JP3822112B2

JP3822112B2 - Winding method of dry spinning fiber

Info

Publication number: JP3822112B2
Application number: JP2002042216A
Authority: JP
Inventors: 貴史大久保; 浩敏溝田; 泰弘大上; 睦生山崎; 正志増山
Original assignee: Mitsubishi Chemical Corp; Mitsubishi Rayon Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Chemical Corp; Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date: 2002-02-19
Filing date: 2002-02-19
Publication date: 2006-09-13
Anticipated expiration: 2022-02-19
Also published as: JP2003246552A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、巻き崩れのない乾式紡糸繊維の巻き取り方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
リング巻き取り機にて乾式紡糸繊維を巻き取った場合、パッケージ内の応力分布と、繊維自体の内部歪みの緩和による巻き取り糸パッケージの巻き崩れの発生が問題となり、種々の巻き取り条件の検討が行われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、リング巻き取り機にて乾式紡糸繊維を巻き取った際に、巻き取り糸パッケージの巻き崩れを防止する巻き取り方法を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、リング巻き取り機にて乾式紡糸繊維を（１）、（２）を同時に満足する条件で巻き取る巻き取り方法にある。
【０００５】
（１）１．３≦Ｔ２／Ｔ１≦２．４
（２）１．００≦Ｔ３／Ｔ２≦１．６５
（ここで、
Ｔ１＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×ｒ０））^２
Ｔ２＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×（ｒ０＋０．２５×ｒ）））^２
Ｔ３＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×（ｒ０＋ｒ）））^２
Ｖｂ：糸巻取り速度（ｃｍ／ｓｅｃ）、Ｖｓ：スピンドル回転数（ｒｐｓ）、ｍｔ：トラベラ重量（ｇ／個）、ｒ０：巻き取り管の半径（ｃｍ）、ｒ：最終糸巻半径（ｃｍ）、ａ：リングの半径（ｃｍ）とする。）
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について具体的に説明する。
【０００７】
リング巻き取り機にて乾式紡糸繊維を巻き取る場合、巻き取り糸パッケージの巻き崩れは、パッケージ内層、中層、外層の応力分布と、繊維自体の内部歪みの緩和に影響を受ける。
【０００８】
本発明では、乾式紡糸繊維を巻き取る際の巻き取り張力を制御することにより、パッケージ内の応力分布を調整し、巻き取った繊維自体の内部歪みを抑え、巻き崩れを防止するものである。
【０００９】
すなわち本発明では、以下の（１）、（２）を同時に満足する条件で巻き取ることが必要である。
【００１０】
（１）１．３≦Ｔ２／Ｔ１≦２．４
（２）１．００≦Ｔ３／Ｔ２≦１．６５
（ここで、
Ｔ１＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×ｒ０））^２
Ｔ２＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×（ｒ０＋０．２５×ｒ）））^２
Ｔ３＝ｍｔ×ａ×（Ｖｓ−Ｖｂ／（２π×（ｒ０＋ｒ）））^２
Ｖｂ：糸巻取り速度（ｃｍ／ｓｅｃ）、Ｖｓ：スピンドル回転数（ｒｐｓ）、ｍｔ：トラベラ重量（ｇ／個）、ｒ０：巻き取り管の半径（ｃｍ）、ｒ：最終糸巻半径（ｃｍ）、ａ：リングの半径（ｃｍ）とする。）
Ｔ１は内層（巻き取り管表面）、Ｔ２は中層（最終巻き取り半径の１／４の部分）、Ｔ３は最外層の巻き取り張力と相関のある値である。Ｔ２／Ｔ１が２．４を越える場合は、中層から内層にかかる張力が大きすぎるため、巻き崩れの発生が生じる。一方、Ｔ２／Ｔ１が１．３未満の場合は、巻き取り管の半径方向に締め付ける応力が小さすぎるため、巻崩れが生じる。なお、巻き崩れに対する安定性向上の点で１．５＜Ｔ２／Ｔ１＜２．２がより好ましい。
【００１１】
Ｔ３／Ｔ２が１．６５を越える場合は、外層の糸にかかる張力が大きすぎるため、巻き崩れの発生が生じる。一方、Ｔ３／Ｔ２が１．００未満の場合は、巻き取り管半径方向に締め付ける応力が小さすぎるため、巻崩れが生じる。なお、
巻き崩れに対する安定性向上の点で１．２５＜Ｔ３／Ｔ２＜１．６１がより好ましい。
【００１２】
また本発明では、１５０≦ｍｔ×（Ｖｓ−５×Ｖｂ／１００）×６０≦２５０であることが好ましい。ｍｔ×（Ｖｓ−５×Ｖｂ／１００）×６０が２５０を越える場合は、すべての層の糸にかかる張力が大きすぎ、糸層が巻き取り管の半径方向に締め付ける応力が大きすぎるため、内層にゆるみを生じ巻き崩れが発生しやすくなる。一方、ｍｔ×（Ｖｓ−５×Ｖｂ／１００）×６０が１５０未満の場合は、糸層が巻き取り管の半径方向に締め付ける応力が小さすぎるため、巻崩れが生じやすくなる。該条件を満たすことにより、巻量の増加、糸の高速巻取りを図ることが可能となる。また、巻き崩れに対する安定性向上の点から１６０＜ｍｔ×（Ｖｓ−５×Ｖｂ／１００）×６０＜２２０がより好ましい。
【００１３】
さらに本発明では、乾式紡糸により得られた糸条を巻き取る際に、巻き取り開始から巻き取り終了までの間の、繊維中の残存溶剤の揮発が大きい条件で巻き取る場合により有効である。
【００１４】
なお本発明の乾式紡糸繊維としては、セルロースアセテート繊維、ポリアクリロ二トリル繊維、及びその共重合体からなる繊維等があげられる。溶剤は、セルロースアセテート繊維の場合、アセトン、塩化メチレン等が好ましく、ポリアクリロ二トリル繊維の場合は、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等が好ましい。
【００１５】
紡糸原液は通常の乾式紡糸と同様のものが使用でき、紡糸原液中の固形分は高い方が糸条に含まれる残存溶剤率を低下する上で好ましい。固形分を高くすると紡糸原液の粘度が上昇するため、可塑剤を添加することが好ましい。
【００１６】
【実施例】
以下、実施例をあげて本発明を説明する。
【００１７】
なお、半径３．１３ｃｍの巻き取り管に、最終糸巻半径７．６ｃｍ、リング半径１１．０５ｃｍの捲き取り部で糸条を巻取った。また各特性値の測定は、以下の方法に従った。
【００１８】
（巻き崩れ）
半径３．１３ｃｍの巻き取り管に、最終糸巻半径７．６ｃｍで糸条を巻取り、巻き取り糸パッケージを７５cmの高さより落下させ、巻き崩れ（断層の発生を目視にて確認）が生じるまでの回数を測定した。最大20回、この作業を繰り返した。
【００１９】
（巻き取り糸条の残存溶剤率）
巻き取り管に巻かれた糸条を、巻き取り管表面から３ｃｍ以内の層、巻き取り糸条の最外層から３ｃｍの層、両者のを中間の層、それぞれの層を２ｃｍ四方の立方体形状に切り抜き、さらに２当分する。２当分した片方の重量を測定し、直ちに１０５℃±５℃にて２時間乾燥させ、取り出した時の重量を測定した。
【００２０】
元の重量から乾燥後の重量を差し引いたものを全揮発分重量とした。２当分したもう1方よりカールフィッシャー法を用いて水分含有量を測定した。「全揮発分重量―水分含有量」を各層の残存溶剤率とし、各層の残存溶剤率の平均を巻き取り糸条の残存溶剤率とした。
【００２１】
（実施例１）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９３：７）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度３３３ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、５００ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は５０ｒｐｓ、トラベラの重量は０．１３ｇ／個とした。
【００２２】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２０回でも巻き崩れを起こさなかった。
【００２３】
（実施例２）
酢化度５６．０％のジセテートフレークを、アセトンに固形分濃度２８．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度５５５ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、８３３ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は１００ｒｐｓ、トラベラの重量は０.０５８３ｇ／個とした。
【００２４】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２０回でも巻き崩れを起こさなかった。
【００２５】
（実施例３）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９１：９）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度６６６ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、１０００ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、スピンドル周囲を箱状に囲ったリング式巻き取り機で巻き取った。
【００２６】
スピンドル回転数は１００ｒｐｓ、トラベラの重量は０.０８７５ｇ／個とした。
【００２７】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２０回でも巻き崩れを起こさなかった。
【００２８】
（実施例４）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９１：９）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度４４４ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、６６７ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は６７ｒｐｓ、トラベラの重量は０.０７１３ｇ／個とした。
【００２９】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは１５回で巻き崩れが発生した。
【００３０】
（比較例１）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９３：７）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度７７７ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、１１６７ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は１００ｒｐｓ、トラベラの重量は０．０７１３g/個とした。
【００３１】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２回で巻き崩れが発生した。
【００３２】
（比較例２）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９３：７）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度４１６ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、６２５ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は５０ｒｐｓ、トラベラの重量は０．１８５ｇ／個とした。
【００３３】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２回で巻き崩れが発生した。
【００３４】
（比較例３）
酢化度６１．３％のトリアセテートフレークを、塩化メチレンとメタノールとの混合溶液（混合比率９３：７）に固形分濃度２１．８％で溶解し、紡糸ノズルより吐出速度２２２ｍ／ｍｉｎで紡糸筒内に吐出し、３００ｃｍ／ｓｅｃの速度で引き取り、１０８ｄｔｅｘ／２０ｆのアセテートマルチフィラメント糸を、リング式巻き取り機で巻き取った。スピンドル回転数は６７ｒｐｓ、トラベラの重量は０．０７１３ｇ／個とした。
【００３５】
評価結果を表１に示す。得られた巻き取り糸パッケージは２回で巻き崩れが発生した。
【００３６】
【表１】

【００３７】
【発明の効果】
本発明によれば、リング巻き取り機にて乾式紡糸繊維を巻き取った際に、巻き取り糸パッケージの巻き崩れを防止することが可能となる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for winding a dry-spun fiber that does not collapse.
[0002]
[Prior art]
When a dry-spun fiber is wound with a ring winder, the distribution of stress in the package and the occurrence of collapse of the wound yarn package due to relaxation of the internal strain of the fiber itself becomes a problem. Has been done.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides a winding method for preventing a winding yarn package from collapsing when a dry-spun fiber is wound by a ring winder.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention resides in a winding method in which a dry-spun fiber is wound by a ring winder under conditions satisfying (1) and (2) at the same time.
[0005]
(1) 1.3 ≦ T2 / T1 ≦ 2.4
(2) 1.00 ≦ T3 / T2 ≦ 1.65
(here,
T1 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × r0)) ²
T2 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + 0.25 × r))) ²
T3 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + r))) ²
Vb: Yarn winding speed (cm / sec), Vs: Spindle speed (rps), mt: Traveler weight (g / piece), r0: Radius of take-up tube (cm), r: Final bobbin radius (cm), a: Radius of the ring (cm). )
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be specifically described.
[0007]
When the dry-spun fiber is wound by a ring winder, the winding of the wound yarn package is affected by the stress distribution in the inner layer, the middle layer, and the outer layer of the package, and the relaxation of the internal strain of the fiber itself.
[0008]
In the present invention, by controlling the winding tension at the time of winding the dry-spun fiber, the stress distribution in the package is adjusted, the internal distortion of the wound fiber itself is suppressed, and the collapse is prevented.
[0009]
That is, in this invention, it is necessary to wind up on the conditions which satisfy the following (1) and (2) simultaneously.
[0010]
(1) 1.3 ≦ T2 / T1 ≦ 2.4
(2) 1.00 ≦ T3 / T2 ≦ 1.65
(here,
T1 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × r0)) ²
T2 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + 0.25 × r))) ²
T3 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + r))) ²
Vb: Yarn winding speed (cm / sec), Vs: Spindle speed (rps), mt: Traveler weight (g / piece), r0: Radius of take-up tube (cm), r: Final bobbin radius (cm), a: Radius of the ring (cm). )
T1 is an inner layer (winding tube surface), T2 is a middle layer (a portion of a quarter of the final winding radius), and T3 is a value correlated with the winding tension of the outermost layer. When T2 / T1 exceeds 2.4, the tension applied from the middle layer to the inner layer is too large, and the occurrence of winding collapse occurs. On the other hand, when T2 / T1 is less than 1.3, the stress to be tightened in the radial direction of the take-up tube is too small, and the roll collapse occurs. In addition, 1.5 <T2 / T1 <2.2 is more preferable from the viewpoint of improving stability against collapse.
[0011]
When T3 / T2 exceeds 1.65, the tension applied to the yarn of the outer layer is too large, and the occurrence of winding collapse occurs. On the other hand, when T3 / T2 is less than 1.00, the stress to be tightened in the radial direction of the take-up tube is too small, and the roll collapse occurs. In addition,
1.25 <T3 / T2 <1.61 is more preferable from the viewpoint of improving stability against unwinding.
[0012]
In the present invention, it is preferable that 150 ≦ mt × (Vs−5 × Vb / 100) × 60 ≦ 250. When mt × (Vs−5 × Vb / 100) × 60 exceeds 250, the tension applied to the yarns of all layers is too large, and the stress that the yarn layers tighten in the radial direction of the winding tube is too large. Loosening occurs and the roll is easily broken. On the other hand, when mt × (Vs−5 × Vb / 100) × 60 is less than 150, the stress that the yarn layer clamps in the radial direction of the take-up tube is too small, so that the roll is likely to collapse. By satisfying this condition, it is possible to increase the winding amount and to wind the yarn at high speed. Further, 160 <mt × (Vs−5 × Vb / 100) × 60 <220 is more preferable from the viewpoint of improving stability against collapse.
[0013]
Furthermore, in the present invention, when winding the yarn obtained by dry spinning, it is more effective when winding under the condition that the residual solvent in the fiber is largely volatilized from the start of winding to the end of winding.
[0014]
Examples of the dry-spun fiber of the present invention include cellulose acetate fiber, polyacrylonitrile fiber, and fiber made of a copolymer thereof. The solvent is preferably acetone, methylene chloride or the like in the case of cellulose acetate fiber, and dimethylformamide, dimethylacetamide, dimethyl sulfoxide or the like in the case of polyacrylonitrile fiber.
[0015]
The spinning dope can be the same as that used in ordinary dry spinning, and a higher solid content in the spinning dope is preferable in terms of reducing the residual solvent ratio contained in the yarn. Since the viscosity of the spinning dope increases when the solid content is increased, it is preferable to add a plasticizer.
[0016]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples.
[0017]
A yarn was wound around a winding tube having a radius of 3.13 cm at a winding portion having a final thread winding radius of 7.6 cm and a ring radius of 11.05 cm. Each characteristic value was measured according to the following method.
[0018]
(Crumbling)
Winding the yarn with a final winding radius of 7.6 cm on a winding tube with a radius of 3.13 cm, dropping the winding yarn package from a height of 75 cm, until collapse (visually confirming the occurrence of a fault) occurs The number of times was measured. This was repeated up to 20 times.
[0019]
(Residual solvent ratio of wound yarn)
The yarn wound on the take-up tube is formed into a layer within 3 cm from the surface of the take-up tube, a layer 3 cm from the outermost layer of the take-up yarn, an intermediate layer of each layer, and each layer in a 2 cm square shape. Cut out and cut for two more minutes. The weight of one of the two portions was measured, immediately dried at 105 ° C. ± 5 ° C. for 2 hours, and the weight when taken out was measured.
[0020]
The original weight minus the weight after drying was taken as the total volatile weight. The water content was measured using the Karl Fischer method from the other of the two minutes. “Total volatile matter weight—water content” was defined as the residual solvent ratio of each layer, and the average of the residual solvent ratio of each layer was defined as the residual solvent ratio of the wound yarn.
[0021]
Example 1
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% were dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 93: 7) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder at a discharge speed of 333 m / min from a spinning nozzle. It was discharged inside and taken up at a speed of 500 cm / sec, and 108 dtex / 20 f acetate multifilament yarn was wound up by a ring winder. The spindle rotation speed was 50 rps, and the traveler weight was 0.13 g / piece.
[0022]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package did not collapse even after 20 times.
[0023]
(Example 2)
Discetate flakes having an acetylation degree of 56.0% were dissolved in acetone at a solid content concentration of 28.8%, discharged from a spinning nozzle into a spinning cylinder at a discharge speed of 555 m / min, and taken up at a speed of 833 cm / sec. 108 dtex / 20f acetate multifilament yarn was wound up with a ring winder. The spindle rotation speed was 100 rps, and the traveler weight was 0.0583 g / piece.
[0024]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package did not collapse even after 20 times.
[0025]
Example 3
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% were dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 91: 9) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder at a discharge speed of 666 m / min from a spinning nozzle. It was discharged inside and taken up at a speed of 1000 cm / sec, and 108 dtex / 20 f of acetate multifilament yarn was wound up by a ring type winder surrounding the spindle in a box shape.
[0026]
The spindle rotation speed was 100 rps, and the traveler weight was 0.0875 g / piece.
[0027]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package did not collapse even after 20 times.
[0028]
Example 4
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% are dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 91: 9) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder is discharged from a spinning nozzle at a discharge speed of 444 m / min. It was discharged inside and taken up at a speed of 667 cm / sec, and 108 dtex / 20 f acetate multifilament yarn was taken up by a ring type winder. The spindle rotation speed was 67 rps, and the traveler weight was 0.0713 g / piece.
[0029]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package was unwound after 15 times.
[0030]
(Comparative Example 1)
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% are dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 93: 7) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder is discharged from a spinning nozzle at a discharge speed of 777 m / min. It was discharged inside and taken up at a speed of 1167 cm / sec, and 108 dtex / 20 f acetate multifilament yarn was wound up by a ring winder. The spindle rotation speed was 100 rps, and the traveler weight was 0.0713 g / piece.
[0031]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package was unwound by two times.
[0032]
(Comparative Example 2)
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% were dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 93: 7) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder at a discharge speed of 416 m / min from a spinning nozzle. Then, it was taken out at a speed of 625 cm / sec, and 108 dtex / 20 f acetate multifilament yarn was wound up by a ring-type winder. The spindle rotation speed was 50 rps, and the traveler weight was 0.185 g / piece.
[0033]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package was unwound by two times.
[0034]
(Comparative Example 3)
Triacetate flakes with an acetylation degree of 61.3% are dissolved in a mixed solution of methylene chloride and methanol (mixing ratio 93: 7) at a solid content concentration of 21.8%, and a spinning cylinder is discharged at a discharge speed of 222 m / min from a spinning nozzle. It was discharged inside and taken up at a speed of 300 cm / sec, and 108 dtex / 20 f of acetate multifilament yarn was wound up by a ring winder. The spindle rotation speed was 67 rps, and the traveler weight was 0.0713 g / piece.
[0035]
The evaluation results are shown in Table 1. The obtained wound yarn package was unwound by two times.
[0036]
[Table 1]

[0037]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, when winding a dry-type spinning fiber with a ring winder, it becomes possible to prevent a winding yarn package from collapsing.

Claims

A winding method in which a dry-spun fiber is wound on a ring winder under conditions satisfying (1) and (2) at the same time.
(1) 1.3 ≦ T2 / T1 ≦ 2.4
(2) 1.00 ≦ T3 / T2 ≦ 1.65
(here,
T1 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × r0)) ²
T2 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + 0.25 × r))) ²
T3 = mt × a × (Vs−Vb / (2π × (r0 + r))) ²
Vb: Yarn winding speed (cm / sec), Vs: Spindle speed (rps), mt: Traveler weight (g / piece), r0: Radius of take-up tube (cm), r: Final bobbin radius (cm), a: Radius of the ring (cm). )

150 ≦ mt × (Vs−5 × Vb / 100) × 60 ≦ 250
The winding method according to claim 1, wherein: