JP3840533B2 - 三角おにぎりの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、フィルム包装されたおにぎりを食する場合、開封から食べ終わるまでの間汚れた手で直接おにぎりに触れることなく賞味できる手掴みシートと海苔等の巻装物とを備えているおにぎり包装用袋シートにより三角おにぎりを包装してあり、開封前は海苔と三角おにぎりが直接接触しない状態であり、開封用条体を引いて包装を360度完全に引き裂くことができ、左右に二分割した包装を左右に引くと、海苔で三角おにぎりを包み込んだ状態になしうる、三角おにぎりの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
海苔を包装したおにぎり包装用袋シートであって、最も古い従来例は、例えば、実開平5−72764号公報の図15、図16、及び図17に図示されている。
図15、図16、及び図17に図示されている,海苔を包装したおにぎり包装用袋シートは、
幅中央に開封用条体を貼着した外装フィルムに、海苔と二枚の内装フィルムを順に載せ、前記二枚の内装フィルムを外装フィルムの巾中央において端縁同士を重ね残りの端縁を前記外装フィルムの周辺部にヒートシールして前記海苔を収容してなる。
そして、おにぎりの包装形態は、図17に示すように、
おにぎり包装用袋シートの中程を避けた上半分をシート下面部として、該シート下面部に三角おにぎりの三角形の下面を載置し、かつ前記おにぎり包装用袋シートの中程で三角おにぎりの底辺に沿って折り上げ、前記おにぎり包装用袋シートの中程を避けた下半分をシート上面部として、該シート上面部を三角おにぎりの三角形の上面に沿って折り曲げ、さらに該シート上面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り下げてその余りを前記シート下面部に合わせ、前記シート下面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り上げて、余った左右の角隅部を三角おにぎりの上面に沿って順に折り曲げて重ね、左右の角隅部が開かないように所要箇所をポイントシールし、ラベルを貼設してなる。
開封するには、三角おにぎりの頂点に位置する開封用条体の端部を折返し方向に引いて外装フィルムを左右に分断していき、引き裂きを、開封用条体の他方の端部に達するまで行う。開封用条体はラベルを分断し、三角おにぎりの上面に重なる左右の角隅部を開きつつ外装フィルムを左右に分断していくことを予定している。左右に分断した外装フィルムの各半部を左右に引っ張ることにより、左右の内装フィルムも一諸に取り去ることができる。三角おにぎりは海苔が巻かれた状態で露出する。
【0003】
この海苔を包装したおにぎり包装用袋シート、及びおにぎりの包装形態の欠点は、実開平5−72764号公報において、うまく開封することができないと指摘されている。すなわち、包装状態にあるときの包装体は、右上部と左上部とが互いに角部同士で深く重なっている重なり部が存在し、この重なり部が開くのを防止するために、表示用又は装飾用を目的とした紙製のシールを貼着してある。このため、開封用条体を引っ張った際に、重なり部が開封用条体の進行を妨げることになるので、開封用条体が途中で切れたりして開封用条体をうまく取り去ることができなくなる恐れがあった。したがって、このような場合、外装フィルムが綺麗に二つに切断されなくなるので、却って開封に手間取るといった問題点があった、と指摘されている。
【0004】
上記の問題点を解消するものであって、開封手段による切断を容易に、かつ、確実にし、簡単に二分割して開封することができる、従来の、おにぎり用包装体を開示する特許公報、実用新案公報は多数有る。
特公平7−32679号公報、特開平5−162768号公報、特開平5−162769号公報、特開平7−135917号公報、特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報、実開平5−72763号公報、実開平5−72764号公報に開示されたおにぎり用包装体は、開封手段による切断を容易に、かつ、確実にし、簡単に二分割して開封することができるとしている。
【0005】
しかしながら、問題点が全く無い訳ではない。
特公平7−32679号公報、特開平5−162768号公報、特開平5−162769号公報、実開平5−72763号公報、実開平5−72764号公報に開示されたおにぎり用包装体は、右上部と左上部とが互いに角部同士で深く重なっている重なり部が存在し、この重なり部が開くのを防止するために、表示用又は装飾用を目的とした紙製のシールを貼着してある点において、上記の実開平5−72764号公報の図15、図16、及び図17に図示されている、海苔を包装したおにぎり包装用袋シートと同様である。これらの発明又は考案は、おにぎり用包装体の左上角部の側縁に設けたノッチ又は切り欠きと、右上角部の側縁に設けたノッチ又は切り欠きとが、三角おにぎりを包装した際に、開封用条体を挟んで一致することにより、開封用条体が、ラベルとともに左上角部と右上角部のノッチ又は切り欠きを引き裂くことができるとしている。
【0006】
しかし、三角おにぎりの中心を外装フィルムの中心からずらして包装したときは、おにぎり用包装体の左上角部の側縁に設けたノッチ又は切り欠きと、右上角部の側縁に設けたノッチ又は切り欠きとが側縁同士の交差部で一致しなくなるとともに、開封用条体が、左上角部と右上角部のいずれかに設けたノッチ又は切り欠きにのみ一致し、他方のノッチ又は切り欠きに一致しない状態となり、ラベルが貼られることになる。殆どの包装において、左上角部と右上角部に設けたノッチ同士又は切り欠き同士が開封用条体に対応して完全に一致することはない。このため、開封用条体が左上角部と右上角部のノッチ又は切り欠きを引き裂けなくなる。特に、Iカットのノッチでなく、Vカットや半丸カットの切り欠きは、フィルム細片を出すので、おにぎり用包装体の製作時にフィルム細片が付着しないように完全を期すことが難しく、フィルム細片をおにぎりとともに食してしまう惧れがあり、実用できない。
【0007】
又、特開平7−135917号公報、特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報に開示されたおにぎり用包装体は、四隅が大きく切除されていて、三角おにぎりの上面に重なる左上角部と右上角部は、オーバラップする面積が小さい。
このうち、特開平7−135917号公報に開示されたおにぎり用包装体は、開封用条体でラベルを分断したあと、小さい面積で重なった左上角部と右上角部をめくりあげることにより開封用条体で外装フィルムを最後まで引き裂くことができるとしている。しかしながら、開封用条体で小さい面積で重なった左上角部と右上角部をめくりあげることができない場合があることを、特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報に自ら指摘している。
特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報に開示されたおにぎり用包装体は、四隅の切り欠き部の側縁部にさらに複数のノッチを設けることにより、開封用条体でラベルを分断したあと、小さい面積で重なった左上角部と右上角部をめくりあげるのではなく、ノッチから引き裂いてしまおうとしている。
【0008】
しかしながら、特開平7−135917号公報、特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報に開示されたおにぎり用包装体は、以下の欠点を有している。
▲1▼四隅に切り欠き部を設ける結果、フィルム細片を出すので、おにぎり用包装体の製作時にフィルム細片が付着しないように完全を期すことが必要で、フィルム細片が付着ていないかどうかのチェックが必要になっている。
▲2▼特開平7−135917号公報のおにぎり用包装体は、自ら認めているように、開封用条体でラベルを分断したあと、小さい面積で重なった左上角部と右上角部をめくりあげることができず、むりやりめくりあげれば、開封用条体を切断してしまい、開封不完全となる。開封不完全となる割合はかなり高い。
▲3▼特開平7−135917号公報、特開平8−242789号公報、特開平8−242790号公報に開示されたいずれのおにぎり用包装体についても、ラベル上縁と左右の切り欠き部側縁とで外装フィルムが三角形に見える部分を作るように、該ラベルを貼着する必要があり、その結果、ラベルの下縁部が三角おにぎりの三角形の底辺に掛かってしまい、ラベルが貼りにくい。コンビニエンスストアでおにぎりを購入して調べたところ、ラベルが貼りにくいのでラベルを貼る位置を上にずらしたものが多く見受けられる。そして、三角おにぎりの中心を外装フィルムの中心からずらして包装したときは、おにぎり用包装体の左上角部の側縁に設けたノッチと、右上角部の側縁に設けたノッチとが側縁同士の交差部で一致しなくなるとともに、開封用条体が、左上角部と右上角部のいずれかに設けたノッチのみ一致し、他方のノッチ又は切り欠きに一致しない状態となり、ラベルが貼られることになる。殆どの包装において、左上角部と右上角部に設けたノッチ同士が開封用条体に対応して完全に一致することはない。このように、ラベルを貼る位置を上にずらし、かつ三角おにぎりの中心を外装フィルムの中心からずらして包装したときは、開封用条体で左上角部と右上角部のノッチより切り欠きを引き裂けなくなる。
▲4▼四隅が大きく切除されていて、三角おにぎりの上面に重なる左上角部と右上角部は、オーバラップする面積が小さいので、店頭で購入者が手にとって左上角部と右上角部をめくってさらにその内側の外装フィルムをめくることが可能である。この点、実開平5−72764号公報の図15、図16、及び図17に図示されている,海苔を包装したおにぎり包装用袋シートは、四隅が切除されておらず、右上角部と左上角部とが互いに深く重なっていて、重なり部が開くのを防止しかつ表示又は装飾を目的とした紙製のラベルを貼着してある構成なので、店頭で購入者が手にとって左上角部と右上角部をめくってさらにその内側の外装フィルムをめくることは不可能である。
【0009】
実開平3−108389号公報に示すおにぎり包装体は、四隅が切除されておらず、三角おにぎりの上面に重なる左上角部と右上角部とが互いに深く重なっていて、オーバラップする面積が大きく、包装がしっかりしているが、ラベルを貼着してないので、購買者に包装が不完全であるとの感じを与える惧れがある。
このおにぎり包装体は、四隅が切除されていないので、おにぎり用包装体の製作時にフィルム細片が生じないが、製作時にノッチを付与する必要があり、ぴらぴらのフィルム端縁にカッターにより突っ切りを入れて沢山のノッチを付与することがうまくいかないためにおにぎり用包装体の製作上問題になっている。
【0010】
実公平4−48712号公報、及び実公平4−48713号公報に示す包装おにぎりは、コーナーカットがあり、おにぎり用包装体の製作時にフィルム細片が生じる。又ラベルを貼着してないので、購買者に包装が不完全であるとの感じを与える惧れがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は上述した点に鑑み案出したもので、フィルム包装されたおにぎりを食する場合、開封から食べ終わるまでの間汚れた手で直接おにぎりに触れることなく賞味できる手掴みシートと海苔等の巻装物とを備えているおにぎり包装用袋シートにより三角おにぎりを包装してあり、開封前は海苔と三角おにぎりが直接接触しない状態であり、開封用条体を引いて包装を360度完全に引き裂くことができ、左右に二分割した包装を左右に引くと、海苔で三角おにぎりを包み込んだ状態になしうる、三角おにぎりの製造方法を提供することを目的としている。
特に、本願発明は上述した点に鑑み案出したもので、四隅が切除されていないしかも海苔及び/又は手掴みシートを包装したおにぎり包装用袋シートにより、三角おにぎりの上面で包装用袋シートの右上角部と左上角部とが互いに深く重なっていて、重なり部が開くのを防止しかつ表示又は装飾を目的とした紙製のラベルを貼着する三角おにぎりの包装形態であって、それでいて、開封用条体で、右上角部と左上角部を良好に引き裂くことができ、外装フィルムを左右に二分割できる,三角おにぎりの製造方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願第一の発明は、幅中央に開封用条体を貼着した外装フィルムと、互いに幅方向中央寄りの端縁同士が重なる二枚の内装フィルムからなる袋に手掴みシート及び/又は海苔を収容したおにぎり包装用袋シートを形成し、
前記おにぎり包装用袋シートの中程を避けた上半分をシート下面部として、該シート下面部に三角おにぎりの三角形の下面を載置し、かつ前記おにぎり包装用袋シートの中程で三角おにぎりの底辺に沿って折り上げ、前記おにぎり包装用袋シートの中程を避けた下半分をシート上面部として、該シート上面部を三角おにぎりの三角形の上面に沿って折り曲げ、さらに該シート上面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り下げてその余りを前記シート下面部に合わせ、前記シート下面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り上げて、余った左右の角隅部を三角おにぎりの上面に沿って順に折り曲げて重ね、前記三角おにぎりの上面に重なる三角形の右角隅部と左角隅部に対して三角おにぎりの上面中央帯状部を避けた両側位置に、適宜の手段により引き裂き用ノッチを左右の角隅部の重ならない端縁から重なる端縁に渡って付与することを特徴とする三角おにぎりの製 造方法を提供することにある。
本願第二の発明は、前記の発明の前記引き裂き用ノッチを、加熱されたナイフエッヂの突き込みにより、左右の角隅部と外装フィルムの三枚が溶着した状態に付与することを特徴とする三角おにぎりの製造方法を提供することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
本願発明の三角おにぎりの製造方法を図面を参照して説明する。
この三角おにぎりの製造方法は、
図1及び図2に示すように、開封用条体1を外装フィルム2の幅中央に長さが等しくなるように貼着するとともに、外装フィルム2の、開封用条体1の両端を挟む位置に、引き裂き用ノッチ1a,1a,1b,1bを設け、外装フィルム2の中央に、長さが外装フィルム2の長さの約半分で幅が若干小さい手掴みシート3に載せ、手掴みシート3がずれないように四箇所3aを外装フィルム2にポイントシール3a、3aを施し、さらにその上に、外装フィルム2の長さ及び幅よりもそれぞれ若干小さい海苔4を載せ、さらのその上に、長さが外装フィルム2の長さに等しくかつ幅が外装フィルム2の幅の1/2よりも若干大きい細長形状の二枚の内装フィルム5,6を順に載せ、前記二枚の内装フィルム5,6を外装フィルム2の巾中央において端縁同士を重ね、残りの端縁を前記外装フィルム2の周辺部にヒートシール7を施して前記手掴みシート3と前記海苔4とを収容したおにぎり包装用袋シートSを形成し、
図3(a),(b)に示すように、前記おにぎり包装用袋シートSの中程S1 を避けた上半分S2 をシート下面部S2 として、該シート下面部S2 に三角おにぎりMの三角形の下面を載置し、かつ前記おにぎり包装用袋シートの中程S1 で三角おにぎりMの底辺に沿って折り上げ、前記おにぎり包装用袋シートSの中程S1 を避けた下半分S3 をシート上面部として、該シート上面部S3 を三角おにぎりMの三角形の上面に沿って折り曲げ、さらに該シート上面部S3 を三角おにぎりMの左右の傾斜辺に沿って折り下げてその余りS3a、S3bを前記シート下面部S2 の左右の角隅部S2a、S2bに合わせ、
図4に示すように、余った左右の角隅部S3a、S2a、S3b、S2bを三角おにぎりMの左右の傾斜辺に沿って折り上げ、さらに、余った左右の角隅部S2a、S2bを三角おにぎりMの上面に沿って順に折り曲げて重ね、左右の角隅部S2a、S2bが開かないように、左の角隅部S2bの開封用条体1を越えない箇所cを外装フィルムのシート上面部S3 にヒートシールにより固定し、又右の角隅部S2aの開封用条体1を越えない箇所dを外装フィルムのシート上面部S3 にヒートシールにより固定し、この形態にて、前記三角おにぎりMの上面に順に重なる三角形の右角隅部S2aと左角隅部S2bの、前記開封用条体1を挟む両側位置に四本の引き裂き用ノッチ8を付与し、引き裂き用ノッチ8とポイントヒートシールc、dを隠すようにラベル9を貼設してなる。
前記引き裂き用ノッチ8は、フィルムを溶かす温度に加熱した図示しないナイフエッヂの突き込みにより、左右の角隅部S2a、S2bと外装フィルムのシート上面部S3 の三枚が溶着する状態に付与すると、おにぎりに細菌が入らず衛生的である。
【0014】
引き裂き用ノッチ8は、カッターナイフで突き込むことで付与できる。カッターナイフの基部をヒータで加熱してフィルムを溶かす温度にして突き込むことで、線状に溶断すると、容易に引き裂き用ノッチ8を設けることが出来る。手掴みシート3を収容するときは、手掴みシート3を耐熱性フィルムにすると、カッターナイフの基部をヒータで加熱して突き込んで線状に溶断して引き裂き用ノッチ8を設けるときに、手掴みシート3が線状に溶断されることがなく、海苔4に切込みが入らず、又ラベル9を貼設する前の包装工程の途中で、三角おにぎりが露出しないので好ましい。
引き裂き用ノッチ8を隠すようにラベル9を貼設するので、引き裂き用ノッチ8を外装フィルム2に掛かるように右角隅部S2aの側縁と左角隅部S2bの側縁に付与しても良いが、引き裂き用ノッチ8を設けるに際し、右角隅部S2aと左角隅部S2bの下側に薄い受け板を挟み込むと、引き裂き用ノッチ8を外装フィルム2に形成しなくて良い。
【0015】
開封するには、開封用条体1の外端を1aを折り返すように引いていく。開封用条体1が、外装フィルム2を引き裂いてさらにラベル9を引き裂いていき、右角隅部S2aの側縁と左角隅部S2bの側縁との交差部に到達すると、開封用条体1を挟む両側位置に四本の引き裂き用ノッチ8があるので、開封用条体1を引けば、ノッチ8から右角隅部S2aと左角隅部S2bを引き裂きながら外装フィルム2とラベル9を引き裂いていくことができる。
【0016】
引き裂き用ノッチ8は、開封用条体1を挟んで少なくとも二つあれば良い。又、引き裂き用ノッチ8は、開封用条体1を挟んでハの字に設けても良い。引き裂き用ノッチ8を溶断により設けるときは、ポイントヒートシールc、dは設けなくても良い。ポイントヒートシールc、dは、引き裂き用ノッチ8を付与する前に設けるが、左右の角隅部S2a、S2bを開かないように押さえておいて、ラベル9を貼るならば、ポイントヒートシールc、dは不要である。すなわち、包装装置では、左右の角隅部S2a、S2bを外装フィルムのシート上面部S3 に合わせる折り曲げ工程があるので、その工程においてラベル9を貼るならば、ポイントヒートシールc、dは不要である。
【0017】
【発明の効果】
本願発明の三角おにぎりの製造方法は、四隅が切除されていないしかも海苔及び/又は手掴みシートを包装したおにぎり包装用袋シートにより、三角おにぎりの上面で包装用袋シートの右上角部と左上角部とが互いに深く重なっていて、三角おにぎりの上面に重なる三角形の右角隅部と左角隅部の、前記開封用条体を挟む両側位置に引き裂き用ノッチを付与し、引き裂き用ノッチを隠すようにラベルを貼設してなるので、包装が完全であり、しかも大きなラベルを貼っても、開封用条体で、全く失敗することなくおにぎりに対して360度開封して右上角部と左上角部の重なりを引き裂くことができ、外装フィルムを左右に二分割でき、店頭で購入者が手にとって左上角部と右上角部をめくってさらにその内側の外装フィルムをめくることは不可能であり、包装に信頼性がある。
本願発明の三角おにぎりの製造方法は、コーナーカットがされていないかつノッチが付与されていないおにぎり包装用袋シートを使用できるので、おにぎり包装用袋シートの製造が容易であり、コーナーカットを行うために設備していたダイカットロールの設備費とメンテナンス費やプレス截断機と作業人員やおにぎりの製造時にカット片の混入をチェックする作業人員が不要で大幅なコストダウンができ、既存の包装機の小改造で実現できる。
本願発明の三角おにぎりの製造方法は、大きなラベルを貼れるから、充分な商品内容を表示でき、ラベル貼りミスが生じず、ラベル貼りの微妙な位置調整が不要である。
本願発明の三角おにぎりの製造方法は、手掴みシートと海苔を収容したおにぎり包装用袋シートにより、三角おにぎりを包装する形態であり、開封前は手掴みシート及び海苔とおにぎりを区画した状態となり、開封用条体を引いて外装フィルムを左右に分断すると、海苔で三角おにぎりを包みさらに手掴みシートで包んだ状態になるから、フィルム包装されたおにぎりを食する場合、開封から食べ終わるまでの間汚れた手で直接おにぎりに触れることなく賞味できる。
特に、引き裂き用ノッチ8を溶断により設ける本願発明にあっては、ノッチが極めて付与しやすく、ポイントヒートシールc、dを設けなくても良く、おにぎりに対して細菌が混入する惧れがなく衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかる三角おにぎりの製造方法を実現するための、手掴みシートと海苔を収容したおにぎり包装用袋シートの正面図。
【図2】図1におけるII−II断面図。
【図3】(a)は、おにぎり包装用袋シートに三角おにぎりを載置した状態を示す包装工程図。(b)は、おにぎり包装用袋シートを二つ折りにして三角おにぎりを包んだ状態を示す工程図。
【図4】本願発明の実施の形態にかかる三角おにぎりの製造方法の正面図。
【符号の説明】
1 ・・・開封用条体
1a,1b ・・・引き裂き用ノッチ
2 ・・・外装フィルム
3 ・・・手掴みシート
4 ・・・海苔
5,6 ・・・内装フィルム
7 ・・・ヒートシール
S ・・・おにぎり包装用袋シート
1 ・・・おにぎり包装用袋シートの中程
2 ・・・おにぎり包装用袋シートのシート下面部
3 ・・・おにぎり包装用袋シートのシート上面部
M ・・・三角おにぎり
2a、S2b ・・・シート下面部の左右の角隅部
3a、S3b ・・・シート上面部の左右の角隅部
8 ・・・引き裂き用ノッチ
9 ・・・ラベル

Claims (2)

  1. 幅中央に開封用条体を貼着した外装フィルムと、互いに幅方向中央寄りの端縁同士が重なる二枚の内装フィルムからなる袋に手掴みシート及び/又は海苔を収容したおにぎり包装用袋シートを形成し、
    前記おにぎり包装用袋シートの中程を避けた上半分をシート下面部として、該シート下面部に三角おにぎりの三角形の下面を載置し、かつ前記おにぎり包装用袋シートの中程で三角おにぎりの底辺に沿って折り上げ、前記おにぎり包装用袋シートの中程を避けた下半分をシート上面部として、該シート上面部を三角おにぎりの三角形の上面に沿って折り曲げ、さらに該シート上面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り下げてその余りを前記シート下面部に合わせ、前記シート下面部を三角おにぎりの左右の傾斜辺に沿って折り上げて、余った左右の角隅部を三角おにぎりの上面に沿って順に折り曲げて重ね、前記三角おにぎりの上面に重なる三角形の右角隅部と左角隅部に対して三角おにぎりの上面中央帯状部を避けた両側位置に、適宜の手段により引き裂き用ノッチを左右の角隅部の重ならない端縁から重なる端縁に渡って付与することを特徴とする三角おにぎりの製造方法。
  2. 〔請求項1〕に記載の前記引き裂き用ノッチは、加熱されたナイフエッヂの突き込みにより、左右の角隅部と外装フィルムの三枚が溶着した状態に付与することを特徴とする三角おにぎりの製造方法。
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