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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機など画像処理装置に係わり、特に、画像情報を記憶しておく画像記憶手段を複数備え、複数の処理を並行して実行可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル複写機では、コピーする原稿画像データを記憶しておく半導体メモリや大容量ハードディスクを内蔵して、複数枚のコピーを実行する際に1回の原稿スキャンでコピーを可能にしたり、ページ順に出力する電子ソートを可能にしたりしている。また、スキャナから読み込んだ画像データや、文字コードを展開した(ビットマップ化した)画像データを大容量ハードディスクに保存しておき、後日、保存された画像データを出力したりすることもできる。
さらに、ハードディスク内の画像データをデジタル複写機に着脱可能な記憶媒体へ転送して、複写機内部のハードディスクの画像情報のバックアップや長期保管などを可能にしている。つまり、画像情報を着脱可能な記憶媒体から読み出したり、その記憶媒体に書き込んだりする外部画像記憶装置、および原稿から読み取った画像データや外部画像記憶装置から転送される画像データなどを蓄積しておく内部画像記憶装置を備えておくのである。なお、着脱可能な記憶媒体としては、書き込み可能なCD−Rや、書き込み書き換え可能なCD−RW、さらに大容量のDVD、データテープなど大容量記憶媒体が使用されている。
例えば、特開昭63-146555号公報に示された画像処理装置は前記のような画像処理装置の一つであり、着脱可能な記憶媒体に画像データの他にコピーに必要な情報や操作手順プログラムを記憶し、操作性の向上を図っている。
また、特開平1-256269号公報に示された画像処理装置では着脱可能な記憶媒体に画像データだけでなくその画像データを記憶した年月日情報を記憶しておき、その画像データを再び紙上に出力する際の画像データ取り出しの高速化を図っている。
このように、従来より着脱可能な記憶媒体を用いることができる画像処理装置が多数提供されているが、このような画像処理装置においては、着脱可能な記憶媒体と内部画像記憶装置との間で画像データなどのコピーや移動を実行する際、原稿画像のコピー処理やプリント出力処理を同時に実行すると、前記記憶媒体との画像データ転送のための内部画像記憶装置への読み書きと原稿画像のコピー処理のための内部画像記憶装置への読み書きとが重なってしまう。そのため、従来技術においては、そのような画像データ読み書きの衝突を防止するために複数の処理を時分割で行っている。時分割で処理することで当然各々の処理速度は遅くなり、利用者は処理終了まで長い時間待たされることになる。
【0003】
また、内部画像記憶装置と着脱可能な記憶媒体との間で画像情報を転送しているとき、画像読み取りや画像形成で内部画像記憶装置を使用する場合、使用される内部画像記憶装置および画像パス(画像データの転送路)においてぶつかり合わないように、それぞれの処理毎に独立した内部記憶装置や画像パスを用いる従来技術も提供されているが、このような従来技術では画像処理装置が大きくなるばかりでなくコスト面でも不利であるし、前記記憶媒体へ転送される画像情報は主として画像形成などのために内部画像記憶装置に記憶されたものであるから、前記のように内部画像記憶装置を処理毎に完全に独立にすることは非常に困難でもある。例えば内部画像記憶装置Aと内部画像記憶装置Bがあるとすると、内部画像記憶装置A内の画像情報を外部画像記憶装置へ転送しているときに、原稿画像のコピー処理において内部画像記憶装置Bを利用できる構成にしたとしても、前記コピー処理で内部画像記憶装置Bを利用している間に、以前に原稿画像のコピー処理で内部画像記憶装置Bに記憶した画像情報を着脱可能な記憶媒体に転送しようとすると、そのときの原稿画像のコピー処理で使用中の内部画像記憶装置Bを同時にアクセスすることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、従来技術においては、着脱可能な記憶媒体とハードディスク装置など内部画像記憶装置との間で行なわれる画像情報転送処理や原稿画像のコピー処理など複数の処理が重なると各々の処理速度は遅くなり、利用者は処理終了まで長い時間待たされるという問題があり、この問題は複数の内部画像記憶装置を備えた方法でも解決されていない。
本発明の目的は、このような従来技術の課題を解決し、内部画像記憶手段を複数備えることにより複数の処理が重なっても各々の処理速度が遅くならないようにして、処理終了までの利用者の待ち時間を処理の重ならない場合と同様な時間にすることができるようにした画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、画像情報を入力する画像情報入力手段と、前記画像情報入力手段により入力された画像情報を記憶する複数の画像記憶手段とを備え、前記画像記憶手段への画像情報記憶を伴う処理として、その処理の終了後に前記画像記憶手段から当該処理に関わる画像情報を破棄する第1の処理と、その処理の終了後も当該処理に関わる画像情報を前記画像記憶手段に保持する第2の処理とを実行可能な画像処理装置において、前記複数の画像記憶手段のうち特定の画像記憶手段の所定領域が前記第2の処理用として割り付けられているときに前記第1の処理の実行要求があった場合、前記特定の画像記憶手段以外の画像記憶手段に第1の処理用の領域を割り付ける第1の割付手段と、前記複数の画像記憶手段のそれぞれについて前記第1の処理によって使用されているか否かを検知する検知手段と、を備え、前記第1の割付手段は新たに第1の処理の実行要求があったとき、前記検知手段により使用中でないと検知された場合、画像記憶手段に当該第1の処理用の領域を割り付け、前記検知手段により、使用中でない画像記憶手段が前記特定の画像記憶手段のみであると検知された場合、前記第1の割付手段は前記特定の画像記憶手段に第1の処理用の領域を割り付けることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明では、前記画像記憶手段の所定領域を所定の処理用に割り付ける第2の割付手段と、前記複数の画像記憶手段のそれぞれについて前記所定の処理により使用されているか否かを判断する判断手段と、を更に設け、前記第2の割付手段は、新規の処理の実行要求があったとき、前記判断手段により全ての画像記憶手段が使用中であると判断された場合、優先度の高い処理により使用されている画像記憶手段以外の画像記憶手段に前記新規の処理用の領域を割り付けることを特徴とする。
【0006】
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記所定の処理として、その処理の実行終了後に前記画像記憶手段から当該処理に関わる画像情報を破棄する第1の処理と、その処理の実行終了後も当該処理に関わる画像情報を前記画像記憶手段に保持する第2の処理とを実行可能であり、前記判断手段は前記第1または第2の処理が実行中である場合に当該実行中の処理が割り付けられている画像記憶手段が使用中であると判断することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記複数の画像記憶手段のそれぞれに対応させて使用情報を付与する情報付与手段を設け、前記判断手段は前記使用情報に基づいて各画像記憶手段が使用されているか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記所定の処理として、その処理の実行終了後に前記画像記憶手段から当該処理に関わる画像情報を破棄する第1の処理と、その処理の実行終了後も当該処理に関わる画像情報を前記画像記憶手段に保持する第2の処理とを実行可能であり、前記情報付与手段は、前記第1または第2の処理の実行開始時に使用情報を付与し、実行終了時に使用情報を消去することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項7記載の発明において、前記情報付与手段は優先度の高い処理が実行中である場合に第2の使用情報を付与し、前記第2の割付手段は、前記判断手段により前記第2の使用情報が付与されていると判断された画像記憶手段以外の画像記憶手段に前記新規の処理用の領域を割り付けることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明では、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、前記第2の割付手段は、前記新規の処理の実行要求があったとき前記判断手段により全ての画像記憶手段に優先度の高い処理用の領域が割り付けられていると判断された場合は当該新規の処理用の領域割り付けを保留することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、前記第2の割付手段は、前記判断手段により前記優先度の高い処理用の領域のうち少なくとも一つが開放されたことが判断されたとき、前記保留していた新規の処理用の領域割付を行うことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明が実施される画像処理装置の概略図である。図示したような構成で、この実施の形態の画像処理装置では、自動原稿送り装置(ADF)1の上方にある原稿台2に画像面を上にして原稿束を置き、後述する操作部上のスタートキーを押下すると、給送ローラ3および給送ベルト4により、原稿束の最も下の原稿から順に、原稿がコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。なお、1枚の原稿の給送が完了したときに原稿枚数をカウントアップするカウント機能を有している。
コンタクトガラス6上の原稿の画像が読み取りユニット20によって読み取られ、読み取りが終了した原稿は給送ベルト4および排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ7により原稿台2に次の原稿があることが検知されると、前の原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。
また、第1トレイ8、第2トレイ9、および第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。そして、読み取りユニット20により読み込まれた画像データが書き込みユニット27からのレーザ光によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット31を通過することによってトナー像が形成される。さらに、搬送ベルト16により感光体15の回転と等速で搬送される転写紙に感光体15上のトナー像が転写され、その後、定着ユニット17により画像を定着させ、排紙ユニット18により後処理装置であるフィニッシャ40に排出される。
フィニッシャ40は、排出された転写紙を排紙搬送ローラ42の方向かまたはステープル処理部方向へ導くことができる。切り替え板41を上方向に切り替えることにより、排紙搬送ローラ42、43を経由して排紙トレイ44側に排紙したり、切り替え板41を下方向に切り替えることで、搬送ローラ45、46を経由して、ステープル台47に搬送したりするのである。
ステープル台47に積載された転写紙は、1枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー48によって、紙端が揃えられ、コピーが1部完了したときにステープラ49によって綴じられる。そして、ステープラ49により綴じられた転写紙群が自重によって、ステープル完了排紙トレイ50に収納される。
なお、通常の排紙トレイ44は転写紙の搬送方向と直交する方向に移動可能な排紙トレイである。このような排紙トレイ44が、原稿毎、あるいは自動的にソーティングされたコピー部数毎に前記直交する方向に移動し、排出されてくる転写紙を仕分ける。
【0008】
転写紙の両面に作像する場合は、各給紙トレイ8、9、10から給紙され、作像された転写紙をフィニッシャ40側に導かないで、経路切り替えのための分岐爪52を上側にセットすることで、一旦両面給紙ユニット51にストックする。その後、両面給紙ユニット51にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット51から再給紙され、その後は、下側にセットされた経路切り替えのための分岐爪52により、切り替え板41の方へ導かれる。
なお、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット31はメインモータによって駆動され、各給紙装置11、12、13はメインモータの駆動力が給紙クラッチにより伝達されて駆動される。また、縦搬送ユニット14はメインモータの駆動力が中間クラッチにより伝達されて駆動される。
また、読み取りユニット20は、原稿を載置するコンタクトガラス6と走査光学系で構成されており、走査光学系は、露光ランプ21、第1ミラー22、レンズ23、CCDイメージセンサ24などから構成されている。露光ランプ21、第1ミラー22、第2ミラー25および第3ミラー26は図示しないキャリッジ上に固定されている。この走査光学系は、図示しないスキャナ駆動モータにより駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ24によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
書き込みユニット27はレーザ出力ユニット28、結像レンズ29、ミラー30から構成され、レーザ出力ユニット28の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備わっている。
書き込みユニット27からはレーザ光が出力され、そのレーザ光は画像作像系の感光体15に照射される。図示しないが感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置には、主走査同期信号を発生するビームセンサが配置されている。
【0009】
図2に、操作部60の構成を示す。図示したように、操作部60には、液晶タッチパネル61、テンキー62、クリア/ストップキー63、プリントキー64、予熱キー65、リセットキー66、初期設定キー67、コピーキー68、コピーサーバーキー69があり、液晶タッチパネル61には、機能キー、部数、および画像処理装置の状態を示すメッセージなどが表示される。
このように構成された操作部60内の初期設定キー67を押すことで、画像処理装置の初期状態を任意にカスタマイズすることができる。また、画像処理装置内に収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のモードクリアキーを押したときに設定される状態を任意に設定したり、一定時間操作がないときに優先して選択されるアプリケーションなどを設定したり、国際エネルギースター計画に従った低電力状態への移行時間を設定したり、オートオフ/スリープモードへ移行する時間を設定したりすることもできる。
また、予熱キー65を押すと、画像処理装置は待機状態から低電力状態に移行し、定着温度を低下させたり、操作部60の表示を消灯させたりする。
また、コピーキー68を押すことでコピー処理の内容を設定し、スタートキー64を押すことで原稿画像のコピーを行うことができる。
コピーサーバーキー69は、内部画像記憶装置に蓄積されている画像データを外部画像記憶装置へ移動させたり、コピーしたりするコピーサーバー機能を実行させるときに使用する。なお、コピーサーバー動作の詳細は、後述する。
【0010】
図3に、操作部60の液晶タッチパネル61の表示例を示す。これはコピーサーバーキー69を押下したときに表示される表示例である。このような表示状態のときに利用者が液晶タッチパネル61に表示されたキーにタッチすると、そのキーの示す機能が選択され、そのキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば印刷条件を指定するような場合)は、所定のキーにタッチすることで、詳細機能の設定画面が表示される。液晶タッチパネル61は、ドット表示器を使用しているため、前記のように、そのときの状況に合った適切な表示をグラフィカルに行うことができるのである。
前記したように、図3に示す表示画面は、図2に示したコピーサーバーキー69を押下したときに液晶タッチパネル61に表示された表示例であり、表示領域には、既に内部画像記憶部に蓄積されている画像データを特定するための画像管理情報としてユーザID(ユーザ識別符号)、文書名、ページ数、蓄積時刻、印刷順、サイズ(データ量)が表示される。ユーザIDはこの画像処理装置に接続されたパーソナルコンピュータのプリンタドライバにおいて付けられるため、プリンタ機能によった画像蓄積の場合にのみ表示される。文書名は画像蓄積を行う毎に付けられる。ページ数は蓄積した原稿画像の枚数である。蓄積時刻は画像データが蓄積されたときの時刻であり、印刷順は蓄積されている複数の画像データを印刷するときに付けられる印刷の順番である。なお、表示されている画像管理情報は、不揮発メモリNV−RAMに保持されており、電源断時でもその画像管理情報は保持され続ける。また、図3に示したように、操作部表示画面には、外部画像記憶装置へ画像情報(画像データおよび画像管理情報)をコピーするためのキーである[文書を外部メディアへコピー]キーが表示されている。
図4に、メインコントローラ70などから成る制御装置のブロック図を示す。図示されているメインコントローラ70は画像処理装置全体を制御する。このメインコントローラ70には、利用者に示す表示や利用者からの機能設定入力を制御する操作部60、スキャナの制御、原稿画像データを画像メモリに書き込む制御、画像メモリに記憶された画像データを用いて作像制御などを行う画像処理ユニット(IPU)80、原稿自動送り装置(ADF)1などが接続されている。また、紙搬送などに必要なメインモータ32、各種クラッチ34、35、36、37も接続されている。
【0011】
図5はメインコントローラ70要部の構成ブロック図である。図示したように、このメインコントローラ70は、CPU71、そのCPU71の実行するプログラムを記憶しているROM72、各種データを記憶するRAM73などを備えている。プログラムは一部をROM72に記憶し、他はハードディスク装置からRAM73にロードするようにしてもよい。
図6は画像処理ユニット(IPU)80の構成ブロック図である。このような構成で、画像処理ユニット80は露光ランプ21から照射された光の反射光をCCDイメージセンサ24により光電変換し、A/Dコンバータ81によりデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像データは、シェーディング補正部82によりシェーディング補正された後、MTF・γ補正部83によりMTF補正、γ補正などを施される。そして、変倍処理部84を経由した画像データが変倍率に合わせて拡大または縮小され、セレクタ85に流れる。セレクタ85では、画像データの送り先を、書き込みγ補正ユニット89または画像メモリコントローラ86へ切り替える。書き込みγ補正ユニット89を経由した画像データは作像条件に合わせて書き込みγが補正され、書き込みユニット27に送られる。
画像メモリコントローラ86とセレクタ85との間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。また、画像メモリコントローラ86などへの設定や、読み取りユニット20および書き込みユニット27の制御を行うCPU88、およびそのプログラムやデータを格納するROM90、RAM91、NV−RAM92を備えている。CPU88は、画像メモリコントローラ86を介して、例えばDRAMなどで構成された画像メモリ87のデータの書き込み、読み出しが行える。
画像メモリコントローラ86へ送られた画像データは、画像メモリコントローラ86内にある画像圧縮装置によって圧縮され、画像メモリ87へ送られる。最大画像サイズ分の256階調のデータを圧縮せずにそのまま画像メモリ87に書き込むことも可能であるが、この実施の形態で画像データを圧縮する理由は、画像圧縮を行うことで限られた画像メモリを有効に利用できるからである。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、例えばソート機能を用いる際、この画像メモリ87を用いて原稿画像データをページ順に出力することができる。なお、この場合、画像メモリ87内の画像データを画像メモリコントローラ86内の伸長装置で順次伸長しながら出力する。
【0012】
また、画像メモリ87を利用して、複数枚の原稿画像データを、画像メモリ87の転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能となる。例えば4枚の原稿画像を、画像メモリ87の転写紙1枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことで、4枚の原稿が1枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は一般に「集約コピー」と呼ばれている。
画像メモリ87内の画像データはCPU88からアクセス可能な構成となっている。このため、画像メモリ87内の画像データの内容を加工することが可能であり、例えば画像データの間引き処理、画像の切り出し処理などを行える。加工の際は、画像メモリコントローラ86内のレジスタに制御データを書き込むことで画像データを処理する。また、加工された画像データは再度画像メモリ87に保持される。
画像メモリ87は、処理される画像データの大きさにより複数のエリアに分割して画像データの入出力を同時に実行可能な構成をとっている。分割された各エリアに対して画像データの入力および出力をそれぞれ並列に実行可能にするため、画像メモリコントローラ86とのインタフェースにはリード用とライト用の2組のアドレス・データ線が接続されている。これにより、エリア1に画像データを入力(ライト)する間にエリア2より画像データを出力(リード)するという動作が可能になる。
【0013】
また、画像メモリ87の画像データをCPU88が読み出し、I/Oポート93を経て、操作部60へ転送することが可能な構成となっている。なお、一般に操作部60の画面表示解像度は低いため、画像メモリ87の原画像データは画像間引きを施されて操作部60へ送られる。
画像メモリ87には大量の画像データが記憶されるので、記憶容量上の理由からハードディスク装置94を別に設けることもある。ハードディスク装置94を用いることにより、電源が切断されても永久的に画像データを保持できる特徴もある。但し、画像メモリ87が画像データの処理を行うために充分な記憶容量を有しており、且つ不揮発性であればハードディスク装置94に記憶させる必要はない。また、ハードディスク装置94へ直接書き込んだり、ハードディスク装置94から直接読み出すことができる。ハードディスク装置94に対する画像データの読み書きを画像入出力の際に要求されるデータ転送速度に同期して行うことが可能であれば、ハードディスク装置94に対する直接読み書きが可能であり、このような場合には、画像メモリ87、ハードディスク装置94の区別なく画像データの処理に用いることができるのである。それに対して、ハードディスク装置94に対する画像データの読み書きを前記データ転送速度に同期して行うことができなければ、画像メモリ87を介在させてハードディスク装置94の能力に合わせた転送速度で読み書きを行う。なお、ハードディスク装置94を備えた構成では、画像メモリ87とハードディスク装置94が画像記憶手段である内部画像記憶装置を構成し、ハードディスク装置94を備えない構成では画像メモリ87が内部画像記憶装置となる。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスク装置94を用いるのが一般的である。
【0014】
また、CD−R、CD−RW、より記憶容量の大きいDVDなど着脱可能な記憶媒体を有した外部画像記憶装置95を備えている。外部画像記憶装置95はSCSIコントローラ96によってバスを制御され、画像データの書き込み、読み出しを実行する。その書き込み、読み出しに際しては、作像やスキャナからの画像読み出しの処理速度との差を吸収するために、画像メモリ87に一旦記憶される。つまり、外部画像記憶装置95にスキャナからの画像データを書き込む場合、必ず画像メモリ87を経由して書き込むことになる。また、外部画像記憶装置95からの画像データを書き込みユニット27に送る際は、画像メモリ87に一旦記憶してから書き込みユニット27に送ることになる。
画像データを記憶する画像メモリ87、ハードディスク装置94、外部画像記憶装置95対しての画像データの読み書き、スキャナ(読み取りユニット20など)からの画像データ入力、書き込みユニット27に送る画像データの出力は全て画像メモリコントローラ86によって画像パスを決められる。画像パスの入出力の組み合わせの一例を図8に示す。CPU88が画像データの入力源、出力先を決めることで、CPU88に接続された画像メモリコントローラ86が画像データの流れを切り替えることができるのである。
【0015】
ここで、図7を用いて、セレクタ85における1ページ分の画像データの転送タイミングを説明する。
図7において、/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。/LSYNCは、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで画像データが有効となる。主走査方向の画像データが有効であることを示す信号が/LGATEである。これらの信号は画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。この実施の形態では、転写紙への書込密度400dpi、最大画素数は、主走査方向が4800画素、副走査方向が6800画素である。また、この実施の形態では、画像データは255に近いほど白画像になるとする。画像データを記憶する画像メモリ87、ハードディスク装置94、外部画像記憶装置95対しての画像データの読み書き、スキャナ(読み取りユニット20など)からの画像データ入力、書き込みユニット27に送る画像データの出力は全て画像メモリコントローラ86によって画像パスを決められる。画像パスの入出力の組み合わせの一例を図8に示す。CPU88が画像データの入力源、出力先を決めることで、CPU88に接続された画像メモリコントローラ86が画像データの流れを切り替えることができるのである。
【0016】
次に、この画像処理装置で行なわれる各アプリケーション(以下、ジョブと称す、つまり、ジョブとはアプリケーションプログラムに従って動作する一連の処理の全体である)の画像パスを説明する。
図9は、コピージョブ(原稿画像のコピー)の操作画面の一例を示したものである。コピージョブにおいては、図9に示したような画面を用いてコピー条件を設定し、例えば1部コピーであれば、まず、スキャナからの画像データがセレクタ85、書き込みユニット27を介してほぼ同タイミングで画像形成を行う。同時に、画像メモリコントローラ86を介して画像メモリ87にも書き込み、さらに、場合によってはハードディスク装置94にも書き込む。そして、画像形成が正常に行なわれれば、画像メモリ87やハードディスク装置94に書き込んだ画像データを破棄するが、例えばジャムなどが発生した場合には、ジャム解除後、画像メモリ87またはハードディスク装置94から前記画像データを読み出し、再び画像形成を行う。なお、破棄するとは、消去したり、重ね書きを許したりすることを言う。
また、複数部数のコピーであれば、1部目についてはスキャナからの画像データを書き込みユニット27へ渡して画像形成を行わせると共に、画像メモリ87またはハードディスク装置94に記憶させ、2部目以降は画像メモリ87またはハードディスク装置94から前記画像データを読み出し、画像形成を行う。そして、複数部数のコピーが終了すると、画像メモリ87やハードディスク装置94に書き込んだ画像データを破棄する。
また、スキャナから読みこんだ画像データをハードディスク装置94に蓄積する場合は、ハードディスク装置94に書き込み、破棄することなく保持する。
外部画像記憶装置95に装着された記憶媒体からの画像データをハードディスク装置94に蓄積する場合には、外部画像記憶装置95から画像メモリコントローラ86を介して画像メモリ87に画像データを記憶し、さらに、その画像データを画像メモリコントローラ86を介してハードディスク装置94に記憶する。また、ハードディスク装置94内に蓄積されている画像データを印刷する場合には、ハードディスク装置94から画像データを読み出し、その画像データを画像メモリコントローラ86を介して画像メモリ87に記憶し、さらに、その画像データを画像メモリコントローラ86、セレクタ85を介して画像形成を行う。
【0017】
図10はこの画像処理装置のシステム構成図である。図示したように、内部画像記憶装置に蓄積された画像データを処理する手段はハードウェアとソフトウエアから成るコピーサーバーアプリケーション処理部(図10には、省略してコピーサーバーアプリと記載)として存在し、同様にハードウエアとソフトウエアから成るコピーアプリケーション処理部(図10には、省略してコピーアプリと記載)、プリンタアプリケーション処理部(図10には、省略してプリンタアプリと記載)と同レベルの起動対象として起動させることができ、それぞれが独立した動作をするものとする。共有資源である操作部60(図2参照)とそれを制御する操作部コントローラ、周辺機(例えばADF1など)とそれを制御する周辺機コントローラ、画像形成装置(例えば、書き込みユニット27など)とそれを制御する画像形成装置コントローラ、画像読取装置(例えば読み取りユニット20など)とそれを制御する画像読取装置コントローラ、メモリユニットはシステムコントローラにより調停される。なお、これらの各コントローラはメインコントローラ70およびIPU80により実現される。
各アプリケーション処理部は、操作部コントローラが提供する仮想画面領域(実画面に対応したメモリ領域)にそれぞれの操作画面情報を書き込むことが可能である。操作部コントローラはシステムコントローラから指示された仮想画面領域の操作画面情報を実画面に展開・表示するのである。また、外部画像記憶装置95を外部に設ける場合、図5に示したSCSIコントローラ96の接続ポートに外部画像記憶装置95を接続し、その外部画像記憶装置95の制御を前記SCSIコントローラ96により行う。
このような画像処理装置において、本発明の各実施の形態では、図11に示すように複数の内部画像記憶装置(図示の例はM1、M2の2個の場合で示した)を備える。図示したように、内部画像記憶装置M1は画像メモリ87aとハードディスク装置94aから構成され、内部画像記憶装置M2は画像メモリ87bとハードディスク装置94bから構成される。また、画像メモリコントローラ86a内には、各内部画像記憶装置に対応して複数(図示の例では2個)のデータ入出力制御部101、102を備え、さらに、入力データセレクタ105、出力データセレクタ106を備える。そして、CCDイメージセンサ24や外部画像記憶装置95など複数の入力データ入力元のいずれかから入力データセレクタ105に画像データが入力されると、入力データセレクタ105はその画像データをデータ入出力制御部101またはデータ入出力制御部102に渡し、入出力制御部101、102はその画像データを対応する内部画像記憶装置内の画像メモリかハードディスク装置に書き込む。
また、データ入出力制御部101、102は対応する画像メモリまたはハードディスク装置から画像データを読み出し、その画像データを出力データセレクタ106に渡し、書き込みユニット27や外部画像記憶装置95など複数の出力先のいずれかへ出力する。
【0018】
そして、本発明の第1の実施の形態では、図12に示すように、画像情報記憶、つまり画像データなどの記憶を伴う複数の処理(ジョブ)を前記各内部画像記憶装置に割り付ける。なお、割り付けられる処理はその処理の終了後に内部画像記憶装置からその処理に関わる画像情報を破棄する第1の処理と、その処理の終了後もその処理に関わる画像情報を内部画像記憶装置に保持する第2の処理である。
また、この実施の形態では、複数の内部画像記憶装置のうち特定の内部画像記憶装置の所定領域が前記第2の処理用として割り付けられているときに前記第1の処理の実行要求があった場合、前記特定の内部画像記憶装置以外の内部画像記憶装置に第1の処理用の領域を割り付ける。なお、図12は内部画像記憶装置が3個の場合で示しているが、この図12において、図示のジョブ1用とジョブ2用が前記第1の処理用であり、図示のジョブ3用が前記第2の処理用である。また、第1の処理とは例えば原稿画像をコピーするコピージョブであり、第2の処理とは、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶されている画像データをハードディスク装置に蓄積するジョブや、原稿画像を読み取ってハードディスク装置に蓄積するジョブなどである。コピージョブでは例えば多部数コピーなどのために原稿から読み取った画像データを内部画像記憶装置内に記憶するが、コピー終了後は記憶した画像データを破棄するので第1の処理なのであり、着脱可能な記憶媒体からハードディスク装置に蓄積するのは例えば他の画像処理装置や情報処理装置で作成された画像データをそのときから後、しばしば用いるためなどに蓄積・保持されるので第2の処理なのである。また、この実施の形態では、請求項記載の画像記憶手段は内部画像記憶装置により実現され、前記第1の処理によって使用されているか否かを検知する検知手段、および割付手段はメインコントローラ70により実現される。
【0019】
図13に、この実施の形態の動作フローを示す。以下、図13などに従って、この実施の形態の動作を説明する。なお、ここでは、第1の処理がコピージョブである場合を例に説明する。
まず、操作部60により例えばコピー実行要求が指示され、メインコントローラ70がそれを認識する(S1)。そうすると、メインコントローラ70は予めハードディスク装置からRAM73にロードしておいた(読み出しておいた)内部画像記憶装置割付テーブル(以下、割付テーブルと略す)を参照する(S2)。なお、割付テーブルには、図14に示すように、各内部画像記憶装置を示す符号に対応付けて前記第2の処理用の領域が割り付けられているか否かが記憶されている。メインコントローラ70が所定の領域を第2の処理用に割り付けた内部画像記憶装置を示す符号に対応付けて例えば「1」と書き込んでおくのである。この第2の処理用の領域の割付は工場出荷時などに予め固定することにより行なってもよいし、使用状況によって動的に行ってもよい。また、割付テーブル中の「使用中フラグ」は初期値(例えば電源投入時の値)が「0」で、前記第1の処理により一つの内部画像記憶装置が使用されている間はその内部画像記憶装置を示す符号に対応つけられた値は「使用中」を示す「1」である。
メインコントローラ70は割付テーブルを参照して、第2の処理用に領域が割り付けられていない内部画像記憶装置の中に「使用中」でない内部画像記憶装置があるか否かを判定する(S3)。そして、「使用中」でない内部画像記憶装置があると判定されたならば、つまり、図14に示した割付テーブルで「処理2割付有無」フィールドが「0」で、「使用中フラグ」フィールドが「0」の内部画像記憶装置があったならば(S3でYes)、メインコントローラ70はその内部画像記憶装置に実行要求のあったコピー処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号(図14の例ではM3)を取得すると共に、その内部画像記憶装置に対応付けられた「使用中フラグ」を「1」にする(S4)。
続いて、メインコントローラ70は取得した内部画像記憶装置を示す符号を伴ったコピー処理要求をIPU80に出す。そうすると、IPU80内のCPU88は画像メモリコントローラ86aに指示してコピー処理の場合の画像パスを選択させ、CCDイメージセンサ24により入力された画像データをセレクタ85を介して書き込みユニット27へ出力すると共に、画像メモリコントローラ86aを介して指定された内部画像記憶装置にも画像データを書き込む(S6)。
こうして、コピー処理が行なわれ、やがて、そのコピー処理が終了し、指定された内部画像記憶装置への書き込みが終了すると、CPU88は終了した旨をメインコントローラ70に通知する。そうすると、メインコントローラ70は直ちに割付テーブル中の対応する使用中フラグを「0」にする(S7)。
【0020】
それに対して、ステップS3において、第2の処理用に領域が割り付けられていない内部画像記憶装置の中に使用中でない内部画像記憶装置がないと判定されたならば(S3でNo)、メインコントローラ70は第2の処理用に領域が割り付けられている内部画像記憶装置にそのとき実行要求のあったコピー処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号を取得すると共に、その内部画像記憶装置に対応付けられた「使用中フラグ」を「1」にする(S5)。
そして、前記のようにしてコピー処理を行わせ(S6)、コピー処理による内部画像記憶装置への書き込みが終了したとき、ステップS5で「1」にした使用中フラグを「0」にする(S7)。
なお、ステップS3において、第2の処理用に領域が割り付けられている内部画像記憶装置もすべて使用中であった場合には例えば第2の処理用に領域が割り付けられている内部画像記憶装置において二つのジョブを並列処理で実行する。こうして、この実施の形態によれば、コピー処理など第1の処理のために用いる内部画像記憶装置と、画像データを蓄積したり蓄積されている画像データを読み出したりする第2の処理のために用いる内部画像記憶装置とが異なる場合が多くなるので、コピー処理など画像データを蓄積しない第1の処理の処理速度が内部画像記憶装置の競合のために遅くなるということが少なくなる。
なお、第2の処理用の領域が割り付けられている内部画像記憶装置をどのような場合にも第1の処理用に用いないようにする構成も可能である。このようにした構成では、第2の処理用に領域が割り付けられている内部画像記憶装置しか使用中でない内部画像記憶装置がない場合でも、その画像記憶装置を第1の処理用に用いることはできないので、そのような場合は同一の内部画像記憶装置で複数の第1の処理を並列処理させるか、後から発生した第1の処理の開始を遅らせることになるが、状況により、第1の処理と第2の処理が競合しないことによる効果を得る構成として有効である。
【0021】
本発明の第2の実施の形態では、図15に示すように、複数の内部画像記憶装置の所定領域を所定の処理用に割り付ける。そして、その複数の内部画像記憶装置のそれぞれについてその所定の処理により使用されているか否かを判断する判断手段を設け、新規の処理の実行要求があったとき、その判断手段により全ての内部画像記憶装置が使用中であると判断された場合、優先度の高い処理により使用されている内部画像記憶装置以外の内部画像記憶装置に新規の処理用の領域を割り付ける。また、所定の処理として、前記第1の処理と第2の処理とを実行可能であり、前記判断手段は第1または第2の処理が実行中である場合にその実行中の処理が割り付けられている内部画像記憶装置が使用中であると判断する。
図15に示したように、前記第1の処理も第2の処理もすべての内部画像記憶装置に割り付けることが可能である。なお、この実施の形態では、前記判断手段をメインコントローラ70により実現する。また、このメインコントローラ70は各内部画像記憶装置に対応付けてその内部画像記憶装置が使用中か否かを示す使用中情報を付与する情報付与手段としても動作する。
【0022】
図16に、この実施の形態の動作フローを示す。以下、図16に従って、この実施の形態の動作を説明する。
まず、操作部60によりいずれかのジョブ(処理)の実行要求が指示され、メインコントローラ70がそれを認識する(S11)。そうすると、メインコントローラ70は予めハードディスク装置からRAM73にロードしておいた割付テーブルを参照する(S12)。なお、割付テーブルには、図17に示すように、各内部画像記憶装置を示す符号に対応付けてその内部画像記憶装置が「使用中」であれば「使用情報」フィールドの2桁の数値の右の桁に「1」と書き込まれており(使用中でなければ「00」と書かれている)、また、「使用中」を示す情報の書き込まれた内部画像記憶装置の「優先度」フィールドの2桁の数字の右の桁には使用中の処理の優先度が書き込まれている。優先度の高い処理には例えば「1」と書き込まれ、そうでない処理には「0」と書き込まれているのである。なお、優先度の高い処理とされるのは処理終了まで利用者が待機せねばならないような処理であり、例えばコピー処理などがこれに該当する。優先度を高くして待機時間を短くするわけである。それに対して、蓄積されている画像データ中の古い画像データを着脱可能な記憶媒体に移すような処理は利用者がその場にいなくてもよいので優先度の低い処理とされる。
また、2桁の使用情報および優先度情報の左側の桁の値はIPU80に渡すジョブ番号である。メインコントローラ70は一つの内部画像記憶装置に例えば優先度の低い処理を割り付けてIPU80に出した処理要求が終了しないうちに同じ内部画像記憶装置に優先度の高い処理を割り付けて処理要求を出した場合などには、IPU80から一つの終了通知があったときどちらの処理が終わったのか区別できなくなるのを避けるためにジョブ番号を渡し、ジョブ番号を伴った終了通知を受け取るようにするのである。
【0023】
メインコントローラ70はこのような割付テーブルを参照して、すべての内部画像記憶装置が「使用中」か否かを判定する(S13)。そして、すべての内部画像記憶装置が「使用中」であると判定されたならば、つまり、図17に示した割付テーブルにおいて、すべての内部画像記憶装置の「使用情報」フィールドの値の右の桁が「1」であったならば(S13でYes)、メインコントローラ70は割付テーブルの「優先度」フィールドを参照して優先度が高くない(図17の例では優先度フィールドの数値の右の桁が0の)内部画像記憶装置に実行要求のあった処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号(図17の例では例えばM2)を取得すると共に、その内部画像記憶装置に対応付けられた「使用情報」として、右側の桁が「1」で左側がジョブ番号である2桁の数値を追加する(図18参照)(S14)。
続いて、メインコントローラ70は取得した内部画像記憶装置を示す符号とジョブ番号を伴った処理要求をIPU80に出す。そうすると、IPU80内のCPU88は画像メモリコントローラ86に指示して指定の処理の場合の画像パスを選択させ、指定された内部画像記憶装置へのアクセスを伴う処理を実行する(S16)。
こうして、要求された処理が実行され、やがて、その処理が終了すると、CPU88は終了した旨をメインコントローラ70にジョブ番号を伴った終了通知を出す。そうすると、メインコントローラ70は直ちに割付テーブル中の対応するジョブ番号の使用中情報フラグを「00」にするか、またはクリアする(S17)。同一の内部画像記憶処理装置に複数の処理が割り付けられていてまだ終了していない処理があるならば単にクリアのみ行うのである。また、対応するジョブ番号の優先度情報をクリアする。
それに対して、ステップS13において、「使用中」でない内部画像記憶装置があると判定されたならば(S3でNo)、メインコントローラ70は「使用中」でない内部画像記憶装置にそのとき実行要求のあった処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号を取得すると共にジョブ番号を付与し、割付テーブル中のその内部画像記憶装置に対応付けられた使用情報と優先度とを前記のように設定する(S15)。
そして、前記のようにして要求のあった処理を行わせ(S16)、その処理が終了したとき、割付テーブル中の対応するジョブ番号の使用情報を「00」にするか、またはクリアする(S17)。つまり、例えばASCIIコード「00」を設定するか、すべてのビットを0にするのである。また、対応するジョブ番号の優先度情報をクリアする。
【0024】
図19に、コピージョブを優先度の高いジョブ、原稿画像蓄積ジョブを優先度の高くないジョブとして、それらのジョブにより二つある内部画像記憶装置の両方が使用中のときに画像転送(内部画像記憶装置と外部画像記憶装置との間の画像転送)ジョブの実行要求が発生した場合のタイミングチャート、図20に、コピージョブを優先度の高くないジョブ、原稿画像蓄積ジョブを優先度の高いジョブとして、それらのジョブにより二つある内部画像記憶装置の両方が使用中のときに前記画像転送ジョブの実行要求が発生した場合のタイミングチャートを示す。図19の場合では、原稿画像蓄積ジョブに割り付けられた内部画像記憶装置M2に画像転送ジョブが割り付けられ、図20の場合では、コピージョブに割り付けられた内部画像記憶装置M1に画像転送ジョブが割り付けられて、その結果、コピージョブについては、図19の場合の方が早く終了し、原稿画像蓄積ジョブについては図20の方が早く終了することがわかる。つまり、図19の場合には、画像転送ジョブがスタートすると内部画像記憶装置M2が例えばその画像転送ジョブの1ページ目の転送に使用されるので3ページ目の原稿画像蓄積ジョブの開始が遅れ、図20の場合には、画像転送ジョブがスタートすると内部画像記憶装置M1が例えばその画像転送ジョブの1ページ目の転送に使用されるのでコピー処理における▲7▼と示した書き込み処理の開始が遅れるのである。なお、図19および図20において、コピージョブの横軸の上側は読み取り処理、下側は書き込み処理を表しており、丸内の数字はページ単位で示した処理の一連番号である。つまり、コピージョブは3ページからなる原稿の4部コピー、原稿画像蓄積ジョブは5ページからなる原稿画像の蓄積、画像転送ジョブは2ページ分の転送である。
このように、この実施の形態によれば、新規の処理実行要求があったときすべての内部画像記憶装置が使用中であれば、優先度が高くない処理を実行中の内部画像記憶装置に実行要求のあった処理を割り付けるので、既に実行中の優先度の高い処理の処理速度が遅くならないで済む。
また、前記所定の処理を前記第1の処理と第2の処理とする構成では、例えば第1の処理を優先度の高い処理にすれば、既に実行中の第1の処理の処理速度が遅くならないで済む。また、この場合は、第1または第2の処理の実行開始時にメインコントローラ70が前記使用情報を付与し、実行終了時に前記のようにその使用情報を消去する(「使用中」でない値にする)。なお、請求項8記載の第2の使用情報とは例えば前記優先度情報である。
【0025】
図21は、本発明の第3の実施の形態を示す動作フローである。以下、図21などに従って、この実施の形態の動作を説明する。
まず、操作部60によりいずれかのジョブ(処理)の実行要求が指示され、メインコントローラ70がそれを認識する(S21)。そうすると、メインコントローラ70は予めハードディスク装置からRAM73にロードしておいた割付テーブルを参照する(S22)。なお、割付テーブルには、図17に示すように、各内部画像記憶装置を示す符号に対応付けてその内部画像記憶装置が「使用中」であれば2桁の数値の使用情報の右の桁に「1」と書き込まれており(「使用中」でなければ「00」と書かれている)、また、そのように書き込まれた内部画像記憶装置の「優先度」フィールドの2桁の数字の右の桁には「使用中」の処理の優先度が書き込まれている。優先度の高い処理には例えば「1」と書き込まれ、そうでない処理には「0」と書き込まれているのである。なお、2桁の使用情報および優先度情報の左側の桁の値はIPU80に渡すジョブ番号である。
メインコントローラ70はこのような割付テーブルを参照して、すべての内部画像記憶装置が使用中か否かを判定する(S23)。そして、すべての内部画像記憶装置が使用中であると判定されたならば、つまり、図17に示した割付テーブルにおいて、すべての内部画像記憶装置の「使用情報」フィールドの値の右の桁が「1」であったならば(S23でYes)、割付テーブルの優先度情報を参照して、「使用中」であるすべての内部画像記憶装置に優先度の高い処理が割り付けられているか否かを判定する(S24)。
その結果、すべての内部画像記憶装置に優先度の高い処理が割り付けられていると判定されたならば(S24でYes)、メインコントローラは実行要求のあった処理を内部画像記憶装置に割り付けるのを保留し、少なくとも一つの内部画像記憶装置が「使用中」でなくなるのを待つ(S25→S25)。そして、少なくとも一つの内部画像記憶装置が「使用中」でなくなると(S25でYes)、「使用中」でなくなった内部画像記憶装置に実行要求のあった処理を割り付けることにし、その内部画像記憶装置を示す符号を取得すると共に、その内部画像記憶装置に対応付けられた「使用情報」として、右側の桁が「1」で左側がジョブ番号である2桁の数値を書き込む(S26)。
続いて、メインコントローラ70は取得した内部画像記憶装置を示す符号とジョブ番号を伴った処理要求をIPU80に出す。そうすると、IPU80内のCPU88は画像メモリコントローラ86に指示して指定の処理の場合の画像パスを選択させ、指定された内部画像記憶装置へのアクセスを伴う処理を実行する(S27)。
こうして、要求された処理が実行され、やがて、その処理が終了すると、CPU88はメインコントローラ70にジョブ番号を伴った終了通知を出す。そうすると、メインコントローラ70は直ちに割付テーブル中の対応するジョブ番号の使用情報を「00」にするか、またはクリアする(S28)。同一の内部画像記憶処理装置に複数の処理が割り付けられていてまだ終了していない処理があるならば単にクリアのみ行うのである。また、対応するジョブ番号の優先度情報をクリアする。
【0026】
それに対して、ステップS24において、一部の内部画像記憶装置にのみ優先度の高い処理が割り付けられていると判定されたならば(S24でNo)、メインコントローラ70は割付テーブルの「優先度」フィールドを参照して優先度が高くない(図17の例では優先度フィールドの数値の右の桁が0の)内部画像記憶装置に実行要求のあった処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号を取得すると共に、その内部画像記憶装置に対応付けられた「使用情報」として、右側の桁が「1」で左側がジョブ番号である2桁の数値を書き込む(S29)。そして、前記のようにステップS27、S28を実行する。
また、ステップS23において、「使用中」でない内部画像記憶装置があると判定されたならば(S23でNo)、メインコントローラ70は「使用中」でない内部画像記憶装置にそのとき実行要求のあった処理を割り付け、その内部画像記憶装置を示す符号を取得すると共にジョブ番号を付与し、割付テーブル中のその内部画像記憶装置に対応付けられた使用情報と優先度情報とを前記のように設定する(S30)。
そして、前記のようにして要求のあった処理を行わせ(S27)、その処理が終了したとき、割付テーブル中の対応するジョブ番号の使用情報を「00」にするか、またはクリアする(S28)。また、対応するジョブ番号の優先度情報をクリアする。
こうして、この実施の形態によれば、新規の処理実行要求のあったとき、すべての内部画像記憶装置が優先度の高い処理で「使用中」であれば、少なくとも一つの内部画像記憶装置が「使用中」でなくなるまで待ってから実行要求のあった処理を「使用中」でなくなった内部画像記憶装置に割り付けるので、既に実行されている優先度の高い処理の処理速度が例えば優先度の低い新規の処理の実行によって遅くなるということがなくなる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、請求項1記載の発明では、複数の画像記憶手段のうち特定の画像記憶手段の所定領域が、処理の実行終了後もその処理に関わる画像情報をその画像記憶手段に保持される第2の処理用として割り付けられているときに、処理の実行終了後に画像記憶手段からその処理に関わる画像情報が破棄される第1の処理の実行要求があった場合、前記特定の画像記憶手段以外の画像記憶手段に第1の処理用の領域が割り付けられるので、第1の処理と第2の処理が重なっても、各々の処理の処理速度が遅くなり利用者が処理終了まで長い時間待たされるということがなくなる。また、新たに第1の処理の実行要求があったとき、第1の処理によって使用中でないと検知された画像記憶手段に実行要求のあった第1の処理用の領域が割り付けられるので、複数の第1の処理が重なっても、各々の処理の処理速度が遅くなり利用者が処理終了まで長い時間待たされるということがなくなる。更に、使用中でない画像記憶手段が前記特定の画像記憶手段のみであると検知された場合、その特定の画像記憶手段に第1の処理用の領域が割り付けられるので、第1の処理が実行できないということがなくなる。
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、新規の処理の実行要求があったとき、全ての画像記憶手段が所定の処理により使用中であると判断された場合、優先度の高い処理により使用されている画像記憶手段以外の画像記憶手段に新規の処理用の領域が割り付けられるので、実行されている優先度の高い処理の処理速度が遅くなり利用者が処理終了まで長い時間待たされるということがなくなる。
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明において、前記所定の処理として、前記第1の処理と第2の処理とが実行可能であり、前記第1または第2の処理が実行中である場合にその実行中の処理が割り付けられている画像記憶手段が使用中であると判断されるので、実行されている前記第1の処理または第2の処理のうち優先度の高い処理については、処理速度が遅くなり利用者が処理終了まで長い時間待たされるということがなくなる。
【0028】
また、請求項4記載の発明では、請求項2記載の発明において、複数の画像記憶手段のそれぞれに対応させて使用情報が付与され、その使用情報に基づいて各画像記憶手段が使用されているか否かが判断されるので、使用されているか否かの判断を容易に行うことができる。
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載の発明において、前記所定の処理として、前記第1の処理と第2の処理とが実行可能であり、前記第1または第2の処理の実行開始時に使用情報が付与され、実行終了時に使用情報が消去されるので、所定の処理が前記第1または第2の処理である場合に使用されているか否かの判断を容易に行うことができる。
また、請求項6記載の発明では、請求項4または請求項5記載の発明において、優先度の高い処理が実行中である場合に第2の使用情報が付与され、前記第2の使用情報が付与されていると判断された画像記憶手段以外の画像記憶手段に前記新規の処理用の領域が割り付けられるので、実行中の処理の優先度を容易に判断することができ、したがって、容易に領域を割り付けることができる。
また、請求項7記載の発明では、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の発明において、新規の処理の実行要求があったとき、全ての画像記憶手段に優先度の高い処理用の領域が割り付けられていると判断された場合は、その新規の処理用の領域割り付けが保留されるので、実行中の優先度の高い処理の処理速度が遅くならないで済む。
また、請求項8記載の発明では、請求項7記載の発明において、優先度の高い処理用の領域のうち少なくとも一つが開放されたことが判断されたとき、保留していた新規の処理用の領域割付が行われるので、新規の処理を実行できないということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される画像処理装置の概略図である。
【図2】本発明が実施される画像処理装置要部の構成図である。
【図3】本発明が実施される画像処理装置の画面図である。
【図4】本発明が実施される画像処理装置要部のブロック図である。
【図5】本発明が実施される画像処理装置要部の他のブロック図である。
【図6】本発明が実施される画像処理装置要部の他のブロック図である。
【図7】本発明が実施される画像処理装置要部のタイミングチャートである。
【図8】本発明が実施される画像処理装置要部の説明図である。
【図9】本発明が実施される画像処理装置の他の画面図である。
【図10】本発明が実施される画像処理装置のブロック図である。
【図11】本発明の各実施の形態の画像処理装置要部のブロック図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態を示す画像処理装置要部の説明図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態を示す画像処理装置の動作フロー図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態を示す画像処理装置要部のデータ構成図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置要部の説明図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置の動作フロー図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置要部のデータ構成図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置要部の他のデータ構成図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置のタイミングチャートである。
【図20】本発明の第2の実施の形態を示す画像処理装置の他のタイミングチャートである。
【図21】本発明の第3の実施の形態を示す画像処理装置の動作フロー図である。
【符号の説明】
27:書き込みユニット
60:操作部
61:液晶タッチパネル
62:テンキー
68:コピーキー
69:コピーサーバーキー
70:メインコントローラ
71:CPU
73:RAM
80:画像処理ユニット
85:セレクタ
86:画像メモリコントローラ
87:画像メモリ
88:CPU
91:RAM
94:ハードディスク装置
95:外部画像記憶装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image processing apparatus such as a digital copying machine, and more particularly to an image processing apparatus including a plurality of image storage means for storing image information and capable of executing a plurality of processes in parallel.
[0002]
[Prior art]
In recent years, digital copiers have built-in semiconductor memory and large-capacity hard disks for storing original image data to be copied, making it possible to make a single original scan when copying multiple pages, The electronic sort which outputs in order is enabled. It is also possible to store image data read from a scanner or image data in which character codes are expanded (bitmap) on a large-capacity hard disk, and output the stored image data at a later date.
Further, the image data in the hard disk is transferred to a storage medium that can be attached to and detached from the digital copying machine, so that the image information on the hard disk in the copying machine can be backed up or stored for a long time. That is, an external image storage device that reads and writes image information from / to a removable storage medium, and image data read from a document or image data transferred from the external image storage device are stored. An internal image storage device is provided. As the removable storage medium, a large-capacity storage medium such as a writable CD-R, a writable / rewritable CD-RW, a large-capacity DVD, or a data tape is used.
For example, the image processing apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 63-146555 is one of the above-described image processing apparatuses, and information and operation procedures necessary for copying in addition to image data on a removable storage medium. The program is stored to improve operability.
In addition, in the image processing apparatus disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 1-256269, not only image data but also date information storing the image data is stored in a removable storage medium, and the image data is again stored on paper. The image data is extracted at high speed when output to the network.
As described above, many image processing apparatuses that can use a removable storage medium have been conventionally provided. In such an image processing apparatus, a removable storage medium and an internal image storage apparatus are used. When copying or moving image data or the like, if the document image copy process or print output process is performed simultaneously, reading and writing to the internal image storage device and document image copy process for image data transfer with the storage medium Reading and writing to the internal image storage device overlap. Therefore, in the prior art, a plurality of processes are performed in a time-sharing manner in order to prevent such image data read / write collision. Naturally, the processing speed is reduced by processing in time division, and the user waits for a long time until the processing is completed.
[0003]
Further, when image information is transferred between the internal image storage device and the removable storage medium, the internal image storage device and the image path used when the internal image storage device is used for image reading or image formation. In order to avoid collision in the (image data transfer path), there is also provided a conventional technique using an independent internal storage device or an image path for each processing, but such a conventional technique makes the image processing apparatus large. In addition to being disadvantageous in terms of cost, the image information transferred to the storage medium is stored in the internal image storage device mainly for image formation and the like. It is very difficult to make each process completely independent. For example, if there is an internal image storage device A and an internal image storage device B, the internal image storage device B is used in the copy processing of the original image when image information in the internal image storage device A is transferred to the external image storage device. Even if the configuration is such that the image information previously stored in the internal image storage device B in the copy process of the original image can be detached while the internal image storage device B is used in the copy process When an attempt is made to transfer to the internal image storage device B, the internal image storage device B being used in the copy processing of the original image at that time is simultaneously accessed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the prior art, when a plurality of processes such as image information transfer processing and document image copy processing performed between a removable storage medium and an internal image storage device such as a hard disk device are overlapped, each processing speed is increased. There is a problem that the user waits for a long time until the end of the process, and this problem is not solved even by a method including a plurality of internal image storage devices.
The object of the present invention is to solve such problems of the prior art, and by providing a plurality of internal image storage means so that the processing speed does not slow down even when a plurality of processes are overlapped, and the user until the end of the process It is an object of the present invention to provide an image processing apparatus in which the waiting time can be set to the same time as when processing does not overlap.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
[0006]
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic diagram of an image processing apparatus in which the present invention is implemented. In the image processing apparatus of this embodiment having the configuration as shown in the figure, a document bundle is placed on the document table 2 above the automatic document feeder (ADF) 1 with the image surface facing up, and an operation unit described later is provided. When the start key is pressed, the document is fed to a predetermined position on the
The original image on the
The transfer sheets stacked on the
The
The transfer paper loaded on the staple table 47 is aligned by the
Note that the normal
[0008]
When forming images on both sides of the transfer paper, the transfer paper fed from each of the
The
The
The
Laser light is output from the
[0009]
FIG. 2 shows the configuration of the
By pressing the
When the preheating
Further, the content of the copy process can be set by pressing the copy key 68, and the original image can be copied by pressing the
The
[0010]
FIG. 3 shows a display example of the liquid
As described above, the display screen shown in FIG. 3 is a display example displayed on the liquid
FIG. 4 shows a block diagram of a control device including the
[0011]
FIG. 5 is a block diagram of the main part of the
FIG. 6 is a block diagram showing the configuration of the image processing unit (IPU) 80. With such a configuration, the image processing unit 80 photoelectrically converts the reflected light of the light emitted from the
Between the
The image data sent to the
[0012]
Further, by using the
The image data in the
The
[0013]
Further, the
Since a large amount of image data is stored in the
[0014]
Further, an external image storage device 95 having a removable storage medium such as a CD-R, a CD-RW, or a DVD having a larger storage capacity is provided. The external image storage device 95 is controlled by a
Reading and writing image data to and from the
[0015]
Here, the transfer timing of image data for one page in the
In FIG. 7, / FGATE represents an effective period in the sub-scanning direction of one page of image data. / LSYNC is a main scanning synchronization signal for each line, and image data becomes valid at a predetermined clock after this signal rises. A signal indicating that the image data in the main scanning direction is valid is / LGATE. These signals are synchronized with the pixel clock VCLK, and data of 8 bits (256 gradations) per pixel is sent for one cycle of VCLK. In this embodiment, the writing density on the transfer paper is 400 dpi, and the maximum number of pixels is 4800 pixels in the main scanning direction and 6800 pixels in the sub-scanning direction. In this embodiment, it is assumed that the closer the image data is to 255, the more white the image is. Reading and writing image data to and from the
[0016]
Next, an image path of each application (hereinafter referred to as a job, that is, a job is a whole series of processes that operate according to an application program) performed in the image processing apparatus will be described.
FIG. 9 shows an example of a copy job (original image copy) operation screen. In the copy job, the copy condition is set using the screen as shown in FIG. 9. For example, when one copy is made, first, the image data from the scanner is sent at almost the same timing via the
If the copy is a plurality of copies, the image data from the scanner is transferred to the
Further, when the image data read from the scanner is stored in the
When image data from a storage medium attached to the external image storage device 95 is stored in the
[0017]
FIG. 10 is a system configuration diagram of the image processing apparatus. As shown in the figure, the means for processing the image data stored in the internal image storage device exists as a copy server application processing unit (abbreviated as “copy server application” in FIG. 10) composed of hardware and software. Similarly, the same level as the copy application processing unit (abbreviated as a copy application in FIG. 10) and the printer application processing unit (abbreviated as a printer application in FIG. 10) comprising hardware and software. It can be activated as an activation target of each, and each operates independently. An operation unit 60 (see FIG. 2) that is a shared resource, an operation unit controller that controls it, a peripheral device (for example, ADF1), a peripheral device controller that controls the peripheral device, an image forming apparatus (for example, writing unit 27), and the like The image forming apparatus controller that controls the image, the image reading apparatus (for example, the reading unit 20), the image reading apparatus controller that controls the image forming apparatus, and the memory unit are arbitrated by the system controller. Each of these controllers is realized by the
Each application processing unit can write each operation screen information in a virtual screen region (memory region corresponding to a real screen) provided by the operation unit controller. The operation unit controller expands and displays the operation screen information in the virtual screen area designated by the system controller on the real screen. When the external image storage device 95 is provided externally, the external image storage device 95 is connected to the connection port of the
In such an image processing apparatus, each embodiment of the present invention includes a plurality of internal image storage devices (the example shown in the figure is shown with two cases of M1 and M2) as shown in FIG. As shown in the figure, the internal image storage device M1 includes an
The data input /
[0018]
In the first embodiment of the present invention, as shown in FIG. 12, a plurality of processes (jobs) involving storage of image information, that is, storage of image data or the like are assigned to each internal image storage device. The assigned process is a first process for discarding image information related to the process from the internal image storage device after the process ends, and the image information related to the process is held in the internal image storage device even after the process ends. This is the second process.
In this embodiment, when a predetermined area of a specific internal image storage device among the plurality of internal image storage devices is allocated for the second processing, there is an execution request for the first processing. The first processing area is allocated to an internal image storage device other than the specific internal image storage device. FIG. 12 shows the case where there are three internal image storage devices. In FIG. 12, the
[0019]
FIG. 13 shows an operation flow of this embodiment. The operation of this embodiment will be described below with reference to FIG. Here, a case where the first process is a copy job will be described as an example.
First, for example, a copy execution request is instructed by the
The
Subsequently, the
Thus, the copy process is performed. When the copy process is finished and the writing to the designated internal image storage device is finished, the
[0020]
On the other hand, if it is determined in step S3 that there is no internal image storage device that is not in use among the internal image storage devices to which no area is allocated for the second processing (No in S3), the
Then, the copy process is performed as described above (S6), and when the writing to the internal image storage device by the copy process is completed, the in-use flag set to “1” in step S5 is set to “0” (S7). ).
In step S3, when all the internal image storage devices to which the area is allocated for the second processing are also in use, for example, in the internal image storage device to which the area is allocated for the second processing. Execute two jobs in parallel. Thus, according to this embodiment, for the internal image storage device used for the first process such as the copy process and the second process for accumulating the image data and reading the accumulated image data. Since the internal image storage device to be used is often different, the processing speed of the first processing that does not store image data such as copy processing is less likely to be slow due to competition of the internal image storage device.
Note that a configuration in which the internal image storage device to which the second processing area is allocated is not used for the first processing in any case is possible. In such a configuration, even when there is no internal image storage device that is in use only for the internal image storage device to which the area is allocated for the second processing, the image storage device is not used for the first processing. In such a case, in such a case, a plurality of first processes are processed in parallel in the same internal image storage device, or the start of the first process generated later is delayed. This is effective as a configuration for obtaining an effect due to the fact that the process and the second process do not compete.
[0021]
In the second embodiment of the present invention, as shown in FIG. 15, predetermined areas of a plurality of internal image storage devices are allocated for predetermined processing. Each of the plurality of internal image storage devices is provided with a determination unit that determines whether or not each of the plurality of internal image storage devices is used by the predetermined process. When there is a request for execution of a new process, all the internal images are determined by the determination unit. If it is determined that the storage device is in use, a new processing area is allocated to an internal image storage device other than the internal image storage device that is used by the high priority processing. In addition, as the predetermined process, the first process and the second process can be executed, and when the first or second process is being executed, the determination unit is assigned the process being executed. It is determined that the internal image storage device being used is in use.
As shown in FIG. 15, both the first process and the second process can be assigned to all internal image storage devices. In this embodiment, the determination means is realized by the
[0022]
FIG. 16 shows an operation flow of this embodiment. The operation of this embodiment will be described below with reference to FIG.
First, an execution request for one of the jobs (processing) is instructed by the
The left digit value of the two-digit usage information and priority information is a job number to be passed to the IPU 80. The
[0023]
The
Subsequently, the
In this way, the requested process is executed, and when the process ends, the
On the other hand, if it is determined in step S13 that there is an internal image storage device that is not “in use” (No in S3), the
Then, the requested process is performed as described above (S16), and when the process ends, the usage information of the corresponding job number in the allocation table is set to “00” or cleared (S17). ). That is, for example, the ASCII code “00” is set or all bits are set to 0. Also, the priority information of the corresponding job number is cleared.
[0024]
FIG. 19 shows a case where a copy job is a high priority job and a document image storage job is a low priority job, and image transfer (internal image transfer) is performed when both of the two internal image storage devices are in use by those jobs. Image transfer between storage device and external image storage device) Timing chart when a job execution request is generated, FIG. 20 shows a copy job having a low priority and a document image storage job having a high priority. FIG. 6 shows a timing chart when an execution request for the image transfer job is generated when both of the two internal image storage devices are in use by those jobs. In the case of FIG. 19, the image transfer job is assigned to the internal image storage device M2 assigned to the original image storage job, and in the case of FIG. 20, the image transfer job is assigned to the internal image storage device M1 assigned to the copy job. As a result, it can be seen that the copy job is completed earlier in the case of FIG. 19 and the original image accumulation job is completed earlier in FIG. That is, in the case of FIG. 19, when the image transfer job starts, the internal image storage device M2 is used for the transfer of the first page of the image transfer job, for example. In the case of FIG. 20, when the image transfer job starts, the internal image storage device M1 is used, for example, to transfer the first page of the image transfer job, so that the start of the writing process indicated by (7) in the copy process is delayed. It is. In FIG. 19 and FIG. 20, the upper side of the horizontal axis of the copy job represents the reading process, and the lower side represents the writing process, and the numbers in circles are the serial numbers of the processes shown in units of pages. That is, the copy job is a four-copy copy of a three-page original, the original image accumulation job is an accumulation of five-page original image, and the image transfer job is a transfer of two pages.
As described above, according to this embodiment, when all the internal image storage devices are in use when a new process execution request is made, processing that is not high in priority is executed on the executing internal image storage device. Since the requested process is allocated, the processing speed of a process with high priority that is already being executed is not slowed down.
In the configuration in which the predetermined process is the first process and the second process, for example, if the first process is a process having a high priority, the processing speed of the first process that is already executed is slow. You do n’t have to. In this case, the
[0025]
FIG. 21 is an operation flow showing the third embodiment of the present invention. The operation of this embodiment will be described below with reference to FIG.
First, an execution request for any job (processing) is instructed by the
The
As a result, if it is determined that high priority processing is assigned to all the internal image storage devices (Yes in S24), the main controller assigns the processing requested to be executed to the internal image storage device. The system waits and waits for at least one internal image storage device not to be “in use” (S25 → S25). When at least one internal image storage device is no longer “in use” (Yes in S25), the internal image storage device that is no longer “in use” is assigned a process that has been requested to be executed. A code indicating the apparatus is acquired, and a 2-digit numerical value having “1” on the right side and a job number on the left side is written as “usage information” associated with the internal image storage apparatus (S26).
Subsequently, the
In this way, the requested process is executed, and when the process ends, the
[0026]
On the other hand, if it is determined in step S24 that high priority processing is assigned only to some internal image storage devices (No in S24), the
If it is determined in step S23 that there is an internal image storage device that is not “in use” (No in S23), the
Then, the requested process is performed as described above (S27), and when the process is completed, the usage information of the corresponding job number in the allocation table is set to “00” or cleared (S28). ). Also, the priority information of the corresponding job number is cleared.
Thus, according to this embodiment, when a new process execution request is made, if all the internal image storage devices are “in use” with high priority processing, at least one internal image storage device is “ Since the process requested to execute after waiting until it is no longer in use is assigned to the internal image storage device that is no longer in use, the processing speed of a high-priority process that has already been executed is low, for example. There is no longer a delay due to the execution of a new process.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, in the first aspect of the present invention, the predetermined area of the specific image storage unit among the plurality of image storage units stores the image information related to the process even after the completion of the process. When assigned for the second process held in the image storage means, there was a request for execution of the first process for discarding image information related to the process from the image storage means after the end of execution of the process. In this case, since the area for the first processing is allocated to the image storage means other than the specific image storage means, even if the first process and the second process overlap, the processing speed of each process is slowed down. The user does not have to wait for a long time until the end of the process. In addition, when there is a new execution request for the first process, the area for the first process that has been requested for execution is allocated to the image storage means that is detected as not being used by the first process. Even if the first process overlaps, the processing speed of each process becomes slow, and the user does not have to wait for a long time until the process ends. In addition, When it is detected that the image storage means that is not in use is only the specific image storage means, the first processing area cannot be executed because the first processing area is allocated to the specific image storage means. Disappears.
[0028]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 2 is a configuration diagram of a main part of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 3 is a screen view of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 4 is a block diagram of a main part of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 5 is another block diagram of the main part of the image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 6 is another block diagram of the main part of the image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 7 is a timing chart of the main part of the image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a main part of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 9 is another screen view of the image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 10 is a block diagram of an image processing apparatus in which the present invention is implemented.
FIG. 11 is a block diagram of a main part of the image processing apparatus according to each embodiment of the present invention.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a main part of the image processing apparatus showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 13 is an operation flowchart of the image processing apparatus showing the first embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a data configuration diagram of a main part of the image processing apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram of a main part of an image processing apparatus showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 16 is an operation flowchart of the image processing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a data configuration diagram of a main part of an image processing apparatus showing a second embodiment of the present invention.
FIG. 18 is another data configuration diagram of the main part of the image processing apparatus showing the second embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a timing chart of the image processing apparatus according to the second embodiment of the present invention.
FIG. 20 is another timing chart of the image processing apparatus showing the second embodiment of the present invention.
FIG. 21 is an operation flowchart of the image processing apparatus showing the third embodiment of the present invention;
[Explanation of symbols]
27: Writing unit
60: Operation unit
61: LCD touch panel
62: Numeric keypad
68: Copy key
69: Copy server key
70: Main controller
71: CPU
73: RAM
80: Image processing unit
85: Selector
86: Image memory controller
87: Image memory
88: CPU
91: RAM
94: Hard disk device
95: External image storage device
Claims (8)
前記複数の画像記憶手段のうち特定の画像記憶手段の所定領域が前記第2の処理用として割り付けられているときに前記第1の処理の実行要求があった場合、前記特定の画像記憶手段以外の画像記憶手段に第1の処理用の領域を割り付ける第1の割付手段と、
前記複数の画像記憶手段のそれぞれについて前記第1の処理によって使用されているか否かを検知する検知手段と、を備え、
前記第1の割付手段は新たに第1の処理の実行要求があったとき、前記検知手段により使用中でないと検知された場合、画像記憶手段に当該第1の処理用の領域を割り付け、
前記検知手段により、使用中でない画像記憶手段が前記特定の画像記憶手段のみであると検知された場合、前記第1の割付手段は前記特定の画像記憶手段に第1の処理用の領域を割り付けることを特徴とする画像処理装置。An image information input means for inputting image information and a plurality of image storage means for storing the image information input by the image information input means, and a process involving storing the image information in the image storage means. The first processing for discarding the image information related to the processing from the image storage means after the completion of the processing and the second processing for holding the image information related to the processing in the image storage means even after the processing ends In a possible image processing device,
When there is a request for execution of the first process when a predetermined area of the specific image storage unit is allocated for the second process among the plurality of image storage units, other than the specific image storage unit First assigning means for assigning a first processing area to the image storage means;
And a detection means for detecting whether or not being used by the first process for each of the plurality of image storage means,
The first allocating unit allocates the area for the first processing to the image storage unit when it is detected that the first allocating unit is not in use by the detecting unit when there is a new execution request of the first processing ,
When the detection unit detects that the image storage unit that is not in use is only the specific image storage unit, the first allocation unit allocates a first processing area to the specific image storage unit. An image processing apparatus.
前記複数の画像記憶手段のそれぞれについて前記所定の処理により使用されているか否かを判断する判断手段と、を更に設け、
前記第2の割付手段は、新規の処理の実行要求があったとき、前記判断手段により全ての画像記憶手段が使用中であると判断された場合、優先度の高い処理により使用されている画像記憶手段以外の画像記憶手段に前記新規の処理用の領域を割り付けることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 Second allocating means for allocating a predetermined area of the image storage means for predetermined processing;
Further provided a determining means for determining whether or not being used by the predetermined process for each of the plurality of image storage means,
The second allocating unit determines whether all the image storage units are in use by the determining unit when there is a request for executing a new process. The image processing apparatus according to claim 1 , wherein the new processing area is allocated to an image storage unit other than the storage unit.
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