JP3825386B2 - Power factor converter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、力率改善コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の力率改善コンバータの一例として、下記の非特許文献1に開示された力率改善コンバータがある。図9は、この力率改善コンバータの基本的な構成を示す回路図である。
【0003】
図9において、20は交流入力電源、D21〜D24は交流入力電源20からの交流入力を全波整流する全波整流回路を構成するダイオード、C21は高周波成分を除去するコンデンサ、S21,S22はスイッチ、D25,D26はダイオード、L21はリアクタンス、C22は平滑コンデンサである。
【0004】
この力率改善コンバータでは、前記全波整流回路の出力電圧(コンデンサC21の両端間の電圧)が直流出力電圧Eoの目標値より小さい期間において、昇圧モードで作動させ、前記全波整流回路の出力電圧が直流出力電圧Eoの目標値より大きい期間において、降圧モードで作動させ、前記全波整流回路の出力電圧の大小に応じて両モードを切り換えることで、電圧Eoを所定電圧にするとともに力率を高めている。昇圧モードでは、スイッチS21を常にオンに保ちつつ、スイッチS22を繰り返してオンオフさせ、スイッチS22をPWM駆動する。一方、降圧モードでは、スイッチS22を常にオフに保ちつつ、スイッチS21を繰り返してオンオフさせ、スイッチS21をPWM駆動する。
【0005】
この力率改善コンバータによれば、昇圧動作及び降圧動作を行うので、昇圧動作のみを行う昇圧型力率改善コンバータに比べて、交流入力電圧が高くてもスイッチS21,S22等にかかる電圧を抑えることができ、これにより比較的安価で高性能の部品を使用することができる。
【0006】
【非特許文献1】
ケーワランス(K Wallance),外1名,「DSP CONTROLLED BUCK/BOOST POWER FACTOR CORRECTION FOR TELEPHONY RECTIFIERS」,INTELEC(International Telecommunications Energy Conference), Oct. 2001, Proceedings
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の力率改善コンバータでは、前記非特許文献1に記述されているように、昇圧モードと降圧モードとの切換時に、交流入力電流にスパイクが発生してしまう。交流入力電流にスパイクが生ずると、当該交流入力電源やこれに接続されている他の負荷装置に悪影響を及ぼし、例えば、当該負荷装置の誤動作を引き起こす場合がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、交流入力電流にスパイクを発生させることなく、昇降圧動作を実現することができる力率改善コンバータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による力率改善コンバータは、交流入力を全波整流する全波整流回路と、前記全波整流回路の直流出力端間に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、当該力率改善コンバータの出力端間に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子と、前記第1及び第2のスイッチング素子の節点と前記第3及び第4のスイッチング素子の節点との間に接続されたリアクトルと、当該力率改善コンバータの前記出力端間に接続された平滑コンデンサと、前記第1乃至第4のスイッチング素子を制御する制御回路と、を備えたものである。
【0010】
この第1の態様によれば、このような構成を採用されているので、第1乃至第4のスイッチング素子を適切に駆動することによって、当該力率改善コンバータの出力電圧を第1及び第2のスイッチング素子により降圧、第3及び第4のスイッチング素子により昇圧させることができ、総合的に昇降圧動作ができる。これは、前記従来の力率改善コンバータのように昇圧動作と降圧動作とを特別に切り換えることなく、昇降圧動作が実現できることを意味している。したがって、前記第1の態様によれば、交流入力電流にスパイクを発生させることなく、昇降圧動作を実現することができる。
【0011】
本発明の第2の態様による力率改善コンバータは、前記第1の態様において、前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせつつ、前記第3及び第4のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせるものである。
【0012】
本発明の第3の態様による力率改善コンバータは、前記第2の態様において、前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子をそれぞれ一定の時比率で駆動する一方、前記第3及び第4のスイッチング素子をそれぞれ正弦波変調によりPWM駆動するものである。
【0013】
本発明の第4の態様による力率改善コンバータは、前記第3の態様において、前記制御回路は、当該力率改善コンバータの前記交流入力の電流が前記交流入力の電圧と略同一の位相及び周波数を持つ正弦波となるように、前記第3及び第4のスイッチング素子の時比率を変化させるものである。
【0014】
本発明の第5の態様による力率改善コンバータは、前記第2乃至第4のいずれかの態様において、前記第1乃至第4のスイッチング素子のスイッチング周期が実質的に同一であるものである。
【0015】
本発明の第6の態様による力率改善コンバータは、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記制御回路は、当該力率改善コンバータの出力電圧とその目標電圧との差に応じた出力を得る第1の減算器と、該第1の減算器の出力に応じた信号と前記交流入力の電圧に応じた信号とを乗算する乗算器と、該乗算器の出力に応じた信号と前記交流入力の電流に応じた信号との差に応じた出力を得る第2の減算器と、該第2の減算器の出力に応じた信号と搬送波信号とに基づいて、前記3及び第4のスイッチング素子をPWM駆動するためのPWM信号を生成するPWM信号生成部と、を有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による力率改善コンバータについて、図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施の形態による力率改善コンバータを示す回路図である。
【0018】
本実施の形態による力率改善コンバータは、図1に示すように、入力端子1,2及び出力端子3,4を有し、入力端子1,2間に接続される交流入力電源5からの交流入力を受け、これを所定の直流電圧Eoに変換して、出力端子3,4間に接続される負荷6に供給する。以下の説明では、交流入力電源5からの交流入力の電圧及び電流をそれぞれVi’及びIi’とする。
【0019】
また、本実施の形態による力率改善コンバータは、交流入力電源5からの交流入力を全波整流する全波整流回路7と、全波整流回路7の直流出力端間に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2と、全波整流回路7の直流出力端間に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4と、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の節点と第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4の節点との間に接続されたリアクトルL1と、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサC12と、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4を制御する制御回路8と、を備えている。
【0020】
全波整流回路7としては、例えば、ダイオードによるフルブリッジ回路を用いることができる。全波整流回路7の直流出力端間には、高周波成分を除去するコンデンサC11が接続されている。もっとも、このコンデンサC11は必ずしも必要なものではない。また、コンデンサC11に代えて、入力端子1,2と全波整流回路7の交流入力端との間に、例えば、1つ以上のリアクトル及び1つ以上のコンデンサからなる交流フィルタを設けて、高周波成分を除去してもよい。全波整流回路7の出力電圧Viは、交流入力電圧Vi’を全波整流したものとなっており、全波整流回路7の出力電流Iiは交流入力電流Ii’を全波整流したものとなっている。
【0021】
本実施の形態では、スイッチング素子Q1〜Q4として、MOSFETやIGBTなどのトランジスタが用いられている。図1に示すように、スイッチング素子Q1〜Q4、ダイオードD11〜D14及びリアクトルL1からなる回路9が、H型をなして入力側と出力側とを接続しているので、説明の便宜上、この回路9をHブリッジ回路と呼ぶ。
【0022】
さらに、本実施の形態による力率改善コンバータは、全波整流回路7の出力電流Iiを検出する電流検出器10と、全波整流回路7の出力電圧Viを検出する電圧検出器11と、出力端子3,4間の出力電圧Eoを検出する電圧検出器12とを備えている。なお、電圧検出器11は、αを適当な定数として、Vi/αを出力するようになっている。本実施の形態では、制御回路8は、検出器10〜12からのIi,Vi/α,Eoをそれぞれ示す検出信号に基づいて、スイッチング素子Q1〜Q4をそれぞれ駆動する駆動信号(ゲート信号)C1〜C4を出力する。本実施の形態では、スイッチング素子Q1〜Q4は、対応する駆動信号C1〜C4がハイレベルである場合にそれぞれオンし、対応する駆動信号C1〜C4がローレベルである場合にオフするようになっている。
【0023】
本実施の形態では、制御回路8は、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を交互に繰り返してオンオフさせつつ、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4を交互に繰り返してオンオフさせる。また、本実施の形態では、制御回路8は、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2をそれぞれ一定の時比率で駆動する一方、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4をそれぞれ正弦波変調によりPWM駆動する。さらに、本実施の形態では、制御回路8は、出力電圧Eoが所定の目標電圧Erefとなるとともに交流入力電流Ii’が交流入力電圧Vi’と略同一の位相及び周波数の正弦波となるように、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4の時比率の変化の振幅を調整する。さらにまた、本実施の形態では、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周期は同一とされ、その周波数は交流入力の周波数に比べて高周波数(例えば、16kHz)とされている。
【0024】
制御回路8のこのような制御は、例えば、図2及び図3に示すように、三角波の搬送波信号S2と信号S1とを比較することで、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の駆動信号C1,C2を生成し、搬送波信号S2と信号S3とを比較することで、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4の駆動信号C3,C4を生成することによって実現することができる。図2は、信号S3のレベルが信号S1のレベルより低い状態における信号S1〜S3及び駆動信号C1〜C4の関係を示すタイミング図である。図3は、信号S3のレベルが信号S1のレベルより高い状態における信号S1〜S3及び駆動信号C1〜C4の関係を示すタイミング図である。
【0025】
図2及び図3に示す例では、信号S1が搬送波信号S2よりも高い期間においては駆動信号C1がハイレベルとされ、逆に、信号S1が搬送波信号S2よりも低い期間においては駆動信号C2がハイレベルとされている。また、信号S3が搬送波信号S2よりも高い期間においては駆動信号C3がハイレベルとされ、逆に、信号S3が搬送波信号S2よりも低い期間においては駆動信号C4がハイレベルとされている。これにより、駆動信号C1とC2とは互いに逆相信号となり、駆動信号C3とC4とは互いに逆相信号となっている。ただし、実際には、第1のスイッチング素子Q1と第2のスイッチング素子Q2とが同時にオンしたり、第3のスイッチング素子Q3と第4のスイッチング素子Q4とが同時にオンしたりすることがないように、駆動信号C1とC2との間及び駆動信号C3とC4との間にはデッドタイムが挿入される。なお、搬送波信号S2は、三角波に代えて、例えば鋸波としてもよい。搬送波信号S2の周波数が、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4のスイッチング周波数となる。
【0026】
信号S1は常に一定のレベルとされている。これにより、第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2はそれぞれ一定の時比率で駆動される。第1のスイッチング素子Q1の時比率をD1とすると、D1=d1と表すことができる。d1は定数である。一方、信号S3は正弦波信号とされ、これにより、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4は、それぞれ正弦波変調によりPWM駆動される。なお、図2及び図3は、非常に短い期間を拡大して示していることから、実質的に正弦波である信号S3のレベルは直線的に示されている。
【0027】
図2に示すように、信号S3のレベルが信号S1のレベルより低い場合には、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4の導通状態としては、第1及び第3のスイッチング素子Q1,Q3がオンし第2及び第4のスイッチング素子Q2,Q4がオフしている状態(状態1)、第1及び第4のスイッチング素子Q1,Q4がオンし第2及び第3のスイッチング素子Q2,Q3がオフしている状態(状態3)、及び、第2及び第4のスイッチング素子Q2,Q4がオンし第1及び第3のスイッチング素子Q1,Q3がオフしている状態(状態4)を繰り返すことになる。
【0028】
一方、図3に示すように、信号S3のレベルが信号S1のレベルより高い場合には、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4の導通状態としては、第1及び第3のスイッチング素子Q1,Q3がオンし第2及び第4のスイッチング素子Q2,Q4がオフしている状態(状態1)、第2及び第3のスイッチング素子Q2,Q3がオンし第1及び第4のスイッチング素子Q1,Q4がオフしている状態(状態2)、及び、第2及び第4のスイッチング素子Q2,Q4がオンし第1及び第3のスイッチング素子Q1,Q3がオフしている状態(状態4)を繰り返すことになる。
【0029】
図4(a)〜(d)は、それぞれ状態1〜4における図1に示す力率改善コンバータの等価回路図である。
【0030】
図4に示す等価回路に基づいて動作解析すると、前述したように第1のスイッチング素子Q1の時比率をD1とし、更に第3のスイッチング素子Q1の時比率をD2とすれば、図2及び図3に示すいずれの場合においても、出力電圧Eoは、下記の数1で示す通りとなる。
【0031】
【数1】
Eo=(D1/D3)・Vi
【0032】
数1から、出力電圧Eoを第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2により降圧、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4により昇圧させることができ、総合的に昇降圧動作ができることがわかる。これは、前記従来の力率改善コンバータのように昇圧動作と降圧動作とを特別に切り換えることなく、昇降圧動作が実現できることを意味している。したがって、本実施の形態によれば、交流入力電流Ii’にスパイクを発生させることなく、昇降圧動作を実現することができる。
【0033】
ここで、力率改善動作を実現するために制御回路8が行うべき具体的な制御の例について検討する。
【0034】
今、入力交流電圧Vi’をEi・sinωt(Eiは振幅)とし、リアクトルL1を流れる電流をiLとする。また、前述したように第1のスイッチング素子Q1の時比率D1をd1とする。さらに、前述したように、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4が正弦波変調によりPWM駆動されることから、第3のスイッチング素子Q3の時比率D3をd3・sin(ωt+φ)とする。d3は時比率D3の変化の振幅、φは位相差である。
【0035】
このとき、リアクトルL1の付近の等価回路は、図5で示すようになる。ただし、電圧Viは交流入力電圧Vi’を全波整流したものであるので、本来sinの項については絶対値を取るべきであるが、簡略化することとしその絶対値は取っていない。したがって、次の数2の関係が成り立つ。なお、数2において、diL/dtは電流iLの時間微分、LはリアクトルL1のインダクタンスである。
【0036】
【数2】
L・diL/dt=d1・Ei・sinωt−d3・Eo・sin(ωt+φ)
【0037】
理想的な力率改善回路動作をさせるためには、次の数3を満たすべきであると考えることができる。数3において、ILは電流iLの振幅である。数2に数3を代入すると、下記の数4が得られる。
【0038】
【数3】
iL=IL・sinωt
【0039】
【数4】
ω・L・IL・cosωt=d1・Ei・sinωt−d3・Eo・(sinωt・cosφ+sinφ・cosωt)=(d1・Ei−d3・Eo・cosφ)・sinωt−d3・Eo・sinφ・cosωt
【0040】
数4から、次の数5及び数6を満たすように制御すれば、理想的な力率改善回路動作を実現することができることがわかる。
【0041】
【数5】
d1=d3・(Eo/Ei)・cosφ
【0042】
【数6】
sinφ=ω・L・IL/(Eo・d3)
【0043】
また、負荷6に流れる電流をioとし、第3のスイッチング素子Q3からの出力電流をiBとし、平滑コンデンサC12の容量をCとすると、出力電圧Eoに関して、次の数7の関係が成立する。
【0044】
【数7】
iB−io=C・dEo/dt
【0045】
電流iBは、近似的に下記の数8で表される。
【0046】
【数8】
iB=IL・sinωt×d3・sin(ωt+φ)=d3・IL・(cosφ・sin2ωt+sinφ・sinωt・cosωt)=d3・IL・{(cosφ)/2−cosφ・(cos2ωt)/2+sinφ・(sin2ωt)/2}
【0047】
平滑コンデンサC12の容量Cが十分に大きいとき(例えば、5000μFのとき)、数8から下記の数9が成り立つものと考えることができる。
【0048】
【数9】
iB=d3・cosφ・IL/2
【0049】
数9を数7に代入すると、下記の数10が得られる。
【0050】
【数10】
C・dEo/dt=d3・cosφ・IL/2−io
【0051】
ところで、リアクトルL1のインダクタンスLは、例えば数百μH程度であり、φはほぼ0であると考えることができる。よって、数5及び数10はそれぞれ下記の数11及び数12に示す通りに近似することができる。
【0052】
【数11】
d1≒d3・(Eo/Ei)
【0053】
【数12】
C・dEo/dt≒d3・IL/2−io
【0054】
以上の検討から、制御回路8は、例えば、第1のスイッチング素子Q1の時比率D1=d1を一定に保ち、第3のスイッチング素子Q3の時比率D3の変化の振幅d3を調整することにより、出力電圧Eoを制御するように、構成することが望ましい。
【0055】
これに従って構成した制御回路8の一具体例を、図6に示す。図6は、図1に示す力率改善コンバータにおいて用いられている制御回路8の具体例を示す概略ブロック図である。
【0056】
図6に示す例では、制御回路8は、目標電圧設定器31と、減算器32と、補償器33と、乗算器34と、減算器35と、補償器36と、搬送波生成器37と、基準信号設定器38と、PWM信号生成回路39と、駆動回路40とを備えている。
【0057】
目標電圧設定器31は、出力電圧Eoの目標値である目標電圧Erefを示す信号を出力する。減算器32は、目標電圧設定器31からの目標電圧Erefを示す信号から、電圧検出器12からの出力電圧Eoの検出信号を減算することで、目標電圧Erefと出力電圧Eoとの差を示す信号を得る。補償器33は、減算器32の出力信号を補償し、減算器32の出力信号に応じた信号を得る。補償器33は、制御性能の改善と安定化を図るための回路であり、例えば、所定のフィルタ特性を有する増幅器を用いることができる。この点は補償器36についても同様である。
【0058】
乗算器34は、補償器33の出力値と電圧検出器11からの値Vi/αとを乗算する。乗算器34の出力が、交流入力電流Ii’に応じた電流である全波整流回路7の出力電流Iiの、目標値となる。
【0059】
減算器35は、乗算器34の出力値と電流検出器10からの全波整流回路7の出力電流Iiの検出値との差を示す信号を出力する。補償器35は、減算器35の出力信号を補償し、減算器35の出力信号に応じた信号を得る。補償器35の出力信号が、図2及び図3に関連して説明した信号S3として用いられ、PWM信号生成回路39に供給される。
【0060】
搬送波生成器37は、図2及び図3に関連して説明した搬送波信号S2を、PWM信号生成回路39に供給する。また、基準信号設定器38は、図2及び図3に関連して説明した信号S2をPWM信号生成回路39に供給する。
【0061】
PWM信号生成回路39は、供給された信号S1〜S3に基づいて、図2及び図3に関連して説明した駆動信号C1〜C4にそれぞれ対応する信号c1〜c4を生成する。信号c3,c4は、第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q4をそれぞれ駆動するためのPWM信号である。駆動回路40は、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4にそれぞれ対応する例えばバッファ回路等を有し、信号c1〜c4を受けて、第1乃至第4のスイッチング素子Q1〜Q4のゲートにそれぞれ駆動信号C1〜C4を供給する。
【0062】
本実施の形態による力率改善コンバータにおいて制御回路8として図6に示すような構成を持つ制御回路を採用した力率改善コンバータについて、PSIM(Powersim Technologies Inc.提供の電気回路シミュレータ)を用いたシミュレーションを行い、所定の交流入力電圧Vi’に対して得られる出力電圧Eo及び交流入力電流Ii’を求めた。そのシミュレーション条件は、交流入力電圧Vi’を周波数50HzのAC100V、目標電圧Erefを200V、コンデンサC11の容量を5μF、リアクトルL1のインダクタンスLを100μH、平滑コンデンサC12の容量Cを5600μF、負荷6を1kWとした。そのシュミレーション結果を、図7に示す。図8は、図7中の交流入力電流Ii’のみを縦軸を拡大して示したものである。
【0063】
図7及び図8からわかるように、出力電圧Eoが目標電圧Erefに実質的に一定に制御されている。また、交流入力電流Ii’が交流入力電圧Vi’と実質的に同質の周波数及び位相を持つ正弦波となっており、極めて高い力率で作動している。さらに、交流入力電流Ii’には、前述した従来の力率改善コンバータで問題となっているスパイクは、生じていない。
【0064】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、交流入力電流にスパイクを発生させることなく、昇降圧動作を実現することができる力率改善コンバータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による力率改善コンバータを示す回路図である。
【図2】信号S3のレベルが信号S1のレベルより低い状態における信号S1〜S3及び駆動信号C1〜C4の関係を示すタイミング図である。
【図3】信号S3のレベルが信号S1のレベルより高い状態における信号S1〜S3及び駆動信号C1〜C4の関係を示すタイミング図である。
【図4】各状態1〜4における図1に示す力率改善コンバータの等価回路図である。
【図5】図1に示す力率改善コンバータにおけるリアクトルの付近の等価回路図である。
【図6】図1に示す力率改善コンバータにおいて用いられている制御回路の具体例を示す概略ブロック図である。
【図7】図1に示す力率改善コンバータのシミュレーション結果を示す図である。
【図8】図7中の交流入力電流Ii’のみを、縦軸を拡大して示す図である。
【図9】従来の力率改善コンバータの基本的な構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子
3,4 出力端子
5 交流入力電源
6 負荷
7 全波整流回路
8 制御回路
9 Hブリッジ回路
10 電流検出器
11,12 電圧検出器
Q1〜Q4 スイッチング素子
C12 平滑コンデンサ
31 目標電圧設定器
32,35 減算器
33,36 補償器
34 乗算器
37 搬送波生成器
38 基準信号設定器
39 PWM信号生成回路
40 駆動回路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a power factor correction converter.
[0002]
[Prior art]
As an example of a conventional power factor correction converter, there is a power factor correction converter disclosed in Non-Patent
[0003]
In FIG. 9, 20 is an AC input power source, D21 to D24 are diodes constituting a full wave rectifier circuit for full wave rectification of AC input from the AC
[0004]
In this power factor improving converter, the output voltage of the full-wave rectifier circuit is operated in the boost mode during a period in which the output voltage of the full-wave rectifier circuit (the voltage across the capacitor C21) is smaller than the target value of the DC output voltage Eo. In a period when the voltage is larger than the target value of the DC output voltage Eo, the voltage Eo is set to a predetermined voltage and the power factor by operating in the step-down mode and switching both modes according to the magnitude of the output voltage of the full-wave rectifier circuit. Is increasing. In the step-up mode, the switch S22 is repeatedly turned on and off while keeping the switch S21 always on, and the switch S22 is PWM-driven. On the other hand, in the step-down mode, the switch S21 is repeatedly turned on and off while keeping the switch S22 off, and the switch S21 is PWM-driven.
[0005]
According to this power factor correction converter, since the boosting operation and the step-down operation are performed, the voltage applied to the switches S21, S22 and the like is suppressed even when the AC input voltage is high, compared to the boosting power factor correction converter that performs only the boosting operation. This allows relatively inexpensive and high performance components to be used.
[0006]
[Non-Patent Document 1]
K Wallance, 1 other, "DSP CONTROLLED BUCK / BOOST POWER FACTOR CORRECTION FOR TELEPHONY RECTIFIERS", INTELEC (International Telecommunications Energy Conference), Oct. 2001, Proceedings
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional power factor correction converter, as described in
[0008]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a power factor correction converter capable of realizing a step-up / step-down operation without causing a spike in an AC input current.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, a power factor correction converter according to a first aspect of the present invention is connected in series between a full-wave rectifier circuit that full-wave rectifies an AC input and a DC output terminal of the full-wave rectifier circuit. The first and second switching elements, the third and fourth switching elements connected in series between the output terminals of the power factor correction converter, the nodes of the first and second switching elements, and the third And a reactor connected between the nodes of the fourth switching element, a smoothing capacitor connected between the output terminals of the power factor correction converter, and a control circuit for controlling the first to fourth switching elements And.
[0010]
According to the first aspect, since such a configuration is adopted, by appropriately driving the first to fourth switching elements, the output voltage of the power factor correction converter is changed to the first and second. The switching element can be stepped down and the third and fourth switching elements can be stepped up, so that a step-up / step-down operation can be performed comprehensively. This means that the step-up / step-down operation can be realized without special switching between the step-up operation and the step-down operation as in the conventional power factor correction converter. Therefore, according to the first aspect, the step-up / step-down operation can be realized without causing a spike in the AC input current.
[0011]
The power factor correction converter according to a second aspect of the present invention is the power factor correction converter according to the first aspect, wherein the control circuit alternately and repeatedly turns on and off the first and second switching elements. These switching elements are alternately turned on and off.
[0012]
A power factor correction converter according to a third aspect of the present invention is the power factor correction converter according to the second aspect, wherein the control circuit drives the first and second switching elements at a certain time ratio, respectively, Each of the fourth switching elements is PWM driven by sinusoidal modulation.
[0013]
The power factor correction converter according to a fourth aspect of the present invention is the power factor improvement converter according to the third aspect, wherein the control circuit is configured such that the current of the AC input of the power factor correction converter has substantially the same phase and frequency as the voltage of the AC input. The time ratio of the third and fourth switching elements is changed so as to be a sine wave having
[0014]
The power factor correction converter according to the fifth aspect of the present invention is the converter according to any one of the second to fourth aspects, wherein the switching periods of the first to fourth switching elements are substantially the same.
[0015]
The power factor correction converter according to a sixth aspect of the present invention is the power factor correction converter according to any one of the first to fifth aspects, wherein the control circuit responds to a difference between an output voltage of the power factor correction converter and a target voltage thereof. A first subtractor for obtaining an output; a multiplier for multiplying a signal corresponding to the output of the first subtractor by a signal corresponding to the voltage of the AC input; a signal corresponding to the output of the multiplier; Based on a second subtractor that obtains an output corresponding to a difference from a signal corresponding to the current of the AC input, a signal corresponding to the output of the second subtractor, and a carrier signal, the third and fourth And a PWM signal generation unit for generating a PWM signal for PWM driving the switching element.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a power factor correction converter according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a power factor correction converter according to an embodiment of the present invention.
[0018]
As shown in FIG. 1, the power factor correction converter according to the present embodiment has
[0019]
In addition, the power factor correction converter according to the present embodiment includes a full-wave rectifier circuit 7 that full-wave rectifies the AC input from the AC
[0020]
As the full-wave rectifier circuit 7, for example, a full bridge circuit using a diode can be used. A capacitor C11 for removing high frequency components is connected between the DC output terminals of the full-wave rectifier circuit 7. However, the capacitor C11 is not always necessary. Further, instead of the capacitor C11, an AC filter including, for example, one or more reactors and one or more capacitors is provided between the
[0021]
In the present embodiment, transistors such as MOSFETs and IGBTs are used as the switching elements Q1 to Q4. As shown in FIG. 1, a
[0022]
Furthermore, the power factor correction converter according to the present embodiment includes a
[0023]
In the present embodiment, the
[0024]
For example, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0025]
In the example shown in FIGS. 2 and 3, the drive signal C1 is at a high level when the signal S1 is higher than the carrier signal S2, and conversely, when the signal S1 is lower than the carrier signal S2, the drive signal C2 is High level. Further, the drive signal C3 is at a high level during a period when the signal S3 is higher than the carrier signal S2, and conversely, the drive signal C4 is at a high level when the signal S3 is lower than the carrier signal S2. Thus, the drive signals C1 and C2 are opposite phase signals, and the drive signals C3 and C4 are opposite phase signals. However, in practice, the first switching element Q1 and the second switching element Q2 are not turned on at the same time, and the third switching element Q3 and the fourth switching element Q4 are not turned on at the same time. In addition, a dead time is inserted between the drive signals C1 and C2 and between the drive signals C3 and C4. The carrier wave signal S2 may be a sawtooth wave, for example, instead of the triangular wave. The frequency of the carrier signal S2 is the switching frequency of the first to fourth switching elements Q1 to Q4.
[0026]
The signal S1 is always at a constant level. As a result, the first and second switching elements Q1, Q2 are each driven at a constant time ratio. When the duty ratio of the first switching element Q1 is D1, it can be expressed as D1 = d1. d1 is a constant. On the other hand, the signal S3 is a sine wave signal, whereby the third and fourth switching elements Q3 and Q4 are respectively PWM driven by sine wave modulation. 2 and 3 show a very short period in an enlarged manner, and therefore the level of the signal S3 that is substantially a sine wave is shown linearly.
[0027]
As shown in FIG. 2, when the level of the signal S3 is lower than the level of the signal S1, the conduction states of the first to fourth switching elements Q1 to Q4 are the first and third switching elements Q1 and Q3. Is turned on and the second and fourth switching elements Q2 and Q4 are turned off (state 1), the first and fourth switching elements Q1 and Q4 are turned on and the second and third switching elements Q2 and Q3 are turned on. Is turned off (state 3), and the second and fourth switching elements Q2, Q4 are turned on and the first and third switching elements Q1, Q3 are turned off (state 4) are repeated. It will be.
[0028]
On the other hand, as shown in FIG. 3, when the level of the signal S3 is higher than the level of the signal S1, the first to fourth switching elements Q1 are set as the conduction states of the first to fourth switching elements Q1 to Q4. , Q3 are turned on and the second and fourth switching elements Q2, Q4 are turned off (state 1), the second and third switching elements Q2, Q3 are turned on, and the first and fourth switching elements Q1 are turned on. , Q4 are turned off (state 2), and the second and fourth switching elements Q2, Q4 are turned on and the first and third switching elements Q1, Q3 are turned off (state 4). Will be repeated.
[0029]
4A to 4D are equivalent circuit diagrams of the power factor correction converter shown in FIG. 1 in
[0030]
When the operation is analyzed based on the equivalent circuit shown in FIG. 4, if the time ratio of the first switching element Q1 is D1 and the time ratio of the third switching element Q1 is D2, as described above, FIG. In any of the cases shown in FIG. 3, the output voltage Eo is as shown by the following equation (1).
[0031]
[Expression 1]
Eo = (D1 / D3) · Vi
[0032]
From
[0033]
Here, a specific example of control to be performed by the
[0034]
Now, the input AC voltage Vi 'of Ei · sinωt (Ei amplitude), and the current flowing through the reactor L1 and i L. Further, as described above, the duty ratio D1 of the first switching element Q1 is d1. Further, as described above, since the third and fourth switching elements Q3 and Q4 are PWM-driven by sinusoidal modulation, the time ratio D3 of the third switching element Q3 is set to d3 · sin (ωt + φ). d3 is the amplitude of change of the duty ratio D3, and φ is the phase difference.
[0035]
At this time, an equivalent circuit in the vicinity of the reactor L1 is as shown in FIG. However, since the voltage Vi is obtained by full-wave rectification of the AC input voltage Vi ′, an absolute value should be originally taken for the term of sin, but the absolute value is not taken for simplification. Therefore, the following
[0036]
[Expression 2]
L · di L / dt = d1 · Ei · sinωt−d3 · Eo · sin (ωt + φ)
[0037]
In order to perform an ideal power factor correction circuit operation, it can be considered that the following
[0038]
[Equation 3]
i L = I L · sinωt
[0039]
[Expression 4]
ω · L · I L · cosωt = d1 · Ei · sinωt−d3 · Eo · (sinωt · cosφ + sinφ · cosωt) = (d1 · Ei-d3 · Eo · cosφ) · sinωt−d3 · Eo · sinφ · cosωt
[0040]
From
[0041]
[Equation 5]
d1 = d3 · (Eo / Ei) · cosφ
[0042]
[Formula 6]
sinφ = ω · L · I L / (Eo · d3)
[0043]
Further, the current flowing through the
[0044]
[Expression 7]
i B −io = C · dEo / dt
[0045]
The current i B is approximately expressed by the following
[0046]
[Equation 8]
i B = I L · sinωt × d3 · sin (ωt + φ) = d3 · I L · (cosφ ·
[0047]
When the capacitance C of the smoothing capacitor C12 is sufficiently large (for example, 5000 μF), it can be considered that the following
[0048]
[Equation 9]
i B = d3 · cosφ · I L / 2
[0049]
Substituting
[0050]
[Expression 10]
C · dEo / dt = d3 · cosφ · I L / 2-io
[0051]
By the way, the inductance L of the reactor L1 is, for example, about several hundred μH, and φ can be considered to be almost zero. Therefore,
[0052]
[Expression 11]
d1≈d3 · (Eo / Ei)
[0053]
[Expression 12]
C · dEo / dt≈d3 · I L / 2-io
[0054]
From the above examination, the
[0055]
A specific example of the
[0056]
In the example shown in FIG. 6, the
[0057]
The target
[0058]
The
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
The PWM
[0062]
In the power factor correction converter according to this embodiment, a power factor improvement converter employing a control circuit having the configuration shown in FIG. 6 as the
[0063]
As can be seen from FIGS. 7 and 8, the output voltage Eo is controlled to be substantially constant to the target voltage Eref. The AC input current Ii ′ is a sine wave having substantially the same frequency and phase as the AC input voltage Vi ′, and operates at a very high power factor. Furthermore, the AC input current Ii ′ does not have a spike that is a problem in the above-described conventional power factor correction converter.
[0064]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to this embodiment.
[0065]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide a power factor correction converter capable of realizing a step-up / step-down operation without causing a spike in an AC input current.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a circuit diagram showing a power factor correction converter according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a timing chart showing the relationship between signals S1 to S3 and drive signals C1 to C4 in a state where the level of signal S3 is lower than the level of signal S1.
FIG. 3 is a timing chart showing the relationship between signals S1 to S3 and drive signals C1 to C4 in a state where the level of signal S3 is higher than the level of signal S1.
4 is an equivalent circuit diagram of the power factor correction converter shown in FIG. 1 in each of
FIG. 5 is an equivalent circuit diagram in the vicinity of the reactor in the power factor correction converter shown in FIG. 1;
6 is a schematic block diagram showing a specific example of a control circuit used in the power factor correction converter shown in FIG. 1; FIG.
7 is a diagram showing a simulation result of the power factor correction converter shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 8 is a diagram showing only the AC input current Ii ′ in FIG. 7 with the vertical axis enlarged.
FIG. 9 is a circuit diagram showing a basic configuration of a conventional power factor correction converter.
[Explanation of symbols]
1, 2
Claims (5)
交流入力を全波整流する全波整流回路と、
前記全波整流回路の直流出力端間に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、
当該力率改善コンバータの出力端間に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子と、
前記第1及び第2のスイッチング素子の節点と前記第3及び第4のスイッチング素子の節点との間に接続されたリアクトルと、
当該力率改善コンバータの前記出力端間に接続された平滑コンデンサと、
前記第1乃至第4のスイッチング素子を制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせつつ、前記第3及び第4のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせ、
前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子をそれぞれ一定の時比率で駆動する一方、前記第3及び第4のスイッチング素子をそれぞれ正弦波変調によりPWM駆動することを特徴とする力率改善コンバータ。A power factor converter,
A full-wave rectification circuit that full-wave rectifies the AC input;
First and second switching elements connected in series between DC output terminals of the full-wave rectifier circuit;
Third and fourth switching elements connected in series between output terminals of the power factor correction converter;
A reactor connected between a node of the first and second switching elements and a node of the third and fourth switching elements;
A smoothing capacitor connected between the output terminals of the power factor correction converter;
A control circuit for controlling the first to fourth switching elements;
With
The control circuit alternately turns on and off the third and fourth switching elements while alternately turning on and off the first and second switching elements ,
The control circuit drives the first and second switching elements at a constant time ratio, respectively, while PWM driving the third and fourth switching elements by sinusoidal modulation, respectively. Improved converter.
交流入力を全波整流する全波整流回路と、A full-wave rectification circuit that full-wave rectifies the AC input;
前記全波整流回路の直流出力端間に直列に接続された第1及び第2のスイッチング素子と、First and second switching elements connected in series between DC output terminals of the full-wave rectifier circuit;
当該力率改善コンバータの出力端間に直列に接続された第3及び第4のスイッチング素子と、Third and fourth switching elements connected in series between output terminals of the power factor correction converter;
前記第1及び第2のスイッチング素子の節点と前記第3及び第4のスイッチング素子の節点との間に接続されたリアクトルと、A reactor connected between a node of the first and second switching elements and a node of the third and fourth switching elements;
当該力率改善コンバータの前記出力端間に接続された平滑コンデンサと、A smoothing capacitor connected between the output terminals of the power factor correction converter;
前記第1乃至第4のスイッチング素子を制御する制御回路と、A control circuit for controlling the first to fourth switching elements;
を備え、With
前記制御回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせつつ、前記第3及び第4のスイッチング素子を交互に繰り返してオンオフさせ、The control circuit alternately turns on and off the third and fourth switching elements while alternately turning on and off the first and second switching elements,
前記制御回路は、当該力率改善コンバータの出力電圧とその目標電圧との差に応じた出力を得る第1の減算器と、該第1の減算器の出力に応じた信号と前記交流入力の電圧に応じた信号とを乗算する乗算器と、該乗算器の出力に応じた信号と前記交流入力の電流に応じた信号との差に応じた出力を得る第2の減算器と、該第2の減算器の出力に応じた信号と搬送波信号とに基づいて、前記3及び第4のスイッチング素子をPWM駆動するためのPWM信号を生成するPWM信号生成部と、を有することを特徴とする力率改善コンバータ。The control circuit includes a first subtractor for obtaining an output corresponding to a difference between an output voltage of the power factor correction converter and a target voltage, a signal corresponding to the output of the first subtractor, and the AC input. A multiplier for multiplying a signal in accordance with the voltage; a second subtractor for obtaining an output in accordance with a difference between the signal in accordance with the output of the multiplier and the signal in accordance with the current of the AC input; And a PWM signal generation unit that generates a PWM signal for PWM driving the third and fourth switching elements based on a signal corresponding to the output of the subtracter 2 and a carrier wave signal. Power factor correction converter.
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