JP3838110B2 - Positive electrode for discharge lamp and short arc discharge lamp - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
半導体やプリント基板の露光で使用される超高圧水銀ランプおよび映像や照明に使用されるキセノンランプなどの放電ランプの陽電極構造およびショートアーク放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ショートアーク放電ランプは、例えば液晶のカラーフィルターの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程等に使用されている。該フォトリソグラフィー工程に使用される光の波長としては、およそ365nmから436nmの強い輝線スペクトルを含む範囲である。市場からは該カラーフィルターの大型化、あるいは露光工程の時間短縮が求められ、該ショートアーク放電ランプから放射される該波長域の光の絶対量増加が望まれている。特に、波長365nm近傍の光における放射の絶対量増加が望まれている。
【0003】
しかし、該ショートアーク放電ランプにおいて、波長365nm近傍の光の放射効率は水銀蒸気圧や、バッファーガスとして封入されている希ガスの圧力に対する依存性は小さく、該封入物の量を変更することでは該波長の光の放射効率を必要レベルまでアップすることはできない。
【0004】
一方、波長365nm近傍の光の放射を含め、該ショートアーク放電ランプからの光の放射量は該ショートアーク放電ランプへの電気入力に比例することは従来から知られており、該ショートアーク放電ランプへの電気入力を増加すれば放射の絶対量も上がることになる。該ショートアーク放電ランプへの電気入力を増加する方法として入力電流を高くすることが考えられる。
【0005】
しかし、ランプ電流を増加させる場合、ランプ電流が増加すると陽電極先端部が電子流の増加により加熱され該陽電極の温度が上昇する。通常、陽電極で発生した熱は該陽電極の熱伝導により外部へ放出されるものと、該陽電極の表面から放射によって外部へ放出されるものがある。しかし、ランプ電流を増加させる方法では、電子流増加による加熱に比べ外部へ放出される熱が不十分であり、その結果、該陽電極の温度上昇に伴う陽電極材の熱蒸発が促進され、発光管の内壁が黒化しランプ寿命が短くなる等の問題があった。
【0006】
前記の問題を解決するために陽電極からの熱放出の効率を向上し該陽電極の温度を下げる手法が取られている。例えば、特公昭39−11128号公報に開示されている発明では、陽電極の側面に1mm〜3mm程度の深さで且つ開き角が90°のV字溝を設け、更に該V字溝の表面に炭化タンタルを焼結させることにより該陽電極表面からの放射による熱の放出を高めることが記載されている。しかし、該方法では陽電極の温度によっては炭素が遊離し放電容器を黒化させたり、該炭素が陽電極の先端に移動し陽電極が溶けるといった問題があった。
【0007】
更に、特開平9−231946号公報では、電極にV字溝を形成しないで陽電極側面にタングステン粉末を焼結して電極表面の放射率εを向上させることにより該電極表面からの熱放射量を高めて該電極の温度を低下させるといったものが開示されている。該手法によれば、板状のタングステン金属表面での放射率が0.4程度であるのに対してタングステン粉末を焼結し放射率を向上した場合の該放射率は0.6程度まで向上している。しかし、該手法によってもショートアーク放電ランプへの電気入力を高くすることにより光の放射量を改善するには、電極の冷却は不十分であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、陽電極のV字溝の表面に炭化タンタルを焼結させたり、陽電極側面にタングステン粉末を焼結させたりする従来の方法に代えて、深さDが当該陽電極の直径の12%以内であり、かつ深さDとピッチPとの関係がD/P≧2である微細溝を陽電極表面に形成する技術に関して特願平2001−213612号に示した。微細溝の深さDとピッチPの寸法位置について図4に示す。図中、6が微細溝であり、13は隣り合う微細溝により形成されるフィンである。このような微細溝を形成すると、陽電極表面を空洞放射体とみなすことができ放射率があがるのである。電極の溝形成において溝の深さを電極の直径に対して12%以上深く設けた場合には、断面積の減少による熱伝導の阻害の方が大きくなり、電極の温度を効果的に下げられない。また、微細溝の深さDとピッチPの関係がD/P≧2であるというのは、この関係にあると微細溝の開き角度が30°程度以下になり、放射率が0.7以上になるのである。
【0009】
図1に示すようにYAGレーザによる加工で陽電極の先端部21を除いて陽電極2全体に微細溝6を形成すると、溝の深さDは約600μm程度、溝のピッチPは約200μm程度で、開き角度30°以下の微細溝になる。
隣り合う微細溝6で形成されたフィン13はその細さのために脆く、少しの衝撃で折れてしまう。具体的には、電極運搬中に運搬容器内で倒れたり、電極の熱処理中に倒れたりするとフィン13が折れたりする。
【0010】
また、図2にランプの製造工程における放電容器10の中心出しを行う際の放電容器10と陽電極2の位置関係を示す。ランプを製作する際、放電容器10の発光管部11に連設されたサイド管部12に陽電極2を通すときや放電容器10の中心出しをするためにサイド管部12内に陽電極2が有る状態で放電容器10を回転させるときに、陽電極2の側面がサイド管部12内面と接触し、フィン13が折れたりする。なお、ここで放電容器10は発光管部11とサイド管部12とからなる。14は排気管部である。
【0011】
また、フィン13が折れた場合には、発光管部11内に折れたフィンの破片が異物として混入し、発光管部11のガラスを内面から傷つけることによりランプの破裂の起点になる可能性もあり、さらに、フィン13の破片が発光管部11内面から生じる失透の核にもなりうる。
【0012】
なお、陽電極2の傾斜部22に近いフィン13が折れないまでも、図5に示すように、フィン13が潰れて隣り合うフィン同士が重なった部分ができると、その重なり部分の放射率が低下する。そうなると、微細溝の山に当たるフィンの部分は微細溝のない電極部分と比べ、熱容量が小さいためにそのフィンの重なり部分に熱が蓄積され、フィンの部分の電極部材であるタングステンが溶融して飛散するということが起こりうる。電極部材の飛散が起きると発光管の黒化が生じてしまう。
【0013】
そこで、本発明の目的は、ショートアーク放電ランプの運搬時あるいは製造時に、電極に微細な溝加工を行ったときに形成されるフィンの欠けや折れ曲がりを生じ難くした放電ランプ用陽電極、および該陽電極を用い、該陽電極の放射率を上げて陽電極の冷却効果を高め、高入力に対応したショートアーク放電ランプを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、先端部と、該先端部に続く傾斜部と、該傾斜部に続く胴部からなるタングステン製の放電ランプ用陽電極において、該胴部には、深さDが当該陽電極の直径の12%以内であり、かつ深さDとピッチPとの関係がD/P≧2である微細溝が形成されている部分と、該微細溝が形成されていない部分を有し、該微細溝が形成されている部分が該微細溝が形成されていない部分間にあり、該微細溝が形成されている部分の電極胴部の外径は、該微細溝の形成されていない電極部分の最大外径よりも小さいことを特徴とする放電ランプ用陽電極とするものである。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放電ランプ用陽電極を具備することを特徴とするショートアーク放電ランプとするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。図3(d)は本発明の陽電極2の断面図である。陽電極2の一方の端面には電極芯棒4を挿入する孔9があり、該孔9に電極芯棒4が嵌め込まれている。陽電極2の先端面は平面であり、平面に続いて傾斜部22を有する。傾斜部22に続いて胴部24となる。図3(d)は、陽電極2の先端側の傾斜部22に微細溝加工が施されている例である。微細溝加工にはYAGレーザを使用した。
【0019】
図3(d)は、傾斜部と胴部の境界およびその近傍には溝加工を行っていない。胴部側で1mm以上微細溝加工を施さない領域(図3中Lとして表示)を設ける。
そうすることで製造工程内における電極の取り扱い時に微細溝を形成するフィンが直接他の部品や治具または作業台に触れて折れたり曲がったりすることを防止できるのである。図3(d)では微細溝が形成されている部分の電極胴部の外径(図中のA1)を、該微細溝の形成されていない電極部分の最大外径(図中のA2)よりも小さくしている。
【0020】
このようにすると微細溝を形成するフィンは、例えばサイド管とは全く接触することがなくなり、破壊から守られる効果がさらに確実になる。
【0021】
なお、微細溝加工はYAGレーザによる加工の他にダイヤモンドカッターのブレードによる加工や電子ビームによる加工も可能である。微細溝は各々の溝が独立したものでも、らせん状に連続して形成された溝であってもよい。
【0022】
図6に本発明のショートアーク放電ランプ1の全体図を示す。放電容器10の発光管部11内にタングステン製の陽電極2と同じくタングステン製の陰電極3が先端距離10mm程度で対向配置されている。
陽電極2と陰電極3は各々サイド管部12の中で埋設され、外部端子15と電気的に接続される。発光管部11の中にはキセノン、アルゴン、クリプトンなどの希ガス若しくはこれらの混合物からなる封入ガスおよび水銀などの発光物質が封入される。封入ガスの圧力は封入時において、例えば0.1〜10atmであり、水銀封入量は発光管部11の内容積当たりの重量で10〜60mg/ccである。この放電ランプは例えば定格50V、定格5kWで点灯される。
【0023】
【発明の効果】
本発明により、ショートアーク放電ランプの運搬時あるいは製造時に、電極に微細な溝加工で形成されるフィンの欠けや折れ曲がりを生じ難くした放電ランプ用陽電極とすることができ、本発明においては炭化物が遊離し放電容器を黒化させたり、該炭素が陽電極の先端に移動し陽電極が溶けるといった問題もない。
【0024】
また、ショートアーク放電ランプへの電気入力を高くすることにより光の放射量を改善するために、電極を十分冷却できる。また該陽電極を用い、該陽電極の放射率を上げて従来と同じ入力のランプを作れば従来に比べて該陽電極を小型化でき、ランプ自体を小型化したショートアーク放電ランプとすることができる。
【0025】
さらに、微細溝が形成するフィンが折れることがないため、フィンの破片が発光管内に異物として混入し、発光管部のガラスを内面から傷つけることもない。また、フィンの破片が発光管部内面から生じる失透の核にもなり得ない。
【0026】
また、フィンが潰れて隣り合うフィン同士が重なった部分もできず、電極部材であるタングステンが溶融して飛散するということもなく、タングステンの溶融飛散に起因する発光管の黒化も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ溝加工を先端部を除く略全域に施した陽電極の断面図を示す。
【図2】放電容器の中心出しの際の放電容器と電極の位置関係を示す。
【図3】(d)は本発明の陽電極の断面図を示す。
【図4】溝深さDと溝ピッチPの寸法位置を示す。
【図5】微細溝で形成されたフィンが潰れてフィン同士が重なった状態を示す。
【図6】本発明のショートアーク放電ランプの全体図を示す。
【符号の説明】
1 ショートアーク放電ランプ
2 陽電極
21 先端部
22 傾斜部
23 境界
24 胴部
3 陰電極
4 電極芯棒
6 微細溝
9 孔
10 放電容器
11 発光管部
12 サイド管部
13 フィン
14 排気管部
15 外部端子[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a positive electrode structure and a short arc discharge lamp of a discharge lamp such as an ultra-high pressure mercury lamp used for exposure of a semiconductor or a printed board and a xenon lamp used for video or illumination.
[0002]
[Prior art]
In recent years, short arc discharge lamps are used in, for example, a photolithography process in a manufacturing process of a liquid crystal color filter. The wavelength of light used in the photolithography process is a range including a strong emission line spectrum of about 365 nm to 436 nm. The market demands an increase in the size of the color filter or a reduction in the exposure process time, and an increase in the absolute amount of light in the wavelength range emitted from the short arc discharge lamp is desired. In particular, an increase in the absolute amount of radiation in light near the wavelength of 365 nm is desired.
[0003]
However, in the short arc discharge lamp, the radiation efficiency of light in the vicinity of a wavelength of 365 nm has little dependence on the mercury vapor pressure and the pressure of the rare gas sealed as the buffer gas. The radiation efficiency of the light having the wavelength cannot be increased to a necessary level.
[0004]
On the other hand, it has been conventionally known that the amount of light emitted from the short arc discharge lamp, including the radiation of light in the vicinity of a wavelength of 365 nm, is proportional to the electric input to the short arc discharge lamp. Increasing the electrical input to increases the absolute amount of radiation. Increasing the input current can be considered as a method of increasing the electrical input to the short arc discharge lamp.
[0005]
However, when the lamp current is increased, when the lamp current increases, the tip of the positive electrode is heated by the increase of the electron current, and the temperature of the positive electrode rises. Usually, heat generated at the positive electrode is released to the outside by the heat conduction of the positive electrode, and heat generated by the radiation from the surface of the positive electrode. However, in the method of increasing the lamp current, the heat released to the outside is insufficient compared to the heating due to the increase in the electron current, and as a result, the thermal evaporation of the positive electrode material accompanying the temperature rise of the positive electrode is promoted, There has been a problem that the inner wall of the arc tube is blackened and the lamp life is shortened.
[0006]
In order to solve the above-mentioned problem, a technique has been adopted in which the efficiency of heat release from the positive electrode is improved and the temperature of the positive electrode is lowered. For example, in the invention disclosed in Japanese Patent Publication No. 39-11128, a V-shaped groove having a depth of about 1 mm to 3 mm and an opening angle of 90 ° is provided on the side surface of the positive electrode, and the surface of the V-shaped groove is further provided. In US Pat. No. 6,057,831, it is described that heat release by radiation from the positive electrode surface is enhanced by sintering tantalum carbide. However, this method has a problem that carbon is liberated depending on the temperature of the positive electrode and the discharge vessel is blackened, or the carbon moves to the tip of the positive electrode and the positive electrode is melted.
[0007]
Furthermore, in Japanese Patent Laid-Open No. 9-231946, the amount of heat radiation from the electrode surface is improved by sintering tungsten powder on the side surface of the positive electrode without forming a V-shaped groove in the electrode to improve the emissivity ε of the electrode surface. In which the temperature of the electrode is lowered by increasing the temperature. According to this method, the emissivity on the surface of the plate-like tungsten metal is about 0.4, whereas the emissivity is improved to about 0.6 when the tungsten powder is sintered to improve the emissivity. is doing. However, even with this method, the cooling of the electrodes has been insufficient to improve the amount of light emitted by increasing the electrical input to the short arc discharge lamp.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the present applicant has replaced the conventional method in which tantalum carbide is sintered on the surface of the V-shaped groove of the positive electrode or tungsten powder is sintered on the side surface of the positive electrode. Japanese Patent Application No. 2001-213612 discloses a technique for forming a fine groove on the surface of a positive electrode in which the relationship between the depth D and the pitch P is D / P ≧ 2 within 12% of the diameter of the positive electrode. FIG. 4 shows the dimension positions of the depth D and the pitch P of the fine grooves. In the figure, 6 is a fine groove, and 13 is a fin formed by adjacent fine grooves. When such a fine groove is formed, the positive electrode surface can be regarded as a cavity radiator, and the emissivity is increased. In the formation of the groove of the electrode, when the groove depth is deeper than 12% with respect to the diameter of the electrode, the heat conduction is hindered by reducing the cross-sectional area, and the electrode temperature can be effectively lowered. Absent. In addition, the relationship between the depth D of the fine groove and the pitch P is D / P ≧ 2, in which case the opening angle of the fine groove is about 30 ° or less and the emissivity is 0.7 or more. It becomes.
[0009]
As shown in FIG. 1, when the
The
[0010]
FIG. 2 shows the positional relationship between the
[0011]
Further, when the
[0012]
In addition, even if the
[0013]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a positive electrode for a discharge lamp that is less likely to cause chipping or bending of fins formed when a minute groove is formed on the electrode during transportation or manufacture of the short arc discharge lamp. An object of the present invention is to provide a short arc discharge lamp that uses a positive electrode, increases the emissivity of the positive electrode to enhance the cooling effect of the positive electrode, and supports high input.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the invention of claim 1 includes a distal end portion, an inclined portion following the tip portion, the tungsten discharge lamp positive electrode comprising a body portion continuing to the inclined portion, the A portion in which the depth D is within 12% of the diameter of the positive electrode and a fine groove in which the relationship between the depth D and the pitch P is D / P ≧ 2 is formed in the body portion; There is a portion where the fine groove is not formed, the portion where the fine groove is formed is between the portions where the fine groove is not formed, and the outside of the electrode body portion of the portion where the fine groove is formed. The positive electrode for a discharge lamp is characterized in that the diameter is smaller than the maximum outer diameter of the electrode portion where the fine groove is not formed .
[0017]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a short arc discharge lamp comprising the discharge lamp positive electrode according to the first aspect.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described. FIG.3 (d) is sectional drawing of the
[0019]
In FIG. 3D, no groove processing is performed at the boundary between the inclined portion and the body portion and in the vicinity thereof. A region (indicated as L in FIG. 3) where fine groove processing is not performed by 1 mm or more is provided on the body side.
By doing so, it is possible to prevent the fins that form the fine grooves from touching other parts, jigs, or work benches from being bent or bent when handling the electrodes in the manufacturing process. In FIG. 3D, the outer diameter (A1 in the drawing) of the electrode body portion where the fine groove is formed is larger than the maximum outer diameter (A2 in the drawing) of the electrode portion where the fine groove is not formed. Is also small.
[0020]
In this way, the fin forming the fine groove does not come into contact with, for example, the side tube at all, and the effect of being protected from destruction is further ensured.
[0021]
In addition to the processing by the YAG laser, the microgroove processing can be performed by a diamond cutter blade or an electron beam. The fine groove may be one in which each groove is independent, or a groove formed continuously in a spiral shape.
[0022]
FIG. 6 shows an overall view of the short arc discharge lamp 1 of the present invention. Similar to the
The
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a positive electrode for a discharge lamp that is less prone to chipping or bending of fins formed by fine groove processing on the electrode during transportation or manufacture of a short arc discharge lamp. Is free and the discharge vessel is blackened, or the carbon moves to the tip of the positive electrode and the positive electrode melts.
[0024]
Also, the electrode can be sufficiently cooled to improve the amount of light emitted by increasing the electrical input to the short arc discharge lamp. In addition, if the positive electrode is used and the emissivity of the positive electrode is increased to make a lamp with the same input as the conventional one, the positive electrode can be made smaller than before, and the lamp itself can be reduced in size to be a short arc discharge lamp. Can do.
[0025]
Further, since the fin formed by the fine groove does not break, the broken pieces of the fin are mixed as foreign matter in the arc tube, and the glass of the arc tube portion is not damaged from the inner surface. In addition, the fin fragments cannot become devitrification nuclei generated from the inner surface of the arc tube portion.
[0026]
Further, the fins are crushed and the adjacent fins are not overlapped, so that tungsten as an electrode member is not melted and scattered, and the arc tube is not blackened due to melting and scattering of tungsten.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a positive electrode on which laser grooving has been performed over substantially the entire region excluding the tip.
FIG. 2 shows the positional relationship between the discharge vessel and the electrode when centering the discharge vessel.
FIG. 3 (d) shows a cross-sectional view of the positive electrode of the present invention.
4 shows dimensional positions of groove depth D and groove pitch P. FIG.
FIG. 5 shows a state in which fins formed by fine grooves are crushed and the fins overlap each other.
FIG. 6 shows an overall view of a short arc discharge lamp of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Short
Claims (2)
該胴部には、深さDが当該陽電極の直径の12%以内であり、かつ深さDとピッチPとの関係がD/P≧2である微細溝が形成されている部分と、該微細溝が形成されていない部分を有し、該微細溝が形成されている部分が該微細溝が形成されていない部分間にあり、該微細溝が形成されている部分の電極胴部の外径は、該微細溝の形成されていない電極部分の最大外径よりも小さいことを特徴とする放電ランプ用陽電極。In a positive electrode for a discharge lamp made of tungsten, comprising a tip, an inclined part following the tip, and a trunk following the inclined part,
A portion in which the depth D is within 12% of the diameter of the positive electrode and a fine groove in which the relationship between the depth D and the pitch P is D / P ≧ 2 is formed in the trunk portion; A portion where the fine groove is not formed, the portion where the fine groove is formed is between the portions where the fine groove is not formed, and the electrode body portion of the portion where the fine groove is formed A positive electrode for a discharge lamp, wherein an outer diameter is smaller than a maximum outer diameter of an electrode portion in which the fine groove is not formed .
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