JP3837399B2 - 折り畳み可能なアンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイバーシチ方式によって電波を受信するアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、受信特性や指向性の異なる複数のアンテナを配備し、その中から通信状態の最も良好なアンテナを選択して電波の受信を行なうダイバーシチ方式のアンテナ装置が知られている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
ダイバーシチ方式のアンテナ装置においては、複数のアンテナが同軸ケーブルを介して無線モジュールに接続されており、無線モジュールによって通信状態の良好な1つ以上のアンテナが選択される。従って、周辺環境によって受信電波の到来方向が変化する場合や電波の反射波や回折波を受信する場合にも、良好な受信状態を得ることが出来る。
【0003】
ところで、アンテナが筐体に収容可能に取り付けられ、必要に応じてアンテナを筐体から出し入れすることが出来るアンテナ装置が知られている(特許文献3参照)。
特許文献3に記載のアンテナ装置は、図14に示す如く、筐体(8)の端部に伸縮式のアンテナ(9)を摺動可能に突設して構成されており、筐体(8)の端部には凹部(81)が形成され、該凹部(81)の底面には開口部(82)が形成されており、筐体(8)の内部には、開口部(82)と対向する位置に円筒状のアンテナホルダー(83)が取り付けられている。アンテナ(9)は、伸縮式の複数のロッド部(91)の最大径部となる第1段目のロッド部(91l)をヒンジ機構(92)を介してアンテナベース(93)に連結して構成され、該アンテナベース(93)は、前記アンテナホルダー(83)に摺動可能に保持されると共に、該摺動方向を回転軸として回転することが出来る。
【0004】
該アンテナ装置においては、電波の送受信が必要でない場合には、アンテナ(9)を筐体(8)の内部に収容する。電波の送受信が必要な場合には、先ずアンテナ(9)の全体を筐体(8)から露出させ、次にロッド部(91)をヒンジ機構(92)の回転軸を中心に回転させた後にロッド部(91)を伸張させる。これによってアンテナ(9)が電波送受信の可能な状態となる。この状態で、ヒンジ機構(92)によってアンテナ(9)を筐体(8)に対して近接離間可能に回転させると共に、アンテナ(9)をその中心軸回りに回転させてヒンジ機構(92)の回転軸の向きを変化させることにより、アンテナ(9)を最も受信感度の高い方向に向けることが出来、これによって良好な受信状態を得ることが出来る。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−237773号公報[H04B7/08]
【特許文献2】
特開2002−271125号公報[H01Q3/24]
【特許文献3】
特開平9−246824号公報[H01Q1/10](
【0013】〜
【0017】

【図2】)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ダイバーシチ方式のアンテナ装置を例えばテレビジョン受像機のキャビネットに取り付けて使用する場合、複数のアンテナの電波受信状態を良好なものとするために、アンテナ装置はキャビネットから突出した位置に取り付けられることになるので、電波の送受信を必要としない場合においても、常にアンテナ装置がキャビネットから突出して、邪魔になる問題があった。
そこで、図14のアンテナ装置に装備されているヒンジ機構と同様のヒンジ機構を介して一対の筐体を開閉可能に連結し、一方の筐体に複数のアンテナを収容すると共に、他方の筐体に無線モジュールを収容して、該他方の筐体をキャビネットに固定する、折り畳み可能なアンテナ装置が考えられる。
該アンテナ装置においては、電波の送受信時には両筐体を開くことによってアンテナをキャビネットから突出した位置に設定することが出来、電波の送受信が必要でないときには両筐体を閉じることによってアンテナを折り畳むことが出来る。
【0007】
しかしながら、上述の如きアンテナ装置においては、複数のアンテナを無線モジュールに接続するための複数本のケーブルが、ヒンジ機構を通過することになるので、両筐体の開閉動作に伴うヒンジ機構の回転動作によって、複数本のケーブルが互いに絡まり合い、これによって両筐体の回転動作に支障をきたす虞があった。
そこで本発明の目的は、必要に応じて折り畳むことが可能なアンテナ装置において、複数のアンテナと無線モジュールの間を伸びる複数本のケーブルが折り畳みに伴って互いに絡み合うことのないアンテナ装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】
本発明に係るアンテナ装置においては、複数のアンテナ(21)がそれぞれケーブルを介して無線モジュール(41)に接続され、該無線モジュール(41)によって通信状態の良好な1つ以上のアンテナ(21)を選択することが可能なアンテナ装置において、ベース筐体にヒンジ機構(3)を介して可動筐体が枢支され、ベース筐体に前記無線モジュール(41)が収容されると共に、可動筐体に前記複数のアンテナ(21)が配備され、前記ヒンジ機構(3)は、ベース筐体と可動筐体を互いに開閉可能に連結する円筒状の軸部材(24)を具え、ベース筐体には、前記軸部材 (24) と平行に伸びる円筒状のガイド部材 (43) が回転可能に配備され、該ガイド部材 (43) の外周面によって前記軸部材(24)の外周面と対向するガイド面(40)が形成され、前記複数のアンテナ(21)と無線モジュール(41)の間を伸びる複数本のケーブルは、互いに間隔をあけた状態で、前記軸部材(24)の外周面とガイド面(40)の間に狭持されている。
【0009】
上記本発明のアンテナ装置において、ベース筐体は例えばテレビジョン受像機のキャビネットの一部によって構成され、或いは、テレビジョン受像機のキャビネットに固定された別体のキャビネットによって構成される。ここで、両筐体はヒンジ機構(3)により開閉可能に連結されているので、ベース筐体を固定した状態で可動筐体をベース筐体に対して開くことにより、可動筐体に配備されている複数のアンテナ(21)をベース筐体よりも高い位置に設定することが出来る。又、可動筐体をベース筐体に対して閉じることにより、複数のアンテナ(21)をベース筐体と同じ高さに設定することが出来る。
【0010】
上記本発明のアンテナ装置において、複数本のケーブルは、互いに間隔をあけた状態で、軸部材(24)の外周面とガイド面(40)の間に狭持されており、該狭持状態は、両筐体の開閉動作時にも保たれる。即ち、各ケーブルが軸部材(24)の外周面とガイド面(40)によって狭持されている状態で両筐体を開閉させることが可能である。従って、ヒンジ機構(3)の回転動作に伴って各ケーブルがヒンジ機構(3)の回転軸の方向にずれることはなく、互いに離間した位置関係が維持される。
従って、複数のケーブルは、両筐体の開閉動作に伴って互いに絡み合うことはない。
【0011】
又、複数本のケーブルが両筐体の開閉動作に伴ってケーブル長手方向に移動する場合、軸部材(24)の外周面との間で各ケーブルを狭持すべきガイド面(40)は、回転可能な円筒状のガイド部材(43)の外周面によって形成されているので、複数本のケーブルの移動に伴ってガイド部材(43)が回転し、これらのケーブルとガイド面(40)との間に摩擦が発生することはない。従って、両筐体の開閉動作に伴って複数本のケーブルはスムーズに移動し、両筐体の開閉に支障を来たすことはない。
【0012】
更に具体的な構成において、前記ガイド面(40)には、前記複数本のケーブルに沿って伸びる複数の溝部(49)が凹設され、前記複数本のケーブルは複数の溝部(49)にそれぞれ嵌まっている。又、軸部材(24)の外周面には、周方向に伸びる複数の巻回溝(25)が軸方向の間隔をおいて凹設され、前記複数本のケーブルは複数の巻回溝(25)にそれぞれ嵌まっている。
【0013】
該具体的構成において、ガイド面(40)の溝部(49)及び軸部材(24)の巻回溝(25)は、ガイド部材(43)及び軸部材(24)の軸方向に間隔をおいて凹設されているので、複数本のケーブルは、溝部(49)及び巻回溝(25)の両方若しくは何れか一方に嵌まることにより、互いに間隔をあけて整然と配列される。これによって、複数本のケーブルは、整然と配列された状態でガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に狭持され、この状態で両筐体を開閉させることが可能である。従って、ヒンジ機構(3)の回転動作に伴って各ケーブルがガイド面(40)の溝部(49)或いは軸部材(24)の巻回溝(25)から外れることはなく、互いに離間した位置関係が維持される。
【0014】
又、複数本のケーブルが、ガイド面(40)の溝部(49)或いは軸部材(24)の巻回溝(25)に嵌まった状態で軸部材(24)の外周面とガイド面(40)の間に狭持されることにより、軸部材(24)の外周面とガイド面(40)の間隔をケーブルの直径よりも小さくすることが出来、これによって、各ケーブルが溝部(49)及び巻回溝(25)の両方若しくは何れか一方の内部に拘束されることになるので、それらの溝から抜け出ることは不可能となる。この結果、複数本のケーブルは常に溝部(49)及び巻回溝(25)の両方若しくは何れか一方に嵌まった状態で整然と整列した状態に保たれる。
又、軸部材(24)とガイド面(40)を互いに近接させて配置することが可能となり、これによってアンテナ装置の小型化が実現される。
【0015】
【発明の効果】
本発明に係る折り畳み可能なアンテナ装置によれば、折り畳みに伴って複数本のケーブルが互いに絡み合うことはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をテレビジョン受像機のアンテナ装置に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
第1実施例
本発明に係るテレビジョン受像機は、図1に示す如く扁平な本体(1)を具え、該本体(1)は、台座(13)によって支持されている。該本体(1)の表面には、平面型のディスプレイ(11)が配備されると共に、該ディスプレイ(11)の下方には、一対のスピーカ(12)(12)が配備されている。
又、本体(1)の背面には、テレビジョン放送波を受信するためのアンテナユニット(10)が取り付けられている。
【0017】
該テレビジョン受像機は、室内に設置されたテレビジョン放送受信装置(図示省略)と無線LANによって接続されており、テレビジョン放送受信装置から送信されてくるテレビジョン放送波をアンテナユニット(10)によって受信することにより、テレビジョン放送の映像及び音声をディスプレイ(11)及びスピーカ(12)(12)から出力することが可能である。
【0018】
アンテナユニット(10)は、図1及び図2に示す如く、それぞれ直方体状の上部キャビネット(2)と下部キャビネット(4)を具え、両キャビネット(2)(4)は、ヒンジ機構(3)によって互いに連結されており、これによって、上部キャビネット(2)は下部キャビネット(4)に開閉可能に枢支されることとなり、ユーザは、図1の如く上部キャビネット(2)を下部キャビネット(4)に対して開き、或いは、図2の如く上部キャビネット(2)を下部キャビネット(4)に対して閉じることが可能である。
尚、アンテナユニット(10)は、図1の如く、下部キャビネット(4)をテレビジョン受像機の本体(1)の背面に固定して取り付けられており、図1の開き状態では、上部キャビネット(2)の全体が本体(1)の上面から突出し、図2の閉じ状態では、上部キャビネット(2)の全体が本体(1)の後ろに隠れることとなる。
【0019】
図5に示す如く、ヒンジ機構(3)は、上部キャビネット(2)の下端部に取り付けられた円筒状の軸部材(24)の両端面に、下部キャビネット(4)の上端部に突設された一対のリング状駒部(45)(45)を対向させ、軸部材(24)とリング状駒部(45)(45)を一対の第1枢支ピン(46)(46)によって互いに相対回転可能に連結して構成されており、これによって、両キャビネット(2)(4)は、ヒンジ機構(3)の一対の第1枢支ピン(46)(46)を中心として相対回転し、開閉することになる。
又、上部キャビネット(2)の底面には、軸部材(24)の外周面と対向することとなる位置に、軸部材(24)の両端面間の距離と略同一の幅を有するスリット(23)が形成されている。
【0020】
図6に示す如く、下部キャビネット(4)の上面には、軸部材(31)と対向する位置に、軸部材(24)の両端面間の距離と略同一の幅を有する開口部(48)が形成されており、該開口部(48)の両側部には、一対のリング状駒部(45)(45)と対向する位置に、一対の円弧状駒部(44)(44)が突設されている。該円弧状駒部(44)(44)の間には、軸部材(24)と平行に伸びる円筒状のガイド部材(43)が開口部(44)を横断して取り付けられており、該ガイド部材(43)は、ヒンジ機構(3)の回転軸と平行な回転軸を有する一対の第2枢支ピン(47)(47)を介して円弧状駒部(44)(44)に回転可能に取り付けられている。ガイド部材(43)には、その外周面によって、後述の同軸ケーブル(22)を案内すべきガイド面(40)が形成されている。
【0021】
又、図7に示す如く、ガイド部材(43)は、該ガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面との間に後述の同軸ケーブル(22)の直径よりも僅かに小さい間隔Sをあけて、一対の円弧状駒部(44)(44)に取り付けられている。
【0022】
図3に示す如く、上部キャビネット(2)の内部には、底面を除く5つの面に対向して、受信特性と指向性の異なる5つの扁平なアンテナ(21)が取り付けられている。該アンテナ(21)にはそれぞれ、高周波特性の優れた同軸ケーブル(22)が接続されている。
【0023】
又、5本の同軸ケーブル(22)の先端部は、上部キャビネット(2)のスリット(23)を通過して上部キャビネット(2)から引き出され、ヒンジ機構(3)及び下部キャビネット(4)の開口部(48)を通過して下部キャビネット(4)の内部に伸びている。
上部キャビネット(2)と下部キャビネット(4)の間を伸びる5本の同軸ケーブル(22)は、互いに間隔をあけて軸部材(24)の外周面に巻き付けられ、図7の如く軸部材(24)の外周面とガイド部材(43)のガイド面(40)との間を通過している。ここで、軸部材(24)の外周面とガイド部材(43)のガイド面(40)との間隔Sは、同軸ケーブル(22)の直径よりも僅かに小さいので、5本の同軸ケーブル(22)は、軸部材(24)の外周面とガイド部材(43)のガイド面(40)の間に狭持されることになる。従って、5本の同軸ケーブル(22)は、一定の間隔を保った状態でヒンジ機構(3)を通過して、下部キャビネット(4)に向かって伸びることになる。
【0024】
図4に示す如く、下部キャビネット(4)の内部には、無線モジュール(41)が配備されており、該無線モジュール(41)の上端部には、5つの端子部(42)が形成されている。該端子部(42)にはそれぞれ同軸ケーブル(22)の先端部が接続され、これによって、5つのアンテナ(21)が5本の同軸ケーブル(22)を介して無線モジュール(41)に接続されている。
【0025】
上記本実施例のアンテナ装置において、テレビジョン放送受信装置からのテレビジョン放送波を受信する際には、図1の如く上部キャビネット(2)を開く。これによって、上部キャビネット(2)がテレビジョン受像機の本体(1)の上面から突出し、図3に示す5つのアンテナ(21)が本体(1)の上面よりも高い位置に配置されることになる。この状態で、無線モジュール(41)によって、5つのアンテナ(21)の中から通信状態の良好な1つ以上のアンテナ(21)が選択され、該アンテナ(21)によってテレビジョン放送受信装置からのテレビジョン放送波が受信される。
この結果、テレビジョン受像機のディスプレイ(11)には高画質の映像が映し出されると共に、一対のスピーカ(12)(12)からは高音質の音声が放出される。
【0026】
テレビジョン放送波の受信を終了した後は、図2の如く上部キャビネット(2)を閉じて、上部キャビネット(2)をテレビジョン受像機の本体(1)の背部に収容する。これによって、アンテナユニット(10)の上部キャビネット(2)は正面からは見えない位置に隠れることになり、アンテナユニット(10)が邪魔になることはない。
【0027】
上記本実施例のアンテナ装置において、5本の同軸ケーブル(22)は、互いに間隔をあけた状態で、上部キャビネット(2)の軸部材(24)の外周面と下部キャビネット(4)のガイド部材(43)のガイド面(40)の間に狭持されており、該狭持状態は、両キャビネット(2)(4)の開閉動作時にも保たれる。即ち、各同軸ケーブル(22)が軸部材(24)の外周面とガイド面(40)によって狭持されている状態で上部キャビネット(2)を下部キャビネット(4)に対して開閉させることが出来る。従って、同軸ケーブル(22)は両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴ってヒンジ機構(3)の回転軸方向にずれることはなく、互いに離間した位置関係が維持される。
従って、5本の同軸ケーブル(22)は、両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴って互いに絡み合うことはない。
【0028】
又、5本の同軸ケーブル(22)は、両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴って、軸部材(24)の外周面上を周方向に僅かに摺動することとなるが、同軸ケーブル(22)を狭持すべきガイド面(40)は、回転可能なガイド部材(43)の外周面によって形成されているので、同軸ケーブル(22)の摺動に伴ってガイド部材(43)が回転することとなり、同軸ケーブル(22)とガイド面(40)との間に摩擦が発生することはない。従って、両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴って5本の同軸ケーブル(22)はスムーズに軸部材(24)の外周面上を摺動し、同軸ケーブル(22)が両キャビネット(2)(4)の開閉動作を妨げることはない。
【0029】
本実施例のアンテナ装置によれば、両キャビネット(2)(4)の開閉状態に拘わらず、5本の同軸ケーブル(22)は常に互いに間隔をあけた状態に保たれ、両キャビネット(2)(4)の開閉動作時においても、互いに離間した位置関係は維持される。従って、両キャビネット(2)(4)の開閉に伴って5本の同軸ケーブル(22)が互いに絡み合うことはなく、よって5本の同軸ケーブル(22)が両キャビネット(2)(4)の開閉動作に支障を来たす虞はない。
【0030】
第2実施例
図8及び図9に示す本実施例のアンテナ装置は、5本の同軸ケーブル(22)が両キャビネット(2)(4)を連結するヒンジ機構(3)を通過する過程で、上部キャビネット(2)に突設された軸部材(24)の外周面と下部キャビネット(4)に取り付けられたガイド部材(43)のガイド面(40)の間に狭持されている構造において、上記第1実施例と同じ構造を有するが、図8に示す如く、ガイド部材(43)のガイド面(40)には、周方向に伸びる5本の溝部(49)が軸方向の間隔をおいて凹設されている。
又、図9に示す如く、ガイド部材(43)は、該ガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面との間に同軸ケーブル(22)の直径よりも小さい間隔Sをあけて、一対の円弧状駒部(44)(44)に回転可能に取り付けられている。
【0031】
上部キャビネット(2)から露出した5本の同軸ケーブル(22)は、ガイド面(40)の溝部(49)に嵌まった状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に狭持されており、これによって該同軸ケーブル(22)がガイド面(40)上に互いに一定の間隔をあけて整然と配列される。そして、該同軸ケーブル(22)は、互いに一定の間隔を保った状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間を通過し、下部キャビネット(4)に向かって伸びている。
【0032】
本実施例のアンテナ装置においては、5本の同軸ケーブル(22)がガイド面(40)の溝部(49)に嵌まった状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に狭持されており、然もガイド面(40)と軸部材(24)の間の間隔Sは同軸ケーブル(22)の直径よりも小さいので、該同軸ケーブル(22)は溝部(49)の内部に拘束されることになる。従って、両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴って5本の同軸ケーブル(22)が溝部(49)から抜け出ることはなく、互いに絡み合うことはない。
【0033】
第3実施例
図10及び図11に示す本実施例のアンテナ装置は、5本の同軸ケーブル(22)が両キャビネット(2)(4)を連結するヒンジ機構(3)を通過する過程で、上部キャビネット(2)に突設された軸部材(24)の外周面と下部キャビネット(4)に取り付けられたガイド部材(43)のガイド面(40)の間に狭持されている構造において、上記第1実施例と同じ構造を有するが、図10に示す如く、軸部材(24)の外周面には、周方向に伸びる5本の巻回溝(25)が軸方向の間隔をおいて凹設されている。
又、図11に示す如く、ガイド部材(43)は、該ガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面との間に同軸ケーブル(22)の直径よりも小さい間隔Sをあけて、一対の円弧状駒部(44)(44)に回転可能に取り付けられている。
【0034】
上部キャビネット(2)から露出した5本の同軸ケーブル(22)は、軸部材(24)の巻回溝(25)に嵌まった状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に狭持されており、これによって同軸ケーブル(22)が軸部材(24)の外周面上に互いに一定の間隔をあけて整然と配列される。そして、該同軸ケーブル(22)は、一定の間隔を保った状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間を通過し、下部キャビネット(4)に向かって伸びている。
【0035】
本実施例のアンテナ装置においては、5本の同軸ケーブル(22)が軸部材(24)の巻回溝(25)に嵌まった状態でガイド部材(43)のガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に狭持されており、然もガイド面(40)と軸部材(24)の間の間隔Sは同軸ケーブル(22)の直径よりも小さいので、該同軸ケーブル(22)は巻回溝(25)の内部に拘束されることになる。従って、両キャビネット(2)(4)の開閉動作に伴って5本の同軸ケーブル(22)が溝部(49)から抜け出ることはなく、互いに絡み合うことはない。
【0036】
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、図12及び図13に示す如く、下部キャビネット(4)の開口部(48)の内面にガイド面(40)を形成すると共に、該ガイド面(40)に間隔をおいて5本の溝部(49)を凹設し、該溝部(49)に同軸ケーブル(22)が嵌まった状態でガイド面(40)と軸部材(24)の外周面の間に該同軸ケーブル(22)を狭持する構成によっても、本発明と同様の効果が得られる。
又、無線モジュール(41)をテレビジョン受像機の本体(1)に内蔵し、該本体(1)に対して上部キャビネット(2)を開閉可能に連結した構成によっても、上記実施例と同様の効果が得られる。
又、ガイド部材(43)を弾性樹脂によって形成すれば、同軸ケーブル(22)を傷めることなく狭持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ装置をテレビジョン受像機に取り付けて上部キャビネットを開いた状態を示す斜視図である。
【図2】該アンテナ装置をテレビジョン受像機に取り付けて上部キャビネットを閉じた状態を示す斜視図である。
【図3】アンテナユニットの上部キャビネットの内部構成を示す一部破断斜視図である。
【図4】該アンテナユニットの下部キャビネットの内部構成を示す斜視図である。
【図5】ヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大斜視図である。
【図6】ガイド部材を示す拡大斜視図である。
【図7】ヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大正面図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるアンテナ装置のヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大斜視図である。
【図9】該アンテナ装置のヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大正面図である。
【図10】本発明の第3実施例におけるアンテナ装置のヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大斜視図である。
【図11】該アンテナ装置のヒンジ機構及びガイド部材を示す拡大正面図である。
【図12】本発明に係る他のアンテナ装置のガイド面を示す拡大斜視図である。
【図13】該アンテナ装置のヒンジ機構及びガイド面を示す拡大正面図である。
【図14】従来のアンテナ装置の一部破断側面図である。
【符号の説明】
(1) 本体
(2) 上部キャビネット
(21) アンテナ
(22) 同軸ケーブル
(24) 軸部材
(25) 巻回溝
(3) ヒンジ機構
(4) 下部キャビネット
(40) ガイド面
(41) 無線モジュール
(43) ガイド部材
(49) 溝部

Claims (3)

  1. 複数のアンテナ(21)がそれぞれケーブルを介して無線モジュール(41)に接続され、該無線モジュール(41)によって通信状態の良好な1つ以上のアンテナ(21)を選択することが可能なアンテナ装置において、ベース筐体にヒンジ機構(3)を介して可動筐体が枢支され、ベース筐体に前記無線モジュール(41)が収容されると共に、可動筐体に前記複数のアンテナ(21)が配備され、前記ヒンジ機構(3)は、ベース筐体と可動筐体を互いに開閉可能に連結する円筒状の軸部材(24)を具え、ベース筐体には、前記軸部材 (24) と平行に伸びる円筒状のガイド部材 (43) が回転可能に配備され、該ガイド部材 (43) の外周面によって前記軸部材(24)の外周面と対向するガイド面(40)が形成され、前記複数のアンテナ(21)と無線モジュール(41)の間を伸びる複数本のケーブルは、互いに間隔をあけた状態で、前記軸部材(24)の外周面とガイド面(40)の間に狭持されていることを特徴とする折り畳み可能なアンテナ装置。
  2. 前記ガイド面(40)には、前記複数本のケーブルに沿って伸びる複数の溝部(49)が凹設され、前記複数本のケーブルは複数の溝部(49)にそれぞれ嵌まっている請求項1に記載の折り畳み可能なアンテナ装置。
  3. 軸部材(24)の外周面には、周方向に伸びる複数の巻回溝(25)が軸方向の間隔をおいて凹設され、前記複数本のケーブルは複数の巻回溝(25)にそれぞれ嵌まっている請求項1又は請求項2に記載の折り畳み可能なアンテナ装置。
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