JP3826704B2 - Manufacturing method of coil with defect marking - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄鋼プロセスラインにおける欠陥マーキングしたコイルの製造方法に関する。より詳しくは、鋼板の欠陥部にマーキングすることにより、確実に欠陥表示でき、品質保証に寄与できる鉄鋼プロセスラインにおける欠陥マーキングしたコイルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷間圧延によって製造された冷延鋼板は、品質保証のためにコイル全長にわたり表面欠陥の検査が行われる。冷延鋼板の表面欠陥検出方法として、ライン内を走行する鋼板表面をレーザー光で幅方向に走査し、この反射光をCCD素子等の光電変換素子によって電圧強度に変換し、この電圧信号から欠陥の有無、程度を判別する方法が既に確立されている。また、鋼板の内部欠陥についても、磁気探傷装置により欠陥の鋼板の厚み方向の欠陥深さと欠陥規模を算出し、欠陥を検出する方法が既に確立されている(特開平5−196581号公報)。
【0003】
通常、前記欠陥の検査結果は、欠陥の位置、欠陥名・欠陥グレード等が情報としてCRT等に表示され、あるいは書類でプリントアウトされる。
【0004】
全ての製品を欠陥の無い製品にするのは、製造不可能である。そのため、当該ラインでCRT等に表示された欠陥情報に基き購入者の有害欠陥部を除去し、あるいは、前記欠陥情報に基いて次工程で再検査して購入者の有害欠陥部を除去した後出荷している。また、有害欠陥部を含んだままのコイルとともにプリントアウトされた前記欠陥情報を記載した書類を購入者に提出し、購入者側で有害欠陥を除去してもらっている。
【0005】
当該ライン又は次工程で有害欠陥部を除去する場合、表面欠陥の有害度には明確な基準が無いので、有害欠陥部の除去は品質保証面からオーバーアクションとなっている。また見逃し及びギリギリの判別困難欠陥等での判断ミスにより有害欠陥部が除去されない場合もある。また有害欠陥部を除去することにより、コイルの単重が小さくなり、購入者の作業能率低下等の弊害がある。
【0006】
一方、コイルの購入者は、欠陥情報を記載した書類のデータと現品とを突き合わせて確認しながら作業する必要があり、その作業が厄介で有るばかりでなく、場合によっては欠陥を見落したまま加工される恐れがある。
【0007】
このようなことから、特開平4―291138号公報においては、疵検出装置で検出した鋼板の有疵部に塗料などをスプレーするマーキング装置を用いてマーキングし、購入者が有疵部を再検査する際に容易に有疵部を識別できるようにすることが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平4―291138号公報のマーキング方法では、マーキングが正常になされたか否かについての確認がないため、マーキングが異常の場合は、購入者に今迄以上の迷惑を及ぼす。また、塗料などをスプレーするとマーキングに濃淡が発生し、塗料の多い場所では、塗料が乾燥後正常な部分に押し疵を発生する危険がある。また、スプレー方式の場合、鋼板が無塗油の場合は問題ないが、塗油後の鋼板の場合は、油膜上に塗料がスプレーされるため鋼板表面にマーキングが残らない。
【0009】
また、有疵部に全てマーキングすると、購入者にとって無害の欠陥部にもマーキングが有るので作業が複雑になり、作業能率が低下する等の弊害が有る。
【0010】
また、購入者にとって欠陥部の欠陥マーキングの検出を、自動で行う場合と手動(目視)で行う場合とでは、欠陥マーキングの位置が異なる方がよい。すなわち、自動で欠陥マーキングを検出する場合は、欠陥マーキングの位置が一定であり、手動で欠陥マーキング検出の場合は、欠陥位置に欠陥マーキングした方が作業効率が良い。
【0011】
また、鋼板の用途に応じて欠陥マーキングの位置を変更することが好ましい場合もある。例えば鋼板をプレス・ブランキングして使用する場合、欠陥マーキングの位置が一定の場合、プレス後に、欠陥は有るが欠陥マーキングが無く、また、逆に欠陥マーキングは有るが欠陥が無い等の弊害が発生することがある。この様な場合は、今迄以上に購入者に迷惑を及ぼす。
【0012】
また、同じ欠陥でも、鋼板の中央では有害欠陥で有るが、鋼板のエッジ部では無害欠陥であったり、鋼板の表面では有害欠陥で有るが、鋼板の裏面では無害欠陥で有ったりして、有害程度は用途によっても色々変化する。
【0013】
また、鋼板の内部欠陥(例えば2枚板)は目視では検出不可能であり、鋼板にプレス加工等の厳しい加工を行った場合に割れ等が発生する原因になる。従って、表面欠陥と同様、内部欠陥についてもマーキングすることが有益である。
【0014】
本発明は、上記問題点を考慮したものであり、その主な目的は、購入者の使用形態に応じた欠陥マーキングを行うことで有り、欠陥マーキングによって鋼板に疵を発生することなく、また鋼板表面に防錆油等の油付着の有無にかかわらず、有害欠陥を確実かつ容易に識別可能とする欠陥マーキングしたコイルの製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨は以下の通りである。
【0018】
(1)予め表面欠陥計またはさらに内部欠陥計を備えたラインで、コイルの表面疵について、欠陥名、欠陥グレード、欠陥長さ、幅方向の欠陥位置を演算し、さらに有害欠陥・判別困難欠陥が識別され、またはさらにコイルの内部疵について、欠陥の長さ、幅方向の欠陥位置を演算し、さらに有害欠陥・無害欠陥が識別される工程と、前記コイルを、インクでマーキングするインクマーカー装置を設置した鋼板の連続処理ラインに装入し、連続処理する工程と、予め識別されている有害欠陥・判別困難欠陥の情報に基いて、前記有害欠陥・判別困難欠陥がインクマーカー装置に到達した時点で前記欠陥位置にインクでマーキングすることを特徴とする欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0019】
(2)表面欠陥計で判別困難欠陥と識別された欠陥を、検査員が再判定を行い、有害欠陥・無害欠陥とに識別し、有害欠陥の欠陥位置にインクでマーキングすることを特徴とする上記(1)に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0020】
(3)表面欠陥計で判別困難欠陥と識別された欠陥について、警報出力するとともに、自動減速を行い、検査員が判別困難欠陥の再判定を行うことを特徴とする上記(1)または(2)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0021】
(4)表面欠陥計で判別困難欠陥と識別された欠陥について、検査員が再判定を行うにあたって、欠陥画像表示及び欠陥位置表示を行うことを特徴とする上記(2)または(3)に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0022】
(5)表面欠陥計・内部欠陥計の幅方向の欠陥位置に基き、欠陥マーキングの位置を変更することを特徴とする上記(1)乃至(4)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0023】
(6)鋼板の用途に応じて、欠陥マーキングの位置を変更することを特徴とする上記(1)乃至(5)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの方法。
【0024】
(7)有害欠陥・判別困難欠陥を区別してマーキングすることを特徴とする上記(1)乃至(6)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0025】
(8)有害欠陥・判別困難欠陥の区別を欠陥マーキングの色を変えて行うことを特徴とする上記(1)乃至(7)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0026】
(9)鋼板の品種に応じて、欠陥マーキングの色を変えることを特徴とする上記(1)乃至(8)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0027】
(10)インクマーカー装置の下流に欠陥マーキング検出装置を設置して、マーキング状態を監視することを特徴とする上記(1)乃至(9)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0028】
(11)鋼板の品種に応じて、欠陥マーキング検出装置の閾値を変えることを特徴とする上記(1)乃至(10)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0029】
(12)インクマーカー装置と欠陥マーキング検出装置をセットにして、欠陥マーキング位置に追従させることを特徴とする上記(1)乃至(11)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0030】
(13)インクマーカ装置の下流にインク乾燥装置を設置することを特徴とする上記(1)乃至(12)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0031】
(14)インクマーカー装置と欠陥マーキング検出装置及びインク乾燥装置をセットにして、欠陥マーキング位置に追従させることを特徴とする上記(1)乃至(13)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0032】
(15)鋼板の用途に応じて、有害欠陥、無害欠陥の閾値をかえることを特徴とする上記(1)乃至(14)の何れかの項に記載の欠陥マーキングしたコイルの製造方法。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について具体的に説明する。図1〜図4に、本発明の実施の形態の説明に用いる鋼板の連続処理ラインの要部設備の配置例を示す。
【0035】
図1において、3は表面欠陥計で鋼板1の表裏に検出器2および信号処理部4を備え、5はCRT、6は集中制御盤、7は2次判定入力装置、8は欠陥マーキング装置(インクマーカー装置)、9は欠陥マーキング検出装置、10はテンションリール、11は搬送ロール、12はパルス発信機、13は鋼板搬送距離演算装置、14は外部記憶装置、15は切断機、16は検査台である。
【0036】
図2は、図1に示した装置に、さらに鋼板1の内部欠陥を検出する磁気センサー35及び信号処理部36を備える磁気探傷装置(内部欠陥計)34が付設されている。図3、図4は、夫々図1、図2に示した装置の欠陥マーキング装置(インクマーカー装置)8の下流に、マーキングされたインクを乾燥するインク乾燥装置40が付設されている。
【0037】
前記図1〜図4に示す装置において、表面欠陥計3の鋼板表裏の検出器2で鋼板1の表裏面の欠陥候補疵を検出し、検出した信号を信号処理部4に送る。信号処理部4では、ある閾値を超える信号の欠陥候補の特徴量から得た信号に基いて、欠陥名、欠陥グレード、欠陥長さ、幅方向欠陥位置の演算を行う。
【0038】
また、磁気探傷装置34の磁気センサー35で鋼板1の内部欠陥を検出し、検出した信号を信号処理部36に送る。信号処理部36では、ある閾値を超える信号の欠陥候補の特徴量から得た信号に基いて、欠陥長さ、欠陥の幅方向位置の演算を行い、演算結果を表面欠陥計3の信号処理部4に送る。
【0039】
また、上位計算機23から表裏面毎に送られてきたマーキング対象欠陥名(内部欠陥計34を備える場合は内部欠陥を含む。)・欠陥グレード・エッジ不感帯等のマーキング情報と、表面欠陥計3で検出した欠陥情報に基き演算した結果から、あるいは更に、鋼板の品種や用途に基いて、マーキング指令の演算を行う。
【0040】
また、演算したマーキング指令と演算した欠陥情報をCRT5の画面に表示するとともに、欠陥発生信号と欠陥情報と欠陥位置とを集中制御盤6へ出力する。
【0041】
また、鋼板1を搬送する搬送ロール11の回転数をパルス発信機12で計測し、鋼板搬送距離演算装置13で鋼板送り長さを計算し、計算結果を集中制御盤6に出力する。集中制御盤6は、前記の欠陥情報を編集し、欠陥名・欠陥グレードから有害欠陥・判別困難欠陥(内部欠陥については有害欠陥。以下、同じ。)を弁別し、また、必要な場合には、更に表裏面の欠陥位置情報と鋼板の用途を考慮して有害欠陥・判別困難欠陥を弁別する。また、必要があれば、集中監視盤6で、前記で弁別した有害欠陥・判別困難欠陥について更にマーキング有無の判断を行う。
【0042】
集中制御盤6は、鋼板搬送距離演算装置13から送られた鋼板送り長さに基いて欠陥位置をトラッキングし、再判定場所(検査台)16に判別困難欠陥到達の警報出力をする。また必要な場合は、自動減速を行うと共に欠陥画像をCRT5aに表示し、作業者の欠陥判定を容易にする。
【0043】
欠陥部が2次判定場所(検査台)16に到達したら、作業者が目視検査して2次判定を行うとともに、表面欠陥計3の検出結果をCRT5で確認し、結果が正しいか否か比較する。結果が異なる場合は修正を行い、修正結果を2次判定入力装置7に入力し、さらに集中制御盤6へ出力する。図5は、CRT5の画面表示の一例を示す図で、既に表示されている欠陥情報は表面欠陥計3の情報、空欄は2次判定結果を入力する場所である。
【0044】
集中制御盤6では、修正情報に基いて前記の欠陥情報を再編集し、欠陥名・欠陥グレードから有害欠陥・判別困難欠陥を弁別する。更に集中制御盤6は、搬送ロール11の回転数から得られる鋼板1の送り長さに基いて、前記有害欠陥・判別困難欠陥位置(マーキング有無の判断をした場合は、マーキング有と判断したもの)のトラッキングを行い、前記欠陥部が欠陥マーキング装置8を通過前に、欠陥マーキング装置8と欠陥マーキング検出装置9を欠陥が有る位置に移動する。そして前記欠陥部が欠陥マーキング装置8を通過時に、欠陥マーキング装置8を起動するように起動信号を出力する。
【0045】
前記起動信号に基いて欠陥マーキング装置8が起動し、有害欠陥・判別困難欠陥が欠陥マーキング装置8を通過するタイミングに同期して有害欠陥部・判別困難欠陥部にマーキングが実施される。
【0046】
欠陥マーキング装置8では、マーキング指令と同時にマーキングを開始する。マーキングは、インクを染み込ませたフェルトを、直接鋼板1に押付けてインクを鋼板1に付着させて行う。塗油されたコイルであっても鋼板表面に確実にマーキングできる。また、塗料のような濃淡の問題が無いので鋼板表面に押し疵を発生することもない。フェルトは鋼板1と直接接触し摩耗するため、基準長さ以上マーキングすると、集中制御盤6から警報を出力し、作業員にフェルト交換の注意を促す。
【0047】
マーキング長は、欠陥位置のトラッキング精度を考慮して、欠陥部が欠陥マーキングの外に出ないように設定する。本装置ではトラッキング精度を考慮して、集中制御盤8で弁別した欠陥長に前後にそれぞれ0.5m加算し、欠陥長より1m長くマーキングするように指令を出力する。また長さが数mm程度以下の点状欠陥の場合は、前後にそれぞれ0.25m加算してマーキングするように指令を出力する。
【0048】
マーキングの長さについては購入者との取決めで決定する方がより望ましい。また、集中制御盤6はその他の管理項目として、マーキング許容個数、マーキング許容長の監視を行い、これらが許容値以上になると、警報装置24に異常警報を出力する。
【0049】
上位計算機23は、集中制御盤6からの情報によりコイル毎の管理を行い出荷可否の判断を行う。
【0050】
図6は、欠陥部位置と欠陥マーキング位置の状態を示す図で、有害欠陥20は欠陥マーキング21の長さ方向の表示範囲内にある。
【0051】
目視での検出容易性及び欠陥マーキング検出装置9での検出容易性の点から、マーキングの線幅は3〜10mmの範囲が最適である。またフェルトの摩耗及びインクの鮮明度の点からフェルトの押付け圧は150〜500gの範囲が最適である。
【0052】
欠陥マーキング装置8は1基でもよいが、2基配設してインクを2種類用意して、マーキングの色を変更できるようにすることが望ましい。
【0053】
欠陥マーキング装置8を2基配設してインクを2種類用意することによって、欠陥グレードに応じてインクの色を変えること(例えば、購入者の有害欠陥が明確な場合は赤インクでマーキングを行い、判別困難欠陥は青インクでマーキングを行う。)、あるいは、鋼板の品種に応じてインクの色を変えること(例えば、電気亜鉛めっき鋼板のように地肌が白い鋼板の場合は黒インクでマーキングを行い、合金化溶融亜鉛めっき鋼板のように地肌が黒い鋼板の場合は白インクでマーキングを行う。)によって、目視検査で欠陥を識別して作業したり、欠陥マーキング検出装置を利用して欠陥の識別作業を行う際に、より能率的な作業が可能になる。
【0054】
また、プレス加工等においては、欠陥があるにもかかわらず欠陥マーキング部がブランキング除去されてしまうこともあるので、欠陥マーキングは有害欠陥部の場所に関係なく、鋼板の幅方向の任意の位置にマーキングできることが好ましい。いずれのインクも弱アルカリ洗剤で消えるインクを選択する必要がある。但し、鋼板の用途によっては弱アルカリ洗剤で消えなくても良い場合がある。
【0055】
前記のようにしてインクでマーキングする場合、インクが乾燥すれば問題ないが、通常のインクは乾燥までに数秒必要である。インクが乾燥していないと、ロール又はコイルにインクが転写する。また、インクが乾燥する前に塗油するとインクがいつまでも乾燥せず、コイルをテンションリールに巻き取った際にインクが転写する。前記問題は、インクマーカー装置の下流にマーキングされたインクを乾燥するインク乾燥装置を設置することによって確実に解決できる。
【0056】
図7は、欠陥マーキング装置8と欠陥マーキング検出装置9が各1基配設されている場合を示す図である。欠陥マーキング装置8と欠陥マーキング検出装置9は、架台25の鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、マーキング指令によって指示される鋼板幅方向位置に、モーター27で駆動される移動装置26を介して移動可能になっている。
【0057】
図8は欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置を各2基配設の場合を示す図である。欠陥マーキング装置8aと欠陥マーキング検出装置9a、欠陥マーキング装置8bと欠陥マーキング検出装置9bは、それぞれ架台25a、25bの鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、図7の装置の場合と同様、お互いに独立して鋼板幅方向に移動可能になっている。
【0058】
図9、図10は、欠陥マーキング装置の下流にインク乾燥装置を設置した図である。図9では、欠陥マーキング装置8とインク乾燥装置40が、架台25の鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、図10では、欠陥マーキング装置8とインク乾燥装置40と欠陥マーキング検出装置9が、架台25の鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、何れの装置でも、マーキング指令によって指示される鋼板幅方向位置に、モーター27で駆動される移動装置26を介して移動可能になっている。
【0059】
欠陥マーキング装置8とインク乾燥装置40、又はさらに欠陥マーキング検出装置9を、各々2基ずつ設置してもよい。図11では、欠陥マーキング装置8aとインク乾燥装置40a、欠陥マーキング装置8bとインク乾燥装置40が、それぞれ架台25a、25bの鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、また図12では、欠陥マーキング装置8aとインク乾燥装置40aと欠陥マーキング検出装置9a、欠陥マーキング装置8bとインク乾燥装置40bと欠陥マーキング検出装置9bが、各々架台25a、25bの鋼板1幅方向の同じ位置に配設されており、図8の装置の場合と同様、お互いに独立して鋼板幅方向に移動可能になっている。
【0060】
図13は1基の欠陥マーキング装置を使用してマーキングした場合について欠陥部と欠陥マーキング位置の例を示し、同一のインクを使用して、有害欠陥20と判別困難欠陥22が欠陥マーキング21で表示されている。
【0061】
図14は2基の欠陥マーキング装置を配設し、それぞれ異なる色のインクを使用してマーキングした場合であり、有害欠陥20は欠陥マーキング21a(たとえば赤色)により、判別困難欠陥22は欠陥マーキング21b(たとえば青色)で表示されている。
【0062】
欠陥マーキング検出装置9では、欠陥マーキングの状態を常時監視し、マーキング長、インクカスレ、無欠陥場所にマーキングの有無等を監視し、監視結果を集中制御盤6に出力する。欠陥マーキングの検出精度をあげるために、鋼板の品種に応じて、欠陥マーキング検出装置の閾値を修正することが好ましい。集中制御盤6はマーキングの良否を判断し、異常時は警報装置24に出力し作業者に注意を喚起すると同時に、コイルの出荷を保留するように指示する。出荷を保留したコイルについては、再検査等の処置を取る。
【0063】
欠陥マーキング検出装置9で監視した欠陥マーキングが正常と判断された場合、欠陥情報及び欠陥位置が外部記憶装置14に入力され、切断機15で切断された後に欠陥情報・欠陥位置を逆展開、即ちコイルの内周からの位置を外周からの位置に変換し、プリントアウトする。
【0064】
なお、コイルは購入者別に切断機15で切断するため、コイルの長さ基準は切断機15での切断信号を基準とする。購入者に送付する書類は、コイル外周側を先頭に逆に展開し、購入者の活用をし易くする。
【0065】
このようにして製造されたコイルには、有害欠陥部位置に明瞭なマークが付けられているので、次工程で有害欠陥部の除去あるいは購入者が加工に際して、コイル巻き戻し時に有害欠陥の有無を容易に判別することができるようになる。
【0066】
前記説明では、有害欠陥の判定に作業者の目視検査を介入させたが、表面欠陥計3の欠陥検出精度が満足できるものであれば目視検査は行わなくてもよい。またマーキングしたコイルの次工程に欠陥マーキング検出装置を設置することにより、より精度の良い、また能率的な欠陥除去作業を行うことが可能となる。
【0067】
図1〜図4に示した装置では、表面欠陥計3またはさらに磁気探傷装置34、及び欠陥マーキング装置8、欠陥マーキング検出装置9を同一ラインに配設した。しかし、前記したように、表面欠陥計または更に内質欠陥計を備えたラインで、表面欠陥計または更に内質欠陥計で検出した疵情報に基いて、欠陥の位置、欠陥名・欠陥グレードを演算し、この情報をCRT等に表示し、あるいは書類でプリントアウトすることが既に行われている。
【0068】
したがって、表面欠陥計またはさらに内部欠陥計を備えるラインとは別のラインに欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置の少なくとも1方を設置し、前記表面欠陥計またはさらに内部欠陥計を備えたラインで有害欠陥・判別困難欠陥を識別し、この情報に基いて、前記別のラインで図1〜図4の装置の場合と同様、欠陥位置へのマーキングや欠陥マーキングの確認を行い、その結果を書類でプリントアウトするようにしてもよい。
【0069】
この場合、表面欠陥計またはさらに内部欠陥計を備えたラインで編集、弁別した有害欠陥・判別困難欠陥情報を欠陥位置情報とともに、外部記憶装置を介して別のラインの集中制御盤に出力し、別のラインで前記有害欠陥・判別困難欠陥のトラッキングを行い、欠陥マーキング装置でマーキングを行い、欠陥マーキング検出装置で欠陥マーキングの状態を監視し、監視結果を集中制御盤で再編集し、外部記憶装置に出力すればよい。このようにすることによって、より安価な設備で本発明の効果を奏するようにできる。
【0070】
この場合、別のラインの主要設備の配置例を図15〜図17に示す。図15はオイラー17を欠陥マーキング検出装置9の下流側に配設した場合、図16はオイラー17を欠陥マーキング装置8の上流側に配設した場合、図17は、マーキング装置8の上流側にトリマー18と検査台16、下流側に欠陥マーキング検出装置9を配設した場合である。図17の場合、必要に応じて、図1〜図4の場合と同様にして、検査台における欠陥の目視検査の結果を2次修正することができる。
【0071】
マーキングしたコイルについて作業する場合の例を図18、図19を用いて説明する。
【0072】
図18は連続ラインの下工程であるリコイルラインで、欠陥マーキング検出装置9に加えて、洗浄液噴射装置32と洗浄液拭き取り装置33が付設されている。欠陥マーキング検出装置9で判別困難欠陥の欠陥マーキングを検出するとライン停止指令を出力し、検査員が再判定を行う。検査員は有害欠陥部と無害欠陥部に分類を行う。無害欠陥と判定した時は、洗浄液噴射装置32で弱アルカリ性の洗浄液を噴射しマーキングを洗い落とした後、洗浄液拭き取り装置33で洗浄液及びマーキングインクを拭き取り再塗油する。判別困難欠陥を再判定し有害欠陥部と判定した欠及び有害欠陥部を切断機15で除去し、良品コイルだけをテンションリール10で巻き取る。
【0073】
図19はシャーラインである。欠陥マーキングのないシートは良品パイラー29に送られ、シートラインの入側に設置された欠陥マーキング検出装置9が欠陥マーキングを検出するとゲート切替装置28に出力し、ゲート切替装置28はゲートを切替えて欠陥マーキング部のあるシートは不良品パイラー30に送られ有害欠陥部・判別困難欠陥部が除去される。
【0074】
プレス加工される鋼板については、用途を考慮したマーキング方法を採用することが好ましい。図20、図21は、プレス後目視で有害欠陥部20の検査を行う場合の欠陥マーキングの例を示す図である。図20では欠陥部20に欠陥マーキング21をした場合、図21は欠陥部の場所に関係無く、鋼板1の幅方向両側の同一個所に欠陥マーキングをした場合である。欠陥マーキングの位置については、幅方向の欠陥情報や鋼板の用途に応じて適宜決定すればよい。
【0075】
以上、欠陥マーキング装置8にインクマーカー装置を設置し、欠陥位置にマーキングし、または更に欠陥マーキングしたコイルを作業する場合について説明したが、インクマーカー装置に代え、研磨部材でマーキングする研磨部材マーキング装置を設置し、欠陥位置に研磨部材でマーキングするようにしてもよい。
【0076】
研磨部材を用いる欠陥マーキング装置では、シリンダーの先端に取り付けた砥石、研磨材を含有させた不織布等の研磨部材を直接鋼板1に押付け、又はブラシロールを回転させながら鋼板1に押付けて、マーキングする。
【0077】
研磨部材を使用する欠陥マーカー装置の場合、インクマーカー装置の場合に比べて幾分マーキングの応答性が劣るので、マーキング長と線幅を幾分変える点、またインクのようにマーキングの色を変えることができない点を考慮して、欠陥クレードに応じたマーキング表示をする点を除くと、前記インクマーカー装置を用いた場合と同様の欠陥マーキング、欠陥マーキングしたコイルの作業が可能である。
【0078】
研磨部材を使用する場合、マーキング長は、トラッキング精度と応答性を考慮して、インクによるマーキング長より幾分長めにすることが好ましい。具体的には、集中制御盤8で弁別した欠陥長に前後にそれぞれ0.5m〜1.0m加算し、欠陥長より1m〜2m長くマーキングするように指令を出力する。また長さが数mm程度以下の点状欠陥の場合は、前後にそれぞれ0.25m〜1.0m加算してマーキングするように指令を出力する。マーキングの線幅は、目視での検出容易性及び欠陥マーキング検出装置9での検出容易性の点から、50〜200mmの範囲が最適である。図22は、欠陥部位置と欠陥マーキング位置の状態を示す図で、有害欠陥20は欠陥マーキング21の長さ方向の表示範囲内にある。
【0079】
インクマーカー装置を2基設置した場合、図14に示したように、欠陥グレードに応じてインクの色を変えたが、研磨部材を使用する場合、色を変えることができない。研磨部材マーカー装置を2基設置した場合、欠陥グレードに応じて、マーキングの線を変えること(例えば、購入者の有害欠陥が明確な場合は1本線でマーキングを行い、判別困難欠陥は2本線でマーキングを行う。)によって、インクマーカ装置と同様の作業を行うことができる。
【0080】
図23に、2基の研磨部材マーカー装置を使用してマーキングした場合について欠陥部と欠陥マーキング位置の例を示す。有害欠陥部20が1本の欠陥マーキング21a、判別困難欠陥22が2本の欠陥マーキング21bで表示されている。
【0081】
研磨部材を使用して欠陥マーキングをすると、塗料のような濃淡の問題が無いので鋼板表面に押し疵を発生することがなく、塗油されたコイルであっても鋼板表面に確実にマーキングできる。また、マーキング直後に塗油しても差し支えなく、インクでマーキングする場合のような乾燥装置が不要であり、より簡素な装置にできる。
【0082】
なお、研削部材にブラシロールを使用してマーキングする場合、必要に応じて鋼板の全幅にマーキングできるブラシロールを設置し、板幅全面にマーキングしても良い。
【0083】
【発明の効果】
このように本発明によれば、欠陥マーキングによって鋼板に疵を発生することなく、また、鋼板表面に防錆油等の油付着の有無にかかわらず、有害欠陥を確実かつ容易に識別可能とする欠陥マーキングしたコイルを製造することができる。
【0084】
また、鋼板表面の欠陥位置をトラッキングし有害欠陥部にマーキングすることにより、購入者は欠陥部を容易に検出することができる。また有害欠陥部巻込みにより必要コイル長さで出荷可能となり、購入者の作業能率が向上する。
【0085】
更に、欠陥程度に応じてマーキング表示方法を変更し、あるいは欠陥名や欠陥程度や鋼板の用途を考慮して、適切なマーキング表示を行うので、作業能率の向上効果がより優れる。
【0086】
インクマーカー装置を用いることによって、鋼板の品種に応じて、鋼板の地肌の色を考慮した欠陥マーキング色表示を行うことによって、作業効率の向上効果や欠陥の見逃しを防止する効果がより優れる。
【0087】
研削部材マーカー装置を用いると、塗油されたコイルであっても鋼板表面に確実にマーキングでき、また、マーキング直後に塗油しても差し支えなく、更にインクでマーキングする場合のような乾燥装置が不要になるので、より簡素な装置にできる。
【0088】
また、鋼板メーカーにとっても、有害欠陥部除去作業が容易となり作業能率が大幅に向上し、また判別困難欠陥についても過剰な欠陥除去作業が不要になり歩留が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の説明に用いた第1の鋼板のコイリングラインの要部設備の配置例を示す図。
【図2】本発明の実施の形態の説明に用いた第2の鋼板のコイリングラインの要部設備の配置例を示す図。
【図3】本発明の実施の形態の説明に用いた第3の鋼板のコイリングラインの要部設備の配置例を示す図。
【図4】本発明の実施の形態の説明に用いた第4の鋼板のコイリングラインの要部設備の配置例を示す図。
【図5】CRT表示画面の一例を図。
【図6】欠陥部位置と欠陥マーキング位置の状態を示す図。
【図7】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置を各1基備える場合の設備配置の例を示す図。
【図8】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置を各2基備える場合の設備配置の例を示す図。
【図9】欠陥マーキング装置とインク乾燥装置を各1基備える場合の設備配置の例を示す図。
【図10】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置及びインク乾燥装置を各1基備える場合の設備配置の例を示す図。
【図11】欠陥マーキング装置とインク乾燥装置を各2基備える場合の設備配置の例を示す図。
【図12】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置及びインク乾燥装置を各2基備える場合の設備配置の図。
【図13】1基の欠陥マーキング装置を使用して欠陥部にマーキングした例を示す図。
【図14】2基の欠陥マーキング装置を使用して有害欠陥・判別困難欠陥を別々にマーキングした例を示す図。
【図15】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置を備えるラインの要部設備の配置例を示す図。
【図16】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置を備える別のラインの要部設備の配置例を示す図。
【図17】欠陥マーキング装置と欠陥マーキング検出装置に加えて検査台と欠陥マーキング検出装置を備えるラインの要部設備の配置例を示す図。
【図18】欠陥マーキング検出装置を備えるコイリングラインの要部設備の配置例を示す図。
【図19】欠陥マーキング検出装置を備えるシャーラインの要部設備の配置例を示す図。
【図20】欠陥部に欠陥マーキングをした例を示す図。
【図21】欠陥部の場所に関係無く、鋼板の幅方向両側の同一個所に欠陥マーキングをした例を示す図。
【図22】欠陥部位置と欠陥マーキング位置の状態を示す図。
【図23】2基の欠陥マーキング装置を使用して有害欠陥・判別困難欠陥を別々にマーキングした例を示す図。
【符号の説明】
1 鋼板
2 検出器
3 表面欠陥計
4 信号処理部
5、5a CRT
6 集中制御盤
7 2次判定入力装置
8、8a、8b 欠陥マーキング装置
9、9a、9b 欠陥マーキング検出装置
10 テンションリール
11 搬送ロール
12 パルス発信機
13 鋼板搬送距離演算装置
14 外部記憶装置
15 切断機
16 検査台
17 オイラー
18 トリマー
19 ペイオフリール
20 有害欠陥
21、21a、21b 欠陥マーキング
22 判別困難欠陥
23 上位計算機
24 警報装置
25、25a、25b 架台
26 移動装置
27 モーター
28 ゲート切替装置
29 良品パイラー
30 不良品パイラー
31 鋼板搬送長さ表示
32 洗浄液噴射装置
33 洗浄液拭き取り装置
34 磁気探傷装置(内部欠陥計)
35 磁気センサー
36 信号処理部
40、40a、40b インク乾燥装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a defect-marked coil in a steel process line. More specifically, the present invention relates to a method for manufacturing a defect-marked coil in an iron and steel process line that can reliably display a defect by marking a defective portion of a steel sheet and contribute to quality assurance.
[0002]
[Prior art]
Cold-rolled steel sheets manufactured by cold rolling are inspected for surface defects over the entire length of the coil for quality assurance. As a surface defect detection method for cold-rolled steel sheets, the surface of the steel sheet traveling in the line is scanned in the width direction with a laser beam, and the reflected light is converted into voltage intensity by a photoelectric conversion element such as a CCD element. A method has already been established for determining the presence or absence and the extent of the problem. As for internal defects of steel sheets, a method for detecting defects by calculating the depth and scale of defects in the thickness direction of defective steel sheets using a magnetic flaw detector has already been established (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 5-196581).
[0003]
Normally, the defect inspection result is displayed on the CRT or the like as information on the position of the defect, defect name, defect grade, etc., or printed out in a document.
[0004]
It is impossible to manufacture all products without defects. Therefore, after removing the buyer's harmful defect part based on the defect information displayed on the CRT etc. in the line, or after removing the buyer's harmful defect part by re-inspecting in the next process based on the defect information Ships. In addition, the purchaser submits a document describing the defect information printed out together with the coil including the harmful defect portion, and the purchaser removes the harmful defect.
[0005]
When removing harmful defects in the line or the next process, there is no clear standard for the degree of harm of surface defects, so removal of harmful defects is an overaction from the viewpoint of quality assurance. In addition, the harmful defect portion may not be removed due to a determination error such as an overlooked or hard-to-determine defect. Further, by removing the harmful defect portion, the unit weight of the coil is reduced, and there is a problem such as a reduction in work efficiency of the purchaser.
[0006]
On the other hand, the coil purchaser must work while checking the data of the document containing the defect information against the actual product, which is not only troublesome, but in some cases the defect is overlooked. There is a risk of being processed.
[0007]
For this reason, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-291138, marking is performed using a marking device that sprays paint or the like on the barbed portion of the steel plate detected by the wrinkle detection device, and the purchaser reexamines the barbed portion. It has been proposed to make it easy to identify the hooked part when doing so.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the marking method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 4-291138, since there is no confirmation as to whether or not the marking is performed normally, if the marking is abnormal, the purchaser is more disturbed than before. In addition, when paint is sprayed, the markings are shaded, and in places where there is a lot of paint, there is a risk that the paint will cause creases in normal parts after drying. In the case of the spray method, there is no problem when the steel plate is oil-free, but in the case of a steel plate after oil coating, the coating is sprayed on the oil film, so that no marking remains on the surface of the steel plate.
[0009]
Further, if all the marked parts are marked, there are also harmful effects such as complicated work due to the markings on defective parts that are harmless to the purchaser, and the work efficiency is reduced.
[0010]
In addition, it is better for the purchaser to detect the defect marking at the defect portion when the defect marking position is automatically detected and manually (visually) detected. That is, when the defect marking is automatically detected, the position of the defect marking is constant, and when the defect marking is detected manually, the work efficiency is better when the defect marking is performed at the defect position.
[0011]
Moreover, it may be preferable to change the position of defect marking according to the use of a steel plate. For example, when using steel plates by pressing and blanking, if the position of the defect marking is constant, there are defects such as defects but no defect marking after pressing, and conversely there are defect markings but no defects. May occur. In such cases, the purchaser is more troublesome than ever.
[0012]
Also, even in the same defect, it is a harmful defect in the center of the steel sheet, but it is a harmless defect at the edge of the steel sheet, or a harmful defect on the surface of the steel sheet, but it is a harmless defect on the back surface of the steel sheet, The degree of harm varies depending on the application.
[0013]
In addition, internal defects (for example, two plates) of a steel plate cannot be detected with the naked eye, causing cracks and the like when severe processing such as pressing is performed on the steel plate. Therefore, it is beneficial to mark internal defects as well as surface defects.
[0014]
The present invention takes the above-mentioned problems into consideration, and its main purpose is to perform defect marking according to the usage pattern of the purchaser, without causing wrinkles on the steel sheet due to the defect marking, and the steel sheet. It is an object of the present invention to provide a manufacturing method of a defect-marked coil that makes it possible to reliably and easily identify harmful defects regardless of whether or not oil such as rust preventive oil is attached to the surface.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention for solving the above problems is as follows.
[0018]
( 1 ) Calculate the defect name, defect grade, defect length, and defect position in the width direction on the surface defect of the coil on a line equipped with a surface defect meter or an internal defect meter in advance, and identify harmful and difficult-to-determine defects. In addition, a process of calculating the defect length and the defect position in the width direction for the inner flaw of the coil, and further identifying a harmful defect / harmless defect, and an ink marker device for marking the coil with ink are installed. When the harmful defect / difficulty defect is reached to the ink marker device based on the information on the harmful defect / difficult defect that has been identified in advance, and the process of continuously processing the steel sheet A defect-marked coil manufacturing method, wherein the defect position is marked with ink.
[0019]
( 2 ) A defect identified as a hard-to-determine defect by a surface defect meter is re-determined by the inspector to be identified as a harmful defect or a harmless defect, and the defect position of the harmful defect is marked with ink. (1) The manufacturing method of the coil which carried the defect marking of description.
[0020]
( 3 ) The above-mentioned (1), wherein an alarm is output for a defect identified as a hard-to-determine defect by a surface defect meter, and an automatic deceleration is performed so that the inspector re-determines the hard-to-discriminate defect. Or (2) The manufacturing method of the coil marked with the defect described in any one of the items.
[0021]
( 4 ) The defect image display and the defect position display described above, when the inspector redetermines the defect identified as a hard-to-determine defect by the surface defect meter ( 2 ) Or ( 3 The manufacturing method of the coil which carried the defect marking of description.
[0022]
( 5 ) Defects in the width direction of surface defect meters and internal defect meters position (1) to (1), wherein the position of the defect marking is changed based on 4 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0023]
( 6 (1) to (1) to (1), wherein the position of the defect marking is changed according to the use of the steel plate. 5 The defect-marked coil method according to any one of items 1).
[0024]
( 7 (1) to (1) to (1), wherein marking is performed by distinguishing between harmful defects and defects that are difficult to distinguish. 6 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0025]
(8 (1) to (1) to (1) above, wherein distinction between harmful defects and difficult-to-determine defects is performed by changing the color of the defect marking. 7 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0026]
( 9 (1) to (1) above, wherein the color of the defect marking is changed according to the type of the steel sheet. 8 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0027]
( 10 ) A defect marking detection device is installed downstream of the ink marker device and the marking state is monitored. 9 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0028]
( 11 (1) to (1), wherein the threshold value of the defect marking detection device is changed in accordance with the type of steel plate. 10 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0029]
( 12 (1) to (1), wherein the ink marker device and the defect marking detection device are set to follow the defect marking position. 11 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0030]
( 13 (1) to (1), wherein an ink drying device is installed downstream of the ink marker device. 12 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0031]
( 14 (1) to (1), wherein the ink marker device, the defect marking detection device, and the ink drying device are set to follow the defect marking position. 13 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0032]
( 15 (1) to (1) to (1), wherein threshold values of harmful defects and harmless defects are changed according to the use of the steel sheet. 14 The manufacturing method of the coil which carried out the defect marking as described in any one of (4).
[0034]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be specifically described. 1 to 4 show examples of arrangements of main equipment of a continuous processing line for steel plates used for explaining embodiments of the present invention.
[0035]
In FIG. 1, 3 is a surface defect meter, and includes a detector 2 and a signal processing unit 4 on the front and back of a
[0036]
In FIG. 2, a magnetic flaw detector (internal defect meter) 34 including a
[0037]
In the apparatus shown in FIGS. 1 to 4, the front and back detectors 2 of the
[0038]
Further, an internal defect of the
[0039]
In addition, the marking target defect name (including the internal defect if the
[0040]
Further, the calculated marking command and the calculated defect information are displayed on the screen of the
[0041]
Further, the number of rotations of the
[0042]
The centralized control panel 6 tracks the position of the defect based on the steel sheet feed length sent from the steel sheet transport
[0043]
When the defective part reaches the secondary determination place (inspection table) 16, the operator performs a visual inspection to make a secondary determination, and the detection result of the
[0044]
The centralized control panel 6 re-edits the defect information based on the correction information, and discriminates harmful defects and difficult-to-determine defects from the defect name and defect grade. Further, the centralized control panel 6 is based on the feed length of the
[0045]
The
[0046]
The
[0047]
The marking length is set so that the defect portion does not come out of the defect marking in consideration of the tracking accuracy of the defect position. In consideration of tracking accuracy, this apparatus adds 0.5 m before and after the defect length discriminated by the
[0048]
It is more desirable to determine the length of the marking by an agreement with the purchaser. Further, the central control panel 6 monitors the allowable number of markings and the allowable length of marking as other management items, and outputs an abnormality alarm to the
[0049]
The
[0050]
FIG. 6 is a diagram showing the state of the defect portion position and the defect marking position. The
[0051]
From the viewpoint of easy visual detection and easy detection by the defect marking
[0052]
Although one
[0053]
By arranging two
[0054]
Also, in press work etc., the defect marking part may be removed by blanking even though there is a defect, so the defect marking is an arbitrary position in the width direction of the steel plate regardless of the location of the harmful defect part. It is preferable that marking can be performed. In any case, it is necessary to select an ink that disappears with a weak alkaline detergent. However, depending on the use of the steel sheet, it may not be necessary to erase with a weak alkaline detergent.
[0055]
When marking with ink as described above, there is no problem as long as the ink dries, but normal ink requires several seconds to dry. If the ink is not dry, the ink is transferred to a roll or coil. In addition, if oil is applied before the ink is dried, the ink is not dried indefinitely, and the ink is transferred when the coil is wound around the tension reel. The problem can be reliably solved by installing an ink drying device for drying the marked ink downstream of the ink marker device.
[0056]
FIG. 7 is a diagram showing a case where one
[0057]
FIG. 8 is a diagram showing a case where two defect marking devices and two defect marking detection devices are provided. The
[0058]
9 and 10 are views showing an ink drying device installed downstream of the defect marking device. In FIG. 9, the
[0059]
Two
[0060]
FIG. 13 shows an example of a defective portion and a defect marking position when marking is performed using one defect marking apparatus, and the
[0061]
FIG. 14 shows a case where two defect marking devices are provided and marked using inks of different colors. The
[0062]
The defect marking
[0063]
When it is determined that the defect marking monitored by the defect marking
[0064]
Since the coil is cut by the cutting
[0065]
The coil manufactured in this way has a clear mark at the position of the harmful defect. It can be easily discriminated.
[0066]
In the above description, the operator's visual inspection is intervened in the determination of the harmful defect, but the visual inspection may not be performed as long as the defect detection accuracy of the
[0067]
In the apparatus shown in FIGS. 1 to 4, the
[0068]
Therefore, at least one of the defect marking device and the defect marking detection device is installed on a line different from the line provided with the surface defect meter or the internal defect meter, and harmful by the surface defect meter or the line equipped with the internal defect meter. Based on this information, defects and difficult-to-determine defects are identified, and in the same manner as in the case of the apparatus shown in FIGS. You may make it print out.
[0069]
In this case, the harmful defect / difficult-to-determine defect information edited and discriminated on the line equipped with the surface defect meter or further the internal defect meter is output to the central control panel of another line through the external storage device together with the defect position information, Tracking the harmful and difficult-to-discriminate defects on another line, marking with a defect marking device, monitoring the status of defect marking with a defect marking detection device, re-editing the monitoring results with a centralized control panel, and external storage What is necessary is just to output to an apparatus. By doing in this way, the effect of this invention can be show | played with a cheaper installation.
[0070]
In this case, the example of arrangement | positioning of the main equipment of another line is shown in FIGS. 15 shows the case where the
[0071]
An example of working with a marked coil will be described with reference to FIGS.
[0072]
FIG. 18 shows a recoil line, which is a lower process of the continuous line. In addition to the defect marking
[0073]
FIG. 19 shows a shear line. The sheet without the defect marking is sent to the
[0074]
For the steel sheet to be pressed, it is preferable to adopt a marking method considering the application. 20 and 21 are diagrams showing examples of defect marking when the
[0075]
As described above, the case where the ink marker device is installed in the
[0076]
In a defect marking device using an abrasive member, marking is performed by pressing an abrasive member such as a grindstone attached to the tip of a cylinder or a nonwoven fabric containing an abrasive directly against the
[0077]
In the case of a defect marker device using an abrasive member, the responsiveness of marking is somewhat inferior to that of an ink marker device, so the marking length and line width are changed somewhat, and the color of the marking is changed like ink. In consideration of the fact that the marking cannot be performed in accordance with the defect clade, the defect marking and the coil with the defect marking can be performed in the same manner as when the ink marker device is used.
[0078]
When an abrasive member is used, it is preferable that the marking length is somewhat longer than the marking length by ink in consideration of tracking accuracy and responsiveness. Specifically, a command is output to add 0.5 m to 1.0 m before and after the defect length discriminated by the
[0079]
When two ink marker devices are installed, the color of the ink is changed according to the defect grade as shown in FIG. 14, but the color cannot be changed when the polishing member is used. When two abrasive member marker devices are installed, change the marking line according to the defect grade (for example, if the purchaser's harmful defects are clear, mark with one line, and difficult to identify defects with two lines) By performing marking, the same operation as that of the ink marker device can be performed.
[0080]
FIG. 23 shows an example of a defect portion and a defect marking position when marking is performed using two abrasive member marker devices. The
[0081]
When defect marking is performed using an abrasive member, there is no problem of shading as in the case of paint, so there is no occurrence of pressing wrinkles on the steel sheet surface, and even an oiled coil can be reliably marked on the steel sheet surface. In addition, it is possible to apply oil immediately after marking, and a drying device as in the case of marking with ink is unnecessary, and a simpler device can be achieved.
[0082]
In addition, when marking using a brush roll for a grinding member, the brush roll which can mark the full width of a steel plate may be installed as needed, and it may mark on the whole plate width.
[0083]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reliably and easily identify harmful defects regardless of the presence or absence of oil such as rust preventive oil on the steel sheet surface without generating flaws on the steel sheet due to the defect marking. A defect-marked coil can be manufactured.
[0084]
Further, by tracking the defect position on the steel plate surface and marking the harmful defect portion, the purchaser can easily detect the defect portion. Moreover, it becomes possible to ship with the necessary coil length by involving the harmful defect portion, and the work efficiency of the purchaser is improved.
[0085]
Furthermore, since the marking display method is changed according to the degree of defects, or appropriate markings are displayed in consideration of the defect name, the degree of defects, and the use of the steel sheet, the work efficiency improvement effect is further improved.
[0086]
By using the ink marker device, the defect marking color display in consideration of the color of the background of the steel sheet is performed according to the type of the steel sheet, thereby improving the work efficiency improvement effect and the effect of preventing the defect from being overlooked.
[0087]
With the grinding member marker device, even the oiled coil can be reliably marked on the surface of the steel sheet, and it can be oiled immediately after marking, and there is also a drying device for marking with ink. Since it becomes unnecessary, it can be made a simpler device.
[0088]
In addition, for the steel plate manufacturer, it is easy to remove harmful defect parts, and the work efficiency is greatly improved. Further, even for difficult-to-determine defects, excessive defect removal work is not required and yield is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is used to describe an embodiment of the present invention. First The figure which shows the example of arrangement | positioning of the principal part installation of the coiling line of 1 steel plate.
FIG. 2 is a view showing an arrangement example of main equipment of a coiling line of a second steel plate used for explaining the embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view showing an arrangement example of main equipment of a coiling line of a third steel plate used for explaining the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing an arrangement example of main equipment of a coiling line of a fourth steel plate used for explaining the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of a CRT display screen.
FIG. 6 is a diagram showing a state of a defect portion position and a defect marking position.
FIG. 7 is a diagram showing an example of equipment arrangement when one defect marking device and one defect marking detection device are provided.
FIG. 8 is a diagram showing an example of equipment arrangement when two defect marking devices and two defect marking detection devices are provided.
FIG. 9 is a diagram showing an example of equipment arrangement when one defect marking device and one ink drying device are provided.
FIG. 10 is a diagram showing an example of equipment arrangement when a defect marking device, a defect marking detection device, and an ink drying device are provided.
FIG. 11 is a diagram showing an example of equipment arrangement when two defect marking devices and two ink drying devices are provided.
FIG. 12 is a diagram of equipment arrangement when two defect marking devices, a defect marking detection device, and two ink drying devices are provided.
FIG. 13 is a view showing an example in which a defect portion is marked using one defect marking apparatus.
FIG. 14 is a diagram showing an example in which harmful defects and difficult-to-discriminate defects are separately marked using two defect marking apparatuses.
FIG. 15 is a diagram showing an arrangement example of main equipment of a line including a defect marking device and a defect marking detection device.
FIG. 16 is a diagram showing an arrangement example of main equipment on another line including a defect marking device and a defect marking detection device.
FIG. 17 is a diagram showing an arrangement example of main equipment of a line including an inspection table and a defect marking detection device in addition to the defect marking device and the defect marking detection device.
FIG. 18 is a diagram showing an arrangement example of main equipment of a coiling line including a defect marking detection device.
FIG. 19 is a diagram showing an example of the arrangement of the principal equipment of a shear line provided with a defect marking detection device.
FIG. 20 is a diagram showing an example in which defect marking is performed on a defect portion.
FIG. 21 is a diagram showing an example in which defect marking is performed at the same location on both sides in the width direction of a steel plate regardless of the location of the defective portion.
FIG. 22 is a diagram showing a state of a defect portion position and a defect marking position.
FIG. 23 is a diagram showing an example in which harmful defects and difficult-to-discriminate defects are separately marked using two defect marking apparatuses.
[Explanation of symbols]
1 Steel plate
2 Detector
3 Surface defect meter
4 Signal processor
5, 5a CRT
6 Centralized control panel
7 Secondary judgment input device
8, 8a, 8b Defect marking device
9, 9a, 9b Defect marking detection device
10 Tension reel
11 Transport roll
12 Pulse transmitter
13 Steel sheet transport distance calculation device
14 External storage device
15 cutting machine
16 Inspection table
17 Euler
18 Trimmer
19 Payoff reel
20 Harmful defects
21, 21a, 21b Defect marking
22 Defects difficult to distinguish
23 Host computer
24 Alarm device
25, 25a, 25b
26 Mobile device
27 motor
28 Gate switching device
29 Good quality Piler
30 Defective Piler
31 Steel sheet transport length display
32 Cleaning liquid injection device
33 Cleaning liquid wiper
34 Magnetic flaw detector (Internal defect meter)
35 Magnetic sensor
36 Signal processor
40, 40a, 40b Ink drying device
Claims (15)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000340423A JP3826704B2 (en) | 1998-07-03 | 2000-11-08 | Manufacturing method of coil with defect marking |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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