JP3825163B2 - 伝送路監視装置の擬似試験装置 - Google Patents

伝送路監視装置の擬似試験装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,ネットワークの擬似試験装置に関するものであり,特に,複数のLAN/WAN装置等が接続された大規模なネットワークにおいて実際に伝送路に接続される装置を用意することなく擬似的な装置を使用して,監視装置が正しく監視できているか等を検証することのできる擬似試験装置に関するものである。LAN/WAN装置を監視する監視装置は,システムの構成を正しく把握しているか,あるいは実際の装置に障害が発生した時にその障害情報を正しく検出できるか等を検証する必要がある。あるいは実際の装置から接続情報を吸収してシステム構成情報を作成する,もしくは各種ネットワークOSのテスト等を検証する等の必要もある。本発明は,そのような検証のために,テスト用の各種伝送路,各種テスト用端末装置および各種中継装置をネットワークにおいて物理的に設備,構成することなく擬似的に行うことにより,検証を容易に行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,LAN監視装置が正しく監視できているか等の評価を行う検証は,実際の伝送路,中継装置および端末装置を検証のために用意し,それらの実際の装置に検証データを送信し,ネットワークに接続されている装置の装置情報,端末装置等の被試験装置の情報,端末装置等の障害管理をするための障害管理情報,モデムの伝送速度等の性能管理情報,中継装置を通過もしくは廃棄したパケットデータ数等のアカウント管理情報,セキュリティ管理情報等の情報を収集するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は,検証データを実際の装置に送信して情報を吸収していたので,検証のための中継装置,端末装置等を実際に用意する必要があった。しかし,ネットワークが大規模化しているため,検証に必要なネットワークの物理的構成(装置構成等)を用意することが困難になっている。
【0004】
また,各種伝送路の帯域(モデムの通信速度等の帯域),データ伝送の遅延およびトラフィックのゆらぎ等も検証に重要であるが,そのような試験のために各種装置を用意することも不可能である。例えば,ネットワーク伝送路の品質変動に対する再送信(リトライ)機能の試験では異なる品質の伝送路で試験する必要があるが,ロスパケット発生率の一定な伝送路で試験していた。また,仮にそのような装置を用意しても,単時間で試験することをは困難である。
【0005】
本発明は,このような伝送路の試験,検証をLAN監視装置により,容易に行うことのできる試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は,伝送路を監視する監視装置から検証データを受け取り,伝送路に接続される実際の装置もしくは実際の装置を擬似的に表す擬似装置に検証データを送信する擬似試験装置であって,検証データの実際の装置に宛てられた宛先アドレスAを擬似装置のアドレスに変換し,アドレス変換する前の宛先アドレスは検証データに内包させて擬似端末装置に送信し,擬似装置からの返信データの発信元アドレスを変換前の宛先アドレスAに変換する構成をもつ。
【0007】
図1において,
1は監視装置であって,装置A(3),装置B(4)等の伝送路5に接続される装置を監視するものである。
【0008】
2は擬似試験装置であって,監視装置1の検証を行うために検証データを経路の変更,転送路のトラフィックの設定等を行うものである。
3,4は装置A,装置Bであって,伝送路5に接続されている装置である。
【0009】
5は伝送路である。
擬似試験装置2において,
11は経路変換手段であって,監視装置1から発信される検証データの宛先アドレスを擬似装置15のアドレスに変更したり,あるいはその検証データを一部廃棄する等で伝送路5の状態を仮想的に変更するものである。
【0010】
12は回線状態設定手段であって,検証データの一部を廃棄する等でトラフィックを擬似的に変化させ,伝送路5の状態(品質,性能等)を仮想的に設定するものである。
【0011】
13は経路変換テーブルであって,監視装置1の発行する検証データの宛先アドレスを実際の装置である装置A,装置Bから擬似装置に変更するか,あるいは変更しないかを表す情報を保持するものである。
【0012】
15は擬似装置であって,伝送路5に接続される実際の装置(装置A,装置B)を仮想的に表すものである。
図1の本発明の基本構成の動作を説明する。
【0013】
監視装置1において,伝送路5,装置A,装置Bについて検証データが発行され,検証データには検証データを送信する宛先の装置のアドレス(宛先アドレス)が付与されていて,擬似試験装置2に送信される。擬似試験装置2において,経路変換手段11は経路変換テーブル13を参照し,宛先アドレスの経路変更の指示があれば,該当する装置の宛先アドレスを擬似装置15のアドレスに変更し,検証データを擬似装置15に送信する。また,経路変換テーブル13に経路を変更する指示がなければ,宛先アドレスを変更しないで,検証データをその宛先アドレスの装置に送信する。
【0014】
回線状態設定手段12は,伝送路のトラフィック,もしくはトラフィックのゆらぎ,伝送の帯域(例えば,使用するモデムの単位時間当たりのデータ通信速度等)を擬似的に生成する。例えば,監視装置1から送信される検証データを破棄する。その結果,監視装置は検証データに対する応答がないことで,検証データを再度発行し,リトライをする。このような処理を所定の回数繰り返し,検証データを擬似端末装置,装置Aもしくは装置Bに送信することにより,伝送路5のトラフッィクを設定することができる。さらに,そのようなトラフィックを時間的に変化させることにより伝送路のトラフィック,トラフィックのゆらぎをもたせることができる。また,伝送路の帯域(例えば,通過する検証データを半分にすれば,実質的に通過帯域を半分にしたことに等価である)等の変更を伝送路に擬似的に設定することができる。
【0015】
検証データを受け取った伝送路に接続された実際の装置(3,4)は,検証データに指示された内容に応じたデータ(情報)を作成し,発信元アドレスとして自身の装置アドレスを付けて,経路変換手段11に送信する。また,同様に,経路を変更された検証データを受け取った,擬似装置15も同様に検証データに指示された内容に基づいて,応答するデータ(情報)を作成し,発信元アドレスとして擬似装置のアドレスをつけて経路変換手段11に送信する。そして,経路変換手段11は,擬似装置15の発信アドレスを元の実際の装置(装置Aもしくは装置B)のアドレスに変換し,監視装置1に送信する。装置Aもしくは装置Bから返信された発信元アドレスは変更しないで返信データを監視装置1に送信する。
【0016】
本発明によれば,試験のために実際の装置を物理的に用意することなく伝送路に接続される装置の検証を容易に行うことができる。また,伝送路のトラフィック等の変動も擬似的に設定して試験できるので,実際の条件に近い状態の伝送路で試験できる。そのため,信頼性の高い検証結果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図2は本発明のシステム構成の実施の形態の例である。
図2において,
2は擬似試験装置である。
【0018】
21はLAN監視装置であって,LAN伝送路B(26)に接続される中継装置,端末装置等の監視を行っているものである。
22は監視部であって,LAN伝送路B(26)に接続される中継装置,端末装置等の監視をするものである。
【0019】
23は再送信部であって,擬似試験装置2で検証データが破棄された時に再度検証データを送信するものである。
25はLAN伝送路Aであって,LAN監視装置21,擬似試験装置2および擬似端末装置51を接続するものである。
【0020】
26はLAN伝送路Bであって,中継装置,端末装置等の試験関連装置を接続するものである。
擬似試験装置2において,
31はパス変換部であって,LAN監視装置21から発行される検証データの経路を変更するものである(図1の経路変換手段に相当する)。
【0021】
32は回線状態設定部であって,LAN伝送路B(26)のトラフィック変動,帯域等を設定するものである(図1の回線状態設定手段に相当する)。
33はパス変換テーブルである。
【0022】
41はボートAであって,LAN伝送路A(25)と接続するポートである。
43はポートBであって,LAN伝送路B(26)に接続するボートである。
51は擬似端末装置であって,LAN伝送路B(26)に接続する試験関連装置(中継装置,端末装置等)およびその接続関係等を擬似するものである。
【0023】
52はコンソールであって,入力装置,表示装置を備えるものである。
61は中継装置であって,LAN伝送路B(26)および高速デジタル伝送路62を接続するものである。
【0024】
63は中継装置であって,高速伝送路62と端末装置64を接続するものである。
71は中継装置であって,LAN伝送路B(26)およびISDN伝送路72を接続するものである。
【0025】
73は中継装置であって,ISDN伝送路72と端末装置74を接続するものである。
81は中継装置であって,LAN伝送路B(26)とFDDI伝送路(光伝送路)82を接続するものである。
【0026】
83は中継装置であって,FDDI伝送路82と端末装置84を接続するものである。
図2の構成の動作は後述する。
【0027】
図3は本発明の擬似試験装置の実施の形態の例である。
図3において,
2は擬似試験装置である。
【0028】
21はLAN監視装置である。
25はLAN伝送路Aである。
26はLAN伝送路Bである。
【0029】
擬似試験装置2において,
31はパス変換部である。
32は回線状態設定部である。
【0030】
33はパス変換テーブルである(図1の経路変換テーブルに相当する)。
35は入出力処理部である。
36は制御部であって,擬似試験装置の各部を制御するものである。
【0031】
37はパケット受信部であって,パケット(検証データ)を受信するものである。
38はパケット送信部であって,パケット(検証データ)を送信するものである。
【0032】
41はAポートである。
43はBポートである。
51は擬似端末装置である。
【0033】
52はコンソールである。
53はパラメータ入力部であって,パス変換テーブル33の変換アドレス等を入力するものである。
【0034】
54は表示部であって,ディスプレイ等である。
91は実装置であって,伝送路Bに接続される中継装置,実際の端末装置(実装置)等を表すものである。
【0035】
図3の構成の動作は後述する。
図4 (a)は監視装置から出力された検証データを擬似端末装置に経路変更する前後の検証データの構成を表す。
【0036】
110はLAN監視装置で発行される検証データ(パケット)である。試験対象装置(実際の中継装置,端末装置等の実装置である)のアドレスである宛先アドレス(xxxx),発信元アドレス(LAN監視装置のアドレス(aaaa))をもつ。FCSはチェックコードである。
【0037】
111は擬似端末装置に送信する検証データ(パケット)である。検証データ110の宛先アドレス(xxxx)を擬似端末アドレス(bbbb)に置き換えたものである。また,置き換えられた宛先アドレス(xxxx)は,図示のように検証テーブルに内包して記録しておく。FCSは再計算する。
【0038】
図4 (b)は擬似端末装置から返信された検証データの発信元アドレスの変換処理の前後の構成を表す。
112は擬似端末装置から返信された検証データである。宛先アドレスとしてLAN監視装置のアドレス(aaaa)を持ち,発信元アドレスとして擬似端末装置のアドレス(bbbb)をもつ。また,擬似端末装置に送信する時に内包された元の宛先アドレス(xxxx)をもつ。
【0039】
113は擬似端末装置から返信された検証データをLAN監視装置に送信するものである。
擬似端末装置2から返信された検証データの発信元アドレスを元の宛先アドレス(xxxx)に置き換えたものである。FCSは再計算する。
【0040】
図4 (c)はパス変換テーブルの例である。
経路を擬似端末装置の側に変更する実装置の宛先アドレスと,その経路変更を行うか,あるいは行わないかを表す記号を宛先アドレス毎にもつ。図4 (c)において,○は変換を行うアドレス(変換有効)を表し,×は変換を行わないアドレス(変換無効)を表す。宛先アドレスに記録のないアドレスは変換しない。
【0041】
図5は本発明の回線状態設定手段の動作説明図であって,帯域/遅延/ゆらぎの生成の説明図である。
図5において,
1はLAN監視装置である。
【0042】
22は監視部である。
23は再送信部である。
2は擬似試験装置である。
【0043】
131は試験関連装置もしくは擬似端末装置である。
図5の構成の動作を説明する。
監視部22は検証データを擬似試験装置に送信する。擬似試験装置は検証データを破棄する。LAN監視装置1において,検証データの完了通知が来ないので,t1秒後に再送信部23は検証データを再送する。擬似試験装置2は再び検証データを破棄する。そのためt2秒後に再送信部23は検証データを再送する。再び擬似試験装置2は検証データを破棄する。その再送信部23はt3秒後に再度検証データを送信する。擬似試験装置2は受け取った検証データを試験関連装置もしくは擬似端末装置に送信する。試験関連装置もしくは擬似端末装置は検証データの受信を応答する。検証データの受信の応答は擬試験装置2を経由してLAN監視装置2に送信される。従って,この場合の検証データの遅延時間はt1+t2+t3である。
【0044】
このようにして,伝送路のトラフィックを擬似的に設定することができる。
破棄してから検証データを送信するまでの回数を時間的に変化させることにより擬似的にトラフィックのゆらぎを設定することも可能である。あるいは,例えば検証データの破棄と送信を一回ずつ行うことにより,通過検証データを半分にすることができる。そのことは,伝送路を通過する検証データの転送速度を半分にした状態と等価であるので,そのことは伝送路の通過帯域を半分にしたことに等しい。このようにして,伝送路の帯域も擬似的に設定することができる。
【0045】
図2,図3の構成の動作を説明する(必要に応じて図4,図5を参照する)。
LAN監視装置21は,各試験関連装置(ルータ等の中継装置,端末装置等)に,それぞれの情報(装置ID,接続情報,障害情報等)を獲得するため検証験データ(図4 (a)参照)を発行する。検証データは,LAN監視装置21のもつシステムの構成情報の検証,もしくはシステム構成情報の生成,あるいは試験関連装置の障害が発生した時に確実にその障害を検出することができるか等を検証するものである。
【0046】
擬似試験装置2において,検証データはAポート41を介してパケット受信部37で受信される。受信された検証データはパス変換部31に渡される。パス変換部31はパス変換テーブル33を参照し,宛先アドレスを擬似端末装置のアドレスに変更する必要があるか確かめ,宛先アドレスを変更する必要があれば,宛先を擬似端末装置のアドレスに変更する。その時,元の実装置の宛先アドレスは検証データに内包して保持する((図4 (b)参照))。次に検証データは回線状態設定部32に渡される。回線状態設定部32はトラフィックの調整の等のために破棄する必要のある検証データは破棄し,トラフィックを調整する必要のない場合およびトラフィックを調整する場合において送信する条件になったものはパケット送信部38に送る(図5参照)。検証データはパケット送信部38から宛先アドレスに従って,試験関連装置もしくは擬似端末装置51に送信される。
【0047】
試験関連装置もしくは,擬似端末装置は,検証データで指示された内容に従って,装置情報,装置の状態情報等を返信データとして作成し,擬似試験装置2に返信する。試験関連装置からの返信データはBポートを介してパケット受信部37で受信される。また,擬似端末装置51からの返信データはAポート41を介してパケット受信部37で受信される。受信された返信データはパス変換部31に渡される。
【0048】
パス変換部31において,発信元アドレスが擬似端末装置51のアドレスになっている返信データは,返信データに内包されている元の宛先アドレス(LAN監視装置21が発行した時に付与した宛先アドレス)に発信元アドレスを置き替える(図4 (b)参照)。返信データはAポート41を介してLAN監視装置21に送信される。
【0049】
LAN監視装置は,受信した返信データをもとに,システム構成図を作成する。あるいは,構成したシステム構成図の検証,障害が発生した時の情報収集の保証等の検証を行う。
【0050】
経路変換テーブルの作成,更新等のパラメータの設定は,コンソール52においてパラメータ入力部53によりデータ入力をする。そして,擬人試験装置2において入出力処理部35を介してパス変換テーブル33の作成もしくは更新等を行う。
【0051】
図6は本発明のトラフィック変動制御テーブルおよび回線設定部の構成である。
図6において,
図6 (a)は,トラフィック変動制御テーブルの例である。
【0052】
135はトラフィック変動制御テーブルであって,トラフィック制御する条件を保持するテーブルである。
136はカウンタAであって,現在のゆらぎ値を与えるものである。例えば,アドレスjjjjに対しては,現在のゆらぎが遅延値の25パーセントである
ことを示している。ゆらぎ最小値からゆらぎ最大値の範囲で例えば,時間的に段階的に増加もしくは減少させる等で一定時間毎にゆらぎを設定する(例えば,±30%変動する場合,−30%の現カウンタ値を0としこの時の遅延値を70とし,5%毎ずつ増やし,現カウンタ値60を遅延値最大値である+30%とする)。あるいは乱数等を使用してランダムにきめても良い。
【0053】
トラフィック変動制御テーブル135は,宛先アドレスに対してトラフィックの遅延値(割合もしくは破棄するパケット数(検証データ)),ゆらぎを与える場合のゆらぎ値(変動率),ゆらぎの最小値,最大値をもつ。
【0054】
図6 (b)は回線状態設定部の構成である。
図6 (b)において,
32は回線状態設定部である。
【0055】
135はトラフィック変動制御テーブルである。
136はカウンタAであって,検証データの破棄回数をカウントするものである。
【0056】
141は宛先アドレステーブルであって,実装置のアドレスを保持するものである。
142は遅延値保持部であって,遅延値を保持するものである
143はゆらぎ値保持部であって,ゆらぎの変動率を保持するものである。
【0057】
144はゆらぎ最大値保持部であって,ゆらぎの最大値を保持するものである。
145はゆらぎ最小値保持部であって,ゆらぎの最小値を保持するものである。
【0058】
151はゆらぎ幅計算部であって,遅延値とゆらぎ値に応じてゆらぎ最小値とゆらぎ最大値を計算するものである。
152は破棄回数決定部であって,遅延値およびゆらぎ最大値,ゆらぎ最小値およびゆらぎ値決定部153の結果に基づいて検証データを破棄する回数を決定するものである。
【0059】
153はゆらぎ遅延値決定部であって,ゆらぎ最大値と最小値の間にあるゆらぎの大きさを最大値と最小値の間で段階的に遅延値を決定するものである。
153’はカウンタBであって,ゆらぎの現カウンタ値を保持するものである。
【0060】
154は検証データ破棄部であって,破棄回数決定部152で指定された回数だけの検証データを破棄し,指定された回数を破棄して後に入力された検証データをパケット送信部に渡すものである。
【0061】
図6の構成の動作を説明する。
ゆらぎ幅計算部151は遅延値保持部142の保持する遅延値およびゆらぎ値保持部143の保持するゆらぎ値を入力し,ゆらぎ最大値およびゆらぎ最小値を求め,それぞれ,ゆらぎ最大値保持部144,ゆらぎ最小値保持部145に保持する。
【0062】
破棄回数決定部は,検証データの宛先アドレスを参照し,その宛先アドレスのトラフィック変動制御テーブルに記録されている遅延値,ゆらぎ値を求める。
ゆらぎ値が0であれば,遅延値に応じて破棄するパケット数を求め,検証データ破棄部154に通知する。また,ゆらぎ値が0でなければ,ゆらぎ遅延値決定部153はゆらぎ最大値,最小値の間でゆらぎ値を決定し,そのときのゆらぎの割合をカウンタB(153’)に保持する。破棄回数決定部152は決定された遅延値に基づいて破棄回数を求め,検証データ破棄部154に通知する。
【0063】
検証データ破棄部は,通知された回数だけ検証データを破棄し,その後に送信さてきた検証データをパケット送信部に渡す。
図7は本発明のシステム構成の実施の形態を示す。
【0064】
図7において,
25はLAN伝送路Aである。
26はLAN伝送路Bである。
【0065】
161はコンピュータAであって,LAN監視装置として動作するものである。
162はLAN監視プログラムである。
【0066】
163はコンピュータBであって,擬似端末装置として動作するものである。
164は擬似端末プログラムであって,擬似端末装置を作成するプログラムである。
【0067】
165はコンピュータCであって,擬似試験装置となるものである。
166はコンピュータ擬似試験プログラムであって,本発明の擬似試験を行うためのプログラムである。
【0068】
171は記憶媒体ドライバであって,記憶媒体172の記憶内容をコンピュータC(165)にロードするものである。
172は記憶媒体であって,CDROM等の光記憶媒体,磁気ディスク等の磁気記憶媒体等の記憶媒体である。
【0069】
173はパス変換プログラムである。
174は回線状態設定プログラムである。
180は試験関連装置である。
【0070】
図8は本発明の擬似試験装置の検証データ送信のフローチャートである。
図8のステップ番号に従って,図8のフローチャートを説明する。
S1 LAN監視装置から検証データを受信する。
【0071】
S2,S3,S4 パス変換テーブルを参照し,パス変換テーブルに宛先アドレスがあり,かつ有効であれば宛先アドレスを擬似端末装置のアドレスに宛先アドレスを変更する。元の宛先アドレスは検証データに記録しておく。さらに,チェックアドレスを計算しなおす。
【0072】
S2,S3,S5 パス変換テーブルを参照し,パス変換テーブルに宛先アドレスの記載がない,あるいは記載があっても,有効でなければ宛先アドレスを変更しない。
【0073】
S5 回線状態設定部の処理をする。
S6 検証データを宛先アドレスの装置に送信する。
図9は本発明の擬似試験装置の検証データの受信処理のフローチャートである。
【0074】
S1 返信データを受信する。
S2,S3 受信した検証データの発信元アドレスにより,擬似端末装置から受信したのか,あるいは実装置から受信したのか判定する。擬似端末装置から受信したのであればS4の処理を行い,実装置から受信したのであればS6の処理を行う。
【0075】
S4 擬似端末装置から受信したので,発信元アドレスを返信データに内包している元の宛先アドレスに置き換える。そして,エラーチェックコードを計算しなおす。
【0076】
S5 内包して保持している元の宛先アドレスを削除する。
S6 LAN監視装置に返信データを送信する。
図10は回線状態設定部のフローチャートである。
【0077】
S1 検証データを入力する。
S2 検証データの宛先アドレスと同じトラフィック変動制御テーブルの宛先アドレスを参照する。
【0078】
S3 宛先アドレスに対してトラフィック条件を設定するか判定する。設定するのであればS4の処理を行い,トラフィック条件を設定しないのであればS5の処理を行う。
【0079】
S4 カウント値と廃棄回数を比較し,一致していればS5で検証データを廃棄し,一致していなければS6でカウンタ値を1インクリメントする。
S5 検証データを宛先アドレスに送信する。
【0080】
S6 検証データを廃棄する。
S7 カウンタ値を1だけインクリメントする。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば,実装置を用いて検証を行う必要がないので,ネットワークの検証を容易に行うことができる。また,実装置で検証するかあるいは擬似装置で検証を行うか選択できるので,検証を柔軟に行うことができる。また,ネットワークの伝送路の帯域,遅延,トラフィックのゆらぎをネットワークの経路毎に割り当てて条件を設定できるので,伝送路の性能が影響する検証も容易に行うことができる。
【0082】
本発明によれば,検証のための実装置を用意する必要がないので,ネットワークの検証コストを大幅に引き下げることができる。
また,本発明の擬似試験装置はパソコン等を使用して行うことができるので,経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の擬似試験装置の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明のパス変換とパス変換テーブルを示す図である。
【図5】本発明の帯域/遅延/ゆらぎの生成の説明図である。
【図6】本発明のトラフィック変動制御テーブルと回線状態設定部の構成を示す図である。
【図7】本発明のシステム構成の実施の形態を示す図である。
【図8】本発明の擬似試験装置のフローチャート(送信)を示す図である。
【図9】本発明の擬似試験装置のフローチャート(受信)を示す図である。
【図10】本発明の回線状態設定部のフローチャートである。
【符号の説明】
1:監視装置
2:擬似試験装置
3:装置A
4:装置B
5:伝送路
11:経路変換手段
12:回線状態設定手段
13:経路変換テーブル
15:擬似装置

Claims (5)

  1. 伝送路を監視する監視装置から検証データを受け取り,伝送路に接続される実際の装置もしくは実際の装置を擬似的に表す擬似装置に検証データを送信する擬似試験装置であって,
    検証データの実際の装置に宛てられた宛先アドレスAを擬似装置のアドレスに変換し,アドレス変換する前の宛先アドレスは検証データに内包させて擬似端末装置に送信し,擬似装置からの返信データの発信元アドレスを変換前の宛先アドレスAに変換することを特徴とする伝送路監視装置の擬似試験装置。
  2. 返信データの発信元アドレスを変換した後に元の宛先アドレスAを返信データから削除することを特徴とする請求項1に記載の伝送路監視装置の擬似試験装置。
  3. 経路を擬似装置に変更する宛先アドレスを保持する経路変換テーブルを備え,
    該経路変換テーブルに記録されている宛先アドレスが有効な時に,該宛先アドレスを擬似装置のアドレスに変換することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の伝送路監視装置の擬似試験装置。
  4. 監視装置から発行される検証データの一部を破棄することにより伝送路の通過帯域を擬似的に変化させる回線状態設定手段を備えることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の伝送路監視装置の擬似試験装置。
  5. 監視装置から発行される検証データの一部は破棄することにより伝送路のトラフィックを擬似的に変化させる回線状態設定手段を備えることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の伝送路監視装置の擬似試験装置。
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