JP3847502B2 - ホームバスシステムの情報制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器筐体の外部に入出力可能で複数の機器を接続可能なホームバスシステムに係り、特にホームバス上に接続された機器がICカードに記録された情報を利用するために、ICカードの情報をホームバス上でやり取りするホームバスシステムの情報制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホームバスシステムを用いて相互に接続された複数の機器の制御は、例えば特開平8−275255号公報記載の様に、有る特定の機器の動作をホームバスで接続された他の機器を介して離れた場所からリモート機器で制御する方法が開示されている。機器の動作としては、例えばテレビやエアコンの電源の制御といった機器単体の制御を行うものであった。一方、特開平8−36605号公報記載の様に、テレビを介したショッピングや通信回線を介したインターネットショッピングといった販売の形態が広く普及してきてたことに呼応し、例えば決済の手段としてICカードに記録された情報を使った方法が現れてきた。特に、ICカードに電子マネーを記録し、この電子マネーを使った即時決済が広く利用されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、ホームバスに接続された機器の間で相互にデータのやり取りが出来るものの、ICカードに記録された情報をこれらホームバスに接続された機器が相互に利用することが出来なかった。
【0004】
また、ICカードに記録された情報を使った決済を、ホームバスに接続された他の機器が利用する事が出来なかった。
【0005】
また、リモート機器をつかって離れた場所からICカードに記録された情報を利用しての決済が出来なかった。
【0006】
本発明の目的は、ホームバスの出現で相互に連携しての動作が可能となった複数の機器間において、ICカードに記録された情報を相互に利用可能とするホームバスシステムの情報制御方法を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ホームバスの出現で相互に連携しての動作が可能となった複数の機器間において、ICカードに記録された情報を相互に利用可能とし、且つ、ICカードに記録された情報を複数の機器が扱う事を可能とするホームバスシステムの情報制御方法を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、ホームバスの出現で相互に連携しての動作が可能となった複数の機器間において、ICカードに記録された情報を相互に利用可能とし、且つ、ICカードに記録された情報を複数の機器が扱う事を可能とし、さらに、リモート機器を利用して機器から離れた場所でICカードに記録された情報を利用した決済が出来るようにするホームバスシステムの情報制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、電気的な情報を受け取って判断や処理を行う中央演算部を内部に有して外部からの情報の読み取り又は書き込みを可能としたICカードと、該ICカードと電気的に接続されて情報の読み取り又は書き込みを行う端末装置と、該端末装置と光や電磁気により接続されて電気的な情報が移動するホームバスを有するホームバスシステムにおいて、前記端末装置がICカードから読み出したICカード情報を、前記ホームバスの上で移動させることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、電気的な情報を受け取って判断や処理を行う中央演算部を内部に有して外部からの情報の読み取り又は書き込みを可能としたICカードと、該ICカードと電気的に接続されて情報の読み取り又は書き込みを行う端末装置と、該端末装置と光や電磁気により接続されて電気的な情報が移動するホームバスと、前記端末装置がICカードから読み出したICカード情報を、前記ホームバスの上で移動させると共に、前記端末装置が少なくとも光や電磁気の送出手段を有し、かつ、前記ホームバスに電気的に接続されて光や電磁気の受信部を有する中継装置が設けられ、前記端末装置が前記ICカードから読み出した情報を光や電磁気を使って送出し、該送出された光や電磁気を前記中継装置が受信し、さらに、前記中継装置が受信した情報に少なくとも自機器を示す固有な情報を付加して前記ホームバスに出力することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明は、電気的な情報を受け取って判断や処理を行う中央演算部を内部に有して外部からの情報の読み取り又は書き込みを可能としたICカードと、該ICカードと電気的に接続されて情報の読み取り又は書き込みを行う端末装置と、該端末装置と光や電磁気により接続されて電気的な情報が移動するホームバスを有するホームバスシステムにおいて、前記端末装置がICカードから読み出したICカード情報を、前記ホームバスの上で移動させると共に、前記端末装置がICカード操作の指示情報を読み取り、該ICカード操作の指示情報に従い前記ICカードから読み出したICカード情報を前記ICカード操作の指示情報を付加して前記ホームバスの上に出力することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施例を図1〜図7を用いて説明する。
【0013】
図1は、本発明の第1の実施例の構成を示す構成図である。1はICカード、2は電子マネー情報、3は電子マネー情報2の読み書き処理や外部との通信等の処理を行うICカード中央演算装置、4はICカード中央演算装置3とICカード1の外部との通信を行うICカード接続部である。ICカード1は内部に電子マネー情報2とICカード中央演算装置3とICカード接続部4を有する。
【0014】
5は端末装置、6はICカード1のICカード接続部4を介して通信を行う接続部、7は接続部6を経由したICカード1の制御等の端末装置5全体の制御を行う中央演算装置、8は中央演算装置7に繋がれて、端末装置5に固有なID番号である機器番号情報イ、9は中央演算装置7に端末装置5の使用者が指示を入力する為の入力装置、10は中央演算装置7の指示に従って赤外線信号11を発光する赤外線発光部、12は端末装置5に向けて送信された赤外線信号13を受信し且つ受信した情報を中央演算装置7に伝達する赤外線受光部、14は赤外線受光部12で受信した赤外線信号13のエネルギーの強さを検出し且つ検出した強さに応じた出力を中央演算装置7に伝達するところの赤外線受光部12の内部の赤外線強度検出部、15は伝達された赤外線強度検出部14の出力を赤外線受光部12で受信した情報毎に比較するところの、中央演算装置7の内部の演算機能である強度比較機能である。端末装置5は内部に接続部6と中央演算装置7と機器番号情報イ8と入力装置9と赤外線発光部10と赤外線受光部12を有する。
【0015】
16はホームバス17に接続された機器A、18はホームバス17に接続された第2の装置である機器B、19はホームバス17に接続された第3の装置である外部通信機器である。
【0016】
20は端末装置5が発光した赤外線信号11を受信する赤外線受光部、21は機器A16の動作を制御する中央演算装置、22は赤外線信号13を発光する赤外線発光部、23は赤外線受光部20での赤外線信号11の受信と受信した情報の内容を判断し且つ赤外線発光部22からの赤外線信号13の送出を処理するところの中央演算装置21内部の機能である赤外線送受制御機能、24は機器A16に固有なID番号である機器番号情報ロ、25は中央演算装置21がホームバス17に接続された他の機器と通信する為の処理を行う送受信回路である。機器A16は内部に赤外線受光部20と中央演算装置21と赤外線発光部22と機器番号情報ロ24と送受信回路25を有する。
【0017】
26は端末装置5が発光した赤外線信号11を受信する機器B18の赤外線受光部、27は機器B18の動作を制御する中央演算装置、28は赤外線信号13'を発光する機器B18の赤外線発光部、29は赤外線受光部26での赤外線信号11の受信と受信した情報の内容を判断し且つ赤外線発光部28からの赤外線信号13'の送出を処理するところの、中央演算装置27内部の機能である赤外線送受制御機能、30は機器B18に固有なID番号である機器番号情報ハ、31は中央演算装置27がホームバス17に接続された他の機器と通信する為の処理を行う送受信回路である。機器B18は内部に赤外線受光部26と中央演算装置27と赤外線発光部28と機器番号情報ハ30と送受信回路31を有する。
【0018】
32は外部通信機器19の制御を行う中央演算装置、33はホームバス17に接続され且つホームバス17上を流れる情報を中央演算装置32に伝えたり中央演算装置32からの情報をホームバス17上に送出する送受信回路、34は外部通信機器19に固有なID番号である機器番号情報ニ、35は中央演算装置32に接続され且つ他端を通信回線に接続可能とし、中央演算装置32と通信回線を介した他の装置との間で電子情報のやり取りを可能とするモデム装置、36は中央演算装置32の内部でモデム装置35に対する電子情報の入力と出力を切り替えるデータ切替機能、37は中央演算装置32の内部で送受信回路33から取得したホームバス17上の情報からICカード1の出力した情報を抽出し且つ抽出した情報をデータ切替機能36を介してモデム装置35から送出するICカードデータ抽出機能、38は中央演算装置32の内部でモデム装置35から取得した通信回線を介した情報をデータ切替機能36から取得し且つ取得した情報の中からICカード1に対する情報を抽出し且つ抽出した情報を送受信回路33からホームバス17に送出するICカードデータ抽出機能である。
【0019】
更に、本実施例の構成について図2を用い説明する。
【0020】
図2は本実施例の形態を示す構成図である。図1と同一の構成は同一の番号を附している。通信回線として電話回線34を用いている。35は、外部通信機器19のモデム装置35と通信回線34を介して接続し、電子情報のやり取りを行うホスト装置である。36は図1の機器A16や機器B18と同様な構成を有した機器Cを示している。図2では、端末装置5から発光された赤外線信号11を、複数の機器が受信している様子を示している。赤外線信号11を受信した機器A16、機器B18、機器C36はそれぞれの機器が固有な時間差で応答の赤外線信号13を発光する構成である。
【0021】
以上の構成により、以下本発明の動作を、図3〜図9を用いて説明する。
【0022】
図3は図1に示す構成を持った本実施例の赤外線信号11、赤外線信号13及び13'で通信される電子情報を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置5が最初に複数存在するであろう機器に対して送出する赤外線を用いた接続要求信号である。電子情報の内容として、接続要求信号71を発信した機器として、端末装置5の中央演算装置7が、機器番号情報イ8を読み出して、付加する。(b)は、機器A16が(a)の接続要求信号71に対して返送した接続応答信号72であり、電子情報の内容には、機器A16の中央演算装置21が、機器番号情報ロ24を、機器番号情報イ8と共に付加している。(c)は、機器B18が(a)の接続要求信号71に対して返送した接続応答信号72であり、電子情報の内容には、機器B18の中央演算装置27は、機器番号情報ハ30を、機器番号情報イ8と共に付加している。(d)は、本実施例の端末装置5が例えば機器A16を選択した場合に、送出する接続確認信号73であり、電子情報の内容には、選択した機器として機器A16を示す機器番号ロ24が機器番号情報イ8と共に付加されている。(e)は、選択された機器A16が、(d)に示した接続確認信号を受信した場合に返送する接続確認応答信号74であり、機器番号ロ24が機器番号情報イ8と共に付加されている。
【0023】
図3では、端末装置5が送信した接続要求信号を受信した機器は、機器A16と機器B18との2つの例について示したが、他の機器C36が有っても、異なった機器番号を用いる事で、(a)〜(e)に示した電子情報を相互に送受信する動作を行う。
【0024】
更に、本発明の動作を、図4を用いて説明する。図4は図1に示す構成を持った本実施例の赤外線信号11、赤外線信号13及び13'通信される電子情報の内容を示したデータ構成図であり、一度図3に示す電子情報の送受に従い、相互に接続が確立した後に、何らかの要因により、接続が切れたときの情報を示している。(a)は、端末装置5が複数存在するであろう機器に対して送出する赤外線を用いた再接続要求信号75であり、電子情報の内容には、再接続要求を発信した機器として、端末装置5の中央演算装置7が、機器番号情報イ8を読み出して付加している。(b)は、機器A16が(a)の再接続要求信号75に対して返送した再接続応答信号76であり、電子情報の内容には、機器A16の中央演算装置21が、機器番号情報ロ24を機器番号情報イ8と共に付加している。(c)は、機器B18が(a)の再接続要求信号75に対して返送した再接続応答信号76であり、電子情報の内容には、機器B18の中央演算装置27は、機器番号情報ハ30を機器番号情報イ8と共に付加している。(d)は、本実施例の端末装置5が、例えば機器A16を選択した場合に、送出する再接続確認信号77であり、電子情報の内容には、機器番号情報ハ30と機器番号情報イ8とが付加されている。(e)は、選択された機器A16が、(d)に示した再接続確認信号77を受信した場合に返送する再接続確認応答信号でであり、電子情報の内容には、機器番号情報ハ30と機器番号情報イ8とが付加されている。ある。
【0025】
図4では、図3と同様に、端末装置5が送信した接続要求信号を受信した機器は、機器A16と機器B18との2つの例について示したが、他の機器C36が有っても、異なった機器番号を用いる事で、(a)〜(e)に示した電子情報を相互に送受信する動作を行う。
【0026】
更に、本発明の動作を、図5を用いて説明する。図5は図1に示す構成を持った本実施例の赤外線信号11、赤外線信号13及び13'通信される電子情報の内容を示したデータ構成図であり、図3に示す電子情報の送受に従い、相互に接続が確立した後に、端末装置5からの指示によりICカード1の内部に記録された電子マネー情報2の値を変化する事で、等価的に電子マネー情報を移動する際のデータを示している。(a)は、端末装置5が、電話回線34の先に接続されたホスト装置35と外部通信機器19を介して電子マネー情報の移動の開始を要求を伝える為に、送出する移動開始要求信号79である。送出される信号79には、赤外線を送信した装置として端末機器5の機器番号情報イ8と、既に接続が確立している機器A16の機器番号情報ロ24に加え、電子マネー情報の移動対象となる端末機器5の機器番号情報イ8とホームバス17上に接続され且つ外部との通信の際の入出力口となる外部通信機器19の機器番号情報ニ34を、付加した形で送出される。この際、端末装置5は、外部通信機器19の機器番号情報ニ34の情報は、例えば外部との電子マネー情報の移動が可能な機器の情報を取得する命令を用いる事等で、予め入手しているものである。
【0027】
(b)は、外部通信機器19が、電子マネー情報の移動が可能な場合に返す移動開始応答信号であり、ホームバス17上を介して機器A16に伝えられた情報に、機器A16が自分の機器番号情報イ8を付加して送信する。(b)に示す応答を受け取った端末装置5は、ICカード1と通信し、電子マネー情報を取得し、(c)に示す電子マネー情報信号81等の形にして送出する。機器A16は、受信した(c)に示された電子マネー情報をホームバス17を介して外部通信機器19に転送する。外部通信機器19では、電子マネー情報を電話回線34を経由してホスト装置35に送出し、ホスト装置35が返す電子マネーの確認情報を取得する。取得後、ホームバス17を介して機器A16へ電子マネーの確認情報を送出する。機器A16は、取得した電子マネーの確認情報82を(d)に示すデータの形として端末装置5に対して送出する。端末装置5は、受信した(d)に示された電子マネーの確認情報をICカード1に伝達する。
【0028】
ICカード中央演算装置3は、電子マネー情報2と照合を取り、正しくホスト装置35との間で電子マネー情報が受け渡しされた事を確認すると、端末装置5に対して正常に終了した旨を通知する。通知を受けた端末装置5は、(e)に示す電子マネー情報の移動終了要求信号83等を作成し、赤外線で送出する。(e)に示された電子マネー情報の移動終了要求信号83等を受信した機器A16は、外部通信機器19に対しホームバス17を介して電子マネー情報の移動が終了した旨を通知する。外部通信機器19は、該通知をホスト装置35に伝達する。ホスト装置35では、受信した通知の確認を行い、通知が正しければ通知に対し終了応答を返送する。終了応答を受け取った外部通信機器19は、該応答を(f)に示した電子マネー情報の移動終了応答信号84等として端末装置5に向けて送出する。該応答信号を受け取った端末装置5は、電子マネーの移動処理を終了する。
【0029】
更に、本発明の動作を図6を用い説明する。図6は図1に示す構成を持った本実施例において、ホームバス上の機器との接続の開始から接続確立までの、端末装置5の中央演算装置7の動作を示した動作フロー図である。端末装置5の使用者は、入力装置9を操作して端末装置5とホームバス上の機器との赤外線を使ったデータ通信の開始を指示する。該指示に従い、端末装置5は、接続を開始する(S61)。まず、端末装置5は赤外線発光部10から図3(a)で示した赤外線信号11を発光し、予め定められた受信待ち時間を設定する(S62)。端末装置5から送出された赤外線信号11は、ホームバス17上の機器により受信され、各機器は、各機器固有の待ち時間だけ待った後に図3(b)、(c)に示した接続応答を赤外線信号13、13'として送出する(S63)。端末装置5は、赤外線受光部12で各機器が送出した赤外線信号13、13'を受信し、同時に赤外線強度検出部14で受信した赤外線信号の強度情報を取得し記録する(S64)。
【0030】
この後、端末装置5は、先に設定した受信待ち時間が過ぎたかを確認し(S65)、記録した各機器からの赤外線信号の強度情報を、中央演算装置7内部の強度比較機能15により比較する。比較の結果、赤外線信号の強度情報が最も大きかった機器の機器番号情報を選択した機器番号情報に設定し図3(d)に示す接続確認を赤外線信号として送出する(S66)。該接続確認で選択された機器は、図3(e)に示す選択された機器番号情報イを設定して接続確認応答を送出する(S67)。端末装置5は、受信した接続確認応答を受信すると、選択された機器番号情報を、図3(d)で設定した機器番号情報イと同じである事を確認し(S68)、同じであれば接続が確立する(S69)。
【0031】
更に、本発明の動作を、図7を用いて説明する。図7は図1に示す構成を持った本実施例の端末装置5の中央演算装置7が、図6に示すフロー図に従いホームバス上の機器との接続を確立した後、赤外線が遮断された等の何らかの要因により、接続が切れ、再接続の開始から再接続確立までの端末装置5の中央演算装置7の動作を示した動作フロー図である。端末装置5は、接続が切れた事を検出すると再接続を開始する(S71)。すると、図4(a)で示した赤外線信号11を発光し、予め定められた受信待ち時間を設定する(S72)。端末装置5から送出された赤外線信号11は、ホームバス17上の機器により受信され、各機器は、各機器固有の待ち時間だけ待った後に図4(b)、(c)に示した再接続応答を赤外線信号13、13'として送出する(S73)。端末装置5は、赤外線受光部12で各機器が送出した赤外線信号13、13'を受信し、同時に赤外線強度検出部14で受信した赤外線信号の強度情報を取得し記録する(S74)。
【0032】
この後、端末装置5は、先に設定した受信待ち時間が過ぎたかを確認し(S75)、記録した各機器からの赤外線信号の強度情報を、中央演算装置7内部の強度比較機能15により比較する。比較の結果、赤外線信号の強度情報が最も大きかった機器の機器番号情報を選択した機器番号情報に設定し図4(d)に示す再接続確認を赤外線信号として送出する(S76)。該再接続確認で選択された機器は、図4(e)に示す選択された機器番号情報イを設定して再接続確認応答を送出する(S77)。端末装置5は、受信した再接続確認応答を受信すると、選択された機器番号情報を、図4(d)で設定した機器番号情報イと同じである事を確認し(S78)、同じであれば接続が確立し再接続が完了する(S79)。
【0033】
更に、本発明の動作を、図8を用いて説明する。図8は図1に示す構成を持った本実施例の端末装置5の中央演算装置7が、図6に示すフロー図に従いホームバス上の機器との接続を確立した後、端末装置5の使用者が、入力装置9を操作して端末装置5とホームバス上の外部通信機器19介したホスト装置35との電子マネーの移動を指示した場合の端末装置5の中央演算装置7の動作フロー図である。
【0034】
端末装置5は、使用者の指示に従い電子マネー情報の移動を開始すると、まず図5(a)に示す電子マネー情報の移動開始要求を送出する(S81)。該要求には、電子マネーを移動する相手として外部通信機器19の機器番号情報ニを設定している。移動開始要求を送出した端末装置5は、規定の受信待ち時間の間、通信相手の機器A16からの応答を待つ。機器A16は、移動開始要求を受信すると移動する対象として設定された外部通信機器19へホームバス17を経由して該要求を転送する。外部通信機器19は、要求を受信すると、電話回線34を経由したホスト装置35との間の電子マネー情報の移動の開始を通知する。ホスト装置35との間の電子マネー情報の移動が可能な状態となると、外部通信機器19は、電子マネー情報の移動開始応答をホームバス17に出力する。該移動開始応答を検知した機器Aは、赤外線信号として図5(b)に示す移動開始応答を出力する(S82)。端末装置5は、該移動開始応答を受信し(S83)、機器番号情報が正しく設定されている事を確認し(S84)、電子マネー情報の移動を開始する。端末装置5は、ICカード1のICカード中央演算装置3に対し、ICカード接続部4を経由して電子マネー情報2の移動を指示する。
【0035】
ICカード中央演算装置3は、電子マネー情報2を読み出し、端末装置5からの指示に従った金額の電子マネー情報を出力する(S85)。ICカード1からの電子マネー情報を受け取った端末装置5は、図5(c)に示す電子マネー情報を示す情報を赤外線で送出する。機器A16は、電子マネー情報を示す情報を受信するとホームバス17を介して外部通信機器19へ取得した電子マネー情報を転送する。転送を受けた外部通信機器19は、電子マネー情報をホスト装置35へ伝達する。ホスト装置35は、電子マネー情報の確認を行い、電子マネーの確認情報を出力する。電子マネーの確認情報を受け取った外部通信機器19は、ホームバス17を経由して機器A16に電子マネーの確認情報を転送する。機器A16は、図5(d)に示す電子マネー情報の確認を示す情報を赤外線で送出する(S86)。端末装置5は、電子マネー情報の確認を示す情報を受信し(S87)、機器番号情報が正しく設定されている事を確認し(S88)、電子マネーの確認情報をICカード1に伝える。
【0036】
ICカード中央演算装置3が、電子マネーの確認情報が正しい事を確認すると電子マネーの移動終了情報を出力する(S89)。ICカード1からの電子マネーの移動終了情報を受け取った端末装置5は、図5(e)に示す電子マネー情報の移動確認要求を赤外線で送出する。機器A16は、電子マネー情報の移動確認要求を受信するとホームバス17を介して外部通信機器19へ取得した電子マネーの移動終了情報を転送する。転送を受けた外部通信機器19は、電子マネーの移動終了情報をホスト装置35へ伝達する。ホスト装置35は、電子マネーの移動終了情報の確認を行い、電子マネーの移動終了応答情報を出力する。電子マネーの移動終了応答情報を受け取った外部通信機器19は、ホームバス17を経由して機器A16に電子マネーの移動終了応答情報を転送する。機器A16は、図5(f)に示す電子マネー情報の移動終了応答を赤外線で送出する(S90)。端末装置5は、電子マネー情報の移動終了応答を受信し(S91)、機器番号情報が正しく設定されている事を確認し(S92)、電子マネー情報の移動を終了する(S93)。
【0037】
以上述べた動作による、本実施例の効果を以下述べる。
【0038】
本実施例では、端末装置5と機器Aとの間の通信が出来なくなっても、再度、赤外線信号の強度によって再接続されるため、例えば人体等で赤外線信号が遮断されたりしても継続して通信を継続出来る効果がある。また、電子マネー情報を受け渡す再に送受共に赤外線による通信が確立されている為、ホスト装置35との間でお互いにデータを送受しあって情報の確認が可能である効果もある。尚、本実施例の機器A16、機器B18、機器C36や外部通信機器19のそれぞれは、同一のホームバス17が敷設されている場所であれば、設置場所に何ら制限の無い事は言うまでも無く、例えば各機器が異なる居室に配されても、そのいずれかの機器が端末装置5の赤外線信号11を受信し、かつ赤外線信号13を端末装置5が受信可能であれば良い。
【0039】
次に、本発明の第2の実施例を、図9〜図12を用いて説明する。
【0040】
図9は、本発明の第2の実施例を示す構成図である。以下、図9を用いて構成を説明する。本実施例で第1の実施例と同一の構成には、同一の番号を付してある。第2の実施例が第1の実施例と異なるのは、機器A36及び機器B37がそれぞれ赤外線受光部20及び26のみを有し、赤外線の発光手段を持たない点である。又、端末装置38も、赤外線発光部10のみを有し、赤外線の受信手段及び強度比較機能を有していない点である。
【0041】
更に、本実施例の構成について、図10を用いて説明する。
【0042】
図10は、本実施例の形態を示す構成図である。
【0043】
図9と同一の構成及び第1の実施例と同一の構成は、同一の番号を附している。本実施例では、端末装置38は赤外線信号39を発信するのみで受信は出来ない構成となっている。又、ホームバス17に接続された機器A36、機器B37及び機器C40はいずれも赤外線信号の受信が可能な構成である。
【0044】
以上の構成により、以下本発明の動作を、図11及び図12を用いて説明する。
【0045】
図11は図9に示す構成を持った本実施例の赤外線信号39で通信される電子情報を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置5が最初に複数存在するであろう機器に対して送出する赤外線を用いた接続要求信号である。電子情報の内容として、接続要求信号80を発信した機器として、端末装置38の中央演算装置7が、機器番号情報イ8を読み出して、付加する。また接続を求める相手の機器として、外部通信機器の機器番号情報ニ34を設定し付加している。更に、送出する信号には、送出する信号順に通し番号79を付加した構成としている。(b)は、機器A36が(a)の接続要求信号80を受信した後に、ホームバス17上に転送した接続要求信号80であり、電子情報の内容には、機器A36の中央演算装置21が、機器番号情報ロ24をさらに付加している。(c)は、機器B37が(a)の接続要求信号80を受信した後に、ホームバス17上に転送した接続要求信号80であり、電子情報の内容には、機器B37の中央演算装置27は、機器番号情報ハ30を(b)の機器番号情報ロ24の代えて付加している。
【0046】
(d)は、本実施例の端末装置38が、電子マネー情報の移動を開始する場合に送出する移動開始情報82であり、電子情報の内容には、機器番号情報イ8を読み出して付加し、更に、送出する信号順の通し番号81と、接続を求める相手の機器として外部通信機器の機器番号情報ニ34をさらに付加している。(e)は、端末装置38が、電子マネー情報の移動を実行する場合に送出する電子マネー情報信号85であり、電子情報の内容には、機器番号情報イ8を読み出して、付加し、更に、送出する信号順の通し番号83と、接続を求める相手の機器として外部通信機器の機器番号情報ニ34と、電子マネー情報を示す情報85をさらに付加している。(f)は、端末装置38が、電子マネー情報の移動を終了する場合に送出する移動終了を示す情報87であり、電子情報の内容には、機器番号情報イ8、送出する信号順の通し番号86と、接続を求める相手の機器として外部通信機器の機器番号情報ニ34をさらに付加している。
【0047】
更に、本発明の動作を、図12を用いて説明する。図12は図9に示す構成を持った本実施例の中央演算装置32の動作を示す動作フロー図である。まず、外部通信機器19は、ホームバス17上の一つのデータの受信待ち時間を設定する(S1201)。この後、送受信回路33を介してホームバス17上で送られる外部通信機器19宛ての情報を待ち、情報が有った場合、その情報を取得し、記録する(S1202)。次に、赤外線を受信した装置は、例えば受信した接続要求信号に、転送した機器の番号として、自機器の機器番号情報を付加して、ホームバス上に出力する(S1203)。先に設定した受信待ち時間が過ぎたか否かを確認し(S1204)、受信待ち時間が未経過の間、情報の監視と受信を続ける。受信待ち時間が過ぎた後、記録した外部通信機器19宛ての情報を読み出し、記録した情報を比較し、自機器に対する同じ通し番号が付された同じ発信元(例えば本実施例の場合の端末)からの情報を抽出する(S1205)。
【0048】
次に、抽出情報を通し番号毎に分類し、分類された通し番号の中から、最も通し番号が若い情報を抽出を抽出する(S1206)。次に、抽出した通し番号が未処理か否かを判別し(S1207)、処理済みの場合は、次に若い通し番号の情報を抽出し(S1208)、次に、抽出した通し番号が未処理か否かを判別する(S1207)。一方、抽出した通し番号が未処理の場合は、同じ発信元で同じ通し番号の情報の数を調べる(S1208)。情報が一つの場合、該情報を処理する(S1209)。情報が複数の場合、総て同一の内容か否かを判定する(S1210)。同じであれば、該情報を処理する(S1209)。異なる場合には、各情報の比較を行い、最も多い同一の情報をする(S1211)。この際、例えば、3つのデータの内、2つが同一で一つが異なる場合、2つの同一なデータを抽出する事となる。中央演算装置32は、抽出した情報を処理する(S1209)。
【0049】
この後、先に記録され通し番号毎に分類されたデータの中に、次の通し番号の情報の有無を確認する(S1212)。次の通し番号の情報が有った場合、該データを抽出し(S1213)、先の抽出後の処理に戻って判断と処理が継続される。次の通し番号のデータが無い場合には、必要な情報は取得したを確認し(S1214)、取得済みの場合は終了し、未取得の場合には、ホームバス17上の一つのデータの受信待ち時間を設定する動作(S1203)に戻って処理を継続する。
【0050】
更に、本実施例の動作を詳細に説明する。ここで、ホームバス17上のデータの処理端末装置38の使用者が、入力装置9を操作して端末装置38とホームバス17上の外部通信機器19を介したホスト装置35との電子マネーの移動を指示した場合を例として説明する。端末装置38は、使用者の指示に従い電子マネー情報の移動を開始すると、まず図11(a)に示す接続要求信号を赤外線信号39として送出する。接続要求信号を受信した機器A36や機器B37はそれぞれ、自機器の機器番号情報を設定して図11(b)や図11(c)に示した接続要求をホームバス17上に転送する。この後、ホームバス17で繋がった外部通信機器19は、図12に従った動作により、図11(b)や図11(c)の形の接続要求を受信する。
【0051】
次に、端末装置38は、図11(d)の移動開始信号を送出する。移動開始信号を受信した機器A36や機器B37がホームバス17上に移動開始を転送する。この移動開始を、外部通信機器19が受け取り、電話回線34を介してホスト装置35に伝達する。更に、端末装置38は、図11(e)の電子マネー情報信号を送出する。電子マネー情報信号を受信した機器A36や機器B37がホームバス17上に電子マネー情報を転送する。この電子マネー情報を、外部通信機器19が受け取り、電話回線34を介してホスト装置35に伝達する。この後、端末装置38は、図11(f)の移動終了信号を送出する。移動終了信号を受信した機器A36や機器B37がホームバス17上に移動終了を転送する。この移動終了を、外部通信機器19が受け取り、電話回線34を介してホスト装置35に伝達することで、電子マネーの移動が完了する。
【0052】
以上述べた動作による、本実施例の効果を以下述べる。
【0053】
本実施例では、端末装置38は赤外線の送信機能のみを有し、ホームバス17上の機器は赤外線の受信機能のみで構成されている。このため、第1の実施例に比べ、端末装置に赤外線の受信機能が不要で、かつ機器には赤外線の送信機能が不要となり、構成が簡単である効果がある。尚、本実施例の機器A36、機器B37、機器C40や外部通信機器19のそれぞれは、同一のホームバス17が敷設されている場所であれば、設置場所に何ら制限の無い事は言うまでも無く、例えば各機器が異なる居室に配されても、そのいずれかの機器が端末装置38の赤外線信号を受信すれば良い。
【0054】
次に、本発明の第3の実施例を、図13〜図15を用いて説明する。
【0055】
図13は、本発明の第3の実施例を示す構成図である。以下、図13を用いて構成を説明する。本実施例で第1の実施例と同一の構成には、同一の番号を付してある。第3の実施例が第1の実施例と異なるのは、機器A36が赤外線受光部20のみを有し、赤外線の発光手段を持たない点、及びICカード1の接続部44を有したICカード用機器41が、ホームバス17上に接続されている点である。又、端末装置45も、赤外線発光部10のみを有し、赤外線の受信手段及び強度比較機能を有していない点及びICカード1の接続部が無い点である。42はICカード用機器41の制御を行う中央演算装置、43はICカード用機器41に固有なID番号である機器番号情報ホ、44は接続部である。ICカード用機器41は送受信回路25と中央演算装置42と機器番号情報ホ43と接続部44を有する。46は本実施例の端末装置45の赤外線発光部10が発光する赤外線信号である。47はICカード1の内部に記録されたICカードに固有なID番号であるICカード番号、48はICカード毎に登録と変更が可能な暗証番号である。ICカード1は図9に図示のものにさらにICカードに固有なID番号47と暗証番号48を有する。
【0056】
更に、本実施例の構成について図14を用いて説明する。
【0057】
図14は、本実施例の形態を示す構成図である。
【0058】
図13と同一の構成及び第1の実施例と同一の構成は、同一の番号を附している。本実施例では、端末装置45は赤外線信号46を発信するのみで受信は出来ない構成となっている。又、ホームバス17に接続されたICカード用機器41はICカード1を接続可能な構成である。機器A36や外部通信機器19、ICカード用機器41のそれぞれは、同一のホームバス17が敷設されている場所であれば、設置場所に何ら制限の無い事は言うまでも無く、例えば、各機器が異なる居室に配されても良い。
【0059】
以上の構成により、以下本発明の動作を図15を用いて説明する。
【0060】
図15は図13に示す構成を持った本実施例の赤外線信号46で通信される電子情報とホームバス上を伝達される情報を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置45が最初に複数存在するであろう機器に対して電子マネー情報の移動を開始する場合に送出する赤外線を用いた移動開始信号91である。電子情報の内容として、移動開始を示す情報91を発信した機器として、端末装置45の中央演算装置7が、機器番号情報イ8を読み出して付加する。更に、送出する信号には、送出する信号順に通し番号88を付加した構成としている。ICカードとして、ICカード用機器の機器番号情報ホ43を設定し、かつ対象とするICカードを示すICカード番号89も付加している。更に、端末装置45は、予め使用者に暗証番号を入力装置9から入力させており、該入力された暗証番号を暗号化し、この暗号化された暗証番号90をも付加している。尚、本実施例では、暗証番号に加えて乱数情報も合わせて暗号化し、毎回異なる暗号が生成され、乱数情報も暗号化された暗証番号に含めて送出する様になっている。
【0061】
(b)は、機器A36が(a)の移動開始情報91を受信した後に、ホームバス17上に転送した移動開始信号であり、電子情報の内容には、機器A36の中央演算装置21が、機器番号情報ロ24を付加している。ホームバス17上を電送された移動開始信号は、第2の実施例の外部通信機器が情報を取得するのと同様にICカード用機器41に取得される。移動開始信号を取得したICカード用機器41は、暗号化された暗証番号90を、対象とするICカード番号で指定されたICカード1に伝達する。ICカード1は、入力された暗号化された暗証番号をICカード中央演算装置3で解読し記録された暗証番号48と照合する。照合の結果が正しければ、電子マネー情報の移動開始を示す情報に従い、電子マネーの移動を開始する。
【0062】
(c)は、電子マネーの移動を開始したICカード用機器41が、ホームバス17上に出力する電子マネー情報94である。外部通信機器19の機器番号ニ34を設定し、電子マネー情報で有る事を示す情報93を設定し、また送出する信号順の通し番号を示す情報92を設定して、付加している。外部通信機器19が、ホームバス17上のデータから該電子マネー情報を取得する動作は第2の実施例と同様である。
【0063】
(d)は、外部通信機器19が、受け取った電子マネー情報を電話回線を経由でホスト装置35に伝達し、この後ホスト装置35から電子マネーの確認情報を受け取り、受け取った電子マネーの確認情報をICカード用機器41に転送するために、ホームバス17上に送出する電子マネーの確認情報97の確認である。
【0064】
該電子マネーの確認情報97を、ホームバス17上から抽出したICカード用機器41は、抽出したデータの中から電子マネーの確認情報91を、ICカード1に伝達する。ICカード中央演算装置3では受け取った電子マネーの確認情報97を確認し、正常であれば電子マネーの移動処理の終了を出力する。ICカード1から、電子マネーの移動処理の終了を受け取ったICカード用機器41は、ホームバス17上に(e)に示す電子マネー情報の移動終了を示す情報99を出力する。電子マネー情報の移動終了を示す情報99を抽出した外部通信機器19は、ホスト装置35に電子マネーの移動が終了した事を通知した後、(f)に示す電子マネー情報の移動終了応答を示す情報101を出力する。電子マネー情報の移動終了応答を示す情報を抽出したICカード用機器41は、電子マネーの移動を完了する。
【0065】
以上述べた動作による、本実施例の効果を、以下述べる。
【0066】
本実施例では、端末装置45は赤外線の送信機能のみ有し、ホームバス上の機器は赤外線の受信機能のみで構成されている。このため、第1の実施例に比べ、端末装置に赤外線の受信機能が不要で、かつ機器には赤外線の送信機能が不要となり、構成が簡単である効果は第2の実施例と同様である。
【0067】
更に、本実施例では、ICカード1を専用のICカード用機器に格納し、端末装置では暗証番号の送出行う事でICカードの制御がホームバス上で行えるため、ICカードを端末装置の近くに配して差し替えるといった手間が省ける効果もある。
【0068】
又、本実施例では、端末装置45が暗号化した暗証番号を、ICカード内部で解読するため、ICカードの正当な利用者以外は容易にICカードを利用できない効果もある。
【0069】
次に、本発明の第4の実施例を図16〜図29を用い説明する。
【0070】
図16は、本発明の第4の実施例を示す構成図である。以下、図16を用い構成を説明する。本実施例で第1の実施例と同一の構成には、同一の番号を付してある。57はホームバス17に接続された機器D、58は機器D57が有するところのホームバス17からの情報を表示する為の情報表示装置である。機器D57は内部に赤外線受光部20と中央演算装置21と機器番号情報ロ24と情報表示装置58と受信回路25を有する。機器Dが第1の実施例の図1と異なるのは、機器D57が赤外線受光部20のみを有すとことで、赤外線の発光部を持たない点は、第3の実施例と同様である。又、端末装置45が、赤外線発光部10のみを有し、赤外線の受信手段及び強度比較機能を有していない点、及びICカード1の接続部が無い点も第3の実施例と同様である。
【0071】
50はICカード用機器の制御を行う中央演算装置であり、ICカード1の接続部44は、複数設けられて、中央演算装置50に接続されている。43は複数ICカード用機器49に固有なID番号である機器番号情報ホ、46は本実施例の端末装置45の赤外線発光部10が発光する赤外線信号である。複数ICカード用機器49において、52は各ICカード毎に登録と変更が可能なICカードの情報を記録した機器内ICカード情報表、51は機器内ICカード情報表52の書き換えや消去といった管理を行うICカード情報表作成機能である。
【0072】
ICカード情報表作成機能51は、本実施例の場合、中央演算装置50の内部のソフトウエアの機能として実現されている。53は、第1の実施例のICカード1との接続部44の機能に加えて、ICカードの有無を電気信号として中央演算装置50に通知する機能を有した検出器付き接続部である。54、55、56及び60は、それぞれのICカード1の内部に記録された各ICカードに固有な情報であるICカード情報ア、 ICカード番号イ、ICカード番号ウ、及びICカード番号エである。それぞれのICカード情報は、いずれのICカード1でも、共通の読み出し方法で読み出す事が出来る情報である。61は、ICカード情報表作成機能51が機器内ICカード情報表52を作成する際に参照と書換えや消去を行うICカード情報データベースである。複数ICカード用機器49は送受信回路25と機器番号情報ホ43と機器内ICカード情報表52と検出器付き接続部53とICカード情報データべース61を有する。
【0073】
更に、本実施例の構成について、図17を用いて説明する。
【0074】
図17は、本実施例の形態を示す構成図である。図16と同一の構成及び第1の実施例と同一の構成は、同一の番号を附している。本実施例では、端末装置45は赤外線信号46を発信するのみで受信は出来ない構成となっている。又、ホームバス17に接続された複数ICカード用機器49はICカード1を接続可能であり、かつ検出器付き接続部53には複数のICカード1を接続することが可能な構成である。機器D57は、テレビ装置を用いており、情報表示装置58としてテレビ装置の表示画面を用いている。機器D57や外部通信機器19、複数ICカード用機器49のそれぞれは、同一のホームバス17が敷設されている場所であれば、設置場所に何ら制限の無い事は言うまでも無く、例えば各機器が異なる居室に配されても良い。
【0075】
更に、本実施例の構成について図18を用いて説明する。図18は、本実施例の複数ICカード用機器49の内部で生成される機器内ICカード情報表52を示す図である。本実施例では、複数ICカード用機器49の検出器付き接続部53毎に接続部番号1,2,3,4が付されている。機器内ICカード情報表52では、この接続部番号毎にICカードの情報として、ICカードに固有なICカード番号、ICカード内のアプリケーションソフトウエアに固有な番号であるAID、ICカード内のアプリケーションソフトウエアに固有に付けられたアプリケーション名、ICカードの使用者名、使用者毎に複数ICカード用機器49に登録された暗証番号が、接続部番号毎に記録された形となっている。尚、本実施例の場合、機器内ICカード情報表52に記録される情報の内、 ICカード番号、AIDの2つの情報が、図16のICカード情報ア54、ICカード情報イ55、ICカード情報ウ56に記録されている。ICカード番号エ60には、AIDの情報が記録されている。
【0076】
以上の構成により、以下本発明の動作を、図19〜図29を用いて、説明する。
【0077】
図19は、図16に示す構成を持った本実施例の赤外線信号46で通信される電子情報とホームバス上を伝達される情報を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置45が最初に複数存在するであろう機器に対して電子決済を開始する場合に送出する赤外線を用いた電子決済開始信号である。電子情報の内容として、電子決済開始の開始を示す情報103を発信した機器として、端末装置45の中央演算装置7が、機器番号情報イ8を読み出して、付加する。更に、送出する信号には、送出する信号順に通し番号102を付加した構成としている。また、ICカード用機器の機器番号情報ホ43を設定し、かつ対象とするICカードが接続されている検出器付き接続部番号t104をも付加している。更に、端末装置45は、予め使用者に暗証番号を入力装置9から入力させており、該入力された暗証番号を暗号化し、この暗号化された暗証番号105をも付加している。尚、本実施例では、暗証番号に加えて乱数情報も合わせて暗号化し、毎回異なる暗号が生成され、乱数情報も暗号化された暗証番号に含めて送出する様になっている。
【0078】
(b)は、機器D57が(a)の電子決済開始信号を受信した後に、ホームバス17上に転送した電子決済開始信号であり、電子情報の内容には、機器D57の中央演算装置21が、機器番号情報ロ24を付加している。ホームバス17上を電送された電子決済開始信号は、第2の実施例の外部通信機器が情報を取得するのと同様に、図17の複数ICカード用機器49に取得される。電子決済開始信号を取得した複数ICカード用機器49は、暗号化された暗証番号を解読し、機器内ICカード情報表52を参照し、接続部番号で指定されたレコードに記録された暗証番号と比較する。電子決済開始信号を取得した複数ICカード用機器49は、暗証番号が一致すると、電子決済処理を継続する。
【0079】
更に、継続される処理の動作について、図20を用いて、説明する。
【0080】
図20は、図19に示す情報の後に、ホームバス17上で伝達される情報を示したデータ構成図である。図17、図16の複数ICカード用機器49は、暗証番号の比較の次に、機器内ICカード情報表52を参照し、電子決済に使用可能なアプリケーションソフトウエアの有無を判別する。使用可能なアプリケーションソフトウエアが複数ある場合は、図20(a)に示す情報をホームバス17に出力する。発信した機器の機器番号として、複数ICカード用機器49の機器番号情報ホ43が設定され、指示を与える先として機器D57の機器番号情報ロが設定されている。更に、機器D57に対する指示として文字表時動作の指示と表示する文字情報107、及び入力手段からの情報を取得する事を指示する入力待ちの指示108が設定され、付加られている。(a)に示す情報をホームバス17上から検出した機器D57は、図17の情報表示装置58に文字情報を出力し、端末装置45からの赤外線信号を待つ。使用者は、端末装置45の入力装置9を使って数字を入力する。端末装置45は、入力された数字を赤外線信号で送出する。
【0081】
赤外線信号を受信した機器D57は、受け取った数字を入力結果として設定し、(b)に示す入力待ち応答を示す情報111をホームバス17上に出力する。この(b)に示す応答を検出した複数ICカード用機器49は、対象とする接続部番号で選択されたICカード1に記録されたアプリケーションソフトウエアの内、入力結果で指示されたアプリケーションソフトウエアを使った電子決済を開始する。電子決済の手順は、第3の実施例を同様である。(c)は、複数ICカード用機器49が、アプリケーションソフトウエアの有無の判別で、使用可能なアプリケーションソフトウエアが無い場合に出力される情報である。使用可能なプリケーションソフトウエアが無い旨を示す文字情報114を設定し、付加されて送出される。(d)は、複数ICカード用機器49が、暗証番号の比較の結果、暗証番号が一致しなかった場合に出力される情報である。暗証番号が一致しなかった旨を示す文字情報116を設定し、付加されて送出される。尚、本実施例の場合、暗証番号が一致し、アプリケーションソフトウエアの有無の判別で、使用可能なアプリケーションソフトウエアが一つの場合は、図20に示す情報を出力することなく電子決済が開始される。 更に、本発明の動作を、図21を用いて、説明する。図21は、図16の機器D57の情報表示装置58に表示された情報を示す。(a)は、図20(a)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示である。この場合、本実施例の機器D57は、入力手段として赤外線信号しかない為、機器D57が赤外線信号の送出を使用者に促す情報として入力案内59を付加して表示している。(b)は、図20(c)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示、(c)は、図20(d)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示である。
【0082】
更に、本発明の動作を、図22を用いて、説明する。図22は、図16に示す構成を持った本実施例の赤外線信号46で通信される電子情報とホームバス上を伝達される情報の他の例を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置45の使用者が接続部番号の入力を行わなかった場合に赤外線信号として出力する電子決済の開始を示す信号118である。端末装置45の使用者は、電子決済の開始を示す信号118と暗号化された暗証番号119の入力のみを行うと、(a)に示す信号が出力される。対象とする接続部番号が設定されていないこと以外は、図19(a)に示した信号と同様である。(b)は、(a)に示す赤外線信号を受信した機器D57が、ホームバス17上に転送する情報である。転送された(b)に示す情報を検出した複数ICカード用機器49は、まず情報で送付された暗号化された暗証番号119を解読する。解読した暗証番号119を機器内ICカード情報表52に記録された暗証番号と比較し、比較の結果、一致する暗証番号が設定されたICカードを選択したものとみなして電子決済の処理を継続する。継続される処理は、図20及び図21に示した処理と同様である。
【0083】
更に、本発明の動作を、図23を用いて、説明する。図23は、図16に示す構成を持った本実施例の赤外線信号46で通信される電子情報とホームバス上を伝達される情報の更に他の例を示したデータ構成図である。(a)は、端末装置45の使用者が接続部番号の入力と暗証番号の入力を行わなかった場合に赤外線信号として出力する電子決済の開始を示す信号121である。端末装置45の使用者は、電子決済の開始の入力のみを行うと、(a)に示す信号が出力される。対象とする接続部番号と暗号化された暗証番号が設定されていないこと以外は、図19(a)に示した信号と同様である。(b)は、(a)に示す赤外線信号を受信した機器D57が、ホームバス17上に転送する情報である。転送された(b)に示す情報を検出した複数ICカード用機器49は、まず機器内ICカード情報表52に記録されたグループを検索し、指示された電子決済に使用可能な接続部番号を取得する。取得した接続部番号に対応した使用者名を抽出し、電子決済処理を継続する。
【0084】
更に、継続される処理の動作について、図24を持い説明する。
【0085】
図24は、図23に示す情報の後に、ホームバス17上で伝達される情報を示したデータ構成図である。(a)は、複数ICカード用機器49が作成する情報である。複数ICカード用機器49は、使用者名を抽出後、使用者名を選択する文字情報123を作成し、入力待ちの指示109を付加してホームバス17を介して機器D57に指示の情報をも作成し、付加して送出する。機器D57は、(a)に示す情報を検出すると、使用者名を選択する文字情報を情報表示装置58に出力し、端末装置45からの赤外線信号を待つ。使用者は、端末装置45の入力装置9を使って数字を入力する。端末装置は、入力された数字を赤外線信号で送出する。赤外線信号を受信した機器D57は、受け取った数字を入力結果として設定し、(b)に示す入力結果を示す情報110を作成し付加して、ホームバス17上に出力する。この(b)に示す入力結果を示す情報110を検出した複数ICカード用機器49は、(c)に示す暗証番号の入力を要求する指示の情報127を作成し付加して、ホームバス17に出力する。
【0086】
機器D57は、(c)に示す情報を検出すると、文字情報を情報表示装置58に出力し、端末装置45からの赤外線信号を待ち、赤外線信号を受信後に(b)示す入力結果を示す情報110をホームバス17上に出力する。(c)と、これに対する応答は暗証番号の桁数分だけ繰り返される。本実施例の場合、四回繰り返される。繰り返しの結果、暗証番号を取得した複数ICカード用機器49は、取得した暗証番号と、機器内ICカード情報表52に記録された暗証番号を比較する。比較の結果が一致すれば、暗証番号が一致した接続部番号のICカード1が選択されたとみなし、電子決済の処理を継続する。継続される処理は、図20及び図21に示した処理と同様であり、例えば(d)に示すアプリケーションソフトウエアを選択する画面と入力の指示の信号を出力する。
【0087】
更に、本発明の動作を、図25を用いて、説明する。図25は、図16の機器D57の情報表示装置58に表示された情報を示す。(a)は、図24(a)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示である。この場合、本実施例の機器D57は、入力手段として赤外線信号しかない為、機器D57が赤外線信号の送出を使用者に促す為に入力案内59を付加して表示している。(b)は、図24(c)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示、(c)は、図24(d)に示される情報を機器D57が検出した場合の表示である。
【0088】
更に、本発明の機器内ICカード情報表作成機能51の動作を図26〜図28を用い説明する。図26は、図16の複数ICカード用機器49の機器内ICカード情報表52が、図18となっている状態で、接続部番号1の検出器付き接続部53が、ICカード1が抜かれた事を検出した場合の機器内ICカード情報表52を示す図である。図27、図28、及び図29は、機器内ICカード情報表作成機能51が使用するICカード情報データベース61の内容を示したデータ構成図である。
【0089】
機器内ICカード情報表作成機能51は、接続部番号1の検出器付き接続部53が、ICカード1が抜かれたことを通知してくると、機器内ICカード情報表52の接続部番号1に該当する情報を消去する動作を行い、機器内ICカード情報表52を図26に示す情報に更新する。
【0090】
次に、情報が消去された接続部番号1に該当する検出器付き接続部53にICカード1が装着され、装着されたICカード1の情報が、機器内ICカード情報表52に登録されるまでの機器内ICカード情報表作成機能51の動作を説明する。ICカード1が装着されると検出器付き接続部53が、ICカード1が装着された事を機器内ICカード情報表作成機能51に通知する。機器内ICカード情報表作成機能51は、挿入されたICカード1に共通に定められた手順に従い活性化の処理を行う。活性化の後、共通に定められた手順に従いICカード情報ア54を読み出す。ICカード情報ア54には、ICカード番号とAIDが記録されている。
【0091】
まず、取得したICカード番号とICカード情報データベース61の図27に示す対応表とを比較し、一致する情報がある場合、該当する使用者名と暗証番号を取得する。次に、取得したAIDと、ICカード情報データベース61の図28に示す対応表とを比較し、一致する情報がある場合、該当するアプリケーション名とグループを取得する。該動作により取得した、 ICカード番号、AID、アプリケーション名、グループ、使用者名、暗証番号を、機器内ICカード情報表52に記録する。記録の結果、機器内ICカード情報表52が更新される動作となる。
【0092】
以上の動作ではICカード情報ア54にICカード番号とAIDが記録されていた場合であるが、AIDのみ記録されたいた場合の機器内ICカード情報表作成機能51の動作について説明する。AIDのみ登録されていた場合、一枚のICカードに記録されたAIDを総て取得し、取得したAIDの組み合わせとICカード情報データベース61の図29に示す対応表とを比較し、一致する組み合わせの情報がある場合、該当する使用者名を取得する。使用者名が取得できた場合、更に、図27の対応表の使用者名と比較し、一致した情報がある場合、暗証番号を対応表から取得する。
【0093】
次に、取得したAID、アプリケーション名、グループ、使用者名、暗証番号を、機器内ICカード情報表52に記録する。記録の結果、機器内ICカード情報表52が更新される動作となる。尚、説明では、 ICカード情報データベース61に総て合致する情報が記録されていた場合として説明したが、合致する情報が無い場合、機器内ICカード情報表作成機能51は、情報が不足している事を中央演算装置50からホームバス17へ文字情報を出力し、これに合わせて必要な情報の入力を機器D57に要求する事で情報を取得する。又、取得した新しい情報は、新たにICカード情報データベース61に記録される。又、本実施例の場合、ICカード情報にはICカード番号とAIDが記録されてるとしたが、アプリケーション名、グループ、使用者名、暗証番号の各情報の一部が記録されていても同様な動作が可能である事は言うまでもない。
【0094】
以上述べた動作による、本実施例の効果を以下述べる。
【0095】
本実施例では、端末装置45は赤外線の送信機能のみ有し、ホームバス上の機器は赤外線の受信機能のみで構成されている。このため、第1の実施例に比べ、端末装置に赤外線の受信機能が不要で、かつ機器には赤外線の送信機能が不要となり、構成が簡単である効果は第2の実施例と同様である。
【0096】
更に、本実施例では、複数のICカード1を専用の複数ICカード用機器に格納し、かつ、複数ICカード用機器がICカードの挿抜を検出し、自動的に必要な情報を複数ICカード用機器の内部に貯えてくれる。このため、端末装置では暗証番号やICカード番号等の必要最小限度の情報の送出のみ行う事でICカードの制御がホームバス上で行えるため、複数のICカードが存在した場合、総てのICカードを端末装置の近くに配して差し替えるといった手間が省ける効果もある。
【0097】
又、本実施例では、端末装置45が出力した暗証番号を、複数ICカード用機器49の内部で解読するため、いちいちICカードとの間の暗証番号の確認処理を行う必要が無い効果もある。
【0098】
【発明の効果】
以上述べた様に、本発明によれば、ホームバスの出現で相互に連携しての動作が可能となった複数の機器間において、ICカードに記録された情報を相互に利用可能とすることができる。
【0099】
また、本発明によれば、ホームバスの出現で相互に連携しての動作が可能となった複数の機器間において、ICカードに記録された情報を相互に利用可能とし、且つ、ICカードに記録された情報を複数の機器が扱う事を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の構成を示す構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施例の形態を示す構成図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図5】 本発明の第1の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図6】 本発明の第1の実施例の動作を示す動作フロー図である。
【図7】 本発明の第1の実施例の動作を示す動作フロー図である。
【図8】 本発明の第1の実施例の動作を示す動作フロー図である。
【図9】 本発明の第2の実施例の構成を示す構成図である。
【図10】 本発明の第2の実施例の形態を示す構成図である。
【図11】 本発明の第2の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図12】 本発明の第2の実施例の動作を示す動作フロー図である。
【図13】 本発明の第3の実施例の構成を示す構成図である。
【図14】 本発明の第3の実施例の形態を示す構成図である。
【図15】 本発明の第3の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図16】 本発明の第4の実施例の構成を示す構成図である。
【図17】 本発明の第4の実施例の形態を示す構成図である。
【図18】 本発明の第4の実施例のデータ構造の内容を示す構成図である。
【図19】 本発明の第4の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図20】 本発明の第4の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図21】 本発明の第4の実施例の動作を示す画面の表示図である。
【図22】 本発明の第4の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図23】 本発明の第4の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図24】 本発明の第4の実施例の動作を示すデータ構成図である。
【図25】 本発明の第4の実施例の動作を示す画面の表示図である。
【図26】 本発明の第4の実施例のデータ構造の内容を示す構成図である。
【図27】 本発明の第4の実施例のデータ構造の内容を示す構成図である。
【図28】 本発明の第4の実施例のデータ構造の内容を示す構成図である。
【図29】 本発明の第4の実施例のデータ構造の内容を示す構成図である。
【符号の説明】
1…ICカード、2…電子マネー情報、3…ICカード中央演算装置、5,38,45…端末装置、9…入力装置、10…赤外線発光部、16,36…機器A、17…ホームバス、19… 外部通信機器、41…ICカード用機器、47…ICカード番号、48…暗証番号、49…複数ICカード用機器、52…機器内ICカード情報表、89…対象とするICカードを示すICカード番号、90…暗号化された暗証番号、91…電子マネー情報の移動開始を示す情報

Claims (2)

  1. 電子マネー情報とICカード中央演算装置とICカード番号と暗証番号を有するICカードと、該ICカードと電気的に接続される専用のICカード用機器と、該ICカード用機器を接続するホームバスと、該ホームバスに接続される他の機器と、該他の機器と光や電磁波により接続される端末装置を有し、
    該端末装置から、対象とするICカード番号と暗証番号と電子マネー情報の移動開始を示す情報とを有する電子マネー情報の移動開始信号を発信し、該移動開始信号を前記他の機器が受信して前記ホームバス上に転送し、前記ホームバス上を転送された前記移動開始信号を前記ICカード用機器が取得し、前記ICカード用機器は、取得した前記移動開始信号に有する暗証番号を、前記対象とするICカード番号で指定された前記ICカードに伝達し、前記ICカードは、入力された前記暗証番号を前記ICカード中央演算装置で前記ICカードに有する前記暗証番号と照合し、正しければ、前記電子マネー情報の移動開始を示す情報に従い、前記電子マネー情報の移動を開始し、移動した前記電子マネー情報を前記ICカード用機器が前記ホームバス上に出力して移動させることを特徴とするホームバスシステムの情報制御方法。
  2. 電子マネー情報とICカード中央演算装置とICカード番号と暗証番号を有するICカードと、該ICカードと電気的に接続される専用のICカード用機器と、該ICカード用機器を接続するホームバスと、該ホームバスに接続される他の機器と、該他の機器と光や電磁波により接続される端末装置を有し、
    該端末装置から、対象とするICカード番号と暗号化された暗証番号と電子マネー情報の移動開始を示す情報とを有する電子マネー情報の移動開始信号を発信し、該移動開始信号を前記他の機器が受信して前記ホームバス上に転送し、前記ホームバス上を転送された前記移動開始信号を前記ICカード用機器が取得し、前記ICカード用機器は、取得した前記移動開始信号に有する暗号化された暗証番号を、前記対象とするICカード番号で指定された前記ICカードに伝達し、前記ICカードは、入力された前記暗号化された暗証番号を前記ICカード中央演算装置で解読し前記ICカードに有する前記暗証番号と照合し、正しければ、前記電子マネー情報の移動開始を示す情報に従い、前記電子マネー情報の移動を開始し、移動した前記電子マネー情報を前記ICカード用機器が前記ホームバス上に出力して移動させることを特徴とするホームバスシステムの情報制御方法。
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