JP3863813B2 - パイプ型補聴器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、パイプ型補聴器に関し、より詳細には、使用していることが傍目に分からないパイプ型補聴器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高齢化社会を迎えて、加齢と共に進行する老人性難聴等の聴覚障害に悩む人が増えている。このような場合の対策としては、一般に、補聴器を装着して聴力の低下を補うことが行なわれている。補聴器は、基本的にはマイクと、増幅回路部と、スピーカーと、駆動用電池とから構成され、スピーカーとしては、通常音圧型イヤホンが使用されている。
【0003】
従来の補聴器は大別して、外耳道内に挿入可能にした小型ケース内に、マイクと増幅回路部と駆動用電池とスピーカーとを一体に組み込んで構成した耳穴型と、マイクと増幅回路部と駆動用電池とスピーカーとを、耳介の後側に沿って当接する湾曲形状にした本体ケース内に収め、本体ケースに、耳介に掛かる短い音導チューブを介してイヤホンを取り付けた耳掛型と、マイクと増幅回路部と駆動用電池とを、ポケット等に収納される箱型の本体部に組み込み、この本体部に耳まで延びるケーブルを介してイヤホンを取り付けたポケット型とがある。
【0004】
耳穴型の補聴器は小型軽量で目立たないという利点がある反面、スピーカーと集音のためのマイクとが1つの小さなケース内に収められ、且つ、両者が極めて近接することになるために、スピーカーから出た音をマイクが拾いやすく、その結果ハウリングを起こしやすいという欠点がある。補聴器がハウリング状態になると全く使用不能となるため、このハウリングが使用者にとっての最大の問題となっている。
【0005】
耳掛型の補聴器は、その形態上、装着していることが目立つので、使用していることを他人に知られたくない人にとっては、人前での使用は敬遠せざるを得ないという欠点がある。
【0006】
ポケット型の補聴器は、箱型本体部を胸ポケット等に入れて使用するため、胸部から耳にまで延びる長いケーブルが必要となり、これが外観上目立つので、耳掛型の場合と同様の欠点があるだけでなく、本体部が比較的大きなものとなるために、常時携帯用には不向きである。
【0007】
しかも、以上の各種補聴器においては、いずれもイヤホンもしくは補聴器本体を外耳道内に装入して使用しなければならない関係上、特に高温多湿時に長時間使用し続けた場合に、外耳道内が蒸れて不快感を伴うことがある。
【0008】
このような外耳道内装入に伴う不快感のないものとして、音圧型のスピーカーではなく、骨伝導スピーカーを用いた補聴器も提唱されている。これは、補聴器を使いたいときだけスピーカーを耳介周辺部に押し当てたり、ヘッドバンド等の装着手段を介して頭部に取り付けたりして使用するが、利便性に欠けるだけでなく、使用していることがあからさまになる欠点を払拭し得るものではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の補聴器においては、いずれのタイプの場合も使用していることがあからさまになり、使用していることを他人に知られたくない人が使用するのに適さないという問題があった。そこで本発明は、そのような問題がなく、しかも、十分な聴力補助効果を実現し得るパイプ型補聴器を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明に係るパイプ型補聴器は、骨伝導スピーカーとマイクと増幅回路部と駆動用電池とをパイプ型の筐体内に埋設したことを特徴とするものである。
【0011】
好ましくは、前記筐体を、ブライヤーの根、桜の木その他の木材製とする。また、前記筐体を、本体部とこれに脱着可能にした吸口部とから構成し、前記骨伝導スピーカーを前記吸口部近傍に配置する。更に、前記マイクを火皿部近傍に配置することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に依拠して説明する。図1は、本発明に係るパイプ型補聴器の形状例を示す斜視図であり、図2は、本発明に係るパイプ型補聴器の簡略内部構成図である。このパイプ型補聴器1は、刻みタバコのための喫煙具であるパイプを模した筐体2と、この筐体2内に内蔵される骨伝導スピーカー3と、通例、指向性マイクロフォンで構成されるマイク4と、その中間に配置される増幅回路部5と、駆動用電池6とで構成される。
【0013】
筐体2は、全体を一体のものとすることもできるが、本物のパイプに見せるために、火皿側を構成する本体部2aとマウスピース側を構成する吸口部2bとを、嵌め合い、螺合等により分離可能に構成することが好ましい。このようにした場合は、吸口部2bを本体部2aから外して、駆動用電池6の交換をするように構成することができる。
【0014】
筐体2は、骨伝導スピーカー3の振動を効率良く伝達させる必要があるために、振動伝達効率の良い素材、例えば、木又はプラスチック等が用いられる。特に本物のパイプの質感を出すためにも、本物のパイプの素材として多く使用されている、ブライヤーの根や桜の木等の素材製とすることが好ましい。
【0015】
骨伝導スピーカー3は、音声を骨伝導音として伝達するものであって、筐体2が振動伝達特性のよい材質で構成される関係上自由な場所に配置できるが、上述のように筐体2を分離可能な構成にした場合は、吸口部2bの近傍に内蔵することが好ましい。
【0016】
マイク4は、使用時に、聞き取りたい音源の方向に自然に向けることができるようにするために、筐体2の火皿部2cに配設することが好ましい。
【0017】
かくして、火皿部2cに配設されたマイク4で拾われた音声信号は、増幅回路部5において十分に増幅されて骨伝導スピーカー3に伝達され、骨伝導スピーカー3が駆動されてこの信号が振動に変換され、その振動が筐体2に伝わり、吸口部2bをくわえている歯から、顎骨を経て聴覚器官に伝達され、音声として聴取される。
【0018】
一般に、骨伝導信号の聴覚器官への伝達経路としては耳介周辺が用いられているが、歯は顎骨と直結しているために、特に良好な伝達経路として知られている。但し、補聴器に限らず、音を聴くために何かをくわえるということは、傍目に不自然な動作と受け取られるが、本発明の場合には、補聴器自体が、口にくわえることに何ら不自然さを伴わないパイプ形状であるため、このような問題は起きない。
【0019】
また、言うまでもないが、吸口部2bをくわえなくても、筐体2の一部を頭部の適当な場所、例えば耳介周辺のこめかみ部等に軽く押し当てて音を聴くことも可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るパイプ型補聴器は、全体が一般のパイプと変わらない外観を呈していて、口にくわえる等して使用するものであるため、それを以て補聴器とは認識されにくく、且つ、使用状態に不自然さがないため、補聴器を使用していることが傍目に分からない。従って、補聴器を使用していることを知られたくない人が使用する補聴器として最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプ型補聴器の斜視図である。
【図2】本発明に係るパイプ型補聴器の簡略内部構成図である。
【符号の説明】
1 パイプ型補聴器
2 筐体
2a 本体部
2b 吸口部
2c 火皿部
3 骨伝導スピーカー
4 マイク
5 増幅回路部
6 駆動用電池

Claims (5)

  1. 骨伝導スピーカーとマイクと増幅回路部と駆動用電池とをパイプ型の筐体内に埋設したことを特徴とするパイプ型補聴器。
  2. 前記筐体を、ブライヤーの根、桜の木その他の木材製とした請求項1に記載のパイプ型補聴器。
  3. 前記筐体を、本体部とこれに脱着可能にした吸口部とから構成した請求項1に記載のパイプ型補聴器。
  4. 前記骨伝導スピーカーを前記吸口部近傍に配置した請求項3に記載のパイプ型補聴器。
  5. 前記マイクを火皿部近傍に配置した請求項1に記載のパイプ型補聴器。
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