JP3841791B2 - 潅水システム - Google Patents
潅水システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3841791B2 JP3841791B2 JP2004007913A JP2004007913A JP3841791B2 JP 3841791 B2 JP3841791 B2 JP 3841791B2 JP 2004007913 A JP2004007913 A JP 2004007913A JP 2004007913 A JP2004007913 A JP 2004007913A JP 3841791 B2 JP3841791 B2 JP 3841791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- irrigation
- amount
- database
- green
- management
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Description
しかしながら、潅水作業については、これを怠ると植物の枯死に至る重要な管理作業であるにもかかわらず、潅水が必要な状況や時期については、作業者が点検に出向くか、天候や経験上の勘に頼っていることが多いため、手間がかかるという問題がある。特に、潅水作業は、専門職でない者が行っているため、植物の枯死に至らないようにするためには、頻繁に点検に行くか、短期間の間隔で潅水を行わなければならず、潅水作業の手間が大きな負担となってしまう。一方、水分を与えすぎるのは、植物の育成にとっても望ましいことではないばかりか、無駄な水道料金を支払わなければならないという問題もある。また、タイマ等を用いて定期的にかつ自動的に潅水を行う設備を備えている緑地においても必ずしも植物に必要十分な水分を与えているとはいえないという問題もある。また、建築物を建造してから何年か経過した後に屋上に芝生を植栽することなどが行われるため、潅水設備が整っていなかったり、部外者が立ち入って潅水を行うことができないなどの問題もある。
なお、通信親機と通信子機との最大通信距離は約100mであり、1台の通信親機で、100台の通信子機との通信が可能である。
このように、水分量毎の潅水量と温度毎の潅水量を定義しておく理由は、毎日定期的に潅水をするような場合は、一意に潅水量が決まらないため、水分量毎の潅水量、温度毎の潅水量に基づいて、潅水することにより必要十分な潅水を行うことが可能となる。このとき、2つの潅水量が得られることになるが、潅水量が大きい方を、採用する必要な潅水量とする。
なお、判定データベース16には、水分量のしきい値Saとこのしきい値Saの水分量になった時の潅水量Waと、温度のしきい値Sbとこのしきい値Sbの温度になった時の潅水量Wbのみを定義し、簡単な構成のデータベース構造としてもよい。
まず、緑地の灌水作業を請け負う管理元の作業者は、緑地の灌水作業管理業務を依頼されると、入出力部20からユーザ登録要求を入力する。これを受けて、管理処理部21は、ユーザ情報入力を指示するメッセージを入出力部20へ表示する。そして、管理元の作業者は、依頼元に関する情報を入力する。ここで入力する情報は、ユーザデータベース17に登録される情報(図4参照)であり、ユーザ識別名、場所情報、緑地規模、潅水形態及び親機・子機の識別名、電子メールアドレスである。ここで、場所情報、緑地規模、潅水形態、電子メールアドレスは、依頼元から送付された書類等に記載された依頼内容に基づいて入力する情報である。ユーザ識別名は、管理処理部21が新規のユーザ登録を行う度に発行する一意の識別名である。また、親機識別名は、パケット通信網2を使用して潅水管理サーバ1との間で通信を行う通信親機に予め付与されている識別名を用いる。また、子機識別名も同様に、通信親機との間で通信を行う通信子機に予め付与されている識別名を用いる。これらの情報登録が終了した後、管理元の作業者は、管理対象の緑地へ出向いて、通信親機、通信子機、センサ、必要に応じて電磁弁コントローラを設置し、これらの運用を開始する。この動作により、ユーザ登録が行われたこととなる。
まず、通信子機51は、センサ61〜63それぞれの検出値を入力する(ステップS1)。ここで入力する検出値は、土壌の温度と水分量である。続いて、通信子機51は、3つの検出値のそれぞれにセンサ61〜63を識別可能な番号と自己が持つ子機識別名とを付与して、通信親機41へ送信する(ステップS2)。これを受けて、通信親機41は、通信子機51から受信した、センサを識別可能な番号と自己が持つ子機識別名とが付与された3つの検出値に対して、さらに自己が持つ親機識別名を付与して潅水管理サーバ1へ送信する(ステップS3)。
なお、潅水管理サーバ1へのセンサ検出値の送信は、通信親機41、通信子機51のいずれかにタイマを設けておき、予め決められた時刻に行うようにしてもよい。
11・・・通信部
12・・・潅水処理部
13・・・連絡処理部
14・・・作業指示処理部
15・・・制御処理部
16・・・判定データベース(DB)
17・・・ユーザデータベース(DB)
18・・・課金処理部
19・・・課金データベース(DB)
20・・・入出力部
21・・・管理処理部
2・・・パケット通信網
3・・・基地局
41〜43・・・通信親機
51〜54・・・通信子機
61〜66・・・センサ
7・・・電磁弁コントローラ
8・・・潅水設備
9・・・携帯端末
Claims (6)
- 緑地の潅水を管理する潅水システムであって、
(a)緑地の土壌中に埋設され、該土壌中の温度と水分量を検出するセンサと、
(b)前記センサに接続され、該センサの検出値に自己が持つ端末識別名を付与して送信する通信端末と、
(c)土壌中の温度毎に、必要な潅水量と、土壌中の水分量毎に、必要な潅水量とが予め定義された判定データベースと、
前記緑地の潅水管理を依頼したユーザ毎に、前記緑地の場所情報、潅水形態、前記通信端末の識別名及び電子メールアドレスが関連付けられて記録されたユーザデータベースと、
潅水形態が依頼元の人手潅水である場合に、依頼元の電子メールアドレスに対して、緑地の潅水が必要である旨の電子メールを送信する連絡処理手段と、
潅水形態が管理元の人手潅水である場合に、管理元の作業者の電子メールアドレスに対して、緑地の場所情報と、緑地に対する潅水量とを含む作業指示の電子メールを送信する作業指示処理手段と、
潅水形態が自動潅水である場合に、潅水対象の緑地に設置された潅水設備に接続された通信端末に対して、制御情報を送信する制御処理手段と、
前記通信端末から送信された検出値を受信し、前記判定データベースから、受信した検出値に対応する潅水量を読み出すとともに、前記ユーザデータベースを参照して、受信した検出値に付与されていた端末識別名に対応する場所情報、潅水形態、電子メールアドレスを必要に応じて読み出し、潅水形態に応じて、前記連絡処理手段、作業指示手段及び制御処理手段のいずれかに対して、前記ユーザデータベースから読み出した情報と必要潅水量を通知する潅水処理手段とを備えた潅水管理サーバと、
を具備してなることを特徴とする潅水システム。 - 前記潅水管理サーバは、
前記ユーザ毎に潅水の実績情報と請求額を記録する課金データベースと、
前記潅水形態に応じて、前記実績情報と前記請求額を前記課金データベースへ書き込む課金処理手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の潅水システム。 - 前記通信端末は、パケット通信網を経由して前記センサの検出値を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の潅水システム。
- 前記センサと前記通信端末との間を特定小電力無線方式を使用して接続したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の潅水システム。
- 緑地の潅水を管理するために、(a)緑地の土壌中に埋設され、該土壌中の温度と水分量を検出するセンサと、(b)前記センサに接続され、該センサの検出値に自己が持つ端末識別名を付与して送信する通信端末と、(c)土壌中の温度毎に、必要な潅水量と、土壌中の水分量毎に、必要な潅水量とが予め定義された判定データベースと、前記緑地の潅水管理を依頼したユーザ毎に、前記緑地の場所情報、潅水形態、前記通信端末の識別名及び電子メールアドレスが関連付けられて記録されたユーザデータベースとを備えた潅水管理サーバとからなる潅水システムにおいて、前記潅水管理サーバ上で動作する潅水管理プログラムであって、
潅水形態が依頼元の人手潅水である場合に、依頼元の電子メールアドレスに対して、緑地の潅水が必要である旨の電子メールを送信する連絡処理と、
潅水形態が管理元の人手潅水である場合に、管理元の作業者の電子メールアドレスに対して、緑地の場所情報と、緑地に対する潅水量とを含む作業指示の電子メールを送信する作業指示処理と、
潅水形態が自動潅水である場合に、潅水対象の緑地に設置された潅水設備に接続された通信端末に対して、制御情報を送信する制御処理と、
前記通信端末から送信された検出値を受信し、前記判定データベースから、受信した検出値に対応する潅水量を読み出すとともに、前記ユーザデータベースを参照して、受信した検出値に付与されていた端末識別名に対応する場所情報、潅水形態、電子メールアドレスを必要に応じて読み出し、潅水形態に応じて、前記連絡処理手段、作業指示手段及び制御処理手段のいずれかに対して、前記ユーザデータベースから読み出した情報と必要潅水量を通知する潅水処理とをコンピュータに行わせることを特徴とする潅水管理プログラム。 - 前記潅水管理サーバは、
前記ユーザ毎に潅水の実績情報と請求額を記録する課金データベースをさらに備え、
前記潅水管理プログラムは、
前記潅水形態に応じて、前記実績情報と前記請求額を前記課金データベースへ書き込む課金処理をコンピュータに行わせることを特徴とする請求項5に記載の潅水管理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004007913A JP3841791B2 (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 潅水システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004007913A JP3841791B2 (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 潅水システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005198560A JP2005198560A (ja) | 2005-07-28 |
JP3841791B2 true JP3841791B2 (ja) | 2006-11-01 |
Family
ID=34821428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004007913A Expired - Fee Related JP3841791B2 (ja) | 2004-01-15 | 2004-01-15 | 潅水システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3841791B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4947283B2 (ja) * | 2006-10-12 | 2012-06-06 | 信幸 鈴木 | 無線式土壌湿度計測装置および植物用自動給水装置 |
JP2010041921A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-25 | Toho Leo Co | 灌水監視方法、灌水監視システム及び灌水監視装置 |
CN103404414B (zh) * | 2013-03-18 | 2015-05-20 | 山东金田水利科技有限公司 | 无线通讯终端远程智能灌溉控制装置及控制方法 |
WO2018085452A1 (en) | 2016-11-07 | 2018-05-11 | FarmX Inc. | Systems and Methods for Soil Modeling and Automatic Irrigation Control |
US11519896B2 (en) * | 2017-01-13 | 2022-12-06 | FarmX Inc. | Soil moisture monitoring systems and methods for measuring mutual inductance of area of influence using radio frequency stimulus |
JP7440260B2 (ja) * | 2018-12-20 | 2024-02-28 | 株式会社クボタ | 圃場水管理システム及び給水栓制御装置 |
US11464179B2 (en) | 2020-07-31 | 2022-10-11 | FarmX Inc. | Systems providing irrigation optimization using sensor networks and soil moisture modeling |
-
2004
- 2004-01-15 JP JP2004007913A patent/JP3841791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005198560A (ja) | 2005-07-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11675375B2 (en) | Residential water utilization tracking | |
US10255644B2 (en) | System and method for identifying power usage issues | |
US20030093159A1 (en) | Internet-enabled central irrigation control | |
US8209061B2 (en) | Computer-operated landscape irrigation and lighting system | |
US9357760B2 (en) | Networked chemical dispersion system | |
US20150164009A1 (en) | System and method for garden monitoring and management | |
JP6980246B2 (ja) | プログラム及び潅漑制御装置 | |
WO2016112136A2 (en) | Systems, methods, and devices for wireless irrigation control | |
JP3841791B2 (ja) | 潅水システム | |
WO2015003013A1 (en) | Using forecast data to cancel the execution of an irrigation protocol | |
CN107506940A (zh) | 一种园林管理系统和方法 | |
JP2010268760A (ja) | 農作業依頼システム、農作業依頼方法、管理サーバ、プログラム及び記録媒体 | |
US20050151653A1 (en) | Method and apparatus for determining the occurrence of animal incidence | |
US20230210068A1 (en) | Landscaper integration | |
CN115660749A (zh) | 基于ab测试的自动广告投放策略筛选方法及系统 | |
CN109937854B (zh) | 一种灌溉用水的控制方法 | |
JP2020162597A (ja) | 圃場管理システム、圃場管理端末、プログラム及び圃場管理方法 | |
CN112598315A (zh) | 分享信息的生成方法及生成装置、作业需求平台、电子设备 | |
US20020166898A1 (en) | Automatic adjustment of irrigation schedules during the year | |
CN109662013A (zh) | 一种区域性水肥综合管控系统及方法 | |
US20170339852A1 (en) | Watering system | |
KR20070049127A (ko) | Gis기반의 조경 유지관리 정보화 방법 및 그 장치 | |
CN210406526U (zh) | 一种智能浇水管理系统 | |
CN113743755A (zh) | 多功能电表的数据监管方法、电表、系统及存储介质 | |
CN108876524B (zh) | 计次清扫服务订单的处理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060614 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060808 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |