JP3864839B2 - 通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム及びこの音楽セッションシステムに用いられるユーザ端末装置 - Google Patents

通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム及びこの音楽セッションシステムに用いられるユーザ端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、通信ネットワークを介して各演奏者ノード間で双方向の通信を行って音楽セッションを行う通信ネットワークを利用した音楽セッションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信ネットワークを利用した音楽セッションの手法としては、例えば、全員が同時に演奏するリアルタイムセッションがある。この手法は、十分な通信帯域をもち、高い信頼性がある限られたネットワークの中において実現可能であり、インターネットのようなさまざまな帯域のネットワークが混在する環境では利用することができない。また、リアルタイムセッションに参加できる人数はネットワークの帯域の幅に依存するので、リアルタイムセッションを実現するためには、参加者が有限のユーザに限られる。さらに、演奏したデータはすぐにお互いに送出されるのでリアルタイム性は非常に高いが、実現上の制約から規模のスケーラビリティがない。
【0003】
別の手法として、順番に重ねていくことで音楽を完成させるセッションがある。この方法では、或る特定のユーザが音楽を始め、或る順番に従って他のユーザに送信し、それぞれ変更を加えて演奏を重ね、セッションを行う。このセッションでは、参加人数は、上述のリアルタイムセッションと比較すると、ほぼ無限のユーザとセッションを行うことが可能であるため、スケーラビリテイは高い。
【0004】
しかしながら、前のユーザが演奏し終わったものに合わせて演奏するので、相手と一緒に演奏をするといった合奏という性格が弱い。また、最後のユーザが演奏を重ねたところで最初のユーザに送りなおすことで、後のユーザの演奏や反応を知ることができるが、その反応を知るためには全員のユーザが演奏を終わるところまで待つ必要があり、人数が増えれは増えるほどリアルタイム性が失われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、このような事情に鑑み、通信ネットワークを利用して音楽セッションを行うのに、参加人数や環境において高いスケーラビリティを持つ仕組を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴によると、複数のユーザ端末(N1〜N7)が通信ネットワークを介して通信可能に接続される音楽セッションシステムであって、各ユーザ端末は、演奏入力手段(2)、通信手段(4)、再生手段(3)、一時記憶手段(5)及び制御手段(1)を備え、演奏入力手段(2)は、当該ユーザ端末での演奏に基づく自機演奏データを入力し、通信手段(4)は、当該ユーザ端末に接続されている隣接ユーザ端末との間で演奏データを双方向に送受信し、再生手段(3)は、入力された自機演奏データ及び受信された演奏データを再生し、一時記憶手段(5)は、受信された演奏データを一時的に記憶し、制御手段(1)は、演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミング(t1,t2,…)にて処理を行うよう制御するタイミング制御手段(TC)を有し、上記タイミング毎に、入力された自機演奏データを隣接ユーザ端末に送信するよう通信手段(4)を制御すると共に、受信された演奏データを一時記憶手段(5)から読み出して再生手段(3)に供給し、複数の隣接ユーザ端末が接続されているユーザ端末〔例えば、図2(a):N2〜N6、(b):N3,N4,N6、(c):N4〕では、さらに、或る隣接ユーザ端末からの受信演奏データを上記タイミング毎に一時記憶手段(5)から読み出して別の隣接ユーザ端末に送信するよう通信手段を制御する(DC,DP)通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム〔請求項1〕が提供される。なお、括弧書きは、後述する実施例における参照記号や用語、箇所等を表わし、以下においても同様である。
【0007】
また、この発明の主たる特徴によると、複数のユーザ端末(N1〜N7)が通信ネットワークを介して通信可能に接続される音楽セッションシステムに用いるユーザ端末装置であって、当該ユーザ端末での演奏に基づく自機演奏データを入力するための演奏入力手段(2)と、当該ユーザ端末に接続されている隣接ユーザ端末との間で演奏データを双方向に送受信する通信手段(4)と、入力された自機演奏データ及び受信された演奏データを再生する再生手段(3)と、受信された演奏データを一時的に記憶する一時記憶手段(5)と、演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミング(t1,t2,…)にて処理を行うよう制御するタイミング制御手段(TC)を有し、上記タイミング毎に、入力された自機演奏データを隣接ユーザ端末に送信するよう通信手段(4)を制御すると共に、受信された演奏データを一時記憶手段(5)から読み出して再生手段(3)に供給し、複数の隣接ユーザ端末が接続されているユーザ端末〔例えば、図2(a):N2〜N6、(b):N3,N4,N6、(c):N4〕では、さらに、或る隣接ユーザ端末からの受信演奏データを上記タイミング毎に一時記憶手段(5)から読み出して別のユーザ端末に送信するよう通信手段(4)を制御する(DC,DP)制御手段(1)とを具備するユーザ端末装置〔請求項5〕が提供される。
【0008】
この発明による音楽セッションシステムにおいて、各ユーザ端末の制御手段(1)は、入力された自機演奏データにコード情報を付加し、該コード情報が付加された自機演奏データを通信手段(4)から隣接ユーザ端末に送信させる(CP)ように構成される〔請求項2〕。
【0009】
この発明による音楽セッションシステムにおいて、各ユーザ端末の制御手段(1)は、受信された演奏データを、入力された自機演奏データのコードに合うように補正するように構成される〔請求項3〕。
【0010】
この発明による音楽セッションシステムにおいて、各ユーザ端末の制御手段(1)は、受信された演奏データ中の音量データ値を減少させ、該音量データ値が減少された演奏データを通信手段(4)から隣接ユーザ端末に送信させる(VC)ように構成される〔請求項4〕。
【0011】
〔発明の作用〕
この発明によれば(請求項1,5)、通信ネットワークを利用した音楽セッションシステムにおいて、各演奏者(ユーザ)は、自身のユーザ端末(ノード)がネットワーク上で直接接続されている隣接ユーザ端末の演奏者との間で、演奏データを双方向にやり取りしてセッションが行われる。このとき、直接接続されていないユーザ端末の演奏データは、自ユーザ端末との間に介在するユーザ端末により中継されて伝播されるので、理論上、何人の演奏者とも双方向に演奏データのやりとりが可能になり、高いスケーラビリティ及び近隣のユーザ端末との高いリアルタイム性を得ることができる。
【0012】
さらに、各ユーザ端末(ノード)は、演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミング(t1,t2,…)に従って演奏データを処理し、自ユーザ端末や隣接ユーザ端末からの演奏データを音楽的な区切り毎に隣接ユーザ端末に送ると共に、これらの演奏データを音楽的なタイミングに同期させて処理することにより、ネットワーク伝播時の遅延、遅延のばらつき、ノード毎の再生テンポの違いなどを、音楽的なタイミングに同期させて吸収するようにしているので、出力装置の連続的な再生を妨げることがなく、音楽のリズム的、拍子的破綻を防ぐことができる。
【0013】
この発明では(請求項2,3)、演奏情報とコード(和音)情報を同時に送出するようにして、複数のユーザ端末から同時に別の調性の演奏データが到着しても、当該ユーザ端末で決定されるコードに変換するなど、他の演奏データを補正するように構成することにより、音楽和声的な破綻を避けることができる。
【0014】
この発明では(請求項4)、隣接ユーザ端末からの演奏データは、その音量データ値を減少させて別の隣接ユーザ端末に転送して、転送される毎に音量データ値を漸減するようにしているので、音量データ値が零近傍の所定値以下に減少された音の演奏データは転送を停止するように構成することにより、演奏データの積重ねを制限し、大人数のユーザでシステムを編成した場合に演奏データの密集を回避することができる。また、演奏データは演奏音量の大きさに応じて遠くのユーザ端末まで届くので、演奏表現として利用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施の形態について詳述する。なお、以下の実施例は単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0016】
〔システムの概要〕
図1は、この発明の一実施例による通信ネットワークを利用した音楽セッションシステムにおける各ユーザ端末(ノード)の構成を示す。各演奏者(ユーザ)PLは、図示の要素をもつユーザ端末NAを利用して、同一構成のユーザ端末NB,NC,ND,…を利用する他の演奏者とネットワークセッションを行う。各ユーザ端末システムNA(NB,NC,ND,…)は、「ノード(node)」と呼ばれ、制御装置1、入力装置2、出力装置3、ネットワーク入出力インターフェース(I/F)4、バッファ装置5などから成る。
【0017】
入力装置2は、演奏者PLの演奏による演奏データを入力するための演奏入力装置(鍵盤等の楽器、マウスやジョイスティック等の操作子など、その形態はどのようなものでもよく、また、自動演奏を含んでいてもよい。)や、当該ノードNAに接続されるべき他のノードを設定するための設定入力装置から成る。ネットワーク入出力I/F4は、インターネットなどの通信ネットワークを介して他のノードNB,NC,ND,…と情報を伝達し合うためのインターフェース装置であり、複数のインターフェース装置41,42,43,…から成る。なお、他のノードNB,NC,ND,…も、ノードNAと同様に構成され、通信ネットワークを介して更に他のノードと演奏データを授受することができる。
【0018】
バッファ装置5は、図1に符号51,52,53,…で示すように、各ネットワーク入出力I/F41,42,43,…毎に、その受信出力側に設けられる。これにより、他のノードNB,NC,ND,…から通信ネットワークを介して他のノードNB,NC,ND,…流れてきた他の演奏者の演奏データを、それぞれ、I/F41,42,43,…から入力し、バッファ装置51,52,53,…に一時的に蓄積した上、制御装置1側に導入することができる。
【0019】
出力装置3は、当該ノードNAに入力される演奏データを再生し演奏音をスピーカを介して放音出力するための再生装置や、ノード内各部の状態やセッションシステムを構成する全ノードの接続状態や、入力された演奏データを視覚化したものなどをディスプレイ(図示せず)に表示するための表示装置から成る。出力装置(再生装置)3で再生(演奏)される演奏データは、当該演奏者PLの演奏に基づく演奏入力装置2からの演奏データや、バッファ装置51,52,53,…から順次入力される他の演奏者の演奏データを含み、再生装置3により、或るテンポで連続的に再生が続けられる。
【0020】
そして、制御装置1は、中央処理装置(CPU)や記憶装置〔読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、外部記憶装置などを含む〕を備え、記憶装置に記憶された演奏データ入出力制御プログラムに従って、CPUにより当該ノードNAの各部を制御する。
【0021】
制御装置1は、機能的には、演奏データ中継部DC、演奏データ処理部DP、タイミング制御部TCなどの機能モジュールから成り、例えば、演奏データ中継部DCは、ネットワーク入出力I/F4(41,42,43,…)及びバッファ装置5(51,52,53,…)のうち、当該ノードNAに接続されるように設定された1乃至複数の他のノードに対応する入出力I/F4及びバッファ装置5を能動化し、各装置2〜5で入出力される演奏データを中継する。タイミング制御部TCは、隣接ノードからの演奏データ列を所定の音楽的タイミングに同期させて再生処理や転送処理を行わせる機能を有する。
【0022】
また、演奏データ処理部DPは、演奏データ中継部DCの指示に従って、演奏者PLの演奏操作に基づいて演奏入力装置2で生成された自機演奏データやバッファ装置5から導入される隣接ノードからの演奏データを再生処理やネットワーク伝送に適した演奏データに変換して再生装置3や入出力I/F4に送り出す外に、同処理部DP内に備えられたコード進行生成部CPや音量制御部VCなどによって、自機演奏データにコード情報を付加したり、隣接演奏データの音量情報を変化させるなどの機能を有する。
【0023】
なお、各ノードNA,NB,NC,…は、この音楽セッションシステムを構成する各ノードの接続状況を管理するサーバと交信可能としてもよく(図示せず)、その場合、各ノード(クライアント)間の接続状態は、サーバからシステムの各ノード(クライアント)に知らされ、各ノードの出力装置(表示装置)3のディスプレイに表示することができる。
【0024】
この発明による音楽セッションシステムでは、各演奏者は、自身のノードを用いて、通信ネットワーク上で接続されている他の演奏者のノードと演奏データを双方向にやり取りすることによって、他の演奏者と共にセッションを行うことができる。この際、自ノードに直接接続されていないノードの演奏データは、当該両ノード間に存在するノードを介して中継される。従って、理論上は、無限の演奏者ノードと演奏データを双方向にやり取りすることができる。
【0025】
〔セッションの手順〕
次に、この発明の一実施例による音楽セッションシステムで実際にセッションを行う手順を説明する。通信ネットワーク上にて或るノード(NA)を含めてセッションを行う際には、入力装置1により当該ノードに接続されるべき他のノード(NB,NC,ND,…)との接続の設定を入力する。サーバと交信可能とした場合は、この設定入力に応じて、制御装置1の演奏データ中継部DCは、サーバ(図示せず)にノードの接続を通知する。そして、演奏データ中継部DCは、さらに、対応するネットワーク入出力I/F4(41,42,43,…)を能動化し、能動化されたネットワーク入出力I/F4を利用して、接続設定された当該ノードを他のノードに双方向通信可能に接続する。
【0026】
このような各ノード同士間の接続形態については様々なバリエーションが存在する。図2は、ノード数=“7”の場合におけるシステム接続の編成例を示し、図2(a)は、7ノードN1〜N7を全て縦続接続したものであり、図2(b)では、特定の2ノードN3,N4を中心に他のノードN1,N2,N5〜N7がランダムに分岐して接続され、図2(c)においては、或る特定のノードN4に他の全てのノードN1〜N3,N5〜N7が集中して接続されるスター型の構成が採られている。
【0027】
なお、複数のノードを相互に接続して音楽セッションシステムを編成するに当っては、図2に例示されるように、ノード間を接続するリンク(link)伝送路の接続形状は開放されている(閉ループが形成されない)ことが望ましい。このようにリンク形状を開放型に構成することにより、各ノードにおける制御装置1内の演奏データ中継部DCでは、当該ノードから送出される演奏データとその送出先ノードを簡単な論理で決定することができる。
【0028】
ここで、図2を用いてこの発明による音楽セッションシステムの概略を説明しておく。このシステムでは、複数のノードN1〜N7が通信ネットワークを介して通信可能に接続され、各ノードは、隣接するノードとの間で演奏データを双方向に送受信することができる。各ノードN1〜N7では、演奏に基づく自機演奏データと隣接ノードからの演奏データが再生され、自機演奏データは隣接ノードに送信される。また、複数の隣接ノードが接続されているノード〔(a)のN2〜N6、(b)のN3,N4,N6、(c)のN4〕では、自機演奏データに加えて、或る隣接ノードからの受信演奏データが別の隣接ノードに送信される。なお、演奏データは、小節などの音楽的区切り毎に伝送され、各ノードにおいて、この区切りに相当するタイミングに同期して処理される。
【0029】
以下、より詳しく説明する。この音楽セッションシステムでは、或るノードの入力装置2より入力された演奏データ(自機演奏データ)は、リアルタイムに再生装置3より出力されると共に、当該ノードに接続されているノード(「隣接ノード」又は「接続ノード」と呼ぶ。)の全てに送出される。また、全ての接続ノードから当該ノードに届いた演奏データは、当該ノードの再生装置3より出力される。例えば、図2(a)の編成例で、ノードN4の自機演奏データは、このノードN4に接続される全てのノードN3,N5に送出され、全ての接続ノードN3,N5から当該ノードN4に届いた演奏データは、当該ノードN4の再生装置3より出力される。
【0030】
また、上述したノードN4のように、複数の接続ノードをもつノードにおいては、或る接続ノードから当該ノードに届いた演奏データは、当該ノードを介して他の全ての接続ノードに転送される。同様に、図2(a)〜(c)のノードN4を例にして説明すると、図2(a)では、一方の接続ノードN3からノードN4に届いた演奏データは、当該ノードN4を介して他方の接続ノードN5に転送され、また、接続ノードN5からの演奏データは接続ノードN3に転送される。
【0031】
図2(b)の場合は、接続ノードN1からノードN4にきた演奏データは他の全ての接続ノードN3,N5に転送され、同様に、接続ノードN3からの演奏データは接続ノードN1,N5に転送され、接続ノードN5からの演奏データは接続ノードN1,N3に転送される。図2(c)では、接続ノードN1からノードN4に送られてきた演奏データは、他の全てのノードN2,N3,N5〜N7に転送され、これと同様に、他のノードノードN2,N3,N5〜N7からの各データも、それぞれ、送信元ノード以外の全接続ノードに転送される。
【0032】
このような転送手法により、当該ノードに直接接続されていないノードの自機演奏データも、両ノード間に存在するノードに中継されて伝播される結果、各ノードには、音楽セッションシステムを形成している全ノードの演奏データが送られて来る。例えば、図2の例でノードN1について考えると、図2(a)において、ノードN1に直接接続されていないノードN3〜N7の自機演奏データは、ノードN1と各ノードN3〜N7との間に存在する中間ノードN2,N3,…,N6を介してノードN1に伝送される。また、図2(b)でも、ノードN2の自機演奏データは、中間ノードN3,N4を介してノードN1に伝送され、他の直接接続されていないノードN3,N5〜N7の自機演奏データも同様に中間ノードを介してノードN1に送られる。図2(c)のノードN1には、ノードN2,N3,N5〜N7の自機演奏データは、何れも、ノードN4を介して伝送されてくる。
【0033】
〔演奏データの音楽的な区切り毎の送信〕
この発明の一実施例においては、ただ単純に双方向に演奏データを流し合うだけでなく、音楽的なセッションを実現するために、演奏データを音楽的な区切り毎に送ることにより、ネットワークにおいて発生する遅延に拘わらず、音楽的なタイミングに同期して演奏データを処理する機能が備えられているので、隣接ノードから届いた演奏データ乃至自機演奏データが音楽的に衝突し合うことがないようにすることができる。
【0034】
つまり、送信ノードの制御装置1における演奏データ中継部DCは、演奏データ制御部DPを制御して、演奏データを音楽的に(例えば、1小節毎に)区切り、この音楽的な区切り毎に、ネットワーク入出力I/F4を介して隣接ノードに送信させる。また、隣接ノードにおいては、受信した演奏データをバッファ装置5で受け、制御装置1内のタイミング制御部TCにより、上述した音楽的区切りに対応する音楽的なタイミングに演奏データを同期させ、ネットワーク伝播時の遅延、遅延のばらつき、ノード毎の再生テンポの違い、ノード毎の再生開始タイミングの違いなどを吸収した上、再生装置3及びI/F4に再生及び転送処理を行わせる。
【0035】
図3は、この発明の一実施例によるノード間の演奏データの送受信態様を説明するための図である。図3において、t1,t2,t3,…は、演奏データを音楽的な区切り毎に伝送し処理するために、この音楽的な区切りに対応して設定された音楽的なタイミング(例えば、1小節毎のタイミング)を表わし、各タイミング間を“1区画”といい、その時間を“1区画の時間T”という。なお、ここでは、説明を単純化するために、各ノード間の再生テンポと再生開始タイミングは一致しているものとして図示している。
【0036】
図3(a)の例では、或るノードNjにノードNi,Nkが隣接する場合、各ノードNi;Nj;Nkにおいて、入力装置1から入力された演奏データは、小節などの音楽的な区切り毎に、1区画分のデータDi1,Di2,Di3,…;Dj1,Dj2,Dj3,…;Dk1,Dk2,Dk3,…に区切られて送出される。また、その際、各区画の演奏データDi1,Di2,Di3,…;Dj1,Dj2,Dj3,…;Dk1,Dk2,Dk3,…には、当該区画の中でどの時間にどの音が鳴るといったタイムコードを各音符データに持たせている。
【0037】
従って、隣接する他のノードNi;Nkからの演奏データDi1,Di2,Di3,…;Dk1,Dk2,Dk3,…が、或る遅れ時間Tdij,TdjkをもってノードNjに届いたとしても、ノードNjでは、バッファ装置5で演奏データを一時記憶し、タイミング制御部TCによりタイミングt3,t4,…で演奏データを取り出すことによって、再生装置3は、区切り毎に演奏データの再生処理を開始し、各演奏データDi1,Di2,Di3,…に含まれるタイムコードに合わせて各演奏データの再生を行う。この際、当該ノードNjで入力された自機演奏データDj3,Dj4,Dj5,…も、同時に、再生装置3から演奏出力される。
【0038】
また、一方の隣接ノードNi;NkからノードNjに届いた演奏データDi1,Di2,Di3,…;Dk1,Dk2,Dk3,…は、それぞれ、この再生時にノードNjで入力された演奏データDj3,Dj4,Dj5,…とマージされ、他方の隣接ノードNk;Niに転送される。つまり、ノードNiからのデータをマージした後の演奏データDi1+Dj3,Di2+Dj4,Di3+Dj5,…は、ノードNjからノードNkに送られ、さらに、ノードNkのマージ後演奏データDj3+Dk1,Dj4+Dk2,Dj5+Dk3,…は、ノードNjからノードNiへと転送される。
【0039】
図3(b)は、1区画の時間内に演奏データが到達しなかった場合の処理例である。互いに隣接する2つのノードNm,Nn間で演奏データを伝送する際の遅れ時間Tdmnについて、例えば、図3(b)の(1)のように、遅れが発生して遅れ時間Tdmn=“Tdmn1”>Tとなって、ノードNmからの演奏データDm1,Dm2,Dm3,…が、1区画の時間T(t2〜t3)内にノードNmに到達しなかった場合、ノードNnでは、制御装置1によって、この間の区画(t2〜t3)は「データが何も来ていない状態」とみなされ、次の区画(t3〜t4)では再生装置3で何も再生されない。また、このとき、自機演奏データ(図示せず)が入力されていれば、自機演奏データのみが再生装置3から出力される。
【0040】
ネットワークの遅延特性の変化などによって、例えば、図3(b)の(1)のように、遅れ時間Tdmnが“Tdmn1”→“Tdmn1”(<T)となり、1区画の時間(t3〜t4)内に同じノードNmから複数区画分の演奏データDm1,Dm2が連続してノードNnに届いてしまった場合も、バッファ装置5には受信された演奏データが蓄積されるので、各区画分の演奏データDm1,Dm2は、順次、次の区切りから再生される。なお、バッファ装置5に収まりきらない場合は、最後又は最初に届いた区画分の演奏データから優先的に削除される。
【0041】
また、隣接ノードNmから再生開始タイミングやテンポが異なる演奏データを当該ノードNnで受信した場合は、受信された演奏データを、ノードNnのバッファ装置5に順次蓄積し、制御装置1は、再生装置3に対して、音楽的タイミングt1,t2,t3,…毎に各区画分の演奏データの再生を開始させる。なお、この場合も、バッファ装置5に収まりきらない場合には、最後又は最初に受信した演奏データ区画から削除する。
【0042】
以上のような音楽的タイミングに合わせた演奏データの処理によって、通信ネットワーク上で生じる遅延及び遅延のばらつき、ノード毎の再生開始タイミング、テンポの違いなどを吸収することができ、再生装置(出力装置)3の連続的な再生を妨げることがなく、音楽のリズム的、拍子的破綻を防ぐことができる。
【0043】
〔演奏及びコード情報の同時送出〕
この発明の一実施例においては、各ノードにコード(chord :和音)生成機能を持たせておき、演奏情報及びコード情報を同時に送出することにより、音楽和声的な破綻を避けることができる。図3(a)の例において、ノードNj上では、例えば、タイミングt3〜t4間で、演奏データDi1,Dj3,Dk1が同時に再生されるが、隣接ノードからの演奏データDi1,Dk1と自機演奏データDj3との間で、演奏データの調性やコードなどが異なると、音楽的な破綻をきたす可能性がある。そこで、各ノードの制御装置1における演奏データ処理部DPに、コード進行データを生成するコード進行生成部CPを設けて、各ノードにコード生成機能を持たせる。
【0044】
各ノードでは、演奏者は、コード進行生成部CPのコード進行(データ)に合わせて演奏入力装置1を操作して演奏を行う。また、他のノードに演奏情報を送る際には、この演奏により生成される演奏データだけではなく、送出される演奏データのセグメントのうち、どこからどこまでがどのコードで構成されているかのコード情報をも送出する。コード情報としては、例えば、演奏データの各部分に、当該部分のコードを表わすコードデータを付加して他のノードに送信する。
【0045】
なお、ノードの上では、次の(1)〜(3)の何れかの方法でコード進行を決定し、決定されたコード進行を生成することができる:
(1)予めユーザがコード進行を設定しておき、それに従う。
(2)ユーザが入力装置2からのリアルタイムにコードを変更する。
(3)或る特定のノード〔例えば、図2(a)のノードN3,N4や、図2(c)のノードN4など〕から送られてきたコード情報に従う。
【0046】
従って、各ノードにおいて、或るコード進行で演奏しているときに、これと同時に再生される他のノードからの演奏データは、すべて、当該ノード上で決定されたコード進行に合わせられる。また、この演奏データと同時にコードデータが送られてくるので、演奏データ処理部DPは、このコードデータの内容を参照して、どのコード進行に基づいて入力された演奏データであるかを判別し、各ノード上で決定したコード進行に合わせて演奏データの調性を変更する。ここで演奏データの調性を変更する技術は、周知の自動伴奏技術を応用すればよい。
【0047】
このような演奏情報及びコード情報の同時送出機能によって、複数の接続ノードから同時に別の調性の演奏データが到着しても、各ノードで決定するコードに変換されるため、音楽和声的な破綻を避けることができる。
【0048】
〔音量制御〕
この発明による音楽セッションシステムでは、原理上、無限の演奏者ノード数でのセッションが可能である。しかしながら、参加ノードが、数千、数万という数になると、演奏データが積み重ねられ、各ノードに送られてくる演奏データ量が肥大するだけでなく、音楽としても成立しなくなる。そこで、過大な数のノードが接続される大人数でのコネクション時には、データの密集を回避する必要がある。そこで、各ノードの制御装置1における演奏データ制御部DPに音量制御部VCを設けて、各ノードに、演奏データの転送回数に応じて演奏データ中の音量データの値を減少させる機能を持たせる。
【0049】
各ノードの音量制御部VCは、或る接続ノードから届いた演奏データの音量データの値を減少させてから他の接続ノードに転送し、この音量値が“0”又は“0”近傍値になった音が現れると、当該演奏データを転送すべきデータから削除する(送信せず)。このような音量減少には、一定量だけ減少したり、一定割合で減少させる方法がある。例えば、一定音量“20”だけ減少する方法を採用する場合には、音量当初値が“100”の演奏データをノードを中継して順次転送する度に、“100”→“80”→“60”→“40”→“20”→“0”というように、“20”ずつ音量値を漸減し、音量データが“0”になった音の演奏データを削除する。
【0050】
このようにして演奏データの転送毎に音量値を漸減すると、演奏データは、コネクション的距離(即ち、データ発生源のノードとデータ受信先のノードとの間に介在するノード数)が或る一定限度内にあるノードにしか届かないため、各ノードでは、演奏データの積重ねを或る上限までに抑えることができる。また、各ノードで演奏をする際に、大きな音量で演奏した場合は、演奏データが遠くのノードまで届き、小さい音量で演奏した場合には近くのノードまでしか届かないので、演奏表現として利用することができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、通信ネットワークを利用した音楽セッションシステムにおいて、各ユーザ端末の演奏者は、隣接しているユーザ端末の演奏者と演奏データを双方向にやり取りし、離れて接続されているユーザ端末の演奏者とは、自ユーザ端末との間にいるユーザ端末を介して伝播する構成により、高いスケーラビリティ及び近くのノードとの高いリアルタイム性を得ることができる。
【0052】
すなわち、スケーラビリティについては、自ユーザ端末は、システムを構成するユーザのうち、限られた隣接ユーザ端末とだけ演奏データの通信を行い、他のユーザ端末の演奏データを中継し合うことによって、理論上、無限のユーザ端末がセッションに参加することができる。従って、リアルタイムセッションで物理的に存在する制約に比べ、明らかにスケーラビリテイが高くなる。
【0053】
また、リアルタイム性については、それぞれのユーザ端末が双方向で演奏データを送出し合うようにしているので、一方向に演奏データを回していく方法と比較して明らかにリアルタイム性が高くなる。また、通信自体は限られた隣接ユーザ端末とだけ通信するだけで、この隣接ユーザ端末を中継して、システムを構成する全てのユーザ端末と共にセッションを行うことができるので、リアルタイムセッションで必要とされる帯域より明らかに低い制約の中で、高いリアルタイム性を実現することができる。
【0054】
さらに、各ユーザ端末が、演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミングに従って演奏データを隣接ユーザ端末に送ることにより、ネットワーク的な遅延や複数ノードを中継することによる遅延が吸収され、音楽的な破綻を避けることができるという技術的効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による通信ネットワークを利用した音楽セッションシステムにおける各ユーザ端末(ノード)のブロック構成図を示す。
【図2】図2は、“7”ノードで音楽セッションシステムを構成する場合のシステム編成例を示す図である。
【図3】図3は、この発明の一実施例による演奏データの音楽的区切り毎の伝送を説明するための図である。
【符号の説明】
NA,NB,NC,ND,…;N1〜N7;Ni,Nj,Nk;Nm,Nn ノード〔ユーザ端末、クライアント(端末)〕、
PL 演奏者(ユーザ)、
DP 演奏データ処理部、
2 演奏入力装置及びパネル設定入力装置を備える入力装置、
3 再生装置及び表示装置を備える出力装置、
4;41,42,43,… ネットワーク入出力インターフェース(I/F)、5;51,52,53,… バッファ装置、
Tdij,Tdjk;Tdmn(Tdmn1,Tdmn2) 伝送遅れ時間。

Claims (5)

  1. 複数のユーザ端末が通信ネットワークを介して通信可能に接続される音楽セッションシステムであって、
    各ユーザ端末は、演奏入力手段、通信手段、再生手段、一時記憶手段及び制御手段を備え、
    上記演奏入力手段は、当該ユーザ端末での演奏に基づく自機演奏データを入力し、
    上記通信手段は、当該ユーザ端末に接続されている隣接ユーザ端末との間で演奏データを双方向に送受信し、
    上記再生手段は、入力された自機演奏データ及び受信された演奏データを再生し、
    上記一時記憶手段は、受信された演奏データを一時的に記憶し、
    上記制御手段は、演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミングにて処理を行うよう制御するタイミング制御手段を有し、上記タイミング毎に、入力された自機演奏データを隣接ユーザ端末に送信するよう上記通信手段を制御すると共に、受信された演奏データを上記一時記憶手段から読み出して上記再生手段に供給し、複数の隣接ユーザ端末が接続されているユーザ端末では、さらに、或る隣接ユーザ端末からの受信演奏データを上記タイミング毎に上記一時記憶手段から読み出して別のユーザ端末に送信するよう上記通信手段を制御する
    ことを特徴とする通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム。
  2. 前記制御手段は、入力された自機演奏データにコード情報を付加し、該コード情報が付加された自機演奏データを前記通信手段から隣接ユーザ端末に送信させることを特徴とする請求項1に記載の通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム。
  3. 前記制御手段は、受信された演奏データを、入力された自機演奏データのコードに合うように補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム。
  4. 前記制御手段は、受信された演奏データ中の音量データ値を減少させ、該音量データ値が減少された演奏データを前記通信手段から隣接ユーザ端末に送信させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の通信ネットワークを利用した音楽セッションシステム。
  5. 複数のユーザ端末が通信ネットワークを介して通信可能に接続される音楽セッションシステムに用いられるユーザ端末装置であって、
    当該ユーザ端末での演奏に基づく自機演奏データを入力するための演奏入力手段と、
    当該ユーザ端末に接続されている隣接ユーザ端末との間で演奏データを双方向に送受信する通信手段と、
    入力された自機演奏データ及び受信された演奏データを再生する再生手段と、
    受信された演奏データを一時的に記憶する一時記憶手段と、
    演奏データ再生における音楽的な区切りに対応するタイミングにて処理を行うよう制御するタイミング制御手段を有し、上記タイミング毎に、入力された自機演奏データを隣接ユーザ端末に送信するよう上記通信手段を制御すると共に、受信された演奏データを上記一時記憶手段から読み出して上記再生手段に供給し、複数の隣接ユーザ端末が接続されているユーザ端末では、さらに、或る隣接ユーザ端末からの受信演奏データを上記タイミング毎に上記一時記憶手段から読み出して別のユーザ端末に送信するよう上記通信手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とするユーザ端末装置。
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