JP3850691B2 - カミソリヘッド - Google Patents

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、シェービングカートリッジのようなカミソリヘッドに関し、詳細には、中間ガード部材を有するカミソリヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】
市場で見られる多数のカミソリヘッドは、２枚刃の刃縁とキャップ部材の前方に配置されたガード部材を有する。これらの４つの部材の各々は、シェービング中皮膚の表面に接触し、したがって、「皮膚係合」部材と称されることが多い。通常の安全カミソリにおいて、これら４つの皮膚係合部材は、ガード部材と第１の刃縁との間に小さい間隔が設けられ、２枚の刃縁の間に他の間隔が設けられ、第２の刃縁とキャップ部材の皮膚係合部分との間に他の間隔が設けられるように間隔を置いた関係に配置される。このような間隔は、４つの部材の皮膚係合部分の間に設けられるが、皮膚に接触しないこれらの部材の他の部分の間には必ずしも設けなくてもよい。例えば、前方または「シート」刃は、シート刃の刃縁から離れた点で、ガード部材に直接取り付けることができるが、間隔はガード部材の皮膚係合面とシート刃の鋭い刃縁との間に設けられる。これまで、これらの皮膚係合部材の皮膚系合面の相対位置と間隔は、刃の刃縁を横切る皮膚の流れと、皮膚が刃縁に接触するシェービング角度とに影響を与えると考えられて来たが、皮膚の流れのより大きな制御を行うことが望ましい。
【０００３】
皮膚が刃の間を流れるときの皮膚の制御に関する湿式シェービングの分野に対する比較的最近の改良は、ワイヤが巻かれた刃の使用である。ワイヤが巻かれた刃は、複数の刃の間を流れることができる皮膚の量を制限するために、複数の刃の刃縁の周りに間隔を置いて巻かれた少なくとも１つの金属ワイヤを有する。
【０００４】
刃にワイヤを巻き付けることは、シェービング中に利点を提供するが、刃縁に対してワイヤを配置する必要がある故、製造が複雑になる。さらに、ワイヤが巻かれた公知の刃は、刃の刃縁に沿って配置されたガード部材の輪郭及び形状について制限する一定の直径を備えた単一の寸法のワイヤを利用する。さらに、カミソリヘッドの刃縁を横断するワイヤガード部材を固定することが困難である。また、これらのワイヤは、シェービング中にシェービング行程と直角な方向への刃縁の動きをあまり禁止しない。
【０００５】
したがって、製造に容易であり、比較的に製造が廉価であり、シェービング中にそれが１つまたは複数の刃の刃縁上を流れる際に皮膚を制御する設計上の大きな融通性を提供し、シェービング中のカミソリヘッドの可撓性を大きくする皮膚の流れ制御を改良したカミソリヘッドを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の種々の側面は、それらの構成、構造及び製造を含むカミソリヘッドの新しい皮膚係合部材に関する。本発明の種々の側面は、容易で、生産性が高く廉価な製造方法を提供しながら、安全で、密着し、心地よいシェービングを提供するカミソリヘッドの構成を有し、この構成は、刃に対するガード部材、高摩擦係数材料、シェービング補助材、の寸法及び位置決めに関する設計上の大きな融通性を提供する。さらに、開示された実施形態は、本発明のカミソリヘッドの空隙に蓄積されたシェービングくずを容易に除去できる構成になっている。
【０００７】
本発明の１つの実施形態は、第１の端部、第２の端部、中間部分および前縁を有する少なくとも１枚の刃を有するカミソリヘッドである。複数のガード部材が、複数の中間部分で刃の前縁上に成形される。本発明の好ましい実施形態によれば、成形されたガード部材は、刃の支持体、スペーサ部材、前方ガード部材、またはキャップ部材の１つ又は複数のものとともに一体的に成形されている。特に、ガード部材が刃の支持体またはスペーサとともに一体的に成形されるとき、一体的に成形されたガード部材は、ワイヤを巻いた刃よりも、大きな安定性を提供し、複数の刃縁の間の相対的な動きを小さくする。なぜならば、成形されたガード部材は、刃がシェービング行程中に毛と出合うとき、刃を所定の位置にさらにしっかりと保持する傾向があるからである。当業者は、シェービング中に所定の刃の間隔を維持することが望ましいことは理解できよう。刃縁間隔を大きく変化させるシェービング中の刃縁の相対運動は、好ましくないシェービングを生じる。また、本発明の種々の実施形態は、中間ガード部材の寸法及び形状について大きな設計上の融通性を提供する。例えば、中間のカード部材は、刃縁から外側に所望の距離容易に延びることができ、単一のカミソリヘッドには、１枚の刃の刃縁から、または、異なる刃の刃縁から、異なる距離延びるガード部材を容易に設けることができる。
【０００８】
さらに、好ましい実施形態において、成形されたガード部材が、スペーサに整列している場合、これらのガード部材は、カミソリヘッドの洗浄性を妨げない。
また、本発明の種々の実施形態は、シェービング補助剤、及び高摩擦係数または低摩擦係数を有する他の皮膚流れ制御材料を配置するための有利な他の場所を提供することができる。
【０００９】
本発明の他の側面は、カミソリヘッドを製造する方法である。１つの好ましい方法は、単一または連続した成形工程で一体的に成形された刃支持部材、前方ガード部材、スペーサ、および新規なガード部材を有するカミソリヘッドをインサート成形するものである。
【００１０】
本発明の他の方法は、開示したカミソリヘッドの皮膚係合面にシェービング補助剤および、高摩擦係数または低摩擦係数を有する弾性皮膚係合材料を連続して成形するものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
本発明の種々の実施形態は、シェービングの皮膚の流れ制御を向上し、刃の安定性を提供するために、成形され、好ましくは熱可塑性プラスチック製の、刃の少なくとも１つの前縁の中間部分上に配置された、ガード部材を有する新しいカミソリヘッドに関する。また、本発明の種々の側面は、以下に説明するようなカミソリヘッドの新しい製造方法である。この明細書で使用する「カミソリヘッド」という用語は、分離したカミソリに接続されるカートリッジ、並びに、ハンドルと刃の部分とが一体的に形成された使い捨てカミソリの作動刃部分を含むことを意味する。
【００１２】
本発明の１つの実施形態は、カミソリヘッド１０を有し、これを図１に示す。カミソリヘッド１０は、ベースと、キャップ部材３０と、シェービング補助剤４０と、前方ガード部材５０と、前方刃６０と、中間刃７０と、キャップ刃８０と、を有する。各刃は、鋭い刃縁６１，７１、８１と、第１の端部６３，７３、８３と、第２の端部６５，７５，８５とをそれぞれ有する。本発明のこの図示した実施形態によれば、複数の中間ガード部材９０が各刃の前縁６１，７１，８１上に延びている。図２に最もよく示すように、この図示した実施形態の中間ガード部材９０は、刃スペーサ９５、ベース、およびキャップ部材３０と一体的に形成されている。当業者は、本発明の説明からこれらの部材、すなわち、ベース、ガード部材９０、スペーサ９５、ベース及びキャップ部材３０は、ポリプロピレンまたはＡＢＳ（アセタルブチルスチレン）のような適当な熱可塑性材料を用いて単一の成形工程で形成することができることを理解するであろう。
【００１３】
ガード部材９０は、隣接する刃の間に流れる皮膚の量を制限し、シェービング中の切り傷をつくる危険性を最小限にする。図１に示す本発明の実施形態は、５つの中間ガード部材を有するが、それ以上またはそれ以下の数のガード部材を用いることは本発明の範囲内である。ガード部材の位置決めに関して、この明細書で使用する「中間」及び「中間部分」という用語は、刃の第１の端部６３，７３，８３と第２の端部６５，７５，８５との間の部分を言う。「中間」ガード部材は、カミソリヘッドの側壁２３と２５から間隔を置いており、この側壁は、各刃の側方及び前方のコーナー上に配置されて、各刃の鋭いコーナがユーザに切り傷をつくることを防止する。
【００１４】
図示した実施形態において、前方ガード部材５０は、皮膚が刃の鋭い刃縁に出合う前に皮膚を伸張するために、ベース、ガード部材９０、およびキャップ部材３０を形成するために使用される熱可塑性プラスチックより高い摩擦係数を有する材料、例えば、ゴムまたはゴム状の材料で形成することが有利である。また前方ガード部材は、刃に接触する前に皮膚面を良く把持するように不規則な面を有する。この図示した実施形態において、前方ガード部材５０は、皮膚面をよく把持するために複数の凹所５２及び突出部５４を有する。前方ガード部材５０は、成形工程中、最も好ましくは、刃の支持体、キャップ３０、およびガード部材９０の成形に引続く成形工程の間に形成される。
【００１５】
シェービング補助剤はポリオックス、アロエベラ、ラノリン、ビタミンＥ等を含むが、それには制限されない。シェービング補助剤４０は、キャップ３０の凹所の中に成形されるのが好ましく、又、前方ガード部材５０の形成前、形成後、または、形成と同時に連続した成形工程で、カミソリヘッド１０に形成される。
【００１６】
本発明の好ましい実施形態によれば、各ガード部材９０及びスペーサ９５は、シェービング中、刃の相対的な運動、例えば、たわみ、異音を最小限にするために各刃の大部分を支持する。広いベースは、刃の大きな支持を提供する。図２に最もよく示すように、これらに図示した中間ガード部材は、狭い皮膚係合部分へ向けテーパする広いベースが形成されている。この広いベースは、刃の大きな支持を提供する。図２、図４の後面図、図５の底面図に示すように、スペーサ９５及びガード部材９０の位置は、大きな開放空隙を残し、この空隙は、カミソリヘッドからのシェービングくず、例えば、毛、シェービングクリーム等の洗浄性を向上する。図５の底面図は、可撓性部材と、刃の洗浄孔を示している。
【００１７】
本発明のカミソリヘッドは、剛性又は可撓性で、図示した実施形態以外の形状も形成することができる。図１ないし図５の図示した実施形態は、カミソリハンドル（図示せず）に取り付けるように構成されている。
【００１８】
図６は、本発明の１つの実施形態の断面図である。この図面に示すＤは、ガード部材９０の前方皮膚係合面が各刃の鋭い刃縁から出る距離である。この距離Ｄは、ガード部材の前縁に直角な直線に沿って測定した刃の前縁とガード部材の前面との間の距離である。本発明の種々の実施形態のガード部材は成形により形成されるから、距離Ｄは任意の所望の距離とすることができる。本発明の種々の実施形態の１つの利点は、ワイヤを巻いた刃と比較するとき、距離Ｄがガード部材の幅以下または以上であることである。単一のカミソリヘッド内に異なる寸法及び異なる形状のガード部材を提供することは本発明の範囲内である。さらに、単一のガード部材は、１つまたは複数の刃に対して異なる距離Ｄを有することができる。図６に示すように、距離Ｄは、単一のガード部材９０に沿ってキャップ刃８０の対応する距離Ｄよりシート刃の場合には小さい。
【００１９】
図７は、３枚の刃の距離Ｄが図６に示す実施形態に距離Ｄとは異り、一定である本発明の他の実施形態の断面図である。また、特定の刃の前縁からの第１のガード部材の前縁の距離Ｄが、同じ刃からの他のガード部材の前縁の距離Ｄと異る複数の中間のガード部材を有するカミソリ刃を提供することも本発明の範囲内である。したがって、この説明と図面からシェービングの安全性及びそり心地を最適なものにするために、異なる刃の間で、或いは同じ刃の異なる中間位置において、距離Ｄ及び幅を変化させる広範な設計の融通性を提供することが理解できよう。図６及び図７の断面図は、シェービング中における複数の刃縁部の望ましくない動きを防止するために中間ガード部材がどのように追加の支持を提供するかを示したものである。
【００２０】
図８は本発明の他の実施形態の平面図である。刃に対する余分の支持を提供するためにピラミッド形の断面を有する図１ないし図３に示すガード部材と比較して、図８のガード部材は、高さ全体にわたって一定の幅を有する。
【００２１】
図９は、ガード部材がさらに広い幅を有する他の実施形態を示している。
異なる形状を有する中間ガード部材を提供することも本発明の範囲内である。図１０に示すように、本発明の１つのカミソリヘッドは、シート刃の場合、大きく刃を露出し、キャップ刃の場合露出を小さくするようにテーパしたガード部材を有する。また、他の形状も可能である。図１１の実施形態に示すように本発明の中間ガード部材は、熱可塑性プラスチック製材料とは異なる摩擦係数を有する皮膚係合部材のための付加的な場所を提供する。図１１に示す実施形態において、シェービング補助剤が、低摩擦の皮膚係合接触の領域を提供するために中間ガード部材の長さに沿ってキャップ領域から下方に延びている。この実施形態は「シェービング補助剤」を支持する５つの中間の皮膚係合部材を示しているが、１つのみまたは複数の中間ガード部材、または１つの中間部材の１つまたは複数の部分のみにシェービング補助剤を提供することも本発明の範囲内である。
【００２２】
図１２は、摩擦係数の大きな材料、例えば、ゴム状の材料が中間ガード部材に配置されている本発明の他の実施形態を示している。シェービング補助剤に関して上述したように、摩擦係数の大きな材料は中間ガード部材の全数またはいくつかに配置されるか、１つまたは複数の中間ガード部材の一部分に配置することができる。図示はしないが、１つまたは複数の中間ガード部材は、シェービング補助剤及び高摩擦係数の材料の双方を支持することができる。
【００２３】
前述した実施形態は、刃縁の長さに沿って均一に間隔を置いている中間ガード部材を示しているが、間隔が均一でない１つまたは複数の中間ガード部材を提供することも本発明の範囲内である。図１３に示す本発明の実施形態に示すように、中間ガード部材は、刃の縁部の長さに沿って異なる場所に配置することができる。
【００２４】
本発明の他の実施形態によれば、少なくとも１つの中間ガード部材は、第１の刃の刃縁上に延びているが、第２の刃の刃縁上には延びていない。このように、第２の刃の刃縁の対応する部分は、皮膚の表面に接触するが、同じカミソリヘッドの第１の刃の対応する部分は、皮膚の表面には接触しない。したがって、一例として図１４に示されている、本発明の他の側面によれば、中間ガード部材は、１つまたは複数の刃の一部分をカバーするが、カミソリヘッドの刃全部はカバーしない。
【００２５】
本発明の１つの実施形態は、刃支持体と、第１の端部、第２の端部、中間部分、及び鋭い刃縁を備えた少なくとも１枚の刃と、鋭い刃縁の中間部分をカバーする少なくとも１つ、好ましくは複数の成形された皮膚係合部材とを有するカミソリヘッドである。図１に示す本発明の実施形態は、３枚の刃を有するが、本発明の少なくともいくつかの利点は、単一の刃または２枚刃のカミソリヘッドでも実現することができる。また別の案として３枚より多い刃を使用することができる。
【００２６】
本発明の成形された中間ガード部材を形成するために使用される材料は、ポリプロピレン及びＡＢＳ（アセタルブチルスチレン）のような熱可塑性プラスチックが最も好ましいが、カミソリヘッドの一体性を維持するために耐薬品性材料を有することもできる。
【００２７】
上述したように、本発明の種々の実施形態の１つの利点は、ガード部材を容易に成形でき、したがって、カミソリヘッド全体を単一のまたは連続的な成形工程で成形することができることである。本発明によるカミソリヘッドをつくる１つの好ましい方法は、各々が第１の端部、第２の端部、中間部分、および少なくとも１つの鋭い刃縁を有する複数の刃を用意することと、刃縁を備えた複数の刃を間隔を置いた関係で成形キャビティに配置することと、刃の前縁の間隔を置いた中間部分の周りに複数のガード部材を成形することと、を有する。ガード部材は、刃の鋭くされていない前縁部分の周りに成形することも考慮されるが、本発明の技術においては、前縁全体を鋭くされた刃を提供し、中間ガード部材が、刃の前縁の鋭くされた中間部分をカバーすることが好ましい。さらに、カミソリヘッドの１つまたは複数の他の部材は、単一の工程または別々の、例えば、連続した工程で形成することができる。例えば、ベース、キャップ、および側壁は、ガード部材の成形前、成形中、または成形後に形成される。好ましい図示した実施形態において、ベース、側壁、キャップ、スペーサ及びガード部材は単一の成形工程で形成される。次に、シェービング補助剤及び高摩擦ガード部材が、１つまたは複数の順次の工程で形成される。
【００２８】
本発明のカミソリヘッドをつくるあまり好ましくない方法によれば、キャップ、刃、ガード部材、スペーサ、中間ガード部材及び端部キャップのいくつかを含む複数の部材は、別々に形成され、その後組み立てられる。例えば、１つまたは複数の中間ガード部材がスペーサと一体的に形成され、次に、スペーサがベース、キャップおよび複数の刃と組み立てられて、カミソリヘッドを形成する。例えば、１つまたは複数の刃の刃縁部をカバーするように下方に延びる中間ガード部材を備えたキャップ部材を有する本発明のカミソリヘッドを組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の１つの実施形態の斜視図である。
【図２】 図１に示すカミソリヘッドの一部の拡大部分斜視図である。
【図３】 図１に示す実施形態の平面図である。
【図４】 図１に示す実施形態の後方から見た後面図である。
【図５】 図１に示す実施形態の底面図である。
【図６】 本発明の他の実施形態の断面図である。
【図７】 本発明の他の実施形態の断面図である。
【図８】 ５つの比較的薄い中間ガード部材を有する本発明の実施形態の平面図である。
【図９】 ５つの広い中間ガード部材を有する本発明の実施形態の平面図である。
【図１０】 ５つのテーパを備えた広い中間ガード部材を有する本発明の実施形態の平面図である。
【図１１】 ５つの中間ガード部材の各々でシェービング補助剤がキャップから前方に延びている本発明の実施形態の平面図である。
【図１２】 ５つの中間ガード部材の各々に高摩擦係数の材料を有する本発明の実施形態の平面図である。
【図１３】 ４つの中間ガード部材が不均一な間隔を有する本発明の他の実施形態の平面図である。
【図１４】 中間ガード部材がいくつかの刃の一部をカバーするが、全ての刃はカバーしていない本発明の他の実施形態の平面図である。
【符号の説明】
【００３２】
１０ カミソリヘッド
２０ ベース
３０ キャップ部材
４０ シェービング補助剤
５０ 前方ガード部材
６０ 前方刃
７０ 中間刃
８０ キャップ刃
６１，７１、８１ 鋭い刃縁
６３，７３，８３ 第１の端部
６５，７５，８５ 第２の端部
９０ 中間ガード部材

Claims (3)

1. 刃支持体と、
   第１の端部、第２の端部、および前記両端部の間に延在し鋭い刃縁を形成する前縁を有する複数の刃と、
   前記刃の前記両端部の間に間隔を置いて前記刃を支持するように配置されて前記前縁の１部分を覆い皮膚に係合する熱可塑性プラスチック製の複数の中間ガード部材と、
   を有する片刃型のカミソリヘッドにおいて、
   少なくとも１つの前記中間ガード部材は、少なくとも１つの前記刃の前縁から第１の距離の間隔を置く前面を有し、他の１つの前記中間ガード部材は前記少なくとも１つの刃の前縁から第２の距離の間隔を置く前面を有し、前記第１の距離は前記第２の距離と異なることを特徴とするカミソリヘッド。
2. 刃支持体と、
   第１の端部、第２の端部、および前記両端部の間に延在し、鋭い刃縁を形成する前縁を有する複数の刃と、
   前記複数の刃の前記両端部の間に間隔を置いて前記複数の刃を支持するように配置されて前記前縁の１部分を覆い皮膚に係合する熱可塑性プラスチック製の少なくとも１つの中間ガード部材と、
   を有する片刃型のカミソリヘッドにおいて、
   前記中間ガード部材は少なくとも１つの前記刃の前縁から第１の距離の間隔を置き、他の１つの前記刃の前縁から第２の距離の間隔を置く前面を有し、前記第１の距離は前記第２の距離と異なることを特徴とするカミソリヘッド。
3. 請求項１、又は２のカミソリヘッドを製造する方法において、
   第１の端部、第２の端部、および前記両端部の間に延在し鋭い刃縁を形成する前縁を有する複数の刃を用意することと、
   前記複数の刃を成形キャビティに配置することと、
   前記複数の刃の前記鋭い刃縁の周りに前記中間ガード部材を成形することと、を特徴とするカミソリヘッド製造方法。

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