JP3840197B2 - ブルートゥースオンデマンドルーティング方法及びブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法 - Google Patents

ブルートゥースオンデマンドルーティング方法及びブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はブルートゥースグループにおける信方法に関し、さらに詳しくはピコネットの数を最小化しネットワークを形成するブルートゥースオンデマンドルーティング法、並びにブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、ブルートゥースネットワークにおける従来のネットワークフォメーションアルゴリズムについて説明する。
Salonidis等はスキャタネットフォーメーションのためのブルートゥーストポロジコンストラクションプロトコル(Bluetooth Topology Construction Protocol:BTCP)を提案した。このBTCPでは、3つの段階がある。一番目の段階では、対称リンクフォメーションのための状態変更技術を用いて、全てのノードについて情報を有している調整者(コーディネータ)が選択される。二番目の段階において、選択された調整者は各ノードの役目を決める。三番目の段階において、実質的な連結が行なわれる。BTCPでは、全てのノードが互いの無線範囲内に位置するという条件に基づく。
【0003】
このような条件の下で、そして規定された全てのノードに基づき、Aggarwal等は、ネットワークを個別的なピコネットクラスタにグループ化した。全てのノードに対する情報を有している、いわゆる「スーパマスタ(super-master)」が選択されれば、ピコネットの再構成過程及びピコネット間の連結がこのスーパリーダーの監視により、または調整により行なわれる。
【0004】
Law等は、O(log n)倍の複合度及びO(n)のメッセージ複合度を有する一段階スキャタネットフォメーションアルゴリズムを開示した。これによれば、全てのノードがただ一つのリーダーを有するよう分離される。その構成要素は、互いに連結されたノード群である。リーダーは、「シーク/スキャン(seek and scan)」段階に入り、選択的に「連結(connection)」、「マージ(merge)」、「ミティゲート(mitigate)」または装置移動などのプロセスを実行する。しかし、Law等が開示したことによると、全てのノードが互いの通信範囲内になければならないという制限が問題である。
【0005】
ブルーツリーアルゴリズム(Blue-tree algorithm)では、ノードは、自分がルートノード(root node)であるか否かと、自分のワンホップ(one hop)周辺機器を知っていなければならない。
【0006】
Tan等はそれぞれルート及びループフリー経路(loop free path)を一つずつ具備することにより、パケットのルーティング及びスケジュール調整を単純化した。しかし、このようなツリー型構造では、ジョイントノードが一つのピコネットではマスタであり、別のピコネットではスレーブなので二つのピコネットが互いに密接になる場合がある。
【0007】
ところが、前述した全てのアルゴリズムが実際のトラフィック状況(traffic condition)とトラフィックリクエスト(traffic request)は考慮しないまま、データリンク層における単独の動作にのみスキャタネットフォーメーションの焦点を合わせている。1対1接続(point-to-point link)が、物理的リンクのレベルでスキャタネット全体で接続されたかを確かめるため、トラフィックがほとんどないようなときにも、「アクティブ」状態は、初期のスキャタネットフォーメーションの間、またはその後に周期的に再開されなければならない。
【0008】
つまり、不要なリンク維持によって、無線通信機器において大事な存在である電力が浪費されている。このような問題に気づいたRaman等はオンデマンド型(on-demand)ルーティングを備えたスキャタネットリンクフォメーションの層間最適化理論を出してきた。しかし、これまでのところ、さらなる詳細な分析や見解については報告されていない。
【0009】
【特許文献1】
特表2000−502222号公報
【0010】
BhagwatとSegallは形成されたスキャタネットでパケットのトラフィックをルーティングできるルーティングベクトル方法を提案した。Liu Y.は新たに定義されたLMP命令言語を使用したネットワークフォメーションを使った。しかし、模擬テストで発見された通り、ブルートゥース内の多くのインクワイアリによりトラフィックの待機時間がかなり延びた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述した問題点を解決するために案出されたもので、本発明に係る第1目的は、ネットワークフォメーションとルートを独立的に維持しつつピコネットの数も最小化できるブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法を提供する。
【0012】
また、本発明に係る第2目的は、ブルートゥースのアドホックネットワークシステムでソースが希望する場合だけルートが形成されると共に、バッテリパワーを節約するブルートゥースオンデマンドルーティング方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した第1目的を達成するための本発明に係るブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法は、互いに隣接した複数個の無線通信装置よりなるブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法において、一つのピコネットでだけスレーブであるスレーブノード、一つのピコネットでだけマスタであるマスタノード、2個のピコネットにおいて全てスレーブで動作するスレーブ−スレーブジョイントノード、及び一のピコネットにおいてスレーブで動作すると共に他のピコネットにおいてマスタで動作するマスタ−スレーブジョイントノードを含む複数のピコネットで構成され、少なくとも2個以上のピコネットがスレーブ−スレーブジョイントノードにより連結されるようにしてネットワークを形成する段階と、前記ジョイントノードが、L2CAP上位層から通知されるルーティングトリガーを受信すれば、前記ジョイントノードは前記形成されたネットワークに属する前記ピコネットをブリッジングする段階とを備え、前記ネットワークを形成する段階が、L2CAPとBNEPとの間に位置しているネットワークフォメーションプロトコルによって、IP層に位置しているネットワークルーティングプロトコルの案内の下で、いずれのノードが、前記スレーブノード、前記マスタノード、前記スレーブ−スレーブジョイントノードおよび前記マスタ−スレーブジョイントノードであるかを決める段階を含むことを特徴とする。
【0014】
また、前記スレーブノードは新たなマスタにより発見されるようインクワイアリスキャンを規則的に行ない、ルーティングトリガー信号を受信すれば、近くのネットワークを探すためにインクワイアリを行なうことが望ましい。
【0015】
そして、前記スレーブノードは新たなマスタにより発見され新たなリンクが追加されればジョイントノードになることが望ましい。
【0016】
また、前記マスタノードは通信可能範囲に位置するフリーノードを発見するために規則的にインクワイアリを行ない、前記マスタノードが別のマスタノードと互いに無線範囲にある際、別のマスタノードにより発見されるよう規則的にインクワイアリスキャンを行ない、他のマスタノードによって発見されればスレーブノードに転換されることが望ましい。
【0017】
また、前記ルーティングトリガーはルーティングプロトコルまたは管理部で発生する信号であって、少なくとも Route REQuest(RREQ) Route REPly(RREP) または Route ERRor(RERR) のうちの一つであることが望ましい。
【0018】
また、同一のピコネットまたは同一のネットワークに属するノードのデータ構造は、テーブルで記録されており、前記テーブルに基づきルーティングが行なわれることが望ましい。
【0019】
また、前記テーブルは新たなノードまたは新たなネットワークが発見されたときに更新され、リンクが失われれば該当ノードを前記テーブルから削除することが望ましい。
【0020】
そして、前記テーブルには、少なくともマスタノードBD−ADDR、スレーブノードBD−ADDR、コネクション寿命、ピコネットまたはネットワーク寿命、及びスレーブ−スレーブジョイントノードのBD−ADDRが記録されていることが望ましい。
【0021】
前述した第2目的を達成するための本発明に係るブルートゥースオンデマンドルーティング方法は、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の通信方法で形成されたネットワークを利用したブルートゥースオンデマンドルーティング方法において、前記ネットワークは、前記スレーブノード、マスタノード、スレーブ−スレーブジョイントノード、及びマスタ−スレーブジョイントノードのいずれかであるソースノードと宛先ノード及び互いに独立した複数個のノードを備え、前記ソースノードがルート要求メッセージを送信して前記ソースノードから前記宛先ノードへの全ての中間ノードが前記マスタ−スレーブジョイントノードである多重フォワード経路を設定する段階と、前記ルート要求メッセージを受信した宛先ノードが前記多重設定されたフォワード経路のうちいずれか一つに沿って前記ソースノードにルート応答メッセージを送信して、前記多重設定されたいずれか1つのフォワード経路を構成する隣接した2つのマスタノードの間に前記スレーブ−スレーブジョイントノードを介在させたバックワード経路を設定する段階とを含み、前記設定されたバックワード経路を通して前記ソースノードと宛先ノードとの間に最適の経路であるルートが形成され、前記多重フォワード経路に予め定められたライフタイムが尽きると、前記多重フォワード経路で前記バックワード経路を形成しない経路の連結がパークされることを特徴とする。
【0022】
望ましくは、前記フォワード経路設定段階は、前記ソースノードが宛先ノードへのルートを必要とし、前記ルートが少なくとも一つ以上利用可能な場合、ルート要求メッセージをブロードキャストする段階と、前記ソースノードで次にホッピングされる少なくとも一つ以上の中間ノードが、前記ルート要求メッセージが前記宛先ノードに到達するまで、前記ブロードキャストされたルート要求メッセージを受信し、さらに次のホッピングノードに前記ルート要求メッセージを伝達する段階とを含む。
【0023】
ここで、前記ソースノードと前記宛先ノードとの間に連結が設定されれば、ソースノードはマスタとなり、その隣接する中間ノードはスレーブとなり、前記ルート要求メッセージは前記マスタからスレーブに転送されることが望ましい。
【0024】
また、フォワード経路に沿う全ての中間ノードはマスタスレーブジョイントノードであることが望ましい。
【0025】
また、前記ルート要求メッセージはその隣接ノードを発見して連結するためにソースノードでインクワイアリ動作を開始するルーティングトリガーであることが望ましい。
【0026】
一方、前記バックワード経路設定段階は、前記ルート要求メッセージを受信した宛先ノードが前記形成されたフォワード経路のうちいずれか一つに沿って前記ソースノードに向かってルート応答メッセージを転送する段階と、前記宛先ノードで前記ソース方向にホッピングされる中間ノードが、前記ルート応答メッセージが前記ソースノードに到達するまで、前記ルート応答メッセージを受信し、さらに次のホッピングノードに前記ルート応答メッセージを伝達する段階とを含むことができる。
【0027】
また、前記ルート応答メッセージは、マスタノードの間にスレーブ−スレーブジョイントノードを介在させるために、マスタ/スレーブスイッチングを開始するルーティングトリガーの役目を果たすことが望ましい。
【0028】
さらに、前記マスタ/スレーブスイッチングは、前記宛先ノードから偶数離隔されたノードとその次のホッピングノードとの間で行なわれることが望ましい。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づき本発明を詳述する。
IEEE802.11bでは、同期化はフレーム別になされ事前リンク設定過程がないため、いずれのノードも互いの無線範囲内に位置すれば通信が行なえると記述している。これによれば、ネットワークは常に使用できるということである。マルチ−ホッピングの場合を挙げれば、ネットワーキングはルーティングアルゴリズムのために施される。ネットワーク形成システムのための802.11における下部層(sub-layer)プロトコルスタックはない。
しかし、ブルートゥースノードはパケットを転送する前にまずピコネットを形成すべきである。簡単に説明すれば、ルーティングプロトコルと定義されたプロファイルは、ネットワークが構成された以降は主にソース(source)と宛先(destination)に重点をおいている一方、ネットワーク形成(network formation)は、ルートだけではなく、このソースと宛先との間におけるデータリンク層を基準に「より良質」なルートを提供し維持させるところにも重点をおいている。
【0030】
二つのノード間には多数個の経路が存在でき、そのうち経路とルートを選択することがルーティングアルゴリズムと定義されたプロファイルの目的である(ここで、「経路」と「ルート」とに用語を分離して使用するのは、「経路」は二つのノード間の全てのネットワーク連結を、「ルート」はパケット転送のためにルーティングプロトコルにより選択された一つの経路を指すためである)。勿論、ルーティングアルゴリズムと定義されたプロファイルもネットワークの構成を助けることができる。この目的で知られているものが「オンデマンド型(on-demand)」MANETルーティングアルゴリズムの「ルートディスカバリー(Route Discovery)」である。また、マルチキャスティングとQoS保証(QoS guarantee)もルーティングプロトコル上でなされる。一方、全てのノードを選択されたルートを通して再構成することにより、ブルートゥース物理層及びデータリンクの次元でより良質のパケット転送を行なうようにすることがネットワーク形成の目的である。ここで、その重点は、「より良質」なネットワークである。従って、いつ、そしていずれのノードがマスタになり、スレーブになるべきか、またはソースと宛先の間のルート上にいずれの種類のジョイントノードがあるかを決定するのが非常に重要になる。
【0031】
図1は、ブルートゥースグループアドホックネットワークで使用されるプロトコルスタックを示す。
【0032】
ブルートゥースSIGは、ブルートゥースノードとアプリケーションのネットワーキング能力を提供するため、BNEP(Bluetooth Network Encapsulation Protocol)層を定義している。
【0033】
ネットワークフォメーション26は、L2CAP(Logical Link Control & Adaptation Protocol)28とBNEP25の間に位置している。ネットワークフォメーション26の主な目的は、ブルートゥースのデータリンク層及び物理層の観点から、早く、より良質のブルートゥースピコネット及びスキャタネットを実現するところにある。ネットワークフォメーション26は、ルーティングプロトコルと通信可能である。
【0034】
図1に示すように、ルーティングプロトコルはIP層24内に位置すると仮定する。これは、ルーティングプロトコルなどの上位層でブルートゥースを実行することを隠している。
【0035】
一般に、ルーティングプロトコルは既存のネットワークトポロジのうち最善のルートを探し出すためのものである。ルーティングプロトコルの案内の下で、ネットワークフォメーション26は、いずれのノードがマスタであり、いずれのノードがスレーブであるか、またはいずれの種類のジョイントノードであるかを決める。
【0036】
与えられたネットワーク直径において最小限のピコネットを使用してネットワークを形成すれば、ピコネット間に干渉が少なくなり、隣接ピコネットとのパケットスケジューリングが少なくなる。その結果、ネットワークの維持が容易になる。
【0037】
それぞれ動作は違うが、ルーティングプロトコルとネットワークフォメーションは、ブルートゥースグループアドホックネットワーク(Bluetooth Group Ad hoc network)に基づいて密接に関連している。
【0038】
ここで、「L3トリガー(L3 trigger)」を、ネットワークフォメーションがルーティングプロトコルやその他の上位層のプロファイルと通信するためのメカニズムと定義する。L3トリガーの詳細については後述する。
【0039】
図1の矢印はプロファイル、ルーティングプロトコル、及び管理部をネットワークフォメーションと連結するための信号線を示す。ネットワークフォメーションは、メッセージや命令を上位層のプロトコルまたはプロファイルと交換できる。
【0040】
ネットワークフォメーション26は、定義されたプロファイルまたはルーティングプロトコルの制御によって、より良質のネットワーク、ひいてはマルチホッピングネットワーク形成のためのユーティリティを提供する。一般に、小直径であり、パケット間の衝突が少なく、周辺ピコネットとの重複が少なく、ピコネット間スケジュールが多いネットワークであるほど、ピコネットの数も少なくなることは当然である。そして、ネットワークのメンテナンス費用は、できるだけ低価格にするべきである。
【0041】
図2は、アドホックネットワークにおいてブルートゥースノードのプロトコルスタックを簡略に示す図である。
【0042】
同図を参照すれば、ブルートゥースグループアドホックネットワーク環境下で、ルーティングプロトコルとネットワークフォメーションがどのように協調しているのかが分かる。ネットワーキングアプリケーション層21、ルーティングプロトコル33、及びネットワークフォメーションプロトコル26の間に信号管(signaling pipe)が存在する。ネットワークアプリケーション層21が二つのノード間の通信を初期化する。ルーティングプロトコルが宛先へのルートを分かっている場合なら、データパケットは直接に宛先に転送される。ルーティングプロトコルが宛先へのルートを分かっていない場合なら、ルーティングプロトコルは下に位置したネットワークフォメーション層26に宛先への利用可能な経路を問い合わせる。ネットワークフォメーションプロトコルでソースと宛先の間で利用可能な経路があるならば、すべての利用可能な経路がルーティングプロトコルとして報告される。ルーティングプロトコルとネットワークフォメーションプロトコル間ではそれぞれストラテジと考慮要素が違うので、それぞれ記憶するネットワークトポロジは違ってくる。
【0043】
ネットワークフォメーションプロトコル26は、ルーティングプロトコル33に比べてネットワークトポロジについてさらに情報を持つべきである。ルーティングプロトコル33は、それらのうち一つのルートを選択する。もし、ネットワークフォメーションプロトコル26に宛先への利用可能な経路がなければ、ルーティングプロトコル33は、HCl要求を通じて「インクワイアリ/ページ(Inquiry and page)」プロセスを開始し、近接したノードとの連結を設定する。すると、ネットワークトポロジ情報または宛先要求は、2個の近接ノードのネットワークフォメーションプロトコル間で交換される。このプロセスは宛先が発見されるか、別の条件により停止するまで繰り返される。
【0044】
次に、ブルースターネットワークで使用される用語について定義する。
●フリーノード:別のノードと連結されないノード
●スレーブノード:一つのピコネットでだけスレーブメンバーであるノード
●マスタノード:一つのピコネットでだけマスタメンバーであるノード
●ジョイントノード:少なくとも二つ以上のピコネットでメンバーであるノード。ノードが加入できる最大ピコネットの数はMである。ノードがM+1番目のピコネットに加入した後、M個のピコネットのうち一つのリンクはダウンされるべきである。スキャタネットには、2種類のジョイントノード、すなわちS−SジョイントノードとM−Sジョイントノードがある。
●S−Sジョイントノード:両ピコネットにおいてスレーブで動作するジョイントノード
●M−Sジョイントノード:一のピコネットにおいてスレーブで動作すると共に他のピコネットにおいてマスタで動作するジョイントノード
●中間ノード:別のノードへ予定されたパケットを転送するのに同意したノード
●フォワード経路:ルートディスカバリー動作を開始したノードから所望の宛先に向かってデータパケットを転送するために設定された経路
●リバース(バックワード)経路:宛先ノードまたは宛先へのルートを有する中間ノードからソースにRREPパケットを転送するために設定された経路
●ルーティングトリガー:特定イベントが発生したり、または発生しようとすることを知らせるオンデマンドルーティングプロトコルからの通知。この通知はパラメータ情報を含むことができ、ブルートゥースベースバンドで動作が開始される。ルーティングプロトコルはIP層、管理者部、またはブルートゥースデータリンク層に位置することができる。
●インクワイアリ状態:ノードがインクワイアリトレインに応答すれば、2個のノード間にリンクを形成するようページ進行が行なわれる。
●休止(dormant)状態:コネクション状態及び待機状態、例えばホールドモード、スニフモード、及びパークモードなどのバッテリパワーを節約するためのブルートゥースノードの省電力状態
●ブルースターアイランド:ジョイントノードがS−Sジョイントノードであるピコネットまたはスキャタネット。ブルースターにおいて「スター」はスター型ネットワークトポロジ(topology)を示す。
●ピコネットにおいてマスタは中央である。S−Sジョイントノードを有するスキャタネットでは2個の中央がある。
【0045】
図3は、本発明に係るオンデマンドルーティング方法において、フォワード経路とバックワード経路でのノードの機能を示す図である。
【0046】
図3に示すように、ノードはフリーノード、マスタノード、スレーブノード、及びジョイントノードの4つの機能を果たすことが出来る。全てのノードは初期にフリーノードである。ルートの観点から説明すれば、パケットフォワードルートに沿って、ノードはソースノード、中間ノードまたは宛先ノードと称される。
【0047】
全てのノードは、いずれの状態にあっても規則的にインクワイアリスキャン状態に入る。これは、ノードの状態にかかわらず発見できるようにするためである。
【0048】
オンデマンドネットワーク形成は、ソースノードにより要求される時だけ可能である。その前は、全てのノードは独立している。ソースノードがパケットをある宛先ノードへ転送しようとし、宛先ノードへの有効なルートを有していなければ、ルーティングアルゴリズムは宛先を発見するために経路発見プロセスを開始する。
【0049】
この経路発見プロセスは、宛先ノードへの経路が発見されるか、全ての可能な経路交換が検索されれば終了する。
【0050】
ソースノードは、RREQメッセージをブロードキャストする。ルーティングプロトコルにおけるRREQメッセージは、その隣接ノードを発見して連結するためにソースノードのベースバンドでインクワイアリ動作をトリガーする。
【0051】
ルーティングプロトコルにおいて、宛先へのルートが必要であり、一つも利用可能なルートがない場合、RREQメッセージはブロードキャストされる。ノードはRREQメッセージをその連結されたノードに送信する。
【0052】
そのノードにとって、RREQメッセージは、ベースバンドでインクワイアリ動作を開始する「ルーティングトリガー」である。しかし、次の四種の場合は除外する。
【0053】
第1に、N(N≦7)個のアクティブスレーブがマスタノードについて予め連結されている場合であり、第2に、ジョイントノードにより連結されているM個のピコネットがある場合である。第3に、RREQメッセージのTTL(time-to-leave)フィールドがルーティングプロトコルで終了する場合である。第4に、複写されたRREQメッセージが受信される場合である。
【0054】
インクワイアリ動作において新たなノードが発見されるイベントにおいて、ノードはマスタになり、新たなノードは新たに形成されたピコネットでスレーブになる。RREQメッセージはBNEP連結が形成された後、新たなノードに転送される。もし、新たなノードがM+1番目のピコネットに加わる場合、新たなノードは以前の連結のうちいずれかを切るべきである。
【0055】
フォワード経路はライフタイム属性を有する。これは、限られた時間内でフォワード経路が確認されるべきであることを意味する。詳しくいうと、ライフタイム属性には、パークライフタイム(park lifetime)とディスコネクトライフタイム(disconnect lifetime)の二つがある。経路ライフタイムはネットワークで連結の属性である一方、ルートライフタイムはルーティングプロトコルでルーティングテーブルの属性である。
【0056】
フォワード経路に沿って、全ての中間ノードはマスタスレーブジョイントノードである。
【0057】
次いで、バックワード経路について図3を参照して説明する。
【0058】
ルーティングプロトコルにおいて、宛先に対するRREQメッセージを受信すれば、要求を満たすのに十分なルートを有しており、それ自身が宛先の場合、ノードはRREPメッセージを発生する。フォワード経路に沿って、全ての中間ノードはM−Sジョイントノードである。
【0059】
RREPメッセージは、進行中のインクワイアリ動作を中止し、バックワード経路に沿ってネットワーク再形成を開始して形成されたピコネットの数を減らすルーティングトリガーである。
【0060】
一方、RREPパケットは、マスタノードの間にS−Sジョイントノードを介在させるためにマスタ/スレーブスイッチを開始するルーティングトリガーである。
【0061】
ネットワーク再形成の原則は、マスタノードの間に可能なS−Sジョイントノードをインタリーブ(interleave)することである。これは、ピコネットの数を最小化する。
【0062】
ネットワーク再形成セグメントは開始ノードと終了ノードとの間にある。終了ノードはRREPメッセージが発生されるノードである。一方、開始ノードは、マスタで動作する際、空中にRREQメッセージが最初に転送された場所である。また、開始ノードは、スレーブで動作する際、空中にRREQメッセージが最初に転送された次ホップのノードである。
【0063】
開始ノードはマスタで動作し、終了ノードはスレーブで動作する。
【0064】
ネットワーキングアプリケーションプロファイルは、ノードの役目を決めるために高い優先順位を有しうる。マスタ−スレーブスイッチは、偶数離隔されたノードとその次のホップノード間でだけ行なわれる。
【0065】
他の経路に対するそのルートテーブルは、TTLが経過しないノードであるか、または存在するネットワークの影響を最小化するためにノードの機能は変化できない。また、固定された機能をピコネットで維持することを希望するノードについては、ノードの機能が変化できない。
【0066】
図4は、本発明に係るオンデマンドルーティング方法における、多重フォワード経路のうちバックワード経路のルーティングを示す図である。
【0067】
図4に示したように、転送は、ソースノードN0から宛先ノードN8へ二つの経路に沿って行われる。しかし、RREPメッセージは、ノードN4〜ノードN6に沿っては進行しない。これは、ルーティングプロトコルは、それらからルートを一つだけ選択するからである。パークライフタイムが経過すれば、選択されないフォワード経路上のリンクはパークされ、AM−ADDRを返還してバッテリパワーを節約する。ディスコネクトライフタイムが経過すれば、フォワード経路上のリンクは切れ、バッテリパワーをさらに節約するようになる。
【0068】
次は、ルートエラー及びルートの終了について説明する。
【0069】
ルーティングプロトコルにおいては、リンクが切れるか、ルートが終了すればRERR(Route ERRor)メッセージが発生されブロードキャストされる。RERRメッセージは、残った連結されたリンクについてパーク動作を開始する「ルーティングトリガー」である。ルーティングプロトコルにおいては、宛先へのルートが終了すれば、経路に沿った連結はパークされ、バッテリパワーを節約する。スレーブノードは、リンクを感知するために周期的に起きている必要がある。宛先へのルートがルートテーブルから削除されれば、経路に沿った連結が切れる。
【0070】
ブルースターアイランドネットワークフォメーションは、2段階プロトコルである。ブルースターアイランドネットワークフォメーションの第1段階は、フリーノードで自動的に形成される。ブルースターアイランドは、ジョイントノードが両ピコネットでスレーブになるピコネットになることができ、またはスキャタネットとなることができる。電源が供給されたとき、ノードのデフォルトの機能は、フリーノードである。その後、ノードはインクワイアリ状態、インクワイアリスキャン状態、及び休止状態などにその状態を転換する。ノードはそれぞれ独立的であり、互いについて無知の状態である。各ノードはスレーブ資格で接続してスレーブノードになれ、マスタ資格で接続してマスタノードになれる。スレーブノードは、定期的にインクワイアリスキャン状態に入って別のピコネットに発見されることにより、ブルースターアイランドが形成されうる。マスタノードは、他のマスタに発見されるように、インクワイアリ状態に入る。このようにして、二つのマスタノードが互いの無線範囲内に進入することが防止される。全てのブルートゥースノードは自律構成されるので、個別的なマルチブルースターアイランドの形成も可能である。
【0071】
図5は、二つの隣接したブルースターアイランドが互いに連結できない場合の例を示す図である。
【0072】
ブルースターアイランドネットワークフォメーションの第2段階は、「L3トリガー」の開始によりブルースターアイランドをブリッジングすることである。ここで、「L3トリガー」はルーティングプロトコル、プロファイルあるいは管理部などから転送された短い通知である。例えば、「L3トリガー」はルーティングアルゴリズムの"Route REQuest"や、"HELLO"のようなメッセージである。また、プロファイルから転送された命令、例えば「サービスディスカバリー」命令も「L3トリガー」の一例と言える。「L3トリガー」があった後、全てのエッジノード、スレーブノードなどがインクワイアリ状態を行って無線範囲内に別のスレーブノードがあるかをチェックする。新たなブルースターアイランドが発見されれば、新たなピコネットが形成される。この場合、ジョイントノードは、M−Sジョイントノードを指す。
【0073】
図6は、ブルースターネットワークフォメーションにおいてノードの役割の転換を示す図であり、図7はそれぞれのノードの状態を示す図である。
【0074】
図6において、フリーノード53は、ネットワークが形成される前に存在するノードであって、別のノードと連結を有しないノードと定義される。
【0075】
フリーノード53は、パワーオンされた後のデフォルトノードである。フリーノード53は、別のノードと連結を有せず、連結状態にならない。フリーノード53は、インクワイアリ状態、インクワイアリスキャン状態、及び休止状態に入る(段階S502)。パワーオンした後、または休止状態から覚めた後、フリーノードは[0,1]間で乱数(Rnode)を発生する。
【0076】
Rnode<R0ならば、ノードはインクワイアリ状態に入る。
【0077】
Rnode>R0ならば、ノードはインクワイアリスキャン状態に入る。
【0078】
インクワイアリとインクワイアリスキャン後にいずれの連結設定もなければ、ノードは休止状態に入る。
【0079】
トラフィックが発生すれば、フリーノード53は、インクワイアリ動作を開始する。R0は、固定された臨界値である(R0の値はシミュレーションを通してTBDである)。フリーノード53は、インクワイアリ状態になる確率よりインクワイアリスキャン状態になる確率のほうが高くなくてはならない。フリーノード53は、トラフィックパケットソースまたはパケット宛先でありうる。式のノードの役割の設定時までフリーノード53はその役割を維持する。
【0080】
役割が設定される時、フリーノード53は、形成されたリンクの状態に応じてマスタノードまたはスレーブノードになれる(段階S504及び段階S505)。そして、スレーブノードまたはマスタノードのリンクが切れれば、スレーブノードまたはマスタノードは、フリーノードに転換される(段階S509、S510)。
【0081】
スレーブノードは、一つのピコネットでだけスレーブメンバーノードと定義される。
【0082】
スレーブノード54は、トラフィックパケットソースまたはパケット宛先になれる。スレーブノード54は、さらに大きいブルースターアイランドを形成するため新たなマスタにより発見されるようインクワイアリスキャン状態に規則的に入り、トラフィックがなければバッテリパワーを節約するために休止状態に入る(段階S506)。
【0083】
上位層から「L3トリガー」を受信すれば、スレーブノード54は近接したブルースターアイランドを発見するためにインクワイアリ状態に入る(段階S508)。スレーブノード54のインクワイアリスケジュールは、注意深く配列されるべきである。全てのスレーブノード54がインクワイアリを同時に行うと、深刻なIPパケット衝突が発生するおそれがある。これは、インクワイアリ動作の性能を低下させる。たとえば、連結設定を長くし、帯域幅の浪費を引き起こす。
【0084】
別のピコネットとのリンクがダウンされるか、新たなリンクが追加されるまで、スレーブノード54は、その機能を維持する。リンクがダウンされれば、スレーブノード54はフリーノード53になるよう転換され、リンクを失う(段階S510)。新たなリンクが追加されれば、スレーブノードはジョイントノードになるよう転換される。
【0085】
一方、マスタノード51はパケットソース、パケット宛先及びトラフィックパケットリレーノードになれる。マスタノード51は、インクワイアリ状態とインクワイアリスキャン状態に規則的に入る(段階S512)。
【0086】
マスタノード51は、N個のアクティブスレーブ(N<=7)が発見されるまで、その範囲でフリーノードを発見するようインクワイアリ状態に規則的に入る。また、マスタノード51は、インクワイアリスキャン状態に規則的に入る。これは、互いに無線領域に存する場合、別のマスタにより発見されることを可能にするためである。
【0087】
第1マスタノードが第2マスタノードにより発見されれば、第1マスタノードは第2マスタノードのピコネットにおいてジョイントノード(M−Sジョイントノード)になる。すると、第1マスタノードは一つのスレーブノードとマスタ−スレーブスイッチングを行い、S−Sジョイントノードになる。
【0088】
一方、第1マスタノードに属する別のスレーブノードは、新たなピコネットに加わろうとしてジョイントノードになる(段階S514)。スレーブノードは新たなピコネットに加わり、フリーノードになれない。
【0089】
マスタノードはそれぞれの連結の寿命を記録し、連結を通して転送される全てのパケットについて寿命を更新する。連結寿命が経過した後、連結ノード(スレーブ)は、スレーブ資源になるため休止状態に入るよう命令される。
【0090】
全てのリンクが切れるか、別のマスタにより発見されるまで、マスタノードはその役割を維持する。全てのリンクが切れるイベントにおいて、マスタノードはフリーノードに転換され、別のマスタにより発見されるイベントで、発見されたマスタノードはスレーブとの全てのリンクを切り、新たなピコネットでスレーブノードに転換される。
【0091】
ジョイントノード52は、パケットソース、パケット宛先、及びブルースターアイランドの間でトラフィックパケットリレーノードになれる。ジョイントノードは、近接したブルースターアイランドにより規則的に発見されるようインクワイアリスキャン状態に入れる。上位層において「L3トリガー」を受信すれば、ジョイントノードはインクワイアリ状態に入って、近接したブルースターアイランドを発見する。
【0092】
M+1番目のピコネットにジョインした後、ジョイントノードは結合寿命とピコネット寿命に基づき、現在のアクティブ連結を切るべきである。いずれにしても、ジョイントノードは、確実にルートボトルノード(bottle node)にならなければならない。M値はTBDである。バッテリパワーを節減するため、トラフィックがなければジョイントノードは休止状態になる(段階S516)。
【0093】
ジョイントノード52は、一つのリンクが切れるまでその役割を維持する。S−Sジョイントノードリンクが切れれば、ジョイントノードはスレーブノードになる(段階S518)。M−Sジョイントノードリンクが切れれば、ジョイントノードは、いずれのノードが切れているのかによってマスタノードまたはスレーブノードになる。
【0094】
次に、L3トリガーについて詳述する。
【0095】
「L2トリガー」がL2層のためだけにIETFドラフトで使用されたため、上位層を報告するために「L3トリガー」と命名された。IETFにおいて、L2トリガーは、L2から特定イベントが発生したかあるいは発生しようとするのかの通知の約束である(潜在的にパラメータ情報を含んで)。トリガーは多様な方法で実行できる。ここで、L3トリガーは、L2CAP上位層から通知を示すよう使用する。
【0096】
ルーティングプロトコルから、L3トリガーは、オンデマンドプロトコルでRREQタイプのメッセージであるか、テーブルドリブン及びオンデマンドプロトコルで"HELLO"タイプのメッセージでありうる。RREQメッセージはIPアドレスでラベルされたノードを発見するために使用される一方、HELLOメッセージは近接したノードが未だ利用可能なのかを感知するために使われる。別のノードからRREQメッセージを受信すれば、スレーブノードは、ソースノードと宛先ノードとの中間に位置して、その到達可能な範囲に宛先があるかをチェックする。これは、ルーティングプロトコルにより行われる。
【0097】
もし、到達可能な範囲に宛先があれば、ルーティングプロトコルでRREP(Route REPly)メッセージがルーティングアルゴリズムにより発生する。ノードはソースへのバックワード経路に沿ってRREPメッセージを送信する。
【0098】
もし、到達可能な範囲に宛先がなければ、ノードはL3トリガー信号を発生して全ての到達可能なスレーブノードに知らせて、アルゴリズムに基づき近接したブルースターアイランドを求めるようインクワイアリを行う。
【0099】
インクワイアリに応答ノードがなければ、ノードはインクワイアリを中断する。
【0100】
インクワイアリに応答するノードがあれば、それらの間にBNEP連結が発生した後、RREQメッセージはノードに送信される。
【0101】
このプロセスは、宛先が発見されるか、最大ホップ(hop)数idに到達するまで繰り返される。
【0102】
このように、RREQメッセージは中間のブルースターアイランドにリレーされる。これとは逆に、HELLOメッセージは近接ノードを感知するためにだけ使用される。いずれの宛先ノードも定義されない。従って、HELLOメッセージは、リレーなしで、かつソースブルースターアイランドでだけ、トリガーを開始することができる。
【0103】
L3トリガーは管理部、限定的なプロファイル、またはサービスディスカバリーから来る場合がある。この場合、ネットワークフォメーションからルーティングプロトコルへの上向インタフェースだけがある。サービスディスカバリーと管理タイプのメッセージはL3トリガーでありうる。
【0104】
ネットワークトポロジを記録するため、全てのノードは、同一なピコネット及び同一なブルースターアイランドで到達可能なノードリストを維持すべきである。全てのノードはM−Sジョイントノードを介して通信することができる。ノードの可能なデータ構造は、表1のリストの通りである。新たなノードまたはブルースターアイランドが発見されると、ノードはその記録を加え、全ての到達可能なノードに情報を知らせる。リンクが失われれば、ノードは一つまたは1グループのノードをその記録から削除する。表1は、ルーティングプロトコルからベースバンドへの経路をマッピングしたものである。同一なものがルーティングプロトコルで発生する。コネクション寿命属性は、連結のアクティブ時間を記録するために使われる。リンクにおける全てのパケットは、寿命属性を新しくされる。ブルースターアイランド寿命は、二つのマスタが互いに無線範囲にある時、いずれがスレーブになるのか決めるために使用される。
【0105】
【表1】
Figure 0003840197
【0106】
テーブル駆動されたルーティングプロトコルは、ネットワーク情報と組み合わせるよう駆動される。ノード記録及びルーティングテーブルは殆んど同一である。オンデマンドルーティングプロトコルの場合、ルーティングテーブル及びノード記録は違う。
【0107】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明に係るブルートゥースオンデマンドルーティング方法によれば、バッテリパワーを節約することができ、進行中のトラフィックについて大きい帯域幅を提供することができる。また、バックワード経路に沿うマスタ/スレーブスイッチングにより、より良質のスキャタネット構成が実行できる。
【0108】
ネットワークフォメーションとルーティングを互いに重畳させず独立して維持することができ、テーブル駆動及びオンデマンドプロトコルのように全種類のルーティングプロトコルを受け入れられる。また、ジョイントノードがピコネットをブリッジングするので、ピコネットの数を最小化できる。そして、スレーブノードはただインクワイアリスキャンだけ行うため、管理を最小化し、バッテリパワー消費を最小化する。
【0109】
以上では本発明の望ましい実施例について説明したが、本発明は、前述した特定の実施例に限らず、請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、当該発明の属する技術分野において通常の知識を持つ者ならば誰でも多様な変形実施が可能なことは勿論、そのような変更は請求の範囲の記載の範囲内にある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブルートゥースグループアドホックネットワークで使用されるプロトコルスタックを示す図である。
【図2】アドホックネットワークでブルートゥースノードのプロトコルスタックを概略的に示す図である。
【図3】 本発明に係るブルートゥースオンデマンドルーティング方法において、フォワード経路及びバックワード経路時のノードの役割を説明するための図である。
【図4】 本発明に係るブルートゥースオンデマンドルーティング方法において、多重フォワード経路中バックワード経路のルートを説明するための図である。
【図5】二つの隣接したブルースターアイランドが互いに連結されていない場合の例を示す図である。
【図6】ブルースターネットワークフォメーションでノードの役割と役割の転換を示す信号流れ図である。
【図7】それぞれのノードの状態を示す図である。

Claims (18)

  1. 互いに隣接した複数個の無線通信装置よりなるブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法において、
    一つのピコネットでだけスレーブであるスレーブノード、一つのピコネットでだけマスタであるマスタノード、二つのピコネットにおいて全てスレーブで動作するスレーブ−スレーブジョイントノード、及び一のピコネットにおいてスレーブで動作すると共に他のピコネットにおいてマスタで動作するマスタ−スレーブジョイントノードを含む複数のピコネットで構成され、少なくとも2個以上のピコネットがスレーブ−スレーブジョイントノードにより連結されるようにしてネットワークを形成する段階と、
    前記ジョイントノードが、L2CAP上位層から通知されるルーティングトリガーを受信すれば、前記ジョイントノードは前記形成されたネットワークに属する前記ピコネットをブリッジングする段階とを備え
    前記ネットワークを形成する段階は、L2CAPとBNEPとの間に位置しているネットワークフォメーションプロトコルによって、IP層に位置しているネットワークルーティングプロトコルの案内の下で、いずれのノードが、前記スレーブノード、前記マスタノード、前記スレーブ−スレーブジョイントノードおよび前記マスタ−スレーブジョイントノードであるかを決める段階を含むことを特徴とするブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  2. 前記スレーブノードは新たなマスタにより発見されるようインクワイアリスキャンを規則的に行ない、
    ルーティングトリガー信号を受信すれば、近くのネットワークを探すためにインクワイアリを行なうことを特徴とする請求項1に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  3. 前記スレーブノードは新たなマスタにより発見され新たなリンクが追加されればジョイントノードになることを特徴とする請求項1に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  4. 前記マスタノードは通信可能範囲に位置するフリーノードを発見するために規則的にインクワイアリを行ない、
    前記マスタノードが別のマスタノードと互いに無線範囲にある際、別のマスタノードにより発見されるよう規則的にインクワイアリスキャンを行ない、
    他のマスタノードによって発見されればスレーブノードに転換されることを特徴とする請求項1に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  5. 前記ルーティングトリガーはルーティングプロトコルまたは管理部から発生される信号であって、少なくともRoute REQuest(RREQ)、RouteREPly(RREP)またはRoute ERRor(RERR)のうちいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  6. 同一のピコネットまたは同一のネットワークに属するノードのデータ構造は、テーブルで記録されており、前記テーブルに基づきルーティングが行なわれることを特徴とする請求項1に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  7. 前記テーブルは新たなノードまたは新たなネットワークが発見されたときに更新され、リンクが失われれば該当ノードを前記テーブルから削除することを特徴とする請求項6に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  8. 前記テーブルには少なくともマスタノードBD−ADDR、スレーブノードBD−ADDR、コネクション寿命、ピコネットまたはネットワーク寿命、及びスレーブ−スレーブジョイントノードのBD−ADDRが記録されていることを特徴とする請求項6に記載のブルートゥースグループアドホックネットワークにおける通信方法。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の通信方法で形成されたネットワークを利用したブルートゥースオンデマンドルーティング方法において、
    前記ネットワークは、前記スレーブノード、マスタノード、スレーブ−スレーブジョイントノード、及びマスタ−スレーブジョイントノードのいずれかであるソースノードと宛先ノード及び互いに独立した複数個のノードを備え、
    前記ソースノードがルート要求メッセージを送信して前記ソースノードから前記宛先ノードへの全ての中間ノードが前記マスタ−スレーブジョイントノードである多重フォワード経路を設定する段階と、
    前記ルート要求メッセージを受信した宛先ノードが前記多重設定されたフォワード経路のうちいずれか一つに沿って前記ソースノードにルート応答メッセージを送信して、前記多重設定されたいずれか1つのフォワード経路を構成する隣接した2つのマスタノードの間に前記スレーブ−スレーブジョイントノードを介在させたバックワード経路を設定する段階とを含み、
    前記設定されたバックワード経路を通して前記ソースノードと宛先ノードとの間に最適の経路であるルートが形成され、前記多重フォワード経路に予め定められたライフタイムが尽きると、前記多重フォワード経路で前記バックワード経路を形成しない経路の連結がパークされることを特徴とするブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  10. 前記フォワード経路設定段階は、
    前記ソースノードが宛先ノードへのルートを必要とし、前記ルートが少なくとも一つ以上利用可能な場合、ルート要求メッセージをブロードキャストする段階と、
    前記ソースノードから次にホッピングされる少なくとも一つ以上の中間ノードが、前記ルート要求メッセージが前記宛先ノードに到達するまで、前記ブロードキャストされたルート要求メッセージを受信し、さらに次のホッピングノードに前記ルート要求メッセージを伝達する段階と、を含むことを特徴とする請求項9に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  11. 前記ソースノードと前記宛先ノードとの間に連結が設定されればソースノードはマスタとなり、その隣接する中間ノードはスレーブとなり、前記ルート要求メッセージは前記マスタからスレーブに転送されることを特徴とする請求項9に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  12. フォワード経路に沿う全ての中間ノードはマスタスレーブジョイントノードであることを特徴とする請求項9に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  13. 前記ルート要求メッセージは、隣接ノードを発見して連結するためにソースノードでインクワイアリ動作を開始するルーティングトリガーであることを特徴とする請求項9に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  14. 前記ルーティングトリガーは、ブルートゥースのプロトコルでルーティング階層または管理部から提供されることを特徴とする請求項13に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  15. 前記バックワード経路設定段階は、
    前記ルート要求メッセージを受信した宛先ノードが前記形成されたフォワード経路のうちいずれか一つに沿って前記ソースノードに向かってルート応答メッセージを転送する段階と、
    前記宛先ノードで前記ソース方向にホッピングされる中間ノードが、前記ルート応答メッセージが前記ソースノードに到達するまで、前記ルート応答メッセージを受信し、さらに次のホッピングノードに前記ルート応答メッセージを伝達する段階と、を備えることを特徴とする請求項9に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  16. 前記ルート応答メッセージは、マスタノードの間にスレーブ−スレーブジョイントノードを介在させるためにマスタ/スレーブスイッチングを開始するルーティングトリガーであることを特徴とする請求項15に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  17. 前記マスタ/スレーブスイッチングは、前記宛先ノードから偶数離隔されたノードとその次のホッピングノードの間で行なわれることを特徴とする請求項16に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
  18. ブルートゥースのプロトコルにおいてルーティング機能を行なうルーティングは、ネットワーク形成と独立して、BNEP階層またはIP階層のうちいずれか一つに形成されることを特徴とする請求項15に記載のブルートゥースオンデマンドルーティング方法。
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