JP3858786B2 - 光ディスク装置のパワーキャリブレーション方法 - Google Patents

光ディスク装置のパワーキャリブレーション方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置におけるパワーキャリブレーション方法に関するものであり、特に、追記型光ディスクに対するパワーキャリブレーション動作において、キャブレーションエリアを節約することができるパワーキャリブレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクへ情報の記録を行う際には、記録に先立って光ディスクのパワーキャリブレーションエリアに、記録パワー値を変えて試し書きを行うことがなされている。これは、安定した記録品位を得るためにのものであり、この試し書きを行った記録エリアを再生して、再生RF信号のβ値を計算し、最適記録パワー値を決定して実データの記録が行われる。
【0003】
図7は、CD−R/RW規格によって規定されているパワーキャリブレーションエリア(以下「PCA」という)の構成を説明する図である。PCAは100回分の試し書きができるようになっており、使用回数をカウントするカウントエリアと、実際に試し書きを行うテストエリアとから構成されている。カウントエリアは、1回の使用で1フレーム長に、また、テストエリアは、1回の使用で15フレーム長に記録されるように規格されており、テストエリアは15フレーム単位で1パーティションとして使用する。本明細書では、カウントエリアをCF001〜CF100と、テストエリアをTP001〜TP100と、また、15のフレームをTF01〜TF15と表現する。
【0004】
図8は、CD−R規格のPCA1回分の使用例を示す図である。従来のCD−R規格では、1回の試し書きで15フレーム(図8(A)、(TF01〜TF15)を使用するように規定されており、全体で100回の試し書きが可能である(CF001〜CF100、TP001〜TP100)。図8(b)に示すように、試し書き用レーザパワーは15段階に設定されており、図8(c)に示すように、レーザパワーを段階的に変化させてPCAに記録を行い、この中から最適なレーザパワー値を選択するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、1枚の記録ディスクに対して100回しかキャリブレーションを行うことができないため、複数セッションを記録したり、記録に失敗するとPCAが足りなくなってしまうという問題がある。また、1回のキャリブレーション動作に、15フレームしか使用できないため、キャリブレーションが確実に行われないといった問題もある。
【0006】
キャリブレーションエリアの節約を図った光ディスク装置としては、例えば、特開平11−250481号公報に開示されたものがある。図9は、この光ディスク装置における動作を示すブロック図である。この装置では、追記型ディスクに記録を行う際に、当該追記型ディスクに1度試し書きを行って最適記録パワー値を検出し、そのパワー値でPCAの再生を行って再生RF信号の振幅レベルを検出して、この最適記録パワー値(1)とこれに対応する振幅レベル(2)とを当該追記ディスクの識別コード(3)と共にメモリに記憶しておき、同じ追記ディスクに追記録を行う際に、メモリに記録されている記録パワー(1)で再生を行い、その再生RF信号の振幅レベルと、メモリに記録されている振幅レベルとを比較して、両者の差異が所定のレベル内にある場合は、パワーキャリブレーションを行わずにそのパワー値(1)で追記を行い、両者の差異が所定のレベルを越えた場合にのみパワーキャリブレーションを行って最適パワー値(5)を取得して、このパワー値で追記するようにしている。
【0007】
すなわち、振幅レベルにさほど変化がない場合には、改めて試し書きを行わず、以前に決定して記憶しておいた最適パワー値をそのまま用いるようにしているため、最適パワー値が同じ場合は、パワーキャリブレーションエリアを節約できる。
【0008】
しかしながら、この方法でも、振幅レベルが異なる場合には、従来と同様にパワーキャリブレーションを再度行う必要があり、この場合やはりパワーキャリブレーションエリアが不足するといった事態が生じる。また、振幅レベルの差の大小を判定するしきい値を大きく設定すると、多少の差があっても、試し書きで決定したパワーで追記が行われるため、正確なパワーキャリブレーションが行われず、正確さを期してしきい値を小さく設定すると、わずかの差でも試し書きで決定したパワーを使用せずに、再度パワーキャリブレーションを行うことになるので、キャリブレーションエリアの節約があまり図れないといった問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解決すべくなされたものであり、基準となるパワー値を得るためのキャリブレーションにフレーム数を制限することなく使用して、確実なキャリブレーションを行うことが可能であり、実データを記録する際には、キャリブレーションに使用する領域を大幅に節約することができるパワーキャリブレーション方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の光ディスク装置におけるパワーキャリブレーション方法は、実際にユーザデータを記録する記録ディスクとは別のディスクに参照パワーキャリブレーションを行ってキャリブレーションデータを予め取得して、このデータをメモリに記憶させておき、実際にユーザデータを記録する記録ディスクに記録を行う際に前記メモリに記憶させておいたキャリブレーションデータを利用して実パワーキャリブレーションを行うことを特徴とする。
【0011】
このように、本発明の方法では、実際にユーザデータを記録するディスクとは別のディスクに参照キャリブレーションを行って、キャリブレーションに必要なデータを予め取得しておき、記録ディスクに対して実際に記録を行う際には、この取得しておいたデータを基準にして実パワーキャリブレーションを行うようにしている。従って、実キャリブレーションを行う記録ディスクのキャリブレーション領域を大幅に節約することができると共に、2重にパワーキャリブレーションを行うことによって、より正確に最適パワー値を得ることができる。
【0012】
本発明のパワーキャリブレーション方法においては、追記禁止型ディスク、あるいは、ユーザの指定があったディスクに対して前記参照キャリブレーションを行って前記キャリブレーションデータを取得するようにする。
【0013】
すなわち、追記禁止型ディスクにも、追記型ディスクと同様にキャリブレーションエリア設けられているが、追記禁止型ディスクでは通常キャリブレーションエリアが使用されないため、このエリアを十分に使用して参照キャリブレーションを行うことができる。また、追記型ディスクであっても、ユーザが不要としたディスクでキャリブレーション領域が余っているものについては、このキャリブレーション領域をなんら使用することなく、いずれ破棄されるものであるため、ユーザの指定によって、参照キャリブレーションにこの領域を利用することができる。
【0014】
さらに、本発明のパワーキャリブレーション方法においては、前記キャリブレーションデータが、少なくとも記録温度と、ディスクの種類と、最適パワー値を含んでおり、前記記録ディスクに実キャリブレーションを行う際に、少なくとも記録温度と、当該記録ディスクの種類とを検出して、この記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在する場合に、当該一致するキャリブレーションデータの最適パワー値(参照最適パワー値)を基準にしてパワー値を振り分けて前記実パワーキャリブレーションを行うことを特徴とする。
【0015】
このように、少なくとも記録温度と、ディスクの種類が一致するキャリブレーションデータから、第2のパワーキャリブレーションに用いる参照パワー値を得るようにする。少なくとも記録温度とディスクの種類が一致するデータの最適パワー値であれば、ローディング中の記録ディスクに条件が一致した、記録ディスクの最適パワー値にかなり近い参照パワー値を得ることができる。従って、この参照パワー値を中心にパワーの振り分けを行えば、より確実にパワーキャリブレーションを行うことができる。
【0016】
なお、前記記録温度と、前記記録ディスクの種類とを検出して、この記録温度とディスク種類とが一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在しない場合に、前記記録ディスクに対して通常のパワーキャリブレーションを行って、最適記録パワーを決定する。
【0017】
ここで、通常のパワーキャリブレーションとは、従来のものであり、記録ディスクのパワーキャリブレーションエリアにおいて、15の規格フレームを用いて行うパワーキャリブレーションである。
【0018】
また、本発明のパワーキャリブレーション方法において、前記記録ディスクに実パワーキャリブレーションを行って得られた実最適パワー値と、この実パワーキャリブレーションに用いた前記参照最適パワー値とが異なる場合には、前記メモリに記憶されている参照最適パワー値を前記実パワーキャリブレーションにて新たに得た実最適パワー値に書き換えることを特徴とする。次回のキャリブレーションに備えて、最新データを蓄積しておくことが好ましいためである。
【0019】
本発明のパワーキャリブレーション方法では、前記参照キャリブレーションを、キャリブレーションエリアを構成する規格フレームを15フレーム以上使用して行うことが好ましい。
【0020】
このように、本発明によれば、参照最適パワー値を得るキャリブレーション動作において、規格にとらわれず必要なフレームを自在に使用してキャリブレーションを行うことができるので、より的確に参照パワー値を得ることができる。
【0021】
また、本発明のパワーキャリブレーション方法では、前記実キャリブレーションにおいて、キャリブレーションエリアを構成する規格フレームの15フレーム以下にパワーを振り分けて行うことが好ましい。
【0022】
本発明の方法では、実キャリブレーションに用いる参照パワー値は、少なくとも記録温度と、ディスクタイプが同じ条件で参照キャリブレーショを行って得ているため、記録ディスクの最適パワー値に近い参照パワー値を得ることができる。したがって、パワー振り分けの範囲は狭いものでよく、この結果、記録ディスクのパワーキャリブレーションエリアの使用量を少なくすることができ、実キャリブレーションを15フレーム以下で行うことができる。
【0023】
本発明は、更に光ディスク装置におけるパワーキャリブレーションを実行するプログラムに関するものであり、このプログラムは、
(1)前記光ディスク装置にローディングされているディスクが、追記禁止型ディスクか否か、あるいは、ユーザの指定がなされているディスクか否かを検出するステップと、
(2)当該ディスクが追記禁止型ディスクまたはユーザに指定されているディスクである場合に、当該追記禁止型ディスクまたはコマンドによって指定されているディスクを使用して参照パワーキャリブレーションを行って、記録温度と、当該ディスクの種類と、最適パワー値を少なくともを含むキャリブレーションデータを取得するステップと、
(3)前記ステップ(2)にて取得したキャリブレーションデータをメモリに記録するステップと、
(4)実際にユーザデータを記録する記録ディスクに記録を行う際に、少なくとも記録温度と、当該記録ディスクの種類を読みとって、この記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在するか否かをチェックするステップと、
(5)記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在する場合に、当該一致するキャリブレーションデータの参照最適パワー値を中心にパワーを振り分けて、前記記録ディスクに対して実パワーキャリブレーションを行うステップと、
を具えることを特徴とする。
【0024】
本発明のプログラムにおいて、前記ステップ(2)で行う参照パワーキャリブレーションをキャリブレーション領域の規格フレームを15以上使用して行うことが好ましい。
【0025】
また、ステップ(5)で決定するパワー振り分けを15以下の規格フレームに行うことが好ましい。
【0026】
さらに、本発明のプログラムにおいて、前記ステップ(4)において、少なくとも記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在しない場合に、前記記録ディスクに対して通常のキャリブレーションを行わせることを特徴とする。
【0027】
この場合、前記通常のキャリブレーション動作における記録温度と、記録ディスクの種類と、最適パワー値を少なくとも含むキャリブレーションデータを取得して、これを前記メモリに記憶させて、メモリ内のキャリブレーションデータをより充実させるようにする。
【0028】
また、ステップ(5)で実行した実キャリブレーションで決定した実最適パワー値が、当該実キャリブレーションで用いた参照最適パワー値と異なる場合に、当該参照最適パワー値を前記実最適パワー値に書き換えることを特徴とする。
【0029】
光ピックアップの経時変化等により、最適パワー値が変動することがあるので、その変化に対応するためである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のパワーキャリブレーション方法を実行する光ディスク装置の一例の回路構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この光ディスク装置は、光ディスク媒体1に対して情報の書き込み/読み出しを行う光ピックアップ2、光ピックアップ2で取り出した再生信号を処理する信号検出回路3と、信号検出回路3の出力を処理する再生信号処理回路4と、光ピックアップ2を光ディスク媒体1のトラック方向に移動させるスレッドモータ5と、光ディスク1を回転させるスピンドルモータ6と、サーボ制御回路7と、β値検出回路8と、光ピックアップ2に搭載したレーザを駆動するレーザ駆動回路9と、光ピックアップ2のレーザ記録動作を制御する記録制御回路10と、記録信号生成回路11と、これらの各回路を制御するコントロール回路12とを具える。このコントロール回路12は、記録レーザパワー決定回路13を具えており、記録に用いるレーザパワーを決定する。また、コントロール回路12は、キャリブレーションデータを記憶させておくメモリ15を具えている。
【0031】
データ再生時には、光ピックアップ2の各種ディテクタからの信号が再生信号検出回路3に供給され、サーボ信号及びRF信号が出力される。サーボ信号はサーボ制御回路7に送られて、制御回路7は光ピックアップ2の出力をサーボ制御する信号を送出する。サーボ制御回路7は、また光ピックアップ2の位置の移動を担うスレッドモータ5へスレッドサーボ信号を、光ディスク1の回転を整えるスピンドルモータ6へスピンドルサーボ信号を出力する。また、このサーボ制御回路7は、サーボ信号に含まれるディスク上のアドレス値や、サーボ信号自体をコントロール回路12に供給する。
【0032】
RF信号は、再生信号検出回路3から、再生信号処理回路4とβ値検出回路8へ送られる。再生信号処理回路4に送られたRF信号はデコードされて、情報データとして上位装置へ出力される。再生信号処理回路4は、このRF信号に含まれるデータのアドレス値をコントロール回路12へ出力する。
【0033】
β値検出回路8は、入力RF信号のピーク値の極大値R1と極小値R2を検出して、以下の式からβ値を算出して、記録レーザパワー決定回路13に出力する。
β = (R1+R2)/(R1−R2)
【0034】
一方、データ記録時には、上位装置から記録信号生成回路11にデータが入力され、エンコードされて、記録制御回路10に送られる。記録制御回路10の制御の下に、レーザ駆動回路9は記録レーザパワー決定回路13で決定された記録レーザパワーとなるように光ピックアップ2のレーザを駆動して、エンコードされたデータを光ディスク1に記録してゆく。光ピックアップ2には、温度センサ回路14が内蔵されており、この回路は現在の温度を電圧値に変換してコントロール回路12に出力する。
【0035】
コントロール回路12ではβ検出回路8からβ値を、温度センサ回路14から電圧値を受信して、記録レーザパワー決定手段13により、試し書き用記録レーザパワー、あるいは、実際に記録を行う最適記録レーザパワー値を算出して、記録制御回路10へ出力する。
【0036】
次いで、本発明のパワーキャリブレーションの手順を具体的に説明する。図10は、本発明の方法におけるパワーキャリブレーション動作を示すブロック図である。実際にユーザデータを記録する記録ディスクと異なる追記禁止型ディスクに参照キャリブレーションを行って、ディスクタイプ(1)、記録温度(2)、最適パワー値(3)等のキャリブレーションデータを取得しておき、記録ディスクに対しては、この最適パワー値(3)を中心にしてパワー振り分け(4)を行って、この振り分け範囲で実キャリブレーションを行うようにしている。すなわち、参照キャリブレーションは、記録ディスクとは別の、追記禁止型ディスクの本来使用されないキャリブレーションエリアに行うため、キャリブレーションエリアのフレーム数を制限する必要がなく、正確に参照パワー値を得ることができる。また、参照キャリブレーションと、実キャリブレーションの2段構成でキャリブレーション動作を行っているため、キャリブレーションの精度が向上し、さらに、実際にデータを記録する記録ディスク(追記型ディスク)のキャリブレーションエリアを節約することができる。
【0037】
図2、及び図3は、追記禁止ディスクを用いて行う、キャリブレーションデータ取得用の参照キャリブレーション動作と、記録ディスクへ実データを記録する際に行う実キャリブレーションデータを説明するためのフローチャートである。
【0038】
図2に、キャリブレーションデータ取得手順を示す。ドライブは、まず現在コマンド処理を行っていない空き時間であるかどうかを判断する(ステップS101)。空き時間であれば、現在ローディングしているディスクがデータ追記禁止ディスクであるかどうかを判断する(ステップS102)。データ追記禁止ディスクであれば、パワーキャリブレーション領域に空きがあるかどうかを判断する(ステップS103)。パワーキャリブレーション領域に空きがあれば、光ピックアップ2に設けた温度センサ回路14から現在温度を取得する(ステップS104)。この取得した現在温度と、すでにキャリブレーション済みの記録速度の組み合わせから、今回キャリブレーションデータ取得のために行う記録速度を選択する(ステップS105)。
【0039】
記録速度の選択は以下のようにして行う。記録速度が、8倍、4倍、2倍と3種類ある場合、0℃〜60℃まで5℃ごとにそれぞれの速度に対して、記録速度と温度の組み合わせを設定しておき、それぞれの組み合わせについてキャリブレーションデータを取得する。例えば、現在温度が32℃であれば、いままでに、同種類のディスクで30℃〜34℃の範囲の、いずれかの記録速度でキャリブレーションを行ってその組み合わせをメモリ16に記憶しているかどうかを判断して、メモリに記憶されていない新しい組み合わせであれば、その記録速度を決定して、次のステップ(ステップS106)に進む。なお、この組み合わせは、イニシャライズ時に読み込まれるディスク情報によって判別されるディスクの種類毎に設定する。
【0040】
具体的には、現在ローディング中のディスク種類で、30℃〜34℃の温度範囲で、8倍の記録速度の組み合わせにおけるキャリブレーション値がメモリ16にすでに記憶されているのであれば、今回は記録速度4倍を選択してデータ取得用のキャリブレーションを行い、8倍のキャリブレーション値と、4倍のキャリブレーション値がすでに記憶されている場合は、2倍を選択してデータ取得用のキャリブレーションを行うようにする。また、この温度範囲で、8倍、4倍、2倍のすべての組み合わせがキャリブレーション済みであれば、記録速度の決定は行わない。
【0041】
このようにして、記録速度を決定して、その速度で参照キャリブレーション動作を行い(ステップS107)、ディスクの種類、記録速度、記録温度、最適記録パワー値等のキャリブレーションに必要なデータをメモリ15に記録して(ステップS108)、空き時間判断処理(ステップS101)に戻る。
【0042】
図3は、図2の手順で取得したキャリブレーション用データを使用して、実データ記録ディスクに行う実キャリブレーションの手順を示すフローチャートである。
【0043】
まず、光ピックアップ2から現在温度を取得して(ステップS201)、取得した現在温度と、記録速度、ディスク種類との組み合わせと同じデータが、メモリ15内に登録されているかどうかを判断する(ステップS202)。ここで、同じ組み合わせのデータが登録されていない場合は、通常のパワーキャリブレーション動作を行う。また、同じ組み合わせのキャリブレーションデータが登録されている場合は登録されているデータの最適パワー値を基準にしてパワー振り分け範囲を変更してキャリブレーション動作を行う(ステップS203)。このパワー振り分け範囲の変更について、図4及び図5を参照して説明する。
【0044】
図4は、通常のキャリブレーション動作における記録パワー振り分け範囲を示す図であり、図5は、本発明における変更した記録パワー振り分け範囲を示す図である。
図4に示す、通常のキャリブレーション動作では、記録パワーを1フレーム毎に変更して、PW01〜PW15までの15段階に記録パワーを振り分けており、この中から最適パワーを選択するようにしている。
【0045】
図2に示すキャリブレーションデータ取得時に、例えばPW09を最適記録パワー値に決定しており、図3のステップS201、S202において、メモリ15に登録されているキャリブレーションデータのうち、光ピックアップ2から取得した現在温度に該当する最適パワー値がPW09であった場合、PW09の値を中心としてパワー振り分け範囲を決定して実パワーキャリブレーションを行うようにする。この振り分け範囲は、予め実験を行って決めておく。図5に示す例では、PW09を中心として5段階に記録パワーを振り分けるようにしており、5フレームを使用して実パワーキャリブレーションを行っている(ステップS204)。
【0046】
キャリブレーションを行った後、取得した温度、ディスクの種類、記録速度等のデータと同じデータがメモリ15に登録されていたかどうかを判断し、登録されていない場合は、図2と同様に、ディスク種類、記録温度、記録速度、最適パワー等のキャリブレーションデータをメモリ15に記憶させる。(ステップS207)。取得した温度、ディスクの種類、記録速度等のデータと同じデータがメモリ15に登録されている場合は、記録に用いた最適パワー値を、メモリに登録してあるキャリブレーションデータの最適パワー値と比較して、同じであれば、動作を終了し、最適パワー値に差がある場合は、メモリのキャリブレーションデータを新しい最適パワー値に書き換えるようにする(ステップS207)。
【0047】
ここで、記録ディスクに対して実行したキャリブレーションには5フレームしか使用していないので、残りのフレームを、次回のキャリブレーションに利用することができる。
【0048】
一方、参照キャリブレーションに使用するキャリブレーションエリアは、15フレームに限ることなく、それ以上のフレーム数を使用することができると共に、参照キャリブレーションと実キャリブレーションと2段構えでキャリブレーションを行っているので、より確実なキャリブレーションを行いうる。
【0049】
また、本実施形態では、温度センサ14を光ピックアップ2の中に設けているが、この限りではなく、温度と記録パワーの関連づけがしやすい場所であれば、どこに設置してもよい。
【0050】
上述の実施形態では、参照キャリブレーション行いうるディスクであるか否かをドライブ自身が判断しているため、追記禁止型ディスクのみが参照キャリブレーションの対象となっているが、この参照キャリブレーションを行いうるディスクであるか否かをユーザ自身で決定するようにしてもよい。この場合、ホストPC側の記録アプリケーションを変更して、ユーザがドライブにディスクをローディングした後、記録アプリケーションがユーザに参照キャリブレーションを実行するかどうか聞くようにする。ユーザが、実行コマンドを出せば、参照キャリブレーションコマンドをドライブに発行して、実行する。
【0051】
図6は、ユーザのコマンドによって参照キャリブレーションを実行する場合のドライブ側の動作のフローチャートである。すなわち、記録アプリケーションからの参照キャリブレーション実行コマンドを待って(ステップS301)、このコマンドの受信後に、図2に示す手順に従って、参照キャリブレーションを実行する。図3のステップS302〜S307の動作は、図2のS102〜S108の動作に該当するので、ここでは説明を省略する。
【0052】
なお、図9に示す従来のパワーキャリブレーションと、図10に示す本発明のパワーキャリブレーションの主な相違点は、以下の通りである。
参照データ取得処理において
(1)従来の方法では、追記ディスクにパワーキャリブレーションを行って必要なデータを得るようにしているのに対して、本発明の方法では、追記禁止ディスク(またはユーザが指定した追記ディスク)にパワーキャリブレーションを行って必要なデータを得るようにしている。
(2)ここで取得するデータは、従来の方法が(1)最適パワー値と(2)RF信号の振幅レベルであるのに対して、本発明の方法では、(1)ディスク種類、記録温度、最適パワー値などのキャリブレーションデータである。
(3)このデータは、従来の方法では、各追記ディスク毎にメモリに記憶させているのに対して、本発明の方法では、ディスク種類、記録速度、記録温度等の組み合わせごとに記憶させる。
実データ記録に際してのパワーキャリブレーション処理において
(1)従来の方法では、メモリから(1)最適パワー値と(2)RF信号の振幅レベルを読み出して、(1)最適パワー値を用いて再生処理を行い、現在の振幅レベル(3)を検出し、(2)と(3)を比較して、この差が小さければ(2)をそのまま用いて記録を行い、差が大きければ、通常のパワーキャリブレーションを行って記録を行う。差が小さければ、キャリブレーションエリアを節約することができる。
これに対して、本発明の方法では、記録ディスクの条件(ディスク種類と記録温度)と合致するキャリブレーションデータをメモリから探し出して、このデータの最適パワー値を基準にしてパワー振り分けを行い、この振り分けを行った範囲でキャリブレーションを行って記録を行う。パワーを振り分けるフレーム数は、通常のキャリブレーションに用いるフレーム数より少ないため、記録ディスクのキャリブレーションエリアを節約することができる。
【0053】
【発明の効果】
上述したとおり、本発明のパワーキャリブレーション方法によれば、パワーキャリブレーションエリアを使用しないディスクを用いて参照キャリブレーションを行って、この結果を参照して実パワーキャリブレーションを実行するようにしているため、記録ディスクにおける1回のパワーキャリブレーション動作に使用するキャリブレーションエリアが少なくて済む。従って、記録ディスクにおいては、1の試し書きエリアに複数回の試し書きを行うことが可能となり、試し書きエリアを大幅に節約することができる。
【0054】
また、参照キャリブレーションは、追記禁止型ディスクのパワーキャリブレーション領域や、ユーザが不要と判断したディスクのパワーキャリブレーション領域を用いて行うようにしているので、もともと、使用することのないディスクエリア、あるいは、捨てられる可能性のあるディスクを有効に活用することができる。
【0055】
さらに、参照キャリブレーションは、使用しないキャリブレーションエリア、あるいは、不要なディスクのキャリブレーションエリアを自由に使用して実行することができるので、従来の規格にとらわれず、15フレーム以上のエリアを使用してキャリブレーションデータを取得することが可能となるため、より確実なキャリブレーションが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のパワーキャリブレーション方法を実行する光ディスク装置の回路構成を示す図である。
【図2】図2は、参照キャリブレーションの手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は、実キャリブレーションの手順を示すフローチャートである。
【図4】図4は、通常のキャリブレーション動作における記録パワー振り分け範囲を示す図である。
【図5】図5は、本発明における変更した記録パワー振り分け範囲を示す図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態におけるパワーキャリブレーション方法を示すフローチャートである。
【図7】図7は、CD−R/RW規格によって規定されているパワーキャリブレーションエリア(以下「PCA」という)の構成を説明する図である。
【図8】図8は、CD−R規格のPCA1回分の使用例を示す図である。
【図9】図9は、従来のパワーキャリブレーション方法と本発明のパワーキャリブレーション方法との差異を説明するための図である。
【図10】図10は、従来のパワーキャリブレーション方法と本発明のパワーキャリブレーション方法との差異を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 光ピックアップ
3 信号検出回路
4 再生信号処理回路
5 スレッドモータ
6 スピンドルモータ
7 サーボ制御回路
8 β値検出回路
9 レーザ駆動回路
10 記録制御回路
11 記録信号生成回路
12 コントロール回路
13 レーザパワー決定回路
14 記録温度センサ回路
15 メモリ

Claims (10)

  1. 光ディスク装置におけるパワーキャリブレーション方法において、ユーザデータが記録済みの追記禁止型ディスク、あるいは、ユーザの指定があったディスクに参照パワーキャリブレーションを行ってキャリブレーションデータを予め取得して、このデータをメモリに記憶させておき、実際にユーザデータを記録する記録ディスクに記録を行う際に前記メモリに記憶させておいたキャリブレーションデータを利用して、キャリブレーションエリアを構成する規格フレームの15フレーム未満にパワーを振り分けて実パワーキャリブレーションを行うことを特徴とするパワーキャリブレーション方法。
  2. 請求項1に記載のパワーキャリブレーション方法において、前記キャリブレーションデータが、少なくとも記録温度と、ディスクの種類と、最適パワー値を含んでおり、前記記録ディスクに実キャリブレーションを行う際に、少なくとも記録温度と、当該記録ディスクの種類とを検出して、この記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在する場合に、当該一致するキャリブレーションデータの最適パワー値(参照最適パワー値)を基準にしてパワー値を振り分けて前記実パワーキャリブレーションを行うことを特徴とするパワーキャリブレーション方法。
  3. 請求項2に記載のパワーキャリブレーション方法において、前記記録温度と、前記記録ディスクの種類とを検出して、この記録温度とディスク種類とが一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在しない場合に、前記記録ディスクに対して通常のパワーキャリブレーションを行うことを特徴とするパワーキャリブレーション方法。
  4. 請求項2に記載のパワーキャリブレーション方法において、前記記録ディスクに実パワーキャリブレーションを行って得られた実最適パワー値と、この実パワーキャリブレーションに用いた前記参照最適パワー値とが異なる場合には、前記メモリに記憶されている参照最適パワー値を前記実パワーキャリブレーションにて新たに得た実最適パワー値に書き換えることを特徴とするパワーキャリブレーション方法。
  5. 請求項1ないし4に記載のパワーキャリブレーション方法において、前記参照キャリブレーションを、キャリブレーションエリアを構成する規格フレームを16フレーム以上使用して行うことを特徴とするパワーキャリブレーション方法。
  6. 光ディスク装置におけるパワーキャリブレーションを実行するプログラムであって、(1)前記光ディスク装置にローディングされているディスクが、追記禁止型ディスクか否か、あるいは、ユーザの指定がなされているディスクか否かを検出するステップと、当該ディスクが追記禁止型ディスクまたはユーザに指定されているディスクである場合に、当該追記禁止型ディスクまたはコマンドによって指定されているディスクを使用して参照パワーキャリブレーションを行って、記録温度と、当該ディスクの種類と、最適パワー値を少なくと含むキャリブレーションデータを取得するステップと、(3)前記ステップ(2)にて取得したキャリブレーションデータをメモリに記録するステップと、(4)実際にユーザデータを記録する記録ディスクに記録を行う際に、少なくとも記録温度と、当該記録ディスクの種類を読みとって、この記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在するか否かをチェックするステップと、(5)記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在する場合に、当該一致するキャリブレーションデータの参照最適パワー値を中心に、キャリブレーションエリアを構成する規格フレームの15フレーム未満にパワーを振り分けて、前記記録ディスクに対して実パワーキャリブレーションを行うステップと、を具えることを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムにおいて、前記ステップ(2)で行う参照パワーキャリブレーションをキャリブレーション領域の規格フレームを16以上使用して行うことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項6または7に記載のプログラムにおいて、前記ステップ(4)において、少なくとも記録温度とディスク種類が一致するキャリブレーションデータが前記メモリに存在しない場合に、前記記録ディスクに対して通常のキャリブレーションを行わせることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、前記通常のキャリブレーション動作における記録温度と、記録ディスクの種類と、最適パワー値を少なくとも含むキャリブレーションデータを取得して、これを前記メモリに記憶させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載のプログラムにおいて、前記ステップ(5)で実行した実キャリブレーションで決定した実最適パワー値が、当該実キャリブレーションで用いた参照最適パワー値と異なる場合に、当該参照最適パワー値を前記実最適パワー値に書き換えることを特徴とするプログラム。
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