JP3843406B2 - 農業機械用操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上側係止点と下側係止点とを有する牽引構造を介して駆動車両の牽引装置に連結された農業機械を作業位置から別の位置へ、あるいはその逆方向へ移動させることが可能な装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような装置を農業機械、特に下記(a)〜(e)からなる切断機械と組み合わせることによって切断機械を作業位置から別の中間位置へ、あるいはその逆方向へ移動させることができる:
(a) 上側係止点と少なくとも1つの下側係止点とを含む駆動車両の牽引装置に係止される牽引構造、
(b) 下記(i)〜(iii)の配置をとる直接または間接的に牽引構造に連結された切断機構:
(i) 少なくとも1つの作業位置、
(ii) 少なくとも1つの運搬位置、
(iii) 少なくとも1つの別の中間位置、
(c) 切断機構を作業位置から中間位置あるいはその逆方向に移動させる第1の装置、
(d) 切断機構を運搬位置に配置させる第2の装置、
(e) 作業位置において切断機構を軽量化する第3の装置。
【0003】
このような装置を備えた農業機械は公知であり、支持ビームを介して牽引構造に連結された切断機械を含む草刈り機が例として挙げられる。支持ビームの一方は前進方向に平行なほぼ水平な長手方向軸線を有する第1の関節継手を介して切断機構の中央部分に連結され、その他端はほぼ水平の長手方向軸線を有する第2の関節継手を介して牽引構造に連結されている。
液圧ラムからなる吊り上げ装置は切断機構と支持ビームとを第2の関節継手を介して上方に回動させるために、支持ビームと牽引構造とに連結されている。牽引構造には草刈り機が連結される駆動車両の液圧ユニットが連絡される。
この草刈り機は種々の位置をとることができる。作業位置では切断機構が地面に支持され、運搬位置では切断機構が上方に向かってほぼ垂直に延び、中間位置では切断機構が地面から少し上がった位置に来る。
これらの位置を取らせるために、液圧ラムは切断機構と支持ビームとを第2の関節継手を中心にして上方へ回動させる。
切断機構は伝動装置によって駆動され、伝動装置は自在継手を有する伸縮自在な第1の伝動シャフトを備え、この自在継手は駆動車両の動力取り出し部と草刈り機の伝動ケーシングとに連結され、伝動ケーシングは第2の伝動シャフトを介して切断機構に運動を伝える。
この種の草刈り機は作業位置から中間位置へ、あるいはその反対方向へと速やかに移動できることによって、例えば畝の端部における操作が容易になる。また、中間位置にあるときには、伝動ケーシングが連結された牽引構造が元の位置を保ち、自在継手を備えた伸縮自在な第1の伝動シャフトは常に許容可能な条件下で動作させることができる。
【0004】
しかし、この草刈り機には大きな欠点がある。すなわち、支持構造を牽引構造に連結する第2の関節継手が切断機構の近くに配置されているので、切断機構が中間位置に来た時には切断機構と地面との間の間隔が不十分になる。この場合、畝の端部での作業時に、草刈り機によって予め形成した刈り草の列が崩される恐れがある。さらに、地面のわずかな凸凹によって切断機構と地面との間に衝突が起こり、草刈り機が損傷する危険がある。
さらに、中間位置では切断機構と地面との間の隙間が不十分であるので、オペレータは畝の端部で特に注意を払うだけでなく、草刈り機の損傷を避けるために追加の操作を行わなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、中間位置への迅速な移動を損なわず、しかも伝動装置の良好な作業条件を保った状態で公知草刈り機の上記欠点を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は農業機械を作業位置から別の位置へ、あるいはその逆の方向へと移動させる、農業機械に取付けらる装置であって、上側係止点と少なくとも1つの下側係止点とを有する牽引構造によって農業機械が駆動車両の係止装置に係止されるようになっている装置において、この装置に連結された第2の下側係止点を有し、牽引構造がこの装置によって第2の下側の係止点に対して移動可能であることを特徴とする装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明はさらに、下記(a)〜(e)を含む切断機械に関するものである:
(a)上側係止点と少なくとも1つの下側係止点とを含む駆動車両の係止装置に係止される牽引構造、
(b)牽引構造に直接または間接的に連結されて下記(i)〜(iii)の配置をとる切断機構:
(i) 少なくとも1つの作業位置、
(ii) 少なくとも1つの運搬位置、
(iii) 少なくとも1つの別の中間位置、
(c)切断機構を作業位置から中間位置に配置し、あるいはその逆を行う第1の装置、
(d)切断機構を運搬位置に配置する第2の装置、
(e)作業位置において切断機構を軽量化する第3の装置。
【0008】
上記のような切断機械を装備した本発明装置は、牽引構造に属する下側係止点を中心に牽引構造を上方へ回動させて切断機構を上昇させ、それによって切断機構を作業位置から別の中間位置へ、あるいはその逆方向へ配置することができ、有利である。
本発明はさらに、下記の特徴を単独または技術的に可能な任意に組み合わせたものを対象とする:
(a)本発明装置が牽引構造を第2の下側係止点に対して移動可能にする操作要素と、作業中に駆動車両が農業機械を牽引または押圧する保持要素とを含む、
(b)操作要素が牽引構造に直接または間接的に連結され、さらに第2の下側係止点に直接または間接的に連結されている、
(c)固定要素がドラフトロッドであり、このドラフトロッドが第1の関節継手を介して牽引構造に直接または間接的に連結され、この第1の関節継手の長手方向軸線が少なくともほぼ水平で且つ進行方向を横断する、
【0009】
(d)第2の下側係止点がドラフトロッドに連結されている、
(e)操作要素が操作ラムを有し、このラムが第2の関節継手を介して牽引構造に連結され且つ第3の関節継手を介してドラフトロッドに連結されている、
(f)本発明装置が農業用機械の重量で作業位置以外の位置から作業位置へ配置される、
(g)本発明装置がさらに固定構造を含み、この固定構造は牽引構造に固定され且つ第1の関節継手を介してドラフトロッドを支持する、
(h)牽引構造がそれに属する下側係止点を中心に最大限回動した状態に相当する最大中間位置を規定するために牽引構造から最も離れた第2の下側係止点の位置がストッパによって制限される、
【0010】
(i)切断機構を軽量化するための第3の装置がエネルギーアキュムレータで構成され、このエネルギーアキュムレータが牽引構造に直接または間接的に連結され且つ切断機構に直接または間接的に連結されている、
(J)切断機械が支持ビームを備え、この支持ビームが第4の関節継手を介して切断機構に連結され且つ第5および第6の関節継手を介して牽引構造に直接または間接的に連結されている、
(k)エネルギーアキュムレータがラムとプレッシャーアキュムレータとを備え、ラムが牽引構造に直接または関節的に連結され、第7の関節継手を介して支持ビームに連結されている、
(l)牽引構造の下側の係止点を中心として牽引構造をそれ以上回転させることなく切断機構と地面との間の隙間を増加させるために、切断機構を作業位置から中間位置へ、あるいはその逆へと移動させるための第1の装置を作業位置で切断機構を軽量化するための第3の装置と組み合わせる、
【0011】
(m)切断機構を作業位置から中間位置へ、あるいはその逆方向へと移動させるための第1の装置が切断機構を軽量化するための第3の装置を制御して牽引構造をその下側係止点を中心に回動させ且つ支持ビームと切断機構とを第5の関節継手を中心に回動させる、
(n)第1の装置の操作ラムが第3の装置のエネルギーアキュムレータと連絡している、
(o)第一の装置の操作ラムが2つのチャンバを備え、第1のチャンバが駆動車両の液圧ユニットと連絡し、第2のチャンバがエネルギーアキュムレータのラムの単一チャンバと連絡している、
(p)駆動車両の液圧ユニットと操作ラムの第1のチャンバとの間の連絡を可能にするための第1の弁を有する、
(q)駆動車両の液圧ユニットと操作ラムの第2のチャンバとの間の連絡を可能にする第2の弁と、プレッシャーアキュムレータと、エネルギーアキュムレータのラムの単一チャンバとを有し、エネルギーアキュムレータのラムの単一チャンバが切断機構の軽量化の量の調節を可能にする、
【0012】
(r)操作ラムの第一のチャンバに向かう方向にのみ液体を通過させ且つ第1のチャンバと駆動車両の液圧ユニットとの間の液体の流量を制限するための手段を有し、それによって操作ラムを迅速に展開させて切断機構を速やかに中間位置に配置し、反対に、操作ラムを緩やかに収縮させて切断機構を緩やかに作業位置に配置することを可能にする、
(s)切断機構を運搬位置に配置する第2の装置がもう1つのラムを有し、このラムが第6の関節継手を中心に切断機構を中間位置から運搬位置まで、あるいはその逆方向に回動させる、
(t)第2の装置のもう一方のラムが下記(i)および(ii)を含む:
(i)駆動車両の液圧ユニットと連絡する第1のチャンバ、
(ii)第3の弁を介して駆動車両の液圧ユニットと連絡する第2のチャンバ、
【0013】
(u)第3の弁が第2の手段を含むか、この手段と組み合わされており、第2の手段は第3の弁が1つの位置にある時にもう一方のラムの第2のチャンバの方向にのみ液体を通過させて該チャンバからの液体の流出を防止する、
(v)切断機構を軽量化するための第3の装置が追加のラムを備え、このラムが牽引構造に直接または間接的に連結され且つエネルギーアキュムレータのラムに連結される、
(w)追加のラムおよびエネルギーアキュムレータのラムが共通のラムロッドを有し、追加ラムの本体が牽引構造に直接または間接的に連結されている、
(x)追加のラムがもう1つの単一チャンバを備え、この単一チャンバが駆動車両の液圧ユニットおよび操作ラムの第1のチャンバと連絡する、
(y)操作ラムの第1および第2のチャンバと、エネルギーアキュムレータの単一チャンバと、第2の装置のもう一方のラムの第1および第2のチャンバと、必要に応じてさらに追加のラムのチャンバとが、互いに単一の供給源によって駆動車両の液圧ユニットと連絡するシステムを構成するように配置される。
以下、添付図面を参照し本発明装置を備えた切断機の複数の実施例を示す。本発明の目的および特徴は以下の説明からより明確になろう。
【0014】
【実施例】
図1〜4には本発明の装置1を備えた農業機械が示されている。この農業機械はこの装置1によって作業位置から別の位置へ、あるいはその逆方向へ配置される。
図示した実施例は農業機械が切断機械すなわち草刈り機2である。この草刈り機2は牽引構造3を有し、この牽引構造3が2つの下側係止点7、8と上側係止点9とを介して駆動車両5(図2、3および4)の後部牽引装置4に連結される。
下側係止点7、8はそれぞれジャーナル11、12を有し、各ジャーナルに駆動車両5の後部牽引装置4に属する対応する下側係止アーム13、14が連結され、上側係止点9は後方牽引装置4の一部を構成する調節可能なリンク15に連結される。駆動車両5の後部牽引装置4の2つの下側係止アーム13、14は上昇させることができ、それによって草刈り機2の牽引構造3は高さ方向に移動できる。
駆動車両5は作業時に草刈り機2を進行方向17に向かって移動させる。
以下では、「前方」「後方」「前」「後ろ」の概念は進行方向17を基準に定義され、「右」「左」の概念は草刈り機を進行方向に向かって後方から見た状態を基準に定義されるものとする。
【0015】
第1の下側係止点7および上側係止点9が牽引構造3に属するのに対して、第2の下側係止点8は本発明装置1の一部を構成するということは理解できよう。さらに、第1の下側係止点7は上側係止点9の左に位置し、一方、第2の下側係止点8は上側係止点9の右に位置することも理解できよう。
牽引構造3はさらに、本発明装置1によって第2の下側係止点8に対して移動できる。そのため、本発明装置1は操作要素18を有し、この操作要素18は直接または間接的に牽引構造3に連結され且つ直接または間接的に第2の下側係止点8に連結されている。本発明装置1はさらに、固定要素19を有し、この固定要素19は駆動車両5が作業中草刈り機2を進行方向17に向かって移動させることを可能にする。図示した実施例では、固定要素19は第1の円筒形関節継手22を介して牽引構造3に固定されている固定構造21に連結されたドラフトロッド20である。円筒形関節継手22の長手方向軸線22aは少なくともほぼ水平で且つ進行方向17と直交している。
【0016】
第2の下側係止点8のジャーナル12はドラフトロッド20に固定されており、作業位置では第1の関節継手22の前方で地面からの高さが関節継手22とほぼ同じ位置に配置されることは理解できよう。
操作要素18は操作ラム24を備え、この操作ラム24は少なくともほぼ水平且つ進行方向17と直交する長手方向軸線25aを有する第2の円筒形関節継手25を介して牽引構造3に連結され且つ第3の球状関節継手26を介してドラフトロッド20に連結されている。作業位置では操作ラム24がほぼ垂直に伸びる。そのため、第2の関節継手25は牽引構造3の係止点9と同じ高さに配置され、第3の関節継手26は第2の関節継手25の下方で第2の下側係止点8よりも幾分高い位置に配置される。
【0017】
図2を参照すると、図示した実施例ではドラフトロッド20が2つのフランジ29、30をからなる中空部分であって、2つのフランジ29、30が第1の関節継手22および第3の関節継手26をUリンク状に取り付けできるようにしていることが理解できよう。
本発明装置1は草刈り機2を作業位置から別の位置へ、あるいはその逆方向へと配置するためのもので、以下、その動作を説明する。
草刈り機2が作業位置にある時には、操作ラム24にはラムが伸長するように液体が供給される。そのため、第2の下側係止点8のジャーナル12は駆動車両5の下側係止アーム14に支持され、これは牽引構造3を第2の下側係止点8から遠ざける効果を有する。この操作中、牽引構造3は第1の下側係止点7を中心に回動し、それと同時にドラフトロッド20が第1の関節継手22の長手方向軸線22aを中心に回動する。
【0018】
牽引構造3が第2の下側係止点8から遠ざかるときの限界位置はストッパによって規定され、このストッパは図示した実施例では操作ラム24の最大長さによって規定される。
操作ラム24から流体が流出可能になると、本発明装置1(特に操作ラム24)は草刈り機2の重量の影響で元の位置に戻る。
図1〜4を参照すると、草刈り機2はさらに、切断機構31と、支持ビーム32と、3つの装置1、34、35とを備えている。第1の装置は第2の下側係止点8に対して牽引構造3を運動させる上記の装置1である。切断機構31は任意の種類の切断機構にすることができ、詳細な説明は省略する。
【0019】
この切断機構31は支持ビーム32を介して牽引構造3に連結される。そのため、支持ビーム32は第4の円筒形関節継手37を介して切断機構31に連結され、この円筒形関節継手37の長手方向軸線37aは切断機構31が進行方向17に対して少なくともほぼ直交する方向に延びた通常の作業位置にある時にほぼ水平且つ進行方向を向く。
支持ビーム32はさらに、第5の関節継手38および第6の関節継手39を介して牽引構造3に連結されており、第6の関節継手39によって第5の関節継手38が牽引構造3に対して支持ビーム32とともに回動するようになっている。
この第5の関節継手38は円筒形の関節継手であり、その軸線38aは切断機構31が通常の作業位置にある時に前方を向く(図示した実施例では、軸線38aは少なくとも作業の方向17を向いている)。図3から分かるように、第5の関節継手38は地面に対して第4の関節継手37と少なくともほぼ同じ高さのところに延びている。第6の関節継手39も円筒形関節継手であるが、その軸線39aは上方を向いている(図示した実施例では、軸線39aは少なくともほぼ垂直である)。第5の関節継手38の軸線38aと第6の関節継手39の軸線39aとは少なくともほぼ交差する。
【0020】
第4の関節継手37とこの第5の関節継手38とによって切断機構31は切断中に地面の起伏に沿うことができる。
第6の関節継手39は運搬のために切断機構31が後方へ回動できるようにする。
第2の装置34は切断機構31を運搬位置から作業位置へ、またはその逆方向へと移動させ、第3の装置35は作業位置において切断機構31を軽量化する。
切断機構31は動力源によって駆動される切断部材(図示せず)を備えている。この動力源は図示した実施例では駆動車両5の動力取り出し機構(図示せず)で構成されるが、それ以外の任意の動力源を用いることができる。駆動車両5の動力取り出し機構は伸縮自在な第1の伝動シャフト40、伝動ケーシング41および切断機構31を駆動する伸縮自在な第2の伝動シャフト42を駆動する。
【0021】
切断機構31を作業位置および/または中間位置から運搬位置へ、あるいはその逆方向へと移動させる第2の装置と、作業位置において切断機構31を軽量化する第3の装置35とが安全装置43の一部を構成する。この安全装置43はフランス国特許2719189号に記載の安全装置に類似のもので、切断機構31を正常な作業位置に保持できるが、切断機構31が作業中に地上の障害物と衝突するような場合には、切断機構31を支持ビーム32と一緒に第5の関節継手38の軸線38aを中心に後方へ回動させ且つ切断機構31を第6の関節継手39の軸線39aを中心に上方へ回動させる。この機構の詳細必要な場合にはフランス国特許第2719189号の明細書を参照されたい。
【0022】
第3の装置35はラム46とプレッシャーアキュムレータ47からなるエネルギーアキュムレータ45を備えている。ラム46の一方の端部は第7の球状関節継手48を介して支持ビーム32に連結されており、もう一方の端部は第8の関節継手50を介して回動部材49に連結されている。第8の関節継手50についてはフランス国特許第2719189号に詳細に説明されている。回動部材49は第9の円筒形関節継手51を介して牽引構造3に連結されており、第9の円筒形関節継手の長手方向軸線51aは上方を向いている(図示した実施例では軸線51aは少なくともほぼ垂直である)。図3から分かるように第7の関節継手48は第5の関節継手38のほぼ上側に延びている。従って、エネルギーアキュムレータ45によって加わる力が軸38aに対してモーメントを発生させ、このモーメントが切断機構31が地面Sに支持されたときの圧力を軽減する効果を示す。このように、第3の装置は切断機構31を軽量化する役目をする。
【0023】
第2の装置34はロッド52を有し、図示した実施例ではこのロッド52はもう一つのラム53であり、その一端部は第10の円筒形関節継手54を介して回動部材49に連結されて、ラム53のもう一方の端部は第11の関節継手55を介して支持ビーム32に連結されている。第10の円筒形関節継手54の軸線54aは第9の関節継手51の長手方向軸線51aと少なくともほぼ平行であり、第11の関節継手55の長手方向軸線55aは第9の関節継手51の長手方向軸線51aに対して少なくともほぼ平行である。この第11の関節継手55は第6の関節継手39から一定の距離だけ延び、もう一方のラム53は第6の関節継手39の軸線39aに対して一定のレバーアームで支持ビーム32に力を加えるということは理解できよう。
【0024】
図5〜7は切断機構31に力を加える装置1、34、35の第1の実施例の構成の概念図である。
これらの図面から分かるように、切断機構31を作業位置から中間位置へ、あるいはその逆方向へ移動させる第1の装置1は作業位置において切断機構31を軽量化する第3の装置35と組み合わされている。より詳細には、第1の装置1が第3の装置35を駆動する。すなわち、操作ラム24は第3の装置35のエネルギーアキュムレータ45のラム46および駆動車両5の液圧ユニット57と連絡している。そのため、操作ラム24は2つのチャンバ58、59を有し、第1のチャンバ58(大きいほうのチャンバ)は第1の弁60を介して駆動車両5の液圧ユニット57と連絡し、第2のチャンバ59はエネルギーアキュムレータ45のラム46の単一チャンバ61と連絡している。ラム46の単一チャンバ61、操作ラム24の第2のチャンバ59およびエネルギーアキュムレータ45のプレッシャーアキュムレータ47は第1のパイプ62を介して互いに連通して閉回路63を形成していることに注意されたい。この閉回路63は第2の弁64を介して駆動車両5の中央ユニット57と連通し、それによって閉回路63と液圧ユニット57との間の連絡が可能になることも理解できよう。
【0025】
操作ラム24の第1のチャンバ58は第2のパイプ66を介して第1の弁60と連絡しており、第1の弁60は第3のパイプ67を介して液圧ユニット57と連絡していることも理解できよう。
第1の弁60は駆動車両5の液圧ユニット57と操作ラム24の第1のチャンバ58との間の連絡を可能にするためのものである。
図示した実施例では第1および第2の弁60、64が、駆動車両5の液圧ユニット57と操作ラム24の第1のチャンバ58か閉回路63との間の連絡を可能にする分配器を形成していることは理解できよう。
【0026】
液体を操作ラム24の第1のチャンバ58に向かってのみ通過させ且つ第1のチャンバ58と駆動車両5の液圧ユニット57との間の液体流量を制限する手段68が備えられている。この手段68は操作ラム24を比較的迅速に伸長させ、ゆっくりと収縮させるためのものである。そのため、図示した実施例では手段68は液圧ユニット57からの液体を第1のチャンバ58に向かって通過させ且つ液体が反対方向に流れるのを防止する逆止弁69と、調節可能な制限手段70とを備え、操作ラム24が収縮する時にはこの制限手段70を介して液体が強制的に流される。調節可能な制限手段70は逆止弁69に対して平行に連結されている。
図5〜7を参照すると、第2の装置34のもう一方のラム53は複動式ラムで、2つのチャンバ72、73を有することが理解できよう。第1のチャンバ72(大きいほうのチャンバ)は第4のパイプ74を介して駆動車両5の液圧ユニット57と連絡するためのものであり、第2のチャンバ73は第3の弁75を介して駆動車両5の液圧ユニット57と連絡するためのものである。そのため、第2のチャンバ73を第3の弁75に連結する第5のパイプ76を備え、さらに第3の弁75を駆動車両5の液圧ユニット57と連絡する第3のパイプ67に連結する第6のパイプ77を備えている。
【0027】
第3の弁75は第2の手段79を備え、この手段79はもう一方のラム53の第2のチャンバ73に向かう方向にだけ液体を通過させて液体が第2のチャンバ73から流出するのを防ぐとともに、液体の方向に関係なく自由に流れることを可能にする構造を有している。そのため、図示した実施例では、第3の弁75は2通りの配置P1、P2すなわち液体を第2のチャンバ73に向かう方向にのみ通過させる配置P1と、液体を両方向に通過させる配置P2とをとる分配器80である。そのため、第2の手段79は第2の逆止弁81を有し、この弁81は分配器80がP1の配置をとる時にアクティブになって液圧ユニット57からの液体をもう一方のラム53の第2のチャンバ73に向かって通過させ、反対方向に液体が通過するのを防ぐ。この分配器80はオペレータによって遠隔制御されるためのものである。オペレータが分配器80を操作しないとき分配器80はP1の配置をとる。
【0028】
図示した実施例では、切断機構31が障害物に遭遇して後方且つ上方に回動された時にこの種の逆止弁81を備えた弁75によって第6のパイプ77と第3のパイプ67と第2のパイプ66と操作ラム24とを含む回路が過剰な圧力から保護される。
図5〜7から分かるように、各種チャンバ58、59、61、72、73、各種ラム24、46、53、各種弁60、64、75、圧力アキュムレータ47、逆止弁69、調節可能な制限手段70および各種パイプ62、66、67、74、76、77は2つのコネクタ82、83を介して駆動車両5の液体ユニット57に連結される回路網を構成するように配置されている。
【0029】
図示した実施例では、コネクタ82は第4のパイプ74の一方の末端にあり、コネクタ83は第3のパイプ67の一方の末端にある。液圧ユニット57の状態に応じて2通りの場合がある。すなわち、第1の場合には第4のパイプ74を介してオイルを回路網へ供給し、第3のパイプ67を介して戻す。第2の場合には、第3のパイプ67を介してオイルを供給し、第4のパイプ74を介して戻す。
いずれの場合でも、回路網には1度に1つの供給源のみから供給される。
さらに、閉回路63は草刈り機2の作業中に閉回路63から空気を抜くための脱気孔84を有していることは理解できよう。
【0030】
図1〜7に示したこの草刈り機2は以下のように動作する。
草刈り機2は上記のように駆動車両5に連結される。
運搬位置では切断機構31は地面Sよりも上方にあり、牽引構造3のほぼ後方にある。
草刈り機2を運搬位置から中間位置(切断機構31が刈り取られた作物または刈り取るべき作物の上方に来る)へと移動させる時には、オペレータは駆動車両5の液圧ユニット57を介して操作ラム24の第1のチャンバ58ともう一方のラム53の第2のチャンバ73とに液体を供給する。従って、液圧ユニット57からの液体は第3のパイプ67、第1の弁60、第2のパイプ66および逆止弁69を通って動作ラム24の第1のチャンバ58に到達する。同時に、第3のパイプ67の下方部分を通った液体の一部は分岐して、第6のパイプ77、第2の逆止弁81および第5のパイプ76を通過ってもう一方のラム53の第2のチャンバ73に到達する。それによっt操作ラム24は伸長し、牽引構造3は第1の下側係止点7を中心に上方へ回動する。それと同時にもう一方のラム53が収縮して支持ビーム32と切断機構31とが第6の関節継手39の長手方向軸線39aを中心に切断機構31が中間位置をとるまで前方へ回動する。
【0031】
中間位置へ移動する時すなわち操作ラム24が伸長する時には、操作ラム24の第2のチャンバ59内の液体が閉回路63の残りの部分へ押し出され、その結果、閉回路63内部の圧力が上昇するということは理解できよう。それによってエネルギーアキュムレータ45のラム46が収縮し、その結果、支持ビーム32と切断機構31とが第5の関節継手38の長手方向軸線38aを中心に上方へ回動する。従って、運搬位置では切断機構31の地面からの距離をさらに拡げることが可能になる。
続いて草刈り機2を中間位置から作業位置へ移動させる時には、オペレータは操作ラム24の第1のチャンバ58に収容されている液体を全てあるいは一部流出させる。それによて第1のチャンバ58に収容されていた液体が今度は調節可能な制限手段70、第2のパイプ66、第1の弁60および第3のパイプ67を通って液圧ユニット57に到達する。この作業位置では操作ラム24は収縮し、牽引構造3、支持ビーム32および切断機構31は第1の下側係止点7を中心に切断機構31が地面Sに支持されるようになるまで回動する。同時に、操作ラム24が収縮した時には、閉回路63の容量が増大し、閉回路63内部の圧力が低下して、切断機構の望ましい軽量化に相当する初期圧力になる。従って、支持ビーム32および切断機構31は切断機構31が地面S上に支持されるようになるまで第5の関節継手38の軸線38aを中心にわずかに回動する。
【0032】
切断機構31の軽量化の程度を変化させるのに必要なことは閉回路63内部の圧力を変化させることである。すなわち、切断機構31の軽量化を増大させるには閉回路63内の圧力を上昇させる必要があり、反対に軽量化を減少させるには圧力を低下させればよい。
そのため、作業位置において例えばオペレータが軽量化の量を増加させようとする場合には、まず最初に第2の弁64を動作させて第2に液圧ユニット57を用いて閉回路63内に液体を供給してこの回路内の圧力を上昇させる。それによって液圧ユニット57からの液体が今度は第3のパイプ67および第2の弁64を通って閉回路63に到達する。反対に、オペレータが軽量化の量を減少させる場合には、オペレータは単に第2の弁64と液圧ユニット57とを動作させて閉回路63内の液体の一部を液圧ユニット57へ移動させて閉回路内の圧力を低下させる。閉回路63内の所望の圧力、この場合には切断機構31の所望の軽量化が達成された時にオペレータは第2の弁64および/または液圧ユニット57の動作を停止する。閉回路63内部の圧力をモニターするために閉回路63と並列に圧力ゲージMを接続する。なお、第1の弁60と第2の弁64は同時に動作させることができないこと、すなわち、一方を動作させると他方が自動的に停止されるということは理解できよう。
【0033】
畝の末端でオペレータは草刈り機2を作業位置から中間の位置に配置する時には、オペレータは操作ラム24の第1のチャンバ58と、もう一方のラム53の第2のチャンバ73に駆動車両5の液圧ユニット57を用いて液体を供給する。それによって操作ラム24は伸び、その結果、エネルギーアキュムレータ45のラム46は収縮する。この作業位置から中間位置への移動に関する詳細な説明は省略する。より完全な説明が必要な場合には運搬位置から中間位置への移動に関する示の説明を参照されたい。なお、作業位置では他方のラム53が中間位置の場合とちょうど同じくその移動範囲の末端で最大限収縮しており、従って、その第2のチャンバに液体が供給されても不動のままであることは理解できよう。
草刈り機2を作業位置から運搬位置に戻す時には、オペレータはまず初めに草刈り機2を上記のようにして中間位置へ戻す。
【0034】
続いて、オペレータは分配器80をP2の位置に配置し、第5のパイプ76と第6のパイプ77との間で液体が自由通過できるようにする。その後、オペレータは第4のパイプ74を介して他方のラム53の第1のチャンバ72に液体を供給し、同時に液圧ユニット57を用いて液体が第3のパイプ67を介して戻ることを可能にする。
他方のラム53の第2のチャンバ73内の液体は今度は第5のパイプ76、分配器80(P2の配置にある)、第6のパイプ77および第3のパイプ67を通って流れて液圧ユニット57に達する。
【0035】
それによって他方のラム53が伸長し、その結果、切断機構31が運搬位置に達するまで支持ビーム32と切断機構31とが第6の関節継手39の長手方向軸線39aを中心に後方へ回動する。ほぼ同時に、操作ラム24が収縮し、それによって牽引構造3が第1の下側係止点7を中心に下方へ回動する。操作ラム24の第1のチャンバ58の液体が今度は調節可能な制限手段70、第2のパイプ66、第1の弁60を通った後に、第3のパイプ67内で他方のラム53の第2のチャンバ73からの液体と合流する。
図8は切断機構31に作用する各種装置1、34A、35Aの第2の実施例の構成を示している。これらの装置1、34A、35Aは上記の装置1、34、35の要素で構成されているので、それらの要素の参照番号にAを付けて示してある。これら要素については必要な場合のみ説明を行う。
図8に示した各種装置1、34A、35Aの第2の実施例の構成は第1の弁60、第2の弁64および第3の弁75が3通りの配置P3、P4、P5を取りうる単一の分配器85を構成する点で第1の実施例と異なる。
【0036】
単一の分配器85で第1の装置1または第2の装置34Aあるいは第3の装置35Aに作用することができる。そのため、単一分配器85の配置P3では駆動車両5の液圧ユニット57の状態に応じて液圧ユニット57からの液体を操作ラム24の第1のチャンバ58に供給するか、液圧ユニット57に向かって液体を流出させることが可能になる。
単一分配器85の配置P4では閉回路63に液体を供給するか、液体が閉回路63から流出するのを可能にして切断機構31の軽量化の量を調節する。
単一分配器85の配置P5では操作ラム24の第1のチャンバ58か、他方のラム53の第2のチャンバ73のいずれかに液体が供給されるのを可能にするか、チャンバ58、73から液体が流出するのを可能にする。
【0037】
この単一分配器85はオペレータによって制御されることを意図したもので、ニュートラルの位置(オペレータが単一分配器85を操作しないとき)では、この分配器がP3の配置を取ることは理解できよう。
この単一分配器85を備えた第2の実施例によって、オペレータの仕事を単純化することが可能になる。
図9は切断機構31に作用する各種装置1、34B、35Bの第3の実施例の構成を示している。これらの装置1、34B、35Bは上記要素で構成されているので、これらの要素は共通の参照番号で表し、説明は割愛する。これら装置はさらに装置1、34、35の要素に対応した要素で構成されており、それらの要素の参照番号にはBが付けてある。それらについては必要な場合のみ説明を行う。
【0038】
図9に示した装置1、34B、35Bの第3の実施例の構成は、操作ラム24Bが第1のチャンバ58Bのみを有する単動式ラムであり、さらに、第3の装置35Bが追加のラム86を含む点で第1の実施例とは異なっている。この追加のラム86の一端部はエネルギーアキュムレータ45Bのラム46Bの一端に連結され、もう一方の末端は回動部材49に連結されている。特に、追加のラム86およびラム46Bは共通のラムロッド87を有し、追加ラム86の本体は回動部材49に連結されている。
【0039】
追加のラム86は単動型ラムであって、もう一つの単一チャンバ89を有し、このチャンバは第3のパイプ67Bと連絡する第7のパイプ90を介して駆動車両5の液圧ユニット57と操作ラム24Bの第1のチャンバ58Bとに連絡していることは理解できよう。
草刈り機2を中間位置に配置した場合には、追加のラム86が収縮し、その結果、エネルギーアキュムレータ45Bのラム46Bがその移動経路の末端に達するか、閉回路63B内部の圧力が十分に高くなるまで伸び、追加のラム86が引き続き収縮して、支持ビーム32および切断機構31が第5の関節継手38の軸線38aを中心に回動する。
この第3の実施例は支持ビーム32と切断機構31とを動作ラム24Bに依存することなく第5の関節継手38の軸線38aを中心に回動させることを可能にするもので、有利であることは理解できよう。
【0040】
上記実施例に関しては種々の変更を行うことが可能であり、特に各種要素の構成を変化させ、技術的均等物で置換しても、本発明の範囲を逸脱するものではない。
従って、例えば操作ラム24、24Bを追加のエネルギーアキュムレータ45、45Bと組み合わせ、操作ラム24、24Bが切断機構31の軽量化に関与するようにすることもできる。
第2の下側係止点8のジャーナル12をドラフトロッド20を固定構造21に連結する第1の関節継手22よりも上に配置することも可能である。そのような実施例は固定構造21に垂直方向上向きの力を発生させることができ、この力は作業中の切断機構31の軽量化に貢献することになる。
最後に、軽量化装置と組み合わせない状態で、草刈り機2またはその他の農業用機械に本発明の操作装置1、1Bを設けることも当然可能である。そのためには、操作ラム24の第1のチャンバ58、58Bは手段68を介して駆動車両5の液圧ユニット57とのみ連絡する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の切断機械の一部の側面図。
【図2】 図1の平面IIにおける断面を示す平面図で、カバーは描かれておらず、切断機械は駆動車両に連結されて作業位置にある。
【図3】 図2の切断機械を後方から見た図。
【図4】 図2の中間位置にある時の切断機械の後方図で、一部は断面で示してある。
【図5】 作業位置で切断機械に作用する各装置の第1の実施例のブロック図。
【図6】 中間位置における図5に相当するブロック図。
【図7】 運搬位置における図5に相当するブロック図。
【図8】 作業位置における各装置の第2の実施例のブロック図。
【図9】 作業位置における各装置の第3の実施例のブロック図。
【符号の簡単な説明】
3 牽引構造
4 係止装置
5 牽引車両
7、8 下側係止点
9 上側係止点
17 進行方向
18 操作要素
19 固定要素
20 ドラフトロッド
22、25、26、37、38 関節継手
24 操作ラム
31 切断機構
32 支持ビーム
45 エネルギーアキュムレータ
46、86、87、 ラム
57 液圧ユニット
58、59、89 チャンバ

Claims (27)

  1. 駆動車両( 5 )の係止装置( 4 )に係止された牽引構造( 3 )を備えた農業用機械であって
    (a)上記牽引構造( 3 )は上側係止点(9)と少なくとも1つの下側係止点(7)とを有し、これら上側係止点( 9 )および下側係止点( 7 )は駆動車両(5)の係止装置(4)の上記牽引構造(3)に連結され
    (b)農業機械が少なくとも部分的に地面(S)に支持される作業位置から農業機械が地面(S)よりも高いところで延びる別の位置へ、あるいはその逆の方向へ、農業機械を移動させる装置(1, 1B)をさらに有し
    (c)この装置(1, 1B)第2の下側係止点(8)を有し、この第2の下側係止点( 8 )は上記係止装置( 4 )に連結され
    (d)上記装置(1, 1B)、作業位置またはその他の位置において上記牽引構造(3)を上記第2の下側係止点(8)に対して移動させる操作ラム(24, 24B)を備えた操作要素(18)を介して引構造(3)に連結されている
    ことを特徴とする農業用機械。
  2. 上記操作要素 18 が牽引構造 3 に直接または間接的に連結され且つ第2の下側係止点 8 に直接または間接的に連結されている請求項1に記載の農業用機械
  3. 上記装置( 1, 1B )が、作業中に駆動車両 5 が農業機械を牽引または押すための固定要素 19 さらに有する請求項1または2に記載の農業用機械
  4. 上記固定要素 19 がドラフトロッド 20 であり、このドラフトロッド 20 は第1の関節継手 22 を介して牽引構造 3 に直接または間接的に連結されており、第1の関節継手 22 の長手方向軸線 22a は少なくともほぼ水平で且つ進行方向(17)を横断する請求項に記載の農業用機械
  5. 上記の第2の下側係止点 8 上記ドラフトロッド 20 に連結されている請求項4に記載の農業用機械
  6. 上記操作ラム( 24, 24B が第2の関節継手 25 を介して牽引構造 3 に連結され且つ第3の関節継手 26 を介してドラフトロッド 20 に連結されている請求項4または5に記載の農業用機械
  7. 上記装置( 1, 1B )の作業位置以外の位置から作業位置への配置が農業用機械の自重で行なわれる請求項1〜6のいずれか一項に記載のに記載の農業用機械
  8. 上記装置( 1, 1B )が固定構造 21 を含み、この固定構造 21 )は牽引構造 3 に固定され且つ上記の第1の関節継手 22 を介してドラフトロッド 20 を支持する請求項4〜7のいずれか一項に記載の農業用機械
  9. 牽引構造 3 から最も離れた第2の下側係止点 8 の位置ストッパによって制限される請求項1〜8のいずれか一項に記載の農業用機械
  10. 下記(b)〜(をさらに有する請求項1〜10のいずれか一項に記載の農業用機械
    (b)下記(i)〜(iii)の配置を取る直接または間接的に牽引構造 3 に連結された切断機構 31
    (i) 切断機構が地面上に支持される少なくとも1つの作業位置
    (ii) 少なくとも1つの運搬位置
    (iii) 切断機構が地面よりも高い位置で延びる少なくとも1つの中間位
    )切断機構 31 を運搬位置に配置するための第2の装置 34, 34A, 34B
    )作業位置において切断機構 31 を軽量化するための第3の装置 35, 35A, 35B
  11. 切断機構 31 を軽量化するための上記の第3の装置 35, 35A, 35B がエネルギーアキュムレータ 45, 45B で構成され、このエネルギーアキュムレータ 45, 45B )は牽引構造 3 に直接または間接的に連結され且つ切断機構 31 に直接または間接的に連結されている請求項1に記載の農業用機械
  12. 第4の関節継手 37 を介して切断機構 31 に連結され、第5および第6の関節継手 38 39 を介して牽引構造 3 に直接または間接的に連結された支持ビーム 32 さらに有する請求項10または11に記載の農業用機械
  13. 上記エネルギーアキュムレータ 45, 45B がラム 46, 46B とプレッシャーアキュムレータ 46 とを備え、上記ラム46, 46B は牽引構造 3 に直接または関節的に連結され、第7の関節継手 48 を介して上記支持ビーム 32 に連結されている請求項11または12に記載の農業用機械
  14. 切断機構 31 を作業位置から中間位置へ、あるいはその逆の方向へと移動させる上記装置 1, 1B )に、作業位置において切断機構 31 を軽量化する第3の装置 35, 35A, 35B )が組み合わされている請求項10〜13のいずれか一項に記載の農業用機械
  15. 切断機構 31 を作業位置から中間位置へ、あるいはその逆方向へ移動させる上記装置 1, 1B が、切断機構 31 を軽量化するための上記第3の装置 35, 35A, 35B 駆動する請求項1に記載の農業用機械
  16. 上記装置 1 )の操作ラム( 24 が上記第3の装置 35, 35A, 35B のエネルギーアキュムレータ 45 のラム 46 と連絡している請求項1に記載の農業用機械
  17. 上記装置 1 )の操作ラム 24 が2つのチャンバ 58,59 を備え、第1のチャンバ 58 が駆動車両の液圧ユニット 57 と連通し、第2のチャンバ 59 がエネルギーアキュムレータ 45 のラム 46 の単一チャンバ 61 と連通している請求項1に記載の農業用機械
  18. 駆動車両 5 の液圧ユニット 57 上記操作ラム 24 の第1のチャンバ 58 との間の連絡を可能にするための第1の弁 60, 85 )をさらに有する請求項1に記載の農業用機械
  19. 駆動車両 5 の液圧ユニット 57 )を上記操作ラム 24 の第2のチャンバ 59 、プレッシャーアキュムレータ 47 )および上記エネルギーアキュムレータ 45 のラム 46 の単一チャンバ 61 連絡させる第2の弁( 64,85 )をさらに有する請求項17または18に記載の農業用機械
  20. 上記操作ラム 24, 24B の第1のチャンバ 58 に向かう方向にのみ液体を通過させ且つ第1のチャンバ 58 と駆動車両 5 の液圧ユニット 57 との間の液体の流量を制限する手段 68 有する請求項17〜19のいずれか一項に記載の農業用機械
  21. 切断機構 31 を運搬位置に配置する上記第2の装置 34, 34A, 34B がもう1つのラム 53 を有し、このラム 53 が第6の関節継手 39 を中心に切断機構 31 を中間位置から運搬位置まで、あるいはその逆方向に回動させる請求項10〜20のいずれか一項に記載の農業用機械
  22. 上記第2の装置 34, 34A, 34B のもう一方のラム 53 が下記の(i)および(ii)で構成される請求項2に記載の農業用機械
    (i)駆動車両 5 の液圧ユニット 57 と連絡する第1のチャンバ 72
    (ii)第3の弁 75, 85 を介して駆動車両 5 の液圧ユニット 57 と連絡する第2のチャンバ 73
  23. 上記第3の弁 75 が、上記第3の弁 73 の1つの位置において上記のもう一方のラム 53 の第2のチャンバ 73 の方向にのみ液体を通過させ且つ該チャンバ 73 からの液体の流出を防止する第2の手段( 79 )を含むか、この手段( 79 )と組み合わされている請求項2に記載の農業用機械
  24. 切断機構 31 を軽量化するための第3の装置 35B )が追加のラム 86 を有し、この追加のラム( 86 )の一方は牽引構造 3 に直接または間接的に連結され、その他方は上記エネルギーアキュムレータ 45B )の別のラム 46B 連結されている10〜14のいずれか一項に記載の農業用機械
  25. 上記の追加のラム 86 およびエネルギーアキュムレータのラム 46B が共通のラムロッド 89 を有し、この追加ラム 86 の本体 88 が牽引構造 3 に直接または間接的に連結されている請求項2に記載の農業用機械
  26. 上記の追加のラム 86 がもう1つの単一チャンバ 89 )を有し、この単一チャンバ 89 が駆動車両 5 の液圧ユニット 57 および操作ラム( 24B )の第1のチャンバ 58 と連通している請求項24または25に記載の農業用機械
  27. 操作ラム( 24, 24B )の第1および第2のチャンバ 58 59 )と、エネルギーアキュムレータ 45 45B のラム 46 46B の単一チャンバ 61 と、上記第2の装置 34, 34A, 34B )のラム( 53 )の第1および第2のチャンバ 72 73 )と、追加のラム (86) が存在する場合にはそのチャンバ 86 とが単一の供給源を介して駆動車両(5)の液圧ユニット(57)と連通した油圧系を構成する請求項17、22または26に記載の農業用機械
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