JP3845627B2 - 属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体に関する。特に本発明は、複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の組のそれぞれに記録された複数の属性情報を取得する属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばネットワークに接続された複数の情報処理装置の設定情報や、複数の顧客の顧客データ等は、表計算ソフトウェア等により表形式データとして管理されることがある。このような表形式データは、複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録したものである。例えば情報処理装置の設定情報を管理する場合においては、複数の情報処理装置のそれぞれが複数の属性情報の組として記録される。そして、各組に含まれる複数の属性情報は、例えば当該組に対応する情報処理装置の名称、IPアドレス、サブネットマスク、DNSサーバ等の設定情報が記録される。
【0003】
従来、このような表形式データを読み込んで、複数の組のそれぞれについて当該組に記録された属性情報を取得し、情報処理装置の管理や顧客管理等の各種の処理を行なうプログラム等が提供されている。
なお、現時点で先行技術文献の存在を認識していないので、先行技術文献に関する記載を省略する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のプログラム等の利用者は、複数の表形式データを当該プログラムに入力させる必要が生じる場合がある。例えば、上記の情報処理装置の管理においては、ネットワークに接続された情報処理装置が変更される都度表形式データに変更が加えられ、後に上記のプログラムによる処理を一括して行なわれることがある。このような場合、利用者は、複数の属性の配列を変更したり、属性の名称に変更を加えたりして、表形式データのフォーマットを変更することがある。
【0005】
しかし、フォーマットが変更されると、上記のプログラムはそれぞれの組における複数の属性情報を、当該表形式データに本来記録されているべき複数の属性に正しく対応付けることができなくなる。このため、利用者は、上記のプログラムに表形式データを入力する前に、変更された表形式データを整形する必要が生じる。
【0006】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明の第1の形態によると、複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、前記表形式データは、前記複数の記録属性のそれぞれの名称が行方向に配列された前記属性名指定部分を含み、前記複数の組のそれぞれに属する前記複数の属性情報のそれぞれが、当該属性情報に対応する前記記録属性の名称が記録された列に記録されるように行方向に配列されており、予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶し、更に、前記複数の設定属性の順序を記憶する設定属性記憶部と、前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づき前記複数の記録属性を並び替えることによりそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報に前記属性名照合部による並び替えと同一の並び替えを行なった結果を、前記複数の設定属性にそれぞれ対応する複数の属性情報として取得する属性情報取得部とを備える属性情報取得装置と、当該属性情報取得装置に関する属性情報取得方法、及びそのプログラムと記録媒体を提供する。
【0008】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、本実施形態に係る属性情報取得装置10の構成を示す。本実施形態に係る属性情報取得装置10は、予め設定された複数の属性のそれぞれの名称を設定属性記憶部100に記憶しており、新たに読み込んだ表形式データに記録された複数の属性のそれぞれの名称と照合することにより、予め設定された複数の属性と、表形式データに記録された複数の属性とを対応付ける。これにより、利用者が予め表形式データを整形することなく、新たに読み込んだ表形式データに記憶された複数の属性情報を、正しく複数の属性に対応付けて取得することができる。
【0011】
属性情報取得装置10は、設定属性記憶部100と、属性名指定部分選択部105と、設定属性選択部110と、属性名照合部115と、属性情報取得部120と、処理部125と、ファイル出力選択部130と、対応入力部135と、設定属性更新部140と、共通組選択部145と、属性データ対応設定部150とを備える。
【0012】
設定属性記憶部100は、予め設定された複数の属性である複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する。ここで、設定属性記憶部100は、例えば複数の第1設定属性からなる第1設定属性セット及び複数の第2設定属性からなる第2設定属性セットのように、複数の設定属性の組からなる設定属性セットを複数記憶し、各設定属性セットに含まれる複数の設定属性のそれぞれについて当該設定属性の名称を記憶してもよい。
【0013】
属性名指定部分選択部105は、属性情報取得装置10が新たに取得した表形式データに記録された複数の属性である複数の記録属性のそれぞれについて、当該記録属性の名称が記録された表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する。設定属性選択部110は、設定属性記憶部100に記憶された複数の設定属性セットのうち、取得された表形式データに記録された複数の記録属性に適合する設定属性セットを選択し、当該設定属性セットに含まれる複数の設定属性のそれぞれの名称等を属性名照合部115に供給する。
【0014】
属性名照合部115は、属性名指定部分選択部105により選択された属性名指定部分に含まれる複数の記録属性の名称と、設定属性記憶部100から設定属性選択部110を介して供給された複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの記録属性を複数の設定属性のいずれかに対応付ける。属性情報取得部120は、属性名指定部分選択部105及び属性名照合部115を介して表形式データを取得し、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組に属する複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の記録属性に対応付けられた設定属性に対応する属性情報として取得する。
【0015】
処理部125は、表形式データから取得され、複数の設定属性に対応付けられた複数の属性情報を各組毎に取得し、それぞれの組について当該組の複数の属性情報に基づき処理を行なう。また、処理部125は、表形式データから取得された情報に対して、属性情報の一部を変更し、必要に応じて新たな属性情報の組を追加し、又は、新たな属性を追加する等の処理を行なう。ファイル出力選択部130は、属性情報取得部120により取得され、必要に応じて処理部125により更新された情報を、表形式のファイルに書き出す。ここで、ファイル出力選択部130は、属性情報取得装置10の利用者の指示に基づいて、書き出すファイルの形式を選択してもよい。
【0016】
対応入力部135は、属性名照合部115による照合の結果一の記録属性の名称が複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合に、一の記録属性を複数の設定属性のいずれに対応付けるかを属性情報取得装置10の利用者に入力させる。属性名照合部115は、対応入力部135による入力に基づいて、当該一の記録属性を指定された設定属性に対応付ける。また、対応入力部135は、ファイル出力選択部130が書き出すファイルの形式を属性情報取得装置10の利用者に入力させ、入力された利用者の指示をファイル出力選択部130に供給する。
【0017】
設定属性更新部140は、属性名照合部115による記録属性と設定属性との対応付けの結果に基づいて、設定属性記憶部100に記憶された設定属性を更新する。ここで属性情報取得装置10が第1の表形式データ及び第2の表形式データを順次取得する場合、属性名指定部分選択部105は、まず第1の表形式データにおける属性名指定部分を選択する。そして、設定属性更新部140は、第1の表形式データにおける属性名指定部分に含まれる複数の記録属性の名称を、第2の表形式データから複数の属性情報を取得するために用いる複数の設定属性の名称として設定属性記憶部100に記憶させる。
【0018】
共通組選択部145は、第1の表形式データ及び第2の表形式データを順次取得する場合に、実質的に同一の組である第1の表形式データ中の第1の組及び第2の表形式データ中の第2の組を選択する。属性データ対応設定部150は、共通組選択部145により選択された第1の組及び第2の組に含まれる実質的に同一である2つの属性について、第1の組における属性データを第2の組における属性データに対応させ、設定属性記憶部100に記憶させる。
【0019】
以上に示した通り、本実施形態にかかる属性情報取得装置10によれば、取得した表形式データの属性名指定部分を選択し、複数の設定属性のそれぞれの名称と照合して、表形式データに含まれる複数の記録属性を複数の設定属性に対応付けることができる。従って、表形式データのフォーマットに変更が加えられた場合においても、属性情報取得装置10は、当該表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組に含まれる複数の属性情報を正しく複数の属性に対応付けて取得し、処理部125による処理を行なうことができる。
【0020】
図2は、本実施形態に係る表形式データの一例を示す。
本表形式データは、AからF等とラベル付けされた複数の列と、1から7等とラベル付けされた複数の行とを有する。列A行1のセルには、当該表形式データの名前「設定台帳」が記録されている。
【0021】
また、本表形式データは、複数の記録属性のそれぞれの名称が行方向に配列された属性名指定部分を含む。図2の表形式データにおいては、複数の記録属性のそれぞれの名称である「No」、「コンピュータ名」、「DHCP」、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「プライマリ」、及び「セカンダリ」が行3において行方向に配列されている。
【0022】
また、本表形式データは、複数の組のそれぞれが行方向に配列され、複数の組のそれぞれに属する複数の属性情報のそれぞれが、当該属性情報に対応する記録属性の名称が記録された列に記録されるように行方向に配列されている。すなわち、図2の表形式データにおいては、「No.1」の組に属する複数の属性情報が行4に配列され、「No.2」の組に属する複数の属性情報が行5に配列され、以下同様に「No.3」の組に属する複数の属性情報及び「No.4」の組に属する複数の属性情報が行方向に配列されている。
【0023】
そして、それぞれの属性情報は、当該属性情報に対応する記録属性の名称が記録された列に記録されるように配列されている。すなわち、図2の表形式データにおいては、「No.1」の組におけるコンピュータ名の属性情報「A」、「No.2」の組におけるコンピュータ名の属性情報「B」、「No.3」の組におけるコンピュータ名の属性情報「C」、及び「No.4」の組におけるコンピュータ名の属性情報「D」のそれぞれは、記録属性の名称「コンピュータ名」が記録された列Bに記録されるように配列されている。
【0024】
また、表形式データに記録された複数の記録属性の一部ずつが、複数の記録分類のそれぞれに対応付けられている。すなわち、図2の表形式データにおいては、複数の記録分類のそれぞれの名称が行2において行方向に配列されており、「プライマリ」と名付けられた記録属性及び「セカンダリ」と名付けられた記録属性は、「DNSサーバ」と名付けられた記録分類に対応付けられている。
【0025】
以上に代えて、表形式データは、複数の記録属性のそれぞれの名称が列方向に配列された属性名指定部分を含んでもよい。この場合、表形式データは、複数の組のそれぞれが列方向に配列され、複数の組のそれぞれに属する複数の属性情報のそれぞれが、当該属性情報に対応する記録属性の名称が記録された行に記録されるように列方向に配列される。そして、複数の記録分類のそれぞれの名称は、列方向に配列される。
【0026】
図3は、本実施形態に係る設定属性記憶部100の内容を表形式により示す。設定属性記憶部100は、複数の設定属性セットのそれぞれに対応して、当該設定属性セットに属する複数の設定属性のそれぞれについての設定属性の名称、設定属性名候補、属性データ、属性データ候補を記憶する。ここで、設定属性記憶部100は、それぞれの設定属性セットについて、複数の設定属性の順序を更に記憶してもよい。
【0027】
「設定属性の名称」は、予め設定された複数の設定属性のそれぞれに対応して定められた名称を記憶するフィールドである。「設定属性名候補」は、一の設定属性の名称に対応して、当該一の設定属性の名称の候補となる設定属性名候補を1又は複数記憶するフィールドである。例えば、設定属性セット1における設定属性の名称「No」に対応する設定属性名候補フィールドには、当該名称に代えて用いられる可能性がある他の名称の候補として、「#」、「番号」、及び「連番」が記録される。
【0028】
「属性データ」は、一の設定属性の名称に対応して、当該一の設定属性に対応する属性情報が予め定められた複数の属性データから選択される場合に、これらの複数の属性データを1又は複数組記憶するフィールドである。例えば、設定属性セット1における設定属性の名称「DHCP」に対応する属性データフィールドには、当該設定属性の属性情報として選択される複数の属性データ「はい」及び「いいえ」が記録される。
【0029】
「属性データ候補」は、一の設定属性の名称に対応して、当該一の設定属性に対応する複数の属性データの候補となる複数の属性データ候補を1又は複数組記憶するフィールドである。例えば、設定属性セット1における設定属性の名称「DHCP」に対応する属性データ候補フィールドには、複数の属性データに代えて用いられる可能性がある他の複数の属性データの候補として、「Yes」及び「No」が記録される。
【0030】
図4は、本実施形態に係る属性情報取得装置10の処理フローを示す。
まず、属性名指定部分選択部105は、表形式データを取得する。そして、属性名指定部分選択部105は、複数の記録属性のそれぞれの名称が記録された表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択すると共に、表形式データに記録された複数の記録分類のそれぞれについて当該記録分類の名称が記録された表形式データの行又は列である分類名指定部分を選択する(S400)。
【0031】
次に、設定属性選択部110は、設定属性記憶部100に記憶された複数の設定属性セットから一の設定属性セットを選択し、当該設定属性セットに含まれる複数の設定属性のそれぞれの名称、設定属性名候補、属性データ、及び属性データ候補を属性名照合部115に供給する(S410)。ここで、設定属性選択部110は、他の設定属性セットにおける複数の設定属性のそれぞれの名称と比較して、ある設定属性セットにおける複数の設定属性のそれぞれの名称がより多く属性名指定部分に含まれる場合に、この設定属性セットを選択し、当該設定属性セットに含まれる複数の設定属性のそれぞれの名称を属性名照合部115に供給する。これにより、設定属性選択部110は、属性名照合部115において記録属性と複数の第1設定属性と対応付けさせることを選択する。
【0032】
次に、属性名照合部115は、属性名指定部分に含まれる複数の記録属性の名称と、設定属性選択部110から供給された複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの記録属性を複数の設定属性のいずれかに対応付ける(S420)。
ここで、一の記録属性の名称が複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合、対応入力部135は、当該一の記録属性を複数の設定属性のいずれに対応付けるかを利用者に入力させる。そして属性名照合部115は、当該一の記録属性を選択された設定属性に対応付ける。
【0033】
次に、設定属性更新部140は、属性名照合部115による対応付けの結果に基づいて、設定属性記憶部100に記憶された設定属性を更新する(S430)。ここで、属性名照合部115が一の記録属性を利用者により選択された設定属性に対応付けた場合、設定属性更新部140は、当該一の記録属性の名称を、当該一の記録属性に対応付けられた設定属性の名称の候補となる設定属性名候補として、設定属性記憶部100における「設定属性名候補」フィールドに記憶させる。これにより、次に新たな表形式データを取得する場合に、属性名照合部115は、設定属性更新部140により追加された設定属性名候補を用いて照合を行なうことができ、対応付けの精度を高めることができる。
【0034】
また、設定属性更新部140は、取得した表形式データの属性名指定部分に含まれる複数の記録属性の名称を、新たな設定属性セットにおける複数の設定属性の名称として設定属性記憶部100に記憶させる。これにより、属性情報取得装置10は、新たな表形式データを取得するごとに、設定属性記憶部100に記憶された表形式データのバリエーションを増やすことができる。
【0035】
次に、共通組選択部145は、第1の表形式データ及び第2の表形式データを順次取得する場合に、実質的に同一の組である第1の表形式データ中の第1の組及び第2の表形式データ中の第2の組を選択する(S440)。すなわち、属性情報取得装置10が第1の表形式データ及び第2の表形式データを順次取得するときに、共通組選択部145は、第1の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、第2の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであるかどうかを判断する。そして、この条件が成立した場合に、共通組選択部145は、第1の表形式データに含まれる第1の組における所定の数以上の属性情報が第2の表形式データに含まれる第2の組において当該属性情報に対応する属性情報と一致する第1の組及び第2の組を選択する。
【0036】
例えば、第1の表形式データ及び第2の表形式データが図2に示した複数の記録属性を含み、第1の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて一の記録属性「DHCP」に対応する属性情報が「Yes」「No」から選択されたものであり、第2の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて当該一の記録属性「DHCP」に対応する属性情報が「はい」「いいえ」から選択されたものである場合に、共通組選択部145は、実質的に同一の組である第1の表形式データ中の第1の組及び第2の表形式データ中の第2の組を選択する。すなわち、共通組選択部145は、第1の組における所定の数以上の属性情報が第2の組において対応する属性情報と一致する第1の組及び第2の組を選択する。
【0037】
具体的には、共通組選択部145は、第1の組における「No」、「コンピュータ名」、「DHCP」、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「プライマリ」、及び「セカンダリ」のうち、一例として6個以上の属性情報が一致する第2の組を選択する。これにより共通組選択部145は、第1の組である{No.,コンピュータ名,DHCP,IPアドレス,サブネットマスク,プライマリ,セカンダリ}={2,B,No,192.168.0.10,255.255.255.0,XXX,YYY}に対し、第2の組として例えば{No.,コンピュータ名,DHCP,IPアドレス,サブネットマスク,プライマリ,セカンダリ}={2,B,いいえ,192.168.0.10,255.255.255.0,XXX,YYY}を選択する。
【0038】
次に、属性データ対応設定部150は、共通組選択部145により選択された第1の組における上記一の記憶属性の属性情報である属性データを、第2の組における当該一の記憶属性の属性情報である属性データに対応させる(S450)。すなわち、上記の例において、第1の組における一の記憶属性「DHCP」の属性情報である属性データ「No」を、第2の組における当該一の記憶属性「DHCP」の属性情報である属性データ「いいえ」に対応させる。
【0039】
そして、属性データ対応設定部150は、第1の表形式データにおける複数の第1属性データと、第2の表形式データにおける複数の第2属性データとの対応付けを、設定属性記憶部100に記憶させる。すなわち、属性データ対応設定部150は、上記の例において設定属性の名称「DHCP」に対応する複数の属性データ「はい/いいえ」に対応して、複数の属性データ「Yes/No」をこの順に記憶させる。
これにより、共通組選択部145及び属性データ対応設定部150は、第1の表形式データ及び第2の表形式データにそれぞれ含まれる実質的に同一な複数の組の対応する属性情報に基づいて、異なる形式で記録されている複数の属性データ同士を対応させることができる。
【0040】
次に、属性情報取得部120は、属性名照合部115による対応付けに基づいて、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組に属する複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の記録属性に対応付けられた設定属性に対応する属性情報として取得する(S460)。
【0041】
次に、処理部125は、表形式データから取得され、複数の設定属性に対応付けられた複数の属性情報を各組毎に取得し、それぞれの組について当該組に含まれる複数の属性情報に基づき処理を行なう(S470)。例えば、本実施形態に係る処理部125は、図2の表形式データに基づいて、設定属性「コンピュータ名」により指定される情報処理装置に、「DHCP」、「IPアドレス」、「サブネットマスク」、「プライマリ」、及び「セカンダリ」等の設定属性により指定される、当該情報処理装置に設定すべき属性情報を設定することにより、複数の情報処理装置の設定を属性情報取得装置10により集中管理してもよい。
【0042】
そして、ファイル出力選択部130は、属性情報取得部120により複数の組のそれぞれについて取得された複数の属性情報を、表形式データにおいて複数の属性情報にそれぞれ対応する複数の記録属性の配列順序に基づき配列した表形式のファイルを書き出すか、設定属性記憶部100に記憶された複数の設定属性の順序に基づき配列した表形式のファイルに書き出すかを、当該属性情報取得装置10の利用者の指示に基づいて選択し、選択された形式でファイルに書き出す(S480)。これにより利用者は、複数の組のそれぞれについて取得された複数の属性情報を、元の表形式データと同一の配列順序で書き出したファイル及び設定属性記憶部100に設定された順序で書き出したファイルのいずれを属性情報取得装置10に出力させるかを選択することができる。ここで、ファイル出力選択部130が書き出すファイルは、処理部125により属性情報の一部が変更され、必要に応じて新たな属性情報の組が追加され、又は、新たな属性が追加されたものであってもよい。
【0043】
以上のS400において、属性名指定部分選択部105は、まず設定属性記憶部100又は設定属性選択部110から複数の設定属性のそれぞれの名称を取得し、表形式データの複数の行又は複数の列のうち、複数の設定属性の名称がより多く含まれる行又は列を属性名指定部分として選択してもよい。これにより、属性名指定部分選択部105は、設定属性記憶部100が記憶する複数の設定属性に最も適合する行又は列を属性名指定部分を選択することができる。
【0044】
図5は、本実施形態に係る属性情報取得装置10のS420における処理フローを示す。
まず、属性名照合部115は、設定属性選択部110により選択された設定属性セットに含まれる複数の設定属性のそれぞれの名称、設定属性名候補、属性データ、及び属性データ候補を取得する(S500)。次に、属性名照合部115は、複数の記録属性のうち表形式データにおける列の順序において1番目の記録属性と、複数の設定属性のうち1番目の設定属性とを照合の対象となる記録属性及び設定属性として選択する(S505)。
【0045】
次に、属性名照合部115は、S505において選択された一の記録属性の名称及び一の設定属性の名称を照合する(S510)。この照合において、属性名照合部115は、一の記録属性の名称及び一の設定属性の名称を完全一致するかどうかを照合してもよく、これに代えて同一の文字についての全角文字及び半角文字等を一致する文字と見なして照合してもよい。
【0046】
選択された一の記録属性の名称が一の設定属性の名称と一致する場合(S515)、属性名照合部115は、当該一の記録属性を当該一の設定属性に対応付け(S520)、当該一の記録属性の次の記録属性及び当該一の設定属性の次の設定属性を照合の対象となる記録属性及び設定属性として選択する(S525)。S520において、属性名照合部115は、対応入力部135を介して利用者の確認を受けた後に、当該一の記録属性を当該一の設定属性に対応付けてもよい。
【0047】
一方、S515において選択された一の記録属性の名称が一の設定属性の名称と一致しない場合、対応入力部135は、当該一の記録属性を複数の設定属性のいずれに対応付けるかを属性情報取得装置10の利用者に入力させる(S530)。当該一の記録属性を当該一の設定属性に対応付ける指示を対応入力部135が受けた場合、属性名照合部115は、当該一の記録属性を当該一の設定属性に対応付け(S520)、当該一の記録属性の次の記録属性及び当該一の設定属性の次の設定属性を照合の対象となる記録属性及び設定属性として選択する(S525)。
【0048】
当該一の記録属性及び当該一の設定属性の対応付けをスキップする指示を対応入力部135が受けた場合、属性名照合部115は、当該一の記録属性及び当該一の設定属性の対応付けは行なわず、当該一の記録属性の次の記録属性及び当該一の設定属性の次の設定属性を照合の対象となる記録属性及び設定属性として選択する(S525)。
【0049】
当該一の記録属性の次の記録属性の名称と当該一の設定属性の名称とを照合する指示を対応入力部135が受けた場合、属性名照合部115は、当該一の記録属性の次の記録属性を照合の対象となる記録属性として選択する(S535)。当該一の設定属性の次の設定属性の名称と当該一の記録属性の名称とを照合する指示を対応入力部135が受けた場合、属性名照合部115は、当該一の設定属性の次の設定属性を照合の対象となる設定属性として選択する(S540)。
【0050】
属性名照合部115は、S510からS540に示した処理を、最後の設定属性及び/又は最後の記録属性について処理を終えるまで繰り返す(S545)。これにより、属性名照合部115は、複数の記録属性から表形式データにおける列の順序で選択された一の記録属性の名称と、複数の設定属性から設定属性記録部に設定された順序で選択された一の設定属性とを、S510において順次照合する。そして、一の記録属性の名称が一の設定属性の名称と一致しない場合に、当該属性情報取得装置10の利用者の指示に基づき、一の記録属性の名称を一の設定属性の次の設定属性の名称と照合するか、又は、一の記録属性の次の記録属性の名称を一の設定属性の名称と照合するかを選択することができる。
【0051】
最後の設定属性及び/又は最後の記録属性について処理をおえると、属性名照合部115は、上記の処理において対応付けされなかった記録属性及び/又は設定属性に対する取り扱いの決定等の後処理を行なう(S550)。
【0052】
例えば、後処理において当該属性情報取得装置10の利用者から、第1の記録属性及び第2の記録属性を一の設定属性に対応付ける指示を対応入力部135が受けた場合に、属性名照合部115は、これらの複数個の記録属性を一の設定属性に対応付ける。これを受けて属性情報取得部120は、図4に示したS460において、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組における第1の記録属性に対応する属性情報及び第2の記録属性に対応する属性情報を含む情報を、一の設定属性に対応する属性情報として取得する。
【0053】
また、当該属性情報取得装置10の利用者から一の記録属性を第1の設定属性及び第2の設定属性に対応付ける指示を対応入力部135が受けた場合に、属性名照合部115は、一の記録属性の一部ずつを第1の設定属性及び第2の設定属性に対応付ける。これを受けて属性情報取得部120は、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組における一の記録属性に対応する属性情報の一部を第1の設定属性に対応する属性情報として取得し、当該組における一の記録属性に対応する属性情報の他の少なくとも一部を第2の設定属性に対応する属性情報として取得する。ここで、属性情報取得部120は、一の記憶属性に対応する属性情報を、予め指定したスペース、カンマ、及び/又はタブ等の区切り文字で分割し、分割された属性情報のそれぞれを異なる設定属性に対応させてよい。これに代えて、属性情報取得部120は、一の記憶属性に対応する属性情報を、予め指定した文字数毎に分割し、分割された属性情報のそれぞれを異なる設定属性に対応させてもよい。
【0054】
以上に示した処理により、属性名照合部115は、属性名指定部分に含まれる複数の記録属性の名称と複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づき複数の記録属性を並び替えることによりそれぞれの記録属性を複数の設定属性のいずれかに対応付ける。そして、属性情報取得部120は、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組に属する複数の属性情報に属性名照合部115による並び替えと同一の並び替えを行なった結果を、複数の設定属性にそれぞれ対応する複数の属性情報として取得する。これにより、属性情報取得部120は、表形式データに記録された複数の組のそれぞれについて、当該組に属する複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の記録属性に対応付けられた設定属性に対応する属性情報として取得することができる。
【0055】
以上において属性名照合部115は、S505において選択された一の記録属性の名称及び一の設定属性の名称を照合する場合、一の記録属性の名称が当該一の設定属性の名称及び複数の設定属性名候補の少なくとも1つと一致することを条件として、S520において一の記録属性を当該一の設定属性に対応付けてよい。
【0056】
また、S510において、属性名照合部115は、複数の記録属性のそれぞれのうち当該一の記録属性に対応する記録分類の名称が分類名指定部分に記録されているものについては、複数の記録属性のそれぞれの名称に当該記録属性に対応付けられた記録分類の名称を付加した名称と複数の設定属性のそれぞれの名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの記録属性を複数の設定属性のいずれかに対応付けてよい。すなわち例えば、属性名照合部115は、記録属性「プライマリ」に対応して記録分類「DNSサーバ」が記録されているため、記録属性の名称「プライマリ」に記録分類の名称「DNSサーバ」を付加した名称である「DNSサーバ プライマリ」や「プライマリDNSサーバ」等と設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づき当該記録属性を複数の設定属性のいずれかに対応付けてよい。
【0057】
また、第1の表形式データ及び第2の表形式データを順次取得する場合、S530において対応入力部135は、第1の表形式データ及び第2の表形式データに含まれる実質的に同一である2つの属性についての属性データの対応を利用者に入力させてもよい。より具体的には、対応入力部135は、第1の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、第2の表形式データに含まれる複数の組のそれぞれについて一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであると判断した場合に、当該属性情報取得装置10の利用者に、複数の第1属性データと複数の第2属性データとの対応を入力させてよい。
【0058】
以上に示した属性名の照合処理によれば、属性情報取得装置10は、表形式データの列順及び設定属性記憶部100に設定された設定属性の順序に従って記録属性及び設定属性の対応付けを行ない、対応付けをスキップする記録属性及び/又は設定属性を利用者に指示させることにより、容易に対応付けを指示できるユーザインターフェイスを提供することができる。
【0059】
また、属性情報取得装置10は、複数個の記録属性を一の設定属性に対応付け、又は、一の記録属性を複数個の設定属性に対応付けることができ、表形式データにおける記録属性が分割又は結合された場合においても適切な対応付けを行なうことができる。
【0060】
図6は、本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10のS530における対応入力画面の一例を示す。対応付入力ウィンドウ600は、表形式データにおける選択中の一の記録属性「PC名」が、選択中の一の設定属性「コンピュータ名」と一致しないことを示し、属性情報取得装置10の利用者に対応を選択させる画面である。
【0061】
より具体的には、対応付入力ウィンドウ600は、選択中の一の設定属性「コンピュータ名」について、当該一の設定属性する属性情報が処理部125によりどのように用いられるか、及び、当該一の設定属性に対応する属性情報が処理部125においてどのようなデータタイプとして割り当てられるかを示す。そして、対応付入力ウィンドウ600は、利用者に対応を選択させるラジオボタン610、ラジオボタン620、ラジオボタン630、及びラジオボタン640を有する。
【0062】
ラジオボタン610は、選択中の一の記録属性を選択中の一の設定属性に対応付ける指示を入力するためのボタンである。ラジオボタン610が入力されると、属性情報取得装置10は、処理をS520へ進める。ラジオボタン620は、前回取得した表形式データに基づく設定属性に対応する記録属性が今回の表形式データから削除されたことを示す指示を入力するためのボタンである。ラジオボタン620が入力されると、属性情報取得装置10は、処理をS540へ進める。
【0063】
ラジオボタン630は、表形式データにおける選択中の記録属性の位置に、新たな記録属性が追加されたことを示す指示を入力するためのボタンである。ラジオボタン630が入力されると、属性情報取得装置10は、処理をS535へ進める。ラジオボタン640は、ラジオボタン610、ラジオボタン620、及びラジオボタン630のいずれにも該当せず、当該一の記録属性及び当該一の設定属性の対応付けをスキップする指示を入力するためのボタンである。ラジオボタン640が入力されると、属性情報取得装置10は、処理をS530へ進める。
【0064】
以上に示した通り、本実施形態に係る対応付入力ウィンドウ600によれば、属性情報取得装置10の利用者は、記録属性及び設定属性の照合において、ラジオボタン610、ラジオボタン620、ラジオボタン630及びラジオボタン640から一の指示を選択していくことができ、容易に対応付けを指示することができる。
【0065】
図7は、本実施形態に係る属性情報取得装置10のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1000は、ホスト・コントローラ982により相互に接続されるCPU900、RAM920、グラフィック・コントローラ975、及び表示装置980を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ984によりホスト・コントローラ982に接続される通信インターフェイス930、ハードディスク・ドライブ940、及びCD−ROMドライブ960を有する入出力部と、入出力コントローラ984に接続されるROM910、フレキシブルディスク・ドライブ950、及び入出力チップ970を有するレガシー入出力部とを備える。
【0066】
ホスト・コントローラ982は、RAM920と、高い転送レートでRAM920をアクセスするCPU900及びグラフィック・コントローラ975とを接続する。CPU900は、ROM910及びRAM920に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ975は、CPU900等がRAM920内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置980上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ975は、CPU900等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
【0067】
入出力コントローラ984は、ホスト・コントローラ982と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス930、ハードディスク・ドライブ940、CD−ROMドライブ960を接続する。通信インターフェイス930は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスク・ドライブ940は、コンピュータ1000内のCPU900が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ960は、CD−ROM995からプログラム又はデータを読み取り、RAM920を介してハードディスク・ドライブ940に提供する。
【0068】
また、入出力コントローラ984には、ROM910と、フレキシブルディスク・ドライブ950や入出力チップ970等の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM910は、コンピュータ1000が起動時に実行するブート・プログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ950は、フレキシブルディスク990からプログラム又はデータを読み取り、RAM920を介してハードディスク・ドライブ940に提供する。入出力チップ970は、フレキシブルディスク990や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
【0069】
RAM920を介してハードディスク・ドライブ940に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク990、CD−ROM995、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM920を介してコンピュータ1000内のハードディスク・ドライブ940にインストールされ、CPU900において実行される。
【0070】
コンピュータ1000にインストールされてコンピュータ1000を属性情報取得装置10として機能させるプログラムは、設定属性記憶モジュールと、属性名指定部分選択モジュールと、設定属性選択モジュールと、属性名照合モジュールと、属性情報取得モジュールと、処理モジュールと、ファイル出力選択モジュールと、対応入力モジュールと、設定属性更新モジュールと、共通組選択モジュールと、属性データ対応設定モジュールとを備える。これらのプログラム及びモジュールは、コンピュータ1000を、属性名指定部分選択部105、設定属性選択部110、属性名照合部115、属性情報取得部120、処理部125、ファイル出力選択部130、対応入力部135、設定属性更新部140、共通組選択部145、及び属性データ対応設定部150としてそれぞれ機能させる。
【0071】
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク990、CD−ROM995の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1000に提供してもよい。
【0072】
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることができる。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0073】
以上に説明した実施形態によれば、以下の各項目に示す属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体が実現される。
【0074】
(項目1) 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部とを備える属性情報取得装置。
【0075】
(項目2) 前記表形式データは、前記複数の記録属性のそれぞれの名称が行方向に配列された前記属性名指定部分を含み、前記複数の組のそれぞれに属する前記複数の属性情報のそれぞれが、当該属性情報に対応する前記記録属性の名称が記録された列に記録されるように行方向に配列されており、前記設定属性記憶部は、前記複数の設定属性の順序を更に記憶し、前記属性名照合部は、前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づき前記複数の記録属性を並び替えることによりそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付け、前記属性情報取得部は、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報に前記属性名照合部による並び替えと同一の並び替えを行なった結果を、前記複数の設定属性にそれぞれ対応する複数の属性情報として取得する項目1記載の属性情報取得装置。
【0076】
(項目3) 前記属性情報取得部により前記複数の組のそれぞれについて取得された前記複数の属性情報を、前記表形式データにおいて前記複数の属性情報にそれぞれ対応する前記複数の記録属性の配列順序に基づき配列した表形式のファイルを書き出すか、前記設定属性記憶部に記憶された前記複数の設定属性の順序に基づき配列した表形式のファイルに書き出すかを、当該属性情報取得装置の利用者の指示に基づいて選択するファイル出力選択部を更に備える項目2記載の属性情報取得装置。
【0077】
(項目4) 前記属性名照合部による照合の結果、一の前記記録属性の名称が前記複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合に、前記一の記録属性を前記複数の設定属性のいずれに対応付けるかを当該属性情報取得装置の利用者に入力させる対応入力部を更に備える項目1記載の属性情報取得装置。
【0078】
(項目5) 前記属性名照合部は、前記複数の記録属性から前記表形式データにおける列の順序で選択された一の前記記録属性の名称と、前記複数の設定属性から前記設定属性記録部に設定された順序で選択された一の前記設定属性とを順次照合し、前記一の記録属性の名称が前記一の設定属性の名称と一致しない場合に、当該属性情報取得装置の利用者の指示に基づき、前記一の記録属性の名称を前記一の設定属性の次の前記設定属性の名称と照合するか、又は、前記一の記録属性の次の前記記録属性の名称を前記一の設定属性の名称と照合するかを選択する項目1記載の属性情報取得装置。
【0079】
(項目6) 前記設定属性記憶部は、一の前記設定属性の名称に対応して、当該一の設定属性の名称の候補となる複数の設定属性名候補を更に記憶し、前記属性名照合部は、一の前記記録属性の名称と当該一の設定属性の名称とを照合する場合に、前記一の記録属性の名称が当該一の設定属性の名称及び前記複数の設定属性名候補の少なくとも1つに一致することを条件として、前記一の記録属性を当該一の設定属性に対応付ける項目1記載の属性情報取得装置。
【0080】
(項目7) 前記属性名照合部による照合の結果、前記一の記録属性の名称が前記複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合に、前記一の記録属性を前記複数の設定属性のいずれに対応付けるかを当該属性情報取得装置の利用者に入力させる対応入力部と、前記一の記録属性の名称を、前記一の記録属性に対応付けられた前記設定属性の名称の候補となる前記設定属性名候補として前記設定属性記憶部に記憶させる設定属性更新部とを更に備える項目6記載の属性情報取得装置。
【0081】
(項目8) 前記属性名指定部分選択部は、第1の前記表形式データにおける前記属性名指定部分を選択し、前記第1の表形式データにおける属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称を、第2の前記表形式データから前記複数の属性情報を取得するために用いる前記複数の設定属性の名称として前記設定属性記憶部に記憶させる設定属性更新部を更に備える項目1記載の属性情報取得装置。
【0082】
(項目9) 前記第1の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて一の前記記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、前記第2の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであると判断した場合に、当該属性情報取得装置の利用者に、前記複数の第1属性データと前記複数の第2属性データとの対応を入力させる対応入力部を更に備える項目8記載の属性情報取得装置。
【0083】
(項目10) 前記第1の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、前記第2の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであると判断した場合に、前記第1の表形式データに含まれる第1の組における所定の数以上の属性情報が前記第2の表形式データに含まれる第2の組において当該属性情報に対応する属性情報と一致する前記第1の組及び前記第2の組を選択する共通組選択部と、前記第1の組における前記一の記録属性の属性情報である前記第1属性データを、前記第2の組における前記一の記録属性の属性情報である前記第2属性データに対応させる属性データ対応設定部とを更に備える項目8記載の属性情報取得装置。
【0084】
(項目11) 前記属性名指定部分選択部は、前記表形式データの複数の行又は複数の列のうち、前記複数の設定属性の名称がより多く含まれる行又は列を前記属性名指定部分として選択する項目1記載の属性情報取得装置。
【0085】
(項目12) 前記表形式データに記録された前記複数の記録属性の一部ずつが複数の記録分類のそれぞれに対応付けられており、前記属性名指定部分選択部は、前記表形式データに記録された前記複数の記録分類のそれぞれについて当該記録分類の名称が記録された前記表形式データの行又は列である分類名指定部分を更に選択し、前記属性名照合部は、前記複数の記録属性のそれぞれの名称に当該記録属性に対応付けられた前記記録分類の名称を付加した名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける項目1記載の属性情報取得装置。
【0086】
(項目13) 当該属性情報取得装置の利用者から第1の前記記録属性及び第2の前記記録属性を一の前記設定属性に対応付ける指示を受けた場合に、前記属性情報取得部は、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組における前記第1の記録属性に対応する属性情報及び前記第2の記録属性に対応する属性情報を含む情報を、前記一の設定属性に対応する属性情報として取得する項目1記載の属性情報取得装置。
【0087】
(項目14) 当該属性情報取得装置の利用者から、一の前記記録属性を第1の前記設定属性及び第2の前記設定属性に対応付ける指示を受けた場合に、前記属性情報取得部は、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組における前記一の記録属性に対応する属性情報の一部を前記第1の設定属性に対応する属性情報として取得し、当該組における前記一の記録属性に対応する属性情報の他の少なくとも一部を前記第2の設定属性に対応する属性情報として取得する項目1記載の属性情報取得装置。
【0088】
(項目15) 前記設定属性記憶部は、前記複数の第2設定属性の名称と比較して、前記複数の第1設定属性のそれぞれの名称がより多く前記属性名指定部分に含まれる場合に、前記属性名照合部において前記複数の記録属性と前記複数の第1設定属性と対応付けさせることを選択する設定属性選択部を更に備える項目1記載の属性情報取得装置。
【0089】
(項目16) 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報をコンピュータにより取得させる属性情報取得方法であって、前記コンピュータに、予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶させる設定属性記憶段階と、前記コンピュータに、前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択させる属性名指定部分選択段階と、前記コンピュータに、前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合させ、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付させる属性名照合段階と、前記コンピュータに、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得段階とを備える属性情報取得方法。
【0090】
(項目17) 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置用のプログラムであって、コンピュータを、前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と、予め設定された複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部として機能させるプログラム。
(項目18) 項目17に記載のプログラムを記録した記録媒体。
【0091】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば、表形式データのフォーマットに変更が加えられた場合においても、当該表形式データに記録された複数の属性情報のそれぞれを対応する属性に適切に対応付けることができる属性情報取得装置、属性情報取得方法、及び、そのプログラムと記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10の構成を示す。
【図2】 本発明の実施形態に係る表形式データの一例を示す。
【図3】 本発明の実施形態に係る設定属性記憶部100の内容を表形式により示す。
【図4】 本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10の処理フローを示す。
【図5】 本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10のS420における処理フローを示す。
【図6】 本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10のS530における対応入力画面の一例を示す。
【図7】 本発明の実施形態に係る属性情報取得装置10のハードウェア構成の一例を示す。
【符号の説明】
10 属性情報取得装置
100 設定属性記憶部
105 属性名指定部分選択部
110 設定属性選択部
115 属性名照合部
120 属性情報取得部
125 処理部
130 ファイル出力選択部
135 対応入力部
140 設定属性更新部
145 共通組選択部
150 属性データ対応設定部
600 対応付入力ウィンドウ
610 ラジオボタン
620 ラジオボタン
630 ラジオボタン
640 ラジオボタン
900 CPU
910 ROM
920 RAM
930 通信インターフェイス
940 ハードディスク・ドライブ
950 フレキシブルディスク・ドライブ
960 CD−ROMドライブ
970 入出力チップ
975 グラフィック・コントローラ
980 表示装置
982 ホスト・コントローラ
984 入出力コントローラ
990 フレキシブルディスク
995 CD−ROM
1000 コンピュータ
Claims (16)
- 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
前記表形式データは、前記複数の記録属性のそれぞれの名称が行方向に配列された前記属性名指定部分を含み、前記複数の組のそれぞれに属する前記複数の属性情報のそれぞれが、当該属性情報に対応する前記記録属性の名称が記録された列に記録されるように行方向に配列されており、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶し、更に、前記複数の設定属性の順序を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づき前記複数の記録属性を並び替えることによりそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報に前記属性名照合部による並び替えと同一の並び替えを行なった結果を、前記複数の設定属性にそれぞれ対応する複数の属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 前記属性情報取得部により前記複数の組のそれぞれについて取得された前記複数の属性情報を、前記表形式データにおいて前記複数の属性情報にそれぞれ対応する前記複数の記録属性の配列順序に基づき配列した表形式のファイルを書き出すか、前記設定属性記憶部に記憶された前記複数の設定属性の順序に基づき配列した表形式のファイルに書き出すかを、当該属性情報取得装置の利用者の指示に基づいて選択するファイル出力選択部を更に備える請求項1記載の属性情報取得装置。
- 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と、
前記属性名照合部による照合の結果、一の前記記録属性の名称が前記複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合に、前記一の記録属性を前記複数の設定属性のいずれに対応付けるかを当該属性情報取得装置の利用者に入力させる対応入力部と
を備える属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称 が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備え、
前記属性名照合部は、
前記複数の記録属性から前記表形式データにおける列の順序で選択された一の前記記録属性の名称と、前記複数の設定属性から前記設定属性記録部に設定された順序で選択された一の前記設定属性とを順次照合し、
前記一の記録属性の名称が前記一の設定属性の名称と一致しない場合に、当該属性情報取得装置の利用者の指示に基づき、前記一の記録属性の名称を前記一の設定属性の次の前記設定属性の名称と照合するか、又は、前記一の記録属性の次の前記記録属性の名称を前記一の設定属性の名称と照合するかを選択する
属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶し、更に、一の前記設定属性の名称に対応して、当該一の設定属性の名称の候補となる複数の設定属性名候補を更に記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、一の前記記録属性の名称と当該一の設定属性の名称とを照合する場合に、前記一の記録属性の名称が当該一の設定属性の名称及び前記複数の設定属性名候補の少なくとも1つに一致することを条件として、前記一の記録属性を当該一の設定属性に対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 前記属性名照合部による照合の結果、前記一の記録属性の名称が前記複数の設定属性のいずれの名称にも一致しない場合に、前記一の記録属性を前記複数の設定属性のいずれに対応付けるかを当該属性情報取得装置の利用者に入力させる対応入力部と、
前記一の記録属性の名称を、前記一の記録属性に対応付けられた前記設定属性の名称の候補となる前記設定属性名候補として前記設定属性記憶部に記憶させる設定属性更新部と
を更に備える請求項5記載の属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
第1の前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名 指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と、
前記第1の表形式データにおける属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称を、第2の前記表形式データから前記複数の属性情報を取得するために用いる前記複数の設定属性の名称として前記設定属性記憶部に記憶させる設定属性更新部と
を備える属性情報取得装置。 - 前記第1の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて一の前記記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、前記第2の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであると判断した場合に、当該属性情報取得装置の利用者に、前記複数の第1属性データと前記複数の第2属性データとの対応を入力させる対応入力部を更に備える請求項7記載の属性情報取得装置。
- 前記第1の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第1属性データから選択されたものであり、かつ、前記第2の表形式データに含まれる前記複数の組のそれぞれについて前記一の記録属性に対応する属性情報が予め定められた複数の第2属性データから選択されたものであると判断した場合に、前記第1の表形式データに含まれる第1の組における所定の数以上の属性情報が前記第2の表形式データに含まれる第2の組において当該属性情報に対応する属性情報と一致する前記第1の組及び前記第2の組を選択する共通組選択部と、
前記第1の組における前記一の記録属性の属性情報である前記第1属性データを、前記第2の組における前記一の記録属性の属性情報である前記第2属性データに対応させる属性データ対応設定部と
を更に備える請求項7記載の属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データの複数の行又は複数の列のうち、前記複数の設定属性の名称がより多く含まれる行又は列を、前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分として選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
前記表形式データに記録された前記複数の記録属性の一部ずつが複数の記録分類のそれぞれに対応付けられており、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択し、更に、前記表形式データに記録された前記複数の記録分類のそれぞれについて当該記録分類の名称が記録された前記表形式データの行又は列である分類名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記複数の記録属性のそれぞれの名称に当該記録属性に対応付けられた前記記録分類の名称を付加した名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得すると共に、当該属性情報取得装置の利用者から第1の前記記録属性及び第2の前記記録属性を一の前記設定属性に対応付ける指示を受けた場合に、前記属性情報取得部は、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組における前記第1の記録属性に対応する属性情報及び前記第2の記録属性に対応する属性情報を含む情報を、前記一の設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 複数の属性情報からなる属性情報の組を表形式により複数記録する表形式データから、複数の前記組のそれぞれに記録された前記複数の属性情報を取得する属性情報取得装置であって、
予め設定された複数の設定属性のそれぞれについて、当該設定属性の名称を記憶する設定属性記憶部と、
前記表形式データに記録された複数の記録属性のそれぞれについて当該記録属性の名称が記録された前記表形式データの行又は列である属性名指定部分を選択する属性名指定部分選択部と、
前記属性名指定部分に含まれる前記複数の記録属性の名称と前記複数の設定属性の名称とを照合し、照合結果に基づきそれぞれの前記記録属性を前記複数の設定属性のいずれかに対応付ける属性名照合部と、
前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組に属する前記複数の属性情報のそれぞれを、当該属性情報の前記記録属性に対応付けられた前記設定属性に対応する属性情報として取得すると共に、当該属性情報取得装置の利用者から、一の前記記録属性を第1の前記設定属性及び第2の前記設定属性に対応付ける指示を受けた場合に、前記属性情報取得部は、前記表形式データに記録された前記複数の組のそれぞれについて、当該組における前記一の記録属性に対応する属性情報の一部を前記第1の設定属性に対応する属性情報として取得し、当該組における前記一の記録属性に対応する属性情報の他の少なくとも一部を前記第2の設定属性に対応する属性情報として取得する属性情報取得部と
を備える属性情報取得装置。 - 前記複数の第2設定属性の名称と比較して、前記複数の第1設定属性のそれぞれの名称がより多く前記属性名指定部分に含まれる場合に、前記属性名照合部において前記複数の記録属性と前記複数の第1設定属性と対応付けさせることを選択する設定属性選択部を更に備える
請求項13記載の属性情報取得装置。 - 請求項1から14までの何れかに記載の属性情報取得装置としてコンピュータを機能させることにより属性情報を取得させる属性情報取得方法。
- 請求項1から14までの何れかに記載の属性情報取得装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
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