JP3847706B2 - 映像検出信号生成装置、映像検出信号記録装置ならびに映像信号再生装置、および映像検出信号生成方法、映像検出信号記録方法ならびに映像信号再生方法 - Google Patents

映像検出信号生成装置、映像検出信号記録装置ならびに映像信号再生装置、および映像検出信号生成方法、映像検出信号記録方法ならびに映像信号再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、符号化された映像信号を高速で再生するための映像検出信号を生成する映像検出信号生成装置、ならびに映像検出信号生成方法、および前記映像検出信号生成装置によって生成された映像検出信号を記録する映像検出信号記録装置、ならびに映像検出信号記録方法、および前記映像検出信号に基づいて前記映像信号を高速で再生する映像信号再生装置、ならびに映像信号再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の映像再生装置においては、現在光ピックアップがアクセスしているIフレームから通常の再生時における再生時間で隣り合うIフレームの時間間隔の整数倍の時間より若干短い時間に対応するアドレスだけ、時間軸方向に対して先または後のアドレスのフレームに順次ジャンプを繰り返してIフレームを検出し、その内容を再生することで高速再生を行っている。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平08−195934号公報(第3−7頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
TV放送等の映像信号をデジタル化して圧縮し、ディスク装置等に記録する際、映像信号は一般に、いわゆるMPEG規格(MPEG−1またはMPEG−2)に基づいて符号化される。
映像信号は連続する複数のフレームで構成されており、MPEGによる符号化に際しては、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とが使い分けられる。
フレーム内符号化では、符号化対象のフレームが各フレーム独立に符号化される。そして、フレーム内符号化することによって得られるフレームをI(イントラ)フレームと呼ぶ。一方、フレーム間予測内符号化では、符号化対象のフレームと該符号化対象フレームの前後のフレームとの差異が符号化される。そして、フレーム間予測符号化において符号化対象のフレームより、時間的に前のフレームのみを用いて符号化されたフレームをPフレーム、時間的に前に位置するフレームおよび後に位置するフレームを用いて符号化されたフレームをBフレームと呼ぶ。
【0005】
符号化された映像信号を高速で再生するには、一定間隔毎にフレームを選択して復号し、順次提示すればよいと考えられる。しかし、前記Pフレームおよび前記Bフレームは独立に復号して表示することができない。よって、これらが選択された場合には、当該Pフレームより時間的に前のIフレームまたはPフレーム、または当該Bフレームより時間的に前または後に位置するIフレームもしくはPフレームをも復号しなければならない。したがって、一定間隔毎にフレームを選択しても、スムーズな高速再生画像が得られるとは限らない。
そこで、従来の映像再生装置では、符号化映像信号中のIフレームに順次ジャンプしてIフレームを検出し、その内容を提示することで高速再生を行っている。
【0006】
しかし、従来の映像再生装置ではIフレームの時間間隔毎にIフレームを検出するため、映像を高速で再生する際に入力される倍速数が大きくなると、時間的に短いシーン中のIフレームが全く表示されない場合が生じた。そのため、高速で映像を再生する際に短いシーンを提示することが困難であるという問題点があった。
【0007】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、符号化映像信号においてシーンの変動が大きいと判断される部分のフレームを優先的に表示することによって、映像を高速で再生する際に入力される倍速数が大きくなっても短いシーンを提示することを可能とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる映像検出信号生成装置においては、映像信号をフレーム内符号化することによって得られるIフレーム、該Iフレームおよび前記映像信号に基づいて予測符号化することによって得られるPフレームを含む符号化映像信号から、前記IフレームまたはPフレームを対象フレームとして抽出するフレーム抽出手段と、該フレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームに対応する映像の特徴を示すフレーム特徴量を抽出するフレーム特徴量抽出手段と、該フレーム特徴量抽出手段によって抽出されたフレーム特徴量に基づいて、前記フレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのIフレームの間または連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量を出力するフレーム間変化量出力手段とを、該フレーム間変化量出力手段から出力された前記フレーム間変化量に基づいて前記Iフレームを連続的に検出するための情報を生成するように構成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における映像検出信号生成装置を組み込んだハードディスクレコーダを示すものである。図1において、入力映像信号は映像エンコード手段14に入力され、符号化、圧縮された符号化映像信号に変換される。このとき映像信号は、フレーム内符号化およびフレーム間予測符号化を用いた動画像圧縮により圧縮される。以下、本実施の形態においては当該動画像圧縮として、MPEGを用いた場合について説明する。
前記映像信号に付随する入力音声信号は音声エンコード手段15に入力され、符号化音声信号に変換される。そして、映像エンコード手段14によって変換された符号化映像信号および音声エンコード手段15によって変換された符号化音声信号はともに多重手段13に出力される。多重手段13は、映像エンコード手段14および音声エンコード手段15からの出力を多重化して1つのデータストリームに統合し、ハードディスクドライブ12に入力する。ハードディスクドライブ12にはデータの書込・読出を制御する書込/読出制御手段11が接続されている。また、ハードディスクドライブ12には分離手段9が接続される。分離手段9では、ハードディスクドライブ12から読み出された前記データストリームを符号化映像信号および符号化音声信号に分離する。そして、前記符号化映像信号を映像デコード手段7およびフレーム抽出手段1に、符号化音声信号を音声デコード手段に出力する。
【0010】
フレーム抽出手段1は、符号化映像信号からIフレームを抽出してフレーム特徴量抽出手段2に出力するとともに、Iフレームを符号化映像信号から抽出したタイミングを読出位置検出手段4に出力する。フレーム特徴量抽出手段2は、フレーム抽出手段によって抽出されたIフレームのデータからフレーム特徴量(映像信号を符号化することによって得られる、IフレームまたはPフレームに対応する画像の特徴を示す、たとえばDC係数、動きベクトル等をいう。)としてDC係数を抽出し、フレーム間変化量出力手段3に出力する。フレーム間変化量出力手段3は、前記フレーム抽出手段で抽出されたIフレームにおいて、連続する2つのIフレームの間におけるフレーム特徴量の変化量を算出し、これをフレーム間変化量として映像検出信号出力手段5に出力する。また、読出位置検出手段4は、フレーム抽出手段1から出力された、Iフレームを抽出したタイミングに基づいて書込/読出制御手段11から読出し位置情報(映像信号の時間軸上におけるIフレームの位置、もしくは記録媒体上においてIフレームが記録されているアドレスの位置等を表す情報をいう。)を取得し、映像検出情報出力手段5に出力する。映像検出信号出力手段5では、フレーム間変化量出力手段3から出力されたフレーム間変化量と、読出位置検出手段4から出力された読出し位置情報とをIフレームを連続的に検出するための情報として書込/読出制御手段11に出力する。
なお、図1において、破線で囲まれた部分20が本実施例における映像検出信号生成装置に相当する。
【0011】
一方、本装置よる映像信号の再生は、以下のように行われる。まず、分離手段9によってハードディスクドライブ12からデータストリームが読出され、符号化映像信号と符号化音声信号に分離される。そして、分離された符号化映像信号は映像デコード手段7に入力される。前記符号化映像信号が入力された映像デコード手段7においては、映像エンコード手段14で行われた圧縮処理に対応した伸長処理が施され、再生映像信号として出力される。また、分離手段9から出力される符号化音声信号は、音声デコード手段8で処理されて、再生音声信号として出力される。
【0012】
本実施例の映像検出信号生成装置の動作は以下のとおりである。まず、分離手段9によって前記データストリームから分離することによって得られた符号化映像信号をフレーム抽出手段1が読み込む。符号化映像信号を読み込んだフレーム抽出手段1はIフレーム、Pフレーム、Bフレームからなる前記符号化映像信号から、Iフレームを対象フレームとして抽出する。また、フレーム抽出手段1はIフレームを抽出するとともに、Iフレームを検出したことを示す信号を読出位置検出手段4に出力する。前記Iフレームを検出したことを示す信号を受信した読出位置検出手段4は、書込/読出制御手段11から読出し位置情報を得て映像検出情報出力手段5に送る。フレーム特徴量抽出手段2は、フレーム抽出手段1から出力されたIフレームからフレーム特徴量としてDC係数を抽出する。
ここで、フレーム特徴量抽出手段2は抽出したDC係数をそのまま出力してもよいが、以下のように上記DC係数によりヒストグラムを作成してもよい。
【0013】
MPEG規格に基づく符号化では、映像の各フレームにおいて、いわゆる空間的な冗長度を除去し、より少ないビット数で符号化するための手法の一つである離散コサイン変換(Discrete Cosine Transform:
DCT)が用いられる。ここでMPEGでは、フレーム内の画素を複数の8×8ブロックに分割し、そのブロックごとにDCTを施し、ブロック内の画素値の平均値であるDC係数とその他の成分を表すAC係数を得る。フレーム特徴量抽出手段2では、IフレームからDC係数のみを抽出した後、予め定めた基準に従ってDC係数を区画に分類し、フレームごとに各区画に含まれるDC係数の個数を計数してヒストグラムを形成する。ここで区分けの基準としては、単純に値を一定間隔に区切っても良いし、予め複数の閾値を定めておいて、各閾値に対する大小関係に応じて分類しても良い。
【0014】
また、一般に映像信号は輝度信号と2種類の色信号から成り、DC係数についても輝度信号と色信号のそれぞれに対応した成分が存在する。ヒストグラム作成にあたってはいずれか一つの成分または2つの成分を対象にすることも出来るし、3つすべてを対象にしても良い。
【0015】
さらに、複数の成分を対象とする場合、区分けの基準としては、各成分に対し独立に閾値を定め、成分ごとに区分けすることも可能であるが、複数の成分を組み合わせてベクトル化し、組み合わせた値が、あらかじめ区切った2次元または3次元空間の領域の何れに属するかに応じて区分けを行う方が望ましい結果が得られる。
【0016】
フレーム特徴量抽出手段2で生成されたDC係数のヒストグラム(以下、DC係数ヒストグラムともいう。)は、フレーム間変化量出力手段3に出力される。フレーム間変化量出力手段3では、フレーム特徴量抽出手段2によって抽出された、映像信号の時間軸において時間的に先のIフレームで生成されたヒストグラムを保持する。そして、前記時間軸において時間的に後のIフレームのDC係数ヒストグラムを作成した後に、当該後のDC係数ヒストグラムと前記先のIフレームのDC係数ヒストグラムとを比較し、両フレームの間におけるフレーム間変化量を前記DC係数ヒストグラムに基づいて算出する。
【0017】
前記DC係数ヒストグラムの差異値は、例えば次のような方法で算出される。
【数1】
Figure 0003847706
【0018】
本装置は、以上により作成されたヒストグラム差異値と、読出位置検出手段4から受信した読出し位置情報とをIフレームを連続的に検出するための情報として出力する。そして、符号化映像信号全体にわたって前記Iフレームを連続的に検出するための情報を生成する。
【0019】
このように本装置では、符号化映像信号をすべてデコードすることなく、Iフレーム毎という比較的長い時間間隔でフレーム間変化量の算出を行う。したがって、映像信号を高速で再生する際に提示するIフレームを連続的に検出するための情報を簡易に生成することができる。
【0020】
本実施の形態では、フレーム間変化量としてDC係数ヒストグラムを使用したが、DC係数の差分値を用いても同様の効果が得られる。
【0021】
また、DC係数に加えてAC係数を用いることで、フレーム間変化量をより正確に算出することができる。
【0022】
また、本実施の形態では、Iフレームを対象フレームとして抽出したが、Pフレームを対象フレームとすることもできる。なお、Pフレームを対象フレームとする場合は動きベクトルをフレーム特徴量として抽出する。動きベクトルをフレーム特徴量として抽出した場合には、上記実施の形態1と同様にヒストグラムを作成し、連続する2つのPフレーム間におけるフレーム間変化量を演算する。ここで、1つのマクロブロックに対し、複数の動きベクトルが対応する場合には平均値を用いることにより、各マクロブロックに1つの動きベクトルがある場合と同様に扱えばよい。
更にPフレームを対象フレームとして、Iフレームを連続的に検出するための情報を生成する場合は、図2のように各フレームにおいて算出されたフレーム間変化量を加算する。すなわち、連続する2つのIフレームの間に並ぶPフレームにおいて得られた、連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量、および前記連続する2つのIフレームのうち、映像信号の時間軸において時間的に後のIフレームを介して連続するPフレームの間におけるフレーム間変化量を加算する。
【0023】
実施の形態2.
実施の形態1では、フレーム抽出手段が符号化映像信号からIフレームまたはPフレームのいずれか一方を対象フレームとして抽出しているが、上記対象フレームをIフレームおよびPフレームの両フレームとすることもできる。
【0024】
IフレームおよびPフレームを対象フレームとして、Iフレームを連続的に検出するための情報を生成する場合は、図2のように各フレームにおいて算出されたフレーム間変化量を加算する。すなわち、連続する2つのIフレームの間において得られたフレーム間変化量に、前記連続する2つのIフレームの間に並ぶPフレームにおいて得られた、連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量、および前記連続する2つのIフレームのうち、映像信号の時間軸において時間的に後のIフレームを介して連続するPフレームの間におけるフレーム間変化量を加算する。
【0025】
この場合、フレーム間変化量の算出に用いるフレーム特徴量としては実施の形態1と同様に、DC係数ヒストグラム、動きベクトルヒストグラム、DC係数差分値等が考えられるが、いずれを用いることも可能である。
また、本実施の形態ではフレーム間変化量を加算しているが、加算でなくとも連続するIフレーム間の映像の変化をより正確に示すフレーム間変化量が得られるように演算を行えばよい。例えば、加算以外の他の例としては、乗算を行うことで、フレーム間変化量の大きい個所をより大きくすることができる。したがって、本実施例における映像検出信号生成装置によって生成された、Iフレームを連続的に検出する情報に基づいて再生を行う際、映像の変化が大きいIフレームを確実に検出し、再生することが可能となる。また、連続するIフレームの間での画像の変化を重視する場合には、Iフレーム間でのフレーム間変化量に重み係数を乗算するということも可能である。なお、連続するPフレームの間でのフレーム間変化量にも重み係数を乗算することが可能なことはいうまでもない。
【0026】
このように、符号化映像信号中において、連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量に、連続する2つのPフレーム間におけるフレーム間変化量を加えることで、連続するIフレーム間の映像の変化をより正確に示すフレーム間変化量を算出することができる。
【0027】
ここで、Iフレームについてのフレーム間変化量およびPフレームについてのフレーム間変化量は、各フレームに対応する映像の変化が小さい場合でも値をもつ。したがって、これらが加算されることによって映像の変化が小さい場合でも加算後のフレーム間変化量が大きくなる可能性がある。このような場合、以下の手段を設け、フレーム間変化量の加算を行う前に、当該フレーム間変化量を変換すればよい。すなわち、予め設けられた閾値と、Iフレームについてのフレーム間変化量とを比較し、当該フレーム間変化量が前記閾値以下の場合にはフレーム間変化量の値を所定の値、たとえば0に変換するIフレーム間変化量変換手段を設ける。また、Pフレームについてのフレーム間変化量に対して同様の変換を行う、Pフレーム間変化量変換手段を設ければ、変化の小さいフレームを排除することができる。
これらの手段のうち、少なくともいずれか一方を設けることにより、映像の変化が小さいフレームに対応するIフレームを連続的に検出するための情報を出力することを防ぐことが可能となる。
【0028】
なお、本実施の形態では、(1)連続する2つのIフレームの間において得られたフレーム間変化量、(2)前記連続する2つのIフレームの間に並ぶPフレームにおいて、連続する2つのPフレームの間において得られたフレーム間変化量、(3)前記連続する2つのIフレームのうち、映像信号の時間軸上において時間的に後のIフレームを介して連続するPフレームの間において得られるフレーム間変化量の3つの変化量のすべてを加算したが、前記(1)乃至(3)の変化量すべてを加算しなくとも、必要に応じて前記3つの変化量のうちから、いずれかを選択して加算すればよい。
例えば、上記(1)のフレーム間変化量と上記(2)のフレーム間変化量とを加算した場合には、3つのフレーム間変化量を加算した場合とほぼ同じ効果が得られるとともに、演算の負荷を軽減することが可能となる。また、上記(1)のフレーム変化量と上記(3)のフレーム間変化量とを加算した場合も同様であるが、上記(1)のフレーム間変化量と上記(2)のフレーム間変化量とを加算した場合に加えて更に、Iフレームと直前のPフレームとの間で大きく映像が変化したことを検出することが可能となる。なお、上記(2)のフレーム間変化量と上記(3)のフレーム間変化量とを加算した場合は、連続するPフレームの間でのフレーム間変化量のみを用いた場合であって、実施の形態1において対象フレームをPフレームとするのと同様である。
【0029】
実施の形態3.
上記実施の形態1および実施の形態2においては、映像検出信号生成装置について説明したが、前記映像検出信号生成装置を記録装置(以下、映像検出信号記録装置ともいう。)に組み込み、前記映像検出信号生成装置によって生成されたIフレームを連続的に検出するための情報を記録しておくこともできる。そうすることで同一の映像信号を再度、解析してIフレームを連続的に検出するための情報を生成する必要がなくなる。なお、記録媒体にはHDD等の光ディスクの他、磁気ディスク等を使用することも可能である。
【0030】
映像検出信号記録装置においては、上述のように前記映像検出信号生成装置によって生成されたIフレームを連続的に検出するための情報をすべて記録媒体に記録してもよいが、記録装置に予め閾値を設け、当該閾値を越えた、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を記録してもよい。
すなわち、図1における映像検出情報出力手段5は、前記映像検出信号生成装置から出力された、Iフレームを連続的に検出するための情報を受信し、予め設けた閾値と、Iフレームを連続的に検出するための情報に含まれるフレーム間変化量とを比較する。そして、当該フレーム間変化量が前記閾値を超える、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を書込/読出制御手段11に出力する。書込/読出制御手段11は、映像検出情報出力手段5から出力された前記Iフレームを連続的に検出するための情報の記録を指示する信号をHDD等の記録装置に出力する。
【0031】
このように、映像検出情報出力手段5に予め定めた閾値を超えるフレーム間変化量を有する、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択して記録媒体に記録することにより、高速再生時に必要な情報だけを保存することができる。したがって、例えば、当該映像検出信号記録装置を再生装置に備えた場合には、再度、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を生成することなく、映像検出信号記録装置から、Iフレームを連続的に検出するための情報を読み出せば直ちに高速再生を行うことができる。
【0032】
実施の形態4.
実施の形態3の映像検出信号記録装置においては、映像検出情報出力手段5において、予め設けた閾値とフレーム間変化量とを比較し、閾値を超えるフレーム間変化量を有する、Iフレームを連続的に検出するための情報を順次記録する。したがって、前記閾値を変えることによって、記録する、Iフレームを連続的に検出するための情報の量を変えることができる。すなわち、映像検出信号記録装置を再生装置に備えた場合、前記閾値を変えることで映像信号を高速で再生する際の倍速数を変えることができる。
本実施の形態は、実施の形態3のように閾値を設けず、入力される倍速数に基づいて、再生時に提示すべきIフレームの数を決定することにより、任意の倍速数での再生を可能とするものである。
【0033】
映像検出情報出力手段5は、Iフレームを連続的に検出するための情報に含まれるフレーム間変化量の大きい順にN個の前記Iフレームを連続的に検出するための情報を選択する。ここで、Nは入力される倍速数mに対応して以下のように求められる。いま、Iフレームを連続的に検出するための情報の生成の対象となる符号化映像信号の全フレーム数がlで、kフレーム毎にIフレームが挿入されているとする。この場合、データストリーム全体にはl/k個のIフレームが存在する。したがって、ストリーム全体からN=l/m個のIフレームを選択することにより、等価的にm倍速となる。
【0034】
映像検出情報出力手段5は、選択したN個の、Iフレームを連続的に検出するための情報を書込/読出制御手段11に出力する。
書込/読出制御手段11は映像検出情報出力手段5から出力された、前記Iフレームを連続的に検出するための情報をHDD等の磁気ディスク装置、半導体メモリによって構成されるデータレコーダ、光ディスク装置等の記録手段に出力する。
なお、記録手段によって前記Iフレームを連続的に検出するための情報を記録する際、当該Iフレームを連続的に検出するための情報を映像検出情報出力手段5から出力された順に記録してもよいが、符号化映像信号の時間軸に沿って順次記録するほうがよい。そうすることで、本記録装置を再生装置に組み込んで高速再生を行う場合、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を記録媒体から読み出すのが容易となる。
【0035】
本実施例では、入力される倍速数、および符号化映像信号に含まれるフレームの数から算出された、検出すべきIフレームの数に応じて、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択し、当該Iフレームを連続的に検出するための情報をフレーム間変化量の大きい順に記録することにより、実施の形態3に示した効果を保ちながら、倍速数の指定が可能になる。
【0036】
実施の形態5.
実施の形態4では、検出すべきIフレームの数を決定し、前記Iフレームの数に基づいて倍速数を任意に設定することを可能とした。本実施の形態は、実施の形態1で用いた閾値を倍速数に応じて決めることによって、任意の倍速数を設定することを可能とするものである。すなわち、映像検出情報出力手段5は、Iフレームを連続的に検出するための情報を映像検出信号生成装置から受信し、当該Iフレームを連続的に検出するための情報に含まれるフレーム間変化量が最大のものから、N+1番目の前記フレーム間変化量を閾値として設定する。ここで、Nは実施の形態3と同様に倍速数m、全フレーム数lからN=l/mで求められる。
【0037】
本実施の形態においては、閾値を倍速数に基づいて決定することにより、実施の形態4と同様の効果を得ることが可能となる。
【0038】
なお、実施の形態4および実施の形態5においては、Iフレームを連続的に検出するための情報が有するフレーム間変化量の大きい順に前記Iフレームを連続的に検出するための情報を並べる必要があるが、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を予めフレーム間変化量の大きい順に記録媒体に記録しておくことで、倍速数が指定された際、再度並べ直すことなく直ちにフレームの選択、および閾値の設定等を行うことができる。
【0039】
実施の形態6.
実施の形態4および実施の形態5においては、フレーム間変化量の大きさに基づいて、記録する、Iフレームを連続的に検出するための情報を決定することによって倍速数を直接設定した。
本実施の形態においては、入力される倍速数mに基づいて符号化映像信号を複数のセグメントに分割し、分割して得られたセグメントの数、およびIフレームを連続的に検出するための情報に含まれるフレーム間変化量の大きさに基づいてIフレームを選択する。これにより、実施の形態4および実施の形態5と同様に再生時の倍速数を任意とすることが可能となる。
【0040】
すなわち、再生時に指定された倍速数がmの場合、図3に示すように符号化映像信号を先頭から順にmフレームからなるセグメントに分割した後、各セグメントから1つのIフレームを連続的に検出するための情報を選択し、記録媒体に記録する。このとき、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択する基準には、実施の形態4および実施の形態5と同様に、Iフレームを連続的に検出する情報に含まれるフレーム間変化量を用いればよい。そして、各セグメントにおいて最大のフレーム間変化量を有するIフレームを連続的に検出するための情報を選択すればよい。
【0041】
すなわち、符号化映像信号におけるIフレームの間隔をk、先頭からg番目のIフレームを連続的に検出するための情報が有するフレーム間変化量をdとすると、符号化映像信号の先頭からs番目のセグメントに対しては、
(s−1)*m<k*g≦s*m
を満たす整数gに対応するフレーム間変化量の中から最大のフレーム間変化量を有するIフレームを連続的に検出するための情報を選択する。
【0042】
本実施の形態においては、各セグメントからIフレームを連続的に検出するための情報を1つずつ選択したが、セグメントの数、および各セグメントから選択する前記Iフレームを連続的に検出するための情報は、倍速数mを達成することができればどのように定めてもよい。
たとえば、フレーム間変化量の値が大きい、Iフレームを連続的に検出するための情報が、符号化映像信号の先頭から、m番目のセグメントには多く、n番目のセグメントには少ないという場合があり得る。かかる場合に、前期m番目のセグメントからは複数の、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択し、前期n番目のセグメントからはIフレームを連続的に検出するための情報を1つ選択することも可能である。
なお、各セグメントには少なくとも1つのIフレームが含まれるようにする。
【0043】
また、本実施の形態においては、フレーム毎に符号化映像信号をセグメントに分割したが、図4のように前記符号化映像信号を時間軸上において所定の時間間隔に分割することも可能である。なお、図4においては所定の時間間隔を5分としているが、映像の時間の長さ等に応じて当該時間間隔を任意に設定することは可能である。
符号化映像信号を分割してセグメントを設定する際、分割する位置によっては、図4におけるIフレームのように、フレームが分断される可能性がある。この場合は、時間軸において当該フレームより時間的に前または後ろのいずれかのセグメントに、当該分断されるフレームを含めればよい。すなわち、各セグメントは分断されたフレームを含めることなく、整数枚のフレームから構成されるようにする。
なお、符号化映像信号をセグメントに分割する際には、フレーム毎に分割する場合と同様に、各セグメントが少なくとも1つのIフレームを含むようにする。
【0044】
本実施の形態においては、入力される倍速数に基づいて符号化映像を分割し、各セグメントから、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択するようにしたので、当該Iフレームを連続的に検出するための情報を符号化映像信号全体からバランスよく選択することが可能となる。
【0045】
すなわち、実施の形態4および実施の形態5においては局所的にシーンチェンジのある場合に、当該シーンチェンジに対応する、Iフレームを連続的に検出するための情報が集中して選択される可能性がある。しかし、本実施の形態によればそのような問題を防止することができる。すなわち、データストリーム全体からバランスよくIフレームを連続的に検出するための情報が集中して選択することが可能となる。
【0046】
なお、実施の形態3乃至5において、指定された倍速数と該倍速数にもとづいて選択された、Iフレームを連続的に検出するための情報とを関連づけて記録しておくことで、同一の倍速数が指定された際に、Iフレームを連続的に検出するための情報の選択を再度行う必要がなくなる。
【0047】
また、実施の形態3、5または6においては、フレーム間変化量が連続して閾値を超える場合があり得るが、かかる場合に当該フレーム間変化量をすべて選択すると、局所的にIフレームを連続的に検出するための情報が記録されることになる。このような場合には以下の手順により、連続して閾値を超えたフレーム間変化量を1つ選択し、当該フレーム間変化量に対応する、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択すればよい。
【0048】
すなわち、図5に示すように、例えば、連続する3つのフレーム間変化量を比較し、s1が閾値Sthを超え、かつ最大になった場合、以下の条件が成立するフレーム間変化量に対応する、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録する。
s1>Sthかつs0<s1かつs1>s2
また、一度、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録した後、当該Iフレームを連続的に検出するための情報に対応するフレーム間変化量から一定値を差し引いた値を一旦下回るまで、次のIフレームを連続的に検出するための情報を記録しないようにする。
【0049】
このように、連続して閾値を超えるフレーム間変化量のすべてを記録することを防止することにより、映像信号全体にわたってバランスよく、Iフレームを連続的に検出するための情報を選択することが可能となる。
【0050】
実施の形態7.
上記実施の形態1乃至6の、映像検出信号生成装置または映像検出信号記録装置を再生装置(以下、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号を再生する再生装置を映像信号再生装置ともいう。)に備え、前記映像検出信号生成装置によって生成された、Iフレームを連続的に検出するための情報または前記映像検出信号記録装置に記録された、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号の再生を行うことで、映像信号において映像の変化の大きい、すなわちシーンチェンジのあるIフレームを的確に提示し、当該映像信号の高速での再生が可能となる。
したがって、映像信号中の他のシーンに比べて短いシーンにおいて、シーンチェンジが発生した場合にも、当該シーンチェンジを確実に再生することができる。
【0051】
また、映像信号再生装置において、高速再生に先立ち、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて、当該Iフレームを連続的に検出するための情報に対応する画像をインデックス表示することで、任意のシーンからの再生を可能とすることもできる。
【0052】
また、上記実施の形態1乃至6はHDD等の記録媒体に記録された映像信号を対象にIフレームを連続的に検出するための情報の生成または記録を行っているが、TV放送等の映像信号を受信し、当該映像信号の、再生または記録を行うとともに符号化映像信号から前記Iフレームを連続的に検出するための情報の、生成または記録を行うこともできる。
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、符号化映像信号におけるIフレームまたはPフレームに対応するフレーム特徴量から算出されるフレーム間変化量に基づいて、前記映像信号中のシーンチェンジのあるIフレームを連続的に検出するための情報を生成することにより、符号化映像内のシーンチェンジを簡易な構成で容易に検出できる。また、前記Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて再生を行うことで倍速数の大きな再生時においても短いシーンを飛ばすことなく、前記符号化映像信号におけるシーンチェンジを的確に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2におけるフレーム特徴量を抽出する対象となるフレームを示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態6における、セグメントをフレーム数を基準に分割する場合を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態6における、セグメントを時間を基準に分割する場合を示す図である。
【図5】 この発明におけるフレーム間変化量が連続して、設定された閾値を超えた場合のフレーム間変化量の選択方法を示す図である。
【符号の説明】
1 Iフレーム抽出手段、2 フレーム特徴量抽出手段、3 フレーム間変化量出力手段、4 読出位置検出手段、5 映像検出情報出力手段、7 映像デコード手段、8 音声デコード手段、9 分離手段、11 書込/読出制御手段、12 ハードディスクドライブ(HDD)、13 多重手段、14 映像エンコード手段、15 音声エンコード手段。

Claims (19)

  1. 映像信号をフレーム内符号化することによって得られるIフレーム、該Iフレームおよび前記映像信号に基づいて予測符号化することによって得られるPフレームを含む符号化映像信号から、前記Iフレームを対象フレームとして抽出するIフレーム抽出手段と、
    該Iフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームに対応するDC係数を抽出し、該DC係数に基づき、所定の基準に従ってDC係数ヒストグラムを作成し、映像の特徴を示すフレーム特徴量とするフレーム特徴量抽出手段と、
    前記フレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのIフレームの間における前記フレーム特徴量の差異値をフレーム間変化量として出力するフレーム間変化量出力手段とを備え、
    該フレーム間変化量出力手段から出力された前記フレーム間変化量に基づいて符号化映像信号におけるシーンの変化点を示すIフレームを連続的に検出するための情報を生成することを特徴とする映像検出信号生成装置。
  2. 映像信号をフレーム内符号化することによって得られるIフレーム、該Iフレームおよび前記映像信号に基づいて予測符号化することによって得られるPフレームを含む符号化映像信号から、前記Pフレームを対象フレームとして抽出するPフレーム抽出手段と、
    該Pフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームに対応する動きベクトルを抽出し、該動きベクトルに基づき、所定の基準に従って動きベクトルのヒストグラムを作成し、映像の特徴を示すフレーム特徴量とするフレーム特徴量抽出手段と、
    前記フレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのPフレームの間における前記フレーム特徴量の差異値をフレーム間変化量として出力するフレーム間変化量出力手段とを備え、
    該フレーム間変化量出力手段から出力された前記フレーム間変化量の内、連続する2つのIフレームの間に並ぶPフレーム間において得られたフレーム間変化量、および前記連続する2つのIフレームのうち、映像信号の時間軸において時間的に後のIフレームに続くPフレームとその1つ前のPフレーム間におけるフレーム間変化量を加算して得られる値に基づいて、符号化映像信号におけるシーンの変化点を示すIフレームを連続的に検出するための情報を生成することを特徴とする映像検出信号生成装置。
  3. 映像信号をフレーム内符号化することによって得られるIフレーム、該Iフレームおよび前記映像信号に基づいて予測符号化することによって得られるPフレームを含む符号化映像信号から、前記IフレームおよびPフレームを対象フレームとして抽出するIフレーム抽出手段およびPフレーム抽出手段と、
    前記Iフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームに対応するDC係数を抽出し、該DC係数に基づき、所定の基準に従ってDC係数ヒストグラムを作成し、映像の特徴を示すフレーム特徴量とする第一のフレーム特徴量抽出手段と、
    前記Iフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのIフレームの間における前記フレーム特徴量の差異値をフレーム間変化量として出力する第一のフレーム間変化量出力手段と、
    前記Pフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームに対応する動きベクトルを抽出し、該動きベクトルに基づき、所定の基準に従って動きベクトルのヒストグラムを作成し、映像の特徴を示すフレーム特徴量とする第二のフレーム特徴量抽出手段と、
    前記Pフレーム抽出手段によって抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのPフレームの間における前記動きベクトルのヒストグラムの差異値をフレーム間変化量として出力する第二のフレーム間変化量出力手段とを備え、
    前記第二のフレーム間変化量出力手段から出力されたフレーム間変化量の内、連続する2つのIフレームの間に並ぶPフレーム間において得られたフレーム間変化量、および前記連続する2つのIフレームのうち、映像信号の時間軸において時間的に後のIフレームに続くPフレームとその1つ前のPフレーム間におけるフレーム間変化量の合計値と、前記 第一のフレーム間変化量出力手段から出力されたフレーム間変化量を加算して得られる値に基づいて符号化映像信号におけるシーンの変化点を示すIフレームを連続的に検出するための情報を生成することを特徴とする映像検出信号生成装置。
  4. フレーム間変化量出力手段から出力された、連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量と比較する第1の閾値を予め設け、
    該第1の閾値と前記連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量を比較し、該連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量が前記第1の閾値より小さい場合、該連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量を予め定めた第1の定数値に変換するIフレーム間変化量変換部を備えた請求項3記載の映像検出信号生成装置。
  5. フレーム間変化量出力手段から出力された、連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量と比較する第2の閾値を予め設け、
    該第2の閾値と前記連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量を比較し、該連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量が前記第2の閾値より小さい場合、該連続する2つのPフレームの間におけるフレーム間変化量を予め定めた第2の定数値に変換するPフレーム間変化量変換部を備えた請求項3記載の映像検出信号生成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の映像検出信号生成装置を備える映像検出信号記録装置。
  7. フレーム間変化量出力手段から出力されたフレーム間変化量と比較する閾値を予め設け、
    該閾値と前記フレーム間変化量とに基づいて、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録することを特徴とする請求項6記載の映像検出信号記録装置。
  8. 映像信号を高速に再生する機能を備えた映像検出信号記録装置において、高速再生時の速度の通常再生速度に対する倍速数に基づいて、フレーム間変化量出力手段から出力されたフレーム間変化量と比較する閾値を定めることを特徴とする請求項7記載の映像検出信号記録装置。
  9. 映像信号を高速に再生する機能を備えた映像検出信号記録装置において、高速再生時の速度の通常再生速度に対する倍速数に基づいて、検出すべきIフレームの数を決定し、
    該検出すべきIフレームの数、およびフレーム間変化量出力手段から出力されるフレーム間変化量に基づいて、上記検出すべきIフレームを連続的に検出するための情報を記録することを特徴とする請求項6記載の映像検出信号記録装置。
  10. フレーム間変化量出力手段から出力されるフレーム間変化量の大きさの順に、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録することを特徴とする請求項6記載の映像検出信号記録装置。
  11. 映像信号を高速に再生する機能を備えた映像検出信号記録装置において、高速再生時の速度の通常再生速度に対する倍速数に基づいて、符号化映像信号を少なくとも1つのIフレームを含むセグメントに分割し、
    分割して得られた前記セグメントの数、およびフレーム間変化量出力手段から出力されるフレーム間変化量に基づいて、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録することを特徴とする請求項6記載の映像検出信号記録装置。
  12. 符号化映像信号を時間軸上においてほぼ所定の時間間隔毎に、少なくとも1つのIフレームを含み、整数枚のフレームからなるセグメントに分割することを特徴とする請求項11記載の映像検出信号記録装置。
  13. フレーム間変化量出力手段から出力されたフレーム間変化量が連続して閾値を超えた場合、当該フレーム間変化量において最大のフレーム間変化量に基づいて、Iフレームを連続的に検出するための情報を記録した後、所定の値以下の前記フレーム間変化量を検出するまで、前記Iフレームを連続的に検出するための情報を記録しないことを特徴とする請求項7または8記載の映像検出信号記録装置。
  14. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の映像検出信号生成装置を備え、
    該映像検出信号生成装置によって生成された、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号を再生することを特徴とする映像信号再生装置。
  15. 請求項6乃至13のいずれか1つに記載の映像検出信号記録装置を備え、
    前記映像検出信号記録装置に記録された、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号の再生を行うことを特徴とする映像信号再生装置。
  16. 映像信号をフレーム内符号化することによって得られるIフレーム、該Iフレームおよび前記映像信号に基づいて予測符号化することによって得られるPフレームを含む符号化映像信号から、前記Iフレーム対象フレームとして抽出し、
    抽出された前記対象Iフレームに対応するDC係数を抽出し、該DC係数に基づき、所定の基準に従って作成したDC係数ヒストグラムからフレーム特徴量として抽出し、
    該フレーム特徴量に基づいて、抽出された前記対象フレームにおいて、連続する2つのIフレームの間におけるフレーム間変化量を出力し、該フレーム間変化量に基づいて、符号化映像信号におけるシーンの変化点を示すIフレームを連続的に検出するための情報を生成することを特徴とする映像検出信号生成方法。
  17. 請求項16記載の映像検出信号生成方法によって生成された、Iフレームを連続的に検出するための情報を、フレーム間変化量に基づいて選択的に記録することを特徴とする映像検出信号記録方法。
  18. 請求項16記載の映像検出信号生成方法によって生成された、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号を再生することを特徴とする映像信号再生方法。
  19. 請求項17記載の映像検出信号記録方法によって記録された、Iフレームを連続的に検出するための情報に基づいて映像信号を再生することを特徴とする映像信号再生方法。
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