JP3860024B2 - 移動式型枠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動式型枠装置に関し、特に、この種の装置の型枠パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トンネル覆工,煙突,橋脚,ダムなどの長大コンクリート構造物を構築する際には、セントル,スリップフォーム,ジャンピングフォーム,スライド型枠などの移動式型枠装置が使用される。
【0003】
この種の移動式型枠装置は、通常、鋼材で組み込んだ支保工と、この支保工に鋼製型枠板(堰板,面板)を取付けた構造となっており、型枠板の脱型およびその後の移動は、型枠板を分解せずに揚重機などを使用して、支保工,型枠板が全体で一括して行われる。
【0004】
移動式型枠装置を脱型後、次の打設個所(リフト,ロット)へ移動する際には、自走設備,クレーン,油圧ジャッキなどを使用して、型枠板をコンクリート面から一旦離すか、あるいは、離すことなくスライド移動させる。
【0005】
このような型枠装置は、新設の構造物を構築する場合のみならず、コンクリート構造物の補修,補強工事にも使われていて、例えば、コンクリートを増し打ちする場合や、劣化,腐食部分をはつり取り、コンクリート,モルタルなどで断面修復する場合などにも採用されている。
【0006】
ところが、このような従来の移動式型枠装置には、以下に説明する技術的な課題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、コンクリート構造物に求められている十分な強度や耐久性を発現するためには、コンクリートの打設後の初期において乾燥,高温ないしは低温を防ぎ、適切な水分状態と温度を保つ、いわゆる養生を十分に行うことが最も重要であり、養生が十分でない状態で型枠板を脱型すると、強度,耐久性,美観などが劣ったコンクリートになる。
【0008】
また、十分な強度が出る前に脱型すると、コンクリートがひび割れ,破壊する可能性があり、このような理由から、従来の移動式型枠装置では、型枠板の脱型が早期に行えず、コンクリート工事の工期が長くかかるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、コンクリートの養生を十分に行えるようにすることで、強度や耐久性の要求性能を充足することができる移動式型枠装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、構築されるコンクリート構造物の表面に沿って配置される複数枚の型枠パネルと、前記型枠パネルの前面側に設けられ、前記型枠パネルの前面に沿って移動する支保工と、前記支保工の移動装置とを備えた移動式型枠装置において、前記型枠パネルは、その背面側に前記コンクリート構造物中に埋設されるアンカーが設けられ、前記支保工を移動させる際に、打設されたコンクリートの表面に残置させ、前記コンクリート構造物の表面側に永久的に存置させるものであって、前記型枠パネルは、端部間にシール材を介装させて隣接配置して、隣接する前記型枠パネル間が連結金具を介して相互に連結され、前記アンカーは、前記型枠パネルの背面の任意位置に突設固定される第1アンカーと、一端側に雌ねじ内設され、前記型枠パネルの周縁に配置される第2アンカーとを有し、前記連結金具は、前記型枠パネルの前面側に当接される固定部と、この固定部の端部に立設されたフランジ部とを備え、前記第2アンカーの前面側に、前記型枠パネルを挟んで前記固定部を当接させて、前記雌ねじに仮締めボルトを螺着することにより前記連結金具を着脱可能に固定し、隣接する型枠パネル間で対向配置される前記フランジ部間を締付け用ボルトナットで結合させるようにした。
【0011】
このように構成した移動式型枠装置によれば、型枠パネルは、その背面側にコンクリート構造物中に埋設されるアンカーが設けられ、支保工を移動させる際に、打設されたコンクリートの表面に残置させるので、打設されたコンクリートの表面は、残置される型枠パネルで覆われ、この結果、初期硬化中に水分の逸散がなく、表面コンクリートの水和反応が十分に行われるとともに、型枠パネルの断熱効果が高いので、初期硬化中に発生しやすい温度ひび割れを抑制し、さらに、打設コンクリートの乾燥を防ぎ、適度な温度状態に保って、乾燥収縮に伴うひび割れを抑制する。
【0012】
また、型枠パネルは、コンクリート構造物の表面側に永久的に存置させるので、厳しい環境条件からの劣化を防ぐとともに、コンクリート構造物内への、水分,塩分,二酸化炭素などの有害物質の浸入を防ぎ、しかも、内部コンクリートにひび割れが発生した場合にも、美観を保つことができる。
【0014】
上記構成によれば、型枠パネルをコンクリートの表面に残置させるために用いる第2アンカーを、型枠パネルの連結用にも利用することができる。
【0015】
前記アンカーには、打設コンクリート側に延設される延長ボルト、または、幅広な定着プレートを設けることができ、この構成を採用すると、アンカーの引抜き抵抗を増加させることができる。
【0016】
前記アンカーは、前記コンクリート構造物の対向する面に、対向設置される一対の前記型枠パネル間を連結するセパレータとして用いることができる。
【0017】
この構成の場合には、例えば、スリップフォーム型枠で、中空な塔状構造物を構築する際に、好適に使用することができる。
【0018】
前記型枠パネルは、厚みが6mmで、曲げ強度が30N/mm以上で、かつ、18cmスパンで支持した際に、最大変形が2cm以上許容できる高靭性セメントボードで構成することができる。
【0019】
この構成によれば、セメントボートが高靭性なので、打設コンクリートの側圧が作用しても、荷重が分散されて、ひび割れが発生し難く、軽量なので、組み立てが簡単で、取扱い性に優れ、支保工も特に補強する必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図6は、本発明にかかる移動式型枠装置の一実施例を示している。同図に示した移動式型枠装置は、高橋脚の構築に適用した場合を例示している。
【0021】
この実施例に示した高橋脚10は、図1の下方に設けられる基礎上に立設した複数本の鋼管12の外周にコンクリートCを打設して、順次上方側に向けて構築される。
【0022】
鋼管12の上部側には、図示省略の鋼材が設置されていて、この鋼材から複数の鋼線14が垂設されている。移動式型枠装置16は、この鋼線14に反力を取って、上方に移動する。
【0023】
本実施例の移動式型枠装置16は、構築されるコンクリート構造物の表面に沿って配置される複数枚の型枠パネル18と、型枠パネル18の前面側に設けられ、型枠パネル18の前面に沿って移動する支保工20と、支保工20の移動装置22とを備えている。
【0024】
支保工20は、鋼材を枠組したものであって、上端に中段作業床24が設けられ、この中段作業床24の上方に、上段作業架台26が延設されるとともに、支保工20の下部側には、下段作業架台28が垂設されている。
【0025】
移動装置22は、具体的には、鋼線14が貫通設置されるセンターホールジャッキから構成されていて、このジャッキは、支保工20の側部に支持されている。この移動装置22は、これを駆動すると、尺取虫状に上方移動し、これに伴って、支保工20が作業架台26,28とともに上方に移動する。
【0026】
型枠パネル18は、構築しようとする高橋脚10の断面形状に沿って、閉断面状態に配置され、この型枠パネル18の前面側には、支保工20の内面側から突設された脚部30が当接するようになっていて、この脚部30は、支保工20が上昇する際には、型枠パネル18の前面に摺接しながら上方移動する。
【0027】
また、支保工20の下端側内面には、ガイドローラ32が回転自在に枢着されていて、このガイドローラ32は、支保工20が上昇する際には、型枠パネル18の前面で転動しながら上方移動する。
【0028】
型枠パネル18は、ほぼ正方形に形成された平板であって、例えば、曲げ強度が30N/mm以上で、18cmスパンで支持した際の、最大変形が2cm以上許容できる厚みが5〜15mm(最大変形が2cmのものは厚みがほぼ6mmである)程度の高靭性セメントボードを用いることができる。
【0029】
このような高靭性セメントボードは、補強繊維やポリマーを混入したセメントペースト、ないしは、モルタルを使用し、抄造法や押出し成形法により製造することができる。
【0030】
このような高靭性セメントボードを型枠パネル18に用いると、セメントボートが高靭性なので、打設コンクリートの側圧が作用しても、荷重が分散されて、ひび割れが発生し難く、軽量なので、組み立てが簡単で、取扱い性に優れ、支保工20も特に補強する必要がない。
【0031】
複数枚の型枠パネル18は、図2にその配置状態の一例を示すように、上下左右方向に隣接配置される。本実施例の型枠パネル18は、その背面側にコンクリート構造物中に埋設されるアンカー34が設けられ、支保工20を移動させる際には、打設されたコンクリートの表面に残置させ、コンクリート構造物の表面側に永久的に存置させる。
【0032】
型枠パネル18は、図4にも示すように、端部の四周にシール材36を介在させて隣接配置され、隣接する型枠パネル18間が連結金具38を介して相互に連結される。型枠パネル18の背面側に設けられるアンカー34は、本実施例の場合には、2種類の第1および第2アンカー40,42が使用されている。
【0033】
第1アンカー40は、その詳細を図3に示すように、アンカーロッド40aと、止ねじ40bとを備え、型枠パネル18の背面側の任意の位置に突設固定される。なお、本実施例の場合、第1アンカー40は、図2に示すように、型枠パネル18のほぼ中央の1個所に配置しているが、その数や場所は任意に設定することができる。
【0034】
図3に示したアンカーロッド40aは、中空筒状に形成され、一端側に雌ねじ40cが内設され、他端側には、アンカーロッド40aの直径よりも幅広な平板状の定着プレート40dが固設されている。
【0035】
このように構成された第1アンカー40は、型枠パネル18に穿設されている貫通孔18aに位置決めして、型枠パネル18を挟んで、雌ねじ40cに止ねじ40bを螺着することにより、型枠パネル18に固定されている。
【0036】
第2アンカー42は、第1アンカー40に対して、型枠パネル18に関する配置位置が異なるだけであって、これ以外の構成は実質的に同一であり、図6に示すように、アンカーロッド42aと、止ねじ42bとを備えている。
【0037】
アンカーロッド42aは、中空筒状に形成され、一端側に雌ねじ42cが内設され、他端側には、定着プレート42dが固設されていて、型枠パネル18を挟んで、雌ねじ42cに止ねじ42bを螺着することにより、型枠パネル18に固定されている。なお、図6に示した第2アンカー42は、コンクリートに埋設された際の最終形態である。
【0038】
このような第2アンカー42は、型枠パネル18の周縁に配置され、連結金具38の仮固定用にも用いられており、本実施例の場合には、図2に示すように、正方形状の型枠パネル18の左右方向の両端側と、中央部分の上下方向の両端周縁に配置されていて、1枚のパネル18に対して、合計8個用いられている。
【0039】
連結金具38は、本実施例の場合には、型枠パネル18の左右方向の両端に配置される長尺金具44と、型枠パネル18の中央部に配置される短尺金具46とを備えている。
【0040】
長尺金具44は、型枠パネル18の上下方向ほぼ同じ長さを有し、型枠パネル18前面側に当接される固定部44aと、この固定部44aの長手方向の両端に立設された一対のフランジ部44bとを備えている。
【0041】
短尺金具46は、型枠パネル18前面側に当接される固定部46aと、この固定部46aの長手方向の両端に立設された一対のフランジ部46bとを備えている。
【0042】
型枠パネル18を連結する際には、まず、図4に示すように、各金具44,46は、固定部44a,46aが、型枠パネル18を挟んで、第2アンカー42の前面側に位置決めされ、予め型枠パネル18に穿設されている貫通孔18aを介して、固定部44a,46aの上方から仮締めボルト48を、雌ねじ42cに螺着して、固定部44a,46aを固定する。
【0043】
このような金具44,46が取付けられた型枠パネル18を隣接配置すると、各金具44,46のフランジ部44b,46bが対面するので、フランジ部44b,46bに設けられている取り付孔44c,46c間に、図5に示すように、締め付け用ボルトナット50を装着すると、型枠パネル18が上下方向に結合される。
【0044】
このようにして複数枚の型枠パネル18が連結されると、型枠パネル18で囲まれた内部にコンクリートCを打設し、所定量のコンクリートCが打設されると、最上段側の型枠パネル18に、連結金具38を介して別の型枠パネル18を結合させて、順次上方に延設するとともに、支保工20を移動装置22で上方に移動させて、コンクリートCの打設を繰り返す。
【0045】
この場合、型枠パネル18は、アンカー34が打設コンクリートC中に埋設されるので、打設されたコンクリート表面に残置させられる。そして、打設コンクリートCの養生が終了すると、図6に示すように、締め付け用ボルトナット50と仮締めボルト48を取外して、金具44,46を型枠パネル18から脱着して、アンカーロッド42aに止ねじ42bを螺着する。
【0046】
止ねじ42bが螺着された型枠パネル18は、コンクリート構造物の表面側に永久的に存置される。
【0047】
さて、以上のように構成した移動式型枠装置16によれば、型枠パネル18は、その背面側にコンクリート構造物中に埋設されるアンカー34が設けられ、支保工20を移動させる際に、打設されたコンクリートCの表面に残置させるので、打設されたコンクリートCの表面が型枠パネル18で覆われ、初期硬化中に水分の逸散がなく、表面コンクリートの水和反応が十分に行われるとともに、打設コンクリートCの乾燥を防ぎ、適度な温度状態に保って、乾燥収縮に伴うひび割れを抑制する。
【0048】
また、型枠パネル18は、コンクリート構造物の表面側に永久的に存置させるので、厳しい環境条件からの劣化を防ぐとともに、コンクリート構造物内への、水分,塩分,二酸化炭素などの有害物質の浸入を防ぎ、しかも、内部コンクリートにひび割れが発生した場合にも、美観を保つことができる。
【0049】
さらに、本実施例の場合には、型枠パネル18をコンクリートの表面に残置させるために用いる第2アンカー42を、型枠パネル18の連結用にも利用するので、連結資材の簡素化も図れる。
【0050】
図7は、本発明にかかる型枠装置で用いることができるアンカー34の他の例を示している。図7には、第1アンカー400に適用した場合を例示しているが、この例に限ることなく、第2アンカー42に適用することも勿論可能である。
【0051】
同図に示した第1アンカー400は、図3に示した第1アンカー40と同様に、アンカーロッド400aと、止ねじ400bとを備え、型枠パネル18の背面側の任意の位置に突設固定される。
【0052】
アンカーロッド400aは、中空筒状に形成され、一端側に雌ねじ400cが内設され、この雌ねじ400cには、定着プレート40dに替えて延長ボルト400eが螺着固定されている。
【0053】
このような構成によれば、延長ボルト400eにより、定着プレートと同等の引抜き抵抗の増加効果が期待できる。また、図7に示した例の場合には、第1アンカー400は、構築しようとするコンクリート構造物の対向する面に、一対の型枠パネル18を対向設置し、型枠パネル18間に打設コンクリートCを充填する場合に、一対の型枠パネル18間を連結するセパレータとして用いることができる。
【0054】
この構成の場合には、例えば、スリップフォーム型枠で、中空な塔状構造物を構築する際に、好適に使用することができる。なお、上記実施例で示したアンカー34は、例えば、通常型枠で使用されるレジンコンクリート製やPコン製、さらには、繊維強化合成樹脂製のものを用いることができる。
【0055】
また、上記実施例では、本発明を高橋脚10を構築する際の昇降移動する型枠装置に適用した場合を例示したが、本発明の実施は、これに限定されることはなく、例えば、トンネル覆工,煙突,橋脚,ダムなどの長大コンクリート構造物を構築する際の、セントル,スリップフォーム,ジャンピングフォーム,スライド型枠などの移動式型枠に適用することもできる。
【0056】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明にかかる移動式型枠装置によれば、コンクリートの養生を十分に行えるようにすることで、強度や耐久性の要求性能を充足することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる移動式型枠装置の一実施例を示す装置設置状態の側面説明図である。
【図2】図1の型枠パネルの要部詳細図である。
【図3】図2に示した型枠パネルに取付けられる第1アンカーの詳細図である。
【図4】図2に示した型枠パネルを連結する際の説明図である。
【図5】図2に示した型枠パネルの連結完了状態の説明図である。
【図6】図2に示した型枠パネルに取付けられる第2アンカーの詳細図である。
【図7】図3に示した第1アンカーの変形例の詳細図である。
【符号の説明】
10 高橋脚
12 鋼管
14 鋼線
16 移動式型枠装置
18 型枠パネル
20 支保工
22 移動装置
34 アンカー
40 第1アンカー
42 第2アンカー

Claims (4)

  1. 構築されるコンクリート構造物の表面に沿って配置される複数枚の型枠パネルと、前記型枠パネルの前面側に設けられ、前記型枠パネルの前面に沿って移動する支保工と、前記支保工の移動装置とを備えた移動式型枠装置において、
    前記型枠パネルは、その背面側に前記コンクリート構造物中に埋設されるアンカーが設けられ、前記支保工を移動させる際に、打設されたコンクリートの表面に残置させ、前記コンクリート構造物の表面側に永久的に存置させるものであって、
    前記型枠パネルは、端部間にシール材を介装させて隣接配置して、隣接する前記型枠パネル間が連結金具を介して相互に連結され、
    前記アンカーは、前記型枠パネルの背面の任意位置に突設固定される第1アンカーと、一端側に雌ねじ内設され、前記型枠パネルの背面周縁に配置される第2アンカーとを有し、
    前記連結金具は、前記型枠パネルの前面側に当接される固定部と、この固定部の端部に立設されたフランジ部とを備え、
    前記第2アンカーの前面側に、前記型枠パネルを挟んで前記固定部を当接させて、前記雌ねじに仮締めボルトを螺着することにより前記連結金具を着脱可能に固定し、隣接する型枠パネル間で対向配置される前記フランジ部間を締付け用ボルトナットで結合させることを特徴とする移動式型枠装置。
  2. 前記アンカーは、打設コンクリート側に延設される延長ボルト、または、幅広な定着プレートを有することを特徴とする請求項1記載の移動式型枠装置。
  3. 前記アンカーは、前記コンクリート構造物の対向する面に、対向設置される一対の前記型枠パネル間を連結するセパレータとして用いることを特徴とする請求項1記載の移動式型枠装置。
  4. 前記型枠パネルは、厚みが6mmで、曲げ強度が30N/mm 以上で、かつ、18cmスパンで支持した際に、最大変形が2cm以上許容できる高靭性セメントボードからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の移動式型枠装置。
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