JP3846075B2 - Control device for hybrid vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の動力源および流体式動力伝達装置を備えている車両の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両の動力源として一般に使用されている内燃機関(エンジン)に加えて、第2の動力源としてモータ・ジェネレータを搭載した車両が開発されている。この種の車両では、モータ・ジェネレータの出力する動力が、車両の走行のためには必ずしも充分ではないが、モータ・ジェネレータの出力の制御性がよいこと、モータ・ジェネレータによってエネルギの回生をおこなうことできること、モータ・ジェネレータは排ガスを生じないことなどの利点を生かしてモータ・ジェネレータを使用するように構成している。
【0003】
このように、エンジンおよびモータ・ジェネレータを動力源とするハイブリッド車の一例が特開平8−168104号公報に記載されている。この公報に記載されたハイブリッド車においては、エンジンおよびモータ・ジェネレータの動力伝達経路に、トルクコンバータおよび変速機が配置されている。また、トルクコンバータがロックアップクラッチを有し、モータ・ジェネレータにはインバータを介してバッテリが接続されている。そして、低車速域においては、エンジンの回転脈動をキャンセルするように、モータ・ジェネレータのトルクを制御することで、低車速域におけるロックアップクラッチのオンが可能になり、燃費が向上するとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報においては、低車速域におけるモータ・ジェネレータの制御に関する記載はあるものの、制動要求により車両が停止している場合に対応するモータ・ジェネレータおよびロックアップクラッチの制御については考慮がなされていない。したがって、停車中にモータ・ジェネレータに供給される電力が無駄になったり、車両の発進に際して駆動力不足になる可能性があった。
【0005】
この発明は上記課題を解決するためのもので、モータ・ジェネレータの消費電力を抑制するとともに、車両の発進性を向上することの可能なハイブリッド車の制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】
上記の目的を達成するためにこの発明は、車輪に動力を伝達するエンジンと、このエンジンのクランクシャフトに連結されるモータ・ジェネレータと、このモータ・ジェネレータの出力側に配置された流体式動力伝達装置と、この流体式動力伝達装置の回転部材同士の動力伝達状態を切り換えるために係合・解放されるロックアップクラッチと、前記流体式動力伝達装置の出力側に配置されかつ動力を伝達する駆動ポジションまたは動力を伝達しない非駆動ポジションを選択可能な動力伝達機構とを有するハイブリッド車の制御装置において、前記動力伝達機構により駆動ポジションが選択され、かつ、制動操作されて車両が停止している場合に、前記モータ・ジェネレータの駆動を停止しかつ前記ロックアップクラッチを係合するとともに、前記制動操作が解除された場合に前記モータ・ジェネレータを駆動しかつ前記ロックアップクラッチを係合状態にする総合制御手段を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、動力伝達機構により駆動ポジションが選択された状態で車両が停止している場合は、モータ・ジェネレータの駆動が停止され、かつ、ロックアップクラッチが係合される。また、制動を解除してモータ・ジェネレータの動力により車両が発進する場合、ロックアップクラッチを係合させた状態でモータ・ジェネレータが駆動され、したがってモータ・ジェネレータの出力トルクが大きいことにより、大きい駆動力が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎにこの発明を図面を参照して具体的に説明する。図2は、この発明を適用したハイブリッド車の基本的な構成を示している。ここに示す例は、エンジン1の出力側にモータ・ジェネレータ(MG)2が配置され、モータ・ジェネレータ2の出力側にトルクコンバータ(T/C)5を介して自動変速機6が配置されている。エンジン1は、燃料の燃焼によって動力を出力する形式の装置であり、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンのほかに、液化石油ガスや天然ガスなどのガス燃料を燃焼させるエンジンなどがその例である。
【0009】
図3は、エンジン1からトルクコンバータ5に至るパワートレーンの構成を示すブロック図であり、図4はエンジン1から自動変速機6に至るパワートレーンのスケルトン図である。エンジン1のクランクシャフト13にフライホイール3が連結されているとともに、このフライホイール3に制振機構(ダンパ)4が連結されている。また、エンジン1とモータ・ジェネレータ2との間には、係合・解放可能なクラッチ100が設けられている。
【0010】
モータ・ジェネレータ2は、エンジン1とは異なる種類の動力源であり、電気的エネルギを回転運動などの運動エネルギに変換して出力することのできる電動機としての機能と、運動エネルギを電気的エネルギに変換する発電機としての機能(回生機能)とを有する。前記モータ・ジェネレータ2として、例えば永久磁石型同期モータが使用され、その出力側部材であるロータの回転角度を検出するためのレゾルバ7がモータ・ジェネレータ2と並列に配列されている。そして、レゾルバ7のロータもモータ・ジェネレータ2のロータと同様に、ダンパ4とトルクコンバータ5とを連結している部材もしくはトルクコンバータ5の入力側の部材に連結されている。
【0011】
さらに、モータ・ジェネレータ2にはインバータ101を介してバッテリ102が接続され、モータ・ジェネレータ2およびインバータ101ならびにバッテリ102を制御するコントローラ103が設けられている。前記インバータ101は、バッテリ102の直流電流を3相交流電流に変換してモータ・ジェネレータ2に供給する一方、モータ・ジェネレータ2で発電された3相交流電流を直流電流に変換してバッテリ102に供給する3相ブリッジ回路を備えている。この3相ブリッジ回路は、例えば6個のパワートランジスタを電気的に接続して構成され、これらのパワートランジスタのオン・オフを切り換えることにより、モータ・ジェネレータ2とバッテリ102との間の電流の向きを切り換える。このようにして、3相交流電流と直流電流との相互の変換と、モータ・ジェネレータ2に印加される3相交流電流の周波数の調整と、モータ・ジェネレータ2に印加される3相交流電流の大きさの調整と、モータ・ジェネレータ2の回生制動トルクの大きさの調整とがおこなわれる。
【0012】
そして、モータ・ジェネレータ2を電動機として機能させる場合は、バッテリ102からの直流電圧を交流電圧に変換してモータ・ジェネレータ2に供給する。また、モータ・ジェネレータ2を発電機として機能させる場合は、回転子の回転により発生した誘導電圧をインバータ101により直流電圧に変換してバッテリ102に充電する。さらに、コントローラ103は、バッテリ102からモータ・ジェネレータ2に供給される電流値、またはモータ・ジェネレータ2により発電される電流値を検出または制御する機能を備えている。また、コントローラ103は、モータ・ジェネレータ2の回転数を制御する機能と、バッテリ102の充電状態(SOC:state of charge)を検出および制御する機能とを備えている。
【0013】
上記のモータ・ジェネレータ2は、エンジン1を始動させる機能と、車輪32Aに伝達する動力を出力する機能と、車輪32Aから入力される運動エネルギを電気エネルギに変換する回生機能とを有する。このモータ・ジェネレータ2によりエンジン1を始動させる場合はクラッチ100が係合される。さらに、エンジン1を始動させるためのスタータモータ1Cが別途設けられている。
【0014】
一方、前記トルクコンバータ5は、フロントカバー33、ポンプインペラ35、タービンランナ48、ステータ35A、一方向クラッチ43、ロックアップクラッチ49などを有する公知の構造のものである。また、前記自動変速機6は変速機入力軸44を有し、その先端部にハブ46が取り付けられている。そして、このハブ46に対して、タービンランナ48とロックアップクラッチ49とが連結されている。また、自動変速機6は、後述する歯車変速機構55と油圧制御装置39とを備えており、歯車変速機構55から後方側に延びた出力軸32を介して車輪32Aにトルクを出力するようになっている。
【0015】
さらに、油圧制御装置39は、前記ロックアップクラッチ49の係合・解放の制御および変速制御ならびに摩擦係合装置の係合圧の制御をおこなうためのものであって、複数の電磁バルブや切り換えバルブならびに調圧バルブを備え、電磁バルブを電気的に制御することにより、上記の各制御を実行するように構成されている。なお、この油圧制御装置39としては、従来知られている自動変速機用の油圧制御装置を採用することができ、エンジン1またはモータ・ジェネレータ2以外の動力源により駆動される電動オイルポンプ110の油圧が油圧制御装置39の油圧回路に供給される。
【0016】
図4に示す自動変速機6は、後進段を含む複数の変速段、具体的には前進5段・後進1段の変速段を設定することが可能である。すなわち、自動変速機6は、トルクコンバータ5に続けて副変速部61と、主変速部62とを備えている。その副変速部61は、いわゆるオーバードライブ部であって1組のシングルピニオン型遊星歯車機構63によって構成され、キャリヤ64が前記変速機入力軸44に連結され、またこのキャリヤ64とサンギヤ65との間に一方向クラッチF0 と一体化クラッチC0 とが並列に配置されている。なお、この一方向クラッチF0 はサンギヤ65がキャリヤ64に対して相対的に正回転(変速機入力軸44の回転方向の回転)する場合に係合するようになっている。またサンギヤ65の回転を選択的に止める多板ブレーキB0 が設けられている。そしてこの副変速部61の出力要素であるリングギヤ66が、主変速部62の入力要素である中間軸67に接続されている。
【0017】
したがって副変速部61は、多板クラッチC0 もしくは一方向クラッチF0 が係合した状態では遊星歯車機構63の全体が一体となって回転するため、中間軸67が変速機入力軸44と同速度で回転し、低速段となる。またブレーキB0 を係合させてサンギヤ65の回転を止めた状態では、リングギヤ66が変速機入力軸44に対して増速されて正回転し、高速段となる。
【0018】
他方、主変速部62は三組の遊星歯車機構70,80,90を備えており、それらの回転要素が以下のように連結されている。すなわち第1遊星歯車機構70のサンギヤ71と第2遊星歯車機構80のサンギヤ81とが互いに一体的に連結され、また第1遊星歯車機構70のリングギヤ73と第2遊星歯車機構80のキャリヤ82と第3遊星歯車機構90のキャリヤ92との三者が連結され、かつそのキャリヤ92に出力軸57が連結されている。さらに第2遊星歯車機構80のリングギヤ83が第3遊星歯車機構90のサンギヤ91に連結されている。
【0019】
この主変速部62の歯車列では後進段と前進側の四つの変速段とを設定することができ、そのためのクラッチおよびブレーキが以下のように設けられている。先ずクラッチについて述べると、互いに連結されている第2遊星歯車機構80のリングギヤ83および第3遊星歯車機構90のサンギヤ91と中間軸67との間に第1クラッチC1 が設けられ、また互いに連結された第1遊星歯車機構70のサンギヤ71および第2遊星歯車機構80のサンギヤ81と中間軸67との間に第2クラッチC2 が設けられている。
【0020】
つぎにブレーキについて述べると、第1ブレーキB1 はバンドブレーキであって、第1遊星歯車機構70および第2遊星歯車機構80のサンギヤ71,81の回転を止めるように配置されている。またこれらのサンギヤ71,81(すなわち共通サンギヤ軸)とトランスミッションハウジング10との間には、第1一方向クラッチF1 と多板ブレーキである第2ブレーキB2 とが直列に配列されており、その第1一方向クラッチF1 はサンギヤ71,81が逆回転(変速機入力軸44の回転方向とは反対方向の回転)しようとする際に係合するようになっている。
【0021】
多板ブレーキである第3ブレーキB3 は第1遊星歯車機構70のキャリヤ72とトランスミッションハウジング10との間に設けられている。そして第3遊星歯車機構90のリングギヤ93の回転を止めるブレーキとして多板ブレーキである第4ブレーキB4 と第2一方向クラッチF2 とがトランスミッションハウジング10との間に並列に配置されている。なお、この第2一方向クラッチF2 はリングギヤ93が逆回転しようとする際に係合するようになっている。
【0022】
上述した各変速部61,62の回転部材のうち副変速部61のクラッチC0 の回転数を検出するタービン回転数センサ68と、自動変速機6の出力軸32の回転数を検出する出力軸回転数(車速)センサ69とが設けられている。そして、出力軸32にはプロペラシャフト(図示せず)などの動力伝達装置が接続され、この動力伝達装置を介して動力が車輪32Aに伝達されるように構成されている。
【0023】
上記の自動変速機6では、各クラッチやブレーキを図5の作動図表に示すように係合・解放することにより前進5段・後進1段の変速段を設定することができる。なお、図5において○印は係合状態、空欄は解放状態、◎印はエンジンブレーキ時の係合状態、△印は係合するものの動力伝達に関係しないことをそれぞれ示す。
【0024】
また自動変速機6は、シフトレバー4Cをマニュアル操作することにより、例えばP(パーキング)ポジション、R(リバース)ポジション、N(ニュートラル)ポジション、D(ドライブ)ポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、Lポジションを選択することが可能である。
【0025】
ここで、Dポジションは車速やアクセル開度などの車両の走行状態に基づいて前進第1速ないし第5速を設定するためのポジションであり、また4ポジションは、第1速ないし第4速、3ポジションは第1速ないし第3速、2ポジションは第1速および第2速、Lポジションは第1速をそれぞれ設定するためのポジションである。なお、3ポジションないしLポジションは、エンジンブレーキレンジを設定するポジションであり、それぞれのポジションで設定可能な変速段のうち最も高速側の変速段でエンジンブレーキを効かせるように構成されている。
【0026】
そして、車輪32Aに対してエンジン1またはモータ・ジェネレータ2の動力のいずれも伝達されることのない非駆動ポジションには、Pポジション、Nポジションが含まれる。これに対して、車輪32Aに対してエンジン1またはモータ・ジェネレータ2の動力の少なくとも一方が伝達される駆動ポジションには、Rポジション、Dポジション、4ポジション、3ポジション、2ポジション、Lポジションが含まれる。
【0027】
また、この実施形態の車両は、図2に示すような制動装置104を備えている。制動装置104は、各車輪32Aの回転速度を検出する車輪速度センサ105と、マスタシリンダ106とホイールシリンダ107との間の配管途中に配置され、かつ、各ホイールシリンダ107へのブレーキ油圧を制御するアクチュエータ108と、アクチュエータ108に対してブレーキ油圧の増減指令を出力する電子制御装置109とを備えている。そして、電子制御装置109と電子制御装置60とが相互にデータ通信可能に接続されている。
【0028】
そして、この制動装置104によれば、フットブレーキペダル1Eの操作に対応する制動力を発生させることが可能である上、制動装置104を、公知技術であるアンチロック・ブレーキ・システム(以下、ABSと略記する)、または、ビークル・スタビリティ・コントロール(VSC:商標)と称する車両安定化制御に適用することが可能である。
【0029】
上記のエンジン1、モータ・ジェネレータ2、自動変速機6、クラッチ100などの各装置は、車両の状態を示す各種の検出信号や、予め設定されているデータならびに制御パターンに基づいて制御される。例えば図6に示すように、マイクロコンピュータを主体とする電子制御装置(ECU)60に各種の信号を入力し、その入力された信号に基づく演算結果を制御信号として出力するようになっている。
【0030】
この入力信号の例を挙げれば、ABSコンピュータからの信号、VSCコンピュータからの信号、エンジン回転数NE の信号、エンジン水温の信号、イグニッションスイッチからの信号、バッテリ102の充電状態を示す信号、ヘッドライトのオン・オフ信号、デフォッガのオン・オフ信号、エアコンのオン・オフ信号、車速信号、自動変速機6の作動油温の信号、シフトレバー4Cの操作を示すシフトポジション信号、サイドブレーキのオン・オフ信号、フットブレーキペダル1Eのオン・オフ信号、触媒(排気浄化触媒)温度信号、アクセルペダル1Aの操作量を示すアクセル開度の信号、カム角センサからの信号、スポーツシフト信号、車両加速度センサからの信号、モータ・ジェネレータ2の回生制動トルクを調整するための動力源ブレーキ力スイッチからの信号、タービン回転数NT センサ68からの信号、レゾルバ7の信号などである。
【0031】
また、電子制御装置60から出力される信号の例を挙げると、クラッチ100への制御信号、点火装置1Bへの制御信号、噴射(燃料の噴射)装置1Dへの制御信号、電子スロットルバルブ1Fの制御信号、コントローラ103への信号、スタータモータ1Cへの信号、油圧制御装置39の自動変速機(AT)ソレノイドへの信号、油圧制御装置39のATライン圧コントロールソレノイドへの信号、ABSまたはVSCを機能させる場合のアクチュエータ108への信号、エアコン用コンプレッサなどの補機を制御する信号、エンジン1およびモータ・ジェネレータ2の駆動・停止をそれぞれ別個に表示する動力源インジケータへの信号、スポートモードインジケータへの信号、油圧制御装置39のATロックアップコントロールバルブへの信号などである。
【0032】
そして、アクセル開度、シフトポジション、車速、フットブレーキペダルのオン・オフなどの信号が電子制御装置60に入力されると、これらの信号に対応するエンジン出力、モータ・ジェネレータ2の出力が演算され、電子制御装置60から制御信号が出力されて車両の駆動力が制御される。例えば、アクセル開度および車速をパラメータとするマップに基づいて、駆動力要求を演算するとともに、この駆動力要求の全部をエンジン1で発生させる駆動モードと、加速時などのように、駆動力要求の一部をエンジン1で発生させ、その不足分をモータ・ジェネレータ2の動力により補う駆動モードと、発進時などのように、エンジン効率の低い状態において、駆動力要求の全部をモータ・ジェネレータ2により発生させる駆動モードとを選択することが可能である。
【0033】
また、電子制御装置60においては、フットブレーキペダル1Eの信号、車速などに基づいて車両に対する減速要求が演算され、その減速要求に対応して制動装置104により負担するべき制動力と、モータ・ジェネレータ2により負担するべき制動力(回生制動トルク)とが演算される。上記のように各駆動モードのいずれかを選択する場合、もしくはモータ・ジェネレータ2による回生制動をおこなう場合は、クラッチ100が例えば次のように制御される。まず少なくともエンジン1の動力を車輪32Aに伝達する場合は、クラッチ100が係合される。モータ・ジェネレータ2の動力のみを車輪32Aに伝達する場合は、クラッチ100の係合・解放を任意に選択できる。また、減速時に車輪32Aの運動エネルギをモータ・ジェネレータ2に伝達して回生制動をおこなう場合は、クラッチ100の係合・解放を任意に選択できる。
【0034】
ここで、実施形態の構成とこの発明の構成との対応関係を説明する。すなわち、トルクコンバータ5がこの発明の流体式動力伝達装置に相当し、フロントカバー33、ポンプインペラ35、タービンランナ48、ハブ46がこの発明の回転部材に相当する。また、この発明において、動力伝達状態の切り換えとは、ロックアップクラッチ49のオン(係合)により達成される機械的な動力伝達状態と、ロックアップクラッチ49のオフ(解放)により達成される流体的な動力伝達状態(トルク増幅可能な状態)との切り換えを意味している。さらに、自動変速機6がこの発明の動力伝達機構に相当する。
【0035】
図1は、上記ハード構成を有するハイブリッド車の制御例を説明するためのフローチャートである。先ず、データの読み込みなどの入力信号の処理(ステップ201)をおこない、シフトレバー4Cにより非駆動ポジション(Nポジション、またはPポジション)が選択されているか否かが判断される(ステップ202)。ステップ202で肯定判断された場合はリターンし、ステップ202で否定判断された場合は、モータ・ジェネレータ2が単独で駆動されるモードにあるか否かが判断される(ステップ203)。例えば、車速およびアクセル開度をパラメータとするマップに基づいて、エンジン1が始動されるモードが選択されている場合はステップ203で否定判断されてリターンする。また、バッテリ102の充電量SOCが所定値以下になり、バッテリ102に対して充電をおこなうなめにエンジン1が駆動されている場合も、モータ・ジェネレータ2は駆動されず、ステップ203で否定判断される。
【0036】
これに対して、ステップ203で肯定判断された場合は、車両停止中であるか否か、つまり、車速が零であるか否かが判断される(ステップ204)。ステップ204で否定判断された場合はリターンされる。ステップ204で肯定判断された場合はアクセルペダル1Aがオンされているか否かが判断され(ステップ205)、ステップ205で否定判断された場合は運転者の停止意図(制動要求)を検出するために、フットブレーキペダル1Eがオンされているか否かが判断される(ステップ206)。
【0037】
ステップ206で肯定判断された場合はモータ・ジェネレータ2の駆動を停止してそのトルクがカットされる(ステップ207)。また、このステップ207においては、アクチュエータ108に対して制御信号を出力することにより、ホイールシリンダ107に所定のブレーキ油圧を作用させる、いわゆるヒルホールド制御をおこなって車輪32Aをロックし、車両を確実に停止させておくことも可能である。さらに、ロックアップクラッチ49をオン(係合)させ(ステップ208)、リターンする。なお、図2の実施形態においては、電動オイルポンプ110の油圧が油圧制御装置39に供給されているため、エンジン1およびモータ・ジェネレータ2の駆動が停止されている場合においても、油圧制御装置39によりロックアップクラッチ49を係合させることが可能である。
【0038】
ここで、モータ・ジェネレータ2のトルク制御について具体的に説明する。図7は、モータ・ジェネレータ2の特性とトルクコンバータ5の特性との関係を示す線図である。図7の線図においては、横軸にはモータ・ジェネレータ2の回転数およびトルクコンバータ5の入力回転数が示され、縦軸にはモータ・ジェネレータ2の出力トルクおよびトルクコンバータ5の入力トルクが示されている。
【0039】
そして、モータ・ジェネレータ2の特性を示す線とトルクコンバータ5の特性を示す線との交点が、自動変速機6に入力されるトルクになる。なお、破線はモータ・ジェネレータ2の所定電流値における特性を示している。モータ・ジェネレータ2は、回転数零から所定回転数まではほぼ一定のトルクTAが出力され、所定回転数を越えると徐々にトルクが低下する特性を備えている。一方、トルクコンバータ5は回転数の上昇にともないトルクが増加する特性を備えている。
【0040】
ところで、ステップ203,〜208のように、モータ・ジェネレータ2の駆動中にフットブレーキペダル1Eがオンされて停車し、かつ、ロックアップクラッチ49がオンしている場合は、モータ・ジェネレータ2の回転数が零になる。つまり、自動変速機6に対してトルク入力されるトルクは、点Aに対応するトルクTAになる。したがって、その後にフットブレーキペダル1Eがオフされ、モータ・ジェネレータ2からトルクが出力された場合は、図7に示すモータ・ジェネレータ2の特性線のうち、最大トルクに対応する駆動力が得られ、車両の発進性が向上する。
【0041】
ちなみに、モータ・ジェネレータ2を駆動し、かつ、ロックアップクラッチ49をオフしてトルクコンバータ5の入力回転数を所定回転数(例えば、400〜500rpm)に制御した場合に対応する点Bの比較例と、この実施形態とを比較した場合、比較例の点Bに対応するトルクTBに比べて実施形態のトルクTAの方が高く、車両の発進応答性に優れていることがわかる。
【0042】
前記ステップ206で否定判断された場合は、車両の発進に備えてモータ・ジェネレータ2からトルクを出力する(ステップ209)とともに、ロックアップクラッチ49をオンさせ(ステップ210)、リターンする。ステップ209の制御により、車両の発進時に必要な駆動力をモータ・ジェネレータ2のトルクにより確保することができる。
【0043】
また、ロックアップクラッチ49のオンによりクリープ力を発生させているため、モータ・ジェネレータ2の動力によりトルクコンバータ5およびエンジン1を引きずり回す事態が回避され、消費電力を抑制することができる。さらに、クラッチ100が係合されていれば、モータ・ジェネレータ2の動力によりエンジン1を回転させる分、消費電力が増加するものの、エンジン1の駆動判断が成立したタイミングで、即座に点火制御および燃料噴射制御をおこなうことにより、エンジンの始動性が向上するという利点がある。なお、クラッチ100を解放しておけば、エンジン1を停止させておくことができる。
【0044】
ステップ205で肯定判断された場合は、アクセル開度に応じてモータ・ジェネレータ2のトルクコントロールをおこなう(ステップ211)とともに、予め設定されているロックアップクラッチ制御マップに基づいてロックアップクラッチ49を係合・解放する制御をおこない(ステップ212)、リターンする。このロックアップクラッチ制御マップは、アクセル開度および車速をパラメータとし、かつ、ドライバビリティおよび燃費を考慮して設定されている。例えば、トルクコンバータ5のトルク比tが1.5よりも大きいときに、ロックアップクラッチ49を解放するようにしてもよい。
【0045】
ここで、図1のフローチャートに示された機能的手段と、この発明の構成との対応関係を説明する。すなわち、ステップ202,〜208がこの発明の総合制御手段に相当する。
【0046】
図8は、図1の制御例に対応するタイムチャートの一例である。まず、フットブレーキスイッチがオフされている場合は、モータ・ジェネレータ2のトルクが正側の一定値に制御され、かつ、ロックアップクラッチ49がオフされ、さらにはヒルホールド制御がオフされて、一定の車速に制御されている。
【0047】
ついで、時刻t1においてフットブレーキスイッチがオンされると、車速が徐々に低下するとともに、時刻t2において、車速が零になって停止する。また、時刻t2以降はモータ・ジェネレータ2のトルクが徐々に減少し、かつロックアップクラッチ49がオンからオフに切り換えられ、さらに、ヒルホールド制御がオフからオンに切り換えられる。
【0048】
その後、時刻t3においてモータ・ジェネレータ2のトルクが零に制御されるとともに、ロックアップクラッチ49がオンされ、かつ、ヒルホールド制御がオンされる。ついで、時刻t4においてフットブレーキスイッチがオンからオフに切り換えられると、モータ・ジェネレータ2のトルクが正側に徐々に増加するとともに、ヒルホールド制御がオンからオフに切り換えられる。さらに、時刻t5において、モータ・ジェネレータ2のトルクが所定値に制御されるとともに、ヒルホールド制御がオフされ、車速が徐々に上昇する。
【0049】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、モータ・ジェネレータを駆動する際に、制動要求により車両が停止している場合は、モータ・ジェネレータの駆動が停止されて消費電力を抑制することができる。さらに、クラッチが係合されているため、車両の停止中はモータ・ジェネレータの回転数が零になり、制動を解除してモータ・ジェネレータの動力により車両が発進する場合は、ロックアップクラッチを係合させた状態でモータ・ジェネレータが駆動され、モータ・ジェネレータのトルクが大きいことにより、大きい駆動力が得られて車両の発進性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一制御例を示すフローチャートである。
【図2】 この発明を適用したハイブリッド車の構成を原理的に示すブロック図である。
【図3】 図2に示すエンジンからトルクコンバータに至るパワートレーンの構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の一例における自動変速機のギヤトレーンを示すスケルトン図である。
【図5】 図4の自動変速機の各変速段を設定するためのクラッチおよびブレーキの係合・解放を示す図表である。
【図6】 この発明の一例における電子制御装置における入出力信号を示す図である。
【図7】 この発明におけるモータ・ジェネレータの特性とトルクコンバータの特性との関係を示す線図である。
【図8】 図1のフローチャートに対応するタイムチャートの一例である。
【符号の説明】
1…エンジン、 1E…フットブレーキペダル、 2…モータ・ジェネレータ、 5…トルクコンバータ、 32A…車輪、 33…フロントカバー、 35…ポンプインペラ、 46…ハブ、 48…タービンランナ、 49…ロックアップクラッチ、 104…制動装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle control device including a plurality of power sources and a fluid power transmission device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in addition to an internal combustion engine (engine) generally used as a power source for vehicles, vehicles equipped with a motor / generator as a second power source have been developed. In this type of vehicle, the power output from the motor / generator is not necessarily sufficient for the vehicle to travel, but the controllability of the output of the motor / generator is good and the motor / generator regenerates energy. The motor / generator is configured to use the motor / generator taking advantage of the fact that the motor / generator does not generate exhaust gas.
[0003]
As described above, an example of a hybrid vehicle using an engine and a motor / generator as a power source is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-168104. In the hybrid vehicle described in this publication, a torque converter and a transmission are arranged in the power transmission path of the engine and the motor / generator. The torque converter has a lock-up clutch, and a battery is connected to the motor / generator via an inverter. In the low vehicle speed range, it is said that by controlling the torque of the motor / generator so as to cancel the rotational pulsation of the engine, the lock-up clutch can be turned on in the low vehicle speed range and the fuel efficiency is improved. .
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above publication, although there is a description regarding the control of the motor / generator in the low vehicle speed range, the control of the motor / generator and the lock-up clutch corresponding to the case where the vehicle is stopped due to the braking request is considered. Absent. Therefore, there is a possibility that the electric power supplied to the motor / generator is wasted while the vehicle is stopped or the driving force becomes insufficient when the vehicle starts.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a hybrid vehicle control device capable of suppressing power consumption of a motor / generator and improving vehicle startability.
[0006]
[Means for Solving the Problem and Action]
To achieve the above object, the present invention provides an engine for transmitting power to wheels, a motor / generator coupled to a crankshaft of the engine, and a fluid power transmission disposed on the output side of the motor / generator. Device, a lock-up clutch that is engaged and released to switch the power transmission state between the rotating members of the fluid power transmission device, and a drive that is disposed on the output side of the fluid power transmission device and transmits power In a hybrid vehicle control device having a power transmission mechanism capable of selecting a position or a non-driving position that does not transmit power, when the driving position is selected by the power transmission mechanism and the vehicle is stopped due to braking operation In addition, the driving of the motor / generator is stopped and the lock-up clutch is engaged. And it is characterized in that it comprises a general control means for the driving the motor-generator and engagement of the lock-up clutch when the braking operation is canceled.
[0007]
According to the present invention, when the vehicle is stopped with the drive position selected by the power transmission mechanism, the drive of the motor / generator is stopped and the lock-up clutch is engaged . The power by if the vehicle is starting of the motor generator by releasing the braking movement, the motor generator is driven in a state of engaging the lockup clutch, therefore the output torque of the motors generator is large Thus, a large driving force can be obtained.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, the present invention will be specifically described with reference to the drawings. FIG. 2 shows a basic configuration of a hybrid vehicle to which the present invention is applied. In the example shown here, a motor / generator (MG) 2 is arranged on the output side of the
[0009]
FIG. 3 is a block diagram showing the configuration of the power train from the
[0010]
The motor /
[0011]
Further, a
[0012]
When the motor /
[0013]
The motor /
[0014]
On the other hand, the
[0015]
Further, the
[0016]
The
[0017]
Therefore, the
[0018]
On the other hand, the
[0019]
In the gear train of the
[0020]
Next, the brake will be described. The first brake B1 is a band brake and is arranged so as to stop the rotation of the sun gears 71 and 81 of the first
[0021]
A third brake B3, which is a multi-plate brake, is provided between the
[0022]
Among the rotating members of the
[0023]
In the above
[0024]
Further, the
[0025]
Here, the D position is a position for setting the first to fifth forward speeds based on the traveling state of the vehicle such as the vehicle speed and the accelerator opening, and the four positions are the first to fourth speeds, The third position is a position for setting the first speed to the third speed, the second position is the first speed and the second speed, and the L position is a position for setting the first speed. The 3rd position to the L position are positions for setting the engine brake range, and are configured to apply the engine brake at the highest speed among the speeds that can be set in each position.
[0026]
The non-drive positions where neither the
[0027]
Further, the vehicle of this embodiment includes a
[0028]
Then, according to the
[0029]
The devices such as the
[0030]
Examples of this input signal include a signal from an ABS computer, a signal from a VSC computer, a signal of an engine speed NE, a signal of an engine water temperature, a signal from an ignition switch, a signal indicating a charging state of the
[0031]
Examples of signals output from the
[0032]
When signals such as accelerator opening, shift position, vehicle speed, foot brake pedal on / off, etc. are input to the
[0033]
Further, in the
[0034]
Here, the correspondence between the configuration of the embodiment and the configuration of the present invention will be described. That is, the
[0035]
FIG. 1 is a flowchart for explaining a control example of a hybrid vehicle having the above hardware configuration. First, input signal processing such as data reading (step 201) is performed, and it is determined whether or not a non-driving position (N position or P position) is selected by the
[0036]
On the other hand, if an affirmative determination is made in
[0037]
If an affirmative determination is made in
[0038]
Here, the torque control of the motor /
[0039]
The intersection of the line indicating the characteristics of the motor /
[0040]
By the way, when the
[0041]
Incidentally, the comparative example of point B corresponding to the case where the
[0042]
If a negative determination is made in
[0043]
Further, since the creep force is generated by turning on the lock-up clutch 49, a situation in which the
[0044]
If the determination in
[0045]
Here, the correspondence between the functional means shown in the flowchart of FIG. 1 and the configuration of the present invention will be described. That is, steps 202 to 208 correspond to the comprehensive control means of the present invention.
[0046]
FIG. 8 is an example of a time chart corresponding to the control example of FIG. First, when the footbrake switch is turned off, the torque of the motor /
[0047]
Next, when the foot brake switch is turned on at time t1, the vehicle speed gradually decreases, and at time t2, the vehicle speed becomes zero and stops. Further, after time t2, the torque of the motor /
[0048]
Thereafter, at time t3, the torque of the motor /
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, when the motor / generator is driven, if the vehicle is stopped due to a braking request, the driving of the motor / generator is stopped to reduce power consumption. Further, since the clutch is engaged, during the stop of the vehicle becomes the rotational speed is zero in the motor-generator, if the vehicles will start by the power of the motor generator by releasing the braking, the lock-up clutch motor generator in a state where the engaged is driven by the torque of the motors generator is large, a large driving force is obtained to improve startability of the vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flowchart showing an example of control according to the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing in principle the configuration of a hybrid vehicle to which the present invention is applied.
3 is a block diagram showing a configuration of a power train from the engine shown in FIG. 2 to a torque converter.
FIG. 4 is a skeleton diagram showing a gear train of an automatic transmission according to an example of the present invention.
5 is a chart showing engagement and disengagement of clutches and brakes for setting each gear position of the automatic transmission of FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is a diagram showing input / output signals in an electronic control unit according to an example of the present invention.
FIG. 7 is a diagram showing the relationship between the characteristics of the motor / generator and the characteristics of the torque converter in the present invention.
FIG. 8 is an example of a time chart corresponding to the flowchart of FIG. 1;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記動力伝達機構により駆動ポジションが選択され、かつ、制動操作されて車両が停止している場合に、前記モータ・ジェネレータの駆動を停止しかつ前記ロックアップクラッチを係合するとともに、前記制動操作が解除された場合に前記モータ・ジェネレータを駆動しかつ前記ロックアップクラッチを係合状態にする総合制御手段を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。An engine for transmitting power to the wheels, a motor / generator coupled to the crankshaft of the engine, a fluid power transmission device disposed on the output side of the motor / generator, and a rotating member of the fluid power transmission device A lock-up clutch that is engaged and released to switch the power transmission state between each other, and a drive position that transmits power or a non-drive position that does not transmit power can be selected. In a hybrid vehicle control device having a simple power transmission mechanism,
When the driving position is selected by the power transmission mechanism and the vehicle is stopped by a braking operation, the driving of the motor / generator is stopped and the lock-up clutch is engaged, and the braking operation is performed. A hybrid vehicle control device comprising: comprehensive control means for driving the motor / generator and engaging the lock-up clutch when released.
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