JP3830043B2 - 切粉分別排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械による切削、研削等の金属加工を行う際に、工作機械から排出される鉄類、アルミニウム類等金属の切削屑、研削屑等の切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、この混濁クーラント処理槽に内設されているヒンジベルトやドラム状のフィルタで切粉のみを捕捉して槽外に掬い上げて搬出するようにした切粉分別排出装置に関する。
工作機械で金属材料を切削、研削等の加工を行う場合、切削工具、研削工具、被加工材料等を冷却するために、切削油、潤滑剤を溶解した水等のクーラントが使用され、使用後に工作機械から排出される切粉を含んだ混濁クーラントは、切粉分別排出装置によって、切粉のみが捕捉回収されるように処理される。
従来例として、工作機械から排出された切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、この混濁クーラント処理槽内の濾過ドラムで混濁クーラントを濾過して切粉を外部に排出するとともに、前記濾過ドラム内の浄化クーラント噴射手段から噴射される濾過後の浄化クーラントで濾過ドラムに残留付着した切粉を除去するようにした切粉分別排出装置が知られている(特許文献1参照。)。
そして、このような切粉分別排出装置は、濾過フィルタに残留付着した切粉を噴射除去する浄化クーラント噴射手段が、微細な切粉を含む浄化クーラントを噴射しても目詰まりを起こすことがなく、浄化クーラント噴射手段に対して長期に亘って特段の保守を必要とすることなく運行することができるようになっている。
特開平2003−266271号公報(第1頁、図1−図2)
しかしながら、前述したような従来の切粉分別排出装置は、複数の浄化クーラント噴射穴を浄化クーラント排出管の管長手方向に沿って配置しているため、これらの浄化クーラント噴射穴から噴射される複数の噴射流が相互に隣接して干渉し、切粉の残留付着した濾過フィルタに対する噴射洗浄力を打ち消し合って弱め、フィルタ逆洗浄効果を充分に発揮できないという問題があった。
そして、相互の干渉し合った噴射流が周辺気流を取り混んで混濁クーラント処理槽内で過剰に泡立ち、この泡立ちクーラントが濾過フィルタに目詰まりを多発させて混濁クーラント処理槽から混濁クーラントを浄化クーラント貯槽へオーバーフローさせ、このオーバーフローした混濁クーラントが、浄化クーラント貯槽の浄化クーラントを混濁して噴射流として適用できなくなるという問題があった。
さらに、浄化クーラント噴射穴の配置間隔を噴射流が相互に干渉しない程度に位置決めすると、境界部の洗浄効果が不安定になり、この境界部に目詰まりを発生するという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題、すなわち、本発明の目的は、上述したような従来技術の問題点を解消するものであって、浄化クーラント排出管から噴出される複数の噴射流を相互に干渉させることなく濾過フィルタを効率よく均一に逆洗浄できるとともに、噴射後の浄化クーラントによる混濁クーラント処理槽内の泡立ちを抑制して濾過フィルタの目詰まりを防止できる切粉分別排出装置を提供することである。
本請求項1に係る発明は、工作機械から排出された切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、前記混濁クーラント処理槽内の濾過フィルタを有する濾過ドラムで混濁クーラントを濾過して切粉を外部に排出するとともに、前記濾過ドラム内の浄化クーラント噴射手段から濾過フィルタに向けて噴射される濾過後の浄化クーラントで濾過フィルタに残留付着した切粉を除去するようにした切粉分別排出装置において、前記浄化クーラント噴射手段が、浄化クーラント噴射穴を管長手方向に沿って複数配置して複数の噴射流を相互に隣接した状態で噴射する浄化クーラント排出管と、前記浄化クーラント噴射穴から噴射される複数の噴射流を反射用インナープレートと反射用アウタープレートによってドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて拡散する分流器を備えていることにより、上述した課題を解決している。
そして、本請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の構成に加えて、前記浄化クーラント噴射手段が浄化クーラントを間欠供給する供給ポンプに接続されていることにより、上述した課題をさらに解決している。
さらに、本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明の構成に加えて、前記浄化クーラント排出管の端部に、浄化クーラント噴射穴から噴射されなかった浄化クーラントを排出するパージ手段を備えていることにより、上述した課題をさらに解決している。
本発明の切粉分別排出装置は、工作機械から排出された切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、前記混濁クーラント処理槽内の濾過フィルタを有する濾過ドラムで混濁クーラントを濾過して切粉を外部に排出するとともに、前記濾過ドラム内の浄化クーラント噴射手段から濾過フィルタに向けて噴射される濾過後の浄化クーラントで濾過フィルタに残留付着した切粉を除去するとともに、以下のような格別の効果を奏することができる。すなわち、
(1)浄化クーラント噴射手段が反射用インナープレートと反射用アウタープレートからなる分流器を備えていることにより、浄化クーラント排出管の管長手方向に沿って配置された浄化クーラント噴射穴から噴出される複数の噴射流が、分流器の反射用インナープレートと反射用アウタープレートによってドラム周方向に交互に分画された状態でそれぞれ反射して扇状に拡散されるため、従来の浄化クーラント噴射穴よりも狭小な配置間隔であっても、これらの噴射流が相互に干渉することなく濾過フィルタに均一に噴射されるので、濾過フィルタを効率よく均一に逆洗浄でき、しかも、噴射後の浄化クーラントによる混濁クーラント処理槽内の泡立ちを抑制することができる。
(2)浄化クーラント噴射手段が浄化クーラントを間欠供給する供給ポンプに接続されていることにより、供給ポンプが間欠的に停止して泡立ちしても瞬時に沈静化して解消するため、噴射後の浄化クーラントによる混濁クーラント処理槽内の泡立ちを大幅に抑制して濾過フィルタの目詰まりを防止して、従来のように混濁クーラント処理槽から混濁クーラントをオーバーフローさせることなくなるので、混濁クーラント処理槽内において混濁クーラントを順次浄化することができる。
(3)浄化クーラント排出管の端部に、浄化クーラント噴射穴から噴射されなかった浄化クーラントを排出するパージ手段を備えていることにより、浄化クーラント噴射穴から噴射されなかった浄化クーラントがパージ手段から速やかに排出され、浄化クーラント噴射手段の目詰まりを一層解消し、浄化クーラント噴射手段のメンテナンス作業が著しく軽減される。
本発明は、工作機械から排出された切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、この混濁クーラント処理槽内の濾過フィルタを有する濾過ドラムで混濁クーラントを濾過して切粉を外部に排出するとともに、前記濾過ドラム内の浄化クーラント噴射手段から濾過フィルタに向けて噴射される濾過後の浄化クーラントで濾過フィルタに残留付着した切粉を除去するように構成した切粉分別排出装置において、前記浄化クーラント噴射手段が、浄化クーラント噴射穴を管長手方向に沿って複数配置して複数の噴射流を相互に隣接した状態で噴射する浄化クーラント排出管と、浄化クーラント噴射穴から噴射される複数の噴射流を反射用インナープレートと反射用アウタープレートによってドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて拡散する分流器を備えていることにより、浄化クーラント排出管から噴出される複数の噴射流を相互に干渉させることなく濾過フィルタを効率よく均一に逆洗浄できるとともに、噴射後の浄化クーラントによる混濁クーラント処理槽内の泡立ちを抑制して濾過フィルタの目詰まりを防止できるようになっている。
なお、本発明の浄化クーラント排出管で採用する浄化クーラント噴射穴の具体的な形態は、真円状穴もしくは楕円状穴の何れであってもよく、濾過後の微細な切粉を含む浄化クーラントを目詰まりなく噴射できるようなごく一般的な穴加工で得られる噴射穴であれば、これら以外の形状または穴径を備えた噴射穴であっても何ら構わない。
本発明の実施の形態である第1実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施例である切粉分別排出装置を示す断面図であり、図2は、図1の切粉分別排出装置で用いた浄化クーラント噴射手段を拡大した斜視図であり、図3は、浄化クーラント噴射手段の噴射状態を示すものであって、(a)は、図2のA−A線断面における模式図であり、(b)は、図2のB−B線断面における模式図である。
まず、本発明の第1実施例である切粉分別排出装置100は、工作機械Mから排出される切粉を含んだ混濁クーラントDが投入される混濁クーラント処理槽120と、この混濁クーラント処理槽120に周回状態で内設された無端状のヒンジベルト140とを備えている。混濁クーラント処理槽120は、121、122、123、124、125と連続的に配置した金属プレートにより構成され、無端状のヒンジベルト140に離間して覆設されている。
前記混濁クーラント処理槽120に投入された混濁クーラントDに含まれる切粉kは、ヒンジベルト140により、仕切板160に沿って混濁クーラント処理槽120外に掬い上げられて、前記ヒンジベルト140の上方周回端部に位置する切粉排出部Bより、切粉回収箱Fなどに搬出される。前記ヒンジベルト140の上方周回端部には、ヒンジベルト140に動力伝達する駆動スプロケット141が駆動モータとともに配置され、一方、ヒンジベルト140が下方戻り側142から上方搬送側143へ周回転向するテール部Aには、円筒部材150が設けられている。
さらに、混濁クーラント処理槽120内に貯まった混濁クーラントDを濾過した上で外部に排出するための80μm程度の濾過フィルタ181を有する濾過ドラム180が設けられており、濾過された浄化クーラントCは、混濁クーラント処理槽120の外部に設けられた浄化クーラント貯槽Eに、流出孔182を介して排出され回収される。
他方、濾過ドラム180を透過しない80μm以上の残留切粉は、前記ヒンジベルト140により再び掬い上げられ、切粉排出部Bより排出される。
このような濾過ドラム180は、次第に濾過フィルタ181が目詰まりをおこすため、フィルタ浄化用の浄化クーラント噴射手段190を設け、この浄化クーラント噴射手段190から浄化クーラントCを噴射し、濾過フィルタ181表面に付着した切粉を吹き飛ばすようにしている。
そこで、本実施例の切粉分別排出装置100が最も特徴とする浄化クーラント噴射手段190は、図2に示すように、単純な通常の丸穴に穿設された浄化クーラント噴射穴191aを管長手方向に沿って横一線に50mm間隔で複数配置して複数の噴射流Sを相互に隣接した状態で噴射するためのスプレーバーと称する浄化クーラント排出管191を備えるとともに、前記浄化クーラント噴射穴191aから噴射される複数の噴射流Sをオーバーハング状の反射用インナープレート192aと反射用アウタープレート192bと前記反射用インナープレート192aの基端部側を一部切り欠いて噴射流Sの流路を変える切り欠き部192cとで構成されてドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて扇状の偏平な広がりを持った状態に拡散させる分流器192を備えている。
なお、浄化クーラント噴射穴191aの大きさは、浄化クーラントCに含有させる固形成分の大きさ、すなわち、微細な切粉よりも十分に大きなものであれば、特に限定されるものではない。また、前記反射用インナープレート192aと反射用アウタープレート192bの寸法、設置位置を変更することにより、浄化クーラント噴射穴191aから噴射された浄化クーラントの反射・拡散状態を変化させることができるため、浄化クーラント噴射穴191aの形状、寸法を変更しなくても、反射用インナープレート192aと反射用アウタープレート192bの寸法、設置位置を変更するだけで、噴射流Sの勢いや分散の程度を調整可能となる。
したがって、前記浄化クーラント排出管191の管長手方向に沿って配置された浄化クーラント噴射穴191aから噴出された複数の噴射流Sは、図3の(A)のように、分流器192の反射用インナープレート192aに反射させて拡散させる噴射形態と、図3の(B)のように、反射用インナープレート192aの基端部側に設けた切り欠き部192cを通過して反射用アウタープレート192bに反射させて拡散させる噴射形態とにドラム周方向に交互に分画して、図2に示すように、相互に干渉することなく均一に拡散して噴射されるようになっている。
また、前記浄化クーラント噴射手段190は、浄化クーラントCを間欠供給する供給ポンプ(図示しない)に接続され、この供給ポンプが間欠的に駆動停止することにより噴射後の浄化クーラントCに泡立ちを生じても淀むことなく瞬時に沈静化して解消するため、噴射後の浄化クーラントCによる混濁クーラント処理槽120内の泡立ちを大幅に抑制して濾過フィルタ181の目詰まりを抑制して、混濁クーラント処理槽120から混濁クーラントDを浄化クーラント貯槽Eへオーバーフローさせることがなく、浄化クーラント貯槽Eの浄化状態を長期に亙って維持する。
さらに、前記浄化クーラント排出管191の端部には、浄化クーラント噴射穴191aから噴射されなかった浄化クーラントCを排出するためのノズル、オリフィス、バルブ等からなるパージ手段193を備え、浄化クーラント噴射穴191aから噴射されなかった浄化クーラントCを速やかに排出して、浄化クーラント噴射穴191aの目詰まりを一層解消し、浄化クーラント噴射手段190自体のメンテナンス作業を著しく軽減するようになっている。
すなわち、パージ手段193の口径を調整することによって、浄化クーラント噴射穴191aから噴射される浄化クーラントCの噴射圧力を調整可能となり、本実施例の場合には、パージ手段193を浄化クーラント排出管191に直結させているが、必要に応じて配管やホースを経由して、浄化クーラント噴射手段190から離れた場所に設置することも可能である。
このようにして得られた本実施例の切粉分別排出装置100は、浄化クーラント噴射手段190が浄化クーラント噴射穴191aを管長手方向に沿って複数配置して複数の噴射流Sを相互に隣接した状態で噴射する浄化クーラント排出管191と浄化クーラント噴射穴191aから噴射される複数の噴射流Sを反射用インナープレート192aと反射用アウタープレート192bによってドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて拡散する分流器192を備えていることにより、浄化クーラント排出管191から噴出される複数の噴射流Sを相互に干渉させることなく濾過フィルタ181を効率よく均一に逆洗浄できるとともに、噴射後の浄化クーラントCによる混濁クーラント処理槽120内の泡立ちを抑制して濾過フィルタ181の目詰まりを防止できるなど、その効果は甚大である。
つぎに、図4乃至図5に示す浄化クーラント噴射手段290は、上述したような第1実施例の切粉分別排出装置100で用いた浄化クーラント噴射手段190を変形させた第2実施例である。
なお、浄化クーラント噴射手段290以外の装置構成については、上述したような第1実施例の切粉分別排出装置100に備えた装置構成と全く同じであり、図1に図示されている部材番号を100番台から200番台に読み変えて理解すれば良い。
本発明の第2実施例における浄化クーラント噴射手段290は、図4に示すように、通常の丸穴に穿設された浄化クーラント噴射穴291aを管長手方向に沿って千鳥状に50mm間隔で複数配置して複数の噴射流Sを相互に隣接した状態で噴射するためのスプレーバーと称する浄化クーラント排出管291を備えるとともに、前記浄化クーラント噴射穴291aから噴射される複数の噴射流Sをオーバーハング状の反射用インナープレート292aと反射用アウタープレート292bと前記反射用インナープレート292aの先端側を一部切り欠いて噴射流Sの流路を変える切り欠き部292cとで構成されてドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて扇状の偏平な広がりを持った状態に拡散させる分流器292を備えている。
なお、前記浄化クーラント排出管291に千鳥状に穿設された浄化クーラント噴射穴291aは、管外周面上で相互に15度傾けられている。
したがって、前記浄化クーラント排出管291の管長手方向に沿って配置された浄化クーラント噴射穴291aから噴出された複数の噴射流Sは、図5の(A)のように、分流器292の反射用インナープレート292aに反射させて拡散させる噴射形態と、図5の(B)のように、反射用インナープレート292aの先端側に設けた切り欠き部292cを通過して反射用アウタープレート292bに反射させて拡散させる噴射形態とにドラム周方向に交互に分画して、図4に示すように、相互に干渉することなく均一に拡散して噴射されるようになっている。
このようにして得られた本発明の第2実施例における浄化クーラント噴射手段290は、第1実施例の浄化クーラント噴射手段190と同様に、浄化クーラント排出管291から噴出される複数の噴射流Sを相互に干渉させることなく濾過フィルタ281を効率よく均一に逆洗浄できるとともに、噴射後の浄化クーラントCによる混濁クーラント処理槽220内の泡立ちを抑制して濾過フィルタ281の目詰まりを防止できるなど、その効果は甚大である。
さらに、本発明の別の実施形態である第3実施例を図面に基づいて説明する。
まず、図6に示すような本発明の第3実施例である切粉分別排出装置300は、回転する濾過ドラム381を内部に有する混濁クーラント処理槽320に工作機械等から排出された混濁クーラントDを投入する。この混濁クーラントDは、濾過ドラム380に設けられた20μm程度の濾過フィルタ381で濾過され、浄化クーラントCだけが、濾過ドラム381の側壁に設けた流出孔382より排出され外部の浄化クーラント貯槽Eに集められ再利用される。
一方、混濁クーラントDに含まれていた切粉kは、濾過ドラム380の濾過フィルタ381の表面にトラップされ、掬い上げられる。
そして、前記濾過ドラム380の上方に接触するように設置された回転ブラシ370により掃き出され、外部に排出される。
なお、図6でR1、R2として示した矢印は、濾過ドラム380及び回転ブラシ370の回転方向を示しており、SD、SCは、それぞれ混濁クーラント処理槽320中の混濁クーラントDの液面、濾過ドラム380中での濾過済みクーラントの液面を示している。
また、前記濾過ドラム380の内部には、浄化クーラント噴射手段390が設置され、濾過フィルタ381の内部に入り込んだ微小な切粉や、濾過フィルタ381の表面に引っ掛かった切粉を浄化クーラントCの噴射で除去し、濾過フィルタ381の目詰まりを防いでいる。
浄化クーラント噴射手段390の装置構成および作用効果は、上述した第1実施例の浄化クーラント噴射手段190の装置構成および作用効果と同じであり、その詳述を省略するが、浄化クーラント噴射手段390が浄化クーラント噴射穴を管長手方向に沿って50mm間隔で複数配置して複数の噴射流Sを相互に隣接した状態で噴射する浄化クーラント排出管と浄化クーラント噴射穴から噴射される複数の噴射流Sを反射用インナープレートと反射用アウタープレートによってドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて拡散する分流器を備えていることにより、浄化クーラント排出管から噴出される複数の噴射流Sを相互に干渉させることなく濾過フィルタ381を効率よく均一に逆洗浄できるとともに、噴射後の浄化クーラントCによる混濁クーラント処理槽320内の泡立ちを抑制して濾過フィルタ381の目詰まりを防止できるなど、その効果は甚大である。
本発明の第1実施例である切粉分別排出装置を示す断面図。 本発明の第1実施例で用いた浄化クーラント噴射手段を拡大した斜視図。 浄化クーラント噴射手段の噴射状態を示し、(a)は、図2のA−A線断面における模式図であり、(b)は、図2のB−B線断面における模式図。 本発明の第2実施例で用いた浄化クーラント噴射手段を拡大した斜視図。 浄化クーラント噴射手段の噴射状態を示し、(a)は、図4のA−A線断面における模式図であり、(b)は、図4のB−B線断面における模式図。 本発明の第3実施例である切粉分別排出装置を示す断面図。
符号の説明
100、300 ・・・ 切粉分別搬出装置
120、320 ・・・ 混濁クーラント処理槽
140 ・・・ ヒンジベルト
141 ・・・ 駆動スプロケット
142 ・・・ 下方戻り側ヒンジベルト
143 ・・・ 上方搬送側ヒンジベルト
150 ・・・ 円筒部材
160 ・・・ 仕切板
170 ・・・ 回転ブラシ
180、380 ・・・ 濾過ドラム
181、381 ・・・ 濾過フィルタ
182、382 ・・・ 流出孔
190、390 ・・・ 浄化クーラント噴射手段
191、291 ・・・ 浄化クーラント排出管
191a、291a・・・ 浄化クーラント噴射穴
192、292 ・・・ 分流器
192a、292a・・・ 反射用インナープレート
192b、292b・・・ 反射用アウタープレート
192c、292c・・・ 切り欠き部
193、293 ・・・ パージ手段
A ・・・ テール部
B ・・・ 切粉排出部
C ・・・ 浄化クーラント
D ・・・ 混濁クーラント
E ・・・ 浄化クーラント貯槽
F ・・・ 切粉回収箱
k ・・・ 切粉
M ・・・ 工作機械
S ・・・ 噴射流

Claims (3)

  1. 工作機械から排出された切粉を含んだ混濁クーラントを混濁クーラント処理槽に投入し、前記混濁クーラント処理槽内の濾過フィルタを有する濾過ドラムで混濁クーラントを濾過して切粉を外部に排出するとともに、前記濾過ドラム内の浄化クーラント噴射手段から濾過フィルタに向けて噴射される濾過後の浄化クーラントで濾過フィルタに残留付着した切粉を除去するようにした切粉分別排出装置において、
    前記浄化クーラント噴射手段が、浄化クーラント噴射穴を管長手方向に沿って複数配置して複数の噴射流を相互に隣接した状態で噴射する浄化クーラント排出管と、前記浄化クーラント噴射穴から噴射される複数の噴射流を反射用インナープレートと反射用アウタープレートによってドラム周方向に交互に分画した状態でそれぞれ反射させて拡散する分流器を備えていることを特徴とする切粉分別排出装置。
  2. 前記浄化クーラント噴射手段が、浄化クーラントを間欠供給する供給ポンプに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の切粉分別排出装置。
  3. 前記浄化クーラント排出管の端部に、浄化クーラント噴射穴から噴射されなかった浄化クーラントを排出するパージ手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の切粉分別排出装置。
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