JP3866984B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents

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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッドスライダを支持するヘッドサスペンション及び磁気記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的な磁気記憶装置である磁気ディスク装置では、記録・再生用素子を有するヘッドスライダが、ヘッドサスペンションによって支持されるとともに、回転する磁気ディスクの表面から微小な高さで安定的に浮上され、情報の記録・再生が行われる。
【0003】
図1はヘッドサスペンション100を示す斜視図である。パーソナルコンピュータ(PC)等に接続された磁気ディスク装置において、PCのCPUから送信さられた記録データは、メインIC111を介してヘッドサスペンション100上のヘッドIC112に送信される。そして、その記録データはヘッドIC112により電流信号に変換され、ヘッドスライダ113の微小な記録用素子114に送信される。そして、電流信号としての記録データは、記録用素子114の導体コイルにより磁界信号に変換され、この磁界信号が印加された図示されない磁気ディスクに記録される。磁気ディスクに記録されたデータは、ヘッドスライダ113の微小な再生用素子115で再生され、記録と逆の経路で、CPUに送信される。
【0004】
ところで、ヘッドサスペンション100の先端に固定されたヘッドスライダ113は、磁気ディスクに対向するエアベアリング面(Air Bearing Surface)113−1の形状により、回転する磁気ディスクに伴って流入する空気流を利用して浮上力を発生させる。一方、ヘッドスライダ113を支持するヘッドサスペンション100は、ヘッドスライダ113を磁気ディスクに押付ける力(ロード力)を、ヘッドサスペンション100のばね部100−3により発生させる。ヘッドスライダ113は、浮上力とロード力を釣合いにより、磁気ディスクの表面から微小な浮上高さで安定的に浮上される。
【0005】
ここで、ロード力は、ヘッドサスペンション100によるばね荷重である。ヘッドサスペンション100は、その基部100−1がヘッドアーム121の端部121−1に固定された片持ちばねとなっている。そして、ヘッドサスペンション100は、その基部100−1とその先端のヘッドスライダ固定部100−2との間のばね部100−3の折り曲げ位置100−4で、磁気ディスク側に折り曲げられている。ロード力は、このばねのばね定数とばねの曲げ量との積により決定される。ばねの曲げ量は、浮上力を受けていない状態から、浮上力を受けて所定の高さで浮上している状態までのヘッドスライダ固定部100−2の変位量である。したがって、例えば、浮上高さが高いほど、ヘッドスライダ固定部100−2の変位量は増加し、ばねの曲げ量は増加するので、ロード力は増加する。なお、この変位方向は、ヘッドスライダ113の浮上方向であり、この方向をZ方向とする。
【0006】
一方、浮上力は、磁気ディスクの回転にともなってヘッドスライダ113に流入する空気流の圧力によって発生する。したがって、ヘッドスライダ113の浮上高さが低い場合は、空気流の圧力が増加し、浮上力が増加する。また、浮上高さが増加するほど、空気流の圧力が減少し、浮上力は減少する。
【0007】
したがって、ヘッドスライダ113は、ロード力と浮上力の釣合いの浮上高さで安定的に浮上する。なお、浮上高さは、磁気ディスク表面からヘッドスライダ113の記録用素子114の磁極先端までの距離である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
近年、高密度記録の要請から、再生出力を確保するため、ヘッドスライダのエアベアリング面を磁気ディスク表面に可能な限り近づけることが試みられている。ヘッドスライダの浮上高さが30nm程度にまで低減されている。
【0009】
他方、情報処理装置が扱う信号の周波数が高くなるに伴って、磁気ディスクに記録される信号の記録周波数は現在の200MHzを超える値、例えば500MHzにまで上げることが求められている。このように記録周波数が増加すると、高周波うず電流損失等により、記録用素子の導体コイルからの発熱が増加する。また、ヘッドサスペンションに取り付けられたヘッドICの発熱も増加する。
【0010】
これらの発熱によりヘッドサスペンション自体の温度が上昇し、熱膨張により伸長する。この場合、浮上力を受けていないときを想定すると、ヘッドスライダ自体は、ディスク表面に近づく方向に伸長する。したがって、この状態から浮上力を受けている状態までのヘッドサスペンションのばねの曲げ量(Z方向の変位量)は増加する。その結果、ヘッドサスペンションのロード力が増加し、ヘッドスライダの浮上力との釣合いがずれ、釣合いがとれる高さまで浮上高さが減少する。
【0011】
上述したようにヘッドスライダの浮上高さは微小であるので、ヘッドスライダが磁気ディスク表面に接触するおそれがある。接触した場合は、再生用素子により再生される信号波形が異常となり、磁気ディスク表面の保護膜は破壊され、又はヘッドスライダのエアベアリング面が損傷されるという問題が発生する。
【0012】
したがって、本発明の第1の目的は、ヘッドスライダの安定な浮上高さを確保可能とする磁気記憶装置を提供することである。また、本発明の第2の目的は、ヘッドスライダの浮上高さを制御可能なヘッドサスペンションを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的は請求項1に記載の如く、移動する磁気記録媒体に対して所定の高さで浮上し、少なくとも記録用素子を有するヘッドスライダと、該ヘッドスライダを支持し、ヘッドアームに取付けられているヘッドサスペンションとを備えた磁気記憶装置であって、記録周波数に応じて前記ヘッドスライダの浮上高さを変形素子を用いて調節可能としたことにより達成される。
【0014】
外的要因によるヘッドサスペンションのロード力の変動によって、ヘッドスライダの浮上高さが変動する。請求項1記載の発明によれば、記録周波数に応じて変形素子を伸縮させることによリ、ヘッドサスペンションのばねの曲げ量を変化させ、ロード力の変動を抑制し、ロード力とヘッドスライダの浮上力との釣合いを維持することができる。したがって、ヘッドスライダの浮上高さを安定化することができ、信頼性の高い磁気記憶装置を実現することができる。
【0015】
請求項2に記載の如く、請求項1に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子の変形量を制御する制御手段を備えた構成とすることができる。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、制御手段により変形素子を伸縮させることによって、ヘッドサスペンションのばねの曲げ量を適確に変化させ、ロード力の変動を抑制し、ロード力とヘッドスライダの浮上力との釣合いを維持することができる。したがって、ヘッドスライダの浮上高さを高精度に安定化することができ、信頼性の高い磁気記憶装置を実現することができる。
【0017】
なお、請求項3に記載の如く、請求項2に記載の磁気記憶装置において、前記制御手段は、周波数弁別回路であることを特徴とする構成とすることができる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、記録データを発生させるためのクロック信号を用いて変形素子の伸縮を制御することによって、ヘッドスライダの浮上高さの変動を適確に抑制し、ヘッドスライダの浮上高さを安定化することができる。
【0019】
また、請求項4に記載の如く、請求項2に記載の磁気記憶装置において、前記制御手段は、フィルタ回路と周波数弁別回路とからなる構成とすることができる。
【0020】
請求項4記載の発明によれば、記録データに含まれるデータ列を抽出して、このデータ列を用いて変形素子の伸縮を制御することによって、ヘッドスライダの浮上高さの変動を適確に抑制し、ヘッドスライダの浮上高さを安定化することができる。
【0021】
さらに、請求項5に記載の如く、請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子は圧電素子又は電歪素子であることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】
図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0023】
(第1実施例)
第1実施例は、図2から図5に示され、ヘッドスライダとヘッドサスペンションとの間に変形素子を設けた例である。
【0024】
まず図2及び図3を参照して、本実施例について説明する。
【0025】
図2は、本実施例に係る磁気ディスク装置20を示す平面図である。図2に示すように、ハウジング27内には、記録用素子13を有するヘッドスライダ21、ヘッドサスペンション22、ヘッドアーム23、磁気ディスク24、ハブ25等が設けられている。ヘッドサスペンション22はヘッドアーム23の端部23−1に取付けられ、またヘッドスライダ21はヘッドサスペンション22先端に固定されている。磁気ディスク24は、図示されないモータにより回転されるハブ25に取り付けられている。なお、このような磁気ディスク装置20では、記録用素子13を有するヘッドスライダ21が矢印の方向に回転する磁気ディスク24の表面から微小な高さで安定的に浮上され、記録用素子13が磁気ディスク24に情報の記録を行う。
【0026】
図3はヘッドサスペンション22を示した図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図、図3(c)は先端部を拡大した斜視図である。
【0027】
ヘッドサスペンション22は、ヘッドスライダ21のエアベアリング面21−1を磁気ディスク24に対向させるように配置され、この基部22−1のスペーサ33を介して、ヘッドアーム23の端部23−1に固定される。なお、ヘッドアーム23に連結された図示されないヘッドアクチュエータが駆動されることにより、ヘッドスライダ21の記録用素子13により、磁気ディスク24全面に記録させることができる。
【0028】
ヘッドサスペンション22の基材31は、例えばステンレスからなる厚さ約25μmの薄板であり、この基部22−1にはスペーサ33が溶接により固定されている。また、ヘッドサスペンション22の先端には、ヘッドスライダ固定部22−2が形成されており、これにヘッドスライダ21が固定されている。また、ヘッドサスペンション22の長手方向に沿って折曲げられたリブ34により形成された剛体部が設けられている。さらに、この剛体部より比較的剛性の低いばね部32が設けられている。ヘッドサスペンション22は、このばね部32と基部22−1との間の折り曲げ位置22−3で、磁気ディスク24側に折り曲げられている。このばね部32が薄板ばねとして機能し、ヘッドスライダ21を磁気ディスク24に押付けるロード力を発生させる。
【0029】
図3(a)から図3(c)に示すように、ヘッドサスペンション22のヘッドスライダ固定部22−2とヘッドスライダ21との間に変形素子41が設けられている。変形素子41は、この固定部22−2に固定され、この上にヘッドスライダ24が固定される。なお、ヘッドスライダ24を固定するための手法は、接着、貼付等でよい。
【0030】
また、この固定部22−2及びヘッドスライダ21の表面の一方に、変形素子41が真空蒸着法、スパッタ法等により形成され、それからこれらが固定されてもよい。
【0031】
変形素子41は、変形素子41に設けられた一対の電極により印加される電場により伸縮する、例えば、圧電素子、電歪素子等から選択される。圧電素子としては、例えば、PZT(チタン酸鉛・ジルコン酸鉛固溶体)、チタン酸バリウム(BaTiO3)をベースとしたセラミックを用いることができる。また、電歪素子としては、例えば、鉛−マグネシウム−ニオビウム結晶を用いることができる。
【0032】
本実施例では、変形素子41にPZT素子を用いている。サスペンション22のヘッドスライダ固定部22−2にPZT素子41を固定し、この上にヘッドスライダ21を固定した。変形素子41の大きさは、ヘッドスライダ21への固定を容易化する等の観点から、ヘッドスライダ21の大きさ以上とするのが好ましい。
【0033】
図3(c)に示すように、変形素子41の表面であって、Z方向に垂直な方向、例えばサスペンション22の長手方向であるY方向に、一対の電極35を設けている。電極35に電圧を印加すると、変形素子41はZ方向に収縮する。
【0034】
例えば、ある浮上高さで浮上しているヘッドスライダ21の変形素子41をZ方向に収縮させると、ヘッドサスペンション22のばねのZ方向の変位量が減少するので、ロード力が減少する。一方、浮上力はこの収縮によっては変化しない。したがって、浮上力がロード力より大きくなり、浮上力とロード力が釣合う高さまで浮上高さが増加する。
【0035】
図4及び図5は、変形素子41の変形量を制御するための制御手段42を電極35に接続した例を示す図である。制御手段42には、メインIC11等が接続されている。
【0036】
制御手段42には、例えば周波数弁別回路43を用いることができる。図4は制御手段が周波数弁別回路43である場合のヘッドサスペンション22を示す図である。メインIC11から記録データを発生させるためのクロック信号が周波数弁別回路43に送信され、ここで周波数−電圧変換され、クロック信号の周波数に一定の関係を有する電圧信号が変形素子41の電極35に出力される。周波数−電圧変換を行う回路としては、例えば積分回路を用いることができる。また、一定の関係とは、例えば、変形素子41の収縮量とその収縮によるヘッドスライダ21の浮上高さの変化の関係である。
【0037】
クロック信号の周波数が増加すると、記録データの周波数が増加し、記録用素子13の導体コイルやヘッドICの発熱が増加する。そして、この発熱の増加によりヘッドサスペンション自体の温度が上昇し、熱膨張によりヘッドサスペンションが伸長する。この場合、浮上力を受けていない状態を想定すると、ヘッドスライダ自体は、ディスク表面に近づく方向に伸長する。したがって、この状態から浮上力を受けている状態までのヘッドサスペンションのばねの曲げ量(Z方向の変位量)は増加する。その結果、ヘッドサスペンションのロード力が増加し、ヘッドスライダの浮上力との釣合いがずれ、釣合いがとれる高さまで浮上高さが減少する。これに対応して、本実施例によれば、制御回路43では、この記録データの周波数に基づいて変形素子41を収縮させることにより、上述したようにヘッドスライダの浮上高さを増加させることができ、このような熱膨張による浮上高さの減少を防止することができる。その結果、浮上高さの減少によるヘッドスライダ21と磁気ディスク表面との接触を防止することができ、信頼性の高い磁気ディスク装置を実現することができる。
【0038】
次に、制御手段がフィルタ回路45と周波数弁別回路43からなる変形例を説明する。図5は制御手段がフィルタ回路45と周波数弁別回路43からなる場合のヘッドサスペンション22を示す図である。
【0039】
メインIC11から記録データがフィルタ回路45に送信され、ある特定の周波数を有するデータ列が抽出され、このデータ列からなる信号が周波数弁別回路43に送信され、ここで周波数−電圧変換される。この電圧信号が変形素子41の電極35に出力される。また、この周波数弁別手段43の回路としては、上記の第1の例と同様のものを用いることができる。
【0040】
以上の構成により、本変形例は上記実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
(第2実施例)
第2実施例は、図2及び図6に示され、ヘッドアームとヘッドサスペンションとの間に変形素子を設けた例である。
【0041】
本実施例の磁気記憶装置としては、例えば、図2に示される第1実施例と同様の磁気ディスク装置20が用いられる。
【0042】
図6はヘッドアーム23に取付けられたヘッドサスペンション22を示した側面図である。図6(b)はサスペンションの取付け部を拡大した側面図である。
【0043】
図6(a)及び図6(b)に示すように、ヘッドサスペンション基部22−1のスペーサ33とヘッドアーム23の端部23−1との間に変形素子41が設けられている。なお、この基部22−1のヘッドサスペンション22の基材31とスペーサ33の間に変形素子41が設けられてもよい。
【0044】
これらを固定する手法としては、第1実施例と同様の手法を用いることができる。
【0045】
また、第1実施例と同様に、ヘッドサスペンション22の基材31、スペーサ33あるいはヘッドアーム23の端部23−1の表面に変形素子41が真空蒸着法、スパッタ法等により形成されてもよい。
【0046】
変形素子41は、第1実施例と同様の素子を用いることができる。ここでは、PZT素子を用いている。また、変形素子41の大きさは、固定を容易化する等の観点からスペーサ33と同程度の大きさとするのが好ましい。
【0047】
図6(b)に示すように、変形素子41のZ方向の表面に一対の電極35を設ける。電極35に電圧を印加すると、変形素子41はZ方向に伸長する。この場合、例えば、ある浮上高さで浮上しているヘッドスライダ21は、磁気ディスク24から離れる方向に移動するので、ヘッドサスペンション22のばねの曲げ量(Z方向の変位量)が減少するので、ロード力が減少する。したがって、浮上力がロード力より大きくなり、浮上力とロード力が釣合う高さまで浮上高さが増加する。
【0048】
変形素子41の変形量を制御する制御手段は第1実施例と同様の制御手段を用いることができる。
【0049】
以上の構成により、本実施例は、上記第1実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0050】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0051】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 移動する磁気記録媒体に対して所定の高さで浮上し、少なくとも記録用素子を有するヘッドスライダと、該ヘッドスライダを支持し、ヘッドアームに取付けられているヘッドサスペンションとを備えた磁気記憶装置であって、記録周波数に応じて前記ヘッドスライダの浮上高さを変形素子を用いて調節可能としたことを特徴とする磁気記憶装置。
(付記2) 付記1に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子はヘッドスライダとヘッドサスペンションとの間に設けられていることを特徴とする磁気記憶装置。
(付記3) 付記1に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子はヘッドアームとヘッドサスペンションとの間に設けられていることを特徴とする磁気記憶装置。
(付記4) 付記1から3のいずれか1項に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子の変形量を制御する制御手段を備えたことを特徴とする磁気記憶装置。(付記5) 付記4に記載の磁気記憶装置において、前記制御手段は、周波数弁別回路であることを特徴とする磁気記憶装置。
(付記6) 付記4に記載の磁気記憶装置において前記制御手段は、フィルタ回路と周波数弁別回路とからなることを特徴とする磁気記憶装置。
(付記7) 付記1から6のいずれか1項に記載の磁気記憶装置において、前記変形素子は圧電素子又は電歪素子であることを特徴とする磁気記憶装置。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明の磁気記憶装置によれば、ヘッドサスペンションに設けられた変形素子を伸縮させることによって、ヘッドサスペンションの熱膨張等に起因するヘッドスライダの浮上高さの変動を抑制することができる。これにより、ヘッドスライダと磁気記録媒体が接触し、磁気記録媒体の保護膜が破壊され、ヘッドスライダのエアベアリング面が損傷されることを防止することができ、信頼性の高い高記録密度の磁気記憶装置を実現することができる。
【0053】
なお、本発明のヘッドサスペンションによれば、ヘッドサスペンションに設けられた変形素子を伸縮させることによって、ヘッドサスペンションの熱膨張等に起因するヘッドスライダの浮上高さの変動を抑制可能なヘッドサスペンションを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のヘッドサスペンションの斜視図である。
【図2】本発明に係る磁気ディスク装置の要部を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係るヘッドサスペンションを示す図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る周波数弁別回路が接続されたヘッドサスペンションを示す図である。
【図5】本発明の第1実施例に係るフィルタ回路と周波数弁別回路が接続されたヘッドサスペンションを示す図である。
【図6】本発明の第2実施例に係るヘッドサスペンションを示す図である。
【符号の説明】
13 記録用素子
20 磁気ディスク装置
21 ヘッドスライダ
22 ヘッドサスペンション
23 ヘッドアーム
33 スペーサ
41 変形素子
42 制御手段
43 周波数弁別回路
45 フィルタ回路

Claims (5)

  1. 移動する磁気記録媒体に対して所定の高さで浮上し、少なくとも記録用素子を有するヘッドスライダと、該ヘッドスライダを支持し、ヘッドアームに取付けられているヘッドサスペンションとを備えた磁気記憶装置であって、
    記録周波数に応じて前記ヘッドスライダの浮上高さを変形素子を用いて調節可能としたことを特徴とする磁気記憶装置。
  2. 請求項1に記載の磁気記憶装置において、
    前記変形素子の変形量を制御する制御手段を備えたことを特徴とする磁気記憶装置。
  3. 請求項2に記載の磁気記憶装置において、
    前記制御手段は、周波数弁別回路であることを特徴とする磁気記憶装置。
  4. 請求項2に記載の磁気記憶装置において、
    前記制御手段は、フィルタ回路と周波数弁別回路とからなることを特徴とする磁気記憶装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気記憶装置において、
    前記変形素子は圧電素子又は電歪素子であることを特徴とする磁気記憶装置。
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