JP3831802B2 - 遮断器の流体圧駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流体圧シリンダで駆動される電力用遮断器に係り、特に、温度変化によって作動流体の粘度が変化しても、作動流体の供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間が大きく変動することがない上、万一ポンプによる昇圧が正常にできなくなった場合等には作動流体の漏洩を停止して供給圧がそれ以上低下しないようにし、確実に所定の動作を遂行できる遮断器の流体圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
大電力を瞬時に遮断して電力供給系統を保護するために設けられる遮断器は、落雷等の非常時や点検等のために電力供給を停止するとき、および、その後で電力供給を再開するとき等に接触子の開閉を行う。このような遮断器の接触子の開閉を、流体の圧力を利用したシリンダで行うものがある。このような流体圧による遮断器の開閉装置は、一般産業用の流体圧システム等に比べると動作の頻度は少なく、待機している時間の方がずっと長い。従って、遮断器の開閉装置(流体圧駆動装置)では、一般的な流体圧システムの流体圧源のようにポンプを常時運転しておくのではなく、ポンプが吐出した高圧の作動流体をアキュムレータに蓄えておいて、アキュムレータに蓄えられた作動流体の圧力、すなわち供給圧が低下したときのみポンプを運転してアキュムレータに蓄えられた作動流体の圧力(供給圧)を所定の圧力にまで高めるようにしている。そこで、供給圧を所定の範囲内に保つために、圧力スイッチ等の圧力監視手段を用いて供給圧を監視しておき、供給圧が予め設定された下限値に達するとポンプを起動して昇圧を開始し、上限値に達するとポンプを停止する構成を採っている。
【0003】
省エネルギや寿命の点ではポンプの運転回数や運転時間は少ない方が望ましいが、必要なときに起動しなかったり、迅速に昇圧できなかったりすることなく、確実に起動し昇圧させるためにはある程度の頻度でポンプを運転させることが望ましい。
【0004】
このため、従来の遮断器の流体圧駆動装置では、ポンプの吐出口およびアキュムレータにつながる配管すなわち供給圧管路とポンプの吸い込み側及びリザーバにつながる配管すなわち低圧側管路とを結ぶ流路を設けるとともにここに絞りを設けて漏洩手段を構成し、作動流体をアキュムレータからリザーバに常時わずかずつ漏洩させ、ポンプ停止後は供給圧が徐々に低下していき、ある程度の時間が経つと供給圧の下限値に達してポンプが起動されるようにしていた。
【0005】
あるいは、たとえば特開平3−245421号公報に記載されているように、供給圧側と低圧側を結ぶ流路上に電磁弁等を設け、これを定期的に開いて供給圧を下げることによってポンプを定期的に起動する機構が用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記第一の従来技術の構成では、絞りの流路断面積が一定であるため、周囲(外気)の温度変化に伴って作動流体の粘度が変化すると、漏洩量が変化するためにポンプの運転回数や運転時間が大きく変動してしまうという問題があった。なぜならば、漏洩させる流量はごく微量で良いので、オリフィス絞りは流量が大きすぎて使用できず、円筒形絞りや毛細管絞りを用いることになり、これらの絞りを通って漏洩する流量は作動流体の粘度に反比例するからである。たとえば、円筒形絞りを用いた場合の漏洩量QLは数1に示す環状隙間の流量の式で表される。
【0007】
【数1】
Figure 0003831802
【0008】
ここで、dはピンの直径、Lは環状隙間の軸方向の長さ、δは半径方向の隙間の大きさ、μは作動流体の粘度である。Δpは上流側と下流側の圧力差、すなわち、供給圧psから低圧側の圧力を差し引いた圧力であり、通常、低圧側の圧力は大気圧に等しいので、Δpはpsに等しい。
【0009】
作動流体の粘度は高温になると減少し、低温になると増加するから、絞りの流路断面積を決定する半径隙間δが一定ならば、漏洩量は温度上昇とともに増加し、温度降下とともに減少する。このため、夏場や温暖な地域等では漏洩量が多くなるためにポンプの運転回数や運転時間が増加し、エネルギ消費量が増す、ポンプや駆動装置のリレー等の寿命が短くなる等の問題が生ずることがあった。逆に、冬場や寒冷地等では漏洩量が少なくなるために運転回数や運転時間が減少し、ポンプ内の摺動部が固着傾向になって摺動抵抗が増し効率が悪くなる、円滑に起動できなくなる等の問題を生ずることがあった。
【0010】
また、絞りの上流側と下流側とに圧力差がある限り作動流体の漏洩は続くので、万一ポンプが起動されなかったりなどして正常な昇圧ができなくなった場合には、供給圧が下限値を下回っても低下し続け、しまいには遮断器を駆動できない圧力にまで低下してしまうという問題を生ずることもあった。
【0011】
一方、上記第二の従来技術の構成では、電磁弁を駆動するための駆動装置や、これを定期的に開かせるためのタイマー等の装置が必要となるので、機器の構成が複雑になる、電磁弁やその駆動装置等の故障によるトラブルに対する備えが必要になる等の問題があった。また、この構成の場合も、万一ポンプが起動されないまま電磁弁が開く動作を繰返すと、供給圧が低下しすぎて遮断器を駆動できなくなってしまうという問題を生ずることもあった。
【0012】
本発明の目的は、上記のような従来技術における問題点を解消し、温度変化によって作動流体の粘度が変化しても、供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間の変動を小さく抑え、万一ポンプによる昇圧が正常にできなくなった場合等には作動流体の漏洩を停止して供給圧がそれ以上低下しないようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、供給圧側と低圧側とを結ぶ流路上に、流路断面積が温度に対する作動流体の粘度の変化の向きと同じ向きに変化するように構成した作動流体の絞り流路を有する漏洩手段を設ける。すなわち、流路断面積が温度上昇とともに減少し、温度降下とともに増加する絞り流路を備えた漏洩手段を設けるのである。
【0015】
具体的には、前記漏洩手段は、アキュムレータに先端部が連通される筒形の第一部材と、第一部材内に軸方向に進退可能に軸支された第二部材とを備え、第一部材は、先端側から軸方向に向かうにつれて拡径して形成されたテーパ孔と、テーパ孔の大径部側に形成されたリザーバ連通部と、リザーバ連通部よりも基端側に設けられた軸受部とを有してなり、第二部材は、テーパ孔の内面との間に環状の隙間を形成するテーパピンと、テーパピンの大径部側に軸設されて軸受部にシールを介して嵌合された軸受円筒部と、軸受円筒部に同軸に設けられると共に第一部材の基端側で螺合され、第一の部材よりも熱膨張係数の大きな材料で形成された円筒部を有してなる。
【0016】
上記のように構成すれば、温度が変化すると第二の部材の方が第一の部材よりも大きく伸縮するので、テーパ孔の内面とテーパピンの外面の軸方向相対位置が変化して絞りの流路断面積が変化する。すなわち、温度が上昇すると、第二の部材が第一の部材よりも大きく伸びるので隙間δが小さくなり、逆に温度が降下すると、第二の部材が第一の部材よりも大きく縮むので隙間δが大きくなる。このように、絞りの流路断面積が、温度に対する作動流体の粘度の変化と同じ向きに、高温ほど小さく低温ほど大きくなるように変化するので、粘度が変化しても、隙間δの3乗を粘度μで除した値に比例する漏洩量の変動を小さく抑えることができる。従って、供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間の変動を小さく抑えることができるようになる。しかも、漏洩量は隙間δの3乗に比例するので、隙間δをわずかに変化させただけで大きな効果が得られる。
【0017】
さらに、本発明では、漏洩量調整手段の上流に、供給圧が所定の下限値以下になると漏洩手段への作動流体の流入を断つように構成した流路開閉手段を設ける。具体的には、ポペット弁等の流路開閉部を設けて、その入り側を供給圧側に出側を漏洩手段の上流側に接続し、さらに、バネ等の弾性部材によって流路開閉部を閉じる操作をする閉操作機構と、供給圧によって流路開閉部を開く操作をする開操作機構とを設け、供給圧が予め設定された圧力以下になると、流路開閉部を開く開操作機構の力よりも閉操作機構の閉じる力が大きくなるように構成する。開操作機構の開操作力は、受圧面積と供給圧の積であるから、供給圧が所定の下限値以下になると閉操作機構の閉操作力の方が開操作力よりも大きくなるように、開操作機構の受圧面積を設定するのである。
【0018】
このように構成すれば、供給圧が予め設定された圧力を下回ると流路開閉部が閉じて作動流体の漏洩が停止するので、供給圧がそれ以下に低下するのを防止することができる。従って、万一ポンプが起動されなかった場合等、正常な昇圧ができなくなった場合でも、供給圧が異常に低下してしまって遮断器を駆動できなくなってしまうという問題を生ずることがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の遮断器の流体圧駆動装置の第1の実施の形態を図1ないし図5を用いて説明する。
図1は本実施例の遮断器閉路状態を、図2は遮断器開路状態をそれぞれ示す系統図である。図示の実施例は、大気圧に開放され作動流体を貯溜するリザーバ10と、このリザーバ10から作動流体を吸い込んで加圧するポンプ5と、ポンプ5を駆動するモータ18と、ポンプ5の吐出口に接続されたフィルタ6と、フィルタ6の出側に接続された供給側管路である供給圧管路36と、供給圧管路36に接続されたアキュムレータ7と、供給圧管路36とリザーバ10を接続する配管41に介装された漏洩手段16と、前記供給圧管路36にロッド側区画(小受圧面積側区画)4aを接続して設けられた流体圧シリンダ3と、固定接触子1と可動接触子2からなる接点を含んでなり前記流体圧シリンダ3で前記接点を開閉するように構成された遮断器と、前記供給圧管路36と前記流体圧シリンダ3のシリンダヘッド側区画(大受圧面積側区画)4bを連通する管路37に介装された主制御弁8と、主制御弁8の排出口を前記リザーバ10に接続する管路39と、主制御弁8より上流側の管路37に管路38を介して入り側を接続され前記主制御弁8の第2パイロット室9bに管路42で出側を接続されたパイロット弁11と、パイロット弁11の排出口を前記リザーバ10に接続する管路40と、前記供給圧管路36の内圧を検出して出力する圧力監視手段である圧力スイッチ15と、圧力スイッチ15の出力信号を入力として前記モータ18を発停させるポンプ制御手段17と、前記供給圧管路36に接続され供給圧が予め設定された圧力を超えたときに開いて供給圧管路36内の作動流体をリザーバ10に導くリリーフ弁14と、を含んで構成されている。主制御弁8とパイロット弁11が、供給圧に加圧された作動流体を流体圧シリンダ3に送りこんだり、流体圧シリンダ3の作動流体をリザーバに排出したりする作動流体流路制御手段を構成している。
【0020】
固定接触子1と可動接触子2から成る接点を開閉する流体圧シリンダ3の小受圧面積側区画4aには、ポンプ5の吐出口からフィルタ6を介してアキュムレータ7に蓄圧された作動流体の供給圧が直接作用している。流体圧シリンダ3の大受圧面積側区画4bは、主制御弁8を切り換えることによって供給圧側またはリザーバ10につながる低圧側に選択的に接続される。主制御弁8は、弁箱と、該弁箱内に摺動可能に内装された弁体9cと、この弁体9cの摺動方向の一方の端面を受圧壁面とする第1パイロット室9aと、弁体9cの摺動方向の他方の端面を受圧壁面とする第2パイロット室9bと、を含んで構成されている。第2パイロット室9bの受圧壁面の面積は、第1パイロット室9bの受圧壁面の面積よりも大きくしてある。弁体9cは、第2パイロット室9bの作動流体の圧力によってその受圧壁面に加わる力が、第1パイロット室9aの作動流体の圧力によってその受圧壁面に加わる力より大きければ、図1に示す状態になって流体圧シリンダ3の大受圧面積側区画4bと管路37を連通し、第2パイロット室9bの作動流体の圧力によってその受圧壁面に加わる力が、第1パイロット室9aの作動流体の圧力によってその受圧壁面に加わる力より小さければ、図2に示す状態になって流体圧シリンダ3の大受圧面積側区画4bと管路39を連通する。
【0021】
パイロット弁11は、開路用駆動手段12および閉路用駆動手段13を有してなり、開路用駆動手段12が動作すると主制御弁8の第2パイロット室9bを管路40を介して低圧側(リザーバ10)に接続し、閉路用駆動手段13が動作すると主制御弁8の第2パイロット室9bを供給圧側(管路38)に接続するように構成されている。開路用駆動手段12および閉路用駆動手段13の動作は、図示されていない制御回路により制御される。主制御弁8の第1パイロット室9aには常時供給圧が作用している。
【0022】
従って、図1に示す閉路保持の状態において開路用駆動手段12が動作すると、パイロット弁11が主制御弁8の第2パイロット室9bを低圧側(管路40)に接続して主制御弁8を切り換え、主制御弁8が流体圧シリンダ3の大受圧面積側区画4bを低圧側(管路39)に接続する。小受圧面積側区画4aは供給圧管路36に常時接続されているから、流体圧シリンダ3は小受圧面積側区画4aに作用する供給圧によってピストンを図上、右方に動かして開路動作を実行し、図2の状態になって電力が遮断される。一方、図2に示す開路保持の状態において閉路用駆動手段13が動作すると、パイロット弁11が主制御弁8の第2パイロット室9bを供給圧側(管路38)に接続して主制御弁8を反対の向きに切り換え、主制御弁8が流体圧シリンダ3の大受圧面積側区画4bを供給圧側(管路37)に接続するので、ピストンを図上、左方に動かそうとする力が小受圧面積側区画4aに作用する供給圧による力に打ち勝って閉路動作を実行し、図1の状態に戻って送電が再開される。
【0023】
ポンプ5の吐出口にはフィルタ6を介して供給圧管路36が接続され、供給圧管路36にはアキュムレータ7とともに、供給圧の異常な上昇を防止する安全弁を成すリリーフ弁14、圧力監視手段を成す圧力スイッチ15が接続されている。供給圧管路36には、さらに、漏洩手段16を介装する配管41の上流端が接続され、配管41の下流端は、低圧側(リザーバ10)につながっている。圧力スイッチ15の出力端はポンプ制御手段17に接続され、圧力スイッチ15の出力信号に基づいてポンプ制御手段17がモータ18に指令を与えてポンプ5を起動、停止させるように構成されている。すなわち、ポンプ5が加圧吐出した高圧の作動流体はアキュムレータ7に蓄圧されるが、一方でアキュムレータ7の作動流体は漏洩手段16を経てわずかずつ低圧側(リザーバ10)へ漏洩し、ポンプ停止後は徐々に供給圧が低下して行く。作動流体の供給圧は圧力スイッチ15によって監視されており、供給圧が所定の下限値に達すると、圧力スイッチ15はポンプ制御手段17にそのことを知らせる信号を出力する。この信号を受けたポンプ制御手段17がモータ18に起動指令を与えてポンプ5を起動し昇圧を開始する。アキュムレータ7の蓄圧量が増して供給圧が所定の上限値に達すると、今度は圧力スイッチ15からその旨の信号を受けたポンプ制御手段17がモータ18に停止指令を与えてポンプ5を停止させ昇圧を終了する。
【0024】
漏洩手段16は、図3に示すように、テーパ孔19を有する第一の部材20と、テーパ孔19との間に環状隙間21を持って嵌合するテーパピン22を一端に有する第二の部材23と、両者を固定するナット25と、を含んで構成されている。第二の部材23は、テーパピン22と、テーパピン22の大径端に同軸同径で続く軸受円筒部22Aと、軸受円筒部22Aに同軸で続く円筒部26と、円筒部26に同軸で続き円筒部26よりも大径の雄ねじを備えた結合部24と、から成っている。第一の部材20は中空円筒状を成し、一方の端部から順に、テーパ孔19、テーパ孔19の大径端に続いて該大径端の径よりも大きい径の円筒状の凹部20A、凹部20Aに隣接する凹部20Aの内径より小さい内径の軸受部20B、軸受部20Bに隣接して軸受部20Bの内径より大きい径の円筒状の凹部20C、凹部20Cに隣接して凹部20Cの内径よりも小さい内径の結合部20D、が同軸に配置され、結合部20Dには前記結合部24の雄ねじと螺合する雌ねじが設けてある。
【0025】
第二の部材23の軸受円筒部22Aは軸受部20Bに嵌合し、結合部24は結合部20Dにおいて第一の部材20に螺合され、第二の部材23は第1の部材20に対し、ナット25で固定されている。テーパ孔19とテーパピン22のテーパは、結合部24から離れるにつれて次第に細くなるように付けられており、両者(テーパ孔19とテーパピン22)の間の環状隙間21は作動流体の流れに対する絞り流路(以下、絞りともいう)を成し、環状隙間21の小径側が供給圧管路36(つまり上流側)に、大径側が凹部20Aを経て低圧側(リザーバ10)に、ぞれぞれ接続されている。また、結合部24、20Dは送りネジ機構を構成しており、第二の部材23を回すことによって該第二の部材23を第一の部材20に対して軸方向に変位させて環状隙間21を所定の大きさに調整した後にナット25で固定されて一体的に結合される。一体的に結合されたとき、テーパピン22はテーパ孔19と同心に保持され、環状隙間21は全周にわたり均一な隙間になっている。
【0026】
さらに、第二の部材23の軸受円筒部22Aが軸受部20Bに嵌合した部分にはシール27が設けられていて、作動流体が、凹部20Aから凹部20Cを経て結合部24側へ漏れるのを防いでいる。そして、第二の部材23の軸受円筒部22Aと結合部24の間の円筒部26は第一の部材20よりも熱膨張係数の大きい材料で構成されている。第二の部材23の他の部分と第一の部材20は、熱膨張係数は同じになっている。
【0027】
図4に示すように、初期の温度(部材の温度、但し部材の温度は周囲温度に応じて変化するから周囲温度と考えてもよい。以下同じ)Toにおいて環状隙間21の半径方向の大きさ(正確にはテーパ面に垂直に測った隙間の大きさ)をδoとすれば、温度がTHに上昇すると、第二の部材23の円筒部26が第一の部材20の対応する部分よりも大きく伸びるので、テーパピン22が図上、軸方向右側へ移動して隙間はδHに減少し、逆に温度がTLに降下すると、円筒部26が第一の部材20よりも大きく縮むので、テーパピン22が軸方向左側へ移動して隙間はδLに増加する。第一の部材20の熱膨張係数をα1、円筒部26の熱膨張係数をα2、円筒部26の軸方向の長さをS、テーパの角度をθとすると、温度がΔTだけ変化したときの隙間δは数2に示すように、高温ほど小さく低温ほど大きくなる。作動流体の粘度μも温度が高いほど小さく、温度が低いほど大きくなり、作動流体の粘度μと隙間δの大きさは、温度変化に伴い、同じ向きに変化する(一方が増加すれば他方も増加し、一方が減少すれば他方も減少する)ことになる。
【0028】
【数2】
Figure 0003831802
【0029】
ところが、高圧の作動流体に触れる絞りを構成する孔とピンは、通常、鋼や銅合金等を使用して両方とも同じ材料とするから、テーパなしの環状隙間を用いたのでは、温度変化による孔とピンの寸法変化(径の変化)が双方とも同じ程度であるために隙間δはほとんど変化せず、常に一定と見なせる。また、テーパ部の軸方向の長さは高温ほど長く低温ほど短くなり、作動流体の粘度μの変化を打ち消すように変化するが、粘度μに比して変化が小さすぎるために漏洩量の変化を抑えるまでの効果は得られない。
【0030】
これに対し、たとえば、油圧作動油の動粘度ν(ν=μ/ρ,ρは密度)の温度に対する変化は、数3に示すWaltherの実験式でよく表わされ、粘度は高温ほど低下の度合いが増す。
【0031】
【数3】
Figure 0003831802
【0032】
このため、図5に示すように、テーパなしの環状隙間を用いた場合には、数1で表される漏洩量QLは粘度変化の影響が顕著に現れ、特に高温で漏洩量が著しく増加してしまう。
【0033】
そこで、本実施例のようにテーパ付きの環状隙間を用いれば、数2に示したように、数1における分子の隙間δの値が、温度変化に伴って分母の粘度μの値と同じ向きに変化し、しかも、漏洩量QLは隙間δの3乗に比例するので漏洩量の変化を小さく抑えることができる。仮に、温度Toにおいてテーパなしの環状隙間とテーパ付きの環状隙間が同じ漏洩量になるよう、ピンの直径d、環状隙間の軸方向の長さL、および隙間δを両者同じに設定したとする。温度Toよりも低温ではテーパ付きの環状隙間δの3乗がテーパなしの環状隙間δの3乗よりも大きくなるのでテーパ付きの環状隙間δのQLが大きくなり、温度Toよりも高温ではテーパ付きの環状隙間δの3乗がテーパなしの環状隙間δの3乗よりも小さくなるのでテーパ付きの環状隙間δのQLが小さくなる。その結果、温度TLからTHの範囲では図5に示すように変化し、テーパ付きの環状隙間の方が、広い温度範囲にわたってテーパなしの環状隙間より漏洩量の変動を小さく抑えることができる。
【0034】
従って、本実施例によれば、夏場から冬場まで温度が大きく変化しても、漏洩手段16を流れる作動流体の流量変動が少なく、供給圧が上限値から下限値に低下するのに要する時間の変動が少ない。このため、供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間の変動を小さく抑えることができるようになる。あるいは、温暖な地域から寒冷地まで同じ仕様で安定した性能を実現することができるようになり、設置場所に応じて特別な仕様を設けたり、隙間の大きさの設定を変えたりする必要がなくなる。
【0035】
尚、工業上有用な材料の組み合わせの一例としては、内部に高圧が作用する第一の部材20を鉄あるいは鋼とし、第二の部材23の円筒部26を鉄や鋼のおよそ2倍の熱膨張係数を有するアルミニウムとするとよい。あるいは、円筒部26をより熱膨張係数の大きい樹脂等としてもよい。第一の部材20と円筒部26の熱膨張係数の差は大きいほど望ましい。なぜならば、円筒部26の軸方向の長さSが小さくて済むので漏洩手段16の大きさを小さくできる、テーパの角度θを小さくできるので結合部24を固定する前に隙間δoを調整する際のネジ送りに対する隙間の誤差を小さくすることができる等の効果が得られるからである。
【0036】
また、本実施例の絞りを成す環状隙間のテーパは、供給圧側から低圧側へ向うにつれて径が増す向きに付けたが、このように構成すれば、次第に流路断面積が増加して行くので、シルティングや異物の凝集、蓄積等による目詰まりが生じにくくなり、長時間にわたって安定した性能が得られる。
【0037】
次に、本発明の漏洩手段および流路開閉手段の一実施例を図6乃至図8を用いて説明する。
【0038】
本実施例は、図3乃至図4に示した漏洩手段16の絞りを成す環状隙間21の上流側に、流路開閉手段28を設けたものである。流路開閉手段28には、弁座30Aを備えた弁箱30と、弁箱30に内装され前記弁座30Aに当接/離開して流路を閉開する弁体であるポペット29とを含んで構成されたポペット弁が設けられている。
【0039】
弁箱30はその内部に、直径dAなる一端が閉鎖された円筒状の空所30D、空所30Dの開放端に接続して空所30Dと同軸に形成された直径do(但しdA<do)なる円筒状の空所30E、空所30Eに接続して空所30Eと同軸に形成された直径dC(但しdo<dC)なる円筒状の空所30F、空所30Fに隣接して空所30Fと同軸に形成された直径dB(但しdo<dB<dC)なる円筒状の空所30Gを備え、空所30Gの空所30Fと反対側の端部は閉鎖されている。空所30Dはリザーバ10に連通される排出口30Hを、空所30Eは配管41を介して供給圧管路36に連通する入り口30Bを、空所30Fは前記環状隙間21の小径端(上流端)に接続された出口30Cを、空所30Gはリザーバ10に連通される排出口30Jを、それぞれ備えている。弁座30Aは、空所30Eが空所30Fにつながるところに形成された直径がほぼdoに等しい突角部をなしている。
【0040】
ポペット29は、空所30Dに摺動可能に嵌合する第1の円筒部31と、第1の円筒部31に結合して同軸に形成され第1の円筒部31よりも小径の中間軸31Aと、中間軸31Aに結合して同軸に形成され直径dD(但し、do<dD<dC)なる弁座円筒部32Aと、弁座円筒部32Aに結合して同軸に形成され空所30Gに摺動可能に嵌合する直径がほぼdCなる第2の円筒部32と、第1の円筒部31の外周に環状に形成されたシール溝31Bと、第2の円筒部32の外周に環状に形成されたシール溝32Bと、を含んで構成されている。弁座円筒部32Aの中間軸31A側端部は、中間軸31A側を小径端(直径<do)とする円錐台を成し、この円錐面が弁座30Aと当接/離開して作動流体の流路を閉、開するようになっている。
【0041】
このポペット弁は、上流側が供給圧側に下流側が漏洩手段16の環状隙間21の上流側にそれぞれ接続された流路開閉部であり、ポペット29が空所30G側に動いて開口した際には上流側から下流側へ拡大しながら流れる広がり流れのポペット弁である。また、ポペット29の第一の円筒部31及び第二の円筒部32の弁座30Aから見た背後の空所30D及び30Gは,排出口30H,30Jを介して低圧側(リザーバ10)に接続されている。さらに、第二の円筒部32の背後の空所30Gには、閉操作機構を成すバネ33が設けられており、ポペット29に弁を閉じる方向の閉操作力Fc1を作用させている。
【0042】
上記構成によれば、供給圧が所定の範囲内にある場合には、図6に示すように、流路開閉部を成すポペット弁は充分に開口して漏洩手段16の環状隙間21の上流側に供給圧を作用させている。しかし、ポンプが起動できない、起動はされたものの効率が低下していてうまく昇圧できない等、何らかの不具合が生じて供給圧が所定の下限値以下に低下してしまった場合には、図7に示すように、バネ33の閉操作力Fcによってポペット弁を閉じて漏洩手段16への供給を断ち、供給圧が低下し続けるのを防止する。
【0043】
本実施例のポペット29に作用する開操作力と閉操作力の関係は図8のように構成されている。
【0044】
まず、アキュムレータ7に全く蓄圧されていない状態から流体圧駆動装置を起動する場合について考える。この状態では、バネ33の閉操作力Fc1によってポペット29は弁座30Aに着座し、流路開閉部を成すポペット弁は閉じて図7と同じ状態になっている。ポンプ5の運転を開始して供給圧psが上昇し始めると、ポペット29には直径doの弁座30Aの内側に作用する圧力による下向き(図上、以下同じ)の力と直径dAの第一の円筒部31に作用する圧力による上向きの力の差によって、数4に示す開操作力Fo1が下向きに作用するようになる。
【0045】
【数4】
Figure 0003831802
【0046】
供給圧psが実線50に沿って上昇し続けてpoを越えると、開操作力Fo1が閉操作力Fc1よりも大きくなるのでポペット29が弁座30Aから離れてポペット弁は開口し始める。下流側には流れに対する抵抗の大きい漏洩手段16の絞りがあるので、下流側(空所30F)の圧力もすぐに上昇して、ポペット29には、直径doの弁座30Aから第二の円筒部32の直径dBまでの部分に作用する圧力による下向きの力も加わるようになる。すると、開口に伴うバネ33の閉操作力Fcの増加にも打ち勝って速やかに開口するので、下流側の圧力は供給圧psと同じになり、ポペット29には数5に示す一層大きな開操作力Fo2が作用するようになって図6と同じ開状態になる。
【0047】
【数5】
Figure 0003831802
【0048】
そして、供給圧psの上限値pHに達するとポンプ5が停止して昇圧を完了する。この時、開操作力は点52で示される。その後は、漏洩手段16からの漏洩によって供給圧psが太線51に沿って徐々に低下し、下限値pLに達すると再びポンプ5が起動されて昇圧を再開するが、供給圧psが下限値pLに達したときでも開口した状態での開操作力Fo2が閉操作力Fc2よりも大きいように構成しておけばポペット弁は開いたままである。従って、圧力スイッチの信号に基づくポンプの起動、停止によって供給圧psが上限値pHと下限値pLの間に保たれている通常の状態では、開操作力が図8の太線51の範囲にある状態で使用され、流路開閉部を成すポペット弁は常に図6に示した開状態に保たれるようになる。
【0049】
さて、万一、ポンプが起動できなくなったり、ポンプの効率が低下してしまったり等、何らかの不具合が生じてうまく昇圧できなくなった場合や、あるいは、漏洩手段の絞りが損傷して漏洩量が著しく増加してしまった場合等には、供給圧psは図8中の太線51の範囲から外れて下限値pL以下に低下してしまう。しかし、開操作力Fo2が閉操作力Fc2よりも小さくなってポペット弁が閉じ始めると、次第に流れに対する抵抗が大きくなって直径doの弁座30Aから外側の下流側に作用する圧力が失われるので開操作力は実線53に沿ってFo1に近づき、供給圧psがpcに至ると、ポペット29が弁座30Aに着座して流路開閉部を成すポペット弁が閉じる。この圧力pcは、遮断器の流体圧駆動装置として正常な動作を遂行するために必要な最低限の供給圧pminよりも高くなるように構成しておく。
【0050】
従って、本実施例によれば、供給圧が予め設定された圧力pcまで低下すると漏洩手段16への作動流体の流路が閉じられてアキュムレータ7からリザーバ10への作動流体の漏洩が停止され、供給圧psの低下をpcまでにとどめることができるので、遮断器を駆動できなくなってしまうような事態に陥ることはなくなる。
【0051】
以上のように、本実施例によれば、供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間の温度による変動を小さく抑えることができるだけでなく、万一ポンプによる昇圧が正常にできなくなった場合等、供給圧が予め設定された圧力を下回った場合には流路開閉部が閉じて漏洩手段からの漏洩を停止し、正常な動作のために必要な最低限の供給圧を確保するので、確実に所定の動作を遂行できるようになり、高い信頼性を実現することができる。
【0052】
尚、図9に示すように、漏洩手段16の第一の部材20に、外部の空間と第二の部材23を内包する空間(凹部20C)とを連通させる連通孔34を設けてもよい。このように構成すれば、第一の部材20と第二の部材23の円筒部26との間に温度の差を生じにくくなるので、外部の温度変化に対する絞りの隙間δの追従がより速く、より正確になる。
【0053】
また、図10に示すように、漏洩手段16は、第一の部材20の一部(凹部20Cを構成する部分)に第二の部材23よりも熱膨張係数の小さい材料で構成した円筒部35を設ける構造としてもよい。あるいは、図3ないし図5に示した実施例の熱膨張係数の大きい円筒部26と、図10の熱膨張係数の小さい円筒部35とを併用してもよい。
【0054】
一方、流路開閉手段28は、図11に示すように、第一の円筒部31および第二の円筒部32の弁座30A側から見た背後を大気圧側へ開放したものとしてもよいし、閉操作機構を成すバネ33を第一の円筒部31側に設けたものとしてもよい。
【0055】
さらに、以上の実施例では、流路開閉手段の閉操作機構をバネ33としたが、他の弾性部材を用いた機構や流体圧パイロット操作機構等としてもよい。これらのように構成しても前述の実施例と同様の効果を得ることができる。また、図12に示すように、流路開閉手段の開状態での開操作力Fo2が開状態での閉操作力Fc2と等しくなるときの圧力は、開操作力Fo2が閉状態での閉操作力Fc1と同じになるときの圧力pcよりも高ければ、供給圧psの下限値pLより低くしても良い。このように構成すれば、流路開閉手段がポンプと同じ回数だけ動くので、長時間止まったままでいたために弁体が固着傾向となって必要なときに正しく動作できなくなり、供給圧が圧力pcよりも低下してしまうような心配がなくなる。
【0056】
また、上記実施例では、漏洩手段16の絞り流路としてテーパ孔19とテーパピン22で構成されるものを例にとって説明したが、テーパ孔に代えて通常の平行な孔(直径が変化しない孔)とし、この孔にテーパピンが同心状に挿入されて絞り流路を構成するようにしてもよい。但し、テーパピン22の大径端の径を孔の径よりも大きくし、小径端がいつも孔の中に、大径端は常に孔の外にあるようにしなければならない。この場合も、孔とテーパピン22の軸方向の相対的な移動により流路断面積を変動させ、作動流体の粘度変化による流量変動を抑制できる。
【0057】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、周囲温度の変化によって作動流体の粘度が変化しても、漏洩手段の絞り部の流路断面積が作動流体の粘度の変化と同じ向きに変化して漏洩量の変動を小さくするので、供給圧を所定の範囲内に保つためのポンプの運転回数や運転時間の変動を小さく抑えることができる上、万一ポンプによる昇圧が正常にできなくなった場合等には作動流体の漏洩を停止して供給圧がそれ以上低下しないようにするので、確実に所定の動作を遂行できるようになり、信頼性の高い遮断器の流体圧駆動装置および遮断器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における閉路状態を示す系統図である。
【図2】図1の実施例における開路状態を示す系統図である。
【図3】図1の漏洩手段の構成を示す断面図である。
【図4】図3の漏洩手段の温度による絞り部の変化を示す断面図である。
【図5】図3の漏洩手段の温度による漏洩量の変化を示す特性図である。
【図6】本発明の漏洩手段および流路開閉手段の一実施例を示す断面図である。
【図7】図6の流路開閉手段が閉じた状態を示す断面図である。
【図8】図6の流路開閉手段における供給圧と操作力の関係の例を示す特性図である。
【図9】本発明の漏洩手段の他の実施例を示す断面図である。
【図10】本発明の漏洩手段の別の実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の流路開閉手段の他の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の流路開閉手段の供給圧と操作力の関係の他の例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 固定接触子 2 可動接触子
3 流体圧シリンダ
4a 流体圧シリンダの小受圧面積側区画
4b 流体圧シリンダの大受圧面積側区画
5 ポンプ 6 フィルタ
7 アキュムレータ 8 主制御弁
9a 第1パイロット室 9b 第2パイロット室
9c 弁体 10 リザーバ
11 パイロット弁 12 開路用駆動手段
13 閉路用駆動手段 14 リリーフ弁
15 圧力スイッチ 16 漏洩手段
17 ポンプ制御手段 18 モータ
19 テーパ孔 20 第一の部材
20A 凹部 20B 軸受部
20C 凹部 20D 結合部
21 環状隙間 22 テーパピン
22A 軸受円筒部 23 第二の部材
24 結合部 25 ナット
26 円筒部 27 シール
28 流路開閉手段 29 ポペット
30 弁箱 30A 弁座
30B 入り口 30C 出口
30D 空所 30E 空所
30F 空所 30G 空所
30H 排出口 30J 排出口
31 第1の円筒部 31A 中間軸
31B シール溝 32 第2の円筒部
32A 弁座円筒部 32B シール溝
33 バネ 34 連通孔
35 円筒部 36 供給圧管路
37,38 管路 39 管路
40 管路 41 配管
50 実線 51 太線
52 点 53 実線

Claims (1)

  1. 作動流体を加圧して供給側管路に吐出するポンプと、該供給側管路に接続され前記ポンプから加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレータと、遮断器の接触子を開閉する流体圧シリンダと、該流体圧シリンダと前記供給側管路を結ぶ管路に介装され該流体圧シリンダへの作動流体の供給と排出を制御する作動流体流路制御手段と、該作動流体流路制御手段に接続して配置され前記流体圧シリンダから排出された作動流体を収容するリザーバと、前記アキュムレータに蓄圧された作動流体の圧力である供給圧を検出して出力する圧力監視手段と、前記アキュムレータに蓄圧された作動流体を前記リザーバに流出させる漏洩手段とを備えてなり、該圧力監視手段からの出力信号に基づいて前記ポンプを起動、停止させて前記供給圧を所定の上限値と下限値の間に保つように構成した遮断器の流体圧駆動装置において、
    前記漏洩手段は、前記アキュムレータに先端部が連通される筒形の第一部材と、該第一部材内に軸方向に進退可能に軸支された第二部材とを備え、
    前記第一部材は、先端側から軸方向に向かうにつれて拡径して形成されたテーパ孔と、該テーパ孔の大径部側に形成されたリザーバ連通部と、該リザーバ連通部よりも基端側に設けられた軸受部とを有してなり、
    前記第二部材は、前記テーパ孔の内面との間に環状の隙間を形成するテーパピンと、該テーパピンの大径部側に軸設されて前記軸受部にシールを介して嵌合された軸受円筒部と、該軸受円筒部に同軸に設けられると共に前記第一部材の基端側で螺合され、前記第一の部材よりも熱膨張係数の大きな材料で形成された円筒部を有してなることを特徴とする流体圧駆動装置。
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