JP3869683B2 - 充電式電話端末の電源制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電式の電話端末に関し、特に電話端末の電源オン(ON)/オフ(OFF)制御のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、電源としてリチウムイオン2次電池、ニッケル水素2次電池、或いはニッケルカドミウム電池等を内蔵しており、携帯電話機を外部の充電器に繋いで充電することができる。なお、携帯電話機のユーザは充電時間の短縮等のために携帯電話機の電源スイッチをオフにした状態(以下、「電源オフ状態」という。)で充電を開始する場合がある。
【0003】
従来、電源オフ状態で携帯電話機を充電器に繋いで充電をした場合には、携帯電話機の充電に関する充電機能のみが用いられ、充電完了の際に携帯電話機を充電器から取り外すと携帯電話機は電源オフ状態のままとなる。
即ち、従来の携帯電話機は、充電器に接続されているか否かを検出する接続検出回路を有し、電源オフ状態で充電器と接続されると、接続検出回路が充電器との接続を検出してこの接続検出を契機としてCPUを起動しソフトウェア制御によって充電機能のみを実行するようにつくられており、また、電源オフ状態で充電器に接続されて充電された後に充電器から外されると、接続検出回路が充電器から接続されていないことを検出するのでこの検出時点でCPUを停止して電源オフ状態になるようにつくられている。
【0004】
なお、携帯電話機の、着信を待つ機能や通話をする機能は、電源オフ状態では利用できない。
従って、携帯電話機のユーザは、充電器から取り外した後に、着信を待つ機能や通話をする機能を利用したい場合には、例えば携帯電話機の電源ボタンをしばらく押す操作等の、電源スイッチをオンにする操作を行わなければならない。電源スイッチがオンにされた状態(以下、「電源オン状態」という。)になれば一般的な携帯電話機は、着信を待つ、いわゆる待ち受け状態になり、この状態において着信があるとユーザは通話を行うことができるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この電源スイッチをオンにする操作が煩わしいと感じるユーザもいる。
そこで、本発明は、かかる操作性の改善を図るべくなされたものであり、電源オフ状態で充電した携帯電話機等の電話端末を充電器から取り外した後に、ユーザが電源スイッチをオンにする操作を行わなくても着信を待つ機能や通話をする機能を利用できるようにする、充電式電話端末の電源制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置は、外部からの充電式電話端末への電圧印加が断たれたことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
この電源オン状態は、ユーザが充電式電話端末の電源スイッチを操作してオンにしたときと同様の状態であって、いわゆる待ち受け状態等を含む状態である。上記構成により、充電式電話端末が充電器等の電力供給源から取り外される等により電力の供給を受けなくなった後、即ち電圧印加を受けなくなった後に、ユーザが電源スイッチをオンにする操作を行わなくても、電源制御装置が充電式電話端末への外部からの電圧印加が断たれたことを検知すると電源オン状態にするため、ユーザは煩わしい操作をすることなく充電器等から充電式電話端末を取り外すだけで充電式電話端末の着信を待つ機能等を利用できるようになる。
【0008】
また、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置は、充電式電話端末が充電器から取り外されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段とを備えることを特徴とする。
上記構成により、充電式電話端末が充電器から取り外されたことを検知すると、電源制御装置が充電式電話端末を電源オン状態にするため、ユーザは煩わしい操作をすることなく充電式電話端末の着信を待つ機能等を利用できるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置の実施の形態について、図面を用いて説明する。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯電話機100の機能ブロック図である。なお、同図には携帯電話機100の他に充電器200を示している。また、同図では太線により電力供給用の配線を示している。
【0010】
同図に示すように携帯電話機100は、接続検出回路110、電源回路120、制御部130、送受信回路150、キー処理回路160及び液晶ディスプレイ(LCD)170を備える。
ここで、接続検出回路110は、充電器から電源回路120に対して電圧が印加されているか否かを検出し制御部130に伝える回路である。
【0011】
電源回路120は、電池121を含み、充電処理部131或いは電源制御部132の制御を受けて、電池121への充電や電池121からの携帯電話機各部への電力供給を行う回路である。ここで、電池121は、携帯電話機100の電源となる充電可能な電池であって、例えばリチウムイオン2次電池である。
送受信回路150は、マイクから入力された音声信号を圧縮符号化し変調等して無線信号にしアンテナから送信するとともに、アンテナから受信した無線信号を復調、復号等して音声信号にしてスピーカから出力する機能や、無線基地局と間で制御信号をやり取りするための機能を備える回路である。
【0012】
キー処理回路160は、ユーザによる携帯電話機のキー押下を検出して制御部130に伝える回路であり、LCD170は、制御部130から伝えられた文字その他の画像を表示するものである。
制御部130は、携帯電話機100の各部を制御するものであり、ハードウェア的にはCPU、メモリ等で構成され、機能的には充電処理部131、電源制御部132、設定情報格納部133及び基本処理部140を有する。なお、制御部130の各機能は、メモリ自体、或いはメモリに格納された制御プログラムがCPUに実行されることにより実現される。また、制御部130は、接続検出回路110から充電器からの電圧印加の開始が検出されたことをハードウェア割込みにより伝えられると充電処理部131を起動し、充電器からの電圧印加が断たれたことが検出されたことをハードウェア割込みにより伝えられると電源制御部132を起動する。
【0013】
充電処理部131は、従来の充電式携帯電話機と同様に、充電器から電圧が印加されている間において電源回路120を制御する等により充電機能を実現する部分である。
設定情報格納部133は、不揮発性メモリの一領域であり、充電器から携帯電話機を取り外した際に自動的に電源オン状態にする機能(以下、「自動電源オン機能」という。)を使用するか否かを示す設定情報を格納するための領域である。なお、設定情報は、例えば、1ビットの情報であり、自動電源オン機能を使用することを1という値で表し、自動電源オン機能を使用しないことを0という値で表す。
【0014】
電源制御部132は、設定情報格納部133に格納されている設定情報に基づいて、充電器からの電圧印加が断たれた時において携帯電話機を電源オフ状態又は電源オン状態にするための制御をする機能を有する。この制御は後述する電源制御処理の実行により実現される。
基本処理部140は、電源オン状態において利用可能な各種機能を実現するものであり、通信制御部141と設定登録部142とを含む。ここで、通信制御部141は、従来の携帯電話機における一般の通信制御を行う通話や着信を待つ機能を実現するものであり、必要に応じて送受信回路150を制御する。また、設定登録部142は、LCD170及びキー処理回路160を用いて設定情報をユーザに指定させるためのユーザインタフェースを実現して、指定された設定情報を設定情報格納部133に格納するものである。
【0015】
図2は、設定登録部142によりLCD170に表示される画面の例を示す図である。
同図に示す画面は、例えばユーザが携帯電話機に特定のキー操作を行うことにより表示され、この画面が表示された状態でユーザは携帯電話機における方向を指定するためのキーを押下すること等により、充電器から携帯電話機が取り外されたときに自動電源オン機能を使用するか否かを選択することができる。
【0016】
<動作>
以下、上述の構成を備える携帯電話機100の動作について説明する。なお、ここでは電源オフ状態で充電が開始されたときにおける動作を説明する。
携帯電話機100は、充電器に接続されているときには充電処理部131により電池121への充電の制御を行い、充電器から取り外されたときに電源制御処理を行う。
【0017】
図3は、携帯電話機100の行う電源制御処理を示すフローチャートである。
携帯電話機100の接続検出回路110が外部からの電圧印加が行われなくなったことを検出するまでは、制御部130はその検出を待ちつつ(ステップS11)、充電処理部131により充電制御を行う。
電圧印加が行われなくなったことを検出すると、制御部130は電源制御部132を起動し、電源制御部132は、設定情報格納部133に格納されている設定情報が自動電源オン機能を使用する旨を示すか否かを判定する(ステップS12)。
【0018】
ステップS12において、設定情報が自動電源オン機能を使用する旨を示すと判定した場合には電源制御部132は、電源オン処理を行い(ステップS13)、電源制御処理を終了する。この電源オン処理は、電源回路120に携帯電話機100の各部への電力供給を行わせるとともに、基本処理部140を起動して電源制御部132の動作を停止する処理であり、このステップS13の電源オン処理が行われると、電源オン状態となり通信制御部141の通信制御により、いわゆる待ち受け状態になる。
【0019】
なお、電源オン状態においてユーザがテンキーを押下してダイアルする等、特定のキー操作を行うと基本処理部140は通信制御部141に送受信回路150を制御させてユーザが通話できるようにする。また、電源オン状態においてユーザが別の特定のキー操作を行うと基本処理部140は設定登録部142にユーザによる自動電源オン機能の要否の選択を受け付けさせる。
【0020】
ステップS12において、設定情報が自動電源オン機能を使用しない旨を示すと判定した場合には電源制御部132は、電源オフ処理を行い(ステップS14)、電源制御処理を終了する。このステップS14の電源オフ処理は、従来の充電式携帯電話機が行っている処理と同様であり、携帯電話機100の各部への電力供給を停止させるよう電源回路120を制御する処理である。なお電源オフ処理を実行すると、制御部130を構成するCPUへの電源供給も停止するため制御部130は動作しなくなる。
<実施の形態2>
以下、本発明の実施の形態2に係る携帯電話機600について説明する。
【0021】
実施の形態1で説明した携帯電話機100が、充電器から外された時に電源オン状態にし得る自動電源オン機能を有するのに対して、実施の形態2に係る携帯電話機600は、充電器から外された後、所定時間経過前に蓋(フリップ)が開かれた場合に電源オン状態にし得る自動電源オン機能を有する点が異なる。
図4は、実施の形態2に係る携帯電話機600の自動電源オン機能を説明するための図である。
【0022】
携帯電話機600は、状態501では充電器200に接続されており、状態502では充電器から取り外されており、状態503ではフリップが開かれている。携帯電話機600は、自動電源オン機能を使用する旨がユーザにより設定されている場合には、電源オフ状態で充電器200に接続されても、ユーザの操作により状態501から状態503へと一定時間内に状態が変えられたならば電源オン状態に変化する。
【0023】
<構成>
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯電話機600の機能ブロック図である。なお、同図には携帯電話機600の他に充電器200を示している。また、同図に示した携帯電話機600の構成要素のうち実施の形態1で示したものと同一のものには、実施の形態1と同じ符号を付しており、これらについてはここでは詳しい説明を省略する。
【0024】
同図に示すように携帯電話機600は、接続検出回路110、電源回路120、制御部630、計時回路680、開閉検出部690、送受信回路150、キー処理回路160及びLCD170を備える。
ここで、計時回路680は、時間経過を計測するいわゆるタイマーであり、制御部630から時間の指定と計測開始の指示とを受けて、その指定された時間の経過時にCPUに対して割込みをかける等によって制御部630に時間経過を伝える機能を有する。
【0025】
開閉検出部690は、フリップが閉じられた状態から開かれた状態に変化したことを検出して、フリップが開かれた旨をCPUに対して割込みをかける等によって制御部630に伝える機能を有するものであり、この検出は例えば、フリップの開閉によって物理的接点が開いたり閉じたりするスイッチを用いて、接点が閉じたときにのみ特定の回路へ電流が流れるような構造を利用することによって行われる。
【0026】
制御部630は、携帯電話機600の各部を制御するものであり、ハードウェア的にはCPU、メモリ等で構成され、機能的には充電処理部131、電源制御部632、設定情報格納部133及び基本処理部140を有する。なお、制御部630の各機能は、メモリ自体、或いはメモリに格納された制御プログラムがCPUに実行されることにより実現される。また、制御部630は、接続検出回路110から充電器からの電圧印加の開始が検出されたことをハードウェア割込みにより伝えられると充電処理部131を起動し、充電器からの電圧印加が断たれたことが検出されたことをハードウェア割込みにより伝えられると電源制御部632を起動し、電源制御部632を起動している間においては計時回路680及び開閉検出部690からの通知を電源制御部632に伝える。
【0027】
電源制御部632は、設定情報格納部133に格納されている設定情報に基づき、充電器からの電圧印加が断たれた時において携帯電話機を電源オフ状態又は電源オン状態にするための制御をする機能を有する。なお、電源制御部632は、開閉検出部690からフリップが開かれた旨の通知を受けることと計時回路680を用いて一定の時間経過を検出することとにより、電源オン状態にするための制御、つまり電源制御処理を行う。
【0028】
<動作>
以下、上述の構成を備える携帯電話機600の動作について説明する。なお、ここでは電源オフ状態で充電が開始されたときにおける動作を説明する。
携帯電話機600は、充電器に接続されているときには充電処理部131により電池121への充電の制御を行い、充電器から取り外されたときに電源制御処理を行う。
【0029】
図6は、携帯電話機600の行う電源制御処理を示すフローチャートである。携帯電話機600の接続検出回路110が外部からの電圧印加が行われなくなったことを検出するまでは、制御部630はその検出を待ちつつ(ステップS21)、充電処理部131により充電制御を行う。
電圧印加が行われなくなったことを検出すると、制御部630は電源制御部632を起動し、電源制御部632は、設定情報格納部133に格納されている設定情報が自動電源オン機能を使用する旨を示すか否かを判定する(ステップS22)。
【0030】
ステップS22において、設定情報が自動電源オン機能を使用する旨を示すと判定した場合には電源制御部132は、計時回路680に対して30秒を設定しタイマー動作を開始するように指示を与え(ステップS23)、30秒が経過する迄、開閉検出部690からのフリップが開かれた旨の通知を待つ(ステップS24、S25)。
【0031】
ステップS25において30秒が経過したことの通知を計時回路680から受けた場合、及びステップS12において設定情報が自動電源オン機能を使用しない旨を示すと判定した場合には、電源制御部632は電源オフ処理を行い(ステップS27)、電源制御処理を終了する。なお、ステップS27の電源オフ処理は、従来の充電式携帯電話機が行っている処理と同様であり、携帯電話機600の各部への電力供給を停止させるよう電源回路120を制御する処理である。なお電源オフ処理を実行すると、制御部630を構成するCPUへの電源供給も停止するため制御部630は動作しなくなる。
【0032】
ステップS24においてフリップが開かれた旨の通知を受けたと判定した場合には、電源制御部632は、電源オン処理を行い(ステップS26)、電源制御処理を終了する。このステップS26の電源オン処理は、電源回路120に携帯電話機600の各部への電力供給を行わせるとともに、基本処理部140を起動して電源制御部632の動作を停止する処理であり、この電源オン処理が行われると、電源オン状態となり通信制御部141の通信制御により、いわゆる待ち受け状態になる。
【0033】
以上説明した動作により、電源オフ状態で充電されている携帯電話機600は、自動電源オン機能の使用が指定されている場合であっても、外部からの電圧印加が停止した後、30秒以内にユーザがフリップを開けるという操作をした場合に限り電源オン状態になる。これにより、停電が起こった場合や、充電器が過充電を防止するために充電完了時に電力供給を停止するような場合等、ユーザが携帯電話機を使用したいという意思をもっていると想定されない場合にまで電源オン状態にすることを防止することができる。
<補足>
以上、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置について、実施の形態1、2に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限られないことは勿論である。即ち、
(1)両実施の形態では、電源制御部とこれに関連して自動電源オン機能を実現する部分を含む携帯電話機について説明したが、本発明は携帯電話機用の電源制御装置に限定されることはなく、本発明に係る電源制御装置はパーソナルハンディホンシステム(PHS)の携帯機や携帯情報端末(PDA)等を含む様々な電話端末に内蔵することができる。
【0034】
(2)両実施の形態では、携帯電話機と充電器との接続が断たれたことを判定するために(ステップS11等)、接続検出回路110が外部からの電圧印加が断たれたことを検出するようにしたが、この他に、携帯電話機側に物理的構造のスイッチを設けて、充電器と接続されている時と切断されている時とにおいて、この物理的構造のスイッチの状態が変化するようにしておき、このスイッチの状態の変化を検出することにより、携帯電話機と充電器との接続が断たれたこと即ち携帯電話機が充電器から取り外されたことを判定することとしてもよいし、いかなるセンサを利用して携帯電話機と充電器との接続が断たれたことを判定することとしてもよい。
【0035】
(3)両実施の形態では、携帯電話機の充電に充電器を用いることとしたが、充電器は電力供給源であればよく、いわゆる電源コンセントであっても差し支えない。なお、携帯電話機外部から供給される電力を電池に充電するための機構は、どのように構成されていてもよい。
(4)両実施の形態では特に示さなかったが、電源オフ状態である場合において充電器との接続が断たれた場合に自動電源オン機能が働き得るように携帯電話機が構成されていればよく、例えば、充電中においては電源オフ状態であるか否かについて判定し、電源オフ状態である場合においてのみ図3或いは図6に示した電源制御処理が行われるようにしてもよいし、図3のステップS12の直前或いは図6のステップS22の直前に電源オフ状態であるかを判定して電源オフ状態でなければ電源制御処理を終了するようにしてもよい。
【0036】
(5)実施の形態1では、携帯電話機100が設定情報に基づいて自動電源オン機能を使用するか否かの判定を行うこととしたが、設定情報を不要とし、無条件に自動電源オン機能を使用することとしてもよい。図7は、この場合に携帯電話機100が行う電源制御処理を示すフローチャートである。これによれば、携帯電話機100が充電器200から取り外されるのみで(ステップS31)、電源オン処理(ステップS32)が行われるようになる。なお、ステップS32は実施の形態1で示したステップS13と同等内容の処理である。
【0037】
(6)実施の形態1では、自動電源オン機能を使用する旨がユーザによって設定されていた場合には携帯電話機と充電器との接続が断たれると電源オン状態にすることとしたが、充電との接続が断たれるという条件に、充電により電池121の電圧が予め定めた閾値以上になっているという条件を加えて、この両方の条件が満たされた場合にのみ電源オン処理を行うこととしてもよい。
【0038】
(7)実施の形態2では、電圧印加の停止からフリップを開くまでの制限時間は30秒としたが、これは例示にすぎず、10秒や60秒等としてもよい。また、フリップを開くまでの制限時間を予めユーザに指定させるようにしてもよい。この制限時間の指定のユーザインタフェースとしては、例えば、図2に示したような表示画面に、制限時間のデフォルト値を追加して表示し、ユーザがその制限時間の値をキー操作によって変更できるようにする方式等が考えられる。
【0039】
(8)実施の形態2では、携帯電話機と充電器との接続が断たれた後一定時間内にフリップが開けられた場合に限り電源オン状態にする例を示したが、充電器との接続が断たれた後一定時間内にフリップの開閉操作がなされた場合には、閉じた状態から開いた状態にされた場合のみならず開いた状態から閉じた状態にされた場合にも電源オン状態にすることとしてもよい。なお、ここでいうフリップの開閉は、携帯電話機本体が2つ折りになる形状のものである場合には、その本体の開閉であることとしてもよい。
【0040】
(9)両実施の形態で示した受信システムにおける受信端末装置の処理手順(図3、図6に示した手順等)を、プログラム実行機能を備えた電話端末に実行させるための制御プログラム(コンピュータプログラム)を、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ROM、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク等がある。流通、頒布されたコンピュータプログラムは、電話端末にインストール等されることにより利用に供され、その電話端末は当該コンピュータプログラムを実行して、両実施の形態で示したような動作を実行することができるようになる。
【0041】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置は、外部からの充電式電話端末への電圧印加が断たれたことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段とを備えることを特徴とする。
【0042】
これにより、充電式電話端末が充電器等の電力供給源から取り外される等により電圧印加が行われなくなった後、即ち電力の供給を受けなくなった後に、ユーザが電源スイッチをオンにする操作を行わなくても電源制御装置が充電式電話端末を電源オン状態にするため、ユーザは煩わしい操作をすることなく充電器等から充電式電話端末を取り外すだけで充電式電話端末の着信を待つ機能等を利用できるようになる。
【0043】
ここで、前記充電式電話端末は開閉可能な形状を備えるものであり、前記電源制御装置は、前記充電式電話端末の開閉状態が変化したことを検出する開閉変化検出手段を備え、前記電源オン手段は、前記検知手段により前記検知がなされた時から所定時間が経過するまでの間に前記開閉変化検出手段により開閉状態の変化が検出されたときに限り前記充電式電話端末を電源オン状態にすることとしてもよい。
【0044】
これにより、充電式電話端末が充電器等の電力供給源からユーザによって取り外されたのではなく他の原因によって充電式電話端末への電圧印加が停止した場合に電源オン状態になることを防止できるようになる。
また、本発明に係る充電式電話端末の電源制御装置は、充電式電話端末が充電器から取り外されたことを検知する検知手段と、前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段とを備えることを特徴とする。
【0045】
これにより、充電式電話端末が充電器から取り外された後に、電源制御装置が充電式電話端末を電源オン状態にするため、ユーザは煩わしい操作をすることなく充電式電話端末の着信を待つ機能等を利用できるようになる。
また、前記電源オン手段は、前記充電式電話端末に内蔵される電池の電圧が所定値以上に充電されている場合に限り前記充電式電話端末を電源オン状態にすることとしてもよい。
【0046】
これにより、充電式電話端末がある程度充電された後に充電器から取り外された場合にのみ電源オン状態になるので、例えば充電式電話端末と充電器とがコネクタにより接続されている場合において充電完了前にコネクタが偶然外れてしまったとき等に、電源オン状態になることを防止できるようになる。
また、前記電源制御装置は、不揮発性メモリと、電源オン制御機能を使用するか否かを示す設定情報のユーザによる入力を受け付けて当該設定情報を前記不揮発性メモリに格納する設定情報登録手段とを備え、前記電源オン手段は、前記不揮発性メモリに格納されている設定情報が電源オン制御機能を使用する旨を示すときに限り前記充電式電話端末を電源オン状態にすることとしてもよい。
【0047】
これにより、ユーザが自動電源オン機能を利用するか否かを指定することができるようになる。
また、前記充電式電話端末は、充電式携帯電話機であり、前記電源制御装置は、前記充電式携帯電話機に内蔵されることとしてもよい。
これにより、充電式携帯電話機のユーザが、電源スイッチをオフにしてその充電式携帯電話機を充電器に接続して充電した後に充電器から取り外すのみで、その充電式携帯電話機が電源オン状態になり得るため、ユーザは電源スイッチをオンにする操作を省略して通話等を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯電話機100の機能ブロック図である。
【図2】設定登録部142によりLCD170に表示される画面の例を示す図である。
【図3】携帯電話機100の行う電源制御処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯電話機600の自動電源オン機能を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る携帯電話機600の機能ブロック図である。
【図6】携帯電話機600の行う電源制御処理を示すフローチャートである。
【図7】携帯電話機100が行う電源制御処理の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100,600 携帯電話機
110 接続検出回路
120 電源回路
121 電池
130,630 制御部
131 充電処理部
132,632 電源制御部
133 設定情報格納部
140 基本処理部
141 通信制御部
142 設定登録部
150 送受信回路
160 キー処理回路
170 LCD
200 充電器
680 計時回路
690 開閉検出部
Claims (6)
- 開閉可能な形状を備える充電式電話端末の電源制御装置であって、
外部からの充電式電話端末への電圧印加が断たれたことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段と、
前記充電式電話端末の開閉状態が変化したことを検出する開閉変化検出手段とを備え、
前記電源オン手段は、前記検知手段により前記検知がなされた時から所定時間が経過するまでの間に前記開閉変化検出手段により開閉状態の変化が検出されたときに限り前記充電式電話端末を電源オン状態にする
ことを特徴とする電源制御装置。 - 充電式電話端末の電源制御装置であって、
充電式電話端末が充電器から取り外されたことを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記検知がなされた場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にする電源オン手段とを備え、
前記電源オン手段は、前記充電式電話端末に内蔵される電池の電圧が所定値以上に充電されている場合に限り前記充電式電話端末を電源オン状態にする
ことを特徴とする電源制御装置。 - 前記電源制御装置は、
不揮発性メモリと、
電源オン制御機能を使用するか否かを示す設定情報のユーザによる入力を受け付けて当該設定情報を前記不揮発性メモリに格納する設定情報登録手段とを備え、
前記電源オン手段は、前記不揮発性メモリに格納されている設定情報が電源オン制御機能を使用する旨を示すときに限り前記充電式電話端末を電源オン状態にする
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電源制御装置。 - 前記充電式電話端末は、充電式携帯電話機であり、
前記電源制御装置は、前記充電式携帯電話機に内蔵される
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源制御装置。 - CPUを備えており開閉可能な形状を備える充電式電話端末に、電源制御処理を行わせるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
前期電源制御処理は、
外部からの前記充電式電話端末への電圧印加が断たれたか否かを判定する電圧印加判定ステップと、
前記電圧印加判定ステップにより前記電圧印加が断たれたと判定された場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にするよう制御する電源オンステップと、
前記充電式電話端末の開閉状態が変化したか否かを判定する開閉変化判定ステップとを含み、
前記電源オンステップは、前記電圧印加判定ステップにより前記電圧印加が断たれたと判定された時から所定時間が経過するまでの間に前記開閉変化判定ステップにより開閉状態が変化したと判定されたときに限り前記充電式電話端末を電源オン状態にするよう制御する
ことを特徴とする記録媒体。 - CPUを備える充電式電話端末に、電源制御処理を行わせるためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体であって、
前期電源制御処理は、
前記充電式電話端末が充電器から取り外されたか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより充電器から取り外されたと判定された場合に前記充電式電話端末を電源オン状態にするよう制御する電源オンステップとを含み、
前記電源オンステップは、前記充電式電話端末に内蔵される電池の電圧が所定値以上に充電されているか否かを判定して、所定値以上に充電されている場合に限り前記充電式電話端末を電源オン状態にするよう制御する
ことを特徴とする記録媒体。
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