JP3845668B2 - 培養液の作製供給システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、培養液を作製して供給する培養液の作製供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来希釈用の水(原水)と液肥とを混合した培養液を培養液供給用チューブから培地に滴下し、該培養液を培地に拡散・浸透させ、施肥と灌水とを同時に行う培養液栽培が公知となっている。また上記培養液を作製する培養液作製システムとして、ポンプ等によって供給される原水に、ポンプによって供給される液肥を混合させるものが公知となっている。
【0003】
そして上記培養液作製システムにおいては、原水と液肥とをタンク内に供給して混合するとともに、該タンク内の培養液の肥料濃度を、培養液の電気伝導度(EC)によって測定し、このECの値(EC値)に基づいて、タンクに原水を供給するポンプの駆動と、タンクに液肥を供給するポンプの駆動とを制御し、タンク内の培養液のEC値を一定に維持して、作製される培養液の肥料濃度を一定に維持する電気伝導度比例制御(EC比例制御)を備えたものが公知となっている(例えば特許文献1及び特許文献2の図1参照)。
【0004】
これは培養液の上記EC値が、培養液の肥料濃度に比例するため、肥料濃度の値の代理値としてEC値を使用する制御である。また原水の流量を測定し、原水の流量に比例して液肥の供給量が増加するように液肥を供給するポンプの駆動を制御し、作製される培養液の肥料濃度を一定に維持する流量比例制御を備えたものが公知となっている(例えば特許文献2の図2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−228922号公報
【特許文献2】
特開2002−159228号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
一方上記EC比例制御は、タンク内の培養液のEC値に基づく制御であるため、EC値の測定をリアルタイムに、且つ正確に行う必要がある。しかし原水と液肥とを素早く、且つ培養液全体が一定濃度となるように混合する装置が無く、EC比例制御には遅れが発生する。
【0007】
特に供給される原水の流量の変化量が大きい場合は、原水に添加すべき液肥の変化量が増加するため、原液と液肥の混合液は、各部の肥料濃度のばらつきが増大し、測定されるEC値が安定せず、作製される培養液の濃度のばらつきが大きくなるという欠点があった。すなわちEC比例制御は、原水の流量が大きく変化する環境での使用に、本質的に不向きであるといえる。
【0008】
また流量比例制御は、原水の電気伝導度及び液肥の電気伝導度にばらつきがないことを前提とし、原水の流量に対して液肥の流量を比例させて原水に液肥を混合することによって培養液の電気伝導度、すなわち肥料濃度を一定にしようとするものである。このため単に原水の流量に対する液肥の流量の比率を一定に保つ制御であって、原水流量の変動がいかに大きくても、液肥の流量を原水流量の変動に追従させ、両者の混合割合を常に一定にする。
【0009】
しかし、流量比例制御の機構には、混合の結果、実際に培養液の電気伝導度が目標電気伝導度に達したかを確認し、両者の差異を補正するように働く作用はなく、液肥の濃度(電気伝導度))にばらつきがあるときや、原水の電気伝導度にばらつきがあるときは作製した培養液の電気伝導度にもばらつきが現れる。すなわち流量比例制御は、培養液の電気伝導度(肥料濃度)を高精度で正確にしたい場合には、本質的に不向きであるといえる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の培養液の作製供給システムは、液肥3と希釈用の原水1とを合流させて下流側に送出する供給路中に、両液1,3が合流した液を濾過する濾過部28を設け、該濾過部28の下流側に原水1と液肥3とが混合された培養液を取出す培養液取出し部33を設け、上記供給路に液肥3を供給する液肥ポンプ13と、濾過部28より下流側において培養液の電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置32と、液肥ポンプ13の作動を制御するコントローラ41と、供給路中に供給される原水1の流量を測定する流量センサ24とを備え、該コントローラ41が、上記電気伝導度測定装置32からのデータに基づき、培養液の電気伝導度を目標電気伝導度に一致維持させるように、測定される電気伝導度に比例させて液肥ポンプ13の駆動を制御し、培養液の肥料濃度を目標肥料濃度に一致させる電気伝導度比例制御機能と、流量センサ24からのデータに基づき、原水1の流量に比例させて液肥ポンプ13の駆動を制御し、作製される培養液の肥料濃度を目標肥料濃度に一致させる流量比例制御機能とを有するものにおいて、上記濾過部28を、ケース31内にフィルタエレメント29を収容して構成するとともに、液肥3と原水1との混合機と兼用させ、コントローラ41に、予め設定された原水1の流量の変動値より大きな原水1の流量変動時に、流量比例制御機能による液肥ポンプ13の制御を行わせ、上記設定変動値より小さな原水1の流量変動時に電気伝導度比例制御機能による液肥ポンプ13の制御を行わせる制御切換機能を設けたことを第1の特徴としている。
【0011】
第2に原水供給開始時から所定時間内は、流量比例制御機能による液肥ポンプ13の制御を行わせる制御限定機能をコントローラ41に設けたことを特徴としている。
【0012】
第3に培養液取出し部33を、培養液を外部に排出る培養液取出し管37と、該培養液取出し管37と供給路との間に設けられる電磁弁36とから構成し、電磁弁36の入り切りをコントロールする電磁弁コントローラ42を設けたことを特徴としている。
【0013】
第4に供給路が管14からなり、電磁弁36と原水を供給路に供給する加圧ポンプ11とを、電磁弁36の入り作動時に加圧ポンプ11が駆動され、電磁弁36の切り作動時に加圧ポンプ11が停止されるように連係させたことを特徴としている。
【0014】
第5に複数の培養液取出し部33を設け、電磁弁コントローラ42に、各培養液取出し部33の電磁弁36を、同時に複数の電磁弁36が入り作動しないように、予め設定された順に排他的に入り作動させる排他制御機能と、各電磁弁36の入り作動の順序を、入り作動開始時刻によって設定することができる開始時刻設定手段57を設けたことを特徴としている。
【0015】
第6に作製する培養液の目標肥料濃度又は該肥料濃度の代理値を、各培養液取出し部33毎に設定することができる濃度設定手段53を設けたことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の培養液の作製送出システムの概略ブロック図であり、図2は、作動の概要を示す線図である。本培養液の作製送出システムは、原水1を供給する原水供給装置2と、液肥3を供給する液肥供給装置4と、原水1と液肥3とを混合して培養液を作製して送出する混合装置6と、液肥供給装置4及び混合装置6の作動を制御する管理装置7とから構成されている。
【0017】
上記原水供給装置4は、原水1が収容される原水タンク8と、原水タンク8内の原水1を加圧して送り出す加圧ポンプ9と、原水タンク8に供給される原水の濾過を行うフィルタ11とから構成されており、フィルタ11によって濾過されて原水タンク8内に収容されている原水1を加圧ポンプ9により外部に送り出す構造となっている。
【0018】
上記液肥供給装置4は、液肥3が収容された液肥タンク12と、液肥タンク12内の液肥3を送り出す液肥ポンプ13とからなり、液肥ポンプ13の駆動によって液肥タンク12内の液肥3を外部に送り出す構造となっている。なお本実施形態では液肥タンク12が2つ設けられ、且つ液肥ポンプ13が各液肥タンク12に対応して2つ設けられているが、液肥タンク12は1つ又は3つ以上でもよい。
【0019】
上記混合装置6は、原水1及び液肥3を合流流通させて混合し下流側に送り出する混合管14と、該混合管14側において原水1及び液肥3が混合されて作製される培養液を外部に送出する培養液送出管16とから構成され、混合管14と培養液送出管16とによって管状の供給路が形成せしめられている。そして上記混合管14には、加圧ポンプ9の排水ポート側に接続される原水導入管17が一体的に設けられており、加圧ポンプ9によって加圧された原水1が該原水導入管17を介して導入され、培養液送出管16側に圧送される。
【0020】
なお混合管14における、原水導入管17より下流側には、混合管14に導入された原水1を原水タンク8に戻す余水排出管18が、余水弁19を介して接続されており、余水弁19の開度に応じて、原水導入管17から混合管14に送り出される余分な原水1が原水タンク8に戻される。
【0021】
また混合管14における余水排出管18より下流側には、混合管14内に存在する液体を排出させる排出管21(図2においては省略)が、排出弁22を介して接続されており、該排出弁22を開くことによって、混合管14内の上記液体を排出させることができる。
【0022】
さらに混合管14における排出管21より下流側には、調節弁23が設けられており、混合管14内に供給される原水1の量を手動で調節することができる。そして混合管14における調節弁23より下流側には、流体の流量を検出することができる羽根車式の流量センサ24が設けられており、該流量センサ24によって調節弁23により調節された後の混合管14に導入される原水1の流量の測定が行われる。
【0023】
一方混合管14における流量センサ24の下流側には、液肥供給ポンプ13の出力(排液ポート)とパイプ26を介して接続される液肥導入部27が液肥供給ポンプ13に対応して設けられており、該液肥導入部27を介して液肥供給ポンプ13から液肥が混合管14内に導入供給され、培養液送出管16側に圧送される。すなわち液肥3は原水1の流量の測定後に原水1に混入される。
【0024】
そして混合管14における液肥導入部27の下流側に、上記液肥導入部27から原水1に液肥3が混入された後の原水1と液肥3の混合液の濾過を行う混合液濾過部28が設けられている。このとき混合液濾過部28は、図3に示されるように、濾過用のエレメント(フィルタエレメント)29がフィルタケース31内に収容された構造となっており、流体をフィルタエレメント29によって濾過して出力する構成となっている。
【0025】
これにより混合管14における混合液濾過部28より下流側には、該混合液濾過部28(フィルタエレメント29)によって濾過された混合液のみが流通する。ただし混合液濾過部28による濾過後の原水1と液肥3の混合液は、混合液濾過部28による濾過工程(フィルタエレメント29の通過及び通過後の合流工程)において原水1と液肥3とが均一に混合され、各部の肥料濃度が概ね均一な培養液となっている。
【0026】
すなわち混合液濾過部28は、上記濾過工程において両液1,3を混合する混合機能を備えており、混合機を兼用している。これにより混合管14における混合液濾過部28より下流側には、原水1と液肥3とが均一に混合されて作製された培養液が流通する。
【0027】
そして混合管14における混合液濾過部28の下流側に、液体の電気伝導率(EC値)を測定するECセンサ32が設けられており、これにより上記のように作製された培養液のEC値が測定される。このとき該培養液はECセンサ32によってEC値が測定される時点では上記のように、原水1と液肥3とが均一に混合され各部の肥料濃度が概ね均一であるため、測定値のばらつきが少なく、測定値は正確である。
【0028】
なお通常EC比例制御を行う場合のEC値は、原水と液肥を樽に取り、十分に混合して得られた培養液のEC値を測定して得られた値を使用する。このため所定量の原水と液肥とを、上記のように樽に取って得られた培養液と、上記フィルタエレメント29を通過させることによって得られた本件の培養液のEC値の測定を比較した。
【0029】
この比較結果は、図4に示され、本件の培養液のEC値は、樽に取って得られた培養液に比較して、若干の誤差を有するが、バラツキは同程度であり、後述するEC比例制御に十分使用することが可能であると言える。すなわち上記混合液濾過部28は十分な混合機能を備えているといえる。
【0030】
一方ECセンサ32の下流側に前述の培養液送出管16が、混合管14に接続されて設けられており、該培養液送出管16には、複数の自動培養液取出し管37が、各止水弁34を介して接続されている。このとき各自動培養液取出し管37には電磁弁36が設けられており、電磁弁36の入り切りによって、各自動培養液取出し管37からの培養液の送出が制御される。
【0031】
すなわち自動培養液取出し管37と電磁弁36とによって、培養液送出管16から培養液を外部に送出供給せしめる培養液取出し部33が構成され、培養液送出管16には、培養液取出し部33が設けられている。そして各自動培養液取出し管37には、培地への培養液供給機30等が接続されており、各自動培養液取出し管37を各別の培養液の供給先(培養液供給機30等)に割り当て、入り作動させる電磁弁36を切換えることによって、供給先を切り換えて培養液の送出供給を行うことができる。
【0032】
なお各電磁弁36は、入り作動により、培養液送出管16から入り作動した電磁弁36に対応する自動培養液取出し管37に培養液を供給し、切り作動により、切り作動した電磁弁36に対応する自動培養液取出し管37への培養液の供給を停止させるように設定されている。
【0033】
なお培養液送出管16における最上流側の止水弁34とECセンサ32との間には、手動散水ポート38が設けられており、培養液送出管16における手動散水ポート38に対応する部分に設けられた手動散水弁39によって、手動散水ポート38側と自動培養液取出し管37側とに送出される培養液の量を調節することができる。
【0034】
そして手動散水ポート38にホース等を接続し、手動散水ポート38に培養液が送出されるように手動散水弁39を設定することにより、上記ホース等を介して培養液を手動で散布することができる。
【0035】
一方前述の管理装置7は、前述の液肥供給ポンプ13の作動を制御するポンプコントローラ41と、自動培養液取出し管37の電磁弁36及び加圧ポンプ9及び液肥供給ポンプ13の作動を制御する送出制御コントローラ42とを備えている。
【0036】
上記ポンプコントローラ41は、図5に示されるように、前述の流量センサ24からの原水1の流量データに基づき、原水1の流量に比例して液肥3の供給量が増加するように液肥供給ポンプ9の駆動速度を制御する流量比例制御部43と、前述のECセンサ32からの情報に基づき、測定された培養液のEC値が、目標となるEC値となるように、液肥供給ポンプ9の駆動速度を制御するEC比例制御部44とを備えており、すなわち液肥供給ポンプ9の駆動の制御用に、流量比例制御機能とEC比例制御機能の2つの制御機能を備えている。
【0037】
なおいずれの制御においても、作製される培養液のEC値を目標とする目標EC値に一致維持させることにより、所定の肥料濃度(上記目標EC値に対応する)の培養液を作製することを目的としており、流量比例制御の場合、原水1の流量に比例させて液肥3の導入量を増減させることにより、EC比例制御の場合、作製される培養液のEC値を測定してフィードバックさせて目標とする目標EC値に一致維持させるものである。
【0038】
なお本ポンプコントローラ41の流量比例制御は、図6に示されるように、液肥供給ポンプ9の機種により定められる定数(K1)と、比例定数(K2)とを予め設定し、目標EC値(一定に維持すべき肥料濃度に対応するEC値=EC0)と、予め測定した原水のEC値(EC1)と、上記K1とK2とを掛け、このK1×K2×(EC0−EC1)を比例定数として、該比例定数に流量センサ24のデータに基づく原水の流量Qを掛けて、液肥供給ポンプ9の駆動速度Pの算出を行う。
【0039】
すなわち液肥供給ポンプ9の駆動速度Pを、P=K1×K2×(EC0−EC1)×Qで算出し、算出結果に基づき液肥供給ポンプ13を駆動する。このためEC0の値を変更することによって、作製する培養液の肥料濃度を容易に変更することができる。
【0040】
また本ポンプコントローラ42のEC比例制御は、図7(A)及び図7(B)の2つのパターンのいずれか一方が採用され、本実施形態においては図7(B)のパターンが採用されている。
【0041】
すなわち図7(A)に示される制御を行う場合は、前述のECセンサ32の測定値(EC2)のデータと、目標EC値(EC0)のデータとをオペアンプからなる比較変換機46に入力し、EC値の偏差(ΔEC)を、ΔEC=|EC0−EC2|として演算し、この演算結果にオペアンプ47の増幅率Gを掛け、現在の液肥供給ポンプ9の駆動速度P1に対する修正量を演算し、EC0<EC2の場合には、液肥供給ポンプ9の駆動速度PをP=P1−G×ΔECとして算出し、EC0>EC2の場合には、P=P1+G×ΔECとして算出する。
【0042】
そして算出結果に基づき算出結果に基づき液肥供給ポンプ9を駆動する。この場合もこのためEC0の値を変更することによって、作製する培養液の肥料濃度を容易に変更することができる。
【0043】
一方図7(B)に示される制御を行う場合は、まず図7(A)の場合と同様に、EC2とEC0のデータをオペアンプからなる比較器47に入力し、ΔECを、ΔEC=|EC0−EC2|として演算する。そして前述の流量比例制御の場合のK1とK2と流量センサ24のデータに基づく原水の流量Qとを掛け比例定数とし、EC0<EC2の場合には、液肥供給ポンプの駆動速度PをP=K1×K2×(EC0−ΔECーEC1)×Qとして算出し、EC0>EC2の場合には、P=K1×K2×(EC0+ΔECーEC1)×Qとして算出する。なおEC1は、前述の流量比例制御の場合と同様に予め測定した原水のEC値である。
【0044】
そして算出結果に基づき算出結果に基づき液肥供給ポンプ9を駆動する。この場合もEC0の値を変更することによって、作製する培養液の肥料濃度を容易に変更することができる。
【0045】
なお、原水のEC値を制御のパラメータとして使用するのは、原水として使用される水道水、あるいは河川水、地下水には肥料成分に相当する、あるいは、これに近い成分が溶解しており、原水は所定のEC値を持つ(極弱い液肥としての機能を持つ)ためである。このためEC0≦EC1すなわち目標ECが原水ECよりも小さい値に設定された場合は当然ながらP=0すなわち液肥の混入は強制的に行われない。
【0046】
ポンプコントローラ41は以上のように液肥供給ポンプ9の駆動を制御し、いずれの場合も培養液の肥料濃度をほぼ一定に維持することができる。特にECセンサ32により前述のように各部の濃度が略均一な培養液の測定を行うため、測定される培養液のEC値(EC2)は正確であり、EC比例制御により、培養液の肥料濃度維持を高精度で行うことができる。
【0047】
一方従来技術の項で説明したように、EC比例制御は、原水1の流量が大きく変化する環境での使用に対して、流量比例制御は、培養液の電気伝導度(肥料濃度)を高精度で正確にしたい場合に、本質的に不向きであるといえる。これは短時間に原水流量が大きく変化する場合、液肥3の供給量を短時間で増減させる必要があり、EC比例制御における制御の遅れの悪影響が大きく出るためであり、本件においても上記問題を本質的に避けることはできない。
【0048】
このため本ポンプコントローラ41には、図5に示されるように、原水1の流量の変化率に応じて流量比例制御とEC比例制御とを切り換えて行わせる制御切換部48が設けられている。該制御切換部48は、オペアンプからなる比較器49に、原水1の流量から演算される流速の時間微分により得られる原水1の流量の変化率と、予め設定(入力)されている変化率とが入力され、比較器49の出力がAND回路51に入力されて構成されている。
【0049】
そして比較器49の出力が前述の比較器47からの出力を入り切りするスイッチ52側に接続されており、AND回路51がスイッチ52を入り切りを比較器49からの出力、すなわち原水1の流量の変化率と所定値(予め設定されている変化率の値)との比較結果に基づき切り換えられ、変化率が所定値以上の場合に、スイッチ52が切り作動され、流量比例制御が行われ、変化率が所定値未満の場合に、スイッチ52が入り作動されEC比例制御が行われる。
【0050】
これにより加圧ポンプ9の駆動が開始され、原水1が供給される際も、原水1の流量が0から急激に増加することとなるため、流量の変化率が所定値以下に安定するまでは、所定時間の間、流量比例制御が行われ、すなわち上記制御切換部48による上記のような制御切換機能には、原水1の供給開始時から所定時間内は、流量比例制御を行わせる制御限定機能が含まれる。
【0051】
ただしポンプコントローラ41側にタイマ(図示せず)を設け、制御限定機能を、原水1の供給開始時から所定時間内は、原水1の流量に関係なく強制的に流量比例制御を行わせるように構成してもよい。この場合は、例えば図8のフローチャートに示されるように、ステップS1において、加圧ポンプ9のON,OFFをチェックし、ON(入り)の場合は、ステップS2に進み、流量比例制御を開始させ、ステップS3に進み、前述のタイマを作動させる。
【0052】
その後ステップS4においてタイマの終了を待ち、タイマの終了後は、ステップS5において原水流量の変化率を演算し、ステップS6に進み、ステップS5で演算された変化率が所定値以上か、所定値未満かをチェックし、変化率が所定値以上の場合に、ステップS7に進み、前述の流量比例制御を行い、変化率が所定値未満の場合に、ステップS8に進み、前述のEC比例制御を行う。
【0053】
以上によりいずれの場合も、図9に示されるように、培養液の作製開始時期(加圧ポンプ9の稼動開始時)の原水1の導入直後から所定時間内の期間Aは、ECセンサ32による測定値が安定しないため、流量比例制御が行われ、その後原水1の流量の変化率が所定値より大きいBの期間は、流量比例制御が継続して行われることにより、短時間で目標とするEC値に近い培養液が作製される。
【0054】
ただし前述のように流量比例制御では、高精度に培養液の電気伝導度を所定の値に維持することは困難であり、このためその後原水1の流量の変化率が安定して所定値未満となるCの期間においては、EC比例制御が行われ、培養液のEC値を微妙にコントロールし、目標とするEC値により近いEC値を有する培養液が作製される。
【0055】
特に原水1の流量変化が少なく、原水1に添加すべき液肥3の量を微妙にコントロールする必要がある場合は、EC比例制御が行われ、原水1の流量の変化が大きく、原水1に添加すべき液肥3の変化量が大きいケースでは、流量比例制御が行われるため、培養液の肥料濃度維持を特に高精度で行うことができる。
【0056】
一方前述の送出制御コントローラ42は、前述のポンプコントローラ41側に接続されており、図10に示されるように作製される培養液の目標EC値(目標肥料濃度)を入力することができる入力部53が、各自動培養液取出し管37に対応して設けられているとともに、各自動培養液取出し管37の電磁弁36をそれぞれ、独立して入り切りすることができるように構成されている。
【0057】
ただし送出制御コントローラ42には、複数の電磁弁36が同時に入り作動することを規制する排他制御部55が設けられており、該排他制御部55による排他制御機能によって、複数の電磁弁36の同時に入り作動が規制され、複数の自動培養液取出し管37に同時に培養液が供給されることが規制されている。
【0058】
そしてOR回路54によって、いずれかの電磁弁36の入り作動に伴い加圧ポンプ9を入り作動させるとともに、OR回路56によって液肥供給ポンプ13を入り作動させ、上記電磁弁36の切り作動に伴い加圧ポンプ9及び液肥供給ポンプ13の駆動を停止させるように構成されている。
【0059】
すなわち所定の自動培養液取出し管37への培養液の送出時には、他の自動培養液取出し管37への培養液の送出は行われないため、当該自動培養液取出し管37に出力する培養液が専用に作製される。そしてこのとき作製される培養液の目標EC値は、入力部53から入力されるEC値となり、所定の自動培養液取出し管37には、入力部53から入力されるEC値に基づく肥料濃度の培養液が、その都度作製されて供給される。
【0060】
なお上記排他制御機能には、作動電磁弁記憶機能も設けられており、設定等のミスにより、複数の電磁弁36が同時に駆動する設定が行われた場合には、電磁弁36を順次入り作動させる。
【0061】
すなわち上記作動電磁弁記憶機能により、所定の電磁弁36の入り作動中に、他の電磁弁36の入り指示が行われた場合、入り指示が行われた電磁弁36を、入り指示の時刻が早い順に記憶するとともに、入り指示の時刻が早い順に優先順位を高く設定し、優先順位の高い順に、直前に入り作動している電磁弁36が停止せしめられた後に電磁弁36を入り作動させる。
【0062】
そして上記送出制御コントローラ42には、予め設定された時刻になると、電気信号を出力する時刻検出装置57が、各電磁弁36に対してそれぞれ設けられている。なお該時刻検出装置57として、例えばアナログ式の目覚し時計のように、設定された時間にスイッチが入り作動するアナログタイプのものや、クロックカウントにより所定時刻を検出してデータ出力するデジタルタイプのもの等が考えられる。
【0063】
さらに上記送出制御コントローラ42には、各時刻検出装置57に対応して、時刻検出装置57から上記電気信号が出力されると、該電気信号の出力時点(時刻)から所定時間の間、対応する電磁弁36を入り作動させる時間を設定する時間保持設定装置(タイマ設定器)58も時刻検出装置57に対応して設けられている。
【0064】
そして各タイマ設定器58に対して、タイマ設定器58によって設定された時間をカウントするタイマ59が設けられている。なお各タイマ設定器58とタイマ59は、独立して各電磁弁36の入り作動時間を設定することができる。
【0065】
以上に示される送出制御コントローラ42によって、各自動培養液取出し管37毎に、時刻検出装置57において設定された所定の時刻から、所定の時間、予め設定されたEC値の培養液を供給することができ、すなわち作業者は、培養液を培地に滴下させるチューブ等を所定の自動培養液取出し管37に接続することによって、作業者が設定した培地位置毎に、異なるEC値の培養液を容易に供給することができる。
【0066】
また各自動培養液取出し管37毎に時刻検出装置57とタイマ設定器58,タイマ59とEC値の入力部53とが設けられているため、自動培養液取出し管37から送出させる培養液の送出開始及び停止時間,作製される培養液のEC値を容易に設定することができる。このとき作製される培養液の肥料濃度は前述のように所定の肥料濃度に高精度に一致する。
【0067】
そしてこの際前述の排他制御機能により、同時に他の自動培養液取出し管37に培養液が供給されることは無い。また誤って同時に電磁弁36が入り作動する設定を行った場合も、作動電磁弁記憶機能により、優先順位の高い順(入り指示の行われた時間が早い順)に、直前に入り作動している電磁弁36が停止せしめられた後に電磁弁36が入り作動せしめられ、同時に他の自動培養液取出し管37に培養液が供給されることは無い。
【0068】
【発明の効果】
以上のように構成される本発明の構造によると、濾過部の下流側には、濾過部(フィルタエレメント)によって濾過された液肥と原水との混合液のみが流通し、この混合液の電気伝導率が、電気伝導度測定装置によって測定される。
【0069】
ただし濾過部は液肥と原液の混合機を兼ねており、濾過部による濾過後の原液と液肥の混合液は、濾過時のフィルタエレメントの通過及び通過後の合流工程において原液と液肥とが均一に混合されており、別途混合機等を設けることなく、各部の肥料濃度が概ね均一な培養液となっている。
【0070】
このため電気伝導度測定装置によって測定される培養液の電気伝導率は、培養液の部分的なばらつきが少ないため正確であり、目標とする肥料濃度を有する培養液を、簡単な構造の装置で高精度に作製することができるという効果がある。
【0071】
また原水の流量センサ設けられ、コントローラに流量比例制御機能設けられていることによって、培養液の作製をケースに応じて、前述の電気伝導度比例制御機能と流量比例制御機能とを使い分けることができ、目標とする肥料濃度を有する培養液を、より高精度に作製することが可能となる。
【0072】
このためコントローラに設けられる制御切換機能により、原水の流量の変動値に基づき、所定の変動値に対応する流量の変動より大きな流量変動時に流量比例制御機能による液肥ポンプの制御を、上記流量の変動より小さな流量変動時に電気伝導度比例制御機能による液肥ポンプの制御を行わせることにより、原水の流量変化が少なく、原水に添加すべき液肥の量を微妙にコントロールする必要がある場合は、電気伝導度比例制御が行われ、原水の流量の変化が大きく、原水に添加すべき液肥の変化量が大きいケースでは、流量比例制御が行われるため、培養液の肥料濃度維持を特に高精度で行うことができる。
【0073】
さらにコントローラに制御限定機能を設けることにより、電気伝導度の測定に必ず大きな遅れが生じる培養液の作製開始時期(原水供給開始時)に、流量比例制御によって液肥ポンプの制御を行わせることができ、培養液の作製開始時に目標肥料濃度に近い培養液を容易に作製することができる他、作製される培養液のEC値が安定する加圧ポンプの稼動開始直後から、前述の制御切換機能を作動させることにより、目標とする肥料濃度により近い肥料濃度を有する培養液を円滑に、且つ素早く作製することができる。
【0074】
一方培養液取出し部を、培養液取出し管と電磁弁コントローラによりコントロールされる電磁弁とから構成することによって、培養液の液収容体からの取り出しを電磁弁コントローラを介して容易にコントロールして行うことができる。
【0075】
そして管からなる供給路において、電磁弁の入り作動時に加圧ポンプを駆動し、電磁弁の切り作動時に加圧ポンプを停止せしめることによって、培養液取出し管を介して培養液を外部に送出せしめる毎に、培養液を新規に作成することができ、培養液の管理を容易に行うことができる。
【0076】
このため培養液取出し部を複数設け、電磁弁コントローラに、各培養液取出し部の電磁弁を、同時に複数の電磁弁が入り作動しないように、予め設定された順に排他的に入り作動させる排他制御機能と、各電磁弁の入り作動の順序を、入り作動開始時刻によって設定することができる開始時刻設定手段を設けることによって、各培養液取出し部に対して専用の培養液を作製して所定の順序で、液収容体側から送り出すことができる。
【0077】
このとき各電磁弁の入り作動の順序を入り作動開始時刻によって設定することができる開始時刻設定手段を設けることにより、各培養液取出し部への培養液の送り出しシーケンスを容易に設定することができるという利点もある。
【0078】
そして濃度設定手段を設け、作製される培養液の目標となる肥料濃度又は該肥料濃度の代理値を、各入り作動する電磁弁毎に設定することができるように構成することによって、複数の培養液取出し部から、所定のシーケンスで、それぞれ異なった肥料濃度の培養液を送出させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本培養液の作製送出システムの概略ブロック図である。
【図2】 本培養液の作製送出システムの作動の概要を示す線図である。
【図3】 混合液濾過部の構造を示す概略図である。
【図4】 本システムにおけるEC値の測定結果のサンプルを示すグラフ図である。
【図5】 ポンプコントローラの概略ブロック図である。
【図6】 流量比例制御の制御状態を示す概略図である。
【図7】 (A),(B)はEC比例制御の制御状態を示す概略図である。
【図8】 他の制御切換機能のフローチャート図である。
【図9】 養液作成時の原水の流量,加圧ポンプの駆動速度,EC値を示すグラフ図である。
【図10】 送出制御コントローラの概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 原水
3 液肥
11 加圧ポンプ
13 液肥供給ポンプ(液肥ポンプ)
24 流量センサ
28 混合液濾過部(濾過部)
29 フィルタエレメント
31 フィルタケース(ケース)
32 ECセンサ(電気伝導度測定装置)
33 培養液取出し部
36 電磁弁
37 自動培養液取出し管(培養液取出し管)
41 ポンプコントローラ(コントローラ)
42 送出制御コントローラ(電磁弁コントローラ)
53 入力部(濃度設定手段)
57 時刻検出装置(開始時刻設定手段)

Claims (6)

  1. 液肥(3)と希釈用の原水(1)とを合流させて下流側に送出する供給路中に、両液(1),(3)が合流した液を濾過する濾過部(28)を設け、該濾過部(28)の下流側に原水(1)と液肥(3)とが混合された培養液を取出す培養液取出し部(33)を設け、上記供給路に液肥(3)を供給する液肥ポンプ(13)と、濾過部(28)より下流側において培養液の電気伝導度を測定する電気伝導度測定装置(32)と、液肥ポンプ(13)の作動を制御するコントローラ(41)と、供給路中に供給される原水(1)の流量を測定する流量センサ(24)とを備え、該コントローラ(41)が、上記電気伝導度測定装置(32)からのデータに基づき、培養液の電気伝導度を目標電気伝導度に一致維持させるように、測定される電気伝導度に比例させて液肥ポンプ(13)の駆動を制御し、培養液の肥料濃度を目標肥料濃度に一致させる電気伝導度比例制御機能と、流量センサ(24)からのデータに基づき、原水(1)の流量に比例させて液肥ポンプ(13)の駆動を制御し、作製される培養液の肥料濃度を目標肥料濃度に一致させる流量比例制御機能とを有するものにおいて、上記濾過部(28)を、ケース(31)内にフィルタエレメント(29)を収容して構成するとともに、液肥(3)と原水(1)との混合機と兼用させ、コントローラ(41)に、予め設定された原水(1)の流量の変動値より大きな原水(1)の流量変動時に、流量比例制御機能による液肥ポンプ(13)の制御を行わせ、上記設定変動値より小さな原水(1)の流量変動時に電気伝導度比例制御機能による液肥ポンプ(13)の制御を行わせる制御切換機能を設けた培養液の作製供給システム。
  2. 原水供給開始時から所定時間内は、流量比例制御機能による液肥ポンプ(13)の制御を行わせる制御限定機能をコントローラ(41)に設けた請求項1の培養液の作製供給システム。
  3. 培養液取出し部(33)を、培養液を外部に排出る培養液取出し管(37)と、該培養液取出し管(37)と供給路との間に設けられる電磁弁(36)とから構成し、電磁弁(36)の入り切りをコントロールする電磁弁コントローラ(42)を設けた請求項1又は2の培養液の作製供給システム。
  4. 供給路が管(14)からなり、電磁弁(36)と原水を供給路に供給する加圧ポンプ(11)とを、電磁弁(36)の入り作動時に加圧ポンプ(11)が駆動され、電磁弁(36)の切り作動時に加圧ポンプ(11)が停止されるように連係させた請求項3の培養液の作成供給システム。
  5. 複数の培養液取出し部(33)を設け、電磁弁コントローラ(42)に、各培養液取出し部(33)の電磁弁(36)を、同時に複数の電磁弁(36)が入り作動しないように、予め設定された順に排他的に入り作動させる排他制御機能と、各電磁弁(36)の入り作動の順序を、入り作動開始時刻によって設定することができる開始時刻設定手段(57)を設けた請求項4の培養液の作成供給システム。
  6. 作製する培養液の目標肥料濃度又は該肥料濃度の代理値を、各培養液取出し部(33)毎に設定することができる濃度設定手段(53)を設けた請求項5の培養液の作成供給システム。
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