JP3862324B2 - 中心座標測定用ターゲット及び中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法 - Google Patents

中心座標測定用ターゲット及び中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測量用のターゲットに関し、特に橋梁部材の測量において、計測点にターゲットを配して、測距測角儀によりターゲット中心の三次元座標を求める中心座標測定用ターゲット及び中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、橋梁を完成させるためには、まず橋梁を構成する橋梁部材の設計データを作成し、前記データに基づいて橋梁部材を作成し、この橋梁部材を巻尺及びノギスにより測定して設計データと測定データの異同を決定し、必要に応じて橋梁部材を修正している。
【0003】
橋梁部材を測定するためには、上記のように巻尺及びノギスを使用して作業を行っている。このとき、図19に示すように、ボルト穴121の中心間距離lを測定するために、まず全長Lを巻尺を用いて測定し、次に橋梁端部122からボルト穴121の中心までの距離l1,l2をノギスによって測定して、前記全長Lから距離l1及び距離l2を差し引くことによりボルト穴121中心間における距離lを求めている。
【0004】
以上のようにして得られた測定データと設計データとの異同を決定し、必要に応じて修正された橋梁部材を、さらに仮組立することにより不整合な箇所を特定し、橋梁部材の修正を行っていた。そして一度仮組立した橋梁部材を解体してから現場に運搬し、実際の組立作業を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のような橋梁部材における測定作業では、測定に巻尺及びノギスを使用しているため、測定精度が悪く、また長い距離を測りにくいため正確な値を測定することが不可能であった。さらに測定作業が手作業であるため、効率化が図れないという不都合があった。
【0006】
また、それぞれの橋梁部材は非常に大きな部材であるため、これらの橋梁部材で実際の状態の仮組立を行うには、広い組立てスペースが必要であり、かつ組立て及び解体は大がかりで時間を要するものになるという不都合があった。
【0007】
本発明の目的は、橋梁部材の測定において、測定点にターゲットを用い、測距測角儀で視準してターゲット中心の三次元座標を求め、この三次元座標より正確な橋梁部材の測定データを得ることができ、橋梁部材の仮組立する工程を省略して、作業効率を向上することができる、中心座標測定用ターゲット及び中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
求項1の中心座標測定用ターゲットは、長尺部材の所定位置に設けられた孔中心間を測定するための測定用ターゲットであって、該測定用ターゲットは、長尺部材に設けた前記孔と係合する孔係合部及び前記孔の周縁部に当接する枠部を一体に形成したターゲット本体と、前記孔中心対応指標を設けた再帰反射面と、を備え、前記枠部には前記孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように永久磁石が配設され、前記永久磁石を前記孔の周縁部に接着すると共に、前記再帰反射面を前記孔係合部の端面に前記孔の周縁部と面一となるように配設したことを特徴とする。
【0009】
求項2の中心座標測定用ターゲットは、長尺部材の所定位置に設けられた孔中心間を測定するための測定用ターゲットであって、該測定用ターゲットは、長尺部材に設けた前記孔と係合する孔係合部及び前記孔の周縁部に当接する枠部を一体に形成したターゲット本体と、前記孔中心対応指標を設けた再帰反射面と、を備え、前記枠部には前記孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように永久磁石が配設され、前記永久磁石を前記孔の周縁部に接着すると共に、前記再帰反射面を前記孔係合部の端面に前記孔の周縁部と所定角度で傾斜するように配設し、前記孔中心対応指標は前記孔の周縁部の面上を通る水平線上に位置するように設けられたことを特徴とする。
【0010】
求項3の中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法は、橋梁部材の設計データの作成工程と、該工程において作成された設計データに基づいて橋梁部材を作成する工程と、前記作成された橋梁部材の測定データを作成する工程と、該橋梁部材の測定データと前記設計データの異同を決定する工程と、を備えた中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法であって、前記ターゲットを、作成された橋梁部材のボルト孔の周縁部に、前記ターゲットの枠部に前記ボルト孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように配置された永久磁石を介して配置し、測距測角儀で視準し、前記ボルト孔中心における三次元座標を求めることを特徴とする。
【0011】
なお、請求項1、請求項2における再帰反射面は反射プリズムシートからなる。
0012
【発明の実施の形態】
本発明に係る中心座標測定用ターゲット10は、長尺部材20の所定位置に設けられた孔21の中心間を測定するための測定用ターゲットである。この測定用ターゲットは、ターゲット本体13と、孔中心対応指標15を設けた再帰反射面14と、を備えている。ターゲット本体13は、長尺部材20に設けた孔21と係合する孔係合部11と、孔21の周縁部に当接する枠部12を一体に形成して構成されている。そして再帰反射面14を孔係合部11の端面に孔周縁と面一となるように配設する。
0013
或いは、再帰反射面14を孔係合部11の端面に孔21の周縁と所定角度で傾斜するように配設し、孔中心対応指標15は孔21の周縁面の水平線上に位置する。
0014
橋梁部材の測定において、従来のような巻尺及びノギスによる手作業に代わって、計測点にターゲットを用い、測距測角儀で視準してターゲット中心の三次元座標を求め、この三次元座標より正確な橋梁部材の測定データを得ることができる。
0015
以上のようにして得られた、橋梁部材の測定データと設計段階での設計データとを比べて異同を決定し、橋梁部材を修正する。このため、橋梁部材を仮組立して更に橋梁部材の整合性を確認する必要がなくなり、仮組立工程を省略することができ、作業効率を向上することができる。
0016
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
0017
図1乃至図8は、本発明の一実施例を示すものであり、図1は中心座標測定用ターゲットの正面図、図2は中心座標測定用ターゲットの平面図、図3は中心座標測定用ターゲットの底面図、図4は中心座標測定用ターゲットの縦断面図、図5は中心座標測定用ターゲットの使用状態を示す説明図、図6及び図8は中心座標測定用ターゲットの測定方法を示す説明図、図7は図6のA部拡大図である。
0018
本例の中心座標測定用ターゲット10は、長尺部材20における三次元座標を測定するためのものであり、孔係合部11と、この孔係合部と一体に形成されてターゲット本体13を構成する枠部12と、再帰反射面14と、を主要構成要素とする。
0019
本例における長尺部材20は、橋梁等を構成する橋梁部材としてのH綱であり、図6で示すように、端部には組み立て時に必要なボルトを挿入するための孔21が設けられている。
0020
本例の中心座標測定用ターゲット10の、孔係合部11は、図1で示すように長尺部材20の孔21内に位置させる円柱状ものであり、長尺部材20の孔21に嵌入可能に形成されている。
0021
また、孔係合部11の孔21に嵌入する側の端部にはテーパ部11bが設けられており、孔係合部11を孔21に嵌入しやすいように構成されている。
0022
そして孔係合部11を孔21に係合させたときに、孔内部に入り込む端面とは反対側の端面11aには、後述する反射シートが貼着されて、孔21の周縁面と面一になるように形成されている。
0023
本例の中心座標測定用ターゲット10の、枠部12は、図4で示すように、孔係合部11と一体に形成されて、ターゲット本体13を構成している。この枠部12の径は孔係合部11の径より大きめに形成されており、この枠部12が長尺部材20における孔21の周縁部で抜け止まることにより、ターゲット本体13が長尺部材20の孔周縁部において係合する。
0024
上記枠部12における枠体12aは、孔係合部11の端面11aを囲むように構成されており、枠体12aによって囲まれた内側空間12cは開口12bへ向かって開口12bが最も広くなるように形成されている。
0025
また枠部12の上端部には縁部12dが形成されている。この縁部12dはターゲット本体13を手で持ったときに作業者の指がかかって滑りにくくし、ターゲット本体13を孔21へ嵌入しやすくするためのものである。
0026
孔係合部11の枠部12の枠体12aに囲まれた端面11aには、再帰反射面14が形成される。この再帰反射面14は、図2で示すように円形状の反射プリズムシートと、この反射プリズムシートに設けられた孔中心対応指標15とから構成されている。
0027
前記反射プリズムシートは、マイクロプリズムが密集状態に形成された可撓性の透明な反射体で、入射した光を入射方向に向けてそのまま反射する性質がある。
0028
この反射プリズムシートの平滑な表面には孔中心対応指標15が設けられており、孔中心対応指標15は十字線15aと円形15bからなる。そして反射プリズムシートを孔係合部11の端面11aに貼着することで再帰反射面14を形成する。このとき反射プリズムシートは、反射プリズムシートに付された孔中心対応指標15の十字線15a中心が、孔係合部11を長尺部材20の孔21に係合させたときの、孔21の中心に一致するように貼着される。
0029
そして、前記再帰反射面14は、孔係合部11を孔21に係合させたときに孔21の周縁面と面一になるように構成される。
0030
また、枠部12にはマグネット16が設けられている。このマグネット16は永久磁石であり、枠部12において、孔周縁部との係合面で周方向等間隔になるように配設されて、枠部12から露見して孔21の周縁部に接着し、ターゲット本体13を固定する。
0031
次に本例の中心座標測定用ターゲット10を用いた長尺部材20の測定方法について説明する。
0032
本発明における長尺部材20は、図6で示すように、測距測角儀30を用いて測定する。本例の測距測角儀30は、光波を利用して直接に反射光と、参照光の位相差により距離を測定するものであり、高度角水平角はエンコーダにより行われている。そして測距測角儀30にはCPUが内蔵されており、得られた測定値を気象条件などにより補正して、測定距離をデジタル表示する。なお、この測距測角儀30は三脚上に載置されている。
0033
まず測距測角儀30を適宜位置に設置する。そして中心座標測定用ターゲット10を長尺部材20の孔21に係合させて測距測角儀30に対向させる。このとき中心座標測定用ターゲット10の再帰反射面14が測距測角儀30側を向くように、中心座標測定用ターゲット10は、長尺部材20において地表に対して垂直になる面22に形成された孔21に係合される。そして中心座標測定用ターゲット10の再帰反射面14からの反射光を測距測角儀30が受光し中心座標測定用ターゲット10の三次元座標を測定する。
0034
上記測定は測定すべき中心座標測定用ターゲット10をそれぞれ別の孔21に位置させて行なう。そして、測距測角儀30が設置されている所定箇所を基準点(0,0,0)としたときの、それぞれの中心座標測定用ターゲット10の三次元座標、即ち孔の中心座標(x1,y1,z1)及び(x2,y2,z2)を測定し、これらの三次元座標から孔21の中心間の距離lが次の式によって算出できる。
0035
【式1】
Figure 0003862324
0036
このように長尺部材20の同一断面内に数カ所の測点を設置し、それを測距測角儀30で視準することにより図6で示すように視準された測点の位置データを三次元座標系で取り込み、座標計算により測点間の距離を求めることができる。
0037
図9乃至図17は、本発明の他の実施例を示すものであり、図9は中心座標測定用ターゲットの正面図、図10は中心座標測定用ターゲットの平面図、図11は中心座標測定用ターゲットの底面図、図12は中心座標測定用ターゲットの縦断面図、図13,図15,図17は中心座標測定用ターゲットの使用状態を示す説明図、図14は図13におけるC矢視図、図16は図15におけるB部拡大図である。本例において前記実施例と同様部材等には同一符号を付してその説明を省略する。
0038
前記実施例では孔係合部11の端面11aに孔中心対応指標15の設けられた反射プリズムシートを貼着して再帰反射面14を形成し、この再帰反射面14は、ターゲット本体13を孔21に係合したときに孔21の周縁面と面一となる例を示したが、本例においては、この再帰反射面14に角度θを付けた中心座標測定用ターゲット10について説明する。
0039
本例の中心座標測定用ターゲット10においても、孔係合部11と、枠部12とでターゲット本体13を構成している。
0040
本例の孔係合部11は、長尺部材20の孔21と係合する部分は円柱状に形成されて孔21に嵌入可能に形成されており、枠部12に囲まれた端面11aは、枠部12に対して所定角度θで傾斜して形成されている。このとき端面11aは、孔係合部11を孔21に係合したときに、孔21の中心を通る鉛直線と、孔周縁面を通る水平線とが、端面11a上で交差するように形成される。
0041
そして枠部12の枠体12aは前記実施例と同様に孔係合部11と一体に形成されており、同一幅に形成された端部12f,12fが前記端面11aの両側に位置するような構成となっている。
0042
本例における再帰反射面14は、反射プリズムシートに付された孔中心対応指標15の十字線15a中心と、孔21の中心とが一致するように、端面11aに貼着して形成する。
0043
上記のように構成することにより、本例における中心座標測定用ターゲット10は、再帰反射面14が孔周縁面に対し所定角度θで傾斜するとともに、孔中心対応指標15の十字線15a中心が、孔21の周縁面の水平線上に位置する。
0044
以上のように、ターゲット本体13の再帰反射面14が傾斜していることにより、図15に示すように、中心座標測定用ターゲット10を長尺部材20における地表と水平な面23に位置させても、再帰反射面14が測距測角儀30へ向いて配置されるため、中心座標測定用ターゲット10の再帰反射面14から発せられる光が測距測角儀30の受光部に入射して測距測角儀30から中心座標測定用ターゲット10までの直線距離が測定できる。
0045
図18は、中心座標測定用ターゲット10を用いて測定を行うときの測定ポイントPを示したものである。上記に掲げたそれぞれの実施例のいずれにおいても、測定ポイントPは長尺部材20の測距測角儀30側の面の水平線上に位置する。
0046
なお、上記実施例において、枠部12においてマグネット16を3箇所設けた例を示したが、3箇所に限らず1箇所以上であれば何カ所設けても良い。
0047
また、上記実施例における長尺部材20上のボルト孔である孔21は、円孔の他、楕円形或いは多角形等中心座標測定用ターゲット10が嵌入可能な形であればどのような形に形成されていても良い。
0048
次に上記実施例によって橋梁部材を測定し、橋梁を完成するまでの流れについて説明する。
0049
まず、橋梁建設のために必要な橋梁部材についての設計データを作成する。そしてこの設計データに基づいて橋梁部材を作成する。
0050
次に、橋梁部材のボルト孔にターゲットを配置させて、測距測角儀によりターゲットを視準し、ターゲットの中心における三次元座標値を求めることにより橋梁部材の測定データを作成する。
0051
そして設計データと、測定データとを比較して、異同を決定する。設計データと測定データが異なれば、必要に応じて橋梁部材を修正する。なお、測定データは上記実施例で述べたように、ターゲット中心の三次元座標を測距測角儀により求めることにより、正確な測定データを得ることができる。
0052
上記正確な測定データを使用して異同を決定することにより、橋梁部材を仮組立して更に橋梁部材の整合性を確認する必要がなくなり、仮組立工程を省略することができる。そして、修正済みの橋梁部材を直接現場に運搬して、実際の組み立て作業を行うことができる。
0053
【発明の効果】
以上のように本発明は、橋梁部材の測定において、基準点にターゲットを用い、測距測角儀で視準してターゲット中心の三次元座標を求め、この三次元座標より正確な橋梁部材の測定データを得ることができ、橋梁部材を仮組立する工程を省略して、作業効率を向上することができる。
0054
また、いつでも測定が可能であり、測点は必要に応じて適宜取り外しかつ再度同じ位置に復元することも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る中心座標測定用ターゲットの正面図である。
【図2】本発明に係る中心座標測定用ターゲットの平面図である。
【図3】本発明に係る中心座標測定用ターゲットの底面図である。
【図4】本発明に係る中心座標測定用ターゲットの縦断面図である。
【図5】本発明に係る中心座標測定用ターゲットの使用状態を示す説明図である。
【図6】本発明に係る中心座標測定用ターゲットを用いた測定方法を示す説明図である。
【図7】図6のA部拡大図である。
【図8】本発明に係る中心座標測定用ターゲットを用いた測定方法を示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットの正面図である。
【図10】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットの平面図である。
【図11】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットの底面図である。
【図12】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットの縦断面図である。
【図13】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットの使用状態を示す説明図である。
【図14】図13におけるC矢視図である。
【図15】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットを用いた測定方法を示す説明図である。
【図16】図15におけるB部拡大図である。
【図17】本発明の他の実施例における中心座標測定用ターゲットを用いた測定方法を示す説明図である。
【図18】中心座標測定用ターゲットを用いた測定における測定ポイントを示す説明図である。
【図19】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 中心座標測定用ターゲット
11 孔係合部
11a 端面
12 枠部
12a 枠体
12b 開口
12c 内側空間
12d 縁部
12f 端部
13 ターゲット本体
14 再帰反射面
15 孔中心対応座標
15a 十字線
15b 円形
16 マグネット
20 長尺部材
21 孔
30 測距測角儀
θ 角度
P 測定ポイント

Claims (4)

  1. 長尺部材の所定位置に設けられた孔中心間を測定するための測定用ターゲットであって、該測定用ターゲットは、長尺部材に設けた前記孔と係合する孔係合部及び前記孔の周縁部に当接する枠部を一体に形成したターゲット本体と、前記孔中心対応指標を設けた再帰反射面と、を備え、
    前記枠部には前記孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように永久磁石が配設され、前記永久磁石を前記孔の周縁部に接着すると共に、前記再帰反射面を前記孔係合部の端面に前記孔周縁と面一となるように配設したことを特徴とする中心座標測定用ターゲット。
  2. 長尺部材の所定位置に設けられた孔中心間を測定するための測定用ターゲットであって、該測定用ターゲットは、長尺部材に設けた前記孔と係合する孔係合部及び前記孔の周縁部に当接する枠部を一体に形成したターゲット本体と、前記孔中心対応指標を設けた再帰反射面と、を備え、
    前記枠部には前記孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように永久磁石が配設され、前記永久磁石を前記孔の周縁部に接着すると共に、前記再帰反射面を前記孔係合部の端面に前記孔周縁と所定角度で傾斜するように配設し、前記孔中心対応指標は前記周縁部の上を通る水平線上に位置するように設けられたことを特徴とする中心座標測定用ターゲット。
  3. 橋梁部材の設計データの作成工程と、該工程において作成された設計データに基づいて橋梁部材を作成する工程と、前記作成された橋梁部材の測定データを作成する工程と、該橋梁部材の測定データと前記設計データの異同を決定する工程と、を備えた中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法であって、
    前記ターゲットを、作成された橋梁部材のボルト孔の周縁部に、前記ターゲットの枠部に前記ボルト孔の周縁部との係合面で周方向等間隔になるように配置された永久磁石を介して配置し、測距測角儀で視準し、前記ボルト孔中心における三次元座標を求めることを特徴とする中心座標測定用ターゲットを用いた橋梁部材の測定方法。
  4. 前記再帰反射面は反射プリズムシートからなることを特徴とする請求項1または2に記載の中心座標測定用ターゲット。
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