JP3865362B2 - エンジンのオイルパン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのオイルパンに関する。
【0002】
【発明の前提技術】
本発明は、次の技術を前提とする。
図4(C)に示すように、天井壁(2)と周壁(3)とを設け、図4(B)に示すように、周壁(3)にエンジン支持脚取付部(5)を設け、図1(A)(B)に示すように、天井壁(2)に開口(6)を設け、この開口(6)の縁部にこの縁部に沿って連続するシリンダブロック取付座(7)を設け、このシリンダブロック取付座(7)の開口側縁から、開口(6)の縁部に沿って連続する補強壁(8)を垂設したエンジンのオイルパン。
【0003】
【従来の技術】
上記構造のオイルパンでは、図4(A)に示すように、オイルパン(1)でシリンダブロック(4)の荷重を負担するため、図1(A)(B)に示すように、連続する補強壁(8)でシリンダブロック取付座(7)の強度を高めている。この種のオイルパンでは、エンジンオイル補給時に天井壁(2)の下面に溜まったエアが、補強壁(8)によってせき止められるが、従来では、補強壁(8)にエア抜き手段が設けられていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術には、次の問題がある。
《1》 適正な量のエンジンオイルを確保できない場合がある。
補強壁(8)にエア抜き手段が設けられていないため、エンジンオイル補給時に天井壁(2)の下面に溜まったエアが抜けず、その容積の分だけオイルパンに貯留できるエンジンオイルの量が減少するため、適正な量のエンジンオイルを確保できない場合がある。
【0005】
《2》 エンジンが大型化する場合がある。
上記問題《1》を解決するため、溜まったエアによるエンジンオイルの減少分を考慮してオイルパンを大型にすると、エンジンが大型化する。
【0006】
上記問題《1》《2》を共に解決する手段として、補強壁(8)にエア抜き孔を設けることが考えられるが、単にエア抜き孔を設けるだけでは、次の新たな問題《3》が生じる
《3》 シリンダブロック取付座(7)が強度不足となるおそれがある。
補強壁(8)に単にエア抜き孔を設けるだけでは、エア抜き孔によって補強壁(8)の強度が低下し、シリンダブロック取付座(7)が強度不足となるおそれがある。
【0007】
本発明の課題は、上記問題点を解決できるエンジンのオイルパンを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の発明)
前記前提技術において、
図1(A)(B)及び図2(B)に示すように、補強壁(8)の上部(8a)に、開口(6)に臨み、開口(6)の縁部に沿って並ぶ複数のエア抜き孔(9)をあけ、図2(D)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚にした。
【0009】
更に、図4(C)に示すように、天井壁(2)及び周壁(3)からなるオイルパン上部分(1a)と、底壁からなるオイルパン下部分(1b)とを組み付けてオイルパン(1)を構成し、
図2(E)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のある部分の反開口側壁面(8c)を、エア抜き孔(9)のない部分の反開口側壁面(8d)よりも開口(6)側に後退させて、エア抜き孔(9)を形成し、図2(D)(E)に示すように、補強壁(8)のうち、下部(8b)の開口側壁面(8e)を、上部(8a)の開口側壁面(8f)よりも開口(6)側に進出させて、図2(D)に示すように、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚に形成することにより、図2(F)に示すように、上下方向に型抜きしてオイルパン上部分(1a)を鋳造する上下鋳造型(4a)(4b)で、図2(D)(E)に示すように、エア抜き孔(9)と補強壁(8)の厚肉の下部(8b)を形成することができるようにした、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。
【0010】
(請求項2の発明)
請求項1に記載したエンジンのオイルパンにおいて、
図2(A)(B)(E)に示すように、シリンダブロック取付座(7)のうち、エア抜き孔(9)の上方にある開口側端面(7a)を、他の開口側端面(7b)よりも反開口側(10)に後退させた、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。
【0011】
(請求項3の発明)
請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイルパンにおいて、
図3(C)に示すように、天井壁(2)の下面から補強リブ(11)を垂設し、この補強リブ(11)にエア抜き凹部(12)を設け、図3(A)に示すように、補強リブ(11)よりも反開口側(10)にあるエアがエア抜き凹部(12)を介してエア抜き孔(9)側に抜けるようにした、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。
【0012】
【発明の作用及び効果】
(請求項1の発明)
請求項1の発明は、次の作用効果を奏する。
《1》 適正な量のエンジンオイルを確保することができる。
図1(A)(B)及び図2(B)に示すように、補強壁(8)の上部(8a)に開口(6)の縁部に沿って並ぶ複数のエア抜き孔(9)をあけているため、エンジンオイル補給時に天井壁(2)の下面に溜まったエアがエア抜き孔(9)から開口(6)側に抜け、オイルパン(1)に貯留できるエンジンオイルの量がエアによって減少することがなく、適正な量のエンジンオイルを確保することができる。
【0013】
《2》 エンジンが大型化しない。
オイルパン(1)に貯留できるエンジンオイルの量がエアによって減少することがないため、オイルパン(1)を大型にする必要がなく、エンジンが大型化しない。
【0014】
《3》 シリンダブロック取付座(7)の強度が確保される。
図2(D)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚にしたため、エア抜き孔(9)の形成による補強壁(8)の上部(8a)の強度低下を厚肉の下部(8b)で補うことができ、シリンダブロック取付座(7)の強度が確保される。
【0015】
請求項1の発明は、更に、次の作用効果を奏する。
《4》 オイルパン(1)の製造が容易に行える。
図2(F)に示すように、上下方向に型抜きしてオイルパン上部分(1a)を鋳造する上下鋳造型(4a)(4b)で、図2(D)(E)に示すように、エア抜き孔(9)と補強壁(8)の厚肉の下部(8b)を形成することができるようにしたため、鋳造後に、これらを形成するための加工が不要であり、オイルパン(1)の製造が容易に行える。
【0016】
(請求項2の発明)
請求項2の発明は、請求項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
《5》 上下鋳造型(4a)(4b)によるエア抜き孔(9)の形成が確実に行える。
図2(A)(B)(E)に示すように、シリンダブロック取付座(7)のうち、エア抜き孔(9)の上方にある開口側端面(7a)を、他の開口側端面(7b)よりも反開口側(10)に後退させたため、図2(F)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)を形成する部分では、エア抜き孔(9)を形成しない部分よりも上鋳造型(4a)を反開口側(10)に進出させることが可能となり、上下鋳造型(4a)(4b)によるエア抜き孔(9)の成形が確実に行える。
尚、補強壁(8)の下鋳造型(4b)を開口側に進出させても、エア抜き孔(9)の成形を確実に行うことができるが、この場合には、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)の下方の部分が薄肉となり、強度不足となる不都合がある。
【0017】
(請求項3の発明)
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。
《6》 オイルパン(1)の強度を高めることができる。
図3(C)に示すように、天井壁(2)の下面から補強リブ(11)を垂設するため、天井壁(2)が補強され、オイルパン(1)の強度を高めることができる。尚、補強リブ(11)よりも反開口側(10)にあるエアはエア抜き凹部(12)からエア抜き孔(9)側に抜けるため、補強リブ(11)によってエア溜まりができることはない。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図4は本発明の実施形態を説明する図で、この実施形態では、エンジンコンプレッサに用いるエンジンのオイルパンについて説明する。
【0019】
このエンジンの概要は、次の通りである。
図4(A)に示すように、このエンジンは、シリンダブロック(4)の上部にシリンダヘッド(13)を組み付け、シリンダブロック(4)の下部にオイルパン(1)を組み付けて構成されている。シリンダブロック(4)の後部にはフライホイルハウジング(14)を介してコンプレッサ(15)を接続している。オイルパン(1)の前壁にエンジン支持脚(16)を取り付け、エンジン支持脚(16)とコンプレッサ(15)の各下部に防振ゴム(17)を取り付け、この防振ゴム(17)でエンジンコンプレッサを防振支持している。
【0020】
オイルパン(1)の構成は、次の通りである。
図4(C)に示すように、天井壁(2)及び周壁(3)からなるオイルパン上部分(1a)と、底壁からなるオイルパン下部分(1b)とを組み付けてオイルパン(1)を構成している。これらはいずれもアルミダイキャストによる鋳造品で、図4(B)(C)に示すように、オイルパン取付ボルト(20)で組み付けている。図4(B)に示すように、周壁(3)のうち、前壁にエンジン支持脚取付部(5)を設けている。図1(A)(B)に示すように、天井壁(2)に開口(6)を設け、この開口(6)の左右の縁部にこの縁部に沿って前後方向に連続するシリンダブロック取付座(7)を設けている。シリンダブロック取付座(7)から開口(6)の左右縁部に沿って前後方向に並ぶ複数の取付ボルト挿通ボス(18)を垂設している。図4(C)に示すように、シリンダブロック取付座(7)にシリンダブロック(4)を載せ、取付ボルト挿通ボス(18)にその下方から挿通させたシリンダブロック取付ボルト(19)で、シリンダブロック(4)をシリンダブロック取付座(7)に固定している。図1(A)(B)に示すように、このシリンダブロック取付座(7)の開口側縁から、開口(6)の左右縁部に沿って前後方向に連続する補強壁(8)を垂設している。補強壁(8)は、前後に並ぶ複数の取付ボルト挿通ボス(18)と一体に形成されている。尚、エンジン支持脚取付部(5)と天井壁(2)との間には、補強リブ(23)が架設されている。
【0021】
補強壁(8)の概要は、次の通りである。
図1(A)(B)及び図2(B)に示すように、補強壁(8)の上部(8a)に、開口(6)に臨み、開口(6)の左右の縁部に沿って前後方向に並ぶ複数のエア抜き孔(9)をあけている。図2(D)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚にしている。
【0022】
補強壁(8)の構成の詳細は、次の通りである。
図2(E)に示すように、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のある部分の反開口側壁面(8c)を、エア抜き孔(9)のない部分の反開口側壁面(8d)よりも開口(6)側に後退させて、エア抜き孔(9)を形成している。図2(D)(E)に示すように、補強壁(8)のうち、下部(8b)の開口側壁面(8e)を、上部(8a)の開口側壁面(8f)よりも開口(6)側に進出させて、図2(D)に示すように、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚に形成している。このような構造にすることにより、図2(F)に示すように、上下方向に型抜きしてオイルパン上部分(1a)を鋳造する上下鋳造型(4a)(4b)を用いた場合、上下鋳造型(4a)(4b)を上下方向に型抜きするだけで、図2(D)(E)に示すように、エア抜き孔(9)と補強壁(8)の厚肉の下部(8b)を形成することができるようにしている。図2(B)に示すように、補強壁(8)の上部(8a)は、エア抜き孔(9)によって隣り合う取付ボルト挿通ボス(18)の間で分断されるが、補強壁(8)の下部(8b)は、前後方向に連続し、前後方向に並ぶ複数の取付ボルト挿通ボス(18)の下部を一連に連結している。
【0023】
上下鋳造型(4a)(4b)でエア抜き孔(9)を確実に形成するため、図2(A)(B)(E)に示すように、シリンダブロック取付座(7)のうち、エア抜き孔(9)の上方にある開口側端面(7a)は、他の開口側端面(7b)よりも反開口側(10)に後退させている。
【0024】
天井壁(2)の構成は、次の通りである。
図3(C)に示すように、天井壁(2)の下面から補強リブ(11)を垂設している。図1(A)(B)に示すように、補強リブ(11)を格子状に形成した部分については、天井壁(2)の下面に補強リブ(11)で取り囲まれた囲繞空間(22)が形成されるため、この囲繞空間(22)の開口(6)側に位置する補強リブ(11)にはエア抜き凹部(12)を設け、図3(A)に示すように、補強リブ(11)よりも反開口側(10)にあるエアがエア抜き凹部(12)を介してエア抜き孔(9)側に抜けるようにしている。尚、図4(C)中の符号(19)はオイル補給口、(21)はエンジンオイルのオイル面で、オイル面(21)は開口(6)よりも高い位置にある。
【0025】
上記実施形態の利点は、次の通りである。
図4(C)に示すように、複数のエア抜き孔(9)によって、エンジンオイル補給時に天井壁(2)の下面に溜まったエアがエア抜き孔(9)から開口(6)側に抜け、オイルパン(1)に貯留できるエンジンオイルの量がエアによって減少することがない。このため、オイルパン(1)を大型にする必要がない。図2(D)に示すように、エア抜き孔(9)の形成による補強壁(8)の上部(8a)の強度低下を厚肉の下部(8b)で補うことができる。図2(F)に示すように、上下方向に型抜きしてオイルパン上部分(1a)を鋳造する上下鋳造型(4a)(4b)で、エア抜き孔(9)と補強壁(8)の厚肉の下部(8b)を形成することができるようにしたため、鋳造後に、これらを形成するための加工が不要である。図2(E)に示すように、エア抜き孔(9)の上方にある開口側端面(7a)を、反開口側(10)に後退させたため、上下鋳造型(4a)(4b)でエア抜き孔(9)を確実に形成することができる。図3(C)に示すように、天井壁(2)の下面に補強リブ(11)を垂設するため、天井壁(2)が補強される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るエンジンのオイルパンを構成するオイルパン上部分を説明する図で、図1(A)は平面図、図1(B)は底面図である。
【図2】 図1のオイルパン上部分の要部を説明する図で、図2(A)は図1(A)のIIA部分の拡大図、図2(B)は図2(A)のB方向矢視線図、図2(C)は図2(B)のC−C線断面図、図2(D)は図2(B)のD−D線断面図、図2(E)は図2(B)のE−E線断面図、図2(F)は上下鋳造型によるオイルパン上部分の成形を説明する図である。
【図3】 図1のオイルパン上部の要部を説明する図で、図3(A)は図1(B)のIIIA部分の拡大図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図、図3(C)は図3(A)のC−C線断面図である。
【図4】 本発明の実施形態に係るエンジンのオイルパンの概要を説明する図で、図4(A)はオイルパンを用いたエンジンコンプレッサの模式側面図、図4(B)はオイルパンの正面図、図4(C)はオイルパンの縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)…オイルパン、(1a)…オイルパン上部分、(1b)…オイルパン下部分、(2)…天井壁、(3)…周壁、(4a)(4b)…上下鋳造型、(5)…エンジン支持脚取付部、(6)…開口、(7)…シリンダブロック取付座、(7a)…エア抜き孔の上方にある開口側端面、(7b)…他の開口側端面、(8)…補強壁、(8a)…補強壁の上部、(8b)…補強壁の下部、(8c)…エア抜き孔のある部分の反開口側壁面、(8d)…エア抜き孔のない部分の反開口側壁面、(8e)…下部の開口側壁面、(8f)…上部の開口側壁面、(9)…エア抜き孔、(10)…反開口側、(11)…補強リブ、(12)…エア抜き凹部。
Claims (3)
- 天井壁(2)と周壁(3)とを設け、周壁(3)にエンジン支持脚取付部(5)を設け、天井壁(2)に開口(6)を設け、この開口(6)の縁部にこの縁部に沿って連続するシリンダブロック取付座(7)を設け、このシリンダブロック取付座(7)の開口側縁から、開口(6)の縁部に沿って連続する補強壁(8)を垂設した、エンジンのオイルパンにおいて、
補強壁(8)の上部(8a)に、開口(6)に臨み、開口(6)の縁部に沿って並ぶ複数のエア抜き孔(9)をあけ、補強壁(8)のうち、エア抜き孔(9)のない部分では、補強壁(8)の下部(8b)を上部(8a)よりも肉厚にし、
天井壁 ( 2 ) 及び周壁 ( 3 ) からなるオイルパン上部分 ( 1a ) と、底壁からなるオイルパン下部分 ( 1b ) とを組み付けてオイルパン ( 1 ) を構成し、
補強壁 ( 8 ) のうち、エア抜き孔 ( 9 ) のある部分の反開口側壁面 ( 8c ) を、エア抜き孔 ( 9 ) のない部分の反開口側壁面 ( 8d ) よりも開口 ( 6 ) 側に後退させて、エア抜き孔 ( 9 ) を形成し、補強壁 ( 8 ) のうち、下部 ( 8b ) の開口側壁面 ( 8e ) を、上部 ( 8a ) の開口側壁面 ( 8f ) よりも開口 ( 6 ) 側に進出させて、エア抜き孔 ( 9 ) のない部分では、補強壁 ( 8 ) の下部 ( 8b ) を上部 ( 8a ) よりも肉厚に形成することにより、上下方向に型抜きしてオイルパン上部分 ( 1a ) を鋳造する上下鋳造型 ( 4a )( 4b ) で、エア抜き孔 ( 9 ) と補強壁 ( 8 ) の厚肉の下部 ( 8b ) を形成することができるようにした、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。 - 請求項1に記載したエンジンのオイルパンにおいて、
シリンダブロック取付座(7)のうち、エア抜き孔(9)の上方にある開口側端面(7a)を、他の開口側端面(7b)よりも反開口側(10)に後退させた、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。 - 請求項1または請求項2に記載したエンジンのオイルパンにおいて、
天井壁(2)の下面から補強リブ(11)を垂設し、この補強リブ(11)にエア抜き凹部(12)を設け、補強リブ(11)よりも反開口側(10)にあるエアがエア抜き凹部(12)を介してエア抜き孔(9)側に抜けるようにした、ことを特徴とするエンジンのオイルパン。
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