JP3830510B2 - 脂肪族アミン、ポリオレフィン及びポリ(オキシアルキレン)モノオールを含有する燃料添加剤組成物 - Google Patents
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Description
本発明は燃料添加剤組成物に関する。更に詳しくは、本発明は脂肪族アミン、ポリオレフィン及びポリ(オキシアルキレン)モノオールを含有する燃料添加剤組成物に関する。
自動車用エンジンに、炭化水素燃料の酸化と重合に起因して、キャブレター口、スロットル体、燃料インゼクター、吸気口及び吸気弁のようなエンジン構成部材の表面に沈析物が生成する傾向があることはよく知られている。これらの沈析物は、それが比較的少量で存在しても、エンストや加速不良等の運転性能上大きな問題を引き起こすことが多い。更に、エンジン沈析物は自動車の燃費と排出汚染物質の生成をかなり増大させる可能性がある。従って、このような沈析物の生成を防ぐか、又は抑制する効果的な燃料洗浄剤即ち“沈析抑制”用添加剤の開発がかなり重要であって、この技術分野では非常に多くのこの種材料が知られている。
例えば、ホッネン(Honnen)等に付与された米国特許第3,438,757号明細書には、内燃機関用の炭化水素液体燃料において洗浄剤及び分散剤として有用な、分子量が約425〜10,000、好ましくは約450〜5,000の範囲の分枝鎖状脂肪族炭化水素でN−置換されたアミン及びアルキレンポリアミンが開示される。
モーア(Moore)等に付与された米国特許第3,502,451号明細書には、分子量が約500〜3,500である、C2〜C6不飽和炭化水素の重合体若しくは共重合体又は対応する水素化重合体若しくは共重合体を含有するモーター用燃料組成物が開示される。この米国特許は、更に、プロピレン及びブチレンのポリオレフィン重合体が特に好ましいことを教示している。
プロンスカー(Plonsker)等に付与された米国特許第3,700,598号明細書には、ヒドロカルビル基が約300〜20,000、好ましくは500〜2,000の分子量を有するポリオレフィン基であるのが好ましいN−ヒドロカルビル置換ニトリロトリスエチルアミンを少量含有する潤滑油及び燃料組成物が開示される。この米国特許は、更に、この添加剤を含有する燃料組成物は少量の鉱油及び/又は平均分子量が約300〜2,000の合成オレフィンオリゴマーを含有しているのも好ましいことを教示している。
ロビンソン(Robinson)に付与された米国特許第3,756,793号明細書には、(A)平均分子量が600〜2500のハロ炭化水素とアルキレンポリアミンとの反応生成物であるポリアミンと、(B)20℃における粘度が20〜2500csの有機物質とを少量含有する燃料組成物が開示される。この米国特許には、更に、その有機物質として、ポリアミン、アミド、及び二塩基性脂肪族カルボン酸の脂肪族ジエステルのようなエステル又はエステル混合物を含めて、広範囲の化合物が適していることが開示される。この米国特許には、その有機物質としての使用に好ましい物質は、炭化水素、酸素を含む置換炭化水素及び酸素と窒素を含む置換炭化水素から選ばれる平均分子量が300〜5,000の重合体又は共重合体であると記載される。この米国特許には、最も好ましい高分子化合物はポリアルキレンオキシドとポリエーテルグリコールであると記載される。
シュール(Scheule)等に付与された米国特許第4,173,456号明細書には、(A)炭化水素に可溶なアシル化ポリ(アルキレンアミン)と、(B)平均分子量が約400〜3,000である、C2〜C6オレフィンの、常態で液体である、炭化水素に可溶な重合体から成る燃料添加剤組成物が開示される。
グレイフ(Graiff)に付与された米国特許第4,357,148号明細書には、(a)少なくとも1種のオレフィン重合体鎖を含有する、分子量が約600〜10,000の油溶性脂肪族ポリアミンと、(b)2〜6個の炭素原子を有するモノオレフィンの、数平均分子量が約500〜1500である重合体及び/又は共重合体をオクタン価要求の抑制増大量で含有するモーター用燃料組成物が開示される。
クマー(Kummer)等に付与された米国特許第4,832,702号明細書には、1種又は2種以上のポリブチルアミン又はポリイソブチルアミンを含有する燃料又は潤滑剤組成物が開示される。この米国特許は、更に、燃料添加剤ではその活性物質の約50重量%を、効率を損なうことなく、ポリイソブテンで置換することができるので、分子量300〜2000、好ましくは500〜1500であるポリイソブテンを加えることがコスト上の観点から特に有利であることを開示している。
ボーゲル(Vogel)等に付与された米国特許第5,004,478号明細書には、(a)アミノ−洗浄剤又はアミノ−含有洗浄剤、及び(b)(1)プロピレンオキシド又はブチレンオキシドに基づく、分子量が500以上のポリエーテルと(2)モノカルボン酸又はポリカルボン酸とアルカノール又はポリオールとのエステルとの混合物である基剤油から成る添加剤を含む内燃機関用のモーター用燃料が開示される。
アブラモ(Abramo)等に付与された米国特許第5,089,028号明細書には、(1)ポリアルケニル琥珀酸イミド、(2)ポリイソブチレン又はポリプロピレンのようなポリアルキレン重合体、(3)脂肪族又は芳香族カルボン酸のエステル及び(4)ポリブチレンオキシド、ポリプロピレン又はポリブチレン/ポリプロピレン共重合体のようなポリエーテル、の組み合わせから成る添加剤を含む燃料組成物が開示される。添加剤は所望の量の鉱油又は合成油を含有することもできる。
榊原等に付与された米国特許第5,242,469号明細書には、(A)モノエステル、ジエステル又はポリエステル、及び(B)(1)モノ琥珀酸イミド、(2)ビス−琥珀酸イミド、(3)アルキル基としてポリオレフィン重合体を有する、平均分子量が500〜5,000のアルキルアミン及び(4)平均分子量が500〜5,000のベンジルアミン誘導体から選ばれる分散剤から成るガソリン用添加剤組成物が開示される。この添加剤組成物はポリオキシアルキレングリコール若しくはその誘導体及び/又は潤滑油留分を更に含有してもよい。
1992年9月17日に公開されたPCT国際特許出願公開第WO 92/15656号明細書には、(A)少なくとも1つのオレフィン重合体鎖を有する油溶性のポリオレフィンポリアミン、及び(B)数平均分子量が最大2,000まで、好ましくは500までである、C2〜C6モノオレフィンの重合体から成る、ガソリン石油燃料用の添加剤が開示される。この刊行物には、更に、その添加剤は、アジピン酸エステル及びその混合物のような可塑剤エステル、掃去剤、酸化防止剤、引火改良剤及び金属失活剤を初めとして他の添加剤と併用してもよいことが開示される。
1990年8月16日に公開された欧州特許出願公開第0,382,159A1号明細書には、C4〜C6の脂肪族二塩基酸の少なくとも1種のC1〜C4ジアルキルエステルを沈析物除去量及び残渣抑制量で含有する内燃機関用液体炭化水素燃料が開示される。
1990年3月7日に公開された欧州特許出願公開第0,356,726 A2号明細書には、アルコールが分枝オレフィンのヒドロホルミル化で製造されたものであり、そしてエステルの総炭素数が少なくとも36個であり、かつエステルの分子量が550〜1,500、好ましくは600〜1,200である、芳香族のジ−、トリ−又はテトラ−カルボン酸と長鎖の脂肪族アルコール又はエーテルアルコールとのエステルを含有する燃料組成物が開示される。
キャンプベル(Campbell)に付与された米国特許第4,877,416号明細書には、(A)平均分子量が約750〜10,000で、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有するヒドロカルビル置換アミン又はポリアミンと、(B)平均分子量が約500〜5,000のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールを含有する燃料組成物が開示される。
脂肪族ヒドロカルビル置換アミン、ポリオレフィン重合体及びポリ(オキシアルキレン)モノオールと言う特異な組み合わせが、これを炭化水素燃料に対する燃料添加剤組成物として用いるとき、エンジン沈析物、特に吸気弁沈析物の卓越した抑制性能を提供することがここに発見された。
発明の概要
本発明は次の成分:
(a)燃料に可溶性の、ヒドロカルビル基の数平均分子量が約700〜3,000である、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有する脂肪族ヒドロカルビル置換アミン;
(b)数平均分子量が約350〜3,000である、C2〜C6モノオレフィンのポリオレフィン重合体;及び
(c)オキシアルキレン基がC2〜C5オキシアルキレン基であり、そしてヒドロカルビル基がC1〜C30ヒドロカルビル基である、数平均分子量約500〜約5,000のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールから成る新規な燃料添加剤組成物を提供するものである。
本発明は、更に、主成分量の、ガソリン又はジーゼルの沸点範囲で沸騰する炭化水素と、洗浄剤として有効な量の上記の新規な燃料添加剤組成物から成る燃料組成物を提供するものである。
本発明は、また、約150〜400°Fの範囲で沸騰する不活性で安定な親油性有機溶媒と、約10〜70重量パーセントの本発明の燃料添加剤組成物から成る燃料濃厚液に関する。
本発明は、諸要因の中でもとりわけ、脂肪族アミン、ポリオレフィン及びポリ(オキシアルキレン)モノオールと言う特異な組み合わせが、脂肪族アミンとポリオレフィン単独か又はポリ(オキシアルキレン)モノオール単独のいずれかとの組み合わせに比較して、予想外に優れた沈析抑制性能を提供すると言う驚くべき発見に基づく。
発明の詳細な説明
本発明の燃料添加剤組成物は、上記のように、脂肪族ヒドロカルビル置換アミン、ポリオレフィン重合体及びヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールを含有する。これらの化合物について、以下詳細に説明する。
A.脂肪族ヒドロカルビル置換アミン
本発明の燃料添加剤組成物の、燃料に可溶な脂肪族ヒドロカルビル置換アミン成分は、ヒドロカルビル基の数平均分子量が約700〜3,000である、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状のヒドロカルビル基で置換されたアミンである。このような脂肪族アミンは、典型的には、一般に約175〜300℃の範囲にある、通常のエンジン吸気弁作動温度で不揮発性を示すよう、十分な分子量を有するものである。ヒドロカルビル基は約750〜2,200の範囲の数平均分子量を有するのが好ましく、そして約900〜1,500の範囲の数平均分子量が更に好ましい。ヒドロカルビル基は、一般的には、分枝鎖状である。
分枝鎖状ヒドロカルビルアミンを用いる場合、そのヒドロカルビル基はC2〜C6オレフィンの重合体に由来するものが好ましい。このような分枝鎖状ヒドロカルビル基は、普通、炭素原子2〜6個のオレフィンを重合することにより製造される(エチレンは分枝鎖を与えるように他のオレフィンと共重合される)。この分枝鎖状ヒドロカルビル基は、一般的には、その分子鎖に沿って6個の炭素原子当たり少なくとも1本の枝、好ましくはその分子鎖に沿って4個の炭素原子当たり少なくとも1本の枝、更に好ましくはその分子鎖に沿って2個の炭素原子当たり少なくとも1本の枝を有する。好ましい分枝鎖状ヒドロカルビル基はポリプロピレンとポリイソブチレンである。枝は、通常、炭素原子1〜2個、好ましくは1個のもの、即ちメチルである。一般に、分枝鎖状ヒドロカルビル基は約18〜約214個、好ましくは約50〜約157個の炭素原子を含む。
ほとんどの場合、分枝鎖状ヒドロカルビルアミンは純粋な単一の生成物ではなく、ある平均の分子量を持っている化合物の混合物である。分子量の範囲は、通常、比較的狭く、指定分子量近くにピークがある。
分枝鎖状ヒドロカルビルアミンのアミン成分はアンモニア、モノアミン又はポリアミンから誘導することができる。モノアミン又はポリアミン成分が1〜約12個のアミン窒素原子及び1〜40個の炭素原子を有する、炭素対窒素の比が約1:1〜約10:1の広いアミン群を包含する。一般的に言えば、モノアミンは1〜約40個の炭素原子を含有し、またポリアミンは2〜約12個の窒素原子と2〜約40個の炭素原子を含有する。ほとんどの場合、このアミン成分は純粋な単一の生成物ではなく、指定したアミンを主成分量で含有する化合物の混合物である。更に複雑なポリアミンでは、その組成は指定された化合物をその主生成物として含み、かつ少量の類縁化合物を含むアミンの混合物である。適したモノアミンとポリアミンを以下において更に十分に説明する。
アミン成分がポリアミンである場合、それはアルキレンジアミンを含めてポリアルキレンポリアミンであるのが好ましい。このアルキレン基は2〜6個の炭素原子を含むのが好ましく、2〜3個の炭素原子を含むものが更に好ましい。このようなポリアミンの例にエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン及びテトラエチレンペンタミンがある。好ましいポリアミンはエチレンジアミンとジエチレントリアミンである。
特に好ましい分枝鎖状ヒドロカルビルアミンにポリイソブテニルエチレンジアミンと、ポリイソブチル基が実質的に飽和されており、またアミン部分がアンモニアに由来するものであるポリイソブチルアミンがある。
本発明の燃料添加剤組成物に用いられる脂肪族ヒドロカルビルアミンは、この技術分野で公知の常用の方法で製造される。このような脂肪族ヒドロカルビルアミンとそれらの製造は、米国特許第3,438,757号、同第3,565,804号、同第3,574,576号、同第3,848,056号、同第3,960,515号及び同第4,832,702号明細書に詳細に記載されている。これら米国特許の開示を参考としてここに引用する。
本発明において使用されるヒドロカルビル置換アミンは、典型的には、ヒドロカルビルクロリドのようなヒドロカルビルハライドをアンモニア又は第一若しくは第二アミンと反応させてヒドロカルビル置換アミンを生成させることによって製造される。
前記のように、現在使用されているヒドロカルビル置換アミンのアミン成分は、アンモニア、1〜40個の炭素原子を有するモノアミン及び2〜約12個の窒素原子と2〜約40個の炭素原子を有するポリアミンから選ばれる窒素含有化合物から誘導される。この窒素含有化合物をヒドロカルビルハライドと反応させて本発明の範囲内で用途があるヒドロカルビル置換アミン燃料添加剤を生成させるのである。このアミン成分が、生成物の分子当たり平均で少なくとも約1個の塩基性窒素原子、即ち強酸で滴定可能な窒素原子を持つヒドロカルビルアミン反応生成物を与える。
アミン成分は2〜約12個のアミン窒素原子と2〜約40個の炭素原子を有するポリアミンに由来するものが好ましい。ポリアミンは炭素対窒素比が約1:1〜10:1のものが好ましい。
ポリアミンは、(A)水素、(B)炭素原子1〜約10個のヒドロカルビル基、(C)炭素原子2〜約10個のアシル基、並びに(D)(B)及び(C)のモノケト、モノヒドロキシ、モノニトロ、モノシアノ、低級アルキル及び低級アルコキシ誘導体から選ばれる置換基で置換されていてもよい。低級アルキル又は低級アルコキシのような用語において用いられている“低級”とは1〜約6個の炭素原子を含有する基を意味する。ポリアミンの塩基性窒素原子の1つに付いている置換基の少なくとも1個は水素である、即ちポリアミンの塩基性窒素原子の少なくとも1個は第一又は第二アミノ窒素である。
本発明で使用される脂肪族アミンのポリアミン部分を記述するに当たって使用されているヒドロカルビル基とは、脂肪族、脂環式、芳香族又はそれらの組み合わせであることができる、炭素と水素から構成される有機基、例えばアラルキル基を意味する。ヒドロカルビル基は脂肪族の不飽和、即ちエチレン性及びアセチレン性、特にアセチレン性の不飽和を比較的含まないものが好ましい。本発明の置換ポリアミンは、一般的には、N−置換ポリアミンであるが、必ずそうである訳ではない。代表的なヒドロカルビル基及び置換ヒドロカルビル基に、アルキル、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル等々、アルケニル、例えばプロペニル、イソブテニル、ヘキセニル、オクテニル等々、ヒドロキシアルキル、例えば2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、ヒドロキシ−イソプロピル、4−ヒドロキシブチル等々、ケトアルキル、例えば2−ケトプロピル、6−ケトオクチル等々、アルコキシアルキル及び低級アルケノキシアルキル、例えばエトキシエチル、エトキシプロピル、プロポキシエチル、プロポキシプロピル、ジエチレンオキシメチル、トリエチレンオキシエチル、テトラエチレンオキシエチル、ジエチレンオキシヘキシル等々がある。前記のアシル基(C)はプロピニル、アセチル等々のような基である。更に好ましい置換基は水素、C1〜C6アルキル及びC1〜C6ヒドロキシアルキルである。
置換ポリアミンにおいて、その置換基はそれらを受け入れることができるいかなる原子の所に存在してもよい。置換された原子、例えば置換された窒素原子は、一般に、幾何学的には同等ではなく、従って本発明に用途がある置換アミンは置換基が同等な及び/又は同等でない原子の所に配された置換基を有するモノ−及びポリ−置換ポリアミンの混合物であってもよい。
本発明の範囲内に用途がある更に好ましいポリアミンは、アルキレンジアミンを初めとして、そして、例えばアルキル及びヒドロキシアルキル−置換ポリアルキレンポリアミンを含めて、ポリアルキレンポリアミンである。アルキレン基は2〜6個の炭素原子を含んでいるのが好ましく、この場合窒素原子間に2〜3個の炭素原子が存在するのが好ましい。このような基を例示すると、エチレン、1,2−プロピレン、2,2−ジメチルプロピレン、トリメチレン、1,3,2−ヒドロキシプロピレン等々がある。このようなポリアミンの例に、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジ(トリメチレン)トリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、トリプロピレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン及びペンタエチレンヘキサミンがある。このようなアミンは分枝鎖状ポリアミン、並びにヒドロキシ−及びヒドロカルビル−置換ポリアミンを含めて前記の置換ポリアミンのような異性体も包含する。ポリアルキレンポリアミンの中でも、2〜12個のアミノ窒素原子と2〜24個の炭素原子を含有するものが特に好ましく、そしてC2〜C3アルキレンポリアミン、即ちエチレンジアミン、ポリエチレンポリアミン、プロピレンジアミン及びポリプロピレンポリアミン、そして特に低級ポリアルキレンポリアミン、例えばエチレンジアミン、ジプロピレントリアミン等々が最も好ましい。特に好ましいポリアルキレンポリアミンはエチレンジアミンとジエチレントリアミンである。
現在のところ使用されている脂肪族アミン燃料添加剤のアミン成分は、複素環式ポリアミン、複素環式置換アミン及び置換複素環式化合物から誘導することもできる。ここで、複素環は1個又は2個以上の、酸素及び/又は窒素を含む5〜6員環から成る。このような複素環は飽和でも、不飽和でもよく、また前記の(A)、(B)、(C)及び(D)から選ばれる基で置換されていてもよい。複素環式化合物を例示すると、2−メチルピペラジン、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジン、1,2−ビス(N−ピペラジニル)エタン及びN,N’−ビス(N−ピペラジニル)ピペラジンのようなピペラジン類、2−メチルイミダゾリン、3−アミノピペリジン、3−アミノピリジン、N−(3−アミノプロピル)モルホリン等々がある。これらの複素環式化合物の中でも、ピペラジン類が好ましい。
ヒドロカルビルハライドとの反応により、本発明で用いられる脂肪族アミン添加剤を形成するのに使用することができる典型的なポリアミンに次のものがある:エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ヘキサメチレンジアミン、テトラエチレンペンタミン、ジメチルアミノプロピレンジアミン、N−(ベーターアミノエチル)ピペラジン、N−(ベーターアミノエチル)ピペリジン、3−アミノ−N−エチルピペリジン、N−(ベーターアミノエチル)モルホリン、N,N’−ジ(ベーターアミノエチル)ピペラジン、N,N’−ジ(ベーターアミノエチル)イミダゾリドン−2、N−(ベーターシアノエチル)エタン−1,2−ジアミン、1−アミノ−3,6,9−トリアザオクタデカン、1−アミノ−3,6−ジアザ−9−オキサデカン、N−(ベーターアミノエチル)ジエタノールアミン、N’−アセチルメチル−N−(ベーターアミノエチル)エタン−1,2−ジアミン、N−アセトニル−1,2−プロパンジアミン、N−(ベーターニトロエチル)−1,3−プロパンジアミン、1,3−ジメチル−5(ベーターアミノエチル)ヘキサヒドロトリアジン、N−(ベーターアミノエチル)ヘキサヒドロトリアジン、5−(ベーターアミノエチル)−1,3,5−ジオキサジン、2−(2−アミノエチルアミノ)エタノール及び2−[2−(2−アミノエチルアミノ)エチルアミノ]エタノール。
別法として、現在使用されている脂肪族ヒドロカルビル置換アミンのアミン成分は式:
を有するアミンから誘導することもできる。但し、上記の式においてR1及びR2は水素及び炭素原子1〜約20個のヒドロカルビル基より成る群から独立に選ばれ、そしてそれら両基が一緒になるときは、R1とR2とは1個又は2個以上の、最大約20個までの炭素原子を含有する5員環又は6員環を形成することができる。好ましくは、R1は水素であり、またR2は1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である。R1とR2が共に水素であるのが更に好ましい。このヒドロカルビル基は直鎖状でも、分枝鎖状でもよく、また脂肪族、脂環式、芳香族又はそれらの組み合わせであることができる。このヒドロカルビル基は、また、1個又は2個以上の酸素原子を含有していることができる。
上記式のアミンは、R1とR2が共にヒドロカルビル基である場合、“第二アミン”と定義されるものである。R1が水素であり、R2がヒドロカルビルであるとき、そのアミンは“第一アミン”と定義されるものであり、またR1とR2が共に水素であるとき、そのアミンはアンモニアである。
本発明の脂肪族ヒドロカルビル置換アミン燃料添加剤の製造に有用な第一アミンは、1個の窒素原子と1〜約20個、好ましくは1〜10個の炭素原子を含有するものである。この第一アミンは1個又は2個以上の酸素原子を含有していてもよい。
第一アミンのヒドロカルビル基はメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、2−ヒドロキシエチル又は2−メトキシエチルであるのが好ましい。このヒドロカルビル基はメチル、エチル又はプロピルであるのが更に好ましい。
典型的な第一アミンを例示すると、N−メチルアミン、N−エチルアミン、N−n−プロピルアミン、N−イソプロピルアミン、N−n−ブチルアミン、N−イソブチルアミン、N−sec−ブチルアミン、N−tert−ブチルアミン、N−n−ペンチルアミン、N−シクロペンチルアミン、N−n−ヘキシルアミン、N−シクロヘキシルアミン、N−オクチルアミン、N−デシルアミン、N−ドデシルアミン、N−オクタデシルアミン、N−ベンジルアミン、N−(2−フェニルエチル)アミン、2−アミノエタノール、3−アミノ−1−プロパノール、2−(2−アミノエトキシ)エタノール、N−(2−メトキシエチル)アミン、N−(2−エトキシエチル)アミン及びそれらに類するものがある。好ましい第一アミンはN−メチルアミン、N−エチルアミン及びN−n−プロピルアミンである。
現在用いられている脂肪族ヒドロカルビル置換アミン燃料添加剤のアミン成分は、また、第二アミンから誘導することもできる。この第二アミンのヒドロカルビル基は同一でもよいし、異なっていてもよく、また、一般的には、1〜約20個、好ましくは1〜約10個の炭素原子を含有する。ヒドロカルビル基の一方又は両方は、また、1個又は2個以上の酸素原子を含有していてもよい。
第二アミンのヒドロカルビル基は、好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、2−ヒドロキシエチル及び2−メトキシエチルより成る群から独立に選ばれる。更に好ましくは、ヒドロカルビル基はメチル、エチル又はプロピルである。
本発明で使用することができる典型的な第二アミンにN,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアミン、N,N−ジ−n−プロピルアミン、N,N−ジイソプロピルアミン、N,N−ジ−n−ブチルアミン、N,N−ジ−sec−ブチルアミン、N,N−ジ−n−ペンチルアミン、N,N−ジ−n−ヘキシルアミン、N,N−ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジオクチルアミン、N−エチル−N−メチルアミン、N−メチル−N−n−プロピルアミン、N−n−ブチル−N−メチルアミン、N−メチル−N−オクチルアミン、N−エチル−イソプロピルアミン、N−エチル−N−オクチルアミン、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アミン、N,N−ジ(3−ヒドロキシプロピル)アミン、N,N−ジ(エトキシエチル)アミン、N,N−ジ(プロポキシエチル)アミン及びそれらに類するアミンがある。好ましい第二アミンはN,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルアミン及びN,N−ジ−n−プロピルアミンである。
本発明の脂肪族アミン添加剤を形成するために環式の第二アミンを使用することもできる。このような環式化合物において、前記式のR1及びR2は、両者が一緒になった場合、最大約20個までの炭素原子を含む1個又は2個以上の5員環又は6員環を形成する。このアミン窒素原子を含有する環は一般に飽和されているが、1個又は2個以上の飽和又は不飽和の縮合環を形成していてもよい。これらの環は1〜約10個の炭素原子を有するヒドロカルビル基で置換されていてもよいし、また1個又は2個以上の酸素原子を含有していてもよい。
適した環式第二アミンにピペリジン、4−メチルピペリジン、ピロリジン、モルホリン、2,6−ジメチルモルホリン及びそれらに類するものがある。
アミン成分は、多くの場合、単一の化合物ではなく、1種又は数種の化合物から主として成り、指定された平均組成を有する混合物である。例えば、アジリジンの重合又はジクロロエチレンとアンモニアとの反応で製造されるテトラエチレンペンタミンは低級及び高級の両アミン、例えばトリエチレンテトラミン、置換ピペラジン類及びペンタエチレンヘキサミンを員子として含むものであるが、この組成物の主成分はテトラエチレンペンタミンであり、その全アミン組成物の実験式はテトラエチレンペンタミンの実験式に極く近似する。最後に、種々の窒素原子が幾何学的に均等ではないポリアミンを用いて本発明の化合物を製造するに際しては、数種の置換性異性体(substitutional isomers)も可能であり、これらも最終生成物に包含される。アミン類の製造法とそれらアミンの反応については、オックスフォード(Oxford)のクラレンドン・プレス社(Clarendon Press)、1966年刊行のサイジウィック(Sidgewick)著“窒素の有機化学(The Organic Chemistry of Nitrogen)”、フィラデルフィア(Philadelphia)のソーンダース社(Saunders)刊行のノラー(Noller)著“有機化合物の化学(Chemistry of Organic Compounds)”、第2版、1957年、及びカーク・オスマー(Kirk-Othmer)の“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー(Encyclopedia of Chemical Technology)”、第2版、特に第2巻、第99〜116頁に詳述されている。
本発明での使用に適した好ましい脂肪族ヒドロカルビル置換アミンは式:
R3NH−(R4−NH)n−H
を有するヒドロカルビル置換ポリアルキレンポリアミンである。但し、上記の式においてR3は数平均分子量が約700〜3,000のヒドロカルビル基であり、R4は炭素原子数2〜6のアルキレンであり、そしてnは0〜約10の整数である。
R3は好ましくは約750〜2,200、更に好ましくは約900〜1,500の数平均分子量を有するヒドロカルビル基である。R4は2〜3個の炭素原子を有するアルキレン基であるのが好ましく、またnは1〜6の整数であるのが好ましい。
B.ポリオレフィン重合体
本発明の燃料添加剤組成物のポリオレフィン重合体成分は、数平均分子量が約350〜3,000である、C2〜C6モノオレフィンのポリオレフィン重合体である。このポリオレフィン重合体は単独重合体であってもよいし、共重合体であってもよい。ブロック共重合体も本発明における使用に適している。
ポリオレフィン重合体は、一般に、約350〜3,000、好ましくは約350〜1,500、更に好ましくは約350〜500の数平均分子量を有する。特に好ましいポリオレフィン重合体は約375〜450の数平均分子量を有するものである。
本発明で用いられるポリオレフィン重合体は、一般的に言えば、エチレン、プロピレン、ブチレン及びそれらに類するもののようなモノ−オレフィン、特に1−モノ−オレフィンの重合体又は共重合体であるポリオレフィンである。使用されるモノ−オレフィンは好ましくは2〜約4個、更に好ましくは約3〜4個の炭素原子を有する。更に好ましいモノ−オレフィンにプロピレン及びブチレン、特にイソブチレンがある。このようなモノ−オレフィンから製造されるポリオレフィンにポリプロピレン及びポリブテン、特にポリイソブテンがある。
本発明における使用に適したポリイソブテン類に、その反応性のメチルビニリデン異性体を少なくとも約20%、好ましくは少なくとも50%、更に好ましくは少なくとも70%含むポリイソブテン類がある。適したポリイソブテン類にBF3触媒を使用して製造されたものがある。メチルビニリデン異性体を全組成物に対して高割合で含むこのようなポリイソブテン類の製造は米国特許第4,152,499号及び同第4,605,808号明細書に記載されている。
アルキルビニリデン含有量が高い適したポリイソブテン類の例に、共にブリティッシュ・ペトロリウム社(British Petroleum)から入手できる数平均分子量約1300及びメチルビニリデン含有量約74%のポリイソブテンであるウルトラビス(Ultravis)30、及び分子量950及びメチルビニリデン含有量約76%のポリイソブテンであるウルトラビス10がある。
好ましいポリイソブテン類に約375〜450の数平均分子量を有するもの、例えばエクソン・ケミカル社(Exxon Chemical Company)から入手できる、数平均分子量約420のポリイソブテンであるパラポール(Parapol)450がある。
C.ヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオール
本発明において用いられるヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)重合体は、しばしばモノヒドロキシポリエーテル又はポリアルキレングリコールモノヒドロカルビルエーテル、即ち“キャップされた”ポリ(オキシアルキレン)グリコールと称されるモノヒドロキシ化合物、即ちアルコールであって、ヒドロカルビル末端基が付いていない、即ちキャップされていないポリ(オキシアルキレン)グリコール(ジオール)又はポリオールとは区別されるべきものである。このヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)アルコールはエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド類又はペンチレンオキシド類のような低級アルキレンオキシドのヒドロキシ化合物R5OH(式中、R5はポリ(オキシアルキレン)鎖をキャップするヒドロカルビル基である)に対する重合条件下での付加反応によって製造される。これら重合体の製造法と性質は米国特許第2,841,479号及び同第2,782,240号明細書、並びにカーク−オスマー(Kirk-Othmer)の“エンサイクロペディア・オブ・ケミカル・テクノロジー(Encyclopedia of Chemical Technology)”、第2版、第19巻、第507頁に開示されている。この重合反応では、単一種のアルキレンオキシド、例えばプロピレンオキシドが用いることができ、この場合その生成物は単独重合体、例えばポリ(オキシアルキレン)プロパノールである。しかし、共重合体も等しく満足でき、そしてランダム共重合体はヒドロキシ含有化合物をアルキレンオキシドの混合物、例えばプロピレンオキシドとブチレンオキシドとの混合物と接触させることによって容易に製造される。オキシアルキレン単位のブロック共重合体も本発明の実施に対して満足できるポリ(オキシアルキレン)重合体を与える。ランダム重合体はそのオキシド類の反応性が相対的に等しいとき更に容易に製造される。ある特定の場合、エチレンオキシドを他のオキシドと共重合させるときに、エチレンオキシドの方が反応速度が速いと、ランダム共重合体の製造は困難になる。いずれの場合も、ブロック共重合体の製造は可能である。ブロック共重合体はヒドロキシ含有化合物を、重合条件下で、初めに1つのアルキレンオキシドと、次いで任意の順序で他のオキシド類と、又は反復して接触させることにより製造される。1つの特定のブロック共重合体は、プロピレンオキシドを適当なモノヒドロキシ化合物に対して重合させてポリ(オキシプロピレン)アルコールを形成し、次いでそのポリ(オキシアルキレン)アルコールに対してブチレンオキシドを重合させることによって製造される重合体によって代表されるものである。
ポリ(オキシアルキレン)重合体は、一般に、重合体の分子鎖長が異なる化合物の混合物である。しかし、それらの性質はその平均組成と分子量で代表されるその重合体の性質に極く近似している。
本発明で使用されるこれらポリエーテルは式:
R5O−(R6O)p−H
で表すことができる。但し、上記の式においてR5は1〜30個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、R6はC2〜C5アルキレン基であり、そしてpはこのポリエーテルの分子量が約500〜約5,000となるような整数である。
R6はC3〜C4アルキレン基であるのが好ましい。
R5はC7〜C30のアルキルフェニル基であるのが好ましい。R5はドデシルフェニル基であるのが最も好ましい。
ポリエーテルの分子量は約750〜約3,000であるのが好ましく、約900〜約1,500が最も好ましい。
燃料組成物
本発明の燃料添加剤組成物は、一般に、ガソリン又はジーゼル油の沸点範囲で沸騰する蒸留炭化水素燃料に用いられる。この添加剤組成物の目的とされる洗浄性と分散性を達成するのに必要な適性濃度は、使用される燃料のタイプ、他の洗浄剤、分散剤、その他の添加剤等々の存在に依存して変わる。一般的に言えば、しかし、最良の結果を達成するためには、基剤燃料1部に対して150〜7500重量ppm、好ましくは300〜2500ppmの本発明の添加剤組成物が必要とされる。
個々の成分に関しては、本発明の添加剤組成物を含有する燃料組成物は、一般に、約50〜500重量ppmの脂肪族アミン、約50〜1,000重量ppmのポリオレフィン及び約50〜1,000重量ppmのポリ(オキシアルキレン)モノオールを含有する。脂肪族アミン対ポリオレフィン対ポリ(オキシアルキレン)モノオール(アミン:ポリオレフィン:モノオール)の比は、一般に、約1:0.5〜10:0.5〜10、好ましくは約1:1〜5:1〜5、更に好ましくは約1:1:1の範囲である。
この沈析抑制用燃料添加剤組成物は、約150〜400°F(約65〜205℃)の範囲で沸騰する、不活性で安定な親油性の(即ち、ガソリンに溶解する)有機溶媒を用いて濃厚液として処方することができる。脂肪族又は芳香族の炭化水素溶媒、例えばベンゼン、トルエン、キシレン又はもっと高沸点の芳香族化合物若しくは芳香族シンナーを用いるのが好ましい。炭化水素溶媒と組み合わせた、イソプロパノール、イソブチルカルビノール、n−ブタノール及びそれらに類するもののような、炭素原子数約3〜8個の脂肪族アルコールも上記洗浄剤−分散剤としての添加剤と共に使用するのに適している。この濃厚液において、本発明の添加剤組成物の量は、普通、少なくとも10重量%であるが、一般的には90重量%を越えず、好ましくは40〜85重量%、最も好ましくは50〜80重量%である。
ガソリン系燃料では、本発明の添加剤と共に、例えば酸素化剤、例えばt−ブチルメチルエーテル、アンチノック剤、例えばメチルシクロペンタジエニルマンガントリカルボニル、及び他の分散剤/洗浄剤、例えば各種のヒドロカルビルアミン類、ヒドロカルビルポリ(オキシアルキレン)アミン類又はスクシンアミド類を含めて、他の燃料用添加剤を用いることができる。また、アリールハライド、例えばジクロロベンゼン、又はアルキルハライド、例えばエチレンジブロミドのような鉛掃去剤を含めることもできる。更に、酸化防止剤、金属失活剤、流動点降下剤、腐食防止剤及び解乳化剤が存在していることもできる。このガソリン系燃料は、また、例えばメタノールのような他の燃料を色々な量で含有していてもよい。
存在することができる追加の燃料添加剤に、ポリアミンを含めて、オレイルアミンのような、分子量が700以下の低分子量ヒドロカルビルアミン、又は、例えばポリイソブテニル基の数平均分子量が約420である低分子量ポリイソブテニルエチレンジアミンのような、燃料インゼクター用禁止剤、低分子量の燃料インゼクター用洗浄剤及びキャブレター用洗浄剤がある。
ジーゼル燃料では、流動点降下剤、流動性改良剤、セタン価向上剤及びそれらに類するもののような他の周知の添加剤を用いることができる。ジーゼル燃料は、また、例えばメタノールのような他の燃料を含んでいることができる。
燃料に可溶性で不揮発性のキャリアー流体又は油も本発明の燃料添加剤組成物と共に使用することができる。キャリアー流体は燃料添加剤組成物の溶媒不含液体分、即ち不揮発性残分(NVR)を実質的に増加させ、同時にオクタン価要求の上昇に著しくは寄与しない化学的に不活性な炭化水素に可溶性の液体ビヒクルである。キャリアー流体は鉱油又は精製された石油系の油類のような天然又は合成の油であることができる。
これらのキャリアー流体は本発明の燃料添加剤に対するキャリアーとして作用し、かつ沈析物を除去し、その生成を遅らせるのを助長すると考えられる。キャリアー流体は、また、本発明の燃料添加剤組成物と併用されたとき、沈析抑制の相乗作用性も示す可能性がある。
キャリアー流体は、典型的には、炭化水素燃料に対して約50〜約2000重量ppm、好ましくは100〜800重量ppmの範囲の量で用いられる。キャリアー流体対沈析抑制用添加剤の比は約0.5:1〜約10:1が好ましく、1:1〜4:1が更に好ましい。
キャリアー流体を燃料濃厚液で用いるとき、そのキャリアー流体は一般に約10〜約60重量パーセント、好ましくは20〜40重量パーセントの範囲の量で存在する。
次の実施例は本発明の特定の態様を説明するために与えられるものであって、いかなる意味においても本発明の範囲を限定すると解してはならない。
実施例
実施例A1
エンジンテストを市販のレギュラー無鉛ガソリンを用いて行い、吸気弁及び燃焼室に付く沈析物を測定した。試験用エンジンは、フォード・モーター社(Ford Moter Company)製の、2.3リットル、注入ポート燃料(Port Fuel Injected:PFI)、二系統点火プラグの4気筒エンジンであった。主要な寸法を表1に記す。
試験用エンジンを、吸気弁沈析試験(Intake Valve Deposit testing)の標準条件としてコーディネーティング・リサーチ・カウンセル(Coordinating Research Counsil)が定めた規定荷重と速度計画で100時間(1日につき24時間)運転した。エンジンの運転サイクルを表2に記す。
各試験実験の終わりに吸気弁を取り外し、ヘキサンで洗浄し、秤量した。実験の終点において吸気弁の重量から予め測定しておいたきれいな吸気弁の重量を差し引いた。両重量の差が吸気弁の沈析物(IVD)の重量である。また、各気筒について、ピストンのトップ、及び気筒ヘッドの合わせ面を解体し、そして除去された沈析物を燃焼室の沈析物(CCD)の測定値として秤量した。結果を後記の表3に記す。
実施例A2
実施例A1のガソリンに
(1)平均分子量約1,500のドデシルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオール125重量ppm、及び
(2)MW1300のポリイソブテニル部分とエチレンジアミン部分を有するヒドロカルビルアミン125ppma(活性分100万部当たりの部数)を添加することによって燃料組成物の試料A2を調製した。
この燃料組成物を用いて実施例A1と同じ実験を行った。結果を後記の表3に示す。
実施例A3
実施例A1のガソリンに
(1)数平均分子量420のポリイソブテン125重量ppm、及び
(2)MW1300のポリイソブテニル部分とエチレンジアミン部分を有するヒドロカルビルアミン125ppma
を添加することによって燃料組成物の試料A3を調製した。
この燃料組成物を用いて実施例A1と同じ実験を行った。結果を後記の表3に示す。
実施例A4
実施例A1のガソリンに
(1)数平均分子量420のポリイソブテン125重量ppm、
(2)平均分子量約1,500のドデシルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオール125重量ppm、及び
(3)MW1300のポリイソブテニル部分とエチレンジアミン部分を有するヒドロカルビルアミン125ppma
を添加することによって燃料組成物の試料A4を調製した。
この燃料組成物を用いて実施例A1と同じ実験を行った。結果を下記の表3に示す。
表3の結果は、本発明の燃料添加剤組成物(実施例A4)は、実施例A2及びA3の2成分系添加剤組成物と比較するとき、顕著に改善された吸気弁沈析抑制性能を示し、同時に燃焼室の沈析物も低レベルに保つことを示している。
実施例B
次の成分:
(1)数平均分子量420のポリイソブテン125重量ppm、
(2)平均分子量約1,500のドデシルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオール125重量ppm、
(3)MW1300のポリイソブテニル部分とエチレンジアミン部分を有するヒドロカルビルアミン125ppma、及び
次の成分の少なくとも1種、即ち:
(4)鉱油より成るキャリアー流体125〜250ppm、及び/又は
(5)オレイルアミン又はポリイソブテニル(MW420)エチレンジアミンのような低分子量のヒドロカルビルアミン系キャブレター用又はインジェクター用洗浄剤10〜50ppm、好ましくは20ppm
を含有する本発明の燃料添加剤組成物も調製する。
Claims (60)
- 次の成分:
(a)燃料に可溶性の、ヒドロカルビル基の数平均分子量が約700〜3,000である、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有する脂肪族ヒドロカルビル置換アミン;
(b)数平均分子量が約350〜3,000である、C2〜C6モノオレフィンのポリオレフィン重合体;及び
(c)オキシアルキレン基がC2〜C5オキシアルキレン基であり、そしてヒドロカルビル基がC 7 〜C 30 アルキルフェニル基である、数平均分子量約500〜約5,000のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールから成る燃料添加剤組成物。 - 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約750〜2,200である、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第2項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンが分枝鎖状ヒドロカルビル置換アミンである、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルアミンである、請求の範囲第4項に記載の燃料添加剤組成物。
- 脂肪族アミンのアミン部分が2〜12個のアミン窒素原子と2〜40個の炭素原子を有するポリアミンから誘導されたものである、請求の範囲第4項に記載の燃料添加剤組成物。
- ポリアミンが2〜12個のアミン窒素原子と2〜24個の炭素原子を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第6項に記載の燃料添加剤組成物。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン及びテトラエチレンペンタミンより成る群から選ばれたものである、請求の範囲第7項に記載の燃料添加剤組成物。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン又はジエチレントリアミンである、請求の範囲第8項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルエチレンジアミンである、請求の範囲第9項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がC2〜C4モノオレフィンの重合体である、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリプロピレン又はポリブテンである、請求の範囲第11項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリイソブテンである、請求の範囲第12項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜1,500である、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜500である、請求の範囲第14項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールの数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC3〜C4オキシアルキレン基である、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC3オキシプロピレン基である、請求の範囲第17項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC4オキシブチレン基である、請求の範囲第17項に記載の燃料添加剤組成物。
- 成分(a)が、アミン部分がエチレンジアミン又はジエチレントリアミンから誘導されたものであるポリイソブテニルアミンであり、成分(b)がポリイソブテンであり、そして成分(c)がC 7 〜C 30 アルキルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオールである、請求の範囲第1項に記載の燃料添加剤組成物。
- 主成分量の、ガソリン又はジーゼルの沸点範囲で沸騰する炭化水素、並びに洗浄剤として有効な量の、次の成分:
(a)燃料に可溶性の、ヒドロカルビル基の数平均分子量が約700〜3,000である、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有する脂肪族ヒドロカルビル置換アミン;
(b)数平均分子量が約350〜3,000である、C 2 〜C 6 モノオレフィンのポリオレフィン重合体;及び
(c)オキシアルキレン基がC 2 〜C 5 オキシアルキレン基であり、そしてヒドロカルビル基がC 7 〜C 30 アルキルフェニル基である、数平均分子量約500〜約5,000のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールから成る添加剤組成物を含んで成る燃料組成物。 - 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約750〜2,200である、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第22項に記載の燃料組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンが分枝鎖状ヒドロカルビル置換アミンである、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルアミンである、請求の範囲第24項に記載の燃料組成物。
- 脂肪族アミンのアミン部分が2〜12個のアミン窒素原子と2〜40個の炭素原子を有するポリアミンから誘導されたものである、請求の範囲第24項に記載の燃料組成物。
- ポリアミンが2〜12個のアミン窒素原子と2〜24個の炭素原子を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第26項に記載の燃料組成物。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン及びテトラエチレンペンタミンより成る群から選ばれたものである、請求の範囲第27項に記載の燃料組成物。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン又はジエチレントリアミンである、請求の範囲第28項に記載の燃料組成物。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルエチレンジアミンである、請求の範囲第29項に記載の燃料組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がC 2 〜C 4 モノオレフィンの重合体である、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリプロピレン又はポリブテンである、請求の範囲第31項に記載の燃料組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリイソブテンである、請求の範囲第32項に記載の燃料組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜1,500である、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜500である、請求の範囲第34項に記載の燃料組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールの数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 3 〜C 4 オキシアルキレン基である、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 3 オキシプロピレン基である、請求の範囲第37項に記載の燃料組成物。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 4 オキシブチレン基である、請求の範囲第37項に記載の燃料組成物。
- 成分(a)が、アミン部分がエチレンジアミン又はジエチレントリアミンから誘導されたものであるポリイソブテニルアミンであり、成分(b)がポリイソブテンであり、そして成分(c)がC 7 〜C 30 アルキルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオールである、請求の範囲第21項に記載の燃料組成物。
- 約150〜400°Fの範囲で沸騰する不活性で安定な親油性有機溶媒、並びに約10〜90重量パーセントの、次の成分:
(a)燃料に可溶性の、ヒドロカルビル基の数平均分子量が約700〜3,000である、少なくとも1個の塩基性窒素原子を有する脂肪族ヒドロカルビル置換アミン;
(b)数平均分子量が約350〜3,000である、C 2 〜C 6 モノオレフィンのポリオレフィン重合体;及び
(c)オキシアルキレン基がC 2 〜C 5 オキシアルキレン基であり、そしてヒドロカルビル基がC 7 〜C 30 アルキルフェニル基である、数平均分子量約500〜約5,000のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールから成る添加剤組成物を含んで成る燃料濃厚液。 - 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約750〜2,200である、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(a)の脂肪族アミンに付いているヒドロカルビル置換基の数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第42項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(a)の脂肪族アミンが分枝鎖状ヒドロカルビル置換アミンである、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルアミンである、請求の範囲第44項に記載の燃料濃厚液。
- 脂肪族アミンのアミン部分が2〜12個のアミン窒素原子と2〜40個の炭素原子を有するポリアミンから誘導されたものである、請求の範囲第44項に記載の燃料濃厚液。
- ポリアミンが2〜12個のアミン窒素原子と2〜24個の炭素原子を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第46項に記載の燃料濃厚液。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン及びテトラエチレンペンタミンより成る群から選ばれたものである、請求の範囲第47項に記載の燃料濃厚液。
- ポリアルキレンポリアミンがエチレンジアミン又はジエチレントリアミンである、請求の範囲第48項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(a)の脂肪族アミンがポリイソブテニルエチレンジアミンである、請求の範囲第49項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がC 2 〜C 4 モノオレフィンの重合体である、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリプロピレン又はポリブテンである、請求の範囲第51項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体がポリイソブテンである、請求の範囲第52項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜1,500である、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(b)のポリオレフィン重合体の数平均分子量が約350〜500である、請求の範囲第54項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールの数平均分子量が約900〜1,500である、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 3 〜C 4 オキシアルキレン基である、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 3 オキシプロピレン基である、請求の範囲第57項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(c)のヒドロカルビル末端基付きポリ(オキシアルキレン)モノオールのオキシアルキレン基がC 4 オキシブチレン基である、請求の範囲第57項に記載の燃料濃厚液。
- 成分(a)が、アミン部分がエチレンジアミン又はジエチレントリアミンから誘導されたものであるポリイソブテニルアミンであり、成分(b)がポリイソブテンであり、そして成分(c)がC 7 〜C 30 アルキルフェニル末端基付きポリ(オキシブチレン)モノオールである、請求の範囲第41項に記載の燃料濃厚液。
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