JP3851212B2

JP3851212B2 - Double floor structure

Info

Publication number: JP3851212B2
Application number: JP2002119286A
Authority: JP
Inventors: 義彦伊藤; 一利山崎; 道雄小川; 宏昭武田
Original assignee: Hayakawa Rubber Co Ltd; Tokyo Gas Co Ltd
Current assignee: Hayakawa Rubber Co Ltd; Tokyo Gas Co Ltd
Priority date: 2002-04-22
Filing date: 2002-04-22
Publication date: 2006-11-29
Anticipated expiration: 2022-04-22
Also published as: JP2003314035A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅や一般住宅の二重床構造に関する。二重床構造とは、コンクリート等の床スラブ上に空間を設けて床を設けた床構造のことである。なお、本発明の二重床構造は、床暖房温水マット（温水式又は電気式）を有する構造を含む。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
二重床構造は、コンクリート等の下地スラブ上に配列された支持ブロックと、同ブロック上に支持された床構造体から構成される。支持ブロックは、床構造体を下地スラブ上に支持するためのもので、同ブロックの上方から床構造体のレベルを調整できるようになっている。このような構成により、床構造体と下地スラブとの間には床下空間が形成される。
【０００３】
このような二重床構造においては、床表面へ加えられる重量衝撃音（子供が飛び跳ねたときの音や物を落としたときの音）が、下地スラブと床構造体との間の空間で共振して（タイコ現象）、振動エネルギーを発生させ、この振動エネルギーが際根太等を介して階下や隣の部屋に伝わり、騒音問題を起こすことがある。重量衝撃音の伝達は、床構造体に含まれる遮音シートである程度は緩和されるが、この遮音シートのみでは十分に低減できない。
【０００４】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、重量衝撃音による振動エネルギーの発生を抑えることのできる二重床構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の二重床構造は、建物の床スラブ上に支持ブロックを介して床構造体が設置された二重床構造体であって、前記床構造体と前記建物の躯体壁との間にスキマをもたせるスペーサが付設されており、前記スキマを介して、前記床構造体の下の床下空間と、前記建物躯体壁と室内壁との間の空間（壁裏空間）とが連通していることを特徴とする。
スペーサで床構造体と建物の躯体壁との間にスキマを形成することにより、床と床下空間における振動エネルギーを、床スラブ等の建物躯体に伝えず、上記スキマから逃がすことができる。このため、振動エネルギーの階下の部屋への伝達を防ぎ、重量衝撃音を低減できる。
【０００６】
本発明においては、前記スキマを介して、前記床構造体の下の床下空間と、前記建物躯体壁と室内壁との間の空間（壁裏空間）とが連通しているので、床下空間で発生する振動エネルギーを壁裏空間に逃がして緩和できる。
【０００７】
本発明においては、前記室内壁の下部に前記壁裏空間と室内空間との連通孔が設けられており、前記床下空間、壁裏空間及び室内が相互に連通していることとすれば、床下空間で発生する振動エネルギーを室内に逃がして緩和できる。
【０００８】
本発明においては、前記スペーサが、弾性体からなることとすれば、床構造の振動の建物の躯体壁への伝達を緩衝できるとともに、スキマに簡単に取り付けることができる。また、前記スペーサの断面形状がコの字状であり、コの字の中に根太材を保持する構成とすることにより、置き根太と躯体壁とのスキマにも適用できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
図１は、本発明の第１の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面断面図である。
図２は、図１の二重床構造の平面図である。
二重床構造１は、コンクリート等のスラブ床２上に配列された支持ブロック３及び置き根太５と、支持ブロック３及び置き根太５上に支持された床構造体７を有する。置き根太５は、躯体壁Ｗの壁際に沿って配置されており、支持ブロックは３は床面の中央部分に配置されている。
【００１０】
床構造体７は、この例では、支持ブロック３及び置き根太５上に載置された下地板９の層と、下地板９の層上に敷設された断熱遮音シート１１の層と、断熱遮音シート１１の層上に敷設された床暖房温水マット１３の層と、温水マット１３の層上に敷設された床板（フローリング材）１５とから構成される。
【００１１】
支持ブロック３は、防音性ゴム脚１７と支持板１９とを備える。ゴム脚１７の中央には上方に延びる鋼鉄製のボルト２１が一体に設けられている。ボルト１９は、支持板１７の中央に貫通して固定されたナット２３とかみ合う。ドライバー等によってボルト２１を回転させることにより、ゴム脚１７と支持板１９との間隔が変わり、スラブ床２から支持板１９までの高さが変わる。
【００１２】
置き根太５は、躯体壁Ｗに沿って床２に平行に延びる根太材２５と、ゴム脚２７とを備える。根太材２５には、長さ方向に所定の間隔で上下貫通孔２９が開けられている。貫通孔２９の下開口にはナット３１がはめ込まれて固定されている。ゴム脚２７の中央には上方に延びるボルト３３が設けられており、このボルト３３はナット３１とかみ合う。貫通孔２９からドライバー等を入れ、ドライバーでボルト３３を回転させることにより、ゴム脚２７と根太材２５との間隔が変わり、スラブ床２から根太材２５までの高さが変わる。
【００１３】
下地板９は、一例で、長さ１８２０ｍｍ、幅６００ｍｍ、厚さ２０ｍｍの木毛繊維板である。隣り合う下地板９の間には、支持ブロック３のボルト２１の頭部先端面が上方に露出するスキマが開けられている。下地板９は、コーススレッドスクリュービス３５で支持ブロック３の支持板１９に固定されている。スキマの上方からドライバーを入れ、支持ブロック３のボルト２１を回転させて支持ブロック３のレベル調整を行うことができる。
【００１４】
断熱遮音シート１１は、繊維板層１１ａとアスファルト層１１ｂが接着された二層構造材であり、一例で幅が６００ｍｍ、長さ６００ｍｍ、厚さは１２ｍｍである。繊維板層１１ａはオレフィン系バインダーを介して圧縮成形された繊維板で、厚さは一例で４〜８ｍｍ、アスファルト層１１ｂは高比重アスファルト系遮音材で、厚さは一例で６〜１０ｍｍである。断熱遮音シート１１は、繊維板層１１ａが上側、アスファルト層１１ｂが下側となるように下地板９上に載置される。
【００１５】
温水マット１３は、一例で、厚さが１２ｍｍで、温水パイプ３７が埋め込まれたフォーム材等の断熱材３９と、木製の小根太４１とから構成される。この小根太４１が断熱遮音シート１１と下地板９にビス４３で固定されている。
床材１５は床暖房用フローリング材で、一例で厚さが１２ｍｍである。床材１５は、温水マット１３の小根太４１と断熱遮音シート１１にフロアー釘４７で固定されている。
【００１６】
建物の躯体壁Ｗ側の床構造体７及び置き根太５と、躯体壁Ｗとの間には、スペーサ５１が介在されている。スペーサ５１はゴム等の弾性材料で作製され、硬度が５０〜７０（単位ＪＩＳＡゴム硬度）であることが好ましい。スペーサ５１は平板状で、一例で縦３０〜５０ｍｍ、横３０〜５０ｍｍ、厚さ５〜１０ｍｍである。スペーサ５１は、床構造体７及び置き根太５の根太材２５と、躯体壁Ｗとの間に挟まれて、根太材２５から躯体壁Ｗに打たれるビス５３や、粘着テープ、接着剤によって両者の間に固定されている。スペーサ５１は、躯体壁Ｗの幅方向に沿って、例えば１０００ｍｍ間隔で配置される。このスペーサ５１によって、床構造体上に取り付けられる壁パネル（図示されず）と躯体壁Ｗとの間にスキマが形成される。
【００１７】
このような構造により、床構造体７とスラブ床２との間の空間Ｐｓ（床下空間）は、スペーサ５１の両側のスキマＳ（図２参照）を介して壁裏空間Ｐｗ（図４参照）と連通する。したがって、床構造体７に加わる重量衝撃音が床下空間Ｐｓで共振して発生した振動エネルギーは、スペーサ５１の両側のスキマＳから壁裏空間Ｐｗに逃げ、建物のスラブ床２にはあまり印加されず、階下の部屋に音が伝わりにくい。
【００１８】
図３は、本発明の第２の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
この例は、床構造体７上にパネル壁を設けない場合を示す。この場合は、置き根太５と建物の躯体壁Ｗとの間に、断面がコの字状のスペーサ６１が介在される。また、床構造体７の下地板の長さが、他の構造体の部分（防熱遮音シートや温水マット）よりやや短くなっている。
【００１９】
スペーサ６１はゴム等で作製され、断面形状がコの字状であり、上部６１ａと下部６１ｂ、両部を接続する側部６１ｃからなる。上部６１ａは下部６１ｂより短い。また、上部６１ａの厚さは、床構造体７の下地板９の厚さとほぼ等しい。上部６１ａの上面の先端はやや下方向に傾斜しており、下部６１ｃの下面の先端はやや上方向へ傾斜している。スペーサ６１は、置き根太５の根太材２５の上下面と躯体壁側の面の３面を挟むように取り付けられる。このとき、側部６１ｃの外面が躯体壁Ｗに接する。また、上部６１ａは床構造体７の防熱遮音シート１１及び下地板９と、根太材２５の上面との間のスキマにはめ込まれる。
このスペーサ６１も、躯体壁Ｗの幅方向に沿って、例えば１０００ｍｍ間隔で配置される。
【００２０】
このような構造によっても、床下空間Ｐｓと壁裏空間Ｐｗが連通し、床構造体７に加わる重量衝撃音が床下空間で共振して発生した振動エネルギーは、スペーサ６１の両側のスキマＳから壁裏空間Ｐｗに逃げ、建物のスラブ床２にはあまり印加されず、階下の部屋に音が伝わりにくい。
【００２１】
以上の実施例においては、床構造体と躯体壁との間に、ゴム等の弾性材料で作製されたスペーサを介在させているため、床構造体に加わる振動が建物のスラブ床にあまり印加されず、階下の部屋への重量衝撃音を低減できる。
【００２２】
図４は、本発明の第３の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
図５は、図４の二重床構造を詳細に説明する図であり、図５（Ａ）は一部拡大図、図５（Ｂ）は受け材の斜視図である。
この例は、床構造体７上に壁パネル７１を施工した場合を示す。置き根太５と床構造体７は、躯体壁Ｗからやや離れた内側に配置されている。
【００２３】
壁パネル７１は、左右のフレーム材７３と、このフレーム材７３の下端を接続する下フレーム材７５を有し、左右フレーム材７３の室内側の面には石膏ボード７７が貼られている。この壁パネル７１を床構造体７上に設置するには、まず、受け材７９を床構造体７上に躯体壁Ｗに沿って配置する。図５（Ｂ）に示すように、受け材７９は断面形状がコの字状で、底部７９ａと、底部７９ａの両側から立設する側部７９ｂ、７９ｃからなる。底部７９ａと２つの側部７９ｂ、７９ｃからなる空間に、壁パネル７１の下フレーム７５がはめ込まれる。受け材７９の一方の側部７９ｃには、上下に延びる切り欠き８１が形成されている。この切り欠き８１がある方の側部７９ｃが、建物の躯体壁Ｗ側に配置される。
【００２４】
図５（Ａ）に拡大して示すように、受け材７９に嵌め込まれた壁パネル７１の下フレーム７５の室内側の下辺に沿って、壁パネル７１の幅方向に延びる下巾木８３が取り付けられている。下巾木８３は、断面形状がＺ字状で、上部８３ａ、段部８３ｂ、下部８３ｃからなる。下巾木８３は、段部８３ｂの下面を受け材７９の室内側側部７９ｂの上面に置き、同時に上部８３ａを壁パネル７１の下フレーム７５の室内側の面に当て、下部８３ｃを受け材７９の室内側側部７９ｂの外面に当てた状態で、釘で受け材７９に固定される。下巾木８３の高さは、壁パネル７１の下フレーム７５の高さとほぼ等しい。
【００２５】
壁パネル７１の下フレーム７５のやや上方には、下巾木８３と同じ方向に延びる上巾木８５が取り付けられている。上巾木８５は、断面形状がＴ字型で、横方向に延びる段部８５ａと、段部８５ａの先端で縦方向に延びる側部８５ｂとからなる。上巾木８５は、段部８５ａの端面が、下巾木８３の上部８３ａの上端のやや上方で、床面と平行に延びるように、壁パネル７１の左右フレーム７３に釘で固定されている。これにより、上巾木８５と下巾木８３との間には、断面形状がＺ字状の空間Ｐｈが形成される。
そして、上巾木８５の段部８５ｂ上に石膏ボード７７がはめ込まれる。石膏ボード７７の室内側の面の下辺部は、上巾木８５の側部８５ｂの上側の部分で保持される。
【００２６】
このような構造により、まず、受け材７９の側部７９ａの切り欠き８１を介して、床下空間Ｐｓと壁裏空間Ｐｗが連通する。そして、壁裏空間Ｐｗは、左右フレーム７３間の空間と、上巾木８５と下巾木８３との空間Ｐｈを通って室内空間Ｐｒと連通する。したがって、床下空間Ｐｓの振動エネルギーは、図中矢印で示すように、この連通路を通って室内に逃がされる。
【００２７】
図６は、本発明の第４の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
この例も、床構造体７上に壁パネル７１を施工した例であるが、平板状の巾木９１を一枚使用している。
【００２８】
この例においても、図５（Ｂ）で示した受け材と同じ受け材７９を使用している。そして、壁パネル７１の室内側の下辺部に沿って、巾木９１が配置されている。巾木９１は受け材７９に釘で固定されている。
【００２９】
このような構造により、床下空間Ｐｓが、受け材７９の切り欠き８１を介して、壁裏空間Ｐｗと連通し、床下空間Ｐｓの振動エネルギーを壁裏空間Ｐｗに逃がすことができる。
【００３０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、床下空間から壁裏空間または室内空間への空気の通路を形成したことにより、重量衝撃音により発生する振動エネルギーをこれらの空間に逃がし、振動エネルギーのスラブ床への伝達を防ぐことができる。このため、重量衝撃音が低減できる二重床構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面断面図である。
【図２】図１の二重床構造の平面図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
【図４】本発明の第３の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
【図５】図４の二重床構造を詳細に説明する図であり、図５（Ａ）は一部拡大図、図５（Ｂ）は受け材の斜視図である。
【図６】本発明の第４の実施の形態に係る二重床構造を説明する側面図である。
【符号の説明】
１二重床構造２スラブ床
４支持ブロック５置き根太
７床構造体９下地板
１１断熱遮音シート１３温水マット
１５床板（フローリング材）１７防音性ゴム脚
１９支持板２１ボルト
２３ナット２５根太材
２７ゴム脚２９貫通孔
３１ナット３３ボルト
３５ビス３７温水パイプ
３９断熱材４１小根太
４３ビス４７フロアー釘
５１スペーサ６１スペーサ
７１壁パネル７３フレーム材
７５下フレーム材７７石膏ボード
７９受け材８１切り欠き
８３下巾木８５上巾木
９１巾木[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a double floor structure of an apartment house or a general house. The double floor structure is a floor structure in which a floor is provided by providing a space on a floor slab such as concrete. In addition, the double floor structure of the present invention includes a structure having a floor heating hot water mat (hot water type or electric type).
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
The double floor structure is composed of a support block arranged on a base slab such as concrete and a floor structure supported on the block. The support block is for supporting the floor structure on the base slab, and the level of the floor structure can be adjusted from above the block. With such a configuration, an underfloor space is formed between the floor structure and the base slab.
[0003]
In such a double floor structure, the weight impact sound applied to the floor surface (the sound of a child jumping or dropping an object) resonates in the space between the ground slab and the floor structure. (Tyco phenomenon), vibration energy is generated, and this vibration energy is transmitted to the downstairs and adjacent rooms via joists etc., which may cause noise problems. The transmission of the weight impact sound is alleviated to some extent by the sound insulation sheet included in the floor structure, but it cannot be sufficiently reduced only by this sound insulation sheet.
[0004]
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a double floor structure capable of suppressing generation of vibration energy due to heavy impact sound.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the double floor structure of the present invention is a double floor structure in which a floor structure is installed on a floor slab of a building via a support block, the floor structure and the building A spacer is provided between the building wall and a space between the building frame wall and the indoor wall under the floor structure via the gap. ) Communicated with each other.
By forming a gap between the floor structure and the building wall of the building with the spacer, vibration energy in the floor and under-floor space can be released from the gap without being transmitted to the building frame such as a floor slab. For this reason, transmission of vibration energy to the downstairs room can be prevented, and the weight impact sound can be reduced.
[0006]
In the present invention, through the gap, and underfloor space beneath the floor structure, since the space (Kabeura space) between the building structures wall and interior wall is communicated, in the underfloor space The generated vibration energy can be released to the wall space and relaxed.
[0007]
In the present invention, a communication hole between the wall space and the indoor space is provided in a lower part of the indoor wall, and the floor space, the wall space and the room communicate with each other. Vibration energy generated in the space can be released and relaxed.
[0008]
In the present invention, if the spacer is made of an elastic body, transmission of vibration of the floor structure to the building wall of the building can be buffered, and the spacer can be easily attached to the gap. Moreover, the cross-sectional shape of the said spacer is U-shape, and it can apply also to the clearance of a standing joist and a frame wall by setting it as the structure which holds a joist material in U-shape.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, it demonstrates, referring drawings.
FIG. 1 is a side cross-sectional view illustrating a double floor structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the double floor structure of FIG.
The double floor structure 1 includes a support block 3 and a base joist 5 arranged on a slab floor 2 such as concrete, and a floor structure 7 supported on the support block 3 and the base joist 5. The standing joists 5 are arranged along the wall of the frame wall W, and the support blocks 3 are arranged at the center portion of the floor surface.
[0010]
In this example, the floor structure 7 includes a layer of a base plate 9 placed on the support block 3 and the base joist 5, a layer of a heat insulating sound insulating sheet 11 laid on the layer of the base plate 9, and a heat insulating sound insulating member. The floor heating hot water mat 13 laid on the layer of the sheet 11 and the floor board (flooring material) 15 laid on the layer of the hot water mat 13 are configured.
[0011]
The support block 3 includes a soundproof rubber leg 17 and a support plate 19. A steel bolt 21 extending upward is integrally provided at the center of the rubber leg 17. The bolt 19 engages with a nut 23 that is fixed through the center of the support plate 17. By rotating the bolt 21 with a screwdriver or the like, the distance between the rubber leg 17 and the support plate 19 changes, and the height from the slab floor 2 to the support plate 19 changes.
[0012]
The standing joist 5 includes a joist member 25 extending in parallel with the floor 2 along the frame wall W and rubber legs 27. The joists member 25 are kicked up and down through holes 29 are opened at predetermined intervals in the longitudinal direction. A nut 31 is fitted in and fixed to the lower opening of the through hole 29. A bolt 33 extending upward is provided at the center of the rubber leg 27, and this bolt 33 engages with the nut 31. By inserting a screwdriver or the like through the through hole 29 and rotating the bolt 33 with the screwdriver, the distance between the rubber leg 27 and the joist 25 is changed, and the height from the slab floor 2 to the joist 25 is changed.
[0013]
For example, the base plate 9 is a wood fiberboard having a length of 1820 mm, a width of 600 mm, and a thickness of 20 mm. A gap is formed between adjacent base plates 9 so that the head end surface of the bolt 21 of the support block 3 is exposed upward. The base plate 9 is fixed to the support plate 19 of the support block 3 with a coarse thread screw screw 35. The level of the support block 3 can be adjusted by inserting a screwdriver from above the clearance and rotating the bolt 21 of the support block 3.
[0014]
The heat insulating sound insulation sheet 11 is a two-layer structure material in which a fiberboard layer 11a and an asphalt layer 11b are bonded. For example, the width is 600 mm, the length is 600 mm, and the thickness is 12 mm. The fiberboard layer 11a is a fiberboard that is compression-molded through an olefin-based binder, and the thickness is 4 to 8 mm as an example, and the asphalt layer 11b is a high-specific gravity asphalt sound insulating material, and the thickness is 6 to 10 mm as an example. . The heat insulating sound insulating sheet 11 is placed on the base plate 9 so that the fiberboard layer 11a is on the upper side and the asphalt layer 11b is on the lower side.
[0015]
The hot water mat 13 is, for example, 12 mm thick, and includes a heat insulating material 39 such as a foam material in which the hot water pipe 37 is embedded, and a wooden small joist 41. The small joists 41 are fixed to the heat insulating sound insulating sheet 11 and the base plate 9 with screws 43.
The flooring 15 is a flooring flooring material, and has a thickness of 12 mm as an example. The flooring 15 is fixed to the small joists 41 of the hot water mat 13 and the heat insulating sound insulation sheet 11 with floor nails 47.
[0016]
Spacers 51 are interposed between the floor structure 7 and the standing joists 5 on the building wall W side of the building and the building wall W. The spacer 51 is preferably made of an elastic material such as rubber and has a hardness of 50 to 70 (unit JISA rubber hardness). The spacer 51 has a flat plate shape, and has a length of 30 to 50 mm, a width of 30 to 50 mm, and a thickness of 5 to 10 mm as an example. The spacer 51 is sandwiched between the floor structure 7 and the joist 25 of the set joist 5 and the frame wall W, and is made of a screw 53, an adhesive tape, or an adhesive that is struck from the joist 25 to the frame wall W. It is fixed between the two. The spacers 51 are arranged along the width direction of the housing wall W, for example, at intervals of 1000 mm. The spacer 51 forms a gap between a wall panel (not shown) mounted on the floor structure and the frame wall W.
[0017]
With such a structure, the space Ps (underfloor space) between the floor structure 7 and the slab floor 2 is separated from the wall space Pw (see FIG. 4) via the clearance S (see FIG. 2) on both sides of the spacer 51. Communicate with. Therefore, the vibration energy generated by resonating the heavy impact sound applied to the floor structure 7 in the underfloor space Ps escapes from the clearance S on both sides of the spacer 51 to the wall space Pw and is not applied to the slab floor 2 of the building. The sound is not easily transmitted to the room downstairs.
[0018]
FIG. 3 is a side view illustrating a double floor structure according to the second embodiment of the present invention.
This example shows a case where a panel wall is not provided on the floor structure 7. In this case, a spacer 61 having a U-shaped cross section is interposed between the standing joist 5 and the building wall W of the building. In addition, the length of the base plate of the floor structure 7 is slightly shorter than the other structural parts (thermal insulation sound insulating sheet or hot water mat).
[0019]
The spacer 61 is made of rubber or the like, has a U-shaped cross section, and includes an upper part 61a and a lower part 61b, and a side part 61c that connects the two parts. The upper part 61a is shorter than the lower part 61b. Further, the thickness of the upper portion 61 a is substantially equal to the thickness of the base plate 9 of the floor structure 7. The tip of the upper surface of the upper portion 61a is slightly inclined downward, and the tip of the lower surface of the lower portion 61c is slightly inclined upward. The spacer 61 is attached so as to sandwich the three surfaces of the upper and lower surfaces of the joist member 25 of the set joist 5 and the surface on the side of the housing wall. At this time, the outer surface of the side portion 61c contacts the housing wall W. Further, the upper part 61 a is fitted into a gap between the heat-insulation and sound-insulating sheet 11 and the base plate 9 of the floor structure 7 and the upper surface of the joist 25.
The spacers 61 are also arranged at intervals of, for example, 1000 mm along the width direction of the housing wall W.
[0020]
With such a structure, communicates underfloor space Ps and Kabeura space Pw, vibrational energy weight impact sounds applied to the floor structure 7 occurs by resonating with underfloor space, the wall from both sides of the gap S of the spacer 61 It escapes to the back space Pw and is not so much applied to the slab floor 2 of the building, and it is difficult for sound to be transmitted to the room below the floor.
[0021]
In the above embodiment, since a spacer made of an elastic material such as rubber is interposed between the floor structure and the frame wall, vibration applied to the floor structure is not much applied to the slab floor of the building. Therefore, it is possible to reduce the weight impact sound to the downstairs room.
[0022]
FIG. 4 is a side view illustrating a double floor structure according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining the double floor structure of FIG. 4 in detail, FIG. 5 (A) is a partially enlarged view, and FIG. 5 (B) is a perspective view of a receiving material.
This example shows the case where the wall panel 71 is constructed on the floor structure 7. The standing joists 5 and the floor structure 7 are disposed on the inner side slightly away from the frame wall W.
[0023]
The wall panel 71 includes left and right frame members 73 and a lower frame member 75 that connects the lower ends of the frame members 73, and a gypsum board 77 is pasted on the indoor side surface of the left and right frame members 73. In order to install the wall panel 71 on the floor structure 7, first, the receiving material 79 is arranged along the frame wall W on the floor structure 7. As shown in FIG. 5B, the receiving member 79 has a U-shaped cross section, and includes a bottom portion 79a and side portions 79b and 79c erected from both sides of the bottom portion 79a. The lower frame 75 of the wall panel 71 is fitted in the space formed by the bottom 79a and the two side portions 79b and 79c. A cutout 81 extending in the vertical direction is formed on one side 79 c of the receiving material 79. The side portion 79c having the cutout 81 is disposed on the building wall W side of the building.
[0024]
As shown in an enlarged view in FIG. 5A, a lower skirting board 83 extending in the width direction of the wall panel 71 is attached along the lower side on the indoor side of the lower frame 75 of the wall panel 71 fitted in the receiving member 79. It has been. The lower skirting board 83 has a Z-shaped cross section, and includes an upper part 83a, a step part 83b, and a lower part 83c. The lower skirting board 83 is placed on the upper surface of the indoor side portion 79b of the receiving member 79 on the lower surface of the stepped portion 83b, and at the same time, the upper portion 83a is applied to the indoor side surface of the lower frame 75 of the wall panel 71, In the state which applied to the outer surface of the indoor side part 79b of 79, it fixes to the receiving material 79 with a nail. The height of the lower skirting board 83 is substantially equal to the height of the lower frame 75 of the wall panel 71.
[0025]
An upper skirting board 85 extending in the same direction as the lower skirting board 83 is attached slightly above the lower frame 75 of the wall panel 71. The upper skirting board 85 has a T-shaped cross section, and includes a step portion 85a extending in the horizontal direction and a side portion 85b extending in the vertical direction at the tip of the step portion 85a. The upper skirting board 85 is fixed to the left and right frames 73 of the wall panel 71 with nails so that the end face of the step 85a extends slightly above the upper end of the upper part 83a of the lower skirting board 83 and parallel to the floor surface. . Thereby, a space Ph having a Z-shaped cross section is formed between the upper skirting board 85 and the lower skirting board 83.
Then, the gypsum board 77 is fitted on the step 85 b of the upper skirting board 85. The lower side portion of the indoor side surface of the gypsum board 77 is held by the upper portion of the side portion 85 b of the upper skirting board 85.
[0026]
With such a structure, first, the underfloor space Ps and the wall space Pw communicate with each other through the notch 81 in the side 79a of the receiving member 79. The wall space Pw communicates with the indoor space Pr through the space between the left and right frames 73 and the space Ph between the upper skirting board 85 and the lower skirting board 83. Therefore, the vibration energy of the underfloor space Ps is released into the room through this communication path as indicated by an arrow in the figure.
[0027]
FIG. 6 is a side view illustrating a double floor structure according to the fourth embodiment of the present invention.
This example is also an example in which the wall panel 71 is constructed on the floor structure 7, but one flat base plate 91 is used.
[0028]
Also in this example, the same receiving material 79 as the receiving material shown in FIG. 5B is used. A baseboard 91 is disposed along the lower side of the wall panel 71 on the indoor side. The baseboard 91 is fixed to the receiving member 79 with nails.
[0029]
With such a structure, the underfloor space Ps communicates with the wall space Pw through the notch 81 of the receiving material 79, and the vibration energy of the underfloor space Ps can be released to the wall space Pw .
[0030]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, by forming the air passage from the underfloor space to the wall space or the indoor space, the vibration energy generated by the weight impact sound is released to these spaces, Transmission of vibration energy to the slab floor can be prevented. For this reason, the double floor structure which can reduce a weight impact sound can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side cross-sectional view illustrating a double floor structure according to a first embodiment of the present invention.
2 is a plan view of the double floor structure of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a side view illustrating a double floor structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view illustrating a double floor structure according to a third embodiment of the present invention.
5 is a diagram for explaining the double floor structure of FIG. 4 in detail, FIG. 5 (A) is a partially enlarged view, and FIG. 5 (B) is a perspective view of a receiving member.
FIG. 6 is a side view illustrating a double floor structure according to a fourth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Double floor structure 2 Slab floor 4 Support block 5 Standing joist 7 Floor structure 9 Base plate 11 Heat insulation sound insulation sheet 13 Hot water mat 15 Floor board (flooring material) 17 Soundproof rubber leg 19 Support plate 21 Bolt 23 Nut 25 Rubber leg 29 Through-hole 31 Nut 33 Bolt 35 Screw 37 Hot water pipe 39 Heat insulating material 41 Kokonita 43 Screw 47 Floor nail 51 Spacer 61 Spacer 71 Wall panel 73 Frame material 75 Lower frame material 77 Gypsum board 79 Receiving material 81 Notch 83 Below Baseboard 85 Upper baseboard 91 Baseboard

Claims

A double floor structure in which a floor structure is installed on a floor slab of a building via a support block,
A spacer is provided between the floor structure and the building wall of the building to provide a clearance .
A double floor structure in which an underfloor space below the floor structure and a space (back wall space) between the building frame wall and an indoor wall communicate with each other through the clearance .

A communication hole between the wall space and the indoor space is provided at the lower part of the indoor wall,
Double floor structure of claim 1, wherein the underfloor space, is Kabeura space and interior, characterized in that in communication with each other.