JP3832418B2 - 無線lanシステム及びアクセス制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は無線LANシステム及びアクセス制御方法に係り、特にアクセスポイントが複数の無線端末による接続・切断を頻繁に受け付け、かつ、無線端末がアクセスポイントの通信可能エリア内に入った順番通りに、アクセスポイントと無線端末が無線通信を開始させることが重要となるようなサービス形態で利用される無線LANシステム及びアクセス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信機能を有する無線端末が、無線端末と無線接続して任意のネットワークへのアクセスを仲介する機能を有するアクセスポイントを利用して、インターネットやインターネットとは独立したネットワーク等へアクセスする無線LAN(local area network)システムでは、一般的に無線端末が上記のアクセスポイントを利用してインターネットやインターネットとは独立したサービスを提供するネットワーク等の外部ネットワークへアクセスしようとした場合、アクセスポイントは無線通信帯域の制限上、無線端末の最大接続数を設定し、無線端末はアクセスポイントが設定した最大接続数の範囲内であれば、随時アクセスポイントに接続して任意のネットワークへアクセスする。
【0003】
この無線LANシステムのアクセス制御方式のうち、複数の無線端末がアクセスポイントに同時に接続することがないように、無線端末がアクセスポイントに接続するとき、他の無線端末が当該アクセスポイントに接続していないことを確認した後にアクセスポイントへの接続を開始するような衝突回避機構を備えたものとして、搬送波感知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式がある。このCSMA/CA方式では、無線端末は、アクセスポイントに接続を試みた時に、他の無線端末が当該アクセスポイントへ接続していた場合、ランダムに設定された時間だけ待機し、再度接続を試みて他の無線端末が当該アクセスポイントへ接続していなかった時のみ、当該アクセスポイントに接続できる。
【0004】
上述したような無線LANシステムを利用したサービス形態では、アクセスポイントの通信可能エリア内に入った無線端末の、アクセスポイントへの接続順序が重要になる場合がある。このような場合には、従来の無線LANシステムでは、無線端末がアクセスポイントに接続してアクセスする任意のネットワーク内に、想定されたサービス形態を実現するサービス提供サーバを設け、サービス提供サーバは無線端末の接続順序を管理する機能を持つ必要がある。
【0005】
ここで、無線端末の接続順序を決定する方法として、基地局が無線端末から直接、次のチャネルの使用権の予約を受ける、いわゆる「端末からの予約通知型」の移動通信システムが知られている(特許文献1参照)。この移動通信システムでは、無線端末の発信信号を無効にすることなく、予め定めた所定時間に限り発信信号順の優先順位で通話チャネルの空き待ち動作を自動的に行わせるため、基地局に無線端末のID番号を記憶する記憶部と、記憶部に記憶した無線端末ID番号を所定時間経過後に消去するためのチャネル空き待ちタイマを備えた構成である。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−322238号公報(第3−4頁、図1、図2)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CSMA/CA方式のような衝突回避機構を備えたアクセス制御方式を採用した無線LANシステムでは、無線LANシステムが上述したようなサービス形態で利用される場合、アクセスポイントに接続する無線端末がアクセスポイントに設定された最大接続数を超えてアクセスしようとしたとき、最大数を超えた分の無線端末はアクセスポイントの通信可能エリア内に入っても、アクセスポイントを仲介して任意のネットワークにアクセスすることができないので、無線端末のアクセス順序を管理する機能を有するサーバはアクセスポイントが設定した最大接続数を超えた分の無線端末を管理することができない。
【0008】
従って、一般的な無線LANシステムでは、最大接続数に達しているアクセスポイントから一つの無線端末が接続を切断し、アクセスポイントに接続できる接続の回線ができた場合、次にアクセスポイントに接続できる権利を手に入れることができる無線端末はランダムに決定されてしまう。この現象は、上述したサービス形態を運営する場合、先にアクセスポイントの通信可能エリアに入った無線端末が、後からアクセスポイントの通信可能エリアに入った無線端末に先にアクセスポイントに接続されてしまう現象を引き起こす可能性がある。
【0009】
また、特許文献1記載の従来のシステムでは、発信信号(=予約通知)を受け付けるための専用チャネルを通信チャネルとは別に用意する必要がある。もし、仮に上記の2つのチャネルを同一にしようとすると、無線LANシステムではチャネルが一杯となっている状態では発信信号すら基地局に届かない場合が殆どである。特許文献1記載の従来のシステムでは、どれだけの数の無線端末から予約受付があるかアクセスポイントでは分らないので、帯域をアクセスポイント側では管理できず、結果として予約受付をしたくてもできない無線端末が発生する可能性がある。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、CSMA/CA方式などのフレーム衝突回避機構を備えたアクセス制御方式を採用している無線LANシステムの中で、アクセスポイントに接続できる無線端末の最大数を超えた無線端末がアクセスポイントの無線通信可能エリア内にあっても、無線端末を、無線通信可能エリア内に入った順番にアクセスポイントを介して任意のネットワークや任意のネットワーク内に存在するサービス提供サーバに接続させることができる無線LANシステム及びアクセス制御方法を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明の他の目的は、アクセスポイントが管理するチャネル数を最小限にして、無線端末を無線通信可能エリア内に入った順番にアクセスポイントを介して任意のネットワークや任意のネットワーク内に存在するサービス提供サーバに接続させることができる無線LANシステム及びアクセス制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、第1の発明の無線LANシステムは、アクセスポイントと無線端末からなり、アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された無線端末が、任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムにおいて、上記のアクセスポイントは、自身を識別するための第1のIDを適宜生成及び更新しながら管理する生成・管理手段と、生成した第1のIDを自身の通信可能エリアにある無線端末に向けてブロードキャストするブロードキャスト手段と、管理している複数の第1のIDの中から現在、通信に使用可能な第2のIDを随時変更して通信可能エリアにある無線端末へ報知する報知手段と、接続要求する無線端末をグループ毎に管理する端末管理手段とを有する構成とし、上記の無線端末は、アクセスポイントの通信可能エリア内に入った際に、そのエリア内に向けてアクセスポイントによりブロードキャストされている第1のIDを、アクセスポイントへ接続する際のアクセスポイント識別用IDとして記憶する記憶手段と、アクセスポイントから新しく利用される識別用IDである第2のIDの使用許可通知を受けた際に、通知されている第2のIDと自身が記憶手段に記憶している第1のIDとを照合する照合手段と、照合手段により第1及び第2のIDが同一であると判定された場合に、アクセスポイントに対してアクセスポイントとの接続を要求する接続要求手段と、接続要求に基づきアクセスポイントからの接続許可を受けてサービス提供サーバとの接続を開始する接続手段とを有する構成としたものである。
【0013】
この発明では、アクセスポイントは、無線端末がアクセスポイントを識別するための第1のID(後述のID_dist)を、適宜生成・更新しながらアクセスポイントの通信可能エリア内にブロードキャストする。そして、アクセスポイントは、過去に生成してきた第1のIDをID_dist1、ID_dist2、・・・ID_distNとして複数記憶しておく。
【0014】
アクセスポイントの通信可能エリア内に入ってきた無線端末は、エリア内に入った時点(これをt1とする)に配布されていた第1のID(これをID_dist(t1)とする)をアクセスポイントを識別するために記憶する。アクセスポイントは、t1の時点での第2のID(後述するID_conn)を設定し(これをID_conn(t1)とする)、これを現在通信に利用可能な第2のIDであるとして通信可能エリア内に報知する。もし、ここでID_conn(t1)=ID_dist(t1)であるとすると、前記報知を受けた無線端末のうち、ID_dist(t1)を持つものは、アクセスポイントと接続し通信を行う。
【0015】
本発明では、アクセスポイントの識別用のIDである第2のIDを可変しているため、アクセスポイントに接続する無線端末を第2のID毎に分けることができ、一度に大量の無線端末が同時にアクセスポイントの通信可能エリア内に入ったとしても、無線端末の通信可能エリア内に入った順番をグループ単位で管理することができる。
【0016】
ここで、上記の生成・管理手段は、適宜生成・管理する第1のIDに、そのIDを発行した順番及び時刻の少なくとも一方を表す発行情報を付加した形で生成し、ブロードキャスト手段は、第1のIDを自身の通信可能エリアにある無線端末に向けて定められた周期でブロードキャストすることを特徴とする。
【0017】
また、第1の発明のアクセスポイントは、自身と通信可能エリアにある無線端末との間の通信に使用される無線通信帯域の使用量を測定する使用量測定手段と、使用量が第1の閾値を下回っているかどうか監視する監視手段とを更に有し、報知手段は、監視手段により使用量が第1の閾値を下回っていると判定されたときに、記憶している複数の第1のIDの中から所定のIDを選び出して第2のIDとして、通信可能エリアにある無線端末へ報知することを特徴とする。
【0018】
また、第1の発明のアクセスポイントは、管理している第1のIDの中から通信可能エリアにある無線端末へ報知された第2のIDが複数ある場合に、複数の第2のIDのそれぞれについて利用頻度を測定する利用頻度測定手段と、利用頻度が第2の閾値を下回っているかどうか判定する判定手段と、判定手段により利用頻度が第2の閾値を下回っていると判定されたときに、その利用頻度に対応した第2のIDを無効化する無効化手段とを更に有することを特徴とする。
【0019】
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の無線LANシステムは、アクセスポイントと無線端末からなり、アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された無線端末が、任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムにおいて、アクセスポイントは、無線端末にアクセスポイント自身を識別させるIDの候補とするために順次生成する第1のIDを、自身の通信可能エリア内に存在する無線端末に向けてブロードキャストするID発行部と、ID発行部によって順次発行された複数の第1のIDを記憶しておく第1のID記憶部と、無線端末の接続時にアクセスポント自身を無線端末に識別させるための第2のIDを、一つあるいは複数設定しながら、接続してくる無線端末の数、もしくは無線通信帯域の状況、無線端末のサービス利用状況を見ながら適宜に更新していくID設定部とを有し、無線端末は、アクセスポイントの通信可能エリア内に入った際に、ブロードキャストされている第1のIDを記憶する第2のID記憶部と、第2のID記憶部に記憶されていた第1のIDをアクセスポイントからの使用許可が出るまで待ち、使用許可が出た際にアクセスポイントに接続するための識別情報として用いるアクセスポイント識別部とを有する。
【0020】
この発明では、アクセスポイントは、自身が管理する第2のIDのうち、それらを利用して接続してくる無線端末がある基準数よりも少なくなったものが存在した場合、その第2のIDを無効とする。一方、その時点でアクセスポイントに接続してくる無線端末の数に余裕があれば、アクセスポイントを識別するための新しい第2のIDを、自身が生成し管理している第1のIDの中から選び出し、通信可能エリア内に存在する無線端末に対して、その第1のIDが使用可能になったことを通知する。
【0021】
また、上記の目的を達成するため、第6の発明の無線LANシステムは、アクセスポイントが、通信可能エリアにある無線端末との間の通信に使用される第2のIDの利用率の低下速度を測定する速度測定手段と、測定された低下速度が規定値を下回っているかどうか検出する検出手段とを更に有し、生成・管理手段は、検出手段により低下速度が規定値を下回っていると検出されたときに、第1のIDを生成することを特徴とする。
【0022】
また、上記の目的を達成するため、第7の発明の無線LANシステムは、アクセスポイントのブロードキャスト手段は、自身の通信可能エリア内に自身を識別させる第1のIDを無線端末に対してブロードキャストする際に用いる無線通信として、無線端末との認証後にデータを送受信するための無線通信チャネルとは別の独立した無線通信チャネルを用いることを特徴とする。この発明では、データ送受信用の無線通信チャネルとは別の独立した無線通信チャネルを用いても、アクセスポイントが無線端末のアクセス順序を制御可能であり、特許文献1記載の従来システムのようなアクセスポイントが帯域を管理できないという現象は生じない。
【0023】
また、上記の目的を達成するため、第8の発明の無線LANシステムは、アクセスポイントのブロードキャスト手段は、自身の通信エリア内に自身を識別させる第1のIDを無線端末に対してブロードキャストする際に、無線端末との認証後にデータを送受信するための無線通信チャネルと同一のチャネル上でデータ送受信に対して定期的に割り込みを行いながら無線端末に対して第1のIDをブロードキャストすることを特徴とする。この発明では、アクセスポイントと無線端末それぞれが扱う通信路が一つで済むため、無線LANシステムが同一エリアに混在して、通信路の増加が通信効率の低下につながるような環境下では、通信路の数を低減できることから通信効率の低下を抑えることができる。
【0024】
また、上記の目的を達成するため、第9の発明のアクセス制御方法は、アクセスポイントと無線端末からなり、アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された無線端末が、任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムのアクセス制御方法において、無線端末がアクセスポイントの通信可能エリアに入った時に、アクセスポイントからその通信可能エリアにブロードキャストされている第1のIDを受信して無線端末内の記憶手段に記憶する第1のステップと、無線端末がアクセスポイントから現在無線通信に利用可能な第2のIDの報知を受ける第2のステップと、無線端末が、記憶手段に記憶している第1のIDと、第2のステップで報知された第2のIDとが一致するかどうか照合する第3のステップと、第3のステップでの照合の結果、第2のIDの中に第1のIDが含まれているときは、その第1のIDを用いてアクセスポイントへ無線端末が接続要求を行う第4のステップと、アクセスポイントが、接続要求を行った無線端末に対して接続要求を許可する第5のステップとを含み、接続許可を受けた無線端末が、アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受けることを特徴とする。
【0025】
本発明では、アクセスポイントの識別用のIDである第2のIDを可変しているため、アクセスポイントに接続する無線端末を第2のID毎に分けることができ、一度に大量の無線端末が同時にアクセスポイントの通信可能エリア内に入ったとしても、無線端末の通信可能エリア内に入った順番をグループ単位で管理することができる。
【0026】
ここで、アクセスポイントが第1のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストしている第1のIDは、アクセスポイントが生成した順番に従って定められたタイミング毎に更新されることを特徴とする。
【0027】
また、アクセスポイントが第2のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストする第2のIDは、アクセスポイントと通信可能エリア内の無線端末との間で通信に使用されている無線通信帯域の使用量が第1の閾値を下回っているときに、アクセスポイントが生成して記憶している複数の第1のIDのうち、生成された時期が一番古い第1のIDが新規に用いられることを特徴とする。
【0028】
また、アクセスポイントが第1のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストしている第1のIDは、第2のIDとして設定されている第1のIDの利用率の低下速度を測定し、その測定低下速度が第2の閾値を下回っているときに新たに生成されたIDであることを特徴とする。
【0029】
更に、上記の目的を達成するため、第13の発明のアクセス制御方法は、接続許可を受けた無線端末が、アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからサービスの提供の停止要求を受けたときに、サービスの利用を停止してサービス提供サーバにサービス利用を停止したことを通知する第6のステップと、無線端末からサービス利用停止の通知を受けたサービス提供サーバは、その無線端末が使用している第2のIDをアクセスポイントへ通知する第7のステップと、第7のステップで通知された第2のIDを、アクセスポイントがその通信利用許可対象からはずし、通知された第2のIDを含まない状態でアクセスポイントの通信に使用可能なIDを無線端末へ報知する第8のステップとを更に含むことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明になるアクセス順序管理機能付き無線LANシステムの一実施の形態と任意のネットワークからなるシステム構成図を示す。同図において、本実施の形態の無線LANシステム1は、アクセスポイント11が、複数の無線端末(図1では便宜上、一の無線端末12を図示)による接続・切断を頻繁に受け付け、かつ、無線端末の受け付け順序が重要となるようなサービス形態で利用される場合の無線LANシステムで、無線端末12がアクセスポイント11を介してインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等へアクセスする機能を提供する。
【0031】
サービス提供サーバ2−1は、インターネット3とは独立したネットワーク経由で無線LANシステム1に属する無線端末12にサービスを提供する。サービス提供サーバ2−2は、インターネット3経由で無線LANシステム1に属する無線端末12にサービスを提供する。
【0032】
また、無線LANシステム1は、自身を識別するためのIDの候補としてID_distを適宜生成・管理し、生成したID_distを自身の通信可能エリアにある無線端末に向けてブロードキャストして、自身を識別するためのID_connを、管理しているID_distの中から随時変更し直していくことによって、接続してくる無線端末をグループ毎に管理するアクセスポイント11と、アクセスポイント11の通信可能エリア内に入った際に、そのエリア内に向けてブロードキャストされているID_distを、アクセスポイント11へ接続する際のアクセスポイント識別用IDとして記憶し、アクセスポイント11から新しく利用される識別用IDであるID_connの使用許可通知を受けた際に、通知されているID_connと自身が記憶しているIDを比較し、両者が同一であった場合にアクセスポイント11への接続を開始する無線端末12とを含む。
【0033】
図2は図1中のアクセスポイント11の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、アクセスポイント11はネットワークインタフェース部111と、無線通信インタフェース部112と、通信制御部113と、無線通信環境管理部114と、ID発行部115と、ID記憶部116と、ID設定部117とを備えている。
【0034】
ネットワークインタフェース部111は、図1に示した有線回線等で接続されるインターネット3や、インターネットとは独立したネットワーク等に設置されたサービス提供サーバ2−1、2−2と通信を行う為のインタフェースである。アクセスポイント11は、ネットワークインタフェース部111を介してサービス提供サーバ2−1、2−2からサービスの利用状況の情報を得ることができる。アクセスポイント11は前記情報を基にして無線端末12からの通信を制限することもできる。
【0035】
無線通信インタフェース部112は、無線LANシステム1を介してインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に接続する無線端末12と無線通信を行うためのインタフェースである。また、無線通信インタフェース部112は、無線端末12とアクセスポイント11との通信で利用されている無線通信帯域を測定するための情報として、無線通信インタフェース部112を流れるデータ量を取得する。
【0036】
更に、無線通信インタフェース部112は、アクセスポイント11が発行するID_distを自身の通信可能エリア内に配布する。そして、配布されたID_distの中から現在無線通信に利用可能なものを通知する。この時、無線通信インタフェース部112は、無線端末12が無線LANシステム1を介してインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に接続するための無線通信路Aと、アクセスポイント11が発行するアクセスポイント識別用IDであるID_distを受け取って、アクセスポイント11からの使用許可通知を受けるための無線通信路Bを別々に扱う。
【0037】
ネットワーク等に接続するための無線通信路Aは、アクセスポイント11が適宜発行するID_distを用いないと通信ができないのに対し、アクセスポイント11が発行するID_distを受け取って、アクセスポイント11からの使用許可通知を受けるための無線通信路Bは、識別用IDなし、もしくはアクセスポイント11が適宜発行しているID_distとは別に事前に配布されているID(これをID_parmとする)を使って利用される。以上、アクセスポイント11が自身の通信可能エリア内に入ってきた無線端末12に対してID_distを配布する様子を図12に示す。
【0038】
図2において、通信制御部113は、無線通信インタフェース部112を介して受信するアクセスポイント11を識別する為のID_connが正確なものであるかどうか照合し、正しいID_connであったら無線端末12からの接続を許可し、正しくないID_connであったら接続を許可しない。また、通信制御部113は、アクセスポイント11が送受信するデータが、ネットワークインタフェース部111を介して行うものか、無線通信インタフェース部112を介して行うものかを判別し、送受信するデータの通信路を切り替える。また、通信制御部113は、ネットワークインタフェース部111及び無線通信インタフェース部112を介して行う通信の内容に応じて、送信するデータに通信の内容を示す情報を付加する。また、受信したデータに付加されている通信の内容を示す情報を解析して、その内容に応じた処理を行う部位へデータを送る。
【0039】
無線通信環境管理部114は、無線端末12とアクセスポイント11との通信で利用されている無線通信帯域の使用量を無線通信インタフェース部112より受け取り、現時点で使用されている無線通信帯域を測定する。ここでいう無線通信帯域の使用量は、アクセスポイント11と無線端末12との通信によって無線通信インタフェース部112を流れる情報量を積算したものである。
【0040】
無線通信環境管理部114は、前記測定結果をID設定部117に渡す。ID設定部117は、前記測定結果を基にアクセスポイント11と現時点で通信可能な識別用IDであるID_connに新しいものを追加したり、必要なくなったものを削除したりする。このとき、ID設定部117に通知される測定結果は、測定時の通信に利用されていたID_connと関連付けられている。こうすることによって、ID設定部117は設定したID_connのうちどの測定結果なのかを判断することができる。
【0041】
ID発行部115は、自身を識別するためのID_connの候補となるものをID_distとして適宜発行する。ID_distを発行するタイミングは、一定期間もしくはある特定のイベントが起こった時である。ここでいう特定のイベントとは、例えば、無線通信環境管理部114が、前記無線通信帯域の測定結果より現在利用中のID_connの利用率を算出し、その算出された利用率をID発行部115が通信制御部113を介して受け取って、新しいID_distを発行する要求をID発行部115自身が判断し、発行するタイミングとする場合などが挙げられる。また、ID発行部115は、無線通信インタフェース部112を通して発行したID_distを自身の通信可能エリア内にブロードキャストする。
【0042】
ID記憶部116は、記憶領域を有し、ID発行部115によって適宜発行された自身を識別する為のID_distをその記憶領域に格納する。ID_distは発行された順番がわかるようにして格納される。
【0043】
ID設定部117は、ID発行部115にて発行されたID_distを、無線端末12が接続時にアクセスポイント11自身を判別するためのID_connとして設定する。ID設定部117が設定するID_connは一度に複数あってもよい。また、ID設定部117は、無線通信環境管理部114の無線通信帯域の測定結果を通信制御部113を介して受け取る。
【0044】
ID設定部117は、受け取った判定結果より、新しくID_connを追加する必要があると判定した場合(例えば、アクセスポイント11と無線端末12間の通信に使われている無線通信帯域の使用量が閾値を下回った場合)、ID記憶部116に格納されているID_distより取り出し、ID_connとして設定する。また、受け取った判定結果より、現時点でアクセスポイント11を識別する為のID_connとして利用されているものの中に不要となったID_connがあると判断した場合(例えば、無線通信帯域の使用量がある閾値を下回ったID_connがある場合)、ID設定部117は、該当するID_connを設定から外す。ID設定部117が測定結果よりID_connの追加・削除を判定する具体的な方法としては、無線通信環境管理部114から受け取った測定結果の値と比較するための閾値をID設定部117自身が設け、閾値と測定結果を比較する方法がある。
【0045】
次に、無線端末12の構成及び動作について説明する。図3は図1中の無線端末12の一実施の形態のブロック図を示す。図3に示すように、無線端末12は、無線通信インタフェース部121と、通信制御部122と、アクセスポイント接続制御部123と、サービス利用アプリケーション部124とを備えている。
【0046】
無線通信インタフェース部121は、無線LANシステムを介してインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に接続する際に利用するアクセスポイント11と無線通信を行う為のインタフェースである。通信を行う際に、無線通信端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に存在しているかどうかを判定するのも、無線通信インタフェース部121が行う。
【0047】
また、無線通信インタフェース部121は、アクセスポイント11の通信可能エリア内に入った時に、アクセスポイント11が配布するアクセスポイント11へ無線通信を行うために必要なIDとして、アクセスポイント11が配布しているID_distを受け取るためのインタフェースである。更に、無線通信インタフェース部121は、アクセスポイント11から受け取ったID_distの使用許可通知を受けとるためのインタフェースでもある。
【0048】
この時、無線端末12がインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に接続して無線通信を行うための無線通信路と、アクセスポイント11が発行するID_distを受け取って、アクセスポイント11からの使用許可通知を受けとるための無線通信路を別々に扱う。ネットワーク等に接続するための無線通信路は、アクセスポイント11が適宜発行するID_distを設定しないと通信ができないのに対し、アクセスポイント11が発行するID_distを受け取って、アクセスポイント11からの使用許可を受けるための無線通信路は、識別用IDが必要ない、もしくはアクセスポイント11が適宜発行しているID_distとは別に事前に配布されているID_parmを使って利用される。
【0049】
通信制御部122は、無線通信インタフェース部121を介して行う通信の内容に応じて、送信するデータに通信の内容を示す情報を付加する。また、受信したデータに付加されている通信の内容を示す情報を解析して、その内容に応じた処理を行う部位へ受信したデータを送る。
【0050】
アクセスポイント接続制御部123は、無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入った際に、そのエリア内にある無線端末12に対してブロードキャストされているID_distを、無線通信インタフェース部121を介して取得し、無線端末12がアクセスポイント11へ接続する際のアクセスポイント11を識別する為のIDとして利用する。また、アクセスポイント接続制御部123は、アクセスポイント11から識別用のID_connが追加・更新されたことを通知する情報を受け取った際に、追加されたID_connが自身の持つIDと一致した場合、アクセスポイント11との接続を開始する要求を通信制御部122に送る。
【0051】
サービス利用アプリケーション部124は、インターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に設置されたサービス提供サーバ2−1、2−2と通信する。無線端末12は、サービス利用アプリケーション部124によってサービス提供サーバ2−1、2−2が提供するサービスを利用する。サービスの利用が終了した際は、サービス利用の終了通知を通信制御部122に送り、サービス利用に使用していた無線端末12とアクセスポイント11間での無線通信帯域を開放する。
【0052】
また、サービス利用アプリケーション部124は、サービス提供サーバからサービス停止の通知を受け取る場合もある。この時、サービス利用アプリケーション部124はサービス利用終了時と同様に通信制御部122にサービス利用の終了通知を送り、サービス利用に使用していた無線端末とアクセスポイント間での無線通信帯域を開放する。
【0053】
図4はアクセスポイント11が生成・管理するIDの一例の構成図を示す。ここでいうIDとは、ID_dist、ID_connを指す。IDは、発行順番に依存しない領域FIXED_VALUEと、発行順番に依存する領域TIMER_DEPENDENCEからなる。
【0054】
発行順番に依存しない領域FIXED_VALUEは、アクセスポイントを識別するための情報や、ID発行部115で定められたランダムな情報などが含まれる。発行順番に依存する領域TIMER_DEPENDENCEは、ID発行部115が管理するシーケンス番号や、IDを発行した時点の時刻データ、時刻データを加工したものが含まれる。アクセスポイント11や無線端末12は、TIMER_DEPENDENCEによって複数のIDの発行された順番を知ることができる。
【0055】
図14はアクセスポイント11が一定周期で自身の通信可能エリア内に向けて発信する信号の構成の一例を示す。同図に示すように、発信信号は主に、ID_connリスト領域Iと、ID_dist領域II、さらにアクセスポイント11と無線端末12の間での通信に必要な情報を含むその他の領域IIIで構成される。
【0056】
ID_connリスト領域Iには、現在アクセスポイント11と接続するために必要な認証用IDのリストが含まれている。このリストには、ID記憶部116の中に複数あるID_distからID設定部117が適当なID_distを選び出し、格納する。
【0057】
ID_dist領域IIには、アクセスポイント11の通信可能エリア内にいる無線端末12に対して配布されるID_distが含まれている。ID_distはID発行部115が発行する。その他の領域IIIは、例えばIEEE802.11bでいえば、タイムスタンプや前記信号が発信される周期、さらに具体的な通信方式を示す情報が含まれる。
【0058】
次に、本発明における無線通信LANシステムの動作説明を行う。図5、図6、図7は本発明におけるアクセスポイント11の動作を示すフローチャートである。図5はアクセスポイント11が、自身に接続する無線端末12を管理するために、自身を識別する為のIDとしてID_distを発行し、通信可能エリア内にある無線端末12に対して、発行したID_distをマルチキャストする動作を示すフローチャートである。
【0059】
アクセスポイント11は、一定時間間隔毎に無線端末12がアクセスポイント11を識別する為のIDをID_distとして生成する(図5のステップS11、S12)。生成されるID_distは、図4のTIMER_DEPENDENCEによって生成された順序が判るような構成になっている。
【0060】
続いて、アクセスポイント11は、生成されたID_distをID記憶部116に記憶し(図5のステップS13)、その後、アクセスポイント11の通信可能エリア内にある無線端末12に対して、生成したID_distをマルチキャストする(図5のステップS14)。
【0061】
図6はアクセスポイント11が、使用されている無線通信帯域を測定し、帯域に余裕があればアクセスポイント11を識別する為のID_connを新規に追加する動作を示したフローチャートである。
【0062】
アクセスポイント11は、無線通信環境管理部114を用いてアクセスポイント11の通信可能エリア内にある無線端末12との通信に使用されている無線通信帯域の使用量を測定し(図6のステップS21)、無線通信帯域の使用量の測定結果が閾値を下回っているかどうか判定する(図6のステップS22)。他の無線端末をアクセスポイント11との無線通信に新たに加えるかどうかの判断を行うためである。
【0063】
アクセスポイント11は、ステップS21で無線通信帯域の使用量の測定結果が閾値を下回っていなかいと判定した場合は、ステップS21に戻り、使用されている無線通信帯域の使用量の測定を続ける。
【0064】
一方、アクセスポイント11は、ステップS21で無線通信帯域の使用量の測定結果が閾値を下回っていたと判定した場合、ID記憶部116に記憶されているID_distの中から、生成された時期が一番古いID_dist(これをID_dist(t3)とする)を選び出し(図6のステップS23)、ID設定部117を用いて、選び出したID_dist(t3)自身を認識させるためのID_conn(これをID_conn(t3)とする)として設定する(図6のステップS24)。
【0065】
そして、アクセスポイント11は、ステップS24の後、新規にID_conn(t3)が設定されたことを自身の通信可能エリア内に通知する(図6のステップS25)。
【0066】
図7はアクセスポイント11が、現在設定されているID_connの利用頻度を見て、利用頻度の少ないID_connを無線端末12からアクセスポイント11への接続用のIDとしての設定から除外する動作を示したフローチャートである。
【0067】
アクセスポイント11は、無線通信環境管理部114を用いて無線端末12が自身に接続する際に用いられる認識用ID_connの利用頻度を測定する(図7のステップS31)。利用頻度の測定は、アクセスポイント11を認識する為のID_conn毎に、該当するID_connを利用して接続してきた無線端末の数をカウントすることで行う。
【0068】
続いて、アクセスポイント11は、ステップS31において測定した利用頻度が、設定した閾値より低いID_connが存在するかどうかを判定する(図7のステップS32)。閾値はサービスの形態に依存する。もしも、測定した利用頻度の中に閾値を下回るID_connが存在しなければ、アクセスポイント11はステップS31に戻りID_connの利用頻度を測定する処理を継続する。
【0069】
一方、測定した利用頻度の中に閾値を下回るID_connが存在するならば、アクセスポイント11は、該当するID_connをアクセスポイント認識用IDから無効化することで、該当するID_connの利用をアクセスポイントを認識させるためのID_connから外す(図7のステップS33)。
【0070】
次に、無線端末12の動作について図8のフローチャートと共に説明する。図8は無線端末12が、アクセスポイント11の通信可能エリア内に入り、エリア内でブロードキャストされているID_distを取得し、取得したID_distをアクセスポイント11と接続するためのIDとして設定し、実際にアクセスポイント11に接続する動作を示すフローチャートである。
【0071】
まず、無線端末12は、無線通信インタフェース部121によって、無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入っているかどうかを判定し(図8のステップS41)、もしも、無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入っていた場合は、アクセスポイント11がブロードキャストしているID_dist(これをID_dist(t4)とする)を取得する(図8のステップS42)。続いて、無線端末12は、ステップS42にて取得したID_dist(t4)を、アクセスポイント認識用IDとして、アクセスポイント接続制御部123に設定する(図8のステップS43)。
【0072】
一方、無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入っていない場合はステップS41に戻り、無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入っているかどうかを検知し続ける。
【0073】
ステップS43の後、無線端末12は、アクセスポイント11から現在無線通信に利用可能なID_connを通知される(図8のステップS44)。そして、ステップS44で通知されたID_connの中からアクセスポイント接続制御部123に設定してあるID_dist(t4)と同一のものがあるかどうかを検索する(図8のステップS45)。
【0074】
もしも、ステップS44で通知されたID_connの中に、アクセスポイント接続制御部123に設定してあるID_dist(t4)と同一のものがあった場合、無線端末12は、アクセスポイント接続制御部123に設定されたID_dist(t4)を認証用IDとしてアクセスポイント11に接続する(図8のステップS46)。
【0075】
もしも、ステップS44で通知されたID_connの中に、アクセスポイント接続制御部123に設定してあるID_dist(t4)と同一のものがなかった場合、無線端末12は、ステップS44に戻りアクセスポイント11の現在利用可能なID_connの通知に自身が持つID_dist(t4)が含まれることを検索するまで、ステップS44、S45の処理を繰り返す。
【0076】
ステップS46の後、無線端末12は無線LANシステム1を介してインターネット3やインターネットとは独立したネットワーク等に設置されたサービス提供サーバ2−1や2−2にアクセスする(図8のステップS47)。
【0077】
次に、本発明におけるアクセスポイント11と無線端末12とサービス提供サーバ2−1、2−2の連携動作について、図9及び図10に示すシーケンス図と共に説明する。図9は無線端末12がアクセスポイント11の通信可能エリア内に入り、サービス提供サーバ2−1、2−2に接続する動作を示したシーケンス図である。
【0078】
無線端末12は、まず、アクセスポイント11と接続する為のIDを何も持たない状態でアクセスポイント11の通信可能エリア内に入る(図9のステップS91)。アクセスポイント11は、ID発行部115で生成したID_distを自身の通信可能エリア内にブロードキャストする(図9のステップS92)。因みに、この時点で配布されているID_distを以後ID_dist(t5)とする。
【0079】
無線端末12は、アクセスポイント11によってブロードキャストされたID_dist(t5)を無線通信インタフェース部121を介して取得し、アクセスポイント接続制御部123へアクセスポイント11への接続時の認証用IDとして設定し待機する(図9のステップS93)。
【0080】
アクセスポイント11は、まもなくして、今現在アクセスポイント11との通信に使用可能なID_connを通信可能エリア内に存在する無線端末12に向けて報知する(図9のステップS94)。ステップS94での報知を受けた無線端末12は、報知されたID_connとステップS93にて取得したID_dist(t5)とを照合する(図9のステップS95)。
【0081】
ステップS95で照合した結果、報知されたID_connの中にステップS93にて取得したID_dist(t5)が含まれている無線端末12は、そのID_dist(t5)を用いてアクセスポイント11へ接続の要求を送る(図9のステップS96)。
【0082】
接続要求を受けたアクセスポイント11は、無線端末12が認証に用いてきたID_dist(t5)自身が接続許可対象としているID_connと同一のものであると判断した場合、アクセスポイント11は無線端末12に対して接続要求を許可する(図9のステップS97)。ステップS97でアクセスポイント11との接続を確立した無線端末12は、サービス提供サーバ2−1又は2−2と接続し、サービスの利用を開始する(図9のステップS98)。
【0083】
図10はアクセスポイント11が、サービス提供サーバ2−1、2−2からサービス利用が不可能になった対象のID_connの情報を受け取り、その情報を見て、サービス利用が継続できなくなったID_connを持つ無線端末に対する無線通信を切断する動作を示したシーケンス図である。
【0084】
サービス提供サーバ2−1、2−2は、サービスを利用する無線端末12に対してサービス利用期間を設け、無線端末12をID_conn毎に管理している。そして、サービス提供サーバ2−1、2−2は、サービス利用期間を過ぎたID_connがないかどうかを監視している。
【0085】
もし、あるID_conn(これをID_conn(t6)とする)がサービス利用期間を過ぎたことを検知した場合(図10のステップS101)、サービス提供サーバ2−1、2−2は、ID_conn(t6)を持った無線端末12に対してサービス利用の停止を要求する(図10のステップS102)。
【0086】
ステップS102の要求を受けた無線端末12は、利用中のサービスを停止し(図10のステップS103)、サービスの利用を停止したことをサービス提供サーバ2−1、2−2に通知する(図10のステップS104)。ステップS104にて無線端末12がサービス利用を停止したことを検知したサービス提供サーバ2−1、2−2は、アクセスポイント11に対して、サービス利用期間が過ぎたID_conn(t6)を通知する(図10のステップS105)。
【0087】
前記通知を受けたアクセスポイント11は、通知されたID_conn(t6)を通信利用許可対象から外し(図10のステップS106)、ID_conn(t6)を含まない状態でID_connのリストの報知を行う(図10のステップS107)。因みに、アクセスポイント11と無線端末12との通信はステップS106の段階で不可能になっている。
【0088】
前記報知を受け取った無線端末12は、報知されたID_connの中に自身がアクセスポイント11との接続用に設定しているID_conn(t6)が含まれていないことを検知する。この段階で、無線端末12はアクセスポイント11との接続が、ID_conn(t6)を用いてできなくなったことを認識する。その認識によって、無線端末12がアクセスポイント11に対して接続要求を無駄に発することを防止する。
【0089】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図11は、アクセスポイント11が、自身に接続する無線端末を管理するために、自身を識別する為のID_distを発行し、通信可能エリア内にある無線端末に対して、発行したID_distをマルチキャストする動作を示すフローチャートである。
【0090】
本実施の形態は、図5に示されたID_distをマルチキャストする方法を有した実施の形態に対して、アクセスポイント11がID_distを発行するタイミングが、ID発行部115が無線通信環境管理部114より受け取った現在利用中のID_connの利用率より、現在使用されているID_connの利用率の低下速度を測定し、その値を基に別のID_connを新たに設定するタイミングをID設定部115が自身で判断する点が異なる。因みに、ID_connの利用率は、単位時間当たりの無線通信帯域の利用量から求められる。
【0091】
アクセスポイント11は、アクセスポイントの認証用として設定されているID_connの利用率の低下速度を測定し(図11のステップS111)、低下速度が規定値を下回っているかどうか判定する(図11のステップS112)。もし、低下速度が規定値を下回っていなければ、ステップS111の利用率の低下速度の測定処理を繰り返すが、もし、低下速度が規定値を下回っていると判定されたときは、アクセスポイント11は、無線端末12がアクセスポイント11を識別する為のIDをID_distとして生成する(図11のステップS113)。生成されるID_distは、図4のTIMER_DEPENDENCEによって生成された順序が判るような構成になっている。
【0092】
続いて、アクセスポイント11は、生成されたID_distをID記憶部116に記憶し(図11のステップS114)、その後、アクセスポイント11の通信可能エリア内にある無線端末12に対して、生成したID_distをマルチキャストする(図11のステップS115)。
【0093】
次に、本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図13はアクセスポイント11が自身の通信可能エリア内に入ってきた無線端末12に対してID_distを配布する様子を示したものである。
【0094】
本実施の形態は、図12に示されたID配布方法を有した実施の形態と比較して、無線通信インタフェース部112が、無線端末12をインターネットやインターネットとは独立したネットワーク等に接続するための通信路と、アクセスポイント11が発行したID_distを自身の通信可能エリア内に配布するために利用する通信路が同じであることが異なる。
【0095】
無線通信インタフェース部112は、ID発行部115によって生成されたID_distを、無線端末12がサービス提供サーバ2−1、2−2と通信を行っている途中で定期的に割り込みをして、通信可能エリア内にある無線端末12に対して定期的に配布する。無線端末12は、上記通知を定期的に監視し、通知されたID_distをアクセスポイント接続制御部123において自身がもつID_connとして設定する。
【0096】
本実施の形態では、アクセスポイント11、無線端末12それぞれの無線通信インタフェース部112、121が扱う通信路が一つで済むため、無線LANシステム1が同一エリアに混在して、通信路の増加が通信効率の低下につながるような環境下では、通信路の数の低減につながり有効である。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アクセスポイントは、無線端末がアクセスポイントを識別する為の第2のIDの候補を第1のIDとして適宜生成・管理し、予めアクセスポイントの通信可能エリア内に向けてブロードキャストし、この第1のIDを取得した無線端末は、この第1のIDをアクセスポイント認識用のIDとして自身に設定する。そして、無線端末は、取得した第1のIDがアクセスポイントの接続用ID(第2のID)として設定されたことをアクセスポイントから通知を受けて初めてアクセスポイントへの接続を開始する。
【0098】
こうすることによって、本発明によれば、無線端末がアクセスポイントの通信可能エリア内に入った順番を、グループ単位で管理することができるため、アクセスポイントが複数の無線端末による接続・切断を頻繁に受け付け、かつ、無線端末の受け付け順序が重要となるようなサービス形態で利用される無線LANシステムにおいて、アクセスポイントに設定された最大接続台数を超えた数の無線端末がアクセスポイントへの接続を要求してきた場合でも、アクセスポイントの通信可能エリア内に入った順番で無線端末をアクセスポイントに接続させることができる。
【0099】
また、本発明によれば、アクセスポイントの識別用IDである第2のIDを可変にしているため、アクセスポイントに接続する無線端末を第2のID毎に分けることができ、アクセスポイントに接続する無線端末の数を、アクセスポイントの判断で調節することができる。
【0100】
更に、本発明によれば、無線端末は、取得した第1のIDがアクセスポイントの接続用ID(第2のID)として設定されたことをアクセスポイントから通知を受けて初めてアクセスポイントへの接続を開始するようにしたため、予約通知を受け付けるためのチャネルが不要にでき、チャネルの使用権を与えるためにアクセスポイントが管理しなければならないチャネル数を最小限にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるアクセス順序管理機能付き無線LANシステムの一実施の形態と任意のネットワークからなるシステム構成図である。
【図2】図1中のアクセスポイントの一実施の形態のブロック図である。
【図3】図1中の無線端末の一実施の形態のブロック図である。
【図4】本発明におけるアクセスポイントが生成・管理するIDの一例の構成図である。
【図5】本発明におけるアクセスポイントの動作を示すフローチャートである(その1)。
【図6】本発明におけるアクセスポイントの動作を示すフローチャートである(その2)。
【図7】本発明におけるアクセスポイントの動作を示すフローチャートである(その3)。
【図8】本発明における無線端末の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明におけるアクセスポイントと無線端末とサービス提供サーバの連携動作を示すシーケンス図である(その1)。
【図10】本発明におけるアクセスポイントと無線端末とサービス提供サーバの連携動作を示すシーケンス図である(その2)。
【図11】アクセスポイントが、自身を識別する為のID_distを発行し、通信可能エリア内にある無線端末に対して、発行したID_distをマルチキャストする動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明におけるアクセスポイントが自身の通信可能エリア内に入ってきた無線端末に対してID_distを配布する様子を示す図である。
【図13】本発明におけるアクセスポイントが自身の通信可能エリア内に入ってきた無線端末に対してID_distを配布する様子を示す図である。
【図14】本発明のアクセスポイントが自身の通信可能エリア内に向けて発信する信号の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 無線LANシステム
2−1 インターネットとは独立したネットワーク経由で無線LANシステム1に属する無線端末にサービスを提供するサービス提供サーバ
2−2 インターネット経由で無線LANシステム1に属する無線端末にサービスを提供するサービス提供サーバ
3 インターネット
11 アクセスポイント
12 無線端末
111 ネットワークインタフェース部
112、121 無線通信インタフェース部
113、122 通信制御部
114 無線通信環境管理部
115 ID発行部
116 ID記憶部
117 ID設定部
123 アクセスポイント接続制御部
124 サービス利用アプリケーション部
Claims (13)
- アクセスポイントと無線端末からなり、前記アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された該無線端末が、該任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムにおいて、
前記アクセスポイントは、自身を識別するための第1のIDを適宜生成及び更新しながら管理する生成・管理手段と、生成した前記第1のIDを自身の通信可能エリアにある前記無線端末に向けてブロードキャストするブロードキャスト手段と、管理している複数の前記第1のIDの中から現在、通信に使用可能な第2のIDを随時変更して前記通信可能エリアにある前記無線端末へ報知する報知手段と、接続要求する前記無線端末をグループ毎に管理する端末管理手段とを有し、
前記無線端末は、前記アクセスポイントの通信可能エリア内に入った際に、そのエリア内に向けて該アクセスポイントによりブロードキャストされている前記第1のIDを、該アクセスポイントへ接続する際のアクセスポイント識別用IDとして記憶する記憶手段と、前記アクセスポイントから新しく利用される識別用IDである前記第2のIDの使用許可通知を受けた際に、通知されている該第2のIDと自身が前記記憶手段に記憶している前記第1のIDとを照合する照合手段と、前記照合手段により前記第1及び第2のIDが同一であると判定された場合に、前記アクセスポイントに対して該アクセスポイントとの接続を要求する接続要求手段と、前記接続要求に基づき前記アクセスポイントからの接続許可を受けて前記サービス提供サーバとの接続を開始する接続手段とを有する
ことを特徴とする無線LANシステム。 - 前記生成・管理手段は、適宜生成・管理する前記第1のIDに、そのIDを発行した順番及び時刻の少なくとも一方を表す発行情報を付加した形で生成し、前記ブロードキャスト手段は、前記第1のIDを自身の通信可能エリアにある前記無線端末に向けて定められた周期でブロードキャストすることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
- 前記アクセスポイントは、自身と前記通信可能エリアにある前記無線端末との間の通信に使用される無線通信帯域の使用量を測定する使用量測定手段と、前記使用量が第1の閾値を下回っているかどうか監視する監視手段とを更に有し、前記報知手段は、前記監視手段により前記使用量が前記第1の閾値を下回っていると判定されたときに、記憶している複数の前記第1のIDの中から所定のIDを選び出して前記第2のIDとして、前記通信可能エリアにある前記無線端末へ報知することを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
- 前記アクセスポイントは、管理している前記第1のIDの中から前記通信可能エリアにある前記無線端末へ報知された前記第2のIDが複数ある場合に、複数の前記第2のIDのそれぞれについて利用頻度を測定する利用頻度測定手段と、前記利用頻度が第2の閾値を下回っているかどうか判定する判定手段と、前記判定手段により前記利用頻度が前記第2の閾値を下回っていると判定されたときに、その利用頻度に対応した前記第2のIDを無効化する無効化手段とを更に有することを特徴とする請求項1又は3記載の無線LANシステム。
- アクセスポイントと無線端末からなり、前記アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された該無線端末が、該任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムにおいて、
前記アクセスポイントは、
前記無線端末に該アクセスポイント自身を識別させるIDの候補とするために順次生成する第1のIDを、自身の通信可能エリア内に存在する前記無線端末に向けてブロードキャストするID発行部と、該ID発行部によって順次発行された複数の第1のIDを記憶しておく第1のID記憶部と、前記無線端末の接続時に該アクセスポント自身を該無線端末に識別させるための第2のIDを、一つあるいは複数設定しながら、接続してくる無線端末の数、もしくは無線通信帯域の状況、無線端末のサービス利用状況を見ながら適宜に更新していくID設定部とを有し、
前記無線端末は、
前記アクセスポイントの通信可能エリア内に入った際に、ブロードキャストされている前記第1のIDを記憶する第2のID記憶部と、前記第2のID記憶部に記憶されていた前記第1のIDを前記アクセスポイントからの使用許可が出るまで待ち、使用許可が出た際に該アクセスポイントに接続するための識別情報として用いるアクセスポイント識別部とを有することを特徴とする無線LANシステム。 - 前記アクセスポイントは、前記通信可能エリアにある前記無線端末との間の通信に使用される前記第2のIDの利用率の低下速度を測定する速度測定手段と、測定された前記低下速度が規定値を下回っているかどうか検出する検出手段とを更に有し、前記生成・管理手段は、前記検出手段により前記低下速度が前記規定値を下回っていると検出されたときに、前記第1のIDを生成することを特徴とする請求項1又は5記載の無線LANシステム。
- 前記アクセスポイントの前記ブロードキャスト手段は、自身の通信可能エリア内に自身を識別させる前記第1のIDを前記無線端末に対してブロードキャストする際に用いる無線通信として、前記無線端末との認証後にデータを送受信するための無線通信チャネルとは別の独立した無線通信チャネルを用いることを特徴とする請求項1又は5記載の無線LANシステム。
- 前記アクセスポイントの前記ブロードキャスト手段は、自身の通信エリア内に自身を識別させる前記第1のIDを前記無線端末に対してブロードキャストする際に、前記無線端末との認証後にデータを送受信するための無線通信チャネルと同一のチャネル上で前記データ送受信に対して定期的に割り込みを行いながら前記無線端末に対して前記第1のIDをブロードキャストすることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
- アクセスポイントと無線端末からなり、前記アクセスポイントを介して任意のネットワークに接続された該無線端末が、該任意のネットワークに接続されているサービス提供サーバからのサービスの提供を受ける無線LANシステムのアクセス制御方法において、
前記無線端末が前記アクセスポイントの通信可能エリアに入った時に、該アクセスポイントからその通信可能エリアにブロードキャストされている第1のIDを受信して該無線端末内の記憶手段に記憶する第1のステップと、
前記無線端末が前記アクセスポイントから現在無線通信に利用可能な第2のIDの報知を受ける第2のステップと、
前記無線端末が、前記記憶手段に記憶している前記第1のIDと、前記第2のステップで報知された前記第2のIDとが一致するかどうか照合する第3のステップと、
前記第3のステップでの照合の結果、前記第2のIDの中に前記第1のIDが含まれているときは、その第1のIDを用いて前記アクセスポイントへ前記無線端末が接続要求を行う第4のステップと、
前記アクセスポイントが、前記接続要求を行った前記無線端末に対して接続要求を許可する第5のステップと
を含み、前記接続許可を受けた前記無線端末が、前記アクセスポイントを介して前記任意のネットワークに接続されている前記サービス提供サーバからのサービスの提供を受けることを特徴とするアクセス制御方法。 - 前記アクセスポイントが前記第1のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストしている前記第1のIDは、該アクセスポイントが生成した順番に従って定められたタイミング毎に更新されることを特徴とする請求項9記載のアクセス制御方法。
- 前記アクセスポイントが前記第2のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストする前記第2のIDは、該アクセスポイントと前記通信可能エリア内の無線端末との間で通信に使用されている無線通信帯域の使用量が第1の閾値を下回っているときに、該アクセスポイントが生成して記憶している複数の前記第1のIDのうち、生成された時期が一番古い第1のIDが新規に用いられることを特徴とする請求項9記載のアクセス制御方法。
- 前記アクセスポイントが前記第1のステップにおいて自身の通信可能エリアにブロードキャストしている前記第1のIDは、前記第2のIDとして設定されている前記第1のIDの利用率の低下速度を測定し、その測定低下速度が第2の閾値を下回っているときに新たに生成されたIDであることを特徴とする請求項9記載のアクセス制御方法。
- 前記接続許可を受けた前記無線端末が、前記アクセスポイントを介して前記任意のネットワークに接続されている前記サービス提供サーバからサービスの提供の停止要求を受けたときに、サービスの利用を停止して前記サービス提供サーバにサービス利用を停止したことを通知する第6のステップと、
前記無線端末から前記サービス利用停止の通知を受けた前記サービス提供サーバは、その無線端末が使用している前記第2のIDを前記アクセスポイントへ通知する第7のステップと、
前記第7のステップで通知された第2のIDを、前記アクセスポイントがその通信利用許可対象からはずし、通知された該第2のIDを含まない状態でアクセスポイントの通信に使用可能なIDを前記無線端末へ報知する第8のステップとを更に含むことを特徴とする請求項9乃至12のうちいずれか一項記載のアクセス制御方法。
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