JP3851319B2 - 画像データ送信生成システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像データを遠隔にある表示装置に表示させるための方法又はシステムに関する。詳細には、講義資料や会議資料などのプレゼンテーション用画像、監視カメラが撮像した簡潔画像等を遠隔のコンピュータ又はデバイスにおいて表示させる、或は、E・ラーニングや遠隔地におけるセミナー、オンラインヘルプデスクの表示、遠隔地に所在する被対象者或は物のケアにおける画像表示、監視カメラ画像の表示等に用いることができる表示方法又はそのシステムに関する。
インターネット等のネットワークの整備が進み、今日では遠隔地に居ながら多数の端末が画像を共有することができるようになった。そして、企業、学校、公共施設等においてもインターネットサービスの利用が普及している。又、企業などでは遠隔地に存在する通信装置同士を専用回線で接続し通信を行う専用線通信も普及している。
これらネットワークの整備に伴い、個人はもとより、企業、学校、公共施設等でも該通信を利用したマナー研修、英会話学習、情報技術者資格取得講座等の各種講習、研修、学習等が行われている。所謂E・ラーニングである。これらE・ラーニングでは、代表的な例としてはマナー研修、英語学習、情報技術者資格取得のための遠隔学習などがあり、E・ラーニングシステムによって行っていた。そして、該E・ラーニングシステムでは、講師を撮影した映像と講義スライド資料とを同期させてインターネットを介して配信していた。
即ち、撮影しておいた講師の映像データと共に講義に用いるスライド映像データとを、受講者である端末側に配信するための配信サーバに予め蓄積しておく。これら蓄積しておいたデータがコンテンツとしての利用者への配信対象、即ちコンテンツデータとなる。そして蓄積しておいたコンテンツデータは、受講者である端末からの指示により、該端末へ配信されて視聴するという、オンデマンドでの利用形態が一般的であった。
昨今では、インターネット等のネットワークは、通信速度も常時接続やブロードバンド等の普及により飛躍的に高速となった。これに伴い、今日では遠隔地に居ながら多数の端末が画像を共有することができるようになった。そして、企業、学校、公共施設等においてもインターネットサービスの利用が普及している。又、企業などでは遠隔地に存在する通信装置同士を専用回線で接続し通信を行う専用線通信も普及している。
これら高速ネットワークの普及によりリアルタイムでの画像の提供が可能となってきた。これに伴い、該オンデマンドでの利用では予め蓄積されていたデータの提供に留まっていたが、遠隔地と本部との間でリアルタイムで行われる大学の講義やセミナー等、逐次変化するデータの提供を必要とするリアルタイム画像データ通信が要求されるようになった。該リアルタイムに行われる通信、例えばセミナーなどでは、学習者は解らない箇所を直ぐに講師に尋ねることが可能となり、従来の集合教育同様に講師と学習者とが時間と情報とを共有できて一体感を保つことができ、より効率のよい講義が可能となる。
このような遠隔地においてリアルタイムで行う講義(以下、リアルタイム遠隔講義という。)では、講師の顔映像と音声に加え、講師が書込む黒板や白板のような自由記入スペース、資料スライド等の配信スピード等が重要なファクターとなる。このリアルタイム遠隔講義では、講師であるサーバとクライアントである受講者という関係でネットワーク接続され講義が進む。
上記リアルタイム遠隔講義では、予め用意した資料スライド映像を提供するだけでなく、自由記入スペースに記入した映像や、必要に応じて他のWebページを表示する場合も有り、複数のアプリケーションを切替えて講義を進める場合が有る。即ち例えば、講師であるサーバでは、資料スライド映像をクライアントに表示させながら、黒板や白板のような自由記入スペースに書込む専用アプリケーションである板書ツール(以下、ツールとは単一機能を持つ小規模なソフトウェアをいう。)によって自由記入した画像を受講者であるクライアントに送るというような場合である。このような場合には、サーバと予め全てのクライアントとが共通のアプリケーションを用意しておき、サーバが表示するフレーム画像をクライアントが同期して表示するように切替えるシステムが必要であった。
しかしながら、該アプリケーションソフトは非常に限定されてしまい、各クライアントが用意するには負担が大きく、リアルタイム遠隔講義を容易に実現できないという問題点が有った。
該問題点を解決可能なソフトウェアとしては、従来、1対1の対応においてリアルタイムで任意のアプリケーションが作り出した資料スライド等のフレーム画像をネットワークを介して提供する手段として、例えばアプリケーション画面やWindows(登録商標)のデスクトップ画面をサーバとクライアントとで共有するソフトウェアを利用するものとして、同期遠隔型のリアルタイム画面共有ツールが有った。即ち、遠隔デスクトップ共有ツールである。遠隔デスクトップ共有ツールは、オペレーションシステムであるWindows(登録商標)上で動作するソフトウェアとして幾つかのソフトウェアが存在した。
しかしながら、Windows(登録商標)上で動作する遠隔デスクトップ共有ツールは、やはり利用するサーバおよびクライアントのすべてが用意しておかなければならず、ソフトウェアの配布に手間とコストがかかるという問題を有していた。更には、該ツールが動作する環境が、Windows(登録商標)上のみであるという制約があり、講師であるサーバと受講者であるすべてのクライアントのすべてがOSをWindows(登録商標)としなければならなかった。
更に又、該ツールは1対1の通信を目的としたツールであることから、1のサーバから複数のクライアントへ同時に情報を配信する事ができず、大学の講義のようなクライアントが100以上となるような大規模な1対複数の通信ができないという問題点を有した。
一方、クライアントのすべてに共通のアプリケーションソフトウェアを必要とせず、且つ複数のクライアントが利用可能なシステムとしては、Webシステムが存在した。Webシステムは、クライアントにWebブラウザがあれば利用可能であり、OSには作用されない。そのため、遠隔デスクトップ共有ツールに比しユーザ環境を整えることが容易となりサービスを展開するためのコストを大幅に削減可能である。
しかしながら、WebシステムはHTTPプロトコルがプッシュ型配信をサポートしていないため、複数のクライアントに対してWebサーバから情報をプッシュ型配信することができないという問題点を有した。
そこで発明者は上記各問題点を解決するに当たり、クライアント側からWebサーバに対し定期的に且つ自動的に問い合わせを行い、Webサーバから送信するデータに変更があった場合だけWebサーバからクライアントに対してデータを転送させるシステムを構築した(QuickBoadシステムとして、研究論文の発表済み)。
即ち、Webサーバでは、講師が用いる端末の表示場面をスナップショットイメージとして画像ファイルに保存する。そして、Webサーバでは、保存したスナップショットイメージを複数のクライアントへ送信可能な機能を有している。従って、クライアントから自動的に且つ定期的に問い合わせがあると、該問い合わせに対してWebサーバが応答して問い合わせたクライアントに対しスナップショットイメージを送信するので、複数のクライアントから問い合わせがあるとそれら複数のクライアントに対してスナップショットイメージを送信することとなり、プッシュ型配信をサポートしていないHTTPプロトコルをもちいて擬似的なプッシュ型配信サービスを実現した。これにより、複数のクライアントに対しWebサーバから講師端末に表示された画像を配信することが可能となった。
又、これらとは別に、動画を圧縮してネットワークを介して配信可能とする目的で用いられる画像データの圧縮技術が存在し、リアルタイムで画像を提供する場合には、配信対象となる動画像データが大きいため画像データの圧縮技術が不可欠であったために開発されるに至った。従来一般に行われている画像データの圧縮技術では、例えばMPEG2やMPEG4というような圧縮技術がある。MPEG2やMPEG4というような圧縮技術(以後、単にMPEG圧縮技術という。)は、一般に映画や自然映像を圧縮して提供する技術であり、コンピュータ画面、即ち画像を構成するフレーム画像の各画像ピクセルを前のフレーム画像の同位置画像ピクセルと比較し、変更のあった画像ピクセルだけを抽出して現在のフレーム画像を表示する際に変更のあった画像ピクセルのみを前の画像ピクセルと置換えてフレーム画像を構成して表示させるものである。
しかしながら、上記疑似プッシュ型配信システムは、配信サービス対象である講師端末の表示画面全体を配信するので、配信する画像データの容量が多くなってしまうという問題点を有した。特に、大学の講義のような100人以上の多数の端末が同時に受講する場合などには、ネットワークトラフィックの大幅な増加を招くため、配信時にデータ転送遅延や他のサービスの障害の要因となってしまう場合があるという問題点を有した。
そこで、疑似プッシュ型配信システムにおいて転送する画像データを圧縮する為に、前記MPEG2やMPEG4というような画像圧縮技術を応用する事が考えられる。
しかしながら、該画像圧縮技術は、絶えず画像が書き変わる動画像、即ち映像の圧縮を対象としたものであるため、講義に用いる資料スライドのような同一の画面を比較的長い時間表示させておく場合にも常に圧縮が行われて配信されるため、配信するデータ量は減少できるものの、やはり大量のデータ転送が必要となってしまった。
具体的には、講師端末の画像データを圧縮して転送する際には、1クライアントに対して4Mbps乃至6Mbpsのネットワーク領域が必要となってしまった。即ちクライアント数が100であれば、400Mbps乃至600Mbpsの帯域を占有することとなってしまい、常に該領域が使用されるためリアルタイム配信は極めて困難であった。
更には、やはりMPEG2やMPEG4というような画像圧縮技術を用いるに際しても、クライアントが圧縮された画像データを伸長するためのツールが必要となり、クライアント側端末の動作環境を限定してしまうという問題点を有した。
そこで発明者は、前記圧縮技術を用いて配信する自然画像や映画のような動画像は静止画像であっても、絶えずピクセル単位での画像に変化が生じているのに対し、本願において講師側端末から配信する講義スライド等のプレゼンテーション画像では、静止画として表示に用いられる画像はピクセル単位では変化がないことに注目した。又同様に、講師の書き込みやあるいは新たな資料の追加というような画像表示の変化は、表示画面全体を対象とするもの(即ち、画面全体が書き変わるもの)が存在するものの、多くの場合には書き込み等による極一部領域に限定される変化であることに注目した。
そして、これらの事実に基づき、ピクセル単位の変化を見る圧縮技術を用いずに且つ一部領域の変化をクライアントに転送することで、複数のクライアントに送信する際のネットワーク帯域の軽減をはかることとした。
そこでこの発明は、
表示手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを複数に分割し、前後に入力したフレームの分割された分割画像データ相互を比較して分割画像データを出力可能な本体装置と、
本体装置とデータ通信可能に接続され、データ入力手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、HTMLファイルの記述に基づいてフレームを構成可能であり、本体装置から出力される分割画像データをデータ入力手段が入力し、所定の分割位置に表示させるよう画像データをデータ出力手段から出力するクライアント装置とからなり、
本体装置では、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを予め定める複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、表示部が次に表示するフレームの画像データを予め定める該複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させ、分割された同一領域の先に表示された画像データ及び次に表示された画像データ相互を比較し、画像データに変更があった場合には、変更があった分割画像データを画像データ記憶手段へ更新された最新の分割画像データとして記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、少なくとも更新された最新の分割画像データを該変数によって特定可能に記述したHTMLファイルを生成可能であり、クライアント装置から該HTMLファイルの出力を希望する情報を受領すると該HTMLファイルをデータ出力手段によってクライアント装置へ出力可能であり、クライアント装置から所望の分割画像データを出力希望する情報を受領すると当該データをデータ出力手段からクライアント装置へ出力し、
クライアント装置では、制御手段が、本体装置に対し前記HTMLファイルの出力を希望する情報を出力してHTMLファイルを受領し、受領したHTMLファイルに記述されている変数を画像データ記憶手段へ記憶すると共に自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数の有無を判断し、自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数が有る場合には本体装置に対し該変数によって表される分割画像データを出力させる情報を出力し、データ入力手段が本体装置から分割画像データを受領すると更新された分割画像データとして画像データ記憶手段に記憶させ、画像データ記憶手段に記憶されている各分割画像データの最新データによってフレームを構成可能な画像データを出力可能であることを特徴とする画像データ送信生成システム、
及び、
表示手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを複数に分割し、前後に入力したフレームの分割された分割画像データ相互を比較して分割画像データを出力可能な本体装置と、
本体装置とデータ通信可能に接続され、データ入力手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、HTMLファイルの記述に基づいてフレームを構成可能であり、本体装置から出力される分割画像データをデータ入力手段が入力し、所定の分割位置に表示させるよう画像データをデータ出力手段から出力するクライアント装置とからなり、
本体装置では、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを予め定める複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、表示部が次に表示するフレームの画像データを予め定める該複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させ、分割された同一領域の先に表示された画像データ及び次に表示された画像データ相互を比較し、画像データに変更があった場合には、変更があった分割画像データを画像データ記憶手段へ更新された最新の分割画像データとして記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、少なくとも更新された最新の分割画像データを該変数によって特定可能に記述したテーブルデータを含むHTMLファイルを生成可能であり、クライアント装置から該HTMLファイルの出力を希望する情報を受領すると該HTMLファイルをデータ出力手段によってクライアント装置へ出力可能であり、クライアント装置から所望の分割画像データを出力希望する情報を受領すると当該データをデータ出力手段からクライアント装置へ出力し、
クライアント装置では、制御手段が、本体装置に対し前記HTMLファイルの出力を希望する情報を出力してHTMLファイルを受領し、受領したHTMLファイルに記述されているテーブルデータを画像データ記憶手段へ記憶すると共に自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数の有無を判断し、自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数が有る場合には本体装置に対し該変数によって表される分割画像データを出力させる情報を出力し、データ入力手段が本体装置から分割画像データを受領すると更新された分割画像データとして画像データ記憶手段に記憶させ、画像データ記憶手段に記憶されている各分割画像データの最新データによってフレームを構成可能な画像データを出力可能であることを特徴とする画像データ送信生成システム、
を提供する。
又、上記各システムにおいては、
分割されるフレームの画像データが、表示する画面の全部又は一部である画像データ送信生成システム、
を提供する。
更に、上記各システムにおいては、
本体装置がマルチタスクで利用されている場合において、本体装置は現在利用されているアプリケーションの表示領域を分割されるフレームの画像データとして扱う画像データ送信生成システム、
を提供する。
更に又、上記各システムにおいては、
本体装置はポインティングデバイスを備え、ポインティングデバイスによって指示された画像領域を分割されるフレームの画像データとして扱う画像データ送信生成システム、
を提供する。
従って、この発明によれば、本体装置では、本体装置がクライアント装置に表示したいフレームを分割し、更新のあった分割領域の分割画像データのみをクライアント装置が取得してクライアント装置に表示することで、本体装置で更新のあったフレームをクライアント装置にて表示可能となるので、更新された分割領域の分割画像データのみの通信によって、あたかも変更のあったフレームの画像全体をクライアント装置へ表示可能となる。
従って、クライアント装置と本体装置との間で行われる通信に用いる帯域を、フレーム全体を送信するのに比し小さな帯域で通信可能となる。
これにより、本体装置に対する接続可能なクライアント装置数を増大することができる。
更に、この発明によれば、現在もっとも多く利用されている非プッシュ型配信システムであるWebブラウザを、擬似的にプッシュ型配信システムとして画像転送に利用することができる。
これにより、もっとも一般的に用いられているブラウザによって本体装置からの疑似的なプッシュ型配信システムが構築できる。
以下にこの発明の実施例を図に基づいて説明する。図1は画像データ送信生成システムの概略説明図であり、図2はこの発明の実施例における分割領域の説明図であり、図3はこの発明の実施例における分割領域の更新比較の説明図であり、図4は第1の実施例におけるHTMLファイルの説明図であり、図5は同分割領域の更新比較の説明図であり、図6は同HTMLファイルの説明図であり、図7は同分割領域の更新比較の説明図であり、図8は同HTMLファイルの説明図であり、図9は(a)が第2の実施例におけるHTMLファイルの説明図、(b)が同更新されたデータを指示する更新画像リストファイルを表す説明図であり、図10は同Java(登録商標)SCRIPTの説明図であり、図11は第3の実施例を表す説明図であり、図12は同テキストエディタに実施した場合の説明図であり、図13は同分割領域の分割状態を表す説明図である。
1は、画像データ送信生成システムで有り、講師が講義をする際に複数のクライアントである受講者へ講師が使用して生成した画像データを送信するシステムである。画像データ送信生成システム1は、講師が用いる講師側端末2と、Webサーバ3と、Webサーバ3から送信される画像データ等の講義に必要なデータ及び音声を受領して視聴可能であるクライアント装置4とからなる。そして、講師側端末2とWebサーバ3とはVPNによって接続されて通信可能に接続され、Webサーバ3とクライアント装置4とはインターネットによって情報の授受が可能に接続されている。各装置は上記のように接続されているが、講師側端末2とWebサーバ3とがインターネットによって接続されていてもよく、又、Webサーバ3とクライアント装置4とが有線又は無線のVPNによって情報の授受が可能に接続されていてもよく、又、VPNに換えてLANによって接続されていてもよい。そして画像データ送信生成システム1は、講師側端末2に表示されている画像データを各クライアント装置4へ効率よく表示させるものである。
以下に上記各装置を用いた第1の実施例を説明する。
第1の実施例は、講師側端末2のデスクトップ画面を複数のクライアント装置4へリアルタイムで配信する場合の例である。尚、各実施例では、講師側端末2とWebサーバ3とが本体装置を形成することとなるが、講師側端末2とWebサーバ3とを別途設けるのではなく、本体装置を講師側端末2及びWebサーバ3とを一体とした構成とし、直接講師が操作することでクライアント装置4へ画像データを送信するように構成してもよい。
講師側端末2は、この実施例ではノート型のコンピュータであり、所謂ノートパソコンを用いる。講師側端末2は、標準的に備えられているマウス等のポインティングデバイス23、キーボード24等の入力手段を備え、表示手段である液晶表示部21を備える。更に、講師側端末2はCPUやメモリ等の制御手段22を備える。更に講師側端末2は、画像データを記憶可能な画像データ記憶手段25を備える。そして、講師側端末2の制御手段22は、液晶表示部21が表示するフレームを予め定める複数に分割して夫々の領域の画像データである分割画像データを取得可能な機能を備える。この実施例ではフレームの分割は、図2に表すように25の領域として分割する。そして、分割された分割画像データはWebサーバ3へ送られて記憶される。又、講師側端末2は、VPNによってWebサーバ3と通信可能なデータ入力手段及びデータ出力手段である通信手段を備えることはいうまでもなく、以下、講師側端末2がWebサーバ3に対してデータを出力したり、Webサーバ3からデータを入力する場合には、該通信手段を用い所定の手続によって通信するものとする。
Webサーバ3は、データ記憶手段31、表示手段32を備え、且つ、クライアント装置4との間でデータの入出力を行うデータ入力手段33及びデータ出力手段34を備え、各手段の制御を行うための制御手段35を備える。そして、Webサーバ3は、講師側端末2から分割された分割画像データを入力し、制御手段35の制御により入力した各分割画像データを入力した時間と分割された位置とを紐付けてデータ記憶手段31へ記憶する。
クライアント装置4は、デスクトップ型或はノート型等のパーソナルコンピュータからなり、複数台がWebサーバ3と通信可能にインターネットによって接続可能である。クライアント装置4には、標準的に備えられているマウス及びキーボードが備えられ、表示手段である表示部41を備える。ここでクライアント装置4の備える表示部41は、クライアント装置のデータ出力手段から出力する画像データを表示するものであるが、クライアント装置4と一体的に設けない他の装置としての表示手段へデータ出力手段がデータを出力して表示可能であってもよい。更に、クライアント装置4は、Webサーバ3からのデータを入力可能なデータ入力手段42を備えると共に、CPUやメモリ等からなる制御手段43を備え、更に入力したデータを記憶可能な画像データ記憶手段44を備える。そして、クライアント装置4は、Webサーバ3から入力する分割された分割画像データを表示することで、表示部41に講師側端末2及びWebサーバ3によって生成されたフレームの画像を表示可能である。
尚、Webサーバ3とクライアント装置4とは、この実施例ではWebブラウザを備えインターネットを利用して通信を行い、HTMLによって画像や音声等を通信可能であるが、他のブラウザ等の手段によって通信可能であってもよく、少なくも通信することでクライアント装置4がWebブラウザから取得した画像データを表示可能であればよい。
上述のように構成された各装置によって、
1.講師側端末2が自身のデスクトップ画面の全部又は一部を複数に分割して分割画像データを作成して画像データ記憶手段25へ記憶し、更新された分割画像データをWebサーバ3へ送信する
2.Webサーバ3は、取得した分割画像データを、作成した時間と分割された位置とを紐付けて公開ディレクトリに記憶する
3.Webサーバ3からクライアント装置4へ分割画像データを送信する際には、未だクライアント装置4へ送信していない更新された分割画像データを送信する
4.クライアント装置4では、Webサーバ3から受領した各分割画像データを記憶すると共に、記憶した各分割画像データによって、フレームの画像を形成して表示する
ことが可能であり、これらを可能とするソフトウェアがインストールされている。
以下、第1の実施例の詳細を説明する。
尚、本実施例では、講師側端末2とWebサーバ3とが協調動作することで本体装置として機能する。
講師側端末2の制御手段22は、図2(a)に表す液晶表示部21に表示されているフレームの画像を予め定められた数、即ち図2(b)に表す25に分割し、各分割した分割画像領域毎に分割画像データを生成する。その際、各分割画像データは分割して生成された時刻と分割された画像位置とに紐付け、何処の位置の何時の画像であるかを認識可能に生成される。分割画像の生成タイミングは、予め定める時間間隔毎でよく、この実施例では5秒毎に分割画像の生成を行うものとする。この時間間隔は、短ければより講師側端末2とクライアント装置4とに表示される表示画像の時間的整合が取れ、長ければクライアント装置4に表示される画像は講師側端末2に表示された画像に遅延して表示されることとなるので適宜決定されればよく、クライアント装置4とWebサーバ3との間の通信回線やクライアント装置4の数等により適宜決定すればよい。又、講師側端末2において予め幾つかのタイミングを選択可能にしておいてもよい。尚、この実施例の説明では、講師側端末2の液晶表示部21全体の画像をクライアント装置4の表示部41が表示する例なので、図2に表すように全画面を25分割するが、講師側端末2が現在利用しているアプリケーションプログラム画面を分割対象にすることも可能であり、この場合には、講師側端末2に備えるポインティングデバイス23によって指示されアクティブにされたアプリケーションプログラムのウィンドウをフレームとして取扱い、該フレームを所定数、例えば25に分割することでもよい。更に又、アプリケーションプログラムをアクティブにする切換えをポインティングデバイス23によらず、予め定められた特定のキーを入力することで行ってもよく、その他の如何なる方法によって行ってもよい。更に又、予めショートカットキーを定めておき、該ショートカットキーが押されたときにマウス等のポインティングデバイス23が置かれているアプリケーションのウィンドウの領域を分割画像データを生成するフレームの領域としてもよい。該タイミングで生成された講師側端末2の液晶表示部21に表示されたフレームの画像は、講師側端末2の画像データ記憶手段25に記憶される。
同様に次のタイミングでも、各分割画像領域の分割画像データが画像データ記憶手段25に時刻と画像領域とに紐付けられて記憶される。従って、画像データ記憶手段25には同一の分割画像データが少なくとも異なる時刻に2つは記憶される。
講師側端末2の制御手段22は、上記異なる時刻に記憶された同一の分割画像データを比較する機能を有する。そして、制御手段22は同一画像領域の先に記憶された分割画像データと次に記憶された分割画像データとをピクセル単位でデータに変化があったか否かを比較する。
以下に制御手段22の行う分割画像データの比較を図3に基づき詳説する。尚、以下の説明では、分割されるフレームの画像は、簡略のために図3に表す領域1−1、領域2−1、領域1−2、領域2−2の4領域とした場合を例に説明する。
図3に表すフレームの画像は講師側端末2の液晶表示部21に表示されている画像を並べて表示したものであり、説明のために各画像領域の各ピクセルは、最上段のピクセルを左からP00、その隣のピクセルをP10とし、続けてP20・・・Pm0とし、次の段のピクセルを左からP01、P11、P21・・・・・Pm1とし、順次段が下がる毎に同様にして最終段を左からP0n、P1n、P2n・・・・・・Pmnとする。
これらピクセル表示を用いて、講師側端末2の制御手段22が行う同一画像領域の前後の分割画像データ比較を説明すると、講師側端末2の制御部22は、画像データ記憶手段25に先に記憶された領域1−1の分割画像データのうち先に記憶した分割画像データ1−1_0.pngのP00ピクセルのピクセルデータと次に記録した分割画像データ1−1_1のP00ピクセルのピクセルデータとを比較し、P00ピクセルのデータに違いがある場合にはカウントし、違いがない場合にはカウントしない。次いで、同様に分割画像データ1−1_0.pngと分割画像データ1−1_1.pngのP10ピクセルのピクセルデータ相互を比較し、違いが有ればカウントし、違いがなければカウントしない。従って、P00ピクセルデータに違いがある場合にはカウントして「1」となり、次いでP10ピクセルデータにも違いがある場合には更にカウントアップして「2」とする。該カウントは、通常プログラムにおいて行われるカウント手法が用いられればよく、順次加算されて一時的に記憶される。
次いで、分割画像データ1−1_0.pngと分割画像データ1−1_0.pngのP20ピクセルデータ相互を比較し、同様に違いが有ればカウントし、無ければカウントしない。該各ピクセル毎の比較をPm0まで終了すると、次いで2段目で有るP01からPm1までの分割画像データ1−1_0.pngと分割画像データ1−1_1.pngのピクセル相互のピクセルデータ比較を行い同様に違いが有ればカウントアップし、無ければカウントしない。同様に次の段であるP02からPm2についても比較し最終的にPmnの分割画像データ1−1_0.pngと分割画像データ1−1_1.pngのピクセルデータ相互を比較してカウントを行う。
制御手段22では、分割画像データ1−1の先の分割画像データ1−1_0と次の分割画像データ1−1_1との比較を上記のように行い、最終的に記憶したカウントの値が「0」でなければ、分割画像データ1−1の画像データに更新が有ったと判断し、制御手段22は分割画像データ1−1_1のデータをWebサーバ3へ送信する。尚、分割画像データを表している「1−1_0」の表示は、「1−1」部分が分割画像領域の位置を表し「−」前の数値が行番号を「−」の後の数値が列番号を表している。又、「_」の後の数値が画像を生成したタイミング、即ち、時刻に相当する値を示しているので、「_」の後の数値は、設定された分割画像データ生成の時間間隔毎に増えている。画像データ1−1_0と画像データ1−1_1とは「1−1」が同一なので、同一領域のデータであり、生成された時刻は「_1」は「_0」の次に生成されたことを表している。従って、Webサーバ3に記憶される際に、分割画像データのファイル名を「1−1_0.png」のように記憶することで、分割画像データの画像領域と画像生成時刻とを特定できるので、画像領域と画像生成時刻とを紐付けて記憶されたこととなる。
尚、上記の分割画像データの比較では、比較する分割画像領域にカーソルが存在しない場合であるが、カーソルが存在して点滅しているような場合には、カーソルの点滅に要するピクセル数、例えば500ピクセル(カーソルやポインタの大きさにより適宜設定すれば足りる。)というようなカウント値に対する閾値を設けておき、カウント値が閾値を超えた場合に更新されたと判断するように構成すればよい。更に又、分割画像データを記憶する際に、該分割画像領域にカーソル或はポインタが存在するか否かを予め判断してカーソル或はポインタの有無を記憶する分割画像データを含ませるか或は紐付けて記憶しておき、制御手段22が先の分割画像データと次の分割画像データとを比較する際に、カーソル或はポインタの有無のデータを参照してカーソル或はポインタが存在していた時には予め適宜定めた閾値を採用してカウント値が該閾値を超えたか否かによって分割画像データが更新されたか否かを判断し、カーソル或はポインタが存在しなければカウント値が閾値を「0」と設定するようにしてもよい。
尚、制御手段22は全てのピクセルにおいて比較したが、カウンタ値が閾値を超えたところで、比較の作業を終了して当該分割画像データを記憶してもよく、この場合には例えば、カウントするたびに閾値とカウント値とを比較してカウント値が閾値を超えた場合には判断ステップによって分割画像データを記憶させるステップを実行するようにすればよい。
上記のように比較された結果が閾値を超えており、分割画像データが更新されていたと判断された場合には、制御手段22は更新されていた分割画像データを取得した時刻と分割領域とに紐付けて記憶するようWebサーバ3へ送信する。勿論、該紐付けは、上記例のようなファイル名による紐付けでよい。
更に、講師側端末2では、クライアント装置4とWebサーバ3とがHTMLによって通信を行う場合には、クライアント装置4がWebサーバ3から更新された分割画像データを取得可能とするためのHTMLファイルを自動作成する。これは、本来プッシュ型ではないWebサーバ3を擬似的にプッシュ型とするための手段である。尚、画像データ送信生成システム1がプッシュ型でWebサーバ3から各クライアント装置4へ更新された分割画像データのみを送信するように形成してもよい。この場合にはWebサーバ3は更新された分割画像データを講師側端末2から取得すると、Webサーバ3の制御手段35が該データをデータ出力手段34によって各クライアント装置4へ送信する。該送信の方法は、画像データ送信生成システム1で用いられるプロトコルに基づいて行われれば足りる。
自動生成されるHTMLファイルは、図3に表すような4分割の場合を例にすれば、予め図4に表すようなHTMLファイルが用意されている。該HTMLファイルは、最終的にはクライアント装置4へ送信され、クライアント装置4では、該HTMLファイルに表す分割画像データのうち、自身のキャッシュに無い分割画像データをWebサーバ3へ問い合わせて通信によって取得することで、クライアント装置4が全ての分割画像データを取得して表示部41に表示する。
即ち、図3に表す画像は、最も初期に表された画像であり、領域1−1の分割画像データは該画像が有る前はデフォルトの画像データであり、講師側端末2の制御手段22によって先に説明した分割画像データ相互の比較が行われた結果更新があったと判断され更新された分割画像データが「1−1_0.png」ファイルとして生成されてWebサーバ3に送信される。同様に、分割領域2−1、分割領域1−2、分割領域2−2も夫々「2−1_0.png」「1−1_0.png」「2−2_0.png」ファイルが送信される。Webサーバ3では、入力した各分割画像データを記憶する。
一方、上記各分割画像データによってHTMLで画像を表示可能なHTMLファイルが生成される。以下にHTMLファイルの自動生成について説明する。
講師側端末2では、予め図4に表すようなHTML形式に記述されたHTMLファイルが用意されており、4行目に書かれている「./1−1_0.png」は分割領域1−1の分割画像データを表す変数として記述されている。同様に5行目に書かれている「./2−1_0.png」は分割領域2−1の分割画像データを表す変数として、8行目に書かれている「./1−2_0.png」は分割領域1−2の分割画像データを表す変数として、9行目に書かれている「./2−2_0.png」は分割領域2−2の分割画像データを表す変数として記述されている。このように記述されているHTMLファイルに対し、制御手段22では上記分割画像データの比較を行った結果、更新された分割画像データがあった場合には、更新された分割画像データの領域を表す変数に上記新たに生成した分割画像データを代入することでHTMLファイルを自動的に生成する。そして生成したHTMLファイルは、更新された分割画像データ同様、制御手段22がデータ出力手段によってWebサーバ3は送信する。図4に表す例では、予め記述されていた分割画像データの変数へ更新された各分割画像データ「1−1_0.png」「2−1_0.png」「1−1_0.png」「2−2_0.png」が代入された結果を表している。
従って、講師側端末2では前記のタイミングで各分割画像データを生成して順次Webサーバ3へ送信する。
上記のように講師側端末2からVPNを経由して送信された更新分割画像データ及びHTMLファイルはWebサーバ3によって受領される。
即ち、Webサーバ3は、講師側端末2から分割画像データが送信されると、制御手段35が該データをデータ記憶手段31へ記憶させる。従って、データ記憶手段31では、送信された「1−1_0.png」「2−1_0.png」「1−1_0.png」「2−2_0.png」を記憶する。記憶された各分割画像データは、クライアント装置4からの問い合わせによってクライアント装置4へ送信可能なように公開ディレクトリに記憶する。同様に、講師側端末2から受領するHTMLファイルも、クライアント装置4からの問い合わせによってクライアント装置4へ送信可能にデータ記憶手段31に記憶する。記憶されたHTMLファイルは、常に更新されて記憶される。このように制御手段35がデータ入力手段33から入力する分割画像データ及びHTMLファイルをデータ記憶手段31へ記憶することで、分割画像データ及びHTMLファイルはクライアント装置4からの問い合わせ(取得要求)によってクライアント装置4へ送信可能となり、制御手段がクライアント装置4から取得要求を受領するとデータ記憶手段31に記憶されたHTMLファイルをデータ出力手段34から出力可能である。
尚、講師側端末2からWebサーバ3へ分割画像データを送信する場合には、分割画像データのファイルサイズが略そのままネットワーク転送量に比例するため、圧縮率の高いイメージファイルフォーマット、例えばWebブラウザで表示できる可逆圧縮であるPNG画像形式を用いる等してネットワークへの負担を軽減することが望ましい。勿論、GIF圧縮やJPEG圧縮等の他の圧縮でもよく、負担とならないようであれば圧縮せずに送信してもよい。
尚、この実施例では、分割画像データを記憶するWebサーバ3のデータ記憶手段31の公開ディレクトリは、ファイアウォールの内側に設置されており、講師側端末2からアクセスするVPNがファイアウォールを超えられるようにセキュリティをかけておくのが望ましい。このようにセキュリティを掛けることで、講師側端末2以外はWebサーバ3の公開ディレクトリへ書込みができなくなり安全性が確保される。
クライアント装置4では、制御手段43が予め所定時間毎に定期的にWebサーバ3へ問い合わせる機能を有する。該問い合わせ機能はクライアント装置4が当初から有していてもよく、又、最初にクライアント装置4からWebサーバ3へ接続したときに、予めWebサーバ3に用意した所定時間毎に定期的にWebサーバ3へ問い合わせるJava(登録商標)SCRIPTプロジャをダウンロードすることで実現してもよい。尚、予め定める所定時間毎に定期的に定める間隔は、5乃至10秒ごとというようにWebサーバ3とクライアント装置4との接続されている環境や、実際に講義に必要となるフレームによって適宜定めれば足りる。
クライアント装置4では、制御手段43がデータ入力手段42によってインターネットを介してWebサーバ3からHTMLファイルの取得要求をし、HTMLファイルを取得可能である。即ちクライアント装置4の制御手段43がHTMLファイルの取得要求をデータ出力手段45から出力することで、Webサーバ3からHTMLファイルが出力されると該ファイルを制御手段43が認識して受領し画像データ記憶手段44へ記憶可能である。これら一連のファイル取得は、一般的に行われているWebブラウザによる通信である。
又、クライアント装置4では、HTMLファイルを受領すると、該ファイルの記述に基づいてHTMLに基づく通信及び画像表示を行う。即ち、HTMLファイルを受信すると、図4に表す4行目、5行目、8行目、9行目に記載された前記各分割画像データを表示部41に表示すべく、制御手段43がクライアント装置4のWebブラウザのローカルキャッシュから取得可能であるか否かを判断し、取得可能であれば該ローカルキャッシュの分割画像データを用いて該分割画像データの表示領域に表示させ、取得可能でなければ制御手段43がデータ出力手段45によってWebサーバ3のデータ記憶手段31に設ける公開ディレクトリへダウンロードに行き取得する。
尚、この実施例では、Webブラウザを用いたHTMLによる画面表示を採用した例であるので疑似プッシュ型配信システムとなり、分割画像データを問い合わせるのがクライアント装置4側からWebサーバ3へであるが、プッシュ型配信システムを用いた場合には、更新された分割画像データは上記同様の方法で講師側端末2からWebサーバ3へ送信されると、Webサーバ3の制御手段35では、該更新された分割画像データをデータ記憶手段31に記憶するとともに該記憶した分割画像データを接続されるすべてのクライアント装置4へ配信するよう制御することで実現可能である。
又、プッシュ型配信システムにおいて、Webサーバ3と接続するクライアント装置4との接続条件、即ちデータ通信可能な速度(単位時間あたりのデータ通信可能な容量)を予めWebサーバ3に登録しておく、あるいは、Webサーバ3が該データ通信可能な速度を自動的に判断可能にしておき、該通信速度に見合った時間間隔で該クライアント装置4へ送信するようにすれば、クライアント装置4毎に異なった時間間隔でデータ通信することが可能となり、Webサーバ3およびクライアント装置4共により効率の良いデータ通信が可能となる。本実施例のような疑似プッシュ型配信システムにおいては、前記データ通信可能な速度(単位時間あたりのデータ通信可能な容量)をクライアント装置4に登録するかクライアント装置4自身がデータ通信可能な速度を自動的に判断可能にしておくことで、同様に通信速度に見合った時間間隔で該クライアント装置4からWebサーバ3へ問い合わせするようにできる。そしてこの場合には、前記Java(登録商標)SCRIPTプロジャに記載される問い合わせを行うタイミングを書き換えることで行える。
ついで、実際に更新分割画像データのみの配信によるフレームの更新の手順を説明する。
まず、クライアント装置4には各分割された領域の分割画像データによって図3に表すフレームの画像が表示されている。このときクライアント装置4は、Webサーバ3へ問い合わせることで図4に表すHTMLファイルを取得し、HTMLファイルに記載された「1−1_0.png」「2−1_0.png」「1−2_0.png」「2−2_0.png」の各分割画像データをWebサーバ3から取得する。このとき取得した画像データはフレームすべてを構成するための全データとなるが、初期に表示するために必要であり、言い換えればすべての分割画像データの分割領域がデフォルト状態から交信されているためである。
そして、この図3のフレーム表示時には既に「1−1_0.png」「2−1_0.png」「1−2_0.png」「2−2_0.png」の各分割画像データはWebブラウザのローカルキャッシュ、即ちクライアント装置4内の画像データ記憶手段44に取得して記憶済みである。
図3に表す表示画面に対し、講師側端末2で講師が図5に表すような領域2−1に対する画像の変更を加える。
すると講師側端末2では、変更が加えられた次のタイミングで各分割画像データを取得して画像データ記憶手段25へそれぞれ「1−1_1.png」「2−1_1.png」「1−2_1.png」「2−2_1.png」という取得時間即ちタイミングと分割領域とに紐づけた分割画像データとして記憶する。即ち、変更が加えられた分割領域2−1の分割画像データは、変更が加えられる前の分割画像データとは異なる分割画像データとして分割画像データ記憶手段25に分割画像データ「2−1_1.png」というファイルで記憶される。他の領域の分割画像データは、「1−1_1.png」「1−2_1.png」「2−2_1.png」というように分割画像データを取得したタイミングは異なるものの、記録された各ピクセルの情報である分割画像データは同一の内容として記憶される。
すると、該記憶された分割領域2−1に変更が加えられた後のタイミングで、各分割画像領域の更新の有無を判断するステップが行われる。
即ち、領域1−1における既に作成された「1−1_0.png」の分割画像データと、この比較が行われるときに取得されて記録された「1−1_1.png」である前回同様の画像が描かれて変更が加えられていない分割画像データの、それぞれ同位置のピクセルデータを前記したようにP00からPmn迄順次比較して行き、変更があった場合にカウントする。すると「1−1_0.png」の分割画像データと「1−1_1.png」の分割画像データとは同じなので変更の有無をカウントした値が「0」でとなり閾値以下なので、講師側端末2の制御手段22は生成した「1−1_1.png」の分割画像データをWebサーバ3へは送信しない。
ついで領域2−1における既に作成された「2−1_0.png」の分割画像データと、この比較が行われるときに取得されて記録された「2−1_1.png」である前回に変更が加えられた分割画像データの、それぞれ同位置のピクセルデータを前記したようにP00からPmn迄順次比較して行き変更の有無をカウントしていく。
すると領域2−1では、変更が加えられているため、「2−1_0.png」の分割画像データと「2−1_1.png」の分割画像データとは異なるので、変更の有無をカウントした値が「0」ではなく例えば「833」等の数値となり閾値を超えている。
講師側端末2の制御手段22では、カウント値が閾値を超えたので、画像データ記憶手段25に新たに記憶した「2−1_1.png」の分割画像データをデータ出力手段を介してWebサーバ3へ送信する。
ついで領域1−2および領域2−2もピクセル単位での比較が行われ、領域1−1同様各領域とも同一の画像であるのでカウント値が閾値以下となり新たに記憶された「1−21_1.png」「2−2_1.png」はWebサーバ3へ送信されない。
そして、講師側端末2では、制御手段22が図4に表すHTMLファイルに全分割画像データ中変更のあった分割画像データである「2−1_1.png」を特定するための変更を加え、Webサーバ3へ送信する。即ち図6に表すように、5段目に記載された領域2−1の画像データを特定するファイル名を、前記したように変数にファイル名「2−1_1.png」を与えて置き換えることで、HTMLファイルを書き換える。尚、図6中のアンダーラインは、5段目を指し示すために表示したにすぎず実際のHTMLファイルにはない。
Webサーバ3では、講師側端末2から画像の更新があった分割画像データ「2−1_1.png」が送信されてくると共に図6に表すようなHTMLファイルが送信されてくる。すると、Webサーバ3の制御手段35は、データ入力手段33を介して講師側端末2から送信されてきた分割画像データ「2−1_1.png」をデータ記憶手段31へ記憶させると共に、変更されたHTMLファイルをデータ記憶手段31へ記憶する。
このようにWebサーバ3では、更新された分割画像データ「2−1_1.png」およびHTMLファイルが記憶され、クライアント装置4に対し公開されることとなる。
一方クライアント装置4では、Webサーバ3に分割画像データ「2−1_1.png」およびHTMLファイルが記憶され公開された後に予め取得したJava(登録商標)SCRIPTプロジャのタイミングでWebサーバ3へ問い合わせに行く。即ち、制御手段43では前回問い合わせた時刻から所定時間経過したので、再びフレームの画像を表示するためにWebサーバ3へデータ出力手段45を介して問い合わせ、即ちHTMLファイルの取得を希望する。すると、Webサーバ3では制御手段35がクライアント装置4から問い合わせがあったので、HTMLファイルをデータ出力手段34から出力させる。そして、クライアント装置4ではHTMLファイルを取得し、画像データ記憶手段44へ記憶する。
ついで、クライアント装置4では、制御手段43がHTMLファイルを解析し、図6の4行目に表される分割画像データを表す「1−1_0.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「1−1_0.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「1−1_0.png」を表示部41の領域1−1へ表示させる。
ついで、同様に制御手段43はHTMLファイルを解析し図6の5行目に表される分割画像データ「2−1_1.png」がローカルキャッシュに記憶されているか否かを判断する。分割画像データ「2−1_1.png」は未だ表示されていない新しい分割画像データであるのでローカルキャッシュには存在しないため、制御手段43では否であると判断しWebサーバ3へ分割画像データ「2−1_1.png」を取得希望する情報をデータ出力手段34から出力する。すると、Webサーバ3の制御手段35ではクライアント装置4から分割画像データ「2−1_1.png」を取得希望する情報を受領したので、分割画像データ「2−1_1.png」をクライアント装置4へ提供する。クライアント装置4では、制御手段43がデータ入力手段42を介して分割画像データ「2−1_1.png」を取得し画像データ記憶手段44のローカルキャッシュへ記憶すると共に該データ「2−1_1.png」を表示部41の領域2−1へ表示する。
ついで、制御手段43は、HTMLファイルを解析し、図6の8行目に表される分割画像データを表す「1−2_0.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「1−2_0.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「1−2_0.png」を表示部41の領域1−2へ表示させる。
ついで、制御手段43は、HTMLファイルを解析し、図6の9行目に表される分割画像データを表す「2−2_0.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「2−2_0.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「2−2_0.png」を表示部41の領域2−2へ表示させる。
このように、Webサーバ3に分割画像データ「2−1_1.png」およびHTMLファイルが記憶された次のタイミングでクライアント装置4がWebサーバ3に問い合わせることで、クライアント装置4では講師側端末2に変更が加えられた領域2−1の画像データとHTMLファイルを取得するだけでクライアント装置4の表示部41へ変更が加えられた講師側端末2の表示と同様の表示変更を行う。
尚、講師側端末2に変更が加えられていない間でも、クライアント装置4ではJava(登録商標)SCRIPTプロジャに記述されたタイミングで上記同様のWebサーバ3への問い合わせは行っているが、何れの分割領域にも変更が加えられていないためWebサーバ3から取得するHTMLファイルは前回取得したHTMLファイルと同様であるので、HTMLファイルの4行目、5行目、8行目、及び、9行目に記述された各分割画像データとも画像データ記憶手段44であるローカルキャッシュに記憶されているため、Webサーバ3から分割画像データを取得することなく自身の表示部41へ表示を行う。これにより、クライアント装置4では、やはり講師側端末2のフレームの画像と同様のフレームの画像を表示部41へ表示していることになる。
又、講師側端末2では、表示に変更が加えられなくとも所定の時間間隔で同様な比較は行われているが、各分割画像データ共にカウントの結果カウント値が閾値以下となるのでWebサーバ3に対して分割画像データの更新は行われない。
ついで、更に講師側端末2に図7に表すような変更が加えられると、講師側端末2では前記同様のピクセル単位での比較が行われる。
即ち、図5に表す表示画面に対し、講師側端末2で講師が図7に表すような領域1−1に対する画像の変更を加える。
すると講師側端末2では、変更が加えられた次のタイミングで各分割画像データを取得して画像データ記憶手段25へそれぞれ「1−1_2.png」「2−1_2.png」「1−2_2.png」「2−2_2.png」という取得時間即ちタイミングと分割領域とに紐づけた分割画像データとして記憶する。即ち、変更が加えられた分割領域2−1の分割画像データは、変更が加えられる前の分割画像データとは異なる分割画像データとして分割画像データ記憶手段25に分割画像データ「1−1_2.png」というファイルで記憶される。他の領域の分割画像データは、「2−1_2.png」「1−2_2.png」「2−2_2.png」というように分割画像データを取得したタイミングは異なるものの、記録された各ピクセルの情報である分割画像データは同一の内容として記憶される。
すると、該記憶された分割領域1−1に変更が加えられた後のタイミングで、各分割画像領域の更新の有無を判断するステップが行われる。
即ち、領域1−1における既に作成された「1−1_1.png」の分割画像データと、この比較が行われるときに取得されて記録された「1−1_2.png」である前回に変更が加えられた分割画像データの、それぞれ同位置のピクセルデータを前記したようにP00からPmn迄順次比較して行き変更の有無をカウントしていく。
すると領域1−1では、変更が加えられているため、「1−1_1.png」の分割画像データと「1−1_2.png」の分割画像データとは異なるので、変更の有無をカウントした値が「0」ではなく例えば「7326」等の数値となり閾値を超えている。
ついで、講師側端末2の制御手段22では、カウント値が閾値を超えたので、画像データ記憶手段25に新たに記憶した「1−1_2.png」の分割画像データをデータ出力手段を介してWebサーバ3へ送信する。
ついで、領域2−1における既に作成された「2−1_1.png」の分割画像データと、この比較が行われるときに取得されて記録された「2−1_2.png」である前回同様の画像が描かれて変更が加えられていない分割画像データの、それぞれ同位置のピクセルデータを前記したようにP00からPmn迄順次比較して行き、変更があった場合にカウントする。すると「2−1_1.png」の分割画像データと「2−1_2.png」の分割画像データとは同じなので変更の有無をカウントした値が「0」でとなり閾値以下なので、講師側端末2の制御手段22は生成した「2−1_1.png」の分割画像データをWebサーバ3へは送信しない。
ついで領域1−2および領域2−2もピクセル単位での比較が行われ、領域2−1同様各領域とも同一の画像であるのでカウント値が閾値以下となり新たに記憶された「1−21_2.png」「2−2_2.png」はWebサーバ3へ送信されない。
そして、講師側端末2では、制御手段22が図6に表すHTMLファイルに全分割画像データ中変更のあった分割画像データである「1−1_2.png」を特定するための変更を加え、Webサーバ3へ送信する。即ち図8に表すように、4段目に記載された領域1−1の画像データを特定するファイル名を、前記したように変数にファイル名「1−1_2.png」を与えて置き換えることで、HTMLファイルを書き換える。尚、図8中のアンダーラインは、4段目を指し示すために表示したにすぎず実際のHTMLファイルにはない。
Webサーバ3では、講師側端末2から画像の更新があった分割画像データ「1−1_2.png」が送信されてくると共に図8に表すようなHTMLファイルが送信されてくる。すると、Webサーバ3の制御手段35は、データ入力手段33を介して講師側端末2から送信されてきた分割画像データ「1−1_2.png」をデータ記憶手段31へ記憶させると共に、変更されたHTMLファイルをデータ記憶手段31へ記憶する。
このようにWebサーバ3では、更新された分割画像データ「1−1_2.png」およびHTMLファイルが記憶され、クライアント装置4に対し公開されることとなる。
一方クライアント装置4では、Webサーバ3に分割画像データ「1−1_2.png」およびHTMLファイルが記憶され公開された後に予め取得したJava(登録商標)SCRIPTプロジャのタイミングでWebサーバ3へ問い合わせに行く。即ち、制御手段43では前回問い合わせた時刻から所定時間経過したので、再びフレームの画像を表示するためにWebサーバ3へデータ出力手段45を介して問い合わせ、即ちHTMLファイルの取得を希望する。すると、Webサーバ3では制御手段35がクライアント装置4から問い合わせがあったので、HTMLファイルをデータ出力手段34から出力させる。そして、クライアント装置4ではHTMLファイルを取得し、画像データ記憶手段44へ記憶する。
ついで、同様に制御手段43はHTMLファイルを解析し図8の4行目に表される分割画像データ「1−1_2.png」がローカルキャッシュに記憶されているか否かを判断する。分割画像データ「1−1_2.png」は未だ表示されていない新しい分割画像データであるのでローカルキャッシュには存在しないため、制御手段43では否であると判断しWebサーバ3へ分割画像データ「1−1_2.png」を取得希望する情報をデータ出力手段34から出力する。すると、Webサーバ3の制御手段35ではクライアント装置4から分割画像データ「1−1_2.png」を取得希望する情報を受領したので、分割画像データ「1−1_2.png」をクライアント装置4へ提供する。クライアント装置4では、制御手段43がデータ入力手段42を介して分割画像データ「1−1_2.png」を取得し画像データ記憶手段44のローカルキャッシュへ記憶すると共に該データ「1−1_2.png」を表示部41の領域2−1へ表示する。
ついで、クライアント装置4では、制御手段43がHTMLファイルを解析し、図8の5行目に表される分割画像データを表す「2−1_1.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「2−1_1.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「2−1_1.png」を表示部41の領域1−1へ表示させる。
ついで、制御手段43は、HTMLファイルを解析し、図8の8行目に表される分割画像データを表す「1−2_1.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「1−2_1.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「1−2_1.png」を表示部41の領域1−2へ表示させる。
ついで、制御手段43は、HTMLファイルを解析し、図8の9行目に表される分割画像データを表す「2−2_1.png」のデータが自身のローカルキャッシュに存在するか否かを判断する。分割画像データ「2−2_1.png」は既にローカルキャッシュに存在するので、制御手段43はローカルキャッシュに記憶されている「2−2_1.png」を表示部41の領域2−2へ表示させる。
上述のように、講師側端末2では、講師がフレームに変更を加えた後のタイミングで、常に変更された分割画領域の分割画像データを、クライアント装置4が取得可能にWebサーバ3へ記憶すると共にHTMLファイルを更新して記憶するので、クライアント装置4では、Webサーバ3に更新された分割画像データ及びHTMLファイルが記憶された後のタイミングでクライアント装置4の表示更新の作業を行うと、更新のあった分割画像データ及びHTMLファイルを取得することのみで講師側端末2で変更されたフレームと同様のフレームを表示する。
ついで第2の実施例を説明する。
第2の実施例は、第1の実施例と異なり、講師側端末2が自身のデスクトップ画面の全部又は一部のスナップショットを取得すべき画像領域を設定した段階で一度HTMLファイルを作成してWebサーバ3に送信する。一方Webサーバ3では、クライアント装置4が最初にWebサーバ3へ接続し講師側端末2によって指定された共有するフレームを取得する際に、該HTMLファイルをクライアント装置4へ送信する。これにより、クライアント装置4では、通信を開始して画面を共有する際にHTMLファイルを得る。そして、一度クライアント装置4へWebサーバ3がHTMLファイルを送信した後は、共有する画面の画像領域中にある分割画像データのうちいずれかが更新された場合には、第1の実施例と異なり、Webサーバ3ではいちいちHTMLファイルを再作成することはせず、クライアント装置4からWebサーバ3へ問い合わせが有る度に更新された分割画像領域及び同領域の分割画像データを特定可能な情報をWebサーバ3からクライアント装置4へ出力する。
即ち、第2の実施例では、第1の実施例同様に講師側端末2は、自身のデスクトップ画面の全部或は講師側端末2を操作する講師によって指定された一部領域が指定されると、制御手段22によって該領域がクライアント装置4と共有されるフレームとして認識し、第1の実施例同様、各分割画像データに更新があったか否かの比較を行い、更新の有った各分割画像データを画像データ記憶手段25へ記憶させる。尚、制御手段22では、当初起動時には、最初にフレームを分割して各分割画像データを比較する際、デフォルト値と現在表示されている各分割画像データとが比較されるため、全ての分割画像データが画像データ記憶手段25へ記憶されることとなる。又、制御手段22では、起動時に図9(a)に表すようなHTMLファイルを自動生成してWebサーバ3へ送信する。この実施の形態では、制御手段22は起動時にデフォルト値と現在表示している分割画像データとを比較するが、現在表示している分割画像データを起動時に取得して初期値とするように構成してもよく、この場合には、制御手段22が先に説明した各分割画像データの比較を始める前に、一通り分割画像データを取得して画像データ記憶手段25へ記憶させるステップを行う。又、講師側端末2では、制御手段22が分割画像データの比較を行った結果、分割画像データが更新されていたと判断したときには、図9(b)に表す更新された分割画像データのリストファイルを制御手段22が自動的に生成して、Webサーバ3へ送信する。
詳細には、制御手段22は、分割画像データを比較した結果、更新された分割画像があった場合には、当該分割画像データを第1の実施例同様更新された分割画像データとしてファイル名を自動的付与してWebサーバ3へ送信する。そして、当該分割画像領域がある分割画像のX,Y位置(セル位置)を取得して該X,Y位置(セル位置)を特定可能であると共に同位置の更新された分割画像データのファイル名(自動的に付与したファイル名)を特定可能な更新画像リスト(セル位置及びファイル属性が記述されたもの)を自動生成してWebサーバ3へ送信する。即ち、自動的に生成するHTMLファイルには、図9(a)の4行目、5行目、8行目、9行目に表すように、各セルの座標情報がname属性として指定され、その各セルに表示すべき初期画像のファイル名がSrc属性として指定されている。このようにHTMLファイルを生成することで該HTMLファイルを受信したクライアント装置4は、第1の実施例同様に講師端末2のデスクトップ画面から取得されてWebサーバ3に格納された分割画像データを取得して自身の表示部41に表示する。この例では、HTMLファイルをmainwindowというウィンドウに表示した場合である。従って、講師側端末2では、分割画像データ以外に、分割画像領域が指定されたときに該分割画像領域を表示するためのHTMLファイルを送信Webサーバ3へ送信し、以後は更新があった分割画像領域の分割画像データ及び該分割画像領域及び該分割画像データを特定可能な更新画像リストファイルを送信する。
Webサーバ3では、講師側端末2から送信された前記HTMLファイル及び分割画像データをデータ記憶手段31へ記憶し、クライアント装置4からの問い合わせに対して提供可能とする。尚、第2の実施例では、Webサーバ3はHTMLファイル以外に更新画像リストファイルをデータ記憶手段31へ記憶する以外は、第1の実施例と同様である。
このように、第2の実施例では、分割画像データの比較の結果、カウンタ値が閾値を越えた場合であっても、HTMLファイルは再作成しない。その代わりに第2の実施例では、分割画像データの比較の結果、カウンタ値が閾値を越えた場合には図9(b)に表す更新された分割画像データのリストを自動的に作成する。このとき作成される分割画像データのリストには、クライアント装置4が新規にWebサーバ3から取得すべき分割画像データのファイル名と当該画像データの座標情報(分割画像領域の位置)とが対応付けられて存在する。
一方、クライアント装置4は、当初Webサーバ3へ接続した際にHTMLファイルを取得する。このHTMLファイルの取得は第1の実施例同様である。そして、当初クライアント装置4では、取得したHTMLファイルに基づいて該HTMLファイルの記述に基づき、第1の実施例同様に各分割画像データを取得すべくWebサーバ3へ問い合わせ、Webサーバ3から図9(a)に表すHTMLファイルの4行目、5行目、8行目、9行目に表される各分割画像データをWebサーバ3から取得する。これら各分割画像データの取得も第1の実施例同様である。
又、クライアント装置4では、第1の実施例同様、所定時間経過毎にWebサーバ3へ更新された分割画像データの有無を問い合わせる。該問い合わせも第1の実施例同様である。但し、第2の実施例では、第1の実施例と異なり、クライアント装置4がWebサーバ3へ問い合わせることで図9(b)に表す更新画像リストファイルを取得する。
クライアント装置4では、該更新画像リストファイルを取得すると、該リストに基づいて図10に表すようなJava(登録商標)SCRIPTを動的に作成する。即ち、クライアント装置4の制御手段43には、図10に表すようなJava(登録商標)SCRIPTが予め用意されており、同Java(登録商標)SCRIPTの『images』以降に、先に取得した更新画像リストファイル中のX,Y位置を表す『1』と『1』を『[”_ ”]』の『_』前後に代入して『[”1_1”]』部分を生成すると共に、Java(登録商標)SCRIPTの続く部分に先に取得した更新画像リストファイル中の『src=”./1−1_2.png”』部を代入して図10に表すJava(登録商標)SCRIPTを生成する。そして制御手段43では、このように生成したJava(登録商標)SCRIPTを一時的に保持し、画像データ記憶手段44に記憶され図9(a)に表すHTMLファイル(mainwindowに表示されているHTMLファイル)によって特定され表示させた表示部41への分割画像データに対して当該Java(登録商標)SCRIPTを実行する。これにより、現在表示されている画像を特定していたHTMLファイルが、そのテーブル中の更新された画像と同じセル位置の表示させる画像を特定する記述部分に相当する分割領域の分割画像データを書換える。即ち、具体的なHTMLファイルの記述を参照して説明すると、図10中の4行目に表す
『<IMgsrc=”./1−1_1.png”name”1_1>』
部分が
『<IMgsrc=”./1−1_2.png”name”1_1>』
と書換えた時に相当する表示部41への画像表示が行われる。
そして、クライアント装置4では、このようにあたかも自動的に書換えて生成したHTMLファイルに基づいて表示させているかの如く制御手段43が表示部41へ表示させる。この時、クライアント装置4では、第1の実施例同様、図10の4行目、5行目、8行目、9行目に表される各分割画像データを自身が取得済(既に表示している)であるか否かを判断し、未だ取得していない画像データがあった場合には該分割画像データをWebサーバ3から取得するようWebサーバ3へ問い合わせ、Webサーバ3から所得し、該分割画像データをその分割画像領域へ表示させる。又、既に取得済(既に表示している)であれば既に取得している分割画像データをそのまま使用して表示部41へ表示させる。
上述のように、第2の実施例によれば、Webサーバ3から取得したHTMLファイルを変更または再作成することなく、特定の分割画像領域(セル)の画像だけを表示更新することができる。従って、ローカルキャッシュ機能を使用できない種類のWebブラウザであっても、クライアント装置4として用いる事が可能となる。
なお、Webサーバ3は、クライアント装置4から分割画像データの更新があったか否かの問い合わせがあった場合に、更新された分割画像データのリストを作成して出力する代わりに、図10のようなJava(登録商標)SCRIPTを講師側端末2から取得した更新された分割画像データの情報に基づいて直接生成し、これをクライアント装置4に出力するようにしてもよい。この場合には、Webサーバ3では、更新画像リストファイルを作成せず、制御手段35に図10に表すJava(登録商標)SCRIPTを予め用意されており、該Java(登録商標)SCRIPTの所定箇所に、講師側端末2から取得した更新された分割画像データのX,Y位置及び分割画像データを特定する『src=”./1−1_2.png』を代入して生成する。
又、クライアント装置4がWebサーバ3へ更新された分割画像データがあるか否かを問い合わせる時間間隔は、講師側端末2が分割画像データに更新があったか否かを比較する時間間隔と同間隔とすることで、講師側端末2のある分割画像データの更新に続けて他の分割画像領域に変更があった場合でも、講師側端末2の更新比較結果と同じ画像を表示可能にできる。
尚、第2の実施例のその他は第1の実施例と同様である。
ついで第3の実施例を説明する。
第3の実施例は、予め講師側端末2に講師が使用するアプリケーションを登録可能に構成する。そして、例えば、マルチタスクウィンドウ形式のOSによって、講師側端末2において講師が使用しているアプリケーションをOS側の情報から取得可能な場合に、該取得したアプリケーションのウィンドウ領域をクライアント装置4へ転送するフレームとして分割する場合である。
即ち、講師側端末2には、予めA、B、Cという3種類のアプリケーションのうち、A,Bを登録しておく。もちろん他の複数でもよく、登録可能なアプリケーション数は、講師側端末2及びクライアント装置4の性能等によって異なる。
そして、図11に表すように、登録されたアプリケーションのうち、講師側端末2の講師による操作によってアクティブになったアプリケーション、即ち最前面に移動され表示されたアプリケーションがクライアント装置4へ転送すべきフレームの領域として扱う。
具体的には、講師側端末2が図11(a)に表す状態では、アクティブにされているアプリケーションはCなので、転送すべき、即ちフレームをクライアント装置4へ転送しなくても良いと制御手段22が判断する。従って、何も行われない。
一方、図11(b)に表すように講師側端末2のアクティブになり最前面になったアプリケーションがAの場合には、講師側端末2の制御手段22はOS側の情報からAのウィンドウがクライアント装置4へ転送すべきフレームであると判断する。そして、アプリケーションAのウィンドウを予め定める数の分割領域に分割する。
即ち、OS側の情報からアプリケーションAのウィンドウの液晶表示部21上のXY座標の範囲を取得し、取得したXY座標を予め定める分割領域数となるように割り分割する。例えばXY座標の範囲がX側が500、Y側が250であり、5×5の25分割であれば各分割領域をアプリケーションAのウィンドウ上にX軸側を100ピクセル、Y軸側を50ピクセルずつとなる領域に分割し、該領域をそれぞれクライアント装置4へ送信する分割領域と定める。そして、アプリケーションAのウィンドウをクライアント装置4へ送信するフレームとして、該フレームに第1の実施例同様の処理を施す。
又、図11(c)に表すようにアクティブなアプリケーションがBに変更された場合には新たにアプリケーションBのウィンドウを分割対象のフレームとして分割領域を設定し、アプリケーションAの場合同様に処理を行う。
尚、第3の実施例において、分割する数を予め定めるのではなく、分割する矩形の領域の大きさを予め定めておき、制御手段35ではOS側から取得したアプリケーションAのウィンドウ領域を該矩形領域の大きさ毎にXY軸方向へ分割し、矩形領域の大きさ未満となった端数となる部分はその端数となる矩形領域とするように予めプログラムしておき、該矩形領域をそれぞれ分割領域として第1の実施例同様に処理することも可能である。更には、アプリケーションを登録する際に、アプリケーションの種類、例えばテキストエディタであるのか画像処理するような画像編集ソフトであるのかを識別可能とすることで、それぞれのソフトウェア種別によって分割領域の大きさあるいはXY軸方向の大きさの比を異ならせて分割画像領域を設定することも可能であり、例えばテキストエディタであれば横長の分割画像領域(1)乃至(6)とすることで(図12参照)、横書きに入力されている場合には殆ど同一の領域のみが更新の対象として扱われるようになり、更新に伴う分割画像データを効率よくクライアント装置4へ送信可能となる。
更に、図13に表す実施例は、カーソルが存在する近辺は分割領域を細かく設定し、それ以外の領域は更新されることがあまりないので、大きな分割領域として設定する場合の例である。即ち、図13に表すようなテキストエディタのようなアプリケーションでは、カーソル位置を基準に常に画像更新がなされるので、カーソル位置を基準にカーソルが存在する位置では分割領域をテキスト行1行程度のY軸方向幅で、且つX軸方向幅はウィンドウ領域を3分割するような幅にて分割し、その他の上下の領域は図13中領域(1)あるいは領域(5)として表すように広い範囲の領域とすることも可能である。
尚、上記各実施例の説明では、現在もっとも広く利用されているWebブラウザを用いた例を挙げ疑似プッシュ型配信のシステムを構成して説明したが、プッシュ型配信のシステムを利用する場合には、クライアント装置4の制御手段43ではWebサーバ3への問い合わせを行わない。そして、Webサーバ3は所定時間毎のタイミング、あるいは、講師側端末2から更新された分割画像データの提供がある毎に、更新された分割画像データを各クライアント装置4へ配信することで実現できる。この場合には、Webサーバ3は接続されているすべてのクライアント装置4を認識している必要があり、認識しているクライアント装置4即ち登録されているクライアント装置4へ送信する。一方、クライアント装置4では、Webサーバ3から更新された分割画像データが送信されると、制御手段43がデータ入力手段45を介して送信された分割画像データを受領し更新された分割領域の分割画像データを表示部41の該分割領域へ表示する。
又、上記各実施例では、講師側端末2及びWebサーバ3によって本体装置を構成したが、本体装置は1つの装置から構成しても実施可能であることは述べるまでもない。
更に又、上記各実施例では、クライアント装置4はパーソナルコンピュータ端末として説明したが、PDAや携帯電話等のユビキタス機器を用いても良い。
上述のように構成する本発明は、講師と受講生とが画面共有して行う講義や社内研修等、フレームの画像を供給する側と該フレームを表示する側のクライアントとが、画像としてフレームを共有する場合に、少ない通信帯域で画像共有が可能となり有効である。
即ち、プレゼンテーションスライドや、監視カメラが撮影した間欠画像等を遠隔のコンピュータやデバイスに送信し、遠隔において表示や再生する装置に適用でき、E・ラーニング、遠隔セミナ、オンラインヘルプデスク、遠隔ヘルスケア、遠隔故障診断、監視カメラなどの用途に適用可能である。又、特定のオペレーションシステムの使用が強制されないオープンシステムであるので、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話等のユビキタス機器をクライアント装置として利用するE・ラーニング等上記各用途にも利用可能である。
この発明の構成を表す概略説明図 この発明の実施例における分割領域の説明図 この発明の実施例における分割領域の更新比較の説明図 第1の実施例におけるHTMLファイルの説明図 同分割領域の更新比較の説明図 同HTMLファイルの説明図 同分割領域の更新比較の説明図 同HTMLファイルの説明図 (a)は第2の実施例におけるHTMLファイルの説明図、(b)は同更新されたデータを指示する更新画像リストファイルを表す説明図 同Java(登録商標)SCRIPTの説明図 第3の実施例を表す説明図 同テキストエディタに実施した場合の説明図 同分割領域の分割状態を表す説明図
符号の説明
1 画像データ送信生成システム
2 講師側端末
21 液晶表示部
22 制御手段
23 ポインティングデバイス
24 キーボード
25 画像データ記憶手段
3 Webサーバ
31 データ記憶手段
32 表示手段
33 データ入力手段
34 データ出力手段
35 制御手段
4 クライアント装置
41 表示部
42 データ入力手段
43 制御手段
44 画像データ記憶手段
45 データ出力手段

Claims (5)

  1. 表示手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを複数に分割し、前後に入力したフレームの分割された分割画像データ相互を比較して分割画像データを出力可能な本体装置と、
    本体装置とデータ通信可能に接続され、データ入力手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、HTMLファイルの記述に基づいてフレームを構成可能であり、本体装置から出力される分割画像データをデータ入力手段が入力し、所定の分割位置に表示させるよう画像データをデータ出力手段から出力するクライアント装置とからなり、
    本体装置では、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを予め定める複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、表示部が次に表示するフレームの画像データを予め定める該複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させ、分割された同一領域の先に表示された画像データ及び次に表示された画像データ相互を比較し、画像データに変更があった場合には、変更があった分割画像データを画像データ記憶手段へ更新された最新の分割画像データとして記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、少なくとも更新された最新の分割画像データを該変数によって特定可能に記述したHTMLファイルを生成可能であり、クライアント装置から該HTMLファイルの出力を希望する情報を受領すると該HTMLファイルをデータ出力手段によってクライアント装置へ出力可能であり、クライアント装置から所望の分割画像データを出力希望する情報を受領すると当該データをデータ出力手段からクライアント装置へ出力し、
    クライアント装置では、制御手段が、本体装置に対し前記HTMLファイルの出力を希望する情報を出力してHTMLファイルを受領し、受領したHTMLファイルに記述されている変数を画像データ記憶手段へ記憶すると共に自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数の有無を判断し、自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数が有る場合には本体装置に対し該変数によって表される分割画像データを出力させる情報を出力し、データ入力手段が本体装置から分割画像データを受領すると更新された分割画像データとして画像データ記憶手段に記憶させ、画像データ記憶手段に記憶されている各分割画像データの最新データによってフレームを構成可能な画像データを出力可能であることを特徴とする画像データ送信生成システム。
  2. 表示手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを複数に分割し、前後に入力したフレームの分割された分割画像データ相互を比較して分割画像データを出力可能な本体装置と、
    本体装置とデータ通信可能に接続され、データ入力手段、データ出力手段、画像データ記憶手段、及び、制御手段を備え、HTMLファイルの記述に基づいてフレームを構成可能であり、本体装置から出力される分割画像データをデータ入力手段が入力し、所定の分割位置に表示させるよう画像データをデータ出力手段から出力するクライアント装置とからなり、
    本体装置では、制御手段が、表示手段の表示するフレームの画像データを予め定める複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、表示部が次に表示するフレームの画像データを予め定める該複数領域に分割し、分割した各領域の分割画像データを分割領域に対応させて画像データ記憶手段へ記憶させ、分割された同一領域の先に表示された画像データ及び次に表示された画像データ相互を比較し、画像データに変更があった場合には、変更があった分割画像データを画像データ記憶手段へ更新された最新の分割画像データとして記憶させると共に該分割画像データを特定可能な変数を生成し、少なくとも更新された最新の分割画像データを該変数によって特定可能に記述したテーブルデータを含むHTMLファイルを生成可能であり、クライアント装置から該HTMLファイルの出力を希望する情報を受領すると該HTMLファイルをデータ出力手段によってクライアント装置へ出力可能であり、クライアント装置から所望の分割画像データを出力希望する情報を受領すると当該データをデータ出力手段からクライアント装置へ出力し、
    クライアント装置では、制御手段が、本体装置に対し前記HTMLファイルの出力を希望する情報を出力してHTMLファイルを受領し、受領したHTMLファイルに記述されているテーブルデータを画像データ記憶手段へ記憶すると共に自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数の有無を判断し、自身の画像データ記憶手段に記憶されていない分割画像データを表す変数が有る場合には本体装置に対し該変数によって表される分割画像データを出力させる情報を出力し、データ入力手段が本体装置から分割画像データを受領すると更新された分割画像データとして画像データ記憶手段に記憶させ、画像データ記憶手段に記憶されている各分割画像データの最新データによってフレームを構成可能な画像データを出力可能であることを特徴とする画像データ送信生成システム。
  3. 分割されるフレームの画像データが、表示する画面の全部又は一部である請求項1又は請求項2に記載の画像データ送信生成システム。
  4. 本体装置がマルチタスクで利用されている場合において、本体装置は現在利用されているアプリケーションの表示領域を分割されるフレームの画像データとして扱う請求項1又は請求項2に記載の画像データ送信生成システム。
  5. 本体装置はポインティングデバイスを備え、ポインティングデバイスによって指示された画像領域を分割されるフレームの画像データとして扱う請求項1又は請求項2に記載の画像データ送信生成システム。
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