JP3850827B2 - 装着型情報処理装置 - Google Patents

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本願発明は、携帯情報機器の用途に応じた組み合わせを容易にする情報処理機器の装着装置に関する。
パーソナルコンピュータの小型化が進み、ノートブック型コンピュータなどを鞄などに入れて持ち歩いて使うための、モバイルコンピュータが出現している。
モバイルコンピュータは、机上で会議中に議事録を作ったり、製品の在庫や納入スケジュールを確認したり、次回の会議予定を決めるのに、個人の参加者を確認したりするのに使われる。また、客先との交渉後、移動中の電車あるいは喫茶店などで、客先との交渉結果を記録するために使われている。
いずれの場合でも、モバイルコンピュータは机やひざの上などの置いて、ディスプレイを見ながらキーボードを打てるような体勢、すなわち座った状態であることが必要である。
これに対し、ハンドフリーで座った状態でなくても使えるコンピュータ(装着型コンピュータあるいはウェアラブルコンピュータ)が大学などで研究され始めている。ウェアラブルコンピュータでは、フェイスマウントディスプレイ(FMD)、あるいはヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれる装着型のモニタを頭部に装着し、電源、CPU本体を腹部に装着することで、座ることなく立ったままの姿勢でディスプレイが見れるようになっている。
ウェアラブルコンピュータではハンドフリーにし、重さが偏らないようにつるために頭部や腹部に種々の部品を分散させて装着する。しかし、一般のユーザにとってどの部品をどこに装着するのが最も身体に負担がかからないか、また、部品間の配線をどうしたら身体を動かすのに邪魔にならず安定して使えるのかなど、実際に装着するには経験やノウハウが必要であった。
また、配線のかわりにIrDAなどの無線を使って部品間をつなぐ方式も開発されている。しかし、IrDAでは間に物体があると信号が遮られてしまう。このためウェアラブルコンピュータのように、使用者の手などが動き、信号を遮る可能性が高い使用形態では安定してつかえないという問題がある。
また、モバイルコンピュータでは、立ったままの状態で情報を見るときに、手でディスプレイを支える必要がある。しかし、立っているときなどは手を自由にしておきたい。このため、いわゆるウェアラブルコンピュータでは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)やフェイスマウントディスプレイ(FMD)と呼ばれるデバイスを頭部に装着することで、手を自由にする方策がとられている。しかし、HMDやFMDは顔面を覆ってしまうため、視界を遮ってしまうなどの問題がある。
さらに、モバイルコンピュータやウェアラブルコンピュータは長時間使い続けるために、消費電力の削減が重要である。このため、ある一定時間入力がなかったときに、自動的に節減モードに切替える機能が設定されている。しかし、モバイルコンピュータやウェアラブルコンピュータでは、誤って画面などに手や衣服などが触れてしまったときに入力であると誤認識され、節電モードが使用モードに切り替わってしまう可能性が高い。
独立した各ユニットを用途に応じて適宜接続して利用する場合、単に接続するだけでは環境設定が行われず、コンピュータ本体に接続されているデバイスを動作させることができない。
また、ユーザが立位の状態で使う装着型コンピュータでは、ディスプレイや本体などのモジュール間をつなぐ配線が使用者の邪魔になってしまう。
また、ハンドフリーのために用いるディスプレイ(HMDやFMD)は顔面を覆ってしまうため、視界を遮ってしまうという問題がある。
また、ユーザの手や威風が誤って画面などに触れる可能性があるため、ある一定期間に入力がない場合に起動する節電モードが有効に機能しないことが多く、電池の消耗が早いという問題がある。
また、今でこそ、携帯電話などの普及により、路上でひとりで声を発することが文化的に受け入れられるようになってきているが、人間である相手が回線でつながっている状況では話せても、コンピュータに向かって話すのは、まだまだ受け入れがたい問題がある。
このような問題点を解決するために、本願発明は、ぬいぐるみ形状をした装着情報処理装置において、前記ぬいぐるみの腕の内側に配置され、ユーザに装着されているか否か測定する第1圧力センサと、前記第1圧力センサの測定結果に基づいて、ユーザの生理データを計測する生理データ計測手段と、ユーザの平常値の生理データを格納したデータベースと、前記生理データ計測手段により計測された生理データと、前記データベースに格納された平常値の生理データとを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、ユーザに対する警告を音声で発生する音声発生手段と、少なくとも前記ぬいぐるみの背中、腕の外側の一方に配置され、ユーザに抱かれているか否か計測する第2圧力センサと、
少なくとも振動、角速度の一方を計測することで、ユーザの動きを計測するユーザ計測手段と、前記第2圧力センサでユーザに抱かれていると計測された場合にα波発生を誘引し、更に前記ユーザ計測手段でユーザの動きが緩慢になったと計測された場合にα波発生の誘引を停止させるα波発生誘引制御手段を具備することを特徴とする。
本願発明により携帯情報機器の用途に応じた組み合わせを容易にする装着型情報処理装置を提供することができる。
[第1の実施例]
図1に第1の実施例の概略構成を示す。文字や地図、あるいは映像などの視覚情報を表示するために、例えばHMDやFMDのように頭部に装着あるいは腕時計のように腕に装着あるいはペンダントのように首からかけて装着する装着型のディスプレイ1と、音楽や音声などの聴覚情報を出力するためのイヤホン2と、装着型ディスプレイ1やイヤホン2で呈示する文字や地図あるいは映像などの視覚情報や、音楽や音声などの聴覚情報を格納している記憶媒体3と、この記憶媒体3やディスプレイ1,イヤホン2での情報管理を行うためのコンピュータ本体4と、ディスプレイ1,イヤホン2,記憶媒体3,コンピュータ本体4への電力供給を行うための電源5と、音声入力を行うためのマイク6と、ディスプレイ1,イヤホン2,記憶媒体3,コンピュータ本体4,電源5,マイク6などを装着するための装着筐体と、ディスプレイ1,イヤホン2,記録媒体3,コンピュータ本体4,電源5,マイク6を格納するための装着筐体の各所に設置された専用ポケット部11,21,31,41,51と、専用ポケット部の下部に設置されたコネクタ12,22,32,42,52と、コネクタ間を結合するために装着筐体に埋め込まれた配線部、あるいは無線による配線部13,23,33,43,53から構成されている。
また、コンピュータ本体4には図示しない環境設定部を有する。この環境設定部は、コネクタ部を介して接続されたディスプレイ1,イヤホン2,記録媒体3,コンピュータ本体4,電源5,マイク6の各モジュールの種別性能値に対応して、動作環境を変更するものである。環境設定部の動作を図2のフローチャートをもとに説明する。
まず、バスウェアの種類を確認する(S01)。次に、すべての格納ポケットに各モジュールのユニットが接続されているか確認する(S02)。全てのユニットが接続されていれば、予め設定されていた動作環境で実行する。
全てのユニットが接続されていない場合、現在接続されているユニットで動作可能であるかを確認する(S03)。動作可能であると判断された場合、現在のユニットで実行可能なように環境設定を行う(S04)。一方、現在接続されているユニットでの動作は不可能であると判断された場合、環境設定不可能な旨をユーザに知らせる(S05)。
このように、接続されたユニットに応じて動作環境を変更することにより、ユーザにとって必要なモジュールのユニットを接続するだけで、実行可能となる。
例えば、音楽ファイルを聞きたいユーザにとっては、コンピュータ本体4,電源5,イヤホン2,音楽ファイルを記憶した記録媒体3のみを接続すればよく、ディスプレイ1やマイク6は接続しなくてもよい。
また、このように少ないモジュールのユニットで実行する場合は、電力の小さな電源でも構わない。環境設定の際に、接続するモジュールのユニットに応じて必要な電源大きさのチェックを行ってもよい。
図3は、ヘッドマウントディスプレイを装着している状態の一例を示したものである。図4は、腕時計タイプのディスプレイを装着している状態の一例である。
図5は、アウトドア時の使用状態の一例と、格納ポケット内に格納されたときのヘッドマウントディスプレイ,イヤホン,格納ポケット内のコネクタの様子を図示したものである。電源と本体、記憶媒体の間を結ぶ結線は装着筐体(上着)に縫い込まれて見えない状態になっている。一方、ヘッドマウントディスプレイやイヤホンは使用していないときは外されるので、着脱が簡単にできるように外に露出した状態になっている。また、必ずしも有線である必要がないので、例えばBlue Toothなどの無線にして、見えない状態にすることも可能である。
ヘッドマウントディスプレイやイヤホンは格納時に配線ケーブルが、格納ポケット内のリールに引き込まれて巻き込まれるようになっているため、格納時にケーブルがポケットからはみ出して見苦しい、あるいははみ出したケーブルが他の物体に絡み付いて事故になるようなこともない。
音声認識用のマイクも例えば、図5,図6では袖口の格納ポケットに格納しておいて、使用時に引き出して使うことが可能である。あるいは、腕時計にマイクあるいは他の入力機能がついているようなものでは、袖口から無駄のない結線を行うことができる。
さらに電源や本体、記憶媒体など機能別になったユニットはそれぞれの大きさの異なったポケットに収納するようになっており、各ポケットに各ユニットの回路に接続するためのコネクタ(結線部)がある。大きさが異なっているので、間違ったポケットに入れてしまうと、ユニットが入らないか大きすぎるので、間違えに気づく。つまり、コンピュータに関する知識がなくてもどのように配線するかといった問題に悩む必要がない。
また、配線がすでに装着筐体に埋め込まれているので、コネクタとケーブルのピン数が違う,ケーブルの長さが合わない,コネクタの形状が異なる,オスメスが異なるといった理由で結線できないとか、変換コネクタやケーブルを新規に準備する必要がない。さらに、コネクタの形状が統一されていれば、新規の記憶媒体や新規の本体を付け替えることで容易にバージョンアップができる。また、ビジネス用では、背広が装着筐体になっていて、その裏に格納ポケットをつけるとよい。
格納ポケットは、図3,図4,図5,図6のように上着に限らず、帽子でもよい。図7は、帽子に格納できるタイプのディスプレイの例を示したものである。
ディスプレイは、使用していないときは帽子のつばの部分にあげて、格納できるようになっている。使用時には、帽子のつばの部分からおろす。つばの部分が日陰になるので、日差しを遮りディスプレイを見やすくする効果がある。さらに、帽子の後部に電源あるいは記憶媒体などのユニットを格納するポケットもついている。
図8は、ヘッドホンと一体になったディスプレイの一例である。ディスプレイの回転支点がヘッドホンに付いていて、使用時にはちょうど目の前にくるようになっている。使用しないときは、頭の上にあげておけるので邪魔にならない。
図9も同様に、ヘッドホンに回転支点が付いているディスプレイの例である。
図8は片目用であったが、図9は両目用のディスプレイである。図9はさらに、ディスプレイの回転がスイッチになっており、使用時にディスプレイを頭の後ろから目の前に移動させるとONになる。一方、頭の後ろに移動させるとOFFになり、自動的に電源が切れるので、電源の切り忘れを防ぐことができる。ディスプレイがOFFのときは、情報を提供する必要がほとんどないので、本体の電源をOFFあるいは、CPUの稼動周波数を大幅に下げることで、消費電力を低減できる。
図10は、図9と同様に両目用だが、ヘッドホンと一体ではなくカチューシャのように、頭部に付けるアクセサリ形状になっているディスプレイの例である。
この例でも頭部に固定する部分でON/OFFができるようになっており、頭の上にあげた状態では電源がOFFになり、目の前に持ってきた状態で、ONになるようになっている。
図11は、図3,図4,図5とは別の形状の装着筐体の例を示したものである。ディスプレイとヘッドホンは頭巾のようになった上着部分に装備されている。
非使用時には頭巾部は背中側におろしている。頭巾の部分と背中側の部分が接触した状態では、ディスプレイとヘッドホンの電源はOFFになっている。また、頭巾をかぶった状態でディスプレイをおろしていない状態では、ヘッドホンはONでディスプレイはOFFになる。さらに、ディスプレイをおろすとディスプレイはONになり、情報や画像の表示が可能となる。
図12は、ペンダント型のディスプレイの一例である。この例では、ディスプレイといっしょに映像入力手段としてカメラもついている。通常はペンダントとしておろした状態であり、この状態ではディスプレイはOFFになっている。カメラは別の入力装置からON/OFFすることが可能である。例えば、心拍などのセンサをこのペンダントの裏につけておき、心拍数が上がったときにカメラの撮像を開始することも可能である。あるいは、ペンダントの首の部分にスイッチボタンを付けておき、スイッチボタンを触ることで撮像することも可能である。
ディスプレイ使用時は、フレキシブルに折り曲げができるようになっているジョイント部を曲げ、ユーザが自分に見えるか窪に曲げることで電源スイッチがONになり、表示できるようになる。
図13,図14は、アクセサリタイプの配線やイヤホンの例である。赤外線や無線などでイヤホン、あるいはディスプレイと本体を接続する場合には、ノイズなどを軽減する効果のある材料を化粧として施すものが図13の例である。図14は、イヤホンがイヤリング,カメラはブレスレット,ディスプレイはペンダントというように、ポケットが少ない衣服を着用する女性向に格納ポケットがなくても違和感なく装着できるようにしたものである。
図15は、格納ポケットがユーザの好みの場所に変えられるような構成の変形例である。ここでは、格納ポケットが両面テープやマジックテープ(R)で衣服に取り付けられる例である。図16は、ケーブルが身体からブラブラと離れた状態にならないようにした例である。ここでは、身体に直にシールなどで貼り付けた例である。図17は、クローゼットに保存時に充電ができるようにした保存例を示す図である。ここではハンガーに充電用のコネクタを設け、格納ポケットを有する衣類を掛けたハンガーをクローゼットに格納すると充電できるような構成になっている。
以上のように本願発明によれば、機能別のユニットが大きさの異なる格納ポケットに格納されることで、自動的に配線されるので、詳しい知識のないユーザでも簡単に使用することができる。また、配線が格納ポケットに格納されたり装着筐体に埋め込まれているので邪魔にならない。さらに、バージョンパップも機能別に手軽に行える。
また、アクセサリタイプにすることで、衣類のポケットが少ない女性にも最適な装着を可能とする。さらに、電源のON/OFFが使用形態と結びついているので電源の切り忘れを防止することができ、ディスプレイがOFFのときは、本体の電源をOFFあるいは周波数をかげることで、低消費電力化を大幅に進めることができるので、本体電源の寿命を大幅に増大することができる。
[第2の実施例]
第2の実施例は、上着のように装着するタイプではなく、ぬいぐるみタイプでいつでも身に付けられるタイプの装着型コンピュータである。装着型コンピュータでは、手は自由に使えるようにしたいので、音声により指示をあたえることが一般に行われる。今でこそ、携帯電話などの普及により、路上でひとりで声を発することが文化的に受け入れられるようになってきているが、人間である相手が回線でつながっている状況では話せても、コンピュータに向かって話すのは、まだまだ受け入れがたいものがある。
第2の発明は、この話し掛けるという文化を自然に行えるようにするものである。例えば、ぬいぐるみに話し掛けるというのは、子供などはごく日常的に行っているコミュニケーション方法である。第2の発明では装着型コンピュータをぬいぐるみにすることで、装着型コンピュータを受け入れやすくするものである。
図18は、ぬいぐるみタイプの装着型コンピュータである。ぬいぐるみの耳の部分がマイクロホン,口の部分がスピーカ,目の部分がカメラ,腕がユーザに装着するときの固定部として構成する。必要によっては胴体(腹部あるいは背中)にディスプレイをつけてもよい。さらに、温度センサあるいは心拍計,カメラから取得した画像の解析部,知人の顔などを蓄積するデータベース,解析した結果を照合するCPUなどが内部に埋め込まれている。
温度センサは例えば、鼻の部分に埋め込まれ、ユーザの温度を測定する。平熱をデータベースに格納しておき、CPUにて、測定した体温が平熱より高いと判定したたきには、図19のように「ちょっと熱があるみたいですよ」とスピーカより警告を発する。医師の診察時には、体温の変化をデータベースから読み出し、胴体のディスプレイに呈示できるようにする。あるいは、ユーザに抱かれているときは、ユーザをリラックスさせるため、α波を出すような構成にするとよい。
さらに、食事のときにカメラより撮像した画像を解析し、ユーザの摂取したカロリー数を算出し、食べ過ぎなどの警告を発することもできる。あるいは、薬品の服用を正しく行っているかチェックし、行われていないときは「服用を忘れています。忘れずに飲んでね。」といった警告を発することもできる。あるいは、小さな子供が相手のときは、食後の歯磨きを忘れている場合に、「3分たってしまうよ。はやくしないと、ばい菌が口中で暴れまわっちゃうよ。急いで歯磨きしよう。」というように、優しく注意することもできる。
画像解析では、データベースに格納された顔を抽出した顔と比較し、ユーザに名前を教えることも可能である。あるいは、カメラにユーザの顔が写っているのに、ユーザからの声かけが少ないときには、「どうしたの?元気ないね。僕に話してごらんよ。」というようにぬいぐるみの装着型コンピュータのほうから音声を発生させることもできる。
図20,図21は、第2の発明の処理の流れを示したものである。わかりやすくするために、ここでは認識処理の詳細などは省いている。
まず、ステップS100ではユーザの腕にぬいぐるみ型ウェアラブルコンピュータが装着されているか否かを確認する。装着されているか否かは、固定部であるぬいぐるみの腕の内側についている圧力センサによって確認できる。この圧力センサの計測結果が所定値を越えていれば、装着されていると判断する。
装着されている場合には、例えば、体温,脈拍などの生理データを計測し(ステップS101)、データベース内に格納されているユーザの平常値と比較する(ステップS102)。計測された生理データが平常値の範囲内であれば、問題はないので、ステップS100に戻り、処理を継続する。もし、生理データが平常値の範囲を逸脱していれば、発熱などの異常があるので、範囲を逸脱した生理データの項目に基づいて警告を発生する(ステップS103)。図19の「体温が高い」などの警告は、このような処理の結果発生させたものである。
一方、圧力センサの計測結果が所定値を越えていなければ、ユーザの腕に装着されていないと判断し、次のステップS110の処理を行う。
ステップS110では、ユーザに抱かれているか否かを判断する。例えば、ぬいぐるみの背中や腕の外側の部分についている圧力センサの計測結果を判断する。この圧力センサが所定値を越えていれば、ユーザに抱かれていると判断する
抱かれている場合には、例えばユーザに対して、α波を発生させてユーザをリラックスさせる(ステップS111)。ユーザの動きがゆっくりになれば、ぬいぐるみを抱くユーザの動きが緩慢になるので、ぬいぐるみに作用する振動あるいは角速度を計測することで、ユーザの動きが活発か否かを判断する(ステップS112)。ユーザの動きが緩慢になった場合には、ユーザが十分リラックスしたと判断し、α波の発生を停止する(ステップS113)。さらに、CPUのサイクルダウンを行い(ステップS114)、処理を停止する。
ユーザの動きが緩慢にならない場合は、α波の発生が足りないのでステップS111の処理に戻り、α波の発生を続ける。
ぬいぐるみ型ウェアラブルコンピュータがユーザの腕にも装着されず、抱かれてもいない場合は、ユーザの側に置かれているか否かを判断する。ここでは、ステップS120にあるように、ぬいぐるみに見える範囲,つまりぬいぐるみの目の部分に設置されたカメラを通じて、撮像できる範囲に所有者であるユーザがいるかどうかを判断する。
撮像範囲内にユーザがいない場合は、ステップS100の処理に戻って、これまでの処理を繰り返す。
撮像範囲内にユーザがいる場合にはカメラにより、ユーザの映像を撮像してそのユーザを切り出し、ユーザの行動の認識を行う(ステップS121)。認識結果によりユーザが食べ過ぎていると判断したら、図19にあるように、「500Kcalだから・・・」といったアドバイスを行う(ステップS122)。処理が終わると、ステップS100に戻り、処理を継続する。
このような第2の発明によれば、ウェアラブルコンピュータはぬいぐるみの形状をしているので、子供や若い女性がいつも身に付けたり、側に置いたりすることに違和感がなく、また多少の重さも苦にせず、容易に話し掛けることができる。
さらに、身に付けることで体温の測定などの生理的な計測を行い、ユーザに脅威を与えることなく、精神的,肉体的なケアを行うことができる。
[第3の実施例]
第3の実施例は、装着型コンピュータにおける個人認証の一例である。図22は、第3の発明の実施例の概観図である。図23は、第3の実施例の処理の流れである。
図22は、ディスプレイの表側に例えば、親指の指紋を認識する認証部があり、裏側には人差し指の指紋を認証する認証部がついている。この親指と人差し指の2本が端末に接触し、かつ正しい所有者であることが認識された場合のみ、ディスプレイの電源がONになり、正規でないユーザが所有者を偽ってディスプレイの情報を表示させることができないようになっている。
図23にあるようにまず、2本の指が所定の認証部に接触しているか否かを判断する(ステップS200)。2本とも接触している場合には、その指紋を認証し正しい所有者であるか否かを確認する(ステップS201)。所有者であることが確認できたら、ディスプレイの電源をいれなければならないので、電源の状態を調べる(ステップS202)。ONでなければ、ONにする(ステップS203)。
ユーザの指が2本とも接触していないとき、あるいは正しい所有者でないと判断されたときには、セキュリティ保持のため、ディスプレイ電源をOFFにする(ステップS220)。
本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置の構成図である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における環境設定部の動作を図2のフローチャートである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるヘッドマウントディスプレイを装着している状態の一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における腕時計タイプのディスプレイを装着している状態の一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるアウトドア時の使用状態の一例を示したものである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるアウトドア時の使用状態の一例を示したものである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における帽子に格納できるタイプのディスプレイの例を示したものである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるヘッドホンと一体になったディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるヘッドホンと一体になったディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるカチューシャ型のディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるヘッドホンと一体になったディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるネックレス型のディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるヘッドホンと一体になったディスプレイの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるアクセサリ型のイヤホンの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における取り外し可能な格納ポケットの一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるシールを利用した一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるクローゼットに保存時に充電ができるようにした保存例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるぬいぐるみタイプの装着型コンピュータである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるぬいぐるみタイプの装着型コンピュータの使用例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるぬいぐるみタイプの装着型コンピュータの動作のフローチャートである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置におけるぬいぐるみタイプの装着型コンピュータの動作のフローチャートである。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における個人認証の一例である。 本願発明の一実施形態である装着型情報処理装置における個人認証の手順のフローチャートである。
符号の説明
1…ディスプレイ
2…イヤホン
3…記憶部
4…コンピュータ本体
5…電源
6…マイク

Claims (2)

  1. ぬいぐるみ形状をした装着情報処理装置において、
    前記ぬいぐるみの腕の内側に配置され、ユーザに装着されているか否か測定する第1圧力センサと、
    前記第1圧力センサの測定結果に基づいて、ユーザの生理データを計測する生理データ計測手段と、
    ユーザの平常値の生理データを格納したデータベースと、
    前記生理データ計測手段により計測された生理データと、前記データベースに格納された平常値の生理データとを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に基づいて、ユーザに対する警告を音声で発生する音声発生手段と、
    少なくとも前記ぬいぐるみの背中、腕の外側の一方に配置され、ユーザに抱かれているか否か計測する第2圧力センサと、
    少なくとも振動、角速度の一方を計測することで、ユーザの動きを計測するユーザ計測手段と、
    前記第2圧力センサでユーザに抱かれていると計測された場合にα波発生を誘引し、更に前記ユーザ計測手段でユーザの動きが緩慢になったと計測された場合にα波発生の誘引を停止させるα波発生誘引制御手段を具備することを特徴とする装着型情報処理装置。
  2. 前記データベースにはユーザの顔画像が格納されており、
    更に、前記ぬいぐるみの目の部分に配置された撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像から抽出した顔画像と、前記データベースに格納されたユーザの顔画像とを比較して、所有者のユーザであるか否か解析する画像解析手段と、
    前記画像解析手段の解析結果に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像からユーザの行動を認識する認識手段を具備し、
    前記音声発生手段は、前記認識手段の認識結果に応じて、ユーザに対する警告あるいはアドバイスを音声で発生することを特徴とする請求項1記載の装着型情報処理装置。
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