JP3832214B2 - SAW device and manufacturing method thereof - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板表面に形成した交差指電極からなるIDTと反射器とを備え、IDTから励振した弾性表面波(SAW:surface acoustic wave )を利用したSAW素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、圧電基板の表面にIDTと反射器とを形成したSAW素子を用いた共振子、フィルタ、発振器等のSAWデバイスが、情報通信機器やOA機器、民生機器等に広く使用されている。従来、IDTを構成する交差指電極は、フォトリソグラフィ技術を利用して、圧電基板の表面に蒸着した金属薄膜を所望のパターンにエッチングすることにより形成される。
【0003】
ドライエッチングは、微細な電極パターンの形成に適しているが、エッチング深さの制御が困難でオーバーエッチングしたり、エッチングガスによる基板表面の損傷が基板の圧電特性を変化させる虞がある。例えば特開昭62−71317号公報には、基板表面の金属薄膜を基板が露出する直前までドライエッチングによりエッチングした後、残った金属薄膜をウエットエッチングで完全に除去することにより、交差指電極をパターニングする弾性表面波装置の製造方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特に最近は、通信分野においてネットワーク技術の急激な発達に伴う通信の高速化に対応して、SAWデバイスの高周波化及び高安定性が要求されている。SAWデバイスの高周波化には、IDTの電極幅をより小さくして電極パターンをより微細化することが必要である。しかしながら、上述した従来のエッチングにより交差指電極をパターニングする方法では、高周波化に対応して電極幅をより一層狭く、例えば現在使用されている約0.7μm以下に狭くすることは困難である。
【0005】
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、基板表面に損傷を与えたりその圧電特性に影響を与える虞があるドライエッチングをできる限り使用することなく、IDTの微細な電極パターンの形成を可能にし、高周波化に対応できるSAW素子及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記目的を達成するために、基板の表面に金属薄膜を被着させかつパターニングして、交差指電極からなる少なくとも1組のIDTを含む電極領域を形成する過程と、この電極領域の上にレジスト材料を塗布し、交差指電極となる部分を残すようにレジストパターンを形成する過程と、該レジストパターンを用いて、露出する電極領域の金属薄膜を完全に酸化させることによりIDTを形成する過程とを有することを特徴とするSAW素子の製造方法が提供される。
【0007】
このようにして交差指電極を形成する部分以外の金属薄膜の部分を露出させて酸化処理することにより、従来のエッチングにより除去する場合と同様に、しかもドライエッチングにより基板表面を損傷させることなく、高周波化に適した微細な電極パターンのIDTを形成することができる。
【0008】
また、本発明によれば、基板の表面に金属薄膜を被着させかつパターニングして、交差指電極からなる少なくとも1組のIDTを含む電極領域を形成する過程と、この電極領域の上にレジスト材料を塗布し、交差指電極となる部分を残すようにレジストパターンを形成する過程と、該レジストパターンを用いて、露出する電極領域の金属薄膜を途中までエッチングにより部分的に除去する過程と、露出する電極領域の金属薄膜の残存する部分を完全に酸化させることによりIDTを形成する過程とを有することを特徴とするSAW素子の製造方法が提供される。
【0009】
一般に金属薄膜の酸化処理は、膜厚が薄くなるほど速くなるのに対し、膜厚の厚い金属薄膜のエッチングは制御が比較的容易であることから、上述したように高周波化に適した微細な電極パターンの形成が可能であることに加えて、処理時間を短縮して作業効率を高めることができる。
【0010】
或る実施例では、露出する電極領域の金属薄膜を陽極酸化処理により酸化させることにより、比較的簡単に微細な電極パターンを形成することができる。
【0011】
別の実施例では、酸化処理によりIDTを形成した後、その上に平坦な絶縁膜を形成する過程を更に有することにより、微細な電極間のショートを防止すると同時に、良好な弾性表面波の励振を容易にすることができる。
【0012】
更に別の実施例では、絶縁膜が圧電性を有する材料で形成されることにより、弾性表面波が絶縁膜を伝搬する。そのため、基板には、必ずしも圧電性を有する材料を用いる必要が無い。従って、基板が、弾性表面波の伝搬速度の速い非圧電性材料からなることにより、より高周波のSAW素子が得られる。
【0013】
或る実施例では、基板がその表面に多数の電極領域を形成したウエハであり、該ウエハを、酸化処理によりIDTを形成した後に個々の素子片に分割することにより、多数の高周波SAW素子を大量に製造することができる。
【0014】
本発明の別の側面によれば、基板と、基板表面に形成された交差指電極からなる少なくとも1組のIDTと、基板表面にIDTを挟んでその両側に各1個配置された反射器とを備え、隣接する交差指電極が、基板表面に形成された金属酸化物により分離されており、電極パターンを微細化により高周波化の可能なSAW素子が提供される。
【0015】
或る実施例では、交差指電極及び金属酸化物が、平坦な絶縁膜により被覆されていることにより、電極間のショート防止と良好な弾性表面波の励振とを容易に実現できる。
【0016】
別の実施例では、絶縁膜が圧電性を有する材料からなることにより、非圧電材料を基板に用いることができ、更に、基板が弾性表面波の伝搬速度の速い非圧電性材料であることにより、より高周波化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1Aは、本発明を適用したSAW共振片の実施例を示している。このSAW共振片1は、水晶、リチウムタンタレート、リチウムニオベートなどの圧電体からなる矩形の基板2を有し、その表面の略中央に1対の交差指電極3a、3bからなるIDT4が形成され、その長手方向の両側に格子状の反射器5a、5bが形成されている。各交差指電極3a、3bには、そのバスバーに接続した接続ランド6a、6bが基板2の長手方向の辺縁近傍に形成されている。本実施例の交差指電極、反射器及び接続ランドは、加工性及びコストなどを考慮してアルミニウムの薄膜で形成されているが、アルミニウム合金など他の導電性金属材料を用いることができる。
【0018】
IDT4は、隣接する交差指電極3a、3bの間が、図1Bに示すように、基板2上に形成されたアルミニウムの酸化物であるアルミナ(Al23)の薄膜7で分離されている。本実施例では、反射器5a、5bとこれに隣接する交差指電極3a、3bの間が、同様にAl23薄膜7で分離されている。IDT4は、その全体が平坦な絶縁膜8で被覆されている。このような絶縁膜8を設けることにより、IDTから弾性表面波が容易にかつ良好に励振されるようになる。
【0019】
また、絶縁膜8は、例えばZnOなどの圧電性を有する絶縁材料で形成することができる。この場合、絶縁膜8に圧電気効果で電圧変化を生じさせ、出力が得られるので、基板2は必ずしも圧電性を有しない材料であっても良い。従って、弾性表面波の伝搬速度が速い非圧電性材料を用いることにより、より高周波数のSAW素子が得られる。このような基板材料として、例えばDLC(Diamond-like-Carbon)があり、通常の基板材料の表面をDLC膜で被覆した基板を使用し、そのDLC被覆面にIDTを形成することができる。
【0020】
以下に、図2乃至図4を用いて、図1のSAW共振片を製造する工程について説明する。先ず、ウェハ9の表面にアルミニウムの薄膜を蒸着等の適当な方法により形成する。次に、このアルミニウム薄膜をパターニングすることにより、図2に示すように、IDT4及び両反射器5a、5bを含む電極領域10と、接続ランド6a、6bとを形成する。更に、これらをウエハの一方の端部に設けられた共通のターミナルに接続する接続線11を形成する。図2には、簡単化のために、SAW素子1個分の電極領域などが記載されているだけであるが、実際のウエハ9表面には多数の電極領域が形成されている。
【0021】
次に、前記ウエハの表面にレジスト材料を塗布し、電極領域10の交差指電極となる部分を残して、隣接する交差指電極の間の電極領域の部分12aを露出させた、図3Aに示すレジストパターン12を形成する。このレジストパターン12から露出するアルミニウム薄膜の部分を陽極酸化処理により完全に酸化し、図3Bに示すようにAl23薄膜7を形成する。Al23薄膜7は、酸素が付着することによって元のアルミニウム薄膜よりも膜厚が厚くなる。
【0022】
図4は、陽極酸化処理を行うための装置の構成を概略的に示している。陽極酸化液13を入れた電解槽14の中に、ウェハ9が、そのターミナル15をクリップ16で保持して浸漬される。前記クリップは直流電源17の陽極(+)に接続され、かつその陰極(−)は、電解槽14中に浸漬した陰極電極板18に接続されている。直流電源17から所定の電圧を印加すると、前記アルミニウム薄膜が酸化される。本実施例では、陽極酸化液として燐酸二水素アンモニウムなどの水溶液を使用するが、クエン酸塩やアジピン酸塩などの中性近傍の塩の水溶液を用いることができる。また、多孔性ではなく無孔性の酸化膜が形成されるように、陽極酸化液13の温度は室温程度が望ましい。
【0023】
このようにアルミニウム薄膜を完全に酸化してAl23薄膜7を形成した後、レジストパターン12を除去すると、所望の微細な電極パターンを有するIDT4が形成される。ウェハ9は、最終的に切断線19に沿ってダイシングされ、それにより所定数のSAW共振片が得られる。
【0024】
図5は、本発明の第2実施例によるSAW共振片の製造工程を示している。先ず、上記第1実施例と同様に、ウェハ9の表面にアルミニウムの薄膜を形成し、かつこれをパターニングして電極領域10及び接続ランド6a、6bを形成した後、ウエハ表面に塗布したレジスト材料をパターニングして、図5Aに示すように、前記電極領域の交差指電極となる部分を残したレジストパターン12を形成する。次に第2実施例では、図5Bに示すように、レジストパターン12から露出した電極領域10即ちアルミニウム薄膜をドライエッチングにより途中まで除去する。そして、基板上に残存するアルミニウム薄膜の部分を、第1実施例に関連して上述したように図4の装置を用いて、完全に酸化するまで陽極酸化処理する。そして、レジストパターン12を除去した後、ウェハ9をダイシングして所定数のSAW共振片を得る。
【0025】
以上、本発明の好適な実施例について詳細に説明したが、本発明は、当業者に明らかなように、その技術的範囲内で、上記実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の方法によれば、上述したように交差指電極を形成する部分以外の金属薄膜の部分を、エッチングではなく酸化させることにより、基板表面を損傷させることなく微細な電極パターンのIDTを形成できるので、より高周波化の可能なSAW素子を容易に実現することができる。従って、最近の通信の高速化などの要求に対応したSAW素子、及びこれを用いた共振子、フィルタ又は発振器等のSAWデバイスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は本発明によるSAW共振片を示す斜視図、B図はそのI−I線における拡大断面図。
【図2】その表面に多数の電極領域及び、それらを接続するバスバーを形成したウエハの一部を示す平面図。
【図3】本発明の第1実施例の方法によりIDTを形成する過程を工程順に示すA図〜C図からなる断面図。
【図4】ウエハを陽極酸化処理するための装置の構成を示す概略図。
【図5】本発明の第2実施例の方法によりIDTを形成する過程を工程順に示すA図〜D図からなる断面図。
【符号の説明】
1 SAW共振片
2 基板
3a、3b 交差指電極
4 IDT
5a、5b 反射器
6a、6b 接続ランド
7 Al23薄膜
8 絶縁膜
9 ウェハ
10 電極領域
11 接続線
12 レジストパターン
12a 電極領域部分
13 陽極酸化液
14 電解槽
15 ターミナル
16 クリップ
17 直流電源
18 陰極電極板
19 切断線
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a SAW device including a surface acoustic wave (SAW) that is provided with an IDT composed of crossed finger electrodes formed on a substrate surface and a reflector, and that is excited from the IDT, and a method for manufacturing the SAW device.
[0002]
[Prior art]
In recent years, SAW devices such as resonators, filters, and oscillators using SAW elements in which an IDT and a reflector are formed on the surface of a piezoelectric substrate have been widely used in information communication equipment, OA equipment, consumer equipment, and the like. Conventionally, an interdigitated electrode constituting an IDT is formed by etching a metal thin film deposited on the surface of a piezoelectric substrate into a desired pattern using a photolithography technique.
[0003]
Although dry etching is suitable for forming a fine electrode pattern, it is difficult to control the etching depth, and overetching may occur, or damage to the substrate surface by an etching gas may change the piezoelectric characteristics of the substrate. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-71317, a metal thin film on a substrate surface is etched by dry etching until just before the substrate is exposed, and then the remaining metal thin film is completely removed by wet etching, thereby A method of manufacturing a surface acoustic wave device for patterning is described.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In particular, in recent years, high-frequency and high stability of SAW devices have been demanded in response to rapid communication with rapid development of network technology in the communication field. In order to increase the frequency of the SAW device, it is necessary to make the electrode width of the IDT smaller and further refine the electrode pattern. However, in the above-described conventional method of patterning the interdigital electrodes by etching, it is difficult to make the electrode width narrower corresponding to the increase in frequency, for example, about 0.7 μm or less currently used.
[0005]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and its purpose is to use as much as possible dry etching that may damage the substrate surface or affect its piezoelectric characteristics. An object of the present invention is to provide a SAW element that can form a fine electrode pattern of IDT and can cope with high frequency, and a manufacturing method thereof.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, in order to achieve the above object, a metal thin film is deposited on the surface of the substrate and patterned to form an electrode region including at least one set of IDTs composed of interdigitated electrodes, By applying a resist material on the electrode region and forming a resist pattern so as to leave a portion to be a crossed finger electrode, and using the resist pattern, the metal thin film in the exposed electrode region is completely oxidized And a process for forming an IDT. A method for manufacturing a SAW device is provided.
[0007]
In this way, by exposing and oxidizing the portion of the metal thin film other than the portion where the crossed finger electrodes are formed, as in the case of removing by conventional etching, and without damaging the substrate surface by dry etching, An IDT having a fine electrode pattern suitable for high frequency can be formed.
[0008]
According to the present invention, a metal thin film is deposited on the surface of the substrate and patterned to form an electrode region including at least one set of IDTs composed of cross-finger electrodes, and a resist is formed on the electrode region. A process of applying a material and forming a resist pattern so as to leave a portion to become a crossed finger electrode; a process of partially removing the metal thin film in the exposed electrode region by etching halfway using the resist pattern; And a process for forming an IDT by completely oxidizing the remaining portion of the exposed metal thin film in the electrode region.
[0009]
In general, the oxidation treatment of a metal thin film becomes faster as the film thickness becomes thinner, whereas the etching of a metal thin film with a larger film thickness is relatively easy to control, so that a fine electrode suitable for higher frequency as described above. In addition to being able to form a pattern, it is possible to shorten the processing time and increase the working efficiency.
[0010]
In an embodiment, a fine electrode pattern can be formed relatively easily by oxidizing the metal thin film in the exposed electrode region by anodization.
[0011]
In another embodiment, after the IDT is formed by an oxidation process, a flat insulating film is further formed on the IDT, thereby preventing a short circuit between fine electrodes and at the same time exciting a good surface acoustic wave. Can be made easier.
[0012]
In still another embodiment, the insulating film is formed of a material having piezoelectricity, so that the surface acoustic wave propagates through the insulating film. Therefore, it is not always necessary to use a piezoelectric material for the substrate. Therefore, when the substrate is made of a non-piezoelectric material having a high surface acoustic wave propagation speed, a higher-frequency SAW element can be obtained.
[0013]
In one embodiment, the substrate is a wafer having a large number of electrode regions formed on the surface thereof, and the wafer is divided into individual element pieces after forming an IDT by an oxidation process, whereby a plurality of high frequency SAW elements are formed. Can be manufactured in large quantities.
[0014]
According to another aspect of the present invention, a substrate, at least one pair of IDTs formed of crossed finger electrodes formed on the substrate surface, and one reflector each disposed on both sides of the substrate surface with the IDT interposed therebetween, And the adjacent cross finger electrodes are separated by a metal oxide formed on the surface of the substrate, and a SAW element capable of increasing the frequency by miniaturizing the electrode pattern is provided.
[0015]
In an embodiment, the interdigital electrodes and the metal oxide are covered with a flat insulating film, so that it is possible to easily prevent a short circuit between the electrodes and excite good surface acoustic waves.
[0016]
In another embodiment, since the insulating film is made of a material having piezoelectricity, a non-piezoelectric material can be used for the substrate, and further, the substrate is a non-piezoelectric material having a high surface acoustic wave propagation speed. Therefore, higher frequency can be achieved.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1A shows an embodiment of a SAW resonator element to which the present invention is applied. The SAW resonator element 1 has a rectangular substrate 2 made of a piezoelectric material such as quartz, lithium tantalate, or lithium niobate, and an IDT 4 made up of a pair of crossed finger electrodes 3a and 3b is formed at the approximate center of the surface. In addition, lattice-like reflectors 5a and 5b are formed on both sides in the longitudinal direction. In each of the interdigitated electrodes 3a and 3b, connection lands 6a and 6b connected to the bus bars are formed in the vicinity of the edges in the longitudinal direction of the substrate 2. The crossed finger electrode, the reflector, and the connection land of this embodiment are formed of an aluminum thin film in consideration of workability and cost, but other conductive metal materials such as an aluminum alloy can be used.
[0018]
In the IDT 4, the adjacent interdigitated electrodes 3 a and 3 b are separated by an alumina (Al 2 O 3 ) thin film 7 which is an oxide of aluminum formed on the substrate 2 as shown in FIG. 1B. . In this embodiment, the reflectors 5a and 5b and the adjacent interdigital electrodes 3a and 3b are similarly separated by the Al 2 O 3 thin film 7. The IDT 4 is entirely covered with a flat insulating film 8. By providing such an insulating film 8, a surface acoustic wave is easily and satisfactorily excited from the IDT.
[0019]
The insulating film 8 can be formed of a piezoelectric insulating material such as ZnO. In this case, a voltage change is generated in the insulating film 8 by the piezoelectric effect and an output is obtained. Therefore, the substrate 2 may not necessarily be a material having piezoelectricity. Therefore, a higher-frequency SAW element can be obtained by using a non-piezoelectric material having a high surface acoustic wave propagation speed. As such a substrate material, for example, there is DLC (Diamond-like-Carbon). A substrate in which the surface of a normal substrate material is coated with a DLC film is used, and an IDT can be formed on the DLC-coated surface.
[0020]
A process for manufacturing the SAW resonator element of FIG. 1 will be described below with reference to FIGS. First, an aluminum thin film is formed on the surface of the wafer 9 by an appropriate method such as vapor deposition. Next, by patterning this aluminum thin film, as shown in FIG. 2, an electrode region 10 including the IDT 4 and both reflectors 5a and 5b and connection lands 6a and 6b are formed. Further, a connection line 11 is formed for connecting them to a common terminal provided at one end of the wafer. In FIG. 2, only an electrode area for one SAW element is shown for simplification, but a large number of electrode areas are formed on the actual surface of the wafer 9.
[0021]
Next, a resist material is applied to the surface of the wafer, and the electrode region portion 12a between the adjacent cross finger electrodes is exposed, leaving a portion to be the cross finger electrode of the electrode region 10, as shown in FIG. 3A. A resist pattern 12 is formed. The portion of the aluminum thin film exposed from the resist pattern 12 is completely oxidized by anodic oxidation to form an Al 2 O 3 thin film 7 as shown in FIG. 3B. The Al 2 O 3 thin film 7 becomes thicker than the original aluminum thin film due to the adhesion of oxygen.
[0022]
FIG. 4 schematically shows the configuration of an apparatus for performing the anodizing treatment. The wafer 9 is immersed in the electrolytic cell 14 containing the anodizing solution 13 while holding the terminal 15 with the clip 16. The clip is connected to the anode (+) of the DC power source 17 and the cathode (−) is connected to the cathode electrode plate 18 immersed in the electrolytic cell 14. When a predetermined voltage is applied from the DC power source 17, the aluminum thin film is oxidized. In this embodiment, an aqueous solution of ammonium dihydrogen phosphate or the like is used as the anodizing solution, but an aqueous solution of a neutral salt such as citrate or adipate can be used. Further, the temperature of the anodizing solution 13 is preferably about room temperature so that a non-porous oxide film is formed rather than porous.
[0023]
Thus, after the aluminum thin film is completely oxidized to form the Al 2 O 3 thin film 7, the resist pattern 12 is removed to form an IDT 4 having a desired fine electrode pattern. The wafer 9 is finally diced along the cutting line 19, whereby a predetermined number of SAW resonance pieces are obtained.
[0024]
FIG. 5 shows a manufacturing process of the SAW resonator element according to the second embodiment of the present invention. First, as in the first embodiment, an aluminum thin film is formed on the surface of the wafer 9, and this is patterned to form electrode regions 10 and connection lands 6a and 6b, and then a resist material applied to the wafer surface. As shown in FIG. 5A, a resist pattern 12 is formed, leaving a portion to be a cross finger electrode in the electrode region. Next, in the second embodiment, as shown in FIG. 5B, the electrode region 10 exposed from the resist pattern 12, that is, the aluminum thin film is partially removed by dry etching. Then, the portion of the aluminum thin film remaining on the substrate is anodized until it is completely oxidized using the apparatus shown in FIG. 4 as described above in connection with the first embodiment. Then, after removing the resist pattern 12, the wafer 9 is diced to obtain a predetermined number of SAW resonance pieces.
[0025]
The preferred embodiments of the present invention have been described in detail above. However, as will be apparent to those skilled in the art, the present invention may be implemented with various modifications and variations within the technical scope thereof. Can do.
[0026]
【The invention's effect】
According to the method of the present invention, as described above, the metal thin film portion other than the portion for forming the interdigital electrode is oxidized, not etched, to form an IDT having a fine electrode pattern without damaging the substrate surface. Therefore, a SAW element capable of higher frequency can be easily realized. Therefore, a SAW element corresponding to the recent demand for higher speed of communication and a SAW device such as a resonator, a filter or an oscillator using the SAW element can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view showing a SAW resonator element according to the present invention, and FIG. 1B is an enlarged cross-sectional view taken along line II.
FIG. 2 is a plan view showing a part of a wafer in which a large number of electrode regions and bus bars connecting them are formed on the surface thereof.
FIG. 3 is a cross-sectional view of FIGS. A to C showing a process of forming an IDT by the method of the first embodiment of the present invention in the order of steps.
FIG. 4 is a schematic diagram showing the configuration of an apparatus for anodizing a wafer.
FIG. 5 is a cross-sectional view of FIGS. A to D showing the process of forming an IDT by the method of the second embodiment of the present invention in the order of steps.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 SAW resonance piece 2 Board | substrate 3a, 3b Cross finger electrode 4 IDT
5a, 5b Reflector 6a, 6b Connection land 7 Al 2 O 3 thin film 8 Insulating film 9 Wafer 10 Electrode region 11 Connection line 12 Resist pattern 12a Electrode region portion 13 Anodizing solution 14 Electrolyzer 15 Terminal 16 Clip 17 DC power supply 18 Cathode Electrode plate 19 cutting line

Claims (6)

基板の表面に金属薄膜を被着させかつパターニングして、交差指電極からなる少なくとも1組のIDTを含む電極領域を形成する過程と、前記電極領域の上にレジスト材料を塗布し、交差指電極となる部分に前記レジスト材料が残るようにレジストパターンを形成する過程と、露出する前記電極領域の金属薄膜を途中までエッチングにより部分的に除去する過程と、露出する前記電極領域の金属薄膜の残存する部分を完全に酸化させて、IDTを形成する過程とを有することを特徴とするSAW素子の製造方法。A process of forming a metal thin film on the surface of the substrate and patterning to form an electrode region including at least one set of IDTs composed of cross finger electrodes, and applying a resist material on the electrode regions, A process of forming a resist pattern so that the resist material remains in a portion to become, a process of partially removing the metal thin film in the exposed electrode region by etching halfway, and a residual metal thin film in the exposed electrode region A process for forming an IDT by completely oxidizing a portion to be formed. 露出する前記電極領域の金属薄膜を陽極酸化処理により酸化させることを特徴とする請求項に記載のSAW素子の製造方法。2. The method of manufacturing a SAW element according to claim 1 , wherein the exposed metal thin film in the electrode region is oxidized by anodization. 前記IDTを形成した後、その上に平坦な絶縁膜を形成する過程を更に有することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のSAW素子の製造方法。 3. The method of manufacturing a SAW element according to claim 1, further comprising a step of forming a flat insulating film on the IDT after forming the IDT. 前記絶縁膜が圧電性を有する材料からなることを特徴とする請求項に記載のSAW素子の製造方法。The method of manufacturing a SAW element according to claim 3 , wherein the insulating film is made of a material having piezoelectricity. 前記基板がDLC( Diamond Like Carbon )を含む材料からなることを特徴とする請求項に記載のSAW素子の製造方法。5. The method of manufacturing a SAW element according to claim 4 , wherein the substrate is made of a material containing DLC ( Diamond - Like - Carbon ) . 前記基板が、その表面に多数の前記電極領域を形成したウエハであり、前記ウエハを前記酸化過程の後に個々の素子片に分割することを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のSAW素子の製造方法。Said substrate is a wafer formed with a large number of the electrode regions on the surface thereof, according to any one of claims 1 to 5, characterized in that dividing the wafer into individual element pieces after the oxidation process A method for manufacturing a SAW element.
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