JP3859308B2 - 吸収性物品用の吸収体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸収性能が高く、使用によりへたって吸収性能が低下しない、吸収性物品用の吸収体に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】
従来より、生理用ナプキン等の吸収性物品用の吸収体としては、下面シートと、該下面シート上に載置されたパルプ層と、該パルプ層の上面及び側面を覆って配されてなる上面シートとからなり、実質的に縦長の吸収体が用いられている。近年、上記吸収体には、より高い吸収性能を有することが求められているため、吸収体に立体的形状を付与してフィット性を向上させ且つ吸収力を高めることが提案されている。
かかる提案としては、▲1▼折り込みにより立体的形状を付与する提案(特公平8−24699号公報)、▲2▼吸収体をパルプの積層体とすることにより立体的形状とする提案(特開平5−115503号公報)及び▲3▼吸収体を2カ所以上に設けてナプキン自体を立体的とする提案(特開平5−115506号公報)等がある。
【0003】
しかし、上述の提案にかかる吸収体では、未だ要求されている吸収性能を満足することができず、更に、吸収性能が高い吸収体の開発が要望されている。
即ち、上記の▲1▼の提案にかかる吸収体は、単に折り込み形状を付けただけのものであったため、特に吸収体自体の吸収力が向上されたものではなく、使用により立体形状がへたり、立体形状によるフィット性が低下するという問題がある。また、上記▲2▼の提案にかかる吸収体は、単にパルプを積層しただけであるため、使用により立体的形状がへたり、立体形状によるフィット性が低下したり、吸収力の向上がみられなくなるという問題がある。更に、上記▲3▼の提案にかかる吸収体は、各吸収体間に隙間があるため各吸収体が使用時においてずれてしまいフィット性が低下すると共に、吸収性も低下するという問題がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、フィット性及び吸収力に優れ、使用時においてもずれたりへたったりすることがなく、使用により吸収性能が低下することがない吸収性物品用の吸収体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解消すべく鋭意検討した結果、吸収層を2層の積層体とすると共に該吸収層を折り込んで立体形状を付与した吸収体が、上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】
本発明は、上記知見に基づいてなされたもので、下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であって、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されており、上記折り曲げ部は、上記吸収体の長手方向の全長に亘っており、上記上部吸収層が上記下部吸収層より小さく形成されているか又は上記下部吸収層部が上記上部吸収層より小さく形成されており、上記吸収体の長手方向の前後それぞれにおいて、上記上部吸収層及び上記下部吸収層のうちの大きい方が、上記上部吸収層及び上記下部吸収層のうちの小さい方よりも延出している吸収性物品用の吸収体を提供するものである。
【0007】
また、本発明は、下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、上面シートの連続体の表面上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、上部吸収層を形成する上部吸収層形成工程と、上記上部吸収層を覆うようにして、連続して繊維を積繊して下部吸収層の連続体を形成する下部吸収層形成工程と、上記の下部吸収層の連続体の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、また、下記要件(1)及び/又は(2)を具備する、吸収性物品用の吸収体の製造方法を提供するものである。
(1)上記立体部形成工程においては、上記の下部吸収層の連続体の両側部を、該両側部が通る部分のロール間距離が上記上部吸収層が通る部分のロール間距離より小さい一対のプレスロールにより加圧した後、該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を表面側に向けて突出させる。
(2)上記立体部形成工程においては、上記下面シートの連続体における、折り込まれて互いに当接する部分に接着剤を塗布した後、上記の下部吸収層の連続体の両側部それぞれにおける、上記下面シートの連続体側とは反対側の面に押さえローラーを当接させつつ、該下面シートの連続体側から、バーにより、該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を一体に押し下げて表面側に向けて突出させる。
【0008】
また、本発明は、下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、上面シートの連続体の表面上に、繊維を積繊して上部吸収層の連続体を形成する上部吸収層形成工程と、上記の上部吸収層の連続体上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、下部吸収層を形成する下部吸収層形成工程と、上記の上部吸収層の連続体及び上記下部吸収層の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、また、下記要件(3)及び/又は(4)を具備する、吸収性物品用の吸収体の製造方法を提供するものである。
(3)上記立体部形成工程においては、上記の上部吸収層の連続体の両側部を、該両側部が通る部分のロール間距離が上記下部吸収層が通る部分のロール間距離より小さい一対のプレスロールにより加圧した後、該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて突出させる。
(4)上記立体部形成工程においては、上記下面シートの連続体における、折り込まれて互いに当接する部分に接着剤を塗布した後、上記の上部吸収層の連続体の両側部それぞれにおける、上記下面シートの連続体側とは反対側の面に押さえローラーを当接させつつ、該下面シートの連続体側から、バーにより、該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部の吸収層の連続体を一体に押し下げて表面側に向けて突出させる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の吸収性物品用の吸収体について図面を参照して更に詳細に説明する。
ここで、図1は、本発明の吸収性物品用の吸収体の一形態を示す平面図であり、図2は、図1のII-II 断面図である。また、図3は、図1に示す吸収体を用いてなる吸収性物品としての生理用ナプキンを示す平面図であり、図4は、図3に示す生理用ナプキンのIV-IV 断面図である。更に、図5は、本発明の吸収体の好ましい製造方法の概略を示す概略図である。
【0010】
図1及び2に示す第1の形態の吸収性物品用の吸収体1は、下面シート10と、該下面シート10上に載置された下部吸収層20と、該下部吸収層20上に載置された上部吸収層30と、該上部吸収層30及び該下部吸収層20の上面を覆うように配された上面シート40とを有し、実質的に縦長である。
【0011】
上記下面シート10は、図1及び2に示すように長手方向前後端部1a、1a側が湾曲形成された略長方形状の形状を有している。また、該下面シート10の形成材料としては、通常吸収性物品の吸収体の下面シートに用いられる材料、例えば、各種天然又は合成繊維からなる不織布、防水性を有する合成樹脂からなるフィルム等を特に制限なく用いることができる。尚、本形態においては液透過性のある不織布を用いている。
また、上記上面シート40の形成材料としては、通常、吸収体の上面を覆ってパルプなどの飛散を防止するために用いられている紙などを解くに制限なく用いることができる。
【0012】
上記下部吸収層20は、長手方向前後端部1a、1a側が湾曲形成された略長方形状である。
上記上部吸収層30は、上記下部吸収層20よりも小さく形成されており、短軸に比して長軸の方が5倍程度長い楕円近似の形状を有し、その長手方向が吸収体1の長手方向に沿うように配されている。
また、上記上部及び下部吸収層30、20の形成材料としては、通常の吸収体に用いられる材料、例えばパルプ繊維などが特に制限なく用いられる。
【0013】
上記上面シート40は、長手方向前後端部1a、1a側が湾曲形成された略長方形状であり、上記上部吸収層30及び上記下部吸収層20の上面を覆って且つその左右両側縁部41、41が上記下面シート10の左右両側縁部を覆うように、配されている。
【0014】
而して、第1の形態の吸収体1は、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部51で、上記下面シート10が裏面側に折り込まれるように、該下面シート10と上記下部吸収層20と上記上部吸収層30とを表面側に向けて一体に突出させて形成された立体部50を有しており、上記立体部の裏面側(下面側)において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている。
【0015】
更に詳述すると、上記吸収体1においては、上記下面シート10、上記下部吸収層20、上記上部吸収層30及び上記上面シート40が、一体で折り込まれている。
また、上記吸収体1において、上記折り曲げ部51は、吸収体1の長手方向全域に亘って位置している。また、上記立体部50の下面側において、折り込まれて互いに当接する下面シート10が接着剤52を介して接着されている。上記接着剤52も、吸収体1の長手方向全域に亘って塗布されており、上記下面シート10が、その長手方向全域に亘って接着されている。ここで、接着剤52としては、通常、吸収性物品に用いられる接着剤であれば、特に制限なく用いることができる。尚、上記接着剤52に代えて、両面テープを用いることもできる。
【0016】
また、上記吸収体1は、幅方向中央部が隆起された板状体(断面形状がT字状)になされている。また、上記上部吸収層30は、その幅方向全体が折り込まれて断面形状がV字状になされている。
【0017】
また、本形態の吸収体1においては、図2に示すように、下部吸収層20と下面シート10との間に、高吸収性ポリマーが散布されて高吸収性ポリマー層60が形成されている。
上記高吸収性ポリマー層60における高吸収性ポリマーの坪量は、10〜50g/m2 であるのが好ましい。
【0018】
上記下部吸収層20の厚みは、2〜5mmであるのが好ましく、上記上部吸収層30の厚みは、3〜6mmであるのが好ましい。
また、上記下部吸収層20の坪量は、200〜300g/m2 であるのが好ましく、上記上部吸収層30の坪量は、100〜500g/m2 であるのが好ましい。
更に、上記上部吸収層30の配置面積の上記下部吸収層20の一面の面積に対する比は、上記下部吸収層20の一面の面積を1とした場合、0.3〜0.6とするのが好ましい。
また、上記立体部50の高さTは、5〜11mmであるのが好ましく、吸収体1の厚みt(立体部位外の部分の厚み)は、3〜6mmであるのが好ましい。
【0019】
第1の形態の吸収体1は、通常の吸収性物品用の吸収体と同様にして用いることができる。そして、本形態の吸収体1を用いてなる吸収性物品は、フィット性が良く、漏れを防止することができ、また、上部吸収層と下部吸収層とが積層してあることから吸収性能も向上される。更には、下面シート10が接着されているので、使用によっても吸収体がよれてしまうことがなく、使用中においても立体部50の立体形状が維持される。
更に、上記高吸収性ポリマー層60が形成されている場合には、吸収性能がより向上される。
【0020】
次に、第1の形態の吸収体1を用いてなる吸収性物品の1形態について図3及び4を参照して説明する。
第1の形態の吸収体1は、例えば、図3及び4に示す如き吸収性物品としての生理用ナプキンに用いることができる。
【0021】
図3及び4に示す生理用ナプキン100は、液透過性の表面シート2と、液不透過性の裏面シート3と、該表面シート2及び該裏面シート3間に介在された上記吸収体1とからなる。
【0022】
また、図3に示すように、本形態の生理用ナプキン100は、全体が吸収体1と同様に前後両端縁100a、100aが湾曲形状となされて長方形状となされており、その前後両端縁100a、100aにおいてヒートシールされて封止されている。
そして、図4に示すように、上記表面シート2は、上記吸収体1の上面(上面シート側の面)及び側面を覆い、且つその左右両側縁が吸収体1の下面側に位置するように配されており、上記裏面シート3は、上記吸収体1の下面側において上記表面シート2の左右両側縁部及び上記吸収体1における上記下面シート10と当接するように配されている。
【0023】
また、上記生理用ナプキン100には、上記立体部50の周縁部に沿って所定の形状に連続してシールされて形成された、全体の形状が先細の矢状の溝部4が設けられている。
上記溝部4は、表面シート2の上から公知のプレス処理を行うことにより形成されている。
【0024】
上記生理用ナプキン100は、通常の生理用ナプキンと同様に、上記吸収体1を表面シート2と裏面シート3とにより包装し、更に所定箇所をヒートシール及びプレス処理することにより製造される。
【0025】
次いで、第1の形態の吸収体の好ましい製造方法について説明する。
第1の形態の吸収性物品用の吸収体1は、下記の如くして製造することができる。
即ち、図5に示すように、第1の形態の吸収体1は、上面シートの連続体40’の表面上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体30’を載置して、上部吸収層30を形成する上部吸収層形成工程Aと、上記上部吸収層30上を覆うように、連続して繊維を積繊して下部吸収層の連続体20’を形成する下部吸収層形成工程Bと、上記の下部吸収層の連続体20’の上面を覆うように下面シートの連続体10’を載置し、該下面シートの連続体10’が裏面側に折り込まれるように、該下面シートの連続体10’、上記下部吸収層の連続体20’及び上記上部吸収層30を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部50を形成する立体部形成工程Cとを行うことにより、製造することができる。
【0026】
更に詳述すると、上記上部吸収層形成工程Aは、図5に示すように、上面シートの原反ロール40aから上面シートの連続体40’を巻きだし、巻き出された上面シートの連続体40’上に所定間隔をあけて所定形状の溝221が形成されてなるケージロール220を用いて、パルプの集合体を載置する。上記ケージロール220に設けられている上記溝221は、上述した上部吸収層の形状に対応した形状(上記所定形状)の溝であり、後述の下部吸収層の連続体20’に上述した吸収体の連続体が形成されるような間隔(上記所定間隔)を空けて、設けられている。
尚、上記ケージロール220は、上記パルプ積繊装置210の下方に設けられている。上記パルプ積繊装置210は、パルプ繊維を開繊しつつ、下面シートの連続体上に落下させる装置であり、その機構などは公知のものと同じであるが、上記パルプ積繊装置210の下方は、チャンバー状に壁部材211で覆われており、上記ケージロール220の一部も該壁部材211で覆われている。これにより、上記パルプは、後述のように上面シートの連続体40’上に積繊されると共に、上記ケージロール220の溝にも供給される。
【0027】
また、下部吸収層形成工程Bは、上記上部吸収層形成工程Aにより形成された上記の上部吸収層30を覆うように、パルプ積繊装置210からパルプ繊維(図示せず)を落下させて連続して積繊することにより行う。
【0028】
また、本形態においては、上記上部吸収層形成工程Bに次いで(上記立体部形成工程Cの前に)、高吸収性ポリマー層形成工程Dを行う。
上記高吸収性ポリマー層形成工程Dは次のようにして行う。まず、上記下部吸収層の連続体20’を形成した後公知の散水装置230により水231を散布して下部吸収層の連続体20’を湿潤させる。次いで、下部の連続体20’の上面側に所望の坪量となるように、公知のポリマー散布装置240により高吸収性ポリマー61を散布することにより上記高吸収性ポリマー層形成工程Dを行う。
【0029】
また、立体部形成工程Cは、高吸収性ポリマー層が形成されてなる上記の下部吸収層の連続体20’の上面(吸収体となった時の裏面)に、該連続体20’の上面を覆うように下面シートの連続体10’を下面シートの原反ロール10aから巻きだして、載置する。そして、図5及び図6に示すように、プレスロール250によりプレスする。更に上面シートの連続体40’の左右両側を巻き上げガイド280により巻き上げ、図2に示す如き形態とする。次に、上記下面シートの連続体10’の裏面側に設置された接着剤塗布装置260により、該連続体10’の裏面に接着剤52を塗布し、次いで、該連続体10’を折り込み装置270に通して、該連続体10’の幅方向中央部に位置する折り曲げ部51で、連続体10’等を押し下げて表面側に向けて突出させる。これにより、下面シートの連続体10’は、その裏面側に折り込まれて、接着剤52を介して接着される。即ち、上記立体部形成工程Cにおいて、更に、折り込まれて互いに当接する上記下面シートの連続体10’を接着する工程を行う。
【0030】
上記折り込み装置270は、図5及び図7に示すように該連続体10’の幅方向中央に位置するように設けられたバー271と、吸収体の左右両側を押さえ込む押さえローラー272とを具備してなる。そして、該押さえローラー272で下部吸収層20の左右両側を押さえつつ、該バー271により上面シートの連続体40’、下部吸収層の連続体20’、上部吸収層30及び下面シートの連続体10’を、これらの幅方向中央にて、これらを一体で押し下げることにより、これらを突出させ、下面シートの連続体10’を折り込んで接着した後、所定の箇所で切断することにより(図示せず)個々の吸収体1が得られる。
【0031】
次いで、本発明の吸収体の第2の形態について説明する。
第2の形態の吸収体は、図8に示すように、上部吸収層30が大きく、下部吸収層20が小さく形成されている。更詳には、上記上部吸収層30は、長手方向前後端部側が湾曲形成されたほぼ長方形状である(図示せず)。また、上記下部吸収層20は、短軸に比して長軸の方が5倍程度長い楕円近似の形状を有し、その長手方向が吸収体1の長手方向に沿うように配されている(図示せず)。
この点以外は、上述した図1及び2に示す第1の形態の吸収体と同様に形成されている。
【0032】
そして、第2の形態の吸収体においても上述した図1及び2に示す第1の形態の吸収体と同様にして生理用ナプキンなどに用いることができ、同様の効果を奏する。
【0033】
また、第2の形態の吸収体は、下記の製造方法に準じて製造することができる。
即ち、図9に示すように、上面シートの連続体40’の表面上に、繊維を積繊して上部吸収層の連続体30’を形成する上部吸収層形成工程A’と、上記の上部吸収層の連続体30’上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、下部吸収層20を形成する下部吸収層形成工程B’と、上記の上部吸収層の連続体30’及び上記下部吸収層20の上面を覆うように下面シートの連続体10’を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程C’とを行うことにより、製造することができる。
【0034】
以下、更に詳述する。尚、特に詳述しない点は、上述した図5に示す第1の形態の吸収体の製造方法と同じである。
上記上部吸収層形成工程Aは、図9に示すように、上面シートの原反ロール40aから上面シートの連続体40’を巻きだし、巻き出された上面シートの連続体40’上にパルプ積繊装置210からパルプ繊維(図示せず)を落下させて連続して積繊することにより行う。
【0035】
また、下部吸収層形成工程B’は、上記上部吸収層形成工程Aにより形成された上記の上部吸収層の連続体30’上に、所定間隔をあけて所定形状の溝221が形成されてなるケージロール220を用いて、パルプの集合体を所定間隔を開けて載置することにより行う。
【0036】
また、本形態においては、上記上部吸収層形成工程B’に次いで(上記立体部形成工程C’の前に)、高吸収性ポリマー層形成工程D’を行う。
上記高吸収性ポリマー層形成工程Dは次のようにして行う。まず、上記下部吸収層20を形成した後公知の散水装置230により水を散布して下部吸収層20及び上部吸収層の連続体30’を湿潤させる。次いで、下部の連続体20’の上面側に所望の坪量となるように、公知のポリマー散布装置240により高吸収性ポリマー61を散布することにより行う。
【0037】
また、立体部形成工程C’は、高吸収性ポリマー層が形成されてなる上記の上部吸収層の連続体30’及び下部吸収層20の上面(吸収体となった時の裏面)に、これらの上面を覆うように下面シートの連続体10’を下面シートの原反ロール10aから巻きだして、載置する。そして、図9に示すように、プレスロール250によりプレスする。更に上面シートの連続体40’の左右両側を巻き上げガイド280により巻き上げ、図8に示す如き形態とする。次に、上記下面シートの連続体10’の裏面側に設置された接着剤塗布装置260により、該連続体10’の裏面に接着剤52を塗布し、次いで、該連続体10’を折り込み装置270に通して、該連続体10’の幅方向中央部に位置する折り曲げ部51で、連続体10’等を押し下げて表面側に向けて突出させる。これにより、下面シートの連続体10’は、その裏面側に折り込まれて、接着剤52を介して接着される。
即ち、上記立体部形成工程C’において、更に、折り込まれて互いに当接する上記下面シートの連続体10’を接着する工程を行う。
【0038】
尚、本発明の吸収性は、上述の形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、第1の形態において、上部吸収層の形状は、楕円形でなく略砂時計型等の任意の形状とすることもでき、また2以上の複数個設けることもできる。また、この際には、プレスロールの形状もこれらの上部吸収層の形状に合わせるのが好ましい。尚、これらの変形例は、第2の形態における下部吸収層にも適用可能である。
また、本発明の吸収体は、生理用ナプキン以外にも、使い捨ておむつや失禁パッドなどにも適用できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明の吸収性物品用の吸収体は、フィット性及び吸収力に優れ、使用時においてもずれたりへたることがなく、使用により吸収性能が低下することがないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品用の吸収体の一形態を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のII-II 断面図である。
【図3】図3は、図1に示す吸収体を用いてなる吸収性物品としての生理用ナプキンを示す平面図である。
【図4】図4は、図3に示す生理用ナプキンのIV-IV 断面図である。
【図5】図5は、本発明の吸収体の好ましい製造方法を示す概略図である。
【図6】図6は、図5のVI部拡大図である。
【図7】図7は、図5のVII 部拡大図である。
【図8】図8は、本発明の吸収体の他の実施形態を示す幅方向断面図(図2相当図)である。
【図9】図9は、図8に示す吸収体の製造方法の概要を示す概略図である。
【符号の説明】
1 吸収体
10 下面シート
20 下部吸収層
30 上部吸収層
40 上面シート
51 折り曲げ部
50 立体部
52 接着剤
60 高吸収性ポリマー層
100 生理用ナプキン
2 表面シート
3 裏面シート
4 溝部
10a 下面シートの原反ロール
10’ 下面シートの連続体
210 パルプ積繊装置
20’ 下部吸収層の連続体
221 溝
220 ケージロール
30’ パルプの集合体
211 壁部材
230 散水装置
240 ポリマー散布装置
250 プレスロール
260 接着剤塗布装置
270 折り込み装置
271 バー
272 押さえローラー
40’ 上面シートの連続体
Claims (10)
- 下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であって、
幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、
上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されており、
上記折り曲げ部は、上記吸収体の長手方向の全長に亘っており、
上記上部吸収層が上記下部吸収層より小さく形成されているか又は上記下部吸収層部が上記上部吸収層より小さく形成されており、
上記吸収体の長手方向の前後それぞれにおいて、上記上部吸収層及び上記下部吸収層のうちの大きい方が、上記上部吸収層及び上記下部吸収層のうちの小さい方よりも延出していることを特徴とする吸収性物品用の吸収体。 - 上記下部吸収層と上記下面シートとの間に、高吸収性ポリマーが散布されて高吸収性ポリマー層が形成されていることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品用の吸収体。
- 上記立体部の周縁部に沿って所定形状に連続して形成された溝部が設けられている請求項1又は2記載の吸収性物品用の吸収体。
- 上記上部吸収層及び上記下部吸収層のうちの小さい方は、短軸に比して長軸の方が長い楕円近似の形状を有している請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品用の吸収体。
- 下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
上面シートの連続体の表面上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、上部吸収層を形成する上部吸収層形成工程と、
上記上部吸収層を覆うようにして、連続して繊維を積繊して下部吸収層の連続体を形成する下部吸収層形成工程と、
上記の下部吸収層の連続体の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、
上記立体部形成工程においては、上記の下部吸収層の連続体の両側部を、該両側部が通る部分のロール間距離が上記上部吸収層が通る部分のロール間距離より小さい一対のプレスロールにより加圧した後、該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を表面側に向けて突出させる、吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 上記立体部形成工程において、更に、折り込まれて互いに当接する上記下面シートの連続体を接着する工程を行うことを特徴とする請求項5記載の吸収性物品用の吸収体の製造方法。
- 下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突 出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
上面シートの連続体の表面上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、上部吸収層を形成する上部吸収層形成工程と、
上記上部吸収層を覆うようにして、連続して繊維を積繊して下部吸収層の連続体を形成する下部吸収層形成工程と、
上記の下部吸収層の連続体の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、
上記立体部形成工程においては、上記下面シートの連続体における、折り込まれて互いに当接する部分に接着剤を塗布した後、上記の下部吸収層の連続体の両側部それぞれにおける、上記下面シートの連続体側とは反対側の面に押さえローラーを当接させつつ、該下面シートの連続体側から、バーにより、該下面シートの連続体、上記の下部吸収層の連続体及び上記上部吸収層を一体に押し下げて表面側に向けて突出させる、吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
上面シートの連続体の表面上に、繊維を積繊して上部吸収層の連続体を形成する上部吸収層形成工程と、
上記の上部吸収層の連続体上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、下部吸収層を形成する下部吸収層形成工程と、
上記の上部吸収層の連続体及び上記下部吸収層の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、
上記立体部形成工程においては、上記の上部吸収層の連続体の両側部を、該両側部が通る部分のロール間距離が上記下部吸収層が通る部分のロール間距離より小さい一対のプレスロールにより加圧した後、該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて突出させる、吸収性物品用の吸収体の製造方法。 - 上記立体部形成工程において、更に、折り込まれて互いに当接する上記下面シートの連続体を接着する工程を行うことを特徴とする請求項8記載の吸収性物品の製造方法。
- 下面シートと、該下面シート上に載置された下部吸収層と、該下部吸収層上に載置された上部吸収層と、少なくとも該上部吸収層及び該下部吸収層の上面を覆うように配された上面シートとを有し、実質的に縦長の吸収体であり、幅方向中央部において長手方向に沿って位置する折り曲げ部で、上記下面シートが裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートと上記下部吸収層と上記上部吸収層とを表面側に向けて突出させて形成された立体部を有しており、上記立体部の裏面側において、折り込まれて互いに当接する下面シートが接着されている、吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
上面シートの連続体の表面上に、繊維を積繊して上部吸収層の連続体を形成する上部吸収層形成工程と、
上記の上部吸収層の連続体上に、所定間隔をあけて所定形状の繊維の集合体を載置して、下部吸収層を形成する下部吸収層形成工程と、
上記の上部吸収層の連続体及び上記下部吸収層の上面を覆うように下面シートの連続体を載置し、該下面シートの連続体が裏面側に折り込まれるように、少なくとも該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部吸収層の連続体を表面側に向けて一体に突出させて、上記立体部を形成する立体部形成工程とを具備し、
上記立体部形成工程においては、上記下面シートの連続体における、折り込まれて互いに当接する部分に接着剤を塗布した後、上記の上部吸収層の連続体の両側部それぞれにおける、上記下面シートの連続体側とは反対側の面に押さえローラーを当接させつつ、該下面シートの連続体側から、バーにより、該下面シートの連続体、上記下部吸収層及び上記の上部の吸収層の連続体を一体に押し下げて表面側に向けて突出させる、吸収性物品用の吸収体の製造方法。
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