JP3824035B2

JP3824035B2 - Sealing material construction method

Info

Publication number: JP3824035B2
Application number: JP33353897A
Authority: JP
Inventors: 俊樹滝澤; 伸二斉藤
Original assignee: Bridgestone Corp
Current assignee: Bridgestone Corp
Priority date: 1997-11-18
Filing date: 1997-11-18
Publication date: 2006-09-20
Anticipated expiration: 2017-11-18
Also published as: JPH11147070A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築構造物プレファブリケーション化等により、建築に供される外壁や窓部等を工場で事前に組み立てる際に行うシーリング材の施工方法であって、外壁や窓部等の構成部材の組み立ての際に、構成部材の接合部に水密性、気密性を付与することを目的として事前に行うシーリング材の施工（工場シーリング）を効率的かつ高接着性を持って行うことを可能にするシーリング材の施工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
建築構造物の事前工場組み立てとしては、例えば外壁パネルや窓まわり（サッシ）、ドアまわりの組み立てが主として行われている。これらの部材には耐久性、耐候性が要求されるため、近年樹脂塗装が施されるようになってきており、特にフッ素樹脂塗料やアクリル系、シリコーン系塗料等が使用されるが、工場でシーリング材を確実に施工することは大変難しい。
【０００３】
また、これら事前工場組み立てされた建築部材は、現場でもシーリング施工されるため、事前施工の工場シーリング材と現場で後から施工されるシーリング材とのシーリング材同士の接着（打ち継ぎ性）も重要であり、工場シーリング材の選択も重要となっており、現在、外壁パネルやサッシの工場事前組み立て用として使用されるシーリング材は、そのほとんどがポリサルファイド系シーリング材である。
【０００４】
しかしながら、このポリサルファイド系シーリング材は、現場で施工されるシーリング材との接着性には優れるものの、樹脂塗装面に対する接着性、接着耐久性が低く、その施工の際に、樹脂塗装面に対してサンディング（目荒し）や、プライマー処理等を施す必要があり、手間がかかるものである。
【０００５】
一方、ポリサルファイド系シーリング材をプライマーを使用せずに接着させる方法としては、シランカップリング剤やエポキシ樹脂等をシーリング材に添加する方法が知られており、アルマイトやガラス等には広く使用されているが、樹脂塗装面に対しては接着が不十分であり実用上無理である。
【０００６】
そこで、本発明者らは、シーリング材をプライマーを使用せずに樹脂塗装面に確実に接着させる方法として、樹脂塗装面に対して予め放電処理を施して接着性を改良させることを見出したが、現在使用されているポリサルファイド系シーリング材に対しては、樹脂塗装面との接着性が不十分であった。
【０００７】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、事前工場組み立てに採用し得、打ち継ぎ性がよく、かつ樹脂塗装面に対してプライマーを使用せずに接着でき、作業の効率化と接着信頼性の改良されたシーリング材の施工方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者らは、上記シーリング材の接着性の問題の解決を図るべく、鋭意検討を行った結果、
（１）被施工体の被施工面に対し、放電処理を施すこと、
（２）一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を配合してなるシーリング材を施工すること
により、建築パネル及びサッシ等に対する工場シーリング施工において、プライマーを使用せずにシーリング材を良好な接着性をもって打設できることを見出し、本発明を完成させたものである。
【０００９】
従って、本発明は、下記シーリング材の施工方法を提供する。
請求項１：
被施工体の被施工面に対し、放電処理として、電極間でコロナ放電又はアーク放電を生じさせ、空気のガス流を吹き付けて、下流側に吹き出した放電に被施工体を当てる放電処理を施した後、一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するシーリング材を直接施工することを特徴とするシーリング材の施工方法。
請求項２：
被施工体の被施工面に対し、放電処理として、プラズマ放電をガス流により吹き出させるプラズマトーチ処理を施した後、一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するシーリング材を直接施工することを特徴とするシーリング材の施工方法。
請求項３：
被施工面がフッ素樹脂を含む樹脂塗装面である請求項１又は２記載のシーリング材の施工方法。
請求項４：
一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するシーリング材に、更にシランカップリング剤を配合してなる請求項１乃至３のいずれか１項に記載のシーリング材の施工方法。
請求項５：
前記シーリング材を被施工面に施工した後、後打ちシーリング材が更に打ち継がれる請求項１乃至４のいずれか１項に記載のシーリング材の施工方法。
【００１０】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明のシーリング材の施工方法は、被施工体の被施工面に対して、所定の放電処理を施した後、一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するシーリング材を直接施工するものである。
【００１１】
ここで、被施工体の被施工面は公知の方法に従って樹脂塗装された樹脂塗装面であることが好ましく、塗装に使用される樹脂塗料としては、例えば、フッ素樹脂塗料や、アクリルシリコーン樹脂塗料、アクリル樹脂塗料、アクリルウレタン樹脂塗料、セラミック系塗料などを挙げることができる。
【００１２】
本発明の放電処理としては、コロナ放電又はアーク放電をガス流により吹き出させる処理、及びプラズマトーチ処理であり、これらのいずれの放電処理を施しても本発明の優れた作用効果を発揮させることができるものである。
【００１３】
ここで、コロナ処理としては、高周波の高電圧により電極と対面電極に放電を生じさせ、その放電空間に被施工体を通過させることにより放電処理を行う方法を採用し得る。または、被施工体が金属パネルである場合には、被施工体自体を対面電極として、電極と被施工面／金属パネルの間で放電を生じさせることにより被施工面を改質させることができる。この場合、放電条件は、通常、出力は１０〜１０００Ｗ、処理時間は０．１〜３０ｓｅｃ程度である。
【００１４】
プラズマ処理は、プラズマ中のイオン、電子、ラジカル、光、原子、分子などを利用して被施工体の表面改質を行うものであり、所定の圧力（低圧又は大気圧）のガスに対し、直流又は交流電界により放電を発生せしめ、その放電中又は放電よりガス流の下流に被施工体を設置して放電処理を行う方法を採用し得るものである。この場合、放電条件は、通常、圧力は０．００１〜１０００Ｔｏｒｒ、プラズマ励起電界周波数は、直流、５０Ｈｚ等の低周波交流、１〜１００ｋＨｚ程度の交流、１３．５６ＭＨｚ等のラジオ波、２．４５ＧＨｚ等のマイクロ波等が利用できる。気体としてはアルゴン（Ａｒ）ガス、酸素ガス、空気、窒素、ヘリウム、ＣＦ₄等が用いられる。
【００１５】
コロナ放電又はアーク放電をガス流により吹き出させる処理としては、電極間でコロナ放電又はアーク放電を生じさせ、空気等のガス流を吹き付けて、下流側に吹き出した放電に被施工体を当てて放電処理する方法が採用される。この場合、放電条件は、通常、放電吹出口と被施工面とを１〜１００ｍｍ離間し、処理時間は１〜３０ｓｅｃ程度であることが好ましい。
【００１６】
プラズマトーチ処理としては、大気圧等でプラズマ放電を生じさせ、ガスを吹き付け、下流側に吹き出した放電に被施工体を当てて放電処理を行う方法が採用できる。この場合、放電条件は、通常、ガスとしてはヘリウム（Ｈｅ）ガス、アルゴン（Ａｒ）ガス等を用い、圧力は５００〜２０００Ｔｏｒｒ、周波数は５０Ｈｚ〜１００ＭＨｚ、処理時間は１〜３０ｓｅｃ程度である。
【００１７】
本発明のシーリング材の施工方法は、被施工体の被施工面に対して上記放電処理を施した後、一分子中にイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するシーリング材を直接施工するもので、特に一分子中に２個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート化合物を含有するポリウレタン系シーリング材を好適に使用することができる。上記シーリング材には、シランカップリング剤を配合することができ、例えば、（γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等の）シランカップリング剤などを配合することができる。シーリング材の市販品としては、例えば、ペタムＰＵ１０００，同２０００（（株）ブリヂストン製、イソシアネート架橋型ポリウレタン系シーリング材）、ＬＰ２８２系ポリサルファイド系シーリング材（東レチオコール（株）製、イソシアネート架橋型ポリサルファイド系シーリング材）などを挙げることができるが、これらシーリング材にシランカップリング剤を配合する場合には、シーリング材１００重量部に対して、通常０．１〜１０重量部、特に０．５〜５重量部であることが好ましい。
【００１８】
【発明の効果】
本発明のシーリング材の施工方法は、被施工体の被施工面に対し、現場シーリング材との接着性に優れたシーリング材を作業効率よく強固に接着することができる。
【００１９】
【実施例】
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【００２０】
〔実施例、比較例〕
樹脂塗装パネルとして、５０ｍｍ×５０ｍｍ×２ｍｍのフッ素樹脂高温焼付塗装パネルを用い、各パネルにヘキサン脱脂を行った後、下記の条件（Ａ）〜（Ｅ）にてそれぞれ処理を施した。なお、（Ｅ）は放電処理を施さない比較例とした。
（Ａ）コロナ処理（出力：３００Ｗ、処理時間：５ｓｅｃ、ＴＡＮＴＥＣ社製ＨＶ０５−２）
（Ｂ）プラズマ処理（圧力：１Ｔｏｒｒ、使用気体：アルゴン（Ａｒ）ガス、出力：１００Ｗ、処理時間：３０ｓｅｃ、ヤマト科学社製灰化装置ＰＣ１０１Ａ）
（Ｃ）吹き出しコロナ処理（４０ｍｍの距離、処理時間：４ｓｅｃ、アールブランド社製プラズマトリーター）
（Ｄ）プラズマトーチ処理（圧力：７６０Ｔｏｒｒ、使用気体：Ｈｅガス、周波数：１３．５６ＭＨｚ、出力：１００Ｗ、処理時間：５ｓｅｃ）
（Ｅ）未処理
次いで、上記パネルに対し、プライマーを使用せずに表１に記載の先打ちシーリング材を用いて、ＪＩＳ−Ａ１４３９に準じたＨ型接着試験体を作成した。
【００２１】
得られたサンプルパネルを２０℃にて２８日間養生させた後、ＪＩＳ−Ａ５７５８、Ａ１４３９に準じて引張試験を実施した。結果を表１に示す。
【００２２】
【表１】

１）（株）ブリヂストン製、イソシアネート化合物不含ポリサルファイド系シーリング材２）（株）ブリヂストン製、２液型ポリウレタン系シーリング材（基剤＝ウレタンプレポリマーＴＤＩ系ＮＣＯ＝２．３％）
３）東レチオコール（株）製、イソシアネート架橋型ＬＰ２８２系ポリサルファイド系シーリング材（硬化剤＝ウレタンプレポリマーＮＣＯ＝４．１％）
＊ γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
【００２３】
表１の結果より、本発明のシーリング材にかかる一分子中にイソシアネート基を有するポリウレタン系シーリング材及びイソシアネート架橋型ＬＰ２８２系ポリサルファイド系シーリング材は、プライマーを介さなくても樹脂塗装面と強固に接着することを確認できた。そして、これらシーリング材に対しては、エポキシシラン等のシランカップリング剤を配合することが、接着力をより強固にするために有効であることが認められた。
【００２４】
これに対して、一分子中にイソシアネート基を有さない一般的なポリサルファイド系シーリング材は、プライマーを使用せずに直接打設した場合、樹脂塗膜面との接着性が悪く、また、このシーリング材にエポキシシランを配合しても接着性の飛躍的な向上を図ることができなかった。
【００２５】
また、パネルに放電処理を施していない場合は、シーリング材の種類に拘らず、いずれの場合も接着性が劣ることが確認された。
打ち継ぎ性の検討
次に、本発明の施工方法にて打設した先打ちシーリング材と、後打ちシーリング材との打ち継ぎ性を下記方法で調べた。
【００２６】
アルマイト（５０ｍｍ×５０ｍｍ×３ｍｍ）のサンプルパネルに、プライマー（ペタムプライマーＮｏ．３、（株）ブリヂストン製）を塗布した後に表２に示す先打ちシーリング材を３ｍｍの厚さになるように打設し、室温にて１ヶ月養生した。
【００２７】
次に、上記先打ちシーリング材層上に、プライマー（ペタムプライマーＮｏ．３、（株）ブリヂストン製）を塗布し、更に表２に示される後打ちシーリング材を打設した後、１ヶ月養生させ、表１と同様にして引張試験に供し、打ち継ぎ性を調べた。結果を表２に示す。
【００２８】
【表２】

４）（株）ブリヂストン製、２成分型変成シリコーン系シーリング材
＊表１の測定法に基づくフッ素樹脂パネルに対する先打ちシーリング材の接着力に対す
る総合評価：○良好、×悪い
【００２９】
表２の結果より、本発明の施工方法にて先打ちしたシーリング材は、ポリサルファイド系、ポリウレタン系のいずれの場合であっても、後打ちシーリング材との接着力が強固で打ち継ぎ性に優れるものであった。
【００３０】
これに対し、先打ちシーリング材が変成シリコーン系シーリング材では、先打ちシーリング材と後打ちシーリング材との接着力が弱く、打ち継ぎ性に満足の行かないものであった。
【００３１】
即ち、後打ちが予想される工場シーリングの場合、打継ぎ性の悪い変成シリコーン系シーリング材の使用は不適当であり、工場シーリング材としてはポリサルファイド系シーリング材が好適であることが認められる。
【００３２】
しかしながら、一分子中にイソシアネート基を有さないポリサルファイド系シーリング材を使用しても、表１の結果より、放電処理された樹脂塗装パネルに対してプライマーを使用せずに直接施工した場合の接着力が不良なために、プライマーを使用せずに樹脂塗装面に接着性、打継ぎ性に優れたシーリング材を施工するといった本発明の目的とする効果は得られないことが認められる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a construction method of a sealing material that is performed when pre-assembling an outer wall, a window, or the like to be used for construction in a factory by building structure prefabrication, etc. Enables efficient and highly adhesive sealing material construction (factory sealing) performed in advance for the purpose of providing watertightness and airtightness to the joints of components during assembly The present invention relates to a sealing material construction method.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
As pre-factory assembly of building structures, for example, assembly of outer wall panels, windows (sashes), and doors is mainly performed. Since these members are required to have durability and weather resistance, resin coating has been applied in recent years, and in particular, fluororesin paints, acrylic and silicone paints are used. It is very difficult to reliably install the sealing material.
[0003]
In addition, since these pre-assembled building parts are sealed on site, it is also important to bond (seamability) between the sealing material between the factory sealing material pre-installed and the sealing material to be installed later on site. Therefore, the selection of factory sealing materials is also important. Currently, most of the sealing materials used for factory pre-assembly of outer wall panels and sashes are polysulfide type sealing materials.
[0004]
However, although this polysulfide-based sealing material is excellent in adhesiveness with the sealing material applied on site, it has low adhesion and durability to the resin coating surface. Sanding (roughening), primer treatment, etc. need to be applied, which is troublesome.
[0005]
On the other hand, as a method of adhering a polysulfide-based sealing material without using a primer, a method of adding a silane coupling agent or an epoxy resin to the sealing material is known, and it is widely used for anodized or glass. However, adhesion to the resin coated surface is insufficient and practically impossible.
[0006]
Therefore, the present inventors have found that as a method of reliably bonding the sealing material to the resin-coated surface without using a primer, the resin-coated surface is previously subjected to discharge treatment to improve the adhesion. The polysulfide-based sealing material currently used has insufficient adhesion to the resin-coated surface.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can be adopted in advance factory assembly, has good jointability, and can be bonded to a resin-coated surface without using a primer, improving work efficiency and bonding reliability. It aims at providing the construction method of the sealing material with improved property.
[0008]
Means for Solving the Problem and Embodiment of the Invention
As a result of intensive investigations aimed at solving the adhesive problem of the sealing material,
(1) Apply discharge treatment to the work surface of the work body;
(2) Good adhesion of the sealing material without using a primer in the factory sealing construction for building panels and sashes, etc., by applying a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule The present invention has been completed by finding that it can be placed with good performance.
[0009]
Accordingly, the present invention provides the following sealing material construction method.
Claim 1:
As a discharge treatment, a discharge treatment is performed on the work surface of the work piece by causing corona discharge or arc discharge between the electrodes, blowing a gas flow of air, and applying the work piece to the discharge blown downstream. After that, a sealing material construction method characterized by directly constructing a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule.
Claim 2 :
After applying plasma torch treatment that blows out plasma discharge by gas flow as a discharge treatment on the work surface of the work body, a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule is directly applied. A sealing material construction method characterized by that.
Claim 3 :
The construction method for a sealing material according to claim 1 or 2, wherein the construction surface is a resin coating surface containing a fluororesin.
Claim 4 :
The construction method of the sealing material of any one of Claims 1 thru | or 3 which mix | blends a silane coupling agent with the sealing material containing the polyisocyanate compound which has an isocyanate group in 1 molecule.
Claim 5 :
The construction method of the sealing material according to any one of claims 1 to 4 , wherein after the sealing material is applied to a work surface, the post-sealing sealing material is further handed over.
[0010]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail. The sealing material construction method of the present invention is a polyisocyanate having an isocyanate group in one molecule after subjecting a construction surface of a construction body to a predetermined discharge treatment. A sealing material containing a compound is directly applied.
[0011]
Here, the work surface of the work body is preferably a resin-coated surface that is resin-coated in accordance with a known method. Examples of the resin paint used for painting include a fluororesin paint, an acrylic silicone resin paint, Acrylic resin paint, acrylic urethane resin paint, ceramic paint and the like can be mentioned.
[0012]
As the discharge process of the present invention, corona discharge or the arc discharge processing for blown by the gas stream, and a plasma torch treatment, is to exhibit excellent effects of the present invention be subjected to any of these discharge treatment It is something that can be done.
[0013]
Here, as the corona treatment, it is possible to adopt a method in which a discharge is generated in the electrode and the facing electrode by a high-frequency high voltage, and the work is passed through the discharge space. Alternatively, when the work body is a metal panel, the work surface can be modified by causing discharge between the electrode and the work surface / metal panel using the work body itself as a facing electrode. . In this case, the discharge conditions are usually about 10 to 1000 W for output and about 0.1 to 30 sec for processing time.
[0014]
Plasma treatment is to modify the surface of a workpiece using ions, electrons, radicals, light, atoms, molecules, etc. in the plasma. For a gas at a predetermined pressure (low pressure or atmospheric pressure) It is possible to adopt a method in which a discharge is generated by a direct current or an alternating electric field, and a workpiece is placed during the discharge or downstream of the gas flow from the discharge to perform a discharge treatment. In this case, the discharge conditions are usually a pressure of 0.001 to 1000 Torr, a plasma excitation electric field frequency of direct current, low frequency alternating current such as 50 Hz, alternating current of about 1 to 100 kHz, radio wave such as 13.56 MHz, 2.45 GHz. A microwave such as can be used. As the gas, argon (Ar) gas, oxygen gas, air, nitrogen, helium, CF ₄ or the like is used.
[0015]
As a process for blowing corona discharge or arc discharge by gas flow, a corona discharge or arc discharge is generated between electrodes, a gas flow such as air is blown, and the work is applied to the discharge blown downstream to discharge. A processing method is adopted. In this case, it is usually preferable that the discharge condition is that the discharge outlet and the work surface are separated from each other by 1 to 100 mm, and the treatment time is about 1 to 30 seconds.
[0016]
As the plasma torch treatment, a method in which plasma discharge is generated at atmospheric pressure or the like, gas is blown, and the discharge treatment is performed by applying the work to the discharge blown downstream is adopted. In this case, the discharge conditions are usually helium (He) gas, argon (Ar) gas, etc. as the gas, the pressure is 500 to 2000 Torr, the frequency is 50 Hz to 100 MHz, and the processing time is about 1 to 30 sec.
[0017]
The sealing material construction method of the present invention is a method for directly constructing a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule after performing the above discharge treatment on the construction surface of the workpiece. In particular, a polyurethane-based sealing material containing a polyisocyanate compound having two or more isocyanate groups in one molecule can be suitably used. A silane coupling agent can be blended in the sealing material. For example, (γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltriethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, γ-methacryloxypropyl Silane coupling agents such as trimethoxysilane, γ-methacryloxypropyltriethoxysilane, γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ-aminopropyltrimethoxysilane, γ-aminopropyltriethoxysilane, etc. can be blended. . Commercially available sealing materials include, for example, Petam PU1000, 2000 (manufactured by Bridgestone Corporation, isocyanate-crosslinked polyurethane-based sealing material), LP282-based polysulfide-based sealing material (manufactured by Toraythiol Co., Ltd., isocyanate-crosslinked polysulfide-based). In the case where a silane coupling agent is blended with these sealing materials, it is usually 0.1 to 10 parts by weight, particularly 0.5 to 5 parts per 100 parts by weight of the sealing material. It is preferable that it is a weight part.
[0018]
【The invention's effect】
The construction method of the sealing material of the present invention can firmly adhere a sealing material excellent in adhesiveness with an on-site sealing material to the construction surface of the work body with high work efficiency.
[0019]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are shown and this invention is demonstrated concretely, this invention is not restrict | limited to the following Example.
[0020]
Examples and comparative examples
As a resin coating panel, a fluororesin high-temperature baking coating panel of 50 mm × 50 mm × 2 mm was used, and each panel was subjected to treatment under the following conditions (A) to (E) after hexane degreasing. Note that (E) is a comparative example in which no discharge treatment is performed.
(A) Corona treatment (output: 300 W, treatment time: 5 sec, HV05-2 manufactured by TANTEC)
(B) Plasma treatment (pressure: 1 Torr, gas used: argon (Ar) gas, output: 100 W, treatment time: 30 sec, ashing apparatus PC101A manufactured by Yamato Scientific Co., Ltd.)
(C) Balloon corona treatment (40 mm distance, treatment time: 4 sec, R-brand plasma treater)
(D) Plasma torch treatment (pressure: 760 Torr, gas used: He gas, frequency: 13.56 MHz, output: 100 W, treatment time: 5 sec)
(E) Untreated Next, an H-type adhesion test body according to JIS-A1439 was prepared using the pre-sealed sealant described in Table 1 without using a primer for the panel.
[0021]
After the obtained sample panel was cured at 20 ° C. for 28 days, a tensile test was performed according to JIS-A5758 and A1439. The results are shown in Table 1.
[0022]
[Table 1]

1) Polysulfide sealant without isocyanate compound manufactured by Bridgestone Corporation 2) Two-component polyurethane sealant manufactured by Bridgestone Corporation (base = urethane prepolymer TDI NCO = 2.3%)
3) Made by Toray Rethiokol Co., Ltd., isocyanate cross-linked LP282 polysulfide sealant (curing agent = urethane prepolymer NCO = 4.1%)
* Γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane [0023]
From the results in Table 1, the polyurethane-based sealing material having an isocyanate group in one molecule and the isocyanate-crosslinked LP282-based polysulfide-based sealing material according to the present invention are firmly bonded to the resin-coated surface without using a primer. I was able to confirm. And it was recognized that it is effective to mix | blend silane coupling agents, such as an epoxy silane, with these sealing materials, in order to make adhesive force stronger.
[0024]
On the other hand, when a general polysulfide-based sealing material having no isocyanate group in one molecule is directly placed without using a primer, the adhesiveness with the resin coating surface is poor. Even if epoxysilane was added to the sealing material, it was not possible to dramatically improve the adhesion.
[0025]
In addition, when the panel was not subjected to discharge treatment, it was confirmed that the adhesiveness was inferior in any case regardless of the type of the sealing material.
Examination of jointability Next, the jointability between the pre-sealed sealing material cast by the construction method of the present invention and the post-sealing sealant was examined by the following method.
[0026]
A primer (Petum Primer No. 3, manufactured by Bridgestone Corporation) is applied to a sample panel of anodized (50 mm x 50 mm x 3 mm), and then the pre-sealable sealing material shown in Table 2 is applied to a thickness of 3 mm. And cured at room temperature for 1 month.
[0027]
Next, a primer (Petam Primer No. 3, manufactured by Bridgestone Corporation) was applied on the above-mentioned pre-sealed sealant layer, and a post-seal sealant shown in Table 2 was further placed, followed by curing for 1 month. And subjected to a tensile test in the same manner as in Table 1 to examine the splicing property. The results are shown in Table 2.
[0028]
[Table 2]

4) Two-component modified silicone sealant manufactured by Bridgestone Corporation * Comprehensive evaluation of the adhesive strength of the pre-sealed sealant to the fluororesin panel based on the measurement method shown in Table 1: ○ Good, × Poor [0029]
From the results shown in Table 2, the sealing material pre-struck by the construction method of the present invention has a strong adhesive force with the post-seal sealing material and excellent jointability, regardless of whether it is a polysulfide type or polyurethane type. It was a thing.
[0030]
On the other hand, when the leading sealant is a modified silicone sealant, the adhesive strength between the leading sealant and the post-sealing sealant is weak, and the jointability is not satisfactory.
[0031]
In other words, in the case of factory sealing where post-bonding is expected, it is recognized that the use of a modified silicone sealing material having poor seamability is inappropriate, and a polysulfide sealing material is suitable as the factory sealing material.
[0032]
However, even when a polysulfide-based sealing material that does not have an isocyanate group in one molecule is used, from the results shown in Table 1, the adhesion when applied directly to a resin-treated panel subjected to discharge treatment without using a primer. Since the force is poor, it is recognized that the intended effect of the present invention, such as applying a sealing material having excellent adhesion and jointability to the resin-coated surface without using a primer, cannot be obtained.

Claims

As a discharge treatment, a discharge treatment is performed on the work surface of the work piece by causing corona discharge or arc discharge between the electrodes, blowing a gas flow of air, and applying the work piece to the discharge blown downstream. After that, a sealing material construction method characterized by directly constructing a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule.

After the plasma torch treatment is performed on the work surface of the work body as a discharge treatment to blow out plasma discharge by gas flow, a sealing material containing a polyisocyanate compound having an isocyanate group in one molecule is directly applied. A sealing material construction method characterized by that.

The construction method for a sealing material according to claim 1 or 2, wherein the construction surface is a resin coating surface containing a fluororesin.

The construction method of the sealing material of any one of Claims 1 thru | or 3 which mix | blends a silane coupling agent with the sealing material containing the polyisocyanate compound which has an isocyanate group in 1 molecule.

The construction method of the sealing material according to any one of claims 1 to 4 , wherein after the sealing material is applied to a work surface, the post-sealing sealing material is further handed over.