JP3845666B2 - Internal wall repair method for existing concrete structures - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水処理槽などのように長期間にわたる使用により内壁面が劣化する恐れのある既設コンクリート構造物の内壁面補修工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
既設コンクリート構造物、例えば下水処理槽、マンホールボックス、下水管渠等に於いては、内壁面の表層部を構成しているコンクリート並びに埋設鉄筋が下水等から発生する酸性ガス(例えば硫化水素ガス)との接触により徐々に腐食されて劣化するのに伴い、コンクリート構造物の躯体の強度も低下していくので、長期間にわたる使用中にはいずれ補修し更新することが必要になる。従来このような内壁面の補修更新は、一般に、内壁面から劣化部を除去し、しかる後、鉄筋の配筋、型枠の組み立て及びコンクリートの打設を行い、新たにコンクリート造りの表層部を構築することにより行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来工法では、鉄筋の配筋と型枠の組み立て解体に多大の時間と手数を要するばかりでなくコンクリートの養生硬化を待たなければ型枠を解体できず工事期間が長くなるという問題点があった。コンクリートの打設圧に対する変形防止対策として図16に示すように支保工が講じられるが、支保工には支保材a(剛性パネル、ばた角材等)と該支保材aの反力を取るためのジャッキ付きサポートbなど多量の資材の使用が必要でこれら資材の搬入、搬出および組み立て、解体にも多大の時間と人手を要していた。
【0004】
本発明は型枠や支保工の適用を省略できるばかりでなく工事期間の短縮が可能で、且つコンクリート構造物の内壁面に防食ライニング層を形成する内壁面補修工法を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、イ 補修対象である既設コンクリート構造物の内壁面の全面を第1の裏込め間隔を存して覆うように、該内壁面に取り付け固定の凹凸嵌合係止部が表面に備えられた多孔金属板を構成要素として該多孔金属補強部を組み立てる工程、
ロ 上記多孔金属補強層の全面を第2の裏込め間隔を存して覆うように、該多孔金属補強部に取り付け固定の背面リブ付きプラスチック板を構成要素として防蝕ライニング部を組み立てる工程、
を含み、上記第1及び第2の裏込め間隔内には裏込め材を充填することを特徴とする既設コンクリート構造物の内壁面補修工法に係る。
【0006】
本発明補修工法の好ましい一実施形態によれば、内壁面と上記多孔金属補強部との間の第1裏込め間隔を、上記内壁面と該多孔金属補強部との間に設置固定の鋼材により確保することができる。また該多孔金属補強部と防蝕ライニング部との間の第2裏込め間隔を、該防蝕ライニング部を構成しているプラスチック板に付属する背面リブにより確保することを特徴とすることができる。
【0007】
また上記多孔金属補強部に対する背面リブ付きプラスチック板の取り付け固定を、該プラスチック板の背面リブ上と該多孔金属補強部上とに形成の凹凸嵌合係止部の嵌合係止により行うことができ、この場合、凹凸嵌合係止部としては、嵌合係止を内壁面に沿う方向から行う方式のもの、または内壁面に向かう方向から行う方式のものが適当である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を添付図面に基づき説明する。図1乃至図8は本発明補修工法を1つの平面をなす鉛直向きのコンクリート内壁面1の補修更新に適用した状況が示され、本補修工法の実施に際しては、図1に示すように、まず最初に補修対象のコンクリート内壁面1から劣化部を除去した後に、該内壁面1の複数箇所に鋼材2が左右間隔を存して垂直方向に平行にアンカーボルト3の適用のもとに取り付け固定され、鋼材2はこの取り付け固定状態において、内壁面1の上下方向の全長に亘って延出している。因みに鋼材2は横方向(左右方向)に延出するように取り付け固定してもよい。
【0009】
通常、劣化部の除去された内壁面1は凹凸を有するが、このような鋼材2の取り付け固定により図1に仮想線4で示すようにレベル出しを行うことができる。鋼材2として図1にはZ型鋼が示されているが、その他、I型鋼、□型鋼、C型鋼等、アンカーボルトの適用が可能な各種の断面形状のものを使用できる。
【0010】
内壁面1に対する鋼材2の取り付けを終えた後は、図2に示すように、該鋼材2上に多孔金属板5の複数枚が内壁面1の全面を覆うように敷設され、この敷設状態において各多孔金属板5は鋼材2に対して例えば溶接手段の適用のもとに取り付け固定される。この多孔金属板5の敷設により、内壁面1の全面を覆うように多孔金属補強部5Aが構築され、該多孔金属補強部5Aと内壁面1との間には、鋼材2のスペーサとしての働きで第1裏込め間隔6が形成される。多孔金属板5としては鋼製のパンチングメタル、エキスパンドメタルなどを適用できる。
【0011】
図3は多孔金属補強部5Aの構築状況を示し、該多孔金属補強部5Aは図示の例では縦横に並列された6枚の多孔金属板5(定尺寸法 例えば横900mm×縦1800mm)から構築されているが、多孔金属板5の寸法、敷設枚数等は特に制限されるものでなく、施工現場の状況に応じ適宜選択決定すればよい。
【0012】
多孔金属補強部5A上に防蝕ライニング部7A(図7参照)を構築するために、図4に断面を示すように、背面リブ8付きのプラスチック板7が使用される。プラスチック板7は硬質乃至半硬質のプラスチック例えばポリエチレン(または塩ビ)製で適度な剛性を有している。プラスチック板7の大きさは先に述べた多孔金属板5と同型、同寸のものを使用しても良いが、長尺のものを使用して施工時に必要な長さ分を切断しても良い。背面リブ8はプラスチック板7の長手方向に延出し、幅方向に所定のピッチ間隔を存して多数本が平行に形成されている。該背面リブ8と平行に、プラスチック板7の両側部には、接合用の凹凸部9a、9bが形成されている。尚、接合部の構造は本実施例のみに制約されるものではない。
【0013】
多孔金属補強層5A上に背面リブ8付きプラスチック板7を敷設状態のもとに取り付け固定するために凹凸嵌合係止手段が適用される。凹凸嵌合係止手段として、本実施形態では多孔金属補強部5Aひいては内壁面1に沿う方向に嵌合係止する方式のものが示され、図5に示すように、嵌合係止手段の一方、例えば凹嵌合係止部10aは多孔金属補強部5A上に上記背面リブ8のピッチ間隔と同じかまたは整数倍のピッチ間隔のもとに横方向の全長に亘って形成される。凹嵌合係止部10aの形成には、図6に示すように、例えば断面Z型の長尺金物11が適用され、該金物11は下端フランジ部11aにおいて多孔金属補強部5A上に溶接手段を適用して固着され、垂直起立のリブ部11bと上端フランジ部11cとで上方向開口の凹嵌合係止部10aを構成している。尚、長尺金物11は予め多孔金属板5に溶接しておくことが好ましい。一方凸嵌合係止部10bは、図4に示すように、プラスチック板7の背面リブ8のフリー端側に形成されプラスチック板7の幅方向に突出している。
【0014】
而して、凹凸嵌合係止部10a、10bが向き合うようにプラスチック板7を金属補強部5A上に設置した状態でプラスチック板7を金属補強部5Aに沿う方向に移動し凹凸嵌合係止部10a、10bを嵌合係止することにより、図7に示すように、プラスチック板7を金属補強部5A上に取り付け固定することができる。このようにしてプラスチック板7を順次金属補強部5A上に取り付け固定してゆくことにより、金属補強部5Aひいては内壁面1の全面を覆うように、プラスチック板7を敷設固定でき、ここにプラスチック板7から防蝕ライニング部7Aを構築できる。 このようにして構築された防蝕ライニング部7Aにおいては、プラスチック板7の相互は両側部において凹凸部9a、9bの嵌合により接合されるが、他の両側部に於いては突き合わせにより接合される。突き合わせ接合部には、溶接などの適宜のシール手段(図示せず)を施すことができる。
【0015】
このようにして構築された多孔金属補強部5Aと防蝕ライニング部7Aとの間には、図7に示すように、背面リブ8に基づき第2裏込め間隔12が形成され、該第2裏込め間隔12は多孔金属補強層5Aの多孔部を通じて第1裏込め間隔6に連通している。
【0016】
補修対象の内壁面1の全面を覆うように多孔金属補強層5A次いで防蝕ライニング部7Aを構築した後は、周側部にシール(図示せず)を施した状態で第1、2裏込め間隔6、12内に裏込め材13例えばセメントミルクが注入される。注入された裏込め材13は金属補強部5Aの多孔部を通じて第1、2裏込め間隔6、12内に流れ込み、これら裏込め間隔6、12内に隙間なしに充填される。このようにして充填した裏込め材13の養生硬化を計ることにより、内壁面1の補修更新作業を終える。
【0017】
このようにして構築された補修更新部に於いては、図8に示すように、第1、2裏込め間隔6、12内充填の裏込め材13は金属補強部5Aの多孔部を通じて結合一体化され、実質的に一層をなしていることに加え裏込め材13の層内には金属補強層5Aが埋設されているので、この金属補強部5Aが鉄筋コンクリート構造における鉄筋と同様の働きをなし、堅牢構造の補修更新部を構築できる。しかも補修更新部の表層部は防蝕ライニング部7Aから構成されているので防蝕構造となり、下水等から発生する酸性ガスに対する対策も万全となり、長期間の使用に耐え得ることができる。
【0018】
本発明補修工法に於いては、防蝕ライニング部7Aを構成している背面リブ8付きのプラスチック板7は多孔金属補強部5Aに凹凸嵌合係止部10a、10bの嵌合係止によりしっかりと取り付け固定され、また多孔金属補強部5Aはアンカーボルト3によりコンクリート内壁面1にしっかりと取り付け固定されているので、内壁面1、多孔金属補強部5A及び防蝕ライニング部7Aが一体に結合されることになり、この一体結合により防蝕ライニング部7Aの強度が増強される。よって防蝕ライニング部7Aは背面リブ8付きの半硬質のプラスチック板7から構成されているにかかわらず裏込め材打設時のヘッド圧に充分に耐え得ることができるために、型枠として兼用することが可能となり、従来の補修工法に見られるような型枠の適用や支保工の施工を省略できる。
【0019】
図9は本発明補修工法を汚水処理槽Aの内壁面例えば周囲4面の内壁面と床面との補修更新に適用した状況を概略的に示している。この場合、多孔金属補強部5A並びに防蝕ライニング部7Aは先に述べた要領で、上記5面の全面を第1、2裏込め間隔6、12(図7参照)を存して覆うように先に述べた要領で構築され、しかる後、第1、2裏込め間隔6、12内に裏込めを施せばよい。因みに、図9には多孔金属補強部5A及び防蝕ライニング部7Aが概略的に示され、その他は省略されている。
【0020】
また図10は本発明補修工法を適用して、断面角形の下水管渠Bの上下左右4面の内壁面の補修更新した場合の一例を示し、この場合は、例えば管渠Bの50乃至100m程度を一工事長として工事を行い、この一工事長の範囲内の管渠内周面の全面を覆うように多孔金属補強部5A及び防蝕ライニング部7Aを第1、2裏込め間隔6、12(図7参照)を存して構築した後に、該裏込め間隔6、12に裏込めを施せばよい。尚、図10はプラスチック板7の長手方向を管渠の周方向に一致させた例を示している。
【0021】
本発明補修工法において、鋼材2は予め多孔金属板5の所定部位に溶接固定しておいてもよい。この場合、鋼材2の内壁面1に対するアンカーボルト3による取り付け固定は、図11に示すように多孔金属板5の多孔部15を作業口として行えばよい。アンカーボルトを固定する穴は穿孔機などを使って多孔部15の中心近辺に穿孔し、次にアンカーボルト3を座金14をセットした状態で多孔部15を通じて穿孔した穴に差し込む。座金14は多孔部15を通過できる大きさで、鋼材2を押える平面部14aと内壁面に接する突起部14bで構成されており、突起量は鋼材を固定する部分の厚さと概ね同一である。
【0022】
また鋼材2と多孔金属板5とは必ずしも溶接手段を適用して固着されている必要はなく、鋼材2及び多孔金属板5をそれぞれ個別にアンカーボルト3を適用して内壁面1に取り付け固定することができる。この場合、多孔金属板5は、図12に示すように、例えば有底筒状にして上端部にフランジ部16aを備えた取り付け金物16が適用される。
【0023】
本発明補修工法に於いては、図13に示すように正面から多孔金属板5に嵌合係止する方式のものを採用できる。この場合、図14に示すように凹凸嵌合係止部10a1、10b1として凹嵌合係止部10a1は多孔金属板5側に、また凸嵌合係止部10b1は、プラスチック板7の背面リブ8のフリー端側にそれぞれ形成されている。凹嵌合係止部10a1は入口開口部の両端部において内側に突起部10a2が形成されており、先端が尖った凸嵌合係止部10b1を押込むと凹嵌合係止部10a1はその保有弾性により入口開口部が両側方向に開く。凸嵌合係止部10b1が一旦凹嵌合係止部10a1内に入ると、入口開口部が元の位置に戻るために突起部10a2がストッパーの役割を果たし、凸嵌合係止部10b1が抜けることはない。図13において、プラスチック板7の両側部には、接合用の凹凸部9a1、9b1が形成されており、正面から押付けることで凹嵌合係止部10a1内に凸嵌合係止部10b1を嵌合係止するのと同時に接合することができる。尚、押付けは、ハンマーによる打撃やバイブレーターを押付けるなどの方法により容易に行うことができる。
【0024】
また、図15にプラスチック板7の接合部構造の他の実施例を示す。プラスチック板7の両側部には、接合用の凹部9a1が形成されており、両側部に接合用の凸部9b1が形成されている接合用プラスチック部材17を使って接続されている。
【0025】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば型枠や支保工の適用を省略できるばかりでなく工事期間の短縮が可能で、且つコンクリート構造物の内壁面に防食ライニング層を形成する内壁面補修工法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明補修工法の一実施状況を示す図であって、補修対象のコンクリート内壁面に鋼材を取り付けた状況を示す部分断面図である。
【図2】同、鋼材上に多孔金属板を取り付けた状況を示す部分断面図である。
【図3】同、多孔金属補強部の構築状況を示す正面図である。
【図4】同、防蝕ライニング部の構築に適用されるプラスチック板の断面図である。
【図5】同、多孔金属補強部上に凹嵌合係止部を取り付けた状況を示す正面図である。
【図6】同、凹嵌合係止部の取り付け状況を示す拡大断面図である。
【図7】同、防蝕ライニング部の構築状況を示す断面図である。
【図8】同、補修更新部の断面図である。
【図9】本発明補修工法を汚水処理槽の内壁面の補修に適用した状況を概略的に示す断面図である。
【図10】同、下水管渠の内壁面の補修に適用した状況を概略的に示す断面を含む説明図である。
【図11】(a)鋼材を座金及びアンカーボルトを適用して内壁面に取り付けた状況を示す平面図である。(b)同、断面図である。
【図12】(a)多孔金属板を取り付け金物及びアンカーボルトを適用して内壁面に取り付けた状況を示す平面図である。(b)同、断面図である。
【図13】凹凸嵌合係止部の他の実施形態を示す断面図である。
【図14】同、凹凸嵌合係止部の拡大図である。
【図15】同、凹凸接合部の他の実施形態を示す断面図である。
【図16】従来工法の説明図である。
【符号の説明】
1 内壁面
2 鋼材
3 アンカーボルト
4 仮想線
5 多孔金属板
5A 多孔金属補強部
6 第1裏込め間隔
7 プラスチック板
8 背面リブ
9a 接合用凹部
9b 接合用凸部
10a 凹嵌合係止部
10b 凸嵌合係止部
11 長尺金物
12 第2裏込め間隔
13 裏込め材
14 座金
15 多孔金属板の孔部
16 取り付け金具
17 接合用プラスチック部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for repairing an inner wall surface of an existing concrete structure, such as a sewage treatment tank, in which the inner wall surface may deteriorate due to long-term use.
[0002]
[Prior art]
In existing concrete structures, such as sewage treatment tanks, manhole boxes, sewage pipes, etc., the concrete that constitutes the surface layer of the inner wall and the acid gas (for example, hydrogen sulfide gas) generated from the sewage by the embedded reinforcing bars As the strength of the concrete structure frame deteriorates as it is gradually corroded and deteriorated by contact with the steel, it will be necessary to repair and renew it during long-term use. Conventionally, such repair and renewal of the inner wall surface is generally performed by removing the deteriorated portion from the inner wall surface, then reinforcing the bar, assembling the formwork and placing the concrete, and newly replacing the concrete surface layer. Was done by building.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above conventional method, not only does it take a lot of time and effort to disassemble the reinforcing bars and formwork, but also the problem is that the formwork cannot be disassembled without waiting for the curing and hardening of the concrete, resulting in a long construction period. there were. As shown in FIG. 16, a support work is taken as a measure for preventing deformation against the concrete placing pressure. In order to take the reaction force of the support material a (rigid panel, loose square, etc.) and the support material a. It was necessary to use a large amount of materials such as the support b with jack, and it took a lot of time and manpower to carry in, carry out, assemble and dismantle these materials.
[0004]
The present invention has been made for the purpose of providing an inner wall surface repair method capable of shortening the construction period and forming an anticorrosion lining layer on the inner wall surface of a concrete structure as well as omitting the application of formwork and support. It is a thing.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is provided with a concave and convex engagement locking portion fixed to the inner wall so as to cover the entire inner wall of the existing concrete structure to be repaired with a first backfill interval. step of assembling the porous metal reinforcing portion are porous metal plate as a component,
(B) assembling a corrosion-resistant lining portion by using a plastic plate with a back rib attached and fixed to the porous metal reinforcing portion so as to cover the entire surface of the porous metal reinforcing layer with a second backfill interval;
And an inner wall surface repair method for an existing concrete structure, wherein a backfilling material is filled in the first and second backfilling intervals.
[0006]
According to one preferred embodiment of the present invention repairing method, the first backfill spacing between the inner wall and the porous metal reinforcing portion, the steel of the installation fixed between the inner wall and the porous metal reinforcing portion Can be secured. Also it is characterized in that the second back-filling space between said porous metal reinforcing portion and the corrosion lining portion, to secure the rear rib that comes with plastic plate constituting the corrosion lining unit.
[0007]
The mounting fixed on the rear ribbed plastic plate to said porous metal reinforcing portion, be carried out by fitting engagement of the uneven fitting engagement portion of the formation into an upper on the back rib of the plastic plate and the perforated metal reinforcing portion In this case, as the concave-convex fitting and locking portion, a method of fitting and locking from the direction along the inner wall surface or a method of performing the fitting and locking from the direction toward the inner wall surface is appropriate.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. FIGS. 1 to 8 show a situation where the repair method of the present invention is applied to repair and renewal of a vertically oriented concrete
[0009]
Normally, the
[0010]
After finishing the attachment of the
[0011]
FIG. 3 shows the construction status of the porous
[0012]
In order to construct the corrosion-
[0013]
In order to attach and fix the
[0014]
Thus, the
[0015]
As shown in FIG. 7, a
[0016]
After constructing the porous
[0017]
In the repair and update section constructed in this way, as shown in FIG. 8, the
[0018]
In the repair method of the present invention, the
[0019]
FIG. 9 schematically shows a state in which the repair method of the present invention is applied to repair and renewal of the inner wall surface of the sewage treatment tank A, for example, the four inner wall surfaces and the floor surface. In this case, the porous
[0020]
FIG. 10 shows an example in which the repair method of the present invention is applied to repair and update the inner wall surfaces of the upper, lower, left and right four sides of the sewer pipe B with a square cross section. In this case, for example, 50 to 100 m of the pipe B The construction is carried out with the degree as one construction manager, and the first and
[0021]
In the repair method of the present invention, the
[0022]
Further, the
[0023]
In the repair method of the present invention, as shown in FIG. 13, a method of fitting and locking to the
[0024]
FIG. 15 shows another embodiment of the joint structure of the
[0025]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible not only to omit the application of a formwork and a support work, but also to shorten the construction period, and to form an anticorrosion lining layer on the inner wall surface of a concrete structure. Can be provided.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a diagram showing an implementation status of a repair method of the present invention, and is a partial cross-sectional view showing a status where a steel material is attached to a concrete inner wall surface to be repaired.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a state in which a porous metal plate is mounted on a steel material.
FIG. 3 is a front view showing the construction status of the porous metal reinforcing part.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a plastic plate applied to the construction of a corrosion-resistant lining.
FIG. 5 is a front view showing a situation in which a concave fitting locking portion is mounted on the porous metal reinforcing portion.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing a mounting state of the concave fitting locking portion.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the construction status of the corrosion-resistant lining part.
FIG. 8 is a cross-sectional view of the repair / update unit.
FIG. 9 is a cross-sectional view schematically showing a situation in which the repair method of the present invention is applied to repair of the inner wall surface of a sewage treatment tank.
FIG. 10 is an explanatory view including a cross section schematically showing the situation applied to the repair of the inner wall surface of the sewer pipe.
FIG. 11A is a plan view showing a state in which a steel material is attached to an inner wall surface by applying a washer and an anchor bolt. (B) It is sectional drawing same as the above.
FIG. 12 (a) is a plan view showing a state in which a perforated metal plate is attached to an inner wall surface by applying attachment hardware and anchor bolts. (B) It is sectional drawing same as the above.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing another embodiment of the concave-convex fitting locking portion.
FIG. 14 is an enlarged view of the concave-convex fitting locking portion.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing another embodiment of the uneven joint portion.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a conventional construction method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
ロ 上記多孔金属補強層の全面を第2の裏込め間隔を存して覆うように、該多孔金属補強部に取り付け固定の背面リブ付きプラスチック板を構成要素として防蝕ライニング部を組み立てる工程、
を含み、上記第1及び第2の裏込め間隔内には裏込め材を充填することを特徴とする既設コンクリート構造物の内壁面補修工法。(B) A porous metal provided with a concave and convex engagement locking portion fixed to the inner wall surface so as to cover the entire inner wall surface of the existing concrete structure to be repaired with a first backfill interval step of assembling the porous metal reinforcing portion as a component plate,
(B) assembling a corrosion-resistant lining portion by using a plastic plate with a back rib attached and fixed to the porous metal reinforcing portion so as to cover the entire surface of the porous metal reinforcing layer with a second backfill interval;
A method of repairing the inner wall surface of an existing concrete structure, wherein a backfilling material is filled in the first and second backfilling intervals.
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