JP3849646B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
MPEG2のようにフレーム間の圧縮が施された映像信号を記録媒体に記録し、記録媒体から再生する映像信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号の符号量を削減する圧縮符号化方式として、MPEG2方式が広く知られている。このMPEG2方式で圧縮符号化した映像信号は、一般的に、フレーム内圧縮にて得たIピクチャと、フレーム間圧縮にて得たPピクチャ及びBピクチャとからなり、Iピクチャを少なくとも1枚含む連続したピクチャの集合を、GOP(Group of Pictures)と呼んでいる。そして、このようなGOP構造を有するMPEG方式の映像信号をテープ状記録媒体に記録し、再生する装置として、D−VHS(登録商標)方式の記録再生装置が知られている。
【0003】
一方、全てのフレームの映像信号にフレーム内の圧縮符号化を施し、圧縮符号化した映像信号をテープ状記録媒体に記録し、再生する装置としてDV方式の記録再生装置が広く普及しているが、このテープ状記録媒体にMPEG方式の映像信号を記録できるようにしたATV規格が策定されている。そして、このATV規格によれば、D−VHS方式の記録再生装置と同様に、MPEG2方式で圧縮符号化したトランスポートストリームの形態の映像信号をテープ状記録媒体に記録再生することが可能となる。
【0004】
ここで、MPEG2トランスポートストリーム(以下、MPEG2−TSと記す)について説明すると、MPEG2−TSは、テレビジョン放送を意識したストリーム形態を有するものであり、このMPEG2−TSによれば、複数の番組を1つのストリームとして伝送することが可能となる。そして、1つのストリームの中から所望の番組のデータのみを抽出して、これを復号化できるよう、MPEG2−TSには、PAT(Program Association Table)及びPMT(Program Map Table)が設けられている。
【0005】
PMTは、MPEG2−TSで伝送される各番組毎に設けられるテーブルであり、PMT内には、その番組を構成するパケットのパケットIDが記述されている。一方、PATは、各番組に共通で設けられているテーブルであり、PAT内には、各番組毎に設けられているPMTのパケットIDが各番組の番号と対応付けられて記述されている。なお、PAT及びPMTは、MPEG2−TSでは、PSI(Program Specific Information)の一部とされている。
【0006】
そして、MPEG2−TSから所望の番組を抽出してデコードする際には、まず、パケットIDが「0」に設定されているPATを探し出し、このPAT内に記述されている所望の番組のPMTのパケットIDを確認する。次に、このパケットIDを基に所望の番組のPMTを探し出して、このPMT内に記述されているビデオ、オーディオ等のパケットIDを確認し、この番組のデコードに必要なパケットが抽出される。
【0007】
このように、MPEG2−TSから所望の番組のデータを得るためには、ストリームの中から所望の番組に対するパケットのみを抽出する必要がある。また、前述の如く、Pピクチャ及びBピクチャについては、フレーム間の圧縮処理が施されているため、所望の番組の映像信号を復元する際には、GOP単位でしか信号を復元できない。このような理由により、MPEG2−TSが一旦不連続となると、デコードを再開して正常な映像を出力できるまでに長い時間を要する。
【特許文献1】
特開平9―70016号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記の如くMPEG2−TSを記録し、再生する記録再生装置では、MPEG2−TSにおけるGOPの境界をトラックの境界と無関係に記録している。従って、記録媒体上に既に記録されている信号の途中から新たな信号に書き換える、いわゆる繋ぎ記録を行った場合、MPEG2−TSに不連続点が生じ、再生時にこの不連続点で長い期間にわたり画像がフリーズしてしまうという問題があった。
【0009】
以上のような問題点に鑑み、本発明は、MPEG2のようなフレーム間圧縮を施した映像信号を記録再生するのに好適な映像信号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明に係る映像信号記録再生装置は、
映像信号を記録媒体上に記録し、再生する映像信号記録再生装置であり、
連続するN(Nは2以上の自然数)フレームの映像信号におけるフレーム間の相関を利用してMPEG方式の圧縮符号化を行うと共に、前記Nフレームを1つの符号化単位として、前記符号化単位毎の符号量が所定の目標値となるよう符号量制御を行う圧縮手段と、
前記圧縮手段が出力する前記Nフレーム分の圧縮信号が記録媒体上のM(Mは2以上の自然数)個の領域に格納されるよう記録すると共に、前記M個の領域内における1又は連続する複数の領域毎に値が変化するシーケンス番号を記録し、前記記録媒体から前記圧縮信号と前記シーケンス番号とを再生する記録再生手段とを備え、
前記圧縮手段は、MPEG方式に規定されるPSIを固定値とした前記圧縮信号を出力するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
また、前記映像信号記録再生装置において、前記記録媒体上に記録される圧縮信号の途中から書き換えを行う書き換え処理時には、前記記録再生手段から再生される前記シーケンス番号に基づき、前記Nフレーム単位で書き換えが行われるよう書き換え開始ポイントを制御するようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
更に、前記記録再生手段にて再生される圧縮信号の伸張処理を行う伸張手段と、
前記記録再生手段にて再生される圧縮信号の連続性を検出する連続性検出手段と、
前記連続性検出手段における検出結果と、前記記録再生手段にて再生される前記シーケンス番号の変化の状態とに応じて、前記伸張手段の動作を制御する伸張動作制御手段とを更に備え、
前記伸張動作制御手段は、前記連続性検出手段により前記圧縮信号の連続性が途絶えていることが検出された場合に前記伸張手段における伸張動作をリセットさせるよう制御する一方、前記連続性検出手段により前記圧縮信号の連続性が途絶えていることが検出されたタイミングと、前記シーケンス番号が示す前記Nフレームの区切れのタイミングとが一致した場合には、前記伸張手段における伸張動作をリセットさせないようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により説明する。
図1は、本発明の実施例に係る映像信号記録再生装置の記録系の構成を示すブロック図であり、10は被写体像を撮像信号として出力する撮像素子、11は撮像素子10が出力する撮像信号に、公知のカメラ系の信号処理を施すカメラ処理部、12はカメラ処理部11からのアナログ映像信号(撮像信号)と、アナログ入力端子InAからのアナログ映像信号とを入力信号とし、これらを後述のDVエンコーダ13及びMPEGエンコーダ14に選択的に切換え出力する切換器である。
【0014】
また、13は切換器12が出力するアナログ映像信号に、フレーム内のDV圧縮処理を施して出力するDVエンコーダ、14は切換器12が出力するアナログ映像信号に、フレーム間のMPEG圧縮処理を施して出力するMPEGエンコーダ、15はDVエンコーダからのDV圧縮信号と、MPEGエンコーダ14からのMPEG圧縮信号と、ディジタル入力端子InDからのディジタル圧縮信号とを入力信号とし、何れかの信号を選択して出力する切換器である。なお、ここでは図示していないが、DVエンコーダ13及びMPEGエンコーダ14の入力段には、夫々、アナログ映像信号をディジタル映像信号に変換するA/D変換器が設けられているものとする。
【0015】
更に、16は切換器15が出力する信号に記録系の信号処理を施す記録処理部、17は記録処理部16が出力する記録信号を所定のトラックフォーマットにて記録媒体に記録し、再生する記録再生部である。また、18は使用者の指示が入力される入力部、19は入力部18を介した使用者の指示に応じて装置内の各部を制御する制御部、20は制御部19からの制御信号、記録再生部17からの再生信号の他、装置内の各種信号に応じて、記録媒体の走行を制御するサーボ、21はその内部にPAT、PMT、PIDに関する各種情報が蓄積され、これを適宜読み出してMPEGエンコーダ14に出力するメモリである。
【0016】
以上の如く、図1に示す映像信号記録再生装置では、撮像素子10で撮像した撮像信号と、アナログ入力端子InAを介して入来するアナログ映像信号とが選択的にDVエンコーダ13又はMPEGエンコーダ14に供給され、DV圧縮又はMPEG圧縮が施された後に記録再生部17で記録される。また、外部でDV圧縮又はMPEG圧縮が施され、ディジタル入力端子Inを介して入来するディジタル圧縮信号については、再圧縮されることなく記録再生部17で記録される。
【0017】
図2は、記録再生部17でテープ状記録媒体に記録されるディジタル圧縮信号の記録パターンを示す図である。NTSC方式のテレビジョン信号をDVエンコーダ13で圧縮符号化して記録する際には、図示の如く1フレーム分の映像信号が10本のトラックに格納される。図3は、テープ状記録媒体に形成される1トラック分のトラックフォーマットを示す図であり、図示の如く、トラックの先頭部分から順に、ITIセクタ1、オーディオセクタ2、ビデオセクタ3、サブコードセクタ4が設けられる。なお、実際は、セクタ単位での書き換えを考慮して、各セクタ間にギャップが設けられるがここでは図示を省略する。
【0018】
そして、この時、ITIセクタ1には、再生系の同期引き込みを可能にする基準信号、オーディオセクタ2には、図示しないオーディオデータ生成部にて生成したオーディオ信号、ビデオセクタ3には、DVエンコーダ13からのDV圧縮信号、サブコードセクタ4には、記録信号の属性等に係るサブコード信号が記録される。
【0019】
一方、切換器12が出力するアナログ映像信号をMPEGエンコーダ14で圧縮符号化して記録するATVモード時には、後述の如く、例えば6フレームで1つのGOPが構成され、1GOP(6フレーム)分のデータが60本のトラックに格納される。その際、MPEG圧縮信号は、図3で示したビデオセクタ4に記録され、再生系の同期引き込みを可能にする基準信号と、記録信号の属性等に係るサブコード信号とは、夫々ITIセクタ1、サブコードセクタ4に記録される。
【0020】
なお、切換器12から出力されるアナログ映像信号をATVモードで記録する場合に限り、後述の如くサブコードセクタ4に繋ぎ記録を実現させるためのトラックシーケンス番号が記録される。また、図示していないがMPEGエンコーダ14が出力するMPEG圧縮信号には、オーディオ信号も含まれるため、ATVモード時にはオーディオセクタ2には信号が記録されない。
【0021】
次に、本発明の実施例に係る映像信号記録再生装置の記録時の動作について説明する。なお、以下の説明では、DVエンコーダ13が出力するDV圧縮信号又はディジタル入力端子InDを介して入来するDV圧縮信号を記録するSDモード時には、水平方向720ピクセル×水平方向480ピクセルからなる標準解像度のフレームを1秒間に30フレーム分記録するものとし、一方、MPEGエンコーダ14が出力するMPEG圧縮信号を記録するATVモード時には、例えば、水平方向1280ピクセル×水平方向720ピクセルからなる高解像度のフレームを1秒間に30フレーム分記録するものとする。
【0022】
まず、SDモード時では、撮像素子10から出力される標準解像度の撮像信号又はアナログ入力端子InAを介して入来する標準解像度のアナログ映像信号がDVエンコーダ13に供給される。そして、DVエンコーダ13が出力するDV圧縮信号又はディジタル入力端子InDを介して入来するDV圧縮信号の何れか一方が切換器15で選択される。そして、図2で示した如く、1フレーム分に相当するDV圧縮信号が10本のトラックに格納され、DV圧縮信号の各フレームがテープ状記録媒体に順次記録される。
【0023】
一方、ATVモード時では、撮像素子10から出力される高解像度の撮像信号がMPEGエンコーダ14に供給され、MPEGエンコーダ14が出力するMPEG圧縮信号又はディジタル入力端子InDを介して入来するMPEG圧縮信号の何れか一方が切換器15で選択される。
【0024】
ここで、撮像素子10が出力する撮像信号をATVモードで記録する際には、MPEGエンコーダ14は、メモリ21から読み出されたPAT、PMT、PIDに関する固定情報を利用する。MPEGエンコーダ14の出力するMPEG圧縮信号は、MPEG2−TSであり、1つのストリームで複数の番組を送信可能であるが、ここで示す如く、1つの撮像信号のみを圧縮符号化する際には、PAT、PMT、PIDを固定値としても問題は生じない。つまり、PAT、PMT、PIDの各情報の対応関係さえ一致していれば、固定値を利用してもデコーダによるデコード処理が行えるため、MPEGエンコーダ14は、PAT、PMT、PIDの各情報として、メモリ21から読み出される固定値を夫々利用する。
【0025】
また、ATVモードで記録する際、MPEGエンコーダ14では、1GOP(6フレーム)分のデータが60本のトラックに格納できるよう符号量制御が行われる。つまり、1GOP(6フレーム)分のデータの符号量が所定の目標値となるよう符号量制御する。そして、記録再生部17は、GOP単位のデータを60本のトラックに記録する。その際、各トラックのサブコードセクタ4には、初期値を0として10トラック毎に1ずつインクリメントし、5までインクリメントした後に初期値に戻るトラックシーケンス番号が記録される。
【0026】
図4は、テープ状記録媒体におけるGOP単位のデータの記録状態と、トラックシーケンス番号とを模式的に示す図であり、図示の如く、1GOP(6フレーム)分のデータが60トラックに記録され、且つ1つのトラックに異なるGOPのデータが混在しないよう記録される。また、各GOPのデータが記録される最初の10本のトラックは、トラックシーケンス番号が0、次の10本のトラックは、トラックシーケンス番号が1、そして、図示の如く、最後の10本のトラックは、トラックシーケンス番号が5とされる。つまり、GOP単位で考えると、トラックシーケンス番号が0から5まで、各10本ずつ全部で60本のトラックが存在する。このようにして、MPEG圧縮信号の各GOPのデータがテープ状記録媒体に順次記録される。
【0027】
次に、このようにして記録媒体上に記録される信号の途中から新たな信号に書き換える繋ぎ記録の動作について説明する。繋ぎ記録を行う際は、まず使用者により、繋ぎ記録の書き換えポイントが設定される。これは、図示しない内蔵モニタ等を利用しながらテープ状記録媒体に記録されている映像信号の内容を確認し、所望の書き換えポイントを設定するようにすれば良い。
【0028】
そして、新たな信号の記録を開始する際には、まず、書き換えポイントの直前までテープ状記録媒体を巻き戻して再生を開始し、再生されるトラックシーケンス番号を基に、新たな信号の記録開始タイミングが決定される。例えば、図4に示すGOP−1までの部分をテープ状記録媒体に残し、GOP―2以降の部分を新たな信号に書き換える場合には、この書き換えポイント以前の部分までテープ状記録媒体を巻き戻して再生を開始し、再生されるトラックシーケンス番号の値を参照すれば、GOP−2部分からの書き換えが可能となる。
【0029】
また、テープ走行を開始してからその走行速度を安定させるまでに必要な時間は、ある程度特定することができる。従って、サーボが安定するまでの時間を予め計算しておき、この時間に相当する所望のトラックシーケンス番号まで巻き戻しを行い再生を開始するようにすれば、繋ぎ記録に伴うタイムラグを抑えつつ、正確な繋ぎ記録を行うことが可能となる。
【0030】
一方、ディジタル入力端子InDを介して入来するMPEG圧縮信号をATVモードで記録する際には、トラックシーケンス番号は記録せず、記録するGOPの境界とトラックの境界とを一致させる制御は行わない。更に、繋ぎ記録を行う際は、記録媒体上に記録されているGOPの先頭部分から新たな信号を書き換える処理は行わない。
【0031】
次に、図5を用いて、本発明の実施例に係る映像信号記録再生装置の再生系の構成について説明する。図5において、30は記録信号を所定のトラックフォーマットにて記録媒体に記録し、再生する記録再生部、31は記録再生部30で再生された再生信号に再生系の信号処理を施す再生処理部である。
【0032】
また、32は再生処理部31から出力されるDV圧縮信号の伸張処理を行うDVデコーダ、33は再生処理部31から出力されるMPEG圧縮信号のパケット処理を行うパケット処理部、34はパケット処理部33の出力するMPEG圧縮信号に伸張処理を施すMPEGデコーダ、35はMPEGデコーダ34が出力する映像信号をダウンコンバートすることにより標準解像度のフレーム信号として出力するダウンコンバータ、36はDVデコーダからのアナログ映像信号とダウンコンバータ35からのアナログ映像信号とを入力信号とし、何れかの信号を選択して出力する切換器である。
【0033】
なお、ここでは、図示していないがDVデコーダ32及びMPEGデコーダ34の出力段には、夫々、ディジタル映像信号をアナログ映像信号に変換するD/A変換器が設けられているものとするが、MPEGデコーダ34の出力段にD/A変換器を設けず、ダウンコンバータ35の出力段にD/A変換器を設けても良い。この場合、ダウンコンバートをディジタル処理にて行えることは勿論である。
【0034】
また、37は後述の如くパケット処理部33における巡回カウンタの値の検出結果に基づき、MPEG2−TSの連続性を検出する連続検出部、38は再生処理部31から出力されるトラックシーケンス番号に応じてGOPの境界を検出するGOP検出部、39は連続検出部37の出力とGOP検出部38の出力とに応じてMPEGデコーダの動作制御を行うフリーズ要否判定部である。また、OutAはアナログ映像信号を外部出力するアナログ出力端子、OutDはディジタル映像信号を外部出力するディジタル出力端子である。
【0035】
以下、本発明の実施例に係る映像信号記録再生装置の再生時の動作について説明する。まず、SDモードで記録した信号の再生時には、DV圧縮信号がDVデコーダ32に供給され、伸張処理が施された後に切換器36を介してアナログ出力端子OutAからアナログ映像信号が外部出力される。また、DV圧縮信号のまま外部出力する際には、再生処理部31からのDV圧縮信号がディジタル出力端子OutDから外部出力される。
【0036】
一方、ATVモードで記録した信号の再生時には、MPEG圧縮信号がパケット処理部33に供給され、パケット処理部33で、巡回カウンタのカウント値が確認される。なお、巡回カウンタは、MPEG2−TS規格に規定されるように、連続的に巡回する値を各パケット内に格納しておくことにより、パケットの連続性を検出できるようにしたものであり、通常0から15までの値が巡回的に各パケットに格納されている。
【0037】
ここで、パケット処理部33から連続検出部20へは、この巡回カウンタの値が出力されており、連続検出部20は、パケット処理部33から出力される巡回カウンタの値が不連続になったことを検出してこれをMPEG2−TSの不連続点と見なしている。
【0038】
また、GOP検出部38は、再生処理部31から出力されるトラックシーケンス番号を監視し、この値が5から0に変化したタイミングをGOPの境界タイミングと見なす。なお、前述の如く、図1で示したMPEGエンコーダ14からのMPEG圧縮信号を記録した際には、トラックシーケンス番号が記録されているが、ディジタル入力端子InDからのMPEG圧縮信号を記録した際には、トラックシーケンス番号が記録されていない。
【0039】
そして、フレーム要否判定部39は、連続検出部37における検出結果と、GOP検出部38における検出結果とに応じて、MPEGデコーダ34の動作を制御する。まず、MPEG2−TSの不連続点が検出されない状態では、フレーム要否判定部39は、MPEGデコーダ34に通常通りデコード処理を行うよう指示する。
【0040】
しかし、MPEG2−TSの不連続点が検出され、この検出タイミングがGOPの境界タイミングと一致していない場合には、フリーズ要否判定部39は、MPEGデコーダ34における動作をリセットさせるようMPEGデコーダ34を制御する。
【0041】
つまり、MPEGデコーダ34において、PAT、PMT、PIDに関する新たな情報を取得して、これら情報に基づきデコード処理を再開させるよう制御する。この時、MPEGデコーダ34は、その動作が安定して正常なデコード画像を出力できるまで、1〜2秒程度の時間を要するため、MPEGデコーダ34はこの期間フリーズ画像を出力することになる。
【0042】
一方、MPEG2−TSの不連続点が検出され、この検出タイミングがGOPの境界タイミングと一致した場合には、フリーズ要否判定部39は、MPEGデコーダ34における動作をリセットさせず、MPEGデコーダ34ではデコード処理が継続される。
【0043】
ここで、前述の如く、MPEGエンコーダ14から出力されるMPEG圧縮信号をテープ状記録媒体に記録し、更に、その信号の途中から新たなMPEG圧縮信号にて繋ぎ記録を行った場合、書き換えポイントの前後においてトラックシーケンス番号が5から0へと変化している。また、書き換えポイントの前後において各GOPのデータが過不足なく記録されており、更に、PAT、PMT、PIDの情報に関しても、書き換えポイントの前後において同じ情報が利用されている。従って、MPEGデコーダ34におけるデコーダ処理を一旦リセットせず、デコード処理を継続させても画像の乱れを生じさせることなく、安定した再生を維持することが可能となる。
【0044】
以上に示した実施例では、撮像素子10から出力される撮像信号をATVモードで記録する際に、良好な繋ぎ記録が行えることについて説明したが、アナログ入力端子InAを介して入来するアナログ映像信号をMPEGエンコーダ14で圧縮符号化して記録する場合も同様に良好な繋ぎ記録が行える。
【0045】
このように本実施例に係る映像信号記録再生装置によれば、GOP単位のデータがテープ状記録媒体における所定数のトラックにトラックシーケンス番号と共に順次記録され、且つ1つのトラックに異なるGOPのデータが混在しないよう記録されるため、繋ぎ記録を行っても各GOPのデータを過不足なく記録することが可能となる。
【0046】
また、GOP単位で符号量制御が行われたMPEG圧縮信号がトラックシーケンス番号と共にテープ状記録媒体に記録されるため、巡回カウンタの値とトラックシーケンス番号とを利用して、繋ぎ記録された信号を良好に再生させることができる。
【0047】
なお、以上の説明では、GOPを構成するフレームを6フレーム単位とする例を示したが、これ以外のフレーム数に設定可能であることは言うまでもない。また、以上の説明では、圧縮信号をテープ状記録媒体に記録する例を示したが、圧縮信号をディスク状記録媒体に記録する装置に適用しても良いことは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、Nフレームを1つの符号化単位として符号量制御を行い、Nフレーム単位で記録媒体への記録及び書き換えが行われるため、圧縮映像信号の良好な繋ぎ記録を行うことが可能となる。また、記録時には、PSIが固定として記録され、更に記録媒体にはこのNフレームの区切りを示す信号が記録されているため、繋ぎ記録した圧縮映像信号の良好な再生が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る映像記録再生装置の記録系の構成を示す図である。
【図2】テープ状記録媒体に記録される信号の記録パターンの一例を示す図である。
【図3】テープ状記録媒体に形成されるトラックのトラックフォーマットを示す図である。
【図4】GOP単位のデータ記録状態とトラックシーケンス番号とを模式的に示す図である。
【図5】実施例に係る映像記録再生装置の再生系の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…ITIセクタ
2…オーディオセクタ
3…ビデオセクタ
4…サブコードセクタ
10…撮像素子
11…カメラ処理部
12、15,36…切換器
13…DVエンコーダ
14…MPEGエンコーダ
16…記録処理部
17、30…記録再生部
31…再生処理部
32…DVデコーダ
33…パケット処理部
34…MPEGデコーダ
35…ダウンコンバータ
37…連続検出部
38…GOP検出部
39…フリーズ要否判定部

Claims (3)

  1. 映像信号を記録媒体上に記録し、再生する映像信号記録再生装置であり、
    連続するN(Nは2以上の自然数)フレームの映像信号におけるフレーム間の相関を利用してMPEG方式の圧縮符号化を行うと共に、前記Nフレームを1つの符号化単位として、前記符号化単位毎の符号量が所定の目標値となるよう符号量制御を行う圧縮手段と、
    前記圧縮手段が出力する前記Nフレーム分の圧縮信号が記録媒体上のM(Mは2以上の自然数)個の領域に格納されるよう記録すると共に、前記M個の領域内における1又は連続する複数の領域毎に値が変化するシーケンス番号を記録し、前記記録媒体から前記圧縮信号と前記シーケンス番号とを再生する記録再生手段とを備え、
    前記圧縮手段は、MPEG方式に規定されるPSIを固定値とした前記圧縮信号を出力するようにしたことを特徴とする映像信号記録再生装置。
  2. 前記記録媒体上に記録される圧縮信号の途中から書き換えを行う書き換え処理時には、前記記録再生手段から再生される前記シーケンス番号に基づき、前記Nフレーム単位で書き換えが行われるよう書き換え開始ポイントを制御するようにしたことを特徴とする請求項1記載の映像信号記録再生装置。
  3. 前記記録再生手段にて再生される圧縮信号の伸張処理を行う伸張手段と、
    前記記録再生手段にて再生される圧縮信号の連続性を検出する連続性検出手段と、
    前記連続性検出手段における検出結果と、前記記録再生手段にて再生される前記シーケンス番号の変化の状態とに応じて、前記伸張手段の動作を制御する伸張動作制御手段とを更に備え、
    前記伸張動作制御手段は、前記連続性検出手段により前記圧縮信号の連続性が途絶えていることが検出された場合に前記伸張手段における伸張動作をリセットさせるよう制御する一方、前記連続性検出手段により前記圧縮信号の連続性が途絶えていることが検出されたタイミングと、前記シーケンス番号が示す前記Nフレームの区切れのタイミングとが一致した場合には、前記伸張手段における伸張動作をリセットさせないようにしたことを特徴とする請求項2記載の映像信号記録再生装置。
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