JP3847450B2 - 板材の切断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、丸ノコを回転走行させて板材を所要形状に切断する板材の切断装置に関し、特に積層板、木材、石材などの切断時に切屑が多数発生する板材の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10に示すように、特開平3−281301号公報に記載された板材の切断装置が提案されている。この板材の切断装置は、作業テーブル3にスリット部4が穿設されており、このスリット部4から丸ノコ5が突出して前後方向に走行できるように形成されている。板材2は、断面略コ字型の押圧部材1によってスリット部4を跨いだ状態で作業テーブル3上面に押圧固定されている。そして、丸ノコ5の前方向への走行時に板材2を切断している。
【0003】
この丸ノコ5による板材2切断の際には、板材2の切屑8が生成されることになるが、この切屑8は、作業テーブル3下側で丸ノコ5を包囲している集塵フード50によって収集され、そして、集塵フード50に接続したダクトホースを介して、例えばバキューム手段によって外方へ排除される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の板材の切断装置では、切屑8は、丸ノコ5の遠心力によって板材2上方及び板材2下方へ飛散し、このうち板材2上方の押圧部材1内部に飛散した切屑8は、バキューム手段によって板材2の切断部25やスリット部4を通じて集塵フード50内に吸引された後外方へ排出されるが、板材2の切断部25及びスリット部4が狭いため、切屑8が十分バキュームできずに押圧部材1内の板材2上面に残存することがあり、この板材2上面の切屑8が丸ノコ5と板材2の切断部25との間の隙間に噛み込むという問題がある。この切屑8の噛み込みによって丸ノコ5の回転が乱され、板材2をきれいに切断できなかったり、丸ノコ5の寿命が低下したりすることがある。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、切屑を効率的に集塵除去することによって、清掃の手間が省力化できるとともに、板材の切断性能が向上した板材の切断装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る板材の切断装置は、押圧部材1によって板材2を作業テーブル3上面に押圧固定し、作業テーブル3に穿設されたスリット部4から作業テーブル3上面に突出して前後方向に回転走行する丸ノコ5によって板材2を切断する板材の切断装置において、丸ノコ5に対向し丸ノコ5の上端部を挿入する開口部7と開口部7と連通する中空部6とを有した複数の押圧部材1と、中空部6に連結して板材2が切断されて発生する切屑を吸引除去する集塵装置9と、開口部7に設けられ、集塵装置9に吸引される長尺の切屑を引っかける捕獲手段10と、を備え、複数の押圧部材1を、それぞれ単独で上下動自在とするとともに、中空部6が相互連通して互いに密接するように設けている。
【0007】
このような板材の切断装置では、丸ノコ5によって板材2が切断され、丸ノコ5の遠心力によって板材2上方に飛散した切屑8が、丸ノコ5と板材2との隙間に噛み込むことなく開口部7及び中空部6を通じて集塵装置9に吸引除去される。また、このような板材の切断装置では、板材2表面に凹凸が有っても、分割された各押圧部材1がこの凹凸を吸収して板材2を確実に押圧固定している。また、このような板材の切断装置では、長尺の切屑が集塵装置9に吸引され捕獲手段10に引っかかって止まるため、集塵装置9へ続く排出経路内に長尺の切屑がつかえることない。また、捕獲手段10に捕らえられた長尺の切屑は、作業後、集塵装置9を切ることによって自然落下して捕獲手段10から離脱する。
【0012】
また、本発明の請求項2に係る板材の切断装置は、請求項1に記載の板材の切断装置において、丸ノコ5前後にスリット部4を閉塞して丸ノコ5と連動走行するカバー板11を設け、カバー板11の前後方向端部にカバー板11上の切屑8を吸引除去するカバー板用集塵装置16を設けている。
【0013】
このような板材の切断装置では、スリット部4を落下する切屑8がカバー板11上に落下収集され、丸ノコ5と連動走行してカバー板11の前後方向端部の移動した後、カバー板用集塵装置16により吸引除去される。
【0014】
また、本発明の請求項3に係る板材の切断装置は、請求項1又は請求項2に記載の板材の切断装置において、集塵装置9における中空部6との連結部分をダクト部12となし、このダクト部12を下方開口の箱型に形成し、板材2の板厚に応じてダクト部12下端と作業テーブル3上面との間の隙間を閉塞する上下動自在のダクト部シャッター片13をダクト部12側壁に設けている。
【0015】
このような板材の切断装置では、板材2の厚みによって押圧部材1の位置が上下に変化し、押圧部材1に固定されたダクト部12が上下動しても、上下動自在のダクト部シャッター片13が常に作業テーブル3上面に接しているため、ダクト部12の密封性が低下することなく、ダクト部12内の切屑8が外部に漏れることを防止している。
【0016】
また、本発明の請求項4に係る板材の切断装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の板材の切断装置において、押圧部材1下端と作業テーブル3上面との間の隙間を閉塞する上下動自在の押圧部材シャッター片14を押圧部材1側壁に設けている。
【0017】
このような板材の切断装置では、板材2端部の切断時に、押圧部材シャッター片14によって押圧部材1下端と作業テーブル3上面との間の隙間が埋められるため、端材26や切屑8がこの隙間から外部に漏れることを防止している。
【0018】
また、本発明の請求項5に係る板材の切断装置は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の板材の切断装置において、スリット部4両側の作業テーブル3上面を面一に連結する架橋部材15をスリット部4に対して進退自在となるよう設けている。
【0019】
このような板材の切断装置では、切断作業時にはスリット部4から架橋部材15を退かせておき、切断終了後、架橋部材15をスリット部4に進ませることにより、スリット部4両側の作業テーブル3上面を面一に連結され、架橋部材15の上を端材26がスリット部4に落下することなく移動できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の板材の切断装置を図1乃至図9に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態の板材の切断装置を示し、(a)は一部破断視した斜視図であり、(b)は要部の斜視図である。また、図2は、同上の板材の切断装置の縦断面図である。また、図3は、図2中におけるB−B断面図である。また、図4は、図2中におけるA−A断面図である。また、図5は、図2中におけるC−C断面図であり、(a)は板材2の厚みが厚い場合、(b)は板材2の厚みが薄い場合である。また、図6は、同上の板材の切断装置によって切断される板材2を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【0022】
図1乃至図6に示すように、この板材の切断装置は、押圧部材1によって板材2を作業テーブル3上面に押圧固定し、作業テーブル3に穿設されたスリット部4から作業テーブル3上面に突出して前後方向に回転走行する丸ノコ5によって板材2を切断するものである。そして、押圧部材1が丸ノコ5に対向する開口部7を有する中空部6を具備しており、この中空部6に板材2が切断されて発生する切屑8を吸引除去する集塵装置9を連結している。また、中空部6が相互連通して互いに密接する複数の押圧部材1を設けている。また、丸ノコ5前後にスリット部4を閉塞して丸ノコ5と連動走行するカバー板11を設け、カバー板11の前後方向端部にカバー板11上の切屑8を吸引除去するカバー板用集塵装置16を設けている。
【0023】
作業テーブル3は略矩形板状に形成され、支持脚(図示せず)によって作業場床面に支持されている。作業テーブル3の略中央には作業テーブル3を分断するスリット部4が形成されている。このスリット部4のスリット幅は丸ノコ5の厚みよりも幅拡に形成されている。
【0024】
丸ノコ5は、略円板形状に形成され、円周部に板材2を接断するためのノコギリ部5aが形成されている。この丸ノコ5は、上方に開口を有する略箱型の丸ノコボックス20に回転自在であるとともに上下動自在に収納されている。丸ノコボックス20は、その上端面がスリット部4下方の作業テーブル3下面に密接してスリット部4に沿って摺動走行自在とされている。丸ノコボックス20内の丸ノコ5はスリット部4下方に面方向をスリット部4に沿わせて配置されている。そして、その最上位置では、丸ノコ5上端がスリット部4上方の作業テーブル3上面に突出しており、その最下位置では、丸ノコ5上端が作業テーブル3下面よりも下方に位置している。この丸ノコ5の上下動によって、丸ノコ5がスリット部4の後端部から前端部に向けて走行するときに、丸ノコ5が最上位置に位置され逆回転で回転し、ノコギリ部5aが作業テーブル3上に固定された板材2を切断できる。さらに、板材2側方のスリット部4の前端部位置で丸ノコ5が最下位置に下降してスリット部4から外れ、この最下位置でスリット部4の後端部へ略水平移動した後、上昇して再び丸ノコ5がスリット部4に挿入されて元の位置に戻るように形成されている。また、丸ノコボックス20の側壁の上部に開口が設けられ、この開口に丸ノコボックス20内の切屑を吸引除去するボックス用集塵装置17に連通する集塵ダクト31が連結されている。また、丸ノコボックス20上端の丸ノコ5前後にノコギリ部5aに対向する傾斜面18aを有しスリット部4に内嵌される切屑反射部材18,18が立設されている。丸ノコ5前側の切屑反射部材18上端は作業テーブル3上面よりも下方に配置しており、丸ノコ5後側の切屑反射部材18上端は作業テーブル3上面に突出し、切断された板材2の切断部25に内嵌している。
【0025】
押圧部材1は、外形が略矩体形状に形成され、作業テーブル3上方のスリット部4に沿って並設されている。各押圧部材1は上面にシリンダ21が連結され、シリンダ21によってそれぞれ単独で上下動自在とされている。各押圧部材1には、スリット部4方向の両側面に貫通する円孔状の中空部6が穿設され、押圧部材1下面に中空部6に連通するスリット状の開口部7が設けられている。この開口部7は丸ノコ5と対向し、丸ノコ5上端部が開口部7に挿入されている。開口部7両側の押圧部材1の側壁下面が丸ノコ5両側で板材2をそれぞれ作業テーブル3上に押圧固定している。
【0026】
最後端に位置する押圧部材1の中空部6に集塵装置9が連結され、集塵装置9における中空部6との連結部分がダクト部12を形成している。ダクト部12は、一側方及び下方開口の箱型に形成されており、この側方開口部が最後端の押圧部材1の中空部開口部7に固定されている。ダクト部12の三方の側壁外面に各側壁と略同形状で上下動自在のダクト部シャッター片13が付設されている。このダクト部シャッター片13には縦溝13a、および側壁にはボルト孔12aが穿設され、この縦溝13aとボルト孔12aとを連通させてボルト22により上下動自在に連結されている。このダクト部シャッター片13によって、板材2の板厚に応じて上下動する押圧部材1に伴ってダクト部12が上下動しても、ダクト部12下端と作業テーブル3上面との間の隙間が閉塞され、ダクト部12の密閉状態を維持している。また、ダクト部12の後端側壁及び後方のダクト部シャッター片13の下部に丸ノコ5が通過する下方に開口した切欠部32が設けられている。さらに、この切欠部32の外方に、切欠部32を閉塞するシャッター部材33がシリンダ21によって上下動自在に設けられている。通常は、シャッター部材33下端が作業テーブル3上面に当接して両切欠部32を閉塞し、丸ノコ5が切欠部32を通過するときに、シリンダ21によりシャッター部材33を上昇させて切欠部32を開放している。
【0027】
カバー板11として柔軟性を有する長尺の集塵ベルト23が用いられ、丸ノコボックス20上端の前後部に集塵ベルト23の両端がそれぞれ固定されている。この集塵ベルト23は、スリット部4前方及び後方にそれぞれ上下2段に配設されたローラー24の外周に接しており、丸ノコボックス20と連動して鉛直方向に回動できるようになっている。丸ノコボックス20前後の集塵ベルト23上部はスリット部4を下方より閉塞し、集塵ベルト23下部は丸ノコボックス20下方に配置されている。この集塵ベルト23はスリット部4を落下する切屑8を収集している。また、スリット部4の前方及び後方の集塵ベルト23上方にそれぞれカバー板用集塵装置16が設けられ、このカバー板用集塵装置16によって集塵ベルト23上の切屑8を吸引除去している。
【0028】
この切断装置によって切断される板材2としては、積層板、木材、石材などの切断時に切屑8が多数発生する板材2が好適に用いられ、略等間隔の複数の切断部25で切断され略同形状の複数の矩形板が形成される。この板材2は、送り装置(図示せず)によって作業テーブル3上をスリット部4を横断する向きに摺動し、適宜位置で停止できるようになっている。板材2の後端縁は最後端の押圧部材1の後端縁と位置が揃えられ、この押圧部材1と作業テーブル3との隙間を閉塞している。また、板材2の前端部を押圧固定する押圧部材1の前方の押圧部材1が作業テーブル3上面に当接して段差が発生し、この押圧部材1の後端と板材2前端との間に隙間が発生している。中空部6に連結された集塵装置9の吸引作用によって、前端部の押圧部材1の前方開口より中空部6内に外方の空気が流入し、中空部6内に前方から後方へ向かう空気流が発生し、ダクト部12を経て集塵装置9に吸引される。この空気流は、切屑8を吸引除去できる例えば15m/s以上の風速を有するように集塵装置9の吸引能力が設定されている。
【0029】
また、集塵装置9に吸引される長尺の切屑を引っかける捕獲手段10を押圧部材1の開口部7に設けている。この捕獲手段10は棒状に形成され、開口部7の押圧部材1対向面略中央に架設されている。
【0030】
このような板材の切断装置では、以下のようにして板材2を切断する。まず、丸ノコ5を後端部に位置させ、シリンダ21によって押圧部材1をスリット部4上方に浮かせて保持した状態で送り装置によって板材2を動かし板材2の切断部25をスリット部4に合わせる。このとき、ダクト部12のダクト部シャッター片13がダクト部12下端と作業テーブル3上面との間の隙間を閉塞している。次に、シリンダ21により押圧部材1を降下させ、板材2を作業テーブル3上面に押圧固定する。そして、スリット部4に沿って丸ノコ5を後端部から前方に逆回転させながら走行させることによってノコギリ部5aが板材2を切断部25で切断する。このとき、丸ノコ5の遠心力によって板材2上方に飛散した板材2の切屑8が、丸ノコ5と板材2との隙間に噛み込むことなく開口部7及び中空部6を通じて集塵装置9に吸引除去される。また、丸ノコ5の遠心力によって板材2下方のスリット部4を落下する切屑8のうち、集塵ベルト23上に落下したものは、丸ノコ5と連動して前後方向端部に移動した後、カバー板用集塵装置16に吸引除去され、丸ノコボックス20内に落下したものは、丸ノコボックス20に連結されたボックス用集塵装置17に吸引除去される。また、丸ノコ5の遠心力で円周方向に飛散しようとする切屑を切屑反射部材18の傾斜面18aにより反射し、丸ノコボックス20内に強制的に落下させているため、切屑を丸ノコ5より遠方に飛散させず効率的に丸ノコボックス20内に収集できる。
【0031】
また、板材2の前端部近傍の段差を有する両押圧部材1は、両中空部6が上下にずれて連結し、この部分で狭くなっているが、板材2の前端部を押圧固定する押圧部材1と作業テーブル3との隙間より中空部6内に空気が流入しているため、空気流の通路が狭くならずに風速が安定している。
【0032】
また、長尺の切屑が集塵装置9に吸引され捕獲手段10に引っかかって止まるため、集塵装置9へ続く排出経路内に長尺の切屑がつかえることない。そして、この捕獲手段10に捕らえられた長尺の切屑は、作業後、集塵装置9を切ることによって捕獲手段10から離脱し、作業テーブル3上に自然落下する。この作業テーブル上の長尺の切屑は、送り装置によって板材とともに板材進行方向に押し出された後除去される。
【0033】
また、丸ノコボックス20に連結された集塵ダクト31が丸ノコボックス20上部に連結されているため、丸ノコボックス20内に落下して丸ノコボックス20上部に舞い上がる粉状の切屑が集塵ダクト31内に吸入されやすく、この切屑8が丸ノコ5と板材2との間に噛み込むことを防止している。
【0034】
また、板材2を少しずつスリット部4に進ませ丸ノコ5による切断を繰り返すことによって端材26を切屑状に粉砕して集塵装置9、カバー板用集塵装置16及びボックス用集塵装置17によって吸入除去させることもできる。
【0035】
図7は、本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【0036】
図7に示すように、この板材の切断装置は、同上の板材の切断装置と略同様に形成されている。異なる点は、押圧部材1下端と作業テーブル3上面との間の隙間を閉塞する上下動自在の押圧部材シャッター片14が押圧部材1側壁に設けられていることである。押圧部材シャッター片14は、押圧部材1の側壁外面と略同形状の矩形板状に形成され、押圧部材1の両側壁外面に付設されている。この押圧部材シャッター片14には縦溝14a、および側壁にはボルト孔1aが穿設され、この縦溝14aとボルト孔1aとを連通させてボルト34により上下動自在に連結されている。
【0037】
このような板材の切断装置では、板材2端部の切断時に、押圧部材シャッター片14によって片方の側壁下端と作業テーブル3上面との間の隙間が埋められるため、端材26や切屑8がこの隙間から外部に漏れることを防止している。
【0038】
図8は、本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【0039】
図8に示すように、この板材の切断装置は、同上の板材の切断装置と略同様に形成されている。異なる点は、スリット部4両側の作業テーブル3上面を面一に連結する架橋部材15をスリット部4に対して進退自在となるよう備えていることである。作業テーブル3上面にスリット部4を跨ぐ凹部27が適当な間隔を開けて複数設けられおり、この凹部27底面のスリットに対する一側に架橋部材15及びこの架橋部材15をスリット部4に進ませる架橋部材シリンダ35が設けられている。架橋部材15は、スリット部4横断方向の一辺がスリット幅より長い矩形板状に形成され、架橋部材シリンダ35は、作業テーブル3上面より突出しないように形成されている。
【0040】
このような板材の切断装置では、切断作業時には架橋部材シリンダ35によってスリット部4から架橋部材15を退かせておき、切断終了後、架橋部材15をスリット部4に進ませ、スリット部4両側の凹部27底面上に跨って架橋部材15が配置される。このとき、架橋部材15によってスリット部4両側の作業テーブル3上面が面一に連結され、架橋部材15の上を端材26がスリット部4に落下することなく移動できる。
【0041】
図9は、本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【0042】
図9に示すように、この板材の切断装置は、同上の板材の切断装置と略同様に形成されている。異なる点は、作業テーブル3におけるスリット部4よりも板材2進行方向側にスリット部4に沿う端材落下孔28が設けられ、この端材落下孔28内縁に蓋板29が開閉自在に枢着されていることである。また、端材落下孔28下方の作業場床面に板材2の端材26を収納する端材収納ボックス30が配設されている。端材26は送り装置39によって作業テーブル3上面を摺動して端材落下孔28に押し出される。送り装置39は、端材26又は板材2を支持するL型の爪部36と、この爪部36を押圧する爪部シリンダ37とを備え、作業テーブル3上方に複数配設されている。また、作業テーブル3のスリット部4と直交する方向に爪部36を走行自在にガイドする複数の爪部走行溝38が形成されている。送り装置39上方には送り装置シリンダ40が設けられ、送り装置39を上下動自在に保持している。そして、送り装置39の非使用時には、送り装置シリンダ40によって送り装置39は作業テーブル3上方に位置され、送り装置39の使用時には、送り装置シリンダ40によって送り装置39は爪部走行溝38に収納される。
【0043】
このような板材の切断装置では、蓋板29を下方に回動させて端材落下孔28を露出させておき、下方に端材26の後面及び下面を支持した爪部36が爪部シリンダ37に押圧され、端材26を作業テーブル3上面に摺動させて端材落下孔28に運ぶ。そして、この端材26は端材落下孔28に自然落下し、端材収納ボックス30内に収納される。板材2を端材落下孔28を越えて運ぶときは、蓋板29上面を作業テーブル3上面と面一に回動して固定して行う。端材26を手で除去することなく、送り装置39及び端材落下孔28によって簡単に端材収納ボックス30に収納できる。
【0044】
【発明の効果】
上記のように、本発明に係る請求項1に記載の板材の切断装置にあっては、丸ノコによって切断された板材の切屑が板材上方に飛散した後、開口部及び中空部を通じて集塵装置に吸引除去されるため、丸ノコと板材との隙間に切屑が噛み込むことがなく、清掃の手間が省力化できるとともに、板材の切断性能が向上している。また、分割された各押圧部材のそれぞれが板材を押圧固定しているため、板材を安定して固定できる。また、長尺の切屑が集塵装置に吸引され捕獲手段に引っかかって止まるため、集塵装置へ続く排出経路内に長尺の切屑がつかえることがなく、清掃の手間が省力化できるとともに、板材の切断性能が向上している。
【0047】
また、本発明に係る請求項2に記載の板材の切断装置にあっては、スリット部を落下してカバー板上に落下収集された切屑が、カバー板の移動によってカバー板用集塵装置に吸引除去されやすい。
【0048】
また、本発明に係る請求項3に記載の板材の切断装置にあっては、板材の厚みが変化しても、ダクト部シャッター片が常に作業テーブル上面に接しているため、ダクト部の密封性が低下することなく、ダクト部内の切屑が外部に漏れることを防止している。
【0049】
また、本発明に係る請求項4に記載の板材の切断装置にあっては、板材端部の切断時に、押圧部材シャッター片によって押圧部材下端と作業テーブル上面との間の隙間が埋められるため、端材や切屑がこの隙間から外部に漏れることを防止している。
【0050】
また、本発明に係る請求項5に記載の板材の切断装置にあっては、架橋部材によってスリット部両側の作業テーブル上面を面一に連結されるため、架橋部材の上を端材がスリット部に落下することなく移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の板材の切断装置を示し、(a)は一部破断視した斜視図であり、(b)は要部の斜視図である。
【図2】同上の板材の切断装置の縦断面図である。
【図3】図2中におけるB−B断面図である。
【図4】図2中におけるA−A断面図である。
【図5】図2中におけるC−C断面図であり、(a)は板材の厚みが厚い場合、(b)は板材の厚みが薄い場合である。
【図6】同上の板材の切断装置によって切断される板材を示し、(a)は平面図であり、(b)は側面図である。
【図7】本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【図8】本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【図9】本発明の実施形態の同上と異なる板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【図10】従来の板材の切断装置の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 押圧部材
1a ボルト孔
2 板材
3 作業テーブル
4 スリット部
5 丸ノコ
5a ノコギリ部
6 中空部
7 開口部
8 切屑
9 集塵装置
10 捕獲手段
11 カバー板
12 ダクト部
12a ボルト孔
13 ダクト部シャッター片
13a 縦溝
14 押圧部材シャッター片
14a 縦溝
15 架橋部材
16 カバー板用集塵装置
17 ボックス用集塵装置
18 切屑反射部材
18a 傾斜面
20 丸ノコボックス
21 シリンダ
22 ボルト
23 集塵ベルト
24 ローラー
25 切断部
26 端材
27 凹部
28 端材落下孔
29 蓋板
30 端材収納ボックス
31 集塵ダクト
32 切欠部
33 シャッター部材
34 ボルト
35 架橋部材シリンダ
36 爪部
37 爪部シリンダ
38 爪部走行溝
39 送り装置
40 送り装置シリンダ
50 集塵フード

Claims (5)

  1. 押圧部材によって板材を作業テーブル上面に押圧固定し、作業テーブルに穿設されたスリット部から作業テーブル上面に突出して前後方向に回転走行する丸ノコによって板材を切断する板材の切断装置において、
    前記丸ノコに対向し前記丸ノコの上端部を挿入する開口部と該開口部と連通する中空部とを有した複数の押圧部材と、
    前記中空部に連結して前記板材が切断されて発生する切屑を吸引除去する集塵装置と
    前記開口部に設けられ、該集塵装置に吸引される長尺の切屑を引っかける捕獲手段と、を備え、
    前記複数の押圧部材を、それぞれ単独で上下動自在とするとともに、前記中空部が相互連通して互いに密接するように設けたことを特徴とする板材の切断装置。
  2. 前記丸ノコ前後に前記スリット部を閉塞して前記丸ノコと連動走行するカバー板を設け、該カバー板の前後方向端部に該カバー板上の切屑を吸引除去するカバー板用集塵装置を設けた請求項1に記載の板材の切断装置。
  3. 前記集塵装置における前記中空部との連結部分をダクト部となし、該ダクト部を下方開口の箱型に形成し、前記板材の板厚に応じて前記ダクト部下端と前記作業テーブル上面との間の隙間を閉塞する上下動自在のダクト部シャッター片を前記ダクト部側壁に設けた請求項1又は請求項2に記載の板材の切断装置。
  4. 前記押圧部材下端と前記作業テーブル上面との間の隙間を閉塞する上下動自在の押圧部材シャッター片を前記押圧部材側壁に設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の板材の切断装置。
  5. 前記スリット部両側の前記作業テーブル上面を面一に連結する架橋部材を前記スリット部に対して進退自在となるよう設けた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の板材の切断装置。
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