JP3859008B2 - 無線lanシステムの性能評価方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)の性能を評価するための方法とシステムに関し、特に、無線LANを構築する前であってもその無線LANのスループットなどを予測することができる性能評価方法及びシステムに関する。
無線LANの普及に伴って、無線LANの性能(例えばスループットなど)を評価する技術が求められている。無線LANでは、空間という伝送媒体を使用することにより、無線伝送上のエラー(例えば、干渉や外来雑音などに起因するもの)すなわち物理層におけるエラーや、複数の端末がMAC(媒体アクセス制御;Medium Access Control)層で同時に送信を開始しようとすることに伴う衝突のために、スループットが低下する。
そこで、有線LANの場合以上に、無線LANの性能、特にスループットなどの性能を評価する必要が生じている。
また、無線LANを利用して音声通信を行なうVoWLAN(Voice over WLAN)システムでは、パケット送出遅延が音声品質に影響を与えるので、そのパケット送出遅延の評価も重要である。パケット送出遅延とは、端末あるいはアクセスポイントがパケットを送出する際に発生する、他の端末やアクセスポイントとのチャネル競合時間及び送信失敗による再送時間を含めた、パケットが成功に送信完了となるまでの遅延のことである。
無線LAN性能の評価方法としては、計測機器を用いて実際の無線LANにおいてスループットなどを測定する方法があるが、この方法は、既存の無線LANシステムに対してのみ適用可能であるとともに、無線LANの使用状況によってスループットなどの性能値が激しく変動するため、結論的な結果が得られにくい、という問題点を有する。無線LANシステムの構築に要する時間やコストを考えると、多くの場合、構築後に事後的に性能を測定するのではなく、無線LANシステムの構築に先立って性能評価を行うことが必要になる。このような場合に対し、数理的手法あるいはシミュレーションによる性能評価が有効である。例えば非特許文献1などには、無線LANにおける衝突確率解析による性能評価手法も発表されているが、伝送エラーのない理想的なチャネル無線条件を前提とした解析であるため、現実のシステムに対し、楽観的過ぎる評価になってしまう、という問題があった。また、例えば非特許文献2のように、物理層の電波条件を考慮し、単一送受信ペアのみを対象とし、伝送エラーが及ぼすスループットへの影響を評価したものもあるが、その評価は、物理規格上の送信レートから規格上のオーバーヘッド、さらにエラー率をかけた部分を除く、という単純な手法によるものである。したがってこの手法では、複数の送信端末がある場合の衝突によるスループットなどの無線LAN性能特性値への影響を評価することができない。
また、特許文献1には、無線LANの性能をシミュレーションする方法として、確率分布に応じてパケットを生成し、生成されたパケットのうちのいくつかを損失パケットとし、離散イベントシミュレーションを用いて残存パケットを処理することにより、スループットを評価する方法が開示されている。しかしながらこの公報には、具体的な端末配置等が与えられたときにどのようにシミュレーションを実行するかについては開示されていない。特許文献2には、CDMA(符号分割多元接続)の移動体通信システムに関するものであるが、無線局の位置情報が与えられたときに、無線状態を予測する方法が開示されている。しかしながらこの方法は、LANでいうところの物理層におけるエラーを予測するものに対応するものであり、したがって、MAC層での送信衝突を考慮したものではなく、そのまま無線LANの性能評価に適用できるものではない。
特開2001−168904号公報 特表2002−530956号公報 G. Bianchi, "Performance Analysis of the IEEE 802.11 Distributed Coordination Function," IEEE Journal on Selected Areas in Communications, Vol. 18, No. 3, pp. 535-547, 2000. A. Doufexi, S. Armour, M. Butler, A. Nix, D. Bull, J. McGeehan, and P. Karlsson, "A Comparison of the HIPERLAN/2 and IEEE 802.11a Wireless LAN Standards," IEEE Communications Magazine, Vol. 40, No. 5, pp. 172-180, 2002. IEEE Std 802.11, "Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications," 1997. H. Pan, S. Sato, K. Kobayashi, "On the Throughput of an IEEE 802.11a Wireless LAN System with Terminals under Heterogeneous Radio Conditions", Proceedings of the 18th International Teletraffic Congress, 2003. 潘煥旭,佐藤昌平,小林和朝,"パケット衝突を考慮した無線LANのスループット評価",電子情報通信学会2003年ソサイエティ大会講演論文集,SB-6-5, 2003. Recommendation ITU-R P.1238-2, "Propagation Data and Prediction Methods for the Planning of Indoor Radiocommunication Systems and Radio Local Area Networks in the Frequency Range 900 MHz to 100 GHz," 2001. C. Cunha, F. Viloche, "An Iterative Method for the Numerical Inversion of Laplace Transforms," Mathematics of Computation, Vol. 64, No. 211, pp. 1193-1198, Jul., 1995
上述したように、無線LANの構築前にスループットやパケット送出遅延などを評価するための無線LAN評価方法であって、伝送上のエラー及び送信衝突の双方を考慮するとともに、具体的な端末配置などが与えられたときに精度よく評価を行うことができる方法は存在していない。
そこで本発明の目的は、複数端末間での送信衝突の確率及びそれぞれの端末の無線条件に伴う送受信エラー確率を考慮して、精度のよく無線LANの性能を評価できる方法及び装置を提供することにある。
本発明の性能評価方法は、1台のアクセスポイントと複数の送信端末とを有する無線LANシステムの性能を評価する性能評価方法であって、無線条件に応じて複数の送信端末をグループ分けする段階と、グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを用いてグループごとの送信確率と送信後失敗確率とを求める段階と、を有する。さらに本発明では、送信確率及び送信後失敗確率に基づいて、スループット及び/またはパケット送出遅延に関する特性値を算出する段階を設けることが好ましい。パケット送出遅延に関する特性値としては、パケット送出遅延の分布、あるいは遅延の平均値などが用いられる。
すなわち本発明では、各グループについて、端末の送信レートとエラー確率、及びそのグループの端末台数を入力すれば、所定の計算アルゴリズムにしたがって、各端末が常時送信を行う場合の、送信成功/失敗の確率を求める。そして、それぞれの端末及びシステム全体のスループットや、パケット送出遅延を表す量などの性能値を算出し、その結果を表示する。
本発明の性能評価システムは、1台のアクセスポイントと複数の送信端末とを有する無線LANシステムの性能を評価する性能評価システムであって、無線条件に応じて複数の送信端末をグループ分けして、グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを入力する入力手段と、グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを用いてグループごとの送信確率と送信後失敗確率とを求める確率計算手段と、を有する。本発明の性能評価システムでは、さらに、送信確率及び送信後失敗確率に基づいて、スループット及び/またはパケット送出遅延に関する特性値を算出する手段を設けることが好ましい。
本発明は、無線LANシステムの構築前でも容易にその無線LANの性能が把握でき、効率的なシステム性能設計に大きく寄与する、という効果がある。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態での評価の対象となる無線LANシステムの構成を示したものである。本実施形態では、無線LANには、1台のアクセスポイント(AP)と、そのアクセスポイントに接続する複数台の端末が設けられているものとする。ここで全ての通信は、アクセスポイントと端末の間で行われる。複数台の端末は、図示されるように、無線条件になどによってK個のグループに分けられており、各グループ内では、端末は、実質的に同じ無線条件を有するものとする。後述するように、グループk(1≦k≦K)の属する端末の台数はnkで表される。なお説明の便宜上、アクセスポイントはグループ0に属しているものと定義する。したがって、n0=1である。
本発明の評価方法は、各種の無線LANシステムに適用できるものであるが、ここでは、IEEE802.11標準に基づく無線LANであって、MAC層プロトコルDCF(distributed Coordination Function)基本方式を実装した無線LANへの適用を説明する。DCF基本方式は、CSMA(carrier sense multiple access)/CA(collision avoidance)+ACK(肯定応答;acknowledge)をベースにしたもので、図2にその仕組みを示す(非特許文献3を参照)。以下、本実施形態を説明するための前提として、DCF方式について説明する。
送信しようとするデータがある端末あるいはアクセスポイントは、まず、(無線)チャネルの状況をチェックする。チャネルの状況は、少なくとも一つの端末/アクセスポイントが送信している時に「busy(ビジー)」、それ以外の時に「空き」とする。送信しようとする端末/アクセスポイントは、チャネルが「空き」と感知した場合は、その連続空き時間がDIFS(DCF interframe space)という一定間隔を経過すると1個のパケットを送信する。チャネルが「busy」と感知した場合は、チャネルが空きになってからまず、DIFS、そしてランダム長のバックオフ(backoff)期間を待って送信する。もしDIFSの終了前にチャネルがまたbusyになると、上記プロセスを繰り返すが、バックオフ期間中にチャネルがbusyになると、次のDIFS終了までバックオフのタイマーが止まる。送信されたパケットが正しく受信された場合、DIFSより短いSIFS(short interframe space)間隔後に受信端末/アクセスポイントから確認のACKパケットが返信される。また、バックオフ長は、(ランダム数)×(基本スロット長)となるが、そのランダム数は、区間[0,CW]上の一様分布に従う。CWはウインドウパラメータで、CW=[min(2i,2m)]W−1、(iはパケットの再送信回数、Wは初回送信時ウィンドウサイズ)のように、送信失敗するごとに、ある限度m回まで倍増する。上記パラメータの値は物理層の規格によるが、例えば、5GHz帯の無線周波数を使用するIEEE802.11a規格の場合、スロット長σ=9μs,m=6,W=16となっている。
このように、DCF方式では、各送信端末/アクセスポイントが独立にランダムに自己のバックオフタイマーを設定することで、送信衝突の確率の低減を図っている。そのランダム性により、無線LANシステム全体としての、及び個別の端末/アクセスポイントの性能は、単純には分からない。上述した非特許文献1ではDCFの数理的解析を行い、エラーのない理想的無線条件下の送信端末/アクセスポイントの台数によるスループットへの影響を調べている。
しかし、現実の無線LANシステムでは、理想的無線条件は成立せず、伝送エラーの可能性が伴う。しかも各端末が均一の無線条件を有しないのが一般的である。すなわち、各端末/アクセスポイントの送信レートとエラー確率は異なっている。そこで本発明は、このような不均一無線条件の場合における、無線LANシステムのスループット及び/またはパケット送出遅延を評価しようとするものである。なお、本発明者らは、本発明に基づくこのスループットの評価方法に基づいて、スループット解析を行った結果を非特許文献4及び5に示している。
図3は本発明の実施の一形態の無線LAN評価システムの構成を示すブロック図である。このシステムは、大別すると、入力装置10と無線LAN性能計算装置20と出力装置30とから構成されており、無線LANのシステム条件を反映して入力装置10が無線LAN性能計算装置20にパラメータを入力すると、無線LAN性能計算装置20がスループットやパケット送出遅延分布などの無線LAN性能特性値を計算し、その結果を出力装置30が出力として表示する。
入力装置10は、無線LANに関する端末台数構成情報などを入力するものであって、端末グループ数Kを入力するグループ数入力部11と、kをグループを表す番号として、各グループごとの端末数nkを入力する端末台数入力部12と、それぞれのグループでの無線環境を入力するための送信レート入力部13及びエラー確率入力部14と、無線LAN規格やパケットサイズなどに関するシステムパラメータ《σ,m,W,DIFS,SIFS,Z》を入力するシステムパラメータ入力部15と、を備えている。送信レート入力部13には、各グループごとの送信レートrkが入力され、エラー確率入力部14には、各グループごとのエラー確率ekが入力される。入力装置10に入力されたこれらの値やパラメータは、入力装置10から無線LAN性能計算装置20へ渡される。
無線LAN性能計算装置20は、所定の計算アルゴリズムに基づきグループごとに各端末/アクセスポイントの任意のスロットにおける送信確率τkと、送信した時の失敗確率fkとを計算する確率計算部21と、これらの確率評価の結果より、各端末/アクセスポイントのスループットSk、システム全体のスループットS、及びパケット送出遅延分布P(tk>T)を計算するスループット・パケット送出遅延計算部22とを備えている。パケット送出遅延分布P(tk>T)とは、パケット送出遅延tkが所定の水準Tを超過する確率のことである。無線LAN性能計算装置20は、これらのスループット及びパケット送出遅延超過確率を計算し、その結果を出力装置30へ渡す。
出力装置30は、計算結果を表示するために、計算結果表示部31を備えている。
次に、本実施形態の動作を説明する。上述したように本実施形態では、評価対象の無線LANシステムは、同一無線チャネルを共有する、1台のアクセスポイントと複数の端末とから形成され、無線条件などによってそれら端末はK個のグループに分けられており、各グループ内の端末は同一無線条件を有する。一般的な無線LANの実装では、これは同一グループ内の端末が、同一送信レートとエラー確率をもつことを意味する。ここでいうエラーとは、不十分な電波条件から発生する伝送エラーによる送信失敗のことである。これとは対照的に、複数の端末/アクセスポイントの同時送信から発生する衝突による送信失敗もある。以下では、端末とアクセスポイントとを特に区別する必要のない場合は、両方ともステーションと呼ぶ。すべてのステーションが、常に送信すべきデータを持っているものとする。
グループkのある特定ステーションに着目し、そのステーションから送信したパケットが衝突に遭う確率をck、エラーになる確率をekとする。このckは、本発明にある数理的解析によって求められるものであり、ekは、無線条件の指標となる信号対ノイズ比(C/N)kと送信レートrkとによるものである。また、グループkにあるステーションの数をnkとする。グループ0はアクセスポイントのみを含んでおり、アクセスポイントは1台であるため、n0=1である。
図4は、本実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ステップ400において、システム規格上の各種パラメータ(例えば前述したσ,m,W,DIFS,SIFSなど)及び送信データの平均パケットサイズZについてのパラメータが入力済みかどうかを判断する。これらのシステムパラメータは共通的なものが多く、他の無線LANシステムの評価にも再利用できるため、入力済みの場合には再入力の必要がない。システムパラメータが入力済みでなければ、ステップ410において、これらのパラメータを入力装置10により入力する。
次に、ステップ402において、入力装置10を介し、端末グループ数Kと、各グループの送信端末台数nk(1≦k≦K)を入力する。ステップ403において、評価対象の無線LANシステムの無線条件を表すパラメータ(rk,ek)が計測機器などによって直接得られるかどうかを判断し、直接得られる場合にはステップ405に移行し、直接は得られない場合には、ステップ404においてrk,ekを推定し、その後、ステップ405に移行する。ステップ405において、入力装置10は、この無線LANシステムについての特有パラメータ値となるrk,ek(1≦k≦K)を入力する。
ここで、ステップ404におけるrk,ekの推定方法を説明する。パラメータrk,ekが直接得られない場合に対応するためには、図3に示す無線LAN性能評価システムにおいて、rk,ekを算出して入力装置10に供給する入力準備部50を設けるようにする。入力準備部50によるrk,ekの推定は、図5に示すフローチャートのように行われる。
一般的な無線計測機器を用いた場合、無線LAN端末がなくてもアクセスポイントだけが設置されていれば、端末が配置されたと仮定した場合の信号対ノイズ比(C/N)kを測定できる。そこで、入力準備部50は、ステップ500において、各端末グループkごとの無線条件(C/N)kを計測できるかどうかを判断し、計測できる場合には、ステップ502において、計測された(C/N)kからパラメータrk,ekを推定する。この推定方法としては、例えば上述の非特許文献2に記載されたものがある。
一方、無線LANシステムにおける信号対ノイズ比を測定するための無線計測機器がない場合、あるいは、無線LANシステムの構築の前段階であってアクセスポイントすら配置されていない場合には、入力準備部5は、ステップ501において、電波伝搬モデル(例えば非特許文献6を参照)を使用して、構築予定の無線LANシステムにおけるアクセスポイントと各グループの端末との間の通信距離dkにより、(C/N)kを推定する。その後、ステップ502において、上述の場合と同様に、推定された(C/N)kからパラメータrk,ekを推定する。
図4に戻って、ステップ405の実行後、ステップ406において、確率計算部21が、アクセスポイントから各端末への送信機会が均等であるものとして、次のように、アクセスポイントの平均的送信レートr0とエラー確率e0とを上記の入力値より計算する:
Figure 0003859008
このように計算されたr0は、一定サイズのデータを送出することに対する平均レートを表している。グループkの特定のステーションでの送信後失敗(エラーあるいは衝突)確率をfkとすると、
Figure 0003859008
と表される。
特定のステーションのバックオフタイマーの送信までの残りスロット数が変わる時点だけに注目する。その時の状態を(i,j)、ただしiは、現在のパケットの再送信回数(初回送信ならi=0)で、jはバックオフタイマーの送信までの残りスロット数、のように定義すれば、その状態遷移は、図6に示すマルコフ連鎖で表現できる(このようなマルコフ連鎖で表されることの詳細については、非特許文献4を参照)。このマルコフ連鎖の定常解を解くと、任意のスロットに特定のステーションが送信する確率は、次のように求められる:
Figure 0003859008
一方、衝突確率ckは、次のように、{τk}より求められる:
Figure 0003859008
式(2)と(4)を合わせると、
Figure 0003859008
が得られる。ステップ407において、確率計算部21は、式(3)と(5)の連立方程式を解くことによって、送信後失敗確率fkと送信確率τkを求める。送信後失敗確率fkと送信確率τkは、以下に示すように、例えば反復法によって算出することができる。
反復法による計算を行なう場合、確率計算部21内には、fk及びτkの算出のために、fkの前回の算出値を格納するテーブルと、τkの前回の算出値を格納するテーブルと、fkの最新の算出値を格納するテーブルと、τkの最新の算出値を格納するテーブルと、が設けられる。各テーブルには、1≦k≦Kであるすべてのkについて、fkあるいはτkが格納される。ここで、説明のために、fk及びτkの前回の算出値をそれぞれfk_old及びτk_oldと表わすことにする。そして、fk及びτkの計算に際しては、まずステップ#1として、fk,τk,fk_old,τk_oldの各テーブルに初期値を代入し、次に、ステップ#2として、テーブルからfkを読み出して式(3)に代入し、τkを算出し、その算出値をτkのテーブルに書き込む。続いて、ステップ#3として、テーブルからτkを読み出し、式(5)に代入してfkを算出し、その算出値をfkのテーブルに書き込む。その後、ステップ#4において、fkとfk_oldの値を比較し、τkとτk_oldの値を比較し、それらの差の絶対値が、0≦k≦Kである全てのfk,τkについて、収束したと判断するために予め設定した値を下回ったかどうかを判断する。全てのfk,τkについて差の絶対値が設定値を下回っている場合には、fk及びτkを算出する処理を終了し、そうでない場合には、fkのテーブルの内容をfk_oldのテーブルにコピーし、τkのテーブルの内容をτk_oldのテーブルにコピーし、その後、fkのテーブル及びτkのテーブルにおける各fk,τkの値を上述の差に応じて変化させ、ステップ#2に戻る。
送信後失敗確率fkと送信確率τkが算出されると、確率計算部21からスループット・パケット送出遅延計算部22に対し、τk,fkが送られる。さらに、スループット・パケット送出遅延計算部22には、K,nk,rk,ek,σ,m,W,Z,DIFS,SIFSも送られる。さらに、パケット送出遅延の計算のために衝突確率ckも確率計算部21からスループット・パケット送出遅延計算部22に送られる。
次に、ステップ408において、スループット・パケット送出遅延計算部22は、スループット計算の便宜上、パラメータτ,πk,αk,βk,γを定義し、評価する。
τは、任意のスロットに少なくとも1つ以上のステーションが送信する確率であって、
Figure 0003859008
と表される。πkは、任意のスロットにグループkの特定ステーションが送信に成功する確率であって、
Figure 0003859008
と表される。αkとβkはそれぞれグループkのステーションが送信に成功と失敗する場合の平均スロット長で、物理層パラメータ《σ,m,W,DIFS,SIFS,Z》によって評価できる(非特許文献4参照)。
スロット中で送信がない場合、そのような場合となる確率は、1−τで表され、このスロットの時間長はσとなる。
スロット中で送信が成功した場合、グループkの送信成功確率はnkπkで表され、この場合の平均スロット長αkは、
αk=DIFS+SIFS+2PHY+2δ+(2HPHY+HMAC+ACK+Z)/rk
で表される。PHYは、プリアンブルやPLCPヘッダを含めた物理層のオーバヘッドであり、HPHYは、物理層ヘッダ及びテールの残りのビットであり、HMACは、MAC層ヘッダ及びFCS(フレームチェックシーケンス)ビットであり、δは、伝搬遅延であり、ACKは、MAC層ACKフレームの長さである。
ただ1つのグループkのステーションがスロット中で送信するが、受信時にエラーのためにその送信が失敗する場合、そのような場合となる確率は、nkπkk/(1−ek)で表され、この場合の平均スロット長βkは、
βk=DIFS+PHY+δ+(HPHY+HMAC+Z)/rk
で表される。
2以上のステーションがスロット中で送信を行ったために衝突となる場合、グループk中のnk cのステーションが衝突に関与する確率は、
Figure 0003859008
で表される。またこの場合の平均スロット長は、
Figure 0003859008
で表される。
以上より、スループットは、任意のスロットの平均成功送信ビット数とスロットの平均長(送信が伴う場合のスロットは送信時間及びDIFSなどの時間も含むもので、固定長のσではないことに注意)との比で求められることがわかる。すなわち、SとSkをそれぞれシステムスループットとグループkの個別のステーションのスループットとすると、
Figure 0003859008
として求められる。ここでZは、ビット単位で表した平均パケットサイズである。スループットの計算に際しては、αk,βk,πkなどを算出した後、これらの値を用いてスループットが算出されるので、スループット・パケット送出計算部22内には、kの取りうる値すべてに関して、αk,βk,πkを格納するテーブルが設けられており、αk,βk,πkは、算出されるとこのテーブルに格納され、その後、スループットの算出に際してテーブルから読み出される。
次に、パケット送出遅延についての評価手順を説明する。グループkのステーションのパケット送出遅延をtkとし、その分布関数をFk(χ)=P(tk≦χ)とする。分布関数Fk(χ)のラプラス−スチュルチェス(Laplace-Stieltjes)変換(LST)
Figure 0003859008
は、次のように表すことができる。
Figure 0003859008
ただし、tk iは、(i−1回送信後の)i回目の送信に関するバックオフを含めるパケット送出遅延時間である。
図6に示すように、i−1回目の送信失敗後に、状態(i,j)からi回目の送信のスタンドバイが始まるとすれば、その確率は1/Wi-1であって、送信までにj個のスロットが必要になる。状態(i,j)から状態(i,j−1)まで推移するためにかかる時間をvk jとすると、
Figure 0003859008
で表される。前述したように、vk j(j>1)は、そのスロットに対し、他のステーションから送信があるかどうかに依存する。他のステーションからの送信がない確率は、1−ckであり、その場合、vk j=σである。他のステーションからの送信がある確率はckであり、その場合、vk jは、α,β,γのいずれかになる。σに比べ、α,β,γの間にはあまり差がないため、ここでは便宜上、vk jの近似評価にαを使うものとする。その結果、
Figure 0003859008
が得られる。また、
Figure 0003859008
である。式(13), (14), (15)より、
Figure 0003859008
が得られる。式(16)を式(12)に代入して、式(17)を得る。
Figure 0003859008
式(17)に示すように、分布関数Fk(χ)のLSTの逆変換を数値計算で求めることができるため、パケット送出遅延を評価することができる。LSTの逆変換を数値計算で求めることができることは、例えば、非特許文献7に示されている。所定の遅延限度をTとして、パケット送出遅延がTを超過する確率は、次のように求めることができる。
Figure 0003859008
パケット送出遅延超過確率の計算に際しては、ωlkなどを算出した後、これらの値を用いてパケット送出遅延超過確率が算出されるので、スループット・パケット送出遅延計算部22内には、kの取りうる値すべてに関して、ωlkを格納するテーブルが設けられており、ωlkは、算出されるとこのテーブルに格納され、その後、スループットの算出に際してテーブルから読み出される。
ステップ409では、スループット・パケット送出遅延計算部22が、このようにしてステップサイズS,Skとパケット送出遅延確率P(tk>T)を求める。
最後に、ステップ410において、出力装置30は、式(10), (11), (17), (18)で計算した結果を表示する。
このようにして本実施形態によれば、無線LANシステムを構築する前であっても、これから構築する無線LANでのスループットやパケット送出遅延など、実現できる性能を把握することが可能になる。これにより、無線LANシステムの設計と、その無線LANシステムでのアクセスポイントや端末の設置を効率化することができる。また、本実施形態の手法は、複数の端末間での衝突の確率及びそれぞれの端末の無線条件に伴う送受信エラー確率を考慮し、さらに、マルコフ解析など数理的手法に基づいているので、スループットやパケット送出遅延を精度よく評価することができる。もちろん、本実施の形態においては、スループット・パケット送出遅延計算部22は、必要に応じ、ステップサイズとパケット送出遅延確率のいずれか一方のみを計算してもよい。
次に、本発明の別の実施の形態について説明する。
上述の説明において、図4のステップ404及び図5に示したように、送信レートrkとエラー確率ekとが直接得られない場合には、入力準備部50を設け、入力準備部50によってrk,ekを推定することが可能である。図7及び図8は、そのように入力準備部50を設けた構成を示している。推定されたrk及びekは、入力準備部50によって、それぞれ、送信レート入力部13及びエラー確率入力部14に入力される。
図7は、無線計測機器を用いて信号対ノイズ比(C/N)kが測定できる場合の構成を示している。そのような場合には、入力準備部50に、各グループkごとに測定された(C/N)kが入力する入力部51と、信号対ノイズ比(C/N)kから送信レートrkとエラー確率ekとを算出する推定部52とを設ければよい。ここでは、入力部51を用いて(C/N)kの入力を行い、上述のステップ502にしたがって、推定部52において、rk,ekを推定する。
図8は、信号対ノイズ比(C/N)kを測定できない場合の構成を示している。この場合、入力準備部50には、各端末グループからアクセスポイントまでの距離dkが入力する入力部53と、入力されたアクセスポイントと端末との間の通信距離よりグループごとの(C/N)kを推定する第1の推定部54と、推定された(C/N)kを用いて送信レートrkとエラー確率ekとを算出する第2の推定部55とを設ければよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明を適用することにより、例えば、顧客の求めに応じ、顧客が設置しようとしている無線LANの性能を事前に評価するような性能評価サービスを提供することも可能になる。
無線LANシステムの構成例を示す図である。 IEEE802.11標準によるMAC層プロトコルDCFを説明する図である。 本発明の実施の一形態の無線LAN評価システムの構成を示すブロック図である。 図3に示した無線LAN評価システムを用いたスループット評価のための手順を示すフローチャートである。 パラメータrk,ekの推定手順を示すフローチャートである。 パケットの再送信回数とバックオフタイマーの送信までの残りスロット数とに関する状態遷移のマルコフ連鎖を示す図である。 本発明の別の実施形態の無線LAN評価システムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに別の実施形態の無線LAN評価システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 入力装置
11 グループ数入力部
12 端末台数入力部
13 送信レート入力部
14 エラー確率入力部
15 システムパラメータ入力部
20 無線LAN性能計算装置
21 確率計算部
22 スループット・パケット送出遅延計算部
30 出力装置
31 計算結果表示部
50 入力準備部
51,53 入力部
52,54,55 推定部

Claims (15)

  1. 同一無線チャネルを共有する1台のアクセスポイントと複数の送信端末とを有する無線LANシステムの性能を評価する性能評価方法であって、
    無線条件に応じて前記複数の送信端末をグループ分けする段階と、
    グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを用いてグループごとの送信確率と送信後失敗確率とを求める段階と、
    を有する、性能評価方法。
  2. 前記送信確率及び前記送信後失敗確率に基づいてスループットを算出する段階をさらに有する、請求項1に記載の性能評価方法。
  3. 前記送信確率及び前記送信後失敗確率に基づいて、パケット送出遅延に関する特性値を算出する段階をさらに有する、請求項1または2に記載の性能評価方法。
  4. グループごとに実測された前記送信レート及び前記エラー率を用いる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の性能評価方法。
  5. 前記アクセスポイントが配置された状態でグループごとに実測された信号対ノイズ比から前記送信レート及び前記エラー率を算出する段階を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の性能評価方法。
  6. 前記アクセスポイントと前記各グループの端末の設置位置までの距離に応じて前記送信レート及び前記エラー率を推定する段階を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の性能評価方法。
  7. 同一無線チャネルを共有する1台のアクセスポイントと複数の送信端末とを有する無線LANシステムの性能を評価する性能評価方法であって、
    無線条件に応じて前記複数の送信端末をグループ分けする段階と、
    グループ数を入力するグループ数入力部と、グループごとの端末台数を入力する端末台数入力部と、グループごとの送信レートを入力する送信レート入力部と、グループごとのエラー確率を入力するエラー確率入力部と、システムパラメータを入力するシステムパラメータ入力部とを有する入力装置が、前記グループ数、前記グループごとの端末台数、前記グループごとの送信レート、前記グループごとのエラー確率、及び前記システムパラメータを確率計算部に渡す段階と、
    前記確率計算部が、前記システムパラメータと、前記グループごとの送信レート、前記エラー率及び端末台数とを用いて、グループごとの送信確率と送信後失敗確率とを求める段階と、
    を有する、性能評価方法。
  8. 前記送信確率及び前記送信後失敗確率に基づいて、スループット・パケット送出遅延計算部が、スループット、及び/または、パケット送出遅延に関する特定値を算出する段階をさらに有する、請求項7に記載の性能評価方法。
  9. 入力準備部が、前記アクセスポイントが配置された状態でグループごとに実測された信号対ノイズ比から前記グループごとの送信レート及び前記グループごとのエラー確率を算出する段階と、
    前記入力準備部が、前記前記グループごとの送信レートと前記グループごとのエラー確率をそれぞれ前記送信レート入力部と前記エラー確率入力部とに入力する段階と、をさらに有する、請求項7または8に記載の性能評価方法。
  10. 入力準備部が、前記アクセスポイントと前記各グループの端末の設置位置までの距離に応じて、前記グループごとの送信レート及び前記グループごとのエラー確率を算出する段階と、
    前記入力準備部が、前記前記グループごとの送信レートと前記グループごとのエラー確率をそれぞれ前記送信レート入力部と前記エラー確率入力部とに入力する段階と、をさらに有する、請求項7または8に記載の性能評価方法。
  11. 同一無線チャネルを共有する1台のアクセスポイントと複数の送信端末とを有する無線LANシステムの性能を評価する性能評価システムであって、
    無線条件に応じて前記複数の送信端末をグループ分けして、グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを入力する入力手段と、
    前記グループごとの送信レートとエラー率と端末台数とを用いてグループごとの送信確率と送信後失敗確率とを求める確率計算手段と、
    を有する、性能評価システム。
  12. 前記送信確率及び前記送信後失敗確率に基づいてスループットを算出するスループット算出手段をさらに有する、請求項11に記載の性能評価システム。
  13. 前記送信確率及び前記送信後失敗確率に基づいて、パケット送出遅延に関する特性値を算出する手段をさらに有する、請求項11または12に記載の性能評価システム。
  14. 前記アクセスポイントが配置された状態でグループごとに実測された信号対ノイズ比を入力する手段と、該信号対ノイズ比から前記送信レート及び前記エラー率を算出する算出手段と、を有する、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の性能評価システム。
  15. 前記アクセスポイントと前記各グループの端末の設置位置までの距離を入力する手段と、該距離に応じて前記送信レート及び前記エラー率を推定する推定手段と、を有する、請求項11乃至13のいずれか1項に記載の性能評価システム。
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