JP3851103B2 - オーディオ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、オーディオ再生装置に関し、特にたとえば、記録媒体に記録された複数のオーディオコンテンツを再生する、オーディオ再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】
この種のオーディオ再生装置においては、一般に、任意のオーディオコンテンツの再生が完了した後、次のオーディオコンテンツを再生するまでの間に、無音時間を設けている。従来のオーディオ再生装置では、この無音時間を数秒程度という一定の時間に固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、無音時間が一定であると、たとえばオーディオコンテンツとしてライブ演奏の曲を再生するとき、これらの曲を連続的(シームレス)に聴取したくても強制的に無音時間が挿入されてしまい、非常に違和感があるという問題がある。また、オーディオコンテンツとしてたとえば英会話などの語学練習用の会話や、楽器の練習用のフレーズを再生する場合には、比較的に長い無音時間を設けたいことがある。しかし、従来のオーディオ再生装置では、このような比較的に長い無音時間を設けようとすると、一時停止ボタンを押下するなどによって再生動作を停止させる必要があり、非常に面倒であった。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、オーディオコンテンツを快適に聴取できる、オーディオ再生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、各々に無音時間情報が割り当てられた複数のカテゴリを示すメニューを表示する表示手段、表示手段によって表示されたメニュー上で所望のカテゴリを選択する選択操作を受け付ける受付手段、記録媒体に記録された複数のオーディオコンテンツを選択操作を受け付けた後に順に再生する再生手段、再生手段によって連続的に再生される2つのオーディオコンテンツの間に選択操作によって選択されたカテゴリに割り当てられた無音時間情報に従う無音時間を形成する形成手段を備える、オーディオ再生装置である。
【0006】
【作用】
各々に無音時間情報が割り当てられた複数のカテゴリを示すメニューは、表示手段によって表示される。受付手段は、表示手段によって表示されたメニュー上で所望のカテゴリを選択する選択操作を受け付ける。記録媒体に記録された複数のオーディオコンテンツは、選択操作を受け付けた後に再生手段によって順に再生される。形成手段は、再生手段によって連続的に再生される2つのオーディオコンテンツの間に選択操作によって選択されたカテゴリに割り当てられた無音時間情報に従う無音時間を形成する。
【0007】
無音時間情報は、好ましくは、直前に再生されたオーディオコンテンツの再生時間に対する比率を示す第1パラメータ、および時間の長さを示す第2パラメータに基づいて規定される。
【0008】
ある局面では、選択操作によって選択されたカテゴリがライブ演奏に対応するコンテンツを想定したカテゴリであるとき、第1パラメータおよび第2パラメータの両方ゼロとされる。複数のオーディオコンテンツは切れ目なく再生され、オーディオコンテンツを違和感なく鑑賞することができる。
【0009】
他の局面では、選択操作によって選択されたカテゴリがオペレータに練習を促す練習用コンテンツを想定したカテゴリであるとき、第1パラメータ任意の値とされ、第2パラメータゼロとされる。これによって、練習時の煩わしいボタン操作が不要となる。
【0010】
その他の局面では、選択操作によって選択されたカテゴリが互いに独立した観賞用コンテンツを想定したカテゴリであるとき、第1パラメータゼロとされ、第2パラメータ任意の値とされる。これによって、いずれの無音時間も一定とされ、快適な鑑賞が可能となる。
【0011】
複数のオーディオコンテンツのいずれか1つを選択手段によって選択し、選択されたオーディオコンテンツが再生された後の無音時間を設定手段によって任意の時間に設定するようにすれば、無音時間を個別に微調整することができる。
【0012】
記録媒体を着脱可能とし、無音時間情報を記録媒体に記録するようにした場合、別のオーディオ再生装置でも快適な聴取が可能となる。
【0013】
形成手段によって無音時間が形成されるとき、移行手段によって省電力モードに移行するようにすれば、消費電力を抑えることができる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、再生手段を不能化する時間を複数のオーディオコンテンツが属するカテゴリに応じた態様で設定するようにしたため、オーディオコンテンツを快適に聴取することができる。
【0015】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】
図1を参照して、この実施例の携帯型オーディオ再生装置10は、メモリカード12に記録されている複数曲のオーディオデータを再生するためのものである。また、この携帯型オーディオ再生装置10は、任意の曲のオーディオデータを再生した後、次の曲のオーディオデータを再生するまでの間に、無音時間STを設ける。この無音時間STは、後述するαおよびβという各パラメータによって決定され、これらのパラメータαおよびβは、各曲のオーディオデータ毎に関連づけられた状態でメモリカード12に記録される。
【0017】
図2を参照して、メモリカード12には、複数の曲にそれぞれ対応する複数の音楽ファイル,ここでは曲[1],曲[2],曲[3]および曲[4]という4曲分の音楽ファイル120,122,124および126が記録されている。そして、各音楽ファイル120〜126に格納されたオーディオデータは、一般に知られているMP3(MPEG-1 AUDIO Layer 3)やAAC(MPEG-2 Advanced Audio Coding)などの所定の圧縮フォーマットに従って圧縮されている。また、各音楽ファイル120〜126には、オーディオデータの圧縮フォーマットに対応するデコードソフトウェア(復号プログラム)も格納されている。
【0018】
メモリカード12には、音楽ファイル120〜126以外に、再生リストファイル128という別のファイルも記録されている。図3を参照して、再生リストファイル128には、曲番号(トラック番号)nに対応させた状態で、それぞれのオーディオデータを再生する順番m,曲名,アーティスト名,再生時間T(n),上述した各パラメータαおよびβを表す情報が格納されている。なお、同図は、▲1▼曲[4]→▲2▼曲[1]→▲3▼曲[3]→▲4▼曲[2]の順に、各オーディオデータを再生する順番mが設定されている例を示す。
【0019】
メモリカード12は、着脱自在な記録媒体であり、携帯型オーディオ再生装置10は、このメモリカード12を装着するためのスロット14を備えている。メモリカード12に記録されている各曲のオーディオデータを再生するには、まず、メモリカード12をスロット14に装着する。これによって、メモリカード12は、メモリインタフェース16を介してCPU(Central Processing Unit)18と電気的に接続される。このとき、CPU18は、メモリインタフェース16を介してメモリカード12から再生リストファイル128を取り込む。これによって、CPU18は、メモリカード12にどのような曲のオーディオデータが記録されているのか、およびこれらのオーディオデータをどのような順番mで再生すればよいのか、さらにはパラメータαおよびβとしてどのような値が設定されているのかを認識する。そして、CPU18は、操作キー20からの再生開始命令に応答して、具体的には操作キー20を構成する後述の再生/停止キー202の押下に応答して、オーディオデータの再生動作を開始する。
【0020】
すなわち、再生/停止キー202が押下されると、CPU18は、再生リストファイル128内の再生順mに従って、最初(m=1)の曲,ここでは曲[4]の音楽ファイル120を、メモリインタフェース16を介してメモリカード12から取り込む。そして、CPU18は、取り込んだ音楽ファイル120内に格納されている圧縮状態のオーディオデータとデコードソフトウェアとをDSP(Digital Signal Processor)22に供給する。
【0021】
DSP22は、CPU18から供給されたデコードソフトウェアを用いてオーディオデータを伸長(復号)し、伸長後のオーディオデータを、D/A変換器24に入力する。D/A変換器24は、入力されたオーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換し、この変換後のオーディオ信号を、オーディオアンプ26に入力する。オーディオアンプ26に入力されたオーディオ信号は、ここで増幅された後、出力端子28を介してヘッドフォン30に入力され、これによって、曲[4]のオーディオデータが再生される。
【0022】
なお、CPU18を始めとするこの携帯型オーディオ再生装置10の各構成要素(回路)は、バッテリ32を主電源とする電源回路34から供給される電源電圧Vccによって駆動される。また、CPU18には、後述するディスプレイ36,EEPROM38および外部インタフェース40を介してUSB(Universal Serial Bus)端子42が、各々接続されている。
【0023】
曲[4]のオーディオデータの再生が完了すると、CPU18は、当該曲[4]のパラメータαおよびβに基づいて、無音時間STを算出する。この無音時間STの算出は、次の数1による。
【0024】
【数1】
ST=T(n)×α+β
ここで、T(n)は、トラック番号nの曲の再生時間(秒)である。また、αの単位は“%”であり、βの単位は“秒”である。
【0025】
CPU18は、この数1に基づいて算出した無音時間STだけ、オーディオデータの再生動作を中断し、無音状態を形成する。これと同時に、CPU18は、無音時間STが経過するまでの間、DSP22,D/A変換器24およびオーディオアンプ26に対する電源電圧Vccの供給を停止するよう、電源回路34を制御する。これによって、無音時間ST中の携帯型オーディオ再生装置10の消費電力が低減され、いわゆるパワーセーブされる。
【0026】
上述の無音時間STが経過すると、CPU18は、パワーセーブを解除する。そして、再生リストファイル128内の再生順mに従って、次(m+1)の曲,ここでは曲[1]の音楽ファイル122を、メモリインタフェース16を介してメモリカード12から取り込む。これ以降は、上述と同様の手順に従って、曲[1]のオーディオデータが再生され、この再生後、曲[1]のパラメータαおよびβに基づく無音時間STが形成される。そして、他の曲[3]および曲[2]についても、同様に、オーディオデータが再生された後、無音時間STが形成される。この再生動作を停止するには、再度、再生/停止キー202を押下すればよい。
【0027】
図4を参照して、上述の再生/停止キー202を含む操作キー20は、携帯型オーディオ再生装置10本体の正面下方側の部分に設けられている。そして、操作キー20の上方側の部分に、液晶のディスプレイ36が設けられている。
【0028】
操作キー20は、2段3列に配置された6つの押しボタンキー202〜212から成り、このうち再生/停止キー202は、上段中央部に設けられている。そして、この再生/停止キー202を間に挟んで両端に、FF(Fast-Forward:早送り)キー204およびREW(Rewind:早戻し)キー206が配置されている。
【0029】
これらのFFキー204およびREWキー206は頭だしのためのキーであり、これによって、再生リストファイル128内の再生順mに関係なく、これから再生しようとする曲のオーディオデータを任意に指定することができる。具体的には、FFキー204を押下すると、CPU18は、これから再生しようとする曲のオーディオデータを、再生リストファイル128内の再生順mに従う方向で順次切り替える。一方、REWキー206を押下すると、CPU18は、これから再生しようとする曲のオーディオデータを、再生リストファイル28内の再生順mとは逆の方向に従って順次頭出しする。このようにしてこれから再生しようとする曲のオーディオデータを頭出しした後、再生/停止キー202を押下すると、CPU18は、その曲から順に各オーディオデータを上述したのと同様の手順で再生する。
【0030】
また、操作キー20を構成する各キー202〜212のうち、下段の中央と右端には、それぞれオーディオデータを再生するときの音量を調整するための音量アップキー208および音量ダウンキー210が配置されている。すなわち、中央に配置された音量アップキー208を押下すると、CPU18は、DSP22に対して音量を上げるよう指示する。この指示に従って、DSP22は、現在よりも大きい音量でオーディオデータを再生するための処理を行う。一方、右端に配置された音量ダウンキー210を押下すると、CPU18は、DSP22に対して音量を下げるよう指示する。この指示に従って、DSP22は、現在よりも小さい音量でオーディオデータを再生するための処理を行う。
【0031】
そして、各キー202〜212のうち、下段の左端には、次に説明する設定モードに入るためのモード切替キー212が配置されている。
【0032】
すなわち、この実施例の携帯型オーディオ再生装置10では、上述した各パラメータαおよびβを任意に設定することができる。このパラメータαおよびβの設定のためにモード切替キー212を押下すると、CPU18は、ディスプレイ36に図4に示すような設定メニュー画面を表示する。
【0033】
同図に示すように、設定メニュー画面においては、上側に、CPU18が設定モードに入ったことを表す「[SPACE SET]」という横書きの文字列302が表示される。そして、この文字列302の下側に、各々「AUTO」,「FIX」,「FLEX」,「TRACK」および「CLEAR」という5つのメニュー内容を表す横書きの文字列304,304,・・・が上下方向に沿って2列に表示される。さらに、文字列304,304,・・・のいずれか1つを囲むように、矩形のカーソル306が表示される。このカーソル306は、音量アップキー204および音量ダウンキー206の操作によって、任意に移動させることができる。具体的には、音量アップキー204を押下する度に、カーソル306は、「AUTO」→「FIX」→「FLEX」→「TRACK」→「CLEAR」→「AUTO」という順に各々の文字列304を囲むように移動する。これに対して、音量ダウンキー206を押下すると、カーソル306は、「AUTO」→「CLEAR」→「TRACK」→「FLEX」→「FIX」→「AUTO」という順に各々の文字列304を囲むように移動する。なお、同図は、カーソル306が「AUTO」という文字列304を囲んでいる状態を示す。
【0034】
ここで、図4に示すようにカーソル306が「AUTO」を囲んだ状態で再生/停止キー202が押下されると、すなわち「AUTO」というメニューが選択されると、ディスプレイ36の表示は、図5に示す自動設定画面に遷移する。
【0035】
自動設定画面においては、上側に、「AUTO」メニューが選択されたことを表す「[AUTO SET]」という横書きの文字列312が表示される。そして、この文字列312の下側に、各々「CD」,「LIVE」および「PRACTICE」という3つのカテゴリを表す横書きの文字列314,314,314が縦1列に表示される。さらに、これら各文字列314,314,314のいずれか1つを囲むように、矩形のカーソル316が表示される。なお、このカーソル316もまた、上述の設定メニュー画面におけるカーソル306と同様、音量アップキー204および音量ダウンキー206の操作によって、任意に移動させることができる。
【0036】
ここで、図5に示すように、「CD」をカーソル316で囲んだ状態で再生/停止キー202を押下すると、すなわち「CD」というカテゴリを選択すると、CPU18は、全ての曲(トラック)について、パラメータαを“0”に設定するとともに、パラメータβを“4”に設定する。これによって、いずれの曲間の無音時間STも4秒に設定される。この設定は、互いに独立した複数曲のオーディオデータを再生するのに適している。
【0037】
一方、図5の状態において「LIVE」というカテゴリを選択すると、CPU18は、全ての曲について、パラメータαおよびβの両方を“0”に設定する。これによって無音時間STが無くなる。この設定は、たとえばライブ演奏のように各曲のオーディオデータをシームレスで再生するのに適している。
【0038】
他方、図5の状態において「PRACTICE」というカテゴリを選択すると、CPU18は、全ての曲について、パラメータαを“120”に設定し、パラメータβを“0”に設定する。これによって、無音時間STは、直前に再生されたオーディオデータの再生時間T(n)の120%の時間に設定される。この設定は、たとえば英会話などの語学練習用の会話や、楽器の練習用のフレーズを再生するのに適している。
【0039】
この図5の自動設定画面においていずれかのカテゴリを確定すべく再生/停止キー202を押下すると、ディスプレイ36の表示は、図4の設定メニュー画面に戻る。また、図5の状態で、再生/停止キー202ではなくモード切替キー212を押下した場合には、パラメータαおよびβの設定は行われず、ディスプレイ36の表示は、図4の設定メニュー画面に戻る。
【0040】
図4の設定メニュー画面で、「FIX」というメニューを選択すると、ディスプレイ36の表示は、図6に示すような固定設定画面に遷移する。同図に示すように、この固定設定画面においては、上側に、図4の設定メニュー画面で「FIX」メニューが選択されたことを表す「[FIX SET]」という横書きの文字列322が表示される。そして、この文字列322の下側に、「SET 0-99 sec」という横書きの文字列324が表示される。さらに、この文字列324の下側に、カッコ326を含む「< >sec」という文字列328が表示される。なお、カッコ326内には、音量アップキー208および音量ダウンキー210の操作によって、0〜99の範囲内で任意の数値を入力することができる。
【0041】
すなわち、この図6に示す固定設定画面は、各パラメータαおよびβのうち、パラメータαについては“0”を設定し、パラメータβのみをβ=0〜99の範囲内で任意に設定するための画面である。具体的には、音量アップキー208を押下すると、カッコ326内の数値が増加する。これに対して、音量ダウンキー210を押下すると、カッコ326内の数値が減少する。なお、同図は、カッコ326内に「08」という数値が入力されている状態を示す。そして、カッコ326内に任意の数値を入力した状態で、再生/停止キー202を押下すると、CPU18は、全ての曲について、パラメータαとして“0”を設定するとともに、パラメータβとしてカッコ326内に入力された数値を設定する。これによって、各曲のオーディオデータを再生するときの無音時間STは、β秒に設定される。なお、このパラメータβとして“4”という数値を入力した場合には、無音時間STは4秒となり、上述した自動設定画面において「CD」を選択した場合と等価になる。また、パラメータβとして“0”を設定した場合には、無音時間STは0秒となり、上述した自動設定画面において「LIVE」を選択した場合と等価になる。
【0042】
この図6の固定設定画面においてパラメータβの設定を完了すべく再生/停止キー202を押下すると、ディスプレイ36の表示は、図4の設定メニュー画面に戻る。また、図6の状態で、再生/停止キー202ではなくモード切替キー212を押下した場合には、パラメータαおよびβの設定は行われず、そのまま図4の設定メニュー画面に戻る。
【0043】
そして、図4の設定メニュー画面で、「FLEX」というメニューを選択するとする。すると、ディスプレイ36の表示は、図7に示すような可変設定画面に遷移する。同図に示すように、この可変設定画面においては、上側に、図4の設定メニュー画面で「FLEX」というメニューが選択されたことを表す「[FLEX SET]」という横書きの文字列332が表示される。そして、この文字列332の下側に、「SET 0-300 %」という横書きの文字列334が表示される。さらに、この文字列334の下側に、カッコ336を含む「< >sec」という文字列338が表示される。なお、カッコ336内には、音量アップキー208および音量ダウンキー210の操作によって、0〜300の範囲内で任意の数値を入力することができる。
【0044】
すなわち、この図7に示す可変設定画面は、各パラメータαおよびβのうち、βについては“0”を設定し、パラメータαのみを“0”〜“300”の範囲内で任意に設定するための画面である。具体的には、音量アップキー208を押下すると、その押下の度にカッコ336内の数値が増加する。一方、音量ダウンキー210を押下すると、その押下の度にカッコ336内の数値が減少する。なお、同図は、カッコ336内に「10」という数値が入力されている状態を示す。そして、カッコ336内に任意の数値を入力した状態で、再生/停止キー202を押下すると、CPU18は、全ての曲について、パラメータαとしてカッコ336内に入力された数値を設定するとともに、パラメータβとして“0”を設定する。これによって、各曲のオーディオデータを再生するときの無音時間STが、T(n)×α秒に設定される。なお、このパラメータαとして“0”を設定した場合には、無音時間STは0秒となり、上述した自動設定画面において「LIVE」を選択した場合と等価になる。また、パラメータαとして“120”を入力した場合には、無音時間STはT(n)×1.2秒となり、上述した自動設定画面において「PRACTICE」を選択した場合と等価になる。
【0045】
この図7の可変設定画面においてパラメータαの設定を完了すべく再生/停止キー202を押下すると、ディスプレイ36の表示は、図4の設定メニュー画面に戻る。また、図7の状態において再生/停止キー202ではなくモード切替キー212を押下した場合には、パラメータαおよびβの設定は行われず、そのまま図4の設定メニュー画面に戻る。
【0046】
さらに、図4の設定メニュー画面で「CLEAR」メニューを選択すると、ディスプレイ36の表示は、図8に示すような設定クリア画面に遷移する。この設定クリア画面においては、上側に、図4の設定メニュー画面で「CLEAR」メニューが選択されたことを表す「[CLEAR]」という横書きの文字列342が表示される。そして、この文字列342の下側に、「CLEAR OK?」という横書きの文字列344が表示され、この文字列344の下側に、「YES」および「NO」という2つの文字列346,346が横1列に表示される。そして、これら各文字列346,346のいずれか一方を囲むように、矩形のカーソル348が表示される。このカーソル348は、音量アップキー204および音量ダウンキー206の操作によって、任意に移動させることができる。
【0047】
すなわち、この図8に示す設定クリア画面は、全ての曲のパラメータαおよびβを、デフォルト値に戻すための画面である。具体的には、「YES」という文字列346をカーソル348で囲んだ状態で再生/停止キー202を押下すると、全ての曲についてのパラメータαおよびβの設定値がクリアされる。そして、全ての曲のパラメータαとして“0”が設定されるとともに、パラメータβとして“4”が設定される。すなわち、上述した自動設定画面において、「CD」を選択したときと等価になる。なお、各パラメータαおよびβをデフォルト値に戻すためのデータは、予めEEPROM38内に記憶されている。
【0048】
一方、「NO」という文字列346をカーソル348で囲んだ状態で再生/停止キー202を押下すると、パラメータαおよびβはクリアされずに、ディスプレイ36の表示は、図4の設定メニュー画面に戻る。また、図8の状態でモード切替キー212を押下した場合にも、パラメータαおよびβはクリアされずに、ディスプレイ36の表示は、そのまま図4の設定メニュー画面に戻る。
【0049】
また、図4の設定メニュー画面で、「TRACK」というメニューを選択すると、ディスプレイ36の表示は、図9に示すようなトラック設定画面に遷移する。同図に示すように、このトラック設定画面においては、上側に、図4の設定メニュー画面で「TRACK」メニューが選択されたことを表す「[TRACK SET]」という横書きの文字列352が表示される。そして、この文字列352の下側に、「TRACK NO.」および「NEW」という各々横書きの文字列354,354が縦1列に表示される。さらに、これら各文字列354,354のいずれか一方を囲むように、矩形のカーソル356が表示される。なお、このカーソル356もまた、音量アップキー204および音量ダウンキー206の操作によって、任意に移動させることができる。
【0050】
ここで、図9に示すように、「TRACK NO」という文字列354をカーソル356で囲んだ状態で再生/停止キー202を押下するとする。すると、ディスプレイ36の表示は、図10に示すような既存トラック番号入力画面に遷移する。同図に示すように、この画面においては、上側に、図9のトラック設定画面で「TRACK NO.」が選択されたことを表す「[EX-TRACK SET]」という横書きの文字列362が表示される。そして、この文字列362の下側に、「SET TRACK NO.」という横書きの文字列364が表示される。さらに、この文字列364の下側に、カッコ366を含む「NO.< >」という文字列368が表示される。なお、カッコ366内には、音量アップキー208および音量ダウンキー210の操作によって、任意の数値を入力することができる。
【0051】
すなわち、カッコ366内に任意の数値を入力した状態で、再生/停止キー202を押下すると、CPU18は、当該カッコ366内に入力された数値に対応する曲(トラック)のパラメータαおよびβを設定対象して指定する。なお、同図は、トラック番号nがn=5番の曲のパラメータαおよびβを設定対象として指定しようとしている状態を示す。このようにして、設定対象とする曲を選択し終えると、ディスプレイ36の表示は、図11に示すような個別設定メニュー画面に遷移する。なお、図10の状態において、再生/停止キー202ではなくモード切換キー212を押下した場合には、ディスプレイ36の表示は、図9のトラック設定画面に戻る。また、カッコ366内に入力された数値に対応する曲(トラック)がメモリカード12内に存在しない場合には、図には示さないがディスプレイ36にその旨を表すメッセージが表示され、その後、ディスプレイ36の表示は、図10の状態に戻る。
【0052】
図11に示すように、この個別設定メニュー画面においては、上側に、設定対象となる曲(ここでは、トラック番号nがn=1の曲)を表す「[TRACK NO.05]」という横書きの文字列372が表示される。そして、この文字列372の下側に、上述した図4に示す設定メニュー画面と同様の「FIX」,「FLEX」および「CLEAR」という3つのメニューを表す横書きの文字列374,374,374が縦1列に表示される。さらに、これら各文字列374,374,374のいずれか1つを囲むように、矩形のカーソル376が表示される。このカーソル376もまた、音量アップキー204および音量ダウンキー206の操作によって、任意に移動させることができる。
【0053】
この図10における「FIX」,「FLEX」および「CLEAR」という各メニューは、設定対象を任意の曲に限定した以外は、各々図4におけるものと同様のものである。すなわち、「FIX」メニューを選択すると、上述した図6の固定設定画面における手順と同様の手順で、設定対象である1曲のみについて、パラメータβを“0”〜“99”の範囲内で任意に設定できる。そして、「FLEX」メニューを選択すると、図7の可変設定画面における手順と同様の手順で、1曲のみについて、パラメータαを“0”〜“300”の範囲内で任意に設定できる。さらに、「CLEAR」というメニューを選択すると、図8の設定クリア画面における手順と同様の手順で、1曲のみについて、パラメータαおよびβを各々デフォルト値(α=0,β=4)に設定する。
【0054】
また、図9のトラック設定画面において、「NEW」という選択肢を選択した場合、ディスプレイ36の表示は、図12に示すような新規トラック番号入力画面に遷移する。同図に示すように、この新規トラック番号入力画面においては、上側に、「[NEW-TRACK SET]」という横書きの文字列382が表示される。そして、この文字列382の下側に、「SET TRACK NO.」という横書きの文字列384が表示される。さらに、この文字列384の下側に、カッコ386を含む「NO.< >」という文字列388が表示される。このカッコ386内には、音量アップキー208および音量ダウンキー210の操作によって、任意の数値を入力することができる。
【0055】
すなわち、カッコ386内に任意の数値を入力して、再生/停止キー202を押下すると、CPU18は、その数値に対応するトラックをメモリカード12に新規に形成する。そして、この新規のトラックに関するパラメータαおよびβを設定対象とする。これによって、ディスプレイ36の表示は、上述した図11と同様の個別設定メニュー画面に遷移する。これ以降は、図11における手順と同様の手順によって新規のトラックに関するパラメータαおよびβを設定する。なお、カッコ386内に入力された数値に対応するトラックがメモリカード12内に存在する場合には、図には示さないがディスプレイ36にその旨を表すメッセージが表示され、その後、ディスプレイ36の表示は図12の状態に戻る。また、図12の状態でモード切替キー212を押下した場合には、ディスプレイ36の表示は、図9のトラック設定画面に戻る。
【0056】
このようにして設定モードにおいて各パラメータαおよびβを設定するとき、CPU18は、図13〜図20で示されるフロー図に従う処理を行う。なお、CPU18の動作を制御するための制御プログラムは、図示しないメモリに記憶されている。
【0057】
図13を参照して、CPU18は、設定モードに入ると、まず、ステップS1において、上述した図4の設定メニュー画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS3において、いずれのメニューが選択されたのかを判断する。ここで、「AUTO」メニューが選択されると、CPU18は、ステップS5の自動設定処理を行う。一方、「FIX」メニューが選択されると、ステップS7の固定設定処理を行う。そして、「FLEX」メニューが選択されると、ステップS9の可変設定処理を行う。また、「TRACK」メニューが選択されると、ステップS11のトラック設定処理を行い、「CLEAR」メニューが選択されると、ステップS13のクリア処理を行う。そして、これらステップS5〜ステップS13のいずれかの処理を実行し終えると、CPU18は、このフロー図を終了して、設定モードを抜ける。
【0058】
図14を参照して、自動設定処理においては、CPU18は、ステップS21で、上述した図5の自動設定画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS23において、いずれのカテゴリが選択されたのかを判断する。ここで、「CD」が選択されると、ステップS25に進む。そして、このステップS25において、全ての曲について、パラメータαを“0”に設定するとともに、パラメータβを“4”に設定する。そして、この設定後、自動設定処理を終了する。
【0059】
一方、ステップS23において、「LIVE」が選択されると、CPU18は、ステップS27に進む。そして、このステップS27において、全ての曲について、パラメータαおよびβを“0”に設定する。そして、この設定後、自動設定処理を終了する。
【0060】
また、ステップS23において、「PRACTICE」が選択されると、CPU18は、ステップS29に進む。そして、このステップS29において、全ての曲について、パラメータαを“120”に設定するとともに、パラメータβを“0”に設定した後、この自動設定処理を終了する。
【0061】
図15を参照して、固定設定処理においては、CPU18は、ステップS31で、上述した図6の固定設定画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS33において、全ての曲について、パラメータαを“0”に設定する。これと同時に、固定設定画面におけるカッコ326内に入力された数値に従って、パラメータβを設定する。そして、これら各パラメータαおよびβの設定後、固定設定処理を終了する。
【0062】
図16を参照して、可変設定処理においては、CPU18は、ステップS41で、上述した図7の可変設定画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS43において、全ての曲について、可変設定画面におけるカッコ336内に入力された数値に従って、パラメータαを設定する。これと同時に、パラメータβを“0”に設定する。そして、これらパラメータαおよびβの設定後、可変設定処理を終了する。
【0063】
図17を参照して、設定クリア処理においては、CPU18は、ステップS51で、上述した図8の設定クリア画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS53に進み、ここで、設定クリア画面において「YES」が選択されたか否かを判断する。このステップS53で「YES」が選択されたと判断すると、CPU18は、ステップS55に進む。そして、このステップS55において、全ての曲のパラメータαおよびβの設定値をクリアするとともに、これらのパラメータαおよびβをデフォルト値に設定する。そして、この設定後、設定クリア処理を終了する。一方、ステップS53において、「NO」が選択されたと判断すると、CPU18は、ステップS55をスキップして、そのまま設定クリア処理を終了する。
【0064】
図18を参照して、トラック設定処理においては、CPU18は、ステップS61で、上述した図9のトラック設定画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS63に進み、ここで、トラック設定画面上で「TRACK NO.」が選択されたか、それとも「NEW」が選択されたかを判断する。このステップS63において、「TRACK NO.」が選択されたと判断すると、CPU18は、ステップS65の既存トラック設定処理を行う。一方、ステップS63において、「NEW」が選択されたと判断すると、ステップS67の新規トラック設定処理を行う。そして、ステップS65およびステップS67のいずれかの処理を実行し終えると、CPUは、トラック設定処理を終了する。
【0065】
図19を参照して、既存トラック設定処理においては、CPU18は、ステップS71において、上述した図10の既存トラック番号入力画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS73に進み、ここで、既存トラック入力画面で入力されたトラック番号nが有効であるか否か、具体的には当該トラック番号nに対応するトラックがメモリカード12内に存在するか否かを判断する。このステップS73において、対応するトラックがメモリカード12内に存在する(入力されたトラックが有効である)と判断すると、CPU18は、次のステップS75に進む。一方、ステップS73において、対応するトラックがメモリカード12内に存在しない(入力されたトラック番号が無効である)と判断すると、CPU18は、その旨のメッセージをディスプレイ36に表示するべくステップS77を処理した後、ステップS71に戻る。
【0066】
ステップS75において、CPU18は、上述した図11の個別設定メニュー画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS79において、いずれのメニューが選択されたのかを判断する。ここで、「FIX」メニューが選択されると、CPU18は、ステップS81の固定設定処理を行う。一方、「FLEX」メニューが選択されると、ステップS83の可変設定処理を行う。また、「CLEAR」メニューが選択されると、ステップS85のクリア処理を行う。そして、これらステップS81〜ステップS85のいずれかの処理を終えると、CPU18は、この既存トラック設定処理を終了して、設定モードを抜ける。
【0067】
なお、ステップS81の固定設定処理においては、CPU18は、上述した図15と同様の処理を実行する。また、ステップS83の可変設定処理においては、上述した図16と同様の処理を実行する。そして、ステップS85の設定クリア処理においては、図17と同様の処理を行う。したがって、これらの処置についての詳細な説明は省略する。
【0068】
図20を参照して、新規トラック設定処理においては、CPU18は、ステップS91において、上述した図12の新規トラック番号入力画面をディスプレイ36に表示する。そして、ステップS93に進み、ここで、新規トラック入力画面で入力されたトラック番号nが有効であるか否か、具体的には当該トラック番号nに対応するトラックがメモリカード12内に存在するか否かを判断する。このステップS93において、対応するトラックがメモリカード12内に存在しない(入力されたトラック番号が有効である)と判断すると、CPU18は、次のステップS75に進む。一方、ステップS93において、対応するトラックがメモリカード12内に存在する(入力されたトラック番号が無効である)と判断すると、その旨のメッセージをディスプレイ36に表示するべくステップS97を処理した後、ステップS71に戻る。
【0069】
ステップS95において、CPU18は、上述の新規トラック番号入力画面で入力されたトラック番号nに対応するトラックを、メモリカード12内に新規に形成する。そして、ステップS99において、図11と同様の個別設定メニュー画面をディスプレイ36に表示する。これ以降の処理については、図19におけるステップS79〜ステップS85の各処理と同様であるので、各々同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
【0070】
次に、図21を参照して、メモリカード12に記録された各曲のオーディオデータを再生するときのCPU12の動作を説明する。
【0071】
同図に示すように、再生時においては、CPU12は、まず、ステップS101において、上述した頭出し操作が事前に成されているか否かを判断する。ここで、頭出し操作されていると判断すると、ステップS103において、再生順mとして頭出しによって指定された番号を設定し、その後、ステップS105に進む。一方、ステップS101において、頭出しされていないと判断した場合には、ステップS107に進み、ここで、再生順インデックスmをm=0に設定する。そして、このステップS107を処理した後、ステップS105に進む。
【0072】
ステップS105においては、再生順mに対応する曲(トラック)がメモリカード12内に存在するか否かを判断する。ここで、再生順mに対応する曲が存在すると判断すると、ステップS109に進む。そして、このステップS109において、再生リストファイル128から再生順mに対応する曲の再生時間T(n)を取得した後、ステップS111において、再生順mに対応する曲のパラメータαおよびβを取得する。そして、ステップS113において、上述した数1に基づいて無音時間STを算出した後、ステップS115において、その曲のオーディオデータを再生する。
【0073】
ステップS117において、オーディオデータの再生が完了したことを確認すると、ステップS119に進み、ここで、一旦、再生動作を停止して、無音状態を形成する。そして、ステップS121において、上述したパワーセーブを開始するよう電源回路34を制御した後、ステップS123において、無音時間STをカウントする。
【0074】
ステップS123において、無音時間STが経過すると、CPU18は、ステップS125に進み、ここで、パワーセーブを終了するよう電源回路34を制御する。そして、ステップS127において、現在の再生順mが最後尾の値Mに到達したか否かを判断する。ここで、再生順mがまだ最後尾の値Mに到達していない場合には、CPU18は、次の曲を再生するべく、ステップS129を処理した後、ステップS105に戻る。一方、ステップS127において、現在の再生順mが最後尾の値Mに到達した場合には、このフロー図の処理を終了する。なお、ステップS105において、再生順mに対応する曲が無いと判断した場合には、CPU18は、直接、ステップS127に進む。
【0075】
以上のように、この実施例の携帯型オーディオ再生装置10によれば、各曲のオーディオデータを再生するときの無音時間STを任意に設定できる。したがって、再生しようとするオーディオデータの態様に適した無音時間STを設けることができる。
【0076】
なお、この実施例では、上述した数1(パラメータαおよびβ)に基づいて無音時間STを任意に設定するようにしたが、これに限らない。すなわち、数1以外の式、およびパラメータα,βを用いて、無音時間STを設定するようにしてもよい。
【0077】
また、図5に示す自動設定画面において、「CD」,「LIVE」および「PRACTICE」という3つのカテゴリを設けたが、これ以外のカテゴリを設けてもよい。
【0078】
そして、各曲毎のパラメータαおよびβをメモリカード12(再生リストファイル128)内に格納するようにしたが、これに限らない。たとえば、EEPROM38内に各曲のパラメータαおよびβを格納してもよい。
【0079】
さらに、オーディオデータを記録する媒体として、メモリカード12を用いたが、これに代えて、たとえば光磁気ディスクや磁気テープなどの他の記録媒体を用いてもよい。
【0080】
また、この実施例では、携帯型オーディオ再生装置10自体で各パラメータαおよびβを設定するようにしたが、これに限らない。たとえば、USB端子42に図示しないパーソナルコンピュータを接続し、このパーソナルコンピュータによって各パラメータαおよびβを設定するようにしてもよい。この場合、ウィザード形式を採用することによって、各パラメータαおよびβの設定を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例におけるメモリカード内の構造を概念的に示す図である。
【図3】図2における再生リストファイルの内容を概念的に示す図である。
【図4】図1の実施例において、無音時間を設定するときの操作手順を説明するための図で、最初の表示画面を示す図である。
【図5】図4の状態において、「AUTO」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図6】図4の状態において、「FIX」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図7】図4の状態において、「FLEX」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図8】図4の状態において、「CLEAR」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図9】図4の状態において、「TRACK」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図10】図9の状態において、「TRACK NO.」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図11】図10の状態において、設定対象とするトラックを指定した後の表示画面を示す図である。
【図12】図9の状態において、「NEW」を選択したときの表示画面を示す図である。
【図13】図1の実施例において、無音時間を設定するときのCPUの動作を示すフロー図である。
【図14】図13における自動設定処理の詳細を示すフロー図である。
【図15】図13における固定設定処理の詳細を示すフロー図である。
【図16】図13における可変設定処理の詳細を示すフロー図である。
【図17】図13における設定クリア処理の詳細を示すフロー図である。
【図18】図13におけるトラック設定処理の詳細を示すフロー図である。
【図19】図18における既存トラック設定処理のさらに詳細な処理内容を示すフロー図である。
【図20】図18における新規トラック設定処理のさらに詳細な処理内容を示すフロー図である。
【図21】図1の実施例において、オーディオコンテンツを再生するときのCPUの動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
12…メモリカード
18…CPU
20…操作キー
22…DSP
34…電源回路
36…ディスプレイ

Claims (8)

  1. 各々に無音時間情報が割り当てられた複数のカテゴリを示すメニューを表示する表示手段、
    前記表示手段によって表示されたメニュー上で所望のカテゴリを選択する選択操作を受け付ける受付手段、
    記録媒体に記録された複数のオーディオコンテンツを前記選択操作を受け付けた後に順に再生する再生手段、
    前記再生手段によって連続的に再生される2つのオーディオコンテンツの間に前記選択操作によって選択されたカテゴリに割り当てられた無音時間情報に従う無音時間を形成する形成手段を備える、オーディオ再生装置。
  2. 前記無音時間情報は、直前に再生されたオーディオコンテンツの再生時間に対する比率を示す第1パラメータ、および時間の長さを示す第2パラメータに基づいて規定される、請求項1記載のオーディオ再生装置。
  3. 前記選択操作によって選択されたカテゴリライブ演奏に対応するコンテンツを想定したカテゴリであるとき、前記第1パラメータおよび前記第2パラメータの両方をゼロとするようにした、請求項2記載のオーディオ再生装置。
  4. 前記選択操作によって選択されたカテゴリがオペレータに練習を促す練習用コンテンツを想定したカテゴリであるとき、前記第1パラメータを任意の値とし、前記第2パラメータをゼロとするようにした、請求項2または3記載のオーディオ再生装置。
  5. 前記選択操作によって選択されたカテゴリが互いに独立した観賞用コンテンツを想定したカテゴリであるとき、前記第1パラメータをゼロとし、前記第2パラメータを任意の値とするようにした、請求項2ないし4のいずれかに記載のオーディオ再生装置。
  6. 前記複数のオーディオコンテンツのいずれか1つを選択する選択手段、および
    前記選択手段によって選択された前記オーディオコンテンツが再生された後の前記無音時間を任意の時間に設定する設定手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれかに記載のオーディオ再生装置。
  7. 前記記録媒体は着脱可能であり、
    前記無音時間情報は前記記録媒体に記録される、請求項1ないし6のいずれかに記載のオーディオ再生装置。
  8. 前記形成手段によって無音時間が形成されるとき省電力モードに移行する移行手段をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載のオーディオ再生装置。
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