度と該膜厚との一定の関数、例えば図48に示すように負の一次関数に基づいて算定する処理を実行する膜厚算定プログラムより、構成される。
【0014】
表示プログラムは、水圧転写印刷の模擬プロセスにおける転写印刷の良否の結果を被転写物の各々の表面部位についてコンピュータのディスプレイ上に表示するためのプログラムであり、詳細には、分割された各三角ポリゴンについて、上記3つの判定プログラムに従う各々の判定結果を各々個別にもしくは合成して上記ディスプレイ上に表示するプログラム構成よりなる。
通常、エアポケットとならない部位であるか否かについて、並びに、水の流込みが生じない部位であるか否かについての判定結果は、それぞれ二段階で表示され、また、どれ程の厚さの転写印刷膜が形成されるかについての判定結果は、段階表示もしくは例えばある特定の色相で以て勾配表示される。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面により説明する。この実施例は、非制限的な例であって、本発明がこれに限定されないことは、言うまでもない。
本実施例の記録媒体は、対象となる被転写物(以下、ワークともいう。)の各々の表面部位について水圧転写印刷の模擬プロセスにおける転写印刷の良否を判定しそしてディスプレイ上に表示するプログラム、即ち水圧転写印刷模擬プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0016】
水圧転写印刷模擬プログラムは、図1に示すように、「三角ポリゴンの頂点座標データ入力」処理1を実行する有限要素プログラム、「ワークの姿勢を入槽角に変更」処理2を実行する座標変換プログラム、「エアポケット▲1▼の判定」処理3および続いて「エアポケット▲2▼の判定」処理4を実行するエアポケット判定プログラム、処理3および4に並行して、「流込み▲1▼の判定」処理5および続いて「流込み▲2▼の判定」処理6を実行する流込み判定プログラム、処理3ないし6に並行して、「膜厚の判定」処理7を実行する転写膜厚判定プログラム、そして、これら判定結果についての「各判定の合成」処理8および続いて「結果の出力」処理9を実行する表示プログラムより構成されている。
なお、本発明において、「エアポケット▲1▼の判定」処理を実行するプログラムは、第一のエアポケット判定プログラム、「エアポケット▲2▼の判定」処理4を実行するプログラムは、第二のエアポケット判定プログラム、「流込み▲1▼の判定」処理5を実行するプログラムは、第一の流込み判定プログラム、そして、「流込み▲2▼の判定」処理6を実行するプログラムは、第二の流込み判定プログラムとそれぞれ呼ばれる。
一方、本実施例の記録媒体は、そのデータ領域において、基本姿勢の頂点テーブル(図2)、姿勢変換後の頂点テーブル(図3)、および表示用頂点テーブル(図4)、並びに三角ポリゴンテーブル(図6)を有する。
頂点テーブルはいずれも、縦欄が三角ポリゴン10・・を作る各頂点の番号を示し、横欄がその頂点のX座標、Y座標およびZ座標の各データを示す。なお、本実施例においては、図5に示すように、X座標は水平方向の座標で、Y座標は垂直方向の座標で、そしてZ座標はXY表面に直交する手前方向の座標であると設定されている。
基本姿勢の頂点テーブルは、被転写物(ワーク)が基本姿勢にあるときの所定数の三角ポリゴン10・・を作る総ての頂点の座標データを記録保存するものである。また、姿勢変換後の頂点テーブルは、被転写物(ワーク)が入槽角の姿勢にあるときの所定数の三角ポリゴン10・・を作る総ての頂点の座標データを記録保存するものである。さらに、表示用頂点テーブルは、被転写物(ワーク)を視線の方向より眺めたときの所定数の三角ポリゴン10・・を作る総ての頂点の座標データを記録保存するものである。
三角ポリゴンテーブルは、それぞれの三角ポリゴンについて、上記各種の判定の結果を記録保存しそしてディスプレイに表示する際の基礎データとするものであって、縦欄が所定数の三角ポリゴン10の番号を示し、横欄が「頂点P1 」、「頂点P2 」および「頂点P3 」の項にて各々の三角ポリゴンの三つの頂点の番号、「エアポケット」の項にてエアポケット判定の結果、「流込み」の項にて流込み判定の結果、「膜厚」の項にて転写膜厚判定の結果、および、「Z位置」の項にて三角ポリゴンの三つの頂点のZ座標の平均値を示す。
なお、本実施例では、図7に示すように、頂点P1 、P2 およびP3 が平面上で右回りに並ぶとき、その平面は、それら三つの頂点P1 、P2 およびP3 で作られる三角ポリゴンの表面であり、頂点P1 、P2 およびP3 が平面上で左回りに並ぶとき、その平面は、それら三つの頂点P1 、P2 およびP3 で作られる三角ポリゴンの裏面であると設定されている。
【0017】
「三角ポリゴンの頂点座標データ入力」処理1は、上記の有限要素プログラムに従い、次の処理が実行される。すなわち、入力されたワークの頂点座標データに基づいて、そのワークの各表面を図37(a) および図37(b) に示されるように所定数(数千ないし数十万)の三角ポリゴン10・・に分割し、そして作られた所定数の三角ポリゴンの各々の頂点のX座標、Y座標およびZ座標のデータを図2に示す基本姿勢の頂点テーブルの「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の各項にそれぞれ入力する。この座標データの入力の際、三角ポリゴンの各頂点は番号付けされる。そして、三角ポリゴンの各頂点が番号付けされると同時に、その頂点番号は三角ポリゴンテーブルの「頂点P1 」、「頂点P2 」および「頂点P3 」の項に入力され、そして、3つの頂点P1 、P2 、P3 で作られる各三角ポリゴンが番号付けされる。有限要素プログラムとしては、例えば株式会社クレイドル販売のソフトPre.Mが使用される。ワークの頂点座標データは、キーボードもしくはマウスより直接入力してもよいが、市販の3D−CADソフト例えばユリーカGold(トヨタケーラム株式会社製)で作成されたワークの立体図形についての頂点座標データをそのまま本プログラムにおける頂点座標データとして流用することができる。
「ワークの姿勢を入槽角に変更」処理2は、上記の座標変換プログラムの流れ図(図8)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)計画している水圧転写印刷をなす際の入槽角θのX座標、Y座標およびZ座標の各成分(θx、θy、θz)をキーボードまたはマウスから入力する。
2)基本姿勢の頂点テーブル内の総ての頂点P1 〜PN のX座標、Y座標およびZ座標の各データを、ワークを極座標で回転することによって、基本姿勢のものから入槽角θの姿勢のものに変換する。
なお、さらに入槽角θの姿勢から入槽角θ’の姿勢に変換する場合には、直前の姿勢の頂点テーブル内の総ての頂点P1 〜PN のX座標、Y座標およびZ座標の各データを、ワークを極座標で回転することによって、直前の姿勢のものから入槽角θ’の姿勢のものに変換する。
3)入槽角θの姿勢に変換された各々の頂点のX座標、Y座標およびZ座標のデータを図3に示す姿勢変換後の頂点テーブルの「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の各項にそれぞれ入力する。
そして、これ以後の処理は、姿勢変換後の頂点テーブル内における各々の頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを使用して実行される。すなわち、座標変換された三角ポリゴンの頂点座標データは、エアポケット判定プログラム、流込み判定プログラムおよび転写膜厚判定プログラムのそれぞれに共通して利用され、それぞれの判定の基本となる。
なお、三角ポリゴンを作る各頂点の番号は、基本姿勢の頂点テーブルにおけるものと姿勢変換後の頂点テーブルにおけるものとで一致している。また、三角ポリゴンテーブルにおける三角ポリゴンの番号と、その三角ポリゴンを作る「頂点P1 」、「頂点P2 」および「頂点P3 」の番号との関係は、座標変換後もそのまま維持される。
【0018】
「エアポケット▲1▼の判定」処理3は、上記の第一のエアポケット判定プログラムの流れ図(図9)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを、座標をX軸に−90°回転したとき(即ち、ワークの上面を正面にしたとき)のものに変更し、そしてこれらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
2)サブルーチン「非エアポケットの算出」を実行する。
3)次に、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータ(復帰された当初のデータ)を、座標をY軸に90°回転したとき(即ち、ワークの左面を正面にしたとき)のものに変更し、そしてこれらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
4)サブルーチン「非エアポケットの算出」を実行する。
5)次に、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータ(復帰された当初のデータ)を、座標をY軸に−90°回転したとき(即ちワークの右面を正面にしたとき)のものに変更し、そしてこれらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
6)サブルーチン「非エアポケットの算出」を実行する。
7)次に、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータ(復帰された当初のデータ)を、座標をY軸に−180°回転したとき(即ち、ワークの後面を正面にしたとき)のものに変更し、そしてこれらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
8)サブルーチン「非エアポケットの算出」を実行する。
9)次に、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータ(復帰された当初のデータ)を、座標を当初のもの(即ち、ワークの前面を正面にしたときのもの)に変更し、そして、これらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
10) サブルーチン「非エアポケットの算出」を実行する。
上記のサブルーチン「非エアポケットの算出」は、図10のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)まず、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンM(N)を判定の対象に選び、この番号Nの三角ポリゴンM(N)について、XY平面上の重心Gをその三角ポリゴンの3つの頂点のX座標値およびY座標値に基づいて求める。
なお、以下の図面において、番号Nの三角ポリゴンは三角M(N)と表わされる場合もある。また、番号Nを除く他の三角ポリゴンは三角M(N2)と表わされる場合もある。
2)サブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」を実行する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在するか否かを判断し、そして存在するとき、三角ポリゴンM(N)がその他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するか否かを判断し、そして手前に位置するとき、図6に示す三角ポリゴンテーブルにおける番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に、0に代えて1を入力する。あるいは、重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在しないときも、三角ポリゴンテーブル(図6)における番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に、1を入力する。
3)上記のようにサブルーチンにおいてYESのとき、1を三角ポリゴンテーブル(図6)内の番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に入力し、一方、NOのとき、つまり番号Nの三角ポリゴンM(N)が重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置しないとき、処理の対象を次番号の三角ポリゴンに移す。
4)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし3)を番号2以降の三角ポリゴンについて(即ち、総ての三角ポリゴンについて)繰り返す。
また、上記のサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」は、図11のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)三角ポリゴンの群(判定対象に選ばれた三角ポリゴンM(N)を除く)より、他の三角ポリゴンM(N2)を番号1から順次選定する。
2)サブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」を実行する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gは、手順1)で選ばれた他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面と重なるか否かを判断する。
3)手順2)のサブルーチンでYESと判断されたとき、即ち三角ポリゴンM(N)の重心Gが他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面の中に含まれるとき、三角ポリゴンM(N)のZ位置(Z座標値)は他の三角ポリゴンM(N2)のZ位置(Z座標値)よりも大きいか否かを判断する。
4)手順3)でNOと判断されたとき、つまり三角ポリゴンM(N)のZ位置は他の三角ポリゴンM(N2)のそれよりも大きくないと判断されたとき、図10のプログラム流れ図におけるサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に、NOを返す。
5)手順4)でYESと判断されたとき、つまり三角ポリゴンM(N)のZ位置は他の三角ポリゴンM(N2)のそれよりも大きいと判断されたとき、あるいは、手順2)のサブルーチンでNOと判断されたとき、即ち三角ポリゴンM(N)の重心Gが他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面の中に含まれないとき、次の番号の他の三角ポリゴンM(N2)を選出する。
6)「N2+1」を「N2」に代入して、以上の手順1)ないし5)を、次番号以降の他の三角ポリゴンM(N2)について(即ち総ての他の三角ポリゴンM(N2)について)繰り返す。
7)最大の番号の他の三角ポリゴンM(N2)にまで手順6)を繰り返したとき、即ち、手順6)を処理すべき総ての他の三角ポリゴンM(N2)について完了したとき、図10のプログラム流れ図におけるサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に、YESを返す。
また、上記のサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」は、図12ないし図14のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)他の三角ポリゴンM(N2)の3つの頂点がXY平面に投影された3つの点を頂点P1 、P2 およびP3 と定める。
2)頂点P1 、P2 およびP3 で作られる三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、頂点P1 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
3)移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P1 −P2 とX軸との間の角度θ°を求める。
4)手順3)の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P1 −P2 がX軸上に重なるまで回転する。
5)回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY1 に代入する。
6)三角形P1 −P2 −P3 および三角ポリゴンM(N)の重心Gを手順1)における原位置にそれぞれ戻す。
7)三角形P1 −P2 −P3 を三角ポリゴンM(N)の重心Gと一緒に、頂点P2 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
8)移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P2 −P3 とX軸との間の角度θ°を求める。
9)手順8)の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P2 −P3 がX軸上に重なるまで回転する。
10) 回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY2 に代入する。
11) 三角形P1 −P2 −P3 および三角ポリゴンM(N)の重心Gを手順1)における原位置にそれぞれ戻す。
12) 三角形P1 −P2 −P3 を三角ポリゴンM(N)の重心Gと一緒に頂点P3 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
13) 移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P3 −P1 とX軸との間の角度θ°を求める。
14) 手順13) の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P3 −P1 がX軸上に重なるまで回転する。
15) 回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY3 に代入する。
16) Y1 <0かつY2 <0かつY3 <0であるか否かを判断する。
17) 手順16) でYESと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、YESを返す。
18) 手順16) でNOと判断されたとき、Y1 >0かつY2 >0かつY3 >0であるか否かを判断する。
19) 手順18) でYESと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、YESを返す。
20) 一方、手順18) でNOと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、NOを返す。
以上のように、第一のエアポケット判定プログラムは、まず、入槽角の姿勢にあるワークに対して、上方より眺めた場合を想定し、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを、ワークの上面が回転により正面を向くまで、変更し、次に、サブルーチン「非エアポケットの算出」により、三角ポリゴンM(N)がそのXY平面上の重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するか否かの判断を実行し、そして、YESのとき、三角ポリゴンテーブル(図6)における三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に、1を順に入力していく。NOのときは、0を維持する。
次に、第一のエアポケット判定プログラムは、入槽角の姿勢にあるワークに対して、左方より眺めた場合を想定し、姿勢変換後の頂点テーブル内の各々の頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを、ワークの左面が回転により正面を向くまで変更し、次に、サブルーチン「非エアポケットの算出」により、三角ポリゴンM(N)がそのXY平面上の重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するか否かの判断を実行し、そしてYESのとき、三角ポリゴンテーブル(図6)における三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に、1を順に入力していく。NOのときは、0を維持する。
さらに、第一のエアポケット判定プログラムは、入槽角の姿勢にあるワークに対して、右方より、後方よりそして前方より眺めた場合を順に想定し、上記と同様の処理を繰り返すものである。
ここで、三角ポリゴンM(N)がその重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するとは、重なり合う三角ポリゴンの中で、その三角ポリゴンM(N)は、ワークに対して当該視線方向より眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンであることを意味する。また、重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在しないときも、その三角ポリゴンM(N)は、ワークに対して当該視線方向より眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンであることを意味する。
要するに、第一のエアポケット判定プログラムは、入槽角の姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、その姿勢のワークに対して上方より、左方より、右方より、後方より、そして前方より眺めたそれぞれの場合において、死角にならない部位であるか否かを判断し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において、1を各々の三角ポリゴンM(N)についての「エアポケット」項に入力するものである。
【0019】
「エアポケット▲2▼の判定」処理4は、上記の第二のエアポケット判定プログラムの流れ図(図15)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)最初に、カウント (count)を0に設定しておく。
2)次に、番号1の三角ポリゴンより順に三角ポリゴンM(N)について、三角ポリゴンテーブル(図6)におけるその三角ポリゴンM(N)の「エアポケット」項が1であるか否かを判断する。
3)手順2)でNOと判断されたとき、「N+1」を「N」に代入し、次番号の三角ポリゴンM(N)について、手順2)と同様の判断を行う。
4)手順2)でYESと判断されたとき、サブルーチン「隣接三角ポリゴンのエアポケット正・否判定および新たな非エアポケットのカウント」を実行する。
5)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし4)を最大の番号の三角ポリゴンについてまで、即ち総ての三角ポリゴンM(N)について繰り返す。
6)総ての三角ポリゴンM(N)について以上の手順を経る過程で、エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)が新たに発生したか否か、つまりカウント (count)が1(有り)もしくは0(無し)であるかを判断する。
7)手順6)でYES(カウント有り)と判断されたとき、手順1)に戻る。
8)一方、手順6)でNOと判断されたとき、エアポケット判定のための処理を完了する。
上記のサブルーチン「隣接三角ポリゴンのエアポケット正・否判定および新たな非エアポケットのカウント」は、図16および図17のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)三角ポリゴンM(N)[これは「エアポケット▲1▼の判定」処理によりエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定されている。]の3つの頂点を頂点P1 、P2 およびP3 と定める。
2)その三角ポリゴンM(N)について、三角ポリゴンテーブル(図6)の「エアポケット」項に、2を1に代えて入力する。
3)その三角ポリゴンM(N)を除く他の三角ポリゴンM(N2)について、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンテーブル(図6)におけるその三角ポリゴンM(N2)の「エアポケット」項が0であるか否かを判断する。
4)手順3)でNOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
5)手順3)でYESと判断されたとき、その他の三角ポリゴンM(N2)の3つの頂点を頂点P4 、P5 およびP6 と定める。
6)そして、頂点P1 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P1 が頂点P5 と一致するか否か、頂点P1 が頂点P6 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P5 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P6 と一致するか否か、頂点P3 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P3 が頂点P5 と一致するか否か、そして頂点P3 が頂点P6 と一致するか否かをそれぞれ判断する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)と他の三角ポリゴンM(N2)との間で各々の頂点を共通するか否かにより、他の三角ポリゴンM(N2)が三角ポリゴンM(N)に隣接するかどうかを判断する。
7)手順6)で、いずれの判断においても、NOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
8)手順6)で、少なくとも一つの判断においてYESと判断されたとき、三角ポリゴンM(N)の重心Gを求め、そのY位置(Y座標値)をY1 と定め、また、他の三角ポリゴンM(N2)の重心Gを求め、そのY位置(Y座標値)をY2 と定める。
9)次いで、Y1 >Y2 であるか否か、つまり他の三角ポリゴンM(N2)の重心Gが三角ポリゴンM(N)の重心Gより下方に位置するか否かを判断する。
10) 手順9)でNOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
11) 手順9)でYESと判断されたとき、その他の三角ポリゴンM(N2)について、三角ポリゴンテーブル(図6)における「エアポケット」項に、1を入力する。続いて「count +1」を「count 」に代入し、カウントを1に変更する。
12) 「N2+1」を「N2」に代入して、以上の手順1)ないし11) を、次番号以降の他の三角ポリゴンM(N2)について(即ち、手順1)で対象とされた三角ポリゴンM(N)を除く総ての他の三角ポリゴンM(N2)について)繰り返す。13) 最大番号の他の三角ポリゴンM(N2)にまで手順12) を完了したとき、図15のプログラム流れ図における判断「新たな非エアポケットの三角ポリゴンが発生したか」に、カウント (count)1(有り)もしくは0(無し)を返す。
以上のように、第二のエアポケット判定プログラムは、まず、第一のエアポケット判定プログラムによりエアポケットとならない部位と判定された三角ポリゴンM(N)について、2を三角ポリゴンテーブル(図6)の「エアポケット」項に入力し、次に、エアポケットとならない部位と未だ判定されていない他の三角ポリゴンM(N2)の中より、既に判定された「エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)」に隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、前記「エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)」よりも下方に位置するかどうかの判断を重心の対比により実行し、そして、下方に位置するとき、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)はエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において1をその他の三角ポリゴンM(N2)の「エアポケット」項に入力するものである。
そして、この判定プログラムはその後、最初に、新たに判定された三角ポリゴンについて、既判定の「エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)」と同様に、2を三角ポリゴンテーブル(図6)の「エアポケット」項に入力し、次に、エアポケットとならない部位と未だ判定されていない他の三角ポリゴンM(N2)の中より、既に判定された「エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)」に隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、前記「エアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)」よりも下方に位置するかどうかの判断を重心の対比により実行し、そして、下方に位置するとき、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)はエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において、1をその他の三角ポリゴンM(N2)の「エアポケット」項に入力し、さらに以降、この一連の処理を同様に繰り返すものである。
要するに、第二のエアポケット判定プログラムは、ワークが入槽角の姿勢にある条件の下で、第一のエアポケット判定プログラムに従いもしくは本プログラムに従いエアポケットとならない部位と判定された部位の三角ポリゴンM(N)に隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、そのエアポケットとならない部位の三角ポリゴンM(N)よりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして、下方に位置する他の三角ポリゴンM(N2)はエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると追加判定するものである。
したがって、上記のエアポケット判定プログラムにより、ワークが入槽角の姿勢にある条件の下、その姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、エアポケットとなって転写印刷されない可能性がある表面部位であるか否かの判定が実行される。
【0020】
「流込み▲1▼の判定」処理5は、上記の第一の流込み判定プログラムの流れ図(図18)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを、座標をX軸に90°回転したとき(即ち、ワークの下面を正面にしたとき)のものに変更し、そして、これらをその頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」の項にそれぞれ入力し、一時的に保存する。
2)サブルーチン「非流込みの算出」を実行する。
上記のサブルーチン「非流込みの算出」は、図19のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)まず、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンM(N)を判定の対象に選び、この番号Nの三角ポリゴンM(N)について、XY平面上の重心Gをその三角ポリゴンの3つの頂点のX座標値およびY座標値に基づいて求める。
2)サブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」を実行する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在するか否かを判断し、そして存在するとき、三角ポリゴンM(N)がその他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するか否かを判断し、そして、手前に位置するとき、図6に示す三角ポリゴンテーブルにおける番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「流込み」項に、0に代えて1を入力する。あるいは重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在しないときも、三角ポリゴンテーブル(図6)における番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「流込み」項に、1を入力する。
3)上記のようにサブルーチンにおいてYESのとき、1を三角ポリゴンテーブル(図6)内の番号Nの三角ポリゴンM(N)についての「流込み」項に入力し、一方、NOのとき、つまり番号Nの三角ポリゴンM(N)が重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置しないとき、処理の対象を次番号の三角ポリゴンに移す。
4)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし3)を番号2以降の三角ポリゴンについて(即ち、総ての三角ポリゴンについて)繰り返す。
また、上記のサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」は、図20のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)三角ポリゴンの群(判定対象に選ばれた三角ポリゴンM(N)を除く)より、他の三角ポリゴンM(N2)を番号1から順次選定する。
2)サブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」を実行する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gは、手順1)で選ばれた他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面と重なるか否かを判断する。
3)手順2)のサブルーチンでYESと判断されたとき、即ち三角ポリゴンM(N)の重心Gが他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面の中に含まれるとき、三角ポリゴンM(N)のZ位置(Z座標値)は他の三角ポリゴンM(N2)のZ位置(Z座標値)よりも大きいか否かを判断する。
4)手順3)でNOと判断されたとき、つまり三角ポリゴンM(N)のZ位置は他の三角ポリゴンM(N2)のそれよりも大きくないと判断されたとき、図10のプログラム流れ図におけるサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に、NOを返す。
5)手順4)でYESと判断されたとき、つまり三角ポリゴンM(N)のZ位置は他の三角ポリゴンM(N2)のそれよりも大きいと判断されたとき、あるいは、手順2)のサブルーチンでNOと判断されたとき、即ち三角ポリゴンM(N)の重心Gが他の三角ポリゴンM(N2)のXY投影面の中に含まれないとき、次の番号の他の三角ポリゴンM(N2)を選出する。
6)「N2+1」を「N2」に代入して、以上の手順1)ないし5)を、次番号以降の他の三角ポリゴンM(N2)について(即ち総ての他の三角ポリゴンM(N2)について)繰り返す。
7)最大の番号の他の三角ポリゴンM(N2)にまで手順6)を繰り返したとき、即ち、手順6)を処理すべき総ての他の三角ポリゴンM(N2)について完了したとき、図19のプログラム流れ図におけるサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に、YESを返す。
また、上記のサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」は、図21ないし図23のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)他の三角ポリゴンM(N2)の3つの頂点がXY平面に投影された3つの点を頂点P1 、P2 およびP3 と定める。
2)頂点P1 、P2 およびP3 で作られる三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、頂点P1 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
3)移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P1 −P2 とX軸との間の角度θ°を求める。
4)手順3)の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P1 −P2 がX軸上に重なるまで回転する。
5)回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY1 に代入する。
6)三角形P1 −P2 −P3 および三角ポリゴンM(N)の重心Gを手順1)における原位置にそれぞれ戻す。
7)三角形P1 −P2 −P3 を三角ポリゴンM(N)の重心Gと一緒に、頂点P2 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
8)移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P2 −P3 とX軸との間の角度θ°を求める。
9)手順8)の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P2 −P3 がX軸上に重なるまで回転する。
10) 回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY2 に代入する。
11) 三角形P1 −P2 −P3 および三角ポリゴンM(N)の重心Gを手順1)における原位置にそれぞれ戻す。
12) 三角形P1 −P2 −P3 を三角ポリゴンM(N)の重心Gと一緒に頂点P3 の座標がX=0、Y=0に位置するところまで移動する。
13) 移動した三角形P1 −P2 −P3 の辺P3 −P1 とX軸との間の角度θ°を求める。
14) 手順13) の三角形P1 −P2 −P3 を、三角ポリゴンM(N)のXY平面上の重心Gと一緒に、Z軸に−θ°回転する。つまり、三角形P1 −P2 −P3 を重心Gと一緒に、辺P3 −P1 がX軸上に重なるまで回転する。
15) 回転した後の三角ポリゴンM(N)の重心GのY位置(Y座標値)をY3 に代入する。
16) Y1 <0かつY2 <0かつY3 <0であるか否かを判断する。
17) 手順16) でYESと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、YESを返す。
18) 手順16) でNOと判断されたとき、Y1 >0かつY2 >0かつY3 >0であるか否かを判断する。
19) 手順18) でYESと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、YESを返す。
20) 一方、手順18) でNOと判断されたとき、図11のプログラム流れ図におけるサブルーチン「三角M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」に、NOを返す。
以上のように、第一の流込み判定プログラムは、まず、入槽角の姿勢にあるワークに対して、下方より眺めた場合を想定し、姿勢変換後の頂点テーブル内の各頂点の「X座標」、「Y座標」および「Z座標」のデータを、ワークの下面が回転により正面を向くまで変更し、次にサブルーチン「非流込みの算出」により、三角ポリゴンM(N)がそのXY平面上の重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するか否かの判断を実行し、そしてYESのとき、三角ポリゴンテーブル(図6)における三角ポリゴンM(N)についての「流込み」項に、1を順に入力していく。NOのときは、0を維持する。
ここで、三角ポリゴンM(N)がその重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)よりも手前に位置するとは、重なり合う三角ポリゴンの中で、その三角ポリゴンM(N)は、ワークに対して当該視線方向より眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンであることを意味する。また、重心Gと重なる他の三角ポリゴンM(N2)が存在しないときも、その三角ポリゴンM(N)は、ワークに対して当該視線方向より眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンであることを意味する。
要するに、第一の流込み判定プログラムは、入槽角の姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、その姿勢のワークに対して下方より眺めた場合において、死角にならない部位であるか否かを判断し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンは流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において、1を、各々の三角ポリゴンM(N)についての「流込み」項に入力するものである。
【0021】
「流込み▲2▼の判定」処理6は、上記の第二の流込み判定プログラムの流れ図(図24)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)最初に、カウント (count)を0に設定しておく。
2)次に、番号1の三角ポリゴンより順に三角ポリゴンM(N)について、三角ポリゴンテーブル(図6)におけるその三角ポリゴンM(N)の「流込み」項が1であるか否かを判断する。
3)手順2)でNOと判断されたとき、「N+1」を「N」に代入し、次番号の三角ポリゴンM(N)について、手順2)と同様の判断を行う。
4)手順2)でYESと判断されたとき、サブルーチン「隣接三角ポリゴンの流込み正・否判定および新たな非流込みのカウント」を実行する。
5)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし4)を最大の番号の三角ポリゴンについてまで、即ち総ての三角ポリゴンM(N)について繰り返す。
6)総ての三角ポリゴンM(N)について以上の手順を経る過程で、流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)が新たに発生したか否か、つまりカウント (count)が1(有り)もしくは0(無し)であるかを判断する。
7)手順6)でYES(カウント有り)と判断されたとき、手順1)に戻る。
8)一方、手順6)でNOと判断されたとき、流込み判定のための処理を完了する。上記のサブルーチン「隣接三角ポリゴンの流込み正・否判定および新たな非流込みのカウント」は、図25および図26のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)三角ポリゴンM(N)[これは、「流込み▲1▼の判定」処理により流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定されている。]の3つの頂点を頂点P1 、P2 およびP3 と定める。
2)その三角ポリゴンM(N)について、三角ポリゴンテーブル(図6)の「流込み」項に、2を1に代えて入力する。
3)その三角ポリゴンM(N)を除く他の三角ポリゴンM(N2)について、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンテーブル(図6)におけるその三角ポリゴンM(N2)の「流込み」項が0であるか否かを判断する。
4)手順3)でNOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
5)手順3)でYESと判断されたとき、その他の三角ポリゴンM(N2)の3つの頂点を頂点P4 、P5 およびP6 と定める。
6)そして、頂点P1 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P1 が頂点P5 と一致するか否か、頂点P1 が頂点P6 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P5 と一致するか否か、頂点P2 が頂点P6 と一致するか否か、頂点P3 が頂点P4 と一致するか否か、頂点P3 が頂点P5 と一致するか否か、そして頂点P3 が頂点P6 と一致するか否かをそれぞれ判断する。
すなわち、三角ポリゴンM(N)と他の三角ポリゴンM(N2)との間で各々の頂点を共通するか否かにより、他の三角ポリゴンM(N2)が三角ポリゴンM(N)に隣接するかどうかを判断する。
7)手順6)で、いずれの判断においても、NOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
8)手順6)で、少なくとも一つの判断においてYESと判断されたとき、三角ポリゴンM(N)の重心Gを求め、そのY位置(Y座標値)をY1 と定め、また、他の三角ポリゴンM(N2)の重心Gを求め、そのY位置(Y座標値)をY2 と定める。
9)次いで、Y1 <Y2 であるか否か、つまり他の三角ポリゴンM(N2)の重心Gが三角ポリゴンM(N)の重心Gより上方に位置するか否かを判断する。
10) 手順9)でNOと判断されたとき、「N2+1」を「N2」に代入し、次番号の他の三角ポリゴンM(N2)について、手順3)と同様の判断を行う。
11) 手順9)でYESと判断されたとき、その他の三角ポリゴンM(N2)について、三角ポリゴンテーブル(図6)における「流込み」項に、1を入力する。続いて「count +1」を「count 」に代入し、カウントを1に変更する。
12) 「N2+1」を「N2」に代入して、以上の手順1)ないし11) を、次番号以降の他の三角ポリゴンM(N2)について(即ち、手順1)で対象とされた三角ポリゴンM(N)を除く総ての他の三角ポリゴンM(N2)について)繰り返す。
13) 最大番号の他の三角ポリゴンM(N2)にまで手順12) を完了したとき、図24のプログラム流れ図における判断「新たな非流込みの三角ポリゴンが発生したか」に、カウント (count)1(有り)もしくは0(無し)を返す。
以上のように、第二の流込み判定プログラムは、最初に、第一の流込み判定プログラムにより流込みが生じない部位と判定された三角ポリゴンM(N)について、1に代えて2を三角ポリゴンテーブル(図6)の「流込み」項に入力し、次に、流込みが生じない部位と未だ判定されていない他の三角ポリゴンM(N2)の中より、既に判定された「流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)」に隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、前記「流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)」よりも上方に位置するかどうかの判断を重心の対比により実行し、そして、上方に位置するとき、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)は流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において1をその他の三角ポリゴンM(N2)の「流込み」項に入力するものである。
そして、この判定プログラムはその後、最初に、新たに判定された三角ポリゴンについて、既判定の「流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)」と同様に、2を三角ポリゴンテーブル(図6)の「流込み」項に入力し、次に、流込みが生じない部位と未だ判定されていない他の三角ポリゴンM(N2)の中より、既に判定された「流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)」に隣接する三角ポリゴンを選出し、次いで、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、前記「流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)」よりも上方に位置するかどうかの判断を重心の対比により実行し、そして、上方に位置するとき、その隣接する他の三角ポリゴンM(N2)は流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると新たに判定し、三角ポリゴンテーブル(図6)において、1をその他の三角ポリゴンM(N2)の「流込み」項に入力し、さらに以降、この一連の処理を同様に繰り返すものである。
要するに、第二の流込み判定プログラムは、ワークが入槽角の姿勢にある条件の下で、第一の流込み判定プログラムに従いもしくは本プログラムに従い流込みが生じない部位と判定された部位の三角ポリゴンM(N)に隣接する他の三角ポリゴンM(N2)について、その流込みが生じない部位の三角ポリゴンM(N)よりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして、上方に位置する他の三角ポリゴンM(N2)は流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると追加判定するものである。
したがって、上記の流込み判定プログラムにより、ワークが入槽角の姿勢にある条件の下で、その姿勢に座標変換された各々の三角ポリゴンについて、流込みが生じて転写印刷されない可能性がある表面部位であるか否かの判定が実行される。
【0022】
「膜厚の判定」処理7は、上記の転写膜厚判定プログラムの流れ図(図27)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)サブルーチン「面角度の算出」を実行する。
2)サブルーチン「面角度を膜厚に変換」を実行する。
上記のサブルーチン「面角度の算出」は、三角ポリゴンM(N)[頂点P1 、P2 、P3 ]について、番号Nの三角ポリゴンより順に面角度(図5)を算出するプログラムで、図28のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)三角ポリゴンM(N)の頂点P1 の位置がx=0、y=0、z=0になるように、つまり頂点P1 の座標が原点に位置するまで、三角ポリゴンM(N)を移動する。
2)移動した三角ポリゴンM(N)の辺P2 −P3 の延長線がXZ平面に交わる点P4 を求める。
3)点P1 と点P4 を結ぶ直線P1 −P4 がYZ平面と交わる角度θ1 を求める。
4)三角ポリゴンM(N)をY軸の回りに−θ1 回転する。
5)回転した三角ポリゴンM(N)の頂点P2 をXY平面に投影した点P5 を求める。
6)点P1 と点P5 を結ぶ直線P1 −P5 がXZ平面と交わる角度θ2 を求める。得られた角度θ2 を三角ポリゴンM(N)の面角度として、次のサブルーチン「面角度を膜厚に変換」に返す。
上記のサブルーチン「面角度を膜厚に変換」は、図29のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)サブルーチン「面角度の算出」より、面角度θ2 を受け取る。
2)面角度と転写印刷膜の厚さとの関数T=100−θ2 /1.8に、面角度θ2 を代入して、膜厚T(%)を算出する。
3)得られた膜厚T(%)を図27のプログラム流れ図に返し、そして、三角ポリゴンテーブル(図6)における三角ポリゴンM(N)についての「膜厚」項に、膜厚T(%)の値を入力する。
以上のように、転写膜厚判定プログラムは、ワークが入槽角の姿勢に座標変換された各三角ポリゴンM(N)について、転写槽内の転写フィルム12表面(水平面)に対する面角度θ2 を算出する処理を実行し(面角度算出プログラム)、そして、得られた面角度の値θ2 の代入により、転写印刷膜の厚さT(%)を面角度θ2 の負の一次関数に基づいて算定する処理を実行する(膜厚算定プログラム)ものである。
したがって、本転写膜厚判定プログラムに従い、ワークが入槽角の姿勢にある条件の下、その姿勢に座標変換された各三角ポリゴンについて、どれ程の厚さの転写印刷膜が形成されるかを判定することができる。
【0023】
「各判定の合成」処理8は、上述した処理3ないし処理7の結果得られた、エアポケット判定、流込み判定および膜厚判定の各値を次のとおり合成する。
処理3および処理4により、三角ポリゴンテーブル(図6)における「エアポケット」項において、エアポケットとならない部位と判定された三角ポリゴンM(N)については、2が記録され、そうでない部位と判定された三角ポリゴンM(N)については、0が記録される。
処理5および処理6により、三角ポリゴンテーブル(図6)の「流込み」項において、流込みが生じない部位と判定された三角ポリゴンM(N)については、2が記録され、そうでない部位と判定された三角ポリゴンM(N)については、0が記録される。
また、処理7により、三角ポリゴンテーブル(図6)の「膜厚」項において、膜厚T(%)値、即ち100%ないし0%の値が記録される。
そして、本実施例では、上記の表示プログラムの中の判定合成プログラムにより、各々の三角ポリゴンM(N)について、次式:各判定を合成した膜厚=「エアポケット」項の値×「流込み」項の値×「膜厚」項の値により、各判定を合成した膜厚が算出される。
【0024】
「結果の出力」処理9は、上記の表示プログラムの流れ図(図30)に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)サブルーチン「ワークの回転」を実行する。
2)サブルーチン「視点の移動」を実行する。
3)サブルーチン「視点の距離順に並び替え」を実行する。
4)サブルーチン「全三角ポリゴンの表示」を実行する。
上記のサブルーチン「ワークの回転」は、図31のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)入槽角θのX座標θx、Y座標θyおよびZ座標θzの各値をマウスまたはキーボードより入力する。
2)ワーク(基本姿勢)の各表面を三角ポリゴンに分割したときの総ての頂点を、X軸の回りにθx回転し、Y軸の回りにθy回転し、そしてZ軸の回りにθz回転する。
3)手順2)により入槽角θの姿勢に変換された総ての頂点の座標データを、姿勢変更後の頂点テーブル(図3)に記録保存する。
上記のサブルーチン「視点の移動」は、図32のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)視点角ΘのX座標Θx、Y座標ΘyおよびZ座標Θzの各値をマウスまたはキーボードより入力する。
2)姿勢変更後の頂点テーブル(図3)に記録保存された座標データを使用して、入槽角の姿勢にあるワークについて、その表面を分割した三角ポリゴンM(N)の総ての頂点を、X軸の回りにΘx回転し、Y軸の回りにΘy回転し、そしてZ軸の回りにΘz回転する。
3)手順2)により視点角Θの姿勢に変換された総ての頂点の座標データを、表示用頂点テーブル(図4)に記録保存する。
上記のサブルーチン「視点の距離順に並び替え」は、図33(a) のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)視点角Θの姿勢に変換された三角ポリゴンM(N)について、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンM(N)の頂点1をP1 、頂点2をP2 、そして頂点3をP3 とそれぞれ定める。
2)番号Nの三角ポリゴンM(N)について、頂点P1 、頂点P2 および頂点P3 の各Z座標値(P1 z、P2 z、P3 z)の平均値Z(N)を次式:
Z(N)=(P1 z+P2 z+P3 z)/3
により算出し、そして、得られたZ(N)値を三角ポリゴンテーブル(図6)における三角ポリゴンM(N)についての「Z位置」項に入力する。
3)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし2)を次番号以降の三角ポリゴンM(N)について繰り返す。
4)最大の番号の三角ポリゴンM(N)にまで手順3)を繰り返したか否か、即ち手順3)を総ての三角ポリゴンM(N)について完了したか否かを判断する。
5)手順4)においてNOのとき、手順3)に戻る。一方、YESのとき、図33(b) および図33(c) に示すように、三角ポリゴンテーブル(図6)について、Z位置の絶対値がより小さな順に三角ポリゴンM(N)の順番を並び替える。図33(b) は並び替え前における三角ポリゴンテーブルを示し、図33(c) は並び替え後における三角ポリゴンテーブルを示す。
上記のサブルーチン「全三角ポリゴンの表示」は、図34のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)視点角Θの姿勢に変換された三角ポリゴンM(N)について、番号1の三角ポリゴンより順に、三角ポリゴンM(N)の頂点1をP1 、頂点2をP2 、そして頂点3をP3 とそれぞれ定める。
2)頂点P1 と頂点P2 を結ぶ直線P1 −P2 を例えば図36に示すようなディスプレイの画面に描画し、頂点P2 と頂点P3 を結ぶ直線P2 −P3 を該ディスプレイの画面に描画し、頂点P3 と頂点P1 を結ぶ直線P3 −P1 を該ディスプレイの画面に描画する。
3)サブルーチン「三角M(N)の色を算出」を実行する。
4)手順3)で算出された色を用いて、三角ポリゴンM(N)の内部を塗り潰す。
5)「N+1」を「N」に代入して、以上の手順1)ないし4)を次番号以降の三角ポリゴンM(N)について繰り返す。
6)総ての三角ポリゴンM(N)について、上記ディスプレイの画面に描画された三角ポリゴンの内部を着色する処理を完了したか否かを判断する。
7)手順6)においてNOのとき、手順5)に戻る。一方、YESのとき、処理を完了する。
上記のサブルーチン「三角M(N)の色を算出」は、図35のプログラム流れ図に示される手順に従って次のとおり実行される。
1)各々の三角ポリゴンM(N)について、処理8において得られた「各判定を合成した膜厚」の値をTと定める。
2)次の関係式: 色の赤強度=100
色の青強度=100−T
色の緑強度=100−T
に従い、赤強度、青強度および緑強度の各値を算出する。なお、各色の強度の最大値を100、最小値を0とする。
3)手順2)で算出された赤強度、青強度および緑強度の各値を、サブルーチン「全三角ポリゴンの表示」のうちの手順4)に返す。
以上のように、表示プログラムは、入槽角の姿勢にあるワークについて、表面分割された各々の三角ポリゴンM(N)を単位として、各判定を合成した膜厚をディスプレイ上に、異なる種々の視点角にて、色勾配表示、即ち赤色での濃淡表示する処理を実行することができるものである。
従って、図36に示すディスプレイの画面には、ワークA(入槽角の姿勢にある)について、その各表面のそれぞれの三角ポリゴンM(N)が、水面B(水平姿勢)とともに表示される。それぞれの三角ポリゴンM(N)について、上記の「各判定を合成した膜厚T」が赤色で濃淡表示される。また、ワークAの姿勢は異なる種々の視点角に変更することができ、その視点角から眺めた場合の「各判定を合成した膜厚T」がそれぞれ勾配表示されうるようになっている。
【0025】
以上のように、本実施例の記録媒体を用いたコンピュータによるプログラムの動作により、水圧転写印刷を試みようとするワークについて、エアポケットもしくは水の流込みが発生するか否か、またどれ程の厚さの転写印刷膜が形成されるかを、ワーク表面の各三角ポリゴン単位にて、また異なる種々の入槽角姿勢においてディスプレイ上に表示することができ、従って転写不良の発生の有無などを事前に判断することができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、水圧転写印刷を試みようとする製品もしくは試作品(被転写物)について、試作品を用いた水圧転写印刷プロセスを実際に試行せずとも、コンピュータによるプログラムの動作により、その模擬プロセスにおける転写印刷の結果の具合、つまりエアポケットもしくは水の流込みが発生するか否か、またどれ程の厚さの転写印刷膜が形成されるかを被転写物の各々の入槽角姿勢ごとにディスプレイ上に表示することができ、従って転写不良の発生の有無などを短時間でかつ事前に判断もしくは予測することができるという効果が得られる。
従って、本発明によれば、転写不良の有無につき短時間で判断可能であることより、一定期間内での水圧転写印刷の試行の回数を増やすことができ、よって、水圧転写印刷製品の品質の向上につながるという効果が得られる。
また、本発明によれば、従来の手法でなされていた試作品の作成がおそらく不必要となり、また試作品を用いた水圧転写印刷試験それ自体も必要性が大きく減少する。したがって、本発明によれば、水圧転写印刷すべき対象製品の外形を設計してから水圧転写印刷によるその製品の量産に移行するまでの期間を大幅に短縮することができ、よってその期間における手間および費用を格段に減少させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録媒体に記録される水圧転写印刷模擬プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図2】実施例の記録媒体のデータ領域に記録される基本姿勢の頂点テーブルを示す図である。
【図3】実施例の記録媒体のデータ領域に記録される姿勢変換後の頂点テーブルを示す図である。
【図4】実施例の記録媒体のデータ領域に記録される表示用頂点テーブルを示す図である。
【図5】実施例の記録媒体に記録されるプログラムにおいて適用されている座標軸を示す図である。
【図6】実施例の記録媒体のデータ領域に記録される三角ポリゴンテーブルを示す図である。
【図7】実施例のプログラムにおいて使用される三角ポリゴンを示す模式図である。
【図8】実施例の記録媒体に記録される座標変換プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図9】実施例の記録媒体に記録される第一のエアポケット判定プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図10】図9の第一のエアポケット判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「非エアポケットの算出」を示すプログラム流れ図である。
【図11】図10のサブルーチン「非エアポケットの算出」に組み入れられたサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」を示すプログラム流れ図である。
【図12】 図11のサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に組み入れられたサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の前部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図13】図12のサブルーチンに続くサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の中間部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図14】図13のサブルーチンに続くサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の後部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図15】実施例の記録媒体に記録される第二のエアポケット判定プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図16】図15の第二のエアポケット判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「隣接三角ポリゴンのエアポケット正・否判定および新たな非エアポケットのカウント」の前半部を示すプログラム流れ図である。
【図17】図16のサブルーチンに続くサブルーチン「隣接三角ポリゴンのエアポケット正・否判定および新たな非エアポケットのカウント」の後半部を示すプログラム流れ図である。
【図18】実施例の記録媒体に記録される第一の流込み判定プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図19】図18の第一の流込み判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「非流込みの算出」を示すプログラム流れ図である。
【図20】図19のサブルーチン「非流込みの算出」に組み入れられたサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」を示すプログラム流れ図である。
【図21】図20のサブルーチン「Gと重なるほかの三角ポリゴンよりもM(N)は手前か」に組み入れられたサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の前部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図22】 図21のサブルーチンに続くサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の中間部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図23】図22のサブルーチンに続くサブルーチン「三角形M(N2)のXY投影面とGは重なっているか」の後部を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図24】実施例の記録媒体に記録される第二の流込み判定プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図25】図24の第二の流込み判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「隣接三角ポリゴンの流込み正・否判定および新たな非流込みのカウント」の前半部を示すプログラム流れ図である。
【図26】図25のサブルーチンに続くサブルーチン「隣接三角ポリゴンの流込み正・否判定および新たな非流込みのカウント」の後半部を示すプログラム流れ図である。
【図27】実施例の記録媒体に記録される転写膜厚判定プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図28】図27の転写膜厚判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「面角度の算出」を、各処理を図示する図とともに示すプログラム流れ図である。
【図29】図27の転写膜厚判定プログラムに組み入れられたサブルーチン「面角度を膜厚に変換」を示すプログラム流れ図である。
【図30】実施例の記録媒体に記録される表示プログラムを示すプログラム流れ図である。
【図31】図30の表示プログラムに組み入れられたサブルーチン「ワークの回転」を示すプログラム流れ図である。
【図32】 図30の表示プログラムに組み入れられたサブルーチン「視点の移動」を示すプログラム流れ図である。
【図33】図33(a) は図30の表示プログラムに組み入れられたサブルーチン「視点の距離順に並び替え」を示すプログラム流れ図である。図33(b) は並び替え前における三角ポリゴンテーブルの主要部を示す図であり、図33(c) は並び替え後における三角ポリゴンテーブルの主要部を示す図である。
【図34】図30の表示プログラムに組み入れられたサブルーチン「全三角ポリゴンの表示」を示すプログラム流れ図である。
【図35】図35のサブルーチン「全三角ポリゴンの表示」に組み入れられたサブルーチン「三角形の色を算出」を示すプログラム流れ図である。
【図36】 実施例の記録媒体を用いたコンピュータの動作により表示される、ディスプレイの一画面を示す図である。
【図37】図37(a) は有限要素プログラムにより立方体ワークの各表面が数多くの三角ポリゴンに分割された様子を示す模式図であり、図37(b) は有限要素プログラムにより球体ワークの表面が数多くの三角ポリゴンに分割された様子を示す図である。
【図38】被転写物のどの表面部位においてエアポケットとなりうるかを説明する図である。
【図39】エアポケットとならない部位の判定のために、実施例における第一のエアポケット判定プログラムに貫かれている論理を説明する図である。
【図40】エアポケットとならない部位の判定のために、実施例における第二のエアポケット判定プログラムに貫かれている論理を説明する図である。
【図41】実施例における第二のエアポケット判定プログラムに従う、エアポケットとならない部位の判定方法を説明する図である。
【図42】 被転写物のどの表面部位において水の流込みが生じうるかを説明する図である。
【図43】水の流込みが生じない部位の判定のために、実施例における第一の流込み判定プログラムに貫かれている論理を説明する図である。
【図44】水の流込みが生じない部位の判定のために、実施例における第二の流込み判定プログラムに貫かれている論理を説明する図である。
【図45】実施例における第二の流込み判定プログラムに従う、水の流込みが生じない部位の判定方法を説明する図である。
【図46】図46は、転写印刷膜の厚さが面角度の変化により異なるという事実を説明する図であって、図46(a) は面角度0°の場合、図46(b) は面角度0°と180°との中間の場合、そして図46(c) は面角度180°の場合をそれぞれ示す図である。
【図47】転写印刷膜の厚さは面角度の関数である点を説明する図である。
【図48】面角度と膜厚との間で負の一次関数が成立する場合を示すグラフである。
【図49】水圧転写印刷プロセスにおいてエアポケットという転写不良が生じる様子を説明する図である。
【図50】水圧転写印刷プロセスにおいて水の流込みという転写不良が生じる様子を説明する図である。
【図51】水圧転写印刷プロセスに使用される一般的な装置の全体構成を示す概略図である。
【符号の説明】
10 三角ポリゴン
11 転写槽
12 転写フィルム
14 水
A 被転写物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a program for a simulation trial of hydraulic transfer printing, and more specifically, a program for determining the quality of transfer printing in the simulation trial for each surface portion of a transfer object and displaying the program on a display. The present invention relates to a novel computer-readable recording medium.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 51, the
Regarding hydraulic transfer printing, conventionally, for example, JP-A-57-45090, JP-A-58-31754, JP-A-4-119850, JP-A-4-122647 and JP-A-6-278269. Several improvement proposals have already been made, as disclosed in Japanese Patent Gazettes.
[0003]
Here, in order to establish a hydraulic transfer printing process for a specific product that is scheduled to be sold, conventionally, a prototype of the product is first created, and then in a hydraulic transfer printing test plant, etc. Using the prototype, the hydraulic transfer printing process can be carried out by changing various printing conditions, particularly at various entrance angles (that is, the direction of movement of the transferred object and the water (when the transferred object is immersed in the transfer tank) Convenient transfer by experimenting variously under the transfer film (angle to the surface) and examining the surface of the transfer-printed prototype for transfer printing, ie whether there is a transfer defect The procedure of determining the conditions for hydraulic transfer printing to be applied in the subsequent mass production system of the target product by finding the printing conditions, particularly the optimum tank entry angle, has been adopted.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, this conventional method requires considerable effort, time and cost to create a prototype, especially if the product is a complex three-dimensional shape, more labor and time are required to create the prototype. There was a problem of becoming.
Moreover, in the conventional method, the hydraulic transfer printing process using a prototype is actually tried for each printing condition, until the optimum or better hydraulic transfer printing conditions are determined. In addition, there is a problem that much labor, time and cost are required.
In other words, in the conventional method, the period from designing the outer shape of the target product to be hydraulic transfer printed to mass production of the product by hydraulic transfer printing generally takes about six months to one year. There was a problem that the period was very long.
Therefore, it has been an important issue in the past to shorten the time from the design to mass production of a hydraulic transfer printing product, and to reduce the effort and cost during that period.
[0005]
On the other hand, in an actual hydraulic transfer printing process, there may occur a transfer defect such that the pattern on the transfer film is not transferred and printed on the surface of the transfer object at all or is not transferred and printed accurately. As a typical transfer failure, i) as shown in FIG. 49, when the transfer object A is immersed in the
Accordingly, in determining the optimum or better conditions in the actual hydraulic transfer printing process, it is indispensable to select conditions that do not cause any of the various transfer defects described above.
[0006]
The present invention has been made on the basis of the above-mentioned background, and the problem is that the hydraulic pressure transfer printing process using the prototype is not actually tried, and the hydraulic pressure is controlled by the operation of the program by the computer. An object of the present invention is to provide a computer-readable recording medium capable of displaying on a display the state of the result of transfer printing in the simulation process (presence or absence of transfer failure) of a product to be transfer printed.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, the quality of transfer printing in the simulation process of hydraulic transfer printing is determined for each surface portion of the transfer object by the operation of a program by a computer, that is, air pockets, water flow, lack of film thickness, etc. It is determined whether or not there is a possibility of transfer failure, and the result can be displayed on the display. More specifically, the present invention records a hydraulic transfer printing simulation program for determining the quality of transfer printing for each surface portion of an object to be transferred in a hydraulic transfer printing simulation process and displaying the result on a computer display. The hydraulic transfer printing simulation program includes: a finite element program that divides each surface of a transferred object into an arbitrary number of triangular polygons based on the input vertex coordinate data of the transferred object; When each object is divided into triangular polygons, it is determined whether it is a surface part that may not be transferred and printed as an air pocket when it is immersed in the transfer tank in the posture of the input tank angle. The program is such that when the transferred object in the above posture is viewed in the line-of-sight direction above the periphery and above the horizontal, the triangular polygon that does not become a blind spot is a part of the part that does not become an air pocket. It is determined that it is a triangular polygon. Preferably, even if it is a part that becomes a blind spot, a triangular polygon that is adjacent to a triangular polygon that is determined to be a part that does not become an air pocket, Is further provided with a program for determining that the triangular polygon located below is a triangular polygon that does not become an air pocket. Air pocket determination program and determination of whether or not it is a surface part that may cause transfer of water and transfer printing when simulated immersion in the transfer tank with the input tank angle posture entered Execute for each divided triangular polygon The program is such that when the transferred object in the above posture is viewed in the direction of the line of sight below the periphery and below the horizontal, the triangular polygon of the part that does not become a blind spot is poured water. It is determined that it is a triangular polygon of a part that does not occur. Preferably, even if it is a part that becomes a blind spot, the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part that is determined to be a part where water does not flow is determined. There is further provided a program for determining that the triangular polygon located above the triangular polygon of the portion where the inflow does not occur is the triangular polygon of the portion where the water does not flow. The intrusion determination program and the thickness of the film to be transferred and printed when the transfer object is simulated immersed in the transfer tank at the input tank angle posture. Based on the function of the value of the surface angle between the surface portion with the transfer object and the transfer film surface in the transfer tank and the thickness of the transfer printing film A transfer film thickness determination program for executing the calculation process for each of the divided triangular polygons, and a display program for displaying the determination results for each triangular polygon individually or in combination on the display The present invention relates to a computer-readable recording medium.
[0008]
A more preferred embodiment of the present invention is
In the above recording medium, the air pocket determination program is
Judgment is made for each divided polygonal polygon that it is a part that does not become a blind spot when viewed from above and several horizontal directions with respect to the transferred object in the posture of the input tank angle. And a first air pocket determination program for determining that a triangular polygon of a part that does not become a blind spot is a triangular polygon of a part that does not become an air pocket,
The triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket is positioned below the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket, under the condition of the entrance angle where the transferred object is input. And determines that the triangular polygon located below is a triangular polygon that does not become an air pocket, and is adjacent to the newly determined triangular polygon that does not become an air pocket. With respect to the triangular polygon, a determination is made as to whether or not the transferred object is positioned below the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket under the condition that the transferred object is in the posture of the entrance angle. It is determined that the triangular polygon to be processed is also a triangular polygon that does not become an air pocket. A recording medium of the place to be and an air pocket determination program.
In addition, another more preferable aspect of the present invention is as follows.
In the above recording medium, the inflow determination program is
Judgment is made for each triangle polygon that is not a blind spot when viewed from below with respect to the transferred object in the posture of the input entrance angle. A first inflow determination program for determining that the triangular polygon is a triangular polygon in a region where water does not flow;
With respect to the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the portion where the water does not flow, the triangular polygon of the portion where the flowing does not occur under the condition of the entrance angle where the transferred object is input Is determined to be located above, and it is determined that the triangular polygon located above is a triangular polygon in a region where water does not flow, and then this newly determined water flow is determined. Is the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part where no transfer occurs located above the triangular polygon of the part where the transferred object does not occur under the condition of the entrance angle where the transferred object is input? And determine that the triangular polygon located above is also a triangular polygon in a region where water does not flow, and then repeat this process. Door on the recording medium of the place to be have.
Furthermore, another more preferred aspect of the present invention is:
In the above recording medium, the transfer film thickness determination program is
A surface angle calculation program for executing processing for calculating the surface angle with respect to the transfer film surface in the transfer tank under the condition that the transferred object is in the position of the tank angle to which the transferred object is input, for each of the divided triangular polygons; ,
A film thickness calculation program that executes a process for calculating the thickness of the transfer printing film based on a function of the surface angle and the film thickness by substituting the calculated surface angle value for each of the divided triangular polygons. Have
If desired, the display program relates to a recording medium in which a program for displaying the calculated film thickness value for each triangular polygon on the display in a stepwise or gradient manner is incorporated.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The recording medium of the present invention is a computer-readable recording medium in which a hydraulic transfer printing simulation program is recorded electromagnetically or optically. For example, a magnetic disk, an optical disk and a magneto-optical disk, specifically, a floppy disk (super Disk (120MB), including ZIP), CD-ROM (650MB), MO (128MB, 230MB, 540MB, 640MB, etc.) disk, DVD-ROM, PD 650MB (manufactured by Matsushita Electric). The hydraulic transfer printing simulation program is more convenient in terms of execution of processing if it is a program that can perform various types of processing on OS software (windows, UNISYS, etc.) installed in the computer.
As the computer, a computer having a normal configuration including a CPU (higher performance is more preferable), an interface, and the like is used. Further, as a display connected to this, a CRT display, a liquid crystal display, a plasma display, or the like is used.
The hydraulic transfer printing simulation program, when trying to simulate the hydraulic transfer printing of an object under certain setting conditions (simulation process of hydraulic transfer printing), the quality of the transfer printing on the obtained object, that is, air pockets, water flow A program for determining whether or not there is a possibility of occurrence of a transfer failure such as an indentation and insufficient film thickness for each surface portion, at least a finite element program, an air pocket determination program, an inflow determination program, a transfer film It has a thickness determination program and a display program, but further includes a program other than these programs, for example, a program that expresses a moving image on a computer display of a state when a hydraulic transfer printing of a transfer object is attempted. Needless to say.
[0010]
The finite element program determines an arbitrary portion of the surface of the transfer object, such as several thousand, for example, in order to determine which part of the surface of the transfer object has a transfer failure. It is a program that divides it into hundreds of thousands of triangular polygons. This program has the same function as a known finite element program, that is, as shown in FIGS. 37 (a) and 37 (b), each surface of the transferred object can be divided into a predetermined number of triangular polygons based on the vertex coordinate data. It may have a function. The vertex coordinate data of the transferred object may be input directly from the keyboard or the mouse, but the vertex coordinate data of the transferred object created in 3D CAD (3dCAD) is used as it is in this program. It is also possible to divert as. The reason why the triangular polygon is selected in the present invention is that if a polygon polygon having four or more vertices, for example, a quadrilateral polygon is selected, the polygon may be distorted, leading to a decrease in simulation accuracy.
The air pocket determination program, the inflow determination program, and the transfer film thickness determination program are programs for determining the presence or absence or degree of transfer failure based on the simulated immersion of the transfer object in the transfer tank at a certain tank angle. . Therefore, these programs commonly use the program for converting the vertex coordinate data of the transferred object and the vertex coordinate data of each divided triangular polygon into a state where the transferred object is in the position of the input tank angle. It is more convenient to use a program configuration that makes the respective determinations using the vertex coordinate data of the triangular polygons whose coordinates have been converted into the posture of the input tank angle. Incidentally, in this embodiment, a coordinate conversion program for converting the vertex coordinate data of the transferred object and the vertex coordinate data of each of the divided triangular polygons into the posture of the tank angle inputted from the basic posture is incorporated. The vertex coordinate data of the triangular polygon after the coordinate conversion is commonly used for each of the air pocket determination program, the inflow determination program, and the transfer film thickness determination program. The entry angle is made using a computer keyboard or mouse.
[0011]
The air pocket determination program is a surface that may not be transferred and printed as an air pocket for each triangular polygon that is coordinate-converted to that posture under the condition that the transferred object is in the posture of the tank entry angle. It determines whether or not it is a part, and consists of a two-stage program including a first air pocket determination program and a second air pocket determination program.
As shown in FIG. 38, the first air pocket determination program shows that a portion of the transferred object in the above posture is not visible when viewed in the gaze direction above the periphery and above the horizontal. This is an assembled program under the logic that there is a possibility of air pockets when the transfer object is immersed in the transfer tank. Specifically, as shown in FIG. Whether or not it is a part that does not become a blind spot when viewed from above and from several horizontal directions, usually from the front, back, left, and right directions, respectively. The determination is performed for each of the divided triangular polygons, and it is determined that the triangular polygons that do not become blind spots are triangular polygons that do not become air pockets.
More specifically, the first air pocket determination program reads the transferred object in the posture from the upper, front, rear, left, and right sides for each triangular polygon that has been coordinate-converted to the posture of the entrance angle. In each case of viewing, it is determined whether or not there are overlapping triangular polygons. If they are present, the triangular polygon located in the foreground is the triangular polygon that does not become a blind spot, and therefore does not become an air pocket. If it does not exist, the triangular polygon is determined to be a triangular polygon of a part that does not become a blind spot, that is, a part that does not become an air pocket.
As shown in FIG. 40, the second air pocket determination program is configured such that, even when the transferred object in the tank angle posture is viewed in the line-of-sight direction above the horizontal, it is a blind spot, as shown in FIG. The surface part that is connected via a surface that continues only downward from the part that does not become an air pocket when in the position of the entrance angle is a transfer film on the water surface when the transfer object is immersed in the transfer tank. The program is assembled under the logic that it can contact the air pocket and does not become an air pocket. In detail, as shown in FIG. 41, according to the first air pocket determination program or according to this program, the air pocket Whether the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part determined not to be a part is located below the triangular polygon of the part not corresponding to the air pocket is determined. Is executed, and, triangles located below consists of adding determines program structure that the triangles of sites that do not air pockets.
More specifically, the second air pocket determination program determines that the apex coordinate of the triangular polygon has already been determined from among the triangular polygons that have not been determined to be air pockets, By determining whether or not the vertex coordinates of the “triangular polygon” are the same, a triangular polygon that is adjacent to the triangular polygon that is not an air pocket is selected, and then the adjacent triangular polygon is not the air pocket. The determination of whether or not it is located below the triangular polygon of the part is executed by, for example, comparing the center of gravity, and when it is located below, the adjacent triangular polygon is newly determined to be a triangular polygon of a part that does not become an air pocket. In addition, this newly determined triangular polygon is In addition to triangles "sites have, the series of decision steps, until a new determination that a triangular polygon sites that do not air pockets is not generated, consisting of a program structure that is repeated.
[0012]
Under the condition that the transferred object is in the position of the tank angle to which the transfer object is input, the inflow determination program may cause the water to flow into each triangle polygon that has been coordinate-converted to that position and may not be transferred and printed It is for determining whether or not the surface portion is a certain surface portion, and is composed of a two-stage program including a first inflow determination program and a second inflow determination program.
As shown in FIG. 42, the first inflow determination program cannot be seen when the object to be transferred in the above posture is viewed from the periphery and below the horizontal line of sight, particularly from directly below. The blind spot is a program assembled under the logic that water may flow when the transfer object is immersed in the transfer tank. Specifically, as shown in FIG. When the transferred object in the posture of the input tank angle is viewed from below (from directly below), it is determined whether or not it is a part that does not become a blind spot for each divided triangular polygon, Then, the triangular polygon of the part that does not become the blind spot is determined as the triangular polygon of the part where the inflow of water does not occur.
More specifically, the first inflow determination program, for each triangular polygon that has been coordinate-transformed into the posture of the tank entry angle, when viewing the transferred object in that posture from below (directly below), the overlapping triangles It is determined whether or not a polygon exists, and when it exists, the triangular polygon positioned closest to it is a triangular polygon that does not become a blind spot, and is therefore a triangular polygon that does not cause water flow. If it does not exist, the triangular polygon has a program configuration that determines that the triangular polygon is a part that does not become a blind spot, that is, a part where water does not flow.
As shown in FIG. 44, the second inflow determination program is such that even if the transferred object in the tank angle posture is viewed from below (directly below) in the direction of the line of sight, as shown in FIG. Is in the position of the tank angle, the surface part connected via the surface that continues only upward from the part where water does not flow, the immersion of the transfer object in the transfer tank, A program assembled under the logic that the transfer film on the surface of the water can be contacted prior to the water and does not cause the inflow of water. Specifically, as shown in FIG. Whether the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part that is determined to be a part where water does not flow according to the water flow determination program or according to this program is located above the triangular polygon of the part where the water does not flow Make a decision And triangles located above consists of adding determines program structure and included a flow of water is triangular polygon sites does not occur.
More specifically, the second inflow determination program determines that the vertex coordinate of the triangular polygon has already been determined from among the triangular polygons that have not yet been determined to be a portion where water does not flow. By determining whether or not the vertex coordinates of the “triangular polygon of the part where no intrusion occurs” are common, the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part where the inflow of water does not occur is selected. For a triangular polygon, a determination is made as to whether it is positioned above the triangular polygon where the water does not flow, for example, by comparing the center of gravity. It is newly determined that it is a triangular polygon of a portion where no inflow of water occurs, and this newly determined triangular polygon is further determined to be a “polygon of a portion where water does not flow”. In addition to down ", the series of decision steps, until a new determination that pouring of water is triangular polygon sites does not occur is not generated, consisting of a program structure that is repeated.
[0013]
When the transferred film is in the position of the tank angle to which the transferred object is input, the transfer film thickness determination program, for each triangular polygon coordinate-converted to that position, by contact between the transferred object and the transfer film in the transfer tank, This is a program for determining how thick a transfer printing film is to be formed.
As shown in FIGS. 46 (a), 46 (b) and 46 (c), when the surface angle between the surface portion of the transfer object and the transfer film surface in the transfer tank is 0 °, Is transferred and printed at a thickness of 100% of the transfer film thickness, while when the surface angle is 180 °, there is no transfer printing at that portion, and the surface angles are 0 ° and 180 °. In view of the fact that the part is transferred and printed at an intermediate thickness between 100% and 0%, that is, the thickness of the transferred printed film is expressed as a function of the surface angle. The program is assembled under the logic that the thickness of the transferred printed film can be calculated by substituting the value of the surface angle.
More specifically, the transfer film thickness determination program determines, when each transferred object is in the input tank angle posture, for each triangular polygon coordinate-converted to that posture, the surface angle of the transfer film surface in the transfer tank. As shown in FIG. 47, the surface angle calculation program for executing the calculation process, and by substituting the calculated value of the obtained surface angle, the thickness of the transfer print film is a constant function of the surface angle and the film thickness, For example, as shown in FIG. 48, it is composed of a film thickness calculation program that executes processing for calculation based on a negative linear function.
[0014]
The display program is a program for displaying the results of transfer printing in the simulated process of hydraulic transfer printing on the display of the computer for each surface portion of the transferred object. Specifically, each divided triangular polygon is displayed. , Each of the determination results according to the above three determination programs is individually or combined and displayed on the display.
Usually, the judgment result about whether or not it is a part that does not become an air pocket and whether or not it is a part where water does not flow is displayed in two stages. The determination result as to whether the transfer printing film is formed is displayed in a stepwise manner or, for example, as a gradient with a specific hue.
[0015]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. This embodiment is a non-limiting example, and it goes without saying that the present invention is not limited thereto.
The recording medium of the present embodiment is a program for determining the quality of transfer printing in a simulated process of hydraulic transfer printing for each surface portion of an object to be transferred (hereinafter also referred to as a workpiece), and displaying it on a display. That is, it is a computer-readable recording medium that records a hydraulic transfer printing simulation program.
[0016]
As shown in FIG. 1, the hydraulic transfer printing simulation program is a finite element program that executes a “triangular polygon vertex coordinate data input”
In the present invention, the program for executing the “determination of air pocket (1)” processing is the first air pocket determination program, and the program for executing the “determination of air pocket (2)” processing is the second. The air pocket determination program, the program for executing the “determination of inflow (1)”
On the other hand, the recording medium of the present embodiment has a vertex table (FIG. 2) of a basic posture, a vertex table after posture conversion (FIG. 3), a vertex table for display (FIG. 4), and a triangular polygon table in the data area. (FIG. 6).
In each of the vertex tables, the vertical column indicates the number of each vertex that forms the
The vertex table of the basic posture records and saves coordinate data of all the vertices that form a predetermined number of
The triangular polygon table is used as basic data for recording and storing the results of the above various determinations for each triangular polygon and displaying them on the display. The column indicates the number of a predetermined number of
In this embodiment, as shown in FIG. 1 , P 2 And P Three Are aligned clockwise on the plane, the plane is the three vertices P 1 , P 2 And P Three Is the surface of the triangular polygon made by 1 , P 2 And P Three Are arranged counterclockwise on the plane, the plane is the three vertices P 1 , P 2 And P Three It is set to be the back side of the triangular polygon made by.
[0017]
In “triangular polygon vertex coordinate data input”
The “change the workpiece posture to the entry angle”
1) Input the X, Y, and Z coordinate components (θx, θy, θz) of the tank angle θ when performing the planned hydraulic transfer printing from the keyboard or mouse.
2) All vertices P in the basic posture vertex table 1 ~ P N The X coordinate, Y coordinate, and Z coordinate data are converted from the basic posture to the posture with the tank entry angle θ by rotating the work in polar coordinates.
In addition, in the case of converting from the posture of the incoming tank angle θ to the posture of the incoming tank angle θ ′, all the vertices P in the vertex table of the previous posture 1 ~ P N The X coordinate, Y coordinate, and Z coordinate data are converted from the previous posture to the posture of the tank entry angle θ ′ by rotating the work in polar coordinates.
3) The X-, Y-, and Z-coordinate data of each vertex converted into the posture of the tank entrance angle θ is the “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z” in the vertex table after the posture conversion shown in FIG. Input each item in “Coordinates”.
The subsequent processing is executed using data of “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” of each vertex in the vertex table after the posture conversion. That is, the vertex coordinate data of the converted triangular polygon is used in common for each of the air pocket determination program, the flow-in determination program, and the transfer film thickness determination program, and becomes the basis of each determination.
It should be noted that the numbers of the vertices forming the triangular polygon are the same in the vertex table of the basic posture and in the vertex table after the posture conversion. Also, the triangle polygon number in the triangle polygon table and the “vertex P 1 ”,“ Vertex P 2 ”And“ Vertex P Three The relationship with the number "" is maintained as it is even after the coordinate conversion.
[0018]
The “determination of air pocket (1)”
1) When the X-coordinate, Y-coordinate, and Z-coordinate data of each vertex in the vertex table after posture conversion is rotated by -90 ° about the X axis (that is, the upper surface of the workpiece is front-facing) And input these into the “X coordinate”, “Y coordinate” and “Z coordinate” of the vertex respectively, and temporarily store them.
2) Execute subroutine “Calculate non-air pocket”.
3) Next, the "X coordinate", "Y coordinate", and "Z coordinate" data (returned original data) of each vertex in the vertex table after the posture conversion is rotated 90 degrees about the Y axis. (Ie, when the left side of the workpiece is the front), and input these into the “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” of the vertex respectively, and temporarily save.
4) Execute subroutine “Calculate non-air pocket”.
5) Next, the “X coordinate”, “Y coordinate” and “Z coordinate” data (returned original data) of each vertex in the vertex table after the posture conversion is set to −90 ° on the Y axis. Change them to those when they are rotated (ie when the right side of the workpiece is in front), and enter these into the "X coordinate", "Y coordinate" and "Z coordinate" sections of the vertex respectively, and temporarily save.
6) Execute subroutine “Calculate non-air pocket”.
7) Next, the “X coordinate”, “Y coordinate” and “Z coordinate” data (returned original data) of each vertex in the vertex table after the posture conversion is set to −180 ° on the Y axis. Change to those when rotating (ie, when the rear surface of the workpiece is in front), and enter these into the "X coordinate", "Y coordinate" and "Z coordinate" items of the vertex respectively and temporarily Save to.
8) Execute subroutine “Calculate non-air pocket”.
9) Next, the “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” data (returned original data) of each vertex in the vertex table after the posture conversion is changed to the original coordinate (ie, When the front side of the workpiece is the front side, these are input to the “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” items of the vertex, and temporarily stored.
10) Execute subroutine “Calculate non-air pocket”.
The subroutine “Calculation of non-air pocket” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) First, the triangular polygon M (N) is selected as an object of determination in order from the triangular polygon of
In the following drawings, the triangular polygon with the number N may be represented as a triangle M (N). Further, other triangular polygons except the number N may be represented as a triangle M (N2).
2) The subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” is executed.
That is, it is determined whether or not there is another triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. It is determined whether or not it is positioned in front of the polygon M (N2), and when it is positioned in front, the “air pocket” item for the triangular polygon M (N) of number N in the triangular polygon table shown in FIG. , Enter 1 instead of 0. Alternatively, even when there is no other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G, 1 is input to the “air pocket” item for the triangular polygon M (N) of number N in the triangular polygon table (FIG. 6). .
3) As described above, when YES is entered in the subroutine, 1 is input to the “air pocket” item for the triangular polygon M (N) of number N in the triangular polygon table (FIG. 6), while when NO, that is, When the triangular polygon M (N) with the number N is not positioned in front of the other triangular polygon M (N2) that overlaps the gravity center G, the processing target is moved to the triangular polygon with the next number.
4) Substituting “N + 1” into “N”, and repeating the above steps 1) to 3) for the triangular polygons numbered 2 and thereafter (that is, for all triangular polygons).
Further, the above-mentioned subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) From the group of triangular polygons (excluding the triangular polygon M (N) selected as a determination target), other triangular polygons M (N2) are sequentially selected from
2) The subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” is executed.
That is, it is determined whether or not the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane overlaps with the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2) selected in step 1).
3) When YES is determined in the subroutine of step 2), that is, when the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is included in the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2), the triangular polygon M (N ) Is determined to be larger than the Z position (Z coordinate value) of the other triangular polygon M (N2).
4) When it is determined NO in step 3), that is, when it is determined that the Z position of the triangular polygon M (N) is not larger than that of the other triangular polygon M (N2), the program flow chart of FIG. NO is returned to the subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G”.
5) When it is determined YES in step 4), that is, when it is determined that the Z position of the triangular polygon M (N) is larger than that of the other triangular polygon M (N2), or the subroutine of step 2) Is determined as NO, that is, when the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is not included in the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2), the other triangular polygon M (N2) of the next number ).
6) Substituting “N2 + 1” into “N2” and repeating the above steps 1) to 5) for other triangular polygons M (N2) after the next number (ie all other triangular polygons M (N2)) Repeat about).
7) When step 6) is repeated up to another triangular polygon M (N2) with the highest number, that is, when step 6) is completed for all other triangular polygons M (N2) to be processed. YES is returned to the subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping G” in the program flow chart of FIG.
Further, the above-mentioned subroutine “whether the XY projection plane of the triangle M (N2) and G overlap” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowcharts of FIGS.
1) Three points obtained by projecting the three vertices of another triangular polygon M (N2) onto the XY plane are defined as vertex P 1 , P 2 And P Three It is determined.
2) Vertex P 1 , P 2 And P Three Triangle P made of 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane together with the vertex P 1 Move to a position where X = 0 and Y = 0.
3) The moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P 1 -P 2 The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
4) Triangle P in step 3) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P 1 -P 2 Rotate until it overlaps the X axis.
5) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after rotation is set to Y. 1 Assign to.
6) Triangle P 1 -P 2 -P Three The center of gravity G of the triangular polygon M (N) is returned to the original position in the procedure 1).
7) Triangle P 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) and the vertex P 2 Move to a position where X = 0 and Y = 0.
8) Moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P 2 -P Three The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
9) Triangle P in step 8) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P 2 -P Three Rotate until it overlaps the X axis.
10) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after rotation is set to Y 2 Assign to.
11) Triangle P 1 -P 2 -P Three The center of gravity G of the triangular polygon M (N) is returned to the original position in the procedure 1).
12) Triangle P 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) and the vertex P Three Move to a position where X = 0 and Y = 0.
13) Moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P Three -P 1 The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
14) Triangle P in step 13) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P Three -P 1 Rotate until it overlaps the X axis.
15) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after the rotation is represented by Y Three Assign to.
16) Y 1 <0 and Y 2 <0 and Y Three It is determined whether or not <0.
17) When YES is determined in step 16), YES is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) overlap G” in the program flowchart of FIG.
18) If NO is determined in step 16), Y 1 > 0 and Y 2 > 0 and Y Three It is determined whether or not> 0.
19) When YES is determined in step 18), YES is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in the program flowchart of FIG.
20) On the other hand, if NO is determined in step 18), NO is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in the program flowchart of FIG.
As described above, the first air pocket determination program first assumes that the workpiece in the posture at the entrance angle is viewed from above, and “X” of each vertex in the vertex table after the posture conversion. The data of “coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” are changed until the upper surface of the workpiece turns to the front by rotation, and then the triangular polygon M (N) is changed by the subroutine “calculation of non-air pocket”. A determination is made as to whether or not it is positioned in front of another triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G on the XY plane, and if YES, the triangular polygon M (in the triangular polygon table (FIG. 6) ( Enter 1 in order in the “Air pocket” item for N). When NO, 0 is maintained.
Next, the first air pocket determination program assumes the case where the workpiece in the posture at the entrance angle is viewed from the left, and the “X coordinate” of each vertex in the vertex table after the posture conversion. , "Y coordinate" and "Z coordinate" data are changed until the left side of the work turns to the front by rotation, and then the triangular polygon M (N) is changed to its XY plane by the subroutine "Calculation of non-air pocket". A determination is made as to whether or not it is positioned in front of another triangular polygon M (N2) that overlaps the upper center of gravity G. If YES, the triangular polygon M (N) in the triangular polygon table (FIG. 6) is determined.
Further, the first air pocket determination program repeats the same processing as described above, assuming that the workpiece is in the posture of the tank entry angle when viewed from the right, from the rear, and from the front. .
Here, the triangular polygon M (N) is positioned in front of the other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G. Among the overlapping triangular polygons, the triangular polygon M (N) When viewed from the direction of the line of sight, this means that the polygon is a triangular polygon that does not become a blind spot. Even when there is no other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G, the triangular polygon M (N) is a triangular polygon that does not become a blind spot when viewed from the direction of the line of sight with respect to the workpiece. Means that.
In short, the first air pocket determination program is as follows. For each triangular polygon whose coordinates are converted into the posture of the tank entry angle, the workpiece of that posture is from above, from left, from right, from back, and forward. In each of the cases viewed, it is determined whether or not it is a part that does not become a blind spot, and the triangular polygon that does not become a blind spot is determined to be a triangular polygon that does not become an air pocket, and a triangular polygon table (FIG. 6). ) In the “air pocket” term for each triangular polygon M (N).
[0019]
The “determination of air pocket (2)”
1) First, set the count to 0.
2) Next, for the triangular polygon M (N) in order from the triangular polygon of
3) When it is determined NO in step 2), “N + 1” is substituted for “N”, and the same determination as in step 2) is performed for the triangular polygon M (N) of the next number.
4) When it is determined YES in step 2), the subroutine “determining whether or not the air pocket is right / no adjacent triangle polygon and counting new non-air pockets” is executed.
5) Substituting “N + 1” into “N” and repeating the above steps 1) to 4) for the triangular polygon with the highest number, that is, for all triangular polygons M (N).
6) In the process of going through the above procedure for all the triangular polygons M (N), whether or not a triangular polygon M (N) is newly generated in a part that does not become an air pocket, that is, the count is 1 (present) ) Or 0 (none).
7) If YES in step 6), return to step 1).
8) On the other hand, when it is determined NO in step 6), the processing for air pocket determination is completed.
The above-mentioned subroutine “determining whether or not the air pockets are adjacent triangle polygons and counting new non-air pockets” is executed as follows according to the procedure shown in the program flowcharts of FIGS.
1) Triangular polygon M (N) [This is determined to be a triangular polygon of a portion that does not become an air pocket by the “determination of air pocket (1)” processing. ] Is the vertex P 1 , P 2 And P Three It is determined.
2) For the triangular polygon M (N), enter 2 in the “air pocket” section of the triangular polygon table (FIG. 6) instead of 1.
3) For the other triangular polygons M (N2) except the triangular polygon M (N), the “air pocket” item of the triangular polygon M (N2) in the triangular polygon table (FIG. 6) in order from the
4) When it is determined NO in step 3), “N2 + 1” is substituted for “N2”, and the same determination as in step 3) is performed for the other triangular polygon M (N2) of the next number.
5) When YES is determined in step 3), the other three vertices of the triangular polygon M (N2) are represented as vertices P. Four , P Five And P 6 It is determined.
6) And vertex P 1 Is vertex P Four , Vertex P 1 Is vertex P Five , Vertex P 1 Is vertex P 6 , Vertex P 2 Is vertex P Four , Vertex P 2 Is vertex P Five , Vertex P 2 Is vertex P 6 , Vertex P Three Is vertex P Four , Vertex P Three Is vertex P Five Whether or not and the vertex P Three Is vertex P 6 Respectively.
That is, the other triangular polygon M (N2) is adjacent to the triangular polygon M (N) depending on whether or not each vertex is common between the triangular polygon M (N) and the other triangular polygon M (N2). Determine whether or not.
7) If it is determined NO in step 6), “N2 + 1” is substituted for “N2”, and the other triangular polygon M (N2) of the next number is the same as in step 3). Make a decision.
8) When it is determined as YES in at least one determination in step 6), the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is obtained, and the Y position (Y coordinate value) is set to Y 1 Further, the center of gravity G of another triangular polygon M (N2) is obtained, and the Y position (Y coordinate value) is set to Y. 2 It is determined.
9) Then Y 1 > Y 2 Whether or not the center of gravity G of the other triangular polygon M (N2) is located below the center of gravity G of the triangular polygon M (N).
10) When NO is determined in step 9), “N2 + 1” is substituted into “N2”, and the same determination as in step 3) is performed for the other triangular polygon M (N2) of the next number.
11) When it is determined YES in step 9), enter 1 in the “air pocket” field of the triangular polygon table (FIG. 6) for the other triangular polygon M (N2). Subsequently, “count + 1” is substituted into “count”, and the count is changed to 1.
12) Substituting “N2 + 1” into “N2” and performing steps 1) through 11) above for the other triangular polygons M (N2) after the next number (ie, the triangular polygons targeted in step 1) Repeat for all other triangular polygons M (N2) except M (N). 13) When step 12) is completed up to the other number of triangular polygons M (N2) with the highest number, the determination in the program flow diagram of FIG. 15 “whether a new non-air pocket triangular polygon has occurred” is counted. Returns 1 (present) or 0 (none).
As described above, the second air pocket determination program first sets 2 to the triangular polygon table (FIG. 6) for the triangular polygon M (N) determined by the first air pocket determination program as a portion that does not become an air pocket. Next, among the other triangular polygons M (N2) that have not yet been determined to be parts that do not become air pockets, the triangle polygon M that has already been determined "parts that do not become air pockets". (N) ”is selected, and then the other adjacent triangular polygon M (N2) is positioned below the“ triangular polygon M (N) of the portion that does not become an air pocket ”. Judgment is made by comparing the center of gravity, and when located below, the other triangular polygon M (N2) adjacent to it is the air pocket. Newly determined if there a triangular polygon et no site, it is to enter a 1 to "air pocket" section other triangular polygons M (N2) in the triangular polygon table (FIG. 6).
Then, the determination program first sets 2 to the triangular polygon table (FIG. 6) for the newly determined triangular polygon, similarly to the already determined “triangular polygon M (N) of a portion that does not become an air pocket”. Next, among the other triangular polygons M (N2) that have not yet been determined as a part that does not become an air pocket, the triangle polygon M that has already been determined as a part that does not become an air pocket. (N) ”is selected, and then the other adjacent triangular polygon M (N2) is positioned below the“ triangular polygon M (N) of the portion that does not become an air pocket ”. The judgment of whether or not is executed based on the comparison of the center of gravity, and when it is positioned below, the other triangular polygon M (N2) adjacent to it is a portion that does not become an air pocket. In the triangular polygon table (FIG. 6), 1 is input to the “air pocket” item of the other triangular polygon M (N2), and this series of processing is similarly performed thereafter. Repeat.
In short, the second air pocket determination program is a triangular polygon of a part that is determined to be a part that does not become an air pocket according to the first air pocket determination program or according to this program under the condition that the workpiece is in the tank entrance posture. It is determined whether or not the other triangular polygon M (N2) adjacent to M (N) is positioned below the triangular polygon M (N) of the portion that does not become the air pocket, and is positioned below. The other triangular polygon M (N2) is additionally determined to be a triangular polygon in a region that does not become an air pocket.
Therefore, under the condition that the workpiece is in the posture of the tank entry angle by the above air pocket determination program, each triangular polygon whose coordinates are converted to that posture may be an air pocket and may not be transferred and printed. It is determined whether or not.
[0020]
The “determination of inflow (1)”
1) When the X-coordinate, Y-coordinate, and Z-coordinate data of each vertex in the vertex table after posture conversion is rotated 90 ° about the X axis (that is, the lower surface of the workpiece is in front) And input these into the “X coordinate”, “Y coordinate”, and “Z coordinate” of the vertex respectively, and temporarily store them.
2) Execute subroutine “Calculation of non-flow”.
The above-mentioned subroutine “calculation of non-flow” is executed as follows according to the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) First, the triangular polygon M (N) is selected as an object of determination in order from the triangular polygon of
2) The subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” is executed.
That is, it is determined whether or not there is another triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. It is determined whether or not it is positioned in front of the polygon M (N2), and when it is positioned in front, the “flow” item for the triangular polygon M (N) of number N in the triangular polygon table shown in FIG. In this case, 1 is input instead of 0. Alternatively, even when there is no other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G, 1 is entered in the “flow” section for the triangular polygon M (N) of number N in the triangular polygon table (FIG. 6).
3) As described above, when YES is entered in the subroutine, 1 is input to the “flow” section for the number N triangular polygon M (N) in the triangular polygon table (FIG. 6). When the triangular polygon M (N) with the number N is not positioned in front of the other triangular polygon M (N2) that overlaps the gravity center G, the processing target is moved to the triangular polygon with the next number.
4) Substituting “N + 1” into “N”, and repeating the above steps 1) to 3) for the triangular polygons numbered 2 and thereafter (that is, for all triangular polygons).
Also, the above-mentioned subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping G” is executed as follows according to the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) From the group of triangular polygons (excluding the triangular polygon M (N) selected as a determination target), other triangular polygons M (N2) are sequentially selected from
2) The subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” is executed.
That is, it is determined whether or not the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane overlaps with the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2) selected in step 1).
3) When YES is determined in the subroutine of step 2), that is, when the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is included in the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2), the triangular polygon M (N ) Is determined to be larger than the Z position (Z coordinate value) of the other triangular polygon M (N2).
4) When it is determined NO in step 3), that is, when it is determined that the Z position of the triangular polygon M (N) is not larger than that of the other triangular polygon M (N2), the program flow chart of FIG. NO is returned to the subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G”.
5) When it is determined YES in step 4), that is, when it is determined that the Z position of the triangular polygon M (N) is larger than that of the other triangular polygon M (N2), or the subroutine of step 2) Is determined as NO, that is, when the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is not included in the XY projection plane of the other triangular polygon M (N2), the other triangular polygon M (N2) of the next number ).
6) Substituting “N2 + 1” into “N2” and repeating the above steps 1) to 5) for other triangular polygons M (N2) after the next number (ie all other triangular polygons M (N2)) Repeat about).
7) When step 6) is repeated up to another triangular polygon M (N2) with the highest number, that is, when step 6) is completed for all other triangular polygons M (N2) to be processed. YES is returned to the subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” in the 19 program flowchart.
Further, the above-mentioned subroutine “whether the XY projection plane of the triangle M (N2) and G overlap” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIGS.
1) Three points obtained by projecting the three vertices of another triangular polygon M (N2) onto the XY plane are defined as vertex P 1 , P 2 And P Three It is determined.
2) Vertex P 1 , P 2 And P Three Triangle P made of 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane together with the vertex P 1 Move to a position where X = 0 and Y = 0.
3) The moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P 1 -P 2 The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
4) Triangle P in step 3) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P 1 -P 2 Rotate until it overlaps the X axis.
5) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after rotation is set to Y. 1 Assign to.
6) Triangle P 1 -P 2 -P Three The center of gravity G of the triangular polygon M (N) is returned to the original position in the procedure 1).
7) Triangle P 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) and the vertex P 2 Move to a position where X = 0 and Y = 0.
8) Moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P 2 -P Three The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
9) Triangle P in step 8) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P 2 -P Three Rotate until it overlaps the X axis.
10) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after rotation is set to Y 2 Assign to.
11) Triangle P 1 -P 2 -P Three The center of gravity G of the triangular polygon M (N) is returned to the original position in the procedure 1).
12) Triangle P 1 -P 2 -P Three Together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) and the vertex P Three Move to a position where X = 0 and Y = 0.
13) Moved triangle P 1 -P 2 -P Three Side P Three -P 1 The angle θ ° between the X axis and the X axis is obtained.
14) Triangle P in step 13) 1 -P 2 -P Three Are rotated by −θ ° about the Z axis together with the center of gravity G of the triangular polygon M (N) on the XY plane. That is, triangle P 1 -P 2 -P Three Along with the center of gravity G and the side P Three -P 1 Rotate until it overlaps the X axis.
15) The Y position (Y coordinate value) of the center of gravity G of the triangular polygon M (N) after the rotation is represented by Y Three Assign to.
16) Y 1 <0 and Y 2 <0 and Y Three It is determined whether or not <0.
17) When YES is determined in step 16), YES is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) overlap G” in the program flowchart of FIG.
18) If NO is determined in step 16), Y 1 > 0 and Y 2 > 0 and Y Three It is determined whether or not> 0.
19) When YES is determined in step 18), YES is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in the program flowchart of FIG.
20) On the other hand, if NO is determined in step 18), NO is returned to the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in the program flowchart of FIG.
As described above, the first inflow determination program first assumes the case where the workpiece in the posture at the entrance angle is viewed from below, and the “X” of each vertex in the vertex table after the posture conversion. The data of “coordinate”, “Y coordinate” and “Z coordinate” are changed until the lower surface of the work is turned to the front by rotation, and then the triangular polygon M (N) is changed to the XY by the subroutine “calculation of non-flow”. Judgment is made as to whether or not it is positioned in front of another triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G on the plane. If YES, the triangular polygon M (N) in the triangular polygon table (FIG. 6) is determined.
Here, the triangular polygon M (N) is positioned in front of the other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G. Among the overlapping triangular polygons, the triangular polygon M (N) When viewed from the direction of the line of sight, this means that the polygon is a triangular polygon that does not become a blind spot. Even when there is no other triangular polygon M (N2) that overlaps the center of gravity G, the triangular polygon M (N) is a triangular polygon that does not become a blind spot when viewed from the direction of the line of sight with respect to the workpiece. Means that.
In short, the first inflow determination program determines whether or not each triangular polygon whose coordinates are converted to the posture of the entrance angle is a portion that does not become a blind spot when viewed from below the workpiece in that posture. And determine that the triangular polygon of the part that does not become the blind spot is the triangular polygon of the part where no inflow occurs, and in the triangular polygon table (FIG. 6), 1 is assigned to each triangular polygon M (N). This is input in the “Pour” section.
[0021]
The “determination of inflow (2)”
1) First, set the count to 0.
2) Next, for the triangular polygon M (N) in order from the triangular polygon of
3) When it is determined NO in step 2), “N + 1” is substituted for “N”, and the same determination as in step 2) is performed for the triangular polygon M (N) of the next number.
4) When it is determined YES in step 2), the subroutine “adjacent triangular polygon flow right / no flow determination and new non-flow count” is executed.
5) Substituting “N + 1” into “N” and repeating the above steps 1) to 4) for the triangular polygon with the highest number, that is, for all triangular polygons M (N).
6) In the process of passing through the above procedure for all the triangular polygons M (N), whether or not a triangular polygon M (N) at a portion where no inflow occurs has occurred, that is, the count is 1 ( It is judged whether it is present) or 0 (none).
7) If YES in step 6), return to step 1).
8) On the other hand, when it is determined NO in step 6), the process for determining inflow is completed. The above-mentioned subroutine “adjacent triangular polygon flow right / no flow determination and new non-flow count” is executed as follows according to the procedure shown in the program flow charts of FIGS.
1) Triangular polygon M (N) [This is determined to be a triangular polygon at a portion where no inflow occurs by the “determination of inflow (1)” process. ] Is the vertex P 1 , P 2 And P Three It is determined.
2) For the triangular polygon M (N), enter 2 instead of 1 in the “flow” section of the triangular polygon table (FIG. 6).
3) With respect to the other triangular polygons M (N2) except the triangular polygon M (N), the “flow” item of the triangular polygon M (N2) in the triangular polygon table (FIG. 6) in order from the
4) When it is determined NO in step 3), “N2 + 1” is substituted for “N2”, and the same determination as in step 3) is performed for the other triangular polygon M (N2) of the next number.
5) When YES is determined in step 3), the other three vertices of the triangular polygon M (N2) are represented as vertices P. Four , P Five And P 6 It is determined.
6) And vertex P 1 Is vertex P Four , Vertex P 1 Is vertex P Five , Vertex P 1 Is vertex P 6 , Vertex P 2 Is vertex P Four , Vertex P 2 Is vertex P Five , Vertex P 2 Is vertex P 6 , Vertex P Three Is vertex P Four , Vertex P Three Is vertex P Five Whether or not and the vertex P Three Is vertex P 6 Respectively.
That is, the other triangular polygon M (N2) is adjacent to the triangular polygon M (N) depending on whether or not each vertex is common between the triangular polygon M (N) and the other triangular polygon M (N2). Determine whether or not.
7) If it is determined NO in step 6), “N2 + 1” is substituted for “N2”, and the other triangular polygon M (N2) of the next number is the same as in step 3). Make a decision.
8) When it is determined as YES in at least one determination in step 6), the center of gravity G of the triangular polygon M (N) is obtained, and the Y position (Y coordinate value) is set to Y 1 Further, the center of gravity G of another triangular polygon M (N2) is obtained, and the Y position (Y coordinate value) is set to Y. 2 It is determined.
9) Then Y 1 <Y 2 Whether or not the center of gravity G of the other triangular polygon M (N2) is located above the center of gravity G of the triangular polygon M (N).
10) When NO is determined in step 9), “N2 + 1” is substituted into “N2”, and the same determination as in step 3) is performed for the other triangular polygon M (N2) of the next number.
11) When it is determined YES in step 9), enter 1 in the “flow” section of the triangular polygon table (FIG. 6) for the other triangular polygon M (N2). Subsequently, “count + 1” is substituted into “count”, and the count is changed to 1.
12) Substituting “N2 + 1” into “N2” and performing steps 1) through 11) above for the other triangular polygons M (N2) after the next number (ie, the triangular polygons targeted in step 1) Repeat for all other triangular polygons M (N2) except M (N).
13) When step 12) is completed up to another triangular polygon M (N2) with the largest number, the count in the judgment “whether a new non-flowing triangular polygon has occurred” in the program flowchart of FIG. Returns 1 (present) or 0 (none).
As described above, the second inflow determination program first sets 2 as a triangle instead of 1 for the triangular polygon M (N) that is determined as a portion where no inflow occurs by the first inflow determination program. Input into the “flow” section of the polygon table (FIG. 6), and then determine the “flow” that has already been determined from other triangular polygons M (N2) that have not yet been determined to be a portion where flow does not occur. A triangular polygon adjacent to the triangular polygon M (N) of the portion where no occurrence occurs is selected, and then, for the other triangular polygon M (N2) adjacent thereto, the “triangular polygon M (N ) ”Is executed based on the comparison of the center of gravity, and when located above, the other triangular polygon M (N2) adjacent to it is a triangular polygon of a portion where no inflow occurs. New if there is Determination to, and inputs the 1 to "pouring" the section other triangular polygons M (N2) in the triangular polygon table (FIG. 6).
Then, this determination program first sets 2 to the triangular polygon table (FIG. 6) for the newly determined triangular polygon in the same manner as the previously determined “triangular polygon M (N) of the portion where no inflow occurs”. ) In the “flow” section, and from among other triangular polygons M (N2) that have not yet been determined to be a portion where no flow has occurred, A triangular polygon adjacent to the “triangular polygon M (N)” is selected, and then the other adjacent triangular polygon M (N2) is above the “triangular polygon M (N) of the portion where no inflow occurs”. Is determined based on the comparison of the center of gravity, and when positioned above, the other adjacent triangular polygon M (N2) is newly determined to be a triangular polygon where no inflow occurs. Shi In the triangular polygon table (FIG. 6), one input to "pouring" the section other triangular polygons M (N2), further later, but repeating this series of processes as well.
In short, the second inflow determination program is a triangle of a part that is determined to be a part where no inflow occurs according to the first inflow determination program or in accordance with this program under the condition that the workpiece is in the tank entrance posture. A determination is made as to whether or not another triangular polygon M (N2) adjacent to the polygon M (N) is positioned above the triangular polygon M (N) where the inflow does not occur. The other triangular polygon M (N2) located is additionally determined to be a triangular polygon where no inflow occurs.
Therefore, under the condition that the workpiece is in the posture of the entrance angle by the above-described inflow determination program, there is a possibility that the inflow may occur and transfer printing may not be performed for each triangular polygon whose coordinates are converted to the posture. A determination is made as to whether it is a part.
[0022]
The “film thickness determination”
1) Execute subroutine “Calculation of surface angle”.
2) The subroutine “Convert surface angle to film thickness” is executed.
The above subroutine “calculation of surface angle” is executed by the triangular polygon M (N) [vertex P 1 , P 2 , P Three ] Is a program for calculating the surface angle (FIG. 5) in order from the triangular polygon of number N, and is executed as follows according to the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) Vertex P of triangular polygon M (N) 1 So that the position of x = 0, y = 0, z = 0, that is, the vertex P 1 The triangular polygon M (N) is moved until the coordinates of are located at the origin.
2) Side P of the moved triangular polygon M (N) 2 -P Three The point P where the extension line of X intersects the XZ plane Four Ask for.
3) Point P 1 And point P Four Straight line P 1 -P Four Is the angle θ that intersects the YZ plane 1 Ask for.
4) Triangular polygon M (N) around the Y axis -θ 1 Rotate.
5) Vertex P of the rotated triangular polygon M (N) 2 Point P projected onto the XY plane Five Ask for.
6) Point P 1 And point P Five Straight line P 1 -P Five Is the angle θ that intersects the XZ plane 2 Ask for. Obtained angle θ 2 Is returned to the next subroutine "Convert surface angle to film thickness" as the surface angle of the triangular polygon M (N).
The above-mentioned subroutine “Convert surface angle to film thickness” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) From the subroutine “Calculation of surface angle”, the surface angle θ 2 Receive.
2) Function of surface angle and transfer printing film thickness T = 100−θ 2 /1.8, surface angle θ 2 Is substituted to calculate the film thickness T (%).
3) The obtained film thickness T (%) is returned to the program flowchart of FIG. 27, and the film thickness T (%) is entered in the “film thickness” item for the triangular polygon M (N) in the triangular polygon table (FIG. 6) ) Value.
As described above, the transfer film thickness determination program determines the surface angle θ with respect to the surface (horizontal plane) of the
Therefore, according to this transfer film thickness judgment program, how thick the transfer printing film is to be formed for each triangular polygon coordinate-converted to the posture under the condition that the workpiece is in the posture of the entrance angle. Can be determined.
[0023]
The “combination of each determination”
In the “air pocket” item in the triangular polygon table (FIG. 6) by processing 3 and
In the “flow” section of the triangular polygon table (FIG. 6) by processing 5 and
Further, the
Then, in this embodiment, for each triangular polygon M (N) by the judgment synthesis program in the above display program, the following formula: film thickness obtained by synthesizing each judgment = value of “air pocket” term × “flow” The film thickness obtained by combining the respective determinations is calculated based on the value of the “including” × the value of the “film thickness” term.
[0024]
The “result output”
1) Execute the subroutine “Work rotation”.
2) Execute the subroutine “Move viewpoint”.
3) Execute the subroutine “Sort by viewpoint distance”.
4) Execute the subroutine “Display all triangular polygons”.
The above subroutine “work rotation” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) Input the X-coordinate θx, Y-coordinate θy, and Z-coordinate θz values of the entrance angle θ from the mouse or keyboard.
2) All vertices of each surface of the workpiece (basic posture) divided into triangular polygons are rotated by θx around the X axis, rotated by θy around the Y axis, and rotated by θz around the Z axis To do.
3) Record and save the coordinate data of all the vertices converted into the posture of the tank entrance angle θ by the procedure 2) in the vertex table (FIG. 3) after the posture change.
The above subroutine “movement of viewpoint” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) Input the X coordinate Θx, Y coordinate Θy and Z coordinate Θz values of the viewing angle Θ from the mouse or keyboard.
2) Using the coordinate data recorded and stored in the vertex table after the posture change (Fig. 3), all the vertices of the triangular polygon M (N) obtained by dividing the surface of the workpiece in the posture at the entrance angle Θx around the X axis, Θy around the Y axis, and Θz around the Z axis.
3) Record and save the coordinate data of all the vertices converted into the posture of the viewpoint angle Θ by the procedure 2) in the display vertex table (FIG. 4).
The above-described subroutine “rearranged in order of viewpoint distance” is executed as follows in accordance with the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) With respect to the triangular polygon M (N) converted into the posture of the viewing angle Θ, the
2) Vertex P for triangular polygon M (N) with number N 1 , Vertex P 2 And vertex P Three Each Z coordinate value (P 1 z, P 2 z, P Three The average value Z (N) of z) is given by the following formula:
Z (N) = (P 1 z + P 2 z + P Three z) / 3
Then, the obtained Z (N) value is input to the “Z position” term for the triangular polygon M (N) in the triangular polygon table (FIG. 6).
3) Substituting “N + 1” into “N” and repeating the above steps 1) to 2) for the triangular polygon M (N) after the next number.
4) It is determined whether or not the procedure 3) has been repeated up to the triangular polygon M (N) with the largest number, that is, whether or not the procedure 3) has been completed for all the triangular polygons M (N).
5) If NO in step 4), return to step 3). On the other hand, when YES, as shown in FIGS. 33 (b) and 33 (c), in the triangular polygon table (FIG. 6), the order of the triangular polygons M (N) is arranged in ascending order of the absolute value of the Z position. Change. FIG. 33B shows a triangular polygon table before rearrangement, and FIG. 33C shows a triangular polygon table after rearrangement.
The subroutine “display all triangular polygons” is executed as follows according to the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) With respect to the triangular polygon M (N) converted into the posture of the viewing angle Θ, the
2) Vertex P 1 And vertex P 2 Straight line P 1 -P 2 Is drawn on the display screen as shown in FIG. 2 And vertex P Three Straight line P 2 -P Three Is drawn on the screen of the display, and the vertex P is drawn. Three And vertex P 1 Straight line P Three -P 1 Is drawn on the screen of the display.
3) The subroutine “Calculate the color of triangle M (N)” is executed.
4) Fill the interior of the triangular polygon M (N) using the color calculated in step 3).
5) Substituting “N + 1” into “N” and repeating the above steps 1) to 4) for the triangular polygon M (N) after the next number.
6) For all the triangular polygons M (N), it is determined whether or not the process of coloring the insides of the triangular polygons drawn on the display screen is completed.
7) If NO in step 6), return to step 5). On the other hand, when YES, the process is completed.
The subroutine “Calculate the color of triangle M (N)” is executed as follows according to the procedure shown in the program flowchart of FIG.
1) For each triangular polygon M (N), the value of “film thickness obtained by combining the respective determinations” obtained in
2) The following relation: Color red intensity = 100
Blue intensity of color = 100-T
Green intensity of color = 100-T
Each value of red intensity, blue intensity and green intensity is calculated according to the above. Note that the maximum value of the intensity of each color is 100 and the minimum value is 0.
3) The values of red intensity, blue intensity and green intensity calculated in step 2) are returned to step 4) in the subroutine “Display all triangular polygons”.
As described above, the display program displays, on the display, various different film thicknesses obtained by synthesizing the respective determinations for each of the triangular polygons M (N) whose surfaces are divided with respect to the workpiece in the posture of the entrance angle. It is possible to execute a process of displaying a color gradient, that is, a shade of red in the viewpoint angle.
Therefore, on the screen of the display shown in FIG. 36, the triangular polygon M (N) on each surface of the workpiece A (in the basin angle posture) is displayed together with the water surface B (horizontal posture). For each triangular polygon M (N), the above-mentioned “film thickness T obtained by combining the respective determinations” is displayed in red and light. Further, the posture of the workpiece A can be changed to various different viewpoint angles, and the “film thickness T obtained by combining the respective determinations” when viewed from the viewpoint angles can be displayed in a gradient manner.
[0025]
As described above, whether or not an air pocket or water flows in a work to be subjected to hydraulic transfer printing by the operation of a program using a computer using the recording medium of the present embodiment, and how much. Whether the transfer printing film of thickness is formed can be displayed on the display in units of triangular polygons on the work surface and in various different tank angle orientations. Judgment can be made in advance.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a product or a prototype (a material to be transferred) to be subjected to hydraulic transfer printing can be used by a computer without actually trying the hydraulic transfer printing process using the prototype. Depending on the operation of the program, the result of the transfer printing in the simulation process, that is, whether air pockets or water inflows occur, and how thick the transfer printing film is formed Therefore, it is possible to display on the display for each of the entrance angle postures of each of the tanks, so that it is possible to determine or predict in advance in a short time whether or not transfer failure has occurred.
Therefore, according to the present invention, since the presence or absence of transfer failure can be determined in a short time, the number of hydraulic transfer printing trials within a certain period can be increased. The effect that it leads to improvement is acquired.
In addition, according to the present invention, it is probably unnecessary to create a prototype that has been made by the conventional method, and the necessity of the hydraulic transfer printing test itself using the prototype is greatly reduced. Therefore, according to the present invention, it is possible to greatly shorten the period from designing the outer shape of the target product to be hydraulic transfer printed to shifting to mass production of the product by hydraulic transfer printing. In addition, the effect that the cost can be significantly reduced is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a program flowchart showing a hydraulic transfer printing simulation program recorded on a recording medium according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating a vertex table of a basic posture recorded in a data area of a recording medium according to an embodiment.
FIG. 3 is a diagram illustrating a vertex table after posture conversion recorded in a data area of a recording medium according to an embodiment.
FIG. 4 is a diagram illustrating a display vertex table recorded in a data area of a recording medium according to an embodiment.
FIG. 5 is a diagram illustrating coordinate axes applied in a program recorded on the recording medium of the embodiment.
FIG. 6 is a diagram illustrating a triangular polygon table recorded in a data area of a recording medium according to an embodiment.
FIG. 7 is a schematic diagram showing a triangular polygon used in the program of the embodiment.
FIG. 8 is a program flowchart showing a coordinate conversion program recorded on the recording medium of the embodiment.
FIG. 9 is a program flowchart showing a first air pocket determination program recorded on the recording medium of the embodiment.
FIG. 10 is a program flowchart showing a subroutine “calculation of non-air pockets” incorporated in the first air pocket determination program of FIG. 9;
11 is a program flowchart showing a subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” incorporated in the subroutine “Calculation of non-air pockets” in FIG.
FIG. 12 is a sub-routine of “Does M (N) in front of other triangular polygons that overlap with G” in the subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in FIG. 3 is a program flow diagram showing a section together with a diagram illustrating each process.
13 is a program flowchart showing an intermediate part of a subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlapping” following the subroutine of FIG. 12 together with diagrams illustrating each process.
FIG. 14 is a program flowchart showing a rear portion of a subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlapping” following the subroutine of FIG. 13 together with a diagram illustrating each process;
FIG. 15 is a program flowchart showing a second air pocket determination program recorded in the recording medium of the embodiment.
FIG. 16 is a program flowchart showing the first half of a subroutine “determination of air pocket correctness / noness of adjacent triangular polygon and count of new non-air pocket” incorporated in the second air pocket determination program of FIG. 15;
FIG. 17 is a program flowchart showing a second half of a subroutine “determination of air pockets of adjacent triangular polygons and counting of new non-air pockets” following the subroutine of FIG. 16;
FIG. 18 is a program flowchart showing a first inflow determination program recorded in the recording medium of the embodiment.
FIG. 19 is a program flowchart showing a subroutine “calculation of non-flow” incorporated in the first flow determination program of FIG. 18;
FIG. 20 is a program flowchart showing a subroutine “Is M (N) in front of other triangular polygons overlapping with G” incorporated in the subroutine “calculation of non-flow” in FIG. 19;
FIG. 21 is a sub-routine of “Does M (N) in front of other triangular polygons that overlap with G” in the subroutine “Does XY projection plane of triangle M (N2) and G overlap” in FIG. 3 is a program flow diagram showing a section together with a diagram illustrating each process.
FIG. 22 is a program flow diagram showing an intermediate part of a subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlapping” following the subroutine of FIG. 21 together with diagrams illustrating each process;
FIG. 23 is a program flow diagram showing a rear portion of a subroutine “Is XY projection plane of triangle M (N2) and G overlapping” following the subroutine of FIG. 22 together with a diagram illustrating each process;
FIG. 24 is a program flowchart showing a second inflow determination program recorded in the recording medium of the embodiment.
FIG. 25 is a program flowchart showing the first half of a subroutine “Judgment of whether or not adjacent triangular polygons are flowing correctly and counts a new non-flowing” incorporated in the second flow determining program of FIG. 24;
FIG. 26 is a program flowchart showing the latter half of the subroutine “Judgment of whether or not adjacent triangle polygons are flowing, and counting of new non-flowing” following the subroutine of FIG. 25;
FIG. 27 is a program flowchart showing a transfer film thickness determination program recorded on the recording medium of the embodiment.
FIG. 28 is a program flowchart showing a subroutine “calculation of surface angle” incorporated in the transfer film thickness determination program of FIG. 27 together with a diagram illustrating each process.
FIG. 29 is a program flowchart showing a subroutine “convert surface angle into film thickness” incorporated in the transfer film thickness determination program of FIG. 27;
FIG. 30 is a program flowchart showing a display program recorded in the recording medium of the embodiment.
FIG. 31 is a program flowchart showing a subroutine “work rotation” incorporated in the display program of FIG. 30;
FIG. 32 is a program flowchart showing a subroutine “movement of viewpoint” incorporated in the display program of FIG. 30;
FIG. 33A is a program flowchart showing a subroutine “rearranged in order of distance of viewpoint” incorporated in the display program of FIG. 30; FIG. 33 (b) is a diagram showing the main part of the triangular polygon table before rearrangement, and FIG. 33 (c) is a diagram showing the main part of the triangular polygon table after rearrangement.
34 is a program flowchart showing a subroutine “display all triangular polygons” incorporated in the display program of FIG. 30. FIG.
FIG. 35 is a program flowchart showing a subroutine “Calculate triangle color” incorporated in the subroutine “Display all triangular polygons” in FIG. 35;
FIG. 36 is a diagram showing one screen of a display displayed by an operation of a computer using the recording medium of the example.
FIG. 37 (a) is a schematic diagram showing a state in which each surface of a cubic work is divided into a number of triangular polygons by a finite element program, and FIG. 37 (b) is a surface of a spherical work by a finite element program. It is a figure which shows a mode that was divided | segmented into many triangular polygons.
FIG. 38 is a diagram for explaining which surface portion of the transfer object can be an air pocket.
FIG. 39 is a diagram illustrating logic that is penetrated by the first air pocket determination program in the embodiment for determining a portion that does not become an air pocket;
FIG. 40 is a diagram illustrating logic that is penetrated by a second air pocket determination program in the embodiment in order to determine a portion that does not become an air pocket.
FIG. 41 is a diagram illustrating a method for determining a portion that does not become an air pocket according to the second air pocket determination program in the embodiment.
FIG. 42 is a diagram for explaining on which surface portion of the transfer object water can flow.
FIG. 43 is a diagram for explaining the logic that is run through the first inflow determination program in the embodiment in order to determine a region where no inflow of water occurs.
FIG. 44 is a diagram illustrating logic that is run through a second inflow determination program in the embodiment for determining a portion where water does not flow.
FIG. 45 is a diagram illustrating a method for determining a portion where water does not flow according to the second flow determination program in the embodiment.
FIG. 46 is a diagram for explaining the fact that the thickness of the transfer printed film varies depending on the change in the surface angle. FIG. 46 (a) shows the case where the surface angle is 0 °, and FIG. FIG. 46 (c) shows a case where the surface angle is between 0 ° and 180 °, and FIG. 46 (c) shows a case where the surface angle is 180 °.
FIG. 47 is a diagram for explaining that the thickness of the transfer printing film is a function of the surface angle.
FIG. 48 is a graph showing a case where a negative linear function is established between the surface angle and the film thickness.
FIG. 49 is a diagram illustrating a state in which a transfer defect called an air pocket occurs in a hydraulic transfer printing process.
FIG. 50 is a diagram illustrating a state in which a transfer failure such as inflow of water occurs in the water pressure transfer printing process.
FIG. 51 is a schematic diagram showing an overall configuration of a general apparatus used in a hydraulic transfer printing process.
[Explanation of symbols]
10 Triangular polygon
11 Transfer tank
12 Transfer film
14 Water
A Transfer object
Claims (6)
該水圧転写印刷模擬プログラムは、被転写物の入力された頂点座標データに基づいて被転写物の各表面を任意数の三角ポリゴンに分割する有限要素プログラムと、
被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際エアポケットとなって転写印刷されない可能性がある表面部位であるかどうかの判定を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行するプログラムであって、該プログラムは、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より上側の視線方向で眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定するエアポケット判定プログラムと、
被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際水の流込みが生じて転写印刷されない可能性がある表面部位であるかどうかの判定を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行するプログラムであって、該プログラムは、上記の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より下側の視線方向で眺めたとき、死角にならない部位の三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定する流込み判定プログラムと、
被転写物を入力された入槽角の姿勢にて転写槽に模擬浸漬した際転写印刷される膜の厚さを、被転写物のある表面部位と転写槽内の転写フィルム表面との面角度の値と該転写印刷膜の厚さとの関数に基づいて算定する処理を分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行する転写膜厚判定プログラムと、そして、
各三角ポリゴンについての上記の判定の結果を各々個別にもしくは合成して上記ディスプレイ上に表示する表示プログラムとを有してなることを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。A recording medium for recording a hydraulic transfer printing simulation program for determining the quality of transfer printing in a simulated process of hydraulic transfer printing for each surface portion of a transfer object and displaying the result on a computer display,
The hydraulic transfer printing simulation program includes a finite element program that divides each surface of a transfer object into an arbitrary number of triangular polygons based on vertex coordinate data input to the transfer object;
For each triangular polygon that is divided to determine whether it is a surface part that may not be transferred and printed as an air pocket when the transfer object is immersed in the transfer tank at the input tank angle posture A program to be executed , and when the program is viewed in the viewing direction above the periphery and above the horizontal with respect to the transferred object in the above posture, the triangular polygon of the portion that does not become a blind spot does not become an air pocket. An air pocket determination program for determining that the part is a triangular polygon ;
Each triangle divided to determine whether it is a surface part that may not be transferred and printed due to the inflow of water when the transferred object is simulated immersed in the transfer tank at the input tank angle posture A program to be executed on a polygon , and the program is such that a triangular polygon of a portion that does not become a blind spot when viewed in a line-of-sight direction below the periphery of the transferred object in the above posture. An inflow determination program that determines that the polygon is a triangular polygon in a region where no inflow occurs ,
The thickness of the film to be transferred and printed when the transfer object is simulated immersed in the transfer tank at the angle of the input tank angle, the surface angle between the surface part where the transfer object is located and the transfer film surface in the transfer tank A transfer film thickness determination program for executing processing for calculating each of the divided triangular polygons based on a function of the value of the transfer print film thickness and the transfer print film thickness ; and
What is claimed is: 1. A computer-readable recording medium comprising: a display program that displays the determination results for each triangular polygon individually or in combination and displayed on the display.
前記入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して、その周囲よりかつ水平より上側の視線方向で眺めたとき、死角になる部位であっても、エアポケットとならない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラムをさらに有してなることを特徴とする、請求項1記載の記録媒体。 When the transferred object in the input tank angle posture is viewed in the line-of-sight direction above the periphery and above the horizontal, even if it is a part that becomes a blind spot, it is determined as a part that does not become an air pocket. The program further includes a program for determining that the triangular polygon located below the triangular polygon of the part that does not become the air pocket is the triangular polygon of the part that does not become the air pocket. The recording medium according to claim 1, wherein:
前記入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対してその周囲よりかつ水平より下側の視線方向で眺めたとき、死角になる部位であっても、水の流込みが生じない部位と判定された部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、該水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定するプログラムをさらに有してなることを特徴とする、請求項1記載の記録媒体。 A part where water does not flow even if it is a part that becomes a blind spot when viewed in the line-of-sight direction below the periphery of the transferred object in the posture of the input tank angle. As for the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the portion determined to be, the triangular polygon located above the triangular polygon of the portion where water does not flow is a triangular polygon of the portion where water does not flow The recording medium according to claim 1, further comprising a program for determining.
入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して上方よりそしていくつかの水平方向よりそれぞれ眺めたとき死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定する第一のエアポケット判定プログラムと、
前記のエアポケットとならない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして下方に位置する三角ポリゴンはエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、続いてこの新たに判定されたエアポケットとならない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該エアポケットとならない部位の三角ポリゴンよりも下方に位置するかどうかの判断を実行し、そして下方に位置する三角ポリゴンもまたエアポケットとならない部位の三角ポリゴンであると判定し、さらに以降、この処理を繰り返す第二のエアポケット判定プログラムとを有してなることを特徴とする、請求項2記載の記録媒体。The air pocket determination program is
Judgment is made for each divided polygonal polygon that it is a part that does not become a blind spot when viewed from above and several horizontal directions with respect to the transferred object in the posture of the input tank angle. And a first air pocket determination program for determining that a triangular polygon of a part that does not become a blind spot is a triangular polygon of a part that does not become an air pocket,
The triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket is positioned below the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket, under the condition of the entrance angle where the transferred object is input. And determines that the triangular polygon located below is a triangular polygon that does not become an air pocket, and is adjacent to the newly determined triangular polygon that does not become an air pocket. With respect to the triangular polygon, a determination is made as to whether or not the transferred object is positioned below the triangular polygon of the portion that does not become the air pocket under the condition that the transferred object is in the posture of the entrance angle. It is determined that the triangular polygon to be processed is also a triangular polygon that does not become an air pocket. And characterized by having an air pocket determination program according to claim 2 recording medium according.
入力された入槽角の姿勢にある被転写物に対して下方より眺めたとき死角にならない部位であるかどうかの判断を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行し、そして死角にならない部位の三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定する第一の流込み判定プログラムと、
前記の水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして上方に位置する三角ポリゴンは水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、続いてこの新たに判定された水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンに隣接する三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、該流込みが生じない部位の三角ポリゴンよりも上方に位置するかどうかの判断を実行し、そして上方に位置する三角ポリゴンもまた水の流込みが生じない部位の三角ポリゴンであると判定し、さらに以降、この処理を繰り返す第二の流込み判定プログラムとを有してなることを特徴とする、請求項3記載の記録媒体。The above inflow determination program is
Judgment is made for each triangle polygon that is not a blind spot when viewed from below with respect to the transferred object in the posture of the input entrance angle. A first inflow determination program for determining that the triangular polygon is a triangular polygon in a region where water does not flow;
With respect to the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the portion where the water does not flow, the triangular polygon of the portion where the flowing does not occur under the condition of the entrance angle where the transferred object is input Is determined to be located above, and it is determined that the triangular polygon located above is a triangular polygon in a region where water does not flow, and then this newly determined water flow is determined. Is the triangular polygon adjacent to the triangular polygon of the part where no transfer occurs located above the triangular polygon of the part where the transferred object does not occur under the condition of the entrance angle where the transferred object is input? And determine that the triangular polygon located above is also a triangular polygon in a region where water does not flow, and then repeat this process. Characterized by comprising a preparative, claim 3 recording medium according.
分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて、被転写物が入力された入槽角の姿勢にある条件の下で、転写槽内の転写フィルム表面に対する面角度を算出する処理を実行する面角度算出プログラムと、
算出された面角度値の代入により、転写印刷膜の厚さを面角度と該膜厚との関数に基づいて算定する処理を、分割されたそれぞれの三角ポリゴンについて実行する膜厚算定プログラムとを有してなり、
そして所望により、上記表示プログラムは、各三角ポリゴンについての算定された膜厚値を上記ディスプレイ上に段階表示もしくは勾配表示するプログラムを組み込んでなることを特徴とする、請求項1記載の記録媒体。The transfer film thickness determination program is
A surface angle calculation program for executing processing for calculating the surface angle with respect to the transfer film surface in the transfer tank under the condition that the transferred object is in the position of the tank angle to which the transferred object is input, for each of the divided triangular polygons; ,
A film thickness calculation program that executes a process for calculating the thickness of the transfer printing film based on a function of the surface angle and the film thickness by substituting the calculated surface angle value for each of the divided triangular polygons. Have
2. The recording medium according to claim 1, wherein the display program incorporates a program for displaying the calculated film thickness value for each triangular polygon in a stepwise or gradient manner on the display as desired.
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