JP3864819B2 - 蛍光ランプ用照明器具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管を備え、この発光管内にアマルガムを含む蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、地球環境問題が大きくクローズアップされ、様々な業界で省エネタイプの商品が求められている。照明器具の分野でも同様であり、光源の高効率化が達成されてきている。とりわけ、片口金型蛍光ランプと呼ばれるコンパクトな光源が開発されてからは、同じ明るさで消費電力が低いという特徴により、白熱灯との置き換えがかなり進んできている。
【0003】
さらに、高効率で高出力(ワット)の片口金型蛍光ランプも開発され、住宅分野では白熱灯との置き換えがより一層加速し、非住宅分野においても、そのような高効率の片口金型蛍光ランプを複数灯点灯する照明器具が開発され、HID光源用照明器具との置き換えが進んできている。
【0004】
ところで、片口金型蛍光ランプは、ランプ特性が点灯中の水銀蒸気圧に大きく依存し、水銀蒸気圧が高くなりすぎても低くなりすぎても発光効率が悪くなるという特性を持っているが、現在、その発光効率のランプ特性決定要因の異なる2種類の片口金蛍光ランプが存在している。その1つは、最冷点の温度によってランプ特性を決定するノーマルタイプであり、もう1つは、アマルガムの温度によりランプ特性を決定するアマルガムタイプである。
【0005】
このアマルガムタイプのランプは、図20に示すように、ノーマルタイプのランプに比べ、広い温度範囲で最適な光束特性を保ち、特に高温域での光束特性が良いといった特徴を持つ。このことから、点灯中のランプの周囲温度上昇に伴って水銀蒸気圧が高くなりすぎることにより発光効率が悪くなるという問題を回避するためには、アマルガムを含む片口金型蛍光ランプを使用する方が有利であることがわかる。なお、アマルガム入りランプの最冷点の温度は、ランプ特性に影響を与えるが、アマルガムよる効果の方が大きい。
【0006】
今後、片口金型蛍光ランプの高出力化が進み、アマルガムタイプのランプが一般的となり、省エネ化の波にのり、コンパクトなアマルガム入り蛍光ランプが広範囲で使用されることになると考えられる。
【0007】
ここで、片口金型でアマルガムタイプの蛍光ランプ用照明器具としては、例えば特開2001−167608号公報において、複数の片口金蛍光ランプで各々のアマルガム部分どうしの距離が、それぞれ互いに最も遠い位置となるように配置されている埋込型照明器具が記載されている。この埋込型照明器具では、アマルガム部分を互いに最も遠くに離すことにより、アマルガム入りランプの特性を最適化するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開2001−167608号公報に記載された埋込型照明器具では、器具側のソケットと蛍光ランプ側の各端子との接続が180度回転対称の構造になっているために、利用者が蛍光ランプを装着した状態によっては、ランプ特性が最適とならない場合があった。つまり、1灯の蛍光ランプが鉛直方向の点灯位置であってアマルガムの位置を鉛直方向下向きとする場合、180度回転対称のいずれの回転状態であってもアマルガムの温度が変化しないので、ランプ特性も変化しないが、蛍光ランプが水平方向の点灯位置である場合や、蛍光ランプが鉛直方向の点灯位置であっても蛍光ランプが多灯である場合などでは、ソケットへの蛍光ランプの装着状態の違いによってアマルガムの温度が変化するので、ランプ特性が大きく変化する場合がある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ソケットに対する蛍光ランプの装着状態の違いで、蛍光ランプの特性が変化するのを防止することができる蛍光ランプ用照明器具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記ソケットは、前記蛍光ランプおよび前記垂線を水平側に倒した状態でその蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の蛍光ランプ用照明器具において、前記ソケットを複数並置し、前記安定器は、前記複数のソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給し、前記各ソケットは、前記蛍光ランプの先端側を水平方向に対し鉛直方向に所定角度傾けて、各蛍光ランプが水平側を向くようにするとともに、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線を、水平方向に対し45度またはこれよりも小さな角度だけ傾けた状態で、その蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、2つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、前記2つのソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ各ソケットに接続された前記蛍光ランプの前記垂線がそれら蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対して直交方向の側を向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、一の中心軸周りに少なくとも3つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ自己に隣接する2つのソケットに接続された前記蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対し平行な方向の側に、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線が向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係る各実施形態の蛍光ランプ用照明器具で使用する各種蛍光ランプについて説明する。
【0016】
図2は4本管形状の蛍光ランプを示す図、図3は6本管形状の蛍光ランプを示す図、図4は8本管形状の蛍光ランプを示す図である。なお、説明の便宜上、図2〜図4に示す括弧内の符号を適宜使い分けて説明する。
【0017】
図2〜図4に示す蛍光ランプ1は、奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸AX0周りに位置するように屈曲した形状の発光管10と、この発光管10内部の両端の各々に設けられて封止されるフィラメント11と、これらのフィラメント11側で発光管10を保持するベース12と、このベース12に設けられて発光管10とは逆方向に突出し、発光管10内部の両端のフィラメント11とそれぞれ電気的に接続する2組各2本の端子13と、発光管10内部のベース12側に設けられるアマルガム14とを備えている。なお、アマルガム14は、通常、発光管10の排気部に封入される。
【0018】
図2に示す蛍光ランプ1Aの発光管10Aは、3回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸AX0周りに位置するように屈曲した形状となっている。図3に示す蛍光ランプ1Bの発光管10Bは、5回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸AX0周りに位置するように屈曲した形状となっている。図4に示す蛍光ランプ1Cの発光管10Cは、7回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸AX0周りに位置するように屈曲した形状となっている。
【0019】
図2〜図4の例では、フィラメント11は、発光管10内部の両端にそれぞれ2つずつ設けられている。そして、2組各2本の端子13のうち、一方の組みの2本の端子13は、発光管10内部の両端の一方の各フィラメント11の両端に電気的に接続され、他方の組みの2本の端子13は、発光管10内部の両端の他方の各フィラメント11の両端に電気的に接続されている。
【0020】
ただし、これら各種の蛍光ランプ1のうち、4本管形状の蛍光ランプ1Aの具体構造は、図5に示すような構造になっている。この図において、蛍光ランプ1Aの2組各2本の端子13に対する接続は、180度回転対称の構造になっている。すなわち、ベース12におけるソケットへの挿入部120Aは断面小判状に形成され、その挿入部120Aの先端面から4本の各端子13が突出し、これらの各端子13は長方形の各頂点に位置するように配置されている。また、挿入部120Aにおける長手方向の両端の先端面側には突出部121Aが形成され、挿入部120Aにおける短手方向の両端の先端面側にも突出部122Aが形成されている。
【0021】
他方、蛍光ランプ1Bの端子部の具体構造は、図6に示すような構造になっており、蛍光ランプ1Cの端子部の具体構造は、図7に示すような構造になっている。これら蛍光ランプ1B,1Cの各端子13に対する接続も、180度回転対称の構造になっている。
【0022】
すなわち、蛍光ランプ1Bでは、図6に示すように、ベース12におけるソケットへの挿入部120Bは断面矩形状に形成され、その挿入部120Bの先端面から4本の各端子13が突出し、これらの各端子13は長方形の各頂点に位置するように配置されている。また、挿入部120Bの短手方向の両端には突条部121Bが形成され、挿入部120Bの先端面中央には、角状の突部122Bが形成されている。
【0023】
蛍光ランプ1Cでは、図7に示すように、ベース12におけるソケットへの挿入部120Cは角状に形成され、その挿入部120Cの先端面から4本の各端子13が突出し、これらの各端子13は長方形の各頂点に位置するように配置されている。また、挿入部120Cの一の両端にはそれぞれ突条部121Cが2つずつ形成され、挿入部120Cの先端面中央には、角状の突部122Cが形成されている。
【0024】
そして、これら各種の蛍光ランプ1のうち、蛍光ランプ1Aに対しては、図8に示すソケット2(2A)が使用され、蛍光ランプ1B,1Cに対しては、図9に示すソケット2(2B)が共通に使用される。
【0025】
図8において、ソケット2(2A)は、開口が矩形状であって蛍光ランプ1Aの挿入部120Aを挿入するための挿入口20Aを有するハウジング21Aを備え、挿入口20Aの内部底面には、蛍光ランプ1Aの複数の端子13をそれぞれ挿入するための複数の挿入孔22Aが形成されている。また、挿入口20Aの内周部には、挿入部120Aの複数の突出部121Aをそれぞれ挿通するための複数の凹所23Aが形成されている。そして、ハウジング21Aの内部には、各突出部121Aを各凹所23Aに挿通し、各端子13を各挿入孔22Aに挿入しながら、蛍光ランプ1Aを「着」方向に回してソケットに装着したとき、複数の端子13とそれぞれ電気的に接続する複数の端子が収納されており、これら複数の端子は、外部から例えば挿入された電線の導体線と電気的に接続するようになっている。
【0026】
図9において、ソケット2(2B)は、開口が円状であって蛍光ランプ1B,1Cの挿入部120B,120Cを挿入するための挿入口20Bを有するハウジング21Bを備え、挿入口20Bの内部底面には、蛍光ランプ1B,1Cの複数の端子13をそれぞれ挿入するための複数の挿入孔22Bが形成されている。そして、ハウジング21Bの内部には、蛍光ランプ1B,1Cを矢印の向きの着方向に回しながら、各端子13を各挿入孔22Bに挿入してソケットに装着したとき、複数の端子13とそれぞれ電気的に接続する複数の端子が収納されており、これら複数の端子は、外部から例えば挿入された電線の導体線と電気的に接続するようになっている。
【0027】
(第1実施形態)
図1は本発明に係る第1実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図1(a)は同蛍光ランプ用照明器具の一部断面構造を示し、図1(b),(c)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す。
【0028】
第1実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Aは、図1に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Aを備えるとともに、蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続するソケット2(2B)と、このソケット2(2B)を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Aに備えている。
【0029】
ハウジング30Aは、下方に伸びるソケット台部32Aを一端に有する断面L字状に形成されソケット台部32Aにソケット2(2B)が取着される例えば金属製の天板31Aと、ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための孔を側面に有する椀状に形成され、天板31Aに取着(ねじ止め)されるアルミ反射板33Aと、このアルミ反射板33Aの開口縁部外周に填め込まれる例えば金属製の枠34Aと、取付金具5を取り付けるためのスリット350Aを有し天板31Aおよび枠34Aにかしめ固定される一対の吊り下げ金具35Aと、天板31Aに取着(ねじ止め)され安定器4が取り付けられる例えば金属製の取付板36Aとにより、つり鐘式に構成されている。そして、一対の吊り下げ金具35Aは、重量的に全体のバランスをとるように、安定器4側の枠34Aにかしめ固定されている。また、各寸法は、枠34Aが最大寸法となるように設定されている。
【0030】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Aは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Aを各取付金具5で天井ボード9に固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線6により電気的に接続される。
【0031】
ここで、第1実施形態の特徴として、ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が、図1(b),(c)に示す180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の一の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。図では、蛍光ランプ1(1B)および垂線PLを水平に倒した状態で、蛍光ランプ1(1B)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0032】
このようにソケット2(2B)を配置すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が図1(b),(c)の180度回転対称のいずれの回転状態であっても、アマルガム14の位置的変化によるその熱的変化(後述の図10では5.2度)が小さくなるから、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いで、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。
【0033】
なお、第1実施形態では、ソケット2(2B)は、垂線PLを水平に倒した状態で蛍光ランプ1(1B)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されるが、これに限らず、垂線PLを0度〜45度の範囲内の水平側に倒した状態で、蛍光ランプ1(1B)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置される構造でも、45度を超える鉛直側に垂線PLを起こした状態と比べ、図10に示すように、アマルガム14に対する温度差を最大18度程度に抑制することができるので、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いで、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。この場合、フィラメント11を水平方向に配置するようにしてもよい。なお、45度を超える鉛直側に起こした状態では、温度差が大きくなる傾向にある。
【0034】
また、第1実施形態では、ハウジング30Aにアルミ反射板33Aが使用される構成になっているが、樹脂により椀状ないしバスタブ状に形成し、内面に銀蒸着を施してなる反射板が使用される構成でもよい。
【0035】
さらに、第1実施形態では、蛍光ランプ1(1B)が使用される構成になっているが、蛍光ランプ1(1C)が使用される構成でも同様の効果が得られる。また、ソケット2(2B)をソケット2(2A)に代えてこれを第1実施形態と同様に配置し、蛍光ランプ1(1A)を使用するようにしても、同様の効果が得られる。
【0036】
(第2実施形態)
図11は本発明に係る第2実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図11(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図11(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図11(c),(d)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0037】
第2実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Bは、図11に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Bを備えるとともに、蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続する2つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Bに備えている。
【0038】
ハウジング30Bは、例えば金属製の天板31Bと、この天板31Bに固定され2つのソケット2(2B)が取着される例えば金属製のソケット台32Bと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔330Bを側面に有する椀状に形成され、取り付けばね310Bにより天板31Bに取り付けられるアルミ反射板33Bと、このアルミ反射板33Bの開口縁部外周に填め込まれる例えば金属製の枠34Bと、取付金具5を取り付けるためのスリット350Bを有し天板31Bおよび枠34Bにかしめ固定される一対の吊り下げ金具35Bとにより、つり鐘式に構成されている。そして、一対の吊り下げ金具35Bは、重量的に全体のバランスをとるように、安定器4側の枠34Bにかしめ固定されている。また、各寸法は、枠34Bが最大寸法となるように設定されている。
【0039】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Bは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Bを各取付金具5で天井ボード9に固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線6により電気的に接続される。また、図11中の7は安定器4のカバーに具備される端子台であり、上下にスライドする機構がある。
【0040】
ここで、各ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。図では、蛍光ランプ1(1B)および垂線PLを水平に倒した状態で、蛍光ランプ1(1B)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0041】
このようにソケット2(2B)を配置すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いだけの要因に対しては、アマルガム14の位置的変化によるその熱的変化が小さくなるから、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。
【0042】
また、このように特性が変化するのを防止することにより、アマルガム14に対する全体的な熱的変化を抑制することが容易となる。すなわち、図11(c)に示すように、各アマルガム14を外向きにして各蛍光ランプ1(1B)をソケット2(2B)に装着した場合、各アマルガム14は、アルミ反射板33Bと対面する位置に来て反射光(熱)を受ける。図11(d)に示すように、各アマルガム14を内向きにして各蛍光ランプ1(1B)をソケット2(2B)に装着した場合、各アマルガム14は、他の蛍光ランプ1(1B)から放射光(熱)を受ける。そして、この配置関係を考慮して、両中心軸AX0間を所定長に設定すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が図11(c),(d)の180度回転対称のいずれの回転状態であっても、アマルガム14に対する全体的な熱的変化を抑制することができる。約60mmに設定したとき、アマルガム14に対する熱的変化をほとんど抑制することができた。
【0043】
(第3実施形態)
図12は本発明に係る第3実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図12(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図12(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図12(c),(d)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0044】
第3実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Cは、図12に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Cを備えるとともに、蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続する2つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Cに備えている。
【0045】
ハウジング30Cは、例えば金属製の天板31Bと、この天板31Bに固定され2つのソケット2(2B)がそれぞれ第2実施形態と同様の配置で取着される2つの例えば金属製のソケット台32Cと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔330Cを側面に有する椀状に形成されて内面にアルミまたは銀蒸着が施され、天板31Bに取着される樹脂製の反射板33Cと、この反射板33Cの開口縁部外周に一体成形される枠34Cとにより構成されている。そして、ハウジング30Cは、一対の取付バネ5Aを用いて天井に固定されるようになっている。また、各寸法は、枠34Cが最大寸法となるように設定されている。
【0046】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Cは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Cを各取付バネ5Aで天井ボード9に固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線6により電気的に接続される。また、図中の7は安定器4のカバーに具備される端子台である。
【0047】
このような構成の蛍光ランプ用照明器具3Cによれば、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。また、反射板33Cの内面にアルミまたは銀蒸着が施されているため、アルミ反射板よりも反射率が高く赤外線を器具外により効率的に放出することができ、反射板33Cの外面からの熱放射率が高く反射板33C内の熱をより多く器具外に放出することができるので、各蛍光ランプ1(1B)の温度低減が可能となり、アマルガム14の温度上昇によるランプ特性の変化をさらに低減できる。
【0048】
(第4実施形態)
図13は本発明に係る第4実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図13(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図13(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図13(c),(d)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0049】
第4実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Dは、図13に示すように、器具自体は第2実施形態のそれと同じものであり、第2実施形態との相違点として、各ソケット2(2B)に8本管形状の蛍光ランプ1(1C)が装着されている。第4実施形態でも、各ソケット2(2B)は、各蛍光ランプ1(1C)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが蛍光ランプ1(1C)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。図では、蛍光ランプ1(1C)および垂線PLを水平に倒した状態で、蛍光ランプ1(1C)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0050】
このような構成の蛍光ランプ用照明器具3Dによれば、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、アルミ反射板33Bおよび枠34Bに代えて、樹脂製の反射板33Cおよび枠34Cを使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
(第5実施形態)
図14は本発明に係る第5実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図14(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図14(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図14(c),(d)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0052】
第5実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Eは、図14に示すように、第2実施形態との相違点として、各ソケット2(2B)に代えてソケット2(2A)を備え、各ソケット2(2A)に4本管形状の蛍光ランプ1(1A)が装着されている。第5実施形態でも、各ソケット2(2A)は、各蛍光ランプ1(1A)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが蛍光ランプ1(1A)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。図では、蛍光ランプ1(1A)および垂線PLを水平に倒した状態で、蛍光ランプ1(1A)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0053】
このような構成の蛍光ランプ用照明器具3Eによれば、第2実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、アルミ反射板33Bおよび枠34Bに代えて、樹脂製の反射板33Cおよび枠34Cを使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0054】
(第6実施形態)
図15は本発明に係る第6実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図15(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図15(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図15(c),(d)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0055】
第6実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Fは、図15に示すように、第2実施形態との相違点として、各蛍光ランプ1(1B)の先端側を水平方向に対し鉛直下方に所定角度傾けて、各蛍光ランプ1(1B)が水平側を向くように、ソケット台32Bが傾いた状態で天板31Bに取着された構成になっている。また、各ソケット2(2B)は、垂線PLを水平方向に対し30度の角度傾けて水平側に倒した状態で、蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続するようにソケット台32Bに配置されている。そして、各フィラメント11は水平方向に対し約60度の角度をなす位置に配置されている。
【0056】
このような構成の蛍光ランプ用照明器具3Fによれば、図10から分かるように、第2実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0057】
また、各ソケット2(2B)よりも各蛍光ランプ1(1B)の先端が少し下方に下がるので、各蛍光ランプ1(1B)の交換が容易となる。
【0058】
さらに、各フィラメント11が水平方向に対し約60度の角度をなす位置に配置されているので、最も温度の高い各フィラメント11が互いに内側を向くことがないため、各蛍光ランプ1(1B)全体の温度変化が少なくなり、アマルガム14の温度変化も少なくなる。
【0059】
なお、アルミ反射板33Bおよび枠34Bに代えて、樹脂製の反射板33Cおよび枠34Cを使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
(第7実施形態)
図16は本発明に係る第7実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図16(a)は同蛍光ランプ用照明器具を上方から見た図、図16(b)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た一部断面図、図16(c)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0061】
第7実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Gは、図16に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Dを備えるとともに、3つの蛍光ランプ1(1B)の各端子13とそれぞれ180度回転対称で電気的に接続する3つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Dに備えている。
【0062】
ハウジング30Dは、電子素子40などにより構成される安定器、1つのソケット2(2B)が取着されるソケット台32Dおよび2つのソケット2(2B)が取着されるソケット台32Eなどを含む例えば金属製のハウジング本体31Cと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔を側面に有する椀状またはバスタブ状に形成されて内面にアルミまたは銀蒸着が施され、ハウジング本体31Cに取着される樹脂製の反射板33Dと、この反射板33Dの開口縁部外周に一体成形される枠34Dとにより構成されている。そして、ハウジング30Dは、4つの取付バネ5Aを用いて天井に固定されるようになっている。また、各寸法は、枠34Dが最大寸法となるように設定されている。
【0063】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Gは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Dを各取付バネ5Aで天井ボード9に固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は、安定器を構成する電子素子40などが実装された基板または電線などにより電気的に接続される。
【0064】
ここで、各ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。図では、蛍光ランプ1(1B)および垂線PLを水平に倒した状態で、蛍光ランプ1(1B)の各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0065】
このような構成の蛍光ランプ用照明器具3Gによれば、第3実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。また、各フィラメント11を水平方向に配置してもよいが、第7実施形態のように、水平方向に対し所定角度をなす水平方向の側に配置すれば、各蛍光ランプ1(1B)全体の温度変化が少なくなり、アマルガム14の温度変化も少なくなるので望ましい。
【0066】
なお、反射板33Dおよび枠34Dに代えて、アルミ反射板および枠を使用すれば、第2実施形態とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0067】
また、蛍光ランプ1(1C)が使用される構成でも同様の効果が得られる。また、ソケット2(2B)をソケット2(2A)に代えてこれを第7実施形態と同様に配置し、蛍光ランプ1(1A)を使用するようにしても、同様の効果が得られる。
【0068】
(第8実施形態)
図17は本発明に係る第8実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図17(a)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た図、図17(b)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0069】
第8実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Hは、図17に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Eを備えるとともに、2つの蛍光ランプ1(1B)の各端子13とそれぞれ180度回転対称で電気的に接続する2つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Eに備えている。
【0070】
ハウジング30Eは、安定器4および各ソケット2(2B)が取着される例えば金属製の天板31Dと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔を上底部に有する椀状ないしバスタブ状に形成されたアルミ反射板33Eと、このアルミ反射板33Eの開口縁部外周に填め込まれる例えば金属製の枠34Eと、取付金具5(図示省略)を取り付けるためのスリットを有し天板31Dおよび枠34Eにかしめ固定される一対の吊り下げ金具35Cと、天板31Dとアルミ反射板33Eの底部との間に介設され、例えばねじによりアルミ反射板33Eを係止し天板31Dに取着(ねじ止め)される吊り金具36Bとにより構成されている。そして、各寸法は、枠34Eが最大寸法となるように設定されている。
【0071】
このような構成される蛍光ランプ用照明器具3Hは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Eを各取付金具5で天井ボード9に固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線などにより電気的に接続される。
【0072】
ここで、各ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。具体的には、蛍光ランプ1(1B)を鉛直側に起こした(図では鉛直下向きに起こした)状態で、かつ各ソケット2(2B)に接続された蛍光ランプ1(1B)の垂線PLがそれら蛍光ランプ1(1B)の各中心軸AX0を結ぶ線に対して直交方向の側を向く(図では直交する)状態で、自己に接続された蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0073】
このように各ソケット2(2B)を配置すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、アマルガム14の位置的変化によるその熱的変化が小さくなるから、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いで、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。
【0074】
なお、第8実施形態では、蛍光ランプ1(1B)が使用される構成になっているが、蛍光ランプ1(1C)が使用される構成でも同様の効果が得られる。また、ソケット2(2B)をソケット2(2A)に代えてこれを第8実施形態と同様に配置し、蛍光ランプ1(1A)を使用するようにしても、同様の効果が得られる。
【0075】
また、アルミ反射板33Eおよび枠34Eに代えて、樹脂製の反射板および枠を使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0076】
(第9実施形態)
図18は本発明に係る第9実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図18(a)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た図、図18(b)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0077】
第9実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Jは、図18に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Fを備えるとともに、3つの蛍光ランプ1(1B)の各端子13とそれぞれ180度回転対称で電気的に接続する3つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器4とを上記ハウジング30Fに備えている。
【0078】
ハウジング30Fは、安定器4および各ソケット2(2B)が取着される例えば金属製の天板31Eと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔330Eを上底部側に有する椀状ないしバスタブ状に形成されたアルミ反射板33Fと、このアルミ反射板33Fの開口縁部外周に填め込まれる例えば金属製の枠34Fと、取付金具5を取り付けるためのスリットを有し天板31Eおよび枠34Fにかしめ固定される3つの吊り下げ金具35Eと、天板31Eとアルミ反射板33Fの底部との間に介設され、ねじ361によりアルミ反射板33Fを係止し天板31Eに取着(ねじ止め)される吊り金具36Cとにより構成されている。そして、各寸法は、枠34Fが最大寸法となるように設定されている。
【0079】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Jは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Fを各取付金具5で固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線6により電気的に接続される。
【0080】
ここで、各ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。具体的には、蛍光ランプ1(1B)を鉛直側に起こした(図では鉛直下向きに起こした)状態で、かつ自己に隣接する2つのソケット2(2B)に接続された蛍光ランプ1(1B)の各中心軸AX0を結ぶ線に対し平行な方向の側(図では平行)に、自己に接続された蛍光ランプ1(1B)の垂線PLが向く状態で、自己に接続された蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0081】
このように各ソケット2(2B)を配置すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、アマルガム14の位置的変化によるその熱的変化が小さくなるから、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いで、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。このような効果は、各蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0が図18に示すような正三角形の各頂点に位置する場合に限らず、二等辺三角形などの各頂点に位置する場合においても得られる。
【0082】
なお、第9実施形態では、蛍光ランプ1(1B)が使用される構成になっているが、蛍光ランプ1(1C)が使用される構成でも同様の効果が得られる。また、ソケット2(2B)をソケット2(2A)に代えてこれを第9実施形態と同様に配置し、蛍光ランプ1(1A)を使用するようにしても、同様の効果が得られる。
【0083】
また、アルミ反射板33Fおよび枠34Fに代えて、樹脂製の反射板および枠を使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0084】
(第10実施形態)
図19は本発明に係る第10実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図であり、図19(a)は同蛍光ランプ用照明器具を側方から見た図、図19(b)は同蛍光ランプ用照明器具への装着時における蛍光ランプ内のアマルガムの位置を示す図である。
【0085】
第10実施形態の蛍光ランプ用照明器具3Kは、図19に示すように、天井ボード9に穿設された孔91から下方を臨み天井ボード9裏に収納される複合構造のハウジング30Gを備えるとともに、4つの蛍光ランプ1(1B)の各端子13とそれぞれ180度回転対称で電気的に接続する4つのソケット2(2B)と、これらソケット2(2B)の各々を介して蛍光ランプ1(1B)に点灯用の電力を供給する安定器とを上記ハウジング30Gに備えている。
【0086】
ハウジング30Gは、安定器および各ソケット2(2B)などを含む例えば金属製のハウジング本体31Fと、各ソケット2(2B)に装着された蛍光ランプ1(1B)を内部に挿入するための各孔を上底部に有する椀状またはバスタブ状に形成されたアルミ反射板33Gと、このアルミ反射板33Gの開口縁部外周に填め込まれる例えば金属製の枠34Gと、取付金具5を取り付けるためのスリットを有しハウジング本体31Fおよび枠34Gにかしめ固定される3つの吊り下げ金具35Fとにより構成されている。アルミ反射板33Gは、ねじ361Aによりハウジング本体31Fに係止されるようになっている。また、各寸法は、枠34Gが最大寸法となるように設定されている。
【0087】
このように構成される蛍光ランプ用照明器具3Kは、天井ボード9に穿設された孔91から天井ボード9裏に挿入され、ハウジング30Gを各取付金具5で固定することにより天井に取り付けられる。なお、ソケット2(2B)および安定器4は電線などにより電気的に接続される。
【0088】
ここで、各ソケット2(2B)は、自己に対する蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0へのアマルガム14の位置からの垂線PLが、蛍光ランプ1(1B)の特性変化を少なくする方向となるように配置されている。具体的には、蛍光ランプ1(1B)を鉛直側に起こした(図では鉛直下向きに起こした)状態で、かつ自己に隣接する2つのソケット2(2B)に接続された蛍光ランプ1(1B)の各中心軸AX0を結ぶ線に対し平行な方向の側(図では平行)に、自己に接続された蛍光ランプ1(1B)の垂線PLが向く状態で、自己に接続された蛍光ランプ1(1B)の各端子13と180度回転対称で電気的に接続するように配置されている。
【0089】
このように各ソケット2(2B)を配置すれば、蛍光ランプ1(1B)の回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、アマルガム14の位置的変化によるその熱的変化が小さくなるから、ソケット2(2B)に対する蛍光ランプ1(1B)の装着状態の違いで、蛍光ランプ1(1B)の特性が変化するのを防止することができる。このような効果は、各蛍光ランプ1(1B)の中心軸AX0が図19に示すような正方形の各頂点に位置する場合に限らず、長方形などの各頂点に位置する場合においても得られる。
【0090】
なお、第10実施形態では、蛍光ランプ1(1B)が使用される構成になっているが、蛍光ランプ1(1C)が使用される構成でも同様の効果が得られる。また、ソケット2(2B)をソケット2(2A)に代えてこれを第10実施形態と同様に配置し、蛍光ランプ1(1A)を使用するようにしても、同様の効果が得られる。
【0091】
また、アルミ反射板33Gおよび枠34Gに代えて、樹脂製の反射板および枠を使用すれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0092】
さらに、4灯に限らず、4灯を超える多灯の場合でも、各ソケットを第10実施形態と同様のレイアウトで配置することができれば、第10実施形態と同様の効果が得られる。
【0093】
また、上記各実施形態において、蛍光ランプは、4本管形状、6本管形状または8本管形状に限らず、8本管を超える形状でも、その実施形態と同様に各ソケットを配置すれば、それと同様の効果が得られる。
【0094】
【発明の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記ソケットは、前記蛍光ランプおよび前記垂線を水平側に倒した状態でその蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されているので、蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、蛍光ランプの一の中心軸へのアマルガムの位置からの垂線が水平側を向くことにより、アマルガムの位置的変化によるその熱的変化が小さくなるから、ソケットに対する蛍光ランプの装着状態の違いで、蛍光ランプの特性が変化するのを防止することができる。
【0096】
請求項記載の発明は、請求項1記載の蛍光ランプ用照明器具において、前記ソケットを複数並置し、前記安定器は、前記複数のソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給し、前記各ソケットは、前記蛍光ランプの先端側を水平方向に対し鉛直方向に所定角度傾けて、各蛍光ランプが水平側を向くようにするとともに、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線を、水平方向に対し45度またはこれよりも小さな角度だけ傾けた状態で、その蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されているので、45度を超える鉛直側に垂線を起こした状態と比べ、アマルガムに対する温度差を抑制することができるから、ソケットに対する蛍光ランプの装着状態の違いで、蛍光ランプの特性が変化するのを防止することができる。
【0097】
請求項記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、2つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、前記2つのソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ各ソケットに接続された前記蛍光ランプの前記垂線がそれら蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対して直交方向の側を向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されているので、各ソケットに接続された蛍光ランプの垂線がそれら蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対して平行方向の側を向く状態に比べ、アマルガムに対する温度差を抑制することができるから(図17(b)参照)、ソケットに対する蛍光ランプの装着状態の違いで、蛍光ランプの特性が変化するのを防止することができる。つまり、平行方向の側を向く状態では、アマルガムが温度の高い両蛍光ランプ間に位置することがあり、この場合、アマルガムに対する温度差が大きくなって、蛍光ランプの特性が変化するのであるが、平行方向の側を向く状態では、アマルガムが温度の高い両蛍光ランプ間に位置することがないので、アマルガムに対する温度差が大きくなることを防止することができる。
【0098】
請求項記載の発明は、少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、一の中心軸周りに少なくとも3つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ自己に隣接する2つのソケットに接続された前記蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対し平行な方向の側に、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線が向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されているので、自己に隣接する2つのソケットに接続された蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対し垂直な方向の側に、自己に接続された蛍光ランプの垂線が向く状態に比べ、アマルガムが温度の高い蛍光ランプ間に位置することがないので、アマルガムに対する温度差を抑制することができるから(図18(b),図19(b)参照)、ソケットに対する蛍光ランプの装着状態の違いで、蛍光ランプの特性が変化するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図2】4本管形状の蛍光ランプを示す図である。
【図3】6本管形状の蛍光ランプを示す図である。
【図4】8本管形状の蛍光ランプを示す図である。
【図5】4本管形状の蛍光ランプの具体構造を示す図である。
【図6】6本管形状の蛍光ランプの端子部の具体構造を示す図である。
【図7】8本管形状の蛍光ランプの端子部の具体構造を示す図である。
【図8】4本管形状の蛍光ランプ用のソケットを示す図である。
【図9】6本管および8本管形状の蛍光ランプ用のソケットを示す図である。
【図10】第1実施形態の効果の説明図である。
【図11】本発明に係る第2実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図12】本発明に係る第3実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図13】本発明に係る第4実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図14】本発明に係る第5実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図15】本発明に係る第6実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図16】本発明に係る第7実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図17】本発明に係る第8実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図18】本発明に係る第9実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図19】本発明に係る第10実施形態の蛍光ランプ用照明器具を示す図である。
【図20】アマルガム入りの蛍光ランプとアマルガム無しの蛍光ランプの周囲温度に対する光束の特性図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C 蛍光ランプ
10 発光管
11 フィラメント
12 ベース
13 端子
14 アマルガム
2,2A,2B ソケット
3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G,3H,3J,3K 蛍光ランプ用照明器具
30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G ハウジング
31A,31B,31D,31E 天板
31C,31F ハウジング本体
32A ソケット台部
32B,32C,32D,32E ソケット台
33A,33B,33E,33F,33G アルミ反射板
33C,33D (樹脂製の)反射板
34A,34B,34C,34D,34E,34F,34G 枠
35A,35B,35C,35D,35E,35F 吊り下げ金具
36A 取付板
36B,36C 吊り金具
4 安定器
5 取付金具
5A 取付バネ
6 電線
7 端子台
9 天井ボード

Claims (4)

  1. 少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記ソケットは、前記蛍光ランプおよび前記垂線を水平側に倒した状態でその蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする蛍光ランプ用照明器具。
  2. 前記ソケットを複数並置し、前記安定器は、前記複数のソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給し、前記各ソケットは、前記蛍光ランプの先端側を水平方向に対し鉛直方向に所定角度傾けて、各蛍光ランプが水平側を向くようにするとともに、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線を、水平方向に対し45度またはこれよりも小さな角度だけ傾けた状態で、その蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ用照明器具。
  3. 少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、2つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、前記2つのソケットを介してこれらソケットの各々に接続された前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ各ソケットに接続された前記蛍光ランプの前記垂線がそれら蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対して直交方向の側を向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする蛍光ランプ用照明器具。
  4. 少なくとも3以上の奇数回180度方向転換し一の方向に伸びる各部の軸が一の中心軸周りに位置するように屈曲した形状の発光管と、この発光管内部の両端の各々に設けられるフィラメントと、これらのフィラメント側で前記発光管を保持するベースと、このベースに設けられて前記発光管とは逆方向に突出し、前記発光管内部の両端のフィラメントとそれぞれ電気的に接続する2組の端子と、前記発光管内部に設けられるアマルガムとを備え、前記2組の端子に対する接続が180度回転対称の構造になっている蛍光ランプを点灯するための蛍光ランプ用照明器具であって、一の中心軸周りに少なくとも3つ並置されて前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するソケットと、このソケットを介して前記蛍光ランプに点灯用の電力を供給する安定器とを備え、前記ソケットに対する前記蛍光ランプの回転状態が180度回転対称のいずれの回転状態であっても、前記蛍光ランプの一の中心軸への前記アマルガムの位置からの垂線の方向が前記アマルガムの温度を一定にするような方向となるように、前記各ソケットは、前記 蛍光ランプを鉛直側に起こした状態で、かつ自己に隣接する2つのソケットに接続された前記蛍光ランプの各中心軸を結ぶ線に対し平行な方向の側に、自己に接続された前記蛍光ランプの前記垂線が向く状態で、自己に接続された前記蛍光ランプの各端子と180度回転対称で電気的に接続するように配置されていることを特徴とする蛍光ランプ用照明器具。
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