JP3825438B2 - ラベルスイッチングネットワークおよびラベルエッジルータ - Google Patents
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Description
これにより、加入者ユーザを収容しているラベルエッジルータが維持管理すべき経路数を削減し、ルーチングプロトコル処理などの経路の維持管理負荷を削減することが可能となる。
Junichi MURAYAMA et, al."Traffic-Driven Optical IP Networking Architecture",IEICE TRANS. COMMUN., VOL.E86-B, NO.8 AUGUST 2003 辻元孝博,八木毅,村山純一,松田和浩,石井啓之,"TSNにおける光カットスルー方式の評価",社団法人電子情報通信学会,2003年電子情報通信学会総合大会,B-7-82(2003年3月)
例えば、ラベルスイッチングネットワーク内に設置した折り返し用ラベルエッジルータで、そのトラヒック需要に伴って前述したカットスルー経路の設定が必要と判断した場合でも、発側ラベルエッジルータを特定することができず、そのラベル付きユーザパケットの発側ラベルエッジルータへカットスルー経路の設定に必要な情報を通知できないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、受信したラベル付きユーザパケットの発側ラベルエッジルータを容易に特定でき、ラベル付きユーザパケットを効率よく転送できるラベルスイッチングネットワークおよびラベルエッジルータを提供することを目的としている。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークの構成について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークが適用される大規模パケット通信網の構成を示すブロック図である。
以下では、ラベルスイッチングネットワークとして、MPLS(Multi Protocol Label Switching)網を用いた場合を例として説明する。
各ラベルエッジルータ10〜13間は、これらラベルエッジルータ間に設けられているLSP(Label Switched Path)22〜24により接続されている。
次に、図2を参照して、本発明にかかるラベルスイッチングネットワークの物理モデルについて説明する。図2は本発明にかかるラベルスイッチングネットワークとして、MPLS網の構成例を示すブロック図である。
このMPLS網1は、ラベルエッジルータ10〜13、およびラベルスイッチルータ251〜254から構成されている。
ラベルエッジルータ10は、リンク209によりラベルスイッチルータ251と接続され、リンク210によりラベルスイッチルータ252と接続され、リンク201によりユーザ網2と接続され、リンク202によりユーザ網3と接続されている。
ラベルエッジルータ11は、リンク211によりラベルスイッチルータ251と接続され、リンク212によりラベルスイッチルータ252と接続され、リンク203により、ユーザ網4と接続され、リンク204により、ユーザ網5と接続されている。
ラベルエッジルータ13は、リンク215によりラベルスイッチルータ253と接続され、リンク216によりラベルスイッチルータ254と接続され、リンク207により、ユーザ網8と接続され、リンク208により、ユーザ網9と接続されている。
ラベルスイッチルータ254は、リンク219によりラベルスイッチルータ252と接続され、リンク220によりラベルスイッチルータ253と接続されている。
また、LSP26は、リンク209、ラベルスイッチルータ251、リンク218、ラベルスイッチルータ253、およびリンク213で実現される。
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークに設置されるラベルエッジルータ10〜13について説明する。図3は、ラベルエッジルータ10〜13の構成を示すブロック図である。
このラベルエッジルータ10〜13は、ラベル処理部28、コア転送処理部29、アクセス転送処理部30、ラベル情報管理部39、ラベル付きユーザパケット送信宛先変更通知部42、フレーム送信宛先変更処理部44、およびパケット送信処理部45から構成されている。
アクセスパケット処理部31はフィルタリングテーブル34を有している。
フィルタリングテーブル34は、ユーザパケットの発側ラベルエッジルータの識別情報およびユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットを転送するか廃棄するかを示す転送可否情報を導く機能を有している。
コア転送テーブル35は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、転送先のラベルエッジルータへ転送するためのラベルおよび出力リンクを導く機能を有している。
本構成例では、ユーザパケットの宛先アドレスを自身が収容している際には、その宛先アドレスに該当するエントリをテーブルに記述しないとしている。他方式としては、ユーザパケットの宛先アドレスを自身が収容している際には、その宛先アドレスに該当するエントリの付加ラベルおよび出力リンクを記述しない方法や、その宛先アドレスに該当するエントリにフラグを記すなどが考えられる。
コア転送テーブル処理部32は、コア転送テーブル35を検索することにより、アクセスパケット処理部31が抽出したユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットに付加するラベルおよび出力リンクを導く機能と、コア転送テーブル35を検索する際に、キャッシュ経路情報エントリ部を検索した後に固定経路情報エントリ部を検索する機能と、コア転送テーブル35を検索した際に、検索キーとしている宛先アドレスを自身が収容していると識別した場合、そのユーザパケットを、後述するコアパケット処理部36へ転送する機能とを有している。
コアパケット処理部36は、ユーザパケットからそのユーザパケットの宛先アドレスを抽出する機能を有している。
アクセス転送テーブル38は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、ユーザ網への出力リンクを導く機能を有している。
アクセス転送テーブル処理部37は、アクセス転送テーブル38を検索することにより、コアパケット処理部36が抽出したユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットに対する出力リンクを導く機能と、ユーザパケットを、アクセス転送テーブル38から算出されたそのユーザパケットに対応する出力リンク情報とともに、後述するパケット送信処理部45に転送する機能とを有している。
ラベル管理テーブル40は、ラベルエッジルータの識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
本構成例では、テーブルの逆引きを許容することにより、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導く機能と、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。なお、テーブルの逆引きを許容しない場合は、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
通過パケット数カウント部43は、ラベル情報管理部39からカットスルーデータフレームを受信した際に、同一の情報を保有するカットスルーデータフレームが何回通知されたかをカウントする機能を有している。
この際、カットスルーデータフレームを受信するごとに、該当エントリの受信カウンタを1増加させることにより、カットスルーデータが何回通知されたかをカウントすることが可能となる。また、各エントリにはタイマを設置し、カウント値は所定期間、例えば60秒ごとにリセットする。
また、着側ラベルエッジルータでは、発側ラベルエッジルータの識別情報を含む第2のラベルに基づき、受信したラベル付きユーザパケットをユーザネットワークへ転送するかしないかを判断することが可能となる。
このフィルタリングテーブル34は、ユーザパケットの発側ラベルエッジルータの識別情報とユーザパケットの宛先アドレスとから、そのユーザパケットを転送するか廃棄するかを示す転送可否情報を導く機能を有している。
このコア転送テーブル35は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、転送先のラベルエッジルータへ転送するための付加ラベルおよび出力リンクを導く機能を有している。
また、コア転送テーブル35は、到達性を確保するための経路を保有する固定経路情報エントリ部と、宛先アドレスを有するユーザを収容している着側ラベルエッジルータへのカットスルー経路を保有するキャッシュ経路情報エントリ部から構成されている。
このアクセス転送テーブル38は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、ユーザ網への出力リンクを導く機能を有している。
このラベル管理テーブル40は、ラベルエッジルータの識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
テーブルの逆引きを許容しない場合は、図7のような、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、図8に示す、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
この通過パケット数カウント部43は、ユーザパケットの宛先アドレスと、着側ラベルエッジルータの識別情報と、発側ラベルエッジルータへカットスルーデータを転送するために付加すべきラベルとの組に対する、受信カウンタおよびタイマを導くテーブルによって実装される。
次に、図10〜図20を参照して、本実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワーク(MPLS網)の動作について説明する。図10、図11は、本実施の形態にかかるMPLS網1のパケット転送動作を示すシーケンス図である。図12は、発側ラベルエッジルータ10のMPLS網宛転送処理を示す説明図である。図13は、ラベルエッジルータ13のMPLS網内折り返し転送処理を示す説明図である。図14は、着側ラベルエッジルータ13のユーザ網宛転送処理を示す説明図である。図15は、発側ラベルエッジルータ10のカットスルー経路設定処理を示す説明図である。
また、図20は、図12〜図15で示す各種処理によりやり取りされるパケットおよびフレームの構成例である。
また、本発明における出力リンクの特定には、ARP(Address Resolution Protocol)による特定を想定している。
まず、図10および図12を参照して、発側となるラベルエッジルータ10でのMPLS網宛転送処理について説明する。なお、ラベルエッジルータ10は、前述した図5のコア転送テーブル35を有しているものとする。
ラベルエッジルータ10は、ラベル処理部28により、ユーザパケット301を受信する(ステップ500)。このユーザパケット301には、当該ユーザパケットの宛先IPアドレスとして端末19のIPアドレス「ユーザ#6」が設定されており、送信元IPアドレスとして端末16のIPアドレス「ユーザ#2」が設定されている。
ラベル処理部28は、受信したユーザパケット301をアクセスパケット処理部31へ転送する。
コア転送テーブル処理部32は、アクセスパケット処理部31から宛先アドレス#6の通知を受けて、宛先アドレス#6を検索キーとしてコア転送テーブル35のキャッシュ経路情報を検索し、ヒットしないため、コア転送テーブル35の固定経路情報を検索して、着側ラベルエッジルータを示す付加ラベル#3および出力リンク209を特定し、付加ラベル#3および出力リンク209をラベル付加部33へ通知する(ステップ501)。
以上の動作により、発側ラベルエッジルータ10は、ユーザ網3から受信したユーザパケット301を、ラベル付きユーザパケット302にカプセル化して、MPLS網1へ転送する。
次に、図10および図13を参照して、ラベルエッジルータ13のMPLS網内折り返し転送動作について説明する。
なお、ラベルエッジルータ13は、前述した図16のコア転送テーブル35を保有するとともに、図17のラベル管理テーブル40を保有しているものとする。
ラベル処理部28は、ラベル付きユーザパケット302の第1のラベル#3を除去するとともに、コア#1が記述された第2のラベルを除去し、ユーザパケット301、コア#1が記述された第2のラベルおよび受信リンク215の情報を、アクセスパケット処理部31へ転送する(ステップ510)。
パケット送信処理部45は、ラベル付加部33からラベル付きユーザパケット303およびリンク215の情報を受信し、ラベル付きユーザパケット303をリンク215へ出力する(ステップ514)。
また、ラベル情報管理部39は、ユーザパケットの宛先アドレス#6と着側ラベルエッジルータの識別情報コア#3とを記述したカットスルーデータ304を生成し、ラベルエッジルータ13自身の識別情報コア#4を記述したラベルを第2のラベルとして付加し、発側ラベルエッジルータ10へパケットを転送する際に付加すべきラベル#7を第1のラベルとして付加することでカットスルーデータフレーム305を生成し、受信リンク215とともに、ラベル付きユーザパケット送信宛先変更通知部42に転送する。
パケット送信処理部45は、ラベル付きユーザパケット送信宛先変更通知部42からカットスルーデータフレーム305および出力リンク215の情報を受信し、カットスルーデータフレーム305をリンク215へ出力する(ステップ517)。
次に、図11および図14を参照して、着側となるラベルエッジルータ13のユーザ網宛転送動作について説明する。
なお、ラベルエッジルータ12は、図18のアクセス転送テーブル38を保有しているものとする。
ラベルエッジルータ12は、ラベル処理部28により、ラベル付きユーザパケット303を受信する(ステップ520/514)。
ラベル処理部28は、ラベル付きユーザパケットの第1のラベル#6を除去するとともに、コア#4が記述された第2のラベルを除去し、ユーザパケット301、コア#4が記述された第2のラベルおよび受信リンク213の情報を、アクセスパケット処理部31へ転送する(ステップ521)。
そして、第2のラベルに記述されていたコア#4および宛先アドレス#6を検索キーとしてフィルタリングテーブル34を検索し、その転送可否情報に基づき転送すべきと判断し、宛先アドレス#6をコア転送テーブル処理部32へ通知する(ステップ523)。
アクセス転送テーブル処理部37は、コアパケット処理部36から宛先アドレス#6の通知を受けて、宛先アドレス#6を検索キーとしてアクセス転送テーブル38を検索することにより出力リンク206を特定し、コアパケット処理部36からユーザパケット301を受信し、ユーザパケット301および出力リンク206の情報をパケット送信処理部45へ転送する(ステップ524)。
以上の動作により、着側ラベルエッジルータ12は、MPLS網1から受信したラベル付きユーザパケット303を、ユーザパケット301にデカプセル化して、その宛先となる端末19が接続されているユーザ網7へ転送する。
次に、図11および図15を参照して、発側ラベルエッジルータ10のカットスルー経路設定動作について説明する。
なお、発側ラベルエッジルータ10は、前述した図5のコア転送テーブル35を保有しているものとする。
ラベル処理部28は、カットスルーデータフレーム305から、第1のラベル#6を除去するとともに、発側ラベルエッジルータの識別情報コア#4が記述された第2のラベルを除去し、上記2つのラベルを除去した結果がカットスルーデータ304であるため、カットスルーデータ304をフレーム送信宛先変更処理部44へ転送する(ステップ531)。
ラベル情報管理部39は、識別情報コア#3を検索キーとしてラベル管理テーブル40を検索し、着側ラベルエッジルータへカットスルー転送するために付加すべきラベル#2を特定し、フレーム送信宛先変更処理部44へ通知する(ステップ532)。
この動作により、コア転送テーブル35は、前述した図5から図19のエントリ内容となり、発側ラベルエッジルータ10と着側ラベルエッジルータ12との間を、他のラベルエッジルータを経由せずに結ぶカットスルー経路として、図1のLSP26が設定されたことになる。
パケット送信処理部45は、ラベル付加部33からラベル付きユーザパケットおよびリンク209の情報を受信し、そのラベル付きユーザパケットをリンク209へ出力する(ステップ543)。
次に、図21を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークについて説明する。図21は本発明の第2の実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークが適用される大規模パケット通信網の構成を示すブロック図である。
以下では、ラベルスイッチングネットワークとして、MPLS(Multi Protocol Label Switching)網を用いた場合を例として説明する。
中継用ラベルエッジルータ55と各ラベルエッジルータ56〜59とは、それぞれLSP(Label Switched Path)68〜71により接続されている。
本実施の形態では、中継用ラベルエッジルータを用いて、ラベル付きユーザパケットを着側ラベルエッジルータ側へ中継転送するラベルスイッチングネットワークを例として、発側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む発側ラベルと、着側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む着側ラベルとをユーザパケットに付加して、各ラベルエッジルータで転送処理することにより、折り返し用ラベルエッジルータや着側ラベルエッジルータで、受信したラベル付きユーザパケットの第2のラベルに基づき、発側ラベルエッジルータを特定できるようにしたものである。
次に、図22を参照して、本発明にかかるラベルスイッチングネットワークの物理モデルについて説明する。図22は本発明にかかるラベルスイッチングネットワークとして、MPLS網の構成例を示すブロック図である。
このMPLS網46は、中継用ラベルエッジルータ55、ラベルエッジルータ56〜59、およびラベルスイッチルータ261〜264から構成されている。
ラベルエッジルータ56は、リンク229によりラベルスイッチルータ261と接続され、リンク230によりラベルスイッチルータ262と接続され、リンク221により、ユーザ網47と接続され、リンク222により、ユーザ網48と接続されている。
ラベルエッジルータ57は、リンク231によりラベルスイッチルータ261と接続され、リンク232によりラベルスイッチルータ262と接続され、リンク223により、ユーザ網49と接続され、リンク224により、ユーザ網50と接続されている。
ラベルエッジルータ59は、リンク235によりラベルスイッチルータ263と接続され、リンク236によりラベルスイッチルータ264と接続され、リンク227により、ユーザ網53と接続され、リンク228により、ユーザ網54と接続されている。
ラベルスイッチルータ261は、リンク239によりラベルスイッチルータ262と接続され、リンク240によりラベルスイッチルータ263と接続されている。
ラベルスイッチルータ264は、リンク241によりラベルスイッチルータ262と接続され、リンク242によりラベルスイッチルータ263と接続されている。
また、LSP73は、リンク229、ラベルスイッチルータ261、リンク240、ラベルスイッチルータ263、およびリンク233で実現される。
次に、図23〜図27を参照して、本実施の形態にかかるラベルネットワークに設置される中継用ラベルエッジルータ55について説明する。図23は、中継用ラベルエッジルータ55の構成を示すブロック図である。
この中継用ラベルエッジルータ55は、受信パケット処理部78、パケット処理部79、転送テーブル処理部80、ラベル情報管理部82、ラベル付きユーザパケット送信宛先変更通知部86、および送信パケット処理部88から構成されている。
パケット処理部79は、受信パケット処理部78が抽出したユーザパケットからその宛先アドレスを抽出する機能を有している。
転送テーブル81は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、転送先のラベルエッジルータ、すなわち着側ラベルエッジルータへ転送するためのラベルおよび出力リンクを導く機能を有している。
転送テーブル処理部80は、パケット処理部79が抽出したユーザパケットの宛先アドレスに対応する、そのユーザパケットに付加すべきラベルおよび出力リンクを導く機能と、ユーザパケットの宛先アドレスおよびそのユーザパケットに付加すべきラベルを、後述するラベル情報管理部82のアドレス解決情報抽出部85へ通知する機能を有している。
ラベル管理テーブル83は、ラベルエッジルータの識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
本構成例では、テーブルの逆引きを許容することにより、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導く機能と、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。テーブルの逆引きを許容しない場合は、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
アドレス解決情報抽出部85は、転送テーブル処理部80により検出された、着側ラベルエッジルータへ転送するためのラベルおよびラベル管理テーブル83により、着側ラベルエッジルータを示す識別情報を特定する機能を有している。
通過パケット数カウント部87は、ラベル情報管理部82からカットスルーデータフレームを受信した際に、同一の情報を保有するカットスルーデータフレームが何回通知されたかをカウントする機能を有している。
この際、カットスルーデータフレームを受信するごとに、該当エントリの受信カウンタを1増加させることにより、カットスルーデータが何回通知されたかをカウントすることが可能となる。また、各エントリにはタイマを設置し、カウント値は所定期間、例えば60秒ごとにリセットする。
そして、転送したユーザパケットの宛先アドレスと、転送テーブルの検索で得られた着側ラベルエッジルータの識別情報で構成されるカットスルー経路設定用のカットスルーデータを生成し、これに発側ラベルエッジルータの識別情報を含むラベルを付加して、ラベルスイッチングネットワークに向けて送信することにより、発側ラベルエッジルータへカットスルーデータを通知できる。
この転送テーブル81は、宛先アドレスに対する着側のラベルエッジルータを示すラベルと出力リンクとを導く機能を有している。
このラベル管理テーブル83は、ラベルエッジルータを示す識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
なお、テーブルの逆引きを許容しない場合は、図25のような、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、図26に示す、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
この通過パケット数カウント部87は、ラベル情報管理部82からカットスルーデータを受信した際に、同一の情報を保有するカットスルーデータが何回通知されたかをカウントする機能を有しており、図27のようなテーブルによって実装することも可能である。
次に、図28を参照して、本実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワークに設置されるラベルエッジルータ56〜59について説明する。図28は、ラベルエッジルータ56〜59の構成を示すブロック図である。
このラベルエッジルータ56〜59は、パケット分離部89、コア転送処理部90、アクセス転送処理部91、経路削除情報通知生成部100、フレーム送信宛先変更処理部101、ラベル情報管理部103、およびパケット送信処理部105から構成されている。
アクセスパケット処理部92は、パケット分類部89からユーザパケットを受信し、ユーザパケットの宛先アドレスを抽出する機能を有している。
コア転送テーブル処理部93はコア転送テーブル94を有している。
コア転送テーブル94は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、転送先のラベルエッジルータへ転送するためのラベルおよび出力リンクを導く機能を有している。
本実施例では、コア転送テーブル94を検索した際に、検索キーとしている宛先アドレスに該当するエントリが検出できなかった場合、その宛先アドレスを自身が収容していると識別する。
コアパケット処理部96は、フィルタリングテーブル98を有している。
フィルタリングテーブル98は、ユーザパケットの発側ラベルエッジルータの識別情報およびユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットを転送するか廃棄するかを示す転送可否情報を導く機能を有している。
アクセス転送テーブル99は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、ユーザ網への出力リンクを導く機能を有している。
アクセス転送テーブル処理部97は、アクセス転送テーブル99を検索することにより、コアパケット処理部96が抽出したユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットに対する出力リンクを導く機能と、ユーザパケットを、アクセス転送テーブル99から算出されたそのユーザパケットに対応する出力リンク情報とともに、後述するパケット送信処理部105に転送する機能と、アクセス転送テーブル99を検索した際に、該当エントリが検出されなかった場合、該当ユーザパケットを廃棄し、そのユーザパケットの宛先アドレス、そのユーザパケットに付加されていてパケット分類部89で除去された第2のラベル、およびそのユーザパケットを受信したリンク情報を、後述する経路削除情報通知生成部100へ転送する機能とを有している。
ラベル解決を、後述するラベル情報管理部103へ依頼し、ラベル情報管理部103から着側ラベルエッジルータへカットスルー転送するために付加すべきラベルの返信を受け、カットスルーデータに記述されていたユーザパケットの宛先アドレスに対して付加すべきラベルを記述したエントリを、コア転送処理部90のコア転送テーブル処理部93のコア転送テーブル94のキャッシュ経路情報部に追加する機能を有している。
ラベル管理テーブル104は、ラベルエッジルータの識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
本構成例では、テーブルの逆引きを許容することにより、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導く機能と、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
テーブルの逆引きを許容しない場合は、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
また、受信したユーザパケットの宛先ユーザを収容していない際には、発側ラベルエッジルータに対して、経路情報の削除を要求するパージデータパケットを送信し、発側ラベルエッジルータが用いた転送テーブルのキャッシュエントリを削除させることにより、経路変動などで不適切になったカットスルー経路を削除することが可能となる。
このフィルタリングテーブル98は、ユーザパケットの発側ラベルエッジルータの識別情報およびユーザパケットの宛先アドレスから、そのユーザパケットを転送するか廃棄するかを示す転送可否情報を導く機能を有している。
このコア転送テーブル94は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、転送先のラベルエッジルータへ転送するためのラベルおよび出力リンクを導く機能を有している。
本構成例では、ユーザパケットの宛先アドレスを自身が収容している際には、その宛先アドレスに該当するエントリをテーブルに記述しないとしている。他方式としては、ユーザパケットの宛先アドレスを自身が収容している際には、その宛先アドレスに該当するエントリの付加ラベルおよび出力リンクを記述しない方法や、その宛先アドレスに該当するエントリにフラグを記すなどが考えられる。
このアクセス転送テーブル99は、ユーザパケットが有する各宛先アドレスに対応する、ユーザ網への出力リンクを導く機能を有している。
このラベル管理テーブル83は、ラベルエッジルータの識別情報から、そのラベルエッジルータへ転送する際に付加すべきラベルを導く機能を有している。
テーブルの逆引きを許容しない場合は、図32のような、ラベルに対するラベルエッジルータの識別情報を導くテーブルと、図33に示す、ラベルエッジルータの識別情報に対するそのラベルエッジルータに転送する際に付加すべきラベルを導くテーブルの、2種類のラベル管理テーブルを保有する必要がある。
次に、図34〜図42を参照して、本実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワーク(MPLS網)の基本動作について説明する。図34、図35は、本実施の形態にかかるMPLS網46のパケット転送動作を示すシーケンス図である。図36は、発側ラベルエッジルータ56のMPLS網宛転送処理を示す説明図である。図37は、中継用ラベルエッジルータ55のMPLS網内中継転送処理を示す説明図である。図38は、着側ラベルエッジルータ58のユーザ網宛転送処理を示す説明図である。図39は、発側ラベルエッジルータ56のカットスルー経路設定処理を示す説明図である。
また、図42は、図36〜図39で示す各種処理によりやり取りされるパケットおよびフレームの構成例である。
また、本発明における出力リンクの特定には、ARP(Address Resolution Protocol)による特定を想定している。
まず、図34および図36を参照して、発側ラベルエッジルータ56でのMPLS網宛転送処理について説明する。なお、ラベルエッジルータ56は、前述した図30のコア転送テーブル94を有しているものとする。
ラベルエッジルータ56は、パケット分類部89により、ユーザパケット306を受信する(ステップ600)。このユーザパケット301には、当該ユーザパケットの宛先IPアドレスとして端末65のIPアドレス「ユーザ#16」が設定されており、送信元IPアドレスとして端末61のIPアドレス「ユーザ#12」が設定されている。
パケット分類部89は、受信したユーザパケット306をアクセスパケット処理部92へ転送する。
コア転送テーブル処理部93は、アクセスパケット処理部92から宛先アドレス#16の通知を受けて、宛先アドレス#16を検索キーとしてコア転送テーブル94のキャッシュ経路情報を検索し、ヒットしないため、コア転送テーブル94の固定経路情報を検索し、付加ラベル#15および出力リンク229を特定し、付加ラベル#15および出力リンク229をラベル付加部95へ通知する(ステップ601)。
以上の動作により、発側ラベルエッジルータ56は、ユーザ網48から受信したユーザパケット306を、ラベル付きユーザパケット307にカプセル化して、MPLS網46へ転送する。
次に、図34および図37を参照して、中継用ラベルエッジルータ55でのMPLS網内中継転送処理について説明する。
なお、中継用ラベルエッジルータ55は、前述した図24の転送テーブル81を保有し、図25のラベル管理テーブル83を保有しているものとする。
受信パケット処理部78は、ラベル付きユーザパケット307の第1のラベル#15を除去するとともに、コア#11が記述された第2のラベルを除去し、ユーザパケット306をパケット処理部79へ転送し、コア#11が記述された第2のラベルおよび受信リンク237の情報を、送信元情報抽出部84へ転送する(ステップ610)。
転送テーブル処理部80は、パケット処理部79から宛先アドレス#16の通知を受けて、宛先アドレス#16を検索キーとして転送テーブル81を検索し、付加ラベル#13および出力リンク238を特定し、付加ラベル#13および出力リンク238を送信パケット処理部88へ通知し、宛先アドレス#16および付加ラベル#13をアドレス解決情報抽出部85へ通知する(ステップ611)。
また、ラベル情報管理部82は、アドレス解決情報抽出部85により、転送テーブル処理部80から宛先アドレス#16および付加ラベル#13を受信し、付加ラベル#13を検索キーとしてラベル管理テーブル83を検索し、ラベル#13が示す着側ラベルエッジルータの識別情報コア#13を特定する(ステップ616)。
送信パケット処理部88は、フレーム送信宛先変更通知部86からカットスルーデータフレーム310および出力リンク237の情報を受信し、カットスルーデータフレーム310をリンク237へ出力する(ステップ618)。
次に、図35および図38を参照して、着側となるラベルエッジルータ58のユーザ網宛転送動作について説明する。
なお、ラベルエッジルータ58は、前述した図40のアクセス転送テーブル99を保有しているものとする。
パケット分類部89は、受信したラベル付きユーザパケット308に対し、ラベルエッジルータ58への転送用の第1のラベル#13を除去するとともに、発側ラベルエッジルータの識別情報コア#10が記述された第2のラベルを除去し、上記2つのラベルを除去した結果がユーザパケット306であるため、コア#10が記述された第2のラベル、受信したリンク233の情報、およびユーザパケット306をコアパケット処理部96に転送する(ステップ621)。
そして、ユーザパケット306の宛先アドレス#16を抽出し、その宛先アドレス#16および第2のラベルに記述されていた発側ラベルエッジルータの識別情報コア#10を検索キーとしてフィルタリングテーブル98を検索し、得られた転送可否情報に基づき転送すべきと判断し、宛先アドレス#16をアクセス転送テーブル処理部97へ通知する(ステップ623)。
以上の動作により、着側ラベルエッジルータ58は、MPLS網46から受信したラベル付きユーザパケット308を、ユーザパケット306にデカプセル化して、その宛先となる端末65が接続されているユーザ網52へ転送する。
次に、図35および図39を参照して、発側ラベルエッジルータ56でのカットスルー経路設定動作について説明する。
なお、発側ラベルエッジルータ56は、前述した図32のラベル管理テーブル83を保有している。
パケット分類部89は、カットスルーデータフレーム310から、第1のラベル#11を除去するとともに、発側ラベルエッジルータ56の識別情報コア#10が記述された第2のラベルを除去し、上記2つのラベルを除去した結果がカットスルーデータ309であるため、カットスルーデータ309をフレーム送信宛先変更処理部101へ転送する(ステップ631)。
ラベル情報管理部103は、識別情報コア#13を検索キーとしてラベル管理テーブル104を検索し、着側ラベルエッジルータへカットスルー転送するために付加すべきラベル#17を特定し、フレーム送信宛先変更処理部101へ通知する(ステップ632)。
この動作により、コア転送テーブル94は、前述した図32から図39のエントリ内容となり、発側ラベルエッジルータ56と着側ラベルエッジルータ58との間を、中継用ラベルエッジルータ55を経由せずに結ぶカットスルー経路として、図21のLSP73が設定されたことになる。
パケット送信処理部105は、ラベル付加部95からラベル付きユーザパケット307およびリンク209の両方を受信し、そのラベル付きユーザパケット307をリンク229へ出力する(ステップ643)。
次に、図43〜48を参照して、本実施の形態にかかるラベルスイッチングネットワーク(MPLS網)のカットスルー経路削除動作について説明する。図43は、本実施の形態にかかるMPLS網46のカットスルー経路削除動作を示すシーケンス図である。図44は、着側ラベルエッジルータ58のカットスルー経路削除情報通知処理を示す説明図である。図45は、発側ラベルエッジルータ56のカットスルー経路削除処理を示す説明図である。
また、図48は、図44および図45で示す各種処理によりやり取りされるパケットおよびフレームの構成例である。
例えば、前述した図21のネットワークに経路変動が発生し、端末65がラベルエッジルータ58の配下からラベルエッジルータ59の配下へ移動した場合、上記ルーチングプロトコルの動作により、ラベルエッジルータ58の保有するアクセス転送テーブル99が、図40から図47のようなエントリ内容に変更され、ラベルエッジルータ58の保有するコア転送テーブル94に、宛先アドレス#16に対する付加ラベル#11を示す固定経路情報が追加される(図示せず)。
このような状況において、ラベルエッジルータ58が端末65宛のラベル付きユーザパケット311を受信した場合、ラベルエッジルータ58で、次のようなカットスルー経路削除情報通知処理が行われる。
以下では、図43および図44を参照して、着側ラベルエッジルータ58でのカットスルー経路削除情報通知処理について説明する。
したがって、アクセス転送テーブル処理部97は、ユーザパケット306を廃棄し、そのユーザパケットの宛先アドレス#16と、そのユーザパケットに付加されていてパケット分類部89で除去されたコア#11が記述された第2のラベルと、そのユーザパケットを受信したリンク233の情報とを、経路削除情報通知生成部100へ転送する。
以上の動作により、着側ラベルエッジルータ58は、受信したユーザパケットの宛先ユーザを収容していない際には、発側ラベルエッジルータ56に対して、経路情報の削除を要求するパージデータパケットを送信し、発側ラベルエッジルータ56が用いた転送テーブルのキャッシュエントリを削除させることにより、経路変動などで不適切になったカットスルー経路を削除することが可能となる。
次に、図43および図45を参照して、発側ラベルエッジルータ56でのカットスルー経路削除処理について説明する。
ラベルエッジルータ56は、パケット分類部89により、パージデータフレーム313を受信する。
パケット分類部89は、パージデータフレーム313から、第1のラベル#19を除去するとともに、発側ラベルエッジルータの識別情報コア#13が記述された第2のラベルを除去し、上記2つのラベルを除去した結果がパージデータ312であるため、パージデータ312をフレーム送信宛先変更処理部101へ転送する(ステップ710)。
ラベル情報管理部103は、識別情報コア#13を検索キーとしてラベル管理テーブル104を検索し、着側ラベルエッジルータへカットスルー転送するために付加すべきラベル#17を特定し、フレーム送信宛先変更処理部101へ通知する(ステップ711)。
この動作により、コア転送テーブル94は、図41から図30に示すエントリ内容に変更され、図21のLSP73が削除されたことになる。
また、以上で説明した各テーブルについても、前述の図の構成例に限定されるものではなく、同様の機能を有するテーブルであれば、前述と同様にして本発明を適用でき、同様の作用効果を得ることができる。
Claims (7)
- 収容するユーザ網の端末から送信された所望の端末宛のユーザパケットにその転送経路を特定するためのラベルを付加して転送するとともに、受信したラベル付きユーザパケットからラベルを削除して前記ユーザ網の端末へ転送する複数のラベルエッジルータと、これらラベルエッジルータを網状に接続し、受信したラベル付きユーザパケットを当該ラベルに対応する転送経路で転送するラベルスイッチルータとからなるラベルスイッチングネットワークであって、
前記ラベルエッジルータは、
前記ユーザパケットにラベルを付加して転送する際、当該ユーザパケットの転送経路の着側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第1のラベルと発側エッジルータを示す識別情報を含む第2のラベルとを、当該ユーザパケットに付加して転送する第1のパケット転送手段と、
受信したラベル付きユーザパケットから第1および第2のラベルを削除して、得られたユーザパケットを前記ユーザ網の端末へ転送する第2のパケット転送手段とを備えることを特徴とするラベルスイッチングネットワーク。 - 請求項1に記載のラベルスイッチングネットワークにおいて、
前記ラベルエッジルータは、
受信したラベル付きユーザパケットから第1および第2のラベルを削除し、そのユーザパケットの宛先アドレスに基づき特定した着側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む新たな第1のラベルと、当該ラベルエッジルータ自身を示す識別情報を含む新たな第2のラベルとを、当該ユーザパケットに付け替えて転送する折り返し転送手段と、
前記宛先アドレスと前記着側ラベルエッジルータを示す識別情報とを含むカットスルーデータに、前記削除した第2のラベルに含まれる発側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第1のラベルと、当該ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第2のラベルとを付加して転送するカットスルーデータ通知手段とをさらに備えることを特徴とするラベルスイッチングネットワーク。 - 請求項1に記載のラベルスイッチングネットワークにおいて、
前記ラベルエッジルータは、
受信したラベル付きユーザパケットの第2のラベルに含まれる発側ラベルエッジルータの識別情報に基づき、当該ラベル付きユーザパケットの転送可否を判断するフィルタリング手段をさらに備えることを特徴とするラベルスイッチングネットワーク。 - 収容するユーザ網の端末から送信された所望の端末宛のユーザパケットにその転送経路を特定するためのラベルを付加して転送するとともに、受信したラベル付きユーザパケットからラベルを削除して前記ユーザ網の端末へ転送する複数のラベルエッジルータと、これらラベルエッジルータを網状に接続し、受信したラベル付きユーザパケットを当該ラベルに対応する転送経路で転送するラベルスイッチルータとからなるラベルスイッチングネットワークで用いられるラベルエッジルータであって、
前記ユーザパケットにラベルを付加して転送する際、当該ユーザパケットの転送経路の着側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第1のラベルと発側エッジルータを示す識別情報を含む第2のラベルとを、当該ユーザパケットに付加して転送する第1のパケット転送手段と、
受信したラベル付きユーザパケットから第1および第2のラベルを削除して、得られたユーザパケットを前記ユーザ網の端末へ転送する第2のパケット転送手段とを備えることを特徴とするラベルエッジルータ。 - 請求項4に記載のラベルエッジルータにおいて、
受信したラベル付きユーザパケットから第1および第2のラベルを削除し、そのユーザパケットの宛先アドレスに基づき特定した着側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む新たな第1のラベルと、当該ラベルエッジルータ自身を示す識別情報を含む新たな第2のラベルとを、当該ユーザパケットに付け替えて転送する折り返し転送手段と、
前記宛先アドレスと前記着側ラベルエッジルータを示す識別情報とを含むカットスルーデータに、前記削除した第2のラベルに含まれる発側ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第1のラベルと、当該ラベルエッジルータを示す識別情報を含む第2のラベルとを付加して転送するカットスルーデータ通知手段とをさらに備えることを特徴とするラベルエッジルータ。 - 請求項4に記載のラベルエッジルータにおいて、
受信したラベル付きユーザパケットの第2のラベルに含まれる発側ラベルエッジルータの識別情報に基づき、当該ラベル付きユーザパケットの転送可否を判断するフィルタリング手段をさらに備えることを特徴とするラベルエッジルータ。 - 請求項4に記載のラベルエッジルータにおいて、
前記転送手段は、
ユーザパケットの宛先アドレスとそのユーザパケットの転送先ラベルエッジルータへ転送するためのラベルとの組の情報を管理するとともに、これら組の情報を、到達性を確保するための経路を保有する固定経路情報エントリ部と、宛先アドレスを有するユーザを収容している着側ラベルエッジルータへのカットスルー経路を保有するキャッシュ経路情報エントリ部とに分けて管理するコア転送テーブルを有し、
前記ユーザパケットにラベルを付加して転送する際、前記ユーザパケットの宛先アドレスに基づき前記コア転送テーブルを参照して前記第1のラベルを特定し、
カットスルー経路の設定を要求するカットスルーデータを受信した際、そのカットスルーデータに含まれるユーザパケットの宛先アドレスと着側ラベルエッジルータを示す識別情報とに基づき、その宛先アドレスのユーザパケットをカットスルー経路で転送するためのラベルとからなる組の情報を、前記コア転送テーブルのキャッシュ経路情報エントリ部へ追加することを特徴とするラベルエッジルータ。
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