JP3832620B2 - カラー撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー撮像装置に関し、特にデジタルスチルカメラなどのカラー撮像装置における肌色の色再現性を向上する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルスチルカメラなどのカラー撮像装置が盛んに利用されてきている。最近ではCCD固体撮像装置やCMOS型固体撮像装置を用い、100万画素を超える画素数を有するカラー撮像装置が広まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カラー撮像装置の被写体として最も多く対象となるのは人間、特にその顔であろう。従って、肌色の色再現性はきわめて重要である。
【0004】
一般的なカラー撮像装置、特にCCD固体撮像装置やCMOS型固体撮像装置などを用いたデジタルカメラのカラーフィルタなどの素子構造や信号処理回路は、太陽光(例えば、D65:6500Kのデイライトなど)下において撮影した場合に肌色に関する良好な色再現性が得られるように設計されている。
【0005】
ところが、実際には屋外撮影の他に室内撮影も行われる。室内撮影においては、例えば、蛍光灯下又は白熱灯下において撮影する場合が多い。このような太陽光以外の光源下における色再現性については従来、十分には検討されていなかった。
【0006】
とりわけ、日本において普及している普通型蛍光灯(F6)下や、欧米で照明として良く用いられる白熱灯下における肌色の色再現性については改善する必要がある。
【0007】
本発明は、太陽光下のみでなく、普通型蛍光灯(F6)下や、白熱灯下においても肌色の色再現性が良好なカラー撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、R、G、Bの3原色に対して分光感度を有するカラー撮像装置であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の5%から40%の間の最大値を有する副感度とを有するように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成したカラー撮像装置が提供される。
【0009】
本発明の他の観点によれば、2次元平面上に整列配置された複数の光電変換素子とその上に配置されたR,G、Bのカラーフィルタとを含むカラー撮像素子であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の10%から30%の間の最大値を有する副感度と、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値、前記主感度の10%以下であるように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成したカラー撮像装置が提供される。
【0010】
(1)R、G、Bの3原色に対して分光感度を有するカラー撮像装置であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の5%から40%の間の最大値を有する副感度と、を有しているカラー撮像装置、(2)R、G、Bの3原色に対して分光感度を有するカラー撮像装置であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の10%から30%の間の最大値を有する副感度と、を有しているカラー撮像装置、(3)さらに、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値は、前記主感度の最大値の10%以下であるカラー撮像装置、(4)さらに、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値が、前記主感度の最大値の5%以下であるカラー撮像装置、(5)2次元平面上に整列配置された複数の光電変換素子とその上に配置されたR,G、Bのカラーフィルタとを含むカラー撮像素子であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の10%から30%の間の最大値を有する副感度と、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値は、前記主感度の10%以下であるカラー撮像装置、を用いると、太陽光下のみでなく普通型蛍光灯(F6)下や白熱灯下における肌色の色再現性も向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明者は、一般的なカラー撮像装置、例えばデジタルカメラの分光感度特性に着目した。
【0012】
図1は、分光分析法により測定した一般的なデジタルスチルカメラの分光感度特性の一例である。横軸は波長(nm)、縦軸は相対感度(a.u.)である。図1には、Bについて2種類の分光感度特性B−1及びB−2を示している。B−1は、560nm以上の長波長においてほとんど感度を有していない。B−2は、わずかな、もれ感度を有している。より詳細には、560nmから670nmにかけてのかなり広い波長範囲で、Bの最大感度に対してほぼ8%程度の感度を有するもれ感度が存在する。B−1及びB−2のいずれの分光感度特性も実用化されている。いずれの分光感度特性においても、太陽光(D65など)下において撮影した場合に色再現性が良くなるように、それぞれリニアマトリックスと色差マトリックスとを最適化している。
【0013】
図2は、デジタルスチルカメラで記録した肌色の色度点(a*,b*)の例を示すとともに、R,G,Bの各信号値の変動により、肌の色度点がどのように変化するのかを示している。
【0014】
肌色を構成するR,G,B信号のうちG信号値だけを大きくすると、肌の色度点はラインL1上を左上方向に移動し、色相角θは大きくなる。また、B信号値だけを大きくすると、肌の色度点はラインL3上を下降し、色相角θは小さくなる。
【0015】
図1に示すように、Bの分光感度(Sb)に波長域560nmから670nmにかけてのもれ感度が存在する前述のB−2の場合には、白熱灯下での色度点は図2にIで示す点にくる。点Iにおいては、B信号値が大きすぎて色相角θが小さくなっている。一方、蛍光灯(F6)下における色度点は、例えば、図2においてP2で示される。主としてG信号値が大きすぎて色相角θが大きくなっている。
【0016】
図3に各種の光源の放射エネルギー(縦軸:任意単位)と波長(横軸)との関係を示す。
【0017】
図3に示すように、D65の放射エネルギー分布は、380nmから780nmの可視波長域において、450nm付近をピークとして長波側へなだらかに下降する形となっている。
【0018】
白熱灯から出射される光の放射エネルギー分布は、可視域において短波側から長波側にかけて、単調に放射エネルギーが高くなっていく。普通型蛍光灯から出射される光の放射エネルギー分布F6は、全体として580nm付近にピークを有するブロードなピークと、405nmと435nm及び545nm付近に存在する鋭いピークとを有している。
【0019】
3波長型蛍光灯のうちの1種から出射される光のエネルギーは、F10で示され、別の3波長型蛍光灯の1種から出射される光のエネルギーは、F12で示され、F10及びF12のいずれも、波長545nm付近及び波長610nm付近に特に鋭いピークを有している。
【0020】
図3に示すように、白熱灯(I)は、長波長側に向けて放射エネルギーが徐々に高くなる特性を有している。従って、長波長領域にBの分光感度がもれ感度を有していると、D65の場合に比べて白熱灯下では、長波長側でのもれ感度の影響が大きくでる。従って、白熱灯下では、B信号がより多く乗ってしまう。
【0021】
具体的には、580nmよりも長波側、特に620nmよりも長波長側のもれが大きく影響する。Bの分光感度に関しては、620nm以上の波長域におけるもれ感度をなるべく抑えるのが好ましい。
【0022】
図4に分光感度(Sb,Sg,Sr:右横軸)とエネルギー(D65×PおよびF6×P:左横軸)の波長依存性を示す。但し縦軸の単位は任意である。Pは、平均的な肌の分光反射率(%)である。D65×Pは、D65の放射エネルギーに平均的な肌色の反射率Pをかけた値、即ち、D65下において、平均的な肌から反射されてデジタルカメラに入射する光の強度であり、波長により変化する値である。同様に、F6×Pは、F6の放射エネルギーに平均的な肌色の反射率Pをかけた値、即ち、F6下において、平均的な肌から反射されてデジタルカメラに入射する光の強度であり、波長により変化する値である。
【0023】
図4には、さらに、D65の放射エネルギーと波長依存性を持たないグレーの反射率Grとをかけた値D65×Grおよび、F6の放射エネルギーと波長依存性を持たないグレーの反射率Grとをかけた値F6×Grを示している。D65×Grは、D65下において、グレーから反射されてデジタルカメラに入射する光の強度であり、波長により変化する値である。F6×Grは、F6下において、グレーから反射されてデジタルカメラに入射する光の強度であり、波長により変化する値である。Grは、波長によらず一定の反射率を有するグレーの反射率(%)である。
【0024】
図1に示すような従来のBの分光感度特性(B−2)を持つと、図2に示すようにF6下での肌色は色相角が大きくて緑味に見える。別の従来のB分光感度B−1においてはさらにこの傾向が強い。この色相角θのずれは、肌色のB信号値を増やすことにより修正できる。
【0025】
D65撮影の場合において、グレーバランス(ホワイトバランス)をとった状態で肌色が適切な色度点にくるようにマトリックスによる調整を行なっている。そのマトリックスを固定してF6撮影を行なうと、グレーバランスをとった状態での肌色の色相角が大きくなってしまうが、この色相角θが小さくなるように修正するために、F6撮影時の肌色だけB信号値を増やすことを考える。
【0026】
図4においては、D65×P、F6×P、D65×Gr、およびF6×Grは、G分光感度Sgを通して見た値が同一値になるように、それぞれに定数をかけて求めた値を示している。即ち、∫Sg×D65×P・dλ=∫Sg×F6×P・dλ=∫Sg×D65×Gr・dλ=∫Sg×F6×Gr・dλの関係が成り立っている。言い換えると、D65下の肌色のG信号値、F6下の肌色のG信号値、D65下のグレーのG信号値、およびF6下のグレーのG信号値は全て同一値となっている。
【0027】
B分光感度Sbに、F6×PがD65×Pよりも高くなっている波長域における副感度を付与すると、F6下の肌色のB信号値の増加分は、D65下での肌色のB信号値の増加分よりも大きくすることが出来る。従って、D65下の肌色を、元の適切な色度点に色差マトリックスの調節にて戻す(B信号値の増加分に相当する色相角の増加分を0にする)処理を行なった後でも、F6の肌色の色度点は元のF6の色度点よりもB信号値の多い点、即ち色相角の小さい点に留まることになる。このような波長域とは、図4において左下がりの斜線領域、即ち、レンジR1で示される540nmから620nmの波長域である。
【0028】
ところで、上記のようにF6×P>D65×Pとなる波長範囲においてBの副感度を持たせると、Bの感度が増加することによりグレーバランスがくずれる。グレーバランスがくずれた状態において、再度グレーバランスをとると、F6×PのB信号値も再び減少してしまう。
【0029】
再度グレーバランスをとった際に、F6下の肌色のB信号値を元の値(Bに副感度がない場合の値)よりも大きくするには、F6×Pの方がF6×Grよりも高い波長域にBの副感度を持たせれば良い。このような波長域とは、図4において右下がりの斜線領域、即ち、図4においてレンジ2で示される575nm以上の波長を有する波長域である。
【0030】
以上より、F6×P>D65×Pであり、かつ、F6×P>F6×Grである波長領域、即ち、図4においてレンジR3で示される領域、即ち、575nmから620nmの波長領域にBの副感度を設ければ良いことがわかった。
【0031】
尚、前述のように、Bの分光感度に関しては620nm以上の波長領域におけるもれ感度があまり大きくない方が好ましい。620nm以上の波長領域に大きなもれ感度が存在すると、長波長側での放射エネルギーが高い白熱灯下において、肌色にB信号が余分にのり、青味の(色相角θの小さい)肌になってしまうからである。
ここで、620nm以上の波長領域におけるもれ感度は、当該もれ感度のピーク値が、青色波長領域における主感度の最大値の10%以下であることが望ましく、5%以下であることがより望ましい。
【0032】
一方、3波長型蛍光灯(F10やF12)下においては、B感度の長波長域でのもれ感度が少ないほど、肌色の色相角θが大きくなる傾向にある。(図9のB−1参照。)
図3に示すように、F10とF12とは、波長610nm近傍に放射エネルギーの大きなピークを有している。このピークはD65、F6、あるいは白熱灯のいずれよりも高いので、このピーク波長域にBの感度(副感度)を少し持たせれば、F10やF12の肌色の色相角θを選択的に少し下げることが出来る。575nmから620nmのBの副感度は、F10やF12のピークが存在する610nm前後の波長域では適度に小さい方が好ましい。
【0033】
より具体的には、Bが、575nmから620nmの波長範囲、より好ましくは580nmから615nmの範囲に副感度を有しているのが、上記の種々の光源下において肌色を良く再現することができる条件と考えられる。
ここで、575nmから620nmの波長範囲における副感度は、青色波長領域における主感度の最大値の5%から40%の間の最大値を有することが望ましく、10%から30%の間の最大値を有することがより望ましい。
【0034】
以上に述べた考察に基づき、以下に本実施の形態によるカラー撮像装置について図5から図7までを参照して説明する。
【0035】
図5は、カラー撮像装置(デジタルスチルカメラ)の概略的な構造を示す図である。カラー撮像装置Cは、撮像装置Bと信号処理部Dと、記憶装置(画像信号記憶部)161と、表示装置(モニタディスプレイ)163とを含む。撮影レンズ135と封止板111との間に、赤外線カットフィルタ141が配置されている。封止板111は、例えば特殊な面方位にカットされた水晶板が用いられ、ローパスフィルタとしての機能を兼ねる。
【0036】
撮像装置Bにより撮影された画像の信号は、信号処理部Dにおいて処理される。赤外線カットフィルタは、波長655nm(透過率が50%となる波長)以上における透過率を低減させる。チップキャリア100内に固体撮像装置110が収容されている。チップキャリア100上を封止板111で封じる。撮像装置Bにより撮影された画像の信号は、信号処理部Dにおいて処理される。
【0037】
信号処理部Dは、例えば、A/D変換回路151と、A/D変換回路151により変換されたデジタル信号を記憶する画像記憶部153と、画像記憶部153に記憶されているデジタル信号を処理する画像信号処理部(マイクロプロセッサ)155と、画像記憶部153に記憶されているデジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換回路157とを含んでいる。
【0038】
記憶装置161は、例えば半導体メモリであり、画像信号を保存しておくことができるとともに、他の装置において画像信号を再生等する際に用いられる。
【0039】
表示装置163は、例えば液晶表示装置であり、画像信号を実際の画像として再生させることができる。例えば、デジタルスチルカメラにおける動画モニターとして用いることができる。
【0040】
以下、CCD固体撮像装置を例にして、固体撮像装置の構造について説明する。
【0041】
図6は、CCD固体撮像装置の代表例として示したハニカムCCDカラー撮像装置の平面図である。図7(A)から図7(C)は、ハニカムCCDカラー撮像装置の製造工程を示す断面図である。
【0042】
図6に示すように、ハニカムCCDカラー撮像装置110は、半導体基板6の表面が形成する2次元平面上に、多数個の光電変換素子7が一定のピッチで複数列、複数行に亘って配列されている。光電変換素子7が列方向に並んで1つの光電変換素子列を形成している。光電変換素子7が行方向に並んで1つの光電変換素子行を形成している。光電変換素子7に隣接して矢印方向に電荷を読み出すための読み出しゲート7aが形成されている。
【0043】
1つの光電変換素子列を構成している複数個の光電変換素子の各々は、それと行方向に隣接する光電変換素子列を構成している光電変換素子に対し、列方向に約1/2ピッチずれている。1つの光電変換素子行を構成している複数個の光電変換素子の各々は、それと列方向に隣接する光電変換素子行を構成している光電変換素子に対し、行方向に約1/2ピッチずれている。
【0044】
各光電変換素子7に蓄積された信号電荷を転送するために、複数本の垂直電荷転送チャネル21が形成されており、各垂直電荷転送チャネル21は、行方向に隣接する光電変換素子列の間を蛇行しつつ、列方向に延びている。垂直電荷転送チャネル層21は、例えば半導体基板6に形成されたn型半導体層である。
【0045】
垂直電荷転送チャネル21の上には、水平方向に延びる複数本の第1の垂直電荷転送電極27aと、これと列方向に隣接する第2の垂直電荷転送電極27bとが蛇行するように形成されている。第1の垂直電荷転送電極27aと第2の垂直電荷転送電極27bとは、行方向に延びる直線に対して線対称に形成されており、第1の垂直電荷転送電極27aと第2の垂直電荷転送電極27bとが一組になって、これが多数組列方向に繰り返し形成されている。一組の垂直電荷転送電極27a、27bの間に形成されるほぼ六角形の隙間および、垂直電荷転送電極27b、27aの間に形成されるほぼ六角形の隙間のそれぞれに、上記の光電変換素子7の各々が位置する。
【0046】
以上のように、多数個の光電変換素子7および複数本の電荷転送電極をハニカム状に形成することにより、画素密度を向上させることができる。
【0047】
垂直電荷転送チャネル21は光電変換素子列から下方に突出しており、垂直電荷転送チャネル21の下端には、これと接続する水平電荷転送チャネル53が形成されている。垂直電荷転送チャネル21のうち光電変換素子列から突出する位置から水平電荷転送チャネル53に接続されている位置までの間に、水平方向に延びる電荷転送電極32−1から32−5までが垂直方向に隣接して形成されている。電荷転送電極32−4と32−5とは共通接続されている。電荷転送電極32−4下の半導体層中に、低濃度のn型半導体層又はp型半導体層により第1のバリア層B1(斜線が施される)が形成されている。
【0048】
最終の電荷転送電極32−5と垂直方向に隣接するとともに、水平方向に沿うように水平電荷転送チャネル53が形成されている。水平電荷転送チャネル53の一端には出力アンプ61が形成されている。水平電荷転送チャネル53は、高濃度のn型半導体層53aと低濃度のn型半導体層53bとを含む。高濃度のn型半導体層53aは、島状の領域に複数形成されており、各々が1本の垂直電荷転送チャネル21の一端と近接し、それと向かい合う。低濃度のn型半導体層53bは、少なくとも複数本、例えば全ての垂直電荷転送チャネル21の一端とそれぞれ隣接するように水平方向に延びる領域と、この水平方向に延びる領域から枝分かれする複数の分枝部分とを有している。
【0049】
分枝部分のそれぞれは、水平方向に隣接する高濃度のn型半導体層53aを分割するように垂直方向に延びている。低濃度のn型半導体層55bは、第2のバリア層B2(斜線部)を形成している。低濃度のn型半導体層の代わりにp型半導体層を用いても良い。
【0050】
高濃度のn型半導体層53a上に形成された島状の第1の水平電荷転送電極55aと、低濃度のn型半導体層53b上に形成された第2の水平電荷転送電極55bとが、水平方向に交互に並んでいる。水平電荷転送電極は、55a−1、55b−1、55a−2、55b−2という順番で水平方向に並ぶ。
【0051】
第1の水平電荷転送電極55a−1から55a−8までと第2の水平電荷転送電極55b−1から55b−8までが1セットになり、これらが複数セット配置されている。
【0052】
水平方向に隣接する水平電荷転送電極、例えば水平電荷転送電極55a−1と55b−1とが共通に接続され、2相駆動可能な電極群を形成している。但し、本構成においては、1セット当たり8本の駆動信号供給線が設けられている。図では左側から順にφH1からφH8までの電圧が印加できるようになっている。
【0053】
図7(A)から図7(C)までは、図6のVII−VII'線断面図である。図7(C)はカラー撮像素子の断面図であり、図7(A)及び図7(B)を参照して図7(C)に至るまでの製造工程を説明する。
【0054】
図7(A)に示すように、半導体基板6上にp型半導体層15を形成する。p型半導体層15に、p型半導体層15とともに光電変換素子(フォトダイオード)7を構成するn型半導体層17を形成する。n型半導体層17に近接してn型半導体層により垂直電荷転送チャネル21が形成される。両者の間に読み出しゲート7aが形成される。n型半導体層17及び垂直電荷転送チャネル21の外側に、高不純物濃度のp型半導体層によりチャネルストッパ層23を形成する。
【0055】
p型半導体層15上にゲート酸化膜25を形成する。ゲート酸化膜25上であって、垂直電荷転送チャネル層23の上の領域に、電荷転送電極27a、27bを多結晶シリコンにより形成する。電荷転送電極27a、27b上にも絶縁膜25aを形成し、その上に光電変換素子7の一部を構成するn型半導体層17の表面上の絶縁膜25上を露出する開口を有するとともに、電荷転送電極27a及び27bと垂直電荷転送チャネル層23との上を覆う遮光膜31を形成する。上記の構造を覆って、平坦化膜30を形成する。
【0056】
図7(B)に示すように、平坦化膜30上の各光電変換素子7に対応する領域上に、ブルーカラーフィルタ33を含むカラーフィルタをそれぞれ形成する。図7(B)には、ブルーカラーフィルタ33の両側にグリーンカラーフィルタ35が示されているが、カラーフィルタの配置は、例えば図6に示す配置になっており、グリーンG、ブルーB、及びレッドRの3色の色配置を有している。
【0057】
グリーンが並ぶ列と、レッドとブルーとが交互に並ぶ列とが行方向に交互に並んでいる。色フィルタの配列は図6の色配列に限定されるものではない。いかなるフィルタ配置であっても、本発明の範囲に入るものであり、発明の効果を発揮することが可能である。
【0058】
カラーフィルタの製造工程について、詳細に説明する。透明樹脂中にそれぞれR,G,Bの顔料を混合してR、G及びBのそれぞれのカラーレジストを形成する。これらのカラーレジストを基板上に塗布してパターニングすることによりカラーフィルタを形成することができる。
【0059】
平坦化膜30を形成した後、第1色のカラーフィルタを形成し、次いで、第2色、第3色の順でカラーフィルタを形成する。各色のカラーフィルタの形成工程は、まず、各色のカラーレジスト膜を基板表面に塗布し第1のベーキング工程を経た後、パターン形成のための露光及び現像を行った後、第2のベーキング工程を行う。
【0060】
カラーレジスト膜は、スピンコータ、スプレーコータ又はロールコータなどにより塗布する。塗布する膜厚は、例えば0.2μmから5μmであり、好ましくは、1μmから2μmの間である。
【0061】
パターン形成のための露光工程は、露光用マスクと基板表面とを非接触状態又は接触状態にして、i線、h線、g線又はエキシマレーザを用いて光を照射する。現像工程は、露光後の基板をアルカリ系の現像液、例えば炭酸ソーダ又は苛性ソーダを含む水溶液中、或いは有機溶剤(ジメチルベンジルアミン、トリエタノールアミンなど)中に漬浸する。水溶液又は有機溶剤をスプレーなどで噴霧しても良い。尚、現像液には、消泡剤や界面活性剤を添加しても良い。
【0062】
グリーンG、レッドR及びブルーBの3色のカラーフィルタを形成する場合には、G、R及びBのカラーフィルタを任意の順序で形成する。
【0063】
次に、図7(C)に示すように、カラーフィルタ33,35,37上に平坦化膜40を形成してカラーフィルタによる表面の凹凸を低減する。平坦化膜40上の各光電変換素子7に対応する領域上に、光電変換素子7の開口18に集光するためのマイクロレンズ41を形成する。
【0064】
以上の工程により、RGB原色系のカラーフィルタを備えたハニカムCCDカラー撮像素子が完成する。
【0065】
図6及び図7を参照して、ハニカムCCDカラー撮像素子の動作を説明する。
【0066】
第1の垂直電荷転送電極27aと第2の垂直電荷転送電極27bとに読み出しパルスを印加する。この際、第1及び第2の垂直電荷転送電極27a、27bと垂直方向に隣接する次の行の第1及び第2の垂直電荷転送電極には読み出しパルスを印加しない。すなわち1/2間引き読み出しを行う。
【0067】
第1の垂直電荷転送電極27aに読み出しパルスを印加すると、グリーンGの電荷が光電変換素子7から読み出しゲート7aを通って垂直電荷転送チャネル21に転送される。第2の垂直電荷転送電極27bに読み出しパルスを印加すると、レッドR及びブルーBの電荷が光電変換素子7から読み出しゲート7aを通って垂直電荷転送チャネル21に転送される。
【0068】
垂直電荷転送電極27a、27bに対して、垂直電荷転送チャネル21内の電荷を水平電荷転送チャネル53方向に転送するための電圧を順次印加していく。電荷が水平電荷転送チャネル層53の方向に転送される。電荷転送電極32−1、32−2、32−3、32−4(32−5と共通)に順次Highの電圧を印加して電荷を水平電荷転送チャネル53の方向に転送していくと、電荷転送電極32−5の下に、例えば電荷G、B、Rの電荷が蓄積される。これらの電荷が、一旦電荷転送電極32−5の下に転送されると、電荷転送電極32−4の下に形成されている第1のバリア層B1の存在により、電荷が水平電荷転送チャネル層53と反対の方向には戻らない。
【0069】
ここで、φ4をLowにして、例えばφH5をHighにすると、電荷転送電極32−5の下に蓄積されていた電荷(B又はR)が水平電荷転送電極53a−5下の高濃度のn型半導体層53a中に入る。次にφ4をLowにしたままφH4をHighにすると、この電荷(R又はB)が55a−4下の高濃度のn型半導体層53aに転送される。このようにして、電荷(BおよびR)を水平電荷転送電極55a−2下の高濃度のn型半導体層53aまで転送する。
【0070】
次に、φ4をLowにしたまま、φH1をHighにすると、水平電荷転送電極55a−2下の高濃度のn型半導体層53aまで転送されてきた電荷(B又はR)と水平電荷転送電極55a−1と垂直方向に向かい合う転送電極32−5下の垂直電荷転送チャネル層21内に蓄積されている電荷(BとR)とが53a−1下の領域に入り、電荷(B又はR)が加算される。同様の動作により、Gの電荷も加算することができる。各色の電荷を加算することができるため、より明るい画像を得ることができる。
【0071】
図8に、本実施の形態によるカラー撮像装置の分光感度特性を示す。2種類のカラー撮像素子についてBの分光感度を示している。Bのみの感度を示し、R及びGの感度は従来と同じであるため省略した。
【0072】
図8に示すように、2種類のカラー撮像素子は、波長460nm付近に最大感度を有し、波長380nmから波長540nmにかけて分布する大きなBの分光感度帯を有している。加えて、2つのカラー撮像装置のうち、B−3で示す分光感度特性を有する第1のカラー撮像装置は、波長590nmから620nmにかけてほぼガウス分布に似た形状で分布の小さな副感度帯を有している。
【0073】
一方、2つのカラー撮像装置のうち、B−4で示す分光感度特性を有する第2のカラー撮像装置は、第1のカラー撮像装置の分光感度特性と似た分光感度特性を有しているが、さらに波長540nmから580nmにかけてもれ感度を有するとともに、波長620nmから670nmにかけてもさらに小さなもれ感度を有している。
【0074】
B−4で示す分光感度特性を有する第2のカラー撮像装置に用いられているカラーフィルタは、PV23顔料とアルミニウムフタロシアニン顔料を透明樹脂中に混合して製造する。尚、カラーフィルタGは、イエローの顔料と、グリーンの又はシアンの顔料とを混合して製造する。カラーフィルタRは、レッドの顔料を用いて製造する。
【0075】
2つのカラー撮像装置のうちのB−3の分光感度特性は、B−4で示す分光感度特性を有するカラーフィルタに対して、さらに波長540nmから580nmにわたる光の感度を低減するためのフィルタなどを設けることにより得ることもできる。或いは、図5に示した信号処理回路を用いて、B信号からG信号を適切な割合で引くリニアマトリックス演算処理を行うことによりデジタルカメラとしての分光感度特性をB−3で示すような理想的な形に修正しても良い。
【0076】
尚、分光感度特性B−3及びB−4において、波長680nm以上の範囲において分光感度をほぼゼロにするためには、図5に示す赤外線カットフィルタにより赤外域の感度をカットすれば良い。
【0077】
次いで、2つのカラー撮像装置において、6500Kの太陽光(D65)によって撮影した時に、色再現性が良好になるように、リニアマトリックスと色差マトリックスを最適化した。
【0078】
この状態において、D65の時の色相角を基準にした場合の普通型蛍光灯(F6)と、3波長型蛍光灯(F10,F12)と、高演色型蛍光灯(F8)と、白熱灯(2845K)との下で撮影した肌色、さらに、D50(5000K)、D55(5500K)及びD75(7500K)の太陽光で撮影したときの肌色の色相角θのずれ(色相角差)を調べた。加えて、ストロボ光下での色相角θのずれも示した。
【0079】
図9に、上記の各条件下における色相角差、すなわち、D65下での肌色の色相角と各光源下での肌色の色相角の差を示す。上記の撮影条件ごとにホワイトバランスを調整し直して色相角差を求めている。Bの分光感度特性としては、上述の一般的なカラー撮像装置の分光感度特性であるB−1及びB−2と、本発明の一実施の形態によるカラー撮像装置の分光感度特性であるB−3及びB−4とに関して調べている。
【0080】
図9に示すように、本発明のカラー撮像装置(B−3又はB−4の分光感度特性を有する)を用いると、一般的なカラー撮像装置(B−1又はB−2のような分光感度特性を示す)と比較して、F6下での撮影時や、白熱灯下での撮影時の肌色の色相がD65下での撮影時の肌色の色相と近づく(色相角差が0に近づく)。また、F12の場合も改善されている。従って、本実施の形態によるカラー撮像装置を用いると、撮影光源の違いによる肌色の色相再現性が一般的なカラー撮像装置の場合に比べて向上していることがわかる。
【0081】
次に、本実施の形態によるカラー撮像装置の応用例について説明する。
【0082】
一般的なカラー撮像装置の中には、図10に示すように、Gの分光感度がBの分光感度の波長領域にまで入り込んでいるものもある。このようなG感度と、上記実施の形態によるカラー撮像装置のB感度(分光感度特性B−3)とを有する場合について説明する。尚、比較のため、一般的なカラー撮像装置のB感度(分光感度特性B−2を有する)も示している。
【0083】
図11は、図10に示すB感度(B−2又はB−3)とG感度とを有する場合の各種の光源下における肌色の色相角差を示す図である。
【0084】
図11に示すように、本実施の形態の応用例によるカラー撮像装置(B−3)を用いると、一般的なカラー撮像装置(B−2)を用いた場合に比べて、各種の光源下で撮影した肌色の色相角が、D65下での撮影時の肌色の色相角と近づく。例えば、F6下での撮影時や、白熱灯下での撮影時の肌色の色相がD65下での撮影時の肌色とかなり近づいていることがわかる。従って、Gの分光感度がBの分光感度の波長領域にまで入り込んでいても、本実施の形態によるカラー撮像装置のB感度をと組み合わせれば肌色の色再現性が向上することがわかる。
【0085】
以上、ハニカムCCD固体撮像装置を用いたデジタルカメラを例にして本発明のカラー撮像装置について説明したが、正方格子型CCD固体撮像装置やCMOS型固体撮像装置を用いたデジタルカメラなどにも本発明の概念が適用できることは言うまでもない。
【0086】
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者には自明であろう。
【0087】
【発明の効果】
カラー撮像装置の光源の違いによる肌色の色再現性が良好になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なカラー撮像素子の分光感度特性を示す図である。
【図2】 デジタルスチルカメラで記録した肌の色度点を示すa**色度図である。
【図3】 各種光源の放射エネルギーの波長依存性を示す図である。
【図4】 RGB分光感度と、D65(P)、F6(P)の放射エネルギー(縦軸)と波長(横軸)との関係を示す図である。
【図5】 カラー撮像装置(デジタルスチルカメラ)の概略的な構造を示す図である。
【図6】 ハニカムCCDカラー撮像装置の平面図である。
【図7】 図7(A)から図7(C)は、ハニカムCCDカラー撮像装置の製造工程を示す断面図である。
【図8】 本実施の形態によるカラー撮像装置の分光感度特性を示す図である。
【図9】 各光源下における。カラー撮像装置の肌色の色再現性(色相角差)を比較した図である。
【図10】 Bの分光感度特性が本実施の形態によるものであり、かつ、Gの感度がBの波長領域まで入り込んでいる分光感度特性を有する場合の、分光感度特性を示す図である。
【図11】 図10に示すGの分光感度特性を有するカラー撮像素子を用いた場合の場合各種の光源下における肌色の色相角差の変化を示す図である。
【符号の説明】
B 撮像装置
C デジタルスチルカメラ
D 信号処理部
6 半導体基板
7 光電変換素子(フォトダイオード)
7a 読み出しゲート
21 垂直電荷転送チャネル
27 垂直電荷転送電極
30 平坦化膜
32 水平電荷転送電極
33 ブルーカラーフィルタ
35 グリーンカラーフィルタ
37 レッドカラーフィルタ
53 水平電荷転送チャネル
61 出力アンプ
100 チップキャリア
111 封止板
135 撮影レンズ
141 赤外線カットフィルタ
161 記憶装置
163 表示装置

Claims (5)

  1. R、G、Bの3原色に対して分光感度を有するカラー撮像装置であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の5%から40%の間の最大値を有する副感度とを有するように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成したカラー撮像装置。
  2. R、G、Bの3原色に対して分光感度を有するカラー撮像装置であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の10%から30%の間の最大値を有する副感度とを有するように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成したカラー撮像装置。
  3. さらに、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値、前記主感度の最大値の10%以下であるように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成した請求項1又は2に記載のカラー撮像装置。
  4. さらに、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値が、前記主感度の最大値の5%以下であるように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成した請求項1又は2に記載のカラー撮像装置。
  5. 2次元平面上に整列配置された複数の光電変換素子とその上に配置されたR,G、Bのカラーフィルタとを含むカラー撮像素子であって、Bの分光感度が、青色波長領域における主感度と、波長領域575nmから620nmにおいて前記主感度の最大値の10%から30%の間の最大値を有する副感度と、波長620nm以上にもれ感度を有しており、該もれ感度のピーク値、前記主感度の10%以下であるように、Bのカラーフィルタを、透明樹脂と、該透明樹脂中に分散したアルミニウムフタロシアニン顔料の微粒子とPV23顔料の微粒子とを含んで構成したカラー撮像装置。
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